JP7069974B2 - Posシステム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

Posシステム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、POSシステム、情報処理方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、登録機と精算機がそれぞれ設けられたセミセルフPOSの構成において、登録機によって登録された精算情報を、店員が複数の精算機の中から選択した精算機に送るPOSシステムが開示されている。
特開2016-115275号公報
特許文献1に記載のPOS(Point of sale)システムは、通常運転時を想定したものであり、精算機に接続される機器の一部又は全部に障害が発生して使用できない状態になったときに会計処理を継続できない場合がある。
本発明は、上述の課題に鑑みて行われたものであって、POS端末に接続される機器に障害が発生した場合でも会計処理を継続できるPOSシステム、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一つの観点によれば、POS機能を有する端末と、前記端末に接続された表示部と、を備え、前記端末は、前記表示部を使用できない場合に、前記他の前記端末と接続される他の表示部に当該端末に関するカスタマー用データに基づいて画面を表示させるように制御可能であり、前記画面は、前記端末が作成したカスタマー用データに係る第1の画面と、前記他の前記端末が作成した他の前記カスタマー用データに係る第2の画面とを合成した合成画面である、ことを特徴とするPOSシステムが提供される。
本発明によれば、POS端末に接続される一部の周辺機器に障害が発生した場合でも会計処理を継続できるPOSシステム、情報処理方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るPOSシステムの全体構成例を示す概略図である。 本発明の第1実施形態におけるPOS装置の構成を示す概略図(その1)である。 本発明の第1実施形態におけるPOS装置の構成を示す概略図(その2)である。 本発明の第1実施形態におけるPOS装置の構成を示す概略図(その3)である。 本発明の第1実施形態におけるPOS装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態において異なるPOS端末の間で支持台及び周辺機器を共用する方法を説明するブロック図である。 本発明の第1実施形態においてPOS端末のディスプレイに表示される緊急支援要請画面の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態においてカスタマーディスプレイに表示される合成画面の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態において異なるPOS端末の間で支持台及び周辺機器を共用する方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態におけるPOS装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態において異なるPOS端末の間で支持台及び周辺機器を共用する方法を説明するブロック図である。 本発明の第2実施形態において異なるPOS端末の間で支持台及び周辺機器を共用する方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態におけるPOSシステムの構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、以下で説明する図面においては、同一の機能又は対応する機能を有する要素には同一の符号を付し、その繰り返しの説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態に係るPOSシステム1の構成について図1乃至図5を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るPOSシステム1の全体構成例を示す概略図である。図2乃至図4は、POSシステム1に用いられるPOS装置10の構成を示す概略図である。図5は、POS装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
POSシステム1は、商品を販売する店舗に導入されたコンピュータシステムである。図1に示すように、POSシステム1は、POS装置10と、店舗サーバ12と、アクセスポイント14とを含んでいる。POS装置10、店舗サーバ12、及びアクセスポイント14は、例えばLAN(Local Area Network)であるネットワーク16に接続されている。
POS装置10は、POS端末100と、POS端末100を着脱可能に支持する支持台200とを有する情報処理装置である。また、支持台200には、周辺機器300が接続されている。本実施形態において、支持台200は、店舗のレジカウンタR-1~R-n(n≧2)に設置されている。なお、支持台200(POS装置10)の台数は、特に限定されるものではなく、店舗の規模等に応じて、任意に増設することができる。同様に、支持台200の設置場所は、特に限定されるものではなく、店舗のレジカウンタR-1~R-n以外の場所にも設置できる。
POS端末100は、操作者である店員が携帯可能な情報機器である。POS端末100が支持台200に装着されるとともに電気的に接続された状態(以下、「接続状態」という。)及び支持台20から取り外された状態(以下、「非接続状態」という。)のいずれの状態の場合でも、店員はPOS端末100を使用できる。すなわち、店員は、支持台20から取り外したPOS端末100を店舗のレジカウンタ以外の場所で使用できる。
接続状態のPOS端末100は、支持台200の有線通信部238(図5参照)を介して有線でネットワーク16に接続する。これにより、POS端末100は、有線通信でネットワーク16を介して店舗サーバ12その他の外部機器とのデータの送受信を行うことが可能になっている。なお、接続状態のPOS端末100とネットワーク16との接続は、これに限定されるものではない。
周辺機器300は、支持台200に取り付けられている。周辺機器300は、ディスプレイ302、非接触IC(Integrated Circuit)リーダライタ304、プリンタ306、キャッシュドロア308、コードスキャナ310等を含む(図2及び図5参照)。POS端末100は、支持台200を介して周辺機器300を制御できる。
このように、支持台200は、これに取り付けられたPOS端末100の機能を拡張する拡張ユニットであるクレードル又はドッキングステーションとして機能する。
一方、非接続状態のPOS端末100は、アクセスポイント14との無線通信により無線でネットワーク16に接続する。これにより、非接続状態のPOS端末100は、無線通信でネットワーク16を介して店舗サーバ12その他の外部機器とのデータの送受信を行える。
店舗サーバ12は、例えば、店舗で販売される商品の情報管理、販売データの集計、売り上げの管理、在庫の管理等を行い、POSシステム1の運用を管理するPOSサーバ(ストアコントローラ)である。店舗サーバ12は、例えば、店舗のバックヤードに設置されている。
アクセスポイント14は、非接続状態のPOS端末100と無線通信を行って、POS端末100をネットワーク16に接続する無線通信機器である。アクセスポイント14は、例えば、店舗の天井等に設置されている。また、アクセスポイント14は、例えば、店舗の規模、無線環境等に応じて、1台又は複数台設置できる。
また、図2乃至図4に示すように、本実施形態におけるPOS装置10は、POS端末100と、POS端末100を着脱可能に支持する支持台200とを有している。また、本実施形態において、支持台200には、カスタマーディスプレイ202が一体的に設けられている。ここで、図2は、POS端末100が支持台200と接続状態にあるPOS装置10をPOS端末100の前面側から見た斜視図である。図3は、図2に示すPOS装置10をカスタマーディスプレイ202の前面側から見た斜視図である。図4は、図2に示す支持台200からPOS端末100が取り外された状態を示す斜視図である。
POS端末100は、商品の売り上げ登録機能、会計機能、商品情報登録機能、在庫管理機能等を有するPOSアプリケーションプログラムがインストールされており、POS装置10の一部として機能する。POS端末100は、レジカウンタR-1~R-nにおいて店員によって使用され、支持台200に接続された周辺機器300を制御して会計処理を実行する。また、POS端末100は、接続状態と非接続状態とで異なる又は同一の使用目的で使用できる。POS端末100は、支持台200から取り外されると、その機能が切り替わるように構成できる。また、POS端末100は、必要に応じて、POSアプリケーションプログラム以外のアプリケーションプログラムがインストールされている。
一方、非接続状態のPOS端末100は、例えば、在庫管理処理を実行するハンディーターミナルとして機能する。この場合、非接続状態のPOS端末100は、店員によりレジカウンタR-1~R-nから店舗における倉庫等の場所に持ち出され、在庫管理処理を実行する。在庫管理処理には、検品、商品登録、棚卸、発注等が含まれる。
なお、本実施形態においては、非接続状態のPOS端末100は、無線通信技術を用いて他のPOS端末100に接続した上で、他のPOS端末100に接続されている支持台200及び周辺機器300を制御して会計処理(精算業務)を実行できる。この制御方法の詳細については、後述する。
POS端末100は、略矩形状のタッチパネル102を有している。タッチパネル102は、表示部及び入力部として機能し、POS端末100において起動されたアプリケーションプログラムの画面を中央のオペレータディスプレイ104に表示して、店員に対して種々の情報を表示する。店員は、オペレータディスプレイ104に対するタッチ入力により、アプリケーションプログラムを操作できる。
支持台200は、カスタマーディスプレイ202と、本体部204と、ホルダ部206とを有し、POS端末100を支持する。
本体部204は、POS端末100とカスタマーディスプレイ202とを支持する支持体として機能する。さらに、本体部204は、その内部に後述の電源部234、外部I/F(Interface)部236等を収容する筐体として機能する。
本体部204は、レジカウンタR-1~R-n等の設置場所に置かれる土台部208と、土台部208の一端部から上方に向かって延在する板状の脚部210とを有している。脚部210の上側部分は、鉛直方向に対して、土台部208の他端部の側に傾斜した傾斜部212になっている。
傾斜部212の上端部には、カスタマーディスプレイ202の取り付け部214が設けられている。取り付け部214には、斜め上方を向くようにカスタマーディスプレイ202が取り付けられている。すなわち、取り付け部214は、カスタマーディスプレイ202を支持する支持部として機能する。
カスタマーディスプレイ202は、表示部として機能し、カスタマー用データを表示する矩形状の表示画面216を有している。図2の例では、カスタマーディスプレイ202は、その長軸方向を横にして取り付け部214に取り付けられている。
カスタマーディスプレイ202は、特に限定されるものではなく、種々のディスプレイにより構成できる。例えば、カスタマーディスプレイ202は、液晶ディスプレイ、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、VFD(Vacuum Fluorescent Display)、FIP(Fluorescent Indicator Panel)等により構成されている。
支持台200は、例えば、カスタマーディスプレイ202の表示画面216が顧客側を向くようにレジカウンタR-1~R-nに設置される。図2に示すように、カスタマーディスプレイ202は、その表示画面216が斜め上方を向くように取り付け部214に取り付けられることで、顧客が表示画面216を視認し易くなっている。
カスタマーディスプレイ202は、POS端末100による制御を受けて、顧客に対して会計情報等の各種の情報を表示画面216に表示する。カスタマーディスプレイ202に表示される会計情報は、例えば、会計処理を行う商品の名称、商品の数量、販売金額、値引き金額、合計金額、税額、受領金額、釣銭金額等である。また、カスタマーディスプレイ202は、POS端末100による制御を受けて、顧客に対して広告、宣伝、イベント等に関する情報を表示画面216に表示することもできる。また、カスタマーディスプレイ202は、タッチパネルとして構成することもできる。この場合、カスタマーディスプレイ202は、顧客による表示画面216に対するタッチ入力を受け付けることができる。
また、傾斜部212の上側の傾斜面上には、ホルダ部206が設けられている。ホルダ部206は、傾斜部212の傾斜面に沿った方向にPOS端末100を挟み込むことによって支持する支持部として機能する。本実施形態のホルダ部206は、カスタマーディスプレイ202の背面側において、カスタマーディスプレイ202に隣接してPOS端末100を着脱可能に支持する。
ホルダ部206は、載置部218と、載置部218の下端部及び上端部にそれぞれ設けられた爪部220、222を有している。ホルダ部206は、上下の爪部220、222によりPOS端末100を挟持することで、POS端末100を支持する。爪部220、222は、弾性変形可能に形成されており、POS端末100の着脱が容易である。なお、ホルダ部206がPOS端末100を着脱可能に保持する機構は、爪部220、222を用いた機構に限定されるものではなく、種々の機構を用いることができる。
また、ホルダ部206は、タッチパネル102のオペレータディスプレイ104が店員の側を向くようにPOS端末100を支持する。このため、店員がオペレータディスプレイ104を視認し易くなっている。
また、POS端末100がカスタマーディスプレイ202と平行に支持されることにより、店員及びその相手方の顧客は、それぞれタッチパネル102のオペレータディスプレイ104及びカスタマーディスプレイ202(表示画面216)を見ながら対面でのやりとりが可能である。
さらに、ホルダ部206には、接続コネクタ224が設けられている。接続コネクタ224は、ホルダ部206に支持されたPOS端末100を支持台200に電気的に接続するためのコネクタである。図4の例では、接続コネクタ224は、ホルダ部206の下側の爪部220に設けられている。接続コネクタ224に対して、POS端末100に設けられた接続コネクタ106が接続されることにより、POS端末100が支持台200に電気的に接続される。
これにより、接続コネクタ224は、ホルダ部206に取り付けられたPOS端末100をカスタマーディスプレイ202に接続する接続部として機能する。POS端末100は、接続コネクタ106、224を介して接続されたカスタマーディスプレイ202の表示を制御できる。なお、接続コネクタ106、224の接続形式は、特に限定されるものではなく、種々の方式を採用できる。
また、本体部204の下側の側部には、周辺機器300を接続するために、複数のUSB(Universal Serial Bus)コネクタ226、通信コネクタ228、ディスプレイ端子230及び電源コネクタ232が設けられている(図2参照)。また、本体部204において各端子が設けられる部分は、特に限定されるものではない。これらは、本体部204の適宜の部分に設けることができる。なお、説明の便宜上、図2乃至図4のうち、図2においてのみコードスキャナ310、非接触ICリーダライタ304、プリンタ306、キャッシュドロア308、ディスプレイ302を示し、図3及び図4ではこれらを省略している。
USBコネクタ226には、周辺機器300として、例えば、コードスキャナ310、非接触ICリーダライタ304、プリンタ306、キャッシュドロア308、ディスプレイ302等が接続される。なお、ディスプレイ302は、ディスプレイ端子230に接続可能なものであってもよい。
通信コネクタ228は、LANケーブル等の通信ケーブルを接続する端子である。通信コネクタ228は、例えばRJ-45等のLANコネクタである。支持台200は、通信コネクタ228に接続された通信ケーブルを介してネットワーク16に接続される。
ディスプレイ端子230は、外部ディスプレイを接続するための端子である。ディスプレイ端子230は、例えば、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)端子、DVI(Digital Visual Interface)端子、VGA(Video Graphics Array)端子等である。
電源コネクタ232は、電源を供給するための端子である。電源コネクタ232には、AC(Alternating Current)アダプタが接続される。ACアダプタは、商用電源からの交流電源を直流電源に変換して支持台200に供給する。
図5は、POS端末100が支持台200に取り付けられているPOS装置10のハードウェア構成の一例を示している。なお、POS装置10のハードウェア構成は、図5に示す構成に限定されるものではなく、種々の構成を採用できる。
図5に示すように、POS端末100は、CPU(Central Processing Unit)108と、内部ストレージ110と、RAM(Random Access Memory)112とを有している。また、POS端末100は、無線通信部114と、着脱センサ118と、カメラ120とを有している。また、POS端末100は、タッチパネルコントローラ122と、タッチパネル102とを有している。また、POS端末100は、接続コネクタ106と、外部I/F部124と、USBコネクタ126とを有している。さらに、POS端末100は、電源部128と、バッテリー130とを有している。
CPU108、内部ストレージ110、RAM112、無線通信部114、着脱センサ118、カメラ120、接続コネクタ106、タッチパネルコントローラ122及び外部I/F部124は、バスライン132に接続されている。外部I/F部124には、USBコネクタ126が接続されている。接続コネクタ106には、電源部128が接続されている。電源部128には、バッテリー130が接続されている。
CPU108は、内部ストレージ110に記憶されたプログラムを実行することにより動作し、POS端末100全体の動作を制御する制御部として機能する。また、CPU108は、内部ストレージ110に記憶されたPOSアプリケーションプログラムを実行して、POS装置10としての各種処理を実行する。RAM112は、CPU108の動作に必要なメモリ領域を提供する。
制御部としてのCPU108は、自端末(POS端末100)の接続先である支持台200及び周辺機器300を使用できない場合に、POS機能を有する他の端末(他のPOS端末100)に接続された他の支持台200及び周辺機器300を制御可能なように接続する。ここで、周辺機器300等の機器を使用できない場合には、例えば、支持台200や周辺機器300に故障が発生した場合だけでなく、店員からの要求によってPOS端末100の接続先を任意に切り替えるような場合も含むものとする。例えば、機器に故障は発生していないが、プリンタ306に印刷用紙がセットされていないケース、キャッシュドロア308内の現金が不足しているケース等が考えられる。
また、制御部としてのCPU108は、作成したカスタマー用データに係る第1の画面と、他のPOS端末から無線通信部114を介して取得した他のカスタマー用データに係る第2の画面とを合成した合成画面を、支持台200(クレードル)を介してカスタマーディスプレイ202に表示させる。
さらに、制御部としてのCPU108は、オペレータディスプレイ104の操作画面に表示された緊急支援ボタンが押下されたときに、異なるPOS端末100の間で支持台200及び周辺機器300を共用可能に切り替える制御を行う。なお、異なるPOS端末100の間において周辺機器300等の共用が要求された場合には、セキュリティの観点から後述のように認証処理が実行される。
CPU108は、認証部として機能する。CPU108は、POS端末100が支持台200に取り付けられて接続コネクタ106、224が接続された際に、POS端末100と支持台200との間の認証を行う認証処理を実行する。さらに、CPU108は、他のPOS端末100から自端末及び接続中の支持台200に対する接続要請があった場合にも、認証処理を実行する。認証処理の方法の詳細については、後述する。
また、CPU108は、機器制御部として機能する。CPU108は、コードスキャナ310、非接触ICリーダライタ304、プリンタ306、キャッシュドロア308、ディスプレイ302等の周辺機器300の稼働状態を制御する。具体的には、稼働状態は、周辺機器300に電源が供給され、周辺機器300が通常動作可能な状態である。非稼働状態は、周辺機器300に電源が供給されていない電源オフ状態のほか、周辺機器300のリセット状態が保持された状態等の周辺機器300が通常動作しない状態も含む。
内部ストレージ110は、不揮発性メモリ、ハードディスクドライブ等の記憶媒体により構成され、記憶部として機能する。内部ストレージ110は、CPU108により実行されるプログラム、そのプログラムの実行の際にCPU108により参照されるデータ等を記憶する。
また、内部ストレージ110は、POS端末100に関する識別情報データベースを記憶する。本実施形態の識別情報データベースには、あるPOS端末100によって制御されている支持台200及び周辺機器300を共用可能な他のPOS端末100を一意に特定する識別情報が格納されている。識別情報としては、例えば、支持台200を構成する部品又はモジュールにアクセスして取得可能なこれらに固有なシリアル番号、MAC(Media Access Control)アドレス等の固有情報、支持台200の内部ストレージ110に記憶されたID(Identification)等である。識別情報データベースは、認証動作に際して、CPU108により参照される。これにより、認証が成功しない限りPOS端末100からの周辺機器300の利用を確実に制限できるため、キャッシュドロア308等の周辺機器300のセキュリティを向上させることができる。
無線通信部114は、CPU108による制御に従って、例えば無線LANの規格によりアクセスポイント14等と無線通信を行う。無線LANの規格は、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)により策定されたIEEE802.11に準拠したWi-Fi(登録商標)等である。
また、無線通信部114は、CPU108による制御に従って、Bluetooth(登録商標)通信方式、赤外線通信方式等により、対応する無線通信機能を有する周辺機器300と無線通信も行う。これにより、CPU108は、無線通信部114を介して周辺機器300を制御できる。
着脱センサ118は、POS端末100の着脱を検出し、着脱状態に応じた出力信号を出力する。着脱センサ118は、例えば、磁気センサであり、支持台200に設けられた磁石244による磁場を検出して、POS端末100の着脱を検出する。なお、着脱センサ118は、光学的方法、電気的方法、機械的方法その他の方法によりPOS端末100の着脱を検出するものであってもよい。
カメラ120は、CPU108による制御に従って、被写体を撮像して被写体の画像データを出力する。例えば、非接続状態のPOS端末100は、商品等に付されたコードシンボルをカメラ120により撮像し、撮像された画像から情報を取得する画像スキャナとして機能することもできる。コードシンボルとしては、特に限定されるものではないが、例えば、バーコード等の一次元コード、QRコード(登録商標)等の二次元コード等が挙げられる。
タッチパネル102は、オペレータディスプレイ104を有する表示部として機能するとともに、オペレータディスプレイ104に対するタッチ入力を受け付ける入力部として機能する。タッチパネルコントローラ122は、CPU108による制御に従って、タッチパネル102のオペレータディスプレイ104に対する表示を制御するとともに、オペレータディスプレイ104に対するタッチ入力を監視して、タッチ入力による入力データを取得する。
接続コネクタ106は、上述のように、POS端末100が支持台200に取り付けられた際に、支持台200の接続コネクタ224に着脱可能に接続される。CPU108は、接続コネクタ106が接続コネクタ224に接続されることにより、支持台200の各部を制御できる。
外部I/F部124は、CPU108による制御に従って、USBコネクタ126を介したデータの送受信を制御する。USBコネクタ126には、必要に応じて、USB規格で接続可能な周辺機器300を着脱可能に接続できる。CPU108は、USBコネクタ126に接続された周辺機器300を制御できる。
電源部128は、バッテリー130から供給される電源を駆動用電源としてPOS端末100の各部に供給する。非接続状態のPOS端末100は、バッテリー130による駆動用電源により動作できる。
また、POS端末100が接続状態である場合において、電源部128には、接続コネクタ106、224を介して支持台200の電源部234から充電用電源及び駆動用電源が供給される。電源部128は、電源部234から供給される充電用電源でバッテリー130を充電する。また、電源部128は、電源部234から供給される駆動用電源をPOS端末100の各部に供給する。接続状態のPOS端末100は、電源部234から供給される駆動用電源により動作する。
支持台200は、上述したように、カスタマーディスプレイ202と、接続コネクタ224と、USBコネクタ226と、通信コネクタ228と、ディスプレイ端子230と、電源コネクタ232とを有している。また、支持台200は、電源部234と、外部I/F部236と、有線通信部238と、ディスプレイコントローラ240と、磁石244とを有している。
接続コネクタ224、外部I/F部236、有線通信部238及びディスプレイコントローラ240は、バスライン246に接続されている。接続コネクタ224には、電源部234が接続されている。電源部234には、電源コネクタ232が接続されている。外部I/F部236には、USBコネクタ226が接続されている。有線通信部238には、通信コネクタ228が接続されている。ディスプレイコントローラ240には、カスタマーディスプレイ202及びディスプレイ端子230が接続されている。
外部I/F部236は、CPU108による制御に従って、USBコネクタ226を介したデータの送受信を制御する。複数のUSBコネクタ226には、USB規格で接続可能な周辺機器300として、コードスキャナ310、非接触ICリーダライタ304、プリンタ306及びキャッシュドロア308が着脱可能に接続される。POS端末100のCPU108は、USBコネクタ226に接続された周辺機器300を制御できる。
有線通信部238は、通信コネクタ228に接続された通信ケーブルによりネットワーク16に接続され、ネットワーク16を介してデータの送受信を行う。POS端末100のCPU108は、有線通信部238を介して、ネットワーク16上の店舗サーバ12等とデータの送受信を行うことができる。
カスタマーディスプレイ202は、表示画面216を有する表示部として機能する。カスタマーディスプレイ202は、POS端末100により制御される。すなわち、ディスプレイコントローラ240は、POS端末100のCPU108による制御に従って、カスタマーディスプレイ202の表示画面216に対する表示を制御する。また、ディスプレイコントローラ240は、ディスプレイ端子230に外部ディスプレイが接続されている場合、外部ディスプレイに対する表示を制御する。なお、カスタマーディスプレイ202又は外部ディスプレイをタッチパネルにより構成した場合には、タッチパネルコントローラを用いることができる。
電源部234は、電源コネクタ232に接続されたACアダプタにより供給される電源を駆動用電源として支持台200の各部に供給する。また、電源部234は、ACアダプタにより供給される電源を駆動用電源として、USBコネクタ226に接続されたバスパワーで動作可能な周辺機器300に供給する。
また、POS端末100が接続状態である場合において、電源部234は、接続コネクタ106、224を介してPOS端末100の電源部128に充電用電源及び駆動用電源を供給する。
磁石244は、例えば、ホルダ部206に取り付けられている。上述のように、磁石244による磁場は、POS端末100の着脱を検出するために、着脱センサ118により検出される。
コードスキャナ310は、CPU108による制御に従って動作し、会計処理を実行すべき商品等に付されたコードシンボルを読み取る。コードシンボルとしては、特に限定されるものではないが、例えば、上述したバーコード、QRコード(登録商標)等の一次元又は二次元コード等が挙げられる。
非接触ICリーダライタ304は、CPU108による制御に従って動作し、顧客のスマートフォン等の機器又はカード等の媒体が有する非接触ICチップから、支払のためのクレジットカード情報、電子マネーカード情報を取得する。
プリンタ306は、CPU108による制御に従って動作し、レシート等を印字して出力する。キャッシュドロア308は、CPU108による動作に従って動作し、現金決済のための現金の授受の際に、硬貨、紙幣等を保管するドロアを開放する。
ディスプレイ302は、CPU108による制御に従って動作し、例えば、カスタマーディスプレイ202と同様に、顧客に対してカスタマー用データを表示するディスプレイとして動作する。ディスプレイ302は、特に限定されるものではなく、種々のディスプレイにより構成してもよい。例えば、ディスプレイ302は、液晶ディスプレイ、OLEDディスプレイ、LEDディスプレイ、VFD、FIP等により構成されている。また、ディスプレイ302は、USBコネクタ226に接続するタイプに限定されるものではなく、ディスプレイ端子230に接続するタイプでもよい。
なお、支持台200には、必要に応じて、上述のコードスキャナ310等以外の周辺機器300を接続して動作させることができる。他の周辺機器300としては、PIN(Personal Identification Number)パッド、自動釣銭機、プログラマブルキーボード等が例示される。
POS端末100のCPU108は、支持台200の有線通信部238を介してネットワーク16に有線接続する。例えば、POS端末100のCPU108は、支持台200に装着されたことを検知すると、支持台200の有線通信部238を介してネットワーク16に有線接続する。
以下、上述のように構成されたPOSシステム1の動作について図6乃至図10を参照しながら説明する。図6は、異なるPOS端末100の間で支持台200及び周辺機器300を共用する方法を説明するブロック図である。
図6においては、(A)図中左側のPOS端末(以下、「第1のPOS端末」)100が支持台200に正常に接続された状態であること、(B)図中右側のPOS端末(以下、「第2のPOS端末」)100に接続されていた支持台200に何らかの障害が発生し、支持台200及び周辺機器300を使用できない状態であること、を示している。この状態において、第2のPOS端末100から第1のPOS端末100に対して支援要請及びカスタマー用データが無線通信部114を介して入力されている。
図7は、POS端末100のオペレータディスプレイ104に表示される緊急支援要請画面の一例を示す図である。ここでは、緊急支援要請画面の中に接続先の切り替えを確認するメッセージ(「接続先の機器に障害が発生しています。接続先を切り替えて会計処理を続行する場合には、緊急支援ボタンを押してください。」)と、緊急支援ボタン109及び終了ボタン111が表示されている。第2のPOS端末100を使用中の店員が、緊急支援ボタン109を押下することで、第1のPOS端末100へ緊急支援の情報が入力される。なお、緊急支援の情報は、操作画面を介して所定の入力形式で入力されればよく、ボタン押下以外の方法で入力されてもよい。
また、図6においては、第1のPOS端末100のCPU108が、作成したカスタマー用データに係る第1の画面と、第2のPOS端末から無線通信部114を介して取得した他のカスタマー用データに係る第2の画面とを合成した合成画面に係るデータ(以下、「合成画面データ」)を、接続コネクタ106、224を介して支持台200へ出力し、合成画面データに基づいてカスタマーディスプレイ202に合成画面を表示させることを示している。なお、説明の便宜上、認証処理についての説明はここでは省略する。
図8は、カスタマーディスプレイ202に表示される合成画面の一例を示す図である。ここでは、カスタマーディスプレイ202の表示画面216に合成画面が表示されている。すなわち、表示画面216は、顧客番号が“01”の顧客用の第1の顧客画面216Aと、顧客番号が“02”の顧客用の第2の顧客画面216Bの2画面を含んでいる。すなわち、図8では、異なる2台のPOS端末100の間で1台のカスタマーディスプレイ202を共用している。なお、図8における合成画面は、第1の顧客画面216Aと第2の顧客画面216Bを左右方向に並べて合成されているが、合成の向きはこれには限られない。2つの顧客画面を上下方向に並べてもよい。また、同一画面上に並べる代わりに、2つの画面を重畳して表示してもよい。
さらに、複数の顧客の会計処理に関する情報が一緒に表示されることが好ましくない場合を考慮して、POS端末100側あるいはカスタマーディスプレイ202側からの操作によって表示対象の画面を適宜選択できるようにしてもよい。例えば、図8の例では、第1の顧客画面216Aが選択されているときには、第2の顧客画面216Bの方には広告画像を表示してもよい。逆に、同一グループのメンバーの会計処理を2台のPOS端末100に分けて同時に実行するような場合には、合成画面を表示することで会計処理の内容をメンバー間で共有できる利点がある。
図9は、異なるPOS端末100の間で支持台200及び周辺機器300を共用する方法の一例を示すフローチャートである。ここでは、図6と同様に、正常稼動中の第1のPOS端末100と、異常が発生した第2のPOS端末100を例として説明する。
まず、第1のPOS端末100のCPU108は、第2のPOS端末100からの支援要請の入力の有無を判定する(ステップS101)。ここで、第1のPOS端末100のCPU108は、支援要請の入力が有ったと判定した場合(ステップS101:YES)には、支援要請を行った第2のPOS端末100から認証情報を取得し(ステップS102)、ステップS103の処理へ移る。これに対し、第1のPOS端末100のCPU108は、支援要請の入力は無いと判定した場合(ステップS101:NO)には、ステップS101の処理を繰り返す。
ステップS103において、第1のPOS端末100のCPU108は、取得した認証情報に基づいて内部ストレージ110の認証データベースを参照し、第2のPOS端末100が自端末に接続中の支持台200及び周辺機器300を共用できる端末であるか否かを判定する。ここで、第1のPOS端末100のCPU108は、第2のPOS端末100が自端末に接続中の支持台200及び周辺機器300を共用可能な端末であると判定した場合(ステップS103:YES)には、ステップS104の処理に移る。これに対し、CPU108は、第2のPOS端末100が自端末に接続中の支持台200及び周辺機器300を共用できない端末であると判定した場合(ステップS103:NO)には、ステップS109の処理に移る。
ステップS104において、第1のPOS端末100のCPU108は、自端末に接続されている支持台200及び周辺機器300に対して第2のPOS端末100の接続を許可する。これにより、第2のPOS端末100は、第1のPOS端末100に電気的に接続中の支持台200及び周辺機器300を無線通信によって制御可能になる。例えば、第2のPOS端末100は、周辺機器300であるコードスキャナ310を使用したバーコードの読み取りやプリンタ306を使用したレシートの印刷を実行できるようになる。
次に、第1のPOS端末100のCPU108は、各顧客について生成されたカスタマー用データを取得する(ステップS105)。具体的には、CPU108は、第1のPOS端末100により接客中の顧客に関するカスタマー用データ(以下、「第1のカスタマー用データ」)を内部ストレージ110から読み出す。また、CPU108は、第2のPOS端末100により接客中の顧客に関するカスタマー用データ(以下、「第2のカスタマー用データ」)を第2のPOS端末100から双方の無線通信部114を介して取得する。
次に、第1のPOS端末100のCPU108は、第1のカスタマー用データに係る第1の顧客画面と第2のカスタマー用データに係る第2の顧客画面とを合成した合成画面データを生成する(ステップS106)。
そして、第1のPOS端末100のCPU108は、支持台200へ合成画面データを出力し(ステップS107)、支持台200のカスタマーディスプレイ202に合成画面データを表示させる(ステップS108)。
ステップS109においては、第1のPOS端末100のCPU108は、端末間で共用可能な機器が存在しないメッセージを第2のPOS端末100へ出力し、処理を終了する。
このように、本実施形態に係るPOSシステム1によれば、POS端末100に電気的に接続される支持台200及び周辺機器300の一部又は全部に障害が発生した場合でも、他のPOS端末100に接続中の支持台200及び周辺機器300に無線で接続し、共用できる。この結果、POS端末100を用いた会計処理を継続できる。また、POS端末100側で複数の顧客のカスタマー用データから合成画面を生成し、カスタマーディスプレイ202に合成画面を表示する。これにより、支持台200(クレードル)側の構成を変更する必要はなく、POS端末100にのみ処理プログラムを実装すればよいため、製造コストを抑えることもできる。
[第2実施形態]
以下、第2実施形態に係るPOSシステムについて説明する。なお、第1実施形態の図中において付与した符号と共通する符号は同一の対象を示す。このため、第1実施形態と共通する箇所の説明は省略し、異なる箇所について詳細に説明する。
図10は、本実施形態におけるPOS装置50の構成を示すブロック図である。図10に示すように、本実施形態における支持台200が、CPU248と、内部ストレージ250と、RAM252と、無線通信部254をさらに備える点で第1実施形態と異なる。CPU248、内部ストレージ250、RAM252、及び無線通信部254は、バスライン246に接続される。
CPU248は、内部ストレージ250に記憶されたプログラムを実行することにより動作し、支持台200全体の動作を制御する制御部として機能する。これにより、CPU248は、支持台200における各部の動作の制御、POS端末100との間の各種データ通信の制御、周辺機器300の動作の制御等を行うことができる。RAM252は、CPU248の動作に必要なメモリ領域を提供する。
内部ストレージ250は、不揮発性メモリ、ハードディスクドライブ等の記憶媒体により構成され、記憶部として機能する。内部ストレージ250は、CPU248により実行されるプログラム、そのプログラムの実行の際にCPU248により参照されるデータ等を記憶する。
また、内部ストレージ250は、当該支持台200を一意に特定する識別情報であるID及び認証データベースを記憶できる。これにより、支持台200は、単独でコンピュータ装置として機能する。すなわち、支持台200は、POS端末100を介することなく、無線通信機能を有する各種の装置と無線により直接的に通信可能である。また、POS端末100との接続も有線だけでなく、無線により可能である。
図11は、本実施形態において異なるPOS端末100の間で支持台200及び周辺機器300を共用する方法を説明するブロック図である。ここでは、第1実施形態で説明した図7と同様に、正常稼動中の第1のPOS端末100と、異常が発生した第2のPOS端末100の2台を例として説明する。
図11においては、第2のPOS端末100から第1のPOS端末100と接続中の支持台200(CPU248)に対して支援要請及びカスタマー用データが無線通信部114及び無線通信部254を介して入力されている。
また、支持台200のCPU248は、第1のPOS端末100側で作成したカスタマー用データに係る第1の画面と、第2のPOS端末から無線通信部254を介して取得した他のカスタマー用データに係る第2の画面とを合成した合成画面に係るデータ(以下、「合成画面データ」)に基づいてカスタマーディスプレイ202に合成画面を表示させる。すなわち、第1のPOS端末100側ではなく、支持台20側で合成画面データを生成する点で第1実施形態とは異なっている。
図12は、異なるPOS端末100の間で支持台200及び周辺機器300を共用する方法の一例を示すフローチャートである。ここでは、図11と同様に、正常稼動中の第1のPOS端末100と、異常が発生した第2のPOS端末100の2台を例として説明する。また、支持台200は、第1のPOS端末100と有線又は無線で接続しているものとする。
まず、支持台200のCPU248は、第2のPOS端末100からの支援要請の入力の有無を判定する(ステップS201)。ここで、支持台200のCPU248は、支援要請の入力が有ったと判定した場合(ステップS201:YES)には、支援要請を行った第2のPOS端末100から認証情報を取得し(ステップS202)、ステップS203の処理へ移る。これに対し、支持台200のCPU248は、支援要請の入力が無いと判定した場合(ステップS201:NO)には、ステップS201の処理を繰り返す。
ステップS203において、支持台200のCPU248は、第2のPOS端末100から取得した認証情報に基づいて内部ストレージ250の認証データベースを参照し、第2のPOS端末100が第1のPOS端末100との間で自機(支持台200)及び自機に接続された機器(以下、周辺機器300)を共用できる端末であるか否かを判定する。ここで、支持台200のCPU248は、第2のPOS端末100が自機(支持台200)及び周辺機器300を共用可能な端末であると判定した場合(ステップS203:YES)には、ステップS204の処理に移る。これに対し、支持台200のCPU248は、第2のPOS端末100が自機(支持台200)及び周辺機器300を共用できない端末であると判定した場合(ステップS203:NO)には、ステップS208の処理に移る。
ステップS204において、支持台200のCPU248は、自機(支持台200)及び周辺機器300に対して第2のPOS端末100の接続を許可する。これにより、第2のPOS端末100は、無線通信によって第1のPOS端末100とともに支持台200及び周辺機器300を制御可能になる。例えば、第2のPOS端末100は、コードスキャナ310を使用したバーコードの読み取りやプリンタ306を使用したレシートの印刷を実行できるようになる。
次に、支持台200のCPU248は、第1のPOS端末100及び第2のPOS端末100の双方から、各顧客について生成されたカスタマー用データを無線通信又は有線通信によって取得する(ステップS205)。
次に、支持台200のCPU248は、第1のPOS端末100により接客中の顧客に関するカスタマー用データに係る第1の顧客画面と、第2のPOS端末100により接客中の顧客に関するカスタマー用データに係る第2の顧客画面とを合成した合成画面データを生成する(ステップS206)。
そして、支持台200のCPU248は、カスタマーディスプレイ202に合成画面データを表示させ(ステップS207)、処理を終了する。
これに対し、ステップS208においては、支持台200のCPU248は、端末間で共用可能な機器が存在しないメッセージを第2のPOS端末100へ出力し、処理を終了する。
このように、本実施形態に係るPOSシステム2によれば、第1実施形態と同様に、POS端末100に電気的に接続される支持台200及び周辺機器300の一部又は全部に障害が発生した場合でも、他のPOS端末100に接続中の支持台200及び周辺機器300に無線で接続し、共用できる。この結果、POS端末100を用いた会計処理を継続できる。また、第1実施形態と異なり、支持台200が独立したコンピュータ装置であるため、POS端末100の無線通信機能を利用することなく、各種の装置と直接的に通信を行うことができる。このため、POS端末100が支持台200から取り外されている場合でも、支持台200に対して別のPOS端末100を無線接続することで支持台200及び周辺機器300を共用できる。
[他の実施形態]
上述の実施形態において説明したPOSシステム1は、さらに他の実施形態によれば、図13に示すように構成することもできる。図13は、他の実施形態におけるPOSシステム3の構成を示すブロック図である。
図13に示すように、他の実施形態におけるPOSシステム3は、POS機能を有する端末32と、端末32に接続された周辺機器34と、を備え、端末32は、周辺機器34を使用できない場合に、POS機能を有する他の端末32に接続された他の周辺機器34を制御可能なように接続する。他の実施形態におけるPOSシステム3によれば、端末32に接続される一部の周辺機器34に障害が発生した場合でも会計処理を継続できる。
[変形実施形態]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細には本発明の要旨を逸脱しない範囲で、当業者が理解し得る様々な変形が可能である。例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を、他の実施形態に追加した実施形態、あるいは他の実施形態の一部の構成と置換した実施形態も本発明を適用し得る実施形態である。
上述の実施形態では、2台のPOS端末100の間における支持台200及び周辺機器300の共用方法について説明したが、3台以上のPOS端末100の場合にも本発明の内容は適用できる。また、第1実施形態のPOS端末100は、無線通信における信号強度に基づいて近傍領域に存在する他のPOS端末100を探索するように構成してもよい。例えば、店舗に設置されているPOS装置10の台数が多いような場合には、近くに存在するPOS端末100を探索できることで、機器の故障等の緊急事態に迅速に対応が可能になる。同様に、第2実施形態のPOS端末100は、支持台200の無線通信部254との無線通信における信号強度に基づいて近傍領域に存在する他の支持台200(クレードル)を探索するように構成してもよい。
なお、近傍領域に存在するPOS端末100や支持台200を探索する方法は、無線通信技術を用いたものに限られない。例えば、LiDAR等の3次元センサや画像センサ等の各種のセンサを利用して近傍に存在する他のPOS端末100及び支持台200を検知するように構成してもよい。
また、複数台のPOS端末100の間で共用して使用できる周辺機器があった場合には、その周辺機器の候補一覧を表示し、接続する周辺機器をPOS端末100側で選択させるように構成してもよい。この場合、接続先の自由な選択が可能となり、店員にとってより使い易いPOSシステムを提供できる。
また、上述の実施形態では、POS端末100あるいは支持台200が備えるCPUによって画面を合成する構成としたが、画面の合成方法はこれに限られない。例えば、カスタマーディスプレイ自体がCPUを備える構成でもよい。この場合、カスタマーディスプレイ上で画面の合成を実行できる。
また、上述の各実施形態の機能を実現するように該実施形態の構成を動作させるプログラムを記録媒体に記録させ、該記録媒体に記録されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も各実施形態の範疇に含まれる。すなわち、コンピュータ読取可能な記録媒体も各実施形態の範囲に含まれる。また、上述のコンピュータプログラムが記録された記録媒体はもちろん、そのコンピュータプログラム自体も各実施形態に含まれる。
該記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMを用いることができる。また該記録媒体に記録されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウェア、拡張ボードの機能と共同して、OS(Operating System)上で処理を実行するものも各実施形態の範疇に含まれる。
上述の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
POS機能を有する端末と、
前記端末に接続された周辺機器と、
を備え、
前記端末は、前記周辺機器を使用できない場合に、前記POS機能を有する他の前記端末に接続された他の前記周辺機器を制御可能なように接続することを特徴とするPOSシステム。
(付記2)
前記端末及び当該端末に接続された前記周辺機器と、をそれぞれ複数備え、
前記周辺機器は、前記端末におけるカスタマー用データに基づいて表示を行う表示部であり、
前記端末は、当該端末と接続される表示部が使用できない場合に、前記他の前記端末と接続される表示部に当該端末に関するカスタマー用データに基づいて画面を表示することを特徴とする付記1に記載のPOSシステム。
(付記3)
前記端末は、
操作画面を表示するオペレータディスプレイと、
前記操作画面における操作に基づいて前記カスタマー用データを作成する制御部とを有し、
前記周辺機器は、
前記表示部と、
前記端末を着脱可能に支持するとともに、接続状態の前記端末から前記カスタマー用データを取得するクレードルとを有し
前記表示部は、前記クレードルを介して取得した前記カスタマー用データに基づいて画面を表示するカスタマーディスプレイであることを特徴とする付記2に記載のPOSシステム。
(付記4)
前記端末は、無線通信を行う無線通信部をさらに有し、
前記制御部は、作成した前記カスタマー用データに係る第1の画面と、前記他の前記端末から前記無線通信部を介して取得した他の前記カスタマー用データに係る第2の画面とを合成した合成画面を、前記クレードルを介して前記カスタマーディスプレイに表示することを特徴とする付記3に記載のPOSシステム。
(付記5)
前記端末は、前記無線通信における信号強度に基づいて近傍領域に存在する他の前記端末を探索することを特徴とする付記4に記載のPOSシステム。
(付記6)
前記クレードルは、
無線通信を行う無線通信部と、
接続状態の前記端末から取得した前記カスタマー用データに係る第1の画面と、他の前記端末から前記無線通信部を介して取得した他の前記カスタマー用データに係る第2の画面とを合成した合成画面を、前記カスタマーディスプレイに表示する第2の制御部とをさらに有することを特徴とする付記3に記載のPOSシステム。
(付記7)
前記端末は、前記無線通信部との前記無線通信における信号強度に基づいて近傍領域に存在する他の前記クレードルを探索することを特徴とする付記6に記載のPOSシステム。
(付記8)
前記端末は、前記操作画面を介して所定の入力がされたときに接続先の前記周辺機器を共用可能に切り替えることを特徴とする付記3乃至7のいずれかに記載のPOSシステム。
(付記9)
POS機能を有する端末が、当該端末に接続された周辺機器を使用できるか否かを判定するステップと、
前記周辺機器を使用できない場合に、前記端末が、前記POS機能を有する他の前記端末に接続された他の前記周辺機器を制御可能なように接続するステップとを備えることを特徴とする情報処理方法。
(付記10)
コンピュータに、
POS機能を有する端末が、当該端末に接続された周辺機器を使用できるか否かを判定するステップと、
前記周辺機器を使用できない場合に、前記端末が、前記POS機能を有する他の前記端末に接続された他の前記周辺機器を制御可能なように接続するステップとを実行させることを特徴とするプログラム。
1、3・・・POSシステム
10・・・POS装置
12・・・店舗サーバ
14・・・アクセスポイント
16・・・ネットワーク
100・・・POS端末
104・・・オペレータディスプレイ
200・・・支持台(クレードル)
202・・・カスタマーディスプレイ
300・・・周辺機器

Claims (10)

  1. POS機能を有する端末と、
    前記端末に接続された表示部と、
    を備え、
    前記端末は、前記表示部を使用できない場合に、前記他の前記端末と接続される他の表示部に当該端末に関するカスタマー用データに基づいて画面を表示させるように制御可能であり、
    前記画面は、前記端末が作成したカスタマー用データに係る第1の画面と、前記他の前記端末が作成した他の前記カスタマー用データに係る第2の画面とを合成した合成画面である、
    ことを特徴とするPOSシステム。
  2. 前記端末及び当該端末に接続された周辺機器と、をそれぞれ複数備え、
    複数の前記周辺機器は、前記表示部をそれぞれ有することを特徴とする請求項1に記載のPOSシステム。
  3. 前記端末は、
    操作画面を表示するオペレータディスプレイと、
    前記操作画面における操作に基づいて前記カスタマー用データを作成する制御部とを有し、
    前記周辺機器は、前記端末を着脱可能に支持するとともに、接続状態の前記端末から前記カスタマー用データを取得するクレードルをさらに有し
    前記表示部は、前記クレードルを介して取得した前記カスタマー用データに基づいて前記画面を表示するカスタマーディスプレイであることを特徴とする請求項2に記載のPOSシステム。
  4. 前記端末は、無線通信を行う無線通信部をさらに有し、
    前記制御部は、作成した前記カスタマー用データに係る前記第1の画面と、前記他の前記端末から前記無線通信部を介して取得した他の前記カスタマー用データに係る前記第2の画面とを合成した前記合成画面を、前記クレードルを介して前記カスタマーディスプレイに表示することを特徴とする請求項3に記載のPOSシステム。
  5. 前記端末は、前記無線通信における信号強度に基づいて近傍領域に存在する他の前記端末を探索することを特徴とする請求項4に記載のPOSシステム。
  6. 前記クレードルは、
    無線通信を行う無線通信部と、
    接続状態の前記端末から取得した前記カスタマー用データに係る前記第1の画面と、他の前記端末から前記無線通信部を介して取得した他の前記カスタマー用データに係る前記第2の画面とを合成した前記合成画面を、前記カスタマーディスプレイに表示する第2の制御部とをさらに有することを特徴とする請求項3に記載のPOSシステム。
  7. 前記端末は、前記無線通信部との前記無線通信における信号強度に基づいて近傍領域に存在する他の前記クレードルを探索することを特徴とする請求項6に記載のPOSシステム。
  8. 前記端末は、前記操作画面を介して所定の入力がされたときに接続先の前記表示部を共用可能に切り替えることを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一項に記載のPOSシステム。
  9. POS機能を有する端末が、当該端末に接続された表示部を使用できるか否かを判定するステップと、
    前記表示部を使用できない場合に、前記端末が、前記他の前記端末と接続される他の表示部に当該端末に関するカスタマー用データに基づいて画面を表示させるように制御するステップとを備え
    前記画面は、前記端末が作成したカスタマー用データに係る第1の画面と、前記他の前記端末が作成した他の前記カスタマー用データに係る第2の画面とを合成した合成画面である、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  10. コンピュータに、
    POS機能を有する端末が、当該端末に接続された表示部を使用できるか否かを判定するステップと、
    前記表示部を使用できない場合に、前記端末が、前記他の前記端末と接続される他の表示部に当該端末に関するカスタマー用データに基づいて画面を表示させるように制御するステップとを実行させ
    前記画面は、前記端末が作成したカスタマー用データに係る第1の画面と、前記他の前記端末が作成した他の前記カスタマー用データに係る第2の画面とを合成した合成画面である、
    ことを特徴とするプログラム。
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