JP2011063439A - ロープ検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータのロープの異常の有無を高精度に検査することができるロープ検査装置を提供する。
【解決手段】ロープ検査装置20はベース部材23を有している。ベース部材23に上ローラ対21と下ローラ対22が設けられている。上ローラ対21は、一対のローラ部材を有している。下ローラ対22も一対のローラ部材を有している。これらローラ部材は、ロープ10と接した状態で回転することができる。ベース部材23にはロープ10を磁気的に検出する検出ユニット24が取付けられている。ベース部材23は、接続ユニット26によって昇降路内の固定側構造物に揺動可能にかつ上下方向に移動しないように支持され、ロープ群11のねじれ挙動や揺れに追従できるようにしている。
【選択図】図2

Description

この発明は、エレベータの乗りかごを牽引するロープの異常の有無を検出するためのロープ検査装置に関する。
エレベータの乗りかごを牽引するロープは、鋼製の素線を心線に巻いてストランドを構成し、このストランドを複数本、心綱に巻いて形成されており、長期間の牽引や何らかの異常な荷重が加わると、素線の一部などが損傷するおそれがある。そこでロープの予防保全のために、例えば点検作業員が磁気式のロープ検査装置の検出部をロープに近付けた状態でロープを移動させることにより、ロープの損傷の有無を検査することがある。
しかし点検作業の安全上の観点および検出精度を高める目的などから、エレベータ昇降路内でロープが相対移動する位置に検出部を固定し、該検出部からある程度離れた位置に設置された表示部を点検作業員が見ることによって検査を安全に行うことができるようにしたロープ検出装置も提案されている。(例えば下記の特許文献1参照)
特許文献1に開示されているロープ検査装置は、鋼製の素線を含むロープに近接して素線破断等の異常を磁気的に検出する検出部と、この検出部から得られる信号を処理する信号処理部と、これら検出部と信号処理部とを固定するための固定具などによって構成されている。このロープ検査装置を、エレベータ昇降路内の所定個所、すなわちロープが相対移動し、かつロープの走行路との間隔が一定の位置にある支持構造物に前記固定具によって取付けることにより、ロープ検査装置を固定的に保持している。
特開2004−149317号公報
エレベータ装置の乗りかごの昇降路には、乗りかごを牽引するロープが巻上げ機のメインシーブと乗りかごシーブとの間に張り渡されている。ロープは、安全性を考慮して複数本まとまってロープ群を構成している。これらのロープは、互いに接近した状態で平行をなして昇降路内を上下方向に延びている。前記メインシーブと乗りかごシーブの位置関係によっては、昇降路の上方から見てメインシーブの回転軸と乗りかごシーブの回転軸を互いに平行に設置することができない場合もある。
メインシーブの回転軸と乗りかごシーブの回転軸とが互いに平行でないエレベータ装置の場合には、前記ロープ群が昇降路内において多少ねじれた状態で各シーブ間に張り渡されている。このようなロープ群のねじれは、乗りかごの昇降動作によって乗りかごシーブとメインシーブとが互いに接近したときに、ねじれが大きくなる傾向がある。また前記ロープは、乗りかごの昇降動作に伴って昇降路内を前後あるいは左右方向に振れることもある。
このため昇降路内の所定個所にロープ検査装置の検出部が固定具等によって固定されていると、乗りかごが昇降する際に生じるロープ群のねじれ挙動や水平方向の振れによって検出部から各ロープまでの距離が変化することがある。このため検出精度を向上させる上で改善の余地があった。
従ってこの発明は、ロープの動きに影響されることなくロープの異常の有無を高精度に検出することが可能なロープ検査装置を提供することにある。
本発明のロープ検査装置は、エレベータのロープを検査するためのロープ検査装置であって、複数の前記ロープからなるロープ群を間に挟んで対向する一対のローラ部材を有しこれらローラ部材が前記ロープに接した状態で回転可能な上ローラ対と、前記上ローラ対の下方に設けられ、前記ロープ群を間に挟んで対向する一対のローラ部材を有しこれらローラ部材が前記ロープに接した状態で回転可能な下ローラ対と、前記各ローラ部材を取付けたベース部材と、該ベース部材に設けられた検出ユニットと、前記ベース部材を昇降路内の固定側構造物に接続しかつ前記ベース部材が前記ロープ群のねじれや揺れに追従できるように該ベース部材を揺動可能に支持するとともに該ベース部材が上下方向に移動することを阻止する接続ユニットとを具備している。
前記検出ユニットは、前記上ローラ対と下ローラ対との間に配置されているとよい。また前記検出ユニットが第1の部分と第2の部分とによって構成されている場合、これら第1の部分と第2の部分とが前記ロープ群を間に挟んで互いに対向する位置に配置されているとよい。
本発明の1つの形態では、前記接続ユニットは、前記ロープ群の幅方向に延びる第1の軸によって前記ベース部材に回動自在に接続された第1部材と、上下方向に延びる第2の軸によって前記第1部材に回動自在に接続された第2部材と、該第2部材と前記固定側構造物とを回動自在に接続する第3の軸とを有している。前記各ローラ部材の周面に前記ロープに接する溝部が形成されていてもよい。また前記ベース部材に前記ロープに給油を行うための給油装置が取付けられていてもよい。
本発明の他の形態では、前記接続ユニットが自在継手を含んでいる。また、前記接続ユニットが複数の自在継手を含み、これら自在継手を直列に組合わせてもよい。また、前記接続ユニットが自在継手あるいはワイヤロープを含み、該自在継手あるいはワイヤロープによって前記ベース部材をエレベータ昇降路内の固定側構築物に吊下げた状態で支持してもよい。
本発明によれば、乗りかごの昇降動作等に伴って発生するロープのねじれ挙動や水平方向の振れに影響されることなく検出部とロープとの間の距離をほぼ一定に保つことができるため、ロープの異常の有無を高精度に検査することができる。しかも検査中に検出部を作業員が手でロープに近付ける必要がないため安全である。本発明のロープ検出装置は昇降路内に常設することが可能であるため、ロープの健全性をロープから離れた位置にて常時監視することも可能である。
本発明に係るロープ検査装置を備えたエレベータ装置の側面図。 本発明の第1の実施形態に係るロープ検査装置の正面図。 図2に示されたロープ検査装置の側面図。 図2に示されたロープ検査装置の平面図。 本発明の第2の実施形態に係るロープ検査装置の正面図。 図5に示されたロープ検査装置の側面図。 図5に示されたロープ検査装置の平面図。 本発明の第3の実施形態に係るロープ検査装置の正面図。 図8に示されたロープ検査装置の側面図。 図8に示されたロープ検査装置の平面図。 本発明の第4の実施形態に係るロープ検査装置の正面図。 図11に示されたロープ検査装置の側面図。 図11に示されたロープ検査装置の平面図。 本発明の第5の実施形態に係るロープ検査装置の平面図。 本発明の第6の実施形態に係るロープ検査装置の正面図。 図15に示されたロープ検査装置の平面図。 本発明の第7の実施形態に係るロープ検査装置の正面図。
以下に本発明の第1の実施形態に係るロープ検査装置について、図1から図4を参照して説明する。
図1に模式的に示すエレベータ装置1は、乗りかご2と、吊り合いおもり3とを有している。乗りかご2と吊り合いおもり3は、それぞれ昇降路4内を上下方向に移動するようになっている。昇降路4の上方にメインシーブ5が配置されている。メインシーブ5は、図示しない巻上げ機によって回転する。乗りかご2に、乗りかごシーブ6が設けられている。吊り合いおもり3にもシーブ7が設けられている。
メインシーブ5と乗りかごシーブ6との位置関係によっては、昇降路4の上方から見てメインシーブ5の回転軸と乗りかごシーブ6の回転軸とが互いに平行となっていない場合がある。例えば、乗りかご2の両側中心にあるメインレールを避けて一対の乗りかごシーブ6が配置される構成では、これらのシーブ6は乗りかご2の中心からずらして斜め方向に配置されるため、メインシーブ5の回転軸と乗りかごシーブ6の回転軸が互いに平行にならない。
昇降路4には、乗りかご2を牽引するためのロープ(メインロープ)10が、メインシーブ5と乗りかごシーブ6と吊り合いおもりシーブ7との間に張り渡され、乗りかご2の昇降動作に伴って、ロープ10が上下方向に移動するようになっている。ロープ10は、鋼製の素線を心線に巻いてストランドを構成し、このストランドを複数本、心綱に巻くことによって形成されている。ロープ10の移動経路の途中に、本実施形態のロープ検査装置(ロープテスタ)20が配置されている。
図2はロープ検査装置20の正面図、図3は側面図、図4は平面図である。検査すべきロープ10は、安全性を考慮して複数本(図2の例では5本)まとまってロープ群11を構成している。ロープ群11を構成する各ロープ10は、互いに接近した状態で平行をなして昇降路4内を上下方向に延びている。図2中の矢印Xがロープ群11の幅方向、矢印Yがロープ群11の長手方向(上下方向)である。また図3中の矢印Zがロープ群11の厚さ方向である。
ロープ検査装置20は、上側に位置する上ローラ対21と、上ローラ対21の下方に設けられた下ローラ対22と、これら上下のローラ対21,22を回転自在に支持するベース部材23と、ベース部材23に設けられた検出ユニット24と、ベース部材23を昇降路4内の構造物4a(図1と図4に示す)に支持するための接続ユニット26などを備えている。検出ユニット24は、上ローラ対21と下ローラ対22との間に配置されている。
図3に示すように上ローラ対21は、ロープ群11を構成する各ロープ10を厚さ方向に挟んだ状態で対向する一対のローラ部材21a,21bを有している。ローラ部材21a,21bは、互いに平行をなして配置され、互いの対向部において各ロープ10に接している。各ローラ部材21a,21bを回転自在に支持する軸30はベース部材23に設けられ、ロープ群11の幅方向X(図2に示す)に沿ってほぼ水平方向に延びている。各ローラ部材21a,21bは、ロープ10に接した状態で軸30を中心に図2に矢印r1で示す方向に回転することができる。
下ローラ対22も、ロープ群11を構成する各ロープ10を厚さ方向に挟んだ状態で対向する一対のローラ部材22a,22bを有している。ローラ部材22a,22bは、互いに平行をなして配置され、互いの対向部において各ロープ10に接している。各ローラ部材22a,22bを回転自在に支持する軸31はベース部材23に設けられ、ロープ群11の幅方向Xに沿ってほぼ水平方向に延びている。各ローラ部材22a,22bは、ロープ10に接した状態で軸31を中心に矢印r2で示す方向に回転することができる。
検出ユニット24は、ロープ10に近接した位置においてベース部材23に固定されている。検出ユニット24の一例は、第1の部分である検出部24aと、第2の部分である信号処理部24bとを備えている。検出部24aと信号処理部24bとは、ロープ群11を間に挟んで互いに対向する位置に配置されている。しかも検出部24aと信号処理部24bは上ローラ対21と下ローラ対22との間に配置されている。このため検出ユニット24をコンパクトに構成することができる。
検出部24aに対して各ロープ10が長手方向に相対移動する。検出部24aは、各ロープ10ごとに、ロープ10の長手方向に磁極(N極とS極)が位置するように配置された磁石(図示せず)と、これら磁石によって生じる磁界を検出するためのホールセンサやコイルセンサなどのセンサ(図示せず)を有している。このセンサによって磁気ループの変化を検出することにより、ロープ10の素線に生じた損傷等を磁気的に検出するようになっている。
信号処理部24bは検出部24aと同様にベース部材23に固定されている。この信号処理部24bは、検出部24aによって得られた信号を電気的に処理するための情報処理手段として機能するコンピュータプログラムを有し、ロープ10の素線に異常が生じているか否かを判断することができるようになっている。信号処理部24bが出力する検査結果は、信号処理部24b等に設けられた表示部(図示せず)に表示することができ、あるいは、通信用ケーブルもしくは無線を通じて作業員に知らせることができるようになっている。
前記ベース部材23は、接続ユニット26を介して昇降路4内の固定側構造物4aに揺動可能に、かつ、上下方向に移動しないように支持されている。接続ユニット26は、L形の第1部材41と、L形の第2部材42と、水平方向に延びる第1の軸51と、上下方向に延びる第2の軸52と、第3の軸53とを含んでいる。第3の軸53は、第1の軸51および第2の軸52と直角をなしている。
第1の軸51は、ロープ群11の幅方向X(図2に示す)に延びている。この第1の軸51によって、ベース部材23と第1部材41とが回動自在に接続されている。すなわちベース部材23は、第1部材41に対して、水平方向の第1の軸51を中心に矢印R1で示す方向に相対的に回動することができる。
第2の軸52はロープ群11の長手方向Yに延びている。この第2の軸52によって、第1部材41と第2部材42とが回動自在に接続されている。すなわち第1部材41は、第2部材42に対して、鉛直方向の第2の軸52を中心に矢印R2で示す方向に相対的に回動することができる。
第3の軸53は、ロープ群11の厚さ方向Z(図3に示す)に延びている。この第3の軸53によって、第2部材42と昇降路4内の固定側構造物4aとが回動自在に接続されている。すなわち第2部材42は、固定側構造物4aに対して、水平方向の第3の軸53を中心に矢印R3で示す方向に相対的に回動することができる。
このようにベース部材23は、互いに直交関係にある3つの軸51,軸52,軸53を有する接続ユニット26によって、昇降路4内の固定側構造物4aに対して揺動可能にかつ上下方向には移動しないように支持され、検出ユニット24を備えたロープ検査装置20がロープ10のねじれ挙動や揺れ方向の移動などに追従できるようになっている。
次に前記構成のロープ検査装置20の作用について説明する。
乗りかご2の昇降動作に伴ってロープ10が上下方向に移動すると、ロープ検査装置20の検出部24aに対してロープ10が上下方向に相対的に移動する。ロープ10は、鋼製の素線を心線に巻いてストランドを構成し、このストランドを複数本、心綱に巻いて形成されている。素線の一部に破断等の損傷があると、ロープ10が通過する検出部24aの近傍において磁界に乱れが生じるため、この乱れがセンサによって検出される。そして検出部24aによって得られた信号が信号処理部24bによって処理され、ロープ10の素線に異常が生じているか否かが判断され、その検査結果が表示部(図示せず)に表示される。
前述したようにメインシーブ5の回転軸と乗りかごシーブ6の回転軸とが互いに平行でない場合には、複数のロープ10からなるロープ群11が昇降路4内において多少ねじれた状態で各シーブ5,6間に張り渡されている。ロープ群11がねじれている場合、メインシーブ5と乗りかごシーブ6とが互いに接近したときに、ねじれが大きくなる。また各ロープ10は、乗りかご2の昇降動作に伴って昇降路4内を前後あるいは左右方向に振れることもある。
本実施形態のロープ検査装置20は、上ローラ対21の各ローラ部材21a,21bと、下ローラ対22の各ローラ部材22a,22bがロープ群11の各ロープ10に転接している。しかも検出ユニット24が搭載されているベース部材23は、第1の軸51と第2の軸52と第3の軸53とによって、あらゆる方向(三次元方向)の回動を吸収できるように揺動自在に支持され、しかも上下方向に移動しないように接続ユニット26によって昇降路4内の固定側構造物4aに支持されている。
このため、乗りかご2の昇降に伴ってロープ群11がねじれる方向に移動したり、ロープ群11が幅方向(図2に矢印Xで示す方向)あるいは厚さ方向(図3に矢印Zで示す方向)に移動したりした場合に、検出部24aがロープ群11の動きに追従して移動できるとともに、上下方向への移動が拘束される。このため検出部24aと各ロープ10との間の距離を一定に保つことができ、検出ユニット24によるロープ10の検査を高精度にかつ安全に行うことができる。
図5〜図7は、本発明の第2の実施形態に係るロープ検査装置20Aを示している。このロープ検査装置20Aでは、上側のローラ部材21a,21bの外周面と、下側のローラ部材22a,22bの外周面に、それぞれ各ロープ10に接する溝部70が形成されている。これら溝部70を形成したことにより、各ロープ10とローラ部材21a,21b,22a,22bとの接触面を大きくすることができる。
このためロープ10がローラ部材21a,21b,22a,22bに対してロープ群11の幅方向に移動しようとしたときに、溝部70にロープ10が嵌合していることにより、ベース部材23がロープ群11の動きに確実に追従することができる。それ以外の構成と作用については前記第1の実施形態と共通であるため、両者に共通の部分に共通の符号を付して説明を省略する。
図8〜図10は、本発明の第3の実施形態に係るロープ検査装置20Bを示している。このロープ検査装置20Bは、下ローラ対22の下方に給油装置80が配置されている。給油装置80は、潤滑のための油を収容する筐体81と、筐体81内の油をロープ10に塗布するためのフェルト等の塗布部材82とを有し、ベース部材23の下部に取付けられている。
本実施形態のロープ検査装置20Bは、ローラ部材21a,21b,22a,22bの真下に給油装置80が配置されているため、ローラ部材21a,21b,22a,22bがロープ10に接した状態で回転することによって油分が減少しても、ロープ10に直ちに給油することができ、ロープ10の潤滑状態を保持することができる。それ以外の構成と作用については前記第1の実施形態と共通であるため、両者に共通の部分に共通の符号を付して説明を省略する。
図11〜図13は本発明の第4の実施形態に係るロープ検査装置20Cを示している。このロープ検査装置20Cの接続ユニット26は、ユニバーサルジョイントあるいはボールジョイント等の自在継手91を備えている。自在継手91の一端側をベース部材23に接続し、自在継手91の他端側を締結部材92によって昇降路内の固定側構造物4aに支持している。すなわち検出ユニット24を備えたベース部材23を自在継手91によって揺動自在にかつ上下方向には移動しないように支持し、ロープ群11のねじれ挙動や揺れに対して、検出ユニット24を追従させるようにしている。それ以外の構成と作用については前記第1の実施形態と共通であるため、両者に共通の部分に共通の符号を付して説明を省略する。
図14は本発明の第5の実施形態に係るロープ検査装置20Dを示している。このロープ検査装置20Dは、複数の自在継手91,100を直列につないだ接続ユニット26によって、ベース部材23を昇降路内の固定側構造物4aに揺動可能に支持している。この場合、ロープ検査装置20Dは自重によって昇降路内の位置が決まるため、ロープ検査装置20Dの取付けの自由度が高いものである。また自在継手91,100に沿って電気ケーブル等を配索できるため、検出部24aによって検出されたデータの伝送経路を確保することができる。それ以外の構成と作用については前記第1の実施形態と共通であるため、両者に共通の部分に共通の符号を付して説明を省略する。
図15と図16は本発明の第6の実施形態に係るロープ検査装置20Eを示している。このロープ検査装置20Eは、自在継手91と締結部材92とを有する接続ユニット26によって、検出ユニット24を備えたベース部材23を昇降路上部の固定側構造物4aに揺動自在にかつ上下方向に移動しないように吊持している。このロープ検査装置20Eもロープ10のねじれ挙動や振れに対して検出ユニット24を追従させることができる。それ以外の構成と作用については前記第1の実施形態と共通であるため、両者に共通の部分に共通の符号を付して説明を省略する。
図17は本発明の第7の実施形態に係るロープ検査装置20Fを示している。このロープ検査装置20Fは、自在継手91とワイヤロープ110とを有する接続ユニット26によって、検出ユニット24を備えたベース部材23を昇降路上部の固定側構造物4aに揺動自在にかつ上下方向に移動しないように吊持している。このロープ検査装置20Fもロープ10のねじれ挙動や振れに対して検出ユニット24を追従させることができる。それ以外の構成と作用については前記第1の実施形態と共通であるため、両者に共通の部分に共通の符号を付して説明を省略する。
なお本発明を実施するに当たり、検出ユニットをはじめとして、ベース部材や接続ユニット等の形状や配置等、あるいはロープ検査装置を設ける位置などを種々に変更して実施できることは言うまでもない。またベース部材を支持する昇降路内の固定側構造物についても種々の形態があるため、前記実施形態に制約されないことは言うまでもない。
10…ロープ,11…ロープ群,20,20A,20B,20C,20D,20E,20F…ロープ検査装置,21…上ローラ対,21a,21b…ローラ部材,22…下ローラ対,22a,22b…ローラ部材,23…ベース部材,24…検出ユニット,26…接続ユニット。

Claims (8)

  1. エレベータのロープを検査するためのロープ検査装置であって、
    複数の前記ロープからなるロープ群を間に挟んで対向する一対のローラ部材を有しこれらローラ部材が前記ロープに接した状態で回転可能な上ローラ対と、
    前記上ローラ対の下方に設けられ、前記ロープ群を間に挟んで対向する一対のローラ部材を有しこれらローラ部材が前記ロープに接した状態で回転可能な下ローラ対と、
    前記各ローラ部材を取付けたベース部材と、
    前記ベース部材に設けられた検出ユニットと、
    前記ベース部材を昇降路内の固定側構造物に接続しかつ前記ベース部材が前記ロープ群のねじれや揺れに追従できるように該ベース部材を揺動可能に支持するとともに該ベース部材が上下方向に移動することを阻止する接続ユニットと、
    を具備したことを特徴とするロープ検査装置。
  2. 前記接続ユニットは、前記ロープ群の幅方向に延びる第1の軸によって前記ベース部材に回動自在に接続された第1部材と、上下方向に延びる第2の軸によって前記第1部材に回動自在に接続された第2部材と、該第2部材と前記固定側構造物とを回動自在に接続する第3の軸とを有していることを特徴とする請求項1に記載のロープ検査装置。
  3. 前記各ローラ部材の周面に前記ロープに接する溝部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のロープ検査装置。
  4. 前記ベース部材に前記ロープに給油を行うための給油装置が取付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のロープ検査装置。
  5. 前記接続ユニットが自在継手を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のロープ検査装置。
  6. 前記接続ユニットが複数の自在継手を含み、これら自在継手を直列に組合わせたことを特徴とする請求項5に記載のロープ検査装置。
  7. 前記接続ユニットが自在継手を含み、該自在継手によって前記ベース部材をエレベータ昇降路内の固定側構築物に吊下げた状態で支持したことを特徴とする請求項1に記載のロープ検査装置。
  8. 前記接続ユニットがワイヤロープを含み、該ワイヤロープによって前記ベース部材をエレベータ昇降路内の固定側構築物に吊下げた状態で支持したことを特徴とする請求項1に記載のロープ検査装置。
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