JP7065048B2 - 作業車両 - Google Patents

作業車両 Download PDF

Info

Publication number
JP7065048B2
JP7065048B2 JP2019012635A JP2019012635A JP7065048B2 JP 7065048 B2 JP7065048 B2 JP 7065048B2 JP 2019012635 A JP2019012635 A JP 2019012635A JP 2019012635 A JP2019012635 A JP 2019012635A JP 7065048 B2 JP7065048 B2 JP 7065048B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling
cabin
notification lamp
work vehicle
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019012635A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020115843A (ja
Inventor
淳一 林田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP2019012635A priority Critical patent/JP7065048B2/ja
Publication of JP2020115843A publication Critical patent/JP2020115843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7065048B2 publication Critical patent/JP7065048B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Guiding Agricultural Machines (AREA)

Description

本発明は、自動で走行機体を走行させる自動運転モードが実行可能に構成された作業車両に関する。
走行装置によって支持された走行機体と、走行機体の進行方向にある障害物を検出する検出センサと、オペレータが手動で走行機体の走行操作を行う手動運転モードと、リモコンを用いて走行機体の走行操作を遠隔操作する自動運転モードとに切換可能に構成された制御部とを備え、自動運転モードに移行している最中に前記検出センサによって異常を検出した場合に、制御部が走行機体を自動的に停止させたり、該異常を報知する安全制御を実行するように構成された作業車両が従来公知である(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載された作業車両では、走行機体に設けられたキャビンの天井の上面側にリモコン受信機と自動状態報知ランプを設置し、制御部は、自動運転モードに切換えられている状態が検出された場合には、リモコンからの操作情報をリモコン受信機で受信して制御部に送信することにより、その操作内容に応じて走行機体を遠隔操作するようにしている。そして、かかる自動運転モード時に、検出センサが走行機体の前方に設定された警報範囲に障害物を検出すると、自動状態報知ランプを点灯/点滅させることにより、走行機体の進行方向に障害物が接近していることを走行機体の周囲のオペレータ等に視覚的に報知する。
特開2018-68181号公報
上記特許文献1に記載の作業車両は、リモコン受信機によってリモコンからの操作情報を受信すると共に、自動状態報知ランプによって自動運転モード時の異常を報知するようにしているが、これらリモコン受信機と自動状態報知ランプがキャビンの天井上面側に突出した状態で設置されているため、走行機体の走行中に陸橋等にぶつけて損傷する虞があった。
そこで、本発明は、自動で走行機体を走行させる自動運転モードが実行可能であり、走行中に受信機や報知ランプが損傷してしまうことを防止できる作業車両を提供することを目的とする。
本発明は、走行装置(2,3)によって支持された走行機体(4)と、作業者が運転操作を行う操縦部が内部に設けられたキャビン(7)と、前記キャビンに搭乗した状態における作業者の前記操縦部に対する運転操作によらずに自動で前記走行機体を走行させる自動運転モードを備えた制御部(20)と、前記キャビン外からの前記走行機体の運転操作に関する制御信号を受信する受信機(34)と、前記走行機体(4)の走行状態に関する情報を報知する報知ランプ(35)と、を備え、前記受信機(34)と前記報知ランプ(35)とは、前記キャビン(7)の内部でかつ前記キャビン(7)外から視認可能な位置に設置されている、ことを特徴とする作業車両にある。
また、例えば図4を参照して、前記報知ランプ(35)は、前記受信機(34)と一体のユニット(19)として形成されており、前記ユニット(19)は、前記キャビン内において前記ユニット(19)を着脱可能に取り付ける取付具(33)を備えている、と好適である。
更に、例えば図7を参照して、前記キャビン(7)内において前記報知ランプ(35)とは異なる位置に設けられ、前記走行機体(4)の進行方向の少なくとも左右方向へ光を出射する、前記報知ランプとは別体に構成された補助ランプ(50)を備えていると好適である。
また、例えば図4を参照して、前記報知ランプ(35)は、前記走行機体(4)の進行方向の前方と後方にそれぞれ表示光を出射すると好適である。
更に、例えば図5を参照して、前記取付具(33)が吸盤または磁石であると好適である。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る発明によると、受信機及び報知ランプをキャビン内に配置したことによって、これら受信機及び報知ランプが機外の障害物などに衝突して破損することを防止することができる。また、上記報知ランプを介してキャビン内から作業者が走行機体の走行状態を確認することができる。
請求項2に係る発明によると、受信機と報知ランプとが一体のユニットとして構成されているため、これら受信機と報知ランプを容易にキャビン内に配置することができる。また、上記ユニットが取付具によって着脱可能に取り付けられることによって、上記ユニットを容易にキャビン内に取り付けることが出来る。
請求項3に係る発明によると、補助ランプから走行機体の進行方向の少なくとも左右方向にも光が出射されるため、走行機体の周囲から容易に走行状態を認識することができる。
請求項4に係る発明によると、上記ユニットに設けられた報知ランプから走行機体の進行方向の前方と後方にそれぞれ表示光が出射されるため、キャビン内の作業者が容易に報知ランプを確認することができる。
請求項5に係る発明によると、上記ユニットを吸盤からなる取付具によってキャビンのリアガラス等の内面に容易に取り付けたり、磁石からなる取付具によってキャビンフレームに容易に取り付けることができる。
本発明の実施の形態に係るトラクタの側面図。 図1に示すトラクタを前方側から見た要部斜視図。 図1に示すトラクタを後方側から見た要部斜視図。 キャビン内に設置される操作ユニットの斜視図。 (A)乃至(C)は操作ユニットの平面図、側面図及び正面図。 制御部のブロック図。 本発明の他の実施の形態に係るトラクタの側面図。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明を適用した作業車両の一例であるトラクタ1の側面図、図2は、図1のトラクタ1を前方側から見た要部斜視図、図3は、図1のトラクタ1を後方側から見た要部斜視図である。
図1~図3に示すように、本実施の形態に係るトラクタ1は、左右一対の前輪2及び後輪3を備えた走行装置2,3によって支持された走行機体4を備えており、この走行機体4の前側半部には、走行装置としての前輪2及び後輪3を駆動させる駆動源としてのエンジン(図示しない)を上下開閉自在にカバーするボンネット5が設けられている。また、走行機体4の後部には、ロータリ耕耘機(図示しない)等の作業機が選択的に連結されるように構成された昇降リンク6が設けられており、ロータリ耕耘機を駆動させた状態で走行機体4を前進走行させることにより、圃場の耕耘作業を行う。
走行機体4におけるボンネット5の後方にはキャビン7が立設されており、ボンネット5内のエンジンで発生した動力は、キャビン7下方に配置されたミッションケース内のトランスミッションによって、前後輪2,3及びロータリ耕耘機側に変速伝動される。また、走行機体4の前端部には板状のブラケット8が延設されており、このブラケット8の上面側に障害物センサ9が設けられている。該障害物センサ9は、走行機体4の進行方向に電磁波、音波又は光による検知波を出射すると共に、その反射波を検知し、検知波を出射してから反射波を検知するまでの時間を計算することによって、障害物までの距離を算出できる。
キャビン7は、一対のフロントフレーム10aと、一対のリアフレーム10bと、これらフレーム10a,10bに支持された天井10cと、一対のフロントフレーム10a間に設けたフロントガラス11と、一対のリアフレーム10b間に設けたリアガラス12と、左右に設けたドア(図示しない)とから構成されており、その内側にオペレータが運転操作を行う操縦部13が形成されている。リアガラス12にはワイパー14が設けられており、キャビン7の天井10c上面側(即ち、屋根)にはGPS衛星からの信号を受信するGPS受信部15が設けられている。
キャビン7内部の操縦部13には、オペレータが着座する座席16と、座席16の前方側に配置されたステアリングハンドル17と、座席16の左右側方(図示する例では進行方向右)側に配置されたサイド操作パネル18(図3参照)と、前後揺動操作によって走行変速操作を行う変速レバー21などが設けられている。
また、図3に示すように、サイド操作パネル18の後部側には、作業機の各種調整を行うスイッチ操作具、ダイヤル操作具が並べて設けられている。具体的には、作業機側への動力の断続を操作するPTOスイッチ22と、作業機の下降速度を調整する下げ速度調整ボリューム23と、作業機の上昇位置を調整する上げ高さ調整ボリューム24と、作業機の左右傾斜を調整する傾き調整ボリューム25と、走行機体の走行モードの切換えを行う自動操作入切スイッチ26とが配置されている。
加えて、キャビン7の内部でかつキャビン7の外部から視認可能な位置には、通信ユニット19が取り付けられている。より具体的には、本実施の形態では、リアガラス12の高位置に通信ユニット19が取り付けられている。以下、通信ユニット19の構成について、図4及び図5に基づいて説明する。図4は通信ユニット19の外観を示す斜視図、図5(A)乃至(C)は通信ユニット19を示した平面図、側面図及び正面図である。この通信ユニット19は、断面楕円形状の本体ケース30と、本体ケース30の両側面からL字状に突出する一対のアンテナ31と、本体ケース30の一側面から導出するコネクタケーブル32とを備えて構成されている。
本体ケース30の前面と背面には複数(例えば3つ)の表示孔30a~30cが設けられており、本体ケース30の背面には取付具としての吸盤33が設けられている。通信ユニット19は、この吸盤33を利用してリアガラス12の内面に取り付けられると共に、コネクタケーブル(CANケーブル)32を介して走行機体4の走行状態を制御する機体制御部20(図6参照)に接続されるようになっている。本体ケース30にはキャビン外からの走行機体4の運転操作に関する制御信号(以下操作信号という)を受信する受信機としてのリモコン受信部34と、走行機体4の走行状態に関する情報を報知する報知ランプ35と、これらリモコン受信部34及び報知ランプ35と接続されている通信制御部27との構成部品が設けられており、アンテナ31はリモコン受信部34の主要部品をなすものである。リモコン受信部34は、後述するリモコン40からの操作情報をアンテナ31で受信して通信制御部27へ送信する。報知ランプ35は、各表示孔30a~30cに対向するように配列された複数の表示素子(例えばLED)によって構成されており、各表示素子に異なる色(図示する例では3色)を常時点灯させたり、点滅させたりすることができる。該構成により、報知ランプ35は、表示素子の発光色や点灯状態を表示孔30aを通して本体ケース30の前方と後方に出射することにより、様々な情報を発信することができる。
自動操作入切スイッチ26は、機体制御部20を、キャビンに搭乗した状態における作業者の操縦部13に対する運転操作(キャビン搭乗運転操作)によらずに自動で走行機体4を走行させる自動走行制御を実行できる自動運転モードと、リモコン40による走行機体4の操作が規制され、作業者が操縦部13に搭乗して手動操作によって走行機体4を操縦する手動運転モードとに切換えることができる。機体制御部20は、自動運転モードに切換えられると、GPS情報や圃場の地図情報などに基づいて圃場を自動走行しながら、例えば耕耘作業などの種々の作業を自動に行う。また、上記自動運転モードにおいて、障害物センサ9によって走行機体4の進行方向の所定範囲内に障害物があることが検出された場合には、走行機体4を自動的に停止させたり、通信ユニット19に設けられた報知ランプ35の表示素子によって該状態を報知したりする走行停止制御が実行されるように構成されている。
次に、図6に基づいて、トラクタ1の制御構成について説明する。図6はトラクタ1の制御ブロック図であり、機体制御部20の入力側は、GPS受信部15と、障害物センサ9と、走行機体の車速を検出する車速センサ36と、自動操作入切スイッチ26とが接続されている。その一方で、機体制御部20の出力側は、主クラッチの断続を操作するクラッチバルブ41と、PTOクラッチの断続を操作するPTOクラッチバルブ42と、ホーン(ブザー)43と、図示しない無段階変速装置を変速操作する変速油圧バルブ44と、エンジンの燃焼室へ燃料の高圧供給するインジェクションポンプ45と、エンジン停止リレー46と、走行機体4(後輪3)を制動作動するブレーキ47が接続されている。さらに、機体制御部20には、上述した通信ユニット19の通信制御部27がCAN接続されており、前述したように、この通信制御部27にはリモコン受信部34と報知ランプ35が通信可能に接続されている。
上記通信制御部27は、リモコン受信部34を介して受信した操作信号を上記機体制御部20へと通信し、機体制御部20は、自動操作入切スイッチ26により自動運転モードに切換えられている場合には、この操作信号に基づいて作業者からの運転操作を受け付ける。図示はしないが、リモコン40には、操作信号をリモコン受信部34に送信する送信アンテナと、リモコンの電源をON/OFFする電源スイッチの他に、走行機体及び作業機を遠隔操作するための各種遠隔操作スイッチが配置されている。具体的には、これら遠隔操作スイッチとして、クラッチバルブ41により主クラッチの断続を操作するクラッチスイッチや、PTOクラッチバルブ42により作業機側への動力の断続を操作するPTOスイッチや、ホーン43による警告音を発する報知スイッチや、変速油圧バルブ44を介して走行機体4の変速操作を行う変速スイッチや、インジェクションポンプ45を制御してエンジンの回転数の増減速を操作するエンジン回転スイッチや、エンジン停止リレー46によりエンジンを停止するエンジン停止スイッチ等が配置されている。これらのスイッチが操作されると、リモコン40から当該操作に応じた操作信号が送信される。
該構成により、機体制御部20は、自動運転モードに切換えられている状態が検出された場合には、リモコン40の各遠隔操作スイッチの操作情報が、キャビン7内部のリアガラス12に取り付けられた通信ユニット19のリモコン受信部34を介して、前記機体制御部20へと送信され、走行機体4及び作業機側をこれに応じて遠隔操作することができる。これにより、作業者は操縦部13に乗込むことなく、リモコン40によって走行機体4を遠隔操作することができると共に、走行機体4を圃場で自動走行させて、GPS受信部15や障害物センサ9を用いて圃場の終端側で自動的に停止させる自動走行制御を実行することができる。また、機体制御部20からは、通信制御部27へとトラクタ1の状態に関する情報が通信されており、通信制御部27は、この機体制御部20からの情報に基づいて、報知ランプ35を制御する。
次に、機体制御部20による走行停止制御について説明すると、この走行停止制御は、自動運転モードに切換えられている場合には、車速センサ36によって走行しているか否かが検出されると共に、障害物センサ9によって走行機体4前方の予め定めた所定の警報範囲に障害物が検出された場合には、通信ユニット19の報知ランプ35を作動させることにより、視覚的な警報を発するように構成されている。具体的には、報知ランプ35の表示素子を点灯/点滅させることによって、走行機体4の進行方向に障害物が接近していることを走行機体4の周囲(作業者等)に報知する。その際、報知ランプ35の表示素子からの発光色が、本体ケース30の表示孔30a~30cを通して走行機体4の前後両方向に出射されるため、表示素子の発光状態を周囲に効果的に報知することができる。
さらに、障害物センサ9によって、上記警報範囲よりも狭い範囲に設定された停止範囲に障害物があることが検出された場合には、エンジン停止リレー46を介してエンジンの駆動を停止させると共に、ブレーキ47を作動させて走行機体4を自動的に停止させる。なお、障害物と走行機体4の距離に応じて、報知ランプ35の表示素子の発光色を変えるようにすれば、発光色の違いによって障害物までのおおよその距離が把握されるため、走行機体4が進行方向の障害物と衝突する事態をより確実に防止できる。
また、手動運転モードから自動運転モードに切換えるには、キャビン7内において、上記自動操作入切スイッチ26をONにするのみならず、所定の切り替え操作を実行する必要がある。より詳しくは、作業者は、自動操作入切スイッチ26をONにした後に、所定時間内にサイドブレーキを引き、その後、当該サイドブレーキを解除する必要があるが、上記報知ランプ35によって現在のトラクタ1の状態を報知することによって、作業者は、キャビン内に居ながらトラクタ1の走行モードが自動運転モードに切り替わったかを確認することができる。例えば、自動操作入切スイッチ26がONの状態で走行モードが手動運転モードの場合には、報知ランプ35を赤色に点灯させ、走行モードが自動運転モードに切り替わったら報知ランプ35を緑色に点灯させたり、自動運転モードに切り替わったら報知ランプ35を点滅させたりすることによって、トラクタ1の状態を報知することができる。
ちなみに、機体制御部20は、手動運転モードに切換えられている場合には、上述した走行停止制御の実行が規制されるように構成されている。該構成によれば、手動運転モードに切換えることにより、作業者が操縦部13により手動で操向操作している場合に、作業者の意図しないタイミングで自動的に走行機体4が停止したり、報知ランプ35の表示素子が誤作動する事態を確実に防止することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るトラクタ1は、走行機体4の走行モードを手動運転モードと自動運転モードとに切換え可能な機体制御部20を備えた作業車両であって、リモコン40からの操作信号を受信して機体制御部20に送信するリモコン受信部34と、自動運転モード時における走行機体4の走行状態を視覚的に報知する報知ランプ35とを一体化して通信ユニット19となし、この通信ユニット19をキャビン7内に配設したため、リモコン受信部34や報知ランプ35をキャビン7の天井面から突出しない状態で設置することができ、走行機体4の走行中にリモコン受信部34や報知ランプ35が陸橋等にぶつかって損傷してしまうことを防止できる。
また、上記報知ランプ35が一体化された通信ユニット19がキャビン7内に配設されているため、直射日光などの外部環境の影響が少なくなり、外部から報知ランプ35を視認しやすくなり、かつ、報知ランプ35の紫外線などによる劣化も少なくなる。加えて、キャビン7内に報知ランプ35が配設されたことによって、走行機体の走行モードを手動運転モードから自動運転モードへと切り替える際に、本当に走行モードが自動運転モードへと切り替わったかを、報知ランプ35を介して確認することよって、キャビン7内に居ながらに確認することができる。特に、通信ユニット19の本体ケース30の前面と背面に表示孔30aを設け、報知ランプ35の表示素子から走行機体4の進行方向の前方と後方にそれぞれ表示光が出射されるようになっているため、上記報知ランプ35からの表示光をキャビン7から作業者は容易に確認することができる。
加えて、報知ランプ35がリモコン受信部34と一体のユニット19として形成されており、当該ユニット19は、キャビン7内において取付具33を介して着脱可能に取り付けられている。このため、例えば、トラクタ1の屋根などに取り付ける場合に比べて、その取付工数を削減することができる。また、このような構成にすると、例えば、自動走行モードを有していない既存のトラクタを後付で自動走行モードを有するように改造する場合であっても、容易に取り付けることができる。特に、通信ユニット19をキャビン7の内部に取り付ける取付具33として、本実施の形態では、吸盤を採用しており、通信ユニット19をキャビン7内の任意の複数位置に特別な加工等をせずとも取り付けることができる。このため、専用のブラケットを用いずとも様々なタイプの作業車両に対して上記通信ユニット19を取り付けることができ、また、報知ランプ35が組み込まれた通信ユニット19を所望の位置に配置することができる。なお、上記吸盤の代わりに磁石等を用いることも可能であり、その場合、リアフレーム10b等の磁性材料で形成されたキャビンフレームに磁石を用いて通信ユニット19を取り付ければ良い。また、上述したように報知ランプ35とリモコン受信部34とは一体のユニットとして構成されることが望ましいが、別体に構成されても良い。
また、通信ユニット19にリモコン受信部34と報知ランプ35に加えて前記ホーン43を組込み、自動運転モード時に障害物センサ9によって障害物が検出された場合に、報知ランプ35の表示素子の点灯/点滅による視覚的な報知と、ホーン43の鳴動による警報音の両方で警報を報知するようにしても良い。
図7は、本発明の他の実施の形態に係るトラクタの側面図であり、図1に対応する部分には同一符号を付してある。図7に示すトラクタ1が前述した実施の形態と相違する点は、キャビン7の天井10cの内面に回転灯などからなる補助ランプ50を設置し、この補助ランプ50とリアガラス12の内面等に取り付けた通信ユニット19の報知ランプ35とを不図示の配線ケーブル等を介して接続したことにあり、それ以外の構成は基本的に同じである。
このように通信ユニット19に加えて補助ランプ50を付設すると、通信ユニット19の報知ランプ35からの表示光だけでなく、補助ランプ50から全方向に光が出射されるため、周囲のどのような位置からも走行機体4の走行状態を容易に認識することができる。なお、補助ランプ50は、周囲の全方向に光を出射する回転灯に限らず、走行機体4の進行方向の少なくとも左右方向にも光を出射するものであれば良い。
1 トラクタ(作業車両)
2 前輪(走行装置)
3 後輪(走行装置)
4 走行機体
7 キャビン
9 障害物センサ
10a フロントフレーム
10b リアフレーム
10c 天井
11 フロントガラス
12 リアガラス
13 操縦部
15 GPS受信部
19 通信ユニット
20 制御部
26 自動操作入切スイッチ
30 本体ケース
30a~30c 表示孔
31 アンテナ
32 コネクタケーブル
33 吸盤(取付具)
34 リモコン受信部(受信機)
35 報知ランプ
40 リモコン
50 補助ランプ

Claims (5)

  1. 走行装置によって支持された走行機体と、
    作業者が運転操作を行う操縦部が内部に設けられたキャビンと、
    前記キャビンに搭乗した状態における作業者の前記操縦部に対する運転操作によらずに自動で前記走行機体を走行させる自動運転モードを備えた制御部と、
    前記キャビン外からの前記走行機体の運転操作に関する制御信号を受信する受信機と、
    前記走行機体の走行状態に関する情報を報知する報知ランプと、を備え、
    前記受信機と前記報知ランプとは、前記キャビンの内部でかつ前記キャビン外から視認可能な位置に設置されている、
    ことを特徴とする作業車両。
  2. 前記報知ランプは、前記受信機と一体のユニットとして形成されており、
    前記ユニットは、前記キャビン内において前記ユニットを着脱可能に取り付ける取付具を備えている、
    ことを特徴とする請求項1記載の作業車両。
  3. 前記キャビン内において前記報知ランプとは異なる位置に設けられ、前記走行機体の進行方向の少なくとも左右方向へ光を出射する、前記報知ランプとは別体に構成された補助ランプを備えている、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の作業車両。
  4. 前記報知ランプは、前記走行機体の進行方向の前方と後方にそれぞれ光を出射する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の作業車両。
  5. 前記取付具は、吸盤または磁石である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の作業車両。
JP2019012635A 2019-01-29 2019-01-29 作業車両 Active JP7065048B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019012635A JP7065048B2 (ja) 2019-01-29 2019-01-29 作業車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019012635A JP7065048B2 (ja) 2019-01-29 2019-01-29 作業車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020115843A JP2020115843A (ja) 2020-08-06
JP7065048B2 true JP7065048B2 (ja) 2022-05-11

Family

ID=71889113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019012635A Active JP7065048B2 (ja) 2019-01-29 2019-01-29 作業車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7065048B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060178825A1 (en) 2005-02-04 2006-08-10 Novariant, Inc. System and method for interactive selection of agricultural vehicle guide paths with varying curvature along their length
JP2016078485A (ja) 2014-10-10 2016-05-16 計治 荒木 三角停止表示器
JP2018068181A (ja) 2016-10-27 2018-05-10 三菱マヒンドラ農機株式会社 作業車両
JP2018114927A (ja) 2017-01-20 2018-07-26 株式会社クボタ 作業車
US20180332760A1 (en) 2017-05-19 2018-11-22 Deere & Company Method and agricultural utility machine for spreading crop

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0731208A (ja) * 1993-07-20 1995-02-03 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 自動走行車両における信号用照明装置
JPH11157387A (ja) * 1997-11-28 1999-06-15 Toyoda Gosei Co Ltd 自車両認識装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060178825A1 (en) 2005-02-04 2006-08-10 Novariant, Inc. System and method for interactive selection of agricultural vehicle guide paths with varying curvature along their length
JP2016078485A (ja) 2014-10-10 2016-05-16 計治 荒木 三角停止表示器
JP2018068181A (ja) 2016-10-27 2018-05-10 三菱マヒンドラ農機株式会社 作業車両
JP2018114927A (ja) 2017-01-20 2018-07-26 株式会社クボタ 作業車
US20180332760A1 (en) 2017-05-19 2018-11-22 Deere & Company Method and agricultural utility machine for spreading crop

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020115843A (ja) 2020-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2596487C (en) "off-board" control for a power machine or vehicle
WO2018135234A1 (ja) 作業車
JP2017171253A (ja) 作業車輌
CA2841221C (en) Work vehicle hvac control based on operator seat direction
JP5560844B2 (ja) 走行車両自動操舵用駆動装置
JP2017177934A (ja) 作業車輌
JP2018114927A (ja) 作業車
WO2021125273A1 (ja) 作業車両
CN111886555A (zh) 作业车辆的自动行驶装置
KR20210011912A (ko) 작업 차량용의 브레이크 시스템
JP6777499B2 (ja) 作業車両
JP7065048B2 (ja) 作業車両
CN108082036B (zh) 车辆通知装置
JP2017175980A (ja) 遠隔操作装置
JP5260929B2 (ja) 作業車両
JP7440376B2 (ja) 作業車両
WO2019187938A1 (ja) 作業車両の走行制御システム
US10802496B2 (en) Remote tractor control system
US12124264B2 (en) Work vehicle
EP4080308A1 (en) Work vehicle
AU2020358058B2 (en) Airport vehicle having an anti-collision system and method for operating a vehicle having an anti-collision system
JP2022096950A (ja) 作業車両
JP2022165450A (ja) 作業車両
JP2021078426A (ja) 作業車
JP2021102401A (ja) 作業車両

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200203

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200204

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220425

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7065048

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151