JP7063091B2 - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、複数の入力装置と、複数の出力装置と、複数の入力装置及び出力装置に接続された制御装置とを備えるPOS(Point Of Sales)システムが記載されている。例えば、入力装置は、バーコード読み取り機、磁気カード読み取り機、ファンクションキーボード等から構成され、出力装置は、プリンタ、ディスプレイ等から構成される。
特開2007-323493号公報
特許文献1に記載のPOSシステムには複数の周辺機器が接続され、消費電力量が大きくなる場合がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、POSシステムの消費電力量を削減することが可能な情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、それぞれが周辺機器を接続可能であるとともに、会計処理を実行可能な第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を含む情報処理システムであって、前記情報処理システムにおける消費電力量を取得する取得部と、前記消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、前記第1の情報処理装置に接続された前記周辺機器を、前記第2の情報処理装置に共用させる制御部と、を備えることを特徴とする情報処理システムが提供される。
本発明の他の観点によれば、周辺機器を接続可能な情報処理装置であって、他の情報処理装置と通信可能な通信部と、前記情報処理装置、前記他の情報処理装置及び前記周辺機器を含むPOSシステムにおける消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、前記周辺機器を前記他の情報処理装置と共用する制御部と、を備えることを特徴とする情報処理装置が提供される。
本発明の他の観点によれば、それぞれが周辺機器を接続可能であるとともに、会計処理を実行可能な第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を含む情報処理システムにおける情報処理方法であって、前記情報処理システムにおける消費電力量を取得するステップと、前記消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、前記第1の情報処理装置に接続された前記周辺機器を、前記第2の情報処理装置に共用させるステップとを備えることを特徴とする情報処理方法が提供される。
本発明の他の観点によれば、それぞれが周辺機器を接続可能であるとともに、会計処理を実行可能な第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を含む情報処理システムにおける情報処理方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記情報処理システムにおける消費電力量を取得するステップと、前記消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、前記第1の情報処理装置に接続された前記周辺機器を、前記第2の情報処理装置に共用させるステップとを備えることを特徴とするプログラムが提供される。
本発明によれば、POSシステムの消費電力量を削減することが可能となる。
第1実施形態によるPOS端末(情報処理装置)を用いたPOSシステム(情報処理システム)を示す概略図である。 第1実施形態によるPOS端末の一例を示す外観図である。 第1実施形態による店舗サーバのブロック図である。 第1実施形態によるPOS端末のブロック図である。 第1実施形態による店舗サーバに記憶される情報の一例を示す図である。 第1実施形態によるPOS端末とPOS端末に接続されている周辺機器との対応テーブルの一例を示す図である。 第1実施形態による複数のPOS端末における周辺機器の共用処理の一例を示すシーケンスチャートである。 第2実施形態によるPOS端末を用いたPOSシステムを示す概略図である。 第2実施形態による複数のPOS端末における周辺機器の共用処理の一例を示すシーケンスチャートである。 第3実施形態によるPOS端末のブロック図である。 第4実施形態による情報処理システムのブロック図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図1乃至図7を用いて説明する。
図1は、本実施形態によるPOS端末10を用いたPOSシステム(販売時点情報管理システム)を示す概略図である。POSシステムは、商品を販売する店舗に導入されたコンピュータシステムであり、例えば、コンビニエンスストア、スーパーマーケット等の店舗において用いられる。POSシステムは、POS端末10、店舗サーバ11、周辺機器12を含む。POS端末10、店舗サーバ11は、例えば、LAN(Local Area Network)である店舗内ネットワーク13に接続されている。
POS端末10は、例えば、店舗のレジカウンタ等に設置され、商品に関する会計処理を行う。POS端末10は、例えば、オペレータディスプレイ、カスタマディスプレイを備える2画面のPOS端末として構成されている。オペレータディスプレイは、POS端末10の本体から着脱可能でもよい。POS端末10の数は特に限定されるものではなく、1つの店舗に1台又は複数台のPOS端末10を設置することができる。
店舗サーバ11は、例えば、店舗のバックヤードに設置され、商品、在庫、売り上げ等に関する情報を管理する。また、店舗サーバ11は、POS端末10から、POS端末10及びPOS端末10に接続された周辺機器12の消費電力量を受信して集計し、消費電力量が所定の閾値を超えたか否かを判定する。消費電力量が所定の閾値を超えたと判定された場合に、複数のPOS端末10は周辺機器12を共用する。これにより、POSシステムの消費電力量を削減することができる。なお、店舗サーバ11ではなく、クラウドサーバにおいて消費電力量の閾値判定を行ってもよい。
周辺機器12は、POS端末10に接続され、POS端末10により制御可能である。周辺機器12としては、例えば、コードスキャナ、プリンタ、非接触IC(Integrated Circuit)リーダライタ、キャッシュドロア、コーヒーメーカー等が挙げられる。
なお、POS端末10は、POS端末10に接続された周辺機器12の累積稼働時間を取得し、それぞれの周辺機器12の累積稼働時間が所定の閾値を超えたか否かを判定する。累積稼働時間が所定の閾値を超えたと判定された場合に、POS端末10は、周辺機器12の交換を促す旨の警告メッセージをオペレータディスプレイに表示する。店員は、警告メッセージに基づき、周辺機器12を他の周辺機器12と交換し、周辺機器12の累積稼働時間を平準化することができる。これにより、周辺機器12の劣化管理、寿命管理を行うことができる。
図2は、本実施形態によるPOS端末10の一例を示す外観図である。POS端末10は、オペレータディスプレイ105、カスタマディスプレイ106等を備える。
オペレータディスプレイ105は、店員により使用される。オペレータディスプレイ105は、例えば、液晶、OLED(Organic Light Emitting Diode)、LED(Light Emitting Diode)等を用いたディスプレイ、ディスプレイ上に設けられたタッチパネルを含む。オペレータディスプレイ105には、例えば、店員に対して会計処理に必要な情報が表示される。
カスタマディスプレイ106は、顧客により操作され得る。カスタマディスプレイ106は、オペレータディスプレイ105の背面側に設けられ、カスタマディスプレイ106の表示面は、オペレータディスプレイ105の表示面に対して逆方向に向いている。カスタマディスプレイ106は、オペレータディスプレイ105と同様に、ディスプレイ、タッチパネルを含む。カスタマディスプレイ106には、例えば、顧客に対して会計、広告等に関する情報が表示される。
POS端末10には、周辺機器12として、例えば、コードスキャナ121、プリンタ122、非接触ICリーダライタ123、キャッシュドロア124、コーヒーメーカー125等が接続される。
図3は、本実施形態による店舗サーバ11のブロック図である。店舗サーバ11は、CPU111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、記憶装置114、表示装置115、入力装置116、通信I/F(Interface)117、バス118を備える。各部は、バス118を介して相互に接続されている。
CPU111は、アプリケーションプログラムにより店舗サーバ11の各部を制御する。ROM112は、不揮発性メモリから構成され、店舗サーバ11の各部を制御するためのアプリケーションプログラムを記憶する。RAM113は、CPU111の動作に必要なメモリ領域を提供する。記憶装置114は、ハードディスク等の大容量記憶装置である。
表示装置115は、例えば、液晶ディスプレイ、OLEDディスプレイ、LEDディスプレイ等から構成される。入力装置116は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等から構成される。
通信I/F117は、データの送受信を行う通信部であり、有線又は無線通信を実行可能に構成される。店舗サーバ11は、通信I/F117を介して、POS端末10とデータの送受信を行うことができる。
図4は、本実施形態によるPOS端末10のブロック図である。POS端末10は、CPU101、ROM102、RAM103、記憶装置104、オペレータディスプレイ105、カスタマディスプレイ106、有線通信部107、無線通信部108、外部I/F部109、バス110、電源部140、電源コネクタ141を備える。CPU101、ROM102、RAM103、記憶装置104、オペレータディスプレイ105、カスタマディスプレイ106、有線通信部107、無線通信部108、外部I/F部109は、バス110を介して相互に接続されている。電源部140には、電源コネクタ141が接続されている。
CPU101は、アプリケーションプログラムによりPOS端末10の各部を制御する。ROM102は、不揮発性メモリから構成され、POS端末10の各部を制御するためのアプリケーションプログラムを記憶する。RAM103は、CPU101の動作に必要なメモリ領域を提供する。記憶装置104は、ハードディスク等の大容量記憶装置である。
オペレータディスプレイ105は、ディスプレイ105a、タッチパネル105bを含む。ディスプレイ105aは、例えば、液晶ディスプレイ、OLEDディスプレイ、LEDディスプレイ等であり、駆動回路、画像処理回路を備える。タッチパネル105bは、静電容量変化又は抵抗変化を検出するタッチセンサを備える。カスタマディスプレイ106は、オペレータディスプレイ105と同様に、ディスプレイ106a、タッチパネル106bを含む。
有線通信部107は、POS端末10を、通信ケーブルにより店舗内ネットワーク13に接続するためのインターフェースである。無線通信部108は、無線通信によりデータの送受信を行う通信部であり、例えば、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信、Wi-Fi(登録商標)等の無線LAN接続による無線通信、赤外線無線通信等を実行可能に構成される。POS端末10は、有線通信部107又は無線通信部108を介して店舗サーバ11と通信可能である。
外部I/F部109は、POS端末10を、例えば、コードスキャナ121、プリンタ122、非接触ICリーダライタ123、キャッシュドロア124、コーヒーメーカー125等の周辺機器12と接続するためのインターフェースである。周辺機器12は、OPOS(Open Point Of Sales)規格に基づきPOS端末10に接続される。
コードスキャナ121は、CPU101による制御に従い、例えば、商品に付された商品コード等を読み取る。なお、商品コードは、1次元のバーコードでもよいし、QRコード(登録商標)のような2次元コードでもよい。プリンタ122は、CPU101による制御に従い、レシート等を印字して出力する。非接触ICリーダライタ123は、CPU101による制御に従い、例えば、顧客が所持する携帯端末又はカード等の媒体の有する非接触ICチップから、支払いのためのクレジットカード情報、電子マネー情報等を取得する。キャッシュドロア124は、現金決済のための硬貨、紙幣等を保管し、CPU101による制御に従い、開放される。コーヒーメーカー125は、CPU101による制御に従い、指定されたサイズに応じた容量のコーヒーをカップに注入する。
電源部140は、電源コネクタ141に接続されたACアダプタから供給される電源を、駆動用電源としてPOS端末10の各部に供給する。また、電源部140は、ACアダプタから供給される電源を駆動用電源として、例えば、USBコネクタに接続されたバスパワーで動作可能な周辺機器12に供給する。この場合、POS端末10は、例えば、周辺機器12の消費電力量の取得、周辺機器12への電力の遮断及び復帰を行うことができる。また、バスパワーで動作しないコーヒーメーカー125には、例えば、POS端末10と通信可能な無線LAN内蔵の電源タップ142を介して駆動用電源が供給される。この場合、POS端末10は、電源タップ142と無線通信を行い、例えば、コーヒーメーカー125の消費電力量の取得、コーヒーメーカー125への電力の遮断及び復帰を行うことができる。
図5は、本実施形態による店舗サーバ11に記憶される情報の一例を示す図である。図5(a)は、消費電力量の判定に用いる閾値の一例を示す図である。消費電力量の判定に用いる閾値は、店舗サーバ11に記憶されている。図5(a)に示すように、消費電力量の判定に用いる閾値は、例えば、店舗の規模、POS端末10の台数、POS端末10に接続される周辺機器12の台数等に基づき設定される。例えば、大規模の店舗の場合、店舗の契約電力が大きく、POS端末10及びPOS端末10に接続される周辺機器12の台数が多くなり、消費電力量の判定に用いる閾値を高く設定することが考えられる。図5(b)は、周辺機器12の優先順位の一例を示す図である。周辺機器12の優先順位は、店舗サーバ11に記憶されている。図5(b)においては、コードスキャナ121、プリンタ122、非接触ICリーダライタ123、キャッシュドロア124、コーヒーメーカー125がそれぞれ2台である場合を想定する。消費電力量が所定の閾値を超えたと判定された場合、優先順位の低い周辺機器12から順に、供給される電力が遮断される。周辺機器12の優先順位は、例えば、周辺機器12の消費電力量等に基づき設定される。例えば、消費電力量の大きいコーヒーメーカー125の優先順位を下位に設定することが考えられる。これにより、消費電力量が所定の閾値を超えたと判定された場合に、POSシステムの消費電力量の削減量を大きくすることができる。
図6は、本実施形態によるPOS端末10とPOS端末10に接続されている周辺機器12との対応テーブル(以下、接続対応テーブルという)の一例を示す図である。接続対応テーブルは、POS端末10を識別するための情報、POS端末10に接続されている周辺機器12を識別するための情報、周辺機器12への供給電力源に関する情報を格納し、店舗サーバ11に記憶されている。POS端末10の識別情報としては、例えば、POS端末10の端末IDが挙げられる。周辺機器12の識別情報としては、例えば、周辺機器12の機器IDが挙げられる。供給電力源に関する情報としては、例えば、バスパワー、電源タップ142等が挙げられる。図5においては、1つの店舗に、POS端末10として、POS端末10A、POS端末10Bの2台が設置されている場合を想定する。POS端末10Aには、コードスキャナ121A、プリンタ122A、非接触ICリーダライタ123Aが接続されている。コードスキャナ121A、プリンタ122A、非接触ICリーダライタ123Aは、POS端末10AからUSBコネクタを介して供給されるバスパワーで動作する。一方、POS端末10Bには、非接触ICリーダライタ123B、キャッシュドロア124B、コーヒーメーカー125Bが接続されている。非接触ICリーダライタ123B、キャッシュドロア124Bは、POS端末10BからUSBコネクタを介して供給されるバスパワーで動作する。コーヒーメーカー125Bは、電源タップ142を介して供給される駆動用電源で動作する。
図7は、本実施形態による複数のPOS端末10における周辺機器12の共用処理の一例を示すシーケンスチャートである。図7においては、1つの店舗に、POS端末10として、POS端末10A、POS端末10Bの2台が設置されている場合を想定する。POS端末10Aには、プリンタ122A、非接触ICリーダライタ123Aが接続され、POS端末10Bには、プリンタ122B、非接触ICリーダライタ123Bが接続されている。周辺機器12の優先順位は、プリンタ122A、非接触ICリーダライタ123A、プリンタ122B、非接触ICリーダライタ123Bの順である。
まず、POS端末10Aは、POS端末10A、プリンタ122A、非接触ICリーダライタ123Aの消費電力量を店舗サーバ11に送信する(ステップS101)。POS端末10Bは、POS端末10B、プリンタ122B、非接触ICリーダライタ123Bの消費電力量を店舗サーバ11に送信する(ステップS102)。
店舗サーバ11は、受信した消費電力量を集計し(ステップS103)、消費電力量が所定の閾値を超えたか否かを判定する(ステップS104)。消費電力量が所定の閾値を超えたと判定された場合(ステップS104でYES)、店舗サーバ11は、優先順位が最下位である非接触ICリーダライタ123Bと接続されているPOS端末10Bに対し、遮断指令を送信する(ステップS105)。遮断指令には、非接触ICリーダライタ123Bを識別するための情報である機器IDが含まれる。なお、店舗サーバ11には、消費電力量に関する所定の閾値、周辺機器12の優先順位、接続対応テーブル等が記憶されている。これにより、店舗サーバ11は、消費電力量の閾値判定、優先順位が最下位である周辺機器12及びその周辺機器12と接続されたPOS端末10の特定を行うことができる。一方、消費電力量が所定の閾値を超えていないと判定された場合(ステップS104でNO)、ステップS101に戻る。
POS端末10Bは、遮断指令を受信し、遮断指令に含まれる機器IDに基づき非接触ICリーダライタ123Bに供給される電力を遮断する(ステップS106)。なお、電力が遮断された状態には、スリープ状態も含まれる。POS端末10Bは、非接触ICリーダライタ123Bへの電力が遮断された旨のメッセージをオペレータディスプレイ105Bに表示する(ステップS107)。POS端末10Bは、非接触ICリーダライタ123の共用要求を、店舗サーバ11に送信する(ステップS108)。
店舗サーバ11は、共用要求を受信し、非接触ICリーダライタ123Aと接続されているPOS端末10Aに対し、使用状況確認要求を送信する(ステップS109)。使用状況確認要求には、非接触ICリーダライタ123Aの機器IDが含まれる。なお、店舗サーバ11は、受信した周辺機器12の共用要求に基づき、周辺機器12の優先順位を参照し、複数のPOS端末10が共用する周辺機器12を選択する。また、店舗サーバ11は、接続対応テーブルを参照し、複数のPOS端末10が共用する周辺機器12と接続されたPOS端末10を特定する。
POS端末10Aは、使用状況確認要求を受信し、使用状況確認要求に含まれる機器IDに基づき、非接触ICリーダライタ123Aが使用中であるか否かを判定する(ステップS110)。非接触ICリーダライタ123Aが使用中であると判定された場合(ステップS110でYES)、POS端末10Aは、使用不可通知を店舗サーバ11に送信する(ステップS111)。一方、非接触ICリーダライタ123Aが使用中でないと判定された場合(ステップS110でNO)、POS端末10Aは、使用許可通知を店舗サーバ11に送信する(ステップS112)。
店舗サーバ11は、使用許可通知又は使用不可通知を受信し、使用許可通知を受信したか否かを判定する(ステップS113)。使用許可通知を受信したと判定された場合(ステップS113でYES)、店舗サーバ11は、共用許可通知をPOS端末10Bに送信する(ステップS114)。一方、使用不可通知を受信したと判定された場合(ステップS113でNO)、店舗サーバ11は、共用不可通知をPOS端末10Bに送信する(ステップS115)。
POS端末10Bは、共用許可通知又は共用不可通知を受信し、共用許可通知を受信したか否かを判定する(ステップS116)。共用不可通知を受信したと判定された場合(ステップS116でNO)、POS端末10Bは、非接触ICリーダライタ123AをPOS端末10Aと共用不可である旨のメッセージをオペレータディスプレイ105Bに表示する(ステップS117)。一方、共用許可通知を受信したと判定された場合(ステップS116でYES)、POS端末10Bは、非接触ICリーダライタ123AをPOS端末10Aと共用可である旨のメッセージをオペレータディスプレイ105Bに表示する(ステップS118)。
POS端末10Bにおいて会計処理中の顧客が、例えば、ICカードで支払いを行う場合、店員は、POS端末10Bで所定の操作を行い、ICカード読取要求がPOS端末10Bから店舗サーバ11に送信される(ステップS119)。
店舗サーバ11は、ICカード読取要求を受信し、ICカード読取要求をPOS端末10Aに送信する(ステップS120)。POS端末10Aは、ICカード読取要求を受信し、顧客は、非接触ICリーダライタ123Aを用いて、顧客の所持するICカードを読み取る(ステップS121)。POS端末10Aは、非接触ICリーダライタ123Aにより読み取ったICカード情報を店舗サーバ11に送信する(ステップS122)。
店舗サーバ11は、ICカード情報を受信し、ICカード情報をPOS端末10Bに送信する(ステップS123)。POS端末10Bは、ICカード情報を受信し、ICカード情報に基づき支払いが行われる(ステップS124)。
なお、1つの店舗に、1台のPOS端末10が設置されている場合、店舗サーバ11は、POS端末10から、POS端末10及びPOS端末10に接続された周辺機器12の消費電力量を受信して集計し、消費電力量が所定の閾値を超えたか否かを判定する。消費電力量が所定の閾値を超えたと判定された場合、優先順位が最下位である周辺機器12に供給される電力が遮断される。
また、店舗サーバ11は、消費電力量が所定の閾値以内になった場合、遮断された周辺機器12への電力を復帰させることができる。この場合、店舗サーバ11は、例えば、遮断された周辺機器12が復帰可能である旨のメッセージを、遮断された周辺機器12と接続されたPOS端末10のオペレータディスプレイに表示させる。店員は、メッセージに基づきPOS端末10において所定の操作を行い、遮断された周辺機器12への電力を復帰させ、再びPOS端末10で使用することができる。
このように、本実施形態では、複数のPOS端末10及びPOS端末10に接続された周辺機器12の消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、複数のPOS端末10は周辺機器12を共用する。このため、本実施形態によれば、POSシステムの消費電力量を削減することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について、図8及び図9を用いて説明する。第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し又は簡潔にする。
図8は、本実施形態によるPOS端末10を用いたPOSシステムを示す概略図である。POSシステムは、POS端末10、周辺機器12を含む。本実施形態におけるPOS端末10は、例えば、RS232C、RS485等のシリアル通信規格に基づくインターフェースを備える。複数のPOS端末10は、シリアル通信規格に基づくインターフェースを介してデイジーチェーン接続され、周辺機器12は、OPOS規格に基づきPOS端末10に接続されている。
本実施形態では、デイジーチェーン接続された複数のPOS端末10の中の特定のPOS端末10が、複数のPOS端末10及びPOS端末10に接続された周辺機器12の消費電力量を集計し、消費電力量が所定の閾値を超えたか否かを判定する。消費電力量が所定の閾値を超えたと判定された場合に、複数のPOS端末10は周辺機器12を共用する。これにより、POSシステムの消費電力量を削減することができる。
図9は、本実施形態による複数のPOS端末10における周辺機器12の共用処理の一例を示すシーケンスチャートである。図9においては、1つの店舗に、POS端末10として、POS端末10A、POS端末10Bの2台が設置されている場合を想定する。POS端末10AとPOS端末10Bはデイジーチェーン接続され、POS端末10Aが消費電力量を集計して閾値判定を行う。POS端末10Aには、プリンタ122A、非接触ICリーダライタ123Aが接続され、POS端末10Bには、プリンタ122B、非接触ICリーダライタ123Bが接続されている。周辺機器12の優先順位は、プリンタ122A、非接触ICリーダライタ123A、プリンタ122B、非接触ICリーダライタ123Bの順である。
まず、POS端末10Bは、POS端末10B、プリンタ122B、非接触ICリーダライタ123Bの消費電力量をPOS端末10Aに送信する(ステップS201)。
POS端末10Aは、POS端末10A、プリンタ122A、非接触ICリーダライタ123Aの消費電力量、POS端末10Bから受信した消費電力量を集計する(ステップS202)。POS端末10Aは、集計した消費電力量が所定の閾値を超えたか否かを判定する(ステップS203)。消費電力量が所定の閾値を超えたと判定された場合(ステップS203でYES)、POS端末10Aは、優先順位が最下位である非接触ICリーダライタ123Bと接続されているPOS端末10Bに対し、遮断指令を送信する(ステップS204)。遮断指令には、非接触ICリーダライタ123Bの機器IDが含まれる。なお、POS端末10Aには、消費電力量に関する所定の閾値、周辺機器12の優先順位、接続対応テーブル等が記憶されている。これにより、POS端末10Aは、消費電力量の閾値判定、優先順位が最下位である周辺機器12及びその周辺機器12と接続されたPOS端末10の特定を行うことができる。一方、消費電力量が所定の閾値を超えていないと判定された場合(ステップS203でNO)、ステップS201に戻る。
POS端末10Bは、遮断指令を受信し、遮断指令に含まれる機器IDに基づき非接触ICリーダライタ123Bに供給される電力を遮断する(ステップS205)。なお、電力が遮断された状態には、スリープ状態も含まれる。POS端末10Bは、非接触ICリーダライタ123Bへの電力が遮断された旨のメッセージをオペレータディスプレイ105Bに表示する(ステップS206)。POS端末10Bは、非接触ICリーダライタ123の共用要求を、POS端末10Aに送信する(ステップS207)。
POS端末10Aは、共用要求を受信し、非接触ICリーダライタ123Aが使用中であるか否かを判定する(ステップS208)。なお、POS端末10Aは、受信した周辺機器12の共用要求に基づき、周辺機器12の優先順位を参照し、複数のPOS端末10が共用する周辺機器12を選択する。また、POS端末10Aは、接続対応テーブルを参照し、複数のPOS端末10が共用する周辺機器12と接続されたPOS端末10を特定する。非接触ICリーダライタ123Aが使用中であると判定された場合(ステップS208でYES)、POS端末10Aは、共用不可通知をPOS端末10Bに送信する(ステップS209)。一方、非接触ICリーダライタ123Aが使用中でないと判定された場合(ステップS208でNO)、POS端末10Aは、共用許可通知をPOS端末10Bに送信する(ステップS210)。
POS端末10Bは、共用許可通知又は共用不可通知を受信し、共用許可通知を受信したか否かを判定する(ステップS211)。共用不可通知を受信したと判定された場合(ステップS211でNO)、POS端末10Bは、非接触ICリーダライタ123AをPOS端末10Aと共用不可である旨のメッセージをオペレータディスプレイ105Bに表示する(ステップS212)。一方、共用許可通知を受信したと判定された場合(ステップS211でYES)、POS端末10Bは、非接触ICリーダライタ123AをPOS端末10Aと共用可である旨のメッセージをオペレータディスプレイ105Bに表示する(ステップS213)。
POS端末10Bにおいて会計処理中の顧客が、例えば、ICカードで支払いを行う場合、店員は、POS端末10Bで所定の操作を行い、ICカード読取要求がPOS端末10BからPOS端末10Aに送信される(ステップS214)。
POS端末10Aは、ICカード読取要求を受信し、顧客は、非接触ICリーダライタ123Aを用いて、顧客の所持するICカードを読み取る(ステップS215)。POS端末10Aは、非接触ICリーダライタ123Aにより読み取ったICカード情報をPOS端末10Bに送信する(ステップS216)。POS端末10Bは、ICカード情報を受信し、ICカード情報に基づき支払いが行われる(ステップS217)。
このように、本実施形態では、複数のPOS端末10及びPOS端末10に接続された周辺機器12の消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、複数のPOS端末10は周辺機器12を共用する。このため、本実施形態によれば、POSシステムの消費電力量を削減することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について、図10を用いて説明する。第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し又は簡潔にする。
図10は、本実施形態によるPOS端末10のブロック図である。本実施形態におけるPOS端末10は、カスタマ端末170、カスタマ端末170から着脱自在なオペレータ端末150を備える。オペレータ端末150は、オペレータディスプレイ155等を備え、オペレータディスプレイ155には、例えば、店員に対して会計処理に必要な情報が表示される。オペレータ端末150は、例えば、タブレット端末等の情報端末であり、カスタマ端末170から取り外された非装着状態では、店員が店舗内で持ち運んで使用することができる。店員は、非装着状態のオペレータ端末150を用いて、例えば、検品、商品登録、棚卸、発注等の在庫管理業務を行う。カスタマ端末170は、カスタマディスプレイ175、ホルダ部等を備え、カスタマディスプレイ175には、例えば、顧客に対して会計、広告等に関する情報が表示される。ホルダ部は、オペレータ端末150を着脱可能に支持し、オペレータ端末150の機能を拡張するクレードルとして機能する。
オペレータ端末150は、CPU151、ROM152、RAM153、記憶装置154、オペレータディスプレイ155、無線通信部156、バス157、電源部158、バッテリー159、接続コネクタ160を備える。CPU151、ROM152、RAM153、記憶装置154、オペレータディスプレイ155、無線通信部156、接続コネクタ160は、バス157を介して相互に接続されている。接続コネクタ160には、電源部158が接続されている。電源部158には、バッテリー159が接続されている。
CPU151は、アプリケーションプログラムによりオペレータ端末150の各部を制御する。ROM152は、不揮発性メモリから構成され、オペレータ端末150の各部を制御するためのアプリケーションプログラムを記憶する。RAM153は、CPU151の動作に必要なメモリ領域を提供する。記憶装置154は、ハードディスク等の大容量記憶装置である。
オペレータディスプレイ155は、ディスプレイ155a、タッチパネル155bを備える。ディスプレイ155aは、例えば、液晶ディスプレイ、OLEDディスプレイ、LEDディスプレイ等であり、駆動回路、画像処理回路を備える。タッチパネル155bは、静電容量変化又は抵抗変化を検出するタッチセンサを備える。
無線通信部156は、データの送受信を行う通信部であり、無線通信を実行可能に構成される。オペレータ端末150は、無線通信部156を介して、店舗サーバ11、カスタマ端末170とデータの送受信を行うことできる。
カスタマ端末170は、CPU171、ROM172、RAM173、記憶装置174、カスタマディスプレイ175、有線通信部176、無線通信部177、外部I/F部178、バス179、電源部180、接続コネクタ181、電源コネクタ182を備える。CPU171、ROM172、RAM173、記憶装置174、カスタマディスプレイ175、有線通信部176、無線通信部177、外部I/F部178、接続コネクタ181は、バス179を介して相互に接続されている。接続コネクタ181には、電源部180が接続されている。電源部180には、電源コネクタ182が接続されている。
CPU171は、アプリケーションプログラムによりカスタマ端末170の各部を制御する。ROM172は、不揮発性メモリから構成され、カスタマ端末170の各部を制御するためのアプリケーションプログラムを記憶する。RAM173は、CPU171の動作に必要なメモリ領域を提供する。記憶装置174は、ハードディスク等の大容量記憶装置である。
カスタマディスプレイ175は、オペレータディスプレイ155と同様に、ディスプレイ175a、タッチパネル175bを備える。
有線通信部176は、カスタマ端末170を、通信ケーブルにより店舗内ネットワーク13に接続するためのインターフェースである。カスタマ端末170は、有線通信部176を介して店舗サーバ11と通信可能である。
無線通信部177は、データの送受信を行う通信部であり、無線通信を実行可能に構成される。カスタマ端末170は、無線通信部177を介して、店舗サーバ11、オペレータ端末150とデータの送受信を行うことできる。
外部I/F部178は、カスタマ端末170を、例えば、コードスキャナ121、プリンタ122、非接触ICリーダライタ123、キャッシュドロア124、コーヒーメーカー125等の周辺機器12と接続するためのインターフェースである。周辺機器12は、OPOS規格に基づきカスタマ端末170に接続される。
電源部180は、電源コネクタ182に接続されたACアダプタから供給される電源を、駆動用電源としてカスタマ端末170の各部に供給する。また、電源部180は、ACアダプタから供給される電源を駆動用電源として、例えば、USBコネクタに接続されたバスパワーで動作可能な周辺機器12に供給する。この場合、カスタマ端末170は、周辺機器12の消費電力量の取得、周辺機器12への電力の遮断及び復帰を行うことができる。また、バスパワーで動作しないコーヒーメーカー125には、例えば、カスタマ端末170と通信可能な無線LAN内蔵の電源タップ142を介して駆動用電源が供給される。この場合、カスタマ端末170は、電源タップ142と無線通信を行い、例えば、コーヒーメーカー125の消費電力量の取得、コーヒーメーカー125への電力の遮断及び復帰を行うことができる。
接続コネクタ181は、カスタマ端末170のホルダ部に設けられる。接続コネクタ181に対して、オペレータ端末150に設けられた接続コネクタ160が接続されることにより、オペレータ端末150がカスタマ端末170に電気的に接続される。なお、接続形式は、特に限定されるものではなく、様々な方式を採用することができる。例えば、接続コネクタ160、接続コネクタ181を、それぞれ互いに対応する接点が並んだ接触端子とし、マグネットの引力、立体形状等で位置合わせされて互いに対応する接点が接触することにより、両者が電気的に接続される接続方式を採用してもよい。また、例えば、接続コネクタ181を雄型、接続コネクタ160を雌型とし、接続コネクタ181が接続コネクタ160に嵌め込まれることにより、両者が電気的に接続される接続方式を採用してもよい。
接続コネクタ160が接続コネクタ181に接続されている場合、電源部158には、接続コネクタ160、接続コネクタ181を介して、カスタマ端末170の電源部180から充電用電源及び駆動用電源が供給される。電源部158は、電源部180から供給される充電用電源でバッテリー159を充電する。また、電源部158は、電源部180から供給される駆動用電源をオペレータ端末150の各部に供給する。すなわち、装着状態のオペレータ端末150は、電源部180から供給される駆動用電源により動作することができる。
接続コネクタ160が接続コネクタ181に接続されていない場合、電源部158は、バッテリー159から供給される電源を駆動用電源としてオペレータ端末150の各部に供給する。すなわち、非装着状態のオペレータ端末150は、バッテリー159から供給される駆動用電源により動作することができる。
なお、オペレータ端末150は、バッテリー159の累積充電時間が所定の閾値を超えたか否かを判定する。累積充電時間が所定の閾値を超えたと判定された場合に、オペレータ端末150は、バッテリー159の交換を促す旨の警告メッセージをオペレータディスプレイ155に表示する。店員は、警告メッセージに基づき、バッテリー159を他のバッテリー159と交換し、バッテリー159の累積充電時間を平準化することができる。これにより、バッテリー159の劣化管理、寿命管理を行うことができる。
本実施形態では、オペレータ端末150に内蔵されたバッテリー159への充電量に応じて、POS端末10の消費電力量が変動し得るため、バッテリー159への充電量を含めて消費電力量の閾値判定が行われる。すなわち、POS端末10の消費電力量と、周辺機器12の消費電力量に加えて、バッテリー159への充電量を加味した合計値が閾値を超えたか否かの判定が行われる。同様に、周辺機器12がバッテリーを備える場合、周辺機器12に内蔵されたバッテリーへの充電量を含めて消費電力量の閾値判定が行われる。周辺機器12がバッテリーを備える場合、カスタマ端末170は、周辺機器12に内蔵されたバッテリーの累積充電時間が所定の閾値を超えたか否かを判定する。累積充電時間が所定の閾値を超えたと判定された場合に、カスタマ端末170は、バッテリーの交換を促す旨の警告を、無線通信部177を介して、例えば、店舗サーバ11、オペレータ端末150等に送信する。店員は、警告に基づき、バッテリーを他のバッテリーと交換し、バッテリーの累積充電時間を平準化することができる。これにより、周辺機器12に内蔵されたバッテリーの劣化管理、寿命管理を行うことができる。
なお、周辺機器12がバッテリーを備える場合、周辺機器12に内蔵されたバッテリーの残量に基づき、消費電力量の判定に用いる閾値を変更してもよい。例えば、消費電力量の判定に用いる閾値として、周辺機器12に内蔵されたバッテリーの残量と、POSシステムに対して供給可能な電力量との合計値を設定してもよい。この場合、周辺機器12に内蔵されたバッテリーの残量に応じて、閾値は変更される。すなわち、周辺機器12に内蔵されたバッテリーの残量が多い場合、閾値は高くなり、周辺機器12に内蔵されたバッテリーの残量が少ない場合、閾値は低くなる。また、周辺機器12がバッテリーを備える場合、周辺機器12に内蔵されたバッテリーの容量も含めて、消費電力量の判定に用いる閾値を設定してもよい。例えば、周辺機器12に内蔵されたバッテリーの容量と、POSシステムに対して供給可能な電力量との合計値に基づき、消費電力量の判定に用いる閾値を設定してもよい。この場合、周辺機器12に内蔵されたバッテリーの容量に応じて、使用できる電力量が変更される。
このように、本実施形態では、複数のPOS端末10及びPOS端末10に接続された周辺機器12の消費電力量が閾値を超えた場合に、複数のPOS端末10は周辺機器12を共用する。このため、本実施形態によれば、POSシステムの消費電力量を削減することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について、図11を用いて説明する。
図11は、本実施形態による情報処理システム30のブロック図である。情報処理システム30は、それぞれが周辺機器を接続可能であるとともに、会計処理を実行可能な第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を含む。情報処理システム30は、情報処理システム30における消費電力量を取得する取得部40と、消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、第1の情報処理装置に接続された周辺機器を、第2の情報処理装置に共用させる制御部50と、を備える。
このように、本実施形態では、第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を含む情報処理システム30における消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置は、第1の情報処理装置に接続された周辺機器を共用する。このため、本実施形態によれば、情報処理システム30の消費電力量を削減することができる。
(他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
上述の実施形態では、予め定められた優先順位に基づき、周辺機器12に供給される電力が遮断される場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、周辺機器12の消費電力量に基づき、周辺機器12への電力を遮断してもよい。
上述の実施形態では、複数のPOS端末10が共用する周辺機器12を、予め定められた優先順位に基づいて選択する場合について説明したが、これに限定されるものではない。複数のPOS端末10が共用する周辺機器12を、例えば、周辺機器12の累積稼働時間に基づき、複数の周辺機器12の中から選択してもよい。この場合、例えば、累積稼働時間の短い周辺機器12から順に共用することにより、周辺機器12の累積稼働時間を平準化することができる。
また、上述の各実施形態の機能を実現するように該実施形態の構成を動作させるプログラムを記録媒体に記録させ、該記録媒体に記録されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も各実施形態の範疇に含まれる。すなわち、コンピュータ読取可能な記録媒体も各実施形態の範囲に含まれる。また、上述のコンピュータプログラムが記録された記録媒体はもちろん、そのコンピュータプログラム自体も各実施形態に含まれる。
上述の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
それぞれが周辺機器を接続可能であるとともに、会計処理を実行可能な第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を含む情報処理システムであって、
前記情報処理システムにおける消費電力量を取得する取得部と、
前記消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、前記第1の情報処理装置に接続された前記周辺機器を、前記第2の情報処理装置に共用させる制御部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
(付記2)
前記消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、前記第2の情報処理装置に接続された他の周辺機器に供給される電力を遮断することを特徴とする付記1に記載の情報処理システム。
(付記3)
前記第2の情報処理装置には複数の前記他の周辺機器が接続可能であって、予め定められた優先順位に従い、前記他の周辺機器に供給される電力を遮断することを特徴とする付記2に記載の情報処理システム。
(付記4)
前記消費電力量が所定の閾値以内になった場合に、前記他の周辺機器への電力を復帰させることが可能となることを特徴とする付記2又は3に記載の情報処理システム。
(付記5)
前記制御部は、前記第2の情報処理装置からの共用要求に基づき、前記周辺機器を共用することを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の情報処理システム。
(付記6)
前記制御部は、前記第1の情報処理装置が前記周辺機器を使用していない場合に、前記第2の情報処理装置による前記周辺機器の使用を許可することを特徴とする付記1乃至5のいずれかに記載の情報処理システム。
(付記7)
前記周辺機器の累積稼働時間が所定の閾値を超えた場合に、警告を出力することを特徴とする付記1乃至6のいずれかに記載の情報処理システム。
(付記8)
着脱自在な情報端末を備え、前記消費電力量は、前記情報端末に内蔵されたバッテリーへの充電量を含むことを特徴とする付記1乃至7のいずれかに記載の情報処理システム。
(付記9)
周辺機器を接続可能な情報処理装置であって、
他の情報処理装置と通信可能な通信部と、
前記情報処理装置、前記他の情報処理装置及び前記周辺機器を含むPOSシステムにおける消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、前記周辺機器を前記他の情報処理装置と共用する制御部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
(付記10)
前記消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、前記他の情報処理装置に接続された他の周辺機器に供給される電力が遮断されることを特徴とする付記9に記載の情報処理装置。
(付記11)
前記他の情報処理装置には複数の前記他の周辺機器が接続可能であって、予め定められた優先順位に従い、前記他の周辺機器に供給される電力が遮断されることを特徴とする付記10に記載の情報処理装置。
(付記12)
前記消費電力量が所定の閾値以内になった場合に、前記他の周辺機器への電力を復帰させることが可能となることを特徴とする付記10又は11に記載の情報処理装置。
(付記13)
前記制御部は、前記他の情報処理装置からの共用要求に基づき、前記周辺機器を共用することを特徴とする付記9乃至12のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記14)
前記制御部は、前記情報処理装置が前記周辺機器を使用していない場合に、前記他の情報処理装置による前記周辺機器の使用を許可することを特徴とする付記9乃至13のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記15)
前記周辺機器の累積稼働時間が所定の閾値を超えた場合に、警告を出力することを特徴とする付記9乃至14のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記16)
着脱自在な情報端末を備え、前記消費電力量は、前記情報端末に内蔵されたバッテリーへの充電量を含むことを特徴とする付記9乃至15のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記17)
それぞれが周辺機器を接続可能であるとともに、会計処理を実行可能な第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を含む情報処理システムにおける情報処理方法であって、
前記情報処理システムにおける消費電力量を取得するステップと、
前記消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、前記第1の情報処理装置に接続された前記周辺機器を、前記第2の情報処理装置に共用させるステップとを備えることを特徴とする情報処理方法。
(付記18)
それぞれが周辺機器を接続可能であるとともに、会計処理を実行可能な第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を含む情報処理システムにおける情報処理方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記情報処理システムにおける消費電力量を取得するステップと、
前記消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、前記第1の情報処理装置に接続された前記周辺機器を、前記第2の情報処理装置に共用させるステップとを備えることを特徴とするプログラム。
10 POS端末
11 店舗サーバ
12 周辺機器
13 店舗内ネットワーク
101、111、151、171 CPU
102、112、152、172 ROM
103、113、153、173 RAM
104、114、154、174 記憶装置
105、155 オペレータディスプレイ
105a、106a、155a、175a ディスプレイ
105b、106b、155b、175b タッチパネル
106、175 カスタマディスプレイ
107、176 有線通信部
108、156、177 無線通信部
109、178 外部I/F部
110、118、157、179 バス
115 表示装置
116 入力装置
117 通信I/F
121 コードスキャナ
122 プリンタ
123 非接触ICリーダライタ
124 キャッシュドロア
125 コーヒーメーカー
140、158、180 電源部
141、182 電源コネクタ
142 電源タップ
150 オペレータ端末
159 バッテリー
160、181 接続コネクタ
170 カスタマ端末

Claims (11)

  1. それぞれが周辺機器を接続可能であるとともに、会計処理を実行可能な第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を含む情報処理システムであって、
    前記情報処理システムにおける消費電力量を取得する取得部と、
    前記消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、前記第1の情報処理装置に接続された前記周辺機器を、前記第2の情報処理装置に共用させる制御部と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、前記第2の情報処理装置に接続された他の周辺機器に供給される電力を遮断することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第2の情報処理装置には複数の前記他の周辺機器が接続可能であって、予め定められた優先順位に従い、前記他の周辺機器に供給される電力を遮断することを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記消費電力量が所定の閾値以内になった場合に、前記他の周辺機器への電力を復帰させることが可能となることを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理システム。
  5. 前記制御部は、前記第2の情報処理装置からの共用要求に基づき、前記周辺機器を共用することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記制御部は、前記第1の情報処理装置が前記周辺機器を使用していない場合に、前記第2の情報処理装置による前記周辺機器の使用を許可することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記周辺機器の累積稼働時間が所定の閾値を超えた場合に、警告を出力することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 着脱自在な情報端末を備え、前記消費電力量は、前記情報端末に内蔵されたバッテリーへの充電量を含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 周辺機器を接続可能な情報処理装置であって、
    他の情報処理装置と通信可能な通信部と、
    前記情報処理装置、前記他の情報処理装置及び前記周辺機器を含むPOSシステムにおける消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、前記周辺機器を前記他の情報処理装置と共用する制御部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  10. それぞれが周辺機器を接続可能であるとともに、会計処理を実行可能な第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を含む情報処理システムにおける情報処理方法であって、
    前記情報処理システムにおける消費電力量を取得するステップと、
    前記消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、前記第1の情報処理装置に接続された前記周辺機器を、前記第2の情報処理装置に共用させるステップとを備えることを特徴とする情報処理方法。
  11. それぞれが周辺機器を接続可能であるとともに、会計処理を実行可能な第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を含む情報処理システムにおける情報処理方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記情報処理システムにおける消費電力量を取得するステップと、
    前記消費電力量が所定の閾値を超えた場合に、前記第1の情報処理装置に接続された前記周辺機器を、前記第2の情報処理装置に共用させるステップとを備えることを特徴とするプログラム。
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