JP7064865B2 - 温調装置 - Google Patents
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Description
なお、適宜の荷物も車室内に積載することがある。この場合、温かい状態又は冷たい状態を維持する必要のある荷物を積載することもあった。上述したような乗員に特化した温調装置では、人体とは異なるものである荷物に適した温度調節が困難な場合があった。
また、荷物が大きな容量を有していない場合、荷物を車室の後方側に設けられる荷室に積載するのではなく、車室内の運転席に近い領域に積載したいとの要求もあった。
なお、図1は、本発明の一実施形態である温調装置1を備えたシート100を示す概略図である。図2は、図1に示したシート100に荷物Bを収容した状態を示す概略図である。
なお、第1軸部103は、本発明に係る温調装置が設けられるシートにおいて、シートクッションに配置されて成る可動部の一形態である。
シートクッション101の回動角度は、例えば運転席に着座する乗員が後述の収容部2に荷物を収容し易くなる程度に収容部2を露出させることのできる角度、又は、回動したシートクッション101とシートバック102とが干渉しにくい角度などを考慮して適宜に設定することができる。
なお、本実施形態におけるカバー部材は、シートクッション101の座面の裏側における回動端部側に配置された巻取部4に巻き取られて成り、図1には図示していない。また、本実施形態では温調部3の駆動及び停止のために検知部5が設けられている。
カバー部材及び検知部5については、図2を参照しつつ後述する。
制御部31は、収容部2の温度調節の制御を行うものであり、具体的には送出部32の駆動制御を行う。制御部31としては、例えば様々な車室内の機器の駆動制御を行うための車載用演算装置などを用いることができる。
送出部32は、空気の温度調節を行い、温度調節された空気を収容部2に向けて送出する。送出部32としては、例えば車載用の暖房、換気及び空調(HVAC)システムなどを用いることができる。
制御部31及び送出部32の制御及び動作については後述する。
なお、本発明においては、図2に示す実施形態のようにカバー部材6が収容部2に被さるように収容部2の上方空間に展開した状態を、側方部分は開放状態であっても、カバー部材6が収容部2を覆蓋したこととする。
なお、図2に示す実施形態では、カバー部材6はシートクッション101が離間位置に移動した後に巻取部4から略下方に引き出されていたが、本発明においてカバー部材は上記係止部7のような固定用部材に予め固定されていても良い。この場合、シートクッションが離間位置に移動する際に、シートクッションの移動にともなってカバー部材が引き出されるので、シートクッションの移動操作だけで収容部の覆蓋状態の実現も可能となる。収容部に荷物を収容するときには、予め固定されているカバー部材の固定状態を一旦解除しても良く、開放されている側方部分から収容部内に荷物を挿入しても良い。
図1に示すように、検知部5は検知結果を温調部3に出力可能になっている。
なお、図3(a)~(c)は、温調部から吹き出す温度調節された空気の収容部内への導入形態を示す概略図である。図3に示す実施形態の説明において、図1及び2に示した部材と同様の部材を用いる場合は、同一の参照符号を付すこととし、詳細な説明を省略する。
図3(a)に示す実施形態では、温調部3はインパネ300の内部に設けられる車室内全体の空調用として用いる部材(暖房、換気、空調(HVAC)システムなど)を共用している。温調部3は、通常は車内空調用の温度調節を行うと共に、収容部2に向けて吹き出す場合のみ、車室内全体の空調用の設定とは温度設定を独立させることで荷物の性質に応じた任意の設定温度を実現可能となっている。
図3(b)に示す実施形態では、図3(a)に示した実施形態と同様に、温調部3は車室内全体の空調用として用いる部材(HVACシステムなど)を共用している。フロア部200の下方を介して収容部2まで延在するダクト33を用いることで、吹き出した空気の車室内への拡散などを考慮する必要が無く、収容部2内に確実に温度調節された空気を導入可能である。
図3(c)に示す実施形態では、インパネ300の内部に設けられる車室内全体の空調用として用いる部材(HVACシステムなど)とは独立した別部材として温調部30を設けることとしている。温調部30は、シート100に付設されることで収容部2に近接しているので、温調部30から吹き出した後に収容部2内に導入されるまでの間で、空気の意図しない温度変化が生じにくい。
なお、図4(a)~(b)は、本発明に係る温調装置において、図2に示したカバー部材6とは別形態のカバー部材を示す概略図である。
図4(a)に示す実施形態では、収容部210を覆蓋したときに車室内空間と収容部210内との空間とが連通する隙間が生じにくいので、収容部210の温度調節効率の向上を図ることができる。
図4(b)に示す実施形態では、カバー部材62は可撓性を有するシート状のカバー部材6よりも剛性を有するので、上方に移動したシートクッション101を下方からカバー部材62がガタつき無く支持可能である。これにより、シートクッション101の固定状態が車両の走行中に生じる振動などによって意図せず解除されることが生じにくくなる。よって、温調部3による収容部220の温度調節が安定的に達成される。
なお、図5は、図1、2及び3(a)に示した温調装置1を用いて収容部2の温度調節を行う際の制御フローについて示すフローチャート図である。
本工程は、シート構造の簡素化のために基本的には手動で行われるが、必要であればシートクッション101の上下移動スイッチを車室内に設けると共に、第1軸部103にアクチュエータなどを設けることで自動化しても良い。
なお、荷物Bの収容動作の前後で、温調部3における送出部32が収容部2に向かって吹き出す空気の温度設定を制御部31で行うことが好ましい。温度設定は手動で乗員が行っても良く、収容部2に温度センサを付設しておいて荷物Bの温度に応じてその温度を維持するための温度設定を自動で行っても良い。
本実施形態においては、検知部5はシート100の離間位置での固定の有無も検知可能となっているので、カバー部材6の固定の有無に代えて、又は、カバー部材6の固定の有無と共に、シート100が固定されているか否かを判別対象としても良い。
また、シート100の足元空調が駆動していない場合は(ステップS4のNO)、荷物Bのために送出部32を駆動する(ステップS51)。
前工程(ステップS4)の判別結果がいずれであっても、結果として、図3(a)に示したように、送出部32により温度調節された空気は、インパネ300の下部に設けられる吹出口301と収容部2の前部に設けられる流入口8とを介して、収容部2内に流入する。本実施形態におけるカバー部材6を固定した収容部2は、側方が開放状態であるものの、上方がカバー部材6で覆われているので、収容部2内に流入した冷気又は暖気が収容部2内で滞留し易い。これにより、荷物Bは、乗員が意図した温度である常温よりも低温又は高温に維持される。
なお、収容部2における側方の隙間を低減するには、例えば側方にも追加のカバー部材を設ける形態、又は、荷物Bを収容した後にシートクッション101を荷物Bに近接する位置まで下方に移動させる形態などを採用するのが好ましい。
Claims (6)
- 乗員が着座可能な着座位置と前記着座位置から上方へ離間させた離間位置との間でシートクッションを移動自在に支持する可動部を有するシートに設けられて成る温調装置であって、
前記シートクッションの下方に設けられ、底部及び側部を有し、前記底部と前記側部と前記着座位置に位置する前記シートクッションとにより閉鎖領域が形成される収容部と、
前記シートクッション又は前記収容部に設けられ、前記シートクッションが前記離間位置に位置しているときに前記収容部を覆蓋可能なカバー部材と、
前記収容部の温度調節を行う温調部と、
前記シートクッションの移動、及び、前記カバー部材の固定を検知する検知部と、を備え、
前記温調部は、前記収容部の温度調節の制御を行うと共に、前記検知部の検知結果に基づいて前記温調部の駆動又は停止を制御する制御部を有する、
温調装置。 - 前記可動部は、前記シートクッションを回動可能に軸支する軸部を有する、
請求項1に記載の温調装置。 - 前記収容部は、前記温調部により温度調節された空気の流入口を、前記底部又は前記側部に有する、
請求項1又は2に記載の温調装置。 - 前記制御部は、前記シートクッションが上方に移動したとき、又は、前記カバー部材が前記収容部を覆蓋したときに、前記温度調節の制御を行う、
請求項1~3のいずれかに記載の温調装置。 - 前記温調部による前記収容部の温度調節は、乗員用の温度調節とは独立して行われる、
請求項1~4のいずれかに記載の温調装置。 - 前記収容部に、前記収容部に収容される荷物の温度を検知する温度センサを設け、
前記制御部は、前記温度センサの検知結果に応じて前記収容部の温度調節を行う、請求項1~5のいずれかに記載の温調装置。
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