JP7283436B2 - 情報処理システム、サーバ装置、ユーザ側装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、サーバ装置、ユーザ側装置及び情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、サーバ装置、ユーザ側装置及び情報処理方法に関するものである。
従来、各種のアプリケーションプログラム(単に「プログラム」ともいう。)を備え、当該プログラムによって処理された業務データを管理し、これらの業務データの検索・抽出等を行う業務管理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
こうした業務管理システムでは、プログラムによって各種の処理を行うことができ、様々な機能を実現可能となっている。
そこで、特許文献1に記載のシステムでは、ユーザが操作しやすいように、メニュー画面に業務メニューを表示させ、メニュー画面にて各種ボタンを操作することで、印刷等各種の動作を行うことができるように構成している。
各種のアプリケーションプログラム(プログラム)等をユーザの端末装置で動作させるためには、当該プログラムをダウンロードし、インストールする必要がある。
プログラムが複雑・多機能なものである場合には、インストールに要する時間も長くなり、ユーザにとって無駄な待ち時間が生じてしまう。
そこで、特許文献2では、ネットワークを経由して最新の内容の広告等を取得し、これをインストール中に表示又は再生することが提案されている。
特開2008-4049号公報 特開2004-185083号公報
しかしながら、アプリケーションプログラムが複数の機能を実現することができる場合、当該プログラムを導入するユーザとしては、求める機能をどのように実現すればよいのかが分からず、困惑する事態も生じ得る。
このため、こうしたプログラムに関してユーザをサポートする代理店を介在させることが考えられる。
しかし、プログラムによって実現可能なすべての機能について各代理店がサポートできるとは限らず、各種の機能についてそれぞれ得意とする代理店が存在する。
そこで、各代理店としては、自らの得意とする機能・分野について、より丁寧に分かりやすくユーザに提示したいという要望がある。
ユーザとしても、サポートを受ける代理店を選択する場合、自分の求める機能に精通した代理店を選ぶと考えられ、当該代理店の得意とする機能・分野について、より分かりやすく、使いやすいシステムを提供してほしいとの要望がある。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、代理店が重点を置く機能・分野の情報をより分かりやすくユーザに提示することのできる情報処理システム、サーバ装置、ユーザ側装置及び情報処理方法を提供するものである。
前記課題を解決するために、本発明の情報処理システムは、
ユーザ側装置からの配信要求に応じて、サーバ装置から前記ユーザ側装置に対して所定のプログラムを配信させ、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムをダウンロードさせる情報処理システムであって、
前記所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能に関して前記ユーザ側装置による動作をサポートする代理店に関する代理店情報を取得する代理店情報取得手段と、
前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に基づいて、前記代理店が提供する前記少なくとも1つの機能について説明可能とする少なくとも1つの機能説明用データの再生順序を決定し、前記少なくとも1つの機能説明用データを前記決定された再生順序で再生させるように前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段と、
を備え、
前記動作制御手段として、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムがインストールされた際に、当該所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能と対応付けられた少なくとも1つのメニューボタンを所定のメニュー画面に含ませて前記ユーザ側装置が有する表示手段に表示させる表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に基づいて前記少なくとも1つに対応付けられたメニューボタンを前記メニュー画面において他のメニューボタンよりも優先的に表示させることを特徴としている。
本発明によれば、代理店が重点を置く機能・分野の情報をより分かりやすくユーザに提示することができる。
本実施形態における情報処理システムの全体構成を示した概略構成図である。 本実施形態におけるサーバ装置の制御構成を示す要部ブロック図である。 本実施形態におけるユーザ側装置の制御構成を示す要部ブロック図である。 本実施形態における販売支援・管理システムのWEBサイトのトップページを示す画面例である。 機能説明画面の一例を示す図である。 体験版アプリをダウンロード・インストールする一連の処理を示すフローチャートである。 体験版の申し込みページの一例を示す図である。 代理店コードと各代理店の重点機能とを対応付けて記憶する代理店情報DBの一構成例を示す図である。 体験版アプリのダウンロード及びインストール時に再生されるインストール時用動画の一例を示した説明図である。 販売支援・管理システムの体験版のメニュー画面の一例を示す図である。 体験版における機能説明画面の一例を示す図である。 製品版アプリをダウンロード・インストールする一連の処理を示すフローチャートである。 製品版の申し込みページの一例を示す図である。 製品版アプリのダウンロード及びインストール時に再生されるインストール時用動画の一例を示した説明図である。 販売支援・管理システムにおけるデフォルトの製品版のメニュー画面の一例を示す図である。 販売支援・管理システムの製品版のメニュー画面のレイアウトに代理店情報を反映させた例を示す図である。 各機能の閲覧数を示す閲覧数リストの一例を示す図である。 関連情報画面の一例を示す図である。 テーマと機能との対応付けと各機能の閲覧数を示す閲覧数リストの一例を示す図である。
<情報処理システムの構成>
まず、本実施形態における情報処理システムの概略構成について、図1を参照して説明する。
図1は、情報処理システムの概略構成を示す図である。
本実施形態の情報処理システム100は、ユーザの各種事業活動、経営活動等を支援・管理するシステムである「販売支援・管理システム」を導入するための所定のプログラムをユーザの操作する端末装置であるユーザ側装置2にダウンロードさせインストールさせるシステムであり、当該プログラムにしたがってユーザ側装置2を動作させるようになっている。
ここで、本実施形態において所定のプログラムは、「販売支援・管理システム」を導入するためのアプリケーションプログラムである製品版のアプリケーションプログラム(なお、以下において「製品版のアプリケーションプログラム」を「製品版アプリ」ともいう。)と、この製品版アプリによって実現可能な機能の一部を体験可能な体験版のアプリケーションプログラム(なお、以下において「体験版のアプリケーションプログラム」を「体験版アプリ」ともいう。)と、を含んでいる。
体験版アプリは、製品版アプリによって実現可能な機能の一部を体験可能な試用版のアプリケーションプログラムである。
図1に示すように、本実施形態の情報処理システム100は、サーバ装置1と、ユーザ側装置2とを備えている。
なお、図1では、4つのユーザ側装置2を図示しているが、情報処理システム100を構成する(すなわち、サーバ装置1に接続される)ユーザ側装置2の数は図示例に限定されない。サーバ装置1とユーザ側装置2とは、例えばインターネット7を介して情報通信可能に接続されている。
サーバ装置1は、例えば「クラウドコンピューティングサービス」をユーザに提供するクラウドサーバである。なお、サーバ装置1は、クラウドコンピューティングを利用するものに限定されない。
図2は、サーバ装置の制御構成を示す要部ブロック図である。
サーバ装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、記憶部12、RAM(Random Access Memory)13等を備えるコンピュータである。また図2に示すように、サーバ装置1は、入力デバイス14と、出力デバイス15と、通信部16とを備えている。サーバ装置1の各部は、バス17を介して接続されている。
CPU11は、サーバ装置1の各部を制御する。CPU11は、記憶部12に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出して、RAM13のワークエリアに展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。
特に本実施形態のCPU11は、種々のプログラムを実行することで、新規のユーザのユーザ側装置2に対する「販売支援・管理システム」の導入に関する処理や、既存のユーザの業務情報データベース122(なお、本実施形態において、以下「データベース」を「DB」とする。)に関する各種データ処理(例えば、取引先や商品の情報照会、伝票や請求書等の閲覧、経営分析などに係る機能を実現するための処理)等を行う。
また後述するように、本実施形態では、ユーザ側装置2から体験版アプリの配信要求があったときに、サーバ装置1が、体験版アプリのダウンロード及びインストール時に再生される第1の機能説明用データと、製品版アプリのダウンロード及びインストール時に再生される第2の機能説明用データとを、体験版アプリとともに配信するようになっており、CPU11が、配信手段として機能して、これらの配信処理が実現されるように装置各部を制御する。
また、本実施形態では、サーバ装置1を管理・運営し「販売支援・管理システム」に関する所定のプログラムを提供するメーカが、当該アプリケーションプログラムの紹介・営業等を行う代理店5との間で代理店契約を締結することが想定されている。
本実施形態において、代理店5は、「販売支援・管理システム」に関する所定のプログラムに関してユーザ側装置2による動作をサポートするものである。具体的には、代理店5は、例えば当該所定のプログラム(アプリケーションプログラム)によって実現可能な各種機能の紹介、各種機能の使い方の説明等をユーザに対して行う。所定のプログラムを提供するメーカは、そうした代理店5を介してユーザにアプリケーションプログラムに関するサポートを行うようになっている。
図1では、3つの代理店5(代理店A、代理店B、代理店C)がサーバ装置1との間で代理店契約を締結している場合を図示しているが、情報処理システム100を構成するサーバ装置1との間で代理店契約を締結する代理店5の数は図示例に限定されない。
なお、ここにいう「代理店」はアプリケーションプログラムに関してユーザのサポートを行うものであればよく、代理店とメーカとの間の具体的な契約形態等は特に限定されない。また、本実施形態では、代理店5として実店舗を想定しているが、代理店5はインターネット上に存在する店舗等であってもよい。
本実施形態において代理店5は、所定のプログラムを提供するメーカとの間で代理店契約を締結する際に、当該所定のプログラムによって実現可能な各種機能のうち、重点を置いている機能(これを以下「重点機能」ともいう。)、すなわち、特に注力している得意分野についての情報を、代理店情報としてサーバ装置1側に送るようになっている。
サーバ装置1のCPU11は、所定のプログラムに関してユーザ側装置2による動作をサポートする代理店5に関する代理店情報を取得する代理店情報取得手段として機能する。
そして、サーバ装置1側では、代理店契約の申し込みがあると、契約を締結する代理店5ごとに他の代理店と識別可能な識別情報を各代理店5に付与する。識別情報は、例えば所定のコード(代理店コード)、ID等であり、サーバ装置1のCPU11は、代理店5ごとに所定のコード(代理店コード)を付与するコード(代理店コード)付与手段として機能する。
識別情報は代理店5を識別可能なものであればどのようなものでもよいが、本実施形態では、図1に示すように「000A1」等の数字とアルファベットからなる代理店コードである。
本実施形態では、後述するように代理店情報に基づいて、所定のプログラムの動作を制御する。具体的には、所定の機能に対する説明映像や説明音声を再生したり、後述のメニュー画面のレイアウトを変えるようになっている。
すなわち、本実施形態のサーバ装置1のCPU11は、例えば代理店コードの入力を受け付けた際に、予め当該代理店コードに対応付けて登録されている所定の代理店情報に基づいて、複数の機能の中から所定の機能に対する機能説明用データを選択して再生させたり、メニュー画面251d,251g(図10,15,16参照)におけるメニューボタン35a,35b、43a,43bのレイアウトを変更する等、代理店情報に基づいて所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段として機能する。
代理店情報に基づく所定のプログラムの動作制御の具体的な内容については、のちに詳述する。
記憶部12は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等により構成され、データ及びプログラムを書き込み及び読み出し可能な記憶手段である。
本実施形態において、記憶部12は、各種プログラムを記憶する領域であるプログラム記憶部121の他、業務情報DB122、代理店情報DB123等を含んでいる。
プログラム記憶部121には、CPU11により実行される上述の各種システムプログラム及びアプリケーションプログラム等が記憶されている。
業務情報DB122は、情報処理システム100において提供される販売支援・管理システムを利用する顧客(すなわち、各ユーザ側装置2を所有しているユーザ(クライアント))の各種業務情報が登録されたデータベースである。
ここで、業務情報とは、本実施形態において提供される「販売支援・管理システム」に関する各種の情報であり、例えば、取引先や商品の情報、伝票や請求書、経営分析等に関する各種データ等である。
サーバ装置1では、業務情報に係る業務情報DB122をユーザごとに記憶し管理する。
なお、後述するように、サーバ装置1の業務情報DB122に登録される内容は、ユーザ側装置2の業務情報DB222と同期され、サーバ装置1の業務情報DB122とユーザ側装置2の業務情報DB222とが随時最新の登録情報を共有するようになっている。
代理店情報DB123は、「販売支援・管理システム」を取り扱う代理店としてサーバ装置1を管理・運営するメーカとの間で代理店契約をした代理店5に関する代理店情報が登録されたデータベースである。
本実施形態では、代理店契約の申し込みがなされる際、代理店5からサーバ装置1側に対して、当該代理店5が重点を置く機能(重点機能)が通知・申告される。
代理店契約の申し込みがあると、サーバ装置1側では、図1に示すように、各代理店5ごとに代理店コード(識別情報)を設定し、代理店5側に通知する。
代理店情報は、少なくともこの識別情報(本実施形態では代理店コード)を含み、その他、例えば、代理店5の名称、連絡先のメールアドレス、パスワード、住所、電話番号といった情報や、代理店5がメーカとの間で代理店契約を締結した際に当該代理店5が特に注力し、重点を置いている機能・分野(すなわち、重点機能)として申告した事項等を広く含む。なお、代理店情報はここに挙げたものに限定されず、これらのうちの一部であってもよいし、これ以外の情報が含まれてもよい。
サーバ装置1のCPU11は、代理店5が代理店契約を締結する際に、これらの代理店情報について、代理店コード(識別情報)と他の情報とを対応付けて代理店情報DB123に記憶させるようになっている。
図8は、代理店情報DBのデータ構成例である。
図8に示す例では、識別情報としての代理店コードと、代理店名、代理店ごとの重点機能と、が対応付けられて代理店情報DB123に記憶・登録されている場合を例示している。
本実施形態では、重点機能を各代理店5が3つずつ通知・申告するようになっている。重点機能には優先順位が設けられていることが好ましい。なお、代理店5側から通知・申告することのできる重点機能は3つに限定されず、これより少なくても多くてもよい。
図8に示す例において、例えば、代理店コード「000A1」の代理店5は、代理店名「代理店A」であり、重点機能は、重点の置き方(重点度)の高い順に「仕入・買掛」「伝票作成」「請求書発行」である。また、代理店コード「000B1」の代理店5は、代理店名「代理店B」であり、重点機能は、重点の置き方の高い順に「伝票作成」「仕入・買掛」「経営分析」である。
RAM13は、例えば、揮発性のメモリであり、CPU11により読み出された各種のプログラムやデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
入力デバイス14は、例えば、キーボード等のキー入力部、マウス等のポインティングデバイス等である。
入力デバイス14は、キー入力及び位置入力等を受け付け、その操作情報をCPU11に出力する。
出力デバイス15は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等から構成される表示部である。
出力デバイス15が表示部である場合、出力デバイス15は、CPU11から入力される表示指示信号に従って、各種画面を表示する。
通信部16は、例えば、ネットワークカード等により構成されている。また、通信部16は、インターネット7に通信接続されて、インターネット7上の機器(例えば、ユーザ側装置としてのユーザ側装置2等)との通信を行う。
なお、通信部16は、サーバ装置1がユーザ側装置2等の外部の機器との間で各種情報の送受信を行うことのできるものであればよく、例えば、有線LAN、無線LAN等各種の手段を採用しうる。
ユーザ側装置2は、例えば、個人企業のオーナー、中小企業のオーナー、個人商店の店主等のユーザの拠点に設置される端末装置である。
本実施形態では、前述のように、複数のユーザ側装置2がインターネット7を介してサーバ装置1と接続されることが想定されている。
ユーザ側装置2は、例えば、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、デスクトップPC等である。なお、ユーザ側装置2は、例えば、スマートフォン、タブレットPC、携帯電話機、PDA等、ユーザが外出先において使用することのできる携帯型の端末装置を含んでいてもよい。
図3に示すように、ユーザ側装置2は、CPU21と、記憶部22と、RAM23と、入力デバイス24と、出力デバイス25と、通信部26とを備えている。また、ユーザ側装置2の各部は、バス27を介して接続されている。
CPU21は、ユーザ側装置2の各部を制御する。CPU21は、記憶部22に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出し、RAM23のワークエリアに展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。その際に、CPU21は、RAM23内に各種処理結果を格納させ、必要に応じてその処理結果を表示部251に表示させたり、スピーカ252から音声出力させる。
また後述するように、本実施形態では、サーバ装置1から体験版アプリとともに、体験版アプリのダウンロード及びインストール時に再生される第1の機能説明用データと、製品版アプリのダウンロード及びインストール時に再生される第2の機能説明用データとが、ともに配信されるようになっており、CPU21は、これらを受信して適宜プログラムのダウンロード及びインストールを行うとともに、ダウンロード及びインストール時に動画等による機能説明が再生されるように装置各部を制御する。
また、本実施形態のCPU21は、代理店情報に基づいて決定される再生態様で、機能説明用データ(第1の機能説明用データ、第2の機能説明用データ)に基づく機能説明の再生を実行する。
さらに本実施形態では、CPU21は、表示部251の表示を制御する表示制御手段として機能する。表示制御手段としてのCPU21は、ユーザ側装置2を操作するユーザのサポートを行う代理店の重点機能(特に注力している得意分野)の判断結果に基づいて決定されるレイアウトで、メニュー画面(図10のメニュー画面251d、図15,図16のメニュー画面251g)を表示させるように表示部251を制御する。
なお、CPU21の表示制御手段としての機能等の詳細については後述する。
記憶部22は、例えば、HDD、SSD等により構成され、データ及びプログラムを書き込み及び読み出し可能な記憶部である。
本実施形態において、記憶部22は、各種プログラムを記憶する領域であるプログラム記憶部221、業務情報DB222等を含んでいる。
プログラム記憶部221には、CPU21により実行される上述の各種システムプログラム及びアプリケーションプログラム等が記憶されている。
本実施形態では、「販売支援・管理システム」の体験版アプリ、製品版アプリ等がプログラム記憶部221に記憶される。
業務情報DB222は、ユーザ側装置2を所有しているユーザが、情報処理システム100において提供される「販売支援・管理システム」を利用する中で入力等した各種の業務情報が登録されるデータベースである。
業務情報DB222に随時登録される内容は、サーバ装置1の業務情報DB122に同期され、サーバ装置1の業務情報DB122とユーザ側装置2の業務情報DB222とが随時最新の登録情報を共有するようになっている。
RAM23は、例えば、揮発性のメモリであり、CPU21により読み出された各種のプログラムやデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
入力デバイス24は、例えば、キーボード等のキー入力部、マウス等のポインティングデバイス等である。
入力デバイス24は、キー入力及び位置入力を受け付け、その操作情報をCPU21に出力する。
出力デバイス25は、表示部251及びスピーカ252を含んでいる。
表示部251は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等から構成されている。
表示部251は、CPU21から入力される表示指示信号に従って、各種画面(図4、図5、図9~図11、図13~図16参照)を表示する表示手段である。
本実施形態では、表示部251は、所定のプログラムとしての体験版アプリや製品版アプリがインストールされた後に、これらのプログラムによって実現される複数の機能の全部又は一部を一覧表示させるメニュー画面(図10のメニュー画面251d、図15,図16のメニュー画面251g)を表示可能となっている。
表示部251の画面には、後述するように、イラストや文字等からなる静止画の他、動画(アニメーション画面、図9及び図14参照)も表示可能となっている。
スピーカ252は、音声や音楽、各種の効果音、アラート等を出力するものである。
なお、出力デバイス25は、表示部251、スピーカ252以外の出力手段を含んでいてもよい。
なお、通信部26の構成は、サーバ装置1の通信部16の構成と同様であるため、詳細な説明は省略する。
<情報処理方法>
本実施形態において、サーバ装置1は、ユーザ側装置としてのユーザ側装置2に対して、「販売支援・管理システム」に関する各種プログラム等を提供する。すなわち、インターネット7等を介してユーザ側装置2から配信要求があると、サーバ装置1は、これに応じて、要求に対応するアプリケーションプログラム(アプリ)及び当該アプリをコンピュータ(本実施形態ではユーザ側装置としてのユーザ側装置2)に導入して起動できるよう構成するためのインストーラを、要求元のユーザ側装置2に送信する。
本実施形態では、「販売支援・管理システム」に関して、WEB(World Wide Web)上において閲覧可能なWEBサイトが用意されている。
図4は、このWEBサイトを構成するWEBページの一例を示した図である。
ユーザがユーザ側装置2を操作することによりWEBサイトにアクセスすると、図4に示すように、「販売支援・管理システム」に関するWEBサイトのトップページ251aがユーザ側装置2の表示部251に表示される。
なお、本実施形態では、ユーザ側装置2を操作するユーザが、何れかの代理店5を選んでサポートを受けるようになっている。「販売支援・管理システム」に関するWEBサイトのトップページ251aは、代理店5の店頭に置かれた図示しない端末装置や、代理店5のスタッフがユーザのもとを訪問して説明等を行う際に使用する携帯端末装置、タブレット端末装置(いずれも図示せず)等の表示部に表示されてもよい。
このトップページ251aには、「販売支援・管理システム」を利用することで実現することのできる機能を示す複数の機能メニューボタン31や、「販売支援・管理システム」を体験するためのアプリ(体験版アプリ)をダウンロードするためのダウンロードボタン32が設けられている。
機能メニューボタン31は、「販売支援・管理システム」を利用することで実現することのできる機能のすべてについて設けられていてもよいが、WEBサイトを閲覧する一般ユーザにとって見やすく、分かりやすいように、主要な機能等に絞って表示させることが好ましい。図4では、「伝票作成」「請求書発行」「伝票フォーム」等、8つの機能について機能メニューボタン31が設けられている例を示している。
ユーザが図示しないキーボードやマウス等の入力デバイス24を操作することで、いずれかの機能メニューボタン31を選択・操作すると、WEBサイトのページが、トップページ251aから当該操作された機能メニューボタン31に対応する機能説明画面251b(図5参照)に遷移するようになっている。
図5は、機能メニューボタンが操作された場合に表示される機能説明画面の一例を示す図である。
図5では、図4に示すトップページ251a等において、仕入・買掛に対応する機能メニューボタン31が選択・操作された場合に表示される機能説明画面251bの例を示している。
図5に示すように、機能説明画面251bでは、当該機能の特長や具体的な活用方法等が示される。
また、機能説明画面251b内にもトップページ251aと同様に、体験版アプリをダウンロードするためのダウンロードボタン32が設けられている。
WEBサイトのトップページ251aや機能説明画面251b等においてダウンロードボタン32が操作されると、ユーザ側装置2に体験版アプリをダウンロード及びインストールするための一連の処理が開始される。
図6は、体験版アプリをダウンロード・インストールする一連の処理を示すフローチャートである。
図6に示すように、本実施形態では、ユーザ側装置2において、CPU21が、体験版アプリのダウンロードボタン32が操作されたか否かを判断し(ステップS1)、操作されない場合(ステップS1;NO)には、判断処理を繰り返す。
他方、操作された場合(ステップS1;YES)には、例えば図7に示すような申し込みページ251cを表示部251に表示させ(ステップS2)、ユーザが勧誘や説明を受けて契約した代理店5の代理店コードを所定の入力欄33に入力するように促す。なお、本実施形態では、体験版アプリの申し込み時に要求されるのは代理店コードだけであり、ユーザの個人情報等の登録は求めないようになっている。そして、申し込みページ251cの申し込みボタン34が操作されると、CPU21は入力欄33に入力された代理店コードを受け付け、ユーザ側装置2からサーバ装置1に対して、代理店コードを付して体験版アプリのダウンロード・インストールに関するプログラムやデータを配信するように配信要求がなされる(ステップS3)。
サーバ装置1は、ユーザ側装置2からの配信要求を受けると、代理店コードを受信し、これを登録する(ステップS4)。
そして、CPU11は、当該代理店コードから当該代理店5の重点機能を判断する(ステップS5)。具体的には、図8に示すような代理店情報DB123を参照し、代理店コードと対応付けられている代理店5の重点機能を読み出す。重点機能に優先順位が付されている場合には、当該順位の付いた状態で重点機能を判断する。
なお、ユーザがいずれの代理店5も介さずに申し込みを行う場合等、ユーザ側装置2からの配信要求に代理店コード等の識別情報が含まれていない場合には、図8の下方の欄に示すように代理店コードや代理店名が無い又は不明である場合のデフォルトの設定がCPU11によって適用される。
ユーザが契約した代理店5が注力している重点機能が判断されると、CPU11は、この判断結果に基づいて機能説明用データ(ここでは特に、体験版アプリのインストール時に再生される第1の機能説明用データ)に基づく機能説明をどのような順序で行うか(再生させるか)の再生順序を決定する(ステップS6)。
すなわち、サーバ装置1のCPU11が代理店情報取得手段として取得した代理店情報に基づく判断結果に基づいて、機能説明用データに基づく機能説明の再生順序を決定し、機能説明の再生順序に関する情報(機能説明を再生する順番等、再生態様を指示するファイル)を生成する。
そしてサーバ装置1では、ユーザ側装置2からの配信要求に対応して、体験版アプリと、これをインストールするためのインストーラと、機能説明の再生順序に関する情報(例えば、再生順序を示すファイル等)と、第1の機能説明用データと、第2の機能説明用データとを、ともに要求元のユーザ側装置2に対して配信し(ステップS7)、ユーザ側装置2はサーバ装置1から配信された体験版アプリ等のプログラム等を受信する(ステップS8)。
ここで、機能説明用データとは、所定のプログラムによって実現される複数の機能を機能毎に映像及び/又は音声で説明可能とするためのデータであり、所定のプログラムのユーザ側装置2におけるダウンロード・インストール時に再生されるものである。
サーバ装置1から機能説明用データが配信されると、ユーザ側装置2は、所定のプログラムのダウンロード・インストール時に、当該データに基づいて映像や音声として再生する。
特に本実施形態では、ユーザ側装置2は、代理店情報取得手段としてのCPU11により取得された代理店情報に基づいて複数の機能の中から選択された所定の機能に対する紹介情報としての説明映像や説明音声を再生する。
前述のように、本実施形態の機能説明用データは、第1の機能説明用データと第2の機能説明用データとを含んでいる。
第1の機能説明用データは、体験版アプリのダウンロード及びインストール時に再生されるインストール時用動画(アニメーション)のデータである。また、第2の機能説明用データは、製品版アプリのダウンロード及びインストール時に再生されるインストール時用動画(アニメーション)のデータである。
本実施形態において、第1の機能説明用データ及び第2の機能説明用データは、体験版アプリや製品版アプリによって実現される複数の機能を各機能単位で説明する機能説明群で構成され、体験版アプリや製品版アプリをユーザ側装置であるユーザ側装置2にダウンロード及びインストールするときに再生される機能説明用データである。
なお、第1の機能説明用データ及び第2の機能説明用データは、動画データ及び音声データのうち少なくともいずれかを含んでいることが好ましいが、動画(すなわち、アニメーション等の映像と音声とが合わさった画像)のデータに限定されない。静止画のデータや音声データ、静止画と音声の組み合わせのデータ等であってもよい。
第1の機能説明用データ及び第2の機能説明用データに基づく動画(アニメーション)の内容は特に限定されないが、ダウンロードされるアプリによって実現される「販売支援・管理システム」の各機能について、その特長や操作方法、使用例(例えば「販売支援・管理システム」の機能を用いて作成可能な伝票等の作成例)等を説明、紹介する紹介情報を含むものが好ましい。
なお、本実施形態において、第1の機能説明用データに基づく動画(アニメーション)と第2の機能説明用データに基づく動画(アニメーション)とは、その機能説明の内容が異なるものであることが好ましい。本実施形態における動画の具体的な内容については後述する。
サーバ装置1からプログラム等を受信すると、ユーザ側装置2は、まず、体験版アプリのインストーラを起動させる(ステップS9)。
インストーラが起動すると、ユーザ側装置2に体験版アプリを動作させる環境が整っているか否か等がチェックされる(ステップS10)。なお、このときユーザ側装置2に製品版アプリを導入した場合に製品版を動作させる環境が整っているか否か等についてもチェックしてもよい。ここで動作環境とは、例えば、ユーザ側装置2に搭載されているオペレーティングシステム(OS: Operating System)やユーザ側装置2の記憶部22のメモリ容量等である。
そして、動作環境が適合しない場合(ステップS10;NO)には、エラーとなって(ステップS11)、その後のダウンロード及びインストールが中止され、処理が終了する。
他方、ユーザ側装置2に体験版アプリ等を動作させる環境が整っている場合(ステップS10;YES)には、CPU11によって決定された機能説明の再生順序にしたがって、体験版アプリのインストール時用動画の再生が開始される(ステップS12)。具体的には、ユーザ側装置2のCPU21がサーバ装置1から受信した、機能説明の再生順序に関する情報(再生順序を示すファイル等)を参照して出力デバイス25である表示部251の表示制御を行う。これにより、表示部251に所定の再生順序で機能説明の動画が表示され、スピーカ252から適宜説明音声や背景音楽、効果音等が出力される。
そして、体験版アプリのダウンロード(ステップS13)及びインストール(ステップS14)が行われる。
なお、体験版アプリのダウンロード・インストール中の画面には、ダウンロード・インストールの進捗状況を示すバー表示等が行われてもよい。これにより、ユーザは進捗状況を直感的に把握することができ、待ち時間のストレス軽減が期待できる。
図9は、本実施形態において、第1の機能説明用データに基づき、体験版アプリのダウンロード及びインストール時に再生されるインストール時用動画の一例を示した説明図である。
体験版アプリのダウンロード及びインストール時には、第1の機能説明用データに基づき、例えば図9に示すように、「スタート動画M1」「基本操作説明動画M2」「仕入・買掛説明動画M3」「伝票作成説明動画M4」「請求書発行説明動画M5」で構成される一連のインストール時用動画が再生される。
インストール時用動画は、初心者でも馴染みやすいように、例えば図9の「基本操作説明動画M2」に示すように、女性のインストラクター等のキャラクタが各機能について説明する等の構成となっている。なお、例えば複数のキャラクタによる対話形式で各機能を解説するような構成となっていてもよい。
インストール時用動画は、体験版アプリのダウンロード及びインストールにかかる時間に合わせた長さとなっていてもよいし、これより短いもの、長いものであってもよい。インストール時用動画の長さが、体験版アプリのダウンロード及びインストールにかかる時間よりも短い場合には、例えば「基本操作説明動画M2」や「仕入・買掛説明動画M3」に戻って再度再生を繰り返してもよい。また、インストール時用動画が何種類か用意されており、それらが順次再生されるようになっていてもよい。
なお、本実施形態においてCPU11が機能説明の再生順序に関する情報(再生順序を示すファイル等)を生成する際には、ユーザが入力した代理店コードに対応する代理店5が重点を置いている機能・分野に関する重点機能の情報が参照されるが、例えば当該代理店5が重点機能を1つしか登録していなかった場合等、機能説明の動画を構成するのに情報が足りない場合等には、アプリ内の機能のうち予めお勧めの機能として高い優先度が設定されている機能等を機能説明の動画の中に組み込んでもよい。
なお、第1の機能説明用データが、各機能についての説明動画として、ロングバージョンとショートバージョン、詳細バージョンと簡易バージョン等のように、複数のバージョンを含んでいてもよく、この場合には、サーバ装置1のCPU11は、例えば代理店情報において当該代理店5の重点機能の1位に挙げられている機能については、ロングバージョンや詳細バージョンの説明動画を選択し、2位以下については、ショートバージョンや簡易バージョンの説明動画を選択して、当該代理店5が重点を置いている順に順次再生されるように再生順序を決定してもよい。
また、インストール時用動画がダウンロード及びインストールにかかる時間よりも短く、時間が余ってしまうような場合に、代理店5が重点を置いている順に説明動画をリピート再生したり、代理店5が重点を置いている上位の機能の別バージョンの説明動画を再生させるように再生順序を決定してもよい。
ユーザ側装置2のCPU21は、体験版アプリのダウンロード及びインストールが完了したか否かを判断し(ステップS15)、完了していない場合(ステップS15;NO)には、インストール時用動画の再生を続けながら体験版アプリのダウンロード(ステップS13)及びインストール(ステップS14)を継続する。
他方、体験版アプリのダウンロード及びインストールが完了した場合(ステップS15;YES)には、ユーザ側装置2のCPU21は、体験版アプリのインストール時用動画の再生を停止させ(ステップS16)、体験版アプリを起動させて、「販売支援・管理システム」の体験版のメニュー画面251d(図10参照)を表示部251に表示させる(ステップS17)。
図10は、「販売支援・管理システム」の体験版のメニュー画面の一例を示す図である。
メニュー画面251dは、体験版アプリ(所定のプログラム)がインストールされた際(インストール後、アプリが起動した際)に表示部251に表示されるスタート画面である。
メニュー画面251dには、体験版アプリによって実現される複数の機能の全部又は一部がメニューボタン35a,35bとして一覧表示される。
具体的には、ユーザ側装置2の表示手段である表示部251を制御する表示制御手段としてのCPU21が、複数の機能各々と対応付けられた複数のメニューボタン35a,35bを所定のメニュー画面251dに含ませて表示部251に表示させる。
本実施形態では、表示制御手段としてのユーザ側装置2のCPU21は、メニュー画面251dにおけるレイアウトを、代理店情報取得手段であるサーバ装置1のCPU11によって取得された代理店情報に応じて変化させる。
具体的には、サーバ装置1のCPU11が、代理店情報に基づいて当該代理店5が重点を置いている重点機能を判断し、この判断結果に基づいてメニュー画面251dのレイアウトを決定し、体験版アプリのダウンロードの際等にメニュー画面251dのレイアウト指示情報(レイアウト指示ファイル等)をユーザ側装置2に送る。
判断結果に応じてレイアウトをどのように変化させるかは適宜設定されるが、表示制御手段としてのCPU21は、代理店情報(代理店5の重点機能の情報)に基づいて、複数の機能に対応付けられた複数のメニューボタン35a,35bのうち、代理店5の重点機能に対応付けられたメニューボタン35aをメニュー画面251dにおいて他のメニューボタン35bよりも優先的に表示させる。
すなわち、CPU21は、複数の機能のうち、CPU11によってユーザと契約している代理店5が特に重点を置いていると判断された機能に対応するメニューボタン35aほど目立つようにレイアウトしてメニュー画面251dに表示させるようになっている。
ここで、レイアウトは、メニュー画面251dにおける各機能に対応するメニューボタン35a,35bの配置及び大きさのうち少なくとも一方である。
例えばCPU21は、CPU11により取得された代理店情報に基づいて複数の機能の中から選択された所定の機能に対応付けられたメニューボタン35aをメニュー画面251dにおいて他のメニューボタン35bよりも上段に表示させる。
また、例えばCPU11によって所定のプログラムによって実現される複数の機能を利用したユーザが契約した代理店5の代理店コード等の代理店情報が取得された場合、この代理店コードに対応する重点機能の情報に基づいて複数の機能の中から特に当該代理店5が重点を置く所定の重点機能に対応付けられたメニューボタン35aを、メニュー画面251dにおいて他のメニューボタン35bよりも大きく表示させてもよい。
例えばサーバ装置1のCPU11は、代理店情報に基づいて、どの機能に関するメニューボタン35a,35bを目立つようにレイアウトするか、目立たせたい順番、優先的に表示させたい順番等を決定し、これを示す情報(レイアウト指示ファイル等)を生成し、これを体験版アプリ等を配信する際にともにユーザ側装置2に対して配信してもよい。
また、前述の機能説明の再生順序に関する情報(再生順序を示すファイル等)と、メニュー画面251dのレイアウトを決めるための、メニューボタン35a,35bの目立たせたい順番、優先的に表示させたい順番等を示す情報(レイアウト指示ファイル等)とは共通でもよい。すなわち、CPU11は、各機能について代理店5の重点機能に関する情報(当該代理店5が重点を置いている機能の優先順位等を示す情報)を生成して体験版アプリ等とともにユーザ側装置2に配信し、ユーザ側装置2のCPU21がこの情報(ファイル等)を参照して、CPU11によって決定された重要度に応じた順序での機能説明の再生及びメニュー画面251dにおけるメニューボタン35a,35bの表示を実行してもよい。
図10では、メニュー画面251dに8つの機能についてメニューボタン35a,35bが設けられている例を示し、このうち、ユーザが契約した代理店5(図1に示す例では代理店A)が重点を置いている3つの機能(すなわち、「仕入・買掛」「伝票作成」「請求書発行」、図8参照)に対応するメニューボタン35aを、画面内においてより目立つ位置である上の段に左から順に配置し、それ以外のメニューボタン35bを下の段に配置している。
また、メニューボタン35a,35bの大きさも、上の段3つのメニューボタン35aが、他のメニューボタン35bよりも大きくなっており、目立つように表示されている。
また、図10に示すように、代理店に問い合わせるための問合せ先表示部45をメニュー画面251dに表示させてもよい。図10ではユーザがキーボードやマウス等の入力デバイス24を操作することでユーザが契約した代理店5(図示例では「代理店A」)のホームページ等にアクセスすることができるようにしたリンク先を示す項目が問合せ先表示部45として設けられている例を示している。なお、問合せ先表示部45は、ユーザが契約した代理店5を識別可能な状態で表示させるであればよく、図10に示す例に限定されない。例えばユーザが契約した代理店5(図示例では「代理店A」)の連絡先(メールアドレスや電話番号等)を表示させるものでもよい。問合せ先表示部45を操作すると、所定のフォームのメール記載欄が表示され、ユーザが当該記載欄に問い合わせ内容を書き込むことで代理店5に対して簡易に問合せできるようになっていてもよい。
なお、メニューボタン35a,35bのレイアウトは図示例に限定されず、配置順のみを重点機能に応じた順とし、大きさはすべて同じにそろえてもよい。また、優先度の高い重点機能のメニューボタン35aほど大きくし、ボタン配置はランダムとしてもよい。その他、優先度の高い重点機能のメニューボタン35aを左端又は右端に縦に並べる等としてもよい。
なお、メニューボタン35a,35bのレイアウトは、例えば体験版起動直後の初期の状態ではデフォルトで設定されており、その後当該初期状態からユーザが自由に移動・変更させてカスタマイズできるようになっていてもよい。
ユーザがキーボードやマウス等の入力デバイス24を操作することで、いずれかのメニューボタン35を選択・操作すると、表示部251の表示画面が、メニュー画面251dから当該操作されたメニューボタン35a,35bに対応する機能説明画面251e(図11参照)に遷移するようになっている。
図11は、メニューボタンが操作された場合に表示される機能説明画面の一例を示す図である。
図11では、図10に示すメニュー画面251dにおいて、伝票作成に対応するメニューボタン35aが選択・操作された場合に表示される機能説明画面251eの例を示している。
図11に示すように、機能説明画面251eでは、当該機能の特長や具体的な活用方法等が示される。
また、機能説明画面251e内には、当該機能を実際に体験してみることのできる試用ボタン36が設けられている。この試用ボタン36が操作されると、実際に製品版で行うことができるのと同様の伝票作成の作業等を体験することができる画面(図示せず)に遷移するように構成されている。なお、試用ボタン36は、すべての機能説明画面251eに設けられていてもよいし、主要な機能に対応する機能説明画面251eのみに設けられていてもよい。
さらに、機能説明画面251e内には製品版アプリをダウンロードするためのボタンである製品版導入ボタン37が設けられている。なお、メニュー画面251dにも機能説明画面251eと同様の製品版導入ボタン37が設けられていてもよい。
なお、メニュー画面251dや機能説明画面251eにおけるレイアウトは図示例に限定されない。
機能説明画面251e等において製品版導入ボタン37が操作されると、ユーザ側装置2に製品版アプリをダウンロード及びインストールするための一連の処理が開始される。
図12は、製品版アプリをダウンロード・インストールする一連の処理を示すフローチャートである。
図12に示すように、本実施形態では、ユーザ側装置2において、CPU21が、製品版導入ボタン37が操作されたか否かを判断し(ステップS21)、操作されない場合(ステップS21;NO)には、判断処理を繰り返す。
他方、操作された場合(ステップS21;YES)には、製品版アプリを申し込むための申し込みページ251fを表示部251に表示させる(ステップS22)。
図13は、申し込みページの一例を示す図である。
図13に示すように、申し込みページ251fには、例えば、ユーザがアカウント情報としてメールアドレスを入力するメール入力欄38、任意のパスワードを入力するパスワード設定欄39、代理店コードを入力する代理店コード入力欄40等が設けられている。この他、申し込みページ251fには、ユーザの氏名や住所、電話番号等を入力する欄が設けられていてもよい。なお、代理店コードはユーザが体験版アプリについて申し込みをした際に入力されたものを適用してもよく、この場合には、代理店コード入力欄40を設けなくてもよい。また、代理店コード入力欄40を設けた場合でも、この欄に入力がない場合には、ユーザが体験版アプリについて申し込みをした際に入力されたものが適用されるようにしてもよい。
また、申し込みページ251fには、図13に示すように、ユーザの事業種や事業規模等の情報を入力する業務情報入力欄41が設けられていてもよい。なお、業務情報入力欄41を設ける場合、その具体的な項目、内容等は特に限定されない。
さらに、申し込みページ251fには、製品版の申し込みを決定する申し込みボタン42が設けられている。
CPU21は、申し込みボタン42が操作されたか否かを判断し(ステップS23)、申し込みボタン42の操作が行われない場合(ステップS23;NO)には、操作が行われるまで判断処理を繰り返す。
他方、申し込みボタン42が操作された場合(ステップS23;YES)には、CPU21は、メール入力欄38に入力されたメールアドレスといったユーザのアカウント情報や、代理店コード等、ユーザによって申し込みページ251fにおいて入力された内容をサーバ装置1に送信する(ステップS24)。
サーバ装置1に送信されたユーザのアカウント情報等(ユーザ情報)や業務情報、代理店コード等は、サーバ装置1の記憶部12(ユーザ情報DB123)等に記憶、登録される(ステップS25)。なお、本実施形態では、申し込みボタン42が操作され、ユーザ側装置2からユーザのアカウント情報等がサーバ装置に送信されることで製品版アプリの配信要求があったものとされる。
そして、CPU11は、当該代理店コードから当該代理店5の重点機能を判断する(ステップS26)。具体的には、体験版アプリの申し込み時と同様に代理店情報DB123を参照し、代理店コードと対応付けられている代理店5の重点機能を読み出す。重点機能に優先順位が付されている場合には、当該順位の付いた状態で重点機能を判断する。
ユーザが契約した代理店5が注力している重点機能が判断されると、CPU11は、この判断結果に基づいて機能説明用データ(ここでは、製品版アプリのインストール時に再生される第2の機能説明用データ)に基づく機能説明をどのような順序で行うか(再生させるか)の再生順序を決定する(ステップS27)。
すなわち、サーバ装置1のCPU11が代理店情報取得手段として取得した代理店情報に基づく判断結果に基づいて、機能説明用データに基づく機能説明の再生順序を決定し、機能説明の再生順序に関する情報(機能説明を再生する順番等、再生態様を指示するファイル)を生成する。
なお、体験版アプリのダウンロードから製品版アプリの申し込みまでの間にユーザが契約した代理店の情報に変更がない場合には、機能説明の再生順序は体験版の場合と同様としてもよい。
ユーザのアカウント情報が登録されると、サーバ装置1のCPU11は、当該アカウント情報と紐づけたパスコードを発行し(ステップS28)、このパスコードを確認メールによりユーザが入力したメールアドレス宛に送信する(ステップS29)。
サーバ装置1からパスコードが送信されると、ユーザはユーザ側装置2の入力デバイス24等を操作して、所定欄にパスコードを入力する。入力されたパスコードはサーバ装置1に送られて正しいパスコードが入力されたか否かがCPU11によって確認され(ステップS30)、正しいパスコードが入力されていないと判断された場合(ステップS30;NO)には、エラーとなり(ステップS31)、処理が終了する。このように正しいパスコードの入力を必要とすることにより、登録されたメールアドレスの真偽を確認することができる。
他方、正しいパスコードが入力されたと判断された場合(ステップS30;YES)には、サーバ装置1は、ユーザ側装置2に対して製品版アプリを、機能説明の再生順序に関する情報(例えば、再生順序を示すファイル等)とともに配信する(ステップS32)。
ユーザ側装置2は、サーバ装置1から製品版アプリ及び再生順序に関する情報を受信すると(ステップS33)、CPU11によって決定された機能説明の再生順序にしたがって、製品版アプリのインストール時用動画の再生が開始される(ステップS34)。
具体的には、ユーザ側装置2のCPU21がサーバ装置1から受信した、機能説明の再生順序に関する情報(再生順序を示すファイル等)を参照して出力デバイス25である表示部251の表示制御を行う。これにより、表示部251に所定の再生順序で機能説明の動画が表示され、スピーカ252から適宜説明音声や背景音楽、効果音等が出力される。
そして、製品版アプリのダウンロード(ステップS35)及びインストール(ステップS36)が行われる。
なお、製品版アプリのダウンロード・インストール中の画面には、体験版アプリのダウンロード・インストール時と同様に、ダウンロード・インストールの進捗状況を示すバー表示等が行われてもよい。これにより、ユーザは進捗状況を直感的に把握することができ、待ち時間のストレス軽減が期待できる。
図14は、本実施形態において、第2の機能説明用データに基づき、製品版アプリのダウンロード及びインストール時に再生されるインストール時用動画の一例を示した説明図である。
製品版アプリのダウンロード及びインストール時には、第2の機能説明用データに基づき、例えば図14に示すように、「スタート動画M1」「仕入・買掛説明動画M3」「伝票作成説明動画M4」「請求書発行説明動画M5」「在庫管理説明動画M6」「経営分析説明動画M7」で構成される一連のインストール時用動画が再生される。
本実施形態では、第2の機能説明用データに基づく機能説明の再生順序が、判断手段であるサーバ装置1のCPU11による代理店情報に基づく代理店の重点機能の判断結果に基づいて決定され、ユーザ側装置であるユーザ側装置2のCPU21は、決定された再生順序で機能説明の再生を実行する。
なお、第2の機能説明用データが、各機能についての説明動画として、ロングバージョンとショートバージョン、詳細バージョンと簡易バージョン等のように、複数のバージョンを含んでいてもよく、この場合には、ユーザ側装置2のCPU21は、例えば閲覧数1位の機能については、ロングバージョンや詳細バージョンの説明動画を選択し、2位以下については、ショートバージョンや簡易バージョンの説明動画を選択して、閲覧数の多い順に順次生成させてもよい。
また、インストール時用動画がダウンロード及びインストールにかかる時間よりも短く、時間が余ってしまうような場合に、閲覧数の多い順に説明動画をリピート再生したり、閲覧数上位の機能の別バージョンの説明動画を再生させたりしてもよい。
また、前述のように、本実施形態では、第1の機能説明用データに基づく動画(アニメーション)と第2の機能説明用データに基づく動画(アニメーション)とは、その機能説明の内容が異なっている。
例えば、図9に示す例のように、体験版アプリのダウンロード及びインストール時に再生される第1の機能説明用データに基づく動画(アニメーション)では、「スタート動画M1」の後、「販売支援・管理システム」の基本的な使い方等を全体的に説明する「基本操作説明動画M2」が再生され、その後、「販売支援・管理システム」の基本的な機能である「仕入・買掛」「伝票作成」「請求書発行」について説明する説明動画M3~M5が再生される。このように、第1の機能説明用データにおける機能説明の内容は、基本的な機能の説明にとどまっている。
これに対して、図14に示す例のように、製品版アプリのダウンロード及びインストール時に再生される第2の機能説明用データに基づく動画(アニメーション)では、「スタート動画M1」の後は、体験版ですでに説明が行われている「基本操作説明動画M2」は省略されて、各機能を説明する動画が再生されるようになっている。また、再生される機能説明も、「販売支援・管理システム」の基本的な機能である「仕入・買掛」「伝票作成」「請求書発行」を説明する説明動画M3~M5にとどまらず、応用的な機能である「在庫管理」「経営分析」を説明する説明動画M6、M7も再生される。このように、第2の機能説明用データにおける機能説明の内容は、基本的な機能の説明の他、応用的な機能の説明も含んでいる。
また、同じ機能について説明する動画であっても、第1の機能説明用データに基づく動画と第2の機能説明用データに基づく動画とで、内容を変えてもよい。
例えば、第1の機能説明用データにおける機能説明の内容は、第2の機能説明用データにおける機能説明の内容よりも詳細なものとしてもよい。
このようにすることで、「販売支援・管理システム」を初めて体験するユーザにも分かりやすく、気軽に試すことができる。
なお、第1の機能説明用データにおける機能説明の内容と第2の機能説明用データにおける機能説明の内容とをどのように異ならせるかは、上記の例に限定されない。
「販売支援・管理システム」の体験版は、製品版アプリ導入への誘引の役割を有する。そこで、体験版アプリをインストールする際にどのような動画等によって、どのような機能を、どの程度詳細に説明することがユーザにとって分かりやすく、「販売支援・管理システム」への興味を高めることができるかにより、体験版と製品版の機能説明の内容も適宜設定されることが好ましい。
例えば、上記とは逆に、第1の機能説明用データにおける機能説明の内容の方が、基本的な機能の説明の他、応用的な機能の説明も含んでいるものとしてもよい。この場合には、「販売支援・管理システム」を利用することによって可能となる機能を体験版アプリのインストール時に広くユーザに紹介することができ、「販売支援・管理システム」へのユーザの興味を高めることが期待できる。
また、第2の機能説明用データにおける機能説明の内容を、第1の機能説明用データにおける機能説明の内容よりも詳細なものとしてもよい。製品版アプリのダウンロード及びインストールには、体験版よりも長い時間がかかる。このため、第2の機能説明用データに基づいて再生される機能説明の内容を詳細なものとすることで、インストール等にかかる時間を利用して、「販売支援・管理システム」についてのユーザの理解を十分に深めることが期待できる。
ユーザ側装置2のCPU21は、製品版アプリのダウンロード及びインストールが完了したか否かを判断し(ステップS37)、完了していない場合(ステップS37;NO)には、インストール時用動画の再生を続けながら製品版アプリのダウンロード(ステップS35)及びインストール(ステップS36)を継続する。
他方、製品版アプリのダウンロード及びインストールが完了した場合(ステップS37;YES)には、ユーザ側装置2のCPU21は、製品版アプリのインストール時用動画の再生を停止させ(ステップS38)、製品版アプリを起動させて、「販売支援・管理システム」の製品版のメニュー画面251g(図15及び図16参照)を表示部251に表示させる(ステップS39)。
図15及び図16は、「販売支援・管理システム」の製品版のメニュー画面の一例を示す図である。
メニュー画面251gは、製品版アプリがインストールされた際(インストール後、アプリが起動した際)に表示部251に表示されるスタート画面である。
メニュー画面251gには、製品版アプリによって実現される複数の機能の全部又は一部がメニューボタン43a,43bとして一覧表示される。
具体的には、ユーザ側装置2の表示手段である表示部251を制御する表示制御手段としてのCPU21が、複数の機能各々と対応付けられた複数のメニューボタン43a,43bを所定のメニュー画面251gに含ませて表示部251に表示させる。
図15及び図16では、「伝票作成」等、8つの機能についてメニューボタン43a,43bが設けられている例を示している。
本実施形態では、代理店情報取得手段であるサーバ装置のCPU11により取得された代理店情報(本実施形態では代理店情報に基づく代理店5の重点機能の判断結果)に基づいてメニュー画面251gにおけるレイアウトが決定され、ユーザ側装置2の表示部251を制御する表示制御手段としてのCPU21は、決定されたレイアウトでメニュー画面251gを表示させる。
具体的には、サーバ装置1のCPU11が、代理店情報(代理店情報に基づく代理店5の重点機能の判断結果)に基づいてメニュー画面251gのレイアウトを決定し、製品版アプリのダウンロードの際等にメニュー画面251dのレイアウト指示情報(レイアウト指示ファイル等)をユーザ側装置2に送る。
重点機能の判断結果に応じてレイアウトをどのように変化させるかは適宜設定されるが、表示制御手段としてのCPU21は、代理店情報に基づいて、複数の機能の中から選択された当該代理店の重点機能に対応付けられたメニューボタン43aをメニュー画面251gにおいて他のメニューボタン43bよりも優先的に表示させる。
すなわち、CPU21は、複数の機能のうち、CPU11によって代理店の重点機能と判断された機能に対応するメニューボタン43aほど目立つようにレイアウトしてメニュー画面251gに表示させるようになっている。
ここで、レイアウトは、メニュー画面251gにおける各機能に対応するメニューボタン43a,43bの配置及び大きさのうち少なくとも一方である。
例えばCPU21は、CPU11により取得された代理店情報に基づいて複数の機能の中から当該代理店5の重点を置く重点機能に対応付けられたメニューボタン43aをメニュー画面251gにおいて他のメニューボタン43bよりも上段に表示させる。
また、例えばCPU11によって所定のプログラムによって実現される複数の機能を代理店5の重点機能の情報が取得された場合、この代理店情報に基づいて複数の機能の中から当該代理店5が重点を置く重点機能に対応付けられたメニューボタン43aを、メニュー画面251gにおいて他のメニューボタン43bよりも優先的に表示させてもよい。
例えばサーバ装置1のCPU11は、代理店情報(代理店情報に基づく代理店5の重点機能の判断結果)に基づいて、どの機能に関するメニューボタン43a,43bを目立つようにレイアウトするか、目立たせたい順番、優先的に表示させたい順番等を決定し、これを示す情報(レイアウト指示ファイル等)を生成し、これを体験版アプリ等を配信する際にともにユーザ側装置2に対して配信してもよい。
また、前述の機能説明の再生順序に関する情報(再生順序を示すファイル等)と、メニュー画面251gのレイアウトを決めるための、メニューボタン43a,43bの目立たせたい順番、優先的に表示させたい順番を示す情報(レイアウト指示ファイル等)とは共通でもよい。すなわち、CPU11は、各機能について代理店5が重点を置いている順序を示す情報(重点度ファイル等)を生成して製品版アプリ等とともにユーザ側装置2に配信し、ユーザ側装置2のCPU21がこの情報(ファイル等)を参照して、CPU11によって決定された重点度に応じた順序での機能説明の再生及びメニュー画面251gにおけるメニューボタン43a,43bの表示を実行してもよい。
図15では、メニュー画面251gに8つの機能についてメニューボタン43a,43bが、デフォルトとして縦に2列並べられており、左側の列に「伝票作成」「伝票フォーム」「請求書発行」「仕入・買掛」…、右側の列に「日報・月報」…が配置されている例を示している。本実施形態では、前述のように代理店コード等の代理店情報が入力されていない場合には、デフォルトで設定されている機能の重点度が適用されるようになっている(図8参照)。図15に示す例では、デフォルトで主要な機能として設定された「伝票作成」「伝票フォーム」「請求書発行」に対応するメニューボタン43bがメニュー画面251gの左上から順に配置されている。
これに対して、図16では、CPU11による代理店情報に基づく代理店5の重点機能の判断結果に応じてCPU11が決定したレイアウト指示情報にしたがって、ユーザ側装置2のCPU21が、メニュー画面251gにおけるレイアウトを変化させた例を示している。
すなわち、図16では、ユーザが代理店Aと契約した場合を例示しており、代理店Aの重点機能として「仕入・買掛」が最も重点度が高く、次いで「伝票作成」「請求書発行」…の順に代理店5(代理店A)における重点度が高かった場合を例示している(図8参照)。
この場合には、図16に示すように、多くのユーザにとって目立ちやすく、使いやすいメニュー画面251gの左上から順に代理店5の重点度が高かった機能に対応するメニューボタン43aを配置し、それ以外の機能に対応するメニューボタン43bがそれ以降に並べて表示されるようになっている。
なお、図16では、代理店情報の判断結果に基づいてメニューボタン43a,43bの配置を変える場合を例示したが、体験版のメニュー画面251d(図10参照)の場合と同様に、CPU21は、メニューボタン43a,43bの配置と大きさの両方を変化させるようにしてもよい。
また、特に代理店5の重点度が高い重点機能に対応するメニューボタン43a等については、図16に示すように、線(図16に示す例では一点鎖線)で囲んだり色を変化させる等、メニュー画面251g内での配置や大きさ以外の手法によって目立つように表示させてもよい。
また、体験版のメニュー画面251d(図10参照)について例示したのと同様に、製品版のメニュー画面251g(図15及び図16参照)に、代理店に問い合わせるための問合せ先表示部45,46を表示させてもよい。
すなわち、図16に示すように、ユーザが契約した代理店5の代理店情報を反映させたメニュー画面251gの場合であれば、例えばユーザがキーボードやマウス等の入力デバイス24を操作することでユーザが契約した代理店5(図示例では「代理店A」)のホームページ等にアクセスすることができるリンク先を問合せ先表示部45として表示させる。また問合せ先表示部45は、例えば、ユーザが契約した代理店5(図示例では「代理店A」)の連絡先(メールアドレスや電話番号等)を表示させるものでもよい。問合せ先表示部45を操作すると、所定のフォームのメール記載欄が表示され、ユーザが当該記載欄に問い合わせ内容を書き込むことで代理店5に対して簡易に問合せできるようになっていてもよい。
なお、ユーザが契約した代理店5の代理店情報がないデフォルトの状態のメニュー画面251gの場合(図15参照)には、「代理店Aへのお問合せはこちら」等、個別の代理店5にアクセスするためのリンクではなく、例えば図15に示すように「販売支援・管理システム」を導入するためのアプリケーションソフトを取り扱っている代理店5を紹介する画面等にリンクするための問合せ先表示部46等を表示させてもよい。この場合、問合せ先表示部46をクリック操作等することで、例えば代理店5の一覧表示画面等に遷移し、当該画面において、各代理店5が重点を置く機能・分野の紹介や各代理店5の連絡先(メールアドレスや電話番号等)、各代理店5の場所(住所等)が表示されてもよい。これにより、ユーザは問合せ先が分かるだけでなく、自分の求める機能・分野に詳しい代理店5や近くて利用しやすい代理店5がどれであるかを知ることができる。
その他、メニュー画面251gにおけるメニューボタン43a,43bのレイアウトは図示例に限定されず、適宜設定される。
なお、メニューボタン43a,43bのレイアウトは、製品版起動直後に自動的に設定される初期の状態(例えば図15や図16参照)から、ユーザが自由に移動・変更させてカスタマイズできるようになっていてもよい。
メニュー画面251gにおいて、ユーザがキーボードやマウス等の入力デバイス24を操作することで、いずれかのメニューボタン43を選択・操作すると、表示部251の表示画面が、メニュー画面251gから当該操作されたメニューボタン43に対応する各機能の画面(図示せず)に遷移するようになっている。
なお、製品版のメニュー画面のレイアウトは図示例に限定されない。例えば体験版のメニュー画面251dのようにイラストやキャラクタの表示されたメニューボタン等で構成された画面としてもよい。
<効果>
以上のように、本実施形態の情報処理システムは、ユーザ側装置2からの配信要求に応じて、サーバ装置1からユーザ側装置2に対して所定のプログラムを配信させ、ユーザ側装置2において所定のプログラムをダウンロードさせる情報処理システム100であって、所定のプログラムに関してユーザ側装置2による動作をサポートする代理店5に関する代理店情報を取得する代理店情報取得手段としてのCPU11と、CPU11により取得された代理店情報に基づいて所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段として、サーバ装置1のCPU11や、ユーザ側装置2のCPU21と、を備えている。
これにより、サーバ装置1側から提供されるプログラムに関して代理店5を通じてユーザ側装置2による動作をサポートする場合に、ユーザが利用する代理店5に応じた態様でユーザ側装置2を動作させることができる。このため、ユーザのニーズに応えて、より分かりやすく使いやすいプログラムを提供することができるとともに、代理店5においても、当該代理店の特色に応じたサポートをより適切にユーザに対して行うことができる。
特に本実施形態では、動作制御手段としてのCPU11が、所定のプログラムによって実現される複数の機能を機能毎に映像及び/又は音声で説明可能とするためのデータであって所定のプログラムのユーザ側装置2におけるダウンロード及び/又はインストール時に再生される機能説明用データを、所定のタイミングでサーバ装置1からユーザ側装置2へ配信させ、ユーザ側装置2が配信された機能説明用データを再生する際には、代理店情報取得手段としてのCPU11により取得された代理店情報に基づいて複数の機能の中から選択された所定の機能に対する説明映像及び/又は説明音声を再生するようになっている。
これにより、体験版アプリや製品版アプリのダウンロード及びインストール時には、ユーザが選んで契約した代理店5の特色等に応じた動画を再生させることが可能となる。
このため、インストール時等の待ち時間に、ユーザの関心が高いと考えられる機能について説明する有益な情報を提供することができ、待ち時間にユーザが飽きるのを防ぐとともに、有意義に過ごすことが可能となる。また、代理店5においても、ユーザに対するアピールポイントとなる事項について説明する動画をインストール時等に再生させることで、当該代理店の特色に応じたサポートをより適切にユーザに対して行うことができる。
また本実施形態では、ユーザ側装置2において所定のプログラムがインストールされた際に、当該所定のプログラムによって実現される複数の機能各々と対応付けられた複数のメニューボタン35,43を所定のメニュー画面251d,251gに含ませてユーザ側装置2が有する表示部251に表示させる表示制御手段としてのCPU21を動作制御手段として備え、代理店情報取得手段としてのCPU11により取得された代理店情報に基づいて複数の機能の中から選択された所定の機能に対応付けられたメニューボタン35,43をメニュー画面251d,251gにおいて他のメニューボタン35,43よりも優先的に表示させるようになっている。
これにより、メニューボタン35,43のレイアウトに代理店5の特色等を反映させることができ、当該代理店5を選んで契約したユーザにとって興味や関心の高い機能に対応するメニューボタン35,43を、分かりやすく表示させることができる。
このため、「販売支援・管理システム」を導入したばかりのユーザにも、初期の状態から使い勝手のよいメニュー画面251d,251gを提供することができる。
また本実施形態において、代理店情報は、少なくとも代理店コード等の代理店5を識別するための識別情報を含み、この識別情報には、所定のプログラムによって実現される複数の機能のうち当該代理店5が重点を置く機能(重点機能)の情報が対応付けられている。
これにより、代理店5が得意とする機能説明の順番にしたり、メニュー配置にすることができる。このため、プログラムをサポートしてもらう代理店5としてユーザが選んだ代理店5の注力する機能についてより分かりやすい情報を適切にユーザに提供することができ、ユーザのニーズに合ったサービスを提供することができるとともに、代理店5においてもユーザとの信頼関係を高めることができ、契約率を向上させることが期待できる。
<変形例>
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、代理店情報(本実施形態では、代理店情報に基づく代理店5の重点機能の判断結果)に基づいて機能説明の順番(再生順序)を変更したり、メニュー画面251d,251gにおけるメニューボタン35,43のレイアウトを変更する場合について説明したが、CPU11により取得された代理店情報に基づいて所定のプログラムの動作を制御すればよく、動作制御の内容は、ここに例示したものに限定されない。
例えば、代理店情報に基づいて機能説明の順番(再生順序)の変更、メニュー画面251d,251gにおけるメニューボタン35,43のレイアウトの変更のいずれかを行ってもよい。
また本実施形態では、機能説明の順番(再生順序)の変更、メニュー画面におけるメニューボタンのレイアウトの変更を、体験版、製品版両方において行う場合を例示したが、体験版又は製品版のいずれか一方において行うようにしてもよい。
また、代理店情報やこれに基づく判断結果に基づいて機能説明の再生態様が変更されればよく、変更される再生態様は再生順序に限定されない。
ユーザ側装置2は、サーバ装置1から配信された機能説明用データを所定のプログラムのダウンロード・インストール時に映像や音声として再生する際に、代理店情報取得手段としてのCPU11により取得された代理店情報に基づいて複数の機能の中から選択された所定の機能に対する説明映像や説明音声を再生する。
例えば、機能説明の内容そのものが代理店情報に基づいて変更されてもよい。
具体的には、代理店5が重点を置く機能の説明のみを繰り返し再生するような構成としてもよい。また、ダウンロード・インストールにかかる時間がインストール時用動画よりも長い場合に、1巡目は代理店5が重点を置く機能から順に再生し、2巡目以降は最も代理店5が重点を置く機能の説明のみを繰り返し再生してもよい。さらに、1つの機能についてロングバージョン、ショートバージョン等、複数のバージョンが用意されている場合に、代理店5が重点を置く機能(例えば上位3つ等)については、ロングバージョンが選択されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、サーバ装置1のCPU11が、代理店情報に基づき判断される代理店5が重点を置く機能(重点機能)に応じて第1の機能説明用データ、第2の機能説明用データに基づく機能説明の再生順序を決定し、この機能説明の再生順序の情報をユーザ側装置2に送信して、ユーザ側装置2では、CPU11によって決定された再生順序にしたがってインストール時用動画を再生する場合を例示したが、機能説明の再生順序(再生態様)の決定の仕方はこれに限定されない。
例えば、サーバ装置1のCPU11は判断結果としての代理店5の重点機能をユーザ側装置2に配信し、ユーザ側装置2のCPU21において、第1の機能説明用データ、第2の機能説明用データに基づく機能説明の再生順序(再生態様)を、サーバ装置1のCPU11による代理店情報(代理店コードから導かれる代理店5の重点機能等)に基づいて決定し、この再生順序(再生態様)にしたがって機能説明用データに基づく機能説明の再生を実行してもよい。
また、本実施形態では、サーバ装置1のCPU11が、代理店情報(代理店コードから導かれる代理店5の重点機能等)に基づいてメニュー画面251d,251gのレイアウトを決定し、レイアウト指示情報としてユーザ側装置2に配信して、ユーザ側装置2のCPU21が、このレイアウト指示情報に基づいて表示部251にメニュー画面251d,251gを表示させる場合を例示したが、代理店情報(代理店コードから導かれる代理店5の重点機能等)に基づいたレイアウトでメニュー画面251d,251gを表示させる手法はこれに限定されない。
例えば、サーバ装置1のCPU11は代理店情報(代理店コードから導かれる代理店5の重点機能等)をユーザ側装置2に配信し、ユーザ側装置2のCPU21において、サーバ装置1のCPU11による代理店情報(代理店コードから導かれる代理店5の重点機能等)に基づいてメニュー画面251d,251gのレイアウトを決定し、決定されたレイアウトにしたがって表示部251に表示させてもよい。
また、所定のプログラム(体験版アプリ、製品版アプリ)は、ユーザが自らのユーザ側装置2から直接導入・購入してもよいし、所定の代理店5を介して、代理店5の端末装置から導入・購入してもよい。
本実施形態では、各種表示画面(図4,5,7,10,11,13,15,16の画面251a~251g参照)がユーザ側装置2の表示部251に表示される場合を例示したが、これらの画面は、例えば代理店5の店頭等に置かれた図示しない端末装置や、代理店5のスタッフがユーザのもとを訪問して説明等を行う際に使用する携帯端末装置、タブレット端末装置(いずれも図示せず)等の表示部に表示されてもよく、各種の入力操作は代理店5の端末装置において行われてもよい。
また、本実施形態では、ユーザが契約した代理店5の代理店情報がない状態でユーザ側装置2からサーバ装置1に対して配信要求がなされた場合に表示されるデフォルトの状態のメニュー画面として製品版アプリのメニュー画面251gについてのみ説明したが(図15参照)、体験版アプリの配信要求においてユーザが契約した代理店5の代理店情報がない状態である場合にも同様の表示を行ってもよい。
すなわち、この場合には、メニュー画面251dにおいてデフォルトの配置でメニューボタン35bが配置され、「代理店Aへのお問合せはこちら」等、個別の代理店5にアクセスするための問合せ先表示部45に代えて、例えば図15に示したものと同様に「販売支援・管理システム」を導入するためのアプリケーションソフトを取り扱っている代理店5を紹介する画面等にリンクするための問合せ先表示部46等を表示させてもよい。
また、サーバ装置1のCPU11は、ユーザ側装置2を操作するユーザに関するユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段として機能してもよい。
この場合には、動作制御手段としてのサーバ装置1のCPU11等は、代理店情報取得手段としてのCPU11により取得された代理店情報に、ユーザ情報取得手段としてのCPU11により取得されたユーザ情報を加味して、所定のプログラムの動作を制御してもよい。
このようにユーザ情報を加味して、所定のプログラムの動作制御を行うことにより、よりユーザのニーズに合ったサービスを提供することができる。
なおこの場合、ユーザ情報取得手段としてのCPU11により取得されるユーザ情報は、所定のプログラムの配信要求を行ったユーザ側装置2において、所定のプログラムのダウンロード前に入力されたユーザの種別情報を含んでいてもよい。
また、ユーザ情報取得手段としてのCPU11により取得されるユーザ情報は、所定のプログラムによって実現される複数の機能を利用したユーザの操作ログ情報を含んでいてもよい。
さらに、ユーザ情報は、操作ログ情報に基づいて決定されるユーザのスキルレベルを含んでいてもよい。
なおこの場合には、「販売支援・管理システム」を利用するにあたって登録を行ったユーザのユーザ情報、認証情報等を記憶・登録するデータベースとして、サーバ装置1の記憶部12等にユーザ情報DBを備えてもよい。
ここでユーザ情報とは、例えば、ユーザの氏名、メールアドレス、パスワード、住所、電話番号といった個人情報や、ユーザの行う事業の事業種、事業規模といった情報等である。これらは、ユーザが所定のプログラムをダウンロードする前に入力したユーザの種別情報である。なお、ユーザ情報はここに挙げたものに限定されず、これらのうちの一部であってもよいし、これ以外の情報が含まれてもよい。
ユーザ情報としてのユーザの種別情報は、例えば、図13に示す申し込みページ251fの業務情報入力欄41からユーザの事業種や事業規模等を入力することで取得される情報である。
図13に示す申し込みページ251fの業務情報入力欄41からユーザの事業種や事業規模等の情報入力された場合には、これらの情報に基づいて、機能説明用データに基づく機能説明の再生順序等を変化させてもよい。
例えば、ユーザの事業種が「食品業」である場合には、手書き伝票をデジタル化するための「伝票作成」の機能に重み付けし、「卸売業」である場合には、主要な業務となる「仕入・買掛」の機能に重み付けする。そして重み付けされた機能についての機能説明から順に再生する。なお、この重み付けと操作ログ情報の解析結果とを組み合わせて、重み付けと操作ログ情報の解析結果とを掛け合わせた結果、ポイントが最も高い機能を、ユーザにとって最も関心が高い機能であると判断して、機能説明の再生順序等に反映させてもよい。
このようにユーザの事業種や事業規模等についても考慮して機能説明の再生順序等を変化させることにより、より一層ユーザのニーズに応じた有意義な情報を提供することができる。
また、図13に示す申し込みページ251fの業務情報入力欄41からユーザの事業種や事業規模等のユーザ情報(ユーザの種別情報)が入力された場合には、これらの情報に基づいて、メニュー画面251d,251gのレイアウト等について変化させてもよい。
すなわち、表示制御手段であるCPU21は、CPU11により取得されたユーザの種別情報(ユーザ情報)に基づいて、複数の機能の中からダウンロード前に入力されたユーザの種別情報に関わる機能に対応付けられたメニューボタン35,43をメニュー画面251d,251gにおいて他のメニューボタン35,43よりも優先的に表示させてもよい。
この場合、サーバ装置1のCPU11は、入力されたユーザ情報(ユーザの種別情報)がプログラムによって実現される機能のうち、いずれの機能と関わるかを解析する解析手段として機能することが好ましい。例えば、ユーザの事業種が「食品業」である場合には、手書き伝票をデジタル化するための「伝票作成」の機能が「ユーザの種別情報(ユーザ情報)に関わる機能」と判断され、「卸売業」である場合には、主要な業務となる「仕入・買掛」の機能が「ユーザの種別情報(ユーザ情報)に関わる機能」と判断される。
また、ユーザ情報が所定のプログラムによって実現される複数の機能を利用したユーザの操作ログ情報である場合には、例えばユーザがWEBサイト上でいずれの機能メニューボタン31を選択・操作したか等の情報が、操作ログ取得手段としてのCPU11によって取得され、ユーザの操作ログ情報として記憶部12等に蓄積される(図17参照)。
ここでユーザの操作ログ情報とは、例えば「販売支援・管理システム」に関するWEBサイト等にアクセスしたユーザがどのような機能に関する項目(機能説明画面等)を閲覧したのかといった閲覧履歴の情報や、どのような経路で当該項目に行き着いたのかといった閲覧経路の情報等である。
操作ログ情報を機能説明の再生順序やメニュー画面251d,251gのレイアウト等の設定に反映させることによって、よりユーザの関心・ニーズに合ったサービスを提供することができる。
項目の閲覧履歴は、例えば、図4に示すWEBサイトのトップページ251aに複数表示されている機能メニューボタン31のうち、いずれの機能メニューボタン31が何回操作されたかの閲覧回数(図17等において閲覧数)である。
この場合のユーザは、例えばWEBサイトにアクセスした一般ユーザを広く含んでいてもよく、CPU11は、「販売支援・管理システム」に関する一般的な関心傾向、閲覧傾向としてこれらの閲覧回数の情報を取得する。
CPU11が操作ログ取得手段として操作ログ情報を取得した場合には、解析手段としてこの情報を解析する。
例えば、CPU11は、機能メニューボタン31等について、各機能ごとの閲覧回数(アクセス回数)等を集計し、図17に例示するような、機能ごとの閲覧数をリスト化した閲覧数リストを生成する。
さらに、WEBサイト内には、「販売支援・管理システム」を利用することで実現することのできる各種機能等を紹介する機能説明・解説の他、一般ユーザの体験談、お悩み相談、コラム等の各種関連情報が掲載された関連情報ページが設けられていてもよい。
図18は、「販売支援・管理システム」に関連する各種の情報を掲載した関連情報ページ251hの例を示す図である。
例えば図18では、「よくあるお悩み」や「コラム」等の欄を設けて、個人事業主等が解決したいと考えるテーマに関して、各種情報を参照できるようにした関連情報ページ251hの一例を示している。
図18に示す関連情報ページ251hには、例えば、「人手が足りない」「正確な買掛管理がしたい」等、テーマごとにテーマボタン44が設けられており、テーマボタン44を操作すると、各テーマに沿った解説ページやコラムページ(いずれも図示せず)等に遷移するように構成されている。
この場合、関連情報ページ251hに示されたテーマのうちいずれのテーマについて、閲覧・アクセスが多いか、各テーマボタン44についての閲覧回数(アクセス回数)等を操作ログ取得手段としてのCPU11が取得してもよい。
WEBサイトに設けられる関連情報ページ等の構成は例示したものに限定されず、その他各種の情報をユーザに提供するページ等が設けられていてもよい。
例えば図18に示す関連情報ページ251hにおいて、ユーザがいずれかの項目にアクセスすると(すなわち、いずれかのテーマボタン44が操作されると)、そのアクセス情報(いずれの項目に何回アクセスがあったか等)が操作ログ取得手段としてのCPU11によって取得され、一般アクセス情報としてサーバ装置1の記憶部12に記憶、蓄積されるようになっていることが好ましい。
この場合にも、CPU11は、解析手段としてこの情報を解析する。
具体的には、CPU11は、まず各テーマがいずれの機能に関するものであるかを解析し、ユーザが閲覧したテーマを対応する機能に変換する。
例えば、「人材が足りない」「伝票の手書きが面倒」とのテーマであれば、CPU11は「伝票作成」の機能に関わるものであると解析し、「売上が伸びない」「売上・集客を増やしたい」とのテーマであれば、CPU11は「経営分析ツール」の機能に関わるものであると解析する(図19参照)。
なお、各テーマと機能とは予め対応関係が紐づけられていることが好ましい。
そして、CPU11は、各テーマに対応する機能について閲覧回数(アクセス回数)等を集計してリスト化し、図19に例示するような閲覧数リストを生成する。
なお、閲覧数リストは、図17や図19に例示したものに限定されない。例えば、閲覧数リストは、閲覧数の多い順に機能を並べたリストでもよい。
例えば、図17及び図19に示す例では、「仕分け・買掛」の閲覧数が1,200回と最も多く、次いで「伝票作成」の閲覧数が1,000回、「請求書発行」の閲覧数が800回となっている。この場合には、閲覧数リストも、閲覧数の多い順にリストの上位から「仕分け・買掛」「伝票作成」「請求書発行」…というように並べてもよい。
また、閲覧数リストにおける閲覧数は、各種のページ等において取得された操作ログ情報(すなわち、図17、図19における機能ごとの閲覧数)を合算したものであってもよい。
閲覧数リストは、CPU11は、操作ログ取得手段として新たに操作ログ情報を取得すると随時更新される。
なお、操作ログ情報はここに例示したものに限定されず、例えば、既に体験版アプリ又は製品版アプリをインストールしたユーザの操作ログ情報を取得して、利用している順(利用度が高い順)にリストを作成してもよい。即ち、操作ログ情報は、ユーザの関心項目が何であるかを読み取ることのできるような操作に関する情報を広く含む。
また、閲覧経路からユーザがどのような機能に関心を持っているのかを読み取ることができる場合には、これを機能ごとの閲覧数を示す数値に換算して、閲覧数リストにおける閲覧数に合算してもよい。
例えばユーザが人材募集広告のページを多く閲覧している場合であれば、「人手不足」とのテーマに関心があると推測され、CPU11は伝票作成等を機械化して人材不足を解消することが期待できる「伝票作成」に関するものであると解析する。
このような閲覧経路の情報を操作ログ情報として取得する場合には、操作ログ取得手段としてのCPU11は、体験版アプリ又は製品版アプリ(所定のプログラム)の配信要求を行った端末装置2(ユーザ側装置)におけるユーザが、体験版アプリ又は製品版アプリのダウンロード前に経由したサイト情報を操作ログ情報として取得してもよい。
この場合、解析手段としてのCPU11は、例えば操作ログ情報からユーザが閲覧したページと閲覧しなかったページとを判別し、閲覧したページに対応する機能が何であるかを解析する。そして、閲覧したページに対応する機能説明が先に再生されるように重み付けする。なお、ユーザが複数の機能に関するページを閲覧している場合、どの機能に関するページをより多く閲覧しているか等に応じて、再生順序についての重み付けを行うことが好ましい。
また、例えば操作ログ取得手段としてのCPU11が、どのページのダウンロードボタン32が選択されたのかを操作ログ情報として取得してもよい。そして、解析手段としてのCPU11がこの操作ログ情報に基づいてどの機能についての説明を優先させるか等を解析する。この場合、例えばページごとに予め機能説明順序(どのような順序で機能説明を行うか)を対応付けておき、CPU11は予め定められている機能説明順序にしたがって機能説明が再生されるように再生順序を決定してもよい。
このようにユーザの閲覧経路情報を操作ログ情報として取得して、これを解析手段としてのCPU11が解析することにより、一般ユーザではなく、配信要求を行った当該ユーザ自身の興味・関心事項を反映した解析結果を得ることができる。
ユーザ自身の操作ログ情報と一般ユーザの操作ログ情報との両方を取得した場合には、これらを区別して保存し、ユーザ自身の操作ログ情報に基づく解析結果(ユーザ固有の閲覧数リスト)のみをその後の処理に用いてもよいし、ユーザ自身の操作ログ情報と一般ユーザの操作ログ情報とを合算して合算後の操作ログ情報に基づく解析結果(広く一般的な閲覧数リスト)をその後の処理に用いてもよい。
なお、ユーザが個人を特定可能な何らかの情報をサーバ装置1に把握できる形で登録している場合(例えばメールアドレス等の登録を行っている場合)には、当該情報に基づいて、サーバ装置1のCPU11においてユーザの閲覧経路や閲覧履歴を把握・追跡することが可能であるが、このような登録情報がない場合には、通常、閲覧経路は、ブラウザを立ち上げたまま一連の動作(すなわち、1つのセッション)として各種WEBサイトにアクセスした場合にのみ、特定ユーザの閲覧経路・閲覧履歴を把握することができる。
このため、あるユーザが、ブラウザを立ち上げ、各種のWEBサイトを閲覧し、当該セッションの中で「販売支援・管理システム」のWEBサイトにアクセスし、各機能を閲覧等した後にダウンロードボタン32を操作した場合に、CPU11は、当該ユーザ閲覧経路や閲覧履歴を、配信要求をしたユーザ自身の操作ログ情報として取得する。
なお、ダウンロードボタン32が操作されるまでの間にセッションが切れた場合でも、サーバ装置1のCPU11において閲覧経路や閲覧履歴の把握・追跡が可能な構成となっている場合であれば、1つのセッションの中でなくても当該ユーザの操作ログ情報(閲覧経路等)として取得し、閲覧数に換算して当該ユーザ固有の閲覧数リストに加算してもよい。
また、ユーザ情報として操作ログ情報に基づいて決定されるユーザのスキルレベルを取得する場合には、例えば以下のような手法による。
すなわち、ユーザが体験版で利用した機能の数を、CPU11が操作ログ情報に基づいて特定し、その利用した機能の数が多ければスキルレベルを上級者と判断する。他方で、利用した機能の数が少なければスキルレベルを初級者と判断する。
そして、スキルレベルが上級者であると判断された場合には、機能説明の動画を再生する際に、上級者向けの複雑な機能を紹介したり、機能の応用例などを紹介したりするように機能説明用データに基づく機能説明の内容を決定する。他方、スキルレベルが初心者であると判断された場合には、機能説明の動画を再生する際に、初心者向けの簡単な機能を紹介したり、機能の基本的な使い方を紹介したりするように機能説明用データに基づく機能説明の内容を決定する。
なお、スキルレベルの決定方法は、特に限定されるものではなく、例えば、体験版の使用時間などに基づいて決定されてもよい。また、スキルレベルを決定する際に参照される情報は、体験版における操作ログ情報に限定されず、図5に示すような機能説明ページをどれだけの回数閲覧したか、などの各種操作ログ情報を使用してもよい。
このように、操作ログ情報からユーザのスキルレベルを特定し、当該スキルレベルを代理店情報に加味して考慮し説明映像や説明音声を再生する、とした場合には、説明を受ける側のユーザにとって、より理解しやすく、有益な情報を提供することができる。
また、このようなスキルレベルをメニュー画面251d,251gのレイアウトの決定に利用してもよい。
すなわち、スキルレベルが上級者であるならば、より多くのメニューボタン35,43をメニュー画面251d,251gに含めて表示させることで、より少ない操作手順で複数の機能を利用させることができる。
他方、スキルレベルが初心者であるならば、使用頻度の高い機能のメニューボタン35,43に絞ってメニュー画面251d,251gに表示させることで、操作が不慣れなユーザにも使い易い印象を与えることができる。
上記のように、代理店情報に各種のユーザ情報を加味して、所定のプログラムの動作を制御するとした場合、どのように加味していくかは適宜設定される事項である。
例えば代理店情報として、本実施形態では本来3つの重点機能が登録されるべきところ、1つの重点機能しか登録されていない場合に、代理店5が注力する重点機能を最優先しつつ、次順位としてユーザ情報から読み取ることのできる機能を考慮することが考えられる。
また、逆に代理店情報として、4つ以上の重点機能が優先順位なく登録されている場合に、ユーザ情報を加味して優先順位をつけ、機能説明の再生順序やメニュー画面251d,251gのレイアウト等を決定してもよい。
また、本実施形態では、ユーザが体験版を経て製品版に移行する場合を例示したが、「販売支援・管理システム」は必ずしも体験版を経由することを要件としていない。
例えば、「販売支援・管理システム」の導入について説明するメーカや代理店5による説明会において説明を受けたり、代理店5による訪問による説明や勧誘の後、体験版を経由せずに製品版アプリをインストール等することも可能である。
この場合には、製品版アプリの配信をサーバ装置1に要求した際に製品版アプリのダウンロード及びインストール時に再生される第2の機能説明用データが、製品版アプリとともに配信されて、製品版アプリのダウンロード及びインストール時に第2の機能説明用データに基づく機能説明がユーザ側装置2にて再生される。
この場合、ユーザはすでに体験版に相当する情報や知識を得ていることから、効率よく必要な情報の提供を受けることができる。
このように、体験版を経て製品版を導入するユーザと、体験版を経由せずに製品版を導入するユーザとで、アプリのダウンロード及びインストール時に再生する機能説明の内容を異ならせることで、「販売支援・管理システム」に対する知識や理解に応じた内容の機能説明を提供することができる。このため、各ユーザに向けた有意義な情報を提供することが可能となる。
また、本実施形態では、WEBサイト上から体験版アプリのダウンロード等をする場合を例示したが、「販売支援・管理システム」の導入はWEBサイトを契機としたものに限定されない。
例えば、体験版アプリや製品版アプリをダウンロードするための各種記憶媒体(例えば、CD-ROM等)をユーザのユーザ側装置2にセットすることによって、体験版アプリや製品版アプリ、及びこれらをダウンロード・インストールする際に再生される機能説明用データがユーザ側装置2にダウンロードされるようにしてもよい。
この場合には、WEBサイトを探す等の手間なく、容易に「販売支援・管理システム」を導入することができる。
そしてこの場合にも、ダウンロードのための各種記憶媒体を起動させる際にいずれかの代理店5の代理店コードの入力を求めるようにする。これによって、ユーザがサポートを受ける代理店5を特定することができ、機能説明の再生順序やメニュー画面251d,251gのレイアウト等をユーザ及びユーザが利用する代理店5に応じた適切なものとすることができる。
また、本実施形態では、「所定のプログラム」が体験版アプリと製品版アプリの両方を含み、「機能説明用データ」として体験版のインストール時等に再生されるインストール時用動画のデータと製品版のインストール時等に再生されるインストール時用動画のデータとがある場合を例示したが、「機能説明用データ」は上記の2種類ある場合に限定されない。
体験版のインストール時と製品版のインストール時とでインストール時用動画の内容を変えることは必須ではなく、同じ内容の動画を、代理店情報に応じて再生順だけを入れ替えて再生してもよい。
また「機能説明用データ」をダウンロードするタイミングは、所定のタイミングでよく、本実施形態に例示したものに限定されない。
すなわち、例えば、製品版のインストール時等に再生される第2の機能説明用データを体験版のインストール時等に再生される第1の機能説明用データとともに体験版アプリとともにダウンロードすることは必須ではない。
第1の機能説明用データについては体験版アプリをダウンロードする際にダウンロードし、第2の機能説明用データについては製品版アプリをダウンロードする際にダウンロードしてもよい。
また、本実施形態では、操作ログ情報の解析結果に基づいて、インストール時用動画の内容を変化させる(機能説明群の内容を入れ替える等、再生態様を変える)とともに、アプリのインストール後に、メニュー画面251d,251gのレイアウトを変化させる場合を例示したが、インストール時用動画の内容を変化させる(機能説明群の内容を入れ替える)ことは必須ではない。
また、本実施形態では、情報処理システム100を構成するユーザ側装置がユーザのユーザ側装置2のみである場合を例示したが、情報処理システム100の構成はこれに限定されない。
例えば、ユーザの事業所等に複数のユーザ側装置2が配置され、LAN(Local Area Network)等によってそれらのユーザ側装置2がローカルサーバに接続され、ローカルサーバがサーバ装置1とネットワークで接続されているような場合には、当該ローカルサーバもユーザ側装置に含まれてもよい。
以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
ユーザ側装置からの配信要求に応じて、サーバ装置から前記ユーザ側装置に対して所定のプログラムを配信させ、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムをダウンロードさせる情報処理システムであって、
前記所定のプログラムに関して前記ユーザ側装置による動作をサポートする代理店に関する代理店情報を取得する代理店情報取得手段と、
前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に基づいて前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段と、
を備えていることを特徴とする情報処理システム。
<請求項2>
前記動作制御手段として、前記所定のプログラムによって実現される複数の機能を機能毎に映像及び/又は音声で説明可能とするためのデータであって前記所定のプログラムの前記ユーザ側装置におけるダウンロード及び/又はインストール時に再生される機能説明用データを、所定のタイミングで前記サーバ装置から前記ユーザ側装置へ配信させる配信手段を備え、
前記ユーザ側装置は、前記配信手段により配信された前記機能説明用データを再生する際には、前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に基づいて前記複数の機能の中から選択された所定の機能に対する説明映像及び/又は説明音声を再生する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
<請求項3>
前記動作制御手段として、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムがインストールされた際に、当該所定のプログラムによって実現される複数の機能各々と対応付けられた複数のメニューボタンを所定のメニュー画面に含ませて前記ユーザ側装置が有する表示手段に表示させる表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に基づいて前記複数の機能の中から選択された所定の機能に対応付けられたメニューボタンを前記メニュー画面において他のメニューボタンよりも優先的に表示させる、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理システム。
<請求項4>
前記代理店情報は、少なくとも前記代理店を識別するための識別情報を含み、
当該識別情報には、前記所定のプログラムによって実現される複数の機能のうち当該代理店が重点を置く機能の情報が対応付けられている、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
<請求項5>
前記ユーザ側装置を操作するユーザに関するユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段をさらに備え、
前記動作制御手段は、前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に、前記ユーザ情報取得手段により取得された前記ユーザ情報を加味して、前記所定のプログラムの動作を制御する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
<請求項6>
前記ユーザ情報取得手段により取得される前記ユーザ情報は、前記所定のプログラムの配信要求を行った前記ユーザ側装置において、前記所定のプログラムのダウンロード前に入力されたユーザの種別情報を含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
<請求項7>
前記ユーザ情報取得手段により取得される前記ユーザ情報は、前記所定のプログラムによって実現される複数の機能を利用したユーザの操作ログ情報を含む、
ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の情報処理システム。
<請求項8>
前記ユーザ情報は、前記操作ログ情報に基づいて決定される前記ユーザのスキルレベルを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
<請求項9>
ユーザ側装置からの配信要求に応じて、所定のプログラムを前記ユーザ側装置に対して配信するサーバ装置であって、
前記所定のプログラムに関して前記ユーザ側装置による動作をサポートする代理店に関する代理店情報を取得する代理店情報取得手段と、
前記代理店情報取得手段により取得された代理店情報に基づいて前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段と、
を備えている、
ことを特徴とするサーバ装置。
<請求項10>
所定の代理店を介して購入された所定のプログラムを、ユーザ側装置からの配信要求に応じて、前記ユーザ側装置に配信するサーバ装置であって、
代理店ごとに他の代理店と識別可能な代理店コードを付与する代理店コード付与手段と、
前記ユーザ側装置から前記配信要求がなされた際に、前記所定の代理店に付与された代理店コードの入力が受け付けられた場合、当該代理店コードに基づいて前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段と、
を備えたことを特徴とするサーバ装置。
<請求項11>
前記所定のプログラムの動作は、前記所定のプログラムによって実現される複数の機能を機能毎に映像及び/又は音声で説明可能とするための機能説明用データを、前記所定のプログラムの前記ユーザ側装置におけるダウンロード及び/又はインストール時に再生させる動作を含み、
前記動作制御手段は、前記代理店コードの入力を受け付けた際に、予め当該代理店コードに対応付けて登録されている所定の代理店情報に基づいて、前記複数の機能の中から所定の機能に対する前記機能説明用データを選択して再生させる、
ことを特徴とする請求項10に記載のサーバ装置。
<請求項12>
前記所定の代理店情報は、前記所定のプログラムによって実現される複数の機能のうち前記所定の代理店が重点を置く機能の情報である、
ことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のサーバ装置。
<請求項13>
前記動作制御手段は、複数の機能説明用データを再生させる場合に、前記所定の代理店が重点を置く機能に対応する機能説明用データを、他の機能説明用データよりも優先的に再生させる、
ことを特徴とする請求項12に記載のサーバ装置。
<請求項14>
前記所定のプログラムの動作は、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムがインストールされた際に、当該所定のプログラムによって実現される複数の機能各々と対応付けられた複数のメニューボタンを所定のメニュー画面に含ませて前記ユーザ側装置が有する表示手段に表示させる動作を含み、
前記動作制御手段は、前記代理店コードの入力を受け付けた際に、予め前記代理店コードに対応付けて登録されている所定の代理店情報に基づいて、前記複数の機能の中から所定の機能に対するメニューボタンを選択して他のメニューボタンよりも優先的に表示させる、
ことを特徴とする請求項12又は請求項13に記載のサーバ装置。
<請求項15>
所定のプログラムに関してユーザ側装置による動作をサポートする代理店に関する代理店情報を取得する代理店情報取得手段を備えるサーバ装置から前記所定のプログラムをダウンロードする前記ユーザ側装置であって、
前記代理店情報取得手段により取得された代理店情報に基づいて前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段を備えている、
ことを特徴とするユーザ側装置。
<請求項16>
ユーザ側装置からの配信要求に応じて、サーバ装置から前記ユーザ側装置に対して所定のプログラムを配信させ、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムをダウンロードさせる情報処理システムにおける情報処理方法であって、
前記所定のプログラムに関して前記ユーザ側装置による動作をサポートする代理店に関する代理店情報を取得する代理店情報取得工程と、
前記代理店情報取得工程において取得された前記代理店情報に基づいて前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御工程と、
を含んでいる、
ことを特徴とする情報処理方法。
1 サーバ装置
2 ユーザ側装置
5 代理店
11 CPU
12 記憶部
21 CPU
22 記憶部
25 出力デバイス
100 情報処理システム

Claims (13)

  1. ユーザ側装置からの配信要求に応じて、サーバ装置から前記ユーザ側装置に対して所定のプログラムを配信させ、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムをダウンロードさせる情報処理システムであって、
    前記所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能に関して前記ユーザ側装置による動作をサポートする代理店に関する代理店情報を取得する代理店情報取得手段と、
    前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に基づいて、前記代理店が提供する前記少なくとも1つの機能について説明可能とする少なくとも1つの機能説明用データの再生順序を決定し、前記少なくとも1つの機能説明用データを前記決定された再生順序で再生させるように前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段と、
    を備え、
    前記動作制御手段として、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムがインストールされた際に、当該所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能と対応付けられた少なくとも1つのメニューボタンを所定のメニュー画面に含ませて前記ユーザ側装置が有する表示手段に表示させる表示制御手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に基づいて前記少なくとも1つに対応付けられたメニューボタンを前記メニュー画面において他のメニューボタンよりも優先的に表示させる、
    とを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記代理店情報は、少なくとも前記代理店を識別するための識別情報を含み、
    当該識別情報には、当該代理店が重点を置く機能の情報が対応付けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記ユーザ側装置を操作するユーザに関するユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段をさらに備え、
    前記動作制御手段は、前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に、前記ユーザ情報取得手段により取得された前記ユーザ情報を加味して、前記所定のプログラムの動作を制御する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記ユーザ情報取得手段により取得される前記ユーザ情報は、前記所定のプログラムの配信要求を行った前記ユーザ側装置において、前記所定のプログラムのダウンロード前に入力されたユーザの種別情報を含む、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記ユーザ情報取得手段により取得される前記ユーザ情報は、前記所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能を利用したユーザの操作ログ情報を含む、
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記ユーザ情報は、前記操作ログ情報に基づいて決定される前記ユーザのスキルレベルを含む、
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記機能説明用データは、前記少なくとも1つの機能について機能毎に映像及び/又は音声で説明可能とするためのデータであって、
    前記動作制御手段は、前記所定のプログラムの前記ユーザ側装置におけるダウンロード及び/又はインストール時に再生される前記機能説明用データを、所定のタイミングで前記サーバ装置から前記ユーザ側装置へ配信させる配信手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  8. 所定の代理店を介して購入された所定のプログラムを、ユーザ側装置からの配信要求に応じて、前記ユーザ側装置に配信するサーバ装置であって、
    代理店ごとに他の代理店と識別可能な代理店コードを付与する代理店コード付与手段と、
    前記ユーザ側装置から前記配信要求がなされた際に、前記所定の代理店に付与された代理店コードの入力が受け付けられた場合、当該代理店コードに基づいて前記所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能について説明可能とする少なくとも1つの機能説明用データの再生順序を決定し、前記少なくとも1つの機能説明用データを前記決定された再生順序で再生させるように前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段と、
    を備え、
    前記所定のプログラムの動作は、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムがインストールされた際に、当該所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能と対応付けられた少なくとも1つのメニューボタンを所定のメニュー画面に含ませて前記ユーザ側装置が有する表示手段に表示させる動作を含み、
    前記動作制御手段は、前記代理店コードの入力を受け付けた際に、予め前記代理店コードに対応付けて登録されている所定の代理店情報に基づいて、前記少なくとも1つの機能に対するメニューボタンを選択して他のメニューボタンよりも優先的に表示させる、
    ことを特徴とするサーバ装置。
  9. 前記所定の代理店情報は、前記所定の代理店が重点を置く機能の情報である、
    ことを特徴とする請求項8に記載のサーバ装置。
  10. 前記動作制御手段は、少なくとも1つの機能説明用データを再生させる場合に、前記所定の代理店が重点を置く機能に対応する機能説明用データを、他の機能説明用データよりも優先的に再生させる、
    ことを特徴とする請求項9に記載のサーバ装置。
  11. 前記所定のプログラムの動作は、前記所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能について、映像及び/又は音声で説明可能とするための機能説明用データを、前記所定のプログラムの前記ユーザ側装置におけるダウンロード及び/又はインストール時に再生させる動作を含み、
    前記動作制御手段は、前記代理店コードの入力を受け付けた際に、予め当該代理店コードに対応付けて登録されている所定の代理店情報に基づいて、前記少なくとも1つの機能に対する前記機能説明用データを選択して再生させる、
    ことを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか一項に記載のサーバ装置。
  12. 所定のプログラムに関してユーザ側装置による動作をサポートする代理店に関する代理店情報を取得する代理店情報取得手段を備えるサーバ装置から前記所定のプログラムをダウンロードする前記ユーザ側装置であって、
    前記代理店情報取得手段により取得された代理店情報に基づいて前記所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能について説明可能とする少なくとも1つの機能説明用データの再生順序を決定し、前記少なくとも1つの機能説明用データを前記決定された再生順序で再生させるように前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段と、
    を備え、
    前記動作制御手段として、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムがインストールされた際に、当該所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能と対応付けられた少なくとも1つのメニューボタンを所定のメニュー画面に含ませて前記ユーザ側装置が有する表示手段に表示させる表示制御手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に基づいて前記少なくとも1つに対応付けられたメニューボタンを前記メニュー画面において他のメニューボタンよりも優先的に表示させる、
    ことを特徴とするユーザ側装置。
  13. ユーザ側装置からの配信要求に応じて、サーバ装置から前記ユーザ側装置に対して所定のプログラムを配信させ、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムをダウンロードさせる情報処理システムにおける情報処理方法であって、
    前記所定のプログラムに関して前記ユーザ側装置による動作をサポートする代理店に関する代理店情報を取得する代理店情報取得工程と、
    前記代理店情報取得工程において取得された前記代理店情報に基づいて前記所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能について説明可能とする少なくとも1つの機能説明用データの再生順序を決定し、前記少なくとも1つの機能説明用データを前記決定された再生順序で再生させるように前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御工程と、
    前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムがインストールされた際に、当該所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能と対応付けられた少なくとも1つのメニューボタンを所定のメニュー画面に含ませて前記ユーザ側装置が有する表示手段に表示させる表示制御工程と、
    を含み、
    前記表示制御工程は、前記代理店情報取得工程により取得された前記代理店情報に基づいて前記少なくとも1つに対応付けられたメニューボタンを前記メニュー画面において他のメニューボタンよりも優先的に表示させる、
    ことを特徴とする情報処理方法。
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