JP7062318B1 - 間取り図の画像を取得する装置とその方法及びプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】文字の表示態様や内容を独自に設定した間取り図の画像を簡単に取得できる装置とその方法及びプログラムを提供する。【解決手段】端末装置１は、間取り図に描かれる図に関する図面情報と、間取り図に含まれる文字に関する文字情報とを取得する工程と、間取り図に含まれる文字の表示態様及び内容の少なくとも一方を設定する文字設定指示を入力する工程と、図面情報と文字情報とに基づいて、文字設定指示に応じた文字を含むように生成された間取り図の画像を取得する工程とを有する処理を実行する。【選択図】図１

Description

本発明は、建物の間取り図の画像を取得する装置とその方法及びプログラムに関するものである。

従来、マンションなどの建物の不動産広告に用いられる間取り図は、ディベロッパーから提供される印刷されたパンフレットや図面をトレースして広告用に作り直されている。不動産広告を出稿する不動産業者は、図面のトレースを行う専門の図面業者に間取り図の作成を依頼したり、ＣＡＤツールを用いて自ら間取り図を作成したりしている。

しかしながら、専門の図面業者に図面のトレースを依頼する方法では、コストが高くなり易いという問題や、発注から納品までの時間がかかるという問題がある。また、自らＣＡＤツールを用いて作成する方法では、多少コストが低下するものの、図面の作成に手間と時間がかかるという問題がある。

ところで近年、ディープラーニングなどの機械学習の手法を用いた画像認識技術により、図面の印刷物の画像から精度よく図面を認識することが可能になってきている。既にストックされた多数のパンフレットや図面などから画像認識技術により自動で間取り図を認識すれば、人手で図面をトレースする方法に比べて、間取り図の図面を低コストに取得することが期待できる。

他方、間取り図における文字のフォントやサイズ、部屋の名称の付け方などには画一的に決まったルールがある訳ではなく、不動産業者ごとに特色がある。従って、間取り図における文字の表示態様や内容は、不動産業者ごとにカスタマイズできることが望ましい。

本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、文字の表示態様や内容が独自に設定された間取り図の画像を簡単に取得できる装置とその方法及びプログラムを提供することにある。

本発明の第１の態様は、間取り図の画像を取得する装置であって、処理部と、前記処理部が実行可能な命令を記憶する記憶部とを有し、前記記憶部の前記命令に従って前記処理部が実行する処理は、画像の取得が可能な複数の前記間取り図から１以上の前記間取り図を選択する間取り図選択指示を入力する工程と、前記間取り図選択指示により選択された前記間取り図に描かれる図に関する図面情報と、前記間取り図選択指示により選択された前記間取り図に含まれる文字に関する文字情報とを取得する工程と、前記間取り図に含まれる前記文字の表示態様及び内容をそれぞれ個別に設定する文字設定指示を入力する工程と、前記図面情報と前記文字情報とに基づいて、前記文字設定指示に応じた前記文字を含むように生成された前記間取り図の画像を取得する工程とを有し、前記文字設定指示を入力する工程は、前記間取り図選択指示により複数の前記間取り図が選択された場合、当該複数の前記間取り図について順番に前記文字設定指示を入力することと、前記間取り図選択指示により複数の前記間取り図が選択された場合、前記文字の表示態様に関する設定の内容の少なくとも一部、及び／又は、前記文字の内容に関する設定の内容の少なくとも一部について、当該複数の前記間取り図に共通の設定の内容を用いる指示を入力することとを含む。

好適に、前記図面情報及び前記文字情報は、前記間取り図を含む元画像に基づいて抽出された情報であり、前記記憶部の前記命令に従って前記処理部が実行する処理は、前記文字設定指示の入力を受け付ける画面であって、前記図面情報及び前記文字情報に基づいて生成された前記間取り図の画像と、前記図面情報及び前記文字情報の抽出元の前記元画像とを含んだ前記画面を表示する工程を有する。

本発明の第２の態様は、間取り図の画像を取得する装置であって、処理部と、前記処理部が実行可能な命令を記憶する記憶部とを有し、前記記憶部の前記命令に従って前記処理部が実行する処理は、前記間取り図に描かれる図に関する図面情報と、前記間取り図に含まれる文字に関する文字情報とを取得する工程と、前記間取り図に含まれる前記文字の表示態様及び内容をそれぞれ個別に設定する文字設定指示を入力する工程と、前記図面情報と前記文字情報とに基づいて、前記文字設定指示に応じた前記文字を含むように生成された前記間取り図の画像を取得する工程とを有し、前記図面情報及び前記文字情報は、前記間取り図を含む元画像に基づいて抽出された情報であり、前記記憶部の前記命令に従って前記処理部が実行する処理は、前記文字設定指示の入力を受け付ける画面であって、前記図面情報及び前記文字情報に基づいて生成された前記間取り図の画像と、前記図面情報及び前記文字情報の抽出元の前記元画像とを含んだ前記画面を表示する工程を有する。

好適に、前記文字設定指示は、前記文字のフォント及び前記文字の大きさの少なくとも一方を設定する指示を含み、前記間取り図の画像を取得する工程は、前記文字設定指示により設定されたフォントを持つ前記文字、及び、前記文字設定指示により設定された大きさを持つ前記文字の少なくとも一方が含まれた前記間取り図の画像を取得することを含む。

好適に、前記文字設定指示は、前記間取り図における各区画の大きさの単位を個別に設定する指示を含み、前記間取り図の画像を取得する工程は、前記文字設定指示により設定された単位で各前記区画の大きさが表された前記間取り図の画像を取得することを含む。

好適に、前記文字設定指示は、各前記区画の大きさを表示するか否かを個別に設定する指示を含み、前記間取り図の画像を取得する工程は、１以上の前記区画の大きさを非表示に設定する前記文字設定指示が入力された場合、当該１以上の前記区画の大きさが省略された前記間取り図の画像を取得することを含む。

好適に、前記文字設定指示は、前記間取り図における各区画の名称を個別に設定する指示を含み、前記間取り図の画像を取得する工程は、前記文字設定指示により設定された名称で各前記区画が表記された前記間取り図の画像を取得することを含む。

好適に、前記文字設定指示を入力する工程は、前記文字の表示態様に関する設定の内容の少なくとも一部、及び／又は、前記文字の内容に関する設定の内容の少なくとも一部について、予め決められた設定の内容を用いる指示を入力することを含む。

好適に、前記予め決められた設定の内容は、前記文字のフォント、前記文字の大きさ、前記間取り図における各区画の大きさを表す単位、及び、各前記区画の様式を表す前記区画の名称の少なくとも１つを含む。

好適に、前記記憶部の前記命令に従って前記処理部が実行する処理は、画像の取得が可能な複数の間取り図を含むリストを表示する工程と、前記リストにおいて１つの前記間取り図が指定された場合、当該１つの間取り図についての前記図面情報及び前記文字情報の少なくとも一部を取得し、取得した情報を表示する工程とを有する。

本発明の第３の態様は、コンピュータが間取り図の画像を取得する方法であって、画像の取得が可能な複数の間取り図から１以上の間取り図を選択する間取り図選択指示を入力する工程と、前記間取り図選択指示により選択された前記間取り図に描かれる図に関する図面情報と、前記間取り図選択指示により選択された前記間取り図に含まれる文字に関する文字情報とを取得する工程と、前記間取り図に含まれる前記文字の表示態様及び内容をそれぞれ個別に設定する文字設定指示を入力する工程と、前記図面情報と前記文字情報とに基づいて、前記文字設定指示に応じた前記文字を含むように生成された前記間取り図の画像を取得する工程とを有し、前記文字設定指示を入力する工程は、前記間取り図選択指示により複数の前記間取り図が選択された場合、当該複数の前記間取り図について順番に前記文字設定指示を入力することと、前記間取り図選択指示により複数の前記間取り図が選択された場合、前記文字の表示態様に関する設定の内容の少なくとも一部、及び／又は、前記文字の内容に関する設定の内容の少なくとも一部について、当該複数の前記間取り図に共通の設定の内容を用いる指示を入力することとを含む。

本発明の第４の態様は、コンピュータが間取り図の画像を取得する方法であって、前記間取り図に描かれる図に関する図面情報と、前記間取り図に含まれる文字に関する文字情報とを取得する工程と、前記間取り図に含まれる前記文字の表示態様及び内容をそれぞれ個別に設定する文字設定指示を入力する工程と、前記図面情報と前記文字情報とに基づいて、前記文字設定指示に応じた前記文字を含むように生成された前記間取り図の画像を取得する工程とを有し、前記図面情報及び前記文字情報は、前記間取り図を含む元画像に基づいて抽出された情報であり、前記文字設定指示の入力を受け付ける画面であって、前記図面情報及び前記文字情報に基づいて生成された前記間取り図の画像と、前記図面情報及び前記文字情報の抽出元の前記元画像とを含んだ前記画面を表示する工程を更に有する。

本発明の第５の態様は、上記第３の態様の方法又は上記第４の態様の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。

本発明によれば、文字の表示態様や内容が独自に設定された間取り図の画像を簡単に取得できる装置とその方法及びプログラムを提供できる。

図１は、本実施形態に係る端末装置とサーバを含んだシステムの構成の一例を示す図である。 図２は、サーバの構成の一例を示す図である。 図３は、本実施形態に係る間取り図の画像の取得方法を説明するためのフローチャートである。 図４は、建物の検索条件を入力する画面の一例を示す図である。 図５は、建物の検索結果を表示する画面の一例を示す図である。 図６は、間取り図のリストを表示する画面の一例を示す図である。 図７は、リスト上で指定された間取り図の図面情報を表示するウィンドウを含んだ画面の一例を示す図である。 図８は、間取り図における文字の表示態様や内容を設定する画面の一例を示す図である。 図９は、文字が設定された間取り図を確認するためのウィンドウを含んだ画面の一例を示す図である。

図１は、本実施形態に係る端末装置１とサーバ２を含んだシステムの構成の一例を示す図である。図２は、サーバ２の構成の一例を示す図である。図１に示すシステムは、インターネットなどの通信ネットワーク９を介して互いに通信可能な端末装置１とサーバ２を有する。端末装置１は、本実施形態における間取り図の画像を取得する装置の一例である。

端末装置１は、建物（マンションなど）の間取り図の画像を取得する利用者（不動産広告を出稿する不動産業者など）によって操作される。端末装置１は、例えばデスクトップ型ＰＣ、ノート型ＰＣ、タブレットＰＣ、スマートフォン、携帯電話機などの情報機器であり、図１の例において、通信ネットワーク９を介した通信機能を備える。サーバ２は、通信ネットワーク９を介してアクセスする端末装置１の要求に応じて、端末装置１による間取り図の画像の取得に関連する処理を行う。

［端末装置１］
端末装置１は、図１の例において、通信部１１と、入力部１２と、表示部１３と、記憶部１４と、処理部１５を有する。

通信部１１は、通信ネットワーク９を介して他の装置（サーバ２など）と通信を行うための装置であり、例えば所定の通信規格（無線ＬＡＮ、イーサネット（登録商標）など）に準拠して通信を行う通信機器（ネットワークインターフェースカードなど）を含む。

入力部１２は、利用者の操作に応じた指示やその他の情報を処理部１５に入力する。例えば、入力部１２は、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチパネル、ボタン、スイッチ、マイク、カメラなどの入力機能を備えた機器を少なくとも１つ含む。

表示部１３は、処理部１５において生成される映像信号に応じた映像を表示する装置であり、例えば液晶ディスプレイ、有機ＥＬディスプレイ、プロジェクタなどの表示機器を含む。

記憶部１４は、処理部１５において実行されるプログラムＰＧ１の命令や、処理部１５による処理の過程で一時的に保存されるデータ、処理部１５の処理に利用されるデータ、処理部１５の処理の結果として得られたデータなどを記憶する。記憶部１４は、例えば、主記憶装置（ＲＯＭ、ＲＡＭなど）と補助記憶装置（フラッシュメモリ、ＳＳＤ、ハードディスク、メモリカード、光ディスクなど）を含んでよい。記憶部１４は、１つの記憶装置から構成されてもよいし、複数の記憶装置から構成されてもよい。記憶部１４を構成する各記憶装置は、コンピュータのバスや他の任意の情報伝送手段を介して処理部１５と接続される。

プログラムＰＧ１は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体（ＵＳＢメモリ、メモリカード、光ディスク、その他の非一時的な有形の媒体）に記録されたものを図示しない読み取り装置から入力して記憶部１４に記憶させてもよいし、通信部１１において他の装置から受信したものを記憶部１４に記憶させてもよい。

処理部１５は、端末装置１の全体的な動作を統括的に司り、所定の情報処理を実行する。処理部１５は、例えば、記憶部１４に格納された１以上のプログラムＰＧ１の命令に従って処理を実行する１以上のプロセッサ（ＣＰＵ、ＭＰＵ、ＤＳＰなど）を含む。処理部１５は、記憶部１４に格納されたプログラムＰＧ１の命令を１以上のプロセッサが実行することにより、コンピュータとして動作する。

処理部１５は、特定の機能を実現するように構成された１以上の専用のハードウェア（ＡＳＩＣ、ＦＰＧＡなど）を含んでもよい。この場合、処理部１５は、全ての処理をコンピュータにおいて実行してもよいし、少なくとも一部の処理を専用のハードウェアにおいて実行してもよい。

［サーバ２］
サーバ２は、図２の例において、通信部２１と、記憶部２４と、処理部２５と、データベース部３を有する。

通信部２１は、通信ネットワーク９を介して他の装置（端末装置１など）と通信を行うための装置であり、例えば所定の通信規格（無線ＬＡＮ、イーサネット（登録商標）など）に準拠して通信を行う通信機器（ネットワークインターフェースカードなど）を含む。

記憶部２４は、処理部２５において実行されるプログラムＰＧ２の命令や、処理部２５による処理の過程で一時的に保存されるデータ、処理部２５の処理に利用されるデータ、処理部２５の処理の結果として得られたデータなどを記憶する。記憶部２４は、例えば、主記憶装置（ＲＯＭ、ＲＡＭなど）と補助記憶装置（フラッシュメモリ、ＳＳＤ、ハードディスク、メモリカード、光ディスクなど）を含んでよい。記憶部２４は、１つの記憶装置から構成されてもよいし、複数の記憶装置から構成されてもよい。記憶部２４を構成する各記憶装置は、コンピュータのバスや他の任意の情報伝送手段を介して処理部２５と接続される。

プログラムＰＧ２は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体（ＵＳＢメモリ、メモリカード、光ディスク、その他の非一時的な有形の媒体）に記録されたものを図示しない読み取り装置から入力して記憶部２４に記憶させてもよいし、通信部２１において他の装置から受信したものを記憶部２４に記憶させてもよい。

処理部２５は、サーバ２の全体的な動作を統括的に司り、所定の情報処理を実行する。処理部２５は、例えば、記憶部２４に格納された１以上のプログラムＰＧ２の命令に従って処理を実行する１以上のプロセッサ（ＣＰＵ、ＭＰＵ、ＤＳＰなど）を含む。処理部２５は、記憶部２４に格納されたプログラムＰＧ２の命令を１以上のプロセッサが実行することにより、コンピュータとして動作する。サーバ２は、このような複数のコンピュータを含んでもよく、これらのコンピュータが任意の通信ネットワークを介して通信を行うことにより連携して処理を実行してもよい。

処理部２５は、特定の機能を実現するように構成された１以上の専用のハードウェア（ＡＳＩＣ、ＦＰＧＡなど）を含んでもよい。この場合、処理部２５は、全ての処理をコンピュータにおいて実行してもよいし、少なくとも一部の処理を専用のハードウェアにおいて実行してもよい。

データベース部３は、端末装置１による間取り図の画像の取得に関連する処理など、処理部２５が実行する処理において用いられる情報を検索可能に記憶する。データベース部３は、例えばハードディスクやＳＳＤ、光ディスクなどの記憶装置を含んで構成される。図２の例において、データベース部３は、複数のデータベース（以下、「ＤＢ」と記す場合がある。）を含む。すなわち、データベース部３は、利用者ＤＢ３１と、間取り図ＤＢ３２と、元画像ＤＢ３３と、購入記録ＤＢ３４とを含む。

利用者ＤＢ３１は、端末装置１を操作するユーザに関する情報（利用者の識別情報、利用者の氏名、連絡先、会社名など）や、本人認証用の情報（パスワードなど）を検索可能に記憶する。

間取り図ＤＢ３２は、端末装置１において取得可能な間取り図に関する情報を検索可能に記憶する。例えば間取り図ＤＢ３２は、個々の間取り図について、間取り図に描かれる図に関する図面情報と、間取り図に含まれる文字に関する文字情報と、間取り図に関わる建物の情報とを対応付けて記憶する。

元画像ＤＢ３３は、パンフレットや図面の画像（元画像）を、間取り図ＤＢ３２における個々の間取り図に対応付けて検索可能に記憶する。間取り図ＤＢ３２に記憶される図面情報や文字情報は、元画像に基づいて抽出された情報であり、例えばディープラーニングなどの機械学習の手法を用いた画像認識技術により元画像の図面や文字を認識して抽出された情報である。

購入記録ＤＢ３４は、利用者による間取り図の購入の履歴を検索可能に記憶する。例えば購入記録ＤＢ３４は、間取り図を購入した利用者の情報（利用者の識別情報）、購入した間取り図の情報（間取り図の識別情報）、購入日、購入価格などを対応付けて記憶する。

次に、本実施形態に係る間取り図画像の取得方法の一例について図３のフローチャートを参照して説明する。

ＳＴ１０５：
端末装置１の処理部１５は、利用者の認証情報（識別情報、パスワードなど）に基づいて、サーバ２へのログインを要求する。サーバ２の処理部２５は、端末装置１から受信した認証情報を、利用者ＤＢ３１に登録される情報と照合し、これらの情報が一致する場合、端末装置１のログイン要求を許可する。

ＳＴ１１０：
ログイン要求を許可されてログイン状態となった端末装置１の処理部１５は、建物の検索条件を入力する画面を表示部１３に表示する。図４はその一例を示す。

図４に示す画面Ａは、物件に関するデータのダウンロードサービス（間取り図のダウンロードなど）に支払い可能な予算額と、ダウンロードサービスの利用金額とを表示する領域Ａ１を含む。本実施形態では、一例として、端末装置１がサーバ２からデータをダウンロードする場合、端末装置１の利用者がダウンロードサービスの提供元（例えばサーバ２の運営者）からデータを購入する。

また、図４に示す画面Ａは、データのダウンロードサービスのために登録された物件（マンションなど）の検索条件を入力する領域Ａ２と、ダウンロードによりデータを購入した物件を表示する領域Ａ３とを含む。領域Ａ２と領域Ａ３は互いに重なっており、例えば各領域の上側のタブをカーソルＣＲで選択することによって両者の表示が切り替わる。

領域Ａ２は、検索対象の建物の名前が入力される領域Ａ４と、検索対象の建物がある都道府県及び市区町村が入力される領域Ａ５及びＡ６とを含む。これらの領域に情報が入力されて、領域Ａ４のボタンＡ７が押下されると、処理部１５は次のステップＳＴ１１５に移行する。

ＳＴ１１５：
端末装置１の処理部１５は、ステップＳＴ１１０で入力された建物の検索条件をサーバ２に送信して、この条件に該当する建物の情報を要求する。要求を受信したサーバ２の処理部２５は、検索条件に該当する建物を間取り図ＤＢ３２において検索し、検索により見つかった建物の情報を端末装置１に送信する。端末装置１の処理部１５は、サーバ２から建物の検索結果の情報を受信すると、受信した検索結果の情報を表示する画面を表示部１３に表示する。図５はその一例を示す。

図５に示す画面Ｂは、検索条件に該当する建物のリストを含む。このリスト（以下、「建物リスト」と記す場合がある。）は、建物の識別情報（ＩＤ）が記載される列Ｂ１と、建物の名前が記載される列Ｂ２と、建物がある都道府県名が記載される列Ｂ３と、建物がある市区町村名が記載される列Ｂ４と、建物がある町名が記載される列Ｂ５と、建物に関する各種のデータを取得するためのボタンが配置された列Ｂ６～Ｂ１１とを含む。

列Ｂ６には、建物のパンフレット（販売促進用のコンセプトブックなど）を取得するためのボタンが配置される。
列Ｂ７には、建物の図面集（間取り図、敷地配置図などが掲載された冊子）を取得するためのボタンが配置される。
列Ｂ８には、間取り図を取得するためのボタンが配置される。
列Ｂ９には、新築時の価格表を取得するためのボタンが配置される。
列Ｂ１０には、中古販売履歴を取得するためのボタンが配置される。
列Ｂ１１には、賃料の履歴を取得するためのボタンが配置される。

なお、画面Ｂの建物リストの列Ｂ６～Ｂ１１において、該当するデータが存在しない欄には×印が表示され、購入済のデータの欄には「購入済」と記載される。

端末装置１の処理部１５は、画面Ｂの建物リストにおいて、ダウンロードを希望するデータの列Ｂ６～Ｂ１１のボタンが押下されると、押下されたボタンに対応するデータを取得するための処理に移行する。ここで、処理部１５は、建物リスト上の特定の建物について列Ｂ８のボタンが押下されると、この特定の建物における間取り図のリストを表示するステップＳＴ１２０に移行する。

ＳＴ１２０：
端末装置１の処理部１５は、ステップＳＴ１１５で列Ｂ８のボタンが押下された特定の建物の情報（建物の識別情報など）をサーバ２に送信し、この特定の建物における間取り図の情報をサーバ２に要求する。この要求を受信したサーバ２の処理部２５は、要求された特定の建物に関わる間取り図の情報を間取り図ＤＢ３２から取得し、端末装置１に送信する。端末装置１の処理部１５は、サーバ２から受信した間取り図の情報を表示する画面を表示部１３に表示する。図６はその一例を示す。

図６に示す画面Ｃは、ステップＳＴ１１５で指定された特定の建物において画像の取得が可能な１以上の間取り図を含むリスト（以下、「間取り図リスト」と記す場合がある。）を表示する領域Ｃ１を含む。間取り図リストの各行には、画像の取得が可能な間取り図の番号（部屋番号など）と、間取り図が表す部屋のタイプを示す記号と、間取り図が表す部屋の面積（平方メートル）が含まれる。各行の先頭には、取得対象として選択するためのチェックボックスＣ２が配置される。行の末尾に配置される「未」のマークＣ３は、その行に対応する間取り図が未だダウンロードされていないことを表す。領域Ｃ１の間取り図リストは、スクロールバーＣ４及びＣ５によって縦方向と横方向にそれぞれスクロールさせることができる。

また、図６に示す画面Ｃは、全ての図面のダウンロードを選択するためのチェックボックスＣ７が配置された領域Ｃ６を含む。領域Ｃ６の端部に配置される「未」のマークＣ８は、全図面のダウンロードが行われていないことを表す。

この画面Ｃにおいて、間取り図リストにおける１つの間取り図がカーソルＣＲなどのよって指定された場合、端末装置１の処理部１５は、指定された間取り図の情報をサーバ２から取得する。そして端末装置１の処理部１５は、例えば図７に示すようなポップアップウィンドウＣ１０を表示し、そのポップアップウィンドウＣ１０の中に、サーバ２から取得した間取り図の情報を表示する。図７の例において、端末装置１の処理部１５は、間取り図の図面情報を表示している。なお、図７に示すような図面情報に加えて（又は図面情報の代わりに）、間取り図の文字情報の少なくとも一部（間取り図における各区画の様式や大きさ、全体の面積など）を表示してもよい。このように、間取り図のリスト上で指定した間取り図の図面情報や文字情報を表示させることによって、取得対象の間取り図を明確に把握して適切に選択することできる。

ＳＴ１２５：
端末装置１の処理部１５は、図６に示す画面Ｃにおいて、画像の取得が可能な複数の間取り図から１以上の間取り図を選択する指示（間取り図選択指示）を入力する。すなわち、処理部１５は、領域Ｃ１の間取り図リストにおける１以上のチェックボックスＣ２をチェック状態にする指示、又は、領域Ｃ６のチェックボックスＣ７をチェック状態にする指示を入力する。間取り図選択指示によって取得対象の間取り図が選択された状態で、画面Ｃの下部に配置されたボタンＣ９が押下されると、端末装置１の処理部１５は、選択された各間取り図の情報（図面情報、文字情報）をサーバ２から取得する。

ＳＴ１３０：
サーバ２から各間取り図の情報を取得すると、端末装置１の処理部１５は、間取り図に含まれる文字の表示態様や内容を設定するための画面を表示部１３に表示する。図８はその一例を示す。

端末装置１の処理部１５は、図８に示す画面Ｄにおいて、間取り図に含まれる文字の表示態様や内容を設定するための指示（文字設定指示）を入力する。

画面Ｄは、文字のフォントを設定する文字設定指示を入力するための領域Ｄ１と、文字の大きさを設定する文字設定指示を入力するための領域Ｄ２を含む。領域Ｄ１、Ｄ２に入力した文字設定指示は、間取り図の各区画の文字に適用される。

また、画面Ｄは、間取り図における各区画の文字設定指示を入力するためのリストＤ３を含む。リストＤ３における各行は、間取り図の１つの区画に対応する。
リストＤ３の列Ｄ４には、各区画に割り当てられた番号（図８の例では１から７までの番号）が記載される。
リストＤ３の列Ｄ５には、各区画の様式の名称を設定する文字設定指示が入力される。様式の名称（洋室、和室、トイレ、洗面所、浴室、ＬＤＫなど）は、ドロップダウンリストにより、予め設定された複数の名称の中から選択することができる。この名称には、同じ区画様式を意味する別の名称（例えば「浴室」と「Bath Room」など）を含んでいてもよい。列Ｄ５の様式の名称は、デフォルトにおいて、文字情報に含まれる部屋の名称に設定される。
リストＤ３における列Ｄ６には、各区画の大きさ（数値）を設定する文字設定指示が入力される。列Ｄ６の区画の大きさは、デフォルトにおいて、文字情報に含まれる部屋の大きさが入力される。
リストＤ３の列７には、各区画の大きさの単位を設定する文字設定指示が入力される。区画の大きさの単位（帖、畳、平方メートルなど）は、ドロップダウンリストにより、予め設定された複数の単位の中から選択することができる。列７の単位は、デフォルトにおいて、文字情報に含まれる単位に設定される。
リストＤ３における列８には、列Ｄ６の数値及び列Ｄ７の単位を表記するか否か設定する文字設定指示が入力される。図８の例では、表記の「あり」又は「なし」を選択するためのラジオボタンが配置される。

このように、間取り図における個々の区画について、様式の名称、区画の大きさ、区画の大きさの単位を利用者が任意にカスタマイズできる。

更に画面Ｄは、それぞれ文字設定指示を入力するためのチェックボックスＤ９及びＤ１０を含む。

チェックボックスＤ９には、領域Ｄ１におけるフォントの設定内容、及び、領域Ｄ２における文字の大きさの設定内容について、予め決められた設定内容（例えば利用者によって事前に決められた設定内容）を用いるか否か設定する文字設定指示が入力される。チェックボックスＤ９がチェック状態にされると、端末装置１の処理部１５は、領域Ｄ１及びＤ２の設定内容として、予め決められた設定内容を反映する。
予め決められた設定内容は、図８に示すような文字のフォントやサイズに限らず、各区画の大きさを表す単位や、各区画の様式を表す名称（名称の言語の種類など）であってもよい。すなわち、文字の表示態様に関する設定の内容の少なくとも一部について、予め決められた設定内容を用いてもよいし、文字の内容に関する設定の内容の少なくとも一部について、予め決められた設定内容を用いてもよい。
これにより、予め決められた設定内容を簡単な操作で入力できるため、間取り図の文字設定に要する手間を効果的に軽減できる。

チェックボックスＤ１０には、ステップＳＴ１２５で複数の間取り図が選択された場合に、この複数の間取り図に対して、予め決められた共通の文字設定を行うか否か設定する文字設定指示が入力される。チェックボックスＤ１０がチェック状態にされると、端末装置１の処理部１５は、複数の間取り図に対する文字設定の少なくとも一部について、予め決められた共通の設定内容（例えば利用者によって事前に決められた共通の設定内容）を適用する。この共通の設定内容は、例えば、各間取り図について画面Ｄにより文字設定指示を入力する際のデフォルトの設定値となる。
複数の間取り図に対する共通の文字設定の内容としては、例えば、文字のフォントやサイズ、各区画の大きさを表す単位、各区画の様式を表す名称（名称の言語の種類など）が挙げられる。すなわち、文字の表示態様に関する設定の内容の少なくとも一部について、複数の間取り図に共通の設定の内容を用いてもよいし、文字の内容に関する設定の内容の少なくとも一部について、複数の間取り図に共通の設定の内容を用いてもよい。
これにより、複数の間取り図の文字設定を行う場合に、複数の間取り図における共通の文字設定を簡単な操作で入力できるため、複数の間取り図の文字設定に要する手間を効果的に軽減できる。

文字設定指示の入力を受け付ける図８の画面Ｄは、図面情報及び文字情報に基づいて生成された間取り図の画像Ｄ２１と、図面情報及び文字情報の抽出元の元画像Ｄ２０を含む。端末装置１の処理部１５は、画面Ｄを表示する場合に、１つの間取り図に関連する図面情報及び文字情報と、当該１つの間取り図に関連する元画像をサーバ２に要求する。要求を受信したサーバ２は、間取り図ＤＢ３２から当該１つの間取り図の情報（図面情報及び文字情報）を取得するとともに、当該１つの間取り図に関連する元画像を元画像ＤＢ３３から取得し、取得した間取り図の情報及び元画像を端末装置１に送信する。端末装置１の処理部１５は、サーバ２から受信した間取り図の情報に基づいて生成された間取り図の画像Ｄ２１と元画像Ｄ２０をそれぞれ画面Ｄにおいて表示する。なお、間取り図の画像Ｄ２１は、サーバ２の処理部２５において生成してもよいし、端末装置１の処理部１５において生成してもよい。
このように、図面情報及び文字情報に基づいて生成された間取り図の画像Ｄ２１と、図面情報及び文字情報の抽出元の元画像Ｄ２０とが画面Ｄにおいてそれぞれ表示されるため、利用者はこれらの画像を参照しながら適切な文字設定を行うことができる。

画面Ｄの下部のボタンＤ１３が押下されると、端末装置１の処理部１５は、サーバ２から取得した間取り図の図面情報及び文字情報に基づいて、画面Ｄに入力された文字設定指示に応じた文字を含むように間取り図の画像を生成する。すなわち、端末装置１の処理部１５は、間取り図におけるフォントと、文字の大きさと、区画の様式の名称と、区画の大きさと、区画の大きさの単位と、区画の大きさとその単位に関する表記の有無とが、それぞれ文字設定指示に応じて設定された間取り図の画像を生成する。この間取り図の画像は、端末装置１の処理部１５が生成してもよいし、サーバ２の処理部２５において生成されたものを端末装置１の処理部１５が取得してもよい。端末装置１の処理部１５は、例えば図９に示すようなポップアップウィンドウＤ３０を表示し、生成した間取り図の画像をポップアップウィンドウＤ３０の中に表示する。

ポップアップウィンドウＤ３０の下部にあるボタンＤ３１が押下されると、端末装置１の処理部１５は、ボタンＤ１３の押下により生成した間取り図の画像を、購入したデータとして取得する処理（例えば記憶部１４の所定の記憶領域にデータを格納するとともに、データの購入をサーバ２へ通知する処理）を行う。この場合、端末装置１の処理部１５は、表示中のポップアップウィンドウＤ３０を閉じて、次に文字設定指示の入力を行うべき新たな間取り図の画面Ｄを表示し、文字設定指示の入力処理を繰り返す。他方、ポップアップウィンドウＤ３０の下部にあるボタンＤ３２が押下された場合、端末装置１の処理部１５は、ポップアップウィンドウＤ３０を閉じて元の画面Ｄに戻り、元の画面Ｄにおいて文字設定指示の入力処理を続行する。

このように、ステップＳＴ１２５で複数の間取り図が選択された場合、当該複数の間取り図について順番に文字設定指示の入力処理が行われるため、間取り図を１つずつ選択して文字設定指示の入力処理を行う場合に比べて、間取り図の画像の取得に要する手間を軽減できる。

以上説明したように、本実施形態に係る端末装置１よれば、間取り図に描かれる図に関する図面情報と、間取り図に含まれる文字に関する文字情報とが、間取り図に関する情報としてサーバ２から取得され（ＳＴ１０５～ＳＴ１２５）、この間取り図に含まれる文字の表示態様及び内容の少なくとも一方を設定する文字設定指示が入力される（ＳＴ１３０）。そして、サーバ２から取得された図面情報と文字情報とに基づいて、入力された文字設定指示に応じた文字を含むように生成された間取り図の画像が取得される（ＳＴ１３０）。従って、パンフレット等に印刷された図をトレースして間取り図を作成する必要がないため、間取り図の画像を簡単に取得できる。また、文字設定指示に応じた文字を含むように間取り図の画像が生成されるため、利用者ごとに文字の表示態様や内容が設定された間取り図の画像を取得することができる。

なお、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、種々のバリエーションを含んでいる。

上述した実施形態においてサーバ２が実行している処理の少なくとも一部は、端末装置１におい実行してもよい。また、上述した実施形態において端末装置１が実行している処理の一部は、サーバ２において実行してもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
［１］
間取り図の画像を取得する装置であって、
処理部と、
前記処理部が実行可能な命令を記憶する記憶部とを有し、
前記記憶部の前記命令に従って前記処理部が実行する処理は、
前記間取り図に描かれる図に関する図面情報と、前記間取り図に含まれる文字に関する文字情報とを取得する工程と、
前記間取り図に含まれる前記文字の表示態様及び内容の少なくとも一方を設定する文字設定指示を入力する工程と、
前記図面情報と前記文字情報とに基づいて、前記文字設定指示に応じた前記文字を含むように生成された前記間取り図の画像を取得する工程とを有する、
装置。
［２］
前記文字設定指示は、前記文字のフォント及び前記文字の大きさの少なくとも一方を設定する指示を含み、
前記間取り図の画像を取得する工程は、前記文字設定指示により設定されたフォントを持つ前記文字、及び、前記文字設定指示により設定された大きさを持つ前記文字の少なくとも一方が含まれた前記間取り図の画像を取得することを含む、
［１］に記載の装置。
［３］
前記文字設定指示は、前記間取り図における各区画の大きさの単位を設定する指示を含み、
前記間取り図の画像を取得する工程は、前記文字設定指示により設定された単位で各前記区画の大きさが表された前記間取り図の画像を取得することを含む、
［１］又は［２］に記載の装置。
［４］
前記文字設定指示は、各前記区画の大きさを表示するか否か設定する指示を含み、
前記間取り図の画像を取得する工程は、１以上の前記区画の大きさを非表示に設定する前記文字設定指示が入力された場合、当該１以上の前記区画の大きさが省略された前記間取り図の画像を取得することを含む、
［３］に記載の装置。
［５］
前記文字設定指示は、前記間取り図における各区画の名称を設定する指示を含み、
前記間取り図の画像を取得する工程は、前記文字設定指示により設定された名称で各前記区画が表記された前記間取り図の画像を取得することを含む、
［１］～［４］のいずれか一項に記載の装置。
［６］
前記文字設定指示を入力する工程は、前記文字の表示態様に関する設定の内容の少なくとも一部、及び／又は、前記文字の内容に関する設定の内容の少なくとも一部について、予め決められた設定の内容を用いる指示を入力することを含む、
［１］～［５］のいずれか一項に記載の装置。
［７］
前記予め決められた設定の内容は、
前記文字のフォント、
前記文字の大きさ、
前記間取り図における各区画の大きさを表す単位、及び、
各前記区画の様式を表す前記区画の名称、
の少なくとも１つを含む、
［６］に記載の装置。
［８］
前記記憶部の前記命令に従って前記処理部が実行する処理は、画像の取得が可能な複数の間取り図から１以上の間取り図を選択する間取り図選択指示を入力する工程を有し、
前記文字設定指示を入力する工程は、前記間取り図選択指示により複数の前記間取り図が選択された場合、当該複数の前記間取り図について順番に前記文字設定指示を入力することを含む、
［１］～［６］のいずれか一項に記載の装置。
［９］
前記文字設定指示を入力する工程は、前記間取り図選択指示により複数の前記間取り図が選択された場合、前記文字の表示態様に関する設定の内容の少なくとも一部、及び／又は、前記文字の内容に関する設定の内容の少なくとも一部について、当該複数の前記間取り図に共通の設定の内容を用いる指示を入力することを含む、
［８］に記載の装置。
［１０］
前記記憶部の前記命令に従って前記処理部が実行する処理は、
画像の取得が可能な複数の間取り図を含むリストを表示する工程と、
前記リストにおいて１つの前記間取り図が指定された場合、当該１つの間取り図についての前記図面情報及び前記文字情報の少なくとも一部を取得し、取得した情報を表示する工程とを有する、
［１］～［９］のいずれか一項に記載の装置。
［１１］
前記図面情報及び前記文字情報は、前記間取り図を含む元画像に基づいて抽出された情報であり、
前記記憶部の前記命令に従って前記処理部が実行する処理は、前記文字設定指示の入力を受け付ける画面であって、前記図面情報及び前記文字情報に基づいて生成された前記間取り図の画像と、前記図面情報及び前記文字情報の抽出元の前記元画像とを含んだ前記画面を表示する工程を有する、
［１］～［１０］のいずれか一項に記載の装置。
［１２］
コンピュータが間取り図の画像を取得する方法であって、
前記間取り図に描かれる図に関する図面情報と、前記間取り図に含まれる文字に関する文字情報とを取得する工程と、
前記間取り図に含まれる前記文字の表示態様及び内容の少なくとも一方を設定する文字設定指示を入力する工程と、
前記図面情報と前記文字情報とに基づいて、前記文字設定指示に応じた前記文字を含むように生成された前記間取り図の画像を取得する工程と
を有する方法。
［１３］
間取り図の画像を取得する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、
前記間取り図に描かれる図に関する図面情報と、前記間取り図に含まれる文字に関する文字情報とを取得する工程と、
前記間取り図に含まれる前記文字の表示態様及び内容の少なくとも一方を設定する文字設定指示を入力する工程と、
前記図面情報と前記文字情報とに基づいて、前記文字設定指示に応じた前記文字を含むように生成された前記間取り図の画像を取得する工程とを有する、
プログラム。

１…端末装置、１１…通信部、１２…入力部、１３…表示部、１４…記憶部、１５…処理部、２…サーバ、２１…通信部、２４…記憶部、２５…処理部、３…データベース部、３１…利用者データベース、３２…間取り図データベース、３３…元画像データベース、３４…購入記録データベース、９…通信ネットワーク

Claims (13)

1. 間取り図の画像を取得する装置であって、
   処理部と、
   前記処理部が実行可能な命令を記憶する記憶部とを有し、
   前記記憶部の前記命令に従って前記処理部が実行する処理は、
   画像の取得が可能な複数の前記間取り図から１以上の前記間取り図を選択する間取り図選択指示を入力する工程と、
   前記間取り図選択指示により選択された前記間取り図に描かれる図に関する図面情報と、前記間取り図選択指示により選択された前記間取り図に含まれる文字に関する文字情報とを取得する工程と、
   前記間取り図に含まれる前記文字の表示態様及び内容をそれぞれ個別に設定する文字設定指示を入力する工程と、
   前記図面情報と前記文字情報とに基づいて、前記文字設定指示に応じた前記文字を含むように生成された前記間取り図の画像を取得する工程とを有し、
   前記文字設定指示を入力する工程は、
   前記間取り図選択指示により複数の前記間取り図が選択された場合、当該複数の前記間取り図について順番に前記文字設定指示を入力することと、
   前記間取り図選択指示により複数の前記間取り図が選択された場合、前記文字の表示態様に関する設定の内容の少なくとも一部、及び／又は、前記文字の内容に関する設定の内容の少なくとも一部について、当該複数の前記間取り図に共通の設定の内容を用いる指示を入力することとを含む、
   装置。
2. 前記図面情報及び前記文字情報は、前記間取り図を含む元画像に基づいて抽出された情報であり、
   前記記憶部の前記命令に従って前記処理部が実行する処理は、前記文字設定指示の入力を受け付ける画面であって、前記図面情報及び前記文字情報に基づいて生成された前記間取り図の画像と、前記図面情報及び前記文字情報の抽出元の前記元画像とを含んだ前記画面を表示する工程を有する、
   請求項１に記載の装置。
3. 間取り図の画像を取得する装置であって、
   処理部と、
   前記処理部が実行可能な命令を記憶する記憶部とを有し、
   前記記憶部の前記命令に従って前記処理部が実行する処理は、
   前記間取り図に描かれる図に関する図面情報と、前記間取り図に含まれる文字に関する文字情報とを取得する工程と、
   前記間取り図に含まれる前記文字の表示態様及び内容をそれぞれ個別に設定する文字設定指示を入力する工程と、
   前記図面情報と前記文字情報とに基づいて、前記文字設定指示に応じた前記文字を含むように生成された前記間取り図の画像を取得する工程とを有し、
   前記図面情報及び前記文字情報は、前記間取り図を含む元画像に基づいて抽出された情報であり、
   前記記憶部の前記命令に従って前記処理部が実行する処理は、前記文字設定指示の入力を受け付ける画面であって、前記図面情報及び前記文字情報に基づいて生成された前記間取り図の画像と、前記図面情報及び前記文字情報の抽出元の前記元画像とを含んだ前記画面を表示する工程を有する、
   装置。
4. 前記文字設定指示は、前記文字のフォント及び前記文字の大きさの少なくとも一方を設定する指示を含み、
   前記間取り図の画像を取得する工程は、前記文字設定指示により設定されたフォントを持つ前記文字、及び、前記文字設定指示により設定された大きさを持つ前記文字の少なくとも一方が含まれた前記間取り図の画像を取得することを含む、
   請求項１～３のいずれか一項に記載の装置。
5. 前記文字設定指示は、前記間取り図における各区画の大きさの単位を個別に設定する指示を含み、
   前記間取り図の画像を取得する工程は、前記文字設定指示により設定された単位で各前記区画の大きさが表された前記間取り図の画像を取得することを含む、
   請求項１～４のいずれか一項に記載の装置。
6. 前記文字設定指示は、各前記区画の大きさを表示するか否かを個別に設定する指示を含み、
   前記間取り図の画像を取得する工程は、１以上の前記区画の大きさを非表示に設定する前記文字設定指示が入力された場合、当該１以上の前記区画の大きさが省略された前記間取り図の画像を取得することを含む、
   請求項５に記載の装置。
7. 前記文字設定指示は、前記間取り図における各区画の名称を個別に設定する指示を含み、
   前記間取り図の画像を取得する工程は、前記文字設定指示により設定された名称で各前記区画が表記された前記間取り図の画像を取得することを含む、
   請求項１～６のいずれか一項に記載の装置。
8. 前記文字設定指示を入力する工程は、前記文字の表示態様に関する設定の内容の少なくとも一部、及び／又は、前記文字の内容に関する設定の内容の少なくとも一部について、予め決められた設定の内容を用いる指示を入力することを含む、
   請求項１～７のいずれか一項に記載の装置。
9. 前記予め決められた設定の内容は、
   前記文字のフォント、
   前記文字の大きさ、
   前記間取り図における各区画の大きさを表す単位、及び、
   各前記区画の様式を表す前記区画の名称、
   の少なくとも１つを含む、
   請求項８に記載の装置。
10. 前記記憶部の前記命令に従って前記処理部が実行する処理は、
    画像の取得が可能な複数の間取り図を含むリストを表示する工程と、
    前記リストにおいて１つの前記間取り図が指定された場合、当該１つの間取り図についての前記図面情報及び前記文字情報の少なくとも一部を取得し、取得した情報を表示する工程とを有する、
    請求項１～９のいずれか一項に記載の装置。
11. コンピュータが間取り図の画像を取得する方法であって、
    画像の取得が可能な複数の間取り図から１以上の間取り図を選択する間取り図選択指示を入力する工程と、
    前記間取り図選択指示により選択された前記間取り図に描かれる図に関する図面情報と、前記間取り図選択指示により選択された前記間取り図に含まれる文字に関する文字情報とを取得する工程と、
    前記間取り図に含まれる前記文字の表示態様及び内容をそれぞれ個別に設定する文字設定指示を入力する工程と、
    前記図面情報と前記文字情報とに基づいて、前記文字設定指示に応じた前記文字を含むように生成された前記間取り図の画像を取得する工程とを有し、
    前記文字設定指示を入力する工程は、
    前記間取り図選択指示により複数の前記間取り図が選択された場合、当該複数の前記間取り図について順番に前記文字設定指示を入力することと、
    前記間取り図選択指示により複数の前記間取り図が選択された場合、前記文字の表示態様に関する設定の内容の少なくとも一部、及び／又は、前記文字の内容に関する設定の内容の少なくとも一部について、当該複数の前記間取り図に共通の設定の内容を用いる指示を入力することとを含む、
    方法。
12. コンピュータが間取り図の画像を取得する方法であって、
    前記間取り図に描かれる図に関する図面情報と、前記間取り図に含まれる文字に関する文字情報とを取得する工程と、
    前記間取り図に含まれる前記文字の表示態様及び内容をそれぞれ個別に設定する文字設定指示を入力する工程と、
    前記図面情報と前記文字情報とに基づいて、前記文字設定指示に応じた前記文字を含むように生成された前記間取り図の画像を取得する工程とを有し、
    前記図面情報及び前記文字情報は、前記間取り図を含む元画像に基づいて抽出された情報であり、
    前記文字設定指示の入力を受け付ける画面であって、前記図面情報及び前記文字情報に基づいて生成された前記間取り図の画像と、前記図面情報及び前記文字情報の抽出元の前記元画像とを含んだ前記画面を表示する工程を更に有する、
    方法。
13. 請求項１１又は請求項１２に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。

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