JP7059029B2 - ベルトユニットおよび画像加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録材上の画像を加熱するベルト加熱方式の画像加熱装置及びこの画像加熱装置に用いられるベルトユニットに関する。この定着装置は、例えば、複写機、プリンタ、ファックス、及びこれらの機能を複数備えた複合機等の画像形成装置に搭載され得る。
電子写真方式を用いた複写機等の画像形成装置でAは、画像形成装置の電源オンから画像形成時間までの待ち時間の短縮化、スタンバイ時の消費電力削減等の省エネの観点から、搭載する定着装置の1つとしてベルト加熱方式の装置が存在する。
定着ベルトを用いた定着装置では、定着ベルト(エンドレスベルト)の長手方向の動きを規制する手段として、定着ベルト端部を突き当てながら摺動させる部材(定着フランジ、規制部材)を用いた方式がある。
一般的に定着ベルトを用いた定着装置では、定着ベルトの他、定着ベルトの内側に設けられた部材、定着ベルトと摺擦する定着フランジなどの部材で構成されおり、それらの部品は設定した耐久枚数に達すると交換の必要が生じる。
特許文献1には、補強部材に定着ベルトを挿入し、定着ベルトの端部に定着フランジが挿入された状態をユニット化する構成が開示されている。そして、この定着ベルトのユニット全体を定着装置のフレームに着脱する構成が開示されている。
特開2011-197019号公報
しかしながら、特許文献1に記載の定着装置では、定着ベルトのユニットをフレームに装着する前の状態において、定着フランジには補強部材等に対する抜け止め機構が設けられていない。そのため、作業者が定着ベルトのユニットをフレームに装着しようとする際、定着フランジが定着ベルトユニット内の部材から意図せずに外れる恐れがある。
本発明は上記の従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、ベルトユニットにおいて、規制部材がエンドレスベルトの内側の部材から外れてしまうのを抑制することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明に係るベルトユニットの代表的な構成は、
対向する回転体と協働してトナー画像を加熱する加熱ニップ部を形成するためのベルトユニットであって、
エンドレスベルトと、
前記エンドレスベルトの内側において前記エンドレスベルトの長手方向に沿って設けられ、前記加熱ニップ部にて前記エンドレスベルトの内側に当接するニップ形成部材と、
前記エンドレスベルトの長手方向の位置を規制する規制部材と、
前記ニップ形成部材と前記規制部材とにより形成され、前記規制部材が前記ニップ形成部材から外れることを規制するスナップフィット部と、を有し、
前記スナップフィット部は、前記ニップ形成部材と前記規制部材の一方に設けられた穴部と、前記ニップ形成部材と前記規制部材の他方に設けられ、前記穴部と係合する爪部と、を備え、前記規制部材が前記ニップ形成部材に組み込まれた際に、前記爪部と前記穴部が前記長手方向で係合し、前記規制部材が前記長手方向に移動して前記ニップ形成部材から外れることが規制されるように構成されており、
前記爪部は、前記規制部材の組付ける際の組付け方向下流側において、前記組付け方向上流に向かうほど前記穴部側に傾斜する第1テーパ部を備え、
前記穴部は、前記規制部材の前記組付け方向上流側において、前記組付け方向下流に向かうほど前記爪部側に傾斜する第2テーパ部を備え、
前記規制部材が前記ニップ形成部材に組み込まれる際に、前記第1テーパ部と前記第2テーパ部が係合して前記第1テーパ部が前記第2テーパ部を乗り越える際に、前記ニップ形成部材と前記規制部材のうち一方が他方から遠ざかる方向に撓むように構成されている、
ことを特徴とする。
本発明によれば、ベルトユニットにおいて、規制部材がエンドレスベルトの内側の部材から外れてしまうのを抑制することができる。
フランジ部材のヒータホルダへの係合説明図 ベルトユニットのフレームへの組付け概要図 ベルトユニットがフレームに組付けられた様子を示している途中部分省略図 画像形成装置の一例の概略構成図 図4の画像形成装置における定着装置部分の横断面の模式図 図5におけるベルトユニット及び加圧ローラ部分の拡大図 ベルトユニットの外観斜視図 制御系統のブロック図 ベルトユニットの組み立て過程の説明図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。特段の断りがない限り、本発明の思想の範囲内において、実施例に記載された各種構成を他の公知の構成に置き換えてもよい。
《実施例》
[画像形成装置]
図4は本発明に係る定着装置16を搭載した画像形成装置1の一例の概略構成図である。この画像形成装置1は電子写真プロセスを用いた4色フルカラープリンタ(以下、プリンタと記す)である。このプリンタ1は、パーソナルコンピュータ等の情報端末やイメージリーダ等の外部装置22から制御部(制御回路部)20に入力された画像信号に基づき記録材Pにトナー像を形成してプリントアウトすることができる。21はプリンタ1の操作部である。記録材Pはトナー像を形成し得る記録媒体(以下、用紙と記す)であり、普通紙・厚紙・OHPシート・コート紙・ラベル紙等が挙げられる。
プリンタ本体(画像形成装置の本体)1Aの内部の、用紙Pにトナー像を形成する画像形成部2は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成する4つの作像機構部3Y・3M・3C・3Kを有する。これらの作像機構部は図において左側から右側にかけて並べて設けられている。そして、これらの作像機構部の下側には露光装置としてのレーザースキャナユニット9が配設されており、上側には中間転写ベルトユニット10が配設されている。
各作像機構部は、用いるトナー(現像剤)の色が上記のように異なる以外はほぼ同様の電子写真プロセス構成である。各作像機構部は、それぞれ、像担持体としての電子写真感光体ドラム4、帯電ローラ5、現像ユニット6、一次転写ローラ7、ドラムクリーナ8を有する。なお、図の煩雑を避けるため作像機構部3Y以外の作像機構部3M・3C・3Kにおけるこれらの機器に対する符号の記入は省略した。また、各作像機構部における電子写真プロセスや作像動作は公知であるからその説明は割愛する。
各作像機構部の回転するドラム4からユニット10の回動する中間転写ベルト11に対して各色のトナー像が所定に重畳されて一次転写される。これにより、ベルト11上にY色+M色+C色+K色の4色重畳のフルカラーの未定着トナー像が形成される。
一方、カセット12から用紙Pが一枚宛給送されて搬送路13を通って所定の制御タイミングでベルト11と二次転写ローラ14との圧接部である二次転写ニップ部15に導入される。これにより、用紙Pに対してベルト11上の4色重畳のトナー像が一括して順次に二次転写される。その用紙Pが定着装置16に導入されてトナー像の定着処理を受ける。定着装置16を出た用紙Pは排出ローラ対17により排出トレイ18に排出される。用紙Pに対するトナー像の二次転写後のベルト11に残留した転写残トナーはベルトクリーナ19によりベルト表面から除去される。
[定着装置]
本実施例の定着装置16に関して、正面(前面)とは用紙Pの入口側の面であり、背面(後面)とはその反対側の面である。この定着装置16においては背面側が用紙Pの出口側となっている。また、左右とは装置16を正面側から見て左(一端側:奥側)と右(他端側:手前側)である。上下とは重力方向において上と下である。上流側と下流側は用紙の搬送方向(記録材の搬送方向)に関して上流側と下流側である。長手方向(幅方向)とは回転体の回転軸線方向又は母線方向或いはこれに平行な方向、短手方向はこれに直交する方向である。
図5は図4のプリンタ1における定着装置16の横断面の模式図である。本実施例の定着装置16は、立ち上げ時間の短縮や低消費電力化を可能にしたベルト(フィルム)加熱方式の画像加熱装置(OMF:オンデマンド定着器)である。
この定着装置16は、大別して、定着部材としての定着ベルト201を備えた定着ベルトユニット(ベルトユニット)200と、加圧ローラ(回転体)251と、これらを収容した定着フレーム(装置筐体)260を有する。ベルトユニット200と加圧ローラ251との協働により、即ち定着ベルト201と加圧ローラ251との圧接によりニップ部(定着ニップ部、加熱ニップ部)Nが形成される。ニップ部Nは未定着トナー像tを担持した用紙Pを挟持搬送してトナー像tを熱と圧力で定着する部分である。
(1)定着ベルトユニット
図6は図5における定着ベルトユニット(以下、ベルトユニットと記す)200及び加圧ローラ251部分の拡大図である。図7はベルトユニット200の単体の外観斜視図である。ベルトユニット200は、定着ベルト201、セラミックヒータ203、ヒータホルダ204、ステイ205、フランジ部材(規制部材)206(R、F)、ヒータサーミスタ210、ベルトサーミスタ211、サーミスタホルダ212等による組立体である。
1)定着ベルト
定着ベルト(第1の回転体、中空回転体、エンドレスベルト:以下、ベルトと記す)201は可撓性・耐熱性を有する薄肉の無端状のベルトであり、伝熱部材である。本実施例では、内径30mm、厚さ50μmの耐熱性のあるポリアミドイミド製のベルト基材の外周表面にPFAチューブをコーティングした複合層ベルトである。ベルト201は金属製スリーブにすることも可能である。
2)セラミックヒータ
セラミックヒータ(加熱部材:以下、ヒータと記す)203はベルト201の幅方向に沿って長い板状部材であり、通電により急峻に発熱して昇温する。図には省略したが、ヒータ203は、細長い薄板状のセラミック基板と、通電により発熱する抵抗体層とを基本構成とするものである。抵抗体層は、セラミック基板面に長手に沿って具備させてある。ヒータ203は、抵抗体層に対する通電により全体に急峻な立ち上がり特性で昇温する低熱容量のヒータである。
3)ヒータホルダ
ヒータホルダ(以下、ホルダと記す)204はヒータ203を固定支持する部材であり、ベルト201の幅方向に沿って長い部材である。ホルダ204の断面は、略半円弧状の樋型である。ヒータ201は、このホルダ203の外面側に長手に沿って形成された溝穴に嵌め込まれており、耐熱性の接着材にて固定されている。
ホルダ204は、ヒータ203のベルト201へのバックアップの役目や、加圧ローラ251と圧接することで形成されるニップ部Nを加圧する役目、ベルト201の回転時の搬送安定性を図る役目をしている。ホルダ204には、摺動性、耐熱性及び断熱特性が必要であり、液晶ポリマー樹脂を使用している。
ヒータ203とホルダ204を合わせた物をニップ形成部材221と呼ぶ。ホルダ204の用紙搬送方向における下流側の部分には、ニップ部Nの幅拡大と用紙Pのベルト201から分離性を向上させる目的で突起204aを設けている。
4)ステイ
ステイ205は、ホルダ203の内側に配設されてホルダ203をバックアップする補強部材である。ゆえに、ステイ205は、ベルト201の幅方向に長い剛性を有する。その材質には、板厚が2.3mmの電気亜鉛めっき鋼板を用い、横断面を“コ”の字状に成形することで強度を確保している。ステイ205は、液晶ポリマー材からなるホルダ204のヒータ対向面側から加圧ローラ251側に押し当てることでヒータ203及びホルダ204、即ちニップ形成部材221に強度を持たせニップ部Nでの加圧力を確保する。
また、ステイ205はその両端部に後述するフランジ部材(定着フランジ)206(R・F)が装着されることでベルトユニット200の強度を確保する。
5)サーミスタ
ホルダ204とステイ205とに囲まれた空間部には、サーミスタホルダ212が配設されている。このホルダ212に対してホルダ長手に沿う所定の複数位置に、ヒータ203の温度を検知、制御するためのヒータサーミスタ210と、ベルト201の温度を検知するためのベルトサーミスタ211が取り付けられている(図9の(a))。
ヒータサーミスタ210はバネホルダ(不図示)に固定されており、バネによりサーミスタホルダ212から加圧されてヒータ203のベルト201とは摺動しない側の面に1.96N(0.2Kgf)の加圧力で押し付けられている。ベルトサーミスタ211はホルダ212に基部が固定された板バネ213の自由端に取り付けられることでベルト201の内面に弾性的に接触しており、回転するベルト201の動きに追随してベルト内面に対して当接した状態を保持する。
6)フランジジ部材
ベルト201は、上記の部材203~205、210~213の組立体を内部部材(ニップ形成部材)として、この内部部材に対してルーズに外嵌(外挿)されている。本実施例では内部部材の外周長に対してベルト201の内周長が102%となるように設定してベルト201がややルーズな外嵌となっている。
ベルト201の内部部材であるニップ形成部材221とステイ205の両端部はそれぞれベルト201の両端部の開口部から外方に所定に突出している。そして、その一端側と他端側の突出部に対してそれぞれ一端側と他端側のフランジ部材206(R・F)が装着(嵌着)されている。
フランジ部材206(R、F)(規制部材)はベルト201の長手方向の移動および周方向の形状を規制する規制部材である。フランジ部材206(R、F)の材質は、耐熱性と摺動性を兼ね備えた液晶ポリマー樹脂を用いている。フランジ部材206(F、R)は、フランジ部(鍔座部、第1の規制部)206aと、フランジ部206aの内側のベルトガイド部206b(図6、図9の(b))と、フランジ部206aの外側の被押圧部206cと、を有する。
ベルト201は一端側のフランジ部材206Rと他端側のフランジ部材206Fの対向するフランジ部206a・206a間に位置している(図7)。フランジ部206aはベルト201の端部コバ面を受け止めてベルト201のスラスト方向への移動を規制する部分である。ベルトガイド部206bはベルト201の長手端部の内周面を内側から支持してベルト201の円筒形状を保形する部分(ベルト201の回転軌道を安定させる部分)である。被押圧部206cは加圧部材(不図示)から押圧力を受ける部分である。
(2)加圧ローラ
加圧ローラ(加圧部材、対向部材、回転体)251は、
・軟鋼からなる芯金251aと、
・その外周にローラ状に同心一体に成形被覆させたシリコンゴムの弾性材層251bと、
・その外周に被覆させたPFAチューブからなる離型層(表層)251cと、
から構成される。本実施例においては、加圧ローラ251はこの構成の外径30mmの弾性ローラである。
加圧ローラ251は定着フレーム260の一端側と他端側の側板間において、芯金251aの一端側と他端側がそれぞれ軸受(不図示)を介して回転可能に支持されている。
(3)フランジ部材の押圧
ベルトユニット200は、定着フレーム260の一端側と他端側の側板間において、加圧ローラ251に対してヒータ203の側を対向させるように、加圧ローラ251に実質平行に配列されている。そして、一端側と他端側のフランジ部材206(R・F)の被押圧部206cが、それぞれ、一端側と他端側の側板に対称に形成されているガイドスリット260a(図2)に対して加圧ローラ方向へスライド移動可能に係合している。
また、一端側と他端側のフランジ部材206(R・F)は、それぞれ、被押圧部206cにおいて加圧部材(不図示)から加圧ローラ方向への所定の押圧力を受けている。これにより、図6のように、ニップ形成部材221がベルト201を介して加圧ローラ251に加圧される。即ち、ベルト201がニップ形成部材221により加圧ローラ251の弾性層251bの弾性に抗して加圧ローラ251に押圧されて、ベルト201と加圧ローラ251との間に用紙搬送方向に関して所定幅のニップ部Nが形成される。
(4)定着動作
制御部20は、プリント開始信号に基づいて、加圧ローラ251を駆動回転体として図6において矢印Rの時計方向に所定の周速度で回転駆動させる。図8において、23は加圧ローラ251の駆動機構(不図示)の駆動源としてのモータであり、制御部20により制御される。
加圧ローラ251が回転駆動されることで、ニップ部Nにおいてベルト201に加圧ローラ251との摩擦力で回転トルクが作用する。これにより、ベルト201は、その内面がニップ部Nにおいてニップ形成部材221のヒータ203とホルダ204の一部に密着して摺動しながら、ニップ形成部材221とステイ205の外回りを図6において矢印Sの反時計方向に従動回転する。ベルト201の回転周速度は加圧ローラ251の回転周速度とほぼ対応している。
ベルト201は内面がニップ形成部材221と摺動(摺接)することにより摺動抵抗が生ずる。その摺動抵抗が高くなりすぎず一定の値となるようにニップ形成部材221とベルト201の摺動部には耐熱特性を持つフッ素グリスが塗布されている。加圧ローラ251の回転はその摺動抵抗に打ち勝って回転し用紙Pを搬送する。
また、制御部20は給電部24(図8)からヒータ203に対する通電を開始する。給電部24からヒータ203への給電経路は、プリンタ本体1A側と定着装置16側とのドロワコネクタ(不図示)、配線(給電ケーブル)301、給電コネクタ(ACコネクタ)302を介してなされる。この給電によりヒータ203は急速に昇温する。ヒータサーミスタ210はヒータ203の温度に応じた信号を制御部20にフィードバックする。また、ベルトサーミスタ211もベルト201の温度に応じた信号を制御部20にフィードバックする。
制御部20はサーミスタ210・211からの検知温度の情報に基づいてヒータ温度が所定の目標設定温度に昇温して温調されるように給電部24からヒータ203への供給電力を制御する。
上記の定着装置の状態において、画像形成部2(図4)から未定着トナー像tが形成された用紙Pが図5において矢印M方向から定着装置16に導入され、入口ガイド208によりニップ部Nに案内されてニップ部Nにて挟持搬送される。用紙Pはニップ部Nを挟持搬送される過程でヒータ203の熱がベルト201を介して付与される。未定着トナー画像tはヒータ203の熱によって溶融される。また、ニップ部Nにかかっている圧力を受ける。これによりトナー画像tが用紙Pに定着される。
ニップ部Nを通過した用紙Pは定着装置の内部の複数の搬送用ローラ対214、215により矢印B方向へ搬出され定着装置外へと排紙される。その時、ニップ部Nの用紙出口部においてベルト201から用紙Pがスムーズに分離可能できるように分離板209がニップ部Nの用紙搬送方向下流の位置に設けられている。
(5)定着装置の部品交換
定着装置16においては、ベルトユニット200や加圧ローラ251などが所定の操作手順にて定着フレーム260から取り外し可能に組み付けられている。定着フレーム260の、前記ガイドスリット260a(図2)が形成された一端側と他端側の側板がベルトユニット200や加圧ローラ251を着脱可能に支持する支持部である。例えば、ベルト201が使用耐久寿命を迎えたときや偶発的なトラブルでベルト201又は他の構成部品の交換が必要な場合にはベルト等必要な単品部品について又はベルトユニット200の全体状態でサービスマンによる交換作業が行われる。
ニップ部Nを形成するベルト201や加圧ローラ251は通紙によって劣化するために耐久により良好な画像を出力できなくなる。よって、積算通紙枚数が所定枚数に達したらその部材の交換が推奨される定期交換部品として扱われる。そして、定期的にサービスマンが交換を実施する。本実施例でのベルト201と加圧ローラ251はA4横サイズ用紙換算で積算30万枚通紙するごとに交換としている。
そのため、定着装置16は定期的にプリンタ本体1Aから取外してメンテナンスが行うためにプリンタ本体1Aの所定の装着部に対して取り外し可能(着脱可能)にビスで固定する構成である。サービスマンは所定の操作手順にてプリンタ本体1Aを開放してプリンタ本体1Aにビス止めで固定されている定着装置16のビス止めを外すことで定着装置16をプリンタ本体1Aの外部に取り出す。
その取り外した定着装置16の定着フレーム260から所定の操作手順にてベルトユニット200や加圧ローラ251が取り外される。そして、ベルトユニット200については、更に所定の操作手順にてベルト201の交換や他の構成部品の交換がなされる。また、場合によりベルトユニット200の全体の取り換えがなされる。そして、定着フレーム260に対して、ベルト201などの部品取り替えを終えたベルトユニット200または新規のベルトユニット200、新規の加圧ローラ251などの交換部品の再組み付けがなされる。
そして、部品交換を終えた定着装置16が所定の操作手順にてプリンタ本体1Aの所定の装着部に再装着されてプリンタ本体1Aにビス止めで固定され、プリンタ本体1Aが閉鎖される。これにより、プリンタ1はプリント動作可能な状態に復帰する。
(6)ベルトユニットの組み立て
図9と図7によりベルトユニット200が組みあがる状態について説明する。
1)図9の(a)のように、ニップ形成部材221に対してサーミスタユニット311を矢印Aの方向からそれぞれの位置決め部を嵌合させて組合せる。ニップ形成部材221は前述したようにヒータ203が耐熱用の接着材にて張り付けられたホルダ204である。図9の(a)においてヒータ203はホルダ204のサーミスタユニット311の側とは反対側に位置しており図においては見えない。
サーミスタユニット311はサーミスタホルダ212にヒータサーミスタ210とベルトサーミスタ211とサーモスイッチ(図示せず)を取り付けて組上げた物である。なお、サーミスタ等の束線は図には省略している。
2)図9の(a)の組上げ物に対して、ステイ205を取り付ける。即ち、図9の(b)のように、ステイ205を、サーミスタユニット311を覆うようにステイ205とホルダ204のそれぞれに設けた位置決め部を嵌合させて矢印Bの方向から取り付ける。また、他端側(手前側)のフランジ部材206Fを、ベルト201の内部部材であるニップ形成部材221とステイ205の他端側のそれぞれの突出部に対し矢印Cの方向から取り付ける。
そして、ヒータ203に電力を供給するためのACコネクタ302をニップ形成部材221の他端側の突出部に対して矢印Dの方向から取り付ける。ニップ形成部材221の他端側の突出部にはヒータ203に対する給電部203a(図9の(a))が配設されている。従って、ニップ形成部材221の他端側の突出部に対してACコネクタ302が装着されることで、ACコネクタ302とヒータ203が電気的に接続する。さらにACコネクタ302の移動を防止する為のコネクタストッパ401を矢印Eの方向からフランジ部材206FとACコネクタ302とを連結するように取り付ける。
そして、この図9の(b)の状態で、ニップ形成部材221を構成しているヒータ203の表面とホルダ204のベルト摺動部に対してフッ素系グリスを塗布する。
3)図9の(b)の組上げ物に対してベルト201を取り付ける。即ち、図9の(c)のように、(b)の組上げ物の一端側からベルト201を矢印Fの方向から外嵌挿入する。そして、ベルト201をその他端側の端面(コバ面)がフランジ部材206Fのフランジ部206aに突き当たるまで移動させる。なお、このベルト201の挿入時にはベルト201に対し、傷、打痕等が付かないように慎重に作業を行う。
4)図9の(c)の組上げ物に対して、一端側(奥側)のフランジ部材206Rを取り付ける。即ち、図7のように、ベルト201の内部部材であるニップ形成部材221とステイ205の一端側のそれぞれの突出部に対し、フランジ部材206Rを矢印Gの方向から取り付ける。なお、フランジ部材206Rを取り付ける際、このフランジ部材206Rがベルト201等に傷や打痕等を付けることが無いように注意して作業を行う。
以上により、ベルトユニット200が組みあがる。ベルトユニット200の分解は上記とは逆手順である。
(7)フランジ部材の抜け防止構造
図1は図7のベルトユニット200の一端側のフランジ部材206R部分のK-K断面図であり、本実施例における、フランジ部材206Rのベルトユニット200からの抜け防止構造を表している。他端側のフランジ部材206F抜け防止構造も同じであるから、以下においては、図1の一端側のフランジ部材206Rの抜け防止構造を代表して説明する。
本実施例において、フランジ部材206Rはベルト201の内部部材であるニップ形成部材221とステイ205の端部の突出部に対して着脱可能に装着される。図1と図2を参照して、フランジ部材206Rにはリブ状の突起部(爪部)206dが一体に設けてある。その突起部206dの、ベルトユニットへ組み込む際の進行方向Gには図1、2に示すようなテーパ部206eが形作られている。
一方、ニップ形成部材221の構成部材であるホルダ204の一端部には、フランジ部材206Rの突起部206dが嵌るための穴部204bがあいている。この穴部204bは、フランジ部材206Rがホルダ204の一端部の正規の位置まで組み付けられた際に、フランジ部材206Rに設けられた突起部206dと干渉しないような穴部である。この穴部204bの、フランジ部材206Rをホルダ204の一端部へ組み込む際の進行方向Gの上流側にはテーパ形状を持った突起部204cがフランジ206R側に突出している。
フランジ部材206Rがホルダ204の一端部に正規の位置まで組込まれるとフランジ部材206Rから突出した突起部206dとホルダ204から突出した突起部204cとが高さ方向で係合する。これにより、フランジ部材206Rがホルダ204の一端部、即ちベルトユニット200から抜けなくなる。
フランジ部材206Rをホルダ204の一端部に組み付ける際は、フランジ部材206Rの突起部206dに設けられたテーパ部206eとホルダ204の一端部から突出したテーパ―形状を取った突起部204cとが係合する。この係合の際に突起部206dが突起部204cを乗り越えるとき、ホルダ204の一端部を矢印Q方向にホルダ204の弾性を利用して撓ませることが可能となる。
そして、フランジ部材206Rがホルダ204の一端部の正規の位置まで進入すると、一旦撓んだホルダ204一端部は自身の弾性にて元に位置に戻る。これにより、図1に示すような形状となり、先に説明したようにフランジ部材206R6がホルダ204の一端部、即ちベルトユニット200から抜けなくなる。
つまり、上記の突起部206dと、穴部204b及び突起部204cとが、材料の弾性を利用してはめ込むことにより固定する所謂スナップフィット部(係合部)を構成している。突起部206dがホルダ204の側に、穴部204b及び突起部204cがフランジ部材206Rの側に配設されてもよい。
本実施例において、係合とは、穴部204bに突起部204cが嵌っている状態を指す。すなわち、穴部204bの大きさは突起部204cに対して余裕があってよく、穴部204bが突起部204cに嵌っている状態においてある程度のガタを持つ。この状態で、フランジ部材206Rがホルダ204からは外れることが規制されている。
これをまとめると次のとおりである。上記の突起部206dと、穴部204b及び突起部204cとが、フランジ部材206Rとホルダ204とに相対的に配置されフランジ部材206Rがホルダ204からは外れることを規制する規制部である。そして、この規制部は、フランジ部材206Rまたはホルダ204が弾性に抗して撓められることで上記の規制を解除可能な規制部である。規制の解除によりフランジ部材206Rはベルトユニット200から容易に取り外される。
他端側のフランジ部材206Fのホルダ204の他端部に対する取り付け及び抜け防止構造、取り外しも上記の一端側のフランジ部材206Rの場合と同様である。
ベルトユニット200において、ベルト201は一端側と他端側のフランジ206(R・F)により長手方向の移動規制がなされるが、フランジ206(R・F)はステイ205、ホルダ204に対してあるガタを持ち移動可能な状態で固定されている。
そして、ベルトユニット200がフレーム260にセットされていない状態において、フランジ部材206(R・F)がベルトユニット200の長手方向にガタを持ちながらユニット200から外れないようにする規制部206d・204b・204cを持つ。規制部206d・204b・204cはフランジ部材206(R・F)とベルト201の内部部材であるホルダ204に配設されており、フランジ部材206(R・F)又はホルダ204に可撓性を持たせる。
したがって、ベルトユニットに対するフランジ部材206(R・F)の取り付け、取り外し作業を容易に行うことができる。同時に両部品に設けられた規制部(係合部)206d・204b・204cが係合することで、フランジ部材206(R・F)のベルトユニットの長手方向への移動が規制される。これにより、フレーム260にセット、または、フレーム260から取り外した状態のベルトユニット200からフランジ部材206(R・F)が不意に外れることがなくなる。
かくして、ベルトユニット200の構成部品の取り換え作業の容易化を達成しながら、構成部品への傷付けや破損等のトラブルをも防止することができる。
さらに、規制部(係合部)206d・204b・204cは、フランジ部206とホルダ204に対して別の部品ではなく、フランジ部材206(R・F)やホルダ204に一体となって形成されている。これにより、サービスマン等の作業者が意図せず規制部(係合部)を外してしまったような場合にも、規制部を紛失する恐れを低減させることができる。
また、本実施例においては、図7のように、ベルトユニット200において、他端側のフランジ部材206F側にのみヒータ203へ電力を供給するためのAC線301及びACコネクタ302を取り付けている。即ち、ヒータ203に対する給電部203a(図9の(a))がニップ形成部材221)の長手方向の一方端側に配設されており、これにACコネクタ302を取り付けている。ここでは片側給電と呼ぶ。
片側給電のためにヒータ203上に設けた発熱用ヒータパターン(不図示)に連結部を設け片側給電を可能なものとしている。ここではその詳細説明は省く。片側給電とすることで給電を行わない側のフランジ部材206Rの着脱が容易となりベルト201の交換作業が簡素化される効果がある。
この効果と共に、フランジ部材206Rとホルダ204の一端部とに前記の規制部(係合部)206d・204b・204cを設けることで、フランジ部材206Rがベルトユニットから不意に外れることがない。これにより、作業中のベルトへの傷や打痕等を付けてしまうトラブルが無くなる。
(8)フランジ部材の位置決め
ベルトユニット200の一端側と他端側のフランジ部材206(R・F)のベルトユニット長手方向に関する位置決めは定着フレーム260にベルトユニット200を組み込むことで行われる。次にその詳細を図2と図3を参照して説明する。
図2は一端側のフランジ部材206Rが定着フレーム260に対し位置決めが行われる詳細を示す。他端側のフランジ部材206Fの定着フレーム260に対する位置決めも同じであるから、この図2の一端側のフランジ部材206Rの位置決めを代表して説明する。
定着フレーム260の一端側の側版には、ベルトユニット200の一端側のフランジ部材206Rの用紙搬送方向の位置を決めるためのスリット260aが設けられている。本実施例でそのスリット260aの幅は20+0.09/0mmとしている。一方、フランジ部材206Rの被押圧部206cの用紙搬送方向の幅206fは20-0.02/-0.09mmである。この幅206fの被押圧部206cが上記の幅のスリット260aに挿入されて係合される。フランジ部材206Rの定着フレーム260への挿入を簡単に行えるように定着フレーム260の被押圧部の導入部の幅260bは22mmとしている。
フランジ部材206Rの長手方向の位置決めはフランジ部材206Rに設けられた突起部206g、206h、206iが互い違いに突出し幅1.4±0.05mmに設定し、定着フレーム260の板金の厚さ1.2mmと嵌合する。この突起部206g、206h、206iと同様の突起がフランジ部材206Rの対向側にも存在する。
定着フレーム260の他端側の側板とベルトユニット200の他端側のフランジ部材206Fの関係構成も上記の一端側のフランジ部材206Rの場合と同様である。
ベルトユニット200を定着フレーム260の一端側と他端側の側板間において、加圧ローラ251に対してヒータ203の側を対向させるように、加圧ローラ251に実質平行に配列する。そして、このベルトユニット200の一端側と他端側のフランジ部材206(R・F)の被押圧部206cを、それぞれ、定着フレーム260の一端側と他端側の側板に対称に形成されているガイドスリット260aに対して係合させる。これにより、ベルトユニット200の一端側と他端側のフランジ部材206(R・F)のベルトユニット長手方向に関する位置決めがなされる。
また、一端側と他端側のフランジ部材206(R・F)は、それぞれ、被押圧部206cにおいて加圧部材(不図示)により加圧ローラ方向への所定の押圧力を受ける。これにより、図6のように、ニップ形成部材221がベルト201を介して加圧ローラ251に加圧される。即ち、ベルト201がニップ形成部材221により加圧ローラ251の弾性層251bの弾性に抗して加圧ローラ251に押圧されて、ベルト201と加圧ローラ251との間に用紙搬送方向に関して所定幅のニップ部Nが形成される。
図3は長手方向でベルトユニット200が定着フレーム260に組込まれフランジ部材206Rとフランジ部材206Fがそれぞれ定着フレーム260の一端側と他端側の側版と嵌係合している様子を示している途中部分省略図である。
以上、説明してきたように、ベルトユニット200を片側給電化し、フランジ部材206Rとホルダ204に係合部206d・204cを設ける。これにより、ACコネクタ302が装着されていない側のフランジ部材206Rがベルトユニット610からの着脱作業が簡素化される。これと共に、フランジ部材206Rがベルトユニット200から不意に抜けることが無いのでベルトユニットへの傷、打痕等のトラブルがなくなり作業の確実性が向上する効果がある。
《その他の事項》
(1)定着装置16として記録材上に形成された未定着トナー像tを加熱して定着する装置を例にして説明したがこれに限られない。例えば、記録材に仮定着されたトナー像を加熱し再定着することにより画像のグロス(光沢度)を増大させる装置(この場合も定着装置と呼ぶことにする)であってもよい。
(2)記録材に形成されたトナー像を加熱するベルト201を加熱する加熱部材はセラミックヒータ203に限られない。内部加熱型あるいは外部加熱型の、電磁誘導加熱手段、ハロゲンヒータ、赤外線ランプ、ニクロム線ヒータ等の加熱器を用いる装置構成にすることもできる。加圧ローラ251にもこれを加熱する加熱部材を具備させた装置構成にすることもできる。
(3)画像形成装置は実施の形態の電子写真方式のフルカラー画像装置に限られず、モノクロの画像を形成する画像形成装置でもよい。また、電子写真方式に限られず、静電記録方式、磁気記録方式など他の方式を用いて直接方式又は転写方式でトナー像を形成する画像形成装置であってもよい。
16・・定着装置、200・・ベルトユニット、201・・ベルト、251・・回転体(加圧ローラ)、260・・フレーム、N・・ニップ部、P・・記録材、t・・トナー像、211・・ニップ形成部材、206(R・F)・・フランジ部材、206d・204b・204c・・規制部

Claims (16)

  1. 対向する回転体と協働してトナー画像を加熱する加熱ニップ部を形成するためのベルトユニットであって、
    エンドレスベルトと、
    前記エンドレスベルトの内側において前記エンドレスベルトの長手方向に沿って設けられているニップ形成部材と、
    前記エンドレスベルトの長手方向の位置を規制する規制部材と、
    前記ニップ形成部材と前記規制部材とにより形成され、前記規制部材が前記ニップ形成部材から外れることを規制するスナップフィット部と、を有し、
    前記スナップフィット部は、前記ニップ形成部材と前記規制部材の一方に設けられた穴部と、前記ニップ形成部材と前記規制部材の他方に設けられ、前記穴部と係合する爪部と、を備え、前記規制部材が前記ニップ形成部材に組み込まれた際に、前記爪部と前記穴部が前記長手方向で係合し、前記規制部材が前記長手方向に移動して前記ニップ形成部材から外れることが規制されるように構成されており、
    前記爪部は、前記規制部材の組付ける際の組付け方向下流側において、前記組付け方向上流に向かうほど前記穴部側に傾斜する第1テーパ部を備え、
    前記穴部は、前記規制部材の前記組付け方向上流側において、前記組付け方向下流に向かうほど前記爪部側に傾斜する第2テーパ部を備え、
    前記規制部材が前記ニップ形成部材に組み込まれる際に、前記第1テーパ部と前記第2テーパ部が係合して前記第1テーパ部が前記第2テーパ部を乗り越える際に、前記ニップ形成部材と前記規制部材のうち一方が他方から遠ざかる方向に撓むように構成されている、
    ことを特徴とするベルトユニット。
  2. 前記スナップフィット部は、前記ニップ形成部材の弾性に抗して前記ニップ形成部材が撓められることで解除可能であることを特徴とする請求項1に記載のベルトユニット。
  3. 前記スナップフィット部は、前記規制部材の弾性に抗して前記規制部材が撓められることで解除可能であることを特徴とする請求項1に記載のベルトユニット。
  4. 前記ニップ形成部材は、ヒータを備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のベルトユニット。
  5. 前記ベルトユニットは、前記エンドレスベルトの内側にヒータを備え、前記ヒータの給電部は、前記エンドレスベルトの長手方向に関し、前記規制部材が設けられている側と反対側の端部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のベルトユニット。
  6. 前記スナップフィット部は、穴部が前記ニップ形成部材に設けられ、前記穴部と係合する爪部が前記規制部材に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のベルトユニット。
  7. 前記スナップフィット部は、穴部が前記規制部材に設けられ、前記穴部と係合する爪部が前記ニップ形成部材に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のベルトユニット。
  8. 前記規制部材は、前記エンドレスベルトの内側に位置し前記エンドレスベルトを周方向に関してガイドするガイド部を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載のベルトユニット。
  9. エンドレスベルトと、前記エンドレスベルトの内側において前記エンドレスベルトの長手方向に沿って設けられ加熱ニップ部にて前記エンドレスベルトの内側に当接するニップ形成部材と、前記エンドレスベルトの長手方向の位置を規制する規制部材と、前記ニップ形成部材と前記規制部材とにより形成され、前記規制部材が前記ニップ形成部材から外れることを規制するスナップフィット部と、を備えるベルトユニットと、
    前記ベルトユニットを着脱可能に支持する支持部と、
    前記支持部に支持されている前記エンドレスベルトと協働して、トナー画像を加熱する前記加熱ニップ部を形成する回転体と、を有し、
    前記スナップフィット部は、前記ニップ形成部材と前記規制部材の一方に設けられた穴部と、前記ニップ形成部材と前記規制部材の他方に設けられ、前記穴部と係合する爪部と、を備え、前記規制部材が前記ニップ形成部材に組み込まれた際に、前記爪部と前記穴部が前記長手方向で係合し、前記規制部材が前記長手方向に移動して前記ニップ形成部材から外れることが規制されるように構成されており、
    前記爪部は、前記規制部材の組付ける際の組付け方向下流側において、前記組付け方向上流に向かうほど前記穴部側に傾斜する第1テーパ部を備え、
    前記穴部は、前記規制部材の前記組付け方向上流側において、前記組付け方向下流に向かうほど前記爪部側に傾斜する第2テーパ部を備え、
    前記規制部材が前記ニップ形成部材に組み込まれる際に、前記第1テーパ部と前記第2テーパ部が係合して前記第1テーパ部が前記第2テーパ部を乗り越える際に、前記ニップ形成部材と前記規制部材のうち一方が他方から遠ざかる方向に撓むように構成されている、
    ことを特徴とする画像加熱装置。
  10. 前記スナップフィット部は、前記ニップ形成部材の弾性に抗して前記ニップ形成部材が撓められることで解除可能であることを特徴とする請求項9に記載の画像加熱装置。
  11. 前記スナップフィット部は、前記規制部材の弾性に抗して前記規制部材が撓められることで解除可能であることを特徴とする請求項9に記載の画像加熱装置。
  12. 前記ニップ形成部材は、ヒータを備えることを特徴とする請求項9乃至11の何れか一項に記載の画像加熱装置。
  13. 前記ベルトユニットは、前記エンドレスベルトの内側にヒータを備え、前記ヒータの給電部は、前記エンドレスベルトの長手方向に関し、前記規制部材が設けられている側と反対側の端部に設けられていることを特徴とする請求項9乃至12の何れか一項に記載の画像加熱装置。
  14. 前記スナップフィット部は、穴部が前記ニップ形成部材に設けられ、前記穴部と係合する爪部が前記規制部材に設けられていることを特徴とする請求項9乃至13の何れか一項に記載の画像加熱装置。
  15. 前記スナップフィット部は、穴部が前記規制部材に設けられ、前記穴部と係合する爪部が前記ニップ形成部材に設けられていることを特徴とする請求項9乃至13の何れか一項に記載の画像加熱装置。
  16. 前記規制部材は、前記エンドレスベルトの内側に位置し前記エンドレスベルトを周方向に関してガイドするガイド部を有することを特徴とする請求項9乃至15の何れか一項に記載の画像加熱装置。
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