JP6980544B2 - 試料保持具 - Google Patents

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本開示は、半導体集積回路の製造工程または液晶表示装置の製造工程において、半導体ウエハ等の試料を保持する際に用いられる試料保持具に関するものである。
試料保持具として、例えば、特許文献1に記載のヒータユニットが知られている。特許文献1に開示されたヒータユニットは、ヒータ基板と、ヒータ基板の輻射熱を反射する容器と、ヒータ基板と容器とを装置架台に固定する支持体とを備えている。
特開2005−235672号公報
このようなヒータユニットにおいて、試料保持面を冷却する目的で、容器に通気孔を設けることが考えられる。しかしながら、容器に通気孔を設けると、ヒータ基板からの輻射熱が、容器の通気孔を通って容器の下方に直接伝わってしまうおそれがおった。そのため、容器の下方に位置する耐熱性の低い部品が熱変形により破損してしまうおそれがあった。その結果、試料保持具の耐久性を高めることが困難であった。
本開示の試料保持具は、一方の主面が試料保持面であって内部または他方の主面に発熱抵抗体を有する板状のセラミック体と、該セラミック体より下側において前記セラミック体から離れて位置しており、上面から下面にかけて貫通する通気孔を有する金属板と、前記セラミック体および前記金属板を、前記セラミック体の他方の主面と前記金属板の上面とが向かい合う位置に固定する固定部材と、前記金属板に設けられた温度検知装置とを備えており、該温度検知装置は、前記試料保持面に垂直な方向から見たときに前記通気孔に部分的に重ならない部位を有しつつ、前記通気孔を横断するように設けられていることを特徴とする。
本開示の試料保持具によれば、金属板に温度検知装置が設けられている。これにより、例えば発熱抵抗体の過昇温等の異常が生じた場合に、早期に異常を検知することができる。その結果、試料保持具の耐久性を高めることができる。
さらに、温度検知装置は、試料保持面に垂直な方向から見たときに通気孔の一部に重なって設けられている。これにより、金属板が通気孔を有する場合であっても、試料保持具の耐久性を高めることができる。
試料保持具の一例を示す断面図である。 図1に示す試料保持具の通気孔近傍を金属板の上方向から見た平面図である。 試料保持具の他の例を示す断面図である。 図3に示す試料保持具の通気孔近傍を金属板の上方向から見た平面図である。 試料保持具の他の例を示す断面図である。 図5に示す試料保持具の通気孔近傍を金属板の上方向から見た平面図である。
試料保持具10について詳細に説明する。
図1は、試料保持具10の一例を示す断面図である。図1に示すように、この試料保持具10は、セラミック体1と、セラミック体1の内部または他方の主面に設けられた発熱抵抗体2と、セラミック体1から離れて位置する金属板3と、セラミック体1と金属板3とを固定する固定部材4と、金属板3に設けられた温度検知装置5とを備えている。
セラミック体1は、試料を保持するための部材である。セラミック体1の形状は、例えば主面が円形状の円板状である。セラミック体1は、一方の主面が試料保持面11である。試料保持具10は、例えば、窒化アルミニウムまたはアルミナ等のセラミック材料からなる。セラミック体1は、例えば複数のグリーンシートを積層して、これを窒素雰囲気中で焼成することによって得ることができる。セラミック体1の内部には、必要に応じて静電吸着用電極が設けられていてもよい。セラミック体1の寸法は、例えば形状が円板状のときは、主面の直径を200〜500mmに、厚みを5〜25mmにすることができる。
発熱抵抗体2は、電流が流れることによって発熱する部材である。発熱抵抗体2は、試料保持面11に保持された試料を加熱するために設けられている。発熱抵抗体2は、セラミック体1の内部または他方の主面に設けられている。発熱抵抗体2は、複数の折返し部を有する線状のパターンからなる。これにより、発熱抵抗体2は、試料保持面11を均等に加熱することができる。
発熱抵抗体2は、例えば金、銀、パラジウムまたは白金等の金属材料からなる。発熱抵抗体2は、例えば二酸化珪素等の酸化物のガラス成分を含んでいてもよい。発熱抵抗体2の寸法は、例えば幅を1〜5mmに、厚みを0.01〜0.1mmに、長さを1〜10mmにすることができる。
金属板3は、発熱抵抗体2の熱輻射を反射するための部材である。金属板3は、例えば円板状または角板状の部材である。金属板3は、上面と下面とを有している。金属板3は、セラミック体1よりも下側においてセラミック体1から離れて位置している。また、金属板3は、セラミック体1の下面に対して上面が向かい合うように設けられている。金属板3は、例えば、セラミック体1に対して平行に設けられていてもよい。金属板3を設けることにより、発熱抵抗体2からの熱輻射を反射することができる。そのため、金属板3の下方に熱が伝わるおそれを低減することができる。その結果、金属板3の下方に設けられた部品等が熱変形するおそれを低減することができる。
金属板3は、例えばアルミニウムまたは鉄等の部材からなる。金属板3の寸法は、例えば金属板3が円板状のときは、直径を200〜600mmに、厚みを0.5〜3mmにすることができる。金属板3の下面とセラミック体1の他方の主面との間隔は、例えば3〜20mmにすることができる。
金属板3は、上面から下面にかけて貫通する通気孔31を有している。これにより、通気孔31を通じてセラミック体1と金属板3の間に空気を流入することによって、試料保持具10を効率的に冷却することができる。通気孔31の形状は、例えば円形状であってもよい。このときに、通気孔31の寸法は、例えば直径が25〜75mmにすることができる。また、通気孔31は必要に応じて金属板3に複数設けられていてもよい。この場合は、例えば複数の通気孔31のうちの一つを空気の流入口とし、他の一つを空気の排出口
とすることができる。
なお、ここでいう「上面」、「下面」とは、説明の便宜のために用いるものであって、発明の実施の形態を限定するものではない。例えば、本開示の試料保持具10を、下面が上面よりも上方向に位置するように用いてもよいものとする。
固定部材4は、セラミック体1と金属板3とを固定するための部材である。固定部材4は、例えば棒状の部材である。固定部材4は、例えば、セラミック体1と金属板3との間に複数設けられている。固定部材4は、例えば金属板3の上面に対し垂直に設けられている。固定部材4は、例えばネジまたはナット等の金具41を有しており、金具41によって金属板3に固定されていてもよい。
温度検知装置5は、試料保持具10の温度を検知するための装置である。温度検知装置5を金属板3に設けることにより、例えば発熱抵抗体2の過昇温等の異常が生じた場合に、発熱抵抗体2で生じた熱輻射を温度検知装置5が検知することによって、早期に異常を検知することができる。温度検知装置5は、例えばバイメタルを用いた装置またはPTCサーミスタ等の温度制御装置等を用いることができる。温度検知装置5は、例えば接着剤または金属部材6等によって金属板3に固定されている。
温度検知装置5の表面は、例えば金属性の膜が設けられていてもよい。これにより、温度検知装置5の表面に金属性の膜が設けられていない場合と比較して、温度検知装置5の表面における反射率を高めることができる。そのため、温度制御装置によって、発熱抵抗体2で生じた熱輻射を反射することができる。その結果、金属板3の下方に設けられた部品等が熱変形するおそれを低減することができる。
なお、金属製の膜は、温度検知装置5の表面の全面に設けられている必要はなく、一部分に設けられていてもよい。例えば、図1に示す実施形態のように、温度検知装置5が金属板3の上面に位置している場合においては、通気孔31に対向する面以外の面に金属製の膜が設けられていればよい。また、例えば図3に示す実施形態のように、温度検知装置5が金属板3の下面に位置している場合においては、通気孔31に対向する面に少なくとも設けられていればよい。
本開示の試料保持具10によれば、図1および図2に示すように、温度検知装置5は、試料保持面11に垂直な方向から見たときに通気孔31の一部に重って設けられている。これにより、温度検知装置5が発熱抵抗体2からの輻射熱を反射または吸収することができる。そのため、金属板3の通気孔31を通って金属板3の下方に伝わる輻射熱の量を低減することができる。これにより、金属板3の下方に位置する耐熱性の低い部品が破損してしまうおそれを低減することができる。その結果、金属板3が通気孔31を有する場合であっても、試料保持具10の耐久性を高めることができる。
図2に示すように、試料保持具10の通気孔31を金属板3の上方向から見たときに、温度検知装置5は、例えば通気孔31の30%〜50%と重なっているとよい。これにより、温度検知装置5と通気孔31とが部分的に重なる部位において輻射熱を反射しつつ、温度検知装置5と通気孔31とが部分的に重ならない部位において空気を流入もしくは排出することができる。その結果、加熱時においては金属板の下面に熱が伝わるおそれを低減しつつ、冷却時においては試料保持具10を冷却することができる。温度検知装置5が長手方向を有する形状である場合は、長手方向が通気孔31を横断するように位置していてもよい。
また、図3および図4に示すように、温度検知装置5は、金属板3の下面に設けられて
いてもよい。これにより、金属板3の上面において反射された輻射熱を、温度検知装置5において検出してしまうおそれを低減することができる。その結果、温度検知装置5の精度を高めることができる。さらに、温度検知装置5が金属板3の上面に設けられている場合と比較して、金属板3の上面のうち、発熱抵抗体2からの熱輻射を反射できる領域を広くすることができる。そのため、発熱抵抗体2で生じた熱輻射をより多く反射することができる。その結果、金属板3の下方に設けられた部品等が熱変形するおそれをより低減することができる。
また、試料保持面11に垂直な方向から見たときに、通気孔31は、セラミック体1の中心に重なっていてもよい。これにより、通気孔31を通じてセラミック体1と金属板3の間に空気を流入もしくは排出する場合において、セラミック体1の中心から空気を流入もしくは排出することができる。そのため、空気の流れがセラミック体1の周方向に対して均等に近づけることができる。その結果、試料保持面11を周方向の均熱性を高めることができる。
また、試料保持面11に垂直な方向から見たときに、温度検知装置5は、セラミック体1の中心に重なっていてもよい。これにより、発熱抵抗体2からの熱輻射が最も強いセラミック体1の中心部分の温度を、温度検知装置5によって検知することができる。そのため、発熱抵抗体2の過昇温等の異常が生じた場合に、早期に異常を検知することができる。その結果、試料保持具10の耐久性を高めることができる。このような場合においては、温度検知装置5の検知機能を有する部分が、セラミック体1の中心と重なっているとよい。これにより、温度検知装置5による検知の精度を高めることができる。
また、図5および図6に示すように、金属板3の下面に温度検知装置5が設けられており、温度検知装置5の下面に、金属板3の上方から平面視したときに、通気孔31の一部に重なる金属部材6が設けられていてもよい。これにより、温度検知装置5によって反射できない部分においては、金属部材6によって発熱抵抗体2からの輻射熱を反射または吸収することができる。そのため、金属部材6の下方に位置する耐熱性の低い部品が破損してしまうおそれを低減することができる。その結果、金属板3が通気孔31を有する場合であっても、試料保持具10の耐久性を高めることができる。
具体的には、温度検知装置5および金属部材6が長手方向を有する形状であって、それぞれの長手方向が交差する位置に設けられていてもよい。温度検知装置5の長手方向と金属部材6の長手方向とは、垂直に交差していてもよい。
また、温度検知装置5は、金属部材6によって金属板3に固定されていてもよい。これにより、金属部材6によって発熱抵抗体2からの輻射熱を反射または吸収しつつ、温度検知装置5が位置ずれするおそれを低減することができる。そのため、温度検知装置5の位置ずれによって温度を検知する点がずれてしまうおそれを低減することができる。その結果、温度を検知する精度を高めることができる。
1:セラミック体
11:試料保持面
2:発熱抵抗体
3:金属板
31:通気孔
4:固定部材
41:金具
5:温度検知装置
6:金属部材
10:試料保持具

Claims (4)

  1. 一方の主面が試料保持面であって内部または他方の主面に発熱抵抗体を有する板状のセラミック体と、該セラミック体より下側において前記セラミック体から離れて位置しており、上面から下面にかけて貫通する通気孔を有する金属板と、前記セラミック体および前記金属板を、前記セラミック体の他方の主面と前記金属板の上面とが向かい合う位置に固定する固定部材と、前記金属板に設けられた温度検知装置とを備えており、
    該温度検知装置は、前記試料保持面に垂直な方向から見たときに前記通気孔に部分的に重ならない部位を有しつつ、前記通気孔を横断するように設けられていることを特徴とする試料保持具。
  2. 前記温度検知装置は、前記金属板の下面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の試料保持具。
  3. 前記試料保持面に垂直な方向から見たときに、前記通気孔は、前記セラミック体の中心に重なっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の試料保持具。
  4. 前記試料保持面に垂直な方向から見たときに、前記温度検知装置は、前記セラミック体の中心に重なっていることを特徴とする請求項3に記載の試料保持具。
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