JP7335796B2 - 版の検査方法及び版の検査装置 - Google Patents

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この発明は、フィルムコンデンサ用金属化フィルムを作成するための版の検査方法及び検査装置に関する。
誘電体フィルムに金属を蒸着してなる金属化フィルムにおいて、非蒸着部を設けるにあたっては、非蒸着部とする部分に予め油を塗布しておき当該部分への金属の蒸着を防ぐことが行われる。近年のフィルムコンデンサ用の金属化フィルムでは、ヒューズ部分となる狭隘部を残しつつパターン状の非蒸着部を形成することで、非蒸着部に囲まれた小電極部を設けることが多い。このような場合、油の塗布に繊細さが求められることから版を利用して誘電体フィルムに油を印刷するが、版の凸部に摩耗や欠損があったり、版に異物が付着していたりすると正常に油を印刷することができないため、版の状態検査や適切な時期での交換が必要となる。
しかし、版の検査は検査員による目視検査が主流である。そのため、検査員の主観的な判断に頼ることが多く、良否の一貫性確保が難しく、製品品質の安定性にも課題がある。また、作業自体に熟練を要し、作業負担も大きいため、検査員の確保も困難な上、微少な欠陥を見落とすこともある。
なお、目視によらない検査としては例えば特許文献1が挙げられる。特許文献1では、鏡面切削したロールの切削痕の状態を検査するため、加工方向と交差する方向からライン状照明を照射して反射光の検出感度を上げ、輝度信号を平滑化して異常の有無を判定している。
特開2014-206449号公報
しかし、このような検査方法は、鏡面加工したロールの表面検査には有効であるが、コンデンサの製造に使用される版のように表面にパターン状の凸部が形成されているものには適さない。すなわち、凸部によって照明装置の入射光や反射光が乱されるため、凸部の形状を正確に把握することができない。また、版の素材によって黒色や半透明など多種の色彩があり、素材によって反射強度が異なることから、条件出しの作業も複雑となる。加えて、反射光の強度が弱い場合は検出不可になる場合も考えられる。
そこで本発明は、フィルムコンデンサ用金属化フィルムを作成するための版の検査方法及び検査装置の提供を目的とする。
本発明の版の検査方法は、フィルムコンデンサ用金属化フィルムを作成するための版の検査方法であって、誘電体フィルムにパターンを印刷するパターン凸部11とそれ以外の凹部12とを備えた版10の表面の3次元情報を取得するステップ(S21)と、3次元情報の高さ情報から印刷影響部の情報を取り出すステップ(S23)と、取り出した情報を画像に変換するステップ(S24)と、変換された画像に対してパターンマッチング処理を実行し、基準画像13に対応する領域を切り出すステップ(S25)と、切り出された切り出し画像14に基づいて良否判定を行うステップ(S26~S30)とを備えることを特徴としている。
上記版の検査方法では、切り出し画像14からパターン凸部11の画像を抽出するステップ(S26)と、抽出された抽出画像15から高さ平均、高さばらつきを算出するステップ(S27)と、算出された値と基準値とを比較判定するステップ(S28)とを備えることが好ましい。
また、切り出し画像14からパターン凸部11の画像を削除するステップ(S29)と、パターン凸部11が削除された画像に残る残留凸部Cの有無を確認するステップ(S30)とを備えることが好ましい。
さらに、基準画像13を作成するステップ(S11~S17)を備えることが好ましい。
さらにまた、基準画像13を作成するステップが、画像を2値化するステップ(S16)を含むことが好ましい。
本発明の版の検査装置1は、フィルムコンデンサ用金属化フィルムを作成するための版の検査装置であって、誘電体フィルムにパターンを印刷するパターン凸部11と、それ以外の凹部12とを備えた版10の表面の3次元情報を取得する情報取得部2と、3次元情報の高さ情報から印刷影響部の情報を取り出す取り出し部72と、取り出した情報を画像に変換する変換部73と、変換された画像に対してパターンマッチング処理を実行し、基準画像13に対応する領域を切り出す切り出し部74と、切り出された切り出し画像14に基づいて良否判定を行う判定部75とを備えることを特徴としている。
本発明の版の検査方法及び検査装置では、目視によらない検査が可能となる。
この発明の一実施形態の版の検査装置を示す図である。 3次元情報を画像化した状態を示す図である。 基準画像作成工程のフローチャートである。 良否判定工程のフローチャートである。 基準画像を示す図である。 切り出し画像を示す図である。 異物付着の検出方法の概要を示す図である。 検査結果を示すグラフである。
次に、この発明の版の検査装置の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この発明の検査装置1は、図1に示すように、版10の表面の3次元情報を取得する情報取得部2と、情報取得部2で取得した3次元情報に基づいて版10の良否判定を行う良否判定部5とを備えている。
(版の構造)
版10は、その表面に誘電体フィルムにパターンを印刷するパターン凸部11と、それ以外の凹部12とを備えた凸版である。パターン凸部11は、例えば図2に示すように略井桁状であって、ロール状とされた版10の周方向および軸方向に連続している。パターン凸部11の形状は、略井桁状の他、例えば棒状(直線状)やT字状、クロス状、斜線等、種々の形状のものであってもよい。なお、パターン凸部11と凹部12の高低差は例えば0.5~2mm、パターン凸部11の幅は0.2~10mmである。
(情報取得部)
情報取得部2は、3次元情報を取得するセンサ部3と、センサ部3を版10に対して相対的に移動させる移動手段4とを備えている。
(センサ部)
センサ部3は、いわゆるプロファイルセンサ(形状測定センサ)であって、X軸、Y軸、Z軸の3次元情報を取得するものである。測定原理としては、帯状の光を対象物に照射し、受光部で反射光を検出する。反射光は対象物の高さによって変化するため、三角測距の原理に基づいて高さ情報(Z軸情報)を取得する。
(移動手段)
移動手段4は、センサ部3を版10に対してロール状の版10の軸方向に相対的に移動させる軸方向移動手段41と、センサ部3を版10に対して版10の軸周りに相対的に回転させる回転手段42と、これら軸方向移動手段41と回転手段42を制御する制御手段43とを備えている。軸方向移動手段41は、版10の軸方向に延びるレール41aと、レール41a上を移動可能とされたランナ41bとからなり、ランナ41bにセンサ部3が取り付けられている。回転手段42は、版10の一端に取り付けられたモータである。ランナ41bとモータとはそれぞれ制御手段43からの制御信号によって移動量や回転量が制御される。制御手段43は、演算部(CPU)、記憶部(不揮発性メモリ、揮発性メモリ、記憶デバイス)、表示部(ディスプレイ)、インターフェース(キーボード、マウス)等を備えた一般的なコンピュータによって実現できる。記憶部には制御プログラムが格納されており、これに従って版10に対するセンサ部3の位置が制御される。
(良否判定部)
良否判定部5は、情報取得部2で取得した3次元情報に基づいて基準画像13を作成する基準画像作成部6と、基準画像13に基づいて版10の良否判断を行う第1判定部7とを備えている。なお、このような良否判定部5は、上記の一般的なコンピュータによって実現できる。記憶部に良否判定プログラムが格納されており、これに従って良否判定が行われる。制御手段43と良否判定部5のコンピュータは1つにまとめても良いし、別々に設けてもよい。また、コンピュータの記憶部は、後述の第1記憶部66を兼ねてもよい。
(基準画像作成部)
基準画像作成部6は、3次元情報からノイズを除去する第1ノイズ除去部61と、3次元情報の高さ情報から印刷影響部の情報を取り出す第1取り出し部62と、第1取り出し部62で取り出した情報を画像に変換する第1変換部63と、第1変換部63で変換された画像に対してパターンマッチング処理を実行し、理想画像に対応する領域を切り出す第1切り出し部64と、第1切り出し部64で切り出された切り出し画像14を2値化する2値化部65と、2値化された画像を基準画像13として記憶する第1記憶部66とを備えている。なお、理想画像とは、設計データに基づく版10のパターン画像である。また版10には欠陥や摩耗、バリ等がない良品を使用し、センサ部3で3次元情報を得ることとする。
(第1判定部)
第1判定部7は、3次元情報からノイズを除去する第2ノイズ除去部71と、3次元情報の高さ情報から印刷影響部の情報を取り出す第2取り出し部72と、第2取り出し部72で取り出した情報を画像に変換する第2変換部73と、第2変換部73で変換された画像に対してパターンマッチング処理を実行し、基準画像13に対応する領域を切り出す第2切り出し部74と、第2切り出し部74で切り出された切り出し画像14に基づいて良否判定を行う第2判定部75とを備えている。
第2判定部75は、第2切り出し部74で切り出された切り出し画像14からパターン凸部11の画像を抽出する第1抽出部75aと、第1抽出部75aで抽出された抽出画像15から高さ平均、高さばらつきを算出する第1算出部75bと、第1算出部75bで算出された値と基準値とを比較判定する第3判定部75cとを備えている。
また、第2判定部75は、さらに、第2切り出し部74で切り出された切り出し画像14からパターン凸部11の画像を削除する第1削除部75dと、第1削除部75dでパターン凸部11が削除された画像に残る残留凸部Cの有無を確認する第1確認部75eとを備えている。
(検査方法)
次に、上記検査装置1を用いた検査方法について説明する。
(情報取得工程)
まず、センサ部3で良品や検査対象の版10の表面の3次元情報を取得する(図3のS11や図4のS21)。3次元情報の取得にあたっては、まず、回転手段42に版10を取り付けて版10を軸周りに回転可能としておく。また、それに併せて軸方向移動手段41のレール41aを版10の軸方向と平行にする。次に、レール41a上に設置されたセンサ部3を測定位置まで移動させる。この状態でセンサ部3での測定をはじめ、版10を1回転させることで1周分の3次元情報を得る。1周分の3次元情報が得られた段階で、センサ部3をレール41aに沿ってセンサ部3の検出幅分だけ移動させ、同じように版10を回転させて1周分の3次元情報を得る。この工程を繰り返すことで版10全面に亘る3次元情報を取得する。3次元情報は、検出幅方向(版10の軸方向)をX軸、送り方向(回転方向)をY軸、高さ方向をZ軸としている。なお、基準画像13の作成にあたっては必ずしも版10全面に亘る3次元情報を取得する必要はなく、例えば1周分の3次元情報もしくはパターンの周期的な形状が出ている範囲の3次元情報を得るだけでも良い。
(基準画像作成工程)
続いて、基準画像13を作成する。まず、第1ノイズ除去部61で、情報取得部2で得られた良品の3次元情報からノイズを除去する(S12)。具体的には、3次元情報には軸方向移動手段41や回転手段42の振動等の外乱が含まれているため、フィルター処理を施して測定ノイズを低減する。
次に、第1取り出し部62で、ノイズが除去された3次元情報の高さ情報から印刷影響部の情報を取り出す(S13)。印刷影響部とは、版10を誘電体フィルムに押し付けた際、誘電体フィルムと当接して油を印刷することになる部位であって、パターン凸部11の頂点から垂直方向に凹部12側に向かう一定範囲(パターン凸部11と凹部12の高低差(設計値)よりも小)である。この工程により、版10を誘電体フィルムに押し付けた際、誘電体フィルムと当接しない部位の高さ情報は削除される。すなわち、凹部12の高さ情報は削除される。
次に、第1変換部63で、第1取り出し部62で取り出した情報を画像に変換する(S14)。具体的には、高さ情報(mm単位)を輝度情報(例えば16bit正の整数)に変換し、濃淡で高さ情報を表す画像に変換する。例えば高さが高い部分を薄く、低い部分を濃く表現した画像とする。
次に、第1切り出し部64で、第1変換部63で変換された画像に対してパターンマッチング処理を実行し、理想画像に対応する領域を切り出す(S15)。具体的には、理想画像に基づいて画像からパターン凸部11を含む画像を切り出す。より具体的には、理想画像と相関度が高くなる範囲を指定して切り出す。すなわち、パターン凸部11の大きさ、凹部12の大きさ、パターン凸部11と凹部12との位置関係が理想画像とほぼ等しくなるように切り出す。理想画像はパターン(例えば井桁状)を含む設計データに基づいた画像である。従って、第1切り出し部64で切り出された切り出し画像(理想画像に対応する領域)14は、パターンを含んだ画像となる(図6参照)。
そして2値化部65で、切り出し画像14を2値化(S16)した後、第1記憶部66に、2値化した画像を基準画像13として記憶させて(S17)、基準画像作成工程を完了する。このように、実際の版10に基づいて基準画像13を作成することにより、理想画像に比べてより実態に即した基準を設けることができ、精度の良い良否判定が可能となる。
(良否判定工程)
基準画像13が作成された後で、次に良否判定を行う。まず、上記情報取得工程に基づいて検査対象となる版10の3次元情報を取得する(図4のS21)。次に、第2ノイズ除去部71で、情報取得部2で得られた3次元情報からノイズを除去する(S22)。ノイズ除去方法は第1ノイズ除去部61と同じである。
次に、第2取り出し部72で、ノイズが除去された3次元情報の高さ情報から印刷影響部の情報を取り出す(S23)。取り出し方法は第1取り出し部62と同じである。次に、第2変換部73で、第2取り出し部72で取り出した情報を画像に変換する(S24)。変換方法は第1変換部63と同じである。
次に、第2切り出し部74で、第2変換部73で変換された画像に対してパターンマッチング処理を実行し、基準画像13に対応する領域を切り出す(S25)。具体的には、基準画像13に基づいて画像からパターン凸部11を含む画像を切り出す。より具体的には、基準画像13と相関度が高くなる範囲を指定して切り出す。すなわち、パターン凸部11の大きさ、凹部12の大きさ、パターン凸部11と凹部12との位置関係が基準画像13とほぼ等しくなるように切り出す。基準画像13はパターン(例えば井桁状)を含む画像である。従って、第1切り出し部64で切り出された切り出し画像(基準画像13に対応する領域)14は、パターンを含んだ画像となる。
次に、第1抽出部75aで、第2切り出し部74で切り出された切り出し画像14からパターン凸部11の画像15を抽出する(S26)。この際、図6の破線で示すように矩形状に枠取りをする。また、パターン凸部11の大きさよりも僅かに小さい範囲で枠取りをすることが好ましい。続いて、第1算出部75bで、第1抽出部75aで抽出された抽出画像15から高さ平均値、高さばらつき(標準偏差)を算出する(S27)。なお、抽出画像15は濃淡によって高さ情報を保持していることから、これを数字に逆変換することで各数値を算出することができる。
そして、第3判定部75cで、第1算出部75bで算出された値と基準値とを比較して良否判定を行う(S28)。例えば良品の場合、図8に示すように高さ平均値は大きく、高さばらつきは小さい。一方で、パターン凸部11に切れや凹みがある場合、高さばらつきが大きくなる。また、パターン凸部11が摩耗している場合、高さ平均値が小さく、高さばらつきが大きくなる。そのため、予め基準値を設定しておくことで、版10の良否判断を行うことができる。なお、基準値については、事前に良品の高さ平均値や高さばらつきを1つ又は複数取得しておき、それに基づいて定めてもよいし、設計値や規格値に基づいて定めてもよい。
上記判定はパターン凸部11の良否判定であるが、続いて、パターン凸部11外の良否判定について説明する。
パターン凸部11外の良否判定では、まず、第1削除部75dで、第2切り出し部74で切り出された切り出し画像14からパターン凸部11の画像を削除する(S29)。具体的には、基準画像13のパターン凸部11を画像処理によって膨張させる(幅を広げる)とともに膨張後の画像を白黒反転する(図7の符号13a参照)ことでパターン凸部11とその周辺の高さ情報を削除し(パターン凸部11とその周辺を0、これ以外の部分を1とし)、これを切り出し画像14に積算することで、切り出し画像14からパターン凸部11を削除する。なお、パターン凸部11に加えてその周辺まで削除するのはノイズを除去するためである。従って、測定精度にあわせて膨張させる幅を調整することが好ましい。
そして第1確認部75eで、第1削除部75dでパターン凸部11が削除された画像に残る残留凸部Cの有無を確認する(S30)。図7の右図はパターン凸部11を削除した図であるが、パターン凸部11以外で、版10を誘電体フィルムに押し付けた際、誘電体フィルムと当接して油を印刷することになる部位、すなわち残留凸部Cのみが抽出されることになるため、その数や面積を確認する。良品の場合、残留凸部Cは見られない。一方で、凹部12に異物が付着していると、残留凸部Cが生じるため、不良の判定が可能となる(図8参照)。例えば、残留凸部Cの面積を集計し、その値と予め設定しておいた基準値とを比較してもよい。
パターン凸部11の良否判定およびパターン凸部11外(凹部12)の良否判定は、パターン毎に行う。版10には複数のパターン凸部11が設けられているため、例えばその数だけそれぞれ良否判定を繰り返す。
このように本発明では、高さ情報を画像に変換した上で良否判定を行うため、カメラ等で画像を撮影した画像に基づいて良否判断を行う場合に問題となる、対象物からの反射や版10の素材、色彩による影響を受けることがない。従って正確な検査を実施することが可能となる。また、検査員の目視に頼ることなく確実且つ一定の品質基準で良否判定を行うことができ、微細な欠陥も見落とすことが無い。さらに、消耗部品である版10の摩耗状況も明らかになるため、交換基準が明確になり、設備の運用効率も向上する。
以上に、この発明の実施形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、図では井桁状のパターンのみであったが、複数種類のパターンを備える版10もある。この場合、各パターンで基準画像13を設定し、最も相関度が高くなる基準画像13に基づいて画像を切り出すようにすればよい。
なお、基準画像13として良品の画像や設計図に基づく理想画像を用いる場合、基準画像作成工程は不要である。この場合、基準画像作成部6を設ける必要もない。
第1ノイズ除去部61と第2ノイズ除去部71、第1取り出し部62と第2取り出し部72、第1変換部63と第2変換部73、第1切り出し部64と第2切り出し部74については一方を他方にまとめてもよい。すなわち、例えば第1ノイズ除去部61が第2ノイズ除去部71を兼ねていてもよい。
1 検査装置
2 情報取得部
3 センサ部
4 移動手段
41 軸方向移動手段
41a レール
41b ランナ
42 回転手段
43 制御手段
5 良否判定部
6 基準画像作成部
61 第1ノイズ除去部
62 第1取り出し部
63 第1変換部
64 第1切り出し部
65 2値化部
66 第1記憶部
7 第1判定部
71 第2ノイズ除去部
72 第2取り出し部
73 第2変換部
74 第2切り出し部
75 第2判定部
75a 第1抽出部
75b 第1算出部
75c 第3判定部
75d 第1削除部
75e 第1確認部
10 版
11 パターン凸部
12 凹部
13 基準画像
13a 白黒反転した基準画像
14 切り出し画像
15 抽出画像
C 残留凸部

Claims (6)

  1. フィルムコンデンサ用金属化フィルムを作成するための版の検査方法であって、
    誘電体フィルムにパターンを印刷するパターン凸部とそれ以外の凹部とを備えた版表面の3次元情報を取得するステップと、
    3次元情報の高さ情報から印刷影響部の情報を取り出すステップと、
    取り出した情報を画像に変換するステップと、
    変換された画像に対してパターンマッチング処理を実行し、基準画像に対応する領域を切り出すステップと、
    切り出し画像からパターン凸部の画像を抽出するステップと、
    抽出された抽出画像から高さ平均、高さばらつきを算出するステップと、
    算出された値と基準値とを比較判定するステップと、
    を備える版の検査方法。
  2. 切り出し画像からパターン凸部の画像を削除するステップと、
    パターン凸部が削除された画像に残る残留凸部の有無を確認するステップと、
    を備える請求項1記載の版の検査方法。
  3. 基準画像のパターン凸部を膨張させた膨張後の画像に基づいて切り出し画像からパターン凸部の画像を削除する、請求項2記載の版の検査方法。
  4. 基準画像を作成するステップを備える請求項1から3のいずれかに記載の版の検査方法。
  5. 基準画像を作成するステップが、画像を2値化するステップを含む
    請求項4記載の版の検査方法。
  6. フィルムコンデンサ用金属化フィルムを作成するための版の検査装置であって、
    誘電体フィルムにパターンを印刷するパターン凸部と、それ以外の凹部とを備えた版表面の3次元情報を取得する情報取得部と、
    3次元情報の高さ情報から印刷影響部の情報を取り出す取り出し部と、
    取り出した情報を画像に変換する変換部と、
    変換された画像に対してパターンマッチング処理を実行し、基準画像に対応する領域を切り出す切り出し部と、
    切り出し画像からパターン凸部の画像を抽出する抽出部と、
    抽出された抽出画像から高さ平均、高さばらつきを算出する算出部と、
    算出された値と基準値とを比較判定する判定部と、
    を備える版の検査装置。
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