JP2009184769A - エレベータ用ロープの保守点検方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】機械室に配設された駆動綱車10に巻き掛けられて、エレベータ制御盤5に回転が制御される駆動綱車10の回転に連動して走行し、かご3を昇降させるエレベータ用ロープ13の保守点検方法であって、かご3を最下階と最上階との間を一通り移動させて駆動綱車10に近接して配設したロープテスタにエレベータ用ロープの損傷を検出させ、各損傷検出時点でのかご3の高さ位置を損傷対応位置としてエレベータ制御盤5から取得する診断工程と、取得された損傷対応位置のそれぞれに順次かご3を停止させて、エレベータ用ロープの損傷検出箇所にマーキングを施すマーキング工程と、かご3上からマーキングを施したエレベータ用ロープ13の部位の状態を順次確認する実点検工程と、を備えている。
【選択図】図1
Description
従来のワイヤロープの損傷検出器は、強磁性板上の両端部に磁極を反転させた一対の永久磁石が所定距離離間して配設された磁化器と、両側に立設されたポール部、ポール部上端側に橋絡して配設された先端部にガイド壁が形成されたガイド部、及びガイド壁内面に配設されたプローブコイルを有するプローブと、プローブコイルの検出電圧を信号処理する制御器と、を有している(例えば、特許文献1参照)。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用ロープの保守点検方法により点検されるロープを備えるエレベータ及び保守装置の模式図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用ロープの保守点検方法により点検されるロープを備えるエレベータ及び保守装置のシステム構成図、図3は図1のA部拡大図、図4はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用ロープの保守点検方法におけるかごの高さ位置とロープテスタの出力電圧との関係を示す図、図5はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用ロープの保守点検方法の診断工程においてエレベータ制御盤による点検指令フラグのON/OFFの切り替えについて説明するフロー図、図6はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用ロープの保守点検方法の診断工程においてメンテナンスコンピュータによる制御を説明するフロー図、図7はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用ロープの保守点検方法の診断工程における損傷確認位置の演算方法を説明する図、図8はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用ロープの保守点検方法の診断工程における点検結果のモニタへの表示例を示す図、図9はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用ロープの保守点検方法のマーキング工程のフロー図、図10はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用ロープの保守点検方法の実診断工程のフロー図である。
まず、エレベータ1及び保守装置15の構成について説明する。
図1及び図2において、エレベータ1は、昇降路2上部に設置される機械室4、及び機械室4に配設されたそらせ車8及び巻上機9の駆動綱車10に巻きかけられたロープ13、昇降路2内を走行可能にロープ13の一端に連結されたかご3、エレベータ制御盤5、及びかご3の高さ位置に関する情報をエレベータ制御盤5に出力するエンコーダ14などを備えている。
そして、詳細には図示しないが、複数のロープ13が駆動綱車10に掛け渡され、その一端側が昇降路2内に垂下され、その他端側がそらせ車8に掛け渡されて昇降路2内に垂下されている。このとき、複数のロープ13は、そらせ車8及び駆動綱車10のそれぞれの軸方向に、互いの間に所定の隙間をあけて配列されている。なお、ロープ13は、多数の素線(図示せず)を撚り合わせたストランド(図示せず)をさらに撚り合わせて構成されている。また、図示しないが、通信ポートが、かご3上及びかご3内のそれぞれにエレベータ制御盤5との通信用に配設されている。
そして、ロープ13の保守点検時、ロープテスタ16は、駆動綱車10に近接して走行するロープ13の所定部位に対応させて機械室4内に配設されている。また、ノートPC25は、後述するように、ロープテスタ16及びエレベータ制御盤5に接続した状態で機械室4内に配設したり、エレベータ制御盤5と通信可能にかご3に配設したりして用いられる。
詳細には図示しないが、ロープテスタ16は、機械室4内を走行するロープ13のそれぞれに対し、ロープ13の長さ方向の同じ位置で嵌合されて連結される複数の筐体20を有している。以下、図3では、ロープ13の配列方向の最も一側に配置されたロープ13(以下、一側のロープ13とする)に対応する筐体20内の構造について説明する。
筐体20内には、ヨーク17、一対の永久磁石18a,18b、及びコイル19が内蔵されている。
ヨーク17は強磁性の柱状のものが用いられる。また、一対の永久磁石18a,18bは、その一方がヨーク17の一端に配設され、他方がヨーク17の他端に配設されて相反する磁極を有している。コイル19は、一対の永久磁石18a,18b間に発生する磁束21が鎖交するように一対の永久磁石18a,18bの間の中間部に配置されている。
ノートPC25は、図2に示されるように、演算制御手段としてのCPU26、CPU26が演算制御を行う際のワーキングエリアに用いるためのRAM27、及びロープテスタ16からの出力やエレベータ制御盤5から受信するかご3の高さ位置情報をもとに所定の制御をCPU26に行わせるプログラムが格納されたROM28、ロープ13の点検結果を表示するためのモニタ29、モニタ29の表示領域の所定部位を選択する機能を有する周知のマウス(図示せず)などを有している。
ロープ13の保守点検は、ロープ13の損傷がロープテスタ16で検出されたときのかご3の位置(損傷対応位置)を記憶したり、検出されたロープ13の損傷箇所13a(ロープ13の損傷検出箇所)の状態をかご3上で確認できるかご3の位置(損傷確認位置)などを損傷対応位置から演算して記憶したりする診断工程、ロープ13の損傷検出箇所にマーキングを機械室4内で施すマーキング工程、及び保守者がロープ13の損傷検出箇所の状態をかご3上で実際に確認する実点検工程を有している。
図4は、かご3が、最下階から、最上階まで移動したときのかご3の高さ位置とコイル19の出力電圧との関係の一例を示したものであり、横軸をかご3の高さ位置とし、縦軸をコイル19の出力電圧としている。ここでは、一側のロープ13に対応して配置されたコイル19の出力電圧を示している。なお、かご3の高さ位置は、図1にも示されるように、最下階に着床したかご3のかご床の高さ位置を基準位置H1(=0)としている。そして、最上階をn階としたときに、かご3が2階からn階のそれぞれに着床したときのかご3の高さ位置のそれぞれをH2〜Hnとする。
なお、ここでは、一側のロープ13に対応して配置されたコイル19の出力電圧を示したが、他のロープ13に対応して配置されたコイル19の出力電圧も、ロープ13の損傷箇所13aがコイル19を通過するときも同様に大きな値のピーク値が観測される。
なお、図5及び図6では、本文中のステップ101〜ステップ105及びステップ201〜ステップ212を、説明の便宜上S101〜S105及びS201〜S212と記載する。
ステップ101でCPU6は、ノートPC25から後述の点検走行指令を受信したか否かを判断する。
ステップ101で、CPU6は点検走行指令を受信したと判断すると、高速モードで最下階までかご3を移動させてかご3を最下階に着床させる(ステップ102)。なお、高速モードとは、かご3が、移動し始めてから所定の移動量内にかご3の速度をエレベータ1の仕様、若しくはロープテスタ20の使用で許容される最高速度まで加速し、かご3の速度を目的階の手前の近傍の所定高さ位置で減速し、かご3を目的階に着床させるものである。ここでの目的階は最下階に設定されている。
ステップ104で、CPU6はかご3が最上階に着床していないと判断すると、ステップ104を繰り返す。
ステップ104で、CPU6はかご3が最上階に着床した判断すると、点検フラグをOFFにし(ステップ105)、ステップ101に戻る。
ステップ201で、ノートPC25のCPU26は、エレベータ制御盤5に所定の走行パターンでかご3の移動をさせるための点検走行指令をエレベータ制御盤5に送信するための指示が下されたか否かを判断する。なお、点検走行指令を送信するための指示は、保守者がノートPC25に対して所定の操作を行うによってなされる。
ステップ201で、CPU26は、点検走行指令を送信する指示が下されたと判断すると、エレベータ制御盤5に点検走行指令を送信する(ステップ202)。
前述したように、エレベータ制御盤25は、点検走行指令を受信したときに、かご3を最下階まで高速モードで移動させ、次いで、高速モードで最上階にかご3を移動させるとともに点検フラグをONとし、さらに、かご3が最上階に着床したと判断すると点検フラグをOFFにする制御を行う。
ステップ204で、CPU26は、入力されたロープテスタ16のコイル19の出力電圧を閾値αと比較し、コイル19の出力電圧が閾値α以上であるか否かを判断する。
前述したとおり、ロープ13の損傷箇所13aがコイル19を通過するときにコイル19の出力は大きな値となる。ここで、コイル19の出力電圧は、図4にも示されるように有る程度周囲雑音の影響を受け変動する。そこで、閾値αは、コイル19の出力電圧が周囲雑音に起因して変動するときに到達する最高電圧値よりやや大きな値に設定する。これにより、CPU26は、コイル19の出力電圧が閾値αを超えたときに、ロープ13に損傷が発生していると判断することができる。
ステップ204でCPU26はコイル19の出力が閾値α以上であると判断すると、現在のかご3の高さ位置を第1位置k1としてRAM27に記憶する(ステップ205)。
ステップ206でCPU26は、コイル19の出力が閾値α以下になっていないと判断すると、ステップ205を繰り返す。
ステップ206でCPU26は、コイル19の出力が閾値α以下になったと判断すると、現在のかご3の高さ位置を第2位置k2としてRAM27に記憶し(ステップ207)、ステップ208に進む。
図4において、コイル19の出力電圧のピーク値の一つに注目する。かご3が移動したとき、コイル19の出力電圧が最初に閾値αとなったときのかご3の高さ位置が第1位置k1に相当し、第1位置からかご3がさらに移動し、コイル19の出力電圧がピークとなった後、再び閾値αとなったときのかご3の高さ位置が第2位置k2に相当する。そして、CPU26は、第2位置k2と第1位置k1の差に相当する長さの損傷がロープ13で検出されていると判断する。そこで、ロープ13の損傷は、その長さ中心で発生しているものとみなす。つまり、ロープ13の損傷箇所13aの長さ中心がコイル19を通過したときにロープ13の損傷を検出したものとし、損傷検出時点でのかご3の高さ位置を、損傷対応位置HcとしてCPU26に演算させている。なお、第1位置k1及び第2位置k2はともにCPU26がエレベータ制御盤5から取得するものであり、損傷位置Hcもエレベータ制御盤5から取得されたものとみなす。
図7の(a)に示されるように、かご3が高さ位置Hnにあるときにかご3上でロープ13の状態を確認できるロープ13の部位をfとする。そして、部位fとコイル19と相対するロープ13の部位との間のロープ13の長さをpとする。
Hr=(Hn+Hc+p)/2・・・(1)
CPU26による最寄り階の決定は以下のように行われる。
CPU26はまず、かご3の高さ位置H1〜Hnのそれぞれと損傷確認位置Hrとの差をとり、損傷確認位置Hrとの差の絶対値が最も小さい値となるかご3の高さ位置H1〜Hnのいずれかに対応する階床を最寄り階として決定する。
ステップ211で、CPU26は、点検フラグがOFFであると判断すると、RAM27に記憶した各データを参照し、ロープ点検結果を図8に示されるような点検結果一覧表にしてモニタ29に表示し(ステップ212)、マーキング工程に移行する。
なお、図9及び図10では、本文中のステップ301〜ステップ305及びステップ401〜ステップ410を、説明の便宜上S301〜S305及びS401〜S410と記載する。
ここで、診断工程終了時には、かご3は最上階に停止している。そして、マーキング工程では、ロープ13の損傷箇所13aを機械室4内のロープテスタ16の配置位置にロープ13を移動させて、言い換えれば損傷対応位置Hcまでかご3を移動させてマーキングを損傷箇所13aに施す作業を行う。保守者は、作業の効率化を図るため、マーキングを損傷箇所13aに施す作業を、損傷対応位置Hcのうち、最も高い損傷対応位置Hcから順にかご3を移動させて行う。そして、この順番で保守者がロープ13の損傷箇所13aにマーキングを施す作業をサポートする制御プログラムが、ROM28に格納されている。
ステップ305で、保守者は、全てのロープ13の損傷箇所13aにはマーキングを施していないと判断すると、ステップ301に戻る。
ステップ305で、保守者は、全てのロープ13の損傷箇所13aにマーキングを施したと判断するとマーキング工程を終了し、実点検工程に移行する。
また、マーキング工程終了時には、かご3は損傷対応位置Hcの中で、もっとも低い損傷対応位置Hcの場所に位置している。
実点検工程はロープ13の各損傷検出箇所の状態を確認する工程であるが、保守者は作業の効率化を図るために損傷確認位置Hrのうち、最も小さな値の損傷確認位置Hrから順に上方にかご3を移動させて損傷箇所13aの状態確認を行う。そして、保守者がこのようにロープ13の各損傷検出箇所の状態を確認するのをサポートする制御プログラムが、ROM28に格納されている。
ステップ402で、CPU26は、選択された最寄り階に対し、最寄り階の手前で、最寄り階から距離γだけ離れた所定の高さ位置までかご3を高速で移動し、その後最寄り階まで低速で移動させてかご3を着床させるための適合階停止走行パターンをエレベータ制御盤5に送信する。即ち、CPU26は、かご3を適合階停止走行パターンに従って最寄り階に停止させる制御をエレベータ制御盤5に行わせる。なお、距離γは高速で移動していたかご3を無理なく選択された最寄り階に停止することができる距離で、できるだけ短い距離とする。
ステップ408で、保守者は、損傷箇所13aの状態に対して対処は可能かどうかを判断する。
ステップ408で、保守者は、損傷箇所13aの状態に対して対処は可能であると判断すると、損傷箇所13aの状態に応じた処置を行う(ステップ409)。
ここで、前述したように、ロープ13のそれぞれは、多数の素線を撚り合わせたストランドをさらに撚り合わせて構成されている。従って、素線が1,2本程度破断していただけでは、ロープ6の強度に問題はない。ステップ409の処置とは、ロープ13において破断した素線が少なければ、損傷箇所13aがほぐれてロープ13の外周面から突出したりしないようにするなどの作業である。
なお、損傷箇所13aの状態に対して対処できない例としては、ロープ13の損傷が、多数の素線が破断して発生しているものや、素線破断がロープ13の内部で発生しているものなどであり、この場合は別工程で、ロープ13自体の交換などが必要となる。
ステップ410で、保守者は、点検結果一覧表の損傷確認位置Hrのリストに未選択のものがあると判断すると、ステップ404に戻る。
ステップ410で、保守者は、点検結果一覧表の損傷確認位置Hrかご損傷確認位置Hrのリストに未選択のものがないと判断すると、実点検工程を終了する。
従って、ロープ13の保守点検に要する時間が短縮できる。
図11はこの発明の実施の形態2に係るエレベータ用ロープの保守点検方法の診断工程における点検結果のモニタへの表示例を示す図である。図12及び図13はこの発明の実施の形態2に係るエレベータ用ロープの保守点検方法のマーキング工程のフロー図である。
なお、マーキング工程の前に行われる診断工程のフローは、上記実施の形態1で図6を用いて説明したフローと同様であるが、この実施の形態2では、図11に示されるように、ステップ211における点検結果一覧表のモニタ29への表示に際し、後述の下方位置及び上方位置を選択するための表示窓29aが表示されるようになっている。
なお、図12中、ステップ501〜ステップ517を説明の便宜上S501〜S517と記す。
ステップ502でCPU26は上方位置及び下方位置のどちらが選択されたかをRAM27に記憶しステップ503に進む。
ステップ504でCPU26は、選択された損傷対応位置Hcに対し、損傷対応位置Hcの手前で、損傷対応位置Hcから所定の距離δだけ離れた所定の高さ位置までかご3を高速で移動させた後にかご3の速度を減速して低速で走行させるための再点検走行パターンをエレベータ制御盤5に送信する。即ち、CPU26は再点検走行パターンに従ってかご3を選択された損傷対応位置Hcに向けて移動させる制御をエレベータ制御盤5に行わせる。
ステップ505で、CPU26はコイル19の出力が閾値α以上でないと判断すると、ステップ505を繰り返す。
ステップ505でCPU26はコイル19の出力が閾値α以上になったと判断すると、現在のかご3の高さ位置を、現在の第1位置k1に上書きしてRAM27に記憶する(ステップ506)。
ステップ507でCPU26は、コイル19の出力が閾値α以下になっていないと判断すると、ステップ507を繰り返す。
ステップ507でCPU26は、コイル19の出力が閾値α以下になったと判断すると、現在のかご3の高さ位置を、現在の第2位置k2に上書きしてRAM27に記憶する(ステップ508)。
ステップ509で、CPU26は、(k1+k2)/2を新たな損傷対応位置Hcとして算出し、選択した損傷対応位置Hcの値に上書きしてRAM27に記憶する。
なお、第1位置及び第2位置はともにCPU26がエレベータ制御盤5から取得するものであり、新たな損傷位置Hcもエレベータ制御盤5から取得されたものとみなす。
即ち、ロープ13の損傷が再検出されたときに、CPU26が、エレベータ制御盤5から新たな損傷対応位置Hcを取得しているものと見なす。
ステップ511で、CPU26は、再度、最寄り階を決定して選択した損傷対応位置Hcに対応する最寄り階に上書きしてRAM27に記憶する。
ステップ512で、CPU26は、上方位置が選択されているか否かを判断する。
ステップ512で、CPU26は、上方位置が選択されていると判断すると、ステップ
513に進み、上方位置が選択されていないと判断するとステップ514に進む。
なお、ステップ513中の所定距離とは、例えば、ロープテスタ16の筐体20の長さの半分よりやや大きな値として設定する。このとき、かご3が新たな損傷対応位置Hcから所定距離上方にずれて停止したときに、ロープ13の損傷箇所13aが筐体20の上端のやや上方で停止する。
ステップ514で、CPU26は、新たな損傷対応位置Hcに対してかご3の高さ位置が所定距離下方に移動したところでかご3を停止させるための下方位置停止走行パターンをエレベータ制御盤5に送信する。このとき、かご3が新たな損傷対応位置Hcから所定距離下方にずれて停止したときに、ロープ13の損傷箇所13aが筐体20の下端のやや下方で停止する。
ステップ516で、保守者はロープ13の損傷再検出箇所13aにペンキやシールなどを用いてマーキングを施す。
ステップ517で、保守者は全てのロープ13の損傷再検出箇所13aにマーキングを施したか否かを判断する。
ステップ517で、保守者は、全てのロープ13の損傷再検出箇所13aにはマーキングを施していないと判断すると、ステップ503に戻る。
ステップ517で、保守者は、全てのロープ13の損傷再検出箇所13aにマーキングを施したと判断するとマーキング工程を終了し、実点検工程に移行する。
なお、この発明の実施の形態2に係るエレベータ用ロープ13の保守点検方法の他の手順は上記実施の形態1と同様である。
なお、距離δは大きな値ではないので、かご3の速度を低速にした状態で移動させる距離は短く、ロープ13の保守点検の時間短縮効果が大きく損なわれることはない。
図14はこの発明の実施の形態3に係るエレベータ用ロープの保守点検方法の実点検工程のフロー図である。
図14中、本文中のステップ601〜ステップ611を説明の便宜上S601〜S611と記載する。
ステップ603で、保守者は、ノートPC25を持参してかご3内に移動し、ノートPC25をかご3内の通信ポートに接続する。
ステップ604で、保守者は、モニタ29の点検結果一覧表に表示された損傷確認位置Hrのリストのうち、最も低い損傷確認位置Hrを選択する。
なお、距離ηは高速で移動していたかご3を無理なく損傷確認位置Hrに停止することができる距離で、できるだけ短い距離とする。
ステップ608で、保守者は、損傷箇所13aの状態に対して対処可能であるか否かを判断する。
ステップ608で、保守者は、ロープ13の状態に対して対処は可能であると判断すると、損傷箇所13aの状態に応じた処置を行い(ステップ609)、ステップ610に進む。
ステップ608で、保守者は、損傷箇所13aの状態に対する対処ができないと判断すると、工程を終了する。
ステップ611で、保守者は、点検結果一覧表の損傷確認位置Hrのリストに未選択のものがあるか否かを判断する。
ステップ611で、保守者は、点検結果一覧表の損傷確認位置Hrのリストに未選択のものがあると判断すると、ステップ601に戻る。
ステップ611で、保守者は、点検結果一覧表の損傷確認位置Hrのリストに未選択のものがないと判断すると、実点検工程を終了する。
なお、この発明の実施の形態3に係るエレベータ用ロープ13の保守点検方法の他の手順は上記実施の形態1と同様である。
Claims (5)
- 機械室に配設された駆動綱車に巻き掛けられて、エレベータ制御盤に回転が制御される該駆動綱車の回転に連動して走行し、かごを昇降させるエレベータ用ロープの保守点検方法であって、
上記かごを最下階と最上階との間を一通り移動させて上記駆動綱車に近接して配設したロープテスタに上記エレベータ用ロープの損傷を検出させ、各損傷検出時点での上記かごの高さ位置を損傷対応位置として上記エレベータ制御盤から取得する診断工程と、
取得された上記損傷対応位置のそれぞれに順次上記かごを停止させて、上記エレベータ用ロープの損傷検出箇所にマーキングを施すマーキング工程と、
上記損傷検出箇所のそれぞれに対して、上記かごを該かご上から上記損傷検出箇所を確認できる位置まで移動、停止させ、該かご上から上記損傷検出箇所の状態を確認する実点検工程と、
を備えることを特徴とするエレベータ用ロープの保守点検方法。 - 上記マーキング工程では、上記損傷対応位置のそれぞれに対し、該損傷対応位置の手前の所定の高さ位置まで上記かごを移動させた後に該かごの速度を減速して上記損傷対応位置で上記かごの移動を停止させて、上記エレベータ用ロープの損傷検出箇所に上記マーキングを施すことを特徴する請求項1記載のエレベータ用ロープの保守点検方法。
- 上記実点検工程における上記かごを移動させるのに先立って、上記損傷対応位置に基づいて、上記損傷検出箇所を該かご上から確認できる該かごの高さ位置である損傷確認位置を演算する工程を有し、
上記実点検工程では、各上記損傷確認位置に対し、該損傷確認位置の手前の所定の高さ位置まで上記かごを移動させた後に該かごの速度を減速して該損傷確認位置に上記かごを停止させ、上記かご上から上記マーキングを施した上記エレベータ用ロープの部位の状態を確認することを特徴とする請求項1または請求項2記載のエレベータ用ロープの保守点検方法。 - 機械室に配設された駆動綱車に巻き掛けられて、エレベータ制御盤に回転が制御される該駆動綱車の回転に連動して走行し、かごを昇降させるエレベータ用ロープの保守点検方法であって、
上記かごを最下階と最上階との間を一通り移動させて上記駆動綱車に近接して配設したロープテスタに上記エレベータ用ロープの損傷を検出させ、各損傷検出時点での上記かごの高さ位置を損傷対応位置として上記エレベータ制御盤から取得する診断工程と、
取得された上記損傷対応位置のそれぞれに対し、上記損傷対応位置の手前の所定の高さ位置に上記かごを移動させた後に上記かごの速度を減速して、再度上記ロープテスタに上記エレベータ用ロープの損傷を検出させて、損傷再検出時点での上記かごの高さ位置を新たな損傷対応位置として上記エレベータ制御盤から取得し、上記新たな損傷対応位置のそれぞれから上記かごを上方または下方に所定距離移動させて停止して、上記エレベータ用ロープの損傷再検出箇所にマーキングを施すマーキング工程と、
上記損傷再検出箇所のそれぞれに対して、上記かごを該かご上から上記損傷再検出箇所を確認できる位置まで移動、停止させ、該かご上から上記損傷再検出箇所の状態を確認する実点検工程と、
を備えることを特徴とするエレベータ用ロープの保守点検方法。 - 上記実点検工程における上記かごを移動させるのに先立って、上記新たな損傷対応位置に基づいて、上記損傷再検出箇所を該かご上から確認できる該かごの高さ位置である損傷確認位置を演算する工程を有し、
上記実点検工程は、各上記損傷確認位置に対し、該損傷確認位置の手前の所定の高さ位置まで上記かごを移動させた後に該かごの速度を減速して上記損傷確認位置に上記かごを停止させ、上記かご上から上記損傷再検出箇所の状態を確認することを特徴とする請求項4記載のエレベータ用ロープの保守点検方法。
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