JP7065401B2 - 電波センサ及び移動体 - Google Patents

電波センサ及び移動体 Download PDF

Info

Publication number
JP7065401B2
JP7065401B2 JP2018087729A JP2018087729A JP7065401B2 JP 7065401 B2 JP7065401 B2 JP 7065401B2 JP 2018087729 A JP2018087729 A JP 2018087729A JP 2018087729 A JP2018087729 A JP 2018087729A JP 7065401 B2 JP7065401 B2 JP 7065401B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radio wave
lens
wave sensor
housing
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018087729A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019193235A (ja
Inventor
聡 杉野
翼 高山
恭平 大谷
卓徳 武藤
宏光 水川
哲也 熊谷
紀 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018087729A priority Critical patent/JP7065401B2/ja
Publication of JP2019193235A publication Critical patent/JP2019193235A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7065401B2 publication Critical patent/JP7065401B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、一般に電波センサ及び移動体に関し、より詳細には、レンズを備える電波センサ及び電波センサを備える移動体に関する。
従来、誘電体部(レンズ)を有する電波センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された電波センサは、アンテナユニット(電波送受信部)と、誘電体部とを備える。誘電体部は、半球状であり、アンテナユニットからの距離が長くなるにつれて断面積が小さくなる形状である。
国際公開第2017/199479号
しかしながら、特許文献1に記載された従来の電波センサでは、レンズが半球状であって大きく、電波センサが大型になるという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされた発明であり、本発明の目的は、半球状のレンズの場合に近い電波の指向性を得ることができつつ、半球状のレンズの場合よりも省スペース化を図ることができる電波センサ及び移動体を提供することにある。
本発明の一態様に係る電波センサは、筐体と、電波送受信部と、レンズとを備える。前記電波送受信部は、前記筐体内に配置されている。前記レンズは、前記筐体に配置されている。前記電波送受信部は、前記レンズと対向している。前記レンズは、レンズ本体を含む。前記レンズ本体は、曲面状の側面及び平状の天面を有する。前記側面は、前記電波送受信部側に形成されている。前記天面は、前記側面よりも前記電波送受信部から遠くに形成されている。
本発明の一態様に係る移動体は、電波センサと、本体とを備える。前記本体は、内部空間を有する。前記内部空間には、前記電波センサが配置されている。
本発明の上記態様に係る電波センサ及び移動体によれば、半球状のレンズの場合に近い電波の指向性を得ることができつつ、半球状のレンズの場合よりも省スペース化を図ることができる。
図1Aは、本発明の実施形態1に係る電波センサの正面図である。図1Bは、同上の電波センサにおける図1AのX1-X1線断面図である。 図2Aは、同上の電波センサの正面側からの斜視図である。図2Bは、同上の電波センサの背面側からの斜視図である。 図3は、同上の電波センサの分解斜視図である。 図4は、同上の電波センサにおける電波送受信部とレンズとの距離を説明するための概略図である。 図5Aは、本発明の実施形態1に係る移動体の側面図である。図5Bは、同上の移動体の正面図である。 図6Aは、本発明の実施形態2に係る電波センサの正面図である。図6Bは、同上の電波センサにおける図6AのX2-X2線断面図である。 図7Aは、本発明の実施形態3に係る電波センサの正面図である。図7Bは、同上の電波センサにおける図7AのX3-X3線断面図である。 図8Aは、本発明の実施形態4に係る電波センサの正面図である。図8Bは、同上の電波センサにおける図8AのX4-X4線断面図である。 図9Aは、本発明の実施形態5に係る電波センサの正面図である。図9Bは、同上の電波センサにおける図9AのX5-X5線断面図である。
以下、実施形態1~5に係る電波センサ及び移動体について、図面を参照して説明する。下記の実施形態等において説明する図面は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(実施形態1)
(1)電波センサの全体構成
まず、実施形態1に係る電波センサ1の全体構成について、図面を参照して説明する。
実施形態1に係る電波センサ1は、図1A及び図1Bに示すように、筐体2と、電波送受信部3と、レンズ4とを備える。電波送受信部3は、筐体2内に配置されている。レンズ4は、筐体2に配置されている。
上記のような電波センサ1において、電波送受信部3は、レンズ4と対向している。そして、レンズ4は、レンズ本体41を含む。レンズ本体41は、側面42及び天面43を有する。側面42は、曲面状であり、天面43よりも電波送受信部3側に形成されている。天面43は、平状であり、側面42よりも電波送受信部3から遠くに形成されている。
上記のような電波センサ1は、例えば自動車等の移動体7に用いられる。移動体7の本体71の内部空間72に電波センサ1が取り付けられる。
(2)電波センサの各構成要素
次に、実施形態1に係る電波センサ1の各構成要素について、図面を参照して説明する。
電波センサ1は、図1A、図1B及び図3に示すように、筐体2と、電波送受信部3と、レンズ4と、基板5と、コネクタ6とを備える。
(2.1)筐体
筐体2は、図1A、図1B、図2A、図2B及び図3に示すように、ケース21と、カバー22とを有する。筐体2は、直方体状であり、第1方向D1からの平面視で正方形状である。
ケース21は、基部23と、複数(図示例では4つ)の側壁241~244と、複数(図示例では2つ)の固定部25とを有する。ケース21の材料は、樹脂であり、ケース21は、射出成形により形成されている。
基部23は、第1方向D1からの平面視で正方形の板状である。基部23は、中央領域231と、4つの角領域232とを有する。4つの角領域232の各々は、中央領域231と段差を有する。
複数の側壁241~244の各々は、基部23の端部から第1方向D1に沿って突出して設けられている。側壁241と側壁242とが第3方向D3に並ぶように設けられており、側壁243と側壁244とが第2方向D2に並ぶように設けられている。側壁241は、コネクタ6を露出させるための凹部245を有する。
複数の固定部25は、側壁243,244から第2方向D2に沿って延びて設けられている。より詳細には、複数の固定部25の一方は、板状であり、側壁243から第2方向D2に沿って延びて設けられている。複数の固定部25の他方は、板状であり、側壁244から第2方向D2に沿って延びて設けられている。各固定部25は、第1方向D1に貫通する貫通孔251を有する。貫通孔251は、例えば自動車等の移動体7の本体71に取り付けられる際に、ねじ等の固定具が通る孔である。
また、ケース21は、複数(図示例では4つ)の貫通孔211を有する。複数の貫通孔211は、ケース21の4つの角部に形成されており、ケース21にカバー22を取り付ける際に、各貫通孔211にねじ212が通ることにより、ケース21にカバー22がねじ止めされる。
カバー22は、基部26と、複数(図示例では4つ)の側壁271~274とを有する。カバー22の材料は、樹脂であり、カバー22は、射出成形により形成されている。
基部26は、第1方向D1からの平面視で正方形の板状である。基部26は、レンズ4が配置されている領域を有する。
複数の側壁271~274の各々は、基部26の端部から第1方向D1に沿って突出して設けられている。側壁271は、コネクタ6を露出させるための凹部275を有する。
(2.2)基板
基板5は、図1B及び図3に示すように、平板状であり、第1面51及び第2面52を有する。基板5は、筐体2内に配置されている。基板5の第1面51には、電波送受信部3が配置されており、基板5の第2面52には、複数の回路素子53が配置されている。基板5の材料は、例えば樹脂である。
(2.3)コネクタ
コネクタ6は、基板5に取り付けられている。より詳細には、コネクタ6は、基板5の端部における第2面52に配置されている。コネクタ6は、コネクタ端子(図示せず)が差し込まれる側が筐体2から露出するように基板5に配置されている。コネクタ6の一部は、ケース21の凹部245及びカバー22の凹部275により露出している。
(2.4)電波送受信部
電波送受信部3は、図1B及び図3に示すように、筐体2内に配置されている。より詳細には、電波送受信部3は、基板5の第1面51に実装されている。このとき、電波送受信部3は、第1方向D1において、レンズ4と対向している。
電波送受信部3は、図示しないが、送信アンテナと、受信アンテナとを備える。送信アンテナは、電波を送信するように構成されている。送信アンテナからの電波はレンズ4を介して電波センサ1の外部に送信される。送信アンテナからの電波は、例えば24GHzの準ミリ波である。受信アンテナは、電波を受信するように構成されている。より詳細には、受信アンテナは、電波センサ1の外部からの電波を、レンズ4を介して受信する。
(2.5)レンズ
レンズ4は、図1A及び図1Bに示すように、筐体2に配置されている。レンズ4は、レンズ本体41を含む。
レンズ本体41は、側面42及び天面43を有する。側面42は、曲面状であり、天面43よりも電波送受信部3側に形成されている。一方、天面43は、平状であり、側面42よりも電波送受信部3から遠くに形成されている。
レンズ本体41は、球の一部のような形状であり、第1方向D1において筐体2から離れるにつれて第1方向D1と直交する方向の半径が短くなっていく。つまり、底面の半径よりも天面43の半径のほうが短い。レンズ本体41は、内部に空洞を有しておらず、樹脂で形成されている。
ところで、レンズ4は、筐体2の少なくとも一部と一体に形成されている。より詳細には、レンズ4は、筐体2のカバー22と一体に形成されている。つまり、レンズ4は、筐体2のカバー22と共に、射出成形により形成されている。
(2.6)距離関係
実施形態1に係る電波センサ1では、図4に示すように、レンズ4において、天面43は、側面42と連続して形成されている。レンズ4と筐体2との境界44と電波送受信部3との間の距離L1は、レンズ4の側面42と天面43との境界45と電波送受信部3との間の距離L2より長い。距離L1は、境界44と電波送受信部3の中心との間の距離であり、距離L2は、境界45と電波送受信部3の中心との間の距離である。ここで、電波送受信部3の中心は、送信アンテナと受信アンテナとを結ぶ線分の中心をいう。
(3)電波センサの動作
次に、実施形態1に係る電波センサ1の動作について、図1A及び図1Bを参照して説明する。
まず、電波送受信部3は、送信アンテナから電波を送信する。送信アンテナから送信された電波は、レンズ4を通って電波センサ1の外部に送信される。電波は、人体等の物体で反射する。受信アンテナは、物体で反射された電波を受信する。つまり、電波送受信部3は、送信アンテナから送信された電波であって周波数が物体の移動速度や距離に比例する反射波を受信する。電波送受信部3の受信アンテナは、ドップラー効果によって周波数が変化した反射波を受信する。これにより、物体の存在及び移動を検出することができる。
このとき、レンズ4のレンズ本体41が曲面状の側面42及び平状の天面43を有するので、レンズ4がない場合に比べて、電波の指向性を制御(例えば半値角の狭角化/広角化)することができる。また、半球状のレンズの場合と同様の指向性を得ることができる。
さらに、レンズ4のレンズ本体41が天面43を有するので、半球状のレンズの場合に比べて、レンズ4の高さを低くすることができる。これにより、電波センサ1の高さ(第1方向D1の寸法)を低くすることができ、電波センサ1の省スペース化を図ることができる。
(4)移動体
次に、実施形態1に係る電波センサ1が用いられた移動体7について、図5A及び図5Bを参照して説明する。
移動体7は、例えば自動車であり、電波センサ1と、本体71とを備える。
本体71は、電波センサ1が配置されている内部空間72を有する。移動体7が自動車である場合、本体71は、車体である。内部空間72には、電波センサ1が配置されている。より詳細には、本体71の上面のうち後部座席73の上方に電波センサ1が配置されている。電波センサ1は、後部座席73に座っている人8を検知する。図5Aの例では、電波センサ1は、チャイルドシート74に座っている乳幼児を検知する。
また、図5の例では、左右方向の検知角度θ2よりも前後方向の検知角度θ1のほうが小さくなるように、電波センサ1が配置されている。実施形態1の電波送受信部3は、直交する2つの方向において電波の指向性が異なるように構成されている。
(5)効果
以上説明したように、実施形態1に係る電波センサ1では、レンズ4が、電波送受信部3側に形成された曲面状の側面42及び側面42よりも電波送受信部3から遠くに形成された平状の天面43を有するレンズ本体41を含む。これにより、半球状のレンズの場合に比べて、レンズ4の高さを低減させることができるので、半球状のレンズの場合に近い電波の指向性を得ることができつつ、半球状のレンズの場合よりも省スペース化を図ることができる。
実施形態1に係る電波センサ1では、レンズ4と筐体2との境界44と電波送受信部3との間の距離L1が、レンズ4の側面42と天面43との境界45と電波送受信部3との間の距離L2より長い。これにより、半球状のレンズの場合に比べて、中央部分の電波強度が弱くなりづらくすることができる。すなわち、半球状のレンズの場合により近い電波の指向性を得ることができる。
実施形態1に係る電波センサ1では、レンズ4が筐体2の少なくとも一部と一体に形成されている。これによれば、レンズと筐体とが別体である場合に比べて、製造工程を簡単にすることができる。
(実施形態2)
実施形態2に係る電波センサ1aは、図6A及び図6Bに示すように、レンズ4aに突出部46が設けられている点で、実施形態1に係る電波センサ1(図1A及び図1B参照)と相違する。なお、実施形態2に係る電波センサ1aに関し、実施形態1に係る電波センサ1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
実施形態2に係る電波センサ1aは、図6A及び図6Bに示すように、レンズ4に代えて、レンズ4aを備える。
レンズ4aは、レンズ本体41を含むと共に、突出部46を更に含む。なお、実施形態2のレンズ4aに関し、実施形態1のレンズ4(図1A及び図1B参照)と同様の構成及び機能については説明を省略する。
突出部46は、レンズ本体41から天面43とは反対側に突出する。そして、突出部46は、電波送受信部3と対向する。
突出部46は、例えば円柱状であり、第1方向D1において第1方向D1と直交する方向の半径は等しい。つまり、突出部46において、底面(レンズ本体41側の面)の半径と先端面(電波送受信部3側の面)の半径とは等しい。突出部46は、内部に空洞を有しておらず、樹脂で形成されている。
実施形態2に係る電波センサ1aは、実施形態1に係る電波センサ1と同様、移動体7に取り付けられて用いられる。
以上説明したように、実施形態2に係る電波センサ1aでは、レンズ4aにおいて電波送受信部3と対向する位置に突出部46が設けられている。これにより、電波の指向性を制御(例えば半値角の狭角化/広角化)することができる。
(実施形態3)
実施形態3に係る電波センサ1bは、図7A及び図7Bに示すように、レンズ4bにおいて、(第1)レンズ本体41に第2レンズ本体47が設けられている点で、実施形態1に係る電波センサ1(図1A及び図1B参照)と相違する。なお、実施形態3に係る電波センサ1bに関し、実施形態1に係る電波センサ1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
実施形態3に係る電波センサ1bは、図7A及び図7Bに示すように、レンズ4に代えて、レンズ4bを備える。
レンズ4bは、レンズ本体41を含むと共に、第2レンズ本体47を更に含む。なお、実施形態3のレンズ4bに関し、実施形態1のレンズ4(図1A及び図1B参照)と同様の構成及び機能については説明を省略する。
第2レンズ本体47は、レンズ本体41の天面43上に設けられている。第2レンズ本体47は、第2側面48を有する。第2側面48は、曲面状であり、第1側面42よりも断面の曲率が大きい。
第2レンズ本体47は、例えば円柱状であり、第1方向D1において第1方向D1と直交する方向の半径は等しい。つまり、第2レンズ本体47において、底面の半径と第2天面49の半径とは等しい。第2レンズ本体47は、内部に空洞を有しておらず、樹脂で形成されている。
実施形態3に係る電波センサ1bは、実施形態1に係る電波センサ1と同様、移動体7に取り付けられて用いられる。
以上説明したように、実施形態3に係る電波センサ1bでは、レンズ4bにおいて、第1側面42よりも断面の曲率が大きい第2側面48を有する第2レンズ本体47が(第1)レンズ本体41の天面43上に設けられている。これにより、電波の指向性を制御(例えば半値角の狭角化/広角化)することができる。
(実施形態4)
実施形態4に係る電波センサ1cは、図8A及び図8Bに示すように、レンズ4cが突出部46及び第2レンズ本体47を含む点で、実施形態1に係る電波センサ1(図1A及び図1B参照)と相違する。なお、実施形態4に係る電波センサ1cに関し、実施形態1に係る電波センサ1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
実施形態4に係る電波センサ1cは、図8A及び図8Bに示すように、レンズ4に代えて、レンズ4cを備える。
レンズ4cは、(第1)レンズ本体41を含むと共に、突出部46と、第2レンズ本体47とを更に含む。なお、実施形態4のレンズ4cに関し、実施形態1のレンズ4(図1A及び図1B参照)と同様の構成及び機能については説明を省略する。
突出部46は、実施形態2のレンズ4a(図6B参照)と同様、レンズ本体41から天面43とは反対側に突出する。そして、突出部46は、電波送受信部3と対向する。
第2レンズ本体47は、実施形態3のレンズ4b(図7B参照)と同様、レンズ本体41の天面43上に設けられている。第2レンズ本体47は、第2側面48を有する。第2側面48は、曲面状であり、第1側面42よりも断面の曲率が大きい。
実施形態4に係る電波センサ1cは、実施形態1に係る電波センサ1と同様、移動体7に取り付けられて用いられる。
以上説明したように、実施形態4に係る電波センサ1cでは、実施形態2に係る電波センサ1a(図6B参照)と同様、レンズ4cにおいて電波送受信部3と対向する位置に突出部46が設けられている。これにより、電波の指向性を制御(例えば半値角の狭角化/広角化)することができる。
実施形態4に係る電波センサ1cでは、実施形態3に係る電波センサ1b(図7B参照)と同様、レンズ4cにおいて、第1側面42よりも断面の曲率が大きい第2側面48を有する第2レンズ本体47が(第1)レンズ本体41の天面43上に設けられている。これにより、電波の指向性を制御(例えば半値角の狭角化/広角化)することができる。
(実施形態5)
実施形態5に係る電波センサ1dは、図9A及び図9Bに示すように、レンズ4dにおけるレンズ本体41dの側面42dが楕円球面の一部である点で、実施形態1に係る電波センサ1(図1A及び図1B参照)と相違する。なお、実施形態5に係る電波センサ1dに関し、実施形態1に係る電波センサ1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
実施形態5に係る電波センサ1dは、図9A及び図9Bに示すように、レンズ4に代えて、レンズ4dを備える。
レンズ4dは、レンズ本体41dを含む。なお、実施形態5のレンズ4dに関し、実施形態1のレンズ4(図1A及び図1B参照)と同様の構成及び機能については説明を省略する。
レンズ本体41dは、側面42d及び天面43dを有する。側面42dは、楕円球面の一部である。一方、天面43dは、平状であり、第1方向D1からの平面視で楕円状である。
レンズ本体41dは、楕円球の一部のような形状であり、第1方向D1において筐体2から離れるにつれて第1方向D1と直交する長軸方向の長さ及び短軸方向の長さが短くなっていく。つまり、底面の長さよりも天面43dの長さのほうが短い。レンズ本体41dは、内部に空洞を有しておらず、樹脂で形成されている。
次に、実施形態5に係る電波センサ1dが用いられた移動体7(図5A及び図5B参照)について説明する。
移動体7は、電波センサ1に代えて、電波センサ1dを備える。また、移動体7は、実施形態1と同様、本体71を備える。移動体7が自動車である場合、本体71は、車体である。
本体71は、実施形態1と同様、内部空間72を有する。内部空間72には、電波センサ1dが配置されている。より詳細には、本体71の上面のうち後部座席73の上方に電波センサ1が配置されている。電波センサ1dは、後部座席73に座っている人8を検知する。
実施形態5では、電波センサ1dは、レンズ4dのレンズ本体41dの短軸方向が本体71の前後方向に沿い、レンズ4dのレンズ本体41dの長軸方向が本体71の左右方向に沿うように、本体71の内部空間72に配置されている。
上記より、前後方向の検知角度θ1を、左右方向の検知角度θ2よりも更に小さくすることができる。つまり、本体71の前後方向における電波の指向性を制御(例えば半値角の狭角化/広角化)することができる。
以上説明したように、実施形態5に係る電波センサ1dでは、レンズ4dの側面42dが楕円球面の一部である。これにより、互いに直交する2つの方向(例えば長軸方向と短軸方向)における電波の指向性を変更させやすくすることができる。
実施形態5に係る移動体7では、電波センサ1dが、レンズ4dの短軸方向が本体71の前後方向に沿い、レンズ4dの長軸方向が本体71の左右方向に沿うように、本体71の内部空間72に配置されている。これにより、本体71の左右方向に比べて、本体71の前後方向における電波の指向性を制御(例えば半値角の狭角化/広角化)することができる。
上記の実施形態1~5に係る電波センサ1,1a~1dにおいて、レンズ4,4a~4dが筐体2のカバー22に一体に形成されている。しかしながら、レンズ4,4a~4dは、筐体2と一体に形成されていることに限定されず、筐体2と別体に形成されていてもよい。
実施形態1~5に係る電波センサ1,1a~1dにおいて、筐体2は、直方体状であるが、直方体状に限定されない。筐体2は、直方体以外の形状であってもよく、例えば、立方体状であってもよいし、円柱状であってもよい。
実施形態1~5に係る移動体7は、自動車であるが、自動車に限定されない。移動体7は、自動車以外であってもよく、例えば、バスであってもよいし、電車であってもよいし、飛行機であってもよい。
以上説明した実施形態及び変形例は、本発明の様々な実施形態及び変形例の一部に過ぎない。また、実施形態及び変形例は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(態様)
以上説明した実施形態及び変形例により、以下の態様が開示されている。
第1の態様に係る電波センサ(1;1a~1d)は、筐体(2)と、電波送受信部(3)と、レンズ(4;4a~4d)とを備える。電波送受信部(3)は、筐体(2)内に配置されている。レンズ(4;4a~4d)は、筐体(2)に配置されている。電波送受信部(3)は、レンズ(4;4a~4d)と対向している。レンズ(4;4a~4d)は、レンズ本体(41;41d)を含む。レンズ本体(41;41d)は、曲面状の(第1)側面(42;42d)及び平状の(第1)天面(43;43d)を有する。(第1)側面(42;42d)は、電波送受信部(3)側に形成されている。(第1)天面(43;43d)は、(第1)側面(42;42d)よりも電波送受信部(3)から遠くに形成されている。
第1の態様に係る電波センサ(1;1a~1d)によれば、半球状のレンズの場合に比べて、レンズ(4;4a~4d)の高さを低減させることができるので、半球状のレンズの場合に近い電波の指向性を得ることができつつ、半球状のレンズの場合よりも省スペース化を図ることができる。
第2の態様に係る電波センサ(1a;1c)では、第1の態様において、レンズ(4a;4c)は、突出部(46)を更に含む。突出部(46)は、レンズ本体(41)から天面(43)とは反対側に突出し、かつ、電波送受信部(3)と対向する。
第2の態様に係る電波センサ(1a;1c)によれば、電波の指向性を制御(例えば半値角の狭角化/広角化)することができる。
第3の態様に係る電波センサ(1;1a~1d)では、第1の態様において、天面(43;43d)は、側面(42;42d)と連続して形成されている。レンズ(4;4a~4d)と筐体(2)との境界(44)と電波送受信部(3)との間の距離(L1)は、側面(42;42d)と天面(43;43d)との境界(45)と電波送受信部(3)との間の距離(L2)より長い。
第3の態様に係る電波センサ(1;1a~1d)によれば、半球状のレンズの場合に比べて、中央部分の電波強度が弱くなりづらくすることができる。すなわち、半球状のレンズの場合により近い電波の指向性を得ることができる。
第4の態様に係る電波センサ(1b;1c)では、第1~3の態様のいずれか1つにおいて、レンズ(4b;4c)は、第2レンズ本体(47)を更に含む。第2レンズ本体(47)は、レンズ本体である第1レンズ本体(41)の天面(43)上に設けられており、第2側面(48)を有する。第2側面(48)は、側面である第1側面(42)よりも断面の曲率が大きい。
第4の態様に係る電波センサ(1b;1c)によれば、電波の指向性を制御(例えば半値角の狭角化/広角化)することができる。
第5の態様に係る電波センサ(1d)では、第1~4の態様のいずれか1つにおいて、側面(42d)は、楕円球面の一部である。
第5の態様に係る電波センサ(1d)によれば、互いに直交する2つの方向(例えば長軸方向と短軸方向)における電波の指向性を変更させやすくすることができる。
第6の態様に係る電波センサ(1;1a~1d)では、第1~5の態様のいずれか1つにおいて、レンズ(4;4a~4d)は、筐体(2)の少なくとも一部と一体に形成されている。
第6の態様に係る電波センサ(1;1a~1d)によれば、レンズと筐体とが別体である場合に比べて、製造工程を簡単にすることができる。
第7の態様に係る移動体(7)は、第1~6の態様のいずれか1つの電波センサ(1;1a~1d)と、本体(71)とを備える。本体(71)は、内部空間(72)を有する。内部空間(72)には、電波センサ(1;1a~1d)が配置されている。
第7の態様に係る移動体(7)によれば、電波センサ(1;1a~1d)において、半球状のレンズの場合に比べて、レンズ(4;4a~4d)の高さを低減させることができるので、半球状のレンズの場合に近い電波の指向性を得ることができつつ、省スペース化を図ることができる。
第8の態様に係る移動体(7)は、第5の態様の電波センサ(1d)と、本体(71)とを備える。本体(71)は、内部空間(72)を有する。内部空間(72)には、電波センサ(1d)が配置されている。電波センサ(1d)は、レンズ(4d)の短軸方向が本体(71)の前後方向に沿い、レンズ(4d)の長軸方向が本体(71)の左右方向に沿うように、本体(71)の内部空間(72)に配置されている。
第8の態様に係る移動体(7)によれば、本体(71)の左右方向に比べて、本体(71)の前後方向における電波の指向性を制御(例えば半値角の狭角化/広角化)することができる。
1,1a~1d 電波センサ
2 筐体
3 電波送受信部
4,4a~4d レンズ
41,41d (第1)レンズ本体
42,42d (第1)側面
43,43d (第1)天面
44 境界
45 境界
46 突出部
47 第2レンズ本体
48 第2側面
7 移動体
71 本体
72 内部空間
L1 距離
L2 距離

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に配置された電波送受信部と、
    前記筐体に配置されたレンズと、
    を備え、
    前記電波送受信部は、前記レンズと対向しており、
    前記レンズは、
    前記電波送受信部側に形成された曲面状の側面及び前記側面よりも前記電波送受信部から遠くに形成された平状の天面を有するレンズ本体と、
    前記レンズ本体から前記天面とは反対側に突出し、かつ、前記電波送受信部と対向する突出部とを含む、
    電波センサ。
  2. 前記天面は、前記側面と連続して形成されており、
    前記レンズと前記筐体との境界と前記電波送受信部との間の距離は、前記側面と前記天面との境界と前記電波送受信部との間の距離より長い、
    請求項1に記載の電波センサ。
  3. 前記レンズは、前記レンズ本体である第1レンズ本体の前記天面上に設けられており前記側面である第1側面よりも断面の曲率が大きい第2側面を有する第2レンズ本体を更に含む、
    請求項1又は2に記載の電波センサ。
  4. 前記側面は、楕円球面の一部である、
    請求項1~のいずれか1項に記載の電波センサ。
  5. 前記レンズは、前記筐体の少なくとも一部と一体に形成されている、
    請求項1~のいずれか1項に記載の電波センサ。
  6. 請求項1~のいずれか1項に記載の電波センサと、
    前記電波センサが配置されている内部空間を有する本体と、
    を備える、
    移動体。
  7. 請求項に記載の電波センサと、
    前記電波センサが配置されている内部空間を有する本体と、
    を備え、
    前記電波センサは、前記レンズの短軸方向が前記本体の前後方向に沿い、前記レンズの長軸方向が前記本体の左右方向に沿うように、前記本体の前記内部空間に配置されている、
    移動体。
JP2018087729A 2018-04-27 2018-04-27 電波センサ及び移動体 Active JP7065401B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018087729A JP7065401B2 (ja) 2018-04-27 2018-04-27 電波センサ及び移動体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018087729A JP7065401B2 (ja) 2018-04-27 2018-04-27 電波センサ及び移動体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019193235A JP2019193235A (ja) 2019-10-31
JP7065401B2 true JP7065401B2 (ja) 2022-05-12

Family

ID=68391130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018087729A Active JP7065401B2 (ja) 2018-04-27 2018-04-27 電波センサ及び移動体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7065401B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000278030A (ja) 1999-03-26 2000-10-06 Yoshihiko Sugio 誘電体装荷アンテナ
JP2002009542A (ja) 2000-06-22 2002-01-11 Nec Corp アンテナ装置
JP2004274646A (ja) 2003-03-12 2004-09-30 Japan Radio Co Ltd 誘電体レンズおよびレンズアンテナ
JP2013110503A (ja) 2011-11-18 2013-06-06 New Japan Radio Co Ltd マイクロ波アンテナ
US20140104124A1 (en) 2012-10-17 2014-04-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Controlled lens antenna apparatus and system
WO2016136927A1 (ja) 2015-02-27 2016-09-01 古河電気工業株式会社 アンテナ装置
JP2017181225A (ja) 2016-03-30 2017-10-05 本田技研工業株式会社 乗員検知装置
JP2018151240A (ja) 2017-03-13 2018-09-27 コニカミノルタ株式会社 体動検出装置及び見守りシステム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02228103A (ja) * 1989-01-11 1990-09-11 Microbeam Corp 円錐形ホーンアンテナ

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000278030A (ja) 1999-03-26 2000-10-06 Yoshihiko Sugio 誘電体装荷アンテナ
JP2002009542A (ja) 2000-06-22 2002-01-11 Nec Corp アンテナ装置
JP2004274646A (ja) 2003-03-12 2004-09-30 Japan Radio Co Ltd 誘電体レンズおよびレンズアンテナ
JP2013110503A (ja) 2011-11-18 2013-06-06 New Japan Radio Co Ltd マイクロ波アンテナ
US20140104124A1 (en) 2012-10-17 2014-04-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Controlled lens antenna apparatus and system
WO2016136927A1 (ja) 2015-02-27 2016-09-01 古河電気工業株式会社 アンテナ装置
US20170346177A1 (en) 2015-02-27 2017-11-30 Furukawa Electric Co., Ltd. Antenna apparatus
JP2017181225A (ja) 2016-03-30 2017-10-05 本田技研工業株式会社 乗員検知装置
JP2018151240A (ja) 2017-03-13 2018-09-27 コニカミノルタ株式会社 体動検出装置及び見守りシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019193235A (ja) 2019-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10644408B2 (en) Antenna apparatus
JP6347424B2 (ja) 無線モジュール
US10333209B2 (en) Compact volume scan end-fire radar for vehicle applications
JP6643203B2 (ja) レーダ装置
TWI343558B (en) Ultrasound transducer apparatus
CN109839631B (zh) 雷达装置
CN109841945B (zh) 天线装置
CN109119750B (zh) 雷达系统及其操作方法
US9666952B2 (en) Antenna device
US10401491B2 (en) Compact multi range automotive radar assembly with end-fire antennas on both sides of a printed circuit board
JP6447325B2 (ja) 車両用アンテナユニット、方向推定システム
JP2015213285A (ja) 無線ユニット
JP7065401B2 (ja) 電波センサ及び移動体
WO2019198662A1 (ja) アンテナ装置
US10847898B2 (en) Antenna and a method for measuring two orthogonal polarizations
JP2020060484A (ja) レーダ装置
US20230194703A1 (en) Antenna slot array configurations and related vehicle sensor signal patterns
US20180034139A1 (en) Antenna device
JP2003283243A (ja) 電波反射体及びその製造方法
US10020590B2 (en) Grid bracket structure for mm-wave end-fire antenna array
CN110620288A (zh) 天线装置及无线装置
WO2023191085A1 (ja) アンテナ装置
JP7131403B2 (ja) 超音波センサ装着構造
TWI817179B (zh) 電子裝置
US20210242555A1 (en) Polarized electromagnetic device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220331

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7065401

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151