JP2021120894A - 情報処理装置、分析方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
蓄積された帳票データまたは取引データに基づき分析を行う情報処理装置であって、
帳票データまたは取引データの一項目として新たに蓄積を開始する項目の追加を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目を分析対象項目の一つとして選択可能に設定する設定手段と、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目が前記分析対象項目の一つとして選択された際は、当該項目が追加される以前の帳票データまたは取引データを分析対象から除外して分析する分析手段と、
を備えることを特徴とする。
先ず、販売管理システム100(情報処理装置)の概略構成について、図1を参照して説明する。
図1は、販売管理システム100の概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の販売管理システム100は、クラウドサーバ1と、複数のローカルサーバ2と、複数の第1の端末装置3と、複数の第2の端末装置4とを備えている。クラウドサーバ1と各ローカルサーバ2とは、例えば、インターネット5を介して情報通信可能に接続されている。また、各ローカルサーバ2は、例えば、LAN(Local Area Network)6を介して第1の端末装置3と情報通信可能に接続されている。また、第2の端末装置4は、インターネット5を介してクラウドサーバ1と情報通信可能に接続されている。
デスクトップPC等である。第1の端末装置3は、LAN6を介して、ローカルサーバ2に記憶されている業務情報DBを共有し、ローカルサーバ2と同様、予めインストールされた種々のプログラムを実行することで、当該業務情報DBに関する各種データ処理を行う。
図2に示すように、クラウドサーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11(第1の設定手段、分析手段、第2の設定手段、指定手段)と、RAM(Random Access Memory)12と、記憶部13と、操作部14と、表示部15と、通信部16とを備えている。また、クラウドサーバ1の各部は、バス17を介して接続されている。
アカウントDB13bは、販売管理システム100のユーザのアカウントに係る情報が登録されている。ここで、アカウントに係る情報には、アカウントごとに固有のユーザ名及びパスワードが含まれる。本実施形態では、ユーザ名とパスワードとの組み合わせにより認証情報が構成される。
業務情報DB13cは、販売管理システム100における管理対象(各ローカルサーバ2を所有しているユーザ)の業務情報が登録されたデータベースである。この業務情報DB13cは、各ローカルサーバ2の業務情報DB23bとの間で同期がとられるようになっている。
図3に示すように、ローカルサーバ2は、CPU21(受付手段)と、RAM22と、記憶部23と、操作部24と、表示部25と、通信部26とを備えている。また、ローカルサーバ2の各部は、バス27を介して接続されている。
業務情報DB23bは、販売管理システム100における管理対象(当該業務情報DB23bを記憶しているローカルサーバ2を所有しているユーザ)の業務情報が登録されたデータベースである。
操作部24、表示部25及び通信部26の構成は、クラウドサーバ1の操作部14、表示部15及び通信部16の構成と同様であるので詳細な説明は省略する。
図4に示すように、第1の端末装置3は、CPU31と、RAM32と、記憶部33と、操作部34と、表示部35と、通信部36とを備えている。また、第1の端末装置3の各部は、バス37を介して接続されている。
図5に示すように、第2の端末装置4は、CPU41と、RAM42と、記憶部43と、操作部44と、表示部45と、通信部46とを備えている。また、第2の端末装置4の各部は、バス47を介して接続されている。なお、第2の端末装置4の構成は、第1の端末装置3の構成と同様であるので詳細な説明は省略する。
本実施形態の販売管理システム100では、ローカルサーバ2においてデータ入力等を伝票形式で行う各種伝票入力フォームをカスタマイズすることができるようになっている。以下では、販売管理システム100における各種伝票入力フォームのカスタマイズ方法について説明する。
ユーザは、レイアウト編集画面71が表示されている際に、所定の操作を行うことで、ユーザ所望の項目(オリジナル項目)を納品書に挿入させるための項目挿入画面72をサブ画面として表示させることができるようになっている。
ユーザは、項目名入力画面73において、テキストボックスA1に項目名称として所望の「納品場所」を入力する操作を行い、OKボタンB4を選択する入力操作を行うことで、設定領域Rに項目名称「納品場所」が反映された状態で表示されるとともに、伝票入力フォームのカスタマイズによるカスタマイズ情報の保存をユーザに確認させるための確認画面が表示されるようになっている。
ユーザは、確認画面74において、許可ボタンB7を選択する入力操作を行うことで、納品書(伝票入力フォーム)のカスタマイズが完成され、当該納品書のカスタマイズによるカスタマイズ情報が任意項目制御テーブルTに格納(登録)されるようになっている。
図11に示すように、任意項目制御テーブルTでは、各種伝票入力フォーム(フォーム)ごとに、登録された各文字任意項目の「文字使用区分」、「文字項目名称」、「文字追加日付」などの情報が登録されるようになっている。ここで、「文字使用区分」とは、カスタマイズされた伝票入力フォームにて該当する文字任意項目を使用するか否かを示す区分であり、具体的には、カスタマイズされた伝票入力フォームにて該当する文字任意項目を使用する場合には「1」が設定され、使用しない場合には「2」が設定されるようになっている。例えば、ユーザ所望の追加(挿入)項目である「納品場所」が任意項目制御テーブルTに登録された場合、この「納品場所」の「文字使用区分T01」が「1」に設定されるようになっている。また、「文字項目名称」とは、カスタマイズされた文字任意項目の名称である。また、「文字追加日付」とは、カスタマイズされた文字任意項目が任意項目制御テーブルTに登録された日付である。また、「サブシステムID」とは、任意項目制御テーブルTを格納するローカルサーバ2を識別するためのIDである。また、「フォーム番号」とは、カスタマイズの対象となった伝票入力フォームを識別するための番号である。
本実施形態の販売管理システム100では、クラウドサーバ1において経営分析に係る機能を実現する経営分析ツール(BI(Business Intelligence)ツール)を有しており、この経営分析ツールによって、上述した伝票入力フォームのカスタマイズにより追加された文字任意項目を活用した分析を行うことができるようになっている。以下では、伝票入力フォームのカスタマイズにより追加された文字任意項目の経営分析ツールにおける活用方法について説明する。
図12に示すように、変数設定画面81では、「列名(参照データ)」と、「変数」と、「参照ファイル」とが対応付けられて表示されている。例えば、上述のようにユーザ所望の追加(挿入)項目である「納品場所」を「文字任意項目T01」として、納品書(伝票入力フォーム)をカスタマイズしている場合、この「納品場所」を活用した分析を行うためには、変数設定画面81の「列名(参照データ)」の欄に「文字項目名称T01」を指定する入力操作を行うとともに、この「文字項目名称T01」に対応する「参照ファイル」の欄に「任意項目制御テーブル」を指定する入力操作を行い、任意項目制御テーブルTの文字項目名称T01の値を読み取り、当該値を「変数」の欄に格納することで、ユーザ所望の追加(挿入)項目である「納品場所」を変数として設定し、この「納品場所」を活用した分析を行うことができるようになっている。
図14に示すように、ユーザ用設定画面91では、観点項目として選択可能な各項目(「伝票日付」、「取引先コード」、「商品コード」、「商品分類名」)に対応するチェックボックスA2がそれぞれ表示されるとともに、通常項目として選択可能な各項目(「曜日」、「売上金額」、「仕入金額」、…)に対応するチェックボックスA3がそれぞれ表示されている。
また、ユーザ用設定画面91では、ユーザ用設定画面91において入力された内容にて分析を実行するOKボタンB11と、ユーザ用設定画面91を閉じるための閉じるボタンB12とが表示されている。
図16に示すように、ユーザ用設定画面91では、観点項目として選択可能な各項目(「納品場所」、「伝票日付」、「取引先コード」、「商品コード」、「商品分類名」)に対応するチェックボックスA2がそれぞれ表示されるとともに、通常項目として選択可能な各項目(「曜日」、「売上金額」、「仕入金額」、…)に対応するチェックボックスA3がそれぞれ表示されている。ここで、観点項目として選択可能な各項目のうちの「納品場所」は、上述した伝票入力フォームのカスタマイズにより、「文字任意項目T01」として設けられたユーザ所望の項目(オリジナル項目)である。
図20(a)は、以下で説明するドリルダウン分析に用いられるデータ(蓄積データ)の一例を示す図であり、同図(b)〜(c)は、ドリルダウン分析を行ったときに出力されるデータを示す図である。
図20(a)に示すデータが蓄積されている状態において、観点項目として「得意先分類」を選択するとともに、通常項目として「売上金額」を選択する入力操作が行われて分析が実行されると、図20(b)に示すように、「得意先分類」ごとに、すなわち「小売業」、「量販店」、「卸売業」のそれぞれにおいて集計された「売上金額」を示すデータが出力されることとなる。ここで、「得意先分類」として出力された「小売業」、「量販店」、「卸売業」のうちから「小売業」でドリルダウンを行い、そして、観点項目として「得意先名」を選択するとともに、通常項目として「売上金額」を選択する入力操作が行われて分析(ドリルダウン分析)が実行されると、図20(c)に示すように、「小売業」に該当する「得意先名」ごとに、すなわち「荒井商会」、「岡村商店」、「佐々木商店」のそれぞれにおいて集計された「売上金額」を示すデータが出力されることとなる。ここで、「得意先名」として出力された「荒井商会」、「岡村商店」、「佐々木商店」のうちから「荒井商会」でドリルダウンを行い、そして、観点項目として「納品場所」を選択するとともに、通常項目として「売上金額」を選択する入力操作が行われて分析(ドリルダウン分析)が実行されると、図20(d)に示すように、「納品場所」ごとに、すなわち「静岡」、「東京」のそれぞれにおいて集計された「売上金額」を示すデータが出力されることとなる。
次に、図21を参照して、本実施形態の販売管理システム100において実行される伝票入力フォームのカスタマイズから当該カスタマイズがなされた伝票入力フォームを利用したデータ入力、当該データ入力により蓄積された伝票データの分析実行までの一連の処理の流れについて説明する。図21は、上記の一連の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
蓄積された帳票データまたは取引データに基づき分析を行う情報処理装置であって、
帳票データまたは取引データの一項目として新たに蓄積を開始する項目の追加を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目を分析対象項目の一つとして選択可能に設定する設定手段と、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目が前記分析対象項目の一つとして選択された際は、当該項目が追加される以前の帳票データまたは取引データを分析対象から除外して分析する分析手段と、 を備えることを特徴とする情報処理装置。
<請求項2>
前記受付手段は、所望される項目名称で項目の追加を受け付け、
前記受付手段により受け付けられた項目名称が前記分析対象項目の選択画面表示または前記分析の結果表示に反映されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項3>
蓄積された帳票データまたは取引データに基づき分析を行う情報処理装置であって、
帳票データまたは取引データの一項目として新たに蓄積を開始する項目の追加を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目を観点の一つとして選択可能に設定する設定手段と、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目が前記観点の一つとして選択された際は、当該項目が追加される以前の帳票データまたは取引データを分析対象から除外して分析する分析手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
<請求項4>
蓄積された帳票データまたは取引データに基づき分析を行う情報処理装置のコンピュータを、
帳票データまたは取引データの一項目として新たに蓄積を開始する項目の追加を受け付ける受付手段、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目を分析対象項目の一つとして選択可能に設定する設定手段、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目が前記分析対象項目の一つとして選択された際は、当該項目が追加される以前の帳票データまたは取引データを分析対象から除外して分析する分析手段、
として機能させるプログラム。
1 クラウドサーバ
11 CPU
12 RAM
13 記憶部
13a プログラム
13b アカウントDB
13c 業務情報DB
14 操作部
15 表示部
16 通信部
17 バス
2 ローカルサーバ
21 CPU
22 RAM
23 記憶部
23a プログラム
23c 業務情報DB
24 操作部
25 表示部
26 通信部
27 バス
3 第1の端末装置
4 第2の端末装置
5 インターネット
6 LAN
また、本発明に係る分析方法は、情報処理装置が実行する分析方法であって、新規の伝票を作成するための伝票入力フォームであって複数の入力項目が設定されている伝票入力フォームを表示させる表示制御ステップと、前記表示制御ステップで表示された伝票入力フォームへのユーザによる入力操作に基づいて生成された伝票を所定の記憶手段に伝票データとして蓄積する蓄積ステップと、前記複数の入力項目のうちの何れかの入力項目を分析対象項目に設定して前記蓄積ステップで前記記憶手段に蓄積された伝票データの何れかを対象に分析する分析ステップと、を含み、前記分析ステップは、前記伝票入力フォームがカスタマイズされることによって前記複数の入力項目とは異なる新たな入力項目が前記伝票入力フォームに追加された場合であって前記新たな入力項目が前記分析対象項目に設定された場合には、前記カスタマイズされる以前の伝票入力フォームへのユーザによる入力操作に基づいて生成された伝票データを前記対象から除外して分析する、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、情報処理装置のコンピュータを、新規の伝票を作成するための伝票入力フォームであって複数の入力項目が設定されている伝票入力フォームを表示させる表示制御手段、前記表示制御手段により表示された伝票入力フォームへのユーザによる入力操作に基づいて生成された伝票を所定の記憶手段に伝票データとして蓄積する蓄積手段、前記複数の入力項目のうちの何れかの入力項目を分析対象項目に設定して前記蓄積手段によって前記記憶手段に蓄積された伝票データの何れかを対象に分析可能な分析手段、として機能させ、前記分析手段は、前記伝票入力フォームがカスタマイズされることによって前記複数の入力項目とは異なる新たな入力項目が前記伝票入力フォームに追加された場合であって前記新たな入力項目が前記分析対象項目に設定された場合には、前記カスタマイズされる以前の伝票入力フォームへのユーザによる入力操作に基づいて生成された伝票データを前記対象から除外して分析する、ことを特徴とする。
Claims (4)
- 蓄積された帳票データまたは取引データに基づき分析を行う情報処理装置であって、
帳票データまたは取引データの一項目として新たに蓄積を開始する項目の追加を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目を分析対象項目の一つとして選択可能に設定する設定手段と、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目が前記分析対象項目の一つとして選択された際は、当該項目が追加される以前の帳票データまたは取引データを分析対象から除外して分析する分析手段と、 を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記受付手段は、所望される項目名称で項目の追加を受け付け、
前記受付手段により受け付けられた項目名称が前記分析対象項目の選択画面表示または前記分析の結果表示に反映されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 蓄積された帳票データまたは取引データに基づき分析を行う情報処理装置であって、
帳票データまたは取引データの一項目として新たに蓄積を開始する項目の追加を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目を観点の一つとして選択可能に設定する設定手段と、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目が前記観点の一つとして選択された際は、当該項目が追加される以前の帳票データまたは取引データを分析対象から除外して分析する分析手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 蓄積された帳票データまたは取引データに基づき分析を行う情報処理装置のコンピュータを、
帳票データまたは取引データの一項目として新たに蓄積を開始する項目の追加を受け付ける受付手段、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目を分析対象項目の一つとして選択可能に設定する設定手段、
前記受付手段により追加が受け付けられた項目が前記分析対象項目の一つとして選択された際は、当該項目が追加される以前の帳票データまたは取引データを分析対象から除外して分析する分析手段、
として機能させるプログラム。
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