JP7060473B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

この発明は、室内の壁面に取り付けられた室内機と、室外に設置された室外機とを備えたセパレート型の空気調和装置に関するものである。
従来、この種のものでは、室内機内に設置された室内側冷媒配管と室外機内に設置された室外側冷媒配管とを中継冷媒配管を介して接続し、冷媒を循環させることで室内の暖房、あるいは冷房運転を実施する空気調和装置があり、当該空気調和装置の設置施工作業を実施するとき、室内機内にあり室内側冷媒配管と中継冷媒配管とを接続する室内側配管接続部から冷媒が漏れ出さないかを検査する冷媒漏れ検査時に、室内側配管接続部より前方にある電装箱を取り外し、当該電装箱を室内機の前面に形成された立上げ片に仮掛けしておき、冷媒漏れ検査の作業スペースを確保するものがあった。(例えば、特許文献1)
また、室内側配管接続部が電装箱の背面側ではなく、室内機の下部にある空間に露出した状態で位置する場合、図9で示すように、冷媒漏れ検査を実施するため室内の壁面(Wa)に取り付けられた室内機101の下部を作業者が手前側に持ち上げて室内側配管接続部102が配置された空間103が目視で確認可能な状態となるよう15度程度傾けた状態にして、つっかえ棒104を挟み込むことで固定し、室内機101の背面側105から室内側配管接続部102に対してスプレー106の噴射液を吹きかけて冷媒漏れの有無をチェックしていた。
実開平1-94834号公報
しかし、この従来の特許文献1では、室内側配管接続部の冷媒漏れ検査を実施する時、作業者は室内機の前面側を覆うパネルを取り外し、更に電装箱を取り外して立ち上げ片に仮掛けする必要があることから、作業者が実施する作業工程が多く作業効率の低下を招いていた。
また、図9にある室内側配管接続部102が室内機101の下部にある空間103に露出した状態で位置する場合、空間103が目視で確認可能な状態となるよう室内機101を傾けた状態で固定することから、室内機101が設置された壁面Waに対する負荷が増大する問題があり、改善が求められる。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、壁面に取り付けられた室内機と、当該室内機内に設置される室内熱交換器と、当該室内熱交換器と接続し冷媒が循環する室内側冷媒配管と、
室外に設置される室外機と、当該室外機内に設置される室外熱交換器と、当該室外熱交換器と接続し冷媒が循環する室外側冷媒配管と、
前記室内側冷媒配管の端部と前記室外側冷媒配管の端部とに接続され冷媒が循環する中継冷媒配管と、
前記室内機内に設置され前記室内側冷媒配管の端部と前記中継冷媒配管の端部とを接続する室内側配管接続部と、を備え、
前記室内機の底面には、前記室内側配管接続部と隣り合開口が形成され
前記室内機は、壁面に固定された支持板により支持された後部ケース体を備え、
前記室内側配管接続部は、前記支持板と前記後部ケース体とで仕切られた空間の下部に配置されており、
前記後部ケース体の下部には、前記室内機の外部の前側下方から前記開口を介して前記室内側配管接続部の存在が確認できる貫通穴が形成されたことを特徴としている。
また、請求項2では、前記室内機は、底面に形成された前記開口に前記室内機内部の塵埃が収集されるダストボックスを有し、
当該ダストボックスは前記開口への装着、及び取り外しが自在であり、
前記開口の側面に前記後部ケース体の前記貫通穴が位置しており、
前記開口及び前記貫通穴は、前記ダストボックスを前記開口に装着することで閉塞することを特徴としている。
この発明によれば、室内機の底面には、室内側配管接続部と隣り合開口を形成し、後部ケース体の下部には、室内機の外部の前側下方から開口を介して室内側配管接続部の存在が確認できる貫通穴が形成されたので、冷媒漏れ検査を実施するとき、作業者が室内機の電装箱を取り外すことなく室内側配管接続部に対し開口を介してスプレーの噴射液を吹きかけて冷媒漏れの有無を確認することができることから、冷媒漏れ検査の作業性が向上し、また、室内機を傾けて冷媒漏れ検査を実施する必要がないことから、室内機が設置された壁面への負荷を無くすことができる。
また、開口及び貫通穴は、ダストボックスを開口に装着することで閉塞するので、ダストボックスを室内機から取り外すことで冷媒漏れ検査作業時にスプレーの噴射液を吹きかけ可能な開口及び貫通穴が開放されるため、冷媒漏れ検査作業の専用用途として室内機に開口及び貫通穴を形成する必要がなく、室内機の製造工程増加やコストアップを防止することができる。
本発明の実施例による空気調和装置を模式的に示した図である。 図1に示された室内機の斜視図である。 図2の3-3線断面図である。 図2に示された室内機の分解斜視図である。 図2に示された室内機の底面図である。 図2に示された室内機の底面斜視図である。 図2に示された室内機の背面図である。 図3に示された室内機からダストボックスを取り出した状態の図である。 本発明の従来技術について説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、前後とは室内機の掛けられている壁から突出する方向を前とし、壁を後とする。また、図中Frは前、Rrは後、Leは左、Riは右、Upは上、Dnは下を示している。
<実施例>
図1を参照する。図1には、本発明による冷房装置を含む空気調和装置10が示されている。空気調和装置10は、屋内Inを冷却する冷房機能と、屋内Inを暖房する暖房機能と、を備えている。
空気調和装置10は、屋外Ouに設けられた室外機20及び屋内Inに設けられた室内機30を備えてなる。室外機20と、室内機30とは、冷媒を循環させることができるよう互いに接続されている。以下、特に説明のない限り、冷媒の循環する方向は、冷房運転時を基準とする。
室外機20は、冷房運転時及び暖房運転時における冷媒の循環する方向を切り替える四路切替弁21と、この四路切替弁21を通過した冷媒が流され冷媒を圧縮する圧縮機22と、この圧縮機22において圧縮され高温高圧となった冷媒が流れる室外熱交換器23と、この室外熱交換器23に向かって送風を行う室外ファン24と、室外熱交換器23を通過した冷媒を減圧する膨張弁25と、四路切替弁21、圧縮機22、室外熱交換器23、膨張弁とを接続し内部を冷媒が循環する室外側冷媒配管26と、を有する。
室内機30内に設置された室内側冷媒配管35の端部と室外機20内に設置された室外側冷媒配管26の端部とは配管内を冷媒が循環可能な中継冷媒配管82に接続されている。
室内機30内には、室内側冷媒配管35の端部と中継冷媒配管82の端部とがナットで締結し接続固定した室内側配管接続部80がある。
室外機20内には、室外側冷媒配管26の端部と中継冷媒配管82の端部とがナットで締結し接続固定した室外側配管接続部81がある。
図2及び図3を参照する。室内機30は、屋内Inにおいて背面側が壁Waに掛けられた状態で用いられる。室内機30は、金属板製の支持板31が壁Waに固定され、この支持板31によってケース40が支持されてなる。ケース40には、屋内Inの空気をケース40内に取り込み屋内Inへ送風を行う室内ファン33と、この室内ファン33が取り込んだ空気と熱交換を行う複数の室内熱交換器34と、室内熱交換器34の端部と接続し冷媒が循環する室内側冷媒配管35と、室内熱交換器34の上方に配置されケース40内への塵埃の侵入を抑制するフィルタユニット60と、このフィルタユニット60に付着した塵埃を絡め取る清掃ユニット36と、この清掃ユニット36が絡め取った塵埃を収集するダストボックス70と、が収納されてなる。
図1を参照する。冷房運転時において、圧縮機22で高温高圧とされた冷媒は、室外熱交換器23において外気と熱交換を行い、熱を放出する。このとき、室外ファン24が作動することによって、外気を強制的に室外熱交換器23の外周に流し、熱交換を促す。室外熱交換器23を通過し熱を放出した冷媒は、膨張弁25において減圧され、温度が低下して室外側冷媒配管26を流動する。
図3を参照する。室内ファン33が作動することにより、ケース40内には上部に開けられた空気導入口42aから空気が導入される。導入された空気は、室内熱交換器34の外周を通過し、下部に開けられた送風口42bから屋内Inに送風される。一方、室内熱交換器34には、室外機20において冷却された冷媒が一方の中継冷媒配管82を流動して室内機30内に入り、室内機30の底面付近にあり一方の中継冷媒配管82の端部と一方の室内側冷媒配管35の端部とをナットで締結し接続固定する室内側配管接続部80を介し、室内側冷媒配管35により供給されている。室内熱交換器34の外周を通過する空気は、冷媒と熱交換を行い、冷却される。つまり、屋内Inには、冷却された空気が送風される。
空気熱交換機34で熱交換し加熱された冷媒は他方の室内側冷媒配管35を流動し、室内機30の底面付近にあり他方の室内側冷媒配管35の端部と他方の中継冷媒配管82の端部とをナットで締結し接続固定する室内側配管接続部80を介し、中継冷媒配管82を流動して室外機20内の室外側冷媒配管26に流入する。つまり、室内側配管接続部80は室内機30の底面付近に2つ存在する。
図1を併せて参照する。暖房運転時には、四路切替弁21が冷媒の流路を切り替え、冷房運転時とは逆方向に冷媒を循環させる。
図3を参照する。支持板31は、金属製の1枚板が折り曲げられて形成されている。支持板31は、平板状に形成されピン38、38を介して壁面Waに固定された固定板部31aと、この固定板部31aの下端から前方に折り曲げられ前方に突出している下部突出部31b(突出部31b)と、固定板部31aの上端から前方に折り曲げられ前方に突出している上部突出部31cと、を有する。
下部突出部31bは、固定板部31aの下端から前方に向かって略垂直に、前方に延びている。下部突出部31bには、ケース40の後部が掛けられている。図4を参照する。下部突出部31b、31bは、左右に2箇所形成されている。
図3を参照する。上部突出部31cは、側面視において略L字状を呈し、左右方向に連続して形成されている。上部突出部31cの縦辺の上部は、ケース40の形状に沿って上方に向かって斜め前方に延びている。上部突出部31cには、ケース40の後部が掛けられている。
図3を参照する。ケース40は、支持板31に支持された後部ケース体50と、この後部ケース体50に支持され室内ファン33の後部を覆っている中央部ケース体42と、この中央部ケース体42に支持されフィルタユニット60の前方を覆っている前部ケース体43と、を有している。
後部ケース体50は、例えば、樹脂成形により成形された樹脂成形品である。後部ケース体50は、下端に位置しダストボックス70が収納される開口としてのケース開口部51aが開けられたケース底部51と、このケース底部51の後端に一体的に形成され下部突出部31bに掛けられた下部ケース爪部52(ケース爪部52)と、ケース開口部51aの後の縁から一体的に立ち上げられケース40の後端を仕切るケース後壁部53と、このケース後壁部53の上端から前後に延びるケース天井部54と、ケース天井部54からケース底部51までを接続しているケース側壁部55(図4参照)と、ケース後壁部53の上部から後方に突出し上部突出部31cに掛けられた上部ケース爪部56と、を有している。
図4を参照する。ケース開口部51a、51aは、略矩形状を呈し、室内機30の底面を構成するケース底部51の左右の2箇所に形成されている。
図5を参照する。ケース開口部51a、51aは、共に、下部突出部31b、31bの前方に位置している。ケース開口部51aの左右方向の中央位置C1は、下部突出部31bの左右方向の中央位置から前方に延びる線CL上に位置する、ということもできる。
図3を参照する。下部ケース爪部52は、ダストボックス70の後方に位置している。
ケース後壁部53は、ケース開口部51aの縁から上方に延びる後壁下部53aと、この後壁下部53aの上端から後斜め上方に延びる斜壁部53bと、を有する。
後壁下部53aの下端には、略矩形状の貫通穴である後壁穴部53cが開けられている。後壁穴部53cの後方には、下部ケース爪部52が形成されている。後壁穴部53cは、樹脂成形時に下部ケース爪部52を形成するためのスライド型によって形成された穴である。
斜壁部53bの下端である斜壁部下端部53dの前端は、後壁下部53aの上端よりも前方に突出している。斜壁部下端部53dは、ダストボックス70の後部上端を覆っている。これにより、ダストボックス70の後部上端に塵埃が溜まることを抑制している。
図3を参照する。中央部ケース体42は、空気を取り入れるために上部に開けられた空気導入口42aと、冷却された空気を吹き出すために開けられた送風口42bと、を有している。送風口42bには、スイング可能にルーバー39が設けられている。ルーバー39をスイングさせることによって、送風口42bを開閉し、風向きの調整を行う。
フィルタユニット60は、空気導入口に沿って設けられた樹脂枠状の支持体61と、この支持体61上を移動可能に設けられたフィルタ62と、このフィルタ62に駆動力を伝達しフィルタ62を前後方向に移動させる駆動機構63と、清掃時に後退させたフィルタ62が収納されるフィルタ収納部64と、を有する。
フィルタ62裏面の左右方向端部は、駆動機構63に噛み合うラックが形成されている。
駆動機構63は、駆動源としてのモータに、直接的又は間接的にピニオンギヤ63aが連結されてなる。ピニオンギヤ63aは、フィルタ62に形成されたラックに噛み合っている。
清掃ユニット36は、フィルタ62に当接すると共に回転可能に設けられフィルタ62に付着した塵埃を絡め取るブラシ36aと、このブラシ36aに当接しブラシ36aに付着した塵埃をブラシ36aから分離する分離部36bと、を有する。
分離部36bは、フィルタ収納部64の上端に固定された櫛状の部材である。
ダストボックス70は、側面視において略五角形に形成されている。より詳細には、長方形の上辺の前部から前辺の上部までを斜めに切り落とした五角形に形成されている。ダストボックス70の前部に形成された斜辺に対応する部分は、フィルタ収納部64の後面によって覆われている。
図4及び図5を参照する。ダストボックス70、70は、2つのケース開口部51a、51aにそれぞれ取り付けられる。左右のダストボックス70、70は、共に同じ構成である。このため、以下、左のダストボックス70のみについて説明する。右のダストボックス70については、説明を省略する。
ダストボックス70は、例えば、樹脂成形によって一体的に形成されている。ダストボックス70は、左右方向の中央に操作者が摘まむ操作部71を有している。操作部71の左右は、塵埃が収集される箱状の収集部72、72とされている。
図5を参照する。操作部71は、下方に開口した略U字状の摘まみ部71a、71aを前後方向に2つ有している。
前の摘まみ部71aの前部には、前方に向かって突出しケース開口部51aの縁に掛かっているボックス突出部71bが形成されている。後ろの摘まみ部71aの後部には、後方に向かって突出しケース開口部51aの縁に掛かっているボックス突出部71bが形成されている。ボックス突出部71b、71bは、共に下方に向かって突出量が大きくなる扇形状を呈する。なお、後ろのボックス突出部71bは、後壁穴部53cの下端の縁に掛かっている、ということもできる。
図3を参照する。収集部72は、前端の上部がフィルタ収納部64の下端に沿って配置され、後端の上部が斜壁部下端部53dの近傍に位置している。塵埃は、ケース後壁部53とフィルタ収納部64との間を落下する。このため、収集部72は、塵埃の落下する部位の全体に臨んでいる、ということができる。
図3、図6及び図7を参照する。室内側冷媒配管35と中継冷媒配管82とをナットで締結することで接続固定する室内側配管接続部80は、ケース開口部51aの後方側に形成された後壁穴部53cより後方で、支持板31と後部ケース体50とで仕切られた空間の下部にある下部空間91に配置されていると共に、後壁穴部53cと隣り合う位置にある。室内側配管接続部80は、後壁穴部53cの上端よりやや上方に位置しているため、作業者がダストボックス70をケース開口部51aから取り出した状態でケース40の前側下方より後壁穴部53cを見上げると、ケース開口部51aと後壁穴部53cとを介した視線上に室内側配管接続部80の存在を確認することができる。
後壁穴部53cと室内側配管接続部80との距離は、後述するスプレー90の噴射液が届く範囲である。
図8を参照する。空気調和装置10の設置作業が完了した後、室外機20の図示しない冷媒注入口から冷媒を注入する。所定量の冷媒の注入が完了したら、作業者は室内側配管接続部80の冷媒漏れ検査を実施するためダストボックス70をケース開口部51aから取り出し、後壁穴部53cを介して冷媒漏れ検査用のスプレー90の噴射液を室内側配管接続部80に吹きかける。
室内側配管接続部80における冷媒配管同士のナット締結が緩い等の原因により、室内側配管接続部80において冷媒漏れが発生していれば、スプレー90の噴射液が吹きかけられた室内側配管接続部80付近からバルブが発生する。作業者がバルブの発生有無を確認することで、室内側配管接続部80における接続状態を判断し、バルブの発生が認められれば。室内側配管接続部80における冷媒配管の接続をやり直す。冷媒漏れ検査が完了したら、ダストボックス70をケース開口部51aに装着することで、冷媒漏れ検査を終了する。
以下に、本発明の空気調和装置10の効果について説明する。
図8を参照する。室外機20と室内機30の設置作業が完了し、室外機20の図示しない注入口から室外側冷媒配管26へ冷媒を注入して冷媒の注入作業が完了したら、室内機30内にある室内側配管接続部80へスプレー90の噴射液を吹きかけて冷媒漏れの発生有無を確認する冷媒漏れ検査時において、ダストボックス70をケース開口部51aから取り外し、ケース開口部51a及び後壁穴部53cを介して室内側配管接続部80へスプレー90の噴射液を吹きかける。よって、室内側配管接続部80における冷媒漏れ検査時、作業者が複数の部材を取り外す等の複雑な作業を行うことなく、簡易に冷媒漏れ検査を実施することができる。
また、ダストボックス70をケース開口部50aに装着することで、室内機30の底面にあるケース開口部50aと後壁穴部53cとが閉塞されるため、冷媒漏れ検査の専用用途として室内機30に開口を形成する必要がないことから、室内機30の製造工程の増加やコストアップを招くことがない。また、後壁穴部53cを室内側配管接続部80の冷媒漏れ検査の用途として兼用することができる。
また、開口としてのケース開口部50a及び貫通穴としての後壁穴部53cは、通常時はダストボックス70がケース開口部50aに装着されると閉塞することから、空気調和装置10が暖房運転、あるいは冷房運転を実施する際、室内ファン33が駆動することによる送風が後壁穴部53cから漏れ出すのを防止できるため、空気調和装置10の送風効率の低下を阻止することができる。
また、冷媒漏れ検査作業時、従来実施していたように室内側配管接続部80が室内機30の下方から露出するよう室内機30の下方を浮かせて室内機30を傾けた状態で維持する必要がないことから、室内機30が設置された壁面に対し負担をかけることがなく、壁面の損傷を防止することができる。また、室内機30を傾けたまま維持することで、室内機30の構成部材に負担がかかり、製品寿命の低下を招くことを阻止することができる。
なお、本実施形態ではダストボックス70が装着されるケース開口部51aとボックス突出部71bが引っ掛かる後壁穴部53cとを室内側配管接続部80の冷媒漏れ検査時において使用する内容で説明したが、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、例えば、制御基板のメンテナンス用として装着及び取り外し可能な蓋を室内機30の底面に形成し、前記蓋より室内機30の内側に室内側配管接続部80と隣り合う開口が形成されたものにおいて、冷媒漏れ検査作業時に前記蓋を室内機30から取り外し、開口が露出した状態にしてスプレー90を吹きかけることで冷媒漏れ検査を実施する、というものであってもよく、用途に限らず室内機30への装着及び取り外しが可能な蓋部材により開口を開閉自在にする構成であれば、本発明の範疇に入る。
また、室内側配管接続部80と隣り合う位置の室内機30に開口が形成されていれば本発明の目的は達成されることから、例えば、室内側配管接続部80の設置場所が室内機30の側面付近であれば、側面付近の室内側配管接続部80と隣り合うように室内機30の側面に開口を形成した室内機30についても本発明の範疇に入る。
また、ケース開口部51a及び後壁穴部53cと室内側配管接続部80との間に何らかの部材や配管が存在したとしても、スプレー90の噴射液が室内側配管接続部80に吹きかけ可能な範囲であれば、冷媒漏れ検査が実施可能であることから、後壁穴部53cと室内側配管接続部80との間に何らかの部材や配管が存在するものについても、室内側配管接続部80にスプレー90の噴射液を吹きかけることが可能であれば、本発明の範疇に入る。
本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は実施例に限定されないものである。
10 空気調和装置
20 室外機
23 室外熱交換器
26 室外側冷媒配管
30 室内機
31 支持板
34 室内熱交換器
35 室内側冷媒配管
50 後部ケース体
51a ケース開口部(開口)
53c 後壁穴部(貫通穴)
70 ダストボックス
80 室内側配管接続部
82 中継冷媒配管
91 下部空間

Claims (2)

  1. 壁面に取り付けられた室内機と、当該室内機内に設置される室内熱交換器と、当該室内熱交換器と接続し冷媒が循環する室内側冷媒配管と、
    室外に設置される室外機と、当該室外機内に設置される室外熱交換器と、当該室外熱交換器と接続し冷媒が循環する室外側冷媒配管と、
    前記室内側冷媒配管の端部と前記室外側冷媒配管の端部とに接続され冷媒が循環する中継冷媒配管と、
    前記室内機内に設置され前記室内側冷媒配管の端部と前記中継冷媒配管の端部とを接続する室内側配管接続部と、を備え、
    前記室内機の底面には、前記室内側配管接続部と隣り合開口が形成され
    前記室内機は、壁面に固定された支持板により支持された後部ケース体を備え、
    前記室内側配管接続部は、前記支持板と前記後部ケース体とで仕切られた空間の下部に配置されており、
    前記後部ケース体の下部には、前記室内機の外部の前側下方から前記開口を介して前記室内側配管接続部の存在が確認できる貫通穴が形成されたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記室内機は、底面に形成された前記開口に前記室内機内部の塵埃が収集されるダストボックスを有し、
    当該ダストボックスは前記開口への装着、及び取り外しが自在であり、
    前記開口の側面に前記後部ケース体の前記貫通穴が位置しており、
    前記開口及び前記貫通穴は、前記ダストボックスを前記開口に装着することで閉塞することを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
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