JP7062491B2 - 複合容器 - Google Patents

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本発明は、主として飲食品等の内容液を収容する複合容器および複合容器を成形するためのブロー成形方法に関する。
近時、飲食品等の内容液を収容するボトルとして、プラスチック製のものが一般化してきており、このようなプラスチックボトルには内容液が収容される。
このような内容液を収容するプラスチックボトルは、金型内にプリフォームを挿入し、2軸延伸ブロー成形することにより製造される。
ところで、従来の2軸延伸ブロー成形法では、例えばPETやPP等の単層材料、多層材料又はブレンド材料等を含むプリフォームを用いて容器形状に成形している。しかしながら、従来の2軸延伸ブロー成形法においては、単にプリフォームを容器形状に成形するだけであるのが一般的である。このため、容器に対して様々な機能や特性(バリア性や保温性等)を持たせる場合、例えばプリフォームを構成する材料を変更する等、その手段は限定されてしまう。とりわけ、容器の部位(例えば胴部や底部)に応じて、異なる機能や特性を持たせることは難しい。
特開2009-241526号公報
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、容器に対して様々な機能や特性を付与することが可能な、ブロー成形方法および複合容器を提供することを目的とする。
本発明は、複合容器を成形するためのブロー成形方法において、プラスチック材料製のプリフォームを準備する工程と、プリフォームの外側に外側収縮部材を設ける工程と、プリフォームおよび外側収縮部材を加熱するとともにブロー成形金型内に挿入する工程と、ブロー成形金型内でプリフォームおよび外側収縮部材に対してブロー成形を施すことにより、プリフォームおよび外側収縮部材を一体として膨張させる工程とを備えたことを特徴とするブロー成形方法である。
本発明は、プリフォームは、口部と胴部と底部とを有し、外側収縮部材は、プリフォームの胴部と底部とを覆うように設けられることを特徴とするブロー成形方法である。
本発明は、プリフォームは、口部と胴部と底部とを有し、外側収縮部材は、プリフォームの胴部および底部のうちその一部を覆うように設けられることを特徴とするブロー成形方法である。
本発明は、外側収縮部材は、ガスバリア性又は光線バリア性を有することを特徴とするブロー成形方法である。
本発明は、外側収縮部材には、予めデザイン又は印字が施されていることを特徴とするブロー成形方法である。
本発明は、外側収縮部材は、プリフォームを構成するプラスチック材料よりも保温性又は保冷性の高い材料からなることを特徴とするブロー成形方法である。
本発明は、外側収縮部材は、プリフォームを構成するプラスチック材料よりも滑りにくい材料からなることを特徴とするブロー成形方法である。
本発明は、複合容器において、プラスチック材料製の容器本体と、容器本体の外側に密着して設けられた外側収縮部材とを備え、容器本体および外側収縮部材は、ブロー成形により一体として膨張されていることを特徴とする複合容器である。
本発明は、容器本体は、口部と首部と肩部と胴部と底部とを有し、外側収縮部材は、容器本体の首部と肩部と胴部と底部とを覆うように設けられることを特徴とする複合容器である。
本発明は、容器本体は、口部と首部と肩部と胴部と底部とを有し、外側収縮部材は、容器本体の首部、肩部、胴部および底部のうちその一部を覆うように設けられることを特徴とする複合容器である。
本発明は、外側収縮部材は、ガスバリア性又は光線バリア性を有することを特徴とする複合容器である。
本発明は、外側収縮部材には、予めデザイン又は印字が施されていることを特徴とする複合容器である。
本発明は、外側収縮部材は、容器本体を構成するプラスチック材料よりも保温性又は保冷性の高い材料からなることを特徴とする複合容器である。
本発明は、外側収縮部材は、容器本体を構成するプラスチック材料よりも滑りにくい材料からなることを特徴とする複合容器である。
本発明によれば、ブロー成形金型内でプリフォームおよび外側収縮部材に対してブロー成形を施すことにより、プリフォームおよび外側収縮部材を一体として膨張させる。このためプリフォーム(容器本体)と外側収縮部材とを別部材から構成することができ、外側収縮部材の種類や形状を適宜選択することにより、複合容器に様々な機能や特性を付与することができる。
図1は、本発明の一実施の形態による複合容器を示す部分垂直断面図。 図2は、本発明の一実施の形態による複合容器を示す水平断面図(図1のII-II線断面図)。 図3(a)~(f)は、本発明の一実施の形態によるブロー成形方法を示す概略図。 図4は、複合容器の変形例を示す部分垂直断面図。 図5(a)~(f)は、ブロー成形方法の変形例を示す概略図。
実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図3は本発明の一実施の形態を示す図である。
まず、図1および図2により、本実施の形態による複合容器の概要について説明する。
なお、本明細書中、「上」および「下」とは、それぞれ複合容器10Aを正立させた状態(図1)における上方および下方のことをいう。
図1および図2に示す複合容器10Aは、後述するように、ブロー成形金型50を用いてプリフォーム10aおよび外側収縮部材40に対して2軸延伸ブロー成形を施すことにより、プリフォーム10aおよび外側収縮部材40を一体として膨張させて得られたものである。
このような複合容器10Aは、内側に位置するプラスチック材料製の容器本体10と、容器本体10の外側に密着して設けられた外側収縮部材40とを備えている。
このうち容器本体10は、口部11と、口部11下方に設けられた首部13と、首部13下方に設けられた肩部12と、肩部12下方に設けられた胴部20と、胴部20下方に設けられた底部30とを備えている。
他方、外側収縮部材40は、容器本体10の外面に密着されており、容器本体10に対して容易に移動又は回転しない状態で取付けられている。
次に容器本体10について詳述する。容器本体10は、上述したように口部11と、首部13と、肩部12と、胴部20と、底部30とを有している。
このうち口部11は、図示しないキャップに螺着されるねじ部14と、ねじ部14下方に設けられたフランジ部17とを有している。なお、口部11の形状は、従来公知の形状であっても良い。
首部13は、フランジ部17と肩部12との間に位置しており、略均一な径をもつ略円筒形状を有している。また、肩部12は、首部13と胴部20との間に位置しており、首部13側から胴部20側に向けて徐々に径が拡大する形状を有している。
さらに、胴部20は、全体として略均一な径をもつ円筒形状を有している。しかしながら、これに限られるものではなく、胴部20が四角形筒形状や八角形筒形状等の多角形筒形状を有していても良い。あるいは、胴部20が上方から下方に向けて均一でない水平断面をもつ筒形状を有していても良い。また、本実施の形態において、胴部20は、凹凸が形成されておらず、略平坦な表面を有しているが、これに限られるものではない。例えば、胴部20にパネル又は溝等の凹凸が形成されていても良い。
一方、底部30は、中央に位置する凹部31と、この凹部31周囲に設けられた接地部32とを有している。なお、底部30の形状についても特に限定されるものではなく、従来公知の底部形状(例えばペタロイド底形状や丸底形状等)を有していても良い。
また胴部20における容器本体10の厚みは、これに限定されるものではないが、例えば50μm~250μm程度に薄くすることができる。さらに、容器本体10の重量についても、これに限定されるものではないが、10g~20gとすることができる。
このような容器本体10は、合成樹脂材料を射出成形して製作したプリフォーム10a(後述)を二軸延伸ブロー成形することにより作製することができる。なおプリフォーム10a、すなわち容器本体10の材料としては熱可塑性樹脂、特にPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)を使用することが好ましい。
また、容器本体10は、2層以上の多層成形ボトルとして形成することもできる。すなわち押し出し成形または射出成形により、例えば、中間層をMXD6、MXD6+脂肪酸塩、PGA(ポリグリコール酸)、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)又はPEN(ポリエチレンナフタレート)等のガスバリア性及び遮光性を有する樹脂(中間層)として3層以上からなるプリフォーム10aを押出成形後、ブロー成形することによりガスバリア性及び遮光性を有する多層ボトルとして形成しても良い。
このような容器本体10は、例えば満注容量が150ml~1500mlのボトルからなっていても良い。
次に外側収縮部材40について説明する。外側収縮部材40は後述するようにプリフォーム10aの外側に設けられ、このプリフォーム10aと一体となって加熱され、2軸延伸ブロー成形されることにより得られたものである。
外側収縮部材40は容器本体10の外面に接着されることなく取付けられており、容器本体10に対して移動又は回転しないほどに密着されている。図2に示すように、外側収縮部材40は、容器本体10を取り囲むようにその周方向全域にわたって設けられており、略円形状の水平断面を有している。
この場合、外側収縮部材40は、容器本体10のうち、口部11および首部13を除く、肩部12、胴部20および底部30を覆うように設けられている。これにより、容器本体10の肩部12、胴部20および底部30に対して所望の機能や特性を付与することができる。
なお、外側収縮部材40は、容器本体10のうち口部11以外の全域又は一部領域に設けられていても良い。例えば、外側収縮部材40は、容器本体10のうち、口部11を除く、首部13、肩部12、胴部20および底部30の全体を覆うように設けられていても良い。さらに、外側収縮部材40は1つに限らず、複数設けても良い。例えば、2つの外側収縮部材40を肩部12の外面および底部30の外面にそれぞれ設けても良い。
このような外側収縮部材40としては、プリフォーム10aに対して収縮する作用をもつものであれば良い。なお、外側収縮部材40は、それ自体が収縮性ないし弾力性を持ち、外的な作用を加えることなく収縮可能なものであっても良い。あるいは、外側収縮部材40は、外的な作用(例えば熱)が加えられた際、プリフォーム10aに対して収縮(例えば熱収縮)するものであっても良い。
また外側収縮部材40の厚みは、これに限定されるものではないが、容器本体10に取り付けられた状態で例えば50μm~500μm程度とすることができる。
外側収縮部材40としては、以下に説明するように、各種材料を用いることができる。
例えば、外側収縮部材40が容器本体10(プリフォーム10a)と同一の材料からなっていても良い。この場合、複合容器10Aのうち、例えば強度を高めたい部分に重点的に外側収縮部材40を配置し、当該箇所の強度を選択的に高めることができる。例えば、容器本体10の肩部12周辺および底部30周辺に外側収縮部材40を設け、この部分の強度を高めても良い。このような材料としては、熱可塑性樹脂、特にPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)を挙げることができる。
また外側収縮部材40は、酸素バリア性又は水蒸気バリア性等のガスバリア性を有する材料からなっていても良い。この場合、プリフォーム10aとして多層プリフォームやブレンド材料を含むプリフォーム等を用いることなく、複合容器10Aのガスバリア性を高め、酸素や水蒸気によって内容液が劣化することを防止することができる。例えば、容器本体10のうち、肩部12、首部13、胴部20および底部30の全域に外側収縮部材40を設け、この部分のガスバリア性を高めても良い。このような材料としては、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、MXD-6(ナイロン)、またはこれらの材料に脂肪酸塩などの酸素吸収材を混ぜることも考えられる。
また外側収縮部材40は、紫外線等の光線バリア性を有する材料からなっていても良い。この場合、プリフォーム10aとして多層プリフォームやブレンド材料を含むプリフォーム等を用いることなく、複合容器10Aの光線バリア性を高め、紫外線等により内容液が劣化することを防止することができる。例えば、容器本体10のうち、肩部12、首部13、胴部20および底部30の全域に外側収縮部材40を設け、この部分の紫外線バリア性を高めても良い。このような材料としては、ブレンド材料、またはPETやPE、PPに遮光性樹脂を添加した材料が考えられる。
また外側収縮部材40は、容器本体10(プリフォーム10a)を構成するプラスチック材料よりも保温性又は保冷性の高い材料(熱伝導性の低い材料)からなっていても良い。この場合、容器本体10そのものの厚みを厚くすることなく、内容液の温度が複合容器10Aの表面まで伝達しにくくすることが可能となる。これにより、複合容器10Aの保温性又は保冷性が高められる。例えば、容器本体10のうち胴部20の全部又は一部に外側収縮部材40を設け、胴部20の保温性又は保冷性を高めても良い。また、使用者が複合容器10Aを把持した際、熱すぎたり冷たすぎたりすることにより複合容器10Aを持ちにくくなることが防止される。このような材料としては、発泡化したポリウレタン、ポリスチレン、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、フェノール樹脂、ポリ塩化ビニル、ユリア樹脂、シリコーン、ポリイミド、メラミン樹脂などが考えられる。
また外側収縮部材40は、容器本体10(プリフォーム10a)を構成するプラスチック材料よりも滑りにくい材料からなっていても良い。この場合、容器本体10の材料を変更することなく、使用者が複合容器10Aを把持しやすくすることができる。例えば、容器本体10のうち胴部20の全部又は一部に外側収縮部材40を設け、胴部20を持ちやすくしても良い。
さらに外側収縮部材40には、予めデザイン又は印字が施されていても良い。この場合、ブロー成形後に容器本体10に対して別途ラベル等を付与することなく、複合容器10Aに画像や文字を表示することが可能となる。例えば、容器本体10のうち胴部20の全部又は一部に外側収縮部材40を設け、胴部20に画像や文字を表示しても良い。この場合、外側収縮部材40の材料としては、容器本体10と同一のものを用いても良く、容器本体10と異なるものを用いても良い。
次に図3(a)~(f)により、本実施の形態によるブロー成形方法(複合容器10Aの製造方法)について説明する。
まず、プラスチック材料製のプリフォーム10aを準備する(図3(a)参照)。この場合、例えば図示しない射出成形機を用いて、射出成形法によりプリフォーム10aを作製しても良い。
このプリフォーム10aは、口部11aと、口部11aに連結された胴部20aと、胴部20aに連結された底部30aとを備えている。このうち口部11aは、上述した容器本体10の口部11に対応するものであり、口部11と略同一の形状を有している。また、胴部20aは、上述した容器本体10の首部13、肩部12および胴部20に対応するものであり、略円筒形状を有している。底部30aは、上述した容器本体10の底部30に対応するものであり、略半球形状を有している。
次に、プリフォーム10aの外側に外側収縮部材40を設ける(図3(b)参照)。この場合、外側収縮部材40は、全体として有底円筒形状からなり、円筒状の胴部41と、胴部41に連結された底部42とを有している。この外側収縮部材40は、胴部20aのうち容器本体10の首部13に対応する部分を除く全域と、底部30aの全域とを覆うように装着される。
次に、プリフォーム10aおよび外側収縮部材40は、加熱装置51によって加熱される(図3(c)参照)。このとき、プリフォーム10aおよび外側収縮部材40は、口部11aを下に向けた状態で回転しながら、加熱装置51によって周方向に均等に加熱される。この加熱工程におけるプリフォーム10aおよび外側収縮部材40の加熱温度は、例えば90℃乃至130℃としても良い。
このように、外側収縮部材40が加熱されることにより、外側収縮部材40が熱収縮し、プリフォーム10aの外側に密着する(図3(c)参照)。なお、外側収縮部材40自体が収縮性を有する場合、プリフォーム10aの外側に外側収縮部材40を設けた時点(図3(b)参照)で外側収縮部材40がプリフォーム10aの外側に密着していても良い。
続いて、加熱装置51によって加熱されたプリフォーム10aおよび外側収縮部材40は、ブロー成形金型50に送られる(図3(d)参照)。
複合容器10Aは、このブロー成形金型50を用いて成形される。この場合、ブロー成形金型50は互いに分割された一対の胴部金型50a、50bと、底部金型50cとからなる(図3(d)参照)。図3(d)において、一対の胴部金型50a、50b間は互いに開いており、底部金型50cは上方に上がっている。この状態で一対の胴部金型50a、50b間に、プリフォーム10aおよび外側収縮部材40が挿入される。
次に図3(e)に示すように、底部金型50cが下がったのちに一対の胴部金型50a、50bが閉鎖され、一対の胴部金型50a、50bおよび底部金型50cにより密閉されたブロー成形金型50が構成される。次にプリフォーム10a内に空気が圧入され、プリフォーム10aおよび外側収縮部材40に対して2軸延伸ブロー成形が施される。
このことにより、ブロー成形金型50内でプリフォーム10aから容器本体10が得られる。この間、胴部金型50a、50bは30℃乃至80℃まで加熱され、底部金型50cは5℃乃至25℃まで冷却される。この際、ブロー成形金型50内では、プリフォーム10aおよび外側収縮部材40が一体として膨張される。これにより、プリフォーム10aおよび外側収縮部材40は、一体となってブロー成形金型50の内面に対応する形状に賦形される。
このようにして、容器本体10と、容器本体10の外面に設けられた外側収縮部材40とを備えた複合容器10Aが得られる。
次に図3(f)に示すように、一対の胴部金型50a、50bおよび底部金型50cが互いに離れ、ブロー成形金型50内から複合容器10Aが取出される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ブロー成形金型50内でプリフォーム10aおよび外側収縮部材40に対してブロー成形を施すことにより、プリフォーム10aおよび外側収縮部材40を一体として膨張させ、容器本体10と外側収縮部材40とを備えた複合容器10Aを作製する。これにより、プリフォーム10a(容器本体10)と外側収縮部材40とを別部材から構成することができる。したがって、外側収縮部材40の種類や形状を適宜選択することにより、複合容器10Aに様々な機能や特性を自在に付与することができる。
また、本実施の形態によれば、複合容器10Aを作製する際、一般的なブロー成形装置をそのまま用いることができるので、複合容器10Aを作製するための新たな成形設備を準備する必要が生じない。
実施例
次に本実施の形態の具体的実施例について説明する。
まず、射出成形法により18.3gのPET単層プリフォームからなるプリフォーム10aを製作した。
次に、このプリフォーム10aに対して外側収縮部材40を設置した状態で2軸延伸ブロー成形することにより、容量180mLの複合容器10Aを得た。外側収縮部材40としては、ポリオレフィンを用いた。
変形例
次に図4および図5(a)~(f)により本発明の変形例について説明する。
図4および図5(a)~(f)に示す変形例は、外側収縮部材40として胴部と底部とを有するものではなく、円筒状の外側収縮部材40を用いたものである。この外側収縮部材40は図4に示すように、容器本体10の肩部12から胴部20の下方部分まで延びているが、底部30まで達していない。図4および図5(a)~(f)において他の構成は、図1乃至図3に示す実施の形態と略同一である。
このほか、複合容器10Aの構成および複合容器10Aを製造する方法については、図1乃至図3に示す実施の形態と略同様であるので、詳細な説明を省略する。
10 容器本体
10A 複合容器
10a プリフォーム
11 口部
11a 口部
12 肩部
13 首部
20 胴部
20a 胴部
30 底部
30a 底部
40 外側収縮部材
50 ブロー成形金型

Claims (2)

  1. 口部と首部と肩部と胴部と底部とを有する容器本体と、当該容器本体の外側に設けられた別部材とからなる複合容器であって、
    前記容器本体は、プラスチック材料製の容器で構成され、
    前記容器本体の前記肩部は、前記首部と前記胴部との間に位置しており、前記首部側から前記胴部側に向けて徐々に径が拡大する形状を有し、
    前記容器本体の前記底部は、中央に位置する凹部と、前記凹部周囲に設けられた接地部とを有し
    前記凹部は、前記容器本体の前記底部の内方に凹み、
    前記別部材は、熱により収縮する熱収縮性をもつとともに熱収縮された状態となっている収縮部材から構成され、
    前記容器本体および前記別部材は、ブロー成形により一体として膨張されており、前記別部材は、前記容器本体の外面に、ブロー成形により前記容器本体および前記別部材が一体として膨張した状態で、密着されて設けられており、
    前記別部材は、前記容器本体の前記底部の前記凹部および前記接地部の形状に沿って前記凹部および前記接地部に密着して設けられており、
    前記別部材は、前記口部と前記首部を除き、前記肩部、前記胴部および前記底部の全体を覆うように設けられていることを特徴とする複合容器。
  2. 前記別部材の厚みは、50μm~500μmであることを特徴とする請求項1記載の複合容器。
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