JP7043479B2 - 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム Download PDF

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本発明は、情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムに関する。
利用者が自動車で外出後に飲酒した時などに、運転代行者と利用者とをシステムを介してマッチングさせる技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2010-097383号公報
しかしながら、上記の従来技術では、運転代行業者への単純な運転代行の取次しか行っていない。そのため、運転代行を専業としていない個人を運転代行者としてマッチングさせる場合には、実際にやって来る運転代行者の運転経験や運転技量等が不明であるため、利用者が運転代行の依頼を躊躇するという課題が残されており、運転代行希望者と運転希望者との個人間マッチングには不向きであった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、運転代行希望者と運転希望者との個人間マッチングにおいて、運転希望者の運転実績に関する情報を活用したマッチングを実現する情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、他者の車両の運転を希望する第1利用者の運転実績を記憶する記憶部と、前記第1利用者の運転実績に基づいて、前記他者の車両の運転を希望する前記第1利用者と、自身の車両の運転代行を希望する第2利用者とのマッチングを行い、成立した場合、前記車両の運転代行を開始するために、前記第1利用者の端末装置に、同乗者となる前記第2利用者との待ち合わせの時間及び場所を通知する照合部とを備え、前記照合部は、前記第2利用者からの運転代行希望の通知を受けて、前記第1利用者を含む運転希望者を対象にマッチングを行い、前記運転希望者の中から前記第2利用者の提示する運転実績に関する希望条件に適合する候補者を抽出し、前記第2利用者の端末装置に対して抽出された候補者を通知し、通知された候補者の中から前記第2利用者が希望する候補者として前記第1利用者が選定された場合、前記第1利用者の端末装置に対して運転代行を請け負うか否かの問合せを通知し、前記第1利用者の端末装置から運転代行を請け負う旨の応答を受けた場合には、前記第1利用者を正式な運転代行者として確定し、確定した後、運転代行者が確定した旨を、前記第2利用者の端末装置に通知することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、運転代行希望者と運転希望者との個人間マッチングにおいて、運転希望者の運転実績に関する情報を活用したマッチングを実現することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理方法の第1の概要を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る情報処理方法の第2の概要を示す説明図である。 図3は、情報処理システムの構成例を示す図である。 図4は、端末装置の構成例を示すブロック図である。 図5は、情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 図6は、ユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、運転情報記憶部の一例を示す図である。 図8は、代行情報記憶部の一例を示す図である。 図9は、お礼情報記憶部の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る第1の処理手順を示すフローチャートである。 図11は、実施形態に係る第2の処理手順を示すフローチャートである。 図12は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理方法の概要〕
まず、実施形態に係る情報処理の一例について図1及び図2を参照して説明する。図1は、実施形態に係る情報処理方法の第1の概要を示す説明図である。図2は、実施形態に係る情報処理方法の第2の概要を示す説明図である。図1の例では、情報処理装置100は、個人間マッチングを行うことができるサーバ等である。
具体的には、図1に示すように、情報処理システム1には、端末装置10と、情報処理装置100とが含まれる。端末装置10および情報処理装置100は、それぞれネットワークN(図2参照)を介して有線または無線で互いに通信可能に接続される。
端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等のスマートデバイス、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートウォッチ、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)、ノート型PC(Personal Computer)、デスクトップ型PC、カーナビゲーションシステム等の情報処理装置である。
図1に示す例では、端末装置10は、ユーザUやユーザDが使用する端末装置である。ユーザUは、車両Cの運転代行を希望する利用者(運転代行希望者)である。ユーザDは、運転を希望する利用者(運転希望者)である。
例えば、ユーザUは、飲酒又は体調不良等により運転できない状態になった時に、運転代行の希望を情報処理装置100に通知する。すなわち、ユーザUは、情報処理装置100に対して運転代行に関する個人間マッチングを依頼する。なお、ユーザUは、車両Cの運転者に限らず、車両Cの同乗者(配偶者、家族等)であってもよい。
情報処理装置100は、ユーザUからの運転代行希望の通知に応じて、運転代行に関する個人間マッチングを行う。ここでは、情報処理装置100は、ユーザUからの運転代行希望の通知を受けて、ユーザUとユーザDとのマッチング(照合)を行う。情報処理装置100は、ユーザDがユーザUの提示する希望条件に適合する場合には、運転代行の候補者としてユーザDを抽出する。
なお、ユーザUが運転代行を希望する理由については任意である。例えば、ユーザUが高齢者で、車両で警察署や運転免許センターまで赴いて運転免許証を自主返納した後、乗ってきた車両を自宅まで運転して欲しい等の理由であってもよい。また、疲れた/眠くなったので運転を代って欲しい、長距離運転の予定のため運転者の交代要員として同行して欲しい等の理由であってもよい。
また、ユーザDが運転を希望する理由についても任意である。例えば、たまたま車を運転したい気分になった、様々な車を運転してみたい、荷物が重いので車で移動したい、雨が降ってきたので車で移動したい、終電を逃したので車で自宅の方面へ帰りたい等の理由であってもよい。また、地方圏の交通不便地域に訪れた場合に、その地域での運転代行を請け負うことで地域内を移動したい等の理由であってもよい。また、ヒッチハイクのように運転代行を繰り返すことで全国各地を巡りたい等の理由であってもよい。すなわち、運転代行の個人間マッチングには、運転代行を希望するユーザU側のみならず、運転を希望するユーザD側の需要も存在する。
本実施形態では、ユーザUが使用する端末装置10を「端末装置10A」とし、ユーザDが使用する端末装置10を「端末装置10B」とする。なお、自身が運転を希望する立場になれば、ユーザUはユーザDになり得る。また、自身が運転代行を希望する立場になれば、ユーザDはユーザUになり得る。
また、かかる端末装置10は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)等の無線通信網や、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)等の近距離無線通信を介してネットワークNに接続し、情報処理装置100と通信することができる。
(個人間マッチング)
例えば、図1に示すように、ユーザDは、自身の端末装置10Bを操作して、事前に、自身に関するユーザ情報と、自身の運転実績等に関する運転情報とを、情報処理装置100に登録する(ステップS1)。これらの情報の登録は初回(最初の利用時)のみでもよいし、その都度行うようにしてもよい。
ユーザ情報は、例えば、ユーザDの氏名、性別、年齢および住所等の属性情報である。なお、氏名、性別、年齢および住所は、ユーザDの属性情報の一例に過ぎない。ユーザDの属性情報には、例えばデモグラフィック(人口統計学的属性)やサイコグラフィック(心理学的属性)等、任意の属性が採用可能である。また、ユーザ情報は、情報処理装置100が提供するWebサービス等においてユーザDが登録したものを使用してもよい。すなわち、ユーザ情報は、他のWebサービス等と共通のものでもよい。
運転情報(運転実績)は、例えば、運転代行の経験(これまでに○○回等)、運転歴(××年等)、運転頻度(週に△△回等)、乗り慣れている車種、走り慣れている地域や道路、ナビゲーション用のアプリケーション(以下、ナビアプリ)やドライブレコーダ等が提供する運転力診断結果等が含まれる。また、優良運転者(ゴールド免許)である旨や、高速道路に慣れている、遠出した経験がある、普段仕事で車を運転している等の付加情報が含まれていてもよい。また、過去に運転代行を請け負ったことがある運転代行希望者(ユーザU)を示す識別情報及びその回数等が含まれていてもよい。
なお、無免許運転の可能性を排除するため、本人確認書類として運転免許証の登録を義務付けてもよい。例えば、運転情報に、運転免許証の両面の画像、及び/又は運転免許証番号と有効期限とを登録させる。この場合、免許証を更新した時には、再登録を義務付ける。登録されているデータ上において、免許証の有効期限を超過している場合、又は運転中に免許証の有効期限を超過する可能性がある場合(日付をまたぐ場合等)には、ユーザDは運転代行を請け負うことができない。また、必要であれば、上記の運転免許証を第二種運転免許に限定してもよい。
また、ユーザDは、上記のようにユーザ情報や運転情報を情報処理装置100へ事前登録した日以降、自身が何らかの車両を運転した時に、その都度、ナビアプリ等が提供する運転力診断結果や走行経路/走行距離/走行時間等の情報、ドライブレコーダに記録された映像や履歴等の情報を、情報処理装置100に通知/登録するようにしてもよい。例えば、ユーザDの端末装置10Bがドライブレコーダと連携して自動的にユーザDの運転中の映像等を取得し、運転力診断結果とともに自動的に情報処理装置100に送信する機能を搭載してもよい。また、ドライブレコーダーアプリ等により、ユーザDの端末装置10Bがドライブレコーダとして機能してもよい。
情報処理装置100は、ユーザDから登録されたユーザ情報と運転情報とを対応付けて記憶するとともに、ユーザ情報や運転情報に基づいて、ユーザDの運転実績を検証する(ステップS2)。例えば、情報処理装置100は、ユーザDの属性や運転実績に基づいて、ユーザDの運転者としてのランク(階級)を判定する。
また、情報処理装置100は、ユーザDの運転力診断結果や運転中の映像等の情報を取得している場合には、これらの情報も加味して、ユーザDの運転実績を検証する。これにより、情報処理装置100は、ユーザDの運転者としての特性(運転が丁寧/荒い、速い/遅い、カーブ/ブレーキが急、加速度一定等)を判定する。また、実際に運転した結果である運転力診断結果や運転中の映像等の情報があれば、運転実績の信憑性が高くなる。
このとき、情報処理装置100は、機械学習によりユーザDの運転実績を検証するようにしてもよい。情報処理装置100が行う機械学習は、例えばディープニューラルネットワークを利用したディープラーニング(深層学習)等でもよい。また、情報処理装置100は、データマイニングやその他の機械学習アルゴリズムを利用してもよい。
ユーザDは、端末装置10Bを操作して、運転を希望している旨を情報処理装置100に通知する(ステップS3)。すなわち、ユーザDは、運転代行を請け負うことが可能である旨を情報処理装置100に通知する。このとき、ユーザDは、運転可能な時間帯や方面(目的地)等を情報処理装置100に通知してもよい。また、ユーザDの端末装置10Bは、現在の位置情報を情報処理装置100に通知してもよい。
車両Cを使用しているユーザUは、自身の端末装置10Aを操作して、情報処理装置100に対して、自身に関するユーザ情報を登録し、車両Cの運転代行の希望を通知する(ステップS4)。ユーザ情報の登録は初回(最初の利用時)のみでもよいし、その都度行うようにしてもよい。このとき、ユーザUは、運転代行を希望する時間帯や方面(目的地)、その他の条件等を情報処理装置100に通知する。その他の条件は、例えば、運転代行者の属性に対する希望条件(同性、20代以上等)等である。また、運転代行者のランクや特性についての希望条件(所定のランク以上、安全運転/速さ重視等)でもよい。例えば、妊婦や乳幼児が同乗するため、可能な限りゆっくりと安全運転する運転代行者を望む等である。
情報処理装置100は、ユーザUからの運転代行希望の通知を受けて、ユーザDを含む運転希望者を対象にマッチングを行い、ユーザDを含む運転希望者の中から、運転実績等、ユーザUの提示する希望条件に適合する候補者を抽出する(ステップS5)。ここでは、候補者には少なくともユーザDが含まれるものとする。
情報処理装置100は、ユーザUの端末装置10Aに対して、抽出された候補者を通知する(ステップS6)。なお、通知される情報には、特定の個人を識別できるような情報は含まれないものとする。例えば、情報処理装置100は、降順/昇順に候補者に割り当てた番号と、候補者のランクや特性のみ通知するようにしてもよい。また、情報処理装置100は、候補者が過去に運転代行希望者(ユーザU)の運転代行を請け負ったことがある場合には、その旨を通知するようにしてもよい。
ユーザUは、自身の端末装置10Aを操作して、情報処理装置100から通知された候補者の中から、自身が希望する候補者を選定する(ステップS7)。ここでは、候補者としてユーザDが選定されたものとする。
なお、上記のステップS6及びS7における候補者の通知及び選定を行うか否かは任意である。例えば、情報処理装置100が高精度なマッチングにより候補者を1人に絞り込める場合、候補者の通知及び選定は不要である。機械学習等により情報処理装置100のマッチングの精度が向上すれば、自ずと候補者を絞り込めるようになると予想される。
情報処理装置100は、候補者であるユーザDの端末装置10Bに対して、運転代行の可否の問合せを通知する(ステップS8)。すなわち、情報処理装置100は、ユーザDの端末装置10Bに対して、運転代行の希望を通知する。このとき、情報処理装置100は、ユーザUが運転代行を希望する時間帯や方面(目的地)、車両Cのメーカ名や車種等を、端末装置10Bに通知する。また、情報処理装置100は、可能であれば、ユーザUの大まかな属性情報(性別、年齢層等)等も通知するようにしてもよい。
ユーザDは、端末装置10Bを操作して、情報処理装置100からの運転代行の可否の問合せを確認し、情報処理装置100に応答する(ステップS9)。このとき、ユーザDは、端末装置10Bを操作して、運転代行を請け負う(承諾)か、断る(辞退)か、を決定する。例えば、ユーザDは、乗り慣れない車種である、運転に関する要望が厳しい等の理由がある場合には、運転代行を断ることもできる。
なお、情報処理装置100は、ユーザDの端末装置10Bから、運転代行を断る旨(辞退)の応答を受けた場合には、ユーザDを除外して、再度、ユーザUの端末装置10Aに対して他の候補者の選定を促す(ステップS6に戻る)。あるいは、ユーザDを除外して、再度、運転希望者の中から、ユーザUの提示する希望条件に適合する他の候補者を抽出する(ステップS5に戻る)。
情報処理装置100は、ユーザDの端末装置10Bから、運転代行を請け負う旨(承諾)の応答を受けた場合には、ユーザDを正式な運転代行者として確定する(ステップS10)。
このとき、運転代行者として確定したユーザDに対して1日自動車保険やドライバー保険への加入を義務付けてもよい。この場合、ユーザDは端末装置10Bを用いて加入の証拠(加入/支払証明書の画像等)を情報処理装置100に通知する。また、1日自動車保険やドライバー保険への加入は、情報処理装置100を介して申し込めるようにしてもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザDが1日自動車保険やドライバー保険へ加入するために入力が必要な項目への入力を代行する。情報処理装置100は、ユーザDの運転免許証に関する情報(運転免許証番号及び有効期限)や、ユーザUの車両Cに関する情報(ナンバープレート情報及びメーカ名)、ユーザUが運転代行を希望する時間に関する情報を取得していれば、これらの情報の入力を代行することができる。あるいは、情報処理装置100は、ユーザDとユーザUとのそれぞれに、入力が必要な項目について入力を促してもよい。保険料の支払いについては、ユーザDがコンビニエンスストア等で支払うようにしてもよいし、情報処理装置100に対する電子決済やオンライン決済等により支払うようにしてもよい。また、保険料は、ユーザU又は情報処理装置100が肩代わりしてもよい。なお、ユーザDが既に自動車保険(任意保険)に加入しており、他車運転特約を付帯している場合には、この限りではない。
情報処理装置100は、ユーザDを正式な運転代行者として確定した後、運転代行者が確定した旨を、ユーザUの端末装置10Aに通知する(ステップS11)。このとき、情報処理装置100は、運転代行希望者であるユーザUと、運転代行者であるユーザDとが、お互いを認証するための認証情報を、ユーザUの端末装置10AとユーザDの端末装置10Bとにそれぞれ通知してもよい。
運転代行希望者であるユーザUと、運転代行者であるユーザDとは、それぞれ指定時間に現地集合する(ステップS12)。すなわち、ユーザUとユーザDは個別に、約束した時間に車両Cの下へ集合する。
このとき、ユーザUとユーザDとが指定時間に現地集合するまでの間、情報処理装置100は、各ユーザの現在位置を把握するようにしてもよい。また、情報処理装置100は、ユーザDの端末装置10Aに導入(インストール)されたナビアプリ等を介して、ナビゲーションによりユーザDを現地(集合場所)まで案内するようにしてもよい。また、情報処理装置100は、ユーザDの端末装置に対して、車両Cに関する情報(ナンバープレート番号の一部、メーカ名、車種及び外観等)等を通知してもよい。また、ユーザUとユーザDとの間の連絡は、情報処理装置100を介して行うようにしてもよい。また、情報処理装置100は、各ユーザが現地に到着した際に、各ユーザの端末装置10から、現地に到着した旨の通知と、その時点での位置情報とを受信するようにしてもよい。
なお、ユーザUとユーザDとのうち少なくとも一方が、連絡もなく指定時間に現地に到着していない場合には、車両Cの運転代行はキャンセルされたものとしてもよい。この場合、必要であれば、指定時間に現地に到着していなかったユーザには、言い分を聞いた上で、何らかのペナルティを課してもよい。
指定時間に現地集合した後、運転代行希望者であるユーザUと、運転代行者であるユーザDとは、合流を確認する(ステップS13)。例えば、情報処理装置100から提供された、お互いを認証するための認証情報を用いて、ユーザUの端末装置10AとユーザDの端末装置10Bとが認証処理を行ってもよい。あるいは、単純に、各ユーザが自身の端末装置10を用いて、相手側の端末装置10の固有情報/識別情報等を取得して、情報処理装置100に通知するようにしてもよい。
また、運転代行者の酒気帯び運転の可能性を排除するために、ユーザDに対して運転開始前にアルコール検知器の使用を義務付け、その結果をユーザUが端末装置10Aを用いて情報処理装置100に通知するようにしてもよい。アルコールが検知された場合には、車両Cの運転代行はキャンセルされたものとしてもよい。この場合、アルコールが検知されたユーザには、何らかのペナルティを課してもよい。
合流が確認できた後、ユーザDは、端末装置10Bを操作して、情報処理装置100に対して、車両Cの運転開始を通知する(ステップS14)。このとき、ユーザDは、ナビアプリやドライブレコーダ等を起動する。ナビアプリやドライブレコーダの記録は、逐次、情報処理装置100に通知されてもよい。例えば、ナビアプリやドライブレコーダの記録がある場合に限り補償の対象となる運転代行用の自動車保険を用意してもよい。
また、ユーザUは、情報処理装置100に対して、運転開始から運転終了までの間、ユーザDに車両Cを貸与するという契約を結ぶようにしてもよい。なお、ユーザDがユーザUの意に反して車両Cを目的外に使用した場合には、この契約は無効とする。目的外の使用とは、例えば、ユーザUが同意していない行為(寄り道、遠回り等)である。ユーザUの同意がある場合には、この限りではない。
情報処理装置100は、ユーザDの端末装置10Bからの通知に応じて、車両Cの運転開始を登録する(ステップS15)。このとき、情報処理装置100は、車両Cの走行に伴って通知されるナビアプリやドライブレコーダの記録を収集してもよい。
(運転終了確認)
また、図2に示すように、ユーザDが運転する車両Cが目的地に到着し、運転代行が終了した時、運転代行希望者であるユーザUと、運転代行者であるユーザDとは、目的地の到着を確認し、運転終了に合意する(ステップS20)。例えば、ユーザUの端末装置10AとユーザDの端末装置10Bとの間で、運転終了の合意を示す情報を互いにやり取りしてもよい。
このとき、必須ではないが、ユーザUは感謝のしるしとしてユーザDに対してお礼をしてもよい。例えば、ユーザUは、ユーザDに対して、自宅で採れた野菜や自作の小物等を直接提供してもよい。また、ユーザUは、ユーザDに対して、ユーザDの自宅や職場の近くで使用できる商品券やクーポン券を提供してもよい。この商品券やクーポン券は、ユーザUが端末装置10Aを用いて情報処理装置100に発行してもらってもよい。情報処理装置100は、発行した商品券やクーポン券を、ユーザDの端末装置10Bに提供する。発行の対価が必要な場合は、ユーザUが端末装置10Aを用いて情報処理装置100に支払うようにしてもよい。また、電子決済や電子マネー、投げ銭等の形式で、ユーザUが決めた任意の金額をチップとしてユーザDの端末装置10Bに対して支払ってもよい。お礼の形は任意である。お礼を要求することはできないものとする。必要でなければお礼をしなくてもよい。例えば、運転代行を希望するユーザUと、運転を希望するユーザDとのお互いの需要がマッチしており、双方が満足/合意している場合には、お礼は不要である。
運転終了に合意した後、ユーザDは、端末装置10Bを操作して、情報処理装置100に対して、車両Cの運転終了を通知する(ステップS21)。このとき、ユーザDは、ナビアプリやドライブレコーダ等を停止する。停止する前に、ナビアプリやドライブレコーダの記録は、情報処理装置100に通知されてもよい。ナビアプリやドライブレコーダの記録には、運転力診断結果も含まれる。なお、ユーザUも、端末装置10Aを操作して、情報処理装置100に対して、車両Cの運転終了を通知するようにしてもよい。
情報処理装置100は、ユーザDの端末装置10Bからの通知に応じて、車両Cの運転終了を登録する(ステップS22)。このとき、情報処理装置100は、車両Cの走行に伴って通知されるナビアプリやドライブレコーダの記録の収集をしていた場合には、ナビアプリやドライブレコーダの記録の収集を終了してもよい。
また、情報処理装置100は、車両Cの運転終了に伴い、車両CのドライブレコーダからユーザDの運転情報を収集する(ステップS23)。例えば、車両Cのドライブレコーダは、停止するときに、ユーザDの運転中の映像や履歴を情報処理装置100に通知する。なお、情報処理装置100が車両Cの走行に伴って通知されるナビアプリやドライブレコーダの記録の収集をしていた場合には、この処理は行わなくてもよい。
また、情報処理装置100は、ナビアプリやドライブレコーダの記録を受け取ると、ユーザDの運転技能(運転スキル)や、ユーザDによる車両Cの運転の実態(あおり運転の有無、運転中の様子/態度等)を検証する(ステップS24)。このとき、情報処理装置100は、運転技能や運転の実態の検証結果に基づいて、ユーザDの運転情報を更新する。
情報処理装置100は、運転代行者であるユーザDに対して、運転代行希望者であるユーザUの評価を依頼する(ステップS25)。例えば、情報処理装置100は、ユーザDの端末装置10Bからの運転終了通知に応じて、ユーザUに関する評価を入力する画面を端末装置10Bに表示させるようにしてもよい。
ユーザDは、端末装置10Bを操作して、運転代行希望者であるユーザUの評価結果を回答する(ステップS26)。
同様に、情報処理装置100は、運転代行希望者であるユーザUに対して、運転代行者であるユーザDの評価を依頼する(ステップS27)。例えば、情報処理装置100は、ユーザUの端末装置10Aに対して、ユーザDに関する評価を入力する画面を端末装置10Aに表示させるようにしてもよい。
ユーザUは、端末装置10Aを操作して、運転代行者であるユーザDの評価結果を回答する(ステップS28)。
情報処理装置100は、ユーザU及びユーザDのそれぞれの評価結果の回答を受け取ると、それぞれの評価結果を検証する(ステップS29)。その結果、お互いに高評価であった場合には、次回のマッチングにおいてユーザUとユーザDとを優先的にマッチングさせる。あるいは、ユーザUがユーザDを指名できるようにする。反対に、お互いに低評価であった場合には、次回のマッチングにおいてユーザUとユーザDとをマッチングさせない。例えば、情報処理装置100は、ユーザUのNGリストにユーザDを登録し、次回以降のマッチングにおいて、ユーザUからの運転代行希望の通知に対して、ユーザDを候補者から除外する等の措置をとる。また、情報処理装置100は、それぞれの評価結果を検証することで、ユーザU及びユーザDのそれぞれの性格や気にかけるポイント等を学習することができる。
ユーザUは、端末装置10Aを操作して、運転代行に対するお礼として、ユーザUが提供可能な物品/サービス等を情報処理装置100に設定する(ステップS30)。例えば、上記のステップS20において、ユーザUがユーザDに対して直接お礼を申し出たりお礼を渡したりするのが気まずい場合やトラブルの原因となりそうな場合等に、後日、情報処理装置100を介して、お礼を申し出たりお礼を渡したりしてもよい。なお、お礼の形は任意である。お礼を要求することはできないものとする。必要でなければお礼をしなくてもよい。すなわち、当該処理以降の処理を行なうか否かは任意である。
ユーザUが提供可能な物品/サービス等とは、例えば、ユーザUが現在所有している物やユーザUが作成した物/ユーザUがユーザDに対してできること(個人のスキルの提供)等である。これらは、引換券や利用券等の形で提供される。例えば、ユーザUが洋菓子職人等である場合には、情報処理装置100を介して、クーポン券として、自身が作成した洋菓子等の無料券を提供してもよい。また、ユーザUが美容師等である場合には、クーポン券として、自身が行うヘアカット等の無料券を提供してもよい。なお、お礼が配送可能な物品の場合は、ユーザUが直接発送してもよいし、情報処理装置100が発送を代行/仲介してもよい。これにより、ユーザUがユーザDに対してお礼を提供するとともに、ユーザUが事業として提供している商品やサービス等をユーザDに対して紹介(宣伝)できるという利点もある。また、地域振興券等の商品券や地域通貨といった地域経済に貢献できるものでもよい。また、電子決済や電子マネー、投げ銭等の形式で、ユーザUが決めた任意の金額をチップとしてユーザDの端末装置10Bに対して支払ってもよい。
情報処理装置100は、ユーザUの設定に応じて、運転代行に対するお礼として、ユーザUが提供可能な物品/サービス等を登録する(ステップS31)。なお、情報処理装置100は、ユーザUが提供可能な物品/サービス等を複数登録可能にしてもよい。例えば、ユーザUが提供可能な物品/サービス等のリストの中から、ユーザDが自分の所望する物品/サービスを選択できるようにしてもよい。
そして、情報処理装置100は、運転代行に対するお礼として、ユーザUが提供可能な物品/サービス等を利用可能である旨を、運転代行者であったユーザDの端末装置10Bに通知する(ステップS32)。このとき、情報処理装置100は、ユーザUが提供可能な物品/サービス等を直接ユーザDの端末装置10Bに通知してもよいし、ユーザUが提供可能な物品/サービス等を選択するためのWebページに誘導してもよい。
ユーザDは、情報処理装置100からの通知を受けると、端末装置10Bを操作して、運転代行に対するお礼として、ユーザUが提供可能な物品/サービス等を選択する(ステップS33)。ユーザUが提供可能な物品/サービス等の選択可能数については、1つのみ選択可能にしてもよいし、複数選択可能にしてもよい。なお、ユーザUが提供可能な物品/サービス等の利用許可数については、1回に限定してもよいし、所定回数の利用を許可してもよいし、無制限としてもよい。無論、ユーザDには、お礼を受け取らないという選択肢もある。
情報処理装置100は、ユーザDの選択に応じて、運転代行に対するお礼として、ユーザUが提供可能な物品/サービス等を利用するためのクーポン券や電子チケット等をユーザDの端末装置10Bに提供する(ステップS34)。
逆に、運転代行者であるユーザDが、運転代行希望者であるユーザUに対してお礼を提供することも可能である。この場合、上記のお礼に関してユーザUが端末装置10Aを用いて行っている処理を、ユーザDが端末装置10Bを用いて行う。
なお、情報処理装置100が単に運転代行に関する個人間マッチングを行うのみで、運転終了後の確認等が不要である場合には、情報処理装置100は、図1に示す個人間マッチングの処理のみ行い、図2に示す運転終了確認の処理を行わなくてもよい。
このように、本実施形態によれば、運転代行希望者と運転希望者との個人間マッチングにおいて、運転希望者の運転実績に関する情報を活用したマッチングを実現することができる。また、運転代行を希望するユーザU側のみならず、運転を希望するユーザD側の需要を満たすことができる。基本的に、ユーザDは対価を求めず純粋に車を運転したい人間であり、好意により無償でユーザUの車両Cを運転する。すなわち、お礼の有無は重要ではなく、希望者同士をマッチングさせることが目的である。
また、本実施形態に係る個人間マッチングは、タクシーの絶対数が不足している地域又は状況(雨天時、列車の運転見合わせ時、大規模イベントの入退場時間等)において特に有用である。このような地域又は状況では、タクシーを呼んでも来ない(近くで配車可能なタクシーが見つからない)ことが多いため、ユーザUの運転代行希望があれば、ユーザDはお礼に関係なくユーザUの車両Cを運転することを強く希望すると推測される。
また、車がなければ生活が困難な地方圏の交通不便地域に住む高齢者の車両について、近隣の地域に住む者が運転代行を請け負う等の利用方法も考えられる。
また、運転希望者や運転代行者にナビアプリ等が提供する運転力診断結果や、ドライブレコーダの記録の提出/登録を義務付けることで、運転を希望するユーザは普段から意識して安全運転を心がけるようになると予想される。
〔2.情報処理システム1〕
図3は、情報処理システム1の構成例を示す図である。図3に示すように、本実施形態に係る情報処理システム1は、上記したように、端末装置10および情報処理装置100が含まれ、ネットワークNを介して通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、LAN(Local Area Network)や、インターネット等のWAN(Wide Area Network)である。また、情報処理システム1には、端末装置10および情報処理装置100以外の他の通信機器がネットワークNを介して通信可能に接続されていてもよい。
図3では、図示の簡略化のため、端末装置10を1台のみ示したが、これはあくまでも例示であって限定されるものではなく、2台以上であってもよい。本実施形態では、端末装置10として、少なくとも、ユーザUが使用する端末装置10Aと、ユーザDが使用する端末装置10Bとの2台が、ネットワークNを介して通信可能に接続されている。
また、情報処理装置100は、例えば、サーバ装置やクラウドコンピューティング(Cloud Computing)等により実現される。なお、情報処理装置100は、デスクトップ型PCや、大型汎用機(メインフレーム)、又はワークステーション等であってもよい。
〔3.端末装置10〕
図4は、端末装置10の構成例を示すブロック図である。なお、図4および後述する図5では、端末装置10や情報処理装置100の説明に必要となる構成要素を示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。図4に示すように、端末装置10は、通信部11と、表示部12と、入力部13と、測位部14と、センサ部20と、制御部30(コントローラ)と、記憶部40とを備える。
(通信部11について)
通信部11は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置100との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部11は、NIC(Network Interface Card)やアンテナ等によって実現される。
(表示部12について)
表示部12は、案内情報等各種の情報等を表示する表示デバイスである。例えば、表示部12は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescent Display)である。また、表示部12は、タッチパネル式のディスプレイであるが、これに限定されるものではない。
(入力部13について)
入力部13は、ユーザUから各種操作を受け付ける入力デバイスである。入力部13は、例えば、文字や数字等を入力するためのボタン等を有する。また、表示部12がタッチパネル式のディスプレイである場合、表示部12の一部が入力部13として機能する。
(測位部14について)
測位部14は、GPS(Global Positioning System)の衛星から送出される信号(電波)を受信し、受信した信号に基づいて端末装置10の現在位置を示す位置情報(例えば、緯度および経度)を取得する。すなわち、測位部14は、端末装置10の位置を測位する。なお、例えば、端末装置10が車両Cにある場合、測位部14は、車両Cの位置を測位するともいえる。
(センサ部20について)
センサ部20は、端末装置10に搭載される各種のセンサを含む。図4に示す例では、センサ部20は、加速度センサ21と、ジャイロセンサ22と、気圧センサ23と、気温センサ24と、音センサ25と、光センサ26と、歩数センサ27と、画像センサ(カメラ)28とを備える。
本実施形態では、情報処理装置100は、端末装置10に導入(インストール)されたナビアプリ等のアプリケーションを介して、車両Cの運転中にセンサ部20が有する各センサ21~28が検知したセンサ情報を収集/取得する。なお、実際には、ナビアプリに限らず、自律航法(DR:Dead-Reckoning)又は歩行者自律航法(PDR:Pedestrian Dead-Reckoning)に関するアプリを介して、各センサ21~28が検知したセンサ情報を収集/取得してもよい。
なお、上記した各センサ21~28は、あくまでも例示であって限定されるものではない。すなわち、センサ部20は、各センサ21~28のうちの一部を備える構成であってもよいし、各センサ21~28に加えてあるいは代えて、湿度センサ等その他のセンサを備えてもよい。また、端末装置10が車両Cと連携している場合には、端末装置10に搭載された各センサ21~28の代わりに、車両Cに搭載された各センサを利用してもよい。
加速度センサ21は、例えば、3軸加速度センサであり、端末装置10の移動方向、速度、および、加速度等の端末装置10の物理的な動きを検知する。ジャイロセンサ22は、端末装置10の角速度等に基づいて3軸方向の傾き等の端末装置10の物理的な動きを検知する。気圧センサ23は、例えば端末装置10の周囲の気圧を検知する。
端末装置10は、上記した加速度センサ21やジャイロセンサ22、気圧センサ23等を備えることから、これらの各センサ21~23等を利用した歩行者自律航法(PDR)等の技術を用いて端末装置10の位置を検知することが可能になる。
気温センサ24は、例えば端末装置10の周囲の気温を検知する。音センサ25は、例えば端末装置10の周囲の音を検知する。光センサ26は、端末装置10の周囲の照度を検知する。歩数センサ27は、ユーザUの歩数を検知する。画像センサ28は、端末装置10の周囲の画像を撮像する。
上記した気圧センサ23、気温センサ24、音センサ25、光センサ26および画像センサ28は、それぞれ気圧、気温、音、照度を検知したり、周囲の画像を撮像したりすることで、端末装置10の周囲の状況等を検知することができる。
(記憶部40について)
記憶部40は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部40には、各種プログラムや設定データ等が記憶される。
(制御部30について)
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM、入出力ポート等を有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。また、制御部30は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路等のハードウェアで構成されてもよい。制御部30は、送信部31と、受信部32と、処理部33とを備える。
(送信部31について)
送信部31は、ユーザが端末装置10を操作して入力した各種情報を、通信部11を介して情報処理装置100へ送信することができる。また、送信部31は、ナビアプリ等が提供する運転力診断結果等の情報を、通信部11を介して情報処理装置100へ送信することができる。また、送信部31は、例えば端末装置10に搭載された各センサ21~28によって検知された各種のセンサ情報や、測位部14によって測位された端末装置10(端末装置10が車両Cにある場合には車両C)の位置情報を、通信部11を介して情報処理装置100へ送信することができる。
(受信部32について)
受信部32は、通信部11を介して、情報処理装置100から提供される運転代行に関する各種情報を受信することができる。
(処理部33について)
処理部33は、表示部12等を含め、端末装置10全体を制御する。例えば、処理部33は、受信部32によって受信された運転代行に関する各種情報等を表示部12へ出力して表示させることができる。また、処理部33は、ナビアプリ等の各種アプリを実行する。
〔4.情報処理装置100〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図5は、情報処理装置100の構成例を示すブロック図である。図5に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。また、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続される。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図5に示すように、記憶部120は、ユーザ情報記憶部121と、運転情報記憶部122と、代行情報記憶部123と、お礼情報記憶部124を有する。
(ユーザ情報記憶部121について)
ユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する各種情報を記憶する。ユーザ情報記憶部121におけるユーザは、ユーザU及びユーザDの両方を含む。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザの属性等の種々の情報を記憶する。図6は、ユーザ情報記憶部の一例を示す図である。図6に示すように、ユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「年齢」、「性別」、「自宅」、「勤務地」、「興味」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、ユーザDに対応する。また、「年齢」は、ユーザIDにより識別されるユーザの年齢を示す。なお、「年齢」は、例えば35歳など、ユーザIDにより識別されるユーザの具体的な年齢であってもよい。また、「性別」は、ユーザIDにより識別されるユーザの性別を示す。
また、「自宅」は、ユーザIDにより識別されるユーザの自宅の位置情報を示す。なお、図6に示す例では、「自宅」は、「LC11」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「自宅」は、地域名や住所であってもよい。
また、「勤務地」は、ユーザIDにより識別されるユーザの勤務地の位置情報を示す。なお、図6に示す例では、「勤務地」は、「LC12」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「勤務地」は、地域名や住所であってもよい。
また、「興味」は、ユーザIDにより識別されるユーザの興味を示す。すなわち、「興味」は、ユーザIDにより識別されるユーザが関心の高い対象を示す。なお、図6に示す例では、「興味」は、各ユーザに1つずつ図示するが、複数であってもよい。
例えば、図6に示す例において、ユーザID「U1」により識別されるユーザの年齢は、「20代」であり、性別は、「男性」であることを示す。また、例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、自宅が「LC11」であることを示す。また、例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、勤務地が「LC12」であることを示す。また、例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、「スポーツ」に興味があることを示す。
図6に示す例では、理解の便宜のため、「U1」、「LC11」及び「LC12」といった抽象的な符号を用いて図示するが、「U1」、「LC11」及び「LC12」には具体的な情報が記憶されるものとする。以下、他の情報に関する図においても、抽象的な符号を図示する場合がある。
なお、ユーザ情報記憶部121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザのデモグラフィック属性に関する情報やサイコグラフィック属性に関する情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、氏名、家族構成、職業、職位、収入、資格、居住形態、車の有無、通学・通勤時間、趣味、ライフスタイル等の情報を記憶してもよい。また、ユーザ情報記憶部121は、ユーザUが使用する端末装置10の識別情報やアクセス情報等の情報を記憶してもよい。
(運転情報記憶部122について)
運転情報記憶部122は、運転代行者として運転を希望するユーザDの運転実績等に関する各種情報を記憶する。図7は、運転情報記憶部の一例を示す図である。図7に示すように、運転情報記憶部122は、「ユーザID」、「ランク」、「特性」、「免許証」、「有効期限」、「代行経験」、「運転歴」、「頻度」、「車種」、「地域」、「診断結果」といった項目を有する。
「ユーザID」は、運転を希望するユーザDを識別するための識別情報を示す。ユーザIDは、図6で示した同一の項目に対応する。「ランク」は、ユーザDの運転者としてのランク(階級)を示す。「特性」は、ユーザDの運転者としての特性を示す。
「免許証」は、ユーザDの運転免許証の両面の画像や運転免許証番号を記憶する。「有効期限」は、ユーザDの運転免許証の有効期限を示す。
「代行経験」は、ユーザDの運転代行の経験(これまでに○○回等)を示す。「運転歴」は、ユーザDの運転歴(××年等)を示す。「頻度」は、ユーザDの運転頻度(週に△△回等)を示す。「車種」は、ユーザDの乗り慣れている車種を示す。「地域」は、ユーザDの走り慣れている地域や道路を示す。「診断結果」は、ナビアプリ等が提供するユーザDの運転力診断結果等を示す。
例えば、図7に示す例において、ユーザID「U1」により識別されるユーザDのランクは「K1」であり、特性は「P1」であることを示す。また、当該ユーザDは、運転免許証番号「D1」を登録しており、免許証の有効期限は「E1」であることを示す。また、例えば、当該ユーザDは、運転代行の経験が「N1」回あり、運転歴は「X1」年、運転頻度は「F1」であることを示す。さらに、乗り慣れている車種は「T1」、走り慣れている地域は「R1」であり、運転力診断結果は「A1」であることを示す。
図7に示す例では、理解の便宜のため、「U1」、「K1」、「P1」、「D1」、「E1」、「N1」、「X1」、「F1」、「T1」、「R1」及び「A1」といった抽象的な符号を用いて図示するが、「U1」、「K1」、「P1」、「D1」、「E1」、「N1」、「X1」、「F1」、「T1」、「R1」及び「A1」には具体的な情報が記憶されるものとする。他の情報に関する図においても、抽象的な符号を図示する場合がある。
なお、運転情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、運転情報記憶部122は、優良運転者(ゴールド免許)である旨や、高速道路に慣れている、遠出した経験がある、普段仕事で車を運転している等の付加情報を記憶してもよい。また、運転情報記憶部122は、過去に運転代行を請け負ったことがある運転代行希望者(ユーザU)を示す識別情報及びその回数等を記憶してもよい。また、運転情報記憶部122は、ユーザが何らかの車両を運転した時に、その都度、ナビアプリ等が提供する運転力診断結果や走行経路/走行距離/走行時間等の情報や、ドライブレコーダに記録された映像や履歴等の情報を記憶してもよい。さらに、運転情報記憶部122は、運転代行者としての判断基準やアピールポイント、又は留意事項となる情報を記憶してもよい。
(代行情報記憶部123について)
代行情報記憶部123は、運転代行を希望するユーザUの提示する希望条件等に関する各種情報を記憶する。図8は、代行情報記憶部の一例を示す図である。図8に示すように、代行情報記憶部123は、「ユーザID」、「日時」、「目的地」、「車両情報」、「駐車場所」、「集合時間」、「要望」といった項目を有する。
「ユーザID」は、運転代行希望者であるユーザUを識別するための識別情報を示す。ユーザIDは、図6で示した同一の項目に対応する。「日時」は、ユーザUが運転代行を希望した日時を示す。「目的地」は、ユーザUが向かいたい目的地を示す。目的地は、例えばユーザUの自宅や契約している月極駐車場、あるいはユーザUが行きたい場所等である。「車両情報」は、ユーザUの車両Cに関する各種情報を示す。車両情報は、例えば、ナンバープレート情報(全部又は一部)、メーカ名、車種、車体の色(ボディカラー)、ユーザUの車両Cに固有の特徴(外観等)、車両Cの損傷の有無等である。すなわち、運転代行者であるユーザDが運転代行希望者であるユーザUの車両Cを判別可能な情報であればよい。「駐車場所」は、ユーザの車両を停めている駐車場の名称及びその中の駐車枠(車室)の番号を示す。なお、駐車場所は、GPS等の位置情報でもよいし、POI(Point of Interest:関心地点)等の技術を用いて地図上にシンボルマーク(記号)等で示してもよい。また、駐車場所の代わりに、ユーザUとユーザDとの待ち合わせ場所としてもよい。「集合時間」は、ユーザUとユーザDとが駐車場所に集合する時間を示す。「要望」は、ユーザUがユーザDに望む条件を示す。条件は、例えば、ユーザDの属性、ランク及び特性についての希望条件等、あるいは運転に関する要望や注意事項等である。
例えば、図8に示す例において、ユーザID「U3」により識別されるユーザUは、日時「RT31」に、目的地「LC31」までの運転代行の希望を通知したことを示す。また、車両情報「VC31」により識別される当該ユーザUの車両Cは駐車場所「LC33」に停まって(駐車して)おり、ユーザUと運転代行者との集合時間は「MT31」であることを示す。また、当該ユーザUは、運転代行者に対して、要望「DS31」に適合する者であることを希望していることを示す。
図8に示す例では、理解の便宜のため、「U3」、「RT31」、「LC31」、「VC31」、「LC33」、「MT31」及び「DS31」といった抽象的な符号を用いて図示するが、「U3」、「RT31」、「LC31」、「VC31」、「LC33」、「MT31」及び「DS31」には具体的な情報が記憶されるものとする。他の情報に関する図においても、抽象的な符号を図示する場合がある。
なお、代行情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、代行情報記憶部123は、実際に運転代行を請け負った運転代行者(ユーザD)を識別するための識別情報を記憶してもよい。また、代行情報記憶部123は、マッチングが成立(双方承諾、受件)した旨や、実際の運転の開始時間や終了時間に関する情報を記憶してもよい。また、代行情報記憶部123は、各ユーザから通知された相手の評価結果に関する情報を記憶してもよい。
(お礼情報記憶部124について)
お礼情報記憶部124は、ユーザUが設定したお礼に関する各種情報を記憶する。例えば、お礼情報記憶部124は、ユーザが運転代行者に提供可能な物品/サービス等を示す情報を記憶する。図9は、お礼情報記憶部の一例を示す図である。図9に示すように、お礼情報記憶部124は、「ユーザID」、「対象者」、「お礼」、「選択数制限」、「回数制限」、「利用回数」といった項目を有する。
「ユーザID」は、お礼を行うユーザUを識別するための識別情報を示す。ユーザIDは、図6で示した同一の項目に対応する。「対象者」は、お礼を受け取るユーザDを識別するための識別情報を示す。対象者は複数人でもよい。また、対象者を定めなくてもよい。この場合、ユーザUの運転代行を請け負った全ての運転代行者が対象者となる。「お礼」は、ユーザUが提供可能な物品/サービス等に関する各種情報を示す。「選択数制限」は、ユーザUが提供可能な物品/サービス等の中から、対象者であるユーザDが選択可能な物品/サービス等の数の上限を示す。「回数制限」は、ユーザDが選択した物品/サービス等の利用回数の上限を示す。「利用回数」は、実際にユーザDが選択した物品/サービス等を利用した回数を示す。なお、「選択数制限」、「回数制限」、「利用回数」を設定するか否かは任意である。不要であれば、これらの項目は設けなくてもよい。
例えば、図9に示す例において、ユーザID「U3」により識別されるユーザは、運転代行者であった対象者「U1」に対して、お礼「SV31、SV32、SV33、・・・」の中から、選択数制限「2」個だけ選択して、回数制限「1」回だけ利用可能であり、実際に利用回数「1」回だけ利用していることを示す。
図9に示す例では、理解の便宜のため、「SV31」等といった抽象的な符号を用いて図示するが、「SV31」等には具体的な情報が記憶されるものとする。他の情報に関する図においても、抽象的な符号を図示する場合がある。
なお、お礼情報記憶部124は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、お礼情報記憶部124は、ユーザUが提供可能な物品/サービス等の有効期限を示す情報や、利用可能な時期/季節等を示す情報を記憶してもよい。
また、上記のユーザ情報記憶部121、運転情報記憶部122、代行情報記憶部123及びお礼情報記憶部124とは、それぞれ対応付けられていてもよいし、一体化していてもよい。
(制御部130について)
図4に戻り、説明を続ける。制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等の記憶領域を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、通信部110を介して、ネットワークN上の情報機器やユーザUの端末装置10と各種情報を送受信する。図4に示す例では、制御部130は、受付部131と、検証部132と、照合部133と、学習部134と、提供部135とを有する。
(受付部131について)
受付部131は、通信部110を介して、ユーザからの登録を受け付ける。例えば、受付部131は、通信部110を介して、ユーザDの端末装置10Bから、ユーザDに関するユーザ情報と、ユーザDの運転実績等に関する運転情報と、運転希望との登録を受け付ける。また、受付部131は、通信部110を介して、ユーザUの端末装置10Aから、ユーザUに関するユーザ情報と、車両Cの運転代行希望との登録を受け付ける。そして、受付部131は、登録を受け付けたユーザ情報を、ユーザ情報記憶部121に記憶する。また、受付部131は、登録を受け付けた運転情報を、運転情報記憶部122に記憶する。また、受付部131は、登録を受け付けた運転代行希望を、代行情報記憶部123に記憶する。
また、受付部131は、通信部110を介して、ナビアプリ等が提供する運転力診断結果や走行経路/走行距離/走行時間等の情報や、ドライブレコーダに記録された映像や履歴等の情報の登録を受け付ける。このとき、受付部131は、登録を受け付けた各種情報を、運転情報記憶部122に記憶してもよい。
また、受付部131は、ユーザDの端末装置10Bから、運転開始通知や運転終了通知を受け付ける。また、受付部131は、ユーザDの端末装置10Bから、ユーザUに対する評価結果の回答を受け付ける。また、受付部131は、ユーザUの端末装置10Aから、ユーザDに対する評価結果の回答を受け付ける。また、受付部131は、ユーザUの端末装置10Aから、ユーザUが提供可能な物品/サービス等の設定を受け付ける。このとき、受付部131は、登録を受け付けた各種情報を、代行情報記憶部123に記憶してもよい。
(検証部132について)
検証部132は、ユーザDのユーザ情報や運転情報に基づいて、ユーザDの運転実績を検証する。例えば、検証部132は、ユーザDの属性や運転実績に基づいて、ユーザDの運転者としてのランク(階級)を判定する。そして、検証部132は、判定されたランクに関して、運転情報記憶部122に記憶されたユーザDの運転情報を更新する。
また、検証部132は、ユーザDの運転力診断結果や運転中の映像等の情報を取得している場合には、これらの情報も加味して、ユーザDの運転実績を検証する。そして、検証部132は、ユーザDの運転者としての特性(運転が丁寧/荒い、速い/遅い、カーブ/ブレーキが急、加速度一定等)を判定する。そして、検証部132は、判定された特性に関して、運転情報記憶部122に記憶されたユーザDの運転情報を更新する。
また、検証部132は、ユーザDによる車両Cの運転終了後に、ナビアプリやドライブレコーダの記録に基づいて、ユーザDの運転技能や、ユーザDによる車両Cの運転の実態を検証する。そして、検証部132は、運転技能や運転の実態の検証結果に基づいて、運転情報記憶部122に記憶されたユーザDの運転情報を更新する。
また、検証部132は、ユーザU及びユーザDのそれぞれの評価結果の回答に基づいて、それぞれの評価結果を検証する。
(照合部133について)
照合部133は、ユーザUからの運転代行希望の通知に応じて、ユーザDを含む運転希望者を対象にマッチングを行い、ユーザDを含む運転希望者の中から、ユーザUの提示する希望条件に適合する候補者を抽出する。例えば、照合部133は、運転者としてのランクや特性について、ユーザUの提示する希望条件に適合する候補者を抽出する。また、照合部133は、ユーザUの提示する集合場所や集合時間に現地集合できる候補者を抽出する。さらに、照合部133は、その中から、ユーザUの提示する希望条件に適合する候補者を抽出する。なお、照合部133は、住所がユーザUの提示する目的地の近くである候補者を優先的に抽出するようにしてもよい。
ここでは、候補者には少なくともユーザDが含まれるものとする。なお、照合部133は、過去にユーザUとユーザDとの間にトラブルが発生していた場合や、ユーザUとユーザDとがお互いに低評価を付けていた場合には、候補者からユーザDを除外する。
そして、照合部133は、通信部110を介して、ユーザUの端末装置10Aに対して、抽出された候補者を通知する。照合部133は、ユーザUにより選定された候補者であるユーザDの端末装置10Bに対して、運転代行の可否の問合せを通知する。すなわち、照合部133は、ユーザDの端末装置10Bに対して、運転代行の希望を通知する。なお、照合部133が候補者の通知を行うか否かは任意である。例えば、照合部133が高精度なマッチングにより候補者を1人に絞り込める場合、ユーザUの端末装置10Aへの候補者の通知は不要である。
照合部133は、候補者であるユーザDの端末装置10Bから、運転代行を請け負う旨(承諾)の応答を受けた場合には、ユーザDを正式な運転代行者として確定する。照合部133は、ユーザDを正式な運転代行者として確定した後、通信部110を介して、運転代行者が確定した旨を、ユーザUの端末装置10Aに通知する。
(学習部134について)
学習部134は、ユーザDの運転実績について機械学習を行う。機械学習は、例えばディープニューラルネットワークを利用したディープラーニング(深層学習)等でもよい。また、データマイニングやその他の機械学習アルゴリズムを利用してもよい。例えば、学習部134は、運転情報記憶部122に記憶された運転情報に基づいて、ユーザDの運転実績に関する機械学習を行う。検証部132は、学習部134でのこの学習結果(学習モデル等)に基づいて、ユーザDの運転者としてのランクや特性を判定するようにしてもよい。
また、学習部134は、運転技能や運転の実態について機械学習を行う。例えば、学習部134は、ユーザ情報や運転情報と、ナビアプリ等が提供する運転力診断結果や走行経路/走行距離/走行時間等の情報と、ドライブレコーダに記録された映像や履歴等の情報とに基づいて、運転技能や運転の実態に関する機械学習を行う。検証部132は、学習部134でのこの学習結果に基づいて、ユーザDの運転者としてのランクや特性を判定するようにしてもよい。
また、学習部134は、ユーザUとユーザDとのマッチングについて機械学習を行う。例えば、学習部134は、ユーザ情報や運転情報、運転希望等の情報と、ユーザUによる候補者の選定結果と、各ユーザによる評価結果とに基づいて機械学習を行う。照合部133は、学習部134でのこの学習結果に基づいて、ユーザUとユーザDとのマッチングを行うようにしてもよい。
(提供部135について)
提供部135は、ユーザUが設定したお礼を提供する。例えば、提供部135は、通信部110を介して、ユーザUが提供可能な物品/サービス等を利用可能である旨を、運転代行者であったユーザDの端末装置10Bに通知する。また、提供部135は、ユーザDの端末装置10BからユーザUが提供可能な物品/サービス等を利用する旨の通知があった場合、ユーザUが提供可能な物品/サービス等を利用するためのクーポン券や電子チケット等を、運転代行者であったユーザDの端末装置10Bに提供する。
また、提供部135は、ユーザUとユーザDとが現地集合するために必要な各種情報を提供する。例えば、提供部135は、集合時間と、ユーザUの車両Cを停めている駐車場の名称及びその中の駐車枠(車室)の番号に関する情報とを、ユーザDの端末装置10Bに通知する。また、提供部135は、ユーザUとユーザDとが現地集合した際の合流確認のため、お互いを認証するための認証情報を、ユーザUの端末装置10AとユーザDの端末装置10Bとにそれぞれ提供してもよい。
また、提供部135は、ユーザUからの要求に応じて、運転を希望するユーザDの運転者としてのランク(階級)及び特性(運転が丁寧/荒い、速い/遅い、カーブ/ブレーキが急、加速度一定等)等に関する情報を提供してもよい。また、提供部135は、ユーザDの運転情報の一部について簡潔な情報(概要等)を提供してもよい。なお、ユーザDの運転情報の全てについて詳細な情報を提供する必要はない。
〔5.処理手順〕
次に、図10及び図11を用いて実施形態に係る情報処理装置100による処理手順について説明する。図10は、実施形態に係る第1の処理手順を示すフローチャートである。図11は、実施形態に係る第2の処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、情報処理装置100の制御部130によって繰り返し実行される。
(個人間マッチングの手順)
図10に示すように、情報処理装置100の制御部130は、通信部110を介して、運転を希望するユーザDの端末装置10Bからの事前登録を受け付ける(ステップS101)。このとき、制御部130は、通信部110を介して、ユーザDの端末装置10Bから、ユーザDのユーザ情報と運転情報とを受け付け、それぞれユーザ情報記憶部121と運転情報記憶部122に記憶する。
制御部130は、通信部110を介して、ユーザDの端末装置10Bから、ユーザDが運転を希望する旨の登録を受け付ける(ステップS102)。このとき、制御部130は、ユーザDの運転情報に、ユーザDが現在運転を希望している旨を登録するようにしてもよい。あるいは、制御部130は、運転希望者リストを作成して、その運転希望者リストにユーザDを登録するようにしてもよい。
制御部130は、通信部110を介して、車両Cを使用するユーザUの端末装置10Aからの運転代行希望の登録を受け付ける(ステップS103)。このとき、制御部130は、通信部110を介して、ユーザUの端末装置10Aから、ユーザUのユーザ情報と運転代行希望とを受け付け、それぞれユーザ情報記憶部121と代行情報記憶部123に記憶する。
制御部130は、ユーザUからの運転代行希望の通知を受けて、ユーザUと運転希望者とのマッチングを行う(ステップS104)。このとき、制御部130は、ユーザDを含む運転希望者の中から、ユーザUの提示する希望条件に適合する候補者を抽出する。ここでは、候補者には少なくともユーザDが含まれるものとする。
制御部130は、通信部110を介して、ユーザUの端末装置10Aに対して、条件に適合する運転希望者であるユーザDを運転代行の候補者として通知する(ステップS105)。このとき、制御部130は、ユーザUがユーザDを運転代行者として選定した場合や、運転代行の候補者としてユーザDだけに絞り込めた場合には、ユーザDの端末装置10Bに対して、運転代行の可否の問合せを通知する。
制御部130は、運転代行者が確定したか否か判断する(ステップS106)。例えば、制御部130は、ユーザDの端末装置10Bから運転代行を請け負う旨(承諾)の通知を受けた場合には、運転代行者が確定したと判断する(ステップS106;Yes)。この場合、制御部130は、通信部110を介して、運転代行者が確定した旨を、ユーザUの端末装置10Aに通知する。
反対に、制御部130は、ユーザDの端末装置10Bから運転代行を断る旨(辞退)の通知を受けた場合には、運転代行者が確定しなかったと判断する(ステップS106;No)。この場合、制御部130は、候補者からユーザDを除外して、再度、ユーザUと他の運転希望者とのマッチングを行う(ステップS104に戻る)。
制御部130は、運転代行者が確定した場合、運転代行希望者であるユーザUの端末装置10Aと、運転代行者であるユーザDの端末装置10Bとに対して、それぞれ指定時間に現地集合するように促す通知を行う(ステップS107)。
制御部130は、通信部110を介して、ユーザUの端末装置10Aと、ユーザDの端末装置10Bとから、指定時間に現地で合流した旨の通知を受け付ける(ステップS108)。
制御部130は、通信部110を介して、ユーザDの端末装置10Bから、車両Cの運転開始の登録を受け付ける(ステップS109)。このとき、情報処理装置100は、ユーザDの運転中、ユーザDの端末装置10Bのナビアプリや車両Cのドライブレコーダの記録の通知を受け付けるようにしてもよい。
(運転終了確認の手順)
図11に示すように、情報処理装置100の制御部130は、通信部110を介して、運転代行者であるユーザDの端末装置10Bから、車両Cの運転終了の登録を受け付ける(ステップS201)。
制御部130は、ユーザDの運転力診断結果や運転中の映像等の情報に基づいて、ユーザDの運転技能(運転スキル)や、ユーザDによる車両Cの運転の実態を検証する(ステップS202)。
制御部130は、通信部110を介して、各ユーザの端末装置10に対して、相手側ユーザの評価を依頼する旨の通知を行う(ステップS203)。そして、制御部130は、通信部110を介して、ユーザDの端末装置10Bから、ユーザUに対する評価結果の回答を受け付ける。また、制御部130は、通信部110を介して、ユーザUの端末装置10Aから、ユーザDに対する評価結果の回答を受け付ける。
制御部130は、ユーザU及びユーザDのそれぞれの評価結果を受け取ると、それぞれの評価結果を検証する(ステップS204)。
制御部130は、通信部110を介して、ユーザUの端末装置10Aから、お礼の設定を受け付ける(ステップS205)。ここでは、制御部130は、運転代行に対するお礼として、ユーザUが提供可能な物品/サービス等の設定を受け付ける。なお、当該処理を実施するか否かは任意である。
制御部130は、通信部110を介して、ユーザDの端末装置10Bに対して、ユーザUが設定したお礼を通知する(ステップS206)。なお、当該処理を実施するか否かは任意である。
制御部130は、通信部110を介して、ユーザDの端末装置10Bから、ユーザUが設定したお礼を受け取る旨の通知を受けると、ユーザDの端末装置10Bに対して、ユーザUが設定したお礼を提供する(ステップS207)。なお、当該処理を実施するか否かは任意である。
〔6.変形例〕
上述した端末装置10および情報処理装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
上記の実施形態において、ユーザ情報、運転情報、運転希望及び運転代行希望は、各ユーザが端末装置10のナビアプリ等を介して情報処理装置100に登録するようにしてもよい。例えば、各ユーザの端末装置10のナビアプリ等に、運転希望や運転代行希望を入力するためのフォーム又はボタンを表示する機能が用意されていてもよい。
また、上記の実施形態において、運転代行希望者であるユーザUが、直ちに運転代行者に来て欲しい場合には、情報処理装置100は、マッチングの際に、ユーザU又は車両Cの近くにいる運転希望者の中からユーザUの提示する希望条件に適合する候補者を抽出してユーザUの端末装置10Aに通知してもよい。あるいは、情報処理装置100は、ユーザU又は車両Cの近くにいる運転希望者が少数の場合には、その運転希望者全員を候補者としてユーザUの端末装置10Aに通知してもよい。このとき、情報処理装置100は、各候補者の運転者としてのランクと特性についても同時に通知する。
また、上記の実施形態において、情報処理装置100は、マッチングの際に、複数のユーザDの運転希望と、複数のユーザUの運転代行希望とをそれぞれリスト化し、各ユーザがリストの中から自身の希望条件に適合するものを選択できるようにしてもよい。例えば、ユーザDは、端末装置10Bを用いて、複数のユーザUの運転代行希望のリストの中から1つ又は複数の運転代行希望を選択して情報処理装置100に通知する。また、ユーザUは、端末装置10Aを用いて、複数のユーザDの運転希望のリストの中から1つ又は複数の運転希望を選択して情報処理装置100に通知する。情報処理装置100は、それぞれの端末装置10から通知された情報に基づいて、ユーザDとユーザUとのマッチングを行うようにしてもよい。すなわち、情報処理装置100は、ユーザDとユーザUとがお互いを選んでいる場合にのみ、ユーザDとユーザUとを引き合わせる。
また、上記の実施形態においては、運転代行希望者であるユーザUと、運転代行者であるユーザDとの個人間マッチングについて説明しているが、実際には、この例に限定されない。例えば、運転代行希望者であるユーザUは企業等の法人であってもよいし、運転代行者であるユーザDは既存の運転代行業者やタクシー事業者等でもよい。すなわち、事業者による有償の運転代行取次サービスに適用してもよい。なお、この場合の運転者、営業許可地域、運賃・料金、その他の要件等については、法律上の遵守事項、及び個々の事業者の規定に準拠する。
〔7.効果〕
上述してきたように、本願に係る情報処理装置100は、記憶部120と、照合部133とを備える。記憶部120は、運転を希望する第1利用者(ユーザD)の運転実績を記憶する。照合部133は、運転実績に基づいて、運転を希望する第1利用者と、運転代行を希望する第2利用者(ユーザU)とのマッチングを行う。これにより、運転代行希望者と運転希望者との個人間マッチングにおいて、運転希望者の運転実績に関する情報を活用したマッチングを実現することができる。
照合部133は、第2利用者により指定された運転実績に対する条件に適合する第1利用者を運転代行の候補者として抽出する。これにより、運転代行希望者が指定した条件に適合する運転希望者とのマッチングを実現できる。
照合部133は、抽出された候補者である第1利用者が第2利用者により運転代行者として選定された場合、選定された第1利用者の端末装置10Bに運転代行の希望を通知する。これにより、運転代行希望者が認めた運転希望者とのマッチングを実現できる。
照合部133は、運転代行の希望を受けた第1利用者が運転代行を承諾した場合に、第1利用者を運転代行者として確定し、運転代行者が確定した旨を、第2利用者の端末装置10Aに通知する。これにより、運転希望者の承諾がない場合には運転代行者が確定せず、運転希望者の承諾があった場合にのみ運転代行者が確定するようにすることができる。
照合部133は、第1利用者と第2利用者とから受け取ったお互いの評価結果に基づいて、第1利用者と第2利用者とのマッチングを行うか否か判断する。これにより、お互いの評価結果を次回以降のマッチングに反映させることができる。すなわち、相性が合わない相手とのマッチングを避けることができる。
また、本願に係る情報処理装置100は、検証部132をさらに備える。検証部132は、第1利用者により登録された第1利用者の運転履歴に関する事前情報に基づいて、第1利用者の運転実績を検証する。これにより、ユーザが自己申告した過去の運転履歴等に基づいて運転実績を検証することができる。
検証部132は、第1利用者により提供された第1利用者の運転力診断結果及び運転中の記録に基づいて、運転実績として第1利用者の運転技能及び運転の実態を検証する。これにより、実際の運転の結果として得られるナビアプリ等の運転力診断結果やドライブレコーダの映像等に基づいて、ユーザの運転技能及び運転の実態を検証することができる。
検証部132は、第1利用者と第2利用者とから受け取ったお互いの評価結果を検証する。これにより、お互いの評価結果に基づいて、第1利用者と第2利用者との相性を知ることができ、お互いに相性が合わない相手を把握することができる。
また、本願に係る情報処理装置100は、受付部131と、提供部135とをさらに備える。受付部131は、第2利用者の端末装置10Aから第1利用者に対するお礼の設定を受け付ける。提供部135は、第2利用者の端末装置10Aから設定されたお礼を第1利用者の端末装置10Bに提供する。これにより、システムを介して運転代行のお礼を提供することができる。
提供部135は、第2利用者の端末装置10Aから設定されたお礼の内容を第1利用者の端末装置10Bに通知し、第1利用者の端末装置10Bからの応答に基づいてお礼を第1利用者の端末装置10Bに提供する。これにより、運転代行者に対してお礼に関する通知を行い、運転代行者が応答した場合にのみお礼を提供するようにすることができる。
提供部135は、複数のお礼のうちから少なくとも1つを選択可能な形式で第1利用者の端末装置10Bに通知し、第1利用者の端末装置10Bから選択されたお礼を第1利用者の端末装置10Bに提供する。これにより、運転代行者が、複数のお礼の中から自身が希望するものを選択することができる。
お礼は、第2利用者が提供可能な物品及びサービスのうち少なくとも1つである。これにより、ユーザUが自作した物や、ユーザUの個人的なスキルに基づくサービス等をお礼として提供することができる。
受付部131は、第1利用者の端末装置10Bから第2利用者に対するお礼の設定を受け付ける。提供部135は、第1利用者の端末装置10Bから設定されたお礼を第2利用者の端末装置10Aに提供する。これにより、上記とは逆に、運転代行者が運転代行希望者に対してお礼を提供することができる。
受付部131は、第1利用者の端末装置10Bから運転の希望を受け付ける。これにより、運転希望者の希望条件を受け付けることができる。
受付部131は、第2利用者の端末装置10Aから運転代行の希望を受け付ける。これにより、運転代行希望者の希望条件を受け付けることができる。
運転実績は、第1利用者の端末装置10Bに導入(インストール)され、経路案内を提供するアプリケーションを介して取得された情報である。これにより、端末装置10Bに導入されたナビアプリを介して運転実績を取得することができる。
運転実績は、第1利用者の端末装置10Bが有するセンサが取得した情報を、第1利用者の端末装置10Bに導入されたアプリケーションを介して取得した情報である。これにより、運転実績として、端末装置10Bに導入されたアプリ等を介して、運転中に検知した端末装置10Bのセンサ情報を取得することができる。
〔8.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報処理装置100および端末装置10は、例えば図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理装置100を例に挙げて説明する。図12は、情報処理装置100および端末装置10の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図3に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、又は半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔9.その他〕
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上述した情報処理装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットホーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上述してきた実施形態および変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10(10A、10B) 端末装置
100 情報処理装置
120 記憶部
121 ユーザ情報記憶部
122 運転情報記憶部
123 代行情報記憶部
130 制御部
131 受付部
132 検証部
133 照合部
134 学習部
135 提供部

Claims (19)

  1. 他者の車両の運転を希望する第1利用者の運転実績を記憶する記憶部と、
    前記第1利用者の運転実績に基づいて、前記他者の車両の運転を希望する前記第1利用者と、自身の車両の運転代行を希望する第2利用者とのマッチングを行い、成立した場合、前記車両の運転代行を開始するために、前記第1利用者の端末装置に、同乗者となる前記第2利用者との待ち合わせの時間及び場所を通知する照合部と
    を備え
    前記照合部は、前記第2利用者からの運転代行希望の通知を受けて、前記第1利用者を含む運転希望者を対象にマッチングを行い、前記運転希望者の中から前記第2利用者の提示する運転実績に関する希望条件に適合する候補者を抽出し、前記第2利用者の端末装置に対して抽出された候補者を通知し、通知された候補者の中から前記第2利用者が希望する候補者として前記第1利用者が選定された場合、前記第1利用者の端末装置に対して運転代行を請け負うか否かの問合せを通知し、前記第1利用者の端末装置から運転代行を請け負う旨の応答を受けた場合には、前記第1利用者を正式な運転代行者として確定し、確定した後、運転代行者が確定した旨を、前記第2利用者の端末装置に通知する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記照合部は、前記第1利用者と前記第2利用者とから受け取ったお互いの評価結果に基づいて、前記第1利用者と前記第2利用者とのマッチングを行うか否か判断する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 記第1利用者により提供された前記第1利用者の運転力診断結果及び運転中の記録に基づいて、前記運転実績として前記第1利用者の運転技能及び運転の実態を検証する検証部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記検証部は、前記第1利用者の属性及び前記運転実績に基づいて、前記第1利用者の運転者としてのランクを判定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記検証部は、前記第1利用者の運転力診断結果及び運転中の記録に基づいて、前記第1利用者の運転者としての特性を判定する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記検証部は、前記第1利用者と前記第2利用者とのそれぞれの評価結果の回答に基づいて、それぞれの評価結果を検証し、前記第1利用者と前記第2利用者とのそれぞれの性格及び気にかけるポイントを学習する
    ことを特徴とする請求項3~5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記照合部は、前記第1利用者と前記第2利用者とのマッチングが成立した場合、前記第1利用者に関する情報及び前記第2利用者の車両に関する情報に基づいて、前記第1利用者が前記第2利用者の車両の運転に関する保険へ加入するための入力項目への入力を代行する
    ことを特徴とする請求項1~6のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  8. 前記検証部は、前記第1利用者と前記第2利用者とから受け取ったお互いの評価結果を検証する
    ことを特徴とする請求項3~6のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 前記第2利用者の端末装置から前記第1利用者に対するお礼の設定を受け付ける受付部と、
    前記第2利用者の端末装置から設定されたお礼を前記第1利用者の端末装置に提供する提供部と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1~8のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  10. 前記提供部は、前記第2利用者の端末装置から設定された前記お礼の内容を前記第1利用者の端末装置に通知し、前記第1利用者の端末装置からの応答に基づいて前記お礼を前記第1利用者の端末装置に提供する
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記提供部は、複数の前記お礼のうちから少なくとも1つを選択可能な形式で前記第1利用者の端末装置に通知し、前記第1利用者の端末装置から選択された前記お礼を前記第1利用者の端末装置に提供する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記お礼は、前記第2利用者が提供可能な物品及びサービスのうち少なくとも1つである
    ことを特徴とする請求項9~11のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  13. 前記受付部は、前記第1利用者の端末装置から前記第2利用者に対するお礼の設定を受け付け、
    前記提供部は、前記第1利用者の端末装置から設定されたお礼を前記第2利用者の端末装置に提供する
    ことを特徴とする請求項9~12のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  14. 前記受付部は、前記第1利用者の端末装置から運転の希望を受け付ける
    ことを特徴とする請求項9~13のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  15. 前記受付部は、前記第2利用者の端末装置から運転代行の希望を受け付ける
    ことを特徴とする請求項9~14のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  16. 前記運転実績は、前記第1利用者の端末装置に導入され、経路案内を提供するアプリケーションを介して取得された情報である
    ことを特徴とする請求項1~15のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  17. 前記運転実績は、前記第1利用者の端末装置が有するセンサが取得した情報を、前記第1利用者の端末装置に導入されたアプリケーションを介して取得した情報である
    ことを特徴とする請求項1~16のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  18. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    他者の車両の運転を希望する第1利用者の運転実績を記憶する記憶工程と、
    前記第1利用者の運転実績に基づいて、前記他者の車両の運転を希望する前記第1利用者と、自身の車両の運転代行を希望する第2利用者とのマッチングを行い、成立した場合、前記車両の運転代行を開始するために、前記第1利用者の端末装置に、同乗者となる前記第2利用者との待ち合わせの時間及び場所を通知する照合工程と
    を含み、
    前記照合工程では、前記第2利用者からの運転代行希望の通知を受けて、前記第1利用者を含む運転希望者を対象にマッチングを行い、前記運転希望者の中から前記第2利用者の提示する運転実績に関する希望条件に適合する候補者を抽出し、前記第2利用者の端末装置に対して抽出された候補者を通知し、通知された候補者の中から前記第2利用者が希望する候補者として前記第1利用者が選定された場合、前記第1利用者の端末装置に対して運転代行を請け負うか否かの問合せを通知し、前記第1利用者の端末装置から運転代行を請け負う旨の応答を受けた場合には、前記第1利用者を正式な運転代行者として確定し、確定した後、運転代行者が確定した旨を、前記第2利用者の端末装置に通知する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  19. 他者の車両の運転を希望する第1利用者の運転実績を記憶する記憶手順と、
    前記第1利用者の運転実績に基づいて、前記他者の車両の運転を希望する前記第1利用者と、自身の車両の運転代行を希望する第2利用者とのマッチングを行い、成立した場合、前記車両の運転代行を開始するために、前記第1利用者の端末装置に、同乗者となる前記第2利用者との待ち合わせの時間及び場所を通知する照合手順と
    をコンピュータに実行させ
    前記照合手順では、前記第2利用者からの運転代行希望の通知を受けて、前記第1利用者を含む運転希望者を対象にマッチングを行い、前記運転希望者の中から前記第2利用者の提示する運転実績に関する希望条件に適合する候補者を抽出し、前記第2利用者の端末装置に対して抽出された候補者を通知し、通知された候補者の中から前記第2利用者が希望する候補者として前記第1利用者が選定された場合、前記第1利用者の端末装置に対して運転代行を請け負うか否かの問合せを通知し、前記第1利用者の端末装置から運転代行を請け負う旨の応答を受けた場合には、前記第1利用者を正式な運転代行者として確定し、確定した後、運転代行者が確定した旨を、前記第2利用者の端末装置に通知する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
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