JP2018151591A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着装置16において、加熱部材203へ電力を供給するためのコネクタ31の外れや位置ズレを防止し、加熱部材に対して安定して電力を供給する。【解決手段】記録材Pに形成されたトナー像tを加熱する回転体201と、電力供給を受けて回転体を加熱する加熱部材203と、加熱部材の受電部203bに所定の装着方向Tから装着されて受電部203bに電力供給するコネクタ31と、コネクタに連結している給電ケーブル306と、を有し、受電部に装着されたコネクタが給電ケーブルにより前記装着方向と同方向への力を受けて抜け止められるように給電ケーブルがコネクタから引き回わされている。【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式等の画像形成装置に配置される定着装置に関する。より具体的には、加熱部材(発熱体)への電力供給を加熱部材の受電部に対して着脱可能でかつ給電ケーブルを持つコネクタを用いて行う構成の定着装置に関する。
電子写真方式を用いた複写機等の画像形成装置では、電源オンから画像形成が可能となるまでの待ち時間の短縮化や、スタンバイ時の消費電力削減等の省エネの観点から、定着装置としてベルト加熱方式の装置が用いられることが多い。この定着装置は、加熱部材としてセラミックヒータ(以下、ヒータと記す)、加圧部材として加圧ローラを用い、ヒータと加圧ローラ間に定着ベルトを介在させ定着ニップを形成する。その定着ニップにトナー像が形成された記録材を通過させてトナー像を定着する。
定着ベルトは可撓性を持ち、薄肉であるため、ギア等の駆動手段で駆動することは難しい。したがって、定着ベルトを用いた定着装置では、定着ベルトに直接駆動を入力することはしない。定着ベルト内には定着ベルト内周面に摺動するヒータとそれを加圧ローラ側に加圧する補強部材を配置している。これら部品はユニット化されている。以下、これを定着ベルトユニットと呼ぶ。
定着ベルトと定着ベルト外周に接する加圧ローラを配置し、定着ベルトと加圧ローラとでニップを作成する。記録材導入時は加圧ローラを駆動回転体としてモータ等の駆動手段にて回転させることで、定着ベルトを加圧ローラに従動回転させている。したがって、定着ベルトユニットは使用する記録材の厚みや、加圧ローラの状態により、加圧ローラに対する位置が変化する。
定着ベルトを用いた定着装置のヒータへの電力供給装置として板状のバネを利用したコンタクト部と耐熱樹脂からなるハウジングを組合せたコネクタが採用され、ヒータの長手方向端部に取り付けられている。
加えて、定着ベルトを用いた定着装置では、定着ベルトとヒータ、定着ベルトと定着フランジ、のように定着ベルトと摺動する部品が多数存在し、それらの部品は設定した耐久枚数に達すると交換の必要が生じる。このような部品を定期交換部品と呼ぶ。定期交換部品の交換時、交換作業の向上とともにヒータへ電力供給装置であるコネクタの外れや位置ずれが生じないように交換可能であることが必須である。なぜならば、コネクタの外れや位置ずれが生じると、ヒータへの電力の供給が出来ず、あるいは所定の温度までヒータの温度上昇をさせることが出来ず、正しい定着動作が保障できなくなる。
特にヒータにAC線(給電ケーブル)を連結したコネクタを介して電力を供給する場合、AC線自身の弾性が強く取扱いによっては、コネクタ自身がヒータの所定の位置からの外れや位置ずれを生じることがある。
特許文献1には、AC線の処理によって発生するストレスによりコネクタがセラミックヒータの所定の位置からのズレ、外れを防止する為に次のような構成が記載されている。即ち、定着フレームにコネクタの位置決め穴を設けてコネクタの位置決め部を嵌合させることで、AC線のストレスが生じてもヒータからのコネクタの外れや、位置ずれを防止するものである。
特開平8−305199号公報
しかしながら、定着ベルトやヒータを用いた定着装置の定着ベルトユニットの場合、先に説明したように、使用される記録材の厚みや、加圧ローラの状況により、定着ベルトユニットは加圧ローラに対して位置が常に変動している。したがって、特許文献1のようにヒータ端部に配置したコネクタを定着フレームのようなまったく移動しない物に固定すると定着ベルト自身の動きを阻害すると共にコネクタ自身の破損にもつながる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、加熱部材へ電力を供給するためのコネクタの外れや位置ずれを防止し、加熱部材に対して安定して電力を供給することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明に係る定着装置の代表的な構成は、記録材に形成されたトナー像を加熱する回転体と、電力の供給を受けて前記回転体を加熱する加熱部材と、前記加熱部材の受電部に所定の装着方向から装着されて前記加熱部材に電力を供給するコネクタと、前記コネクタに連結されている給電ケーブルと、を有し、前記受電部に装着された前記コネクタが前記給電ケーブルにより前記装着方向と同方向への力を受けて抜け止められるように前記給電ケーブルが前記コネクタから引き回わされていることを特徴とする。
本発明によれば、コネクタの外れや位置ずれを防止し、加熱部材に対して安定して電力を供給することが出来る。
実施例の定着装置におけるAC線(給電ケーブル)の引出方向の説明図 画像形成装置の一例の概略構成図 図2の画像形成装置における定着装置部分の拡大横断面模式図 図3における定着ベルトユニット及び加圧ローラ部分の拡大図 定着ベルトユニットの外観斜視図 制御系統のブロック図 画像形成装置本体から取り外された定着装置の外観斜視図 コネクタの装着要領の説明図 コネクタが装着された状態を示す図 図9のK−K断面図(拡大模式図) (a)比較例のAC線の引出方向の説明図、(b)はAC線の取扱いによりコネクタが抜ける様子の説明図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。特段の断りがない限り、本発明の思想の範囲内において、実施例に記載された各種構成を他の公知の構成に置き換えてもよい。
《実施例》
[画像形成装置]
図2は本発明に係る定着装置16を搭載した画像形成装置1の一例の概略構成図である。この画像形成装置1は電子写真プロセスを用いた4色フルカラープリンタ(以下、プリンタと記す)である。このプリンタ1は、パーソナルコンピュータ等の情報端末やイメージリーダ等の外部装置22から制御部(制御回路部)20に入力された画像信号に基づき記録材Pにトナー像を形成してプリントアウトすることができる。21はプリンタ1の操作部である。記録材Pはトナー像を形成し得る記録媒体(以下、用紙と記す)であり、普通紙・厚紙・OHPシート・コート紙・ラベル紙等が挙げられる。
プリンタ本体(画像形成装置本体)1Aの内部の、用紙Pにトナー像を形成する画像形成部2は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成する4つの作像機構部3Y・3M・3C・3Kを有する。これらの作像機構部は図において左側から右側にかけて並べて設けられている。そして、これらの作像機構部の下側には画像露光装置としてのレーザースキャナユニット9が配設されており、上側には中間転写ベルトユニット10が配設されている。
各作像機構部は、用いるトナー(現像剤)の色が上記のように異なる以外はほぼ同様の電子写真プロセス構成である。各作像機構部は、それぞれ、像担持体としての電子写真感光体ドラム4、帯電ローラ5、現像ユニット6、一次転写ローラ7、ドラムクリーナ8を有する。なお、図の煩雑を避けるため作像機構部3Y以外の作像機構部3M・3C・3Kにおけるこれらの機器に対する符号の記入は省略した。また、各作像機構部における電子写真プロセスや作像動作は公知であるからその説明は割愛する。
各作像機構部の回転するドラム4から中間転写ベルトユニット10の回動する中間転写ベルト11に対して各色のトナー像が所定に重畳されて一次転写される。これにより、ベルト11上にY色+M色+C色+K色の4色重畳のフルカラーの未定着トナー像が形成される。
一方、カセット12から用紙Pが一枚宛給送されて搬送路13を通って所定の制御タイミングでベルト11と二次転写ローラ14との圧接部である二次転写ニップ部15に導入される。これにより、用紙Pに対してベルト11上の4色重畳のトナー像が一括して順次に二次転写される。その用紙Pが定着装置16に導入されてトナー像の定着処理を受ける。定着装置16を出た用紙Pは排出ローラ対17により排出トレイ18に排出される。用紙Pに対するトナー像の二次転写後のベルト11に残留した転写残トナーはベルトクリーナ19によりベルト表面から除去される。
[定着装置]
本実施例の定着装置16に関して、正面(前面)とは用紙Pの入口側の面であり、背面(後面)とはその反対側の面である。この定着装置16においては背面側が用紙Pの出口側となっている。また、左右とは装置16を正面側から見て左(一端側:奥側)と右(他端側:手前側)である。上下とは重力方向において上と下である。上流側と下流側は用紙搬送方向(記録材搬送方向)に関して上流側と下流側である。長手方向(幅方向)とは回転体の回転軸線方向又は母線方向或いはこれに平行な方向、短手方向はこれに直交する方向である。
図3は図2のプリンタ1における定着装置16部分の拡大横断面模式図である。本実施例の定着装置16は、立ち上げ時間の短縮や低消費電力化を可能にしたベルト(フィルム)加熱方式の画像加熱装置(OMF:オンデマンド定着器)である。
この定着装置16は、大別して、定着部材としての定着ベルト201を備えた定着ベルトユニット200と、加圧ローラ251と、これらを収容した定着フレーム(装置筐体)260を有する。定着ベルト201と加圧ローラ251との圧接によりニップ部(定着ニップ部)Nが形成される。ニップ部Nは未定着トナー像tを担持した用紙Pを挟持搬送してトナー像tを熱と圧力で定着する部分である。
(1)定着ベルトユニット
図4は図3における定着ベルトユニット(以下、ベルトユニットと記す)200及び加圧ローラ251部分の拡大図である。図5はベルトユニット200の単体の外観斜視図である。ベルトユニット200は、定着ベルト201、セラミックヒータ203、ヒータホルダ204、ステイ205、フランジ部材206(R、F)、ヒータサーミスタ210、ベルトサーミスタ211、サーミスタホルダ212等による組立体である。
1)定着ベルト
定着ベルト(第1の回転体、中空回転体:以下、ベルトと記す)201は可撓性・耐熱性を有する薄肉の無端ベルト状の伝熱部材である。本実施例では、内径30mm、厚さ50μmの耐熱性のあるポリアミドイミド製のベルト基材の外周表面にPFAチューブをコーティングした複合層ベルトである。ベルト201は金属製スリーブにすることも可能である。
2)セラミックヒータ
セラミックヒータ(加熱部材:以下、ヒータと記す)203はベルト201の幅方向に沿って長い板状部材であり、通電により急峻に発熱して昇温する、ベルト201の幅方向に沿って長い板状部材である。ヒータ203は図には省略したが細長薄板状のセラミック基板とこの基板面に長手に沿って具備させた通電発熱抵抗体層とを基本構成とするもので、通電発熱抵抗体層に対する通電により全体に急峻な立ち上がり特性で昇温する低熱容量のヒータである。
3)ヒータホルダ
ヒータホルダ(以下、ホルダと記す)204はヒータ203を固定支持する部材であり、断面略半円弧状樋型で、ベルト201の幅方向に沿って長い部材である。ヒータ201はこのホルダ203の外面側に長手に沿って形成された溝穴に嵌め込まれて耐熱性接着剤にて固定されている。ホルダ204はヒータ203のベルト201へのバックアップ、加圧ローラ251と圧接することで形成されるニップ部Nの加圧、ベルト201の回転時の搬送安定性を図る役目をしており、摺動、耐熱及び断熱特性が必要で液晶ポリマー樹脂を使用している。
ヒータ203とホルダ204を合わせた物をニップ形成部材221(203+204)と呼ぶこともある。ホルダ204の用紙搬送方向下流にはニップ部Nの幅拡大と用紙Pのベルト201から分離性を向上させる目的で突起204aを設けている。
4)ステイ
ステイ205はホルダ203の内側に配設されてホルダ203をバックアップする、ベルト201の幅方向に長い剛性を有する補強部材である。その材質には板厚は2.3mmの電気亜鉛めっき鋼板を用い、横断面“コ”の字状に成形することで強度を確保している。ステイ205は液晶ポリマー材からなるホルダ204のヒータ対向面側から加圧ローラ251側に押し当てることでヒータ203及びホルダ204、即ちニップ形成部材221(203+204)に強度を持たせニップ部Nでの加圧力を確保する。
また、ステイ205はその両端部に後述するフランジ部材(定着フランジ)206R・206Fが装着されることでベルトユニット200の強度を確保する。
5)サーミスタ
ホルダ204の長手方向のほぼ中央部であって、ホルダ204とステイ205とに囲まれた空間部には、サーミスタホルダ212が配設されている。このホルダ212に、ヒータ203の温度を検知、制御するためのヒータサーミスタ210と、ベルト201の温度を検知するためのベルトサーミスタ211が取り付けられている。
ヒータサーミスタ210はバネホルダ(不図示)に固定され、バネによりサーミスタホルダ212から加圧されてヒータ203のベルト201とは摺動しない側の面に1.96N(0.2Kgf)の加圧力で押し付けられている。ベルトサーミスタ211はホルダ212に基部が固定された板バネ213の自由端に取り付けられてベルト201の内面に弾性的に接触しており、回転するベルト201の動きに追随してベルト内面に対して当接した状態を保持する。
6)フランジジ部材
ベルト201は、上記の部材203〜205、210〜213の組立体を内部アセンブリとして、この内部アセンブリに対してルーズに外嵌(外挿)されている。本実施例では内部アセンブリの外周長に対してベルト201の内周長が102%となるように設定してベルト201がややルーズな外嵌となっている。ステイ205の両端部はそれぞれベルト201の両端部の開口部から外方に所定に突出している。そして、その一端側と他端側の突出部に対してそれぞれ一端側と他端側のフランジ部材206R・206Fが装着(嵌着)されている。
フランジ部材206(R、F)はベルト201の長手方向移動および周方向の形状を規制する規制部材であり、材質は耐熱性と摺動性を兼ね備えた液晶ポリマー樹脂を用いている。フランジ部材206(F、R)は、フランジ部(鍔座部)206aと、フランジ部206aの内側のベルトガイド部206b(図4)と、フランジ部206aの外側の被押圧部206cと、を有する。
ベルト201は一端側のフランジ部材206Rと他端側のフランジ部材206Fの対向するフランジ部206a・206a間に位置している。フランジ部206aはベルト201の端部コバ面を受け止めてベルト201のスラスト方向への移動を規制する部分である。ベルトガイド部206bはベルト端部の内面を保持してベルト201の円筒形状を保形する部分(ベルト201の回転軌道を安定させる部分)である。被押圧部206cは後述する加圧板601(図1)により加圧力を受ける部分である。
(2)加圧ローラ
加圧ローラ(加圧部材、対向部材)251は、軟鋼からなる芯金251aと、その外周にローラ状に同心一体に成形被覆させたシリコンゴムの弾性材層251bと、その外周に被覆させたPFAチューブからなる離型層(表層)251cと、から構成される。本実施例においては、加圧ローラ251はこの構成の外径30mmの弾性ローラである。
加圧ローラ251は定着フレーム260の一端側と他端側の側板間において、芯金251aの一端側と他端側がそれぞれ軸受(不図示)を介して回転可能に支持されている。
(3)加圧板
加圧板601について図1を参照して説明する。ベルトユニット200は定着フレーム260の一端側と他端側の側板間において、加圧ローラ251に対してヒータ203の側を対向させるように、加圧ローラ251に実質平行に配列されている。そして、このベルトユニット200の一端側と他端側のフランジ部材206R・206Fの被押圧部206cが、それぞれ、上記の一端側と他端側の側板に対称に形成されているガイドスリット260aに対して加圧ローラ方向へスライド移動可能に係合している。
また、一端側と他端側のフランジ部材206R・206Fは、それぞれ、被押圧部206cにおいて加圧板601により加圧ローラ方向への所定の加圧力を受けている。加圧板601は定着フレーム260の側板に対してヒンジ部601aを中心に揺動可能であり、加圧バネ602により被押圧部206cに当接する方向へ常時回動付勢されている。図1は定着フレーム260の他端側の側板における加圧板601、加圧バネ602、被押圧部206cを示しているが、定着フレーム260の一端側の側板においてもこれと同構成である。
このようにして、一端側と他端側のフランジ部材206R・206Fの被押圧部206cがそれぞれ所定の加圧力をもって加圧されることにより、ニップ形成部材221(203+204:図4)がベルト201を介して加圧ローラ251に加圧される。即ち、ベルト201がニップ形成部材221により加圧ローラ251の弾性層251bの弾性に抗して加圧ローラ251に押圧されて、ベルト201と加圧ローラ251との間に用紙搬送方向に関して所定幅のニップ部Nが形成される。
なお、定着フレーム260の一端側と他端側の側板にはそれぞれの側の加圧板601に対応する加圧解除カム603が配設されている。制御部20は非定着シークエンス時は加圧解除カム603を回動させて加圧板601を加圧バネ602の加圧力に抗して一端側と他端側のフランジ部材206R・206Fの被押圧部206cから退避させる方向に揺動させた状態に保持させる。即ち、定着装置16を加圧解除状態に保持させる。
(4)定着動作
制御部20はプリント開始信号に基づいて、定着装置16については、加圧解除状態にあれば加圧解除カム603を回動させて加圧解除状態から加圧状態に転換する。また、加圧ローラ251を駆動回転体として図4において矢印Rの時計方向に所定の周速度で回転駆動させる。なお、加圧解除カム603の駆動機構及び加圧ローラ251の駆動機構は図には省略した。図6において、23は加圧解除カム603の駆動機構や加圧ローラ251の駆動機構の駆動源としてのモータであり、制御部20により制御される。
加圧ローラ251が回転駆動されることで、ニップ部Nにおいてベルト201に加圧ローラ251との摩擦力で回転トルクが作用する。これにより、ベルト201は、その内面がニップ部Nにおいてニップ形成部材221のヒータ203とホルダ204の一部に密着して摺動しながら、ニップ形成部材221とステイ205の外回りを図4において矢印Sの反時計方向に従動回転する。ベルト201の回転周速度は加圧ローラ251の回転周速度とほぼ対応している。
ベルト201は内面がニップ形成部材221と摺動(摺接)することにより摺動抵抗が生ずる。その摺動抵抗が高くなりすぎず一定の値となるようにニップ形成部材221とベルト201の摺動部には耐熱特性を持つフッ素グリスが塗布されている。加圧ローラ251の回転はその摺動抵抗に打ち勝って回転し用紙Pを搬送する。
また、制御部20は給電部24(図6)からヒータ203に対する通電を開始する。給電部24からヒータ203への給電経路は、後述(図1、図7)するように、給電部24とヒータ203との間を電気的に接続する、ドロワコネクタ301、配線(給電ケーブル)306、給電供給コネクタ31等を介してなされる。この給電によりヒータ203は急速に昇温する。ヒータサーミスタ210はヒータ203の温度に応じた信号を制御部20にフィードバックする。また、ベルトサーミスタ211もベルト201の温度に応じた信号を制御部20にフィードバックする。
制御部20はサーミスタ210・211からの検知温度情報に基づいてヒータ温度が所定の目標設定温度に昇温して温調されるように給電部24からヒータ203への供給電力を制御する。
上記の定着装置状態において、画像形成部2(図2)から未定着トナー像tが形成された用紙Pが図3において矢印M方向から定着装置16に導入され、入口ガイド208によりニップ部Nに案内されてニップ部Nにて挟持搬送される。用紙Pはニップ部Nを挟持搬送される過程でヒータ203の熱がベルト201を介して付与される。未定着トナー画像tはヒータ203の熱によって溶融される。また、ニップ部Nにかかっている圧力を受ける。これによりトナー画像tが用紙Pに定着される。
ニップ部Nを通過した用紙Pは定着装置内部の複数の搬送用ローラ対214、215により矢印B方向へ搬出され定着装置外へと排紙される。その時、ニップ部Nの用紙出口部においてベルト201から用紙Pがスムーズに分離可能できるように分離板209がニップ部Nの用紙搬送方向下流の位置に設けられている。
(5)定着装置の部品交換
定着装置16においては、ベルトユニット200や加圧ローラ251などが所定の操作手順にて定着フレーム260から取り外し可能に組み付けられている。例えば、ベルト201が使用耐久寿命を迎えたときや偶発的なトラブルでベルト201又は他の構成部品の交換が必要な場合にはベルト等必要な単品部品について又はベルトユニット200の全体状態でサービスマンによる交換作業が行われる。
ニップ部Nを形成するベルト201や加圧ローラ251は通紙によって劣化するために耐久により良好な画像を出力できなくなる。よって、積算通紙枚数で交換するような、定期交換部品の指定をしている。そして、定期的にサービスマンが交換を実施する。本実施例でのベルト201と加圧ローラ251はA4横サイズ用紙換算で積算30万枚通紙するごとに交換としている。
そのため、定着装置16は定期的にプリンタ本体1Aから取外してメンテナンスが行うためにプリンタ本体1Aの所定の装着部に対して取り外し可能にビスで固定する構成である。サービスマンは所定の操作手順にてプリンタ本体1Aを開放してプリンタ本体1Aにビス止めで固定されている定着装置16のビス止めを外すことで定着装置16をプリンタ本体1Aの外部に取り出す。
その取り外した定着装置16の定着フレーム260から所定の操作手順にてベルトユニット200や加圧ローラ251が取り外される。そして、ベルトユニット200については、更に所定の操作手順にてベルト201の交換や他の構成部品の交換がなされる。また、場合によりベルトユニット200の全体の取り換えがなされる。そして、定着フレーム260に対して、ベルト201などの部品取り替えを終えたベルトユニット200または新規のベルトユニット200、新規の加圧ローラ251などの交換部品の再組み付けがなされる。
そして、部品交換を終えた定着装置16が所定の操作手順にてプリンタ本体1Aの所定の装着部に再装着されてプリンタ本体1Aにビス止めで固定され、プリンタ本体1Aが閉鎖される。これにより、プリンタ1はプリント動作可能な状態に復帰する。
図7はプリンタ本体1Aから取り外された定着装置16の外観斜視図である。この図は、定着装置16自身がプリンタ本体1Aとの電気的信号の通信や、プリンタ本体1A側の給電部24(図6)から電力の供給を受けるためのドロワコネクタ(プラグ)301が設けられている側から定着装置16を見ている図である。
定着装置16がプリンタ本体1Aの所定の装着部へ取り付けられる際は、定着装置16から突出した位置決め用リブ302をプリンタ本体1A側に設けられている位置決め穴(不図示)に嵌合させる。そして、その定着装置16がビス303にてプリンタ本体1Aに固定される。定着装置16がリンタ本体1Aに取り付けられた状態において、定着装置16側に設けられたドロワコネクタ(プラグ)301がプリンタ本体1A側のドロワコネクタ(ソケット:不図示)に所定に結合している。
プリンタ本体1A側と定着装置16側のドロワコネクタの結合により、プリンタ本体1A側と定着装置16側の電気的信号の通信や、プリンタ本体1A側の給電部24から定着装置16側のヒータ203への電力供給が可能となる。定着装置16がプリンタ本体1Aから取り外されたときは、定着装置16側のドロワコネクタ301がプリンタ本体1A側のドロワコネクタから外れる。
定着装置16側に設けられたドロワコネクタ301からは定着装置16内への各デバイスに束線が分配されると共に、パネルマウント304を持ったAC用の束線305も接続され、パネルマウント304は定着フレーム260の一部固定される。このパネルマウント304にはAC線(給電ケーブル)306が連結されている。AC線306はベルトユニット200内に配置されたヒ−タ203に接続された電力供給コネクタ31(このコネクタの詳細は後に説明する)から出ているAC線である。
かくして、定着装置16がプリンタ本体1Aに装着されている状態において、プリンタ本体1A側の給電部24と定着装置16側のヒータ203との間には次のような給電経路が形成されてヒータ203に対する電力供給が可能である。即ち、プリンタ本体1A側のドロワコネクタ→定着装置16側のドロワコネクタ301→AC用束線305→パネルマウント304→AC線306→電力供給コネクタ31の給電経路でヒータ203に対して電力供給がなされ、ヒータ203が発熱する。
また、ヒータサーミスタ210とベルトサーミスタ211の検知温度情報が各サーミスタの束線→定着装置16側のドロワコネクタ301→プリンタ本体1A側のドロワコネクタの通信経路で制御部20に入力する。
(6)電力供給コネクタ
本実施例の定着装置16は、ベルトユニット200におけるホルダ204の他端側(手前側)は図5のようにベルト端部よりも外方に延長されて他端側のフランジ部材206Fのフランジ部206aよりも外側に所定に突出している。このホルダ突出部204aはフランジ部材206Fの被押圧部206cとの間に所定の間隔部を有する。また、このホルダ突出部204aの被押圧部206cに対向する面は窓穴部にしてある。
また、前記のようにホルダ204に接着されているヒータ203の他端側(手前側)もベルト端部よりも外方に延長されて他端側のフランジ部材206Fのフランジ部206aよりも外側に所定に突出している。そして、そのヒータ突出部203bにおける前記ホルダ突出部204aの窓穴部に対応する部分には、ヒータ203の電気接点部203aが配設されている。本実施例においてはこの電気接点部203aが配設されたヒータ突出部203bがヒータ203の受電部である。
受電部であるヒータ突出部203bを含むホルダ突出部204aに対して電力供給コネクタ31が所定の装着方向から結合されて所定の装着位置に装着される。これにより、コネクタ31側の後述するコンタクト502(図10)の接点部502aがヒータ突出部203b側の電気接点部203aに適正に接触してコネクタ31とヒータ203とが電気的に接続する。
コネクタの受電部に対する所定の装着方向は、その定着装置の設計や仕様により予め規定されている装着方向であり、コネクタを受電部に対して正しく装着してコネクタ31とヒータ203とを適正に電気的に接続した状態にし得る装着方向である。
本実施例において、ホルダ突出部204aに対するコネクタ31の所定の装着方向は、図8のように、用紙Pがニップ部Nに進入する方向Mとは逆方向T(ホルダ204の長手方向に直交する方向)である。そして、ホルダ突出部204aの厚み部分に対してコネクタ31側の二股係合部を方向Tから外嵌挿入する。
本実施例においては、コネクタ31側の二股係合部のホルダ突出部204aに対する外嵌挿入は、コネクタ31側とホルダ突出部204a側とに相互配設したガイドリブとガイド穴等の装着ガイド(不図示)によりガイドされてなされる。従って、コネクタ31の所定の装着方向はコネクタ31が装着ガイドによりガイドされて装着される方向と同義である。
図9はホルダ突出部204aに対してコネクタ31が所定の装着方向Tから外嵌挿入され所定の装着位置に移動されて装着されている状態を示している。こ装着状態において、コネクタ31側の後述するコンタクト502(図10)の接点部502aが受電部であるヒータ突出部203b側の電気接点部203aに適正に接触してコネクタ31とヒータ203とが電気的に接続する。
図10は図9のK−K断面図(拡大模式図)である。図10を用いコネクタ31自身の構成と、コネクタ31側のコンタクト502の、受電部であるヒータ突出部203b側の電気接点部203aへの接触について説明する。
まず、コネクタ31の構成について説明する。コネクタ31は大別すると耐熱性の樹脂で成形したハウジング501と板バネに表面処理を施したコンタクト(電極)502から構成されている。本実施例ではハウジング501はLCP樹脂を使用し、コンタクト502はSUS304CSPに表面処理をしたものを使用している。コンタクト502にはAC線306が専用の圧着機を用いて圧着されている。
コンタクト502はハウジング前面側のスリット開口部501dからハウジング501内に矢印Y方向に挿入され、ハウジング501内に設けられた第1のスナップフィット(爪部)501aに係止されてハウジング501から抜け出なくなっている。
上記のコネクタ31が、図8で説明したように、用紙Pがニップ部Nに進入する方向Mとは逆方向Tからヒータ突出部203bを含むホルダ突出部204aに対して外嵌挿入されて装着される。コネクタ31をホルダ突出部204aに対してV位置で当接してそれ以上の移動が規制されるまで十分に外嵌挿入する。このように移動規制されたコネクタ31の位置が所定の装着位置である。
この装着位置において、ハウジング外側の弾性アーム501cの第2のスナップフィット501b(抜け防止機構)がフランジ部材206F側の突起部(係止部)206dに係合する。これにより、装着されたコネクタ31の抜けが防止される。
また、コネクタ31側のコンタクト502の接点部502aがヒータ突出部203b側の電気接点部203aに接触してコネクタ31とヒータ203とが電気的に接続する。コンタクト502の接点部502aはヒータ突出部203bの電気接点部203aに対し通電が行える位置へと決まる。コンタクト502の接点部502aの対抗側にはヒータ突出部203bに対しコンタクト502の板バネのバネ性を生かし所定の接点圧が確保できるようにバックアップ部502bがある。
装着されているコネクタ31を外す場合は、弾性アーム501cを図10の2点鎖線示のように弾性に抗してハウジング501の方向に押し撓める。これにより、第2のスナップフィット501bの突起部206dに対する係合が外れるので、コネクタ31を挿入方向Tとは逆方向に引き抜く。これによりコネクタ31をホルダ突出部204aから容易に外すことができる。
定着装置16の部品交換のためにプリンタ本体1Aから取り外した定着装置16の定着フレーム260からベルトユニット200を取り出す際には、ベルトユニット200側のホルダ突出部204aからコネクタ31が上記の要領にて外される。また、部品交換を終えた又は新規のベルトユニット200を定着フレーム260に再取付けした後にそのベルトユニット200側のホルダ突出部204aに対してコネクタ31が上記の要領にて再装着される。
(7)コネクタの外れ、位置ずれ対策
ここで、コネクタ31の装着状態が図10に示す状態であれば、コネクタ31を装着した受電部であるヒータ突出部203bを含むホルダ突出部204aからコネクタ31が抜ける方向に移動することはない。即ち、コンタクト502がヒータ突出部203bを挟持するバネ力と、ハウジング501の第2のスナップフィット501bとフランジ部材206Fの突起部206dとが係合することによりコネクタ31が抜ける方向に移動することはない。
しかし、コネクタ31を装着したヒータ突出部203bを含むホルダ突出部204aはベルト201から片持ち梁的に突出している。そのため、このヒータ突出部203bを含むホルダ突出部204aが図9、図10の矢印J方向、即ちフランジ部材206Fの被押圧部206cから離れる方向に撓んでしまうことがある。この撓みはヒータ突出部203bを含むホルダ突出部204aに装着されているコネクタ31の第2のスナップフィット501bのフランジ部材206F側の突起部206dに対する係合量を少なくする方向である。
そのため、第2のスナップフィット501bが突起部206dから外れてしまったり、係合量が少なくなる。このことで、コネクタ31に連結しているAC線306の弾性力や取扱いによってはコネクタ31の所定の装着位置から後退移動して外れや位置ずれを生じることがある。
本実施例においては、このコネクタ31の外れや位置ずれを抑制するために次のような構成を採っている。即ち、図1に示すように、コネクタ31は受電部であるヒータ突出部203bを含むホルダ突出部204aに対して矢印T方向から差し込まれて装着されている。ハウジング501の第2のスナップフィット501bがフランジ部材206Fの突起部206dと係合して抜け止められている。
そして、コネクタ31から出ているAC線306はコネクタ31を出るとUターン形状で束線ガイド604とコネクタ31との間を通るように定着装置内にセットされる。本実施例においては、束線ガイド604は、コネクタ31のハウジング501に関して第2のスナップフィット501bが設けられている側とは反対側に位置している。AC線306は図7で説明したドロワコネクタ301からでたAC線305の先端に接続されるパネルマウント304にコネクトするように矢印Z方向に引っ張られる。
つまり、ホルダ突出部204aに装着されたコネクタ31がAC線(給電ケーブル)306により装着方向Tと同方向への力を受けて抜け止められるようにAC線306がコネクタ31から引き回わされていることを特徴とする。よって、コネクタ31はこれを装着したヒータ突出部203bを含むホルダ突出部204aから抜けない方向に力を受ける。
そして、コネクタ31と束線ガイド604の間をAC線306が通ることでAC線306の弾性力でコネクタ31自身が矢印W方向(図9、図10におけるJ方向とは逆方向)の力を受ける。そのため、ハウジング501の第2のスナップフィット501bとフランジ部材206Fの突起部206dがしっかりと係合することとなる。即ち、前記の引出方向にあるAC線306の弾性が抜け防止機構である第2のスナップフィット501bによるコネクタ31の抜け防止を促進する。
かくして、コネクタ31がこれを装着した受電部であるヒータ突出部203bを含むホルダ突出部204aから後退移動して位置ずれしたり、外れたりすることがなくなり、ヒータ203に対し常に安定して電力を供給することが可能となる効果がある。
上記のように、ホルダ突出部204aに装着されたコネクタ31がAC線(給電ケーブル)306により装着方向Tと同方向への力を受けて抜け止められるようにAC線306がコネクタ31から引き回わす。
これにより、定着フレーム260にベルトユニット200の取り付け作業を行う際に、不用意にAC線306を扱ったとしてもAC線306の引き出される向きと、コネクタ31の取り付け方向が同方向であることからコネクタ31は抜け方向に移動しない。つまり、コネクタ31が受電部203bに対し後退移動して、外れたり、位置ずれが発生することを、次の比較例(図11)におけるコネクタストッパ1007のような特別な部材を追加することなく無く達成することが可能である。かつ、安定した電力の供給を行うことが可能となる。
AC線306のコネクタ31からの引き回わし形態は、ホルダ突出部204aに装着されたコネクタ31がAC線306により装着方向Tと同方向への力を受けて抜け止められればよいのであり、上記の実施例の引き回わしに限られないことは勿論である。
《比較例》
図11は比較例の説明図である。図11の(a)と(b)はそれぞれ上述した実施例における図1と図8に対応している。この比較例の実施例との相違点はコネクタ31の取り付け方向Dとコネクタ31に接続するAC線306の処理方向Qが互いに逆方向である点にある。
図11の(a)はベルトユニット200が定着フレーム260に挿入され正規の位置に収まっている状態にある。この状態から、ベルトユニット200のヒータに電力を供給するためにヒータ突出部203bを含むホルダ突出部204aに取り付けられたコネクタ31に接続されるAC線306をパネルマウント304へ接続する動作が行われる。
その際、AC線306自身の弾性により所定の位置にAC線306を収納するためにAC線306を矢印Q方向に無意識に引っ張ってしまうことがある。そうするとホルダ突出部204aからコネクタ31が外れる、又は位置がずれるということが起こり、ベルトユニット200内に配置するヒータへの電力供給が行えなくなる。
ヒータに電力供給が出来なくなる理由について、図11の(b)で詳細に説明する。ベルトユニット200の端部にはフランジ部材206Fが配置されていて、ベルト201の長手方向の規制を行う。その下方には受電部であるヒータ突出部203bを含むホルダ突出部204aが片持ち梁状に突出している。その部分にコネクタ31が矢印D方向から装着される。コネクタ31に設けられたスナップフィット部501bがフランジ部材206F側の突起部(係止部)206dに係合しコネクタ31の抜け防止を形成する。
しかし、ヒータ突出部203bを含むホルダ突出部204aが同図下方向に撓むこと、AC線306の弾性が高いことでAC線306の取り扱い方によってはコネクタ31が装着方向Dとは逆方向Qに引かれる。これにより、ホルダ突出部から抜けてしまうことがある。それを防止する為にコネクタストッパ1007を取り付けたものもある。
《その他の事項》
(1)定着装置16として記録材上に形成された未定着トナー像tを加熱して定着する装置を例にして説明したがこれに限られない。例えば、記録材に仮定着されたトナー像を加熱し再定着することにより画像のグロス(光沢度)を増大させる装置(この場合も定着装置と呼ぶことにする)であってもよい。
(2)記録材に形成されたトナー像を加熱する回転体を加熱する加熱部材はセラミックヒータ203に限られない。内部加熱型あるいは外部加熱型の、電磁誘導加熱手段、ハロゲンヒータ、赤外線ランプ、ニクロム線ヒータ等の加熱器を用いる装置構成にすることもできる。加圧ローラ251にもこれを加熱する加熱部材を具備させた装置構成にすることもできる。
(3)一対の回転体201・251のうち、一方がエンドレスベルトであり他方がローラである、若しくは共にエンドレスベルト又は共にローラである装置構成にすることもできる。
(4)画像形成装置は実施の形態の電子写真方式のフルカラー画像装置に限られず、モノクロの画像を形成する画像形成装置でもよい。また、電子写真方式に限られず、静電記録方式、磁気記録方式など他の方式を用いて直接方式又は転写方式でトナー像を形成する画像形成装置であってもよい。
16・・定着装置、201・・定着ベルト(第1の回転体)、251・・加圧ローラ(第2の回転体)、203・・加熱部材(セラミックヒータ)、N・・ニップ部、P・・記録材、t・・トナー像、203b・・ヒータ突出部(受電部)、31・・コネクタ、T・・装着方向、306・・給電ケーブル(AC線)

Claims (7)

  1. 記録材に形成されたトナー像を加熱する回転体と、
    電力の供給を受けて前記回転体を加熱する加熱部材と、
    前記加熱部材の受電部に所定の装着方向から装着されて前記加熱部材に電力を供給するコネクタと、
    前記コネクタに連結されている給電ケーブルと、を有し、
    前記受電部に装着された前記コネクタが前記給電ケーブルにより前記装着方向と同方向への力を受けて抜け止められるように前記給電ケーブルが前記コネクタから引き回わされていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記コネクタは前記受電部に装着された状態において前記受電部からの抜け防止機構を有し、前記引き回わされている前記給電ケーブルの弾性が前記抜け防止機構による前記コネクタの抜け防止を促進することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記回転体とニップ部を形成する対向部材を有し、前記記録材が前記ニップ部で挟持搬送されて前記トナー像が加熱されることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記回転体が中空回転体であり、前記加熱部材は前記中空回転体の内面に摺接するように配設されており、前記対向部材は前記加熱部材はとの間で前記中空回転体を挟むことで前記中空回転体との間で前記ニップ部を形成することを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記加熱部材は前記中空回転体の端部から外側に突出している突出部を有し、前記突出部が前記受電部であることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記中空回転体が可撓性を有する無端ベルトであることを特徴とする請求項4又は5に記載の定着装置。
  7. 前記対向部材が駆動回転体であることを特徴とする請求項4乃至6の何れか一項に記載の定着装置。
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