JP7065395B2 - 運転支援システム、運転支援方法、プログラム、及び移動体 - Google Patents

運転支援システム、運転支援方法、プログラム、及び移動体 Download PDF

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Description

本開示は、運転支援システム、運転支援方法、プログラム、及び移動体に関する。より詳細には、本開示は、利用者を運ぶ移動体の運転を支援する運転支援システム、運転支援方法、プログラム、及びこれらによって運転が支援される移動体に関する。
従来、自動運転車の無人運転による配車サービスが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に開示された配車サービスでは、自動運転車は利用者の乗車時に利用者についての認証を行い、認証ができた利用者のみが自動運転車の利用を可能にしている。
特開2016-115364号公報
近年、自動車を相乗りするライドシェアのサービスが検討されているが、見ず知らずの複数の乗客(第1利用者、第2利用者)が自動車に相乗りするので、乗客間の関係性を良好に保つことが要望されている。
本開示の目的は、相乗り状態において利用者間の関係性が悪化する可能性を低減できる運転支援システム、運転支援方法、プログラム、及び移動体を提供することにある。
本開示の一態様の運転支援システムは判定部と第1センサとを備える。前記判定部は、移動体において、前記移動体に既に乗っている第1利用者と、第2利用者との相乗り状態が発生すると判断すると、判定情報に基づいて、前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可するか否かを判定する。前記判定情報は、前記第2利用者に関する利用者情報を少なくとも含む。前記第1センサは、前記利用者情報として呼気中のアルコール濃度を測定する。前記判定部は、前記第1センサが測定した前記第2利用者の呼気中のアルコール濃度が基準値以下の場合に前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可する。前記判定情報は、前記第2利用者が前記移動体に搭乗する時間帯、搭乗時間、目的地までの距離のうちの少なくとも1つを更に含む。前記判定部は、前記第2利用者が前記移動体に搭乗する時間帯が夜間の時間帯の場合は前記基準値を昼間よりも高く変更する。前記判定部は、前記第1センサが測定した前記第2利用者の呼気中のアルコール濃度が前記基準値よりも高い場合に、前記搭乗時間が所定の判定時間以下である場合又は前記目的地までの距離が所定の判定距離以下である場合は前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可する。
本開示の一態様の運転支援方法は判定ステップを含む。判定ステップでは、移動体において、前記移動体に既に乗っている第1利用者と、第2利用者との相乗り状態が発生すると判断すると、判定情報に基づいて前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可するか否かをコンピュータシステムが判定する。前記判定情報は、前記第2利用者に関する利用者情報を少なくとも含む。前記判定ステップでは、前記利用者情報として呼気中のアルコール濃度を測定する第1センサが測定した前記第2利用者の呼気中のアルコール濃度が基準値以下の場合に前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可する。前記判定情報は、前記第2利用者が前記移動体に搭乗する時間帯、搭乗時間、目的地までの距離のうちの少なくとも1つを更に含む。前記判定ステップでは、前記第2利用者が前記移動体に搭乗する時間帯が夜間の時間帯の場合は前記基準値を昼間よりも高く変更する。前記判定ステップでは、前記第1センサが測定した前記第2利用者の呼気中のアルコール濃度が前記基準値よりも高い場合に、前記搭乗時間が所定の判定時間以下である場合又は前記目的地までの距離が所定の判定距離以下である場合は前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可する。
本開示の一態様のプログラムは、コンピュータシステムに、判定ステップを実行させるためのプログラムである。前記判定ステップでは、移動体において、前記移動体に既に乗っている第1利用者と、第2利用者との相乗り状態が発生すると判断すると、判定情報に基づいて、前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可するか否かを判定する。前記判定条件は、前記第2利用者に関する利用者情報を少なくとも含む。前記判定ステップでは、前記利用者情報として呼気中のアルコール濃度を測定する第1センサが測定した前記第2利用者の呼気中のアルコール濃度が基準値以下の場合に前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可する。前記判定情報は、前記第2利用者が前記移動体に搭乗する時間帯、搭乗時間、目的地までの距離のうちの少なくとも1つを更に含む。前記判定ステップでは、前記第2利用者が前記移動体に搭乗する時間帯が夜間の時間帯の場合は前記基準値を昼間よりも高く変更する。前記判定ステップでは、前記第1センサが測定した前記第2利用者の呼気中のアルコール濃度が前記基準値よりも高い場合に、前記搭乗時間が所定の判定時間以下である場合又は前記目的地までの距離が所定の判定距離以下である場合は前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可する。
本開示の一態様の移動体は、移動する本体を備え、前記運転支援システムによって前記第2利用者の前記本体への搭乗を許可するか否かを判定する。
本開示によれば、相乗り状態において利用者間の関係性が悪化する可能性を低減できる、という利点がある。
図1は、本開示の実施形態1に係る運転支援システムの使用例を説明する説明図である。 図2は、同上の運転支援システムを含む全体システムのシステム構成図である。 図3は、同上の運転支援システムの動作を説明するフロー図である。 図4は、同上の運転支援システムによる判定処理を説明するフロー図である。 図5は、本開示の実施形態1の変形例1に係る運転支援システムの動作を説明するフロー図である。 図6は、本開示の実施形態1の変形例3に係る運転支援システムの動作を説明するフロー図である。 図7は、同上の運転支援システムによる判定処理を説明するフロー図である。
(実施形態1)
(1)概要
本実施形態に係る運転支援システム1は、図1に示すように、利用者50を乗せて乗車地点から降車地点まで運ぶ乗合いタクシーのような移動体10を自動運転するシステムである。
本実施形態の運転支援システム1は、移動体10を用いたライドシェアのサービスに利用される。以下では、移動体10に乗車する利用者50のうち、既に移動体10に乗っている利用者を第1利用者51といい、これから移動体10に乗る利用者を第2利用者52という場合がある。
運転支援システム1は、図2に示すように、判定部110を備える。判定部110は、移動体10において、移動体10に既に乗っている第1利用者51と、第2利用者52との相乗り状態が発生すると判断すると、判定情報に基づいて、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定する。判定情報は、第2利用者52に関する利用者情報を少なくとも含む。
また、本実施形態に係る移動体10は、移動する本体100(図1参照)を備え、運転支援システム1によって第2利用者52の本体100への搭乗を許可するか否かを判定する。
運転支援システム1では、判定部110が、判定情報に基づいて第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定しており、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可しないことで、利用者間の関係性が悪化する可能性を低減できる。これにより、利用者50が移動体10を快適に利用することができ、移動体10の移動空間の快適性を向上させることができる。
(2)詳細
本実施形態に係る運転支援システム1を含む全体のシステム構成を図1、図2等に基づいて説明する。
本実施形態の運転支援システム1は、移動体10と、移動体10の配車を管理するサーバ20と、を含む。なお、図2では、移動体10が1台のみ図示されているが、実際には移動体10が複数あり、サーバ20は、複数の移動体10の配車を管理している。
(2.1)移動体の構成
移動体10は、図1に示すように、運転支援システム1によって自動運転を行う自動車である。移動体10には複数の利用者が乗車可能である。
移動体10は、図2に示すように、制御部11と、通信部12と、メモリ13と、第1センサ14と、カメラ15と、第2センサ16と、出力部17と、入力部18と、を備える。
通信部12は、電波を媒体とした無線通信を行う通信機能を有しており、移動体通信網40を介してサーバ20等と通信可能である。
メモリ13は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリ等を備える。メモリ13は、搭乗者情報、判定情報、交通情報等を記憶する。
搭乗者情報は、移動体10を利用する利用者50(第1利用者51、第2利用者52等)に関する情報である。搭乗者情報は、例えば、利用者50の個人を特定するために用いられる認証情報と、配車に関連する配車情報とを含む。認証情報には、利用者50の氏名、利用者50の認証に用いる識別ID(IDentification)、利用者50の顔画像の画像データ、などが含まれる。配車情報には、利用者50が乗車するときの乗車位置(例えば、緯度・経度などの座標、住所など)及び乗車時刻、降車する降車位置(例えば、緯度・経度などの座標、住所など)、利用人数、などの情報が含まれる。
判定情報は、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定するときに用いられる情報であり、例えば、第1利用者51及び第2利用者52の属性を示す属性情報などを含む。属性情報は、例えば利用者50の年齢、性別、身長などの身体的特徴を表す第1情報と、利用者50の性格、趣味、嗜好などを表す第2情報とを含む。
交通情報は、移動体10が走行する地域の交通に関する情報であり、移動体10が走行する地域の電子地図情報、道路工事、事故、渋滞、交通規制等の情報を含む。
第1センサ14は、例えば、第2利用者52に関する利用者情報を測定する。第1センサ14は、例えば半導体方式のガス検出素子を備えている。第1センサ14は、移動体10の本体100において移動体10の外部にいる第2利用者52が呼気を吹きかけ可能な位置に設けられ、例えば第2利用者52の乗車位置において第2利用者52が吹きかけた呼気に含まれるアルコール濃度を測定する。判定部110は、第1センサ14によって測定された呼気中のアルコール濃度に基づいて、第2利用者52の飲酒の程度を検出することができる。
カメラ15は、例えば、CMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)イメージセンサなどを備える。カメラ15は、例えば、利用者50の乗車位置において移動体10に乗ろうとしている第2利用者52の顔又は体全体を撮影し、第2利用者52の画像を利用者情報として出力する。判定部110は、カメラ15の画像をもとに、第2利用者52の体動を判定でき、第2利用者が不審な動きをしていないかを判定できる。
第2センサ16は、自動運転に必要な情報を検出するセンサである。第2センサは、例えば、位置センサ、物体検知センサ、画像センサ、等を含む。位置センサは、例えば、GPS(Global Positioning System)を利用して移動体10の現在の位置情報を取得する。物体検知センサは、例えば、LIDAR(Light Detection and Ranging)、ミリ波レーダ等を有し、周囲の物体(静止物体及び移動物体)を検知する。画像センサは、例えば、CMOSイメージセンサを有し、信号機、車線、歩道、周囲の物体などを検知する。
出力部17は、文字、映像等を表示する表示装置171、音で通知を行うスピーカ、等を有している。表示装置171は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成される。表示装置171は、例えば、移動体10の側面に設けられた乗降扉101の近くに配置されている。したがって、移動体10の外部にいる人(例えば第2利用者52)が、表示装置171の表示内容を目視可能である。また、表示装置171は、移動体10に乗っている人が表示内容を目視可能なように、本体100の内側(つまり、利用者50が乗車する乗車室)にも取り付けられている。
入力部18は、例えば、表示装置171に設けられたタッチセンサ、キースイッチなどを含み、利用者50(第1利用者51、第2利用者52)の操作入力を受け付ける。
制御部11は、例えば、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、制御部11は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。そして、プロセッサが適宜のプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部11として機能する。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
制御部11は、上述した判定部110の機能を有している。また、制御部11は、運転部111、取得部112、受付部113、確認部114、処理部115の機能を更に有している。
運転部111は、移動体10を自動運転する。運転部111は、サーバ20から目的地情報(例えば乗車位置、降車位置の情報)を受け付けると、第2センサ16が検出した現在の位置情報と、目的地情報と、メモリ13に記憶された交通情報とに基づいて移動経路を決定する。そして、運転部111は、第2センサ16によって検出される周囲の物体の情報などに基づいて移動体10を自動運転し、移動体10を目的地まで自動的に移動させる。
取得部112は、第2利用者52に関する利用者情報を取得する。本実施形態では、取得部112は、利用者情報として、第1センサ14から呼気中のアルコール濃度の測定結果を取得し、カメラ15から第2利用者52を撮影した画像データを取得する。また、取得部112は、第1利用者51及び第2利用者52がサーバ20に配車を申し込んだときに、第1利用者51及び第2利用者52がサーバ20に登録した属性情報をサーバ20から取得する。
受付部113は、サーバ20から、移動体10に搭乗する予定の利用者50(例えば第2利用者52)に関する搭乗者情報及び属性情報を受け付ける。
確認部114は、移動体10に利用者50が搭乗するときに、受付部113が受け付けた搭乗者情報に基づいて、移動体10に搭乗しようとしている利用者50が、移動体10に搭乗する予定の第2利用者52と一致しているか否かを確認する。
処理部115は、判定部110の判定結果に基づいて移動体10を制御する。判定部110が第2利用者52の搭乗を許可した場合、処理部115は、第2利用者52の乗車位置において移動体10の乗降扉101を開け、第2利用者52の移動体10への搭乗を可能にする。また、判定部110が第2利用者52の搭乗を許可しなかった場合、処理部115は、第2利用者52の乗車位置において移動体10の乗降扉101を開けず、第2利用者52が搭乗できないようにする。なお、判定部110が第2利用者52の搭乗を許可しなかった場合、処理部115は、第2利用者52の乗車位置で移動体10を停車させず乗車位置を通過させることで、第2利用者52が搭乗できないようにしてもよい。
(2.2)サーバの構成
サーバ20は、制御部21と、通信部22と、メモリ23と、を備える。
制御部21は、例えば、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、制御部21は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。そして、プロセッサが適宜のプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部21として機能する。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
通信部22は、移動体通信網40を介して、移動体10及び移動体10を利用する利用者50が携帯する端末装置30と通信可能である。
メモリ23は、EEPROM等の電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ、RAM等の揮発性メモリ等を備える。メモリ23は、移動体10を利用する利用者50に関する搭乗者情報及び属性情報、移動体10が走行する地域の交通情報等を記憶する。
制御部21は、複数の移動体10の中から利用者50(例えば第2利用者52)を乗せる予定乗物を選ぶ選定部211の機能を有している。選定部211は、第2利用者52からの配車要求を受け付けると、複数の移動体10の中から、第2利用者52を乗せる予定の予定乗物を選ぶ。第2利用者52からの配車要求には、第2利用者52が乗車する乗車位置及び乗車時刻、降車位置の情報などが含まれる。
選定部211は、複数の移動体10のうち目的地が第2利用者の目的地と同じ方面である1以上の移動体10を候補乗物として選ぶ。選定部211は、例えば、移動体10の現在位置から移動体10の現在の目的地(第1利用者の目的地)を見た方位角と、移動体10の現在位置から第2利用者52の目的地を見た方位角との角度差が所定の閾値以下であれば、同じ方面であると判断する。そして、選定部211は、1以上の候補乗物の中から、候補乗物に既に乗っている第1利用者51の属性と第2利用者52の属性との相性とを考慮して予定乗物を選ぶ。選定部211が第2利用者52を乗せる予定乗物を選ぶと、制御部21は、第2利用者52の乗車位置、乗車時刻、降車位置を指示する配車情報を、通信部22から予定乗物として選んだ移動体10に送信する。
(2.3)端末装置の構成
次に、移動体10を利用する利用者50(第1利用者51、第2利用者52)が携帯する端末装置30について図1及び図2を参照して説明する。以下では、利用者50が携帯する端末装置30のうち、第1利用者51が携帯する端末装置30を第1端末装置301といい、第2利用者52が携帯する端末装置30を第2端末装置302という場合もある。
端末装置30は、例えば、スマートフォン、タブレット型の携帯端末、又はパーソナルコンピュータにより実現される。端末装置30は、制御部31と、通信部32と、メモリ33と、出力部34と、入力部35とを備える。
制御部31は、例えば、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、制御部31は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。そして、プロセッサが適宜のプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部31として機能する。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
通信部32は、移動体通信網40を介して、サーバ20等と通信可能である。
メモリ33は、EEPROM等の電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ、RAM等の揮発性メモリ等を備える。メモリ33は、端末装置30を携帯する利用者50に関する利用者情報等を記憶する。
出力部34は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示部と、スピーカなどの音出力部とを含む。なお、出力部34は、表示部と音出力部とを全て備えるものに限定されず、表示部と音出力部との少なくとも1つを含むものでもよい。
入力部35は、例えば、出力部34が備える表示部に設けられたタッチパネル等を備えて、利用者50の操作入力を受け付ける。
(2.4)動作
本実施形態の運転支援システム1の動作を説明する。
以下では、第2利用者52が第2端末装置302を用いてサーバ20に配車を依頼した場合の動作について説明する。ここでは、第2利用者52がこれから乗車する移動体10には、別の第1利用者51が既に乗車している場合を想定する。
第2利用者52が、第2端末装置302の入力部35を操作して、配車用のアプリを起動し、移動体10の配車を依頼するための依頼情報(乗車位置、乗車時刻、降車位置、利用人数、等の情報)を入力する。第2端末装置302の制御部31は、第2利用者52が入力した依頼情報と、メモリ33に記憶された第2利用者52の個人情報とを、通信部32からサーバ20に送信させる。
サーバ20の通信部22が第2端末装置302から配車の依頼情報及び第2利用者52の個人情報を受信すると、制御部21は、受信した依頼情報及び第2利用者52の個人情報をメモリ23に登録する。そして、サーバ20の選定部211は、受信した依頼情報及び第2利用者52の個人情報、複数の移動体10の運行状況、等に基づいて、複数の移動体10の中から第2利用者52を乗せる移動体10を決定する。具体的には、選定部211は、複数の移動体10のうち目的地が第2利用者の目的地と同じ方面である1以上の移動体10を候補乗物として選ぶ。選定部211は、例えば、移動体10の現在位置から移動体10の現在の目的地(第1利用者の目的地)を見た方位角と、移動体10の現在位置から第2利用者52の目的地を見た方位角との角度差が所定の閾値以下であれば、同じ方面であると判断する。そして、選定部211は、1以上の候補乗物の中から、候補乗物に既に乗っている第1利用者51の属性と第2利用者52の属性との相性とを考慮して予定乗物を選ぶ。サーバ20のメモリ23には、配車依頼時に第1利用者51及び第2利用者52が登録した属性情報が記憶されている。属性情報には、利用者50の年齢、性別、身長などの身体的特徴を表す第1情報と、利用者50の性格、趣味、嗜好などを表す第2情報とが含まれている。したがって、選定部211は、候補乗物に既に乗っている第1利用者51の属性と第2利用者52の属性との相性とを考慮し、例えば第2利用者52と趣味又は嗜好が合う第1利用者51が乗っている候補乗物を予定乗物に選定する。
選定部211が第2利用者52を乗せる予定乗物を選ぶと、制御部21は、第2利用者52の乗車位置、乗車時刻、降車位置を指示する配車情報と、乗車予定の第2利用者の搭乗者情報とを、通信部22から予定乗物として選んだ移動体10に送信する。
予定乗物として選ばれた移動体10の通信部12がサーバ20から配車情報と搭乗者情報を受信すると、制御部11は、配車情報及び搭乗者情報をメモリ13に記憶させる。また、移動体10の運転部111は、第2利用者52の乗車時刻までに乗車位置に到着するように、移動体10を自動運転する。このように、運転部111は、配車情報に含まれる乗車位置の情報を、移動体10の目的地を示す目的地情報として受け付けると、この目的地情報に基づいて移動体10を自動運転するので、指示された目的地(乗車位置)まで移動体10を自動運転できる。
運転部111は、移動体10が乗車位置に到着すると、移動体10を停車させる。このとき、運転支援システム1は、乗車位置で待っている第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定する。この場合の運転支援システム1の処理内容を図3のフロー図を参照して説明する。
制御部11が、第2センサ16が検出した現在の位置情報に基づいて、現在位置と乗車位置との距離が所定の判定値(例えば数m)以下になった場合、乗車位置に接近したと判断する(S1)。
乗車位置に接近したと判断すると、制御部11は、確認部114に第2利用者52の認証を行わせる(S2)。本実施形態では、確認部114は、顔認証技術を利用して第2利用者52の認証を行う。この場合、制御部11は、移動体10の側面に設けられた表示装置171に、「○○さんを迎えに来ました。顔認証を行うのでカメラに顔を向けてください」のようなメッセージを表示させる。そして、確認部114が、カメラ15で撮影された利用者の顔画像と、受付部113がサーバ20から受け付けた搭乗者情報に含まれる顔画像とを比較し、移動体10に搭乗しようとしている利用者が、搭乗予定の第2利用者52と一致するか否かを判断する。
ここで、確認部114が、移動体10に搭乗しようとしている利用者が、搭乗予定の第2利用者52と一致していないと判断すると(S2:不一致)、処理部115が、搭乗を許可しないときの第2処理を行う(S6)。処理部115は、例えば、乗降扉101を開けず、表示装置171に「搭乗予約が入っていないので乗れません」のようなメッセージを表示させる。制御部11は、停車時から所定の待機時間が経過するまでの間に、搭乗予定の第2利用者52が現われなければ、第2利用者52の搭乗予定をキャンセルし、運転部111が次の目的地に向かって移動体10を自動運転する。
一方、確認部114が、移動体10に搭乗しようとしている利用者が、搭乗予定の第2利用者52と一致したと判断すると(S2:一致)、判定部110が、判定情報に基づいて第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定する(S3)。
ここで、判定部110による判定処理を図4のフロー図に基づいて説明する。本実施形態では、判定部110は、第2利用者52の飲酒の有無に基づいて、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定する。制御部11は、移動体10の側面に設けられた表示装置171に、「呼気の吹き込み口に息を吹きかけてください」のようなメッセージを表示させる。移動体10の本体100には表示装置171の近くに呼気の吹込口が設けられており、この吹込口に息を吹きかけると、第1センサ14が呼気中のアルコール濃度を測定する(S11)。そして、取得部112が、利用者情報として呼気中のアルコール濃度の測定結果を第1センサ14から取得すると、判定部110は、呼気中のアルコール濃度と所定の基準値との高低を比較する(S12)。ここで、呼気中のアルコール濃度が基準値以下であれば(S12:Yes)、判定部110は、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可する(S13)。一方、呼気中のアルコール濃度が基準値より高ければ(S12:No)、判定部110は、第2利用者52が過度に飲酒していると判断し、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可しない(S14)。
なお、判定部110は、第2利用者52が移動体10に搭乗する時間帯、搭乗時間、目的地までの距離のうちの少なくとも1つを考慮して、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定してもよい。例えば、飲酒をしている利用者が昼間に比べて多いと予想される夜間の時間帯であれば、判定部110はアルコール濃度の基準値を昼間よりも高めに設定してもよい。これにより、飲酒量が少量で酩酊状態でなければ、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可できる。また、第1利用者51と第2利用者52とが移動体10に一緒に搭乗している搭乗時間が所定の判定時間以下であれば、判定部110は、アルコール濃度が基準値を超えていても、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するように判定してもよい。また、第1利用者51又は第2利用者52の目的地までの距離が所定の判定距離以下であれば、判定部110は、アルコール濃度が基準値を超えていても、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するように判定してもよい。このように、判定情報が、第2利用者52が移動体10に搭乗する時間帯、搭乗時間、目的地までの距離のうちの少なくとも1つを更に含んでもよい。判定部110が、利用者情報に加え、時間帯、搭乗時間、目的地までの距離のうちの少なくとも1つを考慮して判定処理を行うことで、よりきめの細かい判定処理を行うことができる。
上述の判定処理において、判定部110が第2利用者52の移動体10への搭乗を許可すると(S4:許可)、処理部115は、搭乗を許可したときの第1処理を行う(S5)。処理部115は、例えば、乗降扉101を開けて、表示装置171に「どうぞ搭乗してください」のようなメッセージを表示させる。処理部115は、カメラ15の映像などから第2利用者52の移動体10への搭乗を確認すると、乗降扉101を閉じて、表示装置171の表示を停止する。そして、運転部111が次の目的地に向かって移動体10を自動運転する。
その後、運転部111が移動体10を自動運転し、移動体10が利用者50の降車位置に到着すると、制御部11は、乗降扉101を開けて利用者50を降ろし、サーバ20の指示にしたがって自動運転を継続する。なお、運転支援システム1では、降車時などのタイミングで現金又はクレジット払いで運賃の支払い処理が行われてもよい。運転支援システム1では、移動体10に複数の利用者50を相乗りさせているので、移動体10を単独で利用する場合に比べて割安の運賃を設定することができる。
一方、判定処理において、判定部110が第2利用者52の移動体10への搭乗を許可しなかった場合(S4:不許可)、処理部115は、搭乗を許可しないときの第2処理を行う(S6)。処理部115は、例えば、乗降扉101を開けずに、表示装置171に「飲酒量が多いのでお乗せできません」とか「子供さんが乗車しているので飲酒の方はお乗せできません」のようなメッセージを表示させ、第2利用者52の搭乗を不許可にしたことを通知する通知情報を通信部12からサーバ20に送信させる。そして、運転部111は、第2利用者52を乗せずに移動体10を発車させ、次の目的地に向かって移動体10を自動運転する。
ここで、サーバ20の通信部22が、第2利用者52の搭乗を不許可にしたとの通知情報を移動体10から受信すると、選定部211が、代わりの移動体10を選び、第2利用者52の乗車位置に配車してもよい。この場合、選定部211は、空車状態で搭乗予定が入っていない移動体10を選んで配車するのが好ましく、第2利用者52が単独で移動体10を利用するので、第2利用者52に対しては相乗りに比べて高めの運賃を請求する。
また、判定部110は、S12の判定において呼気中のアルコール濃度が基準値よりも高いと判定した場合でも、第1利用者51の属性と第2利用者52の属性とに基づいて第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定してもよい。例えば、判定部110は、呼気中のアルコール濃度が基準値よりも高いと判定した場合でも、第2利用者52が第1利用者51と知り合いであれば、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可してもよい。また、判定部110は、S12の判定において呼気中のアルコール濃度が基準値よりも高いと判定した場合でも、移動体10に誰も乗っておらず、乗車予定が無い場合には、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可してもよい。
また、利用者50がサーバ20に対して移動体10への搭乗を予約する際に、飲酒している利用者との相乗りを許容するか否かを登録させておいてもよい。この場合、判定部110は、S12の判定において呼気中のアルコール濃度が基準値よりも高いと判定したとしても、第1利用者51が飲酒している利用者との相乗りを許容していれば、第2利用者52の搭乗を許可する。これにより、判定部110は、第1利用者51の意向を考慮して、第2利用者52の搭乗を許可するか否かを判定できる。
(3)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、運転支援システム1と同様の機能は、運転支援方法、コンピュータプログラム、又はプログラムを記録した非一時的な記録媒体等で具現化されてもよい。一態様に係る運転支援方法は、判定ステップを含む。判定ステップでは、移動体10において、移動体10に既に乗っている第1利用者51と、第2利用者52との相乗り状態が発生すると判断すると、判定情報に基づいて、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定する。判定情報は、第2利用者52に関する利用者情報を少なくとも含む。また、一態様に係る(コンピュータ)プログラムは、コンピュータシステムに、判定ステップを実行させるためのプログラムである。
以下、上記の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における運転支援システム1又は運転支援方法の実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における運転支援システム1又は運転支援方法の実行主体としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されていてもよいが、電気通信回線を通じて提供されてもよいし、コンピュータシステムで読み取り可能な非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムで読み取り可能な非一時的な記録媒体は、メモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等である。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、運転支援システム1は、移動体10と、サーバ20と、を備えているが、サーバ20は、運転支援システム1に必須の構成ではない。すなわち、移動体10が利用者50の端末装置30と直接通信できれば、サーバ20は省略が可能である。
また、運転支援システム1は、移動体10と、サーバ20とで実現されているが、この構成に限らず、例えば、サーバ20は1つ又は2つのシステムで実現されてもよい。また、運転支援システム1の判定部110の機能が2つ以上のシステムに分散して設けられてもよい。例えば、運転支援システム1の判定部110の機能は、移動体10とサーバ20とに分散して設けられていてもよいし、サーバ20に設けられていてもよい。また、運転支援システム1の少なくとも一部の機能は、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
(3.1)変形例1
実施形態1と、変形例1の運転支援システム1とでは、判定部110による判定方法で相違している。変形例1の運転支援システム1の構成は実施形態1と同様であるので、実施形態1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
変形例1の運転支援システム1の動作について図5を参照して説明する。
変形例1の運転支援システム1では、判定部110が、カメラ15が撮影した第2利用者52の画像に基づいて、第2利用者52が不審な行動をしているか否かを判定し、その判定結果をもとに第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定する。
具体的には、取得部112が、利用者情報として第2利用者52を映した画像(動画像)をカメラ15から取得すると(S21)、判定部110は、第2利用者52を映した画像(動画像)をもとに不審な行動があるか否かを判定する(S22)。
判定部110は、第2利用者52を映した画像(動画像)をもとに、不審な行動がないと判断すると(S22:No)、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可する(S23)。
判定部110は、第2利用者52を映した画像(動画像)をもとに、第2利用者52が静止できずにふらついていたり、第2利用者52が危険物を所持していたりすると、不審な行動があると判断する(S22:Yes)。判定部110は、不審な行動があると判断すると、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可しない(S24)。
このように、変形例1では、判定部110が、第2利用者52を映した画像(動画像)に基づいて、第2利用者52の行動に不審な点があるか否かを判断し、その判断結果をもとに、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定できる。
判定部110が、第2利用者52を映した画像(動画像)に基づいて、第2利用者52の行動に不審な点があるか否かを判断する場合は、乗車位置に停車しなくても第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判断できる。したがって、判定部110が第2利用者52の移動体10への搭乗を許可しないと判断した場合、処理部115は、移動体10を停車させず、第2利用者52の乗車位置を素通りさせてもよい。
なお、判定部110は、例えば第2利用者52と音声対話を行い、質問に対する第2利用者52の応答内容から第2利用者52の精神状態などを判断し、その判断結果をもとに、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定してもよい。
また、判定部110は、飲酒の有無、不審な行動の有無に基づいて第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定するものに限定されず、他の条件に基づいて搭乗を許可するか否かを判定してもよい。判定部10は、例えば、第1利用者51と第2利用者52との性別に基づいて搭乗を許可するか否かを判定してもよく、第1利用者51と第2利用者52とが異性同士の組み合わせになる場合は第2利用者52の搭乗を許可しないように判定してもよい。
また、サーバ20は、過去に移動体10に搭乗した利用者50が何らかのトラブルを起こした場合、そのトラブルの内容をメモリ23に蓄積してもよい。この場合、取得部112が、通信部12を介してサーバ20に第2利用者52のトラブル情報を問い合わせ、判定部110が、第2利用者52のトラブル情報をもとに、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定してもよい。
(3.2)変形例2
実施形態1と、変形例2の運転支援システム1とは、判定部110による判定方法で相違している。変形例2の運転支援システム1の構成は実施形態1と同様であるので、実施形態1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
変形例2では、判定部110が、第1利用者51の属性と第2利用者52の属性との相性に基づいて、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定する。
判定部110が第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定する場合、移動体10の取得部112は、通信部12を介してサーバ20から第1利用者51及び第2利用者52の属性情報を取得する。第1利用者51及び第2利用者52の属性情報には、例えば利用者50の年齢、性別、身長などの身体的特徴を表す第1情報と、利用者50の性格、趣味、嗜好などを表す第2情報とが含まれている。
判定部110は、第2利用者52の趣味又は嗜好が、第1利用者51の趣味又は嗜好と合えば、第2利用者52の搭乗を許可し、第2利用者52の趣味又は嗜好が、第1利用者51の趣味又は嗜好と合わなければ、第2利用者52の搭乗を許可しない。これにより、趣味又は嗜好が合わない第1利用者51と第2利用者52とが移動体10に同乗する可能性を低減でき、利用者間の関係性が悪化する可能性を低減できる。例えば、第1利用者51と第2利用者52とがともにスポーツ観戦に向かっていたり、スポーツ観戦を終えて移動する場合に、第1利用者51と第2利用者52が同じチームを応援しているファン同士であれば、判定部110は第2利用者52の搭乗を許可する。一方、第1利用者51と第2利用者52が別のチームを応援しているファンであれば、判定部110は第2利用者52の搭乗を許可せず、利用者間の関係性が悪化する可能性を低減できる。
また、判定部110は、第1利用者51及び第2利用者52の体格などを考慮して第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定してもよい。判定部110は、移動体10の搭乗空間と、第1利用者51及び第2利用者52の体格を考慮して、第2利用者52を乗せると車内が窮屈になると判断すると、第2利用者52の搭乗を許可しないように判定してもよく、利用者50が移動体10を快適に利用できるようにしている。
(3.3)変形例3
実施形態1と、変形例3の運転支援システム1とは、判定部110による判定方法で相違している。変形例3の運転支援システム1の構成は実施形態1と同様であるので、実施形態1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
変形例3では、判定部110は、判定情報に基づいて第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定した判定結果に対する第1利用者51の操作入力を受け付けて判定結果を確定する。
変形例3の判定処理を図6及び図7に基づいて説明する。
制御部11が、第2センサ16が検出した現在の位置情報に基づいて、現在位置と乗車位置との距離が所定の判定値(例えば数m)以下になった場合、乗車位置に接近したと判断する(S31)。
乗車位置に接近したと判断すると、制御部11は、確認部114に第2利用者52の認証を行わせる(S32)。確認部114による認証処理は実施形態1と同様であるので、その説明は省略する。
ここで、確認部114が、移動体10に搭乗しようとしている利用者が、搭乗予定の第2利用者52と一致していないと判断すると(S32:不一致)、処理部115が、搭乗を許可しないときの第2処理を行う(S39)。処理部115は、例えば、乗降扉101を開けず、表示装置171に「搭乗予約が入っていないので乗れません」のようなメッセージを表示させる。制御部11は、停車時から所定の待機時間が経過するまでの間に、搭乗予定の第2利用者52が現われなければ、第2利用者52の搭乗予定をキャンセルし、運転部111が次の目的地に向かって移動体10を自動運転する。
一方、確認部114が、移動体10に搭乗しようとしている利用者が、搭乗予定の第2利用者52と一致したと判断すると(S32:一致)、判定部110が、判定情報に基づいて第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定する(S33)。判定部110は、例えば第2利用者52の呼気中のアルコール濃度を測定した測定結果に基づいて、第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定する。
このとき、制御部11は、出力部17を制御して、判定部110の判定結果を移動体10の車内に設けられた表示装置に表示させることによって、移動体10に既に乗っている第1利用者51に対して判定部110の判定結果を提示する(S34)。また、制御部11は、出力部17を制御して、判定部110の判定結果に対する第1利用者51の賛否の意思を入力するように促すメッセージを、移動体10の車内に設けられた表示装置に表示させる。
第1利用者51が入力部18を用いて判定部110の判定結果に対する賛否の意思を入力すると、制御部11が第1利用者51の操作入力を受け付け(S35)、判定部110が第1利用者51の操作入力を受けて判定結果を確定する(S36)。
ここで、判定部110が、第1利用者51の操作入力を受けて判定結果を確定する処理を図7に基づいて説明する。制御部11が第1利用者51の操作入力を受け付けると(S41)、判定部110は、判定結果に第1利用者51が賛成しているか否かを判断する(S42)。
第1利用者51が判定結果に賛成していれば(S42:Yes)、判定部110は判定結果を変更せずに確定させる(S43)。例えば、第2利用者52の搭乗を不許可にするという判定結果に、第1利用者51が賛成していれば、判定部110は、第2利用者52の搭乗を不許可にするという判定結果を確定させる。
一方、第1利用者51が判定結果に賛成しなければ(S42:No)、判定部110は判定結果を変更して確定させる(S44)。例えば、第2利用者52の搭乗を不許可にするという判定結果に、第1利用者51が賛成しなければ、判定部110は、第2利用者52の搭乗を許可するという判定結果に変更して確定させる。
なお、移動体10に複数の第1利用者51が搭乗している場合は、全ての第1利用者51から操作入力を受け付け、判定部110が全ての第1利用者51の操作入力に基づいて判定結果を確定させてもよい。例えば、判定部110の判定結果に全ての第1利用者51が賛成している場合、判定部110は判定結果を変更せずに確定する。一方、判定部110の判定結果に少なくとも1人の第1利用者51が反対している場合、判定部110は判定結果を変更して確定させる。また、判定部110の判定結果に過半数の第1利用者51が賛成している場合、判定部110は判定結果を変更せずに確定し、判定部110の判定結果に過半数の第1利用者51が反対している場合、判定部110は判定結果を変更して確定させてもよい。
このようにして判定部110が判定結果を確定させると、処理部115は確定後の判定結果に応じて移動体10を制御する。
判定部110が第2利用者52の移動体10への搭乗を許可する場合(S37:許可)、処理部115は、搭乗を許可したときの第1処理を行う(S38)。処理部115は、例えば、乗降扉101を開けて、表示装置171に「どうぞ搭乗してください」のようなメッセージを表示させる。処理部115は、カメラ15の映像などから第2利用者52の移動体10への搭乗を確認すると、乗降扉101を閉じて、表示装置171の表示を停止する。そして、運転部111が次の目的地に向かって移動体10を自動運転する。
一方、判定部110が第2利用者52の移動体10への搭乗を許可しない場合(S37:不許可)、処理部115は、搭乗を許可しないときの第2処理を行う(S39)。処理部115は、例えば、乗降扉101を開けずに、表示装置171に「飲酒量が多いのでお乗せできません」のようなメッセージを表示させ、第2利用者52の搭乗を不許可にしたことを通知する通知情報を通信部12からサーバ20に送信させる。そして、運転部111は、第2利用者52を乗せずに移動体10を発車させ、次の目的地に向かって移動体10を自動運転する。
(3.4)その他の変形例
実施形態1では、確認部114は、顔認証技術を利用して移動体10に搭乗しようとしている利用者が、搭乗予定の第2利用者52であるか否かを認証しているが、確認部114による第2利用者52の認証方法は顔認証に限定されない。例えば、確認部114は、搭乗予約時にサーバ20が第2利用者52に付与した予約番号を入力させることで、第2利用者52の認証を行ってもよい。
実施形態1では、移動体10が自動車であったが、移動体10は自動車に限定されず、例えば、二輪車、乗合いバス、鉄道車両、航空機、船舶等の自動車以外の移動体でもよい。
また、実施形態1の移動体10は人を乗せて運ぶ自動車であったが、移動体10は人を乗せるものに限定されず、利用者の荷物を指定された宛先に運んだり、利用者宛ての荷物を利用者まで運んだりする運搬用の車両でもよい。
実施形態1では、移動体10は、運転支援システム1によって自動運転する自動運転車であるが、移動体10は自動運転車に限定されず、運転手が運転する移動体でもよい。運転手が運転する移動体においても、運転支援システム1が第2利用者52の移動体10への搭乗を許可するか否かを判定するので、運転手の負担を増やすことなく、車内環境が悪化する可能性を低減できる。
また、判定部110によるアルコール濃度等の2値間の比較において、「以上」としているところは、「より大きい」でもよい。つまり、2値が等しい場合を含むか否かは、基準値等の設定次第で任意に変更できるので、「以上」か「より大きい」かに技術上の差異はない。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る運転支援システム(1)は判定部(110)を備える。判定部(110)は、移動体(10)において、移動体(10)に既に乗っている第1利用者(51)と、第2利用者(52)との相乗り状態が発生すると判断すると、判定情報に基づいて第2利用者(52)の移動体(10)への搭乗を許可するか否かを判定する。判定情報は、第2利用者(52)に関する利用者情報を少なくとも含む。
この態様によれば、判定部(110)が、判定情報に基づいて第2利用者(52)の移動体(10)への搭乗を許可するか否かを判定しており、第2利用者(52)の移動体(10)への搭乗を許可しないことで、利用者間の関係性が悪化する可能性を低減できる。
第2の態様に係る運転支援システム(1)では、第1の態様において、移動体(10)を自動運転する運転部(111)を更に備える。
この態様によれば、運転部(111)が自動運転する移動体(10)において、利用者間の関係性が悪化する可能性を低減できる。
第3の態様に係る運転支援システム(1)では、第2の態様において、運転部(111)は、移動体(10)の目的地を示す目的地情報を受け付けると、前記目的地情報に基づいて移動体(10)を自動運転する。
この態様によれば、運転部(111)が、目的地情報に基づいて移動体(10)を目的地まで自動運転することができる。
第4の態様に係る運転支援システム(1)では、第1~第3のいずれかの態様において、判定部(110)は、第1利用者(51)の属性と第2利用者(52)の属性との相性に基づいて、第2利用者(52)の移動体(10)への搭乗を許可するか否かを判定する。
この態様によれば、判定部(110)が、第1利用者(51)の属性と第2利用者(52)の属性との相性を考慮して、第2利用者(52)の移動体(10)への搭乗を許可するか否かを判定するので、利用者間の関係性が悪化する可能性を低減できる。
第5の態様に係る運転支援システム(1)では、第1~第4のいずれかの態様において、移動体(10)が複数あり、複数の移動体(10)の中から第2利用者(52)を乗せる予定乗物を選ぶ選定部(211)を更に備える。選定部(211)は、複数の移動体(10)のうち目的地が第2利用者(52)の目的地と同じ方面である1以上の移動体(10)を候補乗物として選ぶ。選定部(211)は、1以上の候補乗物の中から、候補乗物に既に乗っている第1利用者(51)の属性と第2利用者(52)の属性との相性とを考慮して予定乗物を選ぶ。
この態様によれば、選定部(211)が、第1利用者(51)の属性と第2利用者(52)の属性との相性とを考慮して、第2利用者(52)を乗せる予定乗物を選んでいるので、利用者間の関係性が悪化する可能性を低減できる。
第6の態様に係る運転支援システム(1)では、第1~第5のいずれかの態様において、第2利用者(52)に関する利用者情報を取得する取得部(112)を更に備える。
この態様によれば、判定部(110)が、取得部(112)によって取得された利用者情報を含む判定情報に基づいて、第2利用者(52)の移動体(10)への搭乗を許可するか否かを判定することができる。
第7の態様に係る運転支援システム(1)は、第1~第6のいずれかの態様において、受付部(113)と、確認部(114)と、を更に備える。受付部(113)は、移動体(10)に搭乗する予定の第2利用者(52)に関する搭乗者情報を受け付ける。確認部(114)は、移動体(10)に利用者が搭乗するときに、搭乗者情報に基づいて、移動体(10)に搭乗しようとしている利用者が、移動体(10)に搭乗する予定の第2利用者(52)と一致しているか否かを確認する。
この態様によれば、確認部(114)によって、移動体(10)に搭乗しようとしている利用者が、移動体(10)に搭乗する予定の第2利用者(52)と一致しているか否かを確認できる。したがって、移動体(10)に搭乗する予定の第2利用者(52)とは異なる利用者が移動体(10)に搭乗する可能性を低減できる。
第8の態様に係る運転支援システム(1)では、第1~第7のいずれかの態様において、判定部(110)は、判定情報に基づいて第2利用者(52)の移動体(10)への搭乗を許可するか否かを判定する。判定部(110)は、この判定結果に対する第1利用者(51)の操作入力を受け付けて判定結果を確定する。
この態様によれば、判定部(110)の判定結果に、移動体(10)に既に乗っている第1利用者(51)の意思を反映することができる。
第9の態様に係る運転支援システム(1)は、第1~第8のいずれかの態様において、判定部(110)の判定結果に応じて移動体(10)を制御する処理部(115)を更に備える。
この態様によれば、判定部(110)の判定結果に応じた動作を移動体(10)に行わせることができる。
第10の態様に係る運転支援システム(1)では、第1~第9のいずれかの態様において、判定情報は、第2利用者(52)が移動体(10)に搭乗する時間帯、搭乗時間、目的地までの距離のうちの少なくとも1つを更に含む。
この態様によれば、判定部(110)は、第2利用者(52)が移動体(10)に搭乗する時間帯、搭乗時間、目的地までの距離のうちの少なくとも1つを考慮して、第2利用者(52)の移動体(10)への搭乗を許可するか否かを判定することができる。
第11の態様に係る運転支援方法は判定ステップを含む。判定ステップでは、移動体(10)において、移動体(10)に既に乗っている第1利用者(51)と、第2利用者(52)との相乗り状態が発生すると判断すると、判定情報に基づいて第2利用者(52)の移動体(10)への搭乗を許可するか否かを判定する。判定情報は、第2利用者(52)に関する利用者情報を少なくとも含む。
この態様によれば、判定情報に基づいて第2利用者(52)の移動体(10)への搭乗を許可するか否かを判定しており、第2利用者(52)の移動体(10)への搭乗を許可しないことで、利用者間の関係性が悪化する可能性を低減できる。
第12の態様に係るプログラムは、コンピュータシステムに判定ステップを実行させるためのプログラムである。判定ステップでは、移動体(10)において、移動体(10)に既に乗っている第1利用者(51)と、第2利用者(52)との相乗り状態が発生すると判断すると、判定情報に基づいて第2利用者(52)の移動体(10)への搭乗を許可するか否かを判定する。判定情報は、第2利用者(52)に関する利用者情報を少なくとも含む。
この態様によれば、判定情報に基づいて第2利用者(52)の移動体(10)への搭乗を許可するか否かを判定しており、第2利用者(52)の移動体(10)への搭乗を許可しないことで、利用者間の関係性が悪化する可能性を低減できる。
第13の態様に係る移動体(10)は、移動する本体(100)を備え、第1~第10のいずれかの態様の運転支援システム(1)によって第2利用者(52)の本体(100)への搭乗を許可するか否かを判定する。
この態様によれば、判定情報に基づいて第2利用者(52)の移動体(10)への搭乗を許可するか否かを判定しており、第2利用者(52)の移動体(10)への搭乗を許可しないことで、利用者間の関係性が悪化する可能性を低減できる。
上記態様に限らず、実施形態1に係る運転支援システム(1)の種々の構成(変形例を含む)は、運転支援システム(1)の通知方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化可能である。
第2~第10の態様に係る構成については、運転支援システム(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 運転支援システム
10 移動体
51 第1利用者
52 第2利用者
100 本体
111 判定部
112 取得部
113 受付部
114 確認部
115 処理部
211 選定部

Claims (12)

  1. 移動体において、前記移動体に既に乗っている第1利用者と、第2利用者との相乗り状態が発生すると判断すると、前記第2利用者に関する利用者情報を少なくとも含む判定情報に基づいて、前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可するか否かを判定する判定部と、
    前記利用者情報として呼気中のアルコール濃度を測定する第1センサとを備え、
    前記判定部は、前記第1センサが測定した前記第2利用者の呼気中のアルコール濃度が基準値以下の場合に前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可し、
    前記判定情報は、前記第2利用者が前記移動体に搭乗する時間帯、搭乗時間、目的地までの距離のうちの少なくとも1つを更に含み、
    前記判定部は、前記第2利用者が前記移動体に搭乗する時間帯が夜間の時間帯の場合は前記基準値を昼間よりも高く変更し、
    前記判定部は、前記第1センサが測定した前記第2利用者の呼気中のアルコール濃度が前記基準値よりも高い場合に、前記搭乗時間が所定の判定時間以下である場合又は前記目的地までの距離が所定の判定距離以下である場合は前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可する
    運転支援システム。
  2. 前記移動体を自動運転する運転部を更に備える
    請求項1に記載の運転支援システム。
  3. 前記運転部は、前記移動体の目的地を示す目的地情報を受け付けると、前記目的地情報に基づいて前記移動体を自動運転する
    請求項2に記載の運転支援システム。
  4. 前記判定部は、前記第1利用者の属性と前記第2利用者の属性との相性に基づいて、前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可するか否かを判定する
    請求項1~3のいずれか1項に記載の運転支援システム。
  5. 前記移動体が複数あり、
    前記複数の移動体の中から前記第2利用者を乗せる予定乗物を選ぶ選定部を更に備え、
    前記選定部は、前記複数の移動体のうち目的地が前記第2利用者の目的地と同じ方面である1以上の移動体を候補乗物として選び、
    前記選定部は、1以上の前記候補乗物の中から、前記候補乗物に既に乗っている前記第1利用者の属性と前記第2利用者の属性との相性とを考慮して前記予定乗物を選ぶ
    請求項1~4のいずれか1項に記載の運転支援システム。
  6. 前記第2利用者に関する前記利用者情報を取得する取得部を更に備える
    請求項1~5のいずれか1項に記載の運転支援システム。
  7. 前記移動体に搭乗する予定の前記第2利用者に関する搭乗者情報を受け付ける受付部と、
    前記移動体に利用者が搭乗するときに、前記搭乗者情報に基づいて、前記移動体に搭乗しようとしている前記利用者が、前記移動体に搭乗する予定の前記第2利用者と一致しているか否かを確認する確認部と、を更に備える
    請求項1~6のいずれか1項に記載の運転支援システム。
  8. 前記判定部は、前記判定情報に基づいて前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可するか否かを判定した判定結果に対する前記第1利用者の操作入力を受け付けて前記判定結果を確定する
    請求項1~7のいずれか1項に記載の運転支援システム。
  9. 前記判定部の判定結果に応じて前記移動体を制御する処理部を更に備える
    請求項1~8のいずれか1項に記載の運転支援システム。
  10. 移動体において、前記移動体に既に乗っている第1利用者と、第2利用者との相乗り状態が発生すると判断すると、前記第2利用者に関する利用者情報を少なくとも含む判定情報に基づいて、前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可するか否かをコンピュータシステムが判定する判定ステップを含み、
    前記判定ステップでは、前記利用者情報として呼気中のアルコール濃度を測定する第1センサが測定した前記第2利用者の呼気中のアルコール濃度が基準値以下の場合に前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可し、
    前記判定情報は、前記第2利用者が前記移動体に搭乗する時間帯、搭乗時間、目的地までの距離のうちの少なくとも1つを更に含み、
    前記判定ステップでは、前記第2利用者が前記移動体に搭乗する時間帯が夜間の時間帯の場合は前記基準値を昼間よりも高く変更し、
    前記判定ステップでは、前記第1センサが測定した前記第2利用者の呼気中のアルコール濃度が前記基準値よりも高い場合に、前記搭乗時間が所定の判定時間以下である場合又は前記目的地までの距離が所定の判定距離以下である場合は前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可する
    運転支援方法。
  11. コンピュータシステムに、
    移動体において、前記移動体に既に乗っている第1利用者と、第2利用者との相乗り状態が発生すると判断すると、前記第2利用者に関する利用者情報を少なくとも含む判定情報に基づいて、前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可するか否かを判定する判定ステップを実行させるためのプログラムであって、
    前記判定ステップでは、前記利用者情報として呼気中のアルコール濃度を測定する第1センサが測定した前記第2利用者の呼気中のアルコール濃度が基準値以下の場合に前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可し、
    前記判定情報は、前記第2利用者が前記移動体に搭乗する時間帯、搭乗時間、目的地までの距離のうちの少なくとも1つを更に含み、
    前記判定ステップでは、前記第2利用者が前記移動体に搭乗する時間帯が夜間の時間帯の場合は前記基準値を昼間よりも高く変更し、
    前記判定ステップでは、前記第1センサが測定した前記第2利用者の呼気中のアルコール濃度が前記基準値よりも高い場合に、前記搭乗時間が所定の判定時間以下である場合又は前記目的地までの距離が所定の判定距離以下である場合は前記第2利用者の前記移動体への搭乗を許可する
    プログラム。
  12. 移動する本体を備え、
    請求項1~9のいずれか1項に記載の運転支援システムによって前記第2利用者の前記本体への搭乗を許可するか否かを判定する
    移動体。
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