JP7060496B2 - 地図生成システム - Google Patents

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Description

本発明は、地図生成システムに関する。
従来、地図生成システムに関する技術として、自車両が実際に走行していない対象道路区間の直線路を、複数の他車両による当該直線路の走行軌跡を示す軌跡情報に基づいて推定する技術が知られている(例えば特許文献1)。
特開2013-168016号公報
カーブ路の位置ごとの形状情報を含む詳細カーブ情報が求められている。従来の技術では、詳細カーブ情報の取得については、十分に対応できていない。
この技術分野では、測定対象となるカーブ路の詳細カーブ情報を適切に取得することが望まれている。
本発明の一態様に係る地図生成システムは、道路地図情報に詳細カーブ情報が含まれた基準カーブ路の詳細カーブ情報を用いて、基準カーブ路に隣接する測定対象カーブ路の詳細カーブ情報を取得することで地図を生成する地図生成システムであって、道路地図情報において基準カーブ路に沿って並ぶように予め設定されると共に基準カーブ路の形状情報と関連付けられた複数の基準カーブ路構成点を、測定対象カーブ路に沿って並ぶ複数の仮想構成点として測定対象カーブ路上に転写する構成点転写部と、複数の仮想構成点の位置と、複数の仮想構成点のそれぞれに対応する基準カーブ路構成点の形状情報とに基づいて、測定対象カーブ路に沿って延びる仮想軌跡の曲率情報である仮想軌跡曲率情報を取得すると共に仮想軌跡を設定する仮想軌跡設定部と、道路地図情報において予め設定された測定対象カーブ路の開始点の位置と、測定対象カーブ路を走行した車両の走行情報と、仮想軌跡曲率情報とに基づいて、測定対象カーブ路に沿って開始点から予め設定された間隔で並ぶ複数の測定対象カーブ路構成点を取得すると共に、複数の測定対象カーブ路構成点のそれぞれに仮想軌跡曲率情報を関連付けることで、測定対象カーブ路の詳細カーブ情報を取得する地図生成部と、を備える。
本発明の一態様に係る地図生成システムによれば、構成点転写部により、複数の基準カーブ路構成点が、測定対象カーブ路に沿って並ぶ複数の仮想構成点として測定対象カーブ路上に転写される。複数の仮想構成点の位置と、複数の仮想構成点のそれぞれに対応する基準カーブ路構成点に関連付けられた基準カーブ路の形状情報とに基づいて、仮想軌跡設定部により、測定対象カーブ路に沿って延びる仮想軌跡の仮想軌跡曲率情報が取得されると共に仮想軌跡が設定される。このように基準カーブ路の形状情報と関連付けられた複数の基準カーブ路構成点の転写及び仮想軌跡曲率情報の取得により、道路地図情報に詳細カーブ情報として含まれる基準カーブ路の形状情報を、測定対象カーブ路の詳細カーブ情報の取得のために利用することができる。その結果、基準カーブ路に隣接する測定対象カーブ路の詳細カーブ情報を適切に取得することが可能となる。
一実施形態において、構成点転写部は、基準カーブ路と測定対象カーブ路とを区画する区画線を跨ぐように、基準カーブ路構成点を仮想構成点として測定対象カーブ路上に転写し、仮想軌跡設定部は、仮想構成点と当該仮想構成点に対応する基準カーブ路構成点とを通る直線と、測定対象カーブ路上で仮想構成点に隣り合う他の仮想構成点と当該他の仮想構成点に対応する基準カーブ路構成点とを通る直線との交点を求めることで、仮想軌跡の曲率中心の位置を取得し、曲率中心から隣り合う仮想構成点までの距離である曲率半径を用いて仮想軌跡曲率情報を取得してもよい。この場合、例えば、測定対象カーブ路上で隣り合う仮想構成点を通る円弧の曲率半径を用いて、仮想軌跡曲率情報を取得することができる。
一実施形態において、地図生成部は、測定対象カーブ路を走行する車両に設けられたカメラの撮像画像に基づいて測定対象カーブ路の車線幅方向の中心線の位置を推定し、複数の測定対象カーブ路構成点を中心線上に再設定してもよい。この場合、測定対象カーブ路の車線幅方向の中心線上に複数の測定対象カーブ路構成点が再設定されるため、測定対象カーブ路の詳細カーブ情報をより適切に取得することが可能となる。
以上説明したように、本発明の種々の態様及び実施形態によれば、基準カーブ路に隣接する測定対象カーブ路の詳細カーブ情報を適切に取得することができる。
図1は、一実施形態の地図生成システムを示すブロック図である。 図2は、カーブ路での道路地図情報を説明するための図である。 図3は、基準カーブ路構成点を示す図である。 図4は、図3の破線枠内を、基準カーブ路及び測定対象カーブ路と重畳させて示す拡大図である。 図5は、仮想軌跡の設定を説明するための図である。 図6は、地図生成システムの主要な処理を示すフローチャートである。 図7は、基準カーブ路構成点の転写処理を示すフローチャートである。 図8は、仮想軌跡の設定処理を示すフローチャートである。 図9は、地図生成処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[地図生成システムの構成]
図1は、一実施形態の地図生成システムを示すブロック図である。図1に示されるように、地図生成システム100は、例えば交通情報を管理するセンターに設けられ、車両Vとの通信により車両Vの走行情報等の各種データを収集すると共に、収集したデータを利用して地図を生成する。
車両Vとは、一例として、地図生成システム100との通信機能を有する車両である。車両Vは、例えば、カメラ1、内部センサ2、及びGPS受信部(図示省略)の機器を少なくとも備えている。車両Vは、汎用的な当該機器を備える一般の車両であってもよい。車両Vは、一般の車両に限定されず、汎用的な機器よりも高性能な機器を備える情報収集用の車両(いわゆるプローブカー)であってもよい。
カメラ1は、車両Vに搭載され、車両Vの外部環境を撮像する撮像機器である。カメラ1は、例えば車両Vのフロントガラスの裏側等に設けられている。カメラ1は、単眼カメラであってもよく、ステレオカメラであってもよい。ステレオカメラは、両眼視差を再現するように配置された二つの撮像部を有している。車両Vの外部環境には、車両Vが走行する道路の状況が含まれる。
内部センサ2は、車両Vの走行状態を検出する車載センサである。内部センサ2は、車速センサ、加速度センサ、及びヨーレートセンサを含む。車速センサは、車両Vの速度を検出する検出器である。車速センサとしては、例えば、車両Vの車輪又は車輪と一体に回転するドライブシャフト等に対して設けられ、車輪の回転速度を検出する車輪速センサが用いられる。加速度センサは、車両Vの加速度を検出する検出器である。加速度センサは、例えば、車両Vの前後方向の加速度を検出する前後加速度センサと、車両Vの横加速度を検出する横加速度センサとを含んでいる。ヨーレートセンサは、車両Vの重心の鉛直軸周りのヨーレート(回転角速度)を検出する検出器である。ヨーレートセンサとしては、例えばジャイロセンサを用いることができる。
GPS受信部は、3個以上のGPS衛星から信号を受信することにより、車両Vの位置(例えば車両Vの緯度及び経度)を測定する。
次に、地図生成システム100の構成について説明する。図1に示されるように、地図生成システム100は、地図生成サーバ10を備えている。地図生成サーバ10は、CPU[Central Processing Unit]、記憶部、及び通信制御部などを含む一般的なコンピュータとして構成される。記憶部は、CPUが直接アクセス可能な地図生成サーバ10内のメモリであってもよく、HDD[Hard Disk Drive]などの記憶媒体であってもよい。記憶部は、地図生成サーバ10の外部に設けられていてもよい。通信制御部は、例えば通信を制御するネットワークカードなどの通信デバイスである。地図生成サーバ10は、複数台のコンピュータによって構成されていてもよく、クラウドサーバであってもよい。
地図生成サーバ10は、通信部3、道路地図データベース4、及び生成地図データベース5と接続されている。通信部3は、車両Vと通信するための無線通信の設備である。通信部3は、地図生成サーバ10が設けられたセンターの通信設備とすることができる。
道路地図データベース4は、道路地図情報を記憶するデータベースである。道路地図データベース4は、地図生成サーバ10の一部を構成していてもよく、地図生成サーバ10とは異なる施設に設けられていてもよい。道路地図情報には、道路のリンク情報が含まれている。
リンク情報とは、地図上に予め設定されたリンク及びノードに関する情報であり、例えばカーナビゲーションのために使用可能な情報である。ノードは、モデル化した道路における交差点に対応する道路区域である。リンクは、2つの隣接するノード間の道路区間である。以下の説明では、2つの隣接するノード間のリンクが湾曲又は屈曲した道路である場合の当該リンクにおける各車線を、「カーブ路」と称する。
道路地図情報は、複数のカーブ路構成点の位置情報を含んでいる。カーブ路構成点は、カーブ路の道路線形を表すための当該カーブ路上の地点である。複数のカーブ路構成点は、道路地図情報において、カーブ路に沿って並ぶように予め設定されている。カーブ路構成点は、カーブ路に沿って開始点から予め設定された間隔で並ぶように設定されている。カーブ路の開始点は、当該カーブ路に対応するリンクに隣接するノードのうち開始点に近い方のノードの、当該リンクに近接する端部とすることができる。予め設定された間隔は、一般的には等間隔ではないが、等間隔となる場合があってもよい。
カーブ路構成点の位置情報には、道路地図情報において予め設定されたカーブ路の開始点の位置の情報と、開始点からのオフセット量の情報とが含まれる。オフセット量は、当該カーブ路のにおける開始点からカーブ路構成点までの距離を意味する。オフセット量は、例えば当該カーブ路を走行した車両の実走距離に基づいて予め算出することができる。カーブ路構成点の位置は、例えば、カーブ路の開始点からの距離が所定のオフセット量となる点として特定し得る。例えば、図2に示されるように、カーブ路構成点Lc1は、カーブ路の開始点Lc0からの距離がオフセット量DOFSとなる点として特定することができる。同様にして、カーブ路構成点Lc2~Lc4を特定することができる。このように、本開示における道路地図情報は、いわゆるリーン地図の情報を含んで構成されている。
また、カーブ路構成点の位置は、例えば、所定の直交座標系の座標位置で特定し得る。所定の座標系とは、例えば、車両Vの走行開始時の地図上の位置を原点とし、そのときの進行方向をx軸とし、進行方向に直交する水平方向をy軸とした直交座標系としてもよい。
なお、道路地図情報には、道路の車線幅の情報が含まれていてもよい。車線幅とは、各カーブ路に対応する各車線の幅を意味する。車線幅とは、カーブ路を区画する区画線間の距離、又は、カーブ路を区画する区画線と当該カーブ路の路面端との間の距離、とすることができる。路面端は、カーブ路の路面の車線幅方向の端縁を意味し、例えば、路面自体の端縁、又は、路面と縁石との境界線であってもよい。道路地図情報において、各ノード、各リンク、各カーブ路、各カーブ路構成点に対しては、それぞれ、識別番号等の識別情報が付与されていてもよい。
道路地図情報には、詳細カーブ情報が含まれている。詳細カーブ情報とは、車両Vの自動運転制御などの車両制御のために使用できる程度の精度でカーブ路の車線形状を表すための情報を意味する。詳細カーブ情報は、各カーブ路について、カーブ路構成点のそれぞれの位置におけるカーブ路の形状情報を含んでいる。ここでの形状情報は、各カーブ路の各カーブ路構成点の位置の情報と、各カーブ路の各カーブ路構成点の方位角の情報と、を含んでいる。方位角とは、カーブ構成点と当該カーブ構成点に隣接する一のカーブ構成点とを結ぶ直線、及び、カーブ構成点と当該カーブ構成点に隣接する他のカーブ構成点とを結ぶ直線が成す角度である。方位角は、例えば、カーブ路構成点を通る所定の円弧の当該カーブ路構成点における接線の方向が所定の直交座標系の軸の方向と成す角度とすることができる。道路地図情報では、カーブ路の形状情報がそれぞれのカーブ路構成点に関連付けられている。
生成地図データベース5は、地図生成サーバ10で生成した生成地図の情報を記憶するデータベースである。生成地図データベース5は、後述の測定対象カーブ路の詳細カーブ情報を取得するための情報などを、生成地図の情報として蓄積する。生成地図データベース5は、地図生成サーバ10の一部を構成していてもよく、地図生成サーバ10とは異なる施設に設けられていてもよい。生成地図データベース5は、道路地図データベース4と物理的に一体的に構成されていてもよいし、別体で構成されていてもよい。
なお、例えば、生成地図データベース5の生成地図の情報が蓄積された結果、測定対象カーブ路の詳細カーブ情報が一定の精度以上となった場合、測定対象カーブ路の詳細カーブ情報が固定データ(FIXデータ)として道路地図データベース4に格納される。道路地図データベース4に記憶された生成地図の固定データの情報は、例えば車両Vの自動運転制御などの車両制御のために用いられる。車両制御には、ACC[Adaptive Cruise Control]、LKA[Lane Keeping Assist]などの種々の運転支援制御、及び、車両制御が含まれていてもよい。
上述のように構成された地図生成システム100は、上記道路地図データベース4の道路地図情報に基づいて、道路地図情報に詳細カーブ情報が含まれた基準カーブ路の詳細カーブ情報(形状情報)を用いて、基準カーブ路に隣接する測定対象カーブ路の詳細カーブ情報を取得することで地図を生成する。
基準カーブ路とは、地図を生成するための基準となるカーブ路を意味する。基準カーブ路では、既存の手法により、予め道路地図情報の深化が進められている。ここでの道路地図情報の深化とは、あるカーブ路を走行した車両Vの走行情報と道路地図データベース4の道路地図情報とに基づいて、当該カーブ路の道路地図情報の精度の向上(精緻化)を図ることを意味する。ここでの道路地図情報の深化としては、例えば、あるカーブ路を複数回走行した車両Vの走行情報として取得された車速をヨーレートで除算した曲率半径を用いて、当該カーブ路の各カーブ路構成点の方位角が更新されることが含まれる。基準カーブ路は、例えば、道路地図情報の深化の状況に基づいて、地図生成サーバ10のオペレータの操作に応じて選択されてもよいし、地図生成サーバ10の地図の生成処理において自動的に選択されてもよい。
測定対象カーブ路は、地図の生成の対象となるカーブ路であり、基準カーブ路に隣接するカーブ路である。測定対象カーブ路は、基準カーブ路の対向車線であってもよいし、基準カーブ路の並走車線であってもよい。本開示では、測定対象カーブ路の道路地図情報は、基準カーブ路の場合と異なり、予め深化が行われているわけではない。本開示では、予め深化された基準カーブ路の道路地図情報(形状情報)を利用しつつ、測定対象カーブ路の道路地図情報の精緻化を適切にすることが図られている。
[地図生成サーバの構成]
次に、地図生成サーバ10の機能的構成について説明する。図1に示されるように、地図生成サーバ10は、車両位置情報取得部11、車両走行情報取得部12、道路地図情報取得部13、構成点転写部14、仮想軌跡設定部15、及び、地図生成部16を有している。以下に説明する地図生成サーバ10の機能の一部は、車両Vに搭載されたECU[Electronic Control Unit]により実現されていてもよい。
車両位置情報取得部11は、通信部3を介して車両Vと通信することにより収集されたデータに基づいて、車両Vの位置情報を取得する。位置情報には、例えば、GPS受信部で測定した車両Vの地図上の位置(測位位置)を起点として、車両Vの実走距離に基づいて特定される車両Vの地図上の位置(リーン地図上での車両位置)の情報が含まれる。測位位置は、車両Vの内部センサ2の検出結果に基づいて、いわゆるオドメトリにより修正されてもよい。車両位置情報取得部11は、例えば、地図生成サーバ10のオペレータの操作に応じて、測定対象カーブ路を走行した車両Vのリーン地図上での車両位置を取得する。
車両走行情報取得部12は、通信部3を介して車両Vと通信することにより収集されたデータに基づいて、車両Vの走行情報を取得する。走行情報とは、地図生成サーバ10において地図生成のために用いられる車両Vの走行状態に関する情報である。走行情報としては、例えば、車両Vの内部センサ2で取得した車両Vの車速、加速度、ヨーレート等の各種データ(いわゆる走行ログ)が含まれる。
道路地図情報取得部13は、道路地図情報として、基準カーブ路の形状情報を取得する。道路地図情報取得部13は、基準カーブ路の形状情報として、基準カーブ路構成点の位置情報と、基準カーブ路構成点における方位角の情報とを取得する。基準カーブ路構成点とは、基準カーブ路に沿って並ぶ複数のカーブ路構成点である。道路地図情報においては、複数の基準カーブ路構成点と基準カーブ路の形状情報とが関連付けられている。
図3は、基準カーブ路構成点を示す図である。図4は、図3の破線枠内を、基準カーブ路及び測定対象カーブ路と重畳させて示す拡大図である。図3及び図4では、一例として、所定の直交座標系xyにおいて、基準カーブ路が円弧状に延びる実線の矢印で示されている。測定対象カーブ路が円弧状に延びる破線の矢印で示されている。
図3に示されるように、基準カーブ路上には、基準カーブ路構成点Pi-1,P,Pi+1,Pi+2が並んでいる。図4に示されるように、基準カーブ路構成点Pの位置は、例えば座標(x,y)で表される。基準カーブ路構成点Pの方位角は、ここでは方位角θで表される。この場合、基準カーブ路の形状情報は、例えば(x,y,θ)で表すことができる。図4の例では、道路地図情報取得部13は、基準カーブ路構成点Pの位置の座標(x,y)と、基準カーブ路構成点Pにおける方位角θとを取得する。
道路地図情報取得部13は、道路地図情報として、基準カーブ路の車線幅W1と測定対象カーブ路の車線幅W2とを取得する(図4参照)。道路地図情報取得部13は、例えば、道路地図データベース4に道路地図情報として予め記憶されているカーブ路の車線幅を取得してもよいし、車両Vのカメラ1の撮像画像に基づいて、車両Vが走行するカーブ路の車線幅を取得してもよい。
また、道路地図情報取得部13は、測定対象カーブ路を走行した車両Vのリーン地図上での車両位置に基づいて、道路地図情報として、測定対象カーブ路の測定対象カーブ路構成点の位置を取得する。測定対象カーブ路構成点とは、測定対象カーブ路に沿って並ぶ複数のカーブ路構成点である。
構成点転写部14は、基準カーブ路構成点の位置情報と、基準カーブ路構成点における方位角の情報とに基づいて、複数の基準カーブ路構成点を、測定対象カーブ路に沿って並ぶ複数の仮想構成点として測定対象カーブ路上に転写する(基準カーブ路の形状情報の転写)。仮想構成点とは、測定対象カーブ路の詳細カーブ情報を取得するために設定される測定対象カーブ路上の複数の仮想的な点を意味する。ここでの転写とは、既知の基準カーブ路における基準カーブ路構成点の位置及び方位角に基づいて、基準カーブ路に隣接し測定対象となる測定対象カーブ路上の仮想構成点の位置を特定することを意味する。
構成点転写部14は、基準カーブ路と測定対象カーブ路とを区画する区画線を跨ぐように、基準カーブ路構成点Pを仮想構成点Qとして測定対象カーブ路上に転写する。具体的には、構成点転写部14は、一例として、図4に示されるように、基準カーブ路構成点Pの座標(x,y)と、当該基準カーブ路構成点Pにおける方位角θとを用いて、下記の式(1)~式(3)に従って仮想構成点Qの座標(X,Y)を算出することで、基準カーブ路構成点Pを仮想構成点Qとして測定対象カーブ路上に転写する。構成点転写部14は、対象となる全ての整数i(i=1,2,3,・・・,n)について、基準カーブ路構成点Pの転写を行う。
=x+Wcos(θ-π/2) ・・・(1)
=y+Wsin(θ-π/2) ・・・(2)
W =(W1+W2)/2 ・・・(3)
仮想軌跡設定部15は、複数の仮想構成点Qの位置と、複数の仮想構成点Qのそれぞれに対応する基準カーブ路構成点Pに関連付けられた基準カーブ路の形状情報とに基づいて、仮想軌跡の曲率情報である仮想軌跡曲率情報を取得すると共に、仮想軌跡を設定する。仮想軌跡とは、転写された複数の仮想構成点を通るように測定対象カーブ路に沿って延びる仮想的な円弧状の軌跡である。仮想軌跡は、基準カーブ路の形状情報を測定対象カーブ路において利用するために一時的に設定される。
仮想軌跡設定部15は、一例として、図5に示されるように、隣り合う仮想構成点Q,Qi+1の位置と、仮想構成点Q,Qi+1のそれぞれに対応する基準カーブ路構成点P,Pi+1の位置とに基づいて、直線Pと直線Pi+1i+1との交点を求めることで、部分的な仮想軌跡Lxの曲率中心Oの位置を取得する。仮想軌跡設定部15は、曲率中心Oから仮想構成点Q,Qi+1のまでの距離である曲率半径rを仮想軌跡曲率情報として取得する。すなわち、基準カーブ路の形状情報を用いて基準カーブ路の形状が測定対象カーブ路に転写されて仮想構成点Q,Qi+1が得られ、仮想構成点Q,Qi+1の位置を用いて仮想軌跡曲率情報が幾何学的に算出される(仮想軌跡の曲率への還元)。なお、仮想軌跡曲率情報の算出に使用される方位角は、基準カーブ路構成点Pi+1における方位角θi+1であってもよい。
仮想軌跡設定部15は、曲率中心Oの位置を中心とし、曲率半径rを半径とする円弧を設定する。仮想軌跡設定部15は、当該円弧上に仮想ウェイポイント[Way-point]Ri,jを設定することで、仮想構成点Q,Qi+1の位置を通る部分的な仮想軌跡Lxを設定する。仮想ウェイポイントは、仮想構成点Q,Qi+1を繋ぐように所定間隔(例えば5cm)で配置され、測定対象カーブ路に沿う軌跡を形成する地図上の点群を意味する。整数jは、仮想構成点Q,Qi+1の間の距離に応じて適宜設定されてもよい。
仮想軌跡設定部15は、対象となる全ての整数iについて、仮想構成点Q,Qi+1を繋ぐように仮想ウェイポイントRi,jを設定することで、仮想構成点Q~Qを通る仮想軌跡Lxを設定する。仮想軌跡Lxは、対象となる全ての整数iについて部分的な仮想軌跡Lxを互いに連結した仮想的な軌跡を意味する。なお、仮想構成点Q,Qi+1の位置の特定に基準カーブ路構成点Pにおける方位角θを用いているため、仮想軌跡Lxは、複数の仮想構成点Qのそれぞれに対応する基準カーブ路構成点Pに関連付けられた基準カーブ路の形状情報に基づいているということができる。
地図生成部16は、測定対象カーブ路を走行した車両Vのリーン地図上での車両位置と、道路地図データベース4の道路地図情報とに基づいて、測定対象カーブ路の開始点の位置を取得する。また、地図生成部16は、測定対象カーブ路を走行した車両Vの走行情報に基づいて、開始点からの測定対象カーブ路に沿う車両Vの実走距離を取得する。
地図生成部16は、予め設定された測定対象カーブ路の開始点の位置と、車両Vの走行情報(ここでは開始点からの測定対象カーブ路に沿う車両Vの実走距離)と、設定された仮想軌跡の仮想軌跡曲率情報とに基づいて、測定対象カーブ路に沿って開始点から予め設定された間隔で並ぶ複数の測定対象カーブ路構成点のそれぞれに仮想軌跡曲率情報を関連付けることで、測定対象カーブ路の詳細カーブ情報を取得する。ここでの地図生成部16は、道路地図情報取得部13で取得した測定対象カーブ路構成点の位置に基づいて、仮想軌跡設定部15により取得された部分的な仮想軌跡Lxの曲率半径rを、仮想構成点Q,Qi+1の間に位置する測定対象カーブ路構成点に関連付ける。この関連付けを対象となる全ての整数iについて行うことにより、地図生成部16は、測定対象カーブ路の詳細カーブ情報を取得する。
なお、仮想構成点Qの位置には、必ずしも測定対象カーブ路構成点が重複して存在しているとは限らない。そこで、仮想構成点Qの位置と測定対象カーブ路構成点の位置とが異なっていたとしても、本開示のように、仮想軌跡Lxを一時的に設定し、仮想構成点Q,Qi+1の間の仮想軌跡曲率情報を仮想構成点Q,Qi+1の間に位置する測定対象カーブ路構成点に関連付けることを対象となる全ての整数iについて行うことで、測定対象カーブ路の詳細カーブ情報を適切に取得することが可能となる。
また、地図生成部16は、測定対象カーブ路を走行する車両Vに設けられたカメラ1の撮像画像に基づいて、測定対象カーブ路の中心線の車線幅方向の位置を推定し、複数の測定対象カーブ路構成点を中心線上に再設定してもよい。地図生成部16は、例えばカメラ1の撮像画像に基づいて、既存の手法により、中心線の位置の推定及び測定対象カーブ路構成点の中心線上への再設定を行う。これにより、測定対象カーブ路に沿う方向だけでなく、測定対象カーブ路の幅方向についても、測定対象カーブ路を走行した車両Vの実走データを用いて測定対象カーブ路の詳細カーブ情報の高精度化を図ることができる。地図生成部16は、その他、上記道路地図情報の深化の手法と同様にして、測定対象カーブ路の道路地図情報の深化を更に行ってもよい。
地図生成部16は、測定対象カーブ路構成点に仮想軌跡Lxの曲率半径rを関連付けた場合には、仮想ウェイポイントRi,jを生成地図の情報として生成地図データベース5に記憶させる。地図生成部16は、生成地図データベース5に記憶させた生成地図の情報が蓄積された結果(特に測定対象カーブ路の道路地図情報の深化が行われた結果)、測定対象カーブ路の詳細カーブ情報が車両Vの自動運転制御などの車両制御に使用可能な一定の精度以上となった場合には、測定対象カーブ路の詳細カーブ情報を固定データとして道路地図データベース4に格納させる。
[地図生成システム100による処理の一例]
次に、本実施形態の地図生成システム100の処理について図6~図9を参照して説明する。図6~図9の処理は、例えば、地図生成サーバ10のオペレータの操作に応じて実行される。
図6は、地図生成システム100の主要な処理を示すフローチャートである。図6に示されるように、地図生成システム100の地図生成サーバ10では、S01として、道路地図情報取得部13及び構成点転写部14により、基準カーブ路での基準カーブ路構成点Pを測定対象カーブ路上に仮想構成点Qとして転写を行う。具体的には、地図生成サーバ10は、図7の処理を行う(詳しくは後述)。
S02において、地図生成サーバ10は、仮想軌跡設定部15により、測定対象カーブ路での仮想軌跡曲率情報の取得及び仮想軌跡Lxの設定を行う。具体的には、地図生成サーバ10は、図8の処理を行う(詳しくは後述)。
S03において、地図生成サーバ10は、地図生成部16により、測定対象カーブ路の詳細カーブ情報の取得を行う。具体的には、地図生成サーバ10は、図9の処理を行う(詳しくは後述)。その後、地図生成サーバ10は、図6の処理を終了する。
図7は、基準カーブ路構成点の転写処理を示すフローチャートである。図7に示されるように、地図生成サーバ10は、S11として、道路地図情報取得部13により、基準カーブ路の車線幅W1及び測定対象カーブ路の車線幅W2の取得を行う。道路地図情報取得部13は、例えば、道路地図データベース4に道路地図情報として予め記憶されている車線幅W1,W2を取得する。
S12において、地図生成サーバ10は、道路地図情報取得部13により、基準カーブ路構成点Pの位置及び方位角θの取得を行う。道路地図情報取得部13は、例えば、地図生成サーバ10のオペレータの操作に応じて、基準カーブ路構成点Pの位置及び方位角θを取得する。
S13において、地図生成サーバ10は、構成点転写部14により、仮想構成点Qの位置の特定を行う。構成点転写部14は、例えば、上記の式(1)~式(3)に従って、基準カーブ路構成点Pの座標(x,y)と、当該基準カーブ路構成点Pにおける方位角θとを用いて、仮想構成点Qの座標(X,Y)を算出することで、仮想構成点Qの位置を特定する。これにより、基準カーブ路構成点Pが仮想構成点Qとして測定対象カーブ路上に転写される。
S14において、地図生成サーバ10は、構成点転写部14により、対象の基準カーブ路構成点Pの全てを転写したか否かの判定を行う。構成点転写部14は、例えば、整数iが1以上n以下の基準カーブ路構成点Pを対象とし、整数iがnに達したか否かを判定する。
地図生成サーバ10は、構成点転写部14により、対象の基準カーブ路構成点Pの全てを転写していないと判定された場合(S14:NO)、S11に移行し、基準カーブ路構成点Pの転写を継続する。一方、地図生成サーバ10は、構成点転写部14により、対象の基準カーブ路構成点Pの全てを転写したと判定された場合(S14:YES)、図7の基準カーブ路構成点の転写処理を終了し、図6のS02に移行する。
図8は、仮想軌跡の設定処理を示すフローチャートである。図8に示されるように、地図生成サーバ10は、S21として、道路地図情報取得部13により、基準カーブ路構成点Pの位置の取得を行う。道路地図情報取得部13は、例えば、地図生成サーバ10のオペレータの操作に応じて、基準カーブ路構成点Pの位置を取得する。
S22において、地図生成サーバ10は、仮想軌跡設定部15により、仮想構成点Qの位置の取得を行う。仮想軌跡設定部15は、例えば、構成点転写部14で特定された仮想構成点Qの座標を、仮想構成点Qの位置として取得する。
S23において、地図生成サーバ10は、仮想軌跡設定部15により、曲率中心Oの位置の取得を行う。仮想軌跡設定部15は、例えば、隣り合う仮想構成点Q,Qi+1の位置と、仮想構成点Q,Qi+1のそれぞれに対応する基準カーブ路構成点P,Pi+1の位置とに基づいて、直線Pと直線Pi+1i+1との交点の位置を求めることで、曲率中心Oの位置を取得する。
S24において、地図生成サーバ10は、仮想軌跡設定部15により、曲率半径rの取得を行う。仮想軌跡設定部15は、例えば、曲率中心Oから仮想構成点Q,Qi+1のまでの距離である曲率半径rを仮想軌跡曲率情報として取得する。
S25において、地図生成サーバ10は、仮想軌跡設定部15により、対象の仮想構成点Qの全てについて曲率中心Oの位置及び曲率半径rを取得したか否かの判定を行う。仮想軌跡設定部15は、例えば、整数iが1以上n以下の仮想構成点Qを対象とし、整数iがnに達したか否かを判定する。
地図生成サーバ10は、仮想軌跡設定部15により、対象の仮想構成点Qの全てについて曲率中心Oの位置及び曲率半径rを取得していないと判定された場合(S25:NO)、S21に移行し、曲率中心Oの位置及び曲率半径rの取得を継続する。
一方、地図生成サーバ10は、対象の仮想構成点Qの全てについて曲率中心Oの位置及び曲率半径rを取得したと仮想軌跡設定部15により判定された場合(S25:YES)、S26として、仮想軌跡設定部15により、測定対象カーブ路の仮想ウェイポイントRi,jの設定を行う。仮想軌跡設定部15は、例えば、曲率中心Oの位置を中心として曲率半径rを半径とする円弧上に、仮想構成点Q,Qi+1を繋ぐように所定間隔で仮想ウェイポイントRi,jを、対象となる全ての整数iについて設定する。これにより、当該仮想ウェイポイントRi,jを点群とする仮想軌跡Lxが設定される。その後、地図生成サーバ10は、図8の仮想軌跡の設定処理を終了し、図6のS03に移行する。
図9は、地図生成処理を示すフローチャートである。図9に示されるように、地図生成サーバ10は、S31として、車両位置情報取得部11により、測定対象カーブ路での車両Vの位置の取得を行う。車両位置情報取得部11は、例えば、地図生成サーバ10のオペレータの操作に応じて、通信部3を介して車両Vと通信することにより収集されたデータに基づいて、測定対象カーブ路での車両Vのリーン地図上での車両位置を取得する。
S32において、地図生成サーバ10は、地図生成部16により、測定対象カーブ路の開始点の取得を行う。地図生成部16は、例えば、測定対象カーブ路での車両Vのリーン地図上での車両位置と、道路地図データベース4の道路地図情報とに基づいて、測定対象カーブ路の開始点の位置を取得する。
S33において、地図生成サーバ10は、地図生成部16により、開始点からの測定対象カーブ路に沿う車両Vの実走距離の取得を行う。地図生成部16は、例えば、測定対象カーブ路を走行した車両Vの走行情報に基づいて、開始点からの測定対象カーブ路に沿う車両Vの実走距離を取得する。
S34において、地図生成サーバ10は、地図生成部16により、仮想軌跡曲率情報の測定対象カーブ路構成点への関連付けを行う。地図生成部16は、例えば、仮想軌跡曲率情報として曲率半径rを測定対象カーブ路構成点に関連付ける。
S35において、地図生成サーバ10は、地図生成部16により、測定対象カーブ路での撮像画像から測定対象カーブ路の中心線の位置の推定を行う。S36において、地図生成サーバ10は、地図生成部16により、測定対象カーブ路構成点の中心線上への再設定を行う。地図生成部16は、例えばカメラ1の撮像画像に基づいて、既存の手法により、中心線の位置を推定し、測定対象カーブ路構成点を中心線上に再設定する。その後、地図生成サーバ10は、図9の地図生成処理を終了する。なお、地図生成サーバ10は、図6のS04において、地図生成部16により、測定対象カーブ路の詳細カーブ情報が一定の精度以上となった場合には、測定対象カーブ路の詳細カーブ情報を固定データとして道路地図データベース4に格納させる。
[地図生成システム100の作用効果]
以上説明した地図生成システム100では、構成点転写部14により、複数の基準カーブ路構成点Pが、測定対象カーブ路に沿って並ぶ複数の仮想構成点Qとして測定対象カーブ路上に転写される。複数の仮想構成点Qの位置と、複数の仮想構成点Qのそれぞれに対応する基準カーブ路構成点Pに関連付けられた基準カーブ路の形状情報とに基づいて、仮想軌跡設定部15により、測定対象カーブ路に沿って延びる仮想軌跡Lxの仮想軌跡曲率情報が取得されると共に仮想軌跡Lxが設定される。このように基準カーブ路の形状情報と関連付けられた複数の基準カーブ路構成点Pの転写及び仮想軌跡Lxの曲率情報の取得により、道路地図情報に詳細カーブ情報として含まれる基準カーブ路の形状情報を、測定対象カーブ路の詳細カーブ情報の取得のために利用することができる。その結果、基準カーブ路に隣接する測定対象カーブ路の詳細カーブ情報を適切に取得することが可能となる。なお、地図生成システム100によれば、測定対象カーブ路の詳細カーブ情報を一定以上の精度とするために必要な測定対象カーブ路での車両Vの走行回数を、基準カーブ路の詳細カーブ情報を測定対象カーブ路に利用しない場合と比べて、低減することが可能となる。
地図生成システム100では、構成点転写部14は、基準カーブ路と測定対象カーブ路とを区画する区画線を跨ぐように、基準カーブ路構成点Pを仮想構成点Qとして測定対象カーブ路上に転写し、仮想軌跡設定部15は、仮想構成点Qと当該仮想構成点Qに対応する基準カーブ路構成点Pとを通る直線Pと、測定対象カーブ路上で仮想構成点Qに隣り合う他の仮想構成点Qi+1と当該他の仮想構成点Qi+1に対応する基準カーブ路構成点Pi+1とを通る直線Pi+1i+1との交点を求めることで、部分的な仮想軌跡Lxの曲率中心Oの位置を取得し、曲率中心Oから隣り合う仮想構成点Q,Qi+1までの距離である曲率半径rを仮想軌跡曲率情報として取得する。これにより、測定対象カーブ路上で隣り合う仮想構成点Q,Qi+1を通る円弧の曲率半径rを用いて、仮想軌跡Lxの仮想軌跡曲率情報を取得することができる。
地図生成システム100では、地図生成部16は、測定対象カーブ路を走行する車両Vに設けられたカメラ1の撮像画像に基づいて測定対象カーブ路の車線幅方向の中心線の位置を推定し、複数の測定対象カーブ路構成点を中心線上に再設定する。これにより、測定対象カーブ路の車線幅方向の中心線上に複数の測定対象カーブ路構成点が再設定されるため、測定対象カーブ路の詳細カーブ情報をより適切に取得することが可能となる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。本発明は、上述した実施形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、仮想軌跡設定部15は、隣り合う仮想構成点Q,Qi+1の位置と、仮想構成点Q,Qi+1のそれぞれに対応する基準カーブ路構成点P,Pi+1の位置とに基づいて、直線Pと直線Pi+1i+1との交点を求めることで、部分的な仮想軌跡Lxの曲率中心Oの位置を取得したが、この手法に限定されない。隣り合う仮想構成点Q,Qi+1を含む3以上の仮想構成点Qの位置に基づいて、部分的な仮想軌跡Lxの曲率中心Oの位置を取得してもよい。
上記実施形態では、構成点転写部14は、基準カーブ路構成点Pにおける接線に直交する方向に仮想構成点Qがあるものとして、仮想構成点Qの転写に方位角θを用いたが、これに限定されない。例えば、基準カーブ路構成点Pにおける接線に直交する方向以外の他方向に仮想構成点Qがあるものとして、仮想構成点Qの転写を行ってもよい。この場合、接線に直交する方向から当該他方向がずれている偏角分を方位角θに反映させて仮想構成点Qの転写を行ってもよい。また、例えば、基準カーブ路構成点Pにおける接線ベクトルの成分から仮想構成点Qの位置を計算をすることで仮想構成点Qの転写を行ってもよい。
上記実施形態では、形状情報は、各カーブ路の各カーブ路構成点の位置の情報と、各カーブ路の各カーブ路構成点の方位角の情報と、を含んでいたが、各カーブ路の各カーブ路構成点を通る円弧の曲率半径の情報を含んでいてもよい。この場合、構成点転写部14は、方位角と共に、あるいは方位角に代えて、曲率半径を用いて仮想構成点の位置を特定してもよい。構成点転写部14は、例えば、隣接する基準カーブ路構成点P,Pi+1を通る円弧の曲率半径、及び、基準カーブ路の車線幅W1と測定対象カーブ路の車線幅W2との比率に基づいて、仮想構成点Q,Qi+1の位置を特定することができる。なお、曲率半径の情報に代えて曲率の情報を用いてもよい。
1…カメラ、2…内部センサ、3…通信部、4…道路地図データベース、5…生成地図データベース、10…地図生成サーバ、11…車両位置情報取得部、12…車両走行情報取得部、13…道路地図情報取得部、14…構成点転写部、15…仮想軌跡設定部、16…地図生成部、100…地図生成システム、Lc0…開始点、Lc1~Lc4…カーブ路構成点、Lx,Lx…仮想軌跡、O…曲率中心、P…基準カーブ路構成点、Q…仮想構成点、r…曲率半径、V…車両、θ…方位角、W1,W2…車線幅。

Claims (3)

  1. 道路地図情報に詳細カーブ情報が含まれた基準カーブ路の前記詳細カーブ情報を用いて、前記基準カーブ路に隣接する測定対象カーブ路の詳細カーブ情報を取得することで地図を生成する地図生成システムであって、
    前記道路地図情報において前記基準カーブ路に沿って並ぶように予め設定されると共に前記基準カーブ路の形状情報と関連付けられた複数の基準カーブ路構成点を、前記測定対象カーブ路に沿って並ぶ複数の仮想構成点として前記測定対象カーブ路上に転写する構成点転写部と、
    前記複数の仮想構成点の位置と、前記複数の仮想構成点のそれぞれに対応する前記基準カーブ路構成点の前記形状情報とに基づいて、前記測定対象カーブ路に沿って延びる仮想軌跡の曲率情報である仮想軌跡曲率情報を取得すると共に前記仮想軌跡を設定する仮想軌跡設定部と、
    前記道路地図情報において予め設定された前記測定対象カーブ路の開始点の位置と、前記測定対象カーブ路を走行した車両の走行情報と、前記仮想軌跡曲率情報とに基づいて、前記測定対象カーブ路に沿って前記開始点から予め設定された間隔で並ぶ複数の測定対象カーブ路構成点を取得すると共に、前記複数の測定対象カーブ路構成点のそれぞれに前記仮想軌跡曲率情報を関連付けることで、前記測定対象カーブ路の前記詳細カーブ情報を取得する地図生成部と、を備える、地図生成システム。
  2. 前記構成点転写部は、前記基準カーブ路と前記測定対象カーブ路とを区画する区画線を跨ぐように、前記基準カーブ路構成点を前記仮想構成点として前記測定対象カーブ路上に転写し、
    前記仮想軌跡設定部は、前記仮想構成点と当該仮想構成点に対応する前記基準カーブ路構成点とを通る直線と、前記測定対象カーブ路上で前記仮想構成点に隣り合う他の前記仮想構成点と当該他の仮想構成点に対応する前記基準カーブ路構成点とを通る直線との交点を求めることで、前記仮想軌跡の曲率中心の位置を取得し、前記曲率中心から隣り合う前記仮想構成点までの距離である曲率半径を用いて前記仮想軌跡曲率情報を取得する、請求項1に記載の地図生成システム。
  3. 前記地図生成部は、前記測定対象カーブ路を走行する前記車両に設けられたカメラの撮像画像に基づいて前記測定対象カーブ路の車線幅方向の中心線の位置を推定し、前記複数の測定対象カーブ路構成点を前記中心線上に再設定する、請求項1又は2に記載の地図生成システム。
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