JP7283436B2 - 情報処理システム、サーバ装置、ユーザ側装置及び情報処理方法 - Google Patents
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Description
こうした業務管理システムでは、プログラムによって各種の処理を行うことができ、様々な機能を実現可能となっている。
プログラムが複雑・多機能なものである場合には、インストールに要する時間も長くなり、ユーザにとって無駄な待ち時間が生じてしまう。
そこで、特許文献2では、ネットワークを経由して最新の内容の広告等を取得し、これをインストール中に表示又は再生することが提案されている。
このため、こうしたプログラムに関してユーザをサポートする代理店を介在させることが考えられる。
そこで、各代理店としては、自らの得意とする機能・分野について、より丁寧に分かりやすくユーザに提示したいという要望がある。
ユーザとしても、サポートを受ける代理店を選択する場合、自分の求める機能に精通した代理店を選ぶと考えられ、当該代理店の得意とする機能・分野について、より分かりやすく、使いやすいシステムを提供してほしいとの要望がある。
ユーザ側装置からの配信要求に応じて、サーバ装置から前記ユーザ側装置に対して所定のプログラムを配信させ、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムをダウンロードさせる情報処理システムであって、
前記所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能に関して前記ユーザ側装置による動作をサポートする代理店に関する代理店情報を取得する代理店情報取得手段と、
前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に基づいて、前記代理店が提供する前記少なくとも1つの機能について説明可能とする少なくとも1つの機能説明用データの再生順序を決定し、前記少なくとも1つの機能説明用データを前記決定された再生順序で再生させるように前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段と、
を備え、
前記動作制御手段として、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムがインストールされた際に、当該所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能と対応付けられた少なくとも1つのメニューボタンを所定のメニュー画面に含ませて前記ユーザ側装置が有する表示手段に表示させる表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に基づいて前記少なくとも1つに対応付けられたメニューボタンを前記メニュー画面において他のメニューボタンよりも優先的に表示させることを特徴としている。
まず、本実施形態における情報処理システムの概略構成について、図1を参照して説明する。
図1は、情報処理システムの概略構成を示す図である。
本実施形態の情報処理システム100は、ユーザの各種事業活動、経営活動等を支援・管理するシステムである「販売支援・管理システム」を導入するための所定のプログラムをユーザの操作する端末装置であるユーザ側装置2にダウンロードさせインストールさせるシステムであり、当該プログラムにしたがってユーザ側装置2を動作させるようになっている。
ここで、本実施形態において所定のプログラムは、「販売支援・管理システム」を導入するためのアプリケーションプログラムである製品版のアプリケーションプログラム(なお、以下において「製品版のアプリケーションプログラム」を「製品版アプリ」ともいう。)と、この製品版アプリによって実現可能な機能の一部を体験可能な体験版のアプリケーションプログラム(なお、以下において「体験版のアプリケーションプログラム」を「体験版アプリ」ともいう。)と、を含んでいる。
体験版アプリは、製品版アプリによって実現可能な機能の一部を体験可能な試用版のアプリケーションプログラムである。
なお、図1では、4つのユーザ側装置2を図示しているが、情報処理システム100を構成する(すなわち、サーバ装置1に接続される)ユーザ側装置2の数は図示例に限定されない。サーバ装置1とユーザ側装置2とは、例えばインターネット7を介して情報通信可能に接続されている。
サーバ装置1は、例えば「クラウドコンピューティングサービス」をユーザに提供するクラウドサーバである。なお、サーバ装置1は、クラウドコンピューティングを利用するものに限定されない。
サーバ装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、記憶部12、RAM(Random Access Memory)13等を備えるコンピュータである。また図2に示すように、サーバ装置1は、入力デバイス14と、出力デバイス15と、通信部16とを備えている。サーバ装置1の各部は、バス17を介して接続されている。
また後述するように、本実施形態では、ユーザ側装置2から体験版アプリの配信要求があったときに、サーバ装置1が、体験版アプリのダウンロード及びインストール時に再生される第1の機能説明用データと、製品版アプリのダウンロード及びインストール時に再生される第2の機能説明用データとを、体験版アプリとともに配信するようになっており、CPU11が、配信手段として機能して、これらの配信処理が実現されるように装置各部を制御する。
本実施形態において、代理店5は、「販売支援・管理システム」に関する所定のプログラムに関してユーザ側装置2による動作をサポートするものである。具体的には、代理店5は、例えば当該所定のプログラム(アプリケーションプログラム)によって実現可能な各種機能の紹介、各種機能の使い方の説明等をユーザに対して行う。所定のプログラムを提供するメーカは、そうした代理店5を介してユーザにアプリケーションプログラムに関するサポートを行うようになっている。
なお、ここにいう「代理店」はアプリケーションプログラムに関してユーザのサポートを行うものであればよく、代理店とメーカとの間の具体的な契約形態等は特に限定されない。また、本実施形態では、代理店5として実店舗を想定しているが、代理店5はインターネット上に存在する店舗等であってもよい。
サーバ装置1のCPU11は、所定のプログラムに関してユーザ側装置2による動作をサポートする代理店5に関する代理店情報を取得する代理店情報取得手段として機能する。
そして、サーバ装置1側では、代理店契約の申し込みがあると、契約を締結する代理店5ごとに他の代理店と識別可能な識別情報を各代理店5に付与する。識別情報は、例えば所定のコード(代理店コード)、ID等であり、サーバ装置1のCPU11は、代理店5ごとに所定のコード(代理店コード)を付与するコード(代理店コード)付与手段として機能する。
識別情報は代理店5を識別可能なものであればどのようなものでもよいが、本実施形態では、図1に示すように「000A1」等の数字とアルファベットからなる代理店コードである。
すなわち、本実施形態のサーバ装置1のCPU11は、例えば代理店コードの入力を受け付けた際に、予め当該代理店コードに対応付けて登録されている所定の代理店情報に基づいて、複数の機能の中から所定の機能に対する機能説明用データを選択して再生させたり、メニュー画面251d,251g(図10,15,16参照)におけるメニューボタン35a,35b、43a,43bのレイアウトを変更する等、代理店情報に基づいて所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段として機能する。
代理店情報に基づく所定のプログラムの動作制御の具体的な内容については、のちに詳述する。
本実施形態において、記憶部12は、各種プログラムを記憶する領域であるプログラム記憶部121の他、業務情報DB122、代理店情報DB123等を含んでいる。
業務情報DB122は、情報処理システム100において提供される販売支援・管理システムを利用する顧客(すなわち、各ユーザ側装置2を所有しているユーザ(クライアント))の各種業務情報が登録されたデータベースである。
ここで、業務情報とは、本実施形態において提供される「販売支援・管理システム」に関する各種の情報であり、例えば、取引先や商品の情報、伝票や請求書、経営分析等に関する各種データ等である。
サーバ装置1では、業務情報に係る業務情報DB122をユーザごとに記憶し管理する。
なお、後述するように、サーバ装置1の業務情報DB122に登録される内容は、ユーザ側装置2の業務情報DB222と同期され、サーバ装置1の業務情報DB122とユーザ側装置2の業務情報DB222とが随時最新の登録情報を共有するようになっている。
本実施形態では、代理店契約の申し込みがなされる際、代理店5からサーバ装置1側に対して、当該代理店5が重点を置く機能(重点機能)が通知・申告される。
代理店契約の申し込みがあると、サーバ装置1側では、図1に示すように、各代理店5ごとに代理店コード(識別情報)を設定し、代理店5側に通知する。
代理店情報は、少なくともこの識別情報(本実施形態では代理店コード)を含み、その他、例えば、代理店5の名称、連絡先のメールアドレス、パスワード、住所、電話番号といった情報や、代理店5がメーカとの間で代理店契約を締結した際に当該代理店5が特に注力し、重点を置いている機能・分野(すなわち、重点機能)として申告した事項等を広く含む。なお、代理店情報はここに挙げたものに限定されず、これらのうちの一部であってもよいし、これ以外の情報が含まれてもよい。
図8は、代理店情報DBのデータ構成例である。
図8に示す例では、識別情報としての代理店コードと、代理店名、代理店ごとの重点機能と、が対応付けられて代理店情報DB123に記憶・登録されている場合を例示している。
本実施形態では、重点機能を各代理店5が3つずつ通知・申告するようになっている。重点機能には優先順位が設けられていることが好ましい。なお、代理店5側から通知・申告することのできる重点機能は3つに限定されず、これより少なくても多くてもよい。
図8に示す例において、例えば、代理店コード「000A1」の代理店5は、代理店名「代理店A」であり、重点機能は、重点の置き方(重点度)の高い順に「仕入・買掛」「伝票作成」「請求書発行」である。また、代理店コード「000B1」の代理店5は、代理店名「代理店B」であり、重点機能は、重点の置き方の高い順に「伝票作成」「仕入・買掛」「経営分析」である。
入力デバイス14は、キー入力及び位置入力等を受け付け、その操作情報をCPU11に出力する。
出力デバイス15が表示部である場合、出力デバイス15は、CPU11から入力される表示指示信号に従って、各種画面を表示する。
なお、通信部16は、サーバ装置1がユーザ側装置2等の外部の機器との間で各種情報の送受信を行うことのできるものであればよく、例えば、有線LAN、無線LAN等各種の手段を採用しうる。
本実施形態では、前述のように、複数のユーザ側装置2がインターネット7を介してサーバ装置1と接続されることが想定されている。
ユーザ側装置2は、例えば、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、デスクトップPC等である。なお、ユーザ側装置2は、例えば、スマートフォン、タブレットPC、携帯電話機、PDA等、ユーザが外出先において使用することのできる携帯型の端末装置を含んでいてもよい。
また後述するように、本実施形態では、サーバ装置1から体験版アプリとともに、体験版アプリのダウンロード及びインストール時に再生される第1の機能説明用データと、製品版アプリのダウンロード及びインストール時に再生される第2の機能説明用データとが、ともに配信されるようになっており、CPU21は、これらを受信して適宜プログラムのダウンロード及びインストールを行うとともに、ダウンロード及びインストール時に動画等による機能説明が再生されるように装置各部を制御する。
さらに本実施形態では、CPU21は、表示部251の表示を制御する表示制御手段として機能する。表示制御手段としてのCPU21は、ユーザ側装置2を操作するユーザのサポートを行う代理店の重点機能(特に注力している得意分野)の判断結果に基づいて決定されるレイアウトで、メニュー画面(図10のメニュー画面251d、図15,図16のメニュー画面251g)を表示させるように表示部251を制御する。
なお、CPU21の表示制御手段としての機能等の詳細については後述する。
本実施形態において、記憶部22は、各種プログラムを記憶する領域であるプログラム記憶部221、業務情報DB222等を含んでいる。
本実施形態では、「販売支援・管理システム」の体験版アプリ、製品版アプリ等がプログラム記憶部221に記憶される。
業務情報DB222に随時登録される内容は、サーバ装置1の業務情報DB122に同期され、サーバ装置1の業務情報DB122とユーザ側装置2の業務情報DB222とが随時最新の登録情報を共有するようになっている。
入力デバイス24は、キー入力及び位置入力を受け付け、その操作情報をCPU21に出力する。
表示部251は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等から構成されている。
表示部251は、CPU21から入力される表示指示信号に従って、各種画面(図4、図5、図9~図11、図13~図16参照)を表示する表示手段である。
本実施形態では、表示部251は、所定のプログラムとしての体験版アプリや製品版アプリがインストールされた後に、これらのプログラムによって実現される複数の機能の全部又は一部を一覧表示させるメニュー画面(図10のメニュー画面251d、図15,図16のメニュー画面251g)を表示可能となっている。
表示部251の画面には、後述するように、イラストや文字等からなる静止画の他、動画(アニメーション画面、図9及び図14参照)も表示可能となっている。
スピーカ252は、音声や音楽、各種の効果音、アラート等を出力するものである。
なお、出力デバイス25は、表示部251、スピーカ252以外の出力手段を含んでいてもよい。
本実施形態において、サーバ装置1は、ユーザ側装置としてのユーザ側装置2に対して、「販売支援・管理システム」に関する各種プログラム等を提供する。すなわち、インターネット7等を介してユーザ側装置2から配信要求があると、サーバ装置1は、これに応じて、要求に対応するアプリケーションプログラム(アプリ)及び当該アプリをコンピュータ(本実施形態ではユーザ側装置としてのユーザ側装置2)に導入して起動できるよう構成するためのインストーラを、要求元のユーザ側装置2に送信する。
図4は、このWEBサイトを構成するWEBページの一例を示した図である。
ユーザがユーザ側装置2を操作することによりWEBサイトにアクセスすると、図4に示すように、「販売支援・管理システム」に関するWEBサイトのトップページ251aがユーザ側装置2の表示部251に表示される。
なお、本実施形態では、ユーザ側装置2を操作するユーザが、何れかの代理店5を選んでサポートを受けるようになっている。「販売支援・管理システム」に関するWEBサイトのトップページ251aは、代理店5の店頭に置かれた図示しない端末装置や、代理店5のスタッフがユーザのもとを訪問して説明等を行う際に使用する携帯端末装置、タブレット端末装置(いずれも図示せず)等の表示部に表示されてもよい。
このトップページ251aには、「販売支援・管理システム」を利用することで実現することのできる機能を示す複数の機能メニューボタン31や、「販売支援・管理システム」を体験するためのアプリ(体験版アプリ)をダウンロードするためのダウンロードボタン32が設けられている。
ユーザが図示しないキーボードやマウス等の入力デバイス24を操作することで、いずれかの機能メニューボタン31を選択・操作すると、WEBサイトのページが、トップページ251aから当該操作された機能メニューボタン31に対応する機能説明画面251b(図5参照)に遷移するようになっている。
図5では、図4に示すトップページ251a等において、仕入・買掛に対応する機能メニューボタン31が選択・操作された場合に表示される機能説明画面251bの例を示している。
図5に示すように、機能説明画面251bでは、当該機能の特長や具体的な活用方法等が示される。
また、機能説明画面251b内にもトップページ251aと同様に、体験版アプリをダウンロードするためのダウンロードボタン32が設けられている。
図6に示すように、本実施形態では、ユーザ側装置2において、CPU21が、体験版アプリのダウンロードボタン32が操作されたか否かを判断し(ステップS1)、操作されない場合(ステップS1;NO)には、判断処理を繰り返す。
他方、操作された場合(ステップS1;YES)には、例えば図7に示すような申し込みページ251cを表示部251に表示させ(ステップS2)、ユーザが勧誘や説明を受けて契約した代理店5の代理店コードを所定の入力欄33に入力するように促す。なお、本実施形態では、体験版アプリの申し込み時に要求されるのは代理店コードだけであり、ユーザの個人情報等の登録は求めないようになっている。そして、申し込みページ251cの申し込みボタン34が操作されると、CPU21は入力欄33に入力された代理店コードを受け付け、ユーザ側装置2からサーバ装置1に対して、代理店コードを付して体験版アプリのダウンロード・インストールに関するプログラムやデータを配信するように配信要求がなされる(ステップS3)。
そして、CPU11は、当該代理店コードから当該代理店5の重点機能を判断する(ステップS5)。具体的には、図8に示すような代理店情報DB123を参照し、代理店コードと対応付けられている代理店5の重点機能を読み出す。重点機能に優先順位が付されている場合には、当該順位の付いた状態で重点機能を判断する。
なお、ユーザがいずれの代理店5も介さずに申し込みを行う場合等、ユーザ側装置2からの配信要求に代理店コード等の識別情報が含まれていない場合には、図8の下方の欄に示すように代理店コードや代理店名が無い又は不明である場合のデフォルトの設定がCPU11によって適用される。
すなわち、サーバ装置1のCPU11が代理店情報取得手段として取得した代理店情報に基づく判断結果に基づいて、機能説明用データに基づく機能説明の再生順序を決定し、機能説明の再生順序に関する情報(機能説明を再生する順番等、再生態様を指示するファイル)を生成する。
サーバ装置1から機能説明用データが配信されると、ユーザ側装置2は、所定のプログラムのダウンロード・インストール時に、当該データに基づいて映像や音声として再生する。
特に本実施形態では、ユーザ側装置2は、代理店情報取得手段としてのCPU11により取得された代理店情報に基づいて複数の機能の中から選択された所定の機能に対する紹介情報としての説明映像や説明音声を再生する。
前述のように、本実施形態の機能説明用データは、第1の機能説明用データと第2の機能説明用データとを含んでいる。
本実施形態において、第1の機能説明用データ及び第2の機能説明用データは、体験版アプリや製品版アプリによって実現される複数の機能を各機能単位で説明する機能説明群で構成され、体験版アプリや製品版アプリをユーザ側装置であるユーザ側装置2にダウンロード及びインストールするときに再生される機能説明用データである。
なお、第1の機能説明用データ及び第2の機能説明用データは、動画データ及び音声データのうち少なくともいずれかを含んでいることが好ましいが、動画(すなわち、アニメーション等の映像と音声とが合わさった画像)のデータに限定されない。静止画のデータや音声データ、静止画と音声の組み合わせのデータ等であってもよい。
なお、本実施形態において、第1の機能説明用データに基づく動画(アニメーション)と第2の機能説明用データに基づく動画(アニメーション)とは、その機能説明の内容が異なるものであることが好ましい。本実施形態における動画の具体的な内容については後述する。
インストーラが起動すると、ユーザ側装置2に体験版アプリを動作させる環境が整っているか否か等がチェックされる(ステップS10)。なお、このときユーザ側装置2に製品版アプリを導入した場合に製品版を動作させる環境が整っているか否か等についてもチェックしてもよい。ここで動作環境とは、例えば、ユーザ側装置2に搭載されているオペレーティングシステム(OS: Operating System)やユーザ側装置2の記憶部22のメモリ容量等である。
そして、動作環境が適合しない場合(ステップS10;NO)には、エラーとなって(ステップS11)、その後のダウンロード及びインストールが中止され、処理が終了する。
そして、体験版アプリのダウンロード(ステップS13)及びインストール(ステップS14)が行われる。
なお、体験版アプリのダウンロード・インストール中の画面には、ダウンロード・インストールの進捗状況を示すバー表示等が行われてもよい。これにより、ユーザは進捗状況を直感的に把握することができ、待ち時間のストレス軽減が期待できる。
体験版アプリのダウンロード及びインストール時には、第1の機能説明用データに基づき、例えば図9に示すように、「スタート動画M1」「基本操作説明動画M2」「仕入・買掛説明動画M3」「伝票作成説明動画M4」「請求書発行説明動画M5」で構成される一連のインストール時用動画が再生される。
インストール時用動画は、初心者でも馴染みやすいように、例えば図9の「基本操作説明動画M2」に示すように、女性のインストラクター等のキャラクタが各機能について説明する等の構成となっている。なお、例えば複数のキャラクタによる対話形式で各機能を解説するような構成となっていてもよい。
インストール時用動画は、体験版アプリのダウンロード及びインストールにかかる時間に合わせた長さとなっていてもよいし、これより短いもの、長いものであってもよい。インストール時用動画の長さが、体験版アプリのダウンロード及びインストールにかかる時間よりも短い場合には、例えば「基本操作説明動画M2」や「仕入・買掛説明動画M3」に戻って再度再生を繰り返してもよい。また、インストール時用動画が何種類か用意されており、それらが順次再生されるようになっていてもよい。
また、インストール時用動画がダウンロード及びインストールにかかる時間よりも短く、時間が余ってしまうような場合に、代理店5が重点を置いている順に説明動画をリピート再生したり、代理店5が重点を置いている上位の機能の別バージョンの説明動画を再生させるように再生順序を決定してもよい。
他方、体験版アプリのダウンロード及びインストールが完了した場合(ステップS15;YES)には、ユーザ側装置2のCPU21は、体験版アプリのインストール時用動画の再生を停止させ(ステップS16)、体験版アプリを起動させて、「販売支援・管理システム」の体験版のメニュー画面251d(図10参照)を表示部251に表示させる(ステップS17)。
メニュー画面251dは、体験版アプリ(所定のプログラム)がインストールされた際(インストール後、アプリが起動した際)に表示部251に表示されるスタート画面である。
メニュー画面251dには、体験版アプリによって実現される複数の機能の全部又は一部がメニューボタン35a,35bとして一覧表示される。
具体的には、ユーザ側装置2の表示手段である表示部251を制御する表示制御手段としてのCPU21が、複数の機能各々と対応付けられた複数のメニューボタン35a,35bを所定のメニュー画面251dに含ませて表示部251に表示させる。
具体的には、サーバ装置1のCPU11が、代理店情報に基づいて当該代理店5が重点を置いている重点機能を判断し、この判断結果に基づいてメニュー画面251dのレイアウトを決定し、体験版アプリのダウンロードの際等にメニュー画面251dのレイアウト指示情報(レイアウト指示ファイル等)をユーザ側装置2に送る。
すなわち、CPU21は、複数の機能のうち、CPU11によってユーザと契約している代理店5が特に重点を置いていると判断された機能に対応するメニューボタン35aほど目立つようにレイアウトしてメニュー画面251dに表示させるようになっている。
例えばCPU21は、CPU11により取得された代理店情報に基づいて複数の機能の中から選択された所定の機能に対応付けられたメニューボタン35aをメニュー画面251dにおいて他のメニューボタン35bよりも上段に表示させる。
また、例えばCPU11によって所定のプログラムによって実現される複数の機能を利用したユーザが契約した代理店5の代理店コード等の代理店情報が取得された場合、この代理店コードに対応する重点機能の情報に基づいて複数の機能の中から特に当該代理店5が重点を置く所定の重点機能に対応付けられたメニューボタン35aを、メニュー画面251dにおいて他のメニューボタン35bよりも大きく表示させてもよい。
また、前述の機能説明の再生順序に関する情報(再生順序を示すファイル等)と、メニュー画面251dのレイアウトを決めるための、メニューボタン35a,35bの目立たせたい順番、優先的に表示させたい順番等を示す情報(レイアウト指示ファイル等)とは共通でもよい。すなわち、CPU11は、各機能について代理店5の重点機能に関する情報(当該代理店5が重点を置いている機能の優先順位等を示す情報)を生成して体験版アプリ等とともにユーザ側装置2に配信し、ユーザ側装置2のCPU21がこの情報(ファイル等)を参照して、CPU11によって決定された重要度に応じた順序での機能説明の再生及びメニュー画面251dにおけるメニューボタン35a,35bの表示を実行してもよい。
また、メニューボタン35a,35bの大きさも、上の段3つのメニューボタン35aが、他のメニューボタン35bよりも大きくなっており、目立つように表示されている。
また、図10に示すように、代理店に問い合わせるための問合せ先表示部45をメニュー画面251dに表示させてもよい。図10ではユーザがキーボードやマウス等の入力デバイス24を操作することでユーザが契約した代理店5(図示例では「代理店A」)のホームページ等にアクセスすることができるようにしたリンク先を示す項目が問合せ先表示部45として設けられている例を示している。なお、問合せ先表示部45は、ユーザが契約した代理店5を識別可能な状態で表示させるであればよく、図10に示す例に限定されない。例えばユーザが契約した代理店5(図示例では「代理店A」)の連絡先(メールアドレスや電話番号等)を表示させるものでもよい。問合せ先表示部45を操作すると、所定のフォームのメール記載欄が表示され、ユーザが当該記載欄に問い合わせ内容を書き込むことで代理店5に対して簡易に問合せできるようになっていてもよい。
なお、メニューボタン35a,35bのレイアウトは、例えば体験版起動直後の初期の状態ではデフォルトで設定されており、その後当該初期状態からユーザが自由に移動・変更させてカスタマイズできるようになっていてもよい。
図11では、図10に示すメニュー画面251dにおいて、伝票作成に対応するメニューボタン35aが選択・操作された場合に表示される機能説明画面251eの例を示している。
図11に示すように、機能説明画面251eでは、当該機能の特長や具体的な活用方法等が示される。
また、機能説明画面251e内には、当該機能を実際に体験してみることのできる試用ボタン36が設けられている。この試用ボタン36が操作されると、実際に製品版で行うことができるのと同様の伝票作成の作業等を体験することができる画面(図示せず)に遷移するように構成されている。なお、試用ボタン36は、すべての機能説明画面251eに設けられていてもよいし、主要な機能に対応する機能説明画面251eのみに設けられていてもよい。
さらに、機能説明画面251e内には製品版アプリをダウンロードするためのボタンである製品版導入ボタン37が設けられている。なお、メニュー画面251dにも機能説明画面251eと同様の製品版導入ボタン37が設けられていてもよい。
なお、メニュー画面251dや機能説明画面251eにおけるレイアウトは図示例に限定されない。
図12に示すように、本実施形態では、ユーザ側装置2において、CPU21が、製品版導入ボタン37が操作されたか否かを判断し(ステップS21)、操作されない場合(ステップS21;NO)には、判断処理を繰り返す。
他方、操作された場合(ステップS21;YES)には、製品版アプリを申し込むための申し込みページ251fを表示部251に表示させる(ステップS22)。
図13に示すように、申し込みページ251fには、例えば、ユーザがアカウント情報としてメールアドレスを入力するメール入力欄38、任意のパスワードを入力するパスワード設定欄39、代理店コードを入力する代理店コード入力欄40等が設けられている。この他、申し込みページ251fには、ユーザの氏名や住所、電話番号等を入力する欄が設けられていてもよい。なお、代理店コードはユーザが体験版アプリについて申し込みをした際に入力されたものを適用してもよく、この場合には、代理店コード入力欄40を設けなくてもよい。また、代理店コード入力欄40を設けた場合でも、この欄に入力がない場合には、ユーザが体験版アプリについて申し込みをした際に入力されたものが適用されるようにしてもよい。
また、申し込みページ251fには、図13に示すように、ユーザの事業種や事業規模等の情報を入力する業務情報入力欄41が設けられていてもよい。なお、業務情報入力欄41を設ける場合、その具体的な項目、内容等は特に限定されない。
CPU21は、申し込みボタン42が操作されたか否かを判断し(ステップS23)、申し込みボタン42の操作が行われない場合(ステップS23;NO)には、操作が行われるまで判断処理を繰り返す。
他方、申し込みボタン42が操作された場合(ステップS23;YES)には、CPU21は、メール入力欄38に入力されたメールアドレスといったユーザのアカウント情報や、代理店コード等、ユーザによって申し込みページ251fにおいて入力された内容をサーバ装置1に送信する(ステップS24)。
そして、CPU11は、当該代理店コードから当該代理店5の重点機能を判断する(ステップS26)。具体的には、体験版アプリの申し込み時と同様に代理店情報DB123を参照し、代理店コードと対応付けられている代理店5の重点機能を読み出す。重点機能に優先順位が付されている場合には、当該順位の付いた状態で重点機能を判断する。
すなわち、サーバ装置1のCPU11が代理店情報取得手段として取得した代理店情報に基づく判断結果に基づいて、機能説明用データに基づく機能説明の再生順序を決定し、機能説明の再生順序に関する情報(機能説明を再生する順番等、再生態様を指示するファイル)を生成する。
なお、体験版アプリのダウンロードから製品版アプリの申し込みまでの間にユーザが契約した代理店の情報に変更がない場合には、機能説明の再生順序は体験版の場合と同様としてもよい。
サーバ装置1からパスコードが送信されると、ユーザはユーザ側装置2の入力デバイス24等を操作して、所定欄にパスコードを入力する。入力されたパスコードはサーバ装置1に送られて正しいパスコードが入力されたか否かがCPU11によって確認され(ステップS30)、正しいパスコードが入力されていないと判断された場合(ステップS30;NO)には、エラーとなり(ステップS31)、処理が終了する。このように正しいパスコードの入力を必要とすることにより、登録されたメールアドレスの真偽を確認することができる。
他方、正しいパスコードが入力されたと判断された場合(ステップS30;YES)には、サーバ装置1は、ユーザ側装置2に対して製品版アプリを、機能説明の再生順序に関する情報(例えば、再生順序を示すファイル等)とともに配信する(ステップS32)。
具体的には、ユーザ側装置2のCPU21がサーバ装置1から受信した、機能説明の再生順序に関する情報(再生順序を示すファイル等)を参照して出力デバイス25である表示部251の表示制御を行う。これにより、表示部251に所定の再生順序で機能説明の動画が表示され、スピーカ252から適宜説明音声や背景音楽、効果音等が出力される。
そして、製品版アプリのダウンロード(ステップS35)及びインストール(ステップS36)が行われる。
なお、製品版アプリのダウンロード・インストール中の画面には、体験版アプリのダウンロード・インストール時と同様に、ダウンロード・インストールの進捗状況を示すバー表示等が行われてもよい。これにより、ユーザは進捗状況を直感的に把握することができ、待ち時間のストレス軽減が期待できる。
製品版アプリのダウンロード及びインストール時には、第2の機能説明用データに基づき、例えば図14に示すように、「スタート動画M1」「仕入・買掛説明動画M3」「伝票作成説明動画M4」「請求書発行説明動画M5」「在庫管理説明動画M6」「経営分析説明動画M7」で構成される一連のインストール時用動画が再生される。
また、インストール時用動画がダウンロード及びインストールにかかる時間よりも短く、時間が余ってしまうような場合に、閲覧数の多い順に説明動画をリピート再生したり、閲覧数上位の機能の別バージョンの説明動画を再生させたりしてもよい。
例えば、図9に示す例のように、体験版アプリのダウンロード及びインストール時に再生される第1の機能説明用データに基づく動画(アニメーション)では、「スタート動画M1」の後、「販売支援・管理システム」の基本的な使い方等を全体的に説明する「基本操作説明動画M2」が再生され、その後、「販売支援・管理システム」の基本的な機能である「仕入・買掛」「伝票作成」「請求書発行」について説明する説明動画M3~M5が再生される。このように、第1の機能説明用データにおける機能説明の内容は、基本的な機能の説明にとどまっている。
例えば、第1の機能説明用データにおける機能説明の内容は、第2の機能説明用データにおける機能説明の内容よりも詳細なものとしてもよい。
このようにすることで、「販売支援・管理システム」を初めて体験するユーザにも分かりやすく、気軽に試すことができる。
「販売支援・管理システム」の体験版は、製品版アプリ導入への誘引の役割を有する。そこで、体験版アプリをインストールする際にどのような動画等によって、どのような機能を、どの程度詳細に説明することがユーザにとって分かりやすく、「販売支援・管理システム」への興味を高めることができるかにより、体験版と製品版の機能説明の内容も適宜設定されることが好ましい。
また、第2の機能説明用データにおける機能説明の内容を、第1の機能説明用データにおける機能説明の内容よりも詳細なものとしてもよい。製品版アプリのダウンロード及びインストールには、体験版よりも長い時間がかかる。このため、第2の機能説明用データに基づいて再生される機能説明の内容を詳細なものとすることで、インストール等にかかる時間を利用して、「販売支援・管理システム」についてのユーザの理解を十分に深めることが期待できる。
他方、製品版アプリのダウンロード及びインストールが完了した場合(ステップS37;YES)には、ユーザ側装置2のCPU21は、製品版アプリのインストール時用動画の再生を停止させ(ステップS38)、製品版アプリを起動させて、「販売支援・管理システム」の製品版のメニュー画面251g(図15及び図16参照)を表示部251に表示させる(ステップS39)。
メニュー画面251gは、製品版アプリがインストールされた際(インストール後、アプリが起動した際)に表示部251に表示されるスタート画面である。
メニュー画面251gには、製品版アプリによって実現される複数の機能の全部又は一部がメニューボタン43a,43bとして一覧表示される。
具体的には、ユーザ側装置2の表示手段である表示部251を制御する表示制御手段としてのCPU21が、複数の機能各々と対応付けられた複数のメニューボタン43a,43bを所定のメニュー画面251gに含ませて表示部251に表示させる。
図15及び図16では、「伝票作成」等、8つの機能についてメニューボタン43a,43bが設けられている例を示している。
具体的には、サーバ装置1のCPU11が、代理店情報(代理店情報に基づく代理店5の重点機能の判断結果)に基づいてメニュー画面251gのレイアウトを決定し、製品版アプリのダウンロードの際等にメニュー画面251dのレイアウト指示情報(レイアウト指示ファイル等)をユーザ側装置2に送る。
すなわち、CPU21は、複数の機能のうち、CPU11によって代理店の重点機能と判断された機能に対応するメニューボタン43aほど目立つようにレイアウトしてメニュー画面251gに表示させるようになっている。
ここで、レイアウトは、メニュー画面251gにおける各機能に対応するメニューボタン43a,43bの配置及び大きさのうち少なくとも一方である。
また、例えばCPU11によって所定のプログラムによって実現される複数の機能を代理店5の重点機能の情報が取得された場合、この代理店情報に基づいて複数の機能の中から当該代理店5が重点を置く重点機能に対応付けられたメニューボタン43aを、メニュー画面251gにおいて他のメニューボタン43bよりも優先的に表示させてもよい。
また、前述の機能説明の再生順序に関する情報(再生順序を示すファイル等)と、メニュー画面251gのレイアウトを決めるための、メニューボタン43a,43bの目立たせたい順番、優先的に表示させたい順番を示す情報(レイアウト指示ファイル等)とは共通でもよい。すなわち、CPU11は、各機能について代理店5が重点を置いている順序を示す情報(重点度ファイル等)を生成して製品版アプリ等とともにユーザ側装置2に配信し、ユーザ側装置2のCPU21がこの情報(ファイル等)を参照して、CPU11によって決定された重点度に応じた順序での機能説明の再生及びメニュー画面251gにおけるメニューボタン43a,43bの表示を実行してもよい。
すなわち、図16では、ユーザが代理店Aと契約した場合を例示しており、代理店Aの重点機能として「仕入・買掛」が最も重点度が高く、次いで「伝票作成」「請求書発行」…の順に代理店5(代理店A)における重点度が高かった場合を例示している(図8参照)。
この場合には、図16に示すように、多くのユーザにとって目立ちやすく、使いやすいメニュー画面251gの左上から順に代理店5の重点度が高かった機能に対応するメニューボタン43aを配置し、それ以外の機能に対応するメニューボタン43bがそれ以降に並べて表示されるようになっている。
また、特に代理店5の重点度が高い重点機能に対応するメニューボタン43a等については、図16に示すように、線(図16に示す例では一点鎖線)で囲んだり色を変化させる等、メニュー画面251g内での配置や大きさ以外の手法によって目立つように表示させてもよい。
すなわち、図16に示すように、ユーザが契約した代理店5の代理店情報を反映させたメニュー画面251gの場合であれば、例えばユーザがキーボードやマウス等の入力デバイス24を操作することでユーザが契約した代理店5(図示例では「代理店A」)のホームページ等にアクセスすることができるリンク先を問合せ先表示部45として表示させる。また問合せ先表示部45は、例えば、ユーザが契約した代理店5(図示例では「代理店A」)の連絡先(メールアドレスや電話番号等)を表示させるものでもよい。問合せ先表示部45を操作すると、所定のフォームのメール記載欄が表示され、ユーザが当該記載欄に問い合わせ内容を書き込むことで代理店5に対して簡易に問合せできるようになっていてもよい。
その他、メニュー画面251gにおけるメニューボタン43a,43bのレイアウトは図示例に限定されず、適宜設定される。
なお、メニューボタン43a,43bのレイアウトは、製品版起動直後に自動的に設定される初期の状態(例えば図15や図16参照)から、ユーザが自由に移動・変更させてカスタマイズできるようになっていてもよい。
なお、製品版のメニュー画面のレイアウトは図示例に限定されない。例えば体験版のメニュー画面251dのようにイラストやキャラクタの表示されたメニューボタン等で構成された画面としてもよい。
以上のように、本実施形態の情報処理システムは、ユーザ側装置2からの配信要求に応じて、サーバ装置1からユーザ側装置2に対して所定のプログラムを配信させ、ユーザ側装置2において所定のプログラムをダウンロードさせる情報処理システム100であって、所定のプログラムに関してユーザ側装置2による動作をサポートする代理店5に関する代理店情報を取得する代理店情報取得手段としてのCPU11と、CPU11により取得された代理店情報に基づいて所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段として、サーバ装置1のCPU11や、ユーザ側装置2のCPU21と、を備えている。
これにより、サーバ装置1側から提供されるプログラムに関して代理店5を通じてユーザ側装置2による動作をサポートする場合に、ユーザが利用する代理店5に応じた態様でユーザ側装置2を動作させることができる。このため、ユーザのニーズに応えて、より分かりやすく使いやすいプログラムを提供することができるとともに、代理店5においても、当該代理店の特色に応じたサポートをより適切にユーザに対して行うことができる。
これにより、体験版アプリや製品版アプリのダウンロード及びインストール時には、ユーザが選んで契約した代理店5の特色等に応じた動画を再生させることが可能となる。
このため、インストール時等の待ち時間に、ユーザの関心が高いと考えられる機能について説明する有益な情報を提供することができ、待ち時間にユーザが飽きるのを防ぐとともに、有意義に過ごすことが可能となる。また、代理店5においても、ユーザに対するアピールポイントとなる事項について説明する動画をインストール時等に再生させることで、当該代理店の特色に応じたサポートをより適切にユーザに対して行うことができる。
これにより、メニューボタン35,43のレイアウトに代理店5の特色等を反映させることができ、当該代理店5を選んで契約したユーザにとって興味や関心の高い機能に対応するメニューボタン35,43を、分かりやすく表示させることができる。
このため、「販売支援・管理システム」を導入したばかりのユーザにも、初期の状態から使い勝手のよいメニュー画面251d,251gを提供することができる。
これにより、代理店5が得意とする機能説明の順番にしたり、メニュー配置にすることができる。このため、プログラムをサポートしてもらう代理店5としてユーザが選んだ代理店5の注力する機能についてより分かりやすい情報を適切にユーザに提供することができ、ユーザのニーズに合ったサービスを提供することができるとともに、代理店5においてもユーザとの信頼関係を高めることができ、契約率を向上させることが期待できる。
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、代理店情報に基づいて機能説明の順番(再生順序)の変更、メニュー画面251d,251gにおけるメニューボタン35,43のレイアウトの変更のいずれかを行ってもよい。
ユーザ側装置2は、サーバ装置1から配信された機能説明用データを所定のプログラムのダウンロード・インストール時に映像や音声として再生する際に、代理店情報取得手段としてのCPU11により取得された代理店情報に基づいて複数の機能の中から選択された所定の機能に対する説明映像や説明音声を再生する。
例えば、機能説明の内容そのものが代理店情報に基づいて変更されてもよい。
具体的には、代理店5が重点を置く機能の説明のみを繰り返し再生するような構成としてもよい。また、ダウンロード・インストールにかかる時間がインストール時用動画よりも長い場合に、1巡目は代理店5が重点を置く機能から順に再生し、2巡目以降は最も代理店5が重点を置く機能の説明のみを繰り返し再生してもよい。さらに、1つの機能についてロングバージョン、ショートバージョン等、複数のバージョンが用意されている場合に、代理店5が重点を置く機能(例えば上位3つ等)については、ロングバージョンが選択されるようにしてもよい。
例えば、サーバ装置1のCPU11は判断結果としての代理店5の重点機能をユーザ側装置2に配信し、ユーザ側装置2のCPU21において、第1の機能説明用データ、第2の機能説明用データに基づく機能説明の再生順序(再生態様)を、サーバ装置1のCPU11による代理店情報(代理店コードから導かれる代理店5の重点機能等)に基づいて決定し、この再生順序(再生態様)にしたがって機能説明用データに基づく機能説明の再生を実行してもよい。
例えば、サーバ装置1のCPU11は代理店情報(代理店コードから導かれる代理店5の重点機能等)をユーザ側装置2に配信し、ユーザ側装置2のCPU21において、サーバ装置1のCPU11による代理店情報(代理店コードから導かれる代理店5の重点機能等)に基づいてメニュー画面251d,251gのレイアウトを決定し、決定されたレイアウトにしたがって表示部251に表示させてもよい。
本実施形態では、各種表示画面(図4,5,7,10,11,13,15,16の画面251a~251g参照)がユーザ側装置2の表示部251に表示される場合を例示したが、これらの画面は、例えば代理店5の店頭等に置かれた図示しない端末装置や、代理店5のスタッフがユーザのもとを訪問して説明等を行う際に使用する携帯端末装置、タブレット端末装置(いずれも図示せず)等の表示部に表示されてもよく、各種の入力操作は代理店5の端末装置において行われてもよい。
すなわち、この場合には、メニュー画面251dにおいてデフォルトの配置でメニューボタン35bが配置され、「代理店Aへのお問合せはこちら」等、個別の代理店5にアクセスするための問合せ先表示部45に代えて、例えば図15に示したものと同様に「販売支援・管理システム」を導入するためのアプリケーションソフトを取り扱っている代理店5を紹介する画面等にリンクするための問合せ先表示部46等を表示させてもよい。
この場合には、動作制御手段としてのサーバ装置1のCPU11等は、代理店情報取得手段としてのCPU11により取得された代理店情報に、ユーザ情報取得手段としてのCPU11により取得されたユーザ情報を加味して、所定のプログラムの動作を制御してもよい。
このようにユーザ情報を加味して、所定のプログラムの動作制御を行うことにより、よりユーザのニーズに合ったサービスを提供することができる。
また、ユーザ情報取得手段としてのCPU11により取得されるユーザ情報は、所定のプログラムによって実現される複数の機能を利用したユーザの操作ログ情報を含んでいてもよい。
さらに、ユーザ情報は、操作ログ情報に基づいて決定されるユーザのスキルレベルを含んでいてもよい。
ここでユーザ情報とは、例えば、ユーザの氏名、メールアドレス、パスワード、住所、電話番号といった個人情報や、ユーザの行う事業の事業種、事業規模といった情報等である。これらは、ユーザが所定のプログラムをダウンロードする前に入力したユーザの種別情報である。なお、ユーザ情報はここに挙げたものに限定されず、これらのうちの一部であってもよいし、これ以外の情報が含まれてもよい。
図13に示す申し込みページ251fの業務情報入力欄41からユーザの事業種や事業規模等の情報入力された場合には、これらの情報に基づいて、機能説明用データに基づく機能説明の再生順序等を変化させてもよい。
例えば、ユーザの事業種が「食品業」である場合には、手書き伝票をデジタル化するための「伝票作成」の機能に重み付けし、「卸売業」である場合には、主要な業務となる「仕入・買掛」の機能に重み付けする。そして重み付けされた機能についての機能説明から順に再生する。なお、この重み付けと操作ログ情報の解析結果とを組み合わせて、重み付けと操作ログ情報の解析結果とを掛け合わせた結果、ポイントが最も高い機能を、ユーザにとって最も関心が高い機能であると判断して、機能説明の再生順序等に反映させてもよい。
このようにユーザの事業種や事業規模等についても考慮して機能説明の再生順序等を変化させることにより、より一層ユーザのニーズに応じた有意義な情報を提供することができる。
すなわち、表示制御手段であるCPU21は、CPU11により取得されたユーザの種別情報(ユーザ情報)に基づいて、複数の機能の中からダウンロード前に入力されたユーザの種別情報に関わる機能に対応付けられたメニューボタン35,43をメニュー画面251d,251gにおいて他のメニューボタン35,43よりも優先的に表示させてもよい。
この場合、サーバ装置1のCPU11は、入力されたユーザ情報(ユーザの種別情報)がプログラムによって実現される機能のうち、いずれの機能と関わるかを解析する解析手段として機能することが好ましい。例えば、ユーザの事業種が「食品業」である場合には、手書き伝票をデジタル化するための「伝票作成」の機能が「ユーザの種別情報(ユーザ情報)に関わる機能」と判断され、「卸売業」である場合には、主要な業務となる「仕入・買掛」の機能が「ユーザの種別情報(ユーザ情報)に関わる機能」と判断される。
ここでユーザの操作ログ情報とは、例えば「販売支援・管理システム」に関するWEBサイト等にアクセスしたユーザがどのような機能に関する項目(機能説明画面等)を閲覧したのかといった閲覧履歴の情報や、どのような経路で当該項目に行き着いたのかといった閲覧経路の情報等である。
操作ログ情報を機能説明の再生順序やメニュー画面251d,251gのレイアウト等の設定に反映させることによって、よりユーザの関心・ニーズに合ったサービスを提供することができる。
この場合のユーザは、例えばWEBサイトにアクセスした一般ユーザを広く含んでいてもよく、CPU11は、「販売支援・管理システム」に関する一般的な関心傾向、閲覧傾向としてこれらの閲覧回数の情報を取得する。
例えば、CPU11は、機能メニューボタン31等について、各機能ごとの閲覧回数(アクセス回数)等を集計し、図17に例示するような、機能ごとの閲覧数をリスト化した閲覧数リストを生成する。
図18は、「販売支援・管理システム」に関連する各種の情報を掲載した関連情報ページ251hの例を示す図である。
例えば図18では、「よくあるお悩み」や「コラム」等の欄を設けて、個人事業主等が解決したいと考えるテーマに関して、各種情報を参照できるようにした関連情報ページ251hの一例を示している。
図18に示す関連情報ページ251hには、例えば、「人手が足りない」「正確な買掛管理がしたい」等、テーマごとにテーマボタン44が設けられており、テーマボタン44を操作すると、各テーマに沿った解説ページやコラムページ(いずれも図示せず)等に遷移するように構成されている。
この場合、関連情報ページ251hに示されたテーマのうちいずれのテーマについて、閲覧・アクセスが多いか、各テーマボタン44についての閲覧回数(アクセス回数)等を操作ログ取得手段としてのCPU11が取得してもよい。
WEBサイトに設けられる関連情報ページ等の構成は例示したものに限定されず、その他各種の情報をユーザに提供するページ等が設けられていてもよい。
具体的には、CPU11は、まず各テーマがいずれの機能に関するものであるかを解析し、ユーザが閲覧したテーマを対応する機能に変換する。
例えば、「人材が足りない」「伝票の手書きが面倒」とのテーマであれば、CPU11は「伝票作成」の機能に関わるものであると解析し、「売上が伸びない」「売上・集客を増やしたい」とのテーマであれば、CPU11は「経営分析ツール」の機能に関わるものであると解析する(図19参照)。
なお、各テーマと機能とは予め対応関係が紐づけられていることが好ましい。
そして、CPU11は、各テーマに対応する機能について閲覧回数(アクセス回数)等を集計してリスト化し、図19に例示するような閲覧数リストを生成する。
例えば、図17及び図19に示す例では、「仕分け・買掛」の閲覧数が1,200回と最も多く、次いで「伝票作成」の閲覧数が1,000回、「請求書発行」の閲覧数が800回となっている。この場合には、閲覧数リストも、閲覧数の多い順にリストの上位から「仕分け・買掛」「伝票作成」「請求書発行」…というように並べてもよい。
また、閲覧数リストにおける閲覧数は、各種のページ等において取得された操作ログ情報(すなわち、図17、図19における機能ごとの閲覧数)を合算したものであってもよい。
閲覧数リストは、CPU11は、操作ログ取得手段として新たに操作ログ情報を取得すると随時更新される。
なお、操作ログ情報はここに例示したものに限定されず、例えば、既に体験版アプリ又は製品版アプリをインストールしたユーザの操作ログ情報を取得して、利用している順(利用度が高い順)にリストを作成してもよい。即ち、操作ログ情報は、ユーザの関心項目が何であるかを読み取ることのできるような操作に関する情報を広く含む。
例えばユーザが人材募集広告のページを多く閲覧している場合であれば、「人手不足」とのテーマに関心があると推測され、CPU11は伝票作成等を機械化して人材不足を解消することが期待できる「伝票作成」に関するものであると解析する。
この場合、解析手段としてのCPU11は、例えば操作ログ情報からユーザが閲覧したページと閲覧しなかったページとを判別し、閲覧したページに対応する機能が何であるかを解析する。そして、閲覧したページに対応する機能説明が先に再生されるように重み付けする。なお、ユーザが複数の機能に関するページを閲覧している場合、どの機能に関するページをより多く閲覧しているか等に応じて、再生順序についての重み付けを行うことが好ましい。
また、例えば操作ログ取得手段としてのCPU11が、どのページのダウンロードボタン32が選択されたのかを操作ログ情報として取得してもよい。そして、解析手段としてのCPU11がこの操作ログ情報に基づいてどの機能についての説明を優先させるか等を解析する。この場合、例えばページごとに予め機能説明順序(どのような順序で機能説明を行うか)を対応付けておき、CPU11は予め定められている機能説明順序にしたがって機能説明が再生されるように再生順序を決定してもよい。
ユーザ自身の操作ログ情報と一般ユーザの操作ログ情報との両方を取得した場合には、これらを区別して保存し、ユーザ自身の操作ログ情報に基づく解析結果(ユーザ固有の閲覧数リスト)のみをその後の処理に用いてもよいし、ユーザ自身の操作ログ情報と一般ユーザの操作ログ情報とを合算して合算後の操作ログ情報に基づく解析結果(広く一般的な閲覧数リスト)をその後の処理に用いてもよい。
このため、あるユーザが、ブラウザを立ち上げ、各種のWEBサイトを閲覧し、当該セッションの中で「販売支援・管理システム」のWEBサイトにアクセスし、各機能を閲覧等した後にダウンロードボタン32を操作した場合に、CPU11は、当該ユーザ閲覧経路や閲覧履歴を、配信要求をしたユーザ自身の操作ログ情報として取得する。
なお、ダウンロードボタン32が操作されるまでの間にセッションが切れた場合でも、サーバ装置1のCPU11において閲覧経路や閲覧履歴の把握・追跡が可能な構成となっている場合であれば、1つのセッションの中でなくても当該ユーザの操作ログ情報(閲覧経路等)として取得し、閲覧数に換算して当該ユーザ固有の閲覧数リストに加算してもよい。
すなわち、ユーザが体験版で利用した機能の数を、CPU11が操作ログ情報に基づいて特定し、その利用した機能の数が多ければスキルレベルを上級者と判断する。他方で、利用した機能の数が少なければスキルレベルを初級者と判断する。
そして、スキルレベルが上級者であると判断された場合には、機能説明の動画を再生する際に、上級者向けの複雑な機能を紹介したり、機能の応用例などを紹介したりするように機能説明用データに基づく機能説明の内容を決定する。他方、スキルレベルが初心者であると判断された場合には、機能説明の動画を再生する際に、初心者向けの簡単な機能を紹介したり、機能の基本的な使い方を紹介したりするように機能説明用データに基づく機能説明の内容を決定する。
なお、スキルレベルの決定方法は、特に限定されるものではなく、例えば、体験版の使用時間などに基づいて決定されてもよい。また、スキルレベルを決定する際に参照される情報は、体験版における操作ログ情報に限定されず、図5に示すような機能説明ページをどれだけの回数閲覧したか、などの各種操作ログ情報を使用してもよい。
このように、操作ログ情報からユーザのスキルレベルを特定し、当該スキルレベルを代理店情報に加味して考慮し説明映像や説明音声を再生する、とした場合には、説明を受ける側のユーザにとって、より理解しやすく、有益な情報を提供することができる。
すなわち、スキルレベルが上級者であるならば、より多くのメニューボタン35,43をメニュー画面251d,251gに含めて表示させることで、より少ない操作手順で複数の機能を利用させることができる。
他方、スキルレベルが初心者であるならば、使用頻度の高い機能のメニューボタン35,43に絞ってメニュー画面251d,251gに表示させることで、操作が不慣れなユーザにも使い易い印象を与えることができる。
例えば代理店情報として、本実施形態では本来3つの重点機能が登録されるべきところ、1つの重点機能しか登録されていない場合に、代理店5が注力する重点機能を最優先しつつ、次順位としてユーザ情報から読み取ることのできる機能を考慮することが考えられる。
また、逆に代理店情報として、4つ以上の重点機能が優先順位なく登録されている場合に、ユーザ情報を加味して優先順位をつけ、機能説明の再生順序やメニュー画面251d,251gのレイアウト等を決定してもよい。
例えば、「販売支援・管理システム」の導入について説明するメーカや代理店5による説明会において説明を受けたり、代理店5による訪問による説明や勧誘の後、体験版を経由せずに製品版アプリをインストール等することも可能である。
この場合には、製品版アプリの配信をサーバ装置1に要求した際に製品版アプリのダウンロード及びインストール時に再生される第2の機能説明用データが、製品版アプリとともに配信されて、製品版アプリのダウンロード及びインストール時に第2の機能説明用データに基づく機能説明がユーザ側装置2にて再生される。
この場合、ユーザはすでに体験版に相当する情報や知識を得ていることから、効率よく必要な情報の提供を受けることができる。
このように、体験版を経て製品版を導入するユーザと、体験版を経由せずに製品版を導入するユーザとで、アプリのダウンロード及びインストール時に再生する機能説明の内容を異ならせることで、「販売支援・管理システム」に対する知識や理解に応じた内容の機能説明を提供することができる。このため、各ユーザに向けた有意義な情報を提供することが可能となる。
例えば、体験版アプリや製品版アプリをダウンロードするための各種記憶媒体(例えば、CD-ROM等)をユーザのユーザ側装置2にセットすることによって、体験版アプリや製品版アプリ、及びこれらをダウンロード・インストールする際に再生される機能説明用データがユーザ側装置2にダウンロードされるようにしてもよい。
この場合には、WEBサイトを探す等の手間なく、容易に「販売支援・管理システム」を導入することができる。
そしてこの場合にも、ダウンロードのための各種記憶媒体を起動させる際にいずれかの代理店5の代理店コードの入力を求めるようにする。これによって、ユーザがサポートを受ける代理店5を特定することができ、機能説明の再生順序やメニュー画面251d,251gのレイアウト等をユーザ及びユーザが利用する代理店5に応じた適切なものとすることができる。
体験版のインストール時と製品版のインストール時とでインストール時用動画の内容を変えることは必須ではなく、同じ内容の動画を、代理店情報に応じて再生順だけを入れ替えて再生してもよい。
すなわち、例えば、製品版のインストール時等に再生される第2の機能説明用データを体験版のインストール時等に再生される第1の機能説明用データとともに体験版アプリとともにダウンロードすることは必須ではない。
第1の機能説明用データについては体験版アプリをダウンロードする際にダウンロードし、第2の機能説明用データについては製品版アプリをダウンロードする際にダウンロードしてもよい。
例えば、ユーザの事業所等に複数のユーザ側装置2が配置され、LAN(Local Area Network)等によってそれらのユーザ側装置2がローカルサーバに接続され、ローカルサーバがサーバ装置1とネットワークで接続されているような場合には、当該ローカルサーバもユーザ側装置に含まれてもよい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
ユーザ側装置からの配信要求に応じて、サーバ装置から前記ユーザ側装置に対して所定のプログラムを配信させ、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムをダウンロードさせる情報処理システムであって、
前記所定のプログラムに関して前記ユーザ側装置による動作をサポートする代理店に関する代理店情報を取得する代理店情報取得手段と、
前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に基づいて前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段と、
を備えていることを特徴とする情報処理システム。
<請求項2>
前記動作制御手段として、前記所定のプログラムによって実現される複数の機能を機能毎に映像及び/又は音声で説明可能とするためのデータであって前記所定のプログラムの前記ユーザ側装置におけるダウンロード及び/又はインストール時に再生される機能説明用データを、所定のタイミングで前記サーバ装置から前記ユーザ側装置へ配信させる配信手段を備え、
前記ユーザ側装置は、前記配信手段により配信された前記機能説明用データを再生する際には、前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に基づいて前記複数の機能の中から選択された所定の機能に対する説明映像及び/又は説明音声を再生する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
<請求項3>
前記動作制御手段として、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムがインストールされた際に、当該所定のプログラムによって実現される複数の機能各々と対応付けられた複数のメニューボタンを所定のメニュー画面に含ませて前記ユーザ側装置が有する表示手段に表示させる表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に基づいて前記複数の機能の中から選択された所定の機能に対応付けられたメニューボタンを前記メニュー画面において他のメニューボタンよりも優先的に表示させる、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理システム。
<請求項4>
前記代理店情報は、少なくとも前記代理店を識別するための識別情報を含み、
当該識別情報には、前記所定のプログラムによって実現される複数の機能のうち当該代理店が重点を置く機能の情報が対応付けられている、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
<請求項5>
前記ユーザ側装置を操作するユーザに関するユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段をさらに備え、
前記動作制御手段は、前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に、前記ユーザ情報取得手段により取得された前記ユーザ情報を加味して、前記所定のプログラムの動作を制御する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
<請求項6>
前記ユーザ情報取得手段により取得される前記ユーザ情報は、前記所定のプログラムの配信要求を行った前記ユーザ側装置において、前記所定のプログラムのダウンロード前に入力されたユーザの種別情報を含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
<請求項7>
前記ユーザ情報取得手段により取得される前記ユーザ情報は、前記所定のプログラムによって実現される複数の機能を利用したユーザの操作ログ情報を含む、
ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の情報処理システム。
<請求項8>
前記ユーザ情報は、前記操作ログ情報に基づいて決定される前記ユーザのスキルレベルを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
<請求項9>
ユーザ側装置からの配信要求に応じて、所定のプログラムを前記ユーザ側装置に対して配信するサーバ装置であって、
前記所定のプログラムに関して前記ユーザ側装置による動作をサポートする代理店に関する代理店情報を取得する代理店情報取得手段と、
前記代理店情報取得手段により取得された代理店情報に基づいて前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段と、
を備えている、
ことを特徴とするサーバ装置。
<請求項10>
所定の代理店を介して購入された所定のプログラムを、ユーザ側装置からの配信要求に応じて、前記ユーザ側装置に配信するサーバ装置であって、
代理店ごとに他の代理店と識別可能な代理店コードを付与する代理店コード付与手段と、
前記ユーザ側装置から前記配信要求がなされた際に、前記所定の代理店に付与された代理店コードの入力が受け付けられた場合、当該代理店コードに基づいて前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段と、
を備えたことを特徴とするサーバ装置。
<請求項11>
前記所定のプログラムの動作は、前記所定のプログラムによって実現される複数の機能を機能毎に映像及び/又は音声で説明可能とするための機能説明用データを、前記所定のプログラムの前記ユーザ側装置におけるダウンロード及び/又はインストール時に再生させる動作を含み、
前記動作制御手段は、前記代理店コードの入力を受け付けた際に、予め当該代理店コードに対応付けて登録されている所定の代理店情報に基づいて、前記複数の機能の中から所定の機能に対する前記機能説明用データを選択して再生させる、
ことを特徴とする請求項10に記載のサーバ装置。
<請求項12>
前記所定の代理店情報は、前記所定のプログラムによって実現される複数の機能のうち前記所定の代理店が重点を置く機能の情報である、
ことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のサーバ装置。
<請求項13>
前記動作制御手段は、複数の機能説明用データを再生させる場合に、前記所定の代理店が重点を置く機能に対応する機能説明用データを、他の機能説明用データよりも優先的に再生させる、
ことを特徴とする請求項12に記載のサーバ装置。
<請求項14>
前記所定のプログラムの動作は、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムがインストールされた際に、当該所定のプログラムによって実現される複数の機能各々と対応付けられた複数のメニューボタンを所定のメニュー画面に含ませて前記ユーザ側装置が有する表示手段に表示させる動作を含み、
前記動作制御手段は、前記代理店コードの入力を受け付けた際に、予め前記代理店コードに対応付けて登録されている所定の代理店情報に基づいて、前記複数の機能の中から所定の機能に対するメニューボタンを選択して他のメニューボタンよりも優先的に表示させる、
ことを特徴とする請求項12又は請求項13に記載のサーバ装置。
<請求項15>
所定のプログラムに関してユーザ側装置による動作をサポートする代理店に関する代理店情報を取得する代理店情報取得手段を備えるサーバ装置から前記所定のプログラムをダウンロードする前記ユーザ側装置であって、
前記代理店情報取得手段により取得された代理店情報に基づいて前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段を備えている、
ことを特徴とするユーザ側装置。
<請求項16>
ユーザ側装置からの配信要求に応じて、サーバ装置から前記ユーザ側装置に対して所定のプログラムを配信させ、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムをダウンロードさせる情報処理システムにおける情報処理方法であって、
前記所定のプログラムに関して前記ユーザ側装置による動作をサポートする代理店に関する代理店情報を取得する代理店情報取得工程と、
前記代理店情報取得工程において取得された前記代理店情報に基づいて前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御工程と、
を含んでいる、
ことを特徴とする情報処理方法。
2 ユーザ側装置
5 代理店
11 CPU
12 記憶部
21 CPU
22 記憶部
25 出力デバイス
100 情報処理システム
Claims (13)
- ユーザ側装置からの配信要求に応じて、サーバ装置から前記ユーザ側装置に対して所定のプログラムを配信させ、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムをダウンロードさせる情報処理システムであって、
前記所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能に関して前記ユーザ側装置による動作をサポートする代理店に関する代理店情報を取得する代理店情報取得手段と、
前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に基づいて、前記代理店が提供する前記少なくとも1つの機能について説明可能とする少なくとも1つの機能説明用データの再生順序を決定し、前記少なくとも1つの機能説明用データを前記決定された再生順序で再生させるように前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段と、
を備え、
前記動作制御手段として、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムがインストールされた際に、当該所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能と対応付けられた少なくとも1つのメニューボタンを所定のメニュー画面に含ませて前記ユーザ側装置が有する表示手段に表示させる表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に基づいて前記少なくとも1つに対応付けられたメニューボタンを前記メニュー画面において他のメニューボタンよりも優先的に表示させる、
ことを特徴とする情報処理システム。 - 前記代理店情報は、少なくとも前記代理店を識別するための識別情報を含み、
当該識別情報には、当該代理店が重点を置く機能の情報が対応付けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記ユーザ側装置を操作するユーザに関するユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段をさらに備え、
前記動作制御手段は、前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に、前記ユーザ情報取得手段により取得された前記ユーザ情報を加味して、前記所定のプログラムの動作を制御する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理システム。 - 前記ユーザ情報取得手段により取得される前記ユーザ情報は、前記所定のプログラムの配信要求を行った前記ユーザ側装置において、前記所定のプログラムのダウンロード前に入力されたユーザの種別情報を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。 - 前記ユーザ情報取得手段により取得される前記ユーザ情報は、前記所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能を利用したユーザの操作ログ情報を含む、
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の情報処理システム。 - 前記ユーザ情報は、前記操作ログ情報に基づいて決定される前記ユーザのスキルレベルを含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。 - 前記機能説明用データは、前記少なくとも1つの機能について機能毎に映像及び/又は音声で説明可能とするためのデータであって、
前記動作制御手段は、前記所定のプログラムの前記ユーザ側装置におけるダウンロード及び/又はインストール時に再生される前記機能説明用データを、所定のタイミングで前記サーバ装置から前記ユーザ側装置へ配信させる配信手段を備える、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の情報処理システム。 - 所定の代理店を介して購入された所定のプログラムを、ユーザ側装置からの配信要求に応じて、前記ユーザ側装置に配信するサーバ装置であって、
代理店ごとに他の代理店と識別可能な代理店コードを付与する代理店コード付与手段と、
前記ユーザ側装置から前記配信要求がなされた際に、前記所定の代理店に付与された代理店コードの入力が受け付けられた場合、当該代理店コードに基づいて前記所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能について説明可能とする少なくとも1つの機能説明用データの再生順序を決定し、前記少なくとも1つの機能説明用データを前記決定された再生順序で再生させるように前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段と、
を備え、
前記所定のプログラムの動作は、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムがインストールされた際に、当該所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能と対応付けられた少なくとも1つのメニューボタンを所定のメニュー画面に含ませて前記ユーザ側装置が有する表示手段に表示させる動作を含み、
前記動作制御手段は、前記代理店コードの入力を受け付けた際に、予め前記代理店コードに対応付けて登録されている所定の代理店情報に基づいて、前記少なくとも1つの機能に対するメニューボタンを選択して他のメニューボタンよりも優先的に表示させる、
ことを特徴とするサーバ装置。 - 前記所定の代理店情報は、前記所定の代理店が重点を置く機能の情報である、
ことを特徴とする請求項8に記載のサーバ装置。 - 前記動作制御手段は、少なくとも1つの機能説明用データを再生させる場合に、前記所定の代理店が重点を置く機能に対応する機能説明用データを、他の機能説明用データよりも優先的に再生させる、
ことを特徴とする請求項9に記載のサーバ装置。 - 前記所定のプログラムの動作は、前記所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能について、映像及び/又は音声で説明可能とするための機能説明用データを、前記所定のプログラムの前記ユーザ側装置におけるダウンロード及び/又はインストール時に再生させる動作を含み、
前記動作制御手段は、前記代理店コードの入力を受け付けた際に、予め当該代理店コードに対応付けて登録されている所定の代理店情報に基づいて、前記少なくとも1つの機能に対する前記機能説明用データを選択して再生させる、
ことを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか一項に記載のサーバ装置。 - 所定のプログラムに関してユーザ側装置による動作をサポートする代理店に関する代理店情報を取得する代理店情報取得手段を備えるサーバ装置から前記所定のプログラムをダウンロードする前記ユーザ側装置であって、
前記代理店情報取得手段により取得された代理店情報に基づいて前記所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能について説明可能とする少なくとも1つの機能説明用データの再生順序を決定し、前記少なくとも1つの機能説明用データを前記決定された再生順序で再生させるように前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御手段と、
を備え、
前記動作制御手段として、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムがインストールされた際に、当該所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能と対応付けられた少なくとも1つのメニューボタンを所定のメニュー画面に含ませて前記ユーザ側装置が有する表示手段に表示させる表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記代理店情報取得手段により取得された前記代理店情報に基づいて前記少なくとも1つに対応付けられたメニューボタンを前記メニュー画面において他のメニューボタンよりも優先的に表示させる、
ことを特徴とするユーザ側装置。 - ユーザ側装置からの配信要求に応じて、サーバ装置から前記ユーザ側装置に対して所定のプログラムを配信させ、前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムをダウンロードさせる情報処理システムにおける情報処理方法であって、
前記所定のプログラムに関して前記ユーザ側装置による動作をサポートする代理店に関する代理店情報を取得する代理店情報取得工程と、
前記代理店情報取得工程において取得された前記代理店情報に基づいて前記所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能について説明可能とする少なくとも1つの機能説明用データの再生順序を決定し、前記少なくとも1つの機能説明用データを前記決定された再生順序で再生させるように前記所定のプログラムの動作を制御する動作制御工程と、
前記ユーザ側装置において前記所定のプログラムがインストールされた際に、当該所定のプログラムによって実現される少なくとも1つの機能と対応付けられた少なくとも1つのメニューボタンを所定のメニュー画面に含ませて前記ユーザ側装置が有する表示手段に表示させる表示制御工程と、
を含み、
前記表示制御工程は、前記代理店情報取得工程により取得された前記代理店情報に基づいて前記少なくとも1つに対応付けられたメニューボタンを前記メニュー画面において他のメニューボタンよりも優先的に表示させる、
ことを特徴とする情報処理方法。
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