JP2019005394A - 情報処理装置、プログラム、及び情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、プログラム、及び情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】ゲームプレイの契機をユーザーに与える機会を増やす。【解決手段】本発明は、ユーザーが操作するクライアント端末からWebページの閲覧要求がなされた場合に、ゲームアプリに関するゲームデータを各ユーザーに関連付けて格納したアプリデータベースから、前記クライアント端末にインストールされているゲームアプリに関する前記ユーザーのゲームデータを取得するデータ取得部と、取得された前記ユーザーのゲームデータに関する通知内容を、前記Webページの広告枠に掲載する広告内容として決定する広告決定部を備えた情報処理装置である。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、プログラム、及び情報処理システムに関する。
ゲームアプリがインストールされた端末装置に対してそのゲームアプリに関する情報(例えば、ゲーム状況やイベント開催等)をプッシュ通知するシステムが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2015−216965号公報
このようなプッシュ通知は、ゲームアプリに関する情報をユーザーに知らせることができるので、そのユーザーがゲームアプリを起動してゲームプレイを行なう契機となる。ところが、ゲームアプリでは、プッシュ通知を受信するか否かをユーザー自身が予め設定できるようになっている。そのため、プッシュ通知を受信しないように設定したユーザーには、ゲームアプリに関する情報を知らせることができず、ゲームプレイの契機を与えることもできないことになる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ゲームプレイの契機をユーザーに与える機会を増やすことにある。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、
ユーザーが操作するクライアント端末からWebページの閲覧要求がなされた場合に、ゲームアプリに関するゲームデータを各ユーザーに関連付けて格納したアプリデータベースから、前記クライアント端末にインストールされているゲームアプリに関する前記ユーザーのゲームデータを取得するデータ取得部と、
取得された前記ユーザーのゲームデータに関する通知内容を、前記Webページの広告枠に掲載する広告内容として決定する広告決定部と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置である。
このような情報処理装置によれば、ユーザーがWebページを閲覧したときの広告枠に、自分がプレイしているゲームアプリや暫くプレイしていないゲームアプリのゲームデータに関する通知内容が広告内容として掲載されるため、ゲームプレイの契機をそのユーザーに与える機会を増やすことができる。
また、前記広告決定部は、前記アプリデータベースに格納されたゲームアプリのうち、前記クライアント端末にインストールされていないゲームアプリに関する通知内容を、前記Webページの広告枠に掲載する広告内容として決定することが望ましい。
これにより、未だプレイしたことがないゲームアプリのインストールを促すことができる。
また、前記データ取得部は、前記クライアント端末にインストールされているゲームアプリに関する前記ユーザーのゲームデータのうち、時間経過で変化するゲームデータを取得し、
前記広告決定部は、取得された前記時間経過で変化するゲームデータに関する通知内容を、前記Webページの広告枠に掲載する広告内容として決定することが望ましい。
これにより、ユーザーがWebページを閲覧したときの広告枠に、自分が暫くプレイしなかったことによって時間経過で変化したゲームデータに関する通知内容が広告内容として掲載されるため、再プレイの契機をそのユーザーに与えることができる。
また、前記データ取得部は、前記アプリデータベースから、前記クライアント端末にインストールされている複数種類のゲームアプリに関する前記ユーザーのゲームデータをそれぞれ取得し、
前記広告決定部は、それぞれ取得された前記ユーザーのゲームデータに関する通知内容を、前記Webページの広告枠に掲載する広告内容として決定することが望ましい。
これにより、ユーザーがWebページを閲覧したときの広告枠に、自分のプレイしたことのある複数種類のゲームアプリの広告が掲載されるため、ゲームプレイの契機をより多く与えることができる。
また、コンピューターを、
ユーザーが操作するクライアント端末からWebページの閲覧要求がなされた場合に、ゲームアプリに関するゲームデータを各ユーザーに関連付けて格納したアプリデータベースから、前記クライアント端末にインストールされているゲームアプリに関する前記ユーザーのゲームデータを取得するデータ取得手段、
取得された前記ユーザーのゲームデータに関する通知内容を、前記Webページの広告枠に掲載する広告内容として決定する広告決定手段、
として機能させるためのプログラムである。
このようなプログラムによれば、ゲームアプリのプッシュ通知を受信しないように設定したユーザーに対しても、Webページを閲覧したときに自分のゲームデータに関する通知内容が広告内容として掲載されるため、ゲームプレイの契機を与える機会を増やすことが可能となる。
また、ゲームアプリに関するゲームデータを各ユーザーに関連付けて格納したアプリデータベースを有するアプリ管理サーバー装置と、
ユーザーが操作するクライアント端末からWebページの閲覧要求がなされた場合に、前記アプリデータベースから前記クライアント端末にインストールされているゲームアプリに関する前記ユーザーのゲームデータを取得するデータ取得部と、取得された前記ユーザーのゲームデータに関する通知内容を、前記Webページの広告枠に掲載する広告内容として決定する広告決定部とを有する広告管理サーバー装置と、
決定された前記広告内容が掲載された広告枠を埋め込んだ前記Webページを生成するページデータ生成部を有するWeb管理サーバー装置と、
を備えたことを特徴とする情報処理システムである。
このようなシステムによれば、ゲームプレイの契機をユーザーに与える機会を増やすことが可能となる。
第1実施形態に係る情報処理システム1の一例を示す構成図である。 コンピューターの一例を示すハードウェア構成図である。 Web管理サーバー装置の一例を示す機能ブロック図である。 広告管理サーバー装置の一例を示す機能ブロック図である。 アプリ管理サーバー装置の一例を示す機能ブロック図である。 クライアント端末の一例を示す機能ブロック図である。 本実施形態における情報処理システム1のゲームアプリのインストール後の初期動作について説明するフローチャートである。 ゲームアプリ情報の一例を示す構成図である。 ユーザー情報の一例を示す構成図である。 ログ情報の一例を示す構成図である。 本実施形態における情報処理システム1のWebページの閲覧に関する動作例を説明するフローチャートである。 広告枠を含むWebページの一例を示すイメージ図である。 第2実施形態に係る情報処理システムの一例を示す構成図である。 第3実施形態に係る情報処理システムの一例を示す構成図である。 第4実施形態に係る情報処理システムの一例を示す構成図である。
以下では、本発明の実施形態に係る情報処理装置、プログラム、及び情報処理システムについて詳細に説明する。なお、本発明は広告が掲載されたWebページの閲覧サービスを提供するための情報処理装置、プログラム、及び情報処理システム等に広く適用できる。
[第1実施形態]
<システム構成>
図1は、第1実施形態に係る情報処理システム1の一例を示す構成図である。図1に示すように、第1実施形態に係る情報処理システム1は、1台以上のクライアント端末10、Web管理サーバー装置20、広告管理サーバー装置30、及び、アプリ管理サーバー装置40がネットワークNを介して接続されている。
クライアント端末10は、ユーザーが操作するPC、スマートフォン、タブレットなどの端末装置や、家庭用や業務用のゲーム専用機器などの端末装置である。Web管理サーバー装置20は、Webページに対応するHTMLファイル等を記憶しており、複数のWebページから成るWebサイトを管理する機能とWebページを配信する機能を兼ね備える情報処理装置である。広告管理サーバー装置30は、Webページの広告枠に掲載される広告内容の決定に関する制御を行なう情報処理装置である。アプリ管理サーバー装置40は、ゲームのアプリケーションプログラム(ゲームアプリ)等を記憶しており、これをクライアント端末10にダウンロード及びインストールさせる機能と、クライアント端末10からのアクセスに対してデータ管理や各種制御を行なう機能とを兼ね備える情報処理装置である。ネットワークNは、インターネット等であって、移動無線基地局などを含む。
なお、図1の情報処理システム1は一例であって用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。例えば、Web管理サーバー装置20は複数のWeb配信サーバー(Webサイトに関するWebサイト情報を格納)とそれらの管理サーバーに分散して構成してもよい。アプリ管理サーバー装置40は複数のゲームサーバー(ゲームアプリに関するゲームアプリ情報を格納)とそれらの管理サーバーに分散して構成してもよい。
<ハードウェア構成>
《クライアント端末、及び、各サーバー装置》
図2は、本実施形態に係るコンピューター50の一例を示すハードウェア構成図である。本実施形態に係るクライアント端末及び各サーバー装置は、例えば図2に示すハードウェア構成のコンピューター50により実現される。なお、コンピューター50は情報処理装置の一例である。
コンピューター50は、図2に示すように、CPU51、RAM52、ROM53、通信インタフェース54、入力装置55、表示装置56、外部インタフェース57、及びHDD58などを備えており、それぞれがバスラインBで相互に接続されている。なお、各サーバー装置においては、入力装置55及び表示装置56を必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
CPU51は、ROM53やHDD58などの記憶装置からプログラムやデータをRAM52上に読み出し、読み出したプログラムやデータに基づく各種処理を実行することによって、コンピューター全体の制御や機能を実現する演算装置である。
RAM52は、プログラムやデータを一時保持するための揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例であり、CPU51が各種処理を実行する際のワークエリアとしても利用される。
ROM53は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。ROM53には、コンピューター50の起動時に実行されるBIOS、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。
通信インタフェース54は、コンピューター50をネットワークNに接続するためのインタフェースである。これにより、コンピューター50は通信インタフェース54を介してデータ通信を行うことができる。
入力装置55は、ユーザー及びサービス提供者が各種信号を入力するのに用いる装置である。入力装置55は、例えば、タッチパネル、操作キーやボタン、キーボードやマウスなどの操作装置である。
表示装置56は、ユーザー又はサービス提供者に対して各種情報を画面上に表示するための装置である。表示装置56は、例えば、液晶や有機ELなどのディスプレイであって、画面上に広告枠を有するWebページ等を表示する。
外部インタフェース57は、外部装置とデータ通信可能に接続するためのインタフェースである。これにより、コンピューター50は外部インタフェース57を介して記録媒体の読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。外部装置は、例えば、フレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどの記録媒体である。
HDD58は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置の一例である。格納されるプログラムやデータには、コンピューター全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションなどがある。
なお、HDD58に替えて、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置(例えばソリッドステートドライブ:SSD)を利用してもよい。
本実施形態に係るクライアント端末及び各サーバー装置は、上述したハードウェア構成のコンピューター50においてプログラムを実行することにより、後述するような各種処理を実現できる。
<ソフトウェア構成>
《Web管理サーバー装置》
図3は、本実施形態に係るWeb管理サーバー装置20の一例を示す機能ブロック図である。本実施形態に係るWeb管理サーバー装置20は、例えば図3に示す機能ブロックにより実現される。
本実施形態に係るWeb管理サーバー装置20は、プログラムを実行することにより、Web管理サーバー制御部200、Web管理サーバー記憶部220、及びWeb管理サーバー通信部240を実現する。
Web管理サーバー制御部200は、Web管理サーバー装置20におけるWebサイトの管理やWebページの配信に関する処理を実行する機能を有する。このWeb管理サーバー制御部200は、リクエスト処理部201、ページデータ生成部202、登録処理部203を含む。
リクエスト処理部201は、クライアント端末10又は広告管理サーバー装置30からのリクエストを受信し、リクエストに対応する処理を行い、処理結果等をレスポンスとしてクライアント端末10又は広告管理サーバー装置30に送信する。
ページデータ生成部202は、Webページのページデータを生成する。本実施形態におけるページデータ生成部202は、ユーザーに適したゲームアプリの広告が挿入される広告枠を含むWebページのページデータ(広告タグが記述されたHTMLファイル等)を生成する。
登録処理部203は、ゲームアプリをプレイするユーザーに対するユーザーIDと、そのユーザーにWebページを閲覧させるためのWebブラウザに対するクッキーIDを紐づけて、後述するログ情報記憶部222が記憶するログ情報に登録する。
Web管理サーバー記憶部220は、Webサイトに関する各種情報を格納するWebデータベースとしての機能を有する。このWeb管理サーバー記憶部220は、Webサイト情報記憶部221、及びログ情報記憶部222を含む。
Webサイト情報記憶部221は、Webサイトに関するWebサイト情報を記憶している。Webサイト情報の一例としては、Webサイトを構成するWebページのURL、カテゴリ、Webページの内容を示す情報(ページID、Webページを表示するためのHTMLデータ(HTML等のマークアップ言語で記述されたHTML文書やそれに関連付けられた画像データ)、広告枠等)がある。
ログ情報記憶部222は、Web管理サーバー装置20へのアクセスに伴うログ情報を記憶している。ログ情報の一例としては、クライアント端末10がWebブラウザを介してWeb管理サーバー装置20にアクセスする際にWebブラウザ内に書き込まれるクッキー情報(クッキーID、Webサイトの閲覧履歴等)があり、Webブラウザのクッキーがリセットされない限り、同じWebブラウザのクライアント端末10からアクセスしたことを特定することができる。
Web管理サーバー通信部240は、ネットワークNを介してクライアント端末10又は広告管理サーバー装置30との通信を行う機能を有する。本実施形態では、ページデータ生成部202が生成したWebページのページデータをクライアント端末10に配信する。
《広告管理サーバー装置》
図4は、本実施形態に係る広告管理サーバー装置30の一例を示す機能ブロック図である。本実施形態に係る広告管理サーバー装置30は、例えば図4に示す機能ブロックにより実現される。
本実施形態に係る広告管理サーバー装置30は、プログラムを実行することにより、広告管理サーバー制御部300、広告管理サーバー記憶部320、及び広告管理サーバー通信部340を実現する。
広告管理サーバー制御部300は、広告管理サーバー装置30におけるWebページの広告内容決定に関する処理を実行する機能を有する。この広告管理サーバー制御部300は、リクエスト処理部301、データ取得部302、広告決定部303を含む。
リクエスト処理部301は、クライアント端末10、Web管理サーバー装置20、又はアプリ管理サーバー装置40からのリクエストを受信し、リクエストに対応する処理を行い、処理結果等をレスポンスとしてクライアント端末10、Web管理サーバー装置20、又はアプリ管理サーバー装置40に送信する。
データ取得部302は、ユーザーが操作するクライアント端末10からWebページの閲覧要求がなされた場合に、ゲームアプリに関するゲームデータを各ユーザーに関連付けて格納したアプリデータベースから、そのクライアント端末10にインストールされているゲームアプリに関する前記ユーザーのゲームデータや、そのクライアント端末10にインストールされていないゲームアプリに関するゲームデータを取得する。
広告決定部303は、データ取得部302によって取得された前記ユーザーのゲームデータに関する通知内容を、クライアント端末10によって閲覧要求されたWebページの広告枠に掲載する広告内容として決定する。
広告管理サーバー記憶部320は、Webページの広告に関する各種情報を格納する広告データベースとしての機能を有する。この広告管理サーバー記憶部320は、広告情報記憶部321を含む。
広告情報記憶部321は、Webページに掲載される広告に関する広告情報を記憶している。広告情報の一例としては、Webページに掲載される広告のカテゴリ、広告主、Webサイトの広告内容を示す情報(バナーID、広告バナー、誘導先のURL等)がある。
広告管理サーバー通信部340は、ネットワークNを介してクライアント端末10、Web管理サーバー装置20、又はアプリ管理サーバー装置40との通信を行う機能を有する。本実施形態では、広告決定部303によって決定された広告内容に関するデータをWeb管理サーバー装置20に配信する。なお、広告内容に関するデータをクライアント端末10に配信してもよい。
《アプリ管理サーバー装置》
図5は、本実施形態に係るアプリ管理サーバー装置40の一例を示す機能ブロック図である。本実施形態に係るアプリ管理サーバー装置40は、例えば図5に示す機能ブロックにより実現される。
本実施形態に係るアプリ管理サーバー装置40は、プログラムを実行することにより、アプリ管理サーバー制御部400、アプリ管理サーバー記憶部420、及びアプリ管理サーバー通信部440を実現する。
アプリ管理サーバー制御部400は、ゲームアプリに関する各種処理を実行する機能を有する。このアプリ管理サーバー制御部400は、リクエスト処理部401、識別コード発行部402を含む。
リクエスト処理部401は、クライアント端末10又は広告管理サーバー装置30からのリクエストを受信し、リクエストに対応する処理を行い、処理結果等をレスポンスとしてクライアント端末10又は広告管理サーバー装置30に送信する。
識別コード発行部402は、ゲームアプリを自分のクライアント端末10にインストールしたユーザーを識別するためのユーザーIDや、クライアント端末10を識別するための端末IDを発行する。
アプリ管理サーバー記憶部420は、ゲームアプリに関する各種情報を格納するアプリデータベースとしての機能を有する。このアプリ管理サーバー記憶部420は、ゲームアプリ情報記憶部421、及びユーザー情報記憶部422を含む。
ゲームアプリ情報記憶部421は、ゲーム運営者が提供するゲームのアプリケーションプログラム(ゲームアプリ)に関するゲームアプリ情報を記憶している。ゲームアプリ情報記憶部421が記憶するゲームアプリ情報には、クライアント端末10にインストールできる各種ゲームアプリや各種ゲームデータ等が設定されている。
ユーザー情報記憶部422は、サービスの提供を受けるユーザーに関するユーザー情報を記憶している。ユーザー情報記憶部422が記憶するユーザー情報には、各ユーザーがプレイしているゲームアプリの各種ゲームデータ等が設定されている。
アプリ管理サーバー通信部440は、ネットワークNを介してクライアント端末10又は広告管理サーバー装置30との通信を行う機能を有する。本実施形態では、ユーザーのゲームデータを広告管理サーバー装置30やクライアント端末10に配信する。
《クライアント端末》
図6は、本実施形態に係るクライアント端末10の一例を示す機能ブロック図である。本実施形態に係るクライアント端末10は、例えば図6に示す機能ブロックにより実現される。
本実施形態に係るクライアント端末10は、プログラムを実行することにより、クライアント制御部100、クライアント記憶部120、クライアント通信部140、操作受付部150、画面表示部160を実現する。
クライアント制御部100は、Webページの閲覧に関する各種処理を実行する機能と、各種ゲームのアプリケーションプログラムに従って各種ゲームに関するゲーム処理を実行する機能を有する。このクライアント制御部100は、ゲーム実行部101、ブラウザ部102、サーバーアクセス部103、及び表示制御部104を含む。
ゲーム実行部101は、クライアント端末10がユーザーから受け付けたゲーム操作に基づき各種ゲームのアプリケーションプログラムを起動させ、アプリ管理サーバー装置40にアクセスしつつ各種ゲームの進行を制御する。
ブラウザ部102は、Webブラウザを用いることにより、HTTP等のプロトコルに従ってWeb管理サーバー装置20との間で通信を行い、Web管理サーバー装置20からHTML(Hyper Text Markup Language)等の言語で記述されたページデータを取得する。その後、Web管理サーバー装置20から取得したページデータに応じたWebページがWebブラウザを介して画面表示部160に表示される。
サーバーアクセス部103は、ゲーム実行部101による各種処理の過程でアプリ管理サーバー装置40へのアクセスが必要となった場合や、ブラウザ部102による各種処理の過程でWeb管理サーバー装置20へのアクセスが必要となった場合等に、各種サーバー装置に対して各種処理のリクエストを送信すると共に、各種サーバー装置からの処理結果等のレスポンスを受信する。
表示制御部104は、例えばゲーム実行部101が用いるゲームアプリに従い、クライアント端末10の画面表示を制御する。また、ブラウザ部102が取得したページデータに従い、クライアント端末10のWebブラウザを介した画面表示を制御する。
操作受付部150は、クライアント端末10を操作するユーザーからの操作を受け付ける。なお、本実施形態に係るクライアント端末10はタッチパネルを備えており、ユーザーからのタップ、スワイプ、フリック操作などのタッチパネルに特有な操作を受け付けることができる。
クライアント記憶部120は、クライアント端末10において必要となる各種プログラム・各種データを記憶する。本実施形態では、クライアント端末10にインストールされたゲームアプリ、Webページの表示に用いられるWebブラウザ、ユーザー情報、Web管理サーバーから受信したクッキー情報等を記憶している。
ゲームアプリは、ユーザーにプレイさせるゲームを実行する機能を備えたソフトウェアである。Webブラウザは、Webサイトを表示させる機能をクライアント端末10に実現させるためのソフトウェアである。クライアント端末10は、Webブラウザを起動させ、ブラウザ機能により指定されたアクセス先のサーバーに対してWebサイトのリクエストを行なう。クライアント端末10は、リクエスト先のサーバーから送信されたHTMLファイルを受信し、受信したHTMLファイルに基づくWebサイトをWebブラウザ上に表示させることができる。ユーザー情報には、ユーザーが用いるクライアント端末10を特定するための端末IDが含まれている。端末IDは、MACアドレス等のようなハードウェアに由来しない識別子である。クッキー情報には、クライアント端末10のWebブラウザを特定するためのクッキーIDが含まれている。
クライアント通信部140は、ネットワークNを介してWeb管理サーバー装置20、広告管理サーバー装置30、又はアプリ管理サーバー装置40との通信を行う機能を有する。画面表示部160は、表示制御部104からの制御に従い、クライアント端末10の画面表示を行う。
なお、上述したように、本実施形態に係る情報処理システム1では、クライアント端末10においてゲームの進行や表示制御が行われるが、アプリ管理サーバー装置40が行ってもよい。具体的には、ゲーム実行部及び表示制御部の少なくとも一方を、クライアント端末10のクライアント制御部100に設けない構成にする一方で、アプリ管理サーバー装置40のアプリ管理サーバー制御部400に設ける構成にしてもよい。
<動作>
《ゲームアプリのインストール後の初期動作》
図7は、本実施形態における情報処理システム1のゲームアプリのインストール後の初期動作について説明するフローチャートである。
先ず、クライアント端末10のゲーム実行部101は、ユーザーの入力操作に従ってゲームアプリをインストールする(ステップS11)。
次に、クライアント端末10のサーバーアクセス部103は、ゲームアプリがインストールされると、そのゲームアプリを識別するゲームアプリIDを伴うID発行要求をアプリ管理サーバー装置40に対して行なう(ステップS12)。
次に、アプリ管理サーバー装置40のリクエスト処理部401は、クライアント端末10からのID発行要求を受信すると、新たなID発行を識別コード発行部402に依頼する。そして、アプリ管理サーバー装置40の識別コード発行部402は、リクエスト処理部401からの依頼を受けると、ID発行要求に伴うゲームアプリIDを取得し、そのゲームアプリIDに紐づける新たなゲームユーザーIDを発行して、ゲームアプリ情報記憶部421が記憶するゲームアプリ情報に登録する。また、アプリ管理サーバー装置40の識別コード発行部402は、そのゲームユーザーIDに紐づける新たなユーザーID及び端末IDを発行して、ユーザー情報記憶部422が記憶するユーザー情報に登録する(ステップS13)。
図8は、ゲームアプリ情報の一例を示す構成図である。このゲームアプリ情報は、図8に示すように、項目としてゲームユーザーID、ユーザーID、名前、所持キャラクター、スタミナ、プレイ履歴等を有する。ゲームユーザーIDは、そのゲームアプリをプレイするユーザーを識別するためにアプリ管理サーバー装置40が割り当てた識別情報である。ユーザーIDは、ユーザーを識別するための識別情報である。名前は、そのゲームアプリでのユーザー名を示す情報である。所持キャラクターは、ユーザーの所持するキャラクターを示すゲームデータである。スタミナは、ゲームプレイの度に消費されるゲームポイント(パラメーター)であって、その現在値が時間経過によって上限値に近づくように変化する(回復する)ゲームデータである。プレイ履歴は、そのユーザーのプレイした履歴を示すゲームデータである。
図9は、ユーザー情報の一例を示す構成図である。このユーザー情報は、図9に示すように、項目としてユーザーID、名前、端末ID、ゲームアプリ、ゲームユーザーID等を有する。ユーザーIDは、クライアント端末10を操作するユーザーを識別するためにアプリ管理サーバー装置40が割り当てた識別情報である。名前は、ユーザー名を示す情報である。端末IDは、そのユーザーが操作するクライアント端末10を識別するためにアプリ管理サーバー装置40が割り当てた識別情報である。ゲームアプリは、そのユーザーのクライアント端末10にすでにインストールされているゲームアプリ(ゲームアプリID)を示す情報である。ゲームユーザーIDは、そのゲームアプリをプレイするユーザーを識別するための情報である。
図7に戻り、次に、クライアント端末10のサーバーアクセス部103は、アプリ管理サーバー装置40の識別コード発行部402が発行したユーザーID及び端末IDを受信して、クライアント記憶部120に記憶する。ここでは、アプリ管理サーバー装置40によって発行されたユーザーIDが、このゲームアプリ内に保存されるものとする(ステップS14)。
次に、クライアント端末10のゲーム実行部101は、そのインストール後に、ユーザーの操作に従ってゲームアプリを起動させる(ステップS15)。
次に、クライアント端末10の表示制御部104は、アプリ起動時にタイトル画面を画面表示部160に表示させた後、そのタイトル画面から遷移させたメニュー画面を画面表示部160に表示させる(ステップS16)。
次に、クライアント端末10のゲーム実行部101は、画面表示部160にメニュー画面が表示されているときに、ユーザーがその起動したゲームアプリの攻略サイトを閲覧するための操作ボタンを選択すると、そのゲームアプリに設定されたその攻略サイトのURLをブラウザ部102に引き渡す。そして、クライアント端末10のブラウザ部102は、その攻略サイトのURLが引き渡されると、その攻略サイトを閲覧するためのWebブラウザを起動させる(ステップS17)。
次に、クライアント端末10のブラウザ部102は、ゲームアプリから引き渡されたURL記述に対してそのゲームアプリ内に保存されているユーザーIDをパラメータとして付加したリクエストをWeb管理サーバー装置20に送信するようにサーバーアクセス部103に依頼する。ここでは、Web管理サーバー装置20への初回のアクセスであるため、クッキーIDがWebブラウザ内に書き込まれていないものとする。そして、クライアント端末10のサーバーアクセス部103は、そのユーザーIDと端末IDを伴う閲覧要求をリクエストとしてWeb管理サーバー装置20に送信する(ステップS18)。
次に、Web管理サーバー装置20のリクエスト処理部201は、クライアント端末10からの閲覧要求を受信すると、その閲覧録要求に伴うクッキーIDを取得できなかったことから、新たにクッキーIDの発行を登録処理部203に依頼する。そして、Web管理サーバー装置20の登録処理部203は、その閲覧要求に伴うユーザーIDを取得し、その取得したユーザーIDに紐づける新たなクッキーIDを発行して、端末IDと共にログ情報記憶部222が記憶するログ情報に登録する(ステップS19)。
図10は、ログ情報の一例を示す構成図である。このログ情報は、図10に示すように、項目としてクッキーID、クッキー情報、ユーザーID、端末ID等を有する。クッキーIDは、クライアント端末10のWebブラウザを識別するためにWeb管理サーバー装置20が割り当てた識別情報である。クッキー情報は、クライアント端末10のWebブラウザからのアクセス時にWebブラウザ内に書き込まれる情報である。例えば、ユーザーの属性情報(性別、年齢、住所等)、Webサイトの閲覧履歴等の情報である。ユーザーIDは、クライアント端末10を操作するユーザーを識別するための情報である。端末IDは、そのユーザーが操作するクライアント端末10を識別するための情報である。
図7に戻り、次に、Web管理サーバー装置20のページデータ生成部202は、Webサイト情報記憶部221が記憶するWebサイト情報を参照して、そのゲームアプリの攻略サイトのページデータを生成する。そして、Web管理サーバー通信部240は、その生成された攻略サイトのページデータをクッキーIDと共にクライアント端末10に送信する(ステップS20)。
その後、クライアント端末10の表示制御部104は、Web管理サーバー装置20から送信されたページデータに基づいて、そのゲームアプリの攻略サイトをWebブラウザ上に表示させる(ステップS21)。なお、クライアント端末10のブラウザ部102は、Web管理サーバー装置20から送信されたクッキーIDをWebブラウザ内に保存する。
このようにして、ゲームアプリのインストール後の初期動作により、情報処理システム1において必要な識別情報の関連付けが行われる。
《Webページの閲覧》
図11は、本実施形態における情報処理システム1のWebページの閲覧に関する動作例を説明するフローチャートである。
ユーザーがクライアント端末10を用いてあるWebページの閲覧を行なおうとする場合、クライアント端末10のブラウザ部102はWebブラウザからユーザーによって指定されたURLのアドレスを取得し、そのURLの示すWeb管理サーバー装置20へのアクセスをサーバーアクセス部103に対して依頼する。クライアント端末10のサーバーアクセス部103は、ブラウザ部102からの依頼を受けると、クライアント記憶部120からクッキーIDを取得し、その取得したクッキーIDを伴うWebページの閲覧要求をWeb管理サーバー装置20に対して行なう(ステップS31)。
次に、Web管理サーバー装置20のリクエスト処理部201は、クライアント端末10からのWebページの閲覧要求を受信すると、その閲覧要求に伴い送信されたクライアント端末10のクッキーIDを取得する。そして、Web管理サーバー装置20のリクエスト処理部201は、ログ情報記憶部222が記憶するログ情報を参照して、そのクッキーIDに関連付けられた端末ID及びユーザーIDを取得する(ステップS32)。
次に、Web管理サーバー装置20のリクエスト処理部201は、その取得されたユーザーIDをページデータ生成部202に引き渡す。そして、Web管理サーバー装置20のページデータ生成部202は、Webサイト情報記憶部221が記憶するWebサイト情報を参照して、その閲覧要求されたWebページに広告枠が設けられている場合に、その引き渡されたユーザーIDとクライアント端末10の端末IDを伴う広告内容要求を広告管理サーバー装置30に対して行なう(ステップS33)。
次に、広告管理サーバー装置30のリクエスト処理部301は、Web管理サーバー装置20からの広告内容要求を受信すると、その広告内容要求に伴い送信されたユーザーID及び端末IDを取得し、その取得されたユーザーID及び端末IDをデータ取得部302に引き渡す。そして、広告管理サーバー装置30のデータ取得部302は、その引き渡されたユーザーIDとクライアント端末10の端末IDを伴うゲームデータ要求をアプリ管理サーバー装置40に対して行なう(ステップS34)。
次に、アプリ管理サーバー装置40のリクエスト処理部401は、広告管理サーバー装置30からのゲームデータ要求を受信すると、そのゲームデータ要求に伴い送信されたユーザーID及び端末IDを取得する。そして、アプリ管理サーバー装置40のリクエスト処理部401は、ユーザー情報記憶部422が記憶するユーザー情報を参照して、そのユーザーID及び端末IDに関連付けられたゲームアプリを抽出する(ステップS35)。
次に、アプリ管理サーバー装置40のリクエスト処理部401は、このようにしてそのユーザーID及び端末IDに関連付けられたユーザーのゲームアプリを抽出すると、ゲームアプリ情報記憶部421が記憶するゲームアプリ情報から、その抽出されたゲームアプリに関するユーザーのゲームデータを取得する。そして、アプリ管理サーバー通信部440は、そのようにして取得されたゲームアプリに関するユーザーのゲームデータを、ネットワークNを介して広告管理サーバー装置30に送信する(ステップS36)。
次に、広告管理サーバー装置30のデータ取得部302は、アプリ管理サーバー装置40から送信されたそのゲームアプリに関するユーザーのゲームデータを受信すると、そのユーザーのゲームデータを広告決定部303に引き渡す。広告管理サーバー装置30の広告決定部303は、その引き渡されたゲームアプリに関するユーザーのゲームデータに基づいて、そのユーザーが閲覧するWebページの広告枠に掲載すべき広告内容を決定する(ステップS37)。
例えば、広告管理サーバー装置30の広告決定部303は、データ取得部302が取得したそのユーザーのゲームアプリに関する「プレイ履歴」から、ユーザーが暫くプレイしていないゲームアプリを特定し、広告情報記憶部321が記憶する広告情報を参照して、そのゲームアプリのゲームプレイを促すような通知内容がWebページの広告枠に掲載されるように広告内容を決定する。
また例えば、広告管理サーバー装置30の広告決定部303は、データ取得部302が取得したそのユーザーのゲームアプリに関する「スタミナ」から、そのスタミナの回復状況を特定し、広告情報記憶部321が記憶する広告情報を参照して、そのゲームアプリのスタミナが完全回復したこと(スタミナの現在値が上限値に達したこと)を理由に再プレイを促すような通知内容がWebページの広告枠に掲載されるように広告内容を決定する。
次に、広告管理サーバー通信部340は、このようにしてそのユーザーが閲覧するWebページの広告枠に掲載すべき広告内容が広告決定部303によって決定されると、その決定された広告内容に関するデータを、ネットワークNを介してWeb管理サーバー装置20に送信する(ステップS38)。
次に、Web管理サーバー装置20のページデータ生成部202は、広告管理サーバー装置30から送信された広告内容に関するデータを受信すると、Webサイト情報記憶部221が記憶するWebサイト情報を参照すると共に、その広告内容に関するデータに基づいて、広告決定部303によって決定された広告内容が広告枠に掲載されるように記述したページデータを生成する(ステップS39)。
次に、Web管理サーバー通信部240は、このようにしてページデータ生成部202が生成したWebページのページデータを、ネットワークNを介してクライアント端末10に配信する(ステップS40)。
次に、クライアント端末10のサーバーアクセス部103は、Web管理サーバー装置20のページデータ生成部202が生成したWebページのページデータを受信すると、そのページデータをブラウザ部102に引き渡す。そして、クライアント端末10のブラウザ部102は、その引き渡されたページデータの内容を解析して、その決定された広告内容が広告枠に掲載されたWebページがWebブラウザを介して画面表示部160に表示されるよう表示制御部104に依頼する。そして、クライアント端末10の表示制御部104は、その決定された広告内容が掲載された広告枠を埋め込んだWebページをWebブラウザ上に表示させる(ステップS41)。
図12は、広告枠を含むWebページの一例を示すイメージ図である。このWebページ500には、広告表示領域501と、記事表示領域502と、広告表示領域503が表示されている。広告表示領域501、503は、Webページの広告枠に相当するものであって、ユーザーのゲームデータに基づく広告内容が掲載された広告バナーを表示している。記事表示領域502は、詳しい記事を表示している。ユーザーは、広告バナーを選択することで、誘導先となるWebサイトにアクセスしたり、誘導先となるWebサイトで自己のクライアント端末10にゲームアプリをダウンロードしてインストールしたりすることができる。
<まとめ>
このようにして、ユーザーがWebページを閲覧したときの広告枠に、自分がプレイしているゲームアプリのゲームデータに関する通知内容が広告内容として掲載されたり、自分が暫くプレイしていないゲームアプリのゲームデータに関する通知内容が広告内容として掲載されたりするため、ゲームプレイの契機をそのユーザーに与えることが可能となる。特に、ゲームアプリのプッシュ通知を受信しないように設定したユーザーにとっては、Webページを閲覧したときに自分のプレイするゲームアプリのゲームデータに関する通知内容が広告内容として掲載されるため、ゲームプレイの契機を与える機会を増やすことが可能となる。
[第2実施形態]
<システム構成>
図13は、第2実施形態に係る情報処理システム1の一例を示す構成図である。図13に示すように、第2実施形態に係る情報処理システム1は、1台以上のクライアント端末10、Web・広告管理サーバー装置20A、及び、アプリ管理サーバー装置40がネットワークNを介して接続されている。
第2実施形態に係る情報処理システム1は、上述した第1実施形態に係る情報処理システム1とは異なり、Web・広告管理サーバー装置20AがWeb管理サーバー装置20と広告管理サーバー装置30が持つ機能を兼ね備えている。このシステム構成によっても、上述した第1実施形態に係る情報処理システム1と同様に動作させることによって、Webページを閲覧したときに自分のプレイするゲームアプリのゲームデータに関する通知内容が広告内容として掲載されるようにし、ゲームプレイの契機を与える機会を増やすことが可能となる。
[第3実施形態]
<システム構成>
図14は、第3実施形態に係る情報処理システム1の一例を示す構成図である。図14に示すように、第3実施形態に係る情報処理システム1は、1台以上のクライアント端末10、Web管理サーバー装置20、及び、広告・アプリ管理サーバー装置30AがネットワークNを介して接続されている。
第3実施形態に係る情報処理システム1は、上述した第1実施形態に係る情報処理システム1とは異なり、広告・アプリ管理サーバー装置30Aが広告管理サーバー装置30とアプリ管理サーバー装置40が持つ機能を兼ね備えている。このシステム構成によっても、上述した第1実施形態に係る情報処理システム1と同様に動作させることによって、Webページを閲覧したときに自分のプレイするゲームアプリのゲームデータに関する通知内容が広告内容として掲載されるようにし、ゲームプレイの契機を与える機会を増やすことが可能となる。
[第4実施形態]
<システム構成>
図15は、第4実施形態に係る情報処理システム1の一例を示す構成図である。図15に示すように、第4実施形態に係る情報処理システム1は、1台以上のクライアント端末10、Web・アプリ管理サーバー装置40A、及び、広告管理サーバー装置30がネットワークNを介して接続されている。
第4実施形態に係る情報処理システム1は、上述した第1実施形態に係る情報処理システム1とは異なり、Web・アプリ管理サーバー装置40AがWeb管理サーバー装置20とアプリ管理サーバー装置40が持つ機能を兼ね備えている。このシステム構成によっても、上述した第1実施形態に係る情報処理システム1と同様に動作させることによって、Webページを閲覧したときに自分のプレイするゲームアプリのゲームデータに関する通知内容が広告内容として掲載されるようにし、ゲームプレイの契機を与える機会を増やすことが可能となる。
[その他の実施形態]
前述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<広告決定部>
前述の実施形態では、広告管理サーバー装置30の広告決定部303は、そのユーザーのクライアント端末10にインストールされているゲームアプリに関するユーザーのゲームデータに基づいて、そのユーザーが閲覧するWebページの広告枠に掲載すべき広告内容を決定する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、広告管理サーバー装置30の広告決定部303は、アプリ管理サーバー記憶部420が記憶する各種情報を参照して、ユーザーのクライアント端末10に未だインストールされていないゲームアプリに関する通知内容(いまインストールすると、特典としてレアキャラが貰える等)を、Webページの広告枠に掲載する広告内容として決定してもよい。
また、前述の実施形態では、広告管理サーバー装置30の広告決定部303は、そのユーザーのクライアント端末10にインストールされている複数種類のゲームアプリに関するユーザーのゲームデータのそれぞれに基づいて、そのユーザーが閲覧するWebページの広告枠に掲載すべき広告内容を決定することも可能である。つまり、Webページの広告枠が複数設定されている場合には、ユーザーのクライアント端末10にインストールしている複数種類のゲームアプリに関する通知内容を、Webページの広告枠それぞれに広告内容として掲載することができる。
また、前述の実施形態では、広告管理サーバー装置30の広告決定部303は、そのユーザーのクライアント端末10にインストールされているゲームアプリに関するユーザー以外のゲームデータ(例えば、イベント情報、バージョンアップ情報、ログインボーナス情報、不具合によるお詫び情報)に基づいて、そのユーザーが閲覧するWebページの広告枠に掲載すべき広告内容を決定することも可能である。
また、前述の実施形態では、広告管理サーバー装置30の広告決定部303は、ユーザーのクライアント端末10にインストールされているゲームアプリに関して、スタミナの現在値に関する情報を広告内容として決定する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、広告管理サーバー装置30の広告決定部303は、ユーザーのログアウト中に発生した情報として、他のユーザーからのメッセージ情報(例えば、挨拶、フレンド希望、救援依頼、アイテム交換依頼、アイテム希望・入札情報、マルチプレイのメンバー募集)、他のユーザー又はゲーム運営者からの付与アイテム情報(例えば、プレゼント、アイテム交換成立情報)、ユーザーのゲームプレイに基づく成績情報(例えば、ユーザーのランキング、昇格又は降格情報)、新しくユーザーがプレイ可能となったクエスト情報、自動進行ゲームの進捗又は結果情報(例えば、対戦成績、獲得経験値、獲得アイテム、ミッションクリアの有無)、ユーザーが所有しているキャラクターのバージョンアップ情報(例えば、進化先が追加された所有キャラクターの情報)を、広告内容として決定することも可能である。
また、前述の実施形態では、クライアント端末10のサーバーアクセス部103は、ゲームアプリがインストールされると、そのゲームアプリを識別するゲームアプリIDを伴うID発行要求をアプリ管理サーバー装置40に対して行なう場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。クライアント端末10のゲーム実行部101がユーザーの操作に従ってゲームアプリを起動させた時に、サーバーアクセス部103がそのゲームアプリを識別するゲームアプリIDを伴うID発行要求をアプリ管理サーバー装置40に対して行なってもよい。
広告管理サーバー装置30の広告決定部303は、そのユーザーのクライアント端末10にインストールされているゲームアプリに関するユーザーのゲームデータに基づいて、そのユーザーが閲覧するWebページの広告枠に掲載すべき広告内容を決定する場合、そのユーザーがプレイしていない期間が長いゲームアプリに関連した広告内容を優先してもよい。
また、前述の実施形態では、広告管理サーバー装置30の広告決定部303は、ゲームアプリに関するユーザーのゲームデータに基づいて、そのユーザーが閲覧するWebページの広告枠に掲載すべき広告内容を決定する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、広告管理サーバー装置30の広告決定部303は、ブラウザ型のゲームに関するユーザーのゲームデータに基づいて、そのユーザーが閲覧するWebページの広告枠に掲載すべき広告内容を決定してもよい。
1 情報処理システム
10 クライアント端末
20 Web管理サーバー装置
20A Web・広告管理サーバー装置
30 広告管理サーバー装置
30A 広告・アプリ管理サーバー装置
40 アプリ管理サーバー装置
40A Web・アプリ管理サーバー装置
50 コンピューター
51 CPU
52 RAM
53 ROM
54 通信インタフェース
55 入力装置
56 表示装置
57 外部インタフェース
58 HDD
100 クライアント制御部
101 ゲーム実行部
102 ブラウザ部
103 サーバーアクセス部
104 表示制御部
120 クライアント記憶部
140 クライアント通信部
150 操作受付部
160 画面表示部
200 Web管理サーバー制御部
201 リクエスト処理部
202 ページデータ生成部
203 登録処理部
220 Web管理サーバー記憶部
221 Webサイト情報記憶部
222 ログ情報記憶部
240 Web管理サーバー通信部
300 広告管理サーバー制御部
301 リクエスト処理部
302 データ取得部
303 広告決定部
320 広告管理サーバー記憶部
321 広告情報記憶部
340 広告管理サーバー通信部
400 アプリ管理サーバー制御部
401 リクエスト処理部
402 識別コード発行部
420 アプリ管理サーバー記憶部
421 ゲームアプリ情報記憶部
422 ユーザー情報記憶部
440 アプリ管理サーバー通信部
500 Webページ
501 広告表示領域
502 記事表示領域
503 広告表示領域
B バスライン
N ネットワーク

Claims (6)

  1. ユーザーが操作するクライアント端末からWebページの閲覧要求がなされた場合に、ゲームアプリに関するゲームデータを各ユーザーに関連付けて格納したアプリデータベースから、前記クライアント端末にインストールされているゲームアプリに関する前記ユーザーのゲームデータを取得するデータ取得部と、
    取得された前記ユーザーのゲームデータに関する通知内容を、前記Webページの広告枠に掲載する広告内容として決定する広告決定部と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記広告決定部は、前記アプリデータベースに格納されたゲームアプリのうち、前記クライアント端末にインストールされていないゲームアプリに関する通知内容を、前記Webページの広告枠に掲載する広告内容として決定する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理装置であって、
    前記データ取得部は、前記クライアント端末にインストールされているゲームアプリに関する前記ユーザーのゲームデータのうち、時間経過で変化するゲームデータを取得し、
    前記広告決定部は、取得された時間経過で変化する前記ゲームデータに関する通知内容を、前記Webページの広告枠に掲載する広告内容として決定する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1−3のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記データ取得部は、前記アプリデータベースから、前記クライアント端末にインストールされている複数種類のゲームアプリに関する前記ユーザーのゲームデータをそれぞれ取得し、
    前記広告決定部は、それぞれ取得された前記ユーザーのゲームデータに関する通知内容を、前記Webページの広告枠に掲載する広告内容として決定する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. コンピューターを、
    ユーザーが操作するクライアント端末からWebページの閲覧要求がなされた場合に、ゲームアプリに関するゲームデータを各ユーザーに関連付けて格納したアプリデータベースから、前記クライアント端末にインストールされているゲームアプリに関する前記ユーザーのゲームデータを取得するデータ取得手段、
    取得された前記ユーザーのゲームデータに関する通知内容を、前記Webページの広告枠に掲載する広告内容として決定する広告決定手段、
    として機能させるためのプログラム。
  6. ゲームアプリに関するゲームデータを各ユーザーに関連付けて格納したアプリデータベースを有するアプリ管理サーバー装置と、
    ユーザーが操作するクライアント端末からWebページの閲覧要求がなされた場合に、前記アプリデータベースから前記クライアント端末にインストールされているゲームアプリに関する前記ユーザーのゲームデータを取得するデータ取得部と、取得された前記ユーザーのゲームデータに関する通知内容を、前記Webページの広告枠に掲載する広告内容として決定する広告決定部とを有する広告管理サーバー装置と、
    決定された前記広告内容が掲載された広告枠を埋め込んだ前記Webページを生成するページデータ生成部を有するWeb管理サーバー装置と、
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。
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