JP6278171B1 - 形状測定装置及び形状測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定対象物の全面全幅に亘って高速かつ微小な粗さむらを検出することが可能な形状測定装置を提供する。【解決手段】移動する帯状体の表面に対して、帯状体の移動方向上流側から斜めに線状光を照射する光源と、帯状体の表面での線状光の反射光が投影されるスクリーンと、スクリーンに投影された線状光の反射光を撮像する撮像部と、スクリーンに投影された線状光の反射光の光帯の幅分布に基づいて、帯状体の表面粗さ分布を取得する演算処理部と、を備え、帯状体に対する光源の入射角は、帯状体表面の目標表面粗さに応じて設定される、形状測定装置が提供される。【選択図】図2

Description

本発明は、帯状体の表面粗さ分布を測定する形状測定装置及び形状測定方法に関する。
従来から、ブリキ板等の表面粗さを管理している材料では、圧延ロールの摩耗や圧延油の引き込み量の違いにより生じる表面粗さの部分的な異常が問題となっている。この部分的な異常を検出するため、管理する材料を測定対象物として表面粗さを測定するニーズがある。表面粗さを非接触的に測定する一手法として、表面で反射する光の散乱程度を用いる角度分解光散乱法(JIS B0681−6(2014))が知られており、この原理を応用した表面粗さの測定方法がいくつか提案されている。
例えば特許文献1には、レーザースポット光の回折パターンの広がりから測定対象物の表面粗さを測定するレーザ式表面粗さ測定装置が開示されている。また、特許文献2には、粗面物体の表面に基準パターンを投影して基準パターンの反射像のゆらぎを結像し、反射像のゆらぎを撮像した撮像画像を解析して得られた反射像のゆらぎの輝度分布およびゆらぎの大きさに基づいて、粗面物体の表面性状を測定する方法が開示されている。
特開平5−133742号公報 特開2006−3372号公報
しかし、上記特許文献1では、点のスキャンを行って測定対象物の表面粗さを測定するため、高速に表面粗さを測定することができない。また、上記特許文献2では、基準パターンとして格子パターンを用いており、格子ピッチよりも小さい粗さむらを検出することができなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、測定対象物の全面全幅に亘って高速かつ微小な粗さむらを検出することが可能な、新規かつ改良された形状測定装置及び形状測定方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、移動する帯状体の表面に対して、帯状体の移動方向上流側または下流側から所定の入射角で線状光を照射する光源と、帯状体の表面での線状光の反射光が投影されるスクリーンと、スクリーンに投影された線状光の反射光を撮像する撮像部と、撮像部にて撮像された線状光の反射光の光帯の幅分布に基づいて、帯状体の表面粗さ分布を取得する演算処理部と、を備え、入射角は、帯状体表面の目標表面粗さに応じて設定される、形状測定装置が提供される。
光源のスペクトル半値幅は20nm以上であってもよい。
また、帯状体表面の目標表面粗さが粗いほど、光源の入射角は大きく設定される。
演算処理部は、撮像部により取得された撮像画像に含まれる、帯状体の反射光の光帯の輝度分布から、当該光帯の幅分布を取得する画像解析部と、光帯の幅分布に基づいて、帯状体の表面粗さ分布を取得する表面粗さ分布取得部と、を備えてもよい。
さらに、演算処理部は、表面粗さ分布に基づいて、帯状体の表面が目標表面粗さになっているか否かを判定する判定部を備えてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、帯状体の表面の目標表面粗さに応じて設定された入射角となるように設置された光源を用いて、移動する帯状体の表面に対して帯状体の移動方向上流側から斜めに線状光を照射し、帯状体の表面での線状光の反射光が投影されたスクリーンを撮像部により撮像し、帯状体の反射光であるスクリーン像が含まれる撮像画像を取得する第1のステップと、スクリーンに投影された線状光の反射光の光帯の幅分布に基づいて、帯状体の表面粗さ分布を取得する第2のステップと、を含む、形状測定方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、測定対象物の全面全幅に亘って高速かつ微小な粗さむらを検出することができる。
本発明の一実施形態に係る形状測定装置の概略構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る形状測定装置のスクリーン像取得装置の一構成例を模式的に示す説明図である。 スクリーンと撮像部との位置関係を模式的に示す平面図である。 スクリーンと撮像部との位置関係を模式的に示す側面図である。 撮像部により得られたスクリーン像を含む撮像画像の一例を示す説明図である。 帯状体への入射角を説明する説明図である。 鋼板Aについて、帯状体の長手方向の各位置における輝度の積分値を横プロジェクションとして示したグラフである。 鋼板Bについて、帯状体の長手方向の各位置における輝度の積分値を横プロジェクションとして示したグラフである。 ある入射角における、帯状体の表面粗さと光帯の幅との間の相関の一例を示す説明図である。 スクリーンの投影面に投影されたスクリーン像の一例を示す説明図である。 スクリーンの投影面に投影されたスクリーン像の他の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る形状測定方法を示すフローチャートである。 同実施形態に係る演算処理装置として機能する情報処理装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(1.形状測定装置の概略構成)
まず、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態に係る形状測定装置10の概略構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る形状測定装置10の概略構成を示すブロック図である。図2は、同実施形態に係る形状測定装置10のスクリーン像取得装置100の一構成例を模式的に示す説明図である。図3は、スクリーン103と撮像部105との位置関係を模式的に示す平面図である。図4は、スクリーン103と撮像部105との位置関係を模式的に示す側面図である。図5は、撮像部により得られたスクリーン像55を含む撮像画像50の一例を示す説明図である。
本発明の一実施形態に係る形状測定装置10は、移動する鋼板等の帯状体の表面に対して線状の照明光を照射して、帯状体の表面において反射した照明光の反射光が投影されたスクリーンを撮像し、撮像画像を解析して帯状体の表面粗さ分布を測定する表面粗さ測定装置である。形状測定装置10は、図1に示すように、スクリーン像取得装置100と、演算処理装置200とからなる。
(1−1.スクリーン像取得装置)
スクリーン像取得装置100は、搬送ライン上を移動する帯状体の表面を、当該帯状体の長手方向(すなわち、移動方向)に沿って順次撮像し、得られた撮像画像を演算処理装置200に出力する。かかるスクリーン像取得装置100は、図1に示すように、線状光源101と、スクリーン103と、撮像部105とを有する。線状光源101は、移動する鋼板等の帯状体の表面に対して線状の照明光を照射する。スクリーン103は、線状光源101から照射された線状の照明光が帯状体の表面において反射した照明光の反射光が投影される。撮像部105は、スクリーン103を撮像し、スクリーン103に投影された照明光の反射光をスクリーン像として含む撮像画像を取得する。
スクリーン像取得装置100を構成する線状光源101、スクリーン103、及び撮像部105は、例えば図2〜図4に示すように、帯状体Sが搬送されるライン上に設置される。
線状光源101は、搬送ライン上を移動する帯状体Sの表面に対して、帯状体Sの移動方向(Y方向)上流側または下流側から帯状体Sの幅方向に延びる線状光を照射する。このような線状光源101は、例えば、連続発振を行うCW(Continuous Wave)レーザ光源、SLD(Super Luminescent Diode)光源またはLED(Light Emitting Diode)光源等の光源部と、ロッドレンズ等のレンズ部とを組み合わせて構成することができる。線状光源101は、光源部から出射された光は、レンズ部によって帯状体Sの表面に向かって扇状の面に広げられる。これにより、線状光源101から帯状体Sの表面に対して照射された光が線状となる。なお、本発明において、線状光源101は、射出光が扇状に広がるものであればよく、例えばレンズ部に、シリンドリカルレンズあるいはパウエルレンズ等の、ロッドレンズ以外のレンズを利用することも可能である。
本発明において、線状光源101は、スペックルの影響を避けるため、スペクトル半値幅が20nm以上とすることが望ましい。また、線状光源101から照射される線状光の帯状体Sの表面に対する入射角は、帯状体Sの表面の目標表面粗さに応じて決定される。なお、線状光源101の設定に関する詳細な説明は後述する。
スクリーン103は、図2に示すように、線状光源101に対向する位置に設けられており、帯状体Sの表面により反射された線状光の反射光が投影される。スクリーン103は、その横幅が線状光の広がり角とスクリーンまでの投影距離に応じて、帯状体Sの全幅分の反射光を投影可能な幅を有している。また、スクリーン103の高さは、帯状体Sの形状、帯状体Sの移動に伴って発生する振動、あるいは帯状体Sの厚みの変化等に起因して反射光の投影位置が変化した場合であっても、反射光がスクリーン103の投影面上に存在するように設定されている。
撮像部105は、図2に示すように、スクリーン103と対向し、スクリーン103を撮像可能な位置に設けられている。撮像部105としては、エリアカメラが用いられる。エリアカメラは、所定の焦点距離を有するレンズと、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子と、を搭載している。撮像部105は、帯状体Sの表面からの線状光の反射光が投影されたスクリーン103の投影面103aを撮像して、撮像画像を生成する。なお、スクリーン103の投影面103aに投影された帯状体Sの表面からの線状光の反射光をスクリーン像ともいう。
撮像部105は、スクリーン103に投影された線状光の反射光が視野内に含まれるように、過去の操業データ等を参考に撮像対象領域が予め調整されており、スクリーン103の投影面を同一の撮像条件で撮像するように設定されている。ここで、図3及び図4に示すような、撮像部105に固定されたx−y−z座標系を定義する。かかる座標系において撮像部105の撮像視野の幅方向をx軸方向とし、撮像部105の光軸方向をy軸方向とし、撮像部105の撮像視野の高さ方向をz軸方向とする。
図3及び図4に示すように、スクリーン103は、x−y−z座標系で表現される投影面の法線ベクトルがx成分を持たない(換言すれば、x成分の値がゼロとなる)ように配置される。すなわち、図3に示すように平面視した際に、実線で示すように、撮像部105の光軸方向(y軸)と帯状体Sの移動方向(Y軸)とが平行な状態で上記位置関係を満たしていてもよい。また、図3に二点鎖線で示すように、実線で示した状態から、上記位置関係を満たしたまま、スクリーン103と撮像部105とをz軸まわりに回転させた状態としてもよい。これにより、撮像部105の視野内において、幅方向に沿った画像分解能を揃えることが可能となる。
また、幅方向に沿った画像分解能が揃っていればよいため、スクリーン103と撮像部105との位置関係は、例えば図4に示すように側面視した際に、実線で示すように、撮像部105の光軸方向(y軸)と帯状体Sの移動方向(Y軸)とが平行な状態で、撮像部105の光軸Cがスクリーン103の投影面103aに対して直交する位置関係であればよい。また、図4に二点鎖線で示すように、実線で示した状態から、上記位置関係を満たしたまま、スクリーン103と撮像部105とをx軸まわりに回転させた状態としてもよい。これにより、撮像部105の視野内において、幅方向に沿った画像分解能を揃えることが可能となる。さらに、図4においては、幅方向に沿った画像分解能が揃うため、スクリーン103と撮像部105とのうちいずれか一方が実線で示した位置に配置され、他方が二点鎖線で示した位置に配置されてもよい。
このように設置された撮像部105により取得される撮像画像は、例えば図5に示したように、フルフレームの撮像画像50のサイズ内に、線状光の反射光(すなわち、スクリーン像)55が写り込んだものとなる。撮像部105は、取得した撮像画像を、演算処理装置200へ出力する。
以上説明したスクリーン像取得装置100は、例えば演算処理装置200によって制御されてもよい。一般に、測定対象物である帯状体Sを搬送する搬送ラインには、帯状体Sの移動速度を検出するため、例えばPLG(Pulse Logic Generator:パルス型速度検出器)等が設けられている。そこで、演算処理装置200は、PLGから入力される1パルスのPLG信号に基づき、定期的に制御信号をスクリーン像取得装置100の撮像部105に対して送信し、制御信号を撮像タイミングとして撮像部105を機能させることができる。これにより、帯状体Sが所定の距離だけ移動する毎に、スクリーン103に投影された線状光の反射光が撮像され、定期的に撮像画像を取得することが可能となる。
(1−2.演算処理装置)
演算処理装置200は、スクリーン像取得装置100により取得された撮像画像を解析し、帯状体Sの表面粗さ分布を取得する。演算処理装置200は、図1に示すように、画像解析部210と、表面粗さ分布取得部220と、判定部230と、出力部240と、記憶部250とを有する。
画像解析部210は、スクリーン像取得装置100の撮像部105により取得された撮像画像に基づいて、当該撮像画像に含まれる帯状体Sに照射された線状光の反射光(スクリーン像)の光帯の幅分布を取得する。画像解析部210は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信装置等により実現される。本実施形態に係る形状測定装置10では、光帯の幅分布に基づき、帯状体Sの表面粗さ分布を取得する。光帯の幅分布は、撮像画像の画像解析により取得可能である。ここで、光帯の「幅分布」とは、スクリーン像の光帯の、各X座標におけるZ方向の幅(例えば、半値幅)のことを示している。
画像解析部210は、撮像画像の各画素の輝度値に基づき、予め設定された閾値以上の画素領域を抽出することによって、撮像画像に含まれる帯状体Sに照射された線状光の反射光(スクリーン像の光帯)を特定する。そして、画像解析部210は、スクリーン像の光帯として特定した領域の輝度分布、すなわち、スクリーン像の、各X座標におけるZ方向の輝度プロファイルを取得する。さらに、画像解析部210は、スクリーン像の、各X座標におけるZ方向の輝度プロファイルから、光帯の幅分布を取得し、表面粗さ分布取得部220へ出力する。
表面粗さ分布取得部220は、画像解析部210から入力された光帯の幅分布、すなわち、スクリーン像の光帯の各X座標におけるZ方向の幅から、対応する鋼板上の各X座標における粗さ、すなわち、帯状体Sの表面粗さ分布を取得する。表面粗さ分布取得部220は、例えば、CPU、ROM、RAM、通信装置等により実現される。表面粗さ分布取得部220は、取得した帯状体Sの表面粗さ分布を、判定部230及び出力部240に出力する。
判定部230は、表面粗さ分布取得部220により取得された帯状体Sの表面粗さ分布に基づいて、帯状体Sの表面が目標表面粗さとなっているか否かを判定する。例えば、判定部230は、後述する記憶部250に予め規定された、帯状体Sにおいて目標とする目標表面粗さを取得し、表面粗さ分布取得部220により取得された表面粗さ分布から、目標表面粗さとなっているか否かを判定する。判定部230は、判定結果を、出力部240へ出力する。このような判定部230は、例えば、CPU、ROM、RAM、通信装置等により実現される。
出力部240は、表面粗さ分布取得部220により取得された帯状体Sの表面粗さ分布、あるいは判定部230の判定結果を、表示装置、記憶装置、その他の機器(いずれも図示せず。)へ出力する。出力部240は、例えば、CPU、ROM、RAM、通信装置等により実現される。
記憶部250は、演算処理装置200が備える記憶装置の一例であり、例えば、ROM、RAM、ストレージ装置等により実現される。記憶部250は、例えば、帯状体Sの表面の目標表面粗さに応じた線状光源101の入射角の設定値、各入射角における表面粗さとスクリーン像の光帯の幅との関係等、表面粗さ分布の取得に必要な情報を記憶する。また、記憶部250は、判定部230により帯状体Sの表面が目標表面粗さとなっているか否かを判定する際に用いる目標表面粗さを記憶する。当該目標表面粗さは鋼種や表面仕上げ等に応じて変化するため、各鋼種や表面仕上げ等に対応する目標表面粗さが記憶されていてもよい。
本実施形態に係る演算処理装置200は、スクリーン像取得装置100による帯状体Sの表面における線状光の反射光であるスクリーン像を撮像する撮像処理を制御可能に構成されていてもよい。この場合、演算処理装置200は、例えば線状光源101の発光制御、撮像部105の撮像制御等を行う撮像制御部(図示せず。)を備えていてもよい。撮像制御部は、例えば、CPU、ROM、RAM、通信装置等により実現される。
(2.形状測定方法)
以下、上述の形状測定装置10を用いて帯状体Sの表面粗さ分布を測定する形状測定方法について、詳細に説明する。
(2−1.表面粗さと線状光源の入射角との関係)
本実施形態に係る形状測定方法は、帯状体Sの表面粗さ分布を測定する表面粗さ測定方法とも言い換えることができ、表面粗さの管理が求められる鋼板等の表面粗さを測定するのに適している方法である。例えば、冷延鋼板は、冷間圧延後に通板される連続焼鈍ラインの出側で表面粗さの測定を行うことができ、亜鉛めっき鋼板等の表面処理鋼板は、冷間圧延後に通板されるめっき処理ラインの出側で表面粗さの測定を行うことができる。
ここで、鋼板の使用目的に応じて目標表面粗さは異なる。例えば、冷延鋼板では、表面仕上げをダル仕上げとしてつや消しの表面にするときは、目標表面粗さは大きく、ブライト仕上げとして光沢のある表面にするときは、目標表面粗さは小さい。具体的には、例えば表面粗さの指標として二乗平均粗さRq(RMS)を用いた場合、冷延鋼板の目標表面粗さ(Rq)は、0.1〜数μm程度に設定される。本願発明者は、この目標表面粗さの違いにより、表面粗さの測定における線状光の最適な入射角が存在するという知見を得た。
線状光源101から出射された線状光の帯状体Sへの入射角θは、図6に示すように、帯状体Sの表面の垂線からの線状光の傾き角をいう。表面粗さの測定において最適な線状光の最適な入射角は、表面粗さの測定に適した光帯をスクリーンに投影させる入射角である。「表面粗さの測定に適した光帯」とは、スクリーンに投影された線状光の反射光の光帯の輝度が、帯状体Sの表面で線状光が照射されていない部分での反射光が投影された地合の輝度と区別可能であり、かつ、できるだけ光帯の幅が大きいものをいう。
本実施形態に係る帯状体Sの表面粗さの測定は、光てこの原理を利用しており、帯状体Sの表面での反射光が投影されたスクリーンを撮像して得られた撮像画像中のスクリーン像(光帯)の幅及び輝度を取得することで行われる。線状光源101から出射される線状光の線幅は、帯状体Sの表面に当たるまでは0.1mm程度と小さいが、帯状体Sの表面に対して斜めに照射されるため、帯状体Sの表面では所定の幅を持った光帯として現れ、さらに帯状体Sの表面で反射した反射光がスクリーンに投影されると、スクリーンに投影された光帯の幅はさらに広くなる。このようにスクリーン像として現れた光帯が表面粗さの測定に適した光帯となるように、本実施形態では、スクリーン像取得装置100の線状光源101の入射角を設定する。
線状光の入射角θが適切に設定されていない場合、帯状体Sの表面で反射した線状光の反射光はスクリーン103に正しく投影されない。例えば、入射角θを大きくし過ぎると、スクリーン103に投影された反射光の光帯の幅が狭くなってしまう。本実施形態に係る形状測定方法では、反射光の光帯の幅に基づき表面粗さを特定するため、正常時の(すなわち、目標表面粗さとなっている場合の)反射光の光帯の幅が線のように狭くなると、僅かな表面粗さの変化を検出することが難しくなる。特に、後述するように、線状光の入射角θを固定した場合、帯状体Sの表面粗さが小さくなるほど光帯の幅は狭くなるので、目標表面粗さよりも表面粗さが小さくなった場合には、表面粗さの変化を検出するのが難しい。したがって、線状光の入射角θの設定は重要である。
一例として、表面粗さの異なる2種類の鋼板として、目標表面粗さ(Rq)1.3μmの鋼板Aと、目標表面粗さ0.5μmの鋼板Bとについて、表面粗さの測定において線状光の最適な入射角を調べた結果を図7及び図8に示す。図7は、鋼板Aについて、帯状体Sの長手方向の各位置における輝度の積分値を横プロジェクションとして示したグラフである。図8は、鋼板Bについて、帯状体Sの長手方向の各位置における輝度の積分値を横プロジェクションとして示したグラフである。ここでは、それぞれ線状光の入射角θを81°〜84°の範囲で1°ずつ変更させ、各入射角での輝度の変化を調べた。なお、線状光源101から出射される線状光について、帯状体Sの表面に当たるまでの線幅は0.1mmに設定した。図7及び図8の横プロジェクションとして示した縦軸の輝度は、地合部分の輝度を1として正規化した値を示している。
光帯の幅を、横プロジェクションに示した長手方向の各位置における投影輝度のピーク値の半値幅(すなわち、ピーク値の半分の値となる位置の2点間距離(半値全幅))として、表面粗さの測定に適した光帯となる入射角を検討したところ、鋼板Aについては入射角が83°のとき、表面粗さの測定に適した光帯がスクリーンに投影された。なお、半値幅(すなわち、光帯の幅)W(83°)は2.4mmであった。一方、鋼板Bについては、入射角が81°〜83°のとき、表面粗さの測定に適した光帯がスクリーンに投影された。なお、半値幅(すなわち、光帯の幅)W(81°)は0.9mm、W(83°)は0.5mmであった。ここで、「測定に適した光帯」とは、表面粗さが目標表面粗さから外れた場合に、変化が検知できるような幅を有する光帯のことをいう。より具体的には、「測定に適した光帯」は、入射角θを変化させた際に最も細くなる幅より有意に太く(例えば、最も細い幅に対して20%以上太く)、かつ、光帯として認識できる限界の太さより優位に細い(例えば、最も太い幅に対して、20%以上細い)光帯のことである。
このように、表面粗さの測定に適した光帯が得られる線状光源101の入射角θは、目標表面粗さに応じて異なる。例えばブライト仕上げされた光沢のある鋼板のように表面粗さが小さい鋼板については、入射角θは比較的小さく設定される。一方、例えば、酸洗処理後の鋼板、あるいは、マット仕上げされたブリキ等、表面粗さが大きい鋼板については、入射角θは比較的大きく設定される。
また、スクリーンに投影された反射光の光帯の幅は、表面粗さの違いに応じて変化するが、図7及び図8より、表面粗さが小さいほど光帯の幅が小さくなるという知見を得た。例えば、線状光源101の入射角を83°にて固定したとき、鋼板Aを測定した際の光帯の半値幅(すなわち、光帯の幅)W(83°)は2.4mmであったが、鋼板Bを測定した際の光帯の半値幅(すなわち、光帯の幅)W(83°)は0.5mmとなった。このように、線状光の入射角が同一であるときには、表面粗さが小さいほど光帯の幅が小さくなる。
この、表面粗さの違いによって光帯の幅が変化し、表面粗さが小さいほど光帯の幅は小さくなるという、帯状体Sの表面粗さRqと光帯の幅との間の相関は、例えば図9に示すように表すことができる。図9は、鋼板Aと鋼板Bとについて、光帯線状光の入射角を83°としたときにスクリーンに現れた光帯の幅と帯状体Sの表面粗さRqとの関係を表したものである。目標表面粗さ(Rq)が鋼板B、鋼板Aに相当する0.5〜1.3μm程度の範囲であれば、図9に示すように比例関係として近似しても大きな誤差は生じない。このような相関関係を用いると、例えば、線状光の入射角を固定し、スクリーンに現れる光帯の幅を取得することで、帯状体Sに対して線状光が照射された位置の表面粗さを特定することができる。
具体例として、帯状体Sに照射された線状光の反射光がスクリーン103の投影面に、図10に示すようなスクリーン像35で現れたとする。ここで、線状光源101が、帯状体Sの表面粗さが目標表面粗さであるとき、スクリーンに103に現れる光帯の幅が光帯幅Wとなるような入射角で設定されている場合、スクリーン像35の領域35a(以下、「正常領域」ともいう。)は目標表面粗さとなっていることがわかる。
一方、光帯の幅が光帯幅Wよりも小さい幅狭領域35bは、表面粗さと光帯の幅との関係より、表面粗さが目標表面粗さよりも小さい領域であり、表面粗さに関する異常部であることがわかる。図10に示すようなスクリーン像は、例えば鋼板の圧延において、鋼板表面のうち、圧延油の鋼板への引き込み量が多くなり鋼板表面に圧延油が多めに付いた領域が生じた場合にみられる。これは、圧延油が多く付着した領域の表面粗さは他の領域に比べて小さくなるため、図10の幅狭領域35bのように、目標表面粗さとなっている正常領域35aよりも光帯の幅が狭くなる。あるいは、圧延ロールに部分的に摩耗が生じた場合にも、同様のスクリーン像が得られる。
なお、図10に示したスクリーン像35のように、表面粗さが目標表面粗さとなっている光帯幅Wの正常領域35aよりも狭い幅狭領域35bが現れる以外にも、例えば図11に示すように、スクリーン像35に、正常領域35aの光帯幅Wよりも幅の広い幅広領域35cが現れる場合もある。幅広領域35cは、目標表面粗さよりも表面粗さが大きい領域であり、幅狭領域35bと同様、異常部として判定することができる。
上述のように、線状光源101には、例えば、レーザ光源、SLD光源、LED光源等を用いることができるが、レーザ光源のようにスペクトル半値幅が極めて小さい光源を用いた場合、スクリーン像周辺にスペックルと呼ばれる斑点模様のノイズが現れ、光帯幅の測定精度が低下することがある。このようなスペックルによる測定精度低下を抑制するために、線状光源のスペクトル半値幅は20nm以上とすることが望ましい。
(2−2.処理フロー)
図12に基づいて、本発明の一実施形態に係る帯状体Sの表面粗さ分布を測定する形状測定方法を説明する。図12は、本実施形態に係る形状測定方法を示すフローチャートである。
本実施形態に係るスクリーン像取得装置100を用いて実行される形状測定方法は、図2に示すように、まず、搬送ラインを移動している帯状体Sの表面に対して、線状光源101から線状光を照射する(S100)。線状光源101から光が出射されると、帯状体Sの表面に線状光が照射される。そして、帯状体Sの表面で反射された線状光の反射光が、スクリーン像35としてスクリーン103の投影面103aに投影される。
次いで、撮像部105により、帯状体Sの表面で反射された線状光の反射光が投影されたスクリーン103を撮像し、スクリーン像35を含む撮像画像を取得する(S110)。ここで、線状光源101の入射角は、線状光が照射された領域の表面粗さが目標表面粗さにあるとき、スクリーン103に投影されているスクリーン像35が、表面粗さの測定に適した光帯幅を有するように設定されている。線状光源101の各入射角において、線状光が照射された領域の表面粗さと、スクリーン像の光帯幅との関係は、予め測定により求めておくことで、線状光が照射された領域の表面粗さが目標表面粗さにあるときのスクリーン像の光帯幅は特定できる。したがって、帯状体Sのある領域の表面粗さが目標表面粗さから外れた場合には、図10及び図11に示すように、目標表面粗さに対応する光帯幅と異なる幅を有する領域が現れることになる。本実施形態に係る形状測定方法ではかかる特性を利用して、帯状体Sの表面粗さ分布を取得する。ステップS110では、帯状体Sの表面粗さ分布を取得するための情報として、スクリーン103を撮像し、スクリーン像35を含む撮像画像を取得する。撮像部105は、取得した撮像画像を演算処理装置200へ出力する。
演算処理装置200は、撮像部105より撮像画像が入力されると、画像解析部210により、撮像画像に含まれるスクリーン像の光帯の幅分布を取得する(S120)。画像解析部210は、撮像画像の各画素の輝度値に基づき、撮像画像に含まれる帯状体Sに照射された線状光の反射光(スクリーン像)を特定する。そして、画像解析部210は、スクリーン像として特定した領域を反射光の光帯として、光帯の幅分布を取得し、表面粗さ分布取得部220へ出力する。
そして、演算処理装置200は、表面粗さ分布取得部220により、ステップS120にて取得された光帯の幅分布に基づいて、帯状体Sの表面粗さ分布を取得する。(S130)。表面粗さ分布は、例えば図10のように、スクリーン103に投影されたスクリーン像35のように表してもよい。表面粗さ分布取得部220は、例えば取得した表面粗さ分布を判定部230へ出力してもよい。この場合、判定部230は、例えば、その表面粗さ分布より、帯状体Sの表面において目標表面粗さから外れている領域があるか否かを判定してもよい。具体的には、例えば許容値を設定しておき、判定部230により、目標表面粗さプラスマイナス許容値の範囲から外れたかどうかを判定してもよい。これにより、所望の製品が製造されていることを確認することができる。判定部230は、判定結果を例えば出力部240へ出力し、オペレータへ通知してもよい。
このように、本実施形態に係る形状測定方法では、光てこの原理を用いており、帯状体Sの幅方向に沿って照射した線状光が鏡面反射してスクリーン103に投影された反射光の光帯の幅及び輝度から、帯状体Sの表面粗さ分布を取得している。光てこの原理を用いることで、帯状体S上の線状光の光帯の幅よりもスクリーン像の光帯の幅を大きくすることができる。したがって、幅方向における帯状体Sの表面粗さの高感度な測定が可能であり、その結果、測定対象物の全面全幅に亘って高速かつ微小な粗さむらを検出することができる。
(3.ハードウェア構成)
図13に、本発明の実施形態に係る演算処理装置200のハードウェア構成について、詳細に説明する。図13は、本発明の実施形態に係る演算処理装置200として機能する情報処理装置900のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
演算処理装置200として機能する情報処理装置900は、主に、CPU901と、ROM903と、RAM905と、を備える。また、情報処理装置900は、さらに、バス907と、入力装置909と、出力装置911と、ストレージ装置913と、ドライブ915と、接続ポート917と、通信装置919とを備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置913、またはリムーバブル記録媒体921に記録された各種プログラムに従って、情報処理装置900内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAM905は、CPU901が使用するプログラムや、プログラムの実行において適宜変化するパラメータなどを一次記憶する。これらはCPUバスなどの内部バスにより構成されるバス907により相互に接続されている。
バス907は、ブリッジを介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バスに接続されている。
入力装置909は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなどユーザが操作する操作手段である。また、入力装置909は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段(いわゆる、リモコン)であってもよいし、情報処理装置900の操作に対応したPDAなどの外部接続機器923であってもよい。さらに、入力装置909は、例えば、上記の操作手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。情報処理装置900のユーザは、この入力装置909を操作することにより、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置911は、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。このような装置として、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置およびランプなどの表示装置や、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置や、プリンタ装置、携帯電話、ファクシミリなどがある。出力装置911は、例えば、情報処理装置900が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、情報処理装置900が行った各種処理により得られた結果を、テキストまたはイメージで表示する。他方、音声出力装置は、再生された音声データや音響データなどからなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して出力する。
ストレージ装置913は、情報処理装置900の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置913は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイスなどにより構成される。このストレージ装置913は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した各種のデータなどを格納する。
ドライブ915は、記録媒体用リーダライタであり、情報処理装置900に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ915は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体921に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ915は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体921に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体921は、例えば、CDメディア、DVDメディア、Blu−ray(登録商標)メディアなどである。また、リムーバブル記録媒体921は、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash:CF)、フラッシュメモリ、または、SDメモリカード(Secure Digital memory card)などであってもよい。また、リムーバブル記録媒体921は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit card)または電子機器などであってもよい。
接続ポート917は、機器を情報処理装置900に直接接続するためのポートである。接続ポート917の一例として、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート、RS−232Cポートなどがある。この接続ポート917に外部接続機器923を接続することで、情報処理装置900は、外部接続機器923から直接各種のデータを取得したり、外部接続機器923に各種のデータを提供したりする。
通信装置919は、例えば、通信網925に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インターフェースである。通信装置919は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カードなどである。また、通信装置919は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデムなどであってもよい。この通信装置919は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IPなどの所定のプロトコルに則して信号などを送受信することができる。また、通信装置919に接続される通信網925は、有線または無線によって接続されたネットワークなどにより構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信などであってもよい。
以上、本発明の実施形態に係る情報処理装置900の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 形状測定装置
100 スクリーン像取得装置
101 線状光源
103 スクリーン
105 撮像部
200 演算処理装置
210 画像解析部
220 表面粗さ分布取得部
230 判定部
240 出力部
250 記憶部
S 帯状体

Claims (6)

  1. 移動する帯状体の表面に対して、前記帯状体の移動方向上流側または下流側から所定の入射角で線状光を照射する光源と、
    前記帯状体の表面での前記線状光の反射光が投影されるスクリーンと、
    前記スクリーンに投影された前記線状光の反射光を撮像する撮像部と、
    前記撮像部にて撮像された前記線状光の反射光の光帯の幅分布に基づいて、前記帯状体の表面粗さ分布を取得する演算処理部と、
    を備え、
    前記所定の入射角は、前記帯状体表面の目標表面粗さに応じて設定される、形状測定装置。
  2. 前記光源のスペクトル半値幅は20nm以上である、請求項1に記載の形状測定装置。
  3. 前記帯状体表面の目標表面粗さが粗いほど、前記光源の入射角を大きくする、請求項1または2に記載の形状測定装置。
  4. 前記演算処理部は、
    前記撮像部により取得された撮像画像に含まれる、前記帯状体の反射光の光帯の輝度分布から、当該光帯の幅分布を取得する画像解析部と、
    前記光帯の幅分布に基づいて、前記帯状体の表面粗さ分布を取得する表面粗さ分布取得部と、
    を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の形状測定装置。
  5. 前記演算処理部は、前記表面粗さ分布に基づいて、前記帯状体の表面が目標表面粗さになっているか否かを判定する判定部をさらに備える、請求項4に記載の形状測定装置。
  6. 帯状体の表面の目標表面粗さに応じて設定された入射角となるように設置された光源を用いて、移動する帯状体の表面に対して前記帯状体の移動方向上流側から斜めに線状光を照射し、前記帯状体の表面での前記線状光の反射光が投影されたスクリーンを撮像部により撮像し、前記帯状体の反射光であるスクリーン像が含まれる撮像画像を取得する第1のステップと、
    前記スクリーンに投影された前記線状光の反射光の光帯の幅分布に基づいて、前記帯状体の表面粗さ分布を取得する第2のステップと、
    を含む、形状測定方法。
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