JP5563173B1 - 液圧装置および液圧装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度の制御を行うことができる液圧装置および液圧装置の制御方法を提供することである。
【解決手段】本発明にかかる液圧装置100,100a,100bは、シリンダチューブ230と、ピストン210と、ピストンロッド220と、シリンダチューブ230のピストン側の圧力を検出する第1圧力センサ440と、シリンダチューブ230のピストンロッド側の圧力を検出する第2圧力センサ430と、ピストン210室側の受圧面積およびピストンロッド220室側の受圧面積とを入力するタッチパネルと610と、第1圧力センサ440により検出された圧力、第2圧力センサ430により検出された圧力、およびタッチパネル610からの入力に基づいてピストンロッド220に加わる荷重値を演算する補正装置600と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動モータにより駆動される液圧ポンプからの圧液により液圧シリンダを駆動する液圧装置および液圧装置の制御方法に関する。
従来から、プレス機等において、サーボモータにより直接駆動する駆動装置が用いられている。
しかし、大きな駆動力を必要とする際には、モータにより駆動される液圧ポンプからの圧液を液圧シリンダに供給し、液圧シリンダにより大きな駆動力を得る液圧装置が用いられることが多い。この液圧装置では、電動モータ、液圧ポンプ、液圧タンク、制御弁等の多数の液圧機器を必要とするため、高精度な制御が求められている。
例えば、特許文献1(特開平10−193198号公報)には、打ち抜き位置を精度良く検出し、かつ、フレーム振動によるスライドの突っ込み量を抑えることを可能とする油圧プレスのブレークスルーの抑制制御装置について開示されている。
特許文献1記載の油圧プレスのブレークスルーの抑制制御装置は、スライドを上下動する油圧シリンダと、油圧ポンプから吐出された圧油を制御して油圧シリンダを上昇あるいは加圧下降等に切り換えるサーボバルブとを備えた油圧プレスのブレークスルーの抑制制御装置において、スライドが加圧下降するときの油圧シリンダの加圧するための圧力を検出する加工側圧力センサと、スライドが上昇するときの油圧シリンダの上昇するための圧力を検出する上昇側圧力センサと、この検出された加圧側圧力値及び上昇側圧力値に基づいて、スライドにかかる荷重を算出する荷重演算手段と、この演算された荷重値に基づいてブレークスルーの発生を判定し、ブレークスルー発生のとき、発生信号を出力するブレークスルー判定手段と、この発生信号を入力し、油圧シリンダを上昇させるためのサーボバルブの制御指令を演算し、出力するサーボバルブ出力演算手段と、この制御指令を受けてサーボバルブを制御するサーボバルブ指令出力手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、特許文献2(特開2000−120611号公報)には、荷重変換器から引き出されるリード線が移動することなく、しかも充分な測定精度を得る流体圧シリンダ装置について開示されている。
特許文献2記載の流体圧シリンダ装置は、シリンダチューブ内を摺動するピストンに連結されたピストンロッドが、シリンダチューブの一端部に連結されたロッドカバーを貫通して外部に突出するように構成された流体圧シリンダ装置であって、ロッドカバーには、当該流体圧シリンダ装置を外部のフレームに取り付けるための取り付け部と、取り付け部とシリンダチューブへの連結部との間に加わる軸方向の荷重を検出して電気信号に変換するための荷重変換部と、が、一体的に設けられてなるものである。
さらに特許文献3(特開平06−345392号公報)には、市販の油圧ジャッキでも正確な荷重制御試験が行えるようにした油圧ジャッキ制御システムを提供する油圧ジャッキ制御システムについて開示されている。
特許文献3記載の油圧ジャッキ制御システムは、所定の目標荷重で試料を負荷すべく複動式の油圧ジャッキを駆動制御する制御システムであって、油圧ジャッキの両油圧室の圧力を検出する圧力センサと、外部操作に応じて油圧ジャッキのピストンの受圧面積に関する物理量を入力する入力手段と、検出された圧力と入力された物理量とに基づいて油圧ジャッキの推力を演算する演算手段と、演算された油圧ジャッキの推力と目標荷重との偏差に応じて油圧ジャッキに導かれる圧油を制御する油圧制御手段とを具備するものである。
特開平10−193198号公報 特開2000−120611号公報 特開平06−345392号公報
以上のように、特許文献1記載の装置では、ブレークスルーの抑制を課題としており、特許文献2記載の装置では、リード線が移動せず、かつ高精度の制御を課題としており、特許文献3の装置では、演算処理により高精度の制御を課題としている。
しかしながら、液圧装置において、高精度の制御を行うことは困難であり、液圧装置個々の個体差によるバラツキも考慮する必要がある。
特に、特許文献3には、荷重検出器と演算処理とを切り換えて個々に演算を行う場合について記載されているが、液圧装置の一回ごとのバラツキを考慮すると高精度と言えず、好ましくない。
本発明の目的は、高精度の制御を行うことができる液圧装置および液圧装置の制御方法を提供することである。
(1)
一局面に従う液圧装置は、シリンダチューブと、ピストンと、ピストンロッドと、シリンダチューブのピストン側の圧力を検出する第1圧力検知器と、シリンダチューブのピストンロッド側の圧力を検出する第2圧力検知器と、ピストン室側の受圧面積およびピストンロッド室側の受圧面積とを入力する入力部と、第1圧力検知器により検出された圧力、第2圧力検知器により検出された圧力、および入力部からの入力に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を演算する演算部と、を含み、演算部は、ピストンロッドに直接加わる実荷重を入力部により入力した場合に、補正係数に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を補正演算するものである。
本発明にかかる液圧装置は、シリンダチューブと、ピストンと、ピストンロッドと、シリンダチューブのピストン側の圧力を検出する第1圧力検知器と、シリンダチューブのピストンロッド側の圧力を検出する第2圧力検知器と、ピストン室側の受圧面積およびピストンロッド室側の受圧面積とを入力する入力部と、第1圧力検知器により検出された圧力、第2圧力検知器により検出された圧力、および入力部からの入力に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を演算する演算部と、を含む。
この場合、演算部は、ピストンロッドに直接加わる実荷重を入力部により入力した場合に、補正係数に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を補正演算する。その結果、1回の液圧装置の動作において、直接的に計測した実荷重と、第1圧力検知器により検出された圧力、第2圧力検知器により検出された圧力、および入力部からの入力から演算出力される間接的な荷重と、を用いて、補正係数を算出し、補正係数に応じて正確な荷重値を出力することができる。
したがって、バラツキを最小限に抑制して、正確な荷重値で液圧装置を制御することができる。
(2)
他の局面に従う液圧装置は、シリンダチューブと、ピストンと、ピストンロッドと、シリンダチューブのピストン側の圧力を検出する第1圧力検知器と、シリンダチューブのピストンロッド側の圧力を検出する第2圧力検知器と、ピストン室側の受圧面積およびピストンロッド室側の受圧面積を入力可能な入力部と、第1圧力検知器により検出された圧力、第2圧力検知器により検出された圧力、および入力部からの入力に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を演算する演算部と、ピストンロッドに取付け可能な荷重変換器と、を含み、演算部は、荷重変換器の実荷重と、ピストンロッドに加わる間接的な荷重値と、に応じて、ピストンロッドに加わる荷重値を自動補正するものである。
本発明にかかる液圧装置は、シリンダチューブと、ピストンと、ピストンロッドと、シリンダチューブのピストン側の圧力を検出する第1圧力検知器と、シリンダチューブのピストンロッド側の圧力を検出する第2圧力検知器と、ピストン室側の受圧面積およびピストンロッド室側の受圧面積を入力可能な入力部と、第1圧力検知器により検出された圧力、第2圧力検知器により検出された圧力、および入力部からの入力に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を演算する演算部と、ピストンロッドに取付け可能な荷重変換器と、を含むものである。
この場合、演算部は、荷重変換器の実荷重と、第1圧力検知器により検出された圧力、第2圧力検知器により検出された圧力、および入力部からの入力に基づいてピストンロッドに加わる間接的な荷重値と、に応じて、ピストンロッドに加わる荷重値を自動補正する。
その結果、1回の液圧装置の動作において、荷重変換器の実荷重と、第1圧力検知器により検出された圧力、第2圧力検知器により検出された圧力、および入力部からの入力から演算出力される間接的な荷重と、を用いて、バラツキを最小限に抑制して、荷重値を自動補正することができる。
また、荷重変換器は取り外し可能であるため、検査時のみ荷重変換器を取り付けて計測し、自動補正させることができる。さらに、稼動時に荷重変換器を取り外すことができるので、自動補正後に正確な稼動を行うことができる。
(3)
さらに他の局面に従う液圧装置は、シリンダチューブと、ピストンと、ピストンロッドと、シリンダチューブのピストン側またはピストンロッド側の圧力を検出する第3圧力検知器と、ピストン室側の受圧面積および/またはピストンロッド室側の受圧面積とを入力する入力部と、第3圧力検知器により検出された圧力および入力部からの入力に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を演算する演算部と、を含み、演算部は、ピストンロッドに直接加わる実荷重を入力部により入力した場合に、補正係数に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を補正演算するものである。
本発明にかかる液圧装置は、シリンダチューブと、ピストンと、ピストンロッドと、シリンダチューブのピストン側またはピストンロッド側の圧力を検出する第3圧力検知器と、ピストン室側の受圧面積および/またはピストンロッド室側の受圧面積とを入力する入力部と、第3圧力検知器により検出された圧力および入力部からの入力に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を演算する演算部と、を含むものである。
この場合、演算部は、ピストンロッドに直接加わる実荷重を入力部により入力した場合に、補正係数に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を補正演算する。その結果、1回の液圧装置の動作において、直接的に計測した実荷重と、第3圧力検知器により検出された圧力、および入力部からの入力から演算出力される間接的な荷重と、を用いて、補正係数を算出し、補正係数に応じて正確な荷重値を出力することができる。
したがって、バラツキを最小限に抑制して、かつ圧力検知器の個数を最小限で構成し、正確な荷重値で液圧装置を制御することができる。
(4)
さらに他の局面に従う液圧装置は、シリンダチューブと、ピストンと、ピストンロッドと、シリンダチューブのピストン側またはピストンロッド側の圧力を検出する第3圧力検知器と、ピストン室側の受圧面積および/またはピストンロッド室側の受圧面積を入力可能な入力部と、第3圧力検知器により検出された圧力および入力部からの入力に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を演算する演算部と、ピストンロッドに取付け可能な荷重変換器と、を含み、演算部は、荷重変換器の実荷重と、ピストンロッドに加わる間接的な荷重値と、に応じて、ピストンロッドに加わる荷重値を自動補正するものである。
本発明にかかる液圧装置は、シリンダチューブと、ピストンと、ピストンロッドと、シリンダチューブのピストン側またはピストンロッド側の圧力を検出する第3圧力検知器と、ピストン室側の受圧面積および/またはピストンロッド室側の受圧面積を入力可能な入力部と、第3圧力検知器により検出された圧力および入力部からの入力に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を演算する演算部と、ピストンロッドに取付け可能な荷重変換器と、を含むものである。
この場合、演算部は、荷重変換器の実荷重と、ピストンロッドに加わる間接的な荷重値と、に応じて、ピストンロッドに加わる荷重値を自動補正する。その結果、1回の液圧装置の動作において、荷重変換器の実荷重と、第3圧力検知器により検出された圧力、および入力部からの入力から演算出力される間接的な荷重と、を用いて、バラツキを最小限に抑制して、かつ圧力検知器の個数を最小限で構成し、荷重値を自動補正することができる。
また、荷重変換器は取り外し可能であるため、検査時のみ荷重変換器を取り付けて計測し、自動補正させることができる。さらに、稼動時に荷重変換器を取り外すことができるので、自動補正後に正確な稼動を行うことができる。
(5)
他の局面に従う液圧装置の制御方法は、シリンダチューブのピストン側の圧力を検出する第1圧力検知工程と、シリンダチューブのピストンロッド側の圧力を検出する第2圧力検知工程と、ピストン室側の受圧面積およびピストンロッド室側の受圧面積を入力する入力工程と、第1圧力検知工程、第2圧力検知工程および入力工程に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を演算する演算工程と、ピストンロッドに直接的にかかる荷重を計測する荷重変換工程と、を含み、演算工程は、荷重変換工程に応じて、ピストンロッドに加わる荷重値を自動補正するものである。
この場合、荷重変換工程による直接的な実荷重と、第1圧力検知工程、第2圧力検知工程、および入力工程に基づいてピストンロッドに加わる間接的な荷重値と、に応じて、ピストンロッドに加わる荷重値を自動補正することができる。
その結果、1回の液圧装置の制御動作において、バラツキを最小限に抑制して、荷重値を自動補正した制御を行うことができる。
(6)
他の局面に従う液圧装置の制御方法は、シリンダチューブのピストン側またはピストンロッド側の圧力を検出する第3圧力検知工程と、ピストン室側の受圧面積および/またはピストンロッド室側の受圧面積を入力する入力工程と、第3圧力検知工程および入力工程に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を演算する演算工程と、ピストンロッドに直接的にかかる荷重を計測する荷重変換工程と、を含み、演算工程は、荷重変換工程に応じて、ピストンロッドに加わる荷重値を自動補正するものである。
この場合、荷重変換工程による直接的な実荷重と、第3圧力検知工程、および入力工程に基づいてピストンロッドに加わる間接的な荷重値と、に応じて、ピストンロッドに加わる荷重値を自動補正することができる。
その結果、1回の液圧装置の制御動作において、バラツキを最小限に抑制して、かつ圧力検知器の個数を最小限で構成し、荷重値を自動補正した制御を行うことができる。
本実施の形態にかかる液圧装置の一例を示す模式図である。 図1に示す油圧シリンダの模式的拡大図である。 他の実施の形態にかかる液圧装置の一例を示す模式図である。 図3に示す油圧シリンダの模式的拡大図である。 さらに他の実施の形態にかかる液圧装置の一例を示す模式図である。 図5に示す油圧シリンダの模式的拡大図である。 液圧装置の作動液量調整装置の一例を示す模式図である。 図7の作動液量調整装置の一例を示す模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付す。また、同符号の場合には、それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さないものとする。
(一実施の形態)
まず、図1は本実施の形態にかかる液圧装置100の一例を示す模式図であり、図2は、図1の油圧シリンダ200の一例を示す模式的拡大図である。
(液圧装置の概略)
図1に示す液圧装置100は、主に、油圧シリンダ200、荷重変換器300、モータ400、エンコーダ420、第2圧力センサ430、第1圧力センサ440、ポンプ450、コントローラ500、補正装置600およびタッチパネル610を含む。
図1および図2に示す液圧装置100の油圧シリンダ200は、複動シリンダからなり、ピストン210、ピストンロッド220、シリンダチューブ230、ロッドカバー240およびヘッドカバー250からなる。ピストンロッド220の一端にピストン210が設けられ、ピストン210がシリンダチューブ230内に収容される。シリンダチューブ230の端部には、ロッドカバー240およびヘッドカバー250が設けられる。
その結果、ピストン210によりシリンダチューブ230内がピストンロッド室側と、ピストン室側とに区分けされる。
ここで、ピストンロッド室側の断面を断面A2と仮定し、ピストン室側の断面を断面A1と仮定する。
シリンダチューブ230のピストン室側には、第1圧力センサ440が設けられ、シリンダチューブ230のピストンロッド室側には、第2圧力センサ430が設けられる。
(油圧シリンダの動作)
以下、油圧シリンダ200の動作について簡略的に説明を行う。まず、コントローラ500からのモータ制御信号に応じてモータ400が回転し、当該モータ400の回転に応じてポンプ450が駆動する。
なお、本実施の形態においては、少なくともポンプ450は、正逆回転が可能である。いわゆる双方向ポンプである。
また、さらにモータ400も正逆回転が可能であってもよい。すなわち、ポンプ450およびモータ400のうち少なくとも一方、または両方が正逆回転可能であってもよい。また、モータ400およびポンプ450を複数設けてもよい。
また、ポンプ450の回転動作をエンコーダ420で検出し、コントローラ500に与えてもよい。その結果、ポンプ450のフィードバック制御を行うことができる。
ポンプ450からピストン室側に圧油が送り込まれた場合、ピストンロッド220が伸張動作を行う。
一方、ポンプ450からピストンロッド室側に圧油が送り込まれた場合、ピストンロッド220が退行(萎縮)動作を行う。
以上のように、油圧シリンダ200のピストンロッド220は、伸張または退行方向に複動する。また、油圧シリンダ200のピストンロッド220には、重量物(図示省略)等が連結されたり、打ち抜き用の型が設けられたりする。ピストンロッド220の伸張動作また退行動作により、重量物の移動または型打ち抜き等を行うことができる。
なお、図1および図2においては、記載していないが、通常の双方向ではないポンプ、バルブまたは電磁弁等を用いてもよい。
さらに、本実施の形態においては、油圧シリンダ200について説明したが、油圧以外の他の液体を用いたシリンダにも適用することができる。
(補正装置の概略動作)
図1または図2に示すように、第1圧力センサ440は、シリンダチューブ230のピストン室側の内圧P1を計測し、当該計測した内圧P1を補正装置600に与える。
同様に、第2圧力センサ430は、シリンダチューブ230のピストンロッド室側の内圧P2を計測し、当該計測した内圧P2を補正装置600に与える。
続いて、タッチパネル610を用いてピストンロッド室側の断面A2とピストン室側の断面A1を入力する。補正装置600は、タッチパネル610により入力された断面A1および断面A2を受信する。
補正装置600は、断面A1および断面A2と、第1圧力センサ440および第2圧力センサ430とを用いて、ピストンロッド220にかかる間接的な荷重値Forgを算出する。
例えば、補正装置600は、間接的な荷重値Forgを算出するために、断面A1と第1圧力センサ440が計測したピストン室側の内圧P1とを積算し、その積算結果から、断面A2と第2圧力センサ430が計測したピストンロッド室側の内圧P2との積算を減算する。
(数1)
Forg=A1・P1−A2・P2・・・(1)
しかしながら、両側の第1圧力センサ440および第2圧力センサ430の圧力検出精度、受圧面積の断面A1および断面A2の誤差、第1圧力センサ440および第2圧力センサ430のオフセット等の影響で誤差が発生する。
次いで、補正装置600は、荷重変換器(ロードセル)300から直接的な荷重値Frefを受信する。
補正装置600は、以下の式から、第1補正係数Cadjおよび第2補正係数Coffを算出する。
(数2)
Fref=Cadj・Forg−Coff
=Cadj・A1・P1−Cadj・A2・P2−Coff・・・(2)
補正装置600は、油圧シリンダ200を1度動作させた場合に、間接的な荷重値および直接的な荷重値を同時に計測して補正係数を算出し、液圧装置100を稼動させることができるので、制御精度をより高くすることができる。
なお、本実施の形態においては、タッチパネル610を用いて断面A1および断面A2を入力することとしているが、これに限定されず、自動入力としてもよく、液圧装置100の型番等を入力することで、予め記録された数値が自動的に読み出されてもよい。
また、荷重変換器300の直接的な荷重値Frefを自動的に補正装置600に与えられることとしているが、これに限定されず、ユーザの手作業で、タッチパネル610を用いて入力されてもよい。例えば、ユーザが、荷重変換器300の直接的な荷重値Fref
を認識し、第1補正係数Cadjおよび第2補正係数Coffを推算して、タッチパネル610により手入力してもよい。
また、本実施の形態においては、複数の荷重値Forgで、式1および式2に基づいて第1補正係数Cadjおよび第2補正係数Coffを算出してもよい。第1圧力センサ440および第2圧力センサ430の特性、および荷重変換器300の特性は、線形である
ため、いわゆる傾きを示す第1補正係数Cadj、オフセット値を示す第2補正係数Coffにより補正が可能である。
以上のように、液圧装置100においては、1回の液圧装置100の動作において、直接的に計測した荷重値Frefと、第1圧力センサ440により検出された内圧P1、第2圧力センサ430により検出された内圧P2、およびタッチパネル610からの入力される断面A1および断面A2から演算出力される間接的な荷重値Forgと、を用いて、第1補正係数Cadjおよび第2補正係数Coffを算出し、当該補正係数に応じて正確な荷重値を出力することができる。
したがって、バラツキを最小限に抑制して、正確な荷重値で液圧装置100を制御することができる。
また、荷重変換器300は取り外し可能であるため、検査時のみ荷重変換器300を取り付けて計測し、自動補正させることができる。さらに、稼動時に荷重変換器300を取り外すことができるので、自動補正後に正確な稼動を行うことができる。
例えば、荷重変換器300は、コネクタにより補正装置600と接続可能に設けられている。
(他の実施の形態)
図3は、他の本実施の形態にかかる液圧装置100aの一例を示す模式図であり、図4は、図3の油圧シリンダ200aの一例を示す模式的拡大図である。
(液圧装置の概略)
図3に示す液圧装置100aは、主に、油圧シリンダ200a、荷重変換器300、モータ400、エンコーダ420、第3圧力センサ435、ポンプ450、コントローラ500、補正装置600およびタッチパネル610を含む。
図3および図4に示す液圧装置100aの油圧シリンダ200aは、複動シリンダからなり、ピストン210、ピストンロッド220、シリンダチューブ230、ロッドカバー240およびヘッドカバー250からなる。ピストンロッド220の一端にピストン210が設けられ、ピストン210がシリンダチューブ230内に収容される。シリンダチューブ230の端部には、ロッドカバー240およびヘッドカバー250が設けられる。
その結果、ピストン210によりシリンダチューブ230内がピストンロッド室側と、ピストン室側とに区分けされる。
ここで、ピストン室側の断面を断面A1と仮定する。
シリンダチューブ230のピストン室側には、第3圧力センサ435が設けられる。
(油圧シリンダの動作)
以下、油圧シリンダ200aの動作は、上述した油圧シリンダ200の動作と同じである。
(補正装置の概略動作)
図3または図4に示すように、第3圧力センサ435は、シリンダチューブ230のピストン室側の内圧P1を計測し、当該計測した内圧P1を補正装置600に与える。
続いて、タッチパネル610を用いてピストン室側の断面A1を入力する。補正装置600は、タッチパネル610により入力された断面A1を受信する。
補正装置600は、断面A1と、第3圧力センサ435とを用いて、ピストンロッド220にかかる間接的な荷重値Forgを算出する。
例えば、補正装置600は、間接的な荷重値Forgを算出するために、断面A1と第3圧力センサ435の内圧P1とを積算する。
(数3)
Forg=A1・P1・・・(3)
しかしながら、第3圧力センサ435の圧力検出精度、受圧面積の断面A1の誤差、第3圧力センサ435のオフセット等の影響で誤差が発生する。
次いで、補正装置600は、荷重変換器(ロードセル)300から直接的な荷重値Frefを受信する。
補正装置600は、以下の式から、第1補正係数Cadjおよび第2補正係数Coffを算出する。
(数4)
Fref=Cadj・Forg−Coff
=Cadj・A1・P1−Coff・・・(4)
補正装置600は、油圧シリンダ200aを1度動作させた場合に、間接的な荷重値および直接的な荷重値を同時に計測して補正係数を算出し、液圧装置100aを稼動させることができるので、制御精度をより高くすることができる。また、圧力センサの個数を最低限にすることができる。
なお、本実施の形態においては、タッチパネル610を用いて断面A1を入力することとしているが、これに限定されず、自動入力としてもよく、液圧装置100aの型番等を入力することで、予め記録された数値が自動的に読み出されてもよい。
また、荷重変換器300の直接的な荷重値Frefを自動的に補正装置600に与えられることとしているが、これに限定されず、ユーザの手作業で、タッチパネル610を用いて入力されてもよい。例えば、ユーザが、荷重変換器300の直接的な荷重値Frefを認識し、第1補正係数Cadjおよび第2補正係数Coffを推算して、タッチパネル610により手入力してもよい。
また、本実施の形態においては、複数の荷重値Forgで、式3および式4に基づいて第1補正係数Cadjおよび第2補正係数Coffを算出してもよい。第3圧力センサ435の特性、および荷重変換器300の特性は、線形であるため、いわゆる傾きを示す第1補正係数Cadj、オフセット値を示す第2補正係数Coffにより補正が可能である。
以上のように、液圧装置100aにおいては、1回の液圧装置100aの動作において、直接的に計測した荷重値Frefと、第3圧力センサ435により検出された内圧P1、およびタッチパネル610からの入力される断面A1から演算出力される間接的な荷重値Forgと、を用いて、第1補正係数Cadjおよび第2補正係数Coffを算出し、当該補正係数に応じて正確な荷重値を出力することができる。
したがって、バラツキを最小限に抑制して、正確な荷重値で液圧装置100aを制御することができる。
また、荷重変換器300は取り外し可能であるため、検査時のみ荷重変換器300を取り付けて計測し、自動補正させることができる。さらに、稼動時に荷重変換器300を取り外すことができるので、自動補正後に正確な稼動を行うことができる。
例えば、荷重変換器300は、コネクタにより補正装置600と接続可能に設けられている。
(さらに他の実施の形態)
図5は、他の本実施の形態にかかる液圧装置100bの一例を示す模式図であり、図6は、図5の油圧シリンダ200bの一例を示す模式的拡大図である。
(液圧装置の概略)
図5に示す液圧装置100bは、主に、油圧シリンダ200b、荷重変換器300、モータ400、エンコーダ420、第4圧力センサ445、ポンプ450、コントローラ500、補正装置600およびタッチパネル610を含む。
図5および図6に示す液圧装置100bの油圧シリンダ200bは、複動シリンダからなり、ピストン210、ピストンロッド220、シリンダチューブ230、ロッドカバー240およびヘッドカバー250からなる。ピストンロッド220の一端にピストン210が設けられ、ピストン210がシリンダチューブ230内に収容される。シリンダチューブ230の端部には、ロッドカバー240およびヘッドカバー250が設けられる。
その結果、ピストン210によりシリンダチューブ230内がピストンロッド室側と、ピストン室側とに区分けされる。
ここで、ピストンロッド室側の断面を断面A2と仮定する。
シリンダチューブ230のピストンロッド室側には、第4圧力センサ445が設けられる。
(油圧シリンダの動作)
以下、油圧シリンダ200bの動作は、上述した油圧シリンダ200,200aの動作と同じである。
(補正装置の概略動作)
図5または図6に示すように、第4圧力センサ445は、シリンダチューブ230のピストンロッド室側の内圧P2を計測し、当該計測した内圧P2を補正装置600に与える。
続いて、タッチパネル610を用いてピストンロッド室側の断面A2を入力する。補正装置600は、タッチパネル610により入力された断面A2を受信する。
補正装置600は、断面A2と、第4圧力センサ445とを用いて、ピストンロッド220にかかる間接的な荷重値Forgを算出する。
例えば、補正装置600は、間接的な荷重値Forgを算出するために、断面A2と第4圧力センサ445の内圧P2とを積算する。
(数5)
Forg=−A2・P2・・・(5)
しかしながら、第4圧力センサ445の圧力検出精度、受圧面積の断面A2の誤差、第4圧力センサ445のオフセット等の影響で誤差が発生する。
次いで、補正装置600は、荷重変換器(ロードセル)300から直接的な荷重値Frefを受信する。
補正装置600は、以下の式から、第1補正係数Cadjおよび第2補正係数Coffを算出する。
(数6)
Fref=Cadj・Forg−Coff
=−Cadj・A2・P2−Coff・・・(6)
補正装置600は、油圧シリンダ200bを1度動作させた場合に、間接的な荷重値および直接的な荷重値を同時に計測して補正係数を算出し、液圧装置100bを稼動させることができるので、制御精度をより高くすることができる。また、圧力センサの個数を最低限にすることができる。
なお、本実施の形態においては、タッチパネル610を用いて断面A2を入力することとしているが、これに限定されず、自動入力としてもよく、液圧装置100bの型番等を入力することで、予め記録された数値が自動的に読み出されてもよい。
また、荷重変換器300の直接的な荷重値Frefを自動的に補正装置600に与えられることとしているが、これに限定されず、ユーザの手作業で、タッチパネル610を用いて入力されてもよい。例えば、ユーザが、荷重変換器300の直接的な荷重値Frefを認識し、第1補正係数Cadjおよび第2補正係数Coffを推算して、タッチパネル610により手入力してもよい。
また、本実施の形態においては、複数の荷重値Forgで、式5および式6に基づいて第1補正係数Cadjおよび第2補正係数Coffを算出してもよい。第4圧力センサ445の特性、および荷重変換器300の特性は、線形であるため、いわゆる傾きを示す第1補正係数Cadj、オフセット値を示す第2補正係数Coffにより補正が可能である。
以上のように、液圧装置100bにおいては、1回の液圧装置100bの動作において、直接的に計測した荷重値Frefと、第4圧力センサ445により検出された内圧P2、およびタッチパネル610からの入力される断面A2から演算出力される間接的な荷重値Forgと、を用いて、第1補正係数Cadjおよび第2補正係数Coffを算出し、当該補正係数に応じて正確な荷重値を出力することができる。
したがって、バラツキを最小限に抑制して、正確な荷重値で液圧装置100bを制御することができる。
また、荷重変換器300は取り外し可能であるため、検査時のみ荷重変換器300を取り付けて計測し、自動補正させることができる。さらに、稼動時に荷重変換器300を取り外すことができるので、自動補正後に正確な稼動を行うことができる。
例えば、荷重変換器300は、コネクタにより補正装置600と接続可能に設けられている。
次いで、図7は、液圧装置100,100a,100bの作動液量調整装置900の一例を示す模式図である。
図1から図6に示した液圧装置100,100a,100bには、油圧シリンダ200,200a,200bと、ポンプ450との間に本来設けられている作動液量調整装置900が省略されている。
作動液量調整装置900は、ポンプ450または/および油圧シリンダ200,200a,200bからの作動液の漏れ分を調整したり、油圧シリンダ200,200a,200bの作動に伴って、ピストン室側とピストンロッド室側との作動液量に差がある場合の作動液量を調整したりするものである。
次いで、図8は、図7の作動液量調整装置900の一例を示す模式図である。
図8に示すように、作動液量調整装置900は、リリーフ弁(圧力制御弁)260,261、パイロットチェック弁265,266、チェック弁270,271、タンク275を含む。
図8に示すように、ピストンロッド側流路には低圧側のタンク275との間にパイロットチェック弁265が接続されており、パイロットチェック弁265はタンク275からピストンロッド側流路への流出を許容する方向に設けられている。
パイロットチェック弁265はピストン側流路の液圧をパイロット圧として導入しピストン側流路の液圧が上昇したときに開弁してピストンロッド側流路とタンク275とを連通するように接続されている。
また、ピストン側流路には、低圧側のタンク275との間にパイロットチェック弁266が接続されており、パイロットチェック弁266はピストン側流路からタンク275への流出を許容する方向に設けられている。
パイロットチェック弁266はピストンロッド側流路の液圧をパイロット圧として導入し、ピストンロッド側流路の液圧が上昇したときに開弁してピストン側流路とタンク275とを連通するように接続されている。
さらに、ピストン側流路には、低圧側のタンク275との間にリリーフ弁261が設けられ、ピストンロッド側流路には、低圧側のタンク275との間にリリーフ弁260が設けられる。
また、ピストン側流路には、低圧側のタンク275との間にチェック弁271が設けられ、ピストンロッド側流路には、低圧側のタンク275との間にチェック弁270が設けられる。
以下、作動液量調整装置900の動作について説明する。例えば、電動モータ400を正回転させると、油圧シリンダ200のピストンロッド側流路を介してポンプ450に作動液が吸入される。そして、ピストン側流路を介して油圧シリンダ200に圧液が供給される。これにより、ピストンロッド220が伸張動作を行う。
このとき、ピストンロッド側から吐出される作動液量と、ピストン側へ流入する圧液量とでは、ピストンロッド220の体積分の差が生じる。このときの不足分の作動液は、ピストン側流路の圧力が上昇することから、パイロットチェック弁265が開弁されて、タンク275からパイロットチェック弁265を介してピストンロッド側流路に作動液が補給される。この時、ピストンロッド側とタンク275は連通し、低圧側のタンク275の圧力は大気圧のため、ピストンロッド側の圧力は略ゼロとなる。
また、電動モータ400を逆回転させると、油圧シリンダ200のピストン側流路を介してポンプ450から作動液が吸入され、ピストンロッド側流路を介して油圧シリンダ200に圧液が供給される。よって、ピストンロッド220が退行(萎縮)動作を行う。
このとき、ピストン側から吐出される作動液量と、ピストンロッド側へ流入する圧液量とでは、ピストンロッド220の体積分の差が生じる。このときの過剰分の作動液は、ピストンロッド側流路の圧力が上昇することから、パイロットチェック弁266が開弁されて、ピストン側流路からパイロットチェック弁266を介してタンク275に作動液が排出される。この時、ピストン側とタンク275は連通し、低圧側のタンク275の圧力は大気圧のため、ピストン側の圧力は略ゼロとなる。
以上の作動液量調整装置900により、ポンプ450または/および油圧シリンダ200,200a,200bからの作動液の漏れ分の調整、および油圧シリンダ200,200a,200bの作動に伴って、ピストン室側とピストンロッド室側との作動液量に差がある場合の作動液量を調整することができる。
上述のように、ピストンロッド220が伸張動作を行う場合は、ピストンロッド側の圧力は略ゼロとなり、ピストンロッド220が退行(萎縮)動作を行う場合は、ピストン側の圧力は略ゼロとなる。
その結果、図3から図5における液圧装置100a,100bにおいては、第3圧力センサ435または第4圧力センサ445のいずれか一方のみであっても、ピストンロッド220の伸張動作または退行(萎縮)動作状態における圧力を正確に検出することができる。その結果、高精度の制御を行うことができる。なお、液圧装置100に示すように、第2圧力センサ430および第1圧力センサ440を設けた場合には、さらに精度を高めることができる。
本発明においては、シリンダチューブ230がシリンダチューブに相当し、ピストン210がピストンに相当し、ピストンロッド220がピストンロッドに相当し、第1圧力センサ440が第1圧力検知器に相当し、第2圧力センサ430が第2圧力検知器に相当し、第3圧力センサ435または第4圧力センサ445が第3圧力検知器に相当し、断面A1がピストン室側の受圧面積に相当し、断面A2がピストンロッド室側の受圧面積に相当し、タッチパネル610が入力部に相当し、補正装置600が演算部に相当し、荷重値Frefが直接加わる実荷重に相当し、液圧装置100,100a,100bが液圧装置に相当し、荷重変換器(ロードセル)300が取付け可能な荷重変換器に相当し、第1圧力センサ440の工程が、第1圧力検知工程に相当し、第2圧力センサ430の工程が第2圧力検知工程に相当し、第3圧力センサ435または第4圧力センサ445の工程が第3圧力検知工程に相当し、タッチパネル610の入力動作が入力工程に相当し、補正装置600の動作が演算工程に相当し、荷重変換器(ロードセル)300の工程が荷重変換工程に相当する。
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
100,100a,100b 液圧装置
200,200a,200b 油圧シリンダ
210 ピストン
220 ピストンロッド
230 シリンダチューブ
260,261 リリーフ弁
265,266 パイロットチェック弁
270,271 チェック弁
275 タンク
300 荷重変換器
400 モータ
430 第2圧力センサ
435 第3圧力センサ
440 第1圧力センサ
445 第4圧力センサ
450 ポンプ
600 補正装置
610 タッチパネル

Claims (6)

  1. シリンダチューブと、
    ピストンと、
    ピストンロッドと、
    前記シリンダチューブの前記ピストン側の圧力を検出する第1圧力検知器と、
    前記シリンダチューブの前記ピストンロッド側の圧力を検出する第2圧力検知器と、
    前記ピストン室側の受圧面積および前記ピストンロッド室側の受圧面積とを入力する入力部と、
    前記第1圧力検知器により検出された圧力、前記第2圧力検知器により検出された圧力、および前記入力部からの入力に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を演算する演算部と、を含み、
    前記演算部は、
    前記ピストンロッドに直接加わる実荷重を前記入力部により入力した場合に、補正係数に基づいて前記ピストンロッドに加わる荷重値を補正演算する、液圧装置。
  2. シリンダチューブと、
    ピストンと、
    ピストンロッドと、
    前記シリンダチューブの前記ピストン側の圧力を検出する第1圧力検知器と、
    前記シリンダチューブの前記ピストンロッド側の圧力を検出する第2圧力検知器と、
    前記ピストン室側の受圧面積および前記ピストンロッド室側の受圧面積を入力可能な入力部と、
    前記第1圧力検知器により検出された圧力、前記第2圧力検知器により検出された圧力、および前記入力部からの入力に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を演算する演算部と、
    前記ピストンロッドに取付け可能な荷重変換器と、を含み、
    前記演算部は、
    前記荷重変換器の実荷重と、前記ピストンロッドに加わる間接的な荷重値と、に応じて、前記ピストンロッドに加わる荷重値を自動補正する、液圧装置。
  3. シリンダチューブと、
    ピストンと、
    ピストンロッドと、
    前記シリンダチューブの前記ピストン側または前記ピストンロッド側の圧力を検出する第3圧力検知器と、
    前記ピストン室側の受圧面積および/または前記ピストンロッド室側の受圧面積とを入力する入力部と、
    前記第3圧力検知器により検出された圧力および前記入力部からの入力に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を演算する演算部と、を含み、
    前記演算部は、
    前記ピストンロッドに直接加わる実荷重を前記入力部により入力した場合に、補正係数に基づいて前記ピストンロッドに加わる荷重値を補正演算する、液圧装置。
  4. シリンダチューブと、
    ピストンと、
    ピストンロッドと、
    前記シリンダチューブの前記ピストン側または前記ピストンロッド側の圧力を検出する第3圧力検知器と、
    前記ピストン室側の受圧面積および/または前記ピストンロッド室側の受圧面積を入力可能な入力部と、
    前記第3圧力検知器により検出された圧力および前記入力部からの入力に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を演算する演算部と、
    前記ピストンロッドに取付け可能な荷重変換器と、を含み、
    前記演算部は、
    前記荷重変換器の実荷重と、前記ピストンロッドに加わる間接的な荷重値と、に応じて、前記ピストンロッドに加わる荷重値を自動補正する、液圧装置。
  5. シリンダチューブのピストン側の圧力を検出する第1圧力検知工程と、
    シリンダチューブのピストンロッド側の圧力を検出する第2圧力検知工程と、
    前記ピストン室側の受圧面積および前記ピストンロッド室側の受圧面積を入力する入力工程と、
    前記第1圧力検知工程、前記第2圧力検知工程および前記入力工程に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を演算する演算工程と、
    前記ピストンロッドに直接的にかかる荷重を計測する荷重変換工程と、を含み、
    前記演算工程は、
    前記荷重変換工程に応じて、前記ピストンロッドに加わる荷重値を自動補正する、液圧装置の制御方法。
  6. シリンダチューブのピストン側またはピストンロッド側の圧力を検出する第3圧力検知工程と、
    前記ピストン室側の受圧面積および/または前記ピストンロッド室側の受圧面積を入力する入力工程と、
    前記第3圧力検知工程および前記入力工程に基づいてピストンロッドに加わる荷重値を演算する演算工程と、
    前記ピストンロッドに直接的にかかる荷重を計測する荷重変換工程と、を含み、
    前記演算工程は、
    前記荷重変換工程に応じて、前記ピストンロッドに加わる荷重値を自動補正する、液圧装置の制御方法。
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