JP7064312B2 - 試料保持具 - Google Patents

試料保持具 Download PDF

Info

Publication number
JP7064312B2
JP7064312B2 JP2017207797A JP2017207797A JP7064312B2 JP 7064312 B2 JP7064312 B2 JP 7064312B2 JP 2017207797 A JP2017207797 A JP 2017207797A JP 2017207797 A JP2017207797 A JP 2017207797A JP 7064312 B2 JP7064312 B2 JP 7064312B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
flow path
path member
flange portion
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017207797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019080012A (ja
Inventor
祥平 田伏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2017207797A priority Critical patent/JP7064312B2/ja
Publication of JP2019080012A publication Critical patent/JP2019080012A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7064312B2 publication Critical patent/JP7064312B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

本開示は、半導体ウエハや液晶基板あるいは回路基板等のウエハ上に半導体薄膜を生成する、もしくは、前記ウエハ上に塗布されたレジスト液の乾燥・焼付を行い、レジスト膜を形成するのに好適なウエハ加熱装置などの試料保持具に関するものである。
試料保持具として、例えば特許文献1に記載のパレットが知られていている。特許文献1に開示されたパレットは、Oリングによって接点覆いとの間の気密性が保たれている。
特開平4-147643
このようなウエハ加熱装置においては、Oリングとして、ゴムまたは樹脂材が使われていた。そのため、ウエハを高温に加熱する際に、耐熱性の低いOリングが熱変形するおそれがあった。その結果、高温環境下において、パレットと接点覆いとの気密性を保つことが困難であった。
本開示の試料保持具は、セラミックスから成り、試料保持面である上面と該上面の反対側に位置する下面とに開口する貫通孔を有する基体と、前記基体より下側に位置して前記基体とは間隔をおいて配置された支持体と、前記支持体に取り付けられ、前記基体の貫通孔に下面側から嵌め合わされた筒状の流路部材と、を備えており、前記基体よりも前記流路部材の熱膨張率が大きく、前記流路部材は、外周側に張り出した鍔部を有し、該鍔部は、前記基体の下面と向かい合う第1面と、該第1面に対向する第2面とを有するとともに前記第1面が前記第2面より小さく、前記第1面前記基体の下面接しており、前記支持体と前記鍔部との間に弾性体が設けられているとともに、前記弾性体によって前記流路部材が前記基体に押し付けられていることを特徴とする。
本開示の一態様の試料保持具によれば、基体より熱膨張率の大きい筒状の流路部材を、基体の貫通孔に下面側から嵌め合せている。これにより、高温環境下において基体よりも流路部材が大きく熱膨張する。そのため、熱膨張した流路部材の外周面が、基体の貫通孔の内周面に密着することができる。その結果、高温環境下において、基体と流路部材との気密性を保つことができる。
本開示の一例の試料保持具を示す断面図である。 図1に示す試料保持具の一実施形態を示す断面図である。 他の例の試料保持具を示す断面図である。 図3に示す試料保持具の流路部材を示す断面図である。 他の例の試料保持具を示す断面図である。
試料保持具10について詳細に説明する。
本開示の試料保持具10は、図1に示すように、貫通孔12を有する基体1と、基体1の貫通孔12に下面側から嵌め合わされた筒状の流路部材2とを備えている。試料保持具10の一実施形態においては、図2に示すように、基体1の下方には例えば支持体3が設けられており、支持体3はピン5によって基体1を固定していてもよい。
基体1は試料を保持するための部材である。基体1の形状は、例えば円板状または角板状である。基体1は上面と下面とを有しており、基体1の上面は試料保持面11である。基体1は、例えば窒化アルミニウムまたはアルミナ等のセラミックスを有している。基体1は、例えば複数のグリーンシートを積層して、これを窒素雰囲気中で焼成することにより得ることができる。基体1の内部または下面には、必要に応じて発熱抵抗体が設けられていてもよい。基体1の寸法は、例えば基体1が円板状のときは、試料保持面11の直径を200~500mmに、厚さを5~25mmにすることができる。
基体1は、上面と下面とに開口する貫通孔12を有する。貫通孔12は、例えば試料保持面11側から平面視したときの形状が、円形状または楕円形状である。貫通孔12は、例えば直径が1.0~3.0mmの円孔である。貫通孔12の寸法は一定でもよいし、上面と下面とで寸法が異なっていてもよい。貫通孔12は、複数設けられていてもよい。また、貫通孔12は、例えば上面に複数開口したものが基体1の内部で合流しており、下面に一箇所のみ開口していてもよい。
流路部材2は、基体1の貫通孔12に下面側から嵌め合わされた筒状の部材である。流路部材2の形状は、例えば貫通孔12を基体1の下面側から平面視したときの形状が円形状のときに、円筒形状にすることができる。これにより、貫通孔12と流路部材2との嵌合の気密性を高めることができる。流路部材2は、ステンレスまたはチタンからなる部材である。筒状部材の寸法は、例えば外径を2.0~11.5mmに、内径を1.5~8.5mmに、長さを20~50mmにすることができる。貫通孔12が複数設けられていている場合において、流路部材2は、複数の貫通孔12にそれぞれ設けられていてもよい。
流路部材2は、例えば真空引きのために用いられるものであってもよい。この場合においては、流路部材2のうち基体1の貫通孔12に嵌め合わされていない端部を真空ポンプに装着することによって、流路部材2を通じて基体1の上方の気体を吸引することができる。
本開示の試料保持具10によれば、基体1よりも流路部材2の熱膨張率が大きい。これにより、高温環境下において基体1よりも流路部材2が大きく熱膨張する。そのため、熱膨張した流路部材2の外周面が、基体1の貫通孔12の内周面に密着することができる。その結果、高温環境下において、基体1と流路部材2との気密性を保つことができる。
基体1の熱膨張率よりも流路部材2の熱膨張率が大きい例としては、基体1の熱膨張率が3.5×10-6~4.0×10-6(1/K)、流路部材2の熱膨張率が16×10-6~18×10-6(1/K)であってもよい。
また、図3に示すように、流路部材2が、外周側に張り出した鍔部21を有しているとともに、鍔部21と基体1の下面とが接していてもよい。これにより、高温環境下において鍔部21が熱膨張したときに、熱膨張した流路部材2の鍔部21が、基体1の下面に密着することができる。そのため、基体1の貫通孔12および下面の両方において、基体1と流路部材2とを密着させることができる。その結果、高温環境下において、基体1と流路部材2との気密性を保つことができる。鍔部21は、例えば幅が0.5~2.0mm、厚みを0.5~1.0mmにすることができる。鍔部21は、流路部材2と一体に形成されたものであってもよい。また、流路部材2に接着剤等によって固定されたものであってもよい。
図3に示す流路部材2を拡大した断面図を図4に示す。図4に示すように、流路部材2の鍔部21は、基体1の下面に向かい合う第1面22を有しているとよい。流路部材2が第1面22を有していることにより、図3に示すように鍔部21と基体1の下面とが接す
るように流路部材2を設けた場合において、鍔部21と基体1の下面とを面で接触させることができる。そのため、鍔部21をより基体1の下面に密着させることができる。その結果、高温環境下において、基体1と流路部材2との気密性を保つことができる。なお、流路部材2の鍔部21は、図4に示すように、第1面22に対向する第2面23を有しているとよい。
また、基体1より下側に位置して基体1とは間隔をおいて配置された支持体3をさらに備えるとともに、流路部材2が支持体3に取り付けられていてもよい。このような場合は、高温環境下において流路部材2が熱膨張したときに、流路部材2が動けるように、流路部材2を支持体3に固定することができる。そのため、流路部材2と支持体3との間に生じる応力を低減することができる。これにより、流路部材2が破損するおそれを低減することができる。その結果、試料保持具10の耐久性を高めることができる。
具体的には、図3に示すように、流路部材2は、例えば固定用部材31を介して支持体3に取り付けられていてもよい。このときに、固定用部材31は例えばネジ32等の部材によって支持体3に取り付けられていてもよい。固定用部材31と支持体3とがネジ32によって取り付けられている場合は、ネジ32とネジ受けとの間に隙間を設けることができる。これにより、流路部材2が動けるように、流路部材2を支持体3に固定することができる。
支持体3は、基体1を固定するための部材である。支持体3は、例えば円板状または角板状の部材である。支持体3は、例えば基体1の下面に対して、上面が向かい合うように設けられている。支持体3は、例えばステンレス等の金属材料からなる。支持体3は、例えば直径を200~500mmに、厚さを5~25mmにすることができる。また、支持体3と基体1との間隔は、例えば15~50mmにすることができる。また、図2に示すように支持体3と基体1との間には複数のピン5が設けられており、基体1はピン5によって支持体3に固定されていてもよい。
また、支持体3と鍔部21との間に弾性体4が設けられているとともに、弾性体4によって流路部材2が基体1に押し付けられていてもよい。これにより、ヒートサイクル下の熱膨張等によって支持体3と基体1との距離が変化した場合においても、流路部材2の鍔部21と基体1とを密着させることができる。その結果、基体1と流路部材2との気密性を保つことができる。
弾性体4は、例えば流路部材2を囲むように、支持体3と鍔部21との間の全体に設けられていてもよい。弾性体は、例えば支持体3と鍔部21の第2面23との間に設けられていてもよい。弾性体4は、例えばバネ状の部材であってもよい。弾性体4の材質は、例えばステンレスまたは硬鋼線にすることができる。
また、図5に示すように、鍔部21は、第1面22よりも第2面23が大きくてもよい。これにより、鍔部21と弾性体4との接触面積を大きくすることができる。そのため、弾性体4と鍔部21とを接合するときに、接合の強度を高めることができる。また、第1面22と基体1の下面との接触面積は大きくならないため、鍔部21と基体1の下面との間に熱応力が集中するおそれを低減することができる。その結果、試料保持具10の耐久性を高めることができる。
また、貫通孔12のうち、下面の開口が上面の開口よりも大きくてもよい。これにより、流路部材2を通じて基体1の上方の気体を吸引する場合において、気体の入り口を小さく、出口を大きくすることができる。そのため、気体の流れを妨げにくくして吸引することができる。その結果、気体の吸引の効率を高めることができる。貫通孔12の寸法は、例えば基体1の下面の開口の直径を2.5~3.5mmに、基体1の上面の開口を0.9~1.2mmにすることができる。貫通孔12の径は、基体1の下面から基体1の上面にかけて少しずつ広がっていてもよい。
貫通孔12のうち下面の開口が上面の開口よりも大きい例として、図3または図5に示すように、貫通孔12の形状が、下面に開口する凹部と、凹部の底面から基体1の上面にかけて貫通する穴とを繋げた形状であってもよい。この場合においては、基体1の凹部の底面と流路部材2の端面との間に隙間があってもよい。これにより、高温環境下において流路部材2が熱膨張した場合においても、基体1の凹部の底面と流路部材2の端面との間に応力が集中するおそれを低減することができる。その結果、試料保持具10の耐久性を高めることができる。
1:基体
11:試料保持面
12:貫通孔
2:流路部材
21:鍔部
22:第1面
23:第2面
3:支持体
31:固定用部材
32:ネジ
4:弾性体
5:ピン
10:試料保持具

Claims (2)

  1. セラミックスから成り、試料保持面である上面と該上面の反対側に位置する下面とに開口する貫通孔を有する基体と
    前記基体より下側に位置して前記基体とは間隔をおいて配置された支持体と、
    前記支持体に取り付けられ、前記基体の貫通孔に下面側から嵌め合わされた筒状の流路部材と、
    を備えており、
    前記基体よりも前記流路部材の熱膨張率が大きく、
    前記流路部材は、外周側に張り出した鍔部を有し、
    該鍔部は、前記基体の下面と向かい合う第1面と、該第1面に対向する第2面とを有するとともに前記第1面が前記第2面より小さく、前記第1面前記基体の下面接しており、
    前記支持体と前記鍔部との間に弾性体が設けられているとともに、前記弾性体によって前記流路部材が前記基体に押し付けられていることを特徴とする試料保持具。
  2. 前記貫通孔のうち、前記下面の開口が前記上面の開口よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の試料保持具。
JP2017207797A 2017-10-27 2017-10-27 試料保持具 Active JP7064312B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017207797A JP7064312B2 (ja) 2017-10-27 2017-10-27 試料保持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017207797A JP7064312B2 (ja) 2017-10-27 2017-10-27 試料保持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019080012A JP2019080012A (ja) 2019-05-23
JP7064312B2 true JP7064312B2 (ja) 2022-05-10

Family

ID=66628266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017207797A Active JP7064312B2 (ja) 2017-10-27 2017-10-27 試料保持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7064312B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002356382A (ja) 2001-05-31 2002-12-13 Kyocera Corp 窒化アルミニウム質焼結体とFe−Ni−Co合金とのロウ付け接合体及びウエハ支持部材
WO2014080925A1 (ja) 2012-11-21 2014-05-30 株式会社日立ハイテクノロジーズ 配管連結継手

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3597936B2 (ja) * 1996-03-27 2004-12-08 京セラ株式会社 ウェハ保持装置
JPH10165875A (ja) * 1996-12-06 1998-06-23 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板回転保持装置および回転式基板処理装置
JPH11351467A (ja) * 1998-06-04 1999-12-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスシール構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002356382A (ja) 2001-05-31 2002-12-13 Kyocera Corp 窒化アルミニウム質焼結体とFe−Ni−Co合金とのロウ付け接合体及びウエハ支持部材
WO2014080925A1 (ja) 2012-11-21 2014-05-30 株式会社日立ハイテクノロジーズ 配管連結継手

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019080012A (ja) 2019-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5265622B2 (ja) 基板加熱ユニット及びこれを含む基板処理装置
JP5447123B2 (ja) ヒータユニット及びそれを備えた装置
US10957573B2 (en) Electrostatic chuck device including a heating member
JP2011129577A (ja) 加熱冷却デバイスおよびそれを搭載した装置
US7495460B2 (en) Body for keeping a wafer, heater unit and wafer prober
JP7064312B2 (ja) 試料保持具
JP5100579B2 (ja) 基板用の吸着装置及び基板の取り扱い方法
KR100718017B1 (ko) 진공척
KR101360065B1 (ko) 몰드형 웨이퍼 제조용 진공척
JP6007039B2 (ja) 搬送トレー及び基板保持方法
JP7027135B2 (ja) 試料保持具
JP2010186765A (ja) ウエハプローバ用ウエハ保持体及びそれを搭載したウエハプローバ
JP2019133996A (ja) 試料保持具
JP6980544B2 (ja) 試料保持具
JP2004363372A (ja) 被処理体の載置機構
US10847401B2 (en) Wafer holding apparatus and baseplate structure
JP2019145827A (ja) ウエハ保持台
JP6849508B2 (ja) 保持装置の製造方法
JP6995016B2 (ja) 試料保持具
JP6105746B2 (ja) 試料保持具
JP6882040B2 (ja) 保持装置
WO2020171179A1 (ja) 試料保持具
KR102507875B1 (ko) 정전척 및 정전척 제조 방법
JPWO2019163214A1 (ja) ウエハ保持台
JP2007165322A (ja) 試料加熱装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210721

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20210831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7064312

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150