JP7063948B2 - 過熱蒸気反応装置 - Google Patents

過熱蒸気反応装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7063948B2
JP7063948B2 JP2020119947A JP2020119947A JP7063948B2 JP 7063948 B2 JP7063948 B2 JP 7063948B2 JP 2020119947 A JP2020119947 A JP 2020119947A JP 2020119947 A JP2020119947 A JP 2020119947A JP 7063948 B2 JP7063948 B2 JP 7063948B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
superheated steam
powder
reaction
cyclone
steam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020119947A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022016939A (ja
Inventor
寿尚 今増
清明 木藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denki Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Denki Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denki Kogyo Co Ltd filed Critical Denki Kogyo Co Ltd
Priority to JP2020119947A priority Critical patent/JP7063948B2/ja
Publication of JP2022016939A publication Critical patent/JP2022016939A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7063948B2 publication Critical patent/JP7063948B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

特許法第30条第2項適用 [公開場所] 東京都千代田区丸の内3-3-1 電気興業株式会社 [公開年月日] 令和元年12月11日
本発明は、過熱蒸気により処理対象物を処理する過熱蒸気反応装置に関する。
過熱蒸気とは、沸点以上に熱せられた蒸気のことである。過熱水蒸気、過熱ガス蒸気がその一例である。過熱蒸気は一般に、(1)食品の加熱、解凍、殺菌、滅菌、燻蒸、焙煎、グリル、(2)生ごみの乾燥、殺菌、滅菌、(3)土壌殺菌などに用いられる。特許文献1には、過熱蒸気を被処理物に接触させることにより、被処理物の滅菌及び殺菌を行う過熱蒸気反応装置が記載されている。
特許第577143号公報
従来の過熱蒸気反応装置では、処理対象物である粒体の自重を利用して粒体と過熱蒸気とを分離し、両者を別々に回収している。ところが、粒体に比べて重量が小さい粉末を処理対象とする場合、粉末の自重を利用して粉末と過熱蒸気とを分離及び回収することが難しい。
本発明は、過熱蒸気による処理対象物が粉末の場合に、処理後の粉末と過熱蒸気とを効率的に分離及び回収することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る過熱蒸気反応装置は、過熱蒸気と処理対象である粉末とが投入され、前記過熱蒸気による前記粉末の処理が行われる反応管路と、前記反応管路の出口に接続され、前記粉末と前記過熱蒸気とを分離するサイクロンとを備える。前記反応管路が垂直方向に沿って配置され、前記反応管路の上端部に、前記過熱蒸気を供給する蒸気供給管と、前記粉末が投入されるホッパーの吐出口とが挿入され、前記蒸気供給管と前記ホッパーの吐出口とはいずれも軸方向が前記反応管路と平行である。
本発明によれば、過熱蒸気による処理対象物が粉末の場合に、処理後の粉末と過熱蒸気とを効率的に分離及び回収することができる。
過熱蒸気反応装置を示す斜視図である。 反応管路の入口付近の断面図である。 外側にヒーター線が巻き付けられたサイクロンの斜視図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施の形態によって限定されるものではない。
図1及び図2に示すように、過熱蒸気反応装置1は、過熱蒸気発生部2と反応管路3とサイクロン4とを備えている。
過熱蒸気発生部2は、誘導加熱コイル21と、この誘導加熱コイル21の内部に配置された蒸気流路22と、誘導加熱コイル21に電力を供給する発振機23とを備えている。蒸気流路22には、外部のボイラー(不図示)から飽和蒸気が供給される。この飽和蒸気が誘導加熱コイル21により加熱されて過熱蒸気が発生する。この過熱蒸気は、蒸気流路22と反応管路3とを連結する蒸気供給管5を通じて、蒸気流路22から反応管路3へと供給される。
誘導加熱コイル21及び蒸気流路22は、両者の軸が水平方向となるように配置されている。蒸気供給管5は、本体部51と、延長部52と、本体部51と延長部52とを連結する屈曲部53とを有している。本体部51は、水平方向に延びており、基端部が蒸気流路22に連結され、先端部が屈曲部53に連結されている。延長部52は、垂直方向に延びており、基端部が屈曲部53に連結され、先端部が反応管路3に挿入されている。
反応管路3は、本体部31と、延長部32と、本体部31と延長部32とを連結する屈曲部33とを有している。本体部31は、垂直方向に延びており、その上端部31aに蒸気供給管5の延長部52が挿入されている。反応管路3の延長部32は、水平方向に延びており、その先端部がサイクロン4に接続されている。
反応管路3の直径及び本体部31の上下方向の長さは、処理対象物の反応処理(滅菌、殺菌、抗酸化など)に必要な反応時間などに応じて設定されている。また、反応管路3の外周部は、熱が周囲に逃げないように断熱シート等(不図示)によって覆われている。
上端部31aにはさらに、ホッパー6の吐出口62も挿入されている。ホッパー6には、投入口61から、過熱蒸気による処理対象物である粉末が投入される。この粉末の一例として、大きさが500マイクロメートル程度から250マイクロメートル程度となるように粉砕機(不図示)により処理された米ぬかが挙げられる。
このように、垂直方向に延びる反応管路3の入口すなわち上端部31aに、蒸気供給管5の延長部52と、ホッパー6の吐出口62とが挿入されている。そして、延長部52と吐出口62とはいずれも軸方向が反応管路3と平行である。
反応管路3の本体部31においては、蒸気供給管5から供給された過熱蒸気により、ホッパー6から投入された処理対象物が処理される。過熱蒸気が付着した処理対象物は、屈曲部33及び延長部32を経て、反応管路3の出口に接続されたサイクロン4へと流れ込む。
サイクロン4は分級装置の一つである。サイクロン4として、本体の上側がドーム状であるドーム型サイクロンを用いてもよい。このサイクロン4において、処理済み粉末と過熱蒸気とが分離される。処理済み粉末は、サイクロン4の下部に接続されたペール缶などの収集容器7へと移動し、過熱蒸気は、サイクロン4の上部からサイクロン外部へと排出される。排出された過熱蒸気は、上記ボイラーへ供給されて再利用することができる。なお、収集容器7はサイクロン4の下部に隙間なく取り付けられている。
図1及び図2に示した過熱蒸気反応装置1によれば、サイクロン4を用いて、処理済み粉末と過熱蒸気とを分離及び回収することができる。
従来の過熱蒸気反応装置においては、処理対象物である粒体と過熱蒸気との分離にあたり、粒体の自重を利用している。しかし、粉末は粒体に比べて自重が小さいことから、従来の過熱蒸気反応装置を用いて粉末を処理しようとしても、過熱蒸気と粉末とをうまく分離できないという問題がある。すなわち、粉末の回収率(投入した粉末に対する回収できた処理済み粉末の割合)が悪いという問題がある。
また、従来の過熱蒸気反応装置においては、粒体を処理対象としている。反応処理後の処理対象物である粒体と過熱蒸気とを分離するために、過熱蒸気のみが通り抜けることのできる金網を用いることができる。ところが、処理対象物が粉末の場合、粉末も金網を通り抜けてしまい、粉末と過熱蒸気とを分離することが困難である。金網の目を細かくすることで、粉末が通り抜けることができないようにしたとしても、今度は金網の目が詰まりやすくなるという問題がある。
特許文献1に記載の過熱蒸気反応装置においては、反応管路の内部に過熱蒸気を噴出させる供給管が、反応管路の軸心に対して交差すべく、斜め下向きに傾斜して配置されている。このような過熱蒸気反応装置に粉末を投入した場合、粉末を投入した瞬間に、過熱蒸気の影響を受けて粉末が吹き上がってしまうという問題がある。
図1及び図2に示した過熱蒸気反応装置1によれば、サイクロン4を利用して粉末と過熱蒸気の分離及び回収が行われる。金網を利用する場合あるいは粉末の自重を利用する場合とは異なり、粉末の回収率を高めることができる。
また、図1及び図2に示した過熱蒸気反応装置1によれば、垂直方向に延びる反応管路3の上端部31aに、蒸気供給管5の延長部52と、ホッパー6の吐出口62とが挿入されている。そして、延長部52と吐出口62とはいずれも軸方向が反応管路3と平行である。そのため、過熱蒸気を噴出させる供給管が斜め下向きに配置されている場合とは異なり、投入した粉末がすぐに吹き上がってしまう可能性を抑えることができる。
その他、収集容器7が処理済み粉末で一杯になると、別の収集容器に取り替えることになる。この取替えの際、サイクロン4の下部からサイクロン4の内部に外気が侵入し、サイクロン4(特にサイクロン下端部付近)の内部の温度が低下する。この状態では、反応管路3から流れ込んできた処理済み粉末がサイクロン4の内周面(ステンレス鋼の鏡面仕上げが施された面)に付着し、回収率が低下する可能性がある。
そこで、図3に示すように、サイクロン4の外周面にヒーター線8を巻き付けることができる。さらに、サイクロン4及びヒーター線8を覆う断熱シート(不図示)を設けてもよい。これにより、収集容器7の取替え時におけるサイクロン4の内部温度の低下による粉末の付着を抑え、回収率を向上させることができる。
これまでに説明した実施形態に関し、以下の付記を開示する。
[付記1]
過熱蒸気と粉末とが投入され、前記過熱蒸気による前記粉末の処理が行われる反応管路と、
前記反応管路の出口に接続され、前記粉末と前記過熱蒸気とを分離するサイクロンと
を備える過熱蒸気反応装置。
[付記2]
前記反応管路が垂直方向に沿って配置され、
前記反応管路の上端部に、前記過熱蒸気を供給する蒸気供給管と、前記粉末が投入されるホッパーの吐出口とが挿入され、
前記蒸気供給管と前記ホッパーの吐出口とはいずれも軸方向が前記反応管路と平行である、
付記1に記載の過熱蒸気反応装置。
[付記3]
前記サイクロンの外周面に巻き付けられたヒーター線と、
前記サイクロン及び前記ヒーター線を覆うように設けられた断熱シートと
をさらに備える付記1又は2に記載の過熱蒸気反応装置。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
1 過熱蒸気反応装置
2 過熱蒸気発生部、21 誘導加熱コイル、22 蒸気流路、23 発振機
3 反応管路、31 本体部、31a 上端部、32 延長部、33 屈曲部
4 サイクロン
5 蒸気供給管、51 本体部、52 延長部、53 屈曲部
6 ホッパー、61 投入口、62 吐出口
7 収集容器(ペール缶)
8 ヒーター線

Claims (2)

  1. 過熱蒸気と粉末とが投入され、前記過熱蒸気による前記粉末の処理が行われる反応管路と、
    前記反応管路の出口に接続され、前記粉末と前記過熱蒸気とを分離するサイクロンと
    を備え
    前記反応管路が垂直方向に沿って配置され、
    前記反応管路の上端部に、前記過熱蒸気を供給する蒸気供給管と、前記粉末が投入されるホッパーの吐出口とが挿入され、
    前記蒸気供給管と前記ホッパーの吐出口とはいずれも軸方向が前記反応管路と平行である、
    過熱蒸気反応装置。
  2. 前記サイクロンの外周面に巻き付けられたヒーター線と、
    前記サイクロン及び前記ヒーター線を覆うように設けられた断熱シートと
    をさらに備える請求項に記載の過熱蒸気反応装置。
JP2020119947A 2020-07-13 2020-07-13 過熱蒸気反応装置 Active JP7063948B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020119947A JP7063948B2 (ja) 2020-07-13 2020-07-13 過熱蒸気反応装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020119947A JP7063948B2 (ja) 2020-07-13 2020-07-13 過熱蒸気反応装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022016939A JP2022016939A (ja) 2022-01-25
JP7063948B2 true JP7063948B2 (ja) 2022-05-17

Family

ID=80185689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020119947A Active JP7063948B2 (ja) 2020-07-13 2020-07-13 過熱蒸気反応装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7063948B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000024091A (ja) 1998-07-07 2000-01-25 S & B Foods Inc 粉粒体殺菌装置
JP2002320663A (ja) 2001-04-26 2002-11-05 Terada Seisakusho Co Ltd 殺菌装置
JP2014104102A (ja) 2012-11-27 2014-06-09 Seishin Enterprise Co Ltd 粉粒体殺菌装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61199819A (ja) * 1985-02-28 1986-09-04 キッコーマン株式会社 加熱処理方法及び装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000024091A (ja) 1998-07-07 2000-01-25 S & B Foods Inc 粉粒体殺菌装置
JP2002320663A (ja) 2001-04-26 2002-11-05 Terada Seisakusho Co Ltd 殺菌装置
JP2014104102A (ja) 2012-11-27 2014-06-09 Seishin Enterprise Co Ltd 粉粒体殺菌装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022016939A (ja) 2022-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6647204B1 (en) Portable steam generating system
CN102216684A (zh) 蒸汽发生装置
CN101574029B (zh) 利用热水进行种子消毒的设备
JP7063948B2 (ja) 過熱蒸気反応装置
JP2019517303A5 (ja)
CN107750137A (zh) 热水加热器、蒸汽发生器和相关装置中的振动性锅垢减少
JP4838364B2 (ja) 水蒸気プラズマ生成装置および滅菌・殺菌装置
WO2004068033A1 (ja) 過熱蒸気生成装置
CN103243530B (zh) 包括使水达到沸腾的箱和水垢回收容器的家电设备
KR101732260B1 (ko) 실리콘 입자 분쇄장치
WO2013026812A2 (en) Improved cooking apparatus
TWI556779B (zh) A delayed drip-type steam generator and a food-making device based on the generator
EP2881660A1 (en) Centrifugal separator of fluid and vapour with a household apparatus
CN207085372U (zh) 一种小型微波加热连续精馏装置
CN210642290U (zh) 一种新型uht高温杀菌装置
CN206661801U (zh) 一种大米加工用零件清洗装置
JP7204487B2 (ja) 充填製品充填プラントにおいて流体媒体を気化させるための装置
CN207049906U (zh) 过热蒸气快速发生器
ES2230322T3 (es) Aparato y proceso para la vaporizacion de una materia prima de hidrocarburo pesado con vapor de agua.
CN205962751U (zh) 一种蔬菜瓜果清洁漂烫两用机
JP6150175B2 (ja) 過熱水蒸気処理方法及び装置
JP5138620B2 (ja) ミスト発生装置及び美容装置
RU2266869C2 (ru) Автоклав
CN116444022B (zh) 一种高含盐高含氯有机废水的超临界水氧化处理系统
KR102634934B1 (ko) 스팀 생성 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200713

A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20200812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210903

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20211026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220421

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7063948

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150