JP7058789B1 - ワイヤーロープ探傷装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007058789000001
【課題】設置及び撤去の手間を軽減することができるワイヤーロープ探傷装置を得ることを目的とする。
【解決手段】探傷装置本体22は、ベース体24と、センサー部25とを有している。ベース体24は、支持部24aと、対向部24bと、繋ぎ部24cとを有している。支持部24aは、センサー部25を支持している。センサー部25は、複数の磁束検出器26を有している。対向部24bには、複数の受け面部24dが設けられている。複数本のワイヤーロープ5に対して探傷装置本体22を配列方向へ移動させることにより、複数本のワイヤーロープ5は、開口部24eを通って、センサー部25と複数の受け面部24dとの間に導入される。
【選択図】図2

Description

本開示は、ワイヤーロープ探傷装置に関するものである。
従来のワイヤーロープ検査装置は、非破壊検査器と、制振装置とを有している。制振装置は、一対の制振ローラーを有している。一対の制振ローラーは、通常時は解除位置に位置しており、検査時に制振位置に移動される。制振位置は、各制振ローラーが複数本のワイヤーロープに接する位置である。解除位置は、各制振ローラーが複数本のワイヤーロープから離れる位置である(例えば、特許文献1参照)。
特許第6766230号公報
上記のような従来のワイヤーロープ検査装置は、エレベーターに常設されている。このため、ワイヤーロープ検査装置を他のエレベーターに移設しようとすると、ワイヤーロープ検査装置の撤去及び設置に手間がかかる。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、設置及び撤去の手間を軽減することができるワイヤーロープ探傷装置を得ることを目的とする。
本開示に係るワイヤーロープ探傷装置は、互いに間隔をおいて横方向に一列に配列されている複数本のワイヤーロープの損傷を検出する探傷装置本体を備え、探傷装置本体は、ベース体と、ベース体に設けられているセンサー部とを有しており、ベース体は、センサー部を支持している支持部と、支持部に対向している対向部と、支持部と対向部とを繋いでいる繋ぎ部とを有しており、センサー部は、複数の磁束検出器を有しており、各磁束検出器は、複数本のワイヤーロープのうちの対応するワイヤーロープを磁化するとともに、対応するワイヤーロープから発生する漏洩磁束を検出し、対向部には、複数の受け面部が設けられており、各受け面部は、複数の磁束検出器のうちの対応する磁束検出器に対向しており、ベース体には、開口部が設けられており、複数本のワイヤーロープに対して探傷装置本体を複数本のワイヤーロープの配列方向へ移動させることにより、複数本のワイヤーロープが開口部を通ってセンサー部と複数の受け面部との間に導入される。
本開示のワイヤーロープ探傷装置によれば、設置及び撤去の手間を軽減することができる。
実施の形態1によるエレベーターを示す概略の構成図である。 図1のワイヤーロープ探傷装置を示す平面図である。 図2のワイヤーロープ探傷装置を示す左側面図である。 実施の形態2によるワイヤーロープ探傷装置の探傷装置本体を示す斜視図である。 図4の探傷装置本体に複数本のワイヤーロープを通した状態を示す斜視図である。 実施の形態3によるワイヤーロープ探傷装置の探傷装置本体を示す斜視図である。 実施の形態4によるワイヤーロープ探傷装置の探傷装置本体を示す斜視図である。 図7の探傷装置本体を示す平面図である。 図7の探傷装置本体を図8とは異なる3本のワイヤーロープに対してセットした状態を示す平面図である。 実施の形態5によるワイヤーロープ探傷装置を示す斜視図である。 実施の形態6によるワイヤーロープ探傷装置を示す斜視図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1によるエレベーターを示す概略の構成図である。図において、昇降路1の頂部には、支持梁2が固定されている。支持梁2には、巻上機3が設置されている。
巻上機3は、駆動シーブ4、図示しない巻上機モーター、及び図示しない巻上機ブレーキを有している。巻上機モーターは、駆動シーブ4を回転させる。巻上機ブレーキは、駆動シーブ4の静止状態を保持する。また、巻上機ブレーキは、駆動シーブ4の回転を制動する。
駆動シーブ4には、複数本のワイヤーロープ5が巻き掛けられている。図1では、1本のワイヤーロープ5のみが示されている。
昇降路1の頂部には、第1綱止め6及び第2綱止め7が設けられている。各ワイヤーロープ5は、第1端部5a及び第2端部5bを有している。各第1端部5aは、第1綱止め6に接続されている。各第2端部5bは、第2綱止め7に接続されている。
かご8及び釣合おもり9は、複数本のワイヤーロープ5によって昇降路1内に吊り下げられている。また、かご8及び釣合おもり9は、駆動シーブ4を回転させることによって、昇降路1内を昇降する。
昇降路1内には、図示しない一対のかごガイドレールと、図示しない一対の釣合おもりガイドレールとが設置されている。一対のかごガイドレールは、かご8の昇降を案内する。一対の釣合おもりガイドレールは、釣合おもりの昇降を案内する。
かご8の下部には、第1かご吊り車10a及び第2かご吊り車10bが設けられている。釣合おもり9の上部には、釣合おもり吊り車11が設けられている。
複数本のワイヤーロープ5は、第1綱止め6側から順に、第1かご吊り車10a、第2かご吊り車10b、駆動シーブ4、及び釣合おもり吊り車11に巻き掛けられている。即ち、実施の形態1のエレベーターのローピング方式は、2:1ローピング方式である。
支持梁2には、ワイヤーロープ探傷装置12が設置されている。ワイヤーロープ探傷装置12は、駆動シーブ4の直下に配置されている。また、ワイヤーロープ探傷装置12は、複数本のワイヤーロープ5の検査時に支持梁2に設置され、検査後には支持梁2から撤去される。
図2は、図1のワイヤーロープ探傷装置12を示す平面図である。図2では、各ワイヤーロープ5の水平断面が示されている。また、図3は、図2のワイヤーロープ探傷装置12を示す左側面図である。
複数本のワイヤーロープ5は、駆動シーブ4の直下においては、互いに間隔をおいて横方向に一列に配列されている。駆動シーブ4の直下における複数本のワイヤーロープ5の配列方向は、駆動シーブ4の回転軸に平行な方向であり、図2のX軸方向である。以下、駆動シーブ4の直下における複数本のワイヤーロープ5の配列方向を、「配列方向」と略称する。
ワイヤーロープ探傷装置12は、棒状のガイド部材21と、探傷装置本体22と、複数の連結具23とを有している。
ガイド部材21は、支持梁2に固定されている。また、ガイド部材21は、配列方向に平行、かつ水平に配置されている。
探傷装置本体22は、複数の連結具23を介して、ガイド部材21に連結されている。ガイド部材21は、複数の連結具23を介して、探傷装置本体22を支持している。
各連結具23は、ガイド部材21に沿ってスライド可能になっている。これにより、探傷装置本体22は、ガイド部材21に沿って、配列方向へ移動可能になっている。即ち、ガイド部材21は、探傷装置本体22の移動を案内する。ガイド部材21の軸芯を中心とした各連結具23のガイド部材21に対する回転は規制されている。
探傷装置本体22は、複数本のワイヤーロープ5の損傷を検出する。また、探傷装置本体22は、ベース体24と、センサー部25とを有している。センサー部25は、ベース体24に設けられている。
ベース体24は、支持部24aと、対向部24bと、繋ぎ部24cとを有している。支持部24aは、センサー部25を支持している。対向部24bは、支持部24aに対向している。
繋ぎ部24cは、配列方向におけるベース体24の一端部において、支持部24aと対向部24bとを繋いでいる。配列方向におけるベース体24の他端部には、開口部24eが設けられている。真上から見たベース体24の形状は、U字形である。
センサー部25は、複数の磁束検出器26を有している。実施の形態1では、磁束検出器26の数は、ワイヤーロープ5の本数と同じである。また、複数の磁束検出器26は、配列方向に互いに等間隔をおいて配置されている。
各磁束検出器26は、複数本のワイヤーロープ5のうちの対応するワイヤーロープ5に接している。実施の形態1では、複数の磁束検出器26と、複数本のワイヤーロープ5とは、1:1で対応している。
各磁束検出器26は、複数本のワイヤーロープ5のうちの対応するワイヤーロープ5を磁化するとともに、対応するワイヤーロープ5から発生する漏洩磁束を検出する。
また、各磁束検出器26は、図示しない磁化器と、図示しない磁気センサーとを有している。各磁化器は、対応するワイヤーロープ5を磁化し、対応するワイヤーロープ5に主磁路を形成する。磁化器としては、例えば永久磁石が用いられている。磁気センサーは、対応するワイヤーロープ5に損傷部があると、損傷部によって発生する漏洩磁束を検出する。磁気センサーとしては、例えばコイルが用いられている。
対向部24bには、複数の受け面部24dが設けられている。複数の受け面部24dは、それぞれ対向部24bから支持部24aへ向けて突出している。また、複数の受け面部24dは、配列方向に互いに等間隔をおいて形成されている。
実施の形態1では、受け面部24dの数は、ワイヤーロープ5の本数と同じである。各受け面部24dは、複数の磁束検出器26のうちの対応する磁束検出器26に対向している。また、各ワイヤーロープ5は、対応する受け面部24dと、対応する磁束検出器26との間に挟まれている。
実施の形態1では、各受け面部24dは、ベース体24の一部として、ベース体24に形成されている。実施の形態1のベース体24は、非磁性材、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金により構成されている。
なお、ベース体24とは別体で構成されている複数の受け面部24dが、ベース体24に固定されてもよい。この場合、ベース体24は、磁性材、例えば鉄により構成されてもよい。
複数本のワイヤーロープ5に対して探傷装置本体22を配列方向へ移動させることにより、複数本のワイヤーロープ5は、開口部24eを通って、センサー部25と複数の受け面部24dとの間に導入される。
複数本のワイヤーロープ5の検査を行う際には、まず支持梁2にガイド部材21が取り付けられ、ガイド部材21に探傷装置本体22が取り付けられる。このとき、探傷装置本体22は、図2の一番右側のワイヤーロープ5よりも図2の右側に位置している。
この後、探傷装置本体22は、ガイド部材21に沿って図2の矢印A方向へ移動される。これにより、複数本のワイヤーロープ5は、開口部24eを通って、センサー部25と複数の受け面部24dとの間に相対的に導入される。
複数本のワイヤーロープ5に対して探傷装置本体22がセットされた後、かご8を移動させながら、複数本のワイヤーロープ5の損傷の有無が検査される。
検査後には、探傷装置本体22は、ガイド部材21に沿って図2の矢印B方向へ移動される。これにより、複数本のワイヤーロープ5は、開口部24eを通って、探傷装置本体22の外へ相対的に出される。この後、ワイヤーロープ探傷装置12が支持梁2から撤去される。
このようなワイヤーロープ探傷装置12では、ベース体24に開口部24eが設けられている。そして、探傷装置本体22を配列方向へ移動させることにより、複数本のワイヤーロープ5は、開口部を通ってセンサー部25と複数の受け面部24dとの間に導入される。
このため、ワイヤーロープ探傷装置12の設置及び撤去の手間を軽減することができる。
また、探傷装置本体22は、ガイド部材21によって支持されている。そして、探傷装置本体22の移動は、ガイド部材21によって案内される。このため、探傷装置本体22をスムーズに移動させることができ、ワイヤーロープ探傷装置12の設置及び撤去の手間をさらに軽減することができる。
また、各ワイヤーロープ5の検査時に、対応する磁束検出器26からワイヤーロープ5が離れると、検出される磁束密度が低下し、検出される信号の強度が低下する。また、各ワイヤーロープ5内が磁気飽和せず、損傷部からの局所的な漏洩磁束が発生しない恐れがある。
これに対して、実施の形態1では、対向部24bに複数の受け面部24dが設けられている。そして、各ワイヤーロープ5は、対応する受け面部24dと、対応する磁束検出器26との間に挟まれる。
このため、複数本のワイヤーロープ5が探傷装置本体22に対して移動するときに発生する振動に対して、各ワイヤーロープ5がセンサー部25から離れることが抑制され、損傷部の検出精度を向上させることができる。
また、探傷装置本体22には、複数本のワイヤーロープ5と同数の磁束検出器26が設けられている。このため、全てのワイヤーロープ5の検査を同時に行うことができ、検査時間を短縮することができる。
また、各受け面部24dは、対向部24bから支持部24aへ向けて突出している。このため、対向部24bの全体を厚くする場合に比べて、探傷装置本体22の重量化を抑えることができる。また、各受け面部24dの強度を十分に確保し、各ワイヤーロープ5がセンサー部25から離れることをより確実に抑制することができる。
実施の形態2.
次に、図4は、実施の形態2によるワイヤーロープ探傷装置の探傷装置本体22を示す斜視図である。図5は、図4の探傷装置本体22に複数本のワイヤーロープ5を通した状態を示す斜視図である。
実施の形態2のセンサー部25において、複数の磁束検出器26は、互いに連結されている。また、センサー部25は、複数の受け面部24dに対して近付いたり離れたりする方向へ移動可能になっている。即ち、複数の磁束検出器26は、複数の受け面部24dに対して近付いたり離れたりする方向へ一体的に移動可能になっている。
各受け面部24dは、配列方向について、複数の磁束検出器26のうちの対応する磁束検出器26と同じ位置に位置している。
実施の形態2の探傷装置本体22は、ベース体24及びセンサー部25に加えて、上ハンドル部材27、下ハンドル部材28、複数の上ばね29、複数の下ばね30、及び複数のストッパ付きロッド31を有している。
上ハンドル部材27は、上ハンドル部材27の両端部において、センサー部25に連結されている。下ハンドル部材28は、下ハンドル部材28の両端部において、センサー部25に連結されている。
上ハンドル部材27の中間部は、センサー部25の上方において、複数の磁束検出器26を横切っている。下ハンドル部材28の中間部は、センサー部25の下方において、複数の磁束検出器26を横切っている。
複数の上ばね29は、上ハンドル部材27と支持部24aとの間に設けられている。複数の下ばね30は、下ハンドル部材28と支持部24aとの間に設けられている。この例では、一対の上ばね29と、一対の下ばね30とが用いられている。
一対の上ばね29は、上ハンドル部材27を介して、センサー部25を複数の受け面部24dに近付ける力をセンサー部25に付与している。一対の下ばね30は、下ハンドル部材28を介して、センサー部25を複数の受け面部24dに近付ける力をセンサー部25に付与している。
複数のストッパ付きロッド31は、それぞれ支持部24aに固定されている。各ストッパ付きロッド31は、上ハンドル部材27又は下ハンドル部材28と、上ばね29又は下ばね30とを貫通している。
複数のストッパ付きロッド31は、複数の受け面部24dに近付いたり離れたりする方向へのセンサー部25の移動を案内する。また、複数のストッパ付きロッド31は、複数の受け面部24dに近付く方向へのセンサー部25の移動を制限している。
各磁束検出器26におけるワイヤーロープ5に接する面には、断面円弧状の検出器溝が設けられている。各受け面部24dにおけるワイヤーロープ5に接する面は、平面であるが、各受け面部24dに断面円弧状の受け面溝が設けられてもよい。
センサー部25を複数の受け面部24dから離した状態で、複数本のワイヤーロープ5に対して探傷装置本体22を配列方向へ移動させることにより、複数本のワイヤーロープ5がセンサー部25と複数の受け面部24dとの間に導入される。
図4及び図5に示されている探傷装置本体22の構成を除いて、ワイヤーロープ探傷装置の構成、及びエレベーターの構成は、実施の形態1と同様である。
複数本のワイヤーロープ5の検査を行う際には、実施の形態1と同様に、まず支持梁2にガイド部材21が取り付けられ、ガイド部材21に探傷装置本体22が取り付けられる。この後、作業者により、上ハンドル部材27及び下ハンドル部材28が掴まれ、センサー部25と複数の受け面部24dとの間隔が広げられる。
この状態のまま、探傷装置本体22は、ガイド部材21に沿って、複数本のワイヤーロープ5側へ移動される。これにより、複数本のワイヤーロープ5は、開口部24eを通って、センサー部25と複数の受け面部24dとの間に相対的に導入される。この後、上ハンドル部材27及び下ハンドル部材28から手が離され、各ワイヤーロープ5が、対応する磁束検出器26と、対応する受け面部24dとの間に挟まれる。
複数本のワイヤーロープ5に対して探傷装置本体22がセットされた後、かご8を移動させながら、複数本のワイヤーロープ5の損傷の有無が検査される。
検査後には、設置時と逆の手順によって、ワイヤーロープ探傷装置が支持梁2から撤去される。
このようなワイヤーロープ探傷装置では、ベース体24に開口部24eが設けられている。そして、センサー部25を複数の受け面部24dから離した状態で、探傷装置本体22を配列方向へ移動させることにより、複数本のワイヤーロープ5がセンサー部25と複数の受け面部24dとの間に導入される。このため、ワイヤーロープ探傷装置の設置及び撤去の手間を軽減することができる。
また、センサー部25が、複数の受け面部24dに対して近付いたり離れたりする方向へ移動可能になっている。そして、一対の上ばね29及び一対の下ばね30により、センサー部25を複数の受け面部24dに近付ける力がセンサー部25に付与されている。
このため、複数本のワイヤーロープ5が探傷装置本体22に対して移動するときに発生する振動に対して、各ワイヤーロープ5がセンサー部25から離れることがより確実に抑制され、損傷部の検出精度を向上させることができる。
また、センサー部25には、上ハンドル部材27及び下ハンドル部材28が連結されている。このため、一対の上ばね29及び一対の下ばね30に抗して、センサー部25を複数の受け面部24dから容易に離すことができる。
また、複数のストッパ付きロッド31により、センサー部25の移動が案内されるとともに、複数の受け面部24dに近付く方向へのセンサー部25の移動が制限される。このため、センサー部25をスムーズに移動させることができ、操作性を向上させることができる。
実施の形態3.
次に、図6は、実施の形態3によるワイヤーロープ探傷装置の探傷装置本体22を示す斜視図である。実施の形態3のベース体24は、第1部材41と、第2部材42とが組み合わされて構成されている。真上から見たときの第1部材41の形状は、L字形である。また、真上から見たときの第2部材42の形状も、L字形である。
第1部材41は、支持部24aと、平板状の第1重ね部41aとを有している。第2部材42は、対向部24bと、平板状の第2重ね部42aとを有している。第2重ね部42aは、第1重ね部41aに重ねられている。繋ぎ部24cは、第1重ね部41aと第2重ね部42aとによって構成されている。
第2重ね部42aには、複数の長孔42bが設けられている。各長孔42bの長手方向は、配列方向に直角、かつ水平な方向である。
第1重ね部41aには、図示しない複数のねじ穴が設けられている。各ねじ穴には、締結具43がねじ込まれている。各締結具43としては、例えばボルトが用いられている。各締結具43は、対応する長孔42bを通して、対応するねじ穴にねじ込まれている。
第1部材41は、複数の締結具43を緩めることにより、第2部材42に対して、複数の長孔42bに沿って移動可能である。これにより、支持部24aと対向部24bとの間隔が変更可能になっている。
ベース体24が第1部材41と第2部材42とに分割されている構成を除いて、探傷装置本体22の構成、ワイヤーロープ探傷装置の構成、及びエレベーターの構成は、実施の形態2と同様である。
このようなワイヤーロープ探傷装置では、支持部24aと対向部24bとの間隔が変更可能になっている。このため、支持部24aと対向部24bとの間隔を広げることにより、ワイヤーロープ探傷装置の設置及び撤去をより容易に行うことができる。
また、検査対象となるワイヤーロープ5の径に応じて、支持部24aと対向部24bとの間隔を最適な大きさに調整することができ、損傷部の検出精度を向上させることができる。
なお、実施の形態1のベース体24が、実施の形態3と同様の第1部材41と第2部材42とによって構成されてもよい。
実施の形態4.
次に、図7は、実施の形態4によるワイヤーロープ探傷装置の探傷装置本体22を示す斜視図である。実施の形態4では、磁束検出器26の数は、ワイヤーロープ5の本数の半数である。また、受け面部24dの数も、ワイヤーロープ5の本数の半数である。
これに伴って、配列方向における支持部24aの長さは、実施の形態2における支持部24aの長さよりも短くなっている。また、配列方向における対向部24bの長さは、実施の形態2における対向部24bの長さよりも短くなっている。
また、探傷装置本体22は、配列方向における複数本のワイヤーロープ5の列の中心に対して線対称となる2つの状態、即ち図8の状態と図9の状態とで使用可能である。
図8は、図7の探傷装置本体22を示す平面図である。図8では、探傷装置本体22は、複数本のワイヤーロープ5のうちの3本のワイヤーロープ5に対してセットされている。
図9は、図7の探傷装置本体22を図8とは異なる3本のワイヤーロープに対してセットした状態を示す平面図である。図9では、図8の状態から探傷装置本体22が上下反転されている。
探傷装置本体22は、図8の状態でも図9の状態でも、センサー部25と複数の受け面部24dとの間に挟まれている複数本のワイヤーロープ5の損傷を検出可能である。また、探傷装置本体22は、上下反転されても、ガイド部材21に取り付け可能である。
探傷装置本体22が小型化されている点、及び探傷装置本体22が上下反転可能である点を除いて、ワイヤーロープ探傷装置の構成、及びエレベーターの構成は、実施の形態2と同様である。
複数本のワイヤーロープ5の検査を行う際には、まず図8及び図9のいずれか一方の状態で、かご8を移動させながら、3本のワイヤーロープ5の損傷の有無が検査される。この後、図8及び図9の他方の状態で、かご8を移動させながら、残りの3本のワイヤーロープ5の損傷の有無が検査される。
このようなワイヤーロープ探傷装置によっても、設置及び撤去の手間を軽減することができる。
また、探傷装置本体22は、配列方向における複数本のワイヤーロープ5の列の中心に対して線対称となる2つの状態で使用可能であるため、探傷装置本体22の小型軽量化を図ることができる。
なお、実施の形態4において、磁束検出器26の数は、3つに限定されない。これに伴って、受け面部24dの数も、3つに限定されない。但し、実施の形態4では、磁束検出器26の数、及び受け面部24dの数は、ワイヤーロープ5の本数の半数以上とする必要がある。例えば、ワイヤーロープ5の本数が8本である場合、磁束検出器26の数、及び受け面部24dの数は、それぞれ4つ以上である。
また、実施の形態1又は実施の形態3の探傷装置本体22について、実施の形態4と同様に、小型化してもよい。
実施の形態5.
次に、図10は、実施の形態5によるワイヤーロープ探傷装置を示す斜視図である。実施の形態5では、磁束検出器26の数は、1つである。また、受け面部24dの数も、1つである。
これに伴って、配列方向における支持部24aの長さは、実施の形態4における支持部24aの長さよりもさらに短くなっている。また、配列方向における対向部24bの長さは、実施の形態2における対向部24bの長さよりもさらに短くなっている。
磁束検出器26は、複数本のワイヤーロープ5を1本ずつ磁化するとともに、磁化されたワイヤーロープ5から発生する漏洩磁束を検出する。
探傷装置本体22は、ガイド部材21に案内されて配列方向へ移動可能であるとともに、ガイド部材21を中心として回転可能である。探傷装置本体22は、ガイド部材21に対して回転可能であっても、ガイド部材21とともに回転可能であってもよい。
また、探傷装置本体22は、複数本のワイヤーロープ5のうちの隣り合う2本のワイヤーロープ5の間でガイド部材21を中心として回転されることにより、隣り合う2本のワイヤーロープ5の間に出し入れ可能である。
配列方向への探傷装置本体22の寸法が、隣り合う2本のワイヤーロープ5の間隔よりも大きい場合もある。その場合、隣り合う2本のワイヤーロープ5の間隔を作業者が広げることにより、探傷装置本体22は、隣り合う2本のワイヤーロープ5の間に出し入れ可能である。
探傷装置本体22がさらに小型化されている点、及び探傷装置本体22が回転可能である点を除いて、ワイヤーロープ探傷装置の構成、及びエレベーターの構成は、実施の形態4と同様である。
複数本のワイヤーロープ5の検査を行う際には、実施の形態1と同様に、まず支持梁2にガイド部材21が取り付けられ、ガイド部材21に探傷装置本体22が取り付けられる。この後、作業者により、上ハンドル部材27及び下ハンドル部材28が掴まれ、センサー部25と受け面部24dとの間隔が広げられる。
この状態のまま、探傷装置本体22は、ガイド部材21に沿って、複数本のワイヤーロープ5側へ移動される。これにより、1本目のワイヤーロープ5が、開口部24eを通って、センサー部25と受け面部24dとの間に相対的に導入される。
1本目のワイヤーロープ5に対して探傷装置本体22がセットされた後、かご8を移動させながら、1本目のワイヤーロープ5の損傷の有無が検査される。
1本目のワイヤーロープ5の検査後には、探傷装置本体22は、センサー部25と受け面部24dとの間隔が広げられた状態で、図10の矢印B方向へ移動される。そして、探傷装置本体22は、複数本のワイヤーロープ5と干渉しない位置まで移動された後、図10の矢印C方向へ回転される。このとき、探傷装置本体22は、配列方向に沿って見て、複数本のワイヤーロープ5と重ならない位置まで回転される。
この後、探傷装置本体22は、配列方向における1本目のワイヤーロープ5と2本目のワイヤーロープ5との間の位置まで、図10の矢印A方向へ移動される。そして、探傷装置本体22は、図10の矢印D方向へ回転され、1本目のワイヤーロープ5と2本目のワイヤーロープ5との間に挿入される。
この後、センサー部25と受け面部24dとの間隔が広げられた状態で、探傷装置本体22は、図10の矢印A方向へ移動される。これにより、2本目のワイヤーロープ5が、開口部24eを通って、センサー部25と受け面部24dとの間に相対的に導入される。
2本目のワイヤーロープ5に対して探傷装置本体22がセットされた後、かご8を移動させながら、2本目のワイヤーロープ5の損傷の有無が検査される。
このような動作を繰り返すことにより、複数本のワイヤーロープ5に対する検査が1本ずつ順次行われる。
このようなワイヤーロープ探傷装置によっても、設置及び撤去の手間を軽減することができる。また、探傷装置本体22をさらに小型軽量化することができる。
なお、実施の形態5の磁束検出器26は、実施の形態1と同様に支持部24aに固定されていてもよい。
また、実施の形態5において、支持部24aと対向部24bとの間隔が、実施の形態3と同様に、調整可能となっていてもよい。
実施の形態6.
次に、図11は、実施の形態6によるワイヤーロープ探傷装置を示す斜視図である。実施の形態6の探傷装置本体22は、平板状の第1ベース体51、第2ベース体53、磁束検出器26、上ハンドル部材27、下ハンドル部材28、上ばね29、下ばね30、及び上下一対のストッパ付きロッド31を有している。なお、下ハンドル部材28は、図11に示されていない。
第1ベース体51は、第1連結具52を介して、ガイド部材21に連結されている。第2ベース体53は、第2連結具54を介して、ガイド部材21に連結されている。第1ベース体51及び第2ベース体53は、ガイド部材21に案内されて配列方向へ互いに独立して移動可能である。
磁束検出器26、上ハンドル部材27、下ハンドル部材28、上ばね29、下ばね30、及び一対のストッパ付きロッド31は、第1ベース体51に設けられている。
第2ベース体53は、対向部53aと、接続部53bとを有している。対向部53aは、第1ベース体51に対向している。対向部53aには、複数の受け面部53cが設けられている。
各受け面部53cは、対向部53aから、対応するワイヤーロープ5へ向けて突出し、対応するワイヤーロープ5に接している。また、複数の受け面部53cは、配列方向に互いに等間隔をおいて形成されている。
接続部53bは、配列方向における対向部53aの端部からガイド部材21へ向けて、対向部53aに対して直角に突出している。真上から見たときの第2ベース体53の形状は、L字形である。接続部53bには、第2連結具54が接続されている。
複数の受け面部53cに対して1つの磁束検出器26が用いられている点、及び第1ベース体51と第2ベース体53とが独立して移動可能である点を除いて、ワイヤーロープ探傷装置の構成、及びエレベーターの構成は、実施の形態2と同様である。
複数本のワイヤーロープ5の検査を行う際には、実施の形態1と同様に、まず支持梁2にガイド部材21が取り付けられ、ガイド部材21に探傷装置本体22が取り付けられる。この後、図11に示すように、1本目のワイヤーロープ5が、磁束検出器26と、1つ目の受け面部53cとの間に挟まれる。この状態で、かご8を移動させながら、1本目のワイヤーロープ5の損傷の有無が検査される。
1本目のワイヤーロープ5の検査後には、磁束検出器26が図11の矢印A方向へ移動され、2本目のワイヤーロープ5が、磁束検出器26と、2つ目の受け面部53cとの間に挟まれる。この状態で、かご8を移動させながら、2本目のワイヤーロープ5の損傷の有無が検査される。
このような動作を繰り返すことにより、複数本のワイヤーロープ5に対する検査が1本ずつ順次行われる。
このようなワイヤーロープ探傷装置によっても、設置及び撤去の手間を軽減することができる。また、磁束検出器26の数を削減し、探傷装置本体22の軽量化を図ることができる。
なお、実施の形態6の磁束検出器26は、第1ベース体51に固定されていてもよい。
また、実施の形態1~6において、ガイド部材21は、エレベーターに常時設置されたままとしてもよい。この場合、検査時に探傷装置本体22がガイド部材21に取り付けられ、検査後に探傷装置本体22がガイド部材21から取り外される。
また、エレベーター全体のレイアウトは、図1のレイアウトに限定されるものではない。例えば、ローピング方式は、1:1ローピング方式であってもよい。
また、エレベーターは、機械室を有するエレベーター、ダブルデッキエレベーター、ワンシャフトマルチカー方式のエレベーター等であってもよい。ワンシャフトマルチカー方式は、上かごと、上かごの真下に配置された下かごとが、それぞれ独立して共通の昇降路を昇降する方式である。
また、実施の形態1~6において、検査対象は、エレベーターに用いられている複数本のワイヤーロープ5に限定されず、例えば、揚重装置に用いられている複数本のワイヤーロープであってもよい。
5 ワイヤーロープ、12 ワイヤーロープ探傷装置、21 ガイド部材、22 探傷装置本体、24 ベース体、24a 支持部、24b,53a 対向部、24c 繋ぎ部、24d,53c 受け面部、24e 開口部、25 センサー部、26 磁束検出器、27 上ハンドル部材、28 下ハンドル部材、29 上ばね、30 下ばね、31 ストッパ付きロッド、51 第1ベース体、53 第2ベース体。

Claims (11)

  1. 互いに間隔をおいて横方向に一列に配列されている複数本のワイヤーロープの損傷を検出する探傷装置本体
    を備え、
    前記探傷装置本体は、ベース体と、前記ベース体に設けられているセンサー部とを有しており、
    前記ベース体は、前記センサー部を支持している支持部と、前記支持部に対向している対向部と、前記支持部と前記対向部とを繋いでいる繋ぎ部とを有しており、
    前記センサー部は、複数の磁束検出器を有しており、
    各前記磁束検出器は、前記複数本のワイヤーロープのうちの対応するワイヤーロープを磁化するとともに、前記対応するワイヤーロープから発生する漏洩磁束を検出し、
    前記対向部には、複数の受け面部が設けられており、
    各前記受け面部は、前記複数の磁束検出器のうちの対応する磁束検出器に対向しており、
    前記ベース体には、開口部が設けられており、
    前記複数本のワイヤーロープに対して前記探傷装置本体を前記複数本のワイヤーロープの配列方向へ移動させることにより、前記複数本のワイヤーロープが前記開口部を通って前記センサー部と複数の受け面部との間に導入されるワイヤーロープ探傷装置。
  2. 互いに間隔をおいて横方向に一列に配列されている複数本のワイヤーロープの損傷を検出する探傷装置本体
    を備え、
    前記探傷装置本体は、ベース体と、前記ベース体に設けられているセンサー部と、ばねとを有しており、
    前記ベース体は、前記センサー部を支持している支持部と、前記支持部に対向している対向部と、前記支持部と前記対向部とを繋いでいる繋ぎ部とを有しており、
    前記センサー部は、複数の磁束検出器を有しており、
    各前記磁束検出器は、前記複数本のワイヤーロープのうちの対応するワイヤーロープを磁化するとともに、前記対応するワイヤーロープから発生する漏洩磁束を検出し、
    前記対向部には、複数の受け面部が設けられており、
    各前記受け面部は、前記複数本のワイヤーロープの配列方向について、前記複数の磁束検出器のうちの対応する磁束検出器と同じ位置に位置しており、
    前記センサー部は、前記複数の受け面部に対して近付いたり離れたりする方向へ移動可能になっており、
    前記ばねは、前記センサー部を前記複数の受け面部に近付ける力を前記センサー部に付与しており、
    前記ベース体には、開口部が設けられており、
    前記センサー部を前記複数の受け面部から離した状態で、前記複数本のワイヤーロープに対して前記探傷装置本体を前記複数本のワイヤーロープの配列方向へ移動させることにより、前記複数本のワイヤーロープが前記開口部を通って前記センサー部と前記複数の受け面部との間に導入されるワイヤーロープ探傷装置。
  3. 前記探傷装置本体は、前記センサー部に連結されているハンドル部材をさらに有している請求項2記載のワイヤーロープ探傷装置。
  4. 前記探傷装置本体は、前記支持部に固定されているストッパ付きロッドをさらに有しており、
    前記ストッパ付きロッドは、前記センサー部の移動を案内するとともに、前記複数の受け面部に近付く方向への前記センサー部の移動を制限する請求項2又は請求項3に記載のワイヤーロープ探傷装置。
  5. 前記探傷装置本体を支持するとともに、前記配列方向への前記探傷装置本体の移動を案内するガイド部材
    をさらに備えている請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のワイヤーロープ探傷装置。
  6. 前記探傷装置本体は、前記配列方向における前記複数本のワイヤーロープの列の中心に対して線対称となる2つの状態で使用可能である請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のワイヤーロープ探傷装置。
  7. 互いに間隔をおいて横方向に一列に配列されている複数本のワイヤーロープの損傷を検出する探傷装置本体、及び
    前記探傷装置本体を支持するガイド部材
    を備え、
    前記探傷装置本体は、ベース体と、前記ベース体に設けられているセンサー部とを有しており、
    前記ベース体は、前記センサー部を支持している支持部と、前記支持部に対向している対向部と、前記支持部と前記対向部とを繋いでいる繋ぎ部とを有しており、
    前記センサー部は、磁束検出器を有しており、
    前記磁束検出器は、前記複数本のワイヤーロープを1本ずつ磁化するとともに、磁化された前記ワイヤーロープから発生する漏洩磁束を検出し、
    前記対向部には、受け面部が設けられており、
    前記受け面部は、前記磁束検出器に対向しており、
    前記探傷装置本体は、前記ガイド部材に案内されて前記複数本のワイヤーロープの配列方向へ移動可能であるとともに、前記ガイド部材を中心として回転可能であり、
    前記探傷装置本体は、前記複数本のワイヤーロープのうちの隣り合う2本のワイヤーロープの間で前記ガイド部材を中心として回転されることにより、前記隣り合う2本のワイヤーロープの間に出し入れ可能であるワイヤーロープ探傷装置。
  8. 前記センサー部は、前記受け面部に対して近付いたり離れたりする方向へ移動可能になっており、
    前記探傷装置本体は、前記センサー部を前記受け面部に近付ける力を前記センサー部に付与するばねをさらに有している請求項7記載のワイヤーロープ探傷装置。
  9. 前記探傷装置本体は、前記支持部に固定されているストッパ付きロッドをさらに有しており、
    前記ストッパ付きロッドは、前記センサー部の移動を案内するとともに、前記受け面部に近付く方向への前記センサー部の移動を制限する請求項8記載のワイヤーロープ探傷装置。
  10. 前記支持部と前記対向部との間隔が調整可能になっている請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のワイヤーロープ探傷装置。
  11. 互いに間隔をおいて横方向に一列に配列されている複数本のワイヤーロープの損傷を検出する探傷装置本体、及び
    前記探傷装置本体を支持するガイド部材
    を備え、
    前記探傷装置本体は、第1ベース体と、第2ベース体と、前記第1ベース体に設けられている磁束検出器と、ばねとを有しており、
    前記磁束検出器は、前記複数本のワイヤーロープを1本ずつ磁化するとともに、磁化された前記ワイヤーロープから発生する漏洩磁束を検出し、
    前記第2ベース体は、前記第1ベース体に対向している対向部を有しており、
    前記対向部には、前記複数本のワイヤーロープにそれぞれ接する複数の受け面部が設けられており、
    前記磁束検出器は、前記対向部に対して近付いたり離れたりする方向へ移動可能になっており、
    前記ばねは、前記磁束検出器を前記対向部に近付ける力を前記磁束検出器に付与しており、
    前記第1ベース体及び前記第2ベース体は、前記ガイド部材に案内されて前記複数本のワイヤーロープの配列方向へ互いに独立して移動可能であるワイヤーロープ探傷装置。
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