JP2021120894A - 情報処理装置、分析方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、分析方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】データ管理における入力項目としてオリジナル項目を追加し、オリジナル項目を含めて蓄積したデータを分析しやすくする情報処理装置及びプログラムを提供する。【解決手段】販売管理システムにおいて、帳票入力フォーム(例えば、納品書)の一項目として新たに蓄積を開始する項目(例えば、納品場所)の追加をステップS101にて受け付け、追加が受け付けられた項目を分析対象項目の一つとしてステップS103、104、105にて選択可能に設定し、ステップS106にて追加が受け付けられた項目が分析対象項目の一つとして選択された際は、当該項目が追加される以前の帳票データまたは取引データを分析対象から除外して分析を行う。【選択図】図21

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
従来、受発注などのデータ管理の仕様に関するニーズは業種や利用者ごとに異なり、全てのニーズをカバーすることは困難であった。そのため、データの入力画面に対して利用者オリジナルの項目の追加などが行えるアプリケーションプログラムが提供されている。また、このアプリケーションプログラムで追加された項目を含むデータをデータベースに登録できるデータ受入モジュールが提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−134692号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されているデータ受入モジュールでは、データベースに登録された入力データを、分析ツールなどの外部アプリケーションにて使用した場合、利用者オリジナルの項目は名称が固定(「追加列データ1」等)での表示となってしまい動的には変更されない。このため、分析時において利用者オリジナルの項目の判別が難しく、また、当該項目を積極的に分析に活用することができないという問題がある。
この発明の目的は、データ管理における入力項目としてオリジナル項目を追加するとともに、このオリジナル項目を含めて蓄積したデータを分析しやすくする情報処理装置及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、
蓄積された帳票データまたは取引データに基づき分析を行う情報処理装置であって、
帳票データまたは取引データの一項目として新たに蓄積を開始する項目の追加を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目を分析対象項目の一つとして選択可能に設定する設定手段と、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目が前記分析対象項目の一つとして選択された際は、当該項目が追加される以前の帳票データまたは取引データを分析対象から除外して分析する分析手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、データ管理における入力項目としてオリジナル項目を追加するとともに、このオリジナル項目を含めて蓄積したデータを分析しやすくすることができる。
本発明の実施の形態の販売管理システムを示すブロック図である。 クラウドサーバの機能構成を示すブロック図である。 ローカルサーバの機能構成を示すブロック図である。 第1の端末装置の機能構成を示すブロック図である。 第2の端末装置の機能構成を示すブロック図である。 レイアウト編集画面を示す図である。 項目挿入画面がレイアウト編集画面上に重畳表示された状態を示す図である。 ユーザ所望の項目の設定領域を示す図である。 項目名入力画面がレイアウト編集画面上に重畳表示された状態を示す図である。 確認画面がレイアウト編集画面上に重畳表示された状態を示す図である。 任意項目制御テーブルを示す図である。 変数設定画面を示す図である。 論理項目名称設定画面を示す図である。 ユーザ用設定画面を示す図である。 分析の結果表を示す図である。 ユーザ用設定画面を示す図である。 分析の結果表を示す図である。 ユーザ用設定画面を示す図である。 分析の結果表を示す図である。 ドリルダウン分析の手法の一例を示す図である。 販売管理システムにおいて実行される一連の処理の流れを示すフローチャートである。
<販売管理システムの構成>
先ず、販売管理システム100(情報処理装置)の概略構成について、図1を参照して説明する。
図1は、販売管理システム100の概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の販売管理システム100は、クラウドサーバ1と、複数のローカルサーバ2と、複数の第1の端末装置3と、複数の第2の端末装置4とを備えている。クラウドサーバ1と各ローカルサーバ2とは、例えば、インターネット5を介して情報通信可能に接続されている。また、各ローカルサーバ2は、例えば、LAN(Local Area Network)6を介して第1の端末装置3と情報通信可能に接続されている。また、第2の端末装置4は、インターネット5を介してクラウドサーバ1と情報通信可能に接続されている。
クラウドサーバ1は、販売管理システム100の一環としてのクラウドサービスをユーザに提供するサーバであり、業務情報に係る業務情報DB(データベース)をユーザ(クライアント)ごとに記憶し管理する。また、クラウドサーバ1は、種々のプログラムを実行することで、業務情報DBに関する各種データ処理(例えば、取引先や商品の情報照会、伝票や請求書等の閲覧、経営分析などに係る機能を実現するための処理)を行う。クラウドサーバ1へは、認証情報による認証に成功した場合にアクセスすることができるようになっている。
ローカルサーバ2は、例えば、個人企業のオーナー、中小企業のオーナー、個人商店の店主等のユーザ(クライアント)の拠点に設置されるサーバであり、このユーザの業務情報に係る業務情報DBを記憶し管理する。また、ローカルサーバ2は、予めインストールされた種々のプログラムを実行することで、業務情報DBに関する各種データ処理(例えば、売上管理、仕入管理、在庫管理などに係る機能を実現するための処理)を行う。
第1の端末装置3は、例えば、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、
デスクトップPC等である。第1の端末装置3は、LAN6を介して、ローカルサーバ2に記憶されている業務情報DBを共有し、ローカルサーバ2と同様、予めインストールされた種々のプログラムを実行することで、当該業務情報DBに関する各種データ処理を行う。
第2の端末装置4は、例えば、ユーザが外出先において使用することのできるスマートフォン、タブレットPC、携帯電話機、PDA、ノートPC、デスクトップPC等である。第2の端末装置4は、ユーザの入力操作を受け付け、当該入力操作に基づく情報をクラウドサーバ1に送信し、クラウドサーバ1から送信されて受信した情報を表示する。なお、第2の端末装置4は上述の第1の端末装置3が兼ねるようにしても良い。
図2は、クラウドサーバ1の機能的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、クラウドサーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11(第1の設定手段、分析手段、第2の設定手段、指定手段)と、RAM(Random Access Memory)12と、記憶部13と、操作部14と、表示部15と、通信部16とを備えている。また、クラウドサーバ1の各部は、バス17を介して接続されている。
CPU11は、クラウドサーバ1の各部を制御する。CPU11は、記憶部13に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出し、RAM12のワークエリアに展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。
RAM12は、例えば、揮発性のメモリであり、CPU11により読み出された各種のプログラムやデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
記憶部13は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等により構成され、データ及びプログラムを書き込み及び読み出し可能な記憶部である。また、記憶部13は、プログラム13a、アカウントDB13b、業務情報DB13cなどを記憶している。
プログラム13aは、CPU11により実行される上述の各種システムプログラム及びアプリケーションプログラムを含む。
アカウントDB13bは、販売管理システム100のユーザのアカウントに係る情報が登録されている。ここで、アカウントに係る情報には、アカウントごとに固有のユーザ名及びパスワードが含まれる。本実施形態では、ユーザ名とパスワードとの組み合わせにより認証情報が構成される。
業務情報DB13cは、販売管理システム100における管理対象(各ローカルサーバ2を所有しているユーザ)の業務情報が登録されたデータベースである。この業務情報DB13cは、各ローカルサーバ2の業務情報DB23bとの間で同期がとられるようになっている。
操作部14は、例えば、キーボード等のキー入力部と、マウス等のポインティングデバイスとを有している。また、操作部14は、キー入力及び位置入力を受け付け、その操作情報をCPU11に出力する。
表示部15は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等から構成されている。また、表示部15には、CPU11から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部16は、例えば、ネットワークカード等により構成されている。また、通信部16は、インターネット5に通信接続されて、インターネット5上の機器(例えば、ローカルサーバ2、第2の端末装置4等)との通信を行う。
図3は、ローカルサーバ2の機能的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、ローカルサーバ2は、CPU21(受付手段)と、RAM22と、記憶部23と、操作部24と、表示部25と、通信部26とを備えている。また、ローカルサーバ2の各部は、バス27を介して接続されている。
CPU21は、ローカルサーバ2の各部を制御する。CPU21は、記憶部23に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出し、RAM22のワークエリアに展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。
RAM22は、例えば、揮発性のメモリであり、CPU21により読み出された各種のプログラムやデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
記憶部23は、例えば、HDD、SSD等により構成され、データ及びプログラムを書き込み及び読み出し可能な記憶部である。また、記憶部23は、プログラム23a、業務情報DB23bなどを記憶している。
プログラム23aは、CPU21により実行される上述の各種システムプログラム及びアプリケーションプログラムを含む。
業務情報DB23bは、販売管理システム100における管理対象(当該業務情報DB23bを記憶しているローカルサーバ2を所有しているユーザ)の業務情報が登録されたデータベースである。
操作部24、表示部25及び通信部26の構成は、クラウドサーバ1の操作部14、表示部15及び通信部16の構成と同様であるので詳細な説明は省略する。
図4は、第1の端末装置3の機能的構成を示すブロック図である。
図4に示すように、第1の端末装置3は、CPU31と、RAM32と、記憶部33と、操作部34と、表示部35と、通信部36とを備えている。また、第1の端末装置3の各部は、バス37を介して接続されている。
CPU31は、第1の端末装置3の各部を制御する。CPU31は、記憶部33に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出し、RAM32のワークエリアに展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。その際に、CPU31は、RAM32内に各種処理結果を格納させ、必要に応じてその処理結果を表示部35に表示させる。
RAM32は、例えば、揮発性のメモリであり、CPU31により読み出された各種のプログラムやデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
記憶部33は、例えば、HDD、SSD等により構成され、データ及びプログラムを書き込み及び読み出し可能な記憶部である。また、記憶部33は、プログラム33aを記憶している。プログラム33aは、CPU31により実行される上述の各種システムプログラム及びアプリケーションプログラムを含む。
操作部34、表示部35及び通信部36の構成は、クラウドサーバ1の操作部14、表示部15及び通信部16の構成と同様であるので詳細な説明は省略する。
図5は、第2の端末装置4の機能的構成を示すブロック図である。
図5に示すように、第2の端末装置4は、CPU41と、RAM42と、記憶部43と、操作部44と、表示部45と、通信部46とを備えている。また、第2の端末装置4の各部は、バス47を介して接続されている。なお、第2の端末装置4の構成は、第1の端末装置3の構成と同様であるので詳細な説明は省略する。
<販売管理システムにおける伝票入力フォームのカスタマイズ方法>
本実施形態の販売管理システム100では、ローカルサーバ2においてデータ入力等を伝票形式で行う各種伝票入力フォームをカスタマイズすることができるようになっている。以下では、販売管理システム100における各種伝票入力フォームのカスタマイズ方法について説明する。
図6は、レイアウト編集画面71を示す図である。このレイアウト編集画面71は、ローカルサーバ2において、業務情報DB23bに関する各種データ処理を行うための所定のソフトウエアを起動した際に表示される業務メニュー画面(図示省略)から伝票入力フォームのカスタマイズに係るファイル(図示省略)が選択操作された場合に表示される画面である。図6のレイアウト編集画面71では、カスタマイズする伝票入力フォームとして納品書を選択する入力操作がなされ、当該納品書のサンプルが表示されている。
ユーザは、レイアウト編集画面71が表示されている際に、所定の操作を行うことで、ユーザ所望の項目(オリジナル項目)を納品書に挿入させるための項目挿入画面72をサブ画面として表示させることができるようになっている。
図7は、項目挿入画面72がレイアウト編集画面71上に重畳表示された状態を示す図である。図7の項目挿入画面72では、ユーザ所望の項目の挿入場所をプルダウン形式で選択入力することが可能なプルダウンメニューM1と、当該項目の種類を選択入力することが可能なリストメニューM2と、項目挿入画面72において入力された内容にて登録を実行するOKボタンB1と、当該内容をキャンセルするキャンセルボタンB2と、項目挿入画面72を閉じるための閉じるボタンB3とが表示されている。
ユーザは、項目挿入画面72において、例えば、プルダウンメニューM1から挿入場所として「集計」を選択するとともに、リストメニューM2から挿入項目の種類として「文字任意項目T01」を選択する入力操作を行い、OKボタンB1を選択する入力操作を行うことで、ユーザ所望の項目の挿入場所をより具体的に指定するためのカーソル(図示省略)が表示されるようになっている。そして、ユーザは、このカーソルを操作し、挿入場所の始点と終点を指定する入力操作を行うことで、図8に示すように、納品書の集計の領域の任意の場所に、ユーザ所望の項目の設定領域Rが表示されるようになっている。そして、ユーザは、所定の操作を行うことで、設定領域Rに表示させる項目名称を入力させるための項目名入力画面73をサブ画面として表示させることができるようになっている。
図9は、項目名入力画面73がレイアウト編集画面71上に重畳表示された状態を示す図である。図9の項目名入力画面73では、項目名称を入力することが可能なテキストボックスA1と、このテキストボックスA1において入力された内容にて登録を実行するOKボタンB4と、当該内容をキャンセルするキャンセルボタンB5と、項目名入力画面73を閉じるための閉じるボタンB6とが表示されている。
ユーザは、項目名入力画面73において、テキストボックスA1に項目名称として所望の「納品場所」を入力する操作を行い、OKボタンB4を選択する入力操作を行うことで、設定領域Rに項目名称「納品場所」が反映された状態で表示されるとともに、伝票入力フォームのカスタマイズによるカスタマイズ情報の保存をユーザに確認させるための確認画面が表示されるようになっている。
図10は、設定領域Rに項目名称「納品場所」が表示されるとともに、確認画面74がレイアウト編集画面71上に重畳表示された状態を示す図である。図10の確認画面74では、伝票入力フォームのカスタマイズによるカスタマイズ情報の保存を許可する許可ボタンB7と、当該保存を許可しない不許可ボタンB8と、当該伝票入力フォームのカスタマイズをキャンセルするキャンセルボタンB9と、確認画面74を閉じるための閉じるボタンB10とが表示されている。
ユーザは、確認画面74において、許可ボタンB7を選択する入力操作を行うことで、納品書(伝票入力フォーム)のカスタマイズが完成され、当該納品書のカスタマイズによるカスタマイズ情報が任意項目制御テーブルTに格納(登録)されるようになっている。
図11は、任意項目制御テーブルTを示す図である。任意項目制御テーブルTは、伝票入力フォームのカスタマイズの際に、図7に示す項目挿入画面72において、文字任意項目として選択された項目、すなわちユーザ所望のオリジナル項目を一元管理するテーブルである。任意項目制御テーブルTは、業務情報DB23bに含まれている。
図11に示すように、任意項目制御テーブルTでは、各種伝票入力フォーム(フォーム)ごとに、登録された各文字任意項目の「文字使用区分」、「文字項目名称」、「文字追加日付」などの情報が登録されるようになっている。ここで、「文字使用区分」とは、カスタマイズされた伝票入力フォームにて該当する文字任意項目を使用するか否かを示す区分であり、具体的には、カスタマイズされた伝票入力フォームにて該当する文字任意項目を使用する場合には「1」が設定され、使用しない場合には「2」が設定されるようになっている。例えば、ユーザ所望の追加(挿入)項目である「納品場所」が任意項目制御テーブルTに登録された場合、この「納品場所」の「文字使用区分T01」が「1」に設定されるようになっている。また、「文字項目名称」とは、カスタマイズされた文字任意項目の名称である。また、「文字追加日付」とは、カスタマイズされた文字任意項目が任意項目制御テーブルTに登録された日付である。また、「サブシステムID」とは、任意項目制御テーブルTを格納するローカルサーバ2を識別するためのIDである。また、「フォーム番号」とは、カスタマイズの対象となった伝票入力フォームを識別するための番号である。
<経営分析ツールにおける文字任意項目の活用方法>
本実施形態の販売管理システム100では、クラウドサーバ1において経営分析に係る機能を実現する経営分析ツール(BI(Business Intelligence)ツール)を有しており、この経営分析ツールによって、上述した伝票入力フォームのカスタマイズにより追加された文字任意項目を活用した分析を行うことができるようになっている。以下では、伝票入力フォームのカスタマイズにより追加された文字任意項目の経営分析ツールにおける活用方法について説明する。
まず、文字任意項目を活用した分析を行う前提となる当該文字任意項目の設定方法について、図12及び図13を用いて説明する。
図12は、変数設定画面81を示す図である。変数設定画面81は、伝票入力フォームのカスタマイズにより追加された文字任意項目を変数として、すなわち経営分析ツールにおける分析対象項目として設定する設定作業の際に表示される画面である。なお、変数設定画面81は、例えば、クラウドサーバ1の運用を管理する立場にあるユーザが経営分析ツールを起動させた際にのみ表示可能な画面となっている。
図12に示すように、変数設定画面81では、「列名(参照データ)」と、「変数」と、「参照ファイル」とが対応付けられて表示されている。例えば、上述のようにユーザ所望の追加(挿入)項目である「納品場所」を「文字任意項目T01」として、納品書(伝票入力フォーム)をカスタマイズしている場合、この「納品場所」を活用した分析を行うためには、変数設定画面81の「列名(参照データ)」の欄に「文字項目名称T01」を指定する入力操作を行うとともに、この「文字項目名称T01」に対応する「参照ファイル」の欄に「任意項目制御テーブル」を指定する入力操作を行い、任意項目制御テーブルTの文字項目名称T01の値を読み取り、当該値を「変数」の欄に格納することで、ユーザ所望の追加(挿入)項目である「納品場所」を変数として設定し、この「納品場所」を活用した分析を行うことができるようになっている。
図13は、論理項目名称設定画面82を示す図である。論理項目名称設定画面82は、上述の変数設定画面81において変数として設定された文字任意項目の名称を設定するとともに、各項目の利用態様(観点項目又は通常項目)を設定する設定作業の際に表示される画面である。ここで、観点項目とは、分析を行う際に観点(軸)となる項目であり、通常項目に選択された項目のトランザクションデータ(例えば、売上金額など)を集約可能な項目である。なお、論理項目名称設定画面82は、上述の変数設定画面81と同様、例えば、クラウドサーバ1の運用を管理する立場にあるユーザが経営分析ツールを起動させた際にのみ表示可能な画面となっている。
図13に示すように、論理項目名称設定画面82では、「列名」と、「表示列名」と、「種類」とが対応付けられて表示されている。例えば、上述のようにユーザ所望の追加(挿入)項目である「納品場所(文字任意項目T01)」が変数として設定された場合、この「納品場所(文字任意項目T01)」の参照ファイルである任意項目制御テーブルT(図11参照)の文字項目名称T01を参照し、「文字任意項目T01」に対応する「表示列名」の欄に「納品場所」が自動的に設定されるようになっている。また、任意項目制御テーブルTの文字使用区分T01を参照し、この文字使用区分T01は「1」に設定されているため、「文字任意項目T01」に対応する「種類」の欄に「■観点■(観点項目)」が自動的に設定されるようになっている。なお、「種類」の欄は、利用態様(観点項目又は通常項目)をプルダウン形式で選択入力することが可能となっており、例えば、図13に示す「文字任意項目T01」に対応する「種類」の欄において、「項目(通常項目)」を選択する入力操作を行うことで、「文字任意項目T01」の利用態様を観点項目から通常項目へ切り替えることが可能となっている。
次に、上述の経営分析ツールによる分析方法について、図14〜図19を用いて説明する。
図14は、文字任意項目(例えば、「納品場所」等)を上述の伝票入力フォームのカスタマイズにより追加していない状態において経営分析ツールが起動された際のユーザ用設定画面91を示す図である。ユーザ用設定画面91は、上述した論理項目名称設定画面82において予め設定がなされた観点項目及び通常項目のうちから分析に利用したい観点項目と通常項目とを選択する際に表示される画面である。
図14に示すように、ユーザ用設定画面91では、観点項目として選択可能な各項目(「伝票日付」、「取引先コード」、「商品コード」、「商品分類名」)に対応するチェックボックスA2がそれぞれ表示されるとともに、通常項目として選択可能な各項目(「曜日」、「売上金額」、「仕入金額」、…)に対応するチェックボックスA3がそれぞれ表示されている。
また、ユーザ用設定画面91では、ユーザ用設定画面91において入力された内容にて分析を実行するOKボタンB11と、ユーザ用設定画面91を閉じるための閉じるボタンB12とが表示されている。
ユーザは、ユーザ用設定画面91において、観点項目として「伝票日付」を選択するとともに、通常項目として「曜日」、「売上金額」、「仕入金額」、「粗利金額」の4つの項目を選択する入力操作を行い、OKボタンB11を選択する入力操作を行うことで、図15に示すように、「伝票日付」を観点として「曜日」、「売上金額」、「仕入金額」、「粗利金額」の各項目のトランザクションデータを抽出した結果表92が表示されるようになっており、この結果表92から有益な分析(例えば、ドリルダウン分析など)を行うことができるようになっている。
一方、図16は、文字任意項目(例えば、「納品場所」)を上述の伝票入力フォームのカスタマイズにより追加した状態において経営分析ツールが起動された際のユーザ用設定画面91を示す図である。
図16に示すように、ユーザ用設定画面91では、観点項目として選択可能な各項目(「納品場所」、「伝票日付」、「取引先コード」、「商品コード」、「商品分類名」)に対応するチェックボックスA2がそれぞれ表示されるとともに、通常項目として選択可能な各項目(「曜日」、「売上金額」、「仕入金額」、…)に対応するチェックボックスA3がそれぞれ表示されている。ここで、観点項目として選択可能な各項目のうちの「納品場所」は、上述した伝票入力フォームのカスタマイズにより、「文字任意項目T01」として設けられたユーザ所望の項目(オリジナル項目)である。
ユーザは、ユーザ用設定画面91において、観点項目として「伝票日付」を選択するとともに、通常項目として「曜日」、「売上金額」、「仕入金額」、「粗利金額」の4つの項目を選択する入力操作を行い、OKボタンB11を選択する入力操作を行うことで、図17に示すように、「伝票日付」を観点として「曜日」、「売上金額」、「仕入金額」、「粗利金額」の各項目のトランザクションデータを抽出した結果表93が表示されるようになっており、この結果表93から有益な分析(例えば、ドリルダウン分析など)を行うことができるようになっている。ここで、文字任意項目(例えば、「納品場所」)を上述の伝票入力フォームのカスタマイズにより追加した状態において経営分析ツールが起動された場合、各通常項目のトランザクションデータの抽出の際には、任意項目制御テーブルTの該当項目(例えば、「納品場所」)の文字追加日付T01(2017年7月10日)を参照し、当該トランザクションデータの登録又は更新日付と比較を行うことで、該当項目が追加された日付以降に登録又は更新されたトランザクションデータのみ、すなわち、2017年7月10日〜31日に登録又は更新されたトランザクションデータのみが抽出されるようになっている。
また、ユーザは、図18に示すように、ユーザ用設定画面91において、観点項目として「伝票日付」に加えて「納品場所」を選択するとともに、通常項目として「曜日」、「売上金額」、「仕入金額」、「粗利金額」の4つの項目を選択する入力操作を行い、OKボタンB11を選択する入力操作を行うことで、図19に示すように、「納品場所」と「伝票日付」を観点として「曜日」、「売上金額」、「仕入金額」、「粗利金額」の各項目のトランザクションデータを抽出した結果表94が表示されるようになっており、この結果表94から有益な分析(例えば、ドリルダウン分析など)を行うことができるようになっている。
次に、ドリルダウン分析の手法について、図20を用いて説明する。
図20(a)は、以下で説明するドリルダウン分析に用いられるデータ(蓄積データ)の一例を示す図であり、同図(b)〜(c)は、ドリルダウン分析を行ったときに出力されるデータを示す図である。
図20(a)に示すデータが蓄積されている状態において、観点項目として「得意先分類」を選択するとともに、通常項目として「売上金額」を選択する入力操作が行われて分析が実行されると、図20(b)に示すように、「得意先分類」ごとに、すなわち「小売業」、「量販店」、「卸売業」のそれぞれにおいて集計された「売上金額」を示すデータが出力されることとなる。ここで、「得意先分類」として出力された「小売業」、「量販店」、「卸売業」のうちから「小売業」でドリルダウンを行い、そして、観点項目として「得意先名」を選択するとともに、通常項目として「売上金額」を選択する入力操作が行われて分析(ドリルダウン分析)が実行されると、図20(c)に示すように、「小売業」に該当する「得意先名」ごとに、すなわち「荒井商会」、「岡村商店」、「佐々木商店」のそれぞれにおいて集計された「売上金額」を示すデータが出力されることとなる。ここで、「得意先名」として出力された「荒井商会」、「岡村商店」、「佐々木商店」のうちから「荒井商会」でドリルダウンを行い、そして、観点項目として「納品場所」を選択するとともに、通常項目として「売上金額」を選択する入力操作が行われて分析(ドリルダウン分析)が実行されると、図20(d)に示すように、「納品場所」ごとに、すなわち「静岡」、「東京」のそれぞれにおいて集計された「売上金額」を示すデータが出力されることとなる。
<処理の流れ>
次に、図21を参照して、本実施形態の販売管理システム100において実行される伝票入力フォームのカスタマイズから当該カスタマイズがなされた伝票入力フォームを利用したデータ入力、当該データ入力により蓄積された伝票データの分析実行までの一連の処理の流れについて説明する。図21は、上記の一連の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図21に示すように、先ず、ローカルサーバ2において、ユーザ所望の項目(例えば、納品場所)を文字任意項目として伝票入力フォーム(例えば、納品書)に追加(設定)する等の伝票入力フォームのカスタマイズをユーザ操作に基づき行い(ステップS101)、追加された文字任意項目に関するカスタマイズ情報を任意項目制御テーブルTに登録する。
次いで、ローカルサーバ2において、カスタマイズされた伝票入力フォームを用いてユーザ操作に基づき適宜データ入力を行い、当該伝票入力フォームの各項目のトランザクションデータの蓄積を行う(ステップS102)。
次いで、クラウドサーバ1において、経営分析ツールが起動されているときに、任意項目制御テーブルTに登録されたカスタマイズ情報を用いて、カスタマイズされた文字任意項目をユーザ操作に基づき変数として設定する(ステップS103)。なお、変数を設定する際に、クラウドサーバ1は、業務情報DB13cから該当する任意項目制御テーブルTを参照するようにしても良いし、該当するローカルサーバ2の業務情報DB23bから任意項目制御テーブルTを参照するようにしても良い。
次いで、クラウドサーバ1において、経営分析ツールが起動されているときに、ステップS103で設定された変数を利用し、論理項目名称の設定を行う(ステップS104)。具体的には、例えば、上述のようにユーザ所望の追加(挿入)項目である「納品場所(文字任意項目T01)」が変数として設定された場合、論理項目名称設定画面82(図13参照)において、列名「文字任意項目T01」に対応する表示列名を「納品場所」に設定する。
次いで、クラウドサーバ1において、経営分析ツールが起動されているときに、伝票入力フォームを構成する各項目を分析に利用する際の利用態様(観点項目・通常項目)を設定する(ステップS105)。例えば、上述のようにユーザ所望の追加(挿入)項目である「納品場所(文字任意項目T01)」が変数として設定された場合、この「納品場所(文字任意項目T01)」の参照ファイルである任意項目制御テーブルT(図11参照)の文字使用区分T01を参照し、この文字使用区分T01は「1」に設定されているため、「文字任意項目T01」に対応する「種類」の欄に「■観点■(観点項目)」が自動的に設定されるようになっている。
次いで、クラウドサーバ1において、経営分析ツールが起動されているときに、ユーザ操作に基づき選択された観点項目及び通常項目により分析を行い(ステップS106)、一連の処理を終了する。ここで、ステップS103で変数の設定がなされた文字任意項目(例えば、文字任意項目T01)が観点項目として選択され分析が行われた場合には、任意項目制御テーブルTの文字追加日付T01を参照し、該当する文字追加日付(2017年7月10日)と、選択された通常項目のトランザクションデータの登録又は更新日付との比較を行い、当該文字追加日付以降の登録又は更新日付のトランザクションデータのみ抽出して分析結果の表示を行う。
以上、本実施の形態の販売管理システム100によれば、ローカルサーバ2において、帳票入力フォーム(例えば、納品書)の一項目として新たに蓄積を開始する項目(例えば、納品場所)の追加を受け付け、クラウドサーバ1において、ローカルサーバ2で追加が受け付けられた項目を分析対象項目の一つとして選択可能に設定し、ローカルサーバ2で追加が受け付けられた項目が分析対象項目の一つとして選択された際は、当該項目が追加される以前の帳票データまたは取引データを分析対象から除外して分析を行うので、データ管理における入力項目としてオリジナル項目を追加するとともに、このオリジナル項目を含めて蓄積したデータを分析しやすくすることができる。これにより、ユーザごとに適した細かな経営分析を行うことができるようになる。
また、本実施の形態の販売管理システム100によれば、ローカルサーバ2において、帳票入力フォーム(例えば、納品書)の一項目として新たに蓄積を開始する項目の追加を受け付ける際に、所望される項目名称で当該項目の追加を受け付け、クラウドサーバ1において、ローカルサーバ2で追加が受け付けられた項目の項目名称が分析対象項目の選択画面表示または分析の結果表示に反映されるので、所望されるオリジナル項目に関して煩雑な設定手続きを行わなくても分析を行うことができ、オリジナル項目を含めて蓄積したデータをより分析しやすくすることができる。
また、本実施の形態の販売管理システム100によれば、ローカルサーバ2において、帳票入力フォーム(例えば、納品書)の一項目として新たに蓄積を開始する項目(例えば、納品場所)の追加を受け付け、クラウドサーバ1において、ローカルサーバ2で追加が受け付けられた項目を観点の一つとして選択可能に設定し、ローカルサーバ2で追加が受け付けられた項目が観点の一つとして選択された際は、当該項目が追加される以前の帳票データまたは取引データを分析対象から除外して分析を行うので、データ管理における入力項目としてオリジナル項目を追加するとともに、このオリジナル項目を含めて蓄積したデータを分析しやすくすることができる。これにより、ユーザごとに適した細かな経営分析を行うことができるようになる。
以上の説明では、本発明に係るクラウドサーバ1のプログラム13aのコンピュータ読み取り可能な媒体として記憶部13のHDD、SSD等を使用した例を、また、ローカルサーバ2のプログラム23aのコンピュータ読み取り可能な媒体として記憶部23のHDD、SSD等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るクラウドサーバ1のプログラム13a及びローカルサーバ2のプログラム23aのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る情報処理装置及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
また、上記実施の形態における販売管理システム100の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
例えば、上記実施の形態では、クラウドサーバ1とローカルサーバ2とからなるユニットを情報処理装置とみなして説明を行ったが、例えば、ローカルサーバ2単体で情報処理装置を構成するようにしても良い。かかる場合、ローカルサーバ2が上述した経営分析ツールを有するようにする。
また、上記実施の形態では、販売管理システム100における伝票入力フォームのカスタマイズ方法について説明を行ったが、伝票形式に限らず帳簿形式でのデータ入力フォームについてもカスタマイズすることができるようにし、さらに、当該カスタマイズにより帳簿入力フォームに新たに追加されたオリジナル項目に基づき経営分析を行うことができるようにしても良い。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
蓄積された帳票データまたは取引データに基づき分析を行う情報処理装置であって、
帳票データまたは取引データの一項目として新たに蓄積を開始する項目の追加を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目を分析対象項目の一つとして選択可能に設定する設定手段と、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目が前記分析対象項目の一つとして選択された際は、当該項目が追加される以前の帳票データまたは取引データを分析対象から除外して分析する分析手段と、 を備えることを特徴とする情報処理装置。
<請求項2>
前記受付手段は、所望される項目名称で項目の追加を受け付け、
前記受付手段により受け付けられた項目名称が前記分析対象項目の選択画面表示または前記分析の結果表示に反映されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項3>
蓄積された帳票データまたは取引データに基づき分析を行う情報処理装置であって、
帳票データまたは取引データの一項目として新たに蓄積を開始する項目の追加を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目を観点の一つとして選択可能に設定する設定手段と、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目が前記観点の一つとして選択された際は、当該項目が追加される以前の帳票データまたは取引データを分析対象から除外して分析する分析手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
<請求項4>
蓄積された帳票データまたは取引データに基づき分析を行う情報処理装置のコンピュータを、
帳票データまたは取引データの一項目として新たに蓄積を開始する項目の追加を受け付ける受付手段、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目を分析対象項目の一つとして選択可能に設定する設定手段、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目が前記分析対象項目の一つとして選択された際は、当該項目が追加される以前の帳票データまたは取引データを分析対象から除外して分析する分析手段、
として機能させるプログラム。
100 販売管理システム
1 クラウドサーバ
11 CPU
12 RAM
13 記憶部
13a プログラム
13b アカウントDB
13c 業務情報DB
14 操作部
15 表示部
16 通信部
17 バス
2 ローカルサーバ
21 CPU
22 RAM
23 記憶部
23a プログラム
23c 業務情報DB
24 操作部
25 表示部
26 通信部
27 バス
3 第1の端末装置
4 第2の端末装置
5 インターネット
6 LAN
本発明は、情報処理装置、分析方法及びプログラムに関する。
この発明の目的は、データ管理における入力項目としてオリジナル項目を追加するとともに、このオリジナル項目を含めて蓄積したデータを分析しやすくする情報処理装置、分析方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理を装置は、新規の伝票を作成するための伝票入力フォームであって複数の入力項目が設定されている伝票入力フォームを表示させる表示制御手段と、前記表示制御手段により表示された伝票入力フォームへのユーザによる入力操作に基づいて生成された伝票を所定の記憶手段に伝票データとして蓄積する蓄積手段と、前記複数の入力項目のうちの何れかの入力項目を分析対象項目に設定して前記蓄積手段によって前記記憶手段に蓄積された伝票データの何れかを対象に分析可能な分析手段と、を備え、前記分析手段は、前記伝票入力フォームがカスタマイズされることによって前記複数の入力項目とは異なる新たな入力項目が前記伝票入力フォームに追加された場合であって前記新たな入力項目が前記分析対象項目に設定された場合には、前記カスタマイズされる以前の伝票入力フォームへのユーザによる入力操作に基づいて生成された伝票データを前記対象から除外して分析する、ことを特徴とする。
また、本発明に係る分析方法は、情報処理装置が実行する分析方法であって、新規の伝票を作成するための伝票入力フォームであって複数の入力項目が設定されている伝票入力フォームを表示させる表示制御ステップと、前記表示制御ステップで表示された伝票入力フォームへのユーザによる入力操作に基づいて生成された伝票を所定の記憶手段に伝票データとして蓄積する蓄積ステップと、前記複数の入力項目のうちの何れかの入力項目を分析対象項目に設定して前記蓄積ステップで前記記憶手段に蓄積された伝票データの何れかを対象に分析する分析ステップと、を含み、前記分析ステップは、前記伝票入力フォームがカスタマイズされることによって前記複数の入力項目とは異なる新たな入力項目が前記伝票入力フォームに追加された場合であって前記新たな入力項目が前記分析対象項目に設定された場合には、前記カスタマイズされる以前の伝票入力フォームへのユーザによる入力操作に基づいて生成された伝票データを前記対象から除外して分析する、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、情報処理装置のコンピュータを、新規の伝票を作成するための伝票入力フォームであって複数の入力項目が設定されている伝票入力フォームを表示させる表示制御手段、前記表示制御手段により表示された伝票入力フォームへのユーザによる入力操作に基づいて生成された伝票を所定の記憶手段に伝票データとして蓄積する蓄積手段、前記複数の入力項目のうちの何れかの入力項目を分析対象項目に設定して前記蓄積手段によって前記記憶手段に蓄積された伝票データの何れかを対象に分析可能な分析手段、として機能させ、前記分析手段は、前記伝票入力フォームがカスタマイズされることによって前記複数の入力項目とは異なる新たな入力項目が前記伝票入力フォームに追加された場合であって前記新たな入力項目が前記分析対象項目に設定された場合には、前記カスタマイズされる以前の伝票入力フォームへのユーザによる入力操作に基づいて生成された伝票データを前記対象から除外して分析する、ことを特徴とする。

Claims (4)

  1. 蓄積された帳票データまたは取引データに基づき分析を行う情報処理装置であって、
    帳票データまたは取引データの一項目として新たに蓄積を開始する項目の追加を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により追加が受け付けられた項目を分析対象項目の一つとして選択可能に設定する設定手段と、
    前記受付手段により追加が受け付けられた項目が前記分析対象項目の一つとして選択された際は、当該項目が追加される以前の帳票データまたは取引データを分析対象から除外して分析する分析手段と、 を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記受付手段は、所望される項目名称で項目の追加を受け付け、
    前記受付手段により受け付けられた項目名称が前記分析対象項目の選択画面表示または前記分析の結果表示に反映されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 蓄積された帳票データまたは取引データに基づき分析を行う情報処理装置であって、
    帳票データまたは取引データの一項目として新たに蓄積を開始する項目の追加を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により追加が受け付けられた項目を観点の一つとして選択可能に設定する設定手段と、
    前記受付手段により追加が受け付けられた項目が前記観点の一つとして選択された際は、当該項目が追加される以前の帳票データまたは取引データを分析対象から除外して分析する分析手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 蓄積された帳票データまたは取引データに基づき分析を行う情報処理装置のコンピュータを、
    帳票データまたは取引データの一項目として新たに蓄積を開始する項目の追加を受け付ける受付手段、
    前記受付手段により追加が受け付けられた項目を分析対象項目の一つとして選択可能に設定する設定手段、
    前記受付手段により追加が受け付けられた項目が前記分析対象項目の一つとして選択された際は、当該項目が追加される以前の帳票データまたは取引データを分析対象から除外して分析する分析手段、
    として機能させるプログラム。
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