JP7060225B2 - 加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加工装置に関し、特に、加工ツールを操作する操作部材の駆動源にサーボモータを備えたものである。
従来から鍛造加工などの加工を行う加工装置には、エアスタンプハンマーを用いたものがある。エアスタンプハンマーは、単なるドロップハンマーとは異なり、ラム(ハンマー)が自重により下降する勢いをさらに圧縮空気圧で加勢することにより、ラムが被加工素材に衝突したときの衝撃が増大するようにしたものである。
このようなエアスタンプハンマーでは、ラムが被加工素材に与える打撃力が、ラムの重量およびストロークとラムの下降を加勢する圧縮空気圧とで決まるため、この圧縮空気圧を加減することによって、鍛造加工の能力を調整可能である。
そこで、従来の鍛造装置では、鍛造加工の能力を調整するのに、ラム昇降用エアシリンダの動作方向を切り替えるための制御弁を操作することにより、ラム昇降用エアシリンダに供給される下降用圧縮空気の量を加減する方法が採られている。
ここで、制御弁を操作する機構は、足踏みペダルと、足踏みペダルと制御弁とを連結するリンク機構とを含み、ラムを下降させる際に作業者が足踏みペダルの踏込み量を加減することにより、ラム昇降用エアシリンダに対する下降用圧縮空気の供給量が調整されて適切なラムの打撃力が発生するように構成されている。
そこで、エアスタンプハンマーにおいて、足踏みペダルと制御弁とを連結するリンク機構とともに、油圧サーボシリンダユニットとこれを制御するサーボ弁とを備え、制御弁の操作を足踏みペダルに代えて油圧サーボシリンダユニットにより行うことができるものがすでに開発されている。特許文献1には、このようなエアスタンプハンマーが開示されている。
特公昭61-43129号公報
ところが、油圧サーボシリンダユニットは機構が複雑でメンテナンスが面倒であり、また油圧サーボシリンダユニットによる制御弁の操作は操作精度が十分でないという課題がある。また、油圧サーボシリンダユニットは大型で広い設置場所が必要となるという課題がある。
本発明は、簡単な機構によって安価でメンテナンスが簡単、操作精度の向上が図れ、かつコンパクト化を達成する加工装置を得ることを目的とする。
本発明者は、鋭意研究開発の結果、加工ツールと、加工ツールを駆動する駆動源と、駆動源を制御する制御部と、制御部を操作する操作部材と、操作部材の動作を制御部に伝える伝達機構とを備える加工装置において、操作部材をサーボモータで駆動することによって、安価でメンテナンスが簡単、操作精度の向上が図れ、かつコンパクト化を達成することを見出して、本発明を完成させた。
本発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
被加工物を加工する加工ツールと、
該加工ツールを駆動する駆動源と、
該駆動源を制御する制御部と、
該制御部を操作するための操作部材と、
該操作部材を駆動するサーボモータと 該操作部材の動作を該制御部に伝える伝達機構と
を備える、加工装置。
(項目2)
前記サーボモータは、該操作部材を操作するように構成されている、項目1に記載の加工装置。
(項目3)
前記サーボモータは、前記操作部材の操作量に基づいて前記伝達機構を駆動するように構成されている、項目1に記載の加工装置。
(項目4)
前記加工装置は、
前記操作部材の操作量を検出する第1センサと、
前記駆動源の動作量を検出する第2センサと
をさらに備える、項目1~3のいずれか一項に記載の加工装置。
(項目5)
前記加工装置は、
前記第1センサにより検出された操作量と前記第2センサにより検出された動作量とに基づいて、前記加工装置の状態を診断する診断部をさらに備える、項目4に記載の加工装置。
(項目6)
前記加工装置は、
前記サーボモータを駆動する駆動信号の基準値、該サーボモータを該基準値で駆動したときの前記操作部材の正常な操作量である基準操作量、該サーボモータを駆動する直前の前記駆動源の正常な動作量である基準動作量を記憶する記憶部をさらに備え、
前記診断部は、
前記サーボモータを該基準値で駆動したときに前記第1センサで検出された操作量、および該サーボモータを該基準値で駆動する直前に前記第2センサで検出された動作量をそれぞれ、該記憶部に記憶されている該基準操作量、および該基準動作量と比較して前記加工装置の状態を診断するように構成されている、項目5に記載の加工装置。
(項目7)
前記駆動源は、圧力流体を用いた駆動源であり、前記制御部は、該圧力流体の流れを制御する制御弁であり、前記第2センサは圧力センサである、項目4~6のいずれか一項に記載の加工装置。
(項目8)
前記伝達機構は、複数のリンク片を有し、前記制御部と前記操作部材とを該複数のリンク片により連結するリンク機構を備え、
前記第1センサは、該複数のリンク片のうちの所定のリンク片の変位を検出する変位センサである、項目4~7のいずれか一項に記載の加工装置。
(項目9)
前記変位センサは、前記所定のリンク片の回転軸の回転角度を検出するロータリエンコーダである、項目8に記載の加工装置。
(項目10)
前記加工ツールは、金型を備えたハンマーであり、前記駆動源は、圧力流体として圧縮空気を用いた駆動源であり、前記操作部材は足踏みペダルである、項目1~9のいずれか一項に記載の加工装置。
本発明によれば、簡単な機構によって安価でメンテナンスが簡単、かつ操作精度の向上が図れる加工装置を実現することができる。
図1は、本発明の実施形態1による加工装置1000を説明するための図であり、図1(a)は、加工装置1000を正面からみた構造を示し、図1(b)は、図1(a)のR1部分の外観を立体的に示す。 図2は、図1(a)に示す足踏みペダル111とペダル駆動機構100とを連結するシャフト連結機構130のより具体的な構造を説明するための図であり、図2(a)は、図1(a)のR2部分を拡大して示す図であり、図2(b)は、図1(a)のR2部分を図1(a)のD1方向から見た構造を示し、図2(c)は、図1(a)のR2部分を図1(a)のD2方向から見た構造を示す。 図3は、図1(a)に示すリンク機構110の制御弁側の構造を説明するための図であり、図3(a)は、図1(a)のR3部分を図1(a)のD3方向から見た構造を示し、図3(b)は、図3(a)のR4部分を図3(a)のD4方向から見た構造を示す。 図4は、図1(a)に示す加工装置の要部を説明するための図であり、図4(a)は、図1(a)に示すサーボモータ101bを駆動する駆動回路10、および足踏みペダル111と制御弁120とを連結するリンク機構110を模式的に示し、図4(b)は、制御弁120を構成する弁体120aの外観を立体的に示し、図4(c)は、弁体120aが下端位置まで移動した制御弁120の状態を示し、図4(d)は、弁体120aが上端位置まで移動した制御弁120の状態を示す。 図5は、加工装置1000の駆動回路10に搭載されている自己診断機能を説明するための図である。 図6は、本発明の実施形態2による加工装置2000を説明するための図であり、加工装置2000を正面からみた構造を示す。 図7は、図6に示す加工装置の要部を説明するための図であり、図6に示すサーボモータ101bを駆動する駆動回路210、および制御弁120を駆動するリンク機構210を模式的に示し、図7(b)は、リンク機構210の駆動部230の構成を示す。
(好ましい実施形態)
一つの局面において、本発明は、被加工物を加工する加工ツールと、加工ツールを駆動する駆動源と、駆動源を制御する制御部と、制御部を操作するための操作部材と、操作部材を駆動するサーボモータと、操作部材の動きを制御部に伝える伝達機構とを備える、加工装置を提供し得る。
本発明の加工装置は、操作部材の駆動をサーボモータで行うことにより、例えば、従来エアスタンプハンマーなどの加工装置に用いられていた操作部材(例えば、足踏みペダル)を油圧サーボシリンダユニットで駆動させるのに比べて、駆動機構の構造が単純なため装置の故障が抑制され、省電力であり、また油も使用しないためメンテナンスが非常に簡単になるという効果が得られる。さらに、配管などのレイアウトが不要となり装置のコンパクト化、操作に対する応答性が非常に早く制御しやすいという効果も得られる。
本発明の加工装置においてサーボモータは、操作部材を操作する、もしくは操作部材の操作量に基づいて伝達機構を駆動するように構成されているように構成し得る。
操作部材の操作量を検出する第1センサと、駆動源の動作量を検出する第2センサとをさらに備え得る。第1センサおよび第2センサを設けることにより、その検出値に基づいて操作部材の動きをフィードバック制御して高精度の加工を行うことが可能となる。
本発明の加工装置は、第1センサにより検出された操作部材の操作量と第2センサにより検出された駆動源の動作量とに基づいて、加工装置の状態を診断する診断部をさらに備え得る。このような診断部を備えることで、加工装置の経時変化による加工誤差が生ずるのを回避できる。
本発明の加工装置は、サーボモータを駆動する駆動信号の基準値、サーボモータを基準値で駆動したときの操作部材の正常な操作量である基準操作量、サーボモータを駆動する直前の駆動源の正常な動作量である基準動作量を記憶する記憶部をさらに備え、診断部は、サーボモータを基準値で駆動したときに第1センサで検出された操作部材の操作量、およびサーボモータを基準値で駆動する直前に第2センサで検出された駆動源の動作量をそれぞれ、記憶部に記憶されている基準操作量、および基準動作量と比較して加工装置の状態を診断するように構成され得る。
本発明の加工装置は、操作部材の動作量変動パターンを予め記憶する第1メモリと、第1メモリに記憶された動作量変動パターンに合わせてサーボモータを駆動する制御手段と、を備え得る。このような構成とすることにより、第1メモリに記憶された動作量変動パターンに基づく加工を自動で行うことが可能となる。
本発明の加工装置は、第1メモリに記憶された動作量変動パターンの動作における第1センサおよび第2センサの測定データを記憶する第2メモリをさらに備え、診断手段は、第1メモリおよび第2メモリに記憶されたデータと、加工時に得られる動作量変動パターン、加工時に得られる動作量変動パターンの動作における第1センサおよび第2センサの検出値とを比較することで、加工装置の状態を判定することを提供し得る。
本発明の加工装置において、加工ツールは、任意のツールであり得る。例えば、スタンプハンマーやプレス装置などの鍛造加工に用いる金型を備えたハンマー(ラム)であってもよいし、穴あけ装置に用いるドリルであってもよいし、切断装置に用いるカッターあってもよい。
本発明の加工装置において、加工ツールを駆動する駆動源は任意であり得る。一つの実施形態において、エアーなどの気体もしくは油などの液体からなる圧力流体であるが、本発明はこれに限定されない。
本発明の加工装置において、駆動源を制御する制御部は任意の手段であり得る。一つの実施形態において、駆動源が圧縮流体である場合は制御弁であるが、本発明はこれに限定されない。
本発明の加工装置において、操作部材は、手動で動作量が調整可能であれば任意であり得る。例えば、スタンプハンマーなどに用いられる足踏みペダルであってもよいし、穴あけ装置に用いるハンドルやダイヤルなどであってもよい。
本発明の加工装置において、操作部材の動きを制御部に伝える伝達機構は任意の機構であり得る。一つの実施形態において、伝達機構は、制御部と操作部材とを複数のリンク片により連結するリンク機構であるが、本発明はこれに限定されない。例えば、一つのリンク片であってもよいし、歯車機構であってもよい。
本発明の加工装置は、特にエアスタンプハンマーとして使用する場合においては、操作部材である足踏みペダルの駆動をサーボモータにより行うことで、操作指令に対する応答速度を速くできるため、従来技術(特許文献1:特公昭61‐43129号公報)に開示の油圧サーボシリンダユニットによる駆動において、足踏みペダル20(特許文献1の第1図を参照)が中立位置(スタンバイ位置)にあって、ハンマー部材であるラム7(特許文献1の第1図を参照)が上端位置に戻っていない状態で、ラムを上端位置まで戻すために必要であった揺りカム26(特許文献1の第1図を参照)を不要とすることができ、その結果、構造が簡単となり大幅な装置のコスト削減を図ることが可能となる。
本発明の加工装置において、加工ツールを駆動する駆動源は任意の手段であり得る。一つの実施形態において、エアーなどの圧縮流体であるが、本発明はこれに限定されない。例えば、電気モータであってもよいし、ピストンシリンダ機構などであってもよい。
本発明の加工装置において、加工ツールを駆動する駆動源の動作量を検出する第1センサは、任意の手段であり得る。例えば、一つの実施形態において、駆動源が圧縮流体である場合は圧力センサであるが、本発明はこれに限定されない。例えば、駆動源が電気モータである場合には、ロータリーエンコーダであってもよい。
本発明の加工装置において、操作部材を駆動するサーボモータの動作量を検出する第2センサは任意の手段であり得る。一つの実施形態において、第2センサは、操作部材の動きを加工ツールを制御する制御部に伝達する伝達機構である複数のリンク片のうちの所定のリンク片の変位を検出する変位センサであるが、これに限定されない。
本発明の加工装置において、変位センサは、物体の動きの変化が検出可能であれば任意のセンサであり得る。一つの実施形態において、所定のリンク片の回転軸の回転角度を検出するロータリエンコーダであるが、本発明はこれに限定されない。例えば、渦電流式であってもよいし、レーザー変位計などであってもよい。圧力センサは、静電容量型やひずみゲージなど任意のタイプであり得る。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(具体的な実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1による加工装置1000を説明するための図であり、図1(a)は、加工装置1000を正面からみた構造を示し、図1(b)は、図1(a)のR1部分の外観を立体的に示す。
加工装置1000は、被加工物としての被加工素材Wを鍛造により成形する装置である。加工装置1000は、下型(金型)1120が取り付けられるハンマー受部1100と、ハンマー(ラム)1210により上型(金型)1220を下型1120に打ち込むハンマー打込み部1200と、操作部材である足踏みペダル111を駆動するペダル駆動機構100と、ペダル駆動機構100を制御する駆動回路10とを有する。
〔ハンマー受部1100〕
ハンマー受部1100は、被加工素材1120を載置する下型1120と、下型1120を固定する下型固定台1110と、下型固定台1110を支持する下部筐体1100aとを有する。
ここで、下部筐体1100aには、足踏みペダル111が回動可能に取り付けられている。具体的には、下部筐体1100aの前面下部には、左右一対のペダル軸受け113a、113bが取付られており、これらのペダル軸受け113a、113bによりペダルシャフト112が回転可能に支持されている。ペダルシャフト112には、足踏みペダル111が固定され、さらに連結カム114が固定されている。なお、図示していないが、ペダルシャフト112は、足踏みペダル111が常にスタンバイ位置に戻るようにばね部材などで付勢されている。
また、ペダルシャフト112は、シャフト連結機構130によりぺダル駆動機構100に連結されている。ここで、ペダル駆動機構100は、ギアボックス101aとサーボモータ101bとを有し、サーボモータ101bの回転軸の回転がギアボックス101aで減速されてペダルシャフト112に伝達されようになっている。従って、足踏みペダル111は、サーボモータ101bが回転すると、作業者が足踏みペダル111を操作したときと同様に回動するようになっている。
〔ペダル駆動機構100およびシャフト連結機構130〕
図2は、図1(a)に示す足踏みペダル111とペダル駆動機構100とを連結するシャフト連結機構130のより具体的な構造を説明するための図であり、図2(a)は、図1(a)のR2部分を拡大して示す図であり、図2(b)は、図1(a)のR2部分を図1(a)のD1方向から見た構造を示し、図2(c)は、図1(a)のR2部分を図1(a)のD2方向から見た構造を示す。
〔ペダル駆動機構100〕
ペダル駆動機構100は、架台100a上に配置されており、サーボモータ101bと、ギアボックス101aと、これらを連結するカプラー101cとを有する。
ギアボックス101aは、図2(b)に示すように、第1の回転軸101a1と第2の回転軸101a2とを有し、第1の回転軸101a1には、カプラー101cを介してサーボモータ101の回転軸が連結されている。ギアボックス101aでは、第1の回転軸101a1に印加されたサーボモータ101bの回転力が、ギアボックス101aの減速ギアにより増幅されて第2の回転軸101a2に伝達される。
〔シャフト連結機構130〕
シャフト連結機構130は、ペダルシャフト112の一端に固定された第1の自由継ぎ手131と、ギアボックス101aの第2の回転軸101a2に固定された第2の自由継ぎ手132と、第1の自由継ぎ手131と第2の自由継ぎ手132とを連結するフレキシブルシャフト133とを有する。
〔ハンマー打込み部1200〕
ハンマー打込み部1200は、図1(a)に示すように、下部筐体1100a上に配置される左右一対の上部筐体1200aと、下型1120上に配置された被加工素材Wに上型1220を打ち付ける打付け手段1200bとを有する。
打付け手段1200bは、加工ツールである上型(金型)1220を備えたハンマー(ラム)1210と、ハンマー1210を駆動する駆動シリンダ(駆動源)1250とを有する。駆動シリンダ1250は、シリンダブロック1250aと、シリンダブロック1250a内に摺動可能に設けられたピストン1250bとを有する。シリンダブロック1250aの下面には、ハンマー1210が上端位置まで復帰したことを検出するハンマー復帰センサ1270が設けられている。ピストン1250bには駆動ロッド1230が連結されており、駆動ロッド1230の下端部にはハンマー1210が取り付けられている。左右一対の上部筐体1200aには、ハンマー1210の上下移動をガイドするガイド部材1240が取り付けられており、ガイド部材1240はハンマー1210の側面に形成されたガイド溝1210aに挿入されるようになっている。図2(b)に示す実施形態において、ガイド溝1210aは断面V字状の溝であって、一側面に3本設けられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、一側面に1本でもよいし、2本や4本以上であってもよい。また、ガイド溝の断面はV字状の他、U字状や半円状など任意の形状であってよい。さらに、左右一対の上部筐体1200aの一方には、下型1120上に被加工素材Wが配置されたことを検出する素材検出センサ1260が設けられている。 シリンダブロック1250a内には、ピストンに往復運動させるためのピストン摺動領域1250cが形成されており、さらに、ピストン摺動領域1250cにおけるピストン1250bの下側の領域につながる上昇通気路1253、およびピストン摺動領域1250cにおけるピストン1250bの上側の領域につながる下降通気路1254が形成されている。
シリンダブロック1250aには、ピストン摺動領域1250cに加工ツールであるハンマー1210の駆動源である圧縮空気を供給するための給気管1251、およびピストン摺動領域1250cから圧縮空気を外部に排気するための排気管1252が取り付けられている。給気管1251には、駆動シリンダ1250に供給される圧縮空気の圧力を検出する圧力センサ1303a(第2センサ)が取り付けられている。
さらに、シリンダブロック1250aには、給気管1251につながる給気路1251aおよび排気管1252につながる排気路1252aが形成されるとともに、給気路1251aおよび排気路1252aと上昇通気路1253および下降通気路1254との接続状態を切り替えるための制御弁120が内蔵されている。
シリンダブロック1250aの外表面にはリンク片支持部119が形成されている。リンク片支持部119に固定された固定シャフト1255には、上端リンク片118の一端が回動自在に取り付けら、上端リンク片118には、制御弁120の駆動ロッド117bの一端および上操作ロッド117aの一端が連結されている。さらに、この上端リンク片118には、上端リンク片118の回転軸を中心とする回転量を計測するロータリエンコーダ102(第1センサ)が連結されている。
上操作ロッド117aの他端には、一対の上部筐体1200aの一方に回動自在に支持された中継リンク片116の一端が連結されており、さらに、中継リンク片116の他端は、下操作ロッド115の一端に連結され、下操作ロッド115の他端は、ペダルシャフト112に固定された連結カム114に連結されている。
ここで、下操作ロッド115は、具体的には、第1ロッド115aと、第2ロッド115bと、ターンバックル115cとを有する。第1ロッド115aの上端が中継リンク片116の他端に連結され、第2ロッド115bの下端が連結カム114に連結されている。さらに、第1ロッド115aの下端には雄ねじ部が形成され、ターンバックル115cの上端部に形成されたねじ穴(図示せず)に螺合している。第2ロッド115bの上端には雄ねじ部が形成され、ターンバックル115cの下端部に形成されたねじ穴(図示せず)に螺合している。
また、第1ロッド115aの下端の雄ねじ部と第2ロッド115bの上端の雄ねじ部とは、逆ねじの関係となっており、従って、下操作ロッド115は、ターンバックル115cを第1ロッド115aおよび第2ロッド115bに対して一定方向あるいはその逆方向に回転させることにより、下操作ロッド115が伸縮するように構成されている。すなわち、ターンバックル115cを第1ロッド115aおよび第2ロッド115bに対して回転させることにより、下操作ロッド115の長さを調整することができ、これにより、制御弁120での弁開度の調整が可能である。
また、連結カム114、下操作ロッド115、中継リンク片116、上操作ロッド117a、上端リンク片118および駆動ロッド117bは、足踏みペダル111の動きを制御弁120に伝達する伝達機構であるリンク機構110を構成している。
図3は、図1(a)に示すリンク機構110の制御弁側の構造を説明するための図であり、図3(a)は、図1(a)のR3部分を図1(a)のD3方向から見た構造を示し、図3(b)は、図3(a)のR4部分を図3(a)のD4方向から見た構造を示す。
上端リンク片118のシャフト挿入部118aは、図3(a)に示すように、固定シャフト1255に回動可能に支持されており、上端リンク片118の第1のロッド取付部118bには上操作ロッド117aの一端が連結され、上端リンク片118の第2のロッド取付部118cには駆動ロッド117bの一端が連結されている。
次に、制御弁120の構成およびサーボモータの駆動回路について詳述する。
図4は、図1(a)に示す加工装置の要部を説明するための図であり、図4(a)は、図1(a)に示すサーボモータ101bを駆動する駆動回路10、および足踏みペダル111と制御弁120とを連結するリンク機構110を模式的に示し、図4(b)は、制御弁120を構成する弁体120aの外観を立体的に示し、図4(c)は、弁体120aが下端位置まで移動した制御弁120の状態を示し、図4(d)は、弁体120aが上端位置まで移動した制御弁120の状態を示す。
〔制御弁120〕
制御弁120は、加工ツールを駆動する駆動源を制御する制御部の一例であり、弁筐体120bと、弁筐体120b内で昇降する弁体120aとを有し、弁体120aには駆動ロッド117bの他端が取り付けられている。弁筐体120bには、給気用ポート121、排気用ポート122、上昇用ポート123、および下降用ポート124が形成されている。給気用ポート121は給気路1251aに接続され、排気用ポート122は排気路1252aに接続され、上昇用ポート123は上昇通気路1253に接続され、下降用ポート124は下降通気路1254に接続されている。
制御弁120では、図4(a)に示すように弁体120aが基準位置(加工作業開始位置)にある状態では、給気ポート121に上昇用ポート123がつながり、排気用ポート122に下降用ポート124がつながり、ハンマー1210は、被加工物の種類に応じた適切な高さ位置(落下開始位置)に保持されるように、圧縮空気が制御弁120の給気用ポート121および上昇用ポート123を介して駆動シリンダ1250のピストン1250b下側の領域に供給される。このとき、駆動シリンダ1250のピストン1250b上側の領域は、下降通気路1254、下降用ポート124、および排気用ポート122を介して外気に開放される。この状態では、ターンバックル115dにより予め調整された上昇用ポート123および下降用ポート124での基準弁開度V0に応じた基準高さにハンマー1210が保持される。このハンマーの基準高さは、被加工物の種類に合った衝撃力を被加工物に与えることができる高さである。
制御弁120では、足踏みペダル111の踏み込みにより、図4(c)に示すように、弁体110が図4(a)に示す基準位置から、給気用ポート121に下降用ポート124がつながる上端位置まで上昇すると、圧縮空気が点線の矢印で示すように給気路1251a、給気ポート121、下降用ポート124および下降通気路1254を介してシリンダブロック1250aにおけるピストン1250b上側の領域に流れ込む。同時に、排気用ポート122に上昇用ポート123がつながることにより、シリンダブロック1250aにおけるピストン1250b下側の領域から圧縮空気が一点鎖線の矢印に示すように上昇通気路1253、上昇用ポート123、排気用ポート122および排気路1252aを介してシリンダブロック1250aの外部に排出される。これにより、ピストン1250bが押し下げられて駆動ロッド1230が押し下げられることとなり、ハンマー1210が振り下ろされる。
このとき、ハンマー1210が打ち下ろされる勢いは、足踏みペダル111がスタンバイ位置にあるときの上昇用ポート123および下降用ポート124での弁開度V0(すなわち、ハンマーの落下高さ)に応じた勢いとなる。
制御弁120では、足踏みペダル111の踏み込み解除により、図4(d)に示すように、弁体120aが上端位置から、給気ポート121に上昇用ポート123がつながる下端位置まで下降すると、圧縮空気が点線の矢印で示すように給気路1251a、給気ポート121、上昇用ポート123および上昇通気路1253を介してシリンダブロック1250aにおけるピストン1250b下側の領域に流れ込む。同時に、排気用ポート122に下降用ポート124がつながることにより、シリンダブロック1250aにおけるピストン1250b上側の領域から圧縮空気が一点鎖線の矢印に示すように下降通気路1254、下降用ポート124、排気用ポート122、および排気路1252aを介してシリンダブロック1250aの外部に排出される。これにより、ピストン1250bが持ち上げられて駆動ロッド1230が引き上げられることとなり、ハンマー1210が上昇する。ただし、足踏みペダル111の踏み込みを解除した直後は、駆動回路10によりサーボモータ101bが、制御弁120での給気用ポート123および排気用ポート124での弁開度が足踏みペダル111のスタンバイ位置での弁開度V0よりも大きい値V2となるように足踏みペダル111のペダルシャフト112を回転させる。これにより、ハンマー1210がすばやく上昇し、最上端位置まで上昇する。
ハンマー1210が最上端位置まで達したことをハンマー検出センサ1270が検出し、ハンマー検出センサ1270からの復帰検出信号Hrを駆動回路10が受信すると、駆動回路10は、サーボモータ101bへの駆動信号の出力を停止する。これにより、足踏みペダル111がスタンバイ位置に復帰し、弁体120aは、ターンバックル115dにより予め調整された基準位置(加工作業開始位置)に戻る。従って、この状態では、給気ポート121に上昇用ポート123がつながり、排気用ポート122に下降用ポート124がつながり、上昇用ポート123および排気用ポート122での弁開度はV0となり、ハンマー1210は、被加工物Wの種類に応じた適切な高さ位置(落下開始位置)に保持される。
〔サーボモータ101bの駆動回路10〕
次に、サーボモータ101bの駆動回路10を説明する。
駆動回路10は、操作部材である足踏みペダル111の操作量の変動パターンを学習し、学習した変動パターンが再現されるように足踏みペダル111を駆動するサーボモータ101bに駆動信号を出力するように構成されている。
具体的には、駆動回路10は、各種入力操作に応じた指令信号、例えば、被加工物の種類などの情報を演算処理回路11に入力するための入力操作部11aと、各種センサーの出力を演算処理回路11に入力するための入力インターフェース部(入力IF部)11bと、制御弁120での弁体120aの変位量を記憶する第1メモリ12aと、圧縮空気供給源1301から制御弁120に供給される圧縮空気の圧力を記憶する第2メモリ12bとを有する。ここで、圧縮空気供給源1301は、駆動シリンダ1250とともに、加工ツールとしての上型1220を備えたハンマー1210を駆動する駆動源を形成している。制御弁120での弁体120aの変位量は、具体的には、1つの被加工素材Wにハンマー1210を打ち付けて1つの鍛造品を形成するときに、作業者が足踏みペダル111の踏み込みを開始してから足踏みペダル111を開放するまでの1操作期間における上端リンク片118の回転角の変化を示すデータであり、1操作期間内にロータリエンコーダ102から出力された信号である。第2メモリ12bに記憶される圧縮空気の圧力は、足踏みペダル111の踏み込みが開始される直前の圧力である。
駆動回路10は、ロータリエンコーダ102の出力信号を増幅する第1入力アンプ16と、第1入力アンプ16aの出力をA/D変換して制御弁120の操作量データ(操作信号)として出力する第1A/D変換器16と、圧力センサ1303の出力信号を増幅する第2入力アンプ17aと、第2入力アンプ17aの出力をA/D変換して圧力データとして出力する第2A/D変換器17と、指令信号、操作量データおよび圧力データなどに基づいて各種演算を行う演算処理回路11とを有する。
ここで、演算処理回路11は、第1メモリ12aおよび第2メモリ12bに対するデータのアクセスを行うとともに、入力操作部11aからの指令信号、入力IF部11bからのセンサ出力、第1メモリ12aから読みだされた操作量データ、第2メモリ12bから読みだされた圧力データ、第1A/D変換器16から出力された操作量データ、および第2A/D変換器17から出力された圧力データを受け、動作モードに応じてデータの記憶、読み出し、および演算を行う。
駆動回路10は、第2A/D変換器17から出力された圧力データと第2メモリ12bから読みだされた圧力データとを比較する比較回路13と、第1メモリ12aから読みだされた操作量データを比較回路13での比較結果に基づいて補正する補正回路14と、補正回路14の出力をD/A変換するD/A変換回路15と、第1入力アンプ16aの出力とD/A変換回路15の出力との差分が0になるようにサーボモータの駆動信号を出力する差動増幅器15aとを有する。ここで、補正回路14は、第2A/D変換器17から出力された圧力データと第2メモリ12bから読みだされた圧力データとの差がある場合は、その差に応じた補正信号を出力し、両者に差がない場合は、補正信号は出力しない。この補正信号は、両者の圧力差によって生ずる、駆動シリンダ1250内で発生する圧縮空気の圧力の誤差を、サーボモータ101bに与える駆動信号により補償するものである。
なお、この加工装置1000は、下型1120の上に被加工素材Wが配置されたことを検出する素材センサ1260を有し、駆動回路10は、自動運転モードでは、素材センサ1260の出力に基づいてサーボモータ101bの駆動による加工動作を開始するように構成されている。素材センサ1260は、例えば、一方の上部筐体1200aの下端部に設けられたイメージセンサである。ただし、素材センサ1260は、イメージセンサに限定されず、下型1120上に被加工素材Wが配置されたことを検出可能なものであればどのようなセンサであってもよい。
さらに、この加工装置1000では、駆動回路10を構成する演算処理回路11は、加工装置1000の状態の診断を行う診断部1aと、加工装置1000の状態の診断に用いる基準データを格納した記憶部1bとを有する。記憶部1bには、サーボモータ101bを駆動する駆動信号の基準値、サーボモータ101bを基準値で駆動したときの操作部材111の正常な操作量である基準操作量、および、サーボモータ101bを基準値で駆動する直前の駆動源の正常な動作量である基準動作量(圧縮空気供給源1301から供給される圧縮空気の圧力)が記憶されている。診断部1aは、サーボモータ101bを基準値で駆動したときに第1センサ(ロータリエンコーダ)102で検出された操作量、およびサーボモータ101bを基準値で駆動する直前に第2センサ(圧力センサ)1303で検出された動作量(圧力)をそれぞれ、記憶部1bに記憶されている基準操作量、および基準動作量と比較して加工装置の状態を診断するように構成されている。
さらに、この加工装置1000は、運転モードとしてデータ採取モードと自動運転モードと診断モードとを有しており、加工装置1000を運転開始前にいずれかの運転モードに設定可能に構成されている。
ここで、データ採取モードは、作業員が行った足踏みペダル111の操作に応じたリンク機構110の動きをロータリエンコーダ102で検出し、作業員が足踏みペダル111の踏み込み開始から1つの被加工素材Wの鍛造作業が完了して足踏みペダル111が開放するまでの間(1操作期間)のエンコーダの出力信号(理想的な操作量変動パターン)を第1メモリ12aに記録する動作モードである。なお、操作量変動パターンは、作業者が入力操作部11aの操作により演算処理回路11に入力した被加工物の種類を示す情報と関連付けて第1メモリ12aに記憶される。さらに、データ採取モードでは、作業員が足踏みペダル111の踏み込み開始の直前に圧力センサ(第2センサ)1303で検出した圧縮空気の圧力が第2メモリ12bに記録される。作業員は熟練した作業員であることが望ましい。しかし本発明はこれに限定されない。
自動運転モードは、第1メモリ12aに記録されたエンコーダの出力信号(理想的な操作量変動パターン)および第2メモリ12bに記録された圧縮空気の圧力に基づいて足踏みペダル111をサーボモータ101bにより駆動することにより、所定の種類の被加工素材Wの鍛造作業を行うモードである。
従って、この加工装置1000では、例えば、データ採取モードで、足踏みペダル111の操作を熟練した作業員が行うことにより、自動運転モードで、熟練した作業員と同じ足踏みペダル111の操作が行われるように、サーボモータ101bにより足踏みペダル111を操作することができる。このようにすることで、熟練工による理想的な加工を簡単に再現することが可能となる。
なお、この加工装置1000では、弁体120aが中立位置(加工作業開始位置)にあるときは、図4(a)に示すように、制御弁120の給気用ポート121に上昇用ポート123がつながり、排気用ポート122に下降用ポート124がつながり、給気用ポート121および排気用ポート122での弁開度はV0となる。この状態では、ハンマー1210は、ターンバックル115cにより設定された落下開始位置に保持される。また、この加工装置1000では、足踏みペダル111の踏込が解除された直後は、足踏みペダル111は、制御弁120の給気用ポート121に上昇用ポート123がつながり、排気用ポート122に下降用ポート124がつながり、給気用ポート121および排気用ポート122での弁開度が弁開度V0よりも大きい弁開度V2となるようにサーボモータ101bにより駆動され、これによりハンマー1210が最上端位置まで素早く上昇する。その後、駆動回路10によるサーボモータ101bの駆動が停止することで、足踏みペダル111がスタンバイ位置に復帰し、ハンマー1210は、被加工物の種類に応じた落下開始位置に保持される。
さらに、診断モードは、圧縮空気供給源1301を、正常状態であれば、圧縮空気の圧力が基準動作量(例えば、10気圧)となる駆動パワーで動作させた状態で、サーボモータ101bを記憶部11bに記憶されている駆動信号の基準値(例えば、10度)で駆動し、ロータリエンコーダ102の出力(角度)、および、サーボモータ101bの駆動直前の圧力センサ1303の出力(気圧)を、記憶部11bに記憶されている操作部材111の操作量の基準値(例えば、12度)、および、圧縮空気供給源1301からの圧縮空気の正常な圧力値(10気圧)と比較して、加工装置の状態を診断するモードである。基比較した結果、基準となる角度および圧力値との差が所定範囲内であれば正常と判断され、基準となる角度および圧力値との差が所定範囲を超えた場合は異常と判断される。
次に加工装置1000の動作を説明する。
作業者は、まず、加工装置1000の運転モードをデータ採取モードと自動運転モードと診断モードとのいずれかのモードに設定する。
以下、各運転モードでの加工装置1000の動作を具体的に説明する。
〔データ採取モード〕
熟練した作業員が、ハンマー1210により被加工物に与える衝撃力の強さが、加工装置1000の加工対象である被加工物の種類に応じた強さとなるように、ターンバックル115cの操作によりハンマーの落下開始位置(ハンマーを落下させる位置)を設定する。すなわち、ターンバックル115cの操作により下操作ロッド115の長さが設定されることにより、足踏みペダル111がスタンバイ位置に位置している状態での制御弁120の弁開度(上昇用ポート123および下降用ポート124の開口面積)が設定される。この制御弁120の弁開度が決まると、スタンバイ状態でのハンマー1210の位置、言い換えると、ハンマーを打ち下ろすための足踏みペダル111を操作する時点でのハンマー1210の高さ位置が決定される。なお、作業員は、被加工物の種類に応じてハンマー落下位置を調整したとき、被加工物の種類を示す情報を入力操作部11aの操作により演算処理回路11に入力する。これは、データ採取した、足踏みペダル111の操作量変動パターンと、被加工物の種類とを関連付けるためである。
加工装置1000のスタンバイ状態では、圧縮空気供給源(駆動源)1301からは、圧縮空気給気管1251および給気路1251aを介して制御弁120の給気用ポート121に圧縮空気が供給されており、圧縮空気給気管1251に取り付けられた圧力センサ1303により圧縮空気供給源1301から駆動シリンダ1250に供給される圧縮空気の圧力がモニターされている。また、スタンバイ状態では、駆動シリンダ1250のピストン1250bは、ハンマー落下位置(作業開始位置)に保持されている。
加工装置1000のスタンバイ状態で、熟練した作業員が足踏みペダル111を踏み込むと、ペダルシャフト112の回動により連結カム114が下操作ロッド115を引き下げることとなり、これにより、中継リンク片116が時計方向に回動し、上操作ロッド117aが押し上げられる。上操作ロッド117aの押上げにより上端リンク片118が固定シャフト1255を軸として反時計周りに回動し、これにより駆動ロッド117bが引き上げられる。駆動ロッド117bの引上げにより制御弁120では弁体120aが、図4(a)に示す中立位置から図4(c)に示す上端位置に向けて移動する。
制御弁120の弁体120aが上端位置に向けて移動することにより、下降用ポート124が給気ポート121につながると同時に、上昇用ポート123が排気用ポート122につながると、圧縮空気が点線の矢印で示すように給気ポート121および下降用ポート124を通ってピストン1250b上側の領域に流れ込み、同時に、ピストン1250b下側の領域から圧縮空気が一点鎖線の矢印で示すように上昇用ポート123および排気用ポート122を通ってシリンダブロック1250aの外部に排出される。これにより、ピストン1250bの押下げにより駆動ロッド1230が下方に移動してハンマー1210が作業開始位置から振り下ろされる。その後、作業者が足踏みペダル111の踏み込みを解除する。
このように作業者が足踏みペダル111を踏み込んでから足踏みペダル111の踏み込みを解除するまでの足踏みペダル111の踏み込み量の変化が、リンク機構110の動きとしてロータリエンコーダ102により検出されて、ロータリエンコーダ102の出力信号(作業者が熟練者である場合は理想的な操作量変動パターン)が演算処理回路11により被加工物の種類と関連付けて第1メモリ12aに記憶される。
すなわち、ロータリエンコーダ102の出力は駆動回路10の第1入力アンプ16aで増幅され、第1入力アンプ16aの出力が第1A/D変換器16でデジタルデータに変換されて演算処理回路11に入力される。ロータリエンコーダ102の出力信号のデジタルデータは演算処理回路11により被加工物の種類と関連付けて第1メモリ12aに書き込まれる。
また、足踏みペダル111の踏み込み直前の圧力センサ1303の出力信号は、第2入力アンプ17aにより増幅され、第2入力アンプ17aの出力が第2A/D変換器17によりデジタルデータに変換されて演算処理回路11に入力される。圧力センサ1303の出力信号のデジタルデータは演算処理回路11により第2メモリ12bに書き込まれる。
なお、作業者が足踏みペダル111の踏み込みを解除すると、足踏みペダル111は付勢ばねの力によりスタンバイ位置に戻る前に、足踏みペダル111は、サーボモータ101bの回転力により、踏み込み方向とは逆方向にスタンバイ位置よりも遠い位置まで一旦回転させられて、リンク機構110は足踏みペダル111が踏み込まれたときとは逆の動きをして、制御弁120の弁体120aが図4(d)に示す下端位置に移動する。
具体的には、ペダルシャフト112の回動により連結カム114が下操作ロッド115を押し上げることとなり、これにより、中継リンク片116が反時計周りに回動し、上操作ロッド117aが引き下げられる。上操作ロッド117aの引下げにより上端リンク片118が固定シャフト1255を軸として時計周りに回動し、これにより駆動ロッド117bが引き下げられる。駆動ロッド117bの引下げにより制御弁120では弁体120aが、図4(c)に示す上端位置から図4(d)に示す下端位置に移動する。
制御弁120の弁体110が下端位置に達すると、上昇用ポート123が給気用ポート121につながると同時に、下降用ポート124が排気用ポート122につながることにより、圧縮空気が点線の矢印で示すように給気用ポート121および上昇用ポート123を通ってピストン1250b下側の領域に流れ込み、同時に、ピストン1250b上側の領域から圧縮空気が一点鎖線の矢印に示すように下降用ポート124および排気用ポート122を通ってシリンダブロック1250aの外部に排出される。この状態での制御弁120の弁開度V2(上昇用ポート123、下降用ポート124の弁開度V2)は、スタンバイ状態での制御弁120の弁開度V0よりは大きいため、ピストン1250bの押上げにより駆動ロッド1230が上方に移動してハンマー1210が上端位置に達する。
ハンマー1210が上端位置に達したことが復帰センサー1270により検出されると、演算処理回路11は、サーボモータへの駆動信号の出力を停止する。これにより、足踏みペダル111はばねの付勢力により中立位置に保持される。その結果、制御弁120の弁開度が弁開度V0となり、ハンマー1210は、浮き上がった状態で作業開始位置に維持される。
〔自動運転モード〕
データ採取モードで熟練した作業者による足踏みペダル111の操作(理想的な操作量変動パターン)を再現するためのデータを取得した後、作業者の操作により加工装置1000の動作モードが自動運転モードに変更され、自動運転モードで加工する被加工物の種類が設定されると、加工装置1000の演算処理回路11は、下型1120上の被加工素材Wが配置されたことを検出する素材センサの出力を受けて、熟練した作業者と同じ足踏みペダル111の操作が行われるようにサーボモータ101bを駆動する。
具体的には、自動運転モードでは、素材センサ1260が下型1120上に被加工素材Wが配置されたことを検出し、演算処理回路11が、素材センサ1260の検出信号Wpを信号入力部11bを介して受けると、演算処理回路11は、第1メモリ12aから、入力された被加工物の種類に応じた足踏みペダル111の操作量データ(つまり、足踏みペダル111の操作量が時間の経過とともに変化する操作量変動パターン)を読み出し、同時に、第2メモリ12bから圧力センサ1303の検出データ(つまり、足踏みペダル111の操作直前の圧縮空気供給管1251内での圧縮空気の圧力データ)を読み出す。
比較回路13は、サーボモータ101bによる足踏みペダル111の操作の開始直前の圧力センサ1303からのデータを第2入力アンプ17aおよび第2A/D変換器17を介して受け取るとともに、第2メモリ12bから読み出された圧縮空気の圧力データを受け取り、両者を比較する。両者に差がある場合は、その差に応じた補正信号を出力し、両者に差がない場合は、補正信号は出力しない。この補正信号は、予め準備されているテーブルに従って、サーボモータ101bの回転量を割り増したり割り引いたりして圧縮空気圧の差が自動運転での鍛造加工に影響するのを抑えるものである。
補正回路14は、演算処理回路11により第1メモリ12aから読み出された操作データを、比較回路13からの補正信号に基づいて補正してD/A変換回路15に出力する。
D/A変換回路15では、補正した操作量データあるいは補正していない操作量データをデジタル信号からアナログ信号に変換して差動アンプ15aに出力する。差動アンプ15aは、ロータリエンコーダ102からの検出信号を第1入力アンプ16aを介して受け取り、D/A変換回路15からの操作量データと第1入力アンプ16aからの検出信号とに基づいて、自動運転モードでの操作量データによる弁体120aの動きがデータ採取モードでの弁体120aの動きと一致するようにサーボモータ101bに駆動信号を供給する。
〔診断モード〕
次に、本実施形態の駆動回路の演算処理回路11に搭載されている診断モード(自己診断機能)について説明する。
図5は、加工装置1000の駆動回路10に搭載されている診断モード(自己診断機能)を説明するための図である。
この加工装置1000の駆動回路10では、ロータリエンコーダ102の出力信号は第1メモリ12aに格納可能であり、圧力センサ1303の出力は第2メモリ12bに格納可能である。
従って、演算処理回路11からサーボモータ101bの駆動信号として、記憶部1bに記憶されている基準値(10度)をサーボモータ101bに入力したときのロータリエンコーダ102の出力および圧力センサ1303の出力をそれぞれ、第1メモリ12aおよび第2メモリ12bに記録する。
例えば、図5に示す測定結果1では、ロータリエンコーダ102の出力(回転軸の回転角度)は8度であり、圧力センサ1303の出力(圧縮空気供給源1301から駆動シリンダ1250に供給される圧縮空気の圧力)は10気圧である。
図5に示す測定結果2では、ロータリエンコーダ102の出力(回転軸の回転角度)は14度であり、圧力センサ1303の出力(圧縮空気供給源1301から駆動シリンダ1250に供給される圧縮空気の圧力)は10気圧である。
図5に示す測定結果3では、ロータリエンコーダ102の出力(回転軸の回転角度)は12度であり、圧力センサ1303の出力(圧縮空気供給源1301から駆動シリンダ1250に供給される圧縮空気の圧力)は8気圧である。
測定結果1~3は、例えば、図5に示すテーブル形式で、基準値とともに入力操作部の表示部(図示せず)に表示される。
図5に示す計測結果1、2のように、ロータリエンコーダ102の出力が基準値(12度)と異なっている場合、足踏みペダル111と制御弁120とを連結するリンク機構110に不具合があることが推測される。この場合、加工装置1000は、リンク機構110に不具合があることを警報表示あるいは警報音により作業者に知らせるようにしてもよい。
また、図5に示す計測結果3のように、圧力センサ1303の出力(8気圧)が基準値(10気圧)と異なっている場合、圧縮空気の供給系統でエアー漏れが生じていることが推測される。この場合、加工装置1000は、圧縮空気の供給系統でエアー漏れが生じている恐れがあることを警報表示あるいは警報音により作業者に知らせるようにしてもよい。
本発明の実施形態においては、自動運転モードと診断モードとは別モードとして説明しているが、本発明はこれに限定されない。自己運転モードに診断モードを含ませてもよい。そうすることにより、自動運転中に随時、加工状態の診断が行われ、早期に装置の異常を検知することが可能となる。
このように本発明の実施形態の加工装置1000では、鍛造などの加工を行うための足踏みペダル111の操作をサーボモータ101bの動力を用いて行うので、従来の油圧サーボシリンダユニットに比べて簡単な機構のために、装置を安価に製造することが可能となる。また、簡単な機構であり、かつ油などを使用しないため、加工装置1000におけるペダル駆動機構100のメンテナンスが簡単にすることが可能となる。さらに、本発明の加工装置1000は、自己診断機能を備えているので、加工装置の異常を早期に検知できるため製品の歩留まり率の向上および故障を抑制することが可能となる。
なお、上記実施形態2の加工装置1000では、足踏みペダル111として、下部筐体1100aに回動可能に支持されたペダルシャフト112に取り付けたものを示したが、足踏みペダルは、加工装置1000の下部筐体1100aとは構造的に分離されたものでもよい。
以下に実施形態2の加工装置2000として、足踏みペダルが、加工装置1000の下部筐体1100aとは別の筐体に収容されたものを説明する。
(具体的な実施形態2)
図6、本発明の実施形態2による加工装置2000を説明するための図であり、加工装置2000を正面からみた構造を示している。
この加工装置2000は、実施形態1の加工装置1000において、足踏みペダル111、ペダルシャフト112、およびペダル軸受け113a、113bに代えて、足踏みペダル221を収容した足踏みコントローラ(ペダルボックス)220を備え、さらに、連結カム114に代えて、リンク駆動部230を備えたものであり、その他の構成は実施形態1の加工装置1000におけるものと同一である。
以下、ペダルボックス220およびリンク駆動部230の構成を詳しく説明する。
図7は、図6に示す加工装置2000の要部を説明するための図であり、図7(a)は、図6に示すサーボモータ101bを駆動する駆動回路210a、ペダルボックス20、およびリンク駆動部230を模式的に示し、図7(b)は、リンク駆動部230の具体的な構造を示す。
〔足踏みコントローラ220〕
足踏みコントローラ(ペダルボックス)220は、コントローラ筐体220aと、足踏みペダル221と、ペダルガイド支柱222と、位置センサ223とを有する。足踏みペダル221は、前面が開口したコントローラ筐体220a内に収容され、ペダルガイド支柱222により昇降自在に支持されている。コントローラ筐体220aには、足踏みペダル221の高さ位置(つまり、踏込み量)を検出する位置センサ223が配置されており、位置センサ223の出力は、ペダル踏込み信号Prとしてが駆動回路210aに出力されるようになっている。すなわち、コントローラ筐体220aの側面には、位置センサ223の出力端子に接続されたケーブル端子220bが取り付けられており、このケーブル端子220bは、接続ケーブル224により、駆動回路210aの入力IF部21bに接続されている。
ここで、駆動回路210aでは、演算処理回路211は、実施形態1の駆動回路10の演算処理回路11の機能に加えて、足踏みコントローラ220からのペダル踏込信号Prを受けると、足踏みコントローラ220での踏込みペダル111の踏込み量に応じた回転数だけサーボモータ101bを回転させる駆動信号をサーボモータ101bに出力する機能を有する。
〔リンク駆動部230〕
リンク駆動部230は、可動螺合シャフト231、固定螺合ブロック232と、可動シャフト受け部233とを有する。固定螺合ブロック232は、加工装置2000の下部筐体1100aに固定されており、固定螺合ブロック232にはねじ穴232aが形成されている。可動螺合シャフト231は、ねじ山が形成された雄ねじ部231aを有し、可動螺合シャフト231の雄ねじ部231aは、固定螺合ブロック232のねじ穴232aに螺合するようになっている。可動螺合シャフト231の頭部231bには、可動シャフト受け部233が頭部231bに対して回転自在に装着されており、可動シャフト受け部233は、下操作ロッド115の第2ロッド115bの下端に固定されている。可動螺合シャフト231の下端部は、べダル連結機構130によりギアボックス101aに接続されている。
従って、足踏みコントローラ220での踏込みペダル221の踏込みにより、駆動回路210aによりサーボモータ101bが回転させられ、サーボモータ101bの回転力がギアボックス101aおよびペダル連結機構130を介して可動螺合シャフト231に印加されると、可動螺合シャフト231が回転することとなり、可動螺合シャフト231が固定螺合ブロック232に対して昇降する。これにより、リンク機構210が動作して制御弁120の弁体120aが弁筐体120b内で昇降する。
なお、この実施形態2のリンク機構210は、実施形態1のリンク機構110における連結カム114に代えてリンク駆動部230を備えたものであり、リンク機構210におけるその他の構成は、実施形態1のリンク機構110のものと同一である。
このような構成の実施形態2の加工装置2000では、足踏みペダル211を収容したペダルボックス220を加工装置2000の筐体1100aから離して設置することができ、このため、足踏みペダル221を作業者の最も作業しやすい位置に配置することができる。
本発明は、加工装置の分野において、簡単な機構によって安価でメンテナンスが簡単、かつ操作精度の向上が図れる加工装置を実現することができるものとして有用である。
1a 診断部
1b 記憶部
10 駆動回路
11 演算処理回路
11a 入力操作部
11b 入力IF部
12a 第1メモリ
12b 第2メモリ
13 比較回路
14 補正回路
15 D/A変換回路
15a 差動アンプ
16 第1A/D変換器
16a 第1入力アンプ
17 第2A/D変換器
17a 第2入力アンプ
100 ペダル駆動機構
101a ギアボックス
101a1 第1の回転軸
101a2 第2の回転軸
101b サーボモータ
101c カプラー
102 ロータリエンコーダ
110 リンク機構
111 足踏みペダル
112 ペダルシャフト
113a、113b ペダル軸受け
114 連結カム
115 下操作ロッド
115a 第1ロッド
115b 第2ロッド
115c ターンバックル
116 中継リンク片
117a 上操作ロッド
117b 駆動ロッド
118 上端リンク片
118a シャフト挿入部
119 リンク片支持部
120 制御弁
120a 弁体
120b 弁筐体
121 給気ポート
122 排気用ポート
123 上昇用ポート
124 下降用ポート
130 ペダル連結機構
131 第1の自由継ぎ手
132 第2の自由継ぎ手
133 フレキシブルシャフト
220 足踏みコントローラ
220a コントローラ筐体
220b ケーブル端子
221 踏込みペダル
222 ペダルガイド支柱
223 位置センサ
224 接続ケーブル
230 リンク駆動部
231 可動螺合シャフト
232 固定螺合ブロック
233 可動シャフト受け部
1000 加工装置
1100 ハンマー受部
1100a 下部筐体
1110 下型固定台
1120 下型
1200 ハンマー打込み部
1200a 上部筐体
1200b 打付け手段
1210 ハンマー(ラム)
1210a ガイド溝
1220 上型
1230 駆動ロッド
1240 ガイド部材
1250 駆動シリンダ
1250a シリンダブロック
1250b ピストン
1250c ピストン摺動領域
1251 給気管
1251a 給気路
1252 排気管
1252a 排気路
1253 上昇通気路
1254 下降通気路
1255 固定シャフト
1260 素材センサ
1270 ハンマー検出センサ
1301 圧縮空気供給源
1303 圧力センサ
W 被加工素材

Claims (8)

  1. 被加工物を加工する加工ツールと、
    該加工ツールを駆動する駆動源と、
    該駆動源を制御する制御部と、
    該制御部を操作するための操作部材と、
    該操作部材を駆動するサーボモータと、
    該操作部材の動作を該制御部に伝える伝達機構と
    を備える加工装置であって、
    さらに、
    該操作部材の操作量を検出する第1センサと、
    該駆動源の動作量を検出する第2センサと、
    該第1センサにより検出された操作量と該第2センサにより検出された動作量とに基づいて、該加工装置が正常状態であるか異常状態であるかを診断する診断部と
    を備える、加工装置。
  2. 前記サーボモータは、前記操作部材を操作するように構成されている、請求項1に記載の加工装置。
  3. 前記サーボモータは、前記操作部材の操作量に基づいて前記伝達機構を駆動するように構成されている、請求項1に記載の加工装置。
  4. 前記加工装置は、
    前記サーボモータを駆動する駆動信号の基準値、該サーボモータを該基準値で駆動したときの前記操作部材の正常な操作量である基準操作量、該サーボモータを駆動する直前の前記駆動源の正常な動作量である基準動作量を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記診断部は、
    該サーボモータを該基準値で駆動したときに前記第1センサで検出された操作量、および該サーボモータを該基準値で駆動する直前に前記第2センサで検出された動作量をそれぞれ、該記憶部に記憶されている該基準操作量、および該基準動作量と比較して該加工装置の状態を診断するように構成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の加工装置。
  5. 前記駆動源は、圧力流体を用いた駆動源であり、前記制御部は、該圧力流体の流れを制御する制御弁であり、前記第2センサは圧力センサである、請求項1~4のいずれか一項に記載の加工装置。
  6. 前記伝達機構は、複数のリンク片を有し、前記制御部と前記操作部材とを該複数のリンク片により連結するリンク機構を備え、
    前記第1センサは、該複数のリンク片のうちの所定のリンク片の変位を検出する変位センサである、請求項1~5のいずれか一項に記載の加工装置。
  7. 前記変位センサは、前記所定のリンク片の回転軸の回転角度を検出するロータリエンコーダである、請求項6に記載の加工装置。
  8. 前記加工ツールは、金型を備えたハンマーであり、前記駆動源は、圧力流体として圧縮空気を用いた駆動源であり、前記操作部材は足踏みペダルである、請求項1~7のいずれか一項に記載の加工装置。
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