JP7058102B2 - 解像度特性測定装置およびそのプログラム - Google Patents
解像度特性測定装置およびそのプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7058102B2 JP7058102B2 JP2017200518A JP2017200518A JP7058102B2 JP 7058102 B2 JP7058102 B2 JP 7058102B2 JP 2017200518 A JP2017200518 A JP 2017200518A JP 2017200518 A JP2017200518 A JP 2017200518A JP 7058102 B2 JP7058102 B2 JP 7058102B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- sine wave
- resolution characteristic
- wave
- black
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
- Studio Devices (AREA)
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
Description
図8に示すように、インメガサイクルチャートは、映像周波数1MHzから36MHzまでに相当する白黒の縦縞を並べ、チャート中央と4つのコーナー部分に800TVL/PH(27.5MHz)の縦縞を並べた矩形波パターンを有している。
なお、4Kカメラや8Kカメラでも、インメガサイクルチャートを撮像し、撮像画像から中央部分のHDサイズの画像を切り出して、HDTVカメラと同様の手法でCTFを測定する。
従来測定法では、解像度特性測定時に、測定者は、黒領域FBのレベルを0%、白領域FWのレベルを100%になるようにペデスタルおよびゲインにより、黒レベルおよび白レベルを調整する。
そして、測定者は、パターン領域FPの波形応答に対応する振幅としてCTFを目視で読み取る。
このように、従来測定法は、測定者が手動でレベル調整を行い、目視によりCTFを読み取っていた。
具体的には、矩形波パターンに対応した応答波形にはカメラノイズが含まれている。また、応答波形における矩形波パターンのエッジの位置は、カメラの撮像素子の画素位置(サンプリング位置)に対して様々な位置(位相)に存在している。そのため、従来測定法において、波形モニタ上では、波形応答のピークが一定とはならない。
このように、従来測定法では、波形応答のピークが変動した状態で目視によりCTFを読み取っても、測定基準が曖昧となり、測定者による測定値のばらつき等、精度よく解像度特性を測定できないという問題がある。
すなわち、正弦波近似手段は、波数算出手段によって、ラインデータの平均値に対する画素値の変化に基づいて、応答波形を正弦波としたときの波数を算出する。そして、正弦波近似手段は、周波数候補選択手段によって、算出した波数に予め定めた数の増減幅を持たせた波数範囲とラインデータの画素数とで特定される応答波形の正弦波の周波数範囲から、予め定めた間隔で複数の周波数候補を選択する。
そして、正弦波近似手段は、振幅算出手段によって、算出した位相および最適周波数を有する応答波形と、ラインデータとの誤差の2乗和が最小となる応答波形の正弦波の振幅を算出する。
これによって、解像度特性測定装置は、矩形波パターン領域の応答波形を正弦波で特定することができる。
なお、解像度特性測定装置は、コンピュータを前記した各手段として機能させるための解像度特性測定プログラムで動作させることができる。
本発明によれば、撮像した画素値の変化を正弦波で近似することで、目視により変調度を直接読み取ることなく、撮像系の解像度特性を測定することができる。
これによって、本発明は、測定者による測定結果のばらつきをなくし、精度よく、かつ、効率的に、撮像系の解像度特性を測定することができる。
[解像度特性測定装置の構成]
最初に、図1を参照して、本発明の実施形態に係る解像度特性測定装置1の構成について説明する。
この撮像系2は、チャートCHを撮像した画像を、解像度特性測定装置1に出力する。
なお、表示装置3は、撮像系2が撮像したチャート画像を表示する表示装置と、測定結果となるCTFの値等を表示する表示装置とをそれぞれ別に設けてもよい。
図1に示すように、解像度特性測定装置1は、チャート画像記憶手段10と、測定データ抽出手段11と、正弦波近似手段12と、白黒レベル特定手段13と、解像度特性値算出手段14と、表示手段15と、を備える。
このパターンラインデータ抽出手段110は、図示を省略したマウス等の入力装置を介して、表示装置3に表示されたチャート画像内で矩形波パターンの領域を設定する。例えば、パターンラインデータ抽出手段110は、図2に示すように、チャート画像IMGCH内の矩形波パターンの領域内で、矩形形状のパターン領域FPを選択する。
そして、パターンラインデータ抽出手段110は、選択したパターン領域FP内からパターン方向(水平方向)の1ライン分の画像データ(パターンラインデータ)を抽出する。例えば、パターンラインデータ抽出手段110は、パターン領域FP内の中央のラインを抽出する。なお、パターンラインデータ抽出手段110は、外部からの指示により、どのラインを抽出するのかを指定されることとしてもよい。
パターンラインデータ抽出手段110は、抽出したパターンラインデータを正弦波近似手段12に出力する。
この白データ抽出手段111は、図示を省略したマウス等の入力装置を介して、表示装置3に表示されたチャート画像内で白の領域を設定する。例えば、白データ抽出手段111は、図2に示すように、チャート画像IMGCH内の矩形波パターンの両サイドに配置された白の縦縞のいずれか一方で、矩形形状の白領域FWを選択する。
そして、白データ抽出手段111は、選択した白領域FWの画像データ(白データ)を抽出する。
白データ抽出手段111は、抽出した白データを白黒レベル特定手段13に出力する。
この黒データ抽出手段112は、図示を省略したマウス等の入力装置を介して、表示装置3に表示されたチャート画像内で黒の領域を設定する。例えば、黒データ抽出手段112は、図2に示すように、チャート画像IMGCH内の矩形波パターンの両サイドに配置された白の縦縞に隣接する黒の縦縞のいずれか一方で黒領域FBを設定する。
そして、黒データ抽出手段112は、選択した黒領域FBの画像データ(黒データ)を抽出する。
黒データ抽出手段112は、抽出した黒データを白黒レベル特定手段13に出力する。
まず、波数算出手段120は、パターンラインデータの各サンプリング値(画素値)の平均値を算出し、サンプリング値ごとに、平均値以上であれば“1”、平均値未満であれば“0”とした2つの値を要素とするベクトルを生成する。
そして、波数算出手段120は、“1”および“0”を要素とするベクトルを微分し(要素間の差分をとることで、“0”,“-1”,“1”の3つ値を要素とするベクトルを生成する。そして、波数算出手段120は、3つ値を要素とするベクトルの各要素の絶対値をとり、その総和を2で割ることで波数を算出する。
そして、波数算出手段120は、このベクトルを微分し、3つの値を要素とするベクトル(0,-1,0,1,0,-1,0,1)を生成する。
そして、波数算出手段120は、このベクトルの各要素の絶対値をとったベクトル(0,1,0,1,0,1,0,1)において、各要素の総和(1の総数)を求め、その値を1/2にすることで波数(k)を求める。
なお、波数算出手段120が算出する波数は、サンプリング位置等により誤差を含んでいる。すなわち、波数算出手段120は、誤差を含んだ大まかな波数を算出する。
波数算出手段120は、算出した波数を、周波数候補選択手段121に出力する。
ここで、波数をk、パターンラインデータのサンプル数(画素数)をLとしたとき、周波数(角周波数)ωは、ω=2πk/(L-1)で表すことができる。
なお、波数算出手段120で算出した波数には、誤差が含まれている。そこで、周波数候補選択手段121は、kに所定範囲の幅を持たせて、周波数の候補を複数選択する。
具体的には、周波数候補選択手段121は、2π(k-2)/(L-1)から2π(k+2)/(L-1)の範囲で、所定角度(例えば0.01〔ラジアン〕)間隔となる複数の周波数(角周波数)候補ω1,ω2,…を選択する。
周波数候補選択手段121は、選択した複数の周波数(角周波数)候補ω1,ω2,…を周波数範囲限定手段122に出力する。
この周波数範囲限定手段122は、複数の周波数候補ごとに、正規化した(振幅が同じで同位相の)正弦波および余弦波を計算し、それぞれのデータ列と、パターンラインデータとの相関を求め2乗和を算出する。そして、周波数範囲限定手段122は、相関の2乗和が最大となる周波数候補の前後の周波数候補を、下限周波数および上限周波数とする。
ここで、複数の周波数候補をωm(m=1,2,…,n)、サンプリング位置をx、パターンラインデータの画素値をT(x)、正弦波をsin(ωmx)、余弦波をcos(ωmx)とする。また、2つのデータ列A(x),B(x)の相関係数を求める相関関数(相互相関関数)をcorr(A(x),B(x))とする。
周波数範囲限定手段122は、以下の式(1)の計算を周波数(角周波数)候補ω1,ω2,…,ωnごとに行い、相関係数の2乗和rを求める。
なお、周波数範囲限定手段122は、相関係数の2乗和rが最大となる周波数候補が、周波数候補選択手段121で選択された周波数候補の最小周波数または最大周波数である場合、この周波数候補の近傍には、応答波形に対する正確な周波数が存在しないものと判定する。その場合、周波数範囲限定手段122は、測定データ抽出手段11に次のフレームにおいて、再度、パターン領域内のパターンラインデータを抽出する旨を指示する。あるいは、周波数範囲限定手段122は、外部からの指示より、測定データ抽出手段11に対して、複数のチャート画像のパターンラインデータを平均化して抽出する旨を指示する。
図4の例では、周波数範囲限定手段122は、相関係数の2乗和rが最大となる周波数候補ωxの前後の周波数候補を下限周波数ωL、上限周波数ωHとして特定する。
なお、波数算出手段120で算出された波数が、パターンラインデータの応答波形の波数に近ければ、図4の周波数候補の中に相関係数の2乗和の最大値(ピーク)が出現する。一方、図4のグラフで、周波数候補の最小周波数ω1または最大周波数ωnに相関係数の2乗和rが存在する場合、応答波形の周波数は、最小周波数ω1以下、最大周波数ωn以上の周波数であるため、正弦波近似手段12は、波形の特定を行わずに、新たなフレームで応答波形を特定する。
周波数範囲限定手段122は、限定した周波数範囲である下限周波数ωLと上限周波数ωHとを、周波数・位相算出手段123に出力する。
この周波数・位相算出手段123は、周波数範囲限定手段122で限定された周波数範囲(下限周波数ωL、上限周波数ωH)において、正規化した(振幅が同じで同位相の)正弦波および余弦波を計算し、それぞれのデータ列と、パターンラインデータとの相関の2乗和が最小となる周波数を最適な周波数として算出する。
(参考文献1)Forsythe, G. E., M. A. Malcolm, and C. B. Moler.“Computer Methods for Mathematical Computations.” Englewood Cliffs, NJ: Prentice Hall, 1977.
(参考文献2)Brent, Richard. P.“Algorithms for Minimization without Derivatives.” Englewood Cliffs, NJ: Prentice-Hall, 1973.
この周波数・位相算出手段123は、周波数ωfixである正規化した(振幅が同じで同位相の)正弦波および余弦波と、パターンラインデータとのそれぞれの相関とから、位相を算出する。
振幅算出手段124は、周波数・位相算出手段123で算出された周波数ωfixと位相θとを用いて、応答波形の正弦波の振幅を算出するものである。
この振幅算出手段124は、周波数ωfixと位相θとが既知で、振幅および直流成分(振幅中心)が未知の正弦波と、パターンラインデータとが最も近似する振幅を算出する。
これによって、正弦波近似手段12は、パターンラインデータの画素の変化を正弦波で近似することができる。
なお、ここでは、正弦波近似手段12は、表示装置3において、測定結果をグラフ化するため、パターンラインデータと、応答波形の正弦波を特定する周波数、位相、振幅、直流成分を、表示手段15に出力する。
白レベル算出手段130は、算出した白レベルの画素値Wを、解像度特性値算出手段14に出力する。
黒レベル算出手段131は、算出した黒レベルの画素値Bを、解像度特性値算出手段14に出力する。
なお、ここでは、白黒レベル特定手段13は、表示装置3において、測定結果をグラフ化するため、白レベルの画素値および黒レベルの画素値を、表示手段15に出力する。
具体的には、図5に示すように、応答波形Wsの振幅をA、白レベルの画素値をW、黒レベルの画素値をBとしたとき、解像度特性値算出手段14は、以下の式(6)により、CTFの値を算出する。
表示手段15は、測定結果を表示装置3に表示するものである。ここでは、表示手段15は、解像度特性値算出手段14で算出されたCTFの値を表示装置3に表示する。
なお、表示手段15は、CTF以外にも、種々のデータを表示装置3に表示することができる。
ここでは、表示手段15は、正弦波近似手段12から入力されるパターンラインデータと、応答波形の正弦波を特定する周波数、位相、振幅、直流成分と、白黒レベル特定手段13から入力される白レベルの画素値、黒レベルの画素値とから、応答波形の正弦波をグラフ化して表示する。
また、解像度特性測定装置1は、図示を省略したコンピュータを、前記した各手段として機能させるためのプログラム(解像度特性測定プログラム)で動作させることができる。
次に、図7を参照(構成については適宜図1参照)して、本発明の実施形態に係る解像度特性測定装置1の動作について説明する。
ステップS1において、解像度特性測定装置1は、図示を省略した映像入力手段を介して、撮像系2からチャート画像を入力し、チャート画像記憶手段10に記憶する。
ステップS2において、測定データ抽出手段11は、ステップS1で入力したチャート画像を、表示手段15を介して表示装置3に表示する。
すなわち、測定データ抽出手段11は、パターンラインデータ抽出手段110によって、測定対象である空間周波数の矩形波パターンの領域から、パターン方向の1ライン分の画像データをパターンラインデータとして抽出する。
また、測定データ抽出手段11は、白データ抽出手段111によって、白レベルの領域の画像データ(白データ)を抽出する。さらに、測定データ抽出手段11は、黒データ抽出手段112によって、黒レベルの領域の画像データ(黒データ)を抽出する。
ステップS5において、周波数候補選択手段121は、ステップS4で算出された波数を所定数(例えば、2)だけ増減させた波数で特定される周波数(角周波数)の範囲を細分化することで、応答波形の複数の周波数候補を選択する。
ステップS10において、解像度特性値算出手段14は、ステップS8で最適化された振幅と、ステップS9で算出された白レベルの画素値および黒レベルの画素値とから、CTFの値を算出する。すなわち、解像度特性値算出手段14は、白レベルの画素値と黒レベルの画素値との差に対する振幅の2倍の割合をCTFの値として算出する。
以上の動作によって、解像度特性測定装置1は、測定者の目視によるCTFの割合測定を行うことなく、指定された矩形波パターンにおける撮像系2のCTFを直接数値として提示することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、この実施形態に限定されものではない。
例えば、ここでは、正弦波近似手段12で応答波形を正弦波で特定する際に、周波数として角周波数を用いた例で説明した。しかし、角周波数ωと周波数fとはω=2πfの関係があるため、正弦波近似手段12は、角周波数ωを算出する代わりに周波数fを算出することとしてもよい。
その場合、周波数候補選択手段121は、波数をk、パターンラインデータのサンプル数(画素数)をLとしたとき、(k-2)/(L-1)から(k+2)/(L-1)の範囲で、所定周波数(例えば0.01〔ヘルツ〕)間隔となる複数の周波数候補f1,f2,…を選択すればよい。また、周波数範囲限定手段122、周波数・位相算出手段123、振幅算出手段124において、角周波数ωを2πfとして演算を行えばよい。
また、ここでは、解像度特性測定装置1は、白黒の周期を有する矩形波パターンを表したチャートCH(例えば、図8のインメガサイクルチャート)を撮像し、解像度特性を測定するものとして説明した。
しかし、解像度特性測定装置1は、白黒の濃淡を正弦波パターンとしたチャートを撮像し、解像度特性を測定してもよい。
また、ここでは、解像度特性測定装置1は、1ライン分の解像度特性を測定することとした。
しかし、解像度特性測定装置1は、測定データ抽出手段11で選択された領域(図2のパターン領域FP、白領域FW、黒領域FB)のすべてのラインを測定対象として、ラインごとの解像度特性を表示することとしてもよい。
10 チャート画像記憶手段
11 測定データ抽出手段
110 パターンラインデータ抽出手段
111 白データ抽出手段
112 黒データ抽出手段
12 正弦波近似手段
120 波数算出手段
121 周波数候補選択手段
122 周波数範囲限定手段
123 周波数・位相算出手段
124 振幅算出手段
13 白黒レベル特定手段
130 白レベル算出手段
131 黒レベル算出手段
14 解像度特性値算出手段
15 表示手段
2 撮像系
3 表示装置
CH チャート(測定用チャート)
Claims (5)
- 白黒の周期を有する矩形波パターン領域、白領域および黒領域を含んだ測定用チャートを撮像系で撮像したチャート画像から、前記撮像系の解像度特性を測定する解像度特性測定装置であって、
前記チャート画像の前記矩形波パターン領域におけるパターン方向のラインデータの画素値の変化を正弦波で近似する正弦波近似手段と、
前記チャート画像の白領域で特定される白レベルの画素値と、前記チャート画像の黒領域で特定される黒レベルの画素値と、前記正弦波近似手段で正弦波に近似された応答波形の振幅とに基づいて、前記解像度特性であるCTF値を算出する解像度特性値算出手段と、
を備えることを特徴とする解像度特性測定装置。 - 白黒の濃淡の周期を有する正弦波パターン領域、白領域および黒領域を含んだ測定用チャートを撮像系で撮像したチャート画像から、前記撮像系の解像度特性を測定する解像度特性測定装置であって、
前記チャート画像の前記正弦波パターン領域におけるパターン方向のラインデータの画素値の変化を正弦波で近似する正弦波近似手段と、
前記チャート画像の白領域で特定される白レベルの画素値と、前記チャート画像の黒領域で特定される黒レベルの画素値と、前記正弦波近似手段で正弦波に近似された応答波形の振幅とに基づいてMTF値を算出し、コルトマン補正を行うことで、前記解像度特性であるCTF値を算出する解像度特性値算出手段と、
を備えることを特徴とする解像度特性測定装置。 - 前記正弦波近似手段は、
前記ラインデータの平均値に対する画素値の変化に基づいて、応答波形を正弦波としたときの波数を算出する波数算出手段と、
前記波数算出手段で算出された波数に予め定めた数の増減幅を持たせた波数範囲と前記ラインデータの画素数とで特定される前記応答波形の正弦波の周波数範囲から、予め定めた間隔で複数の周波数候補を選択する周波数候補選択手段と、
前記周波数候補選択手段で選択された周波数候補ごとに、正規化した正弦波および余弦波を計算し、それぞれのデータ列と前記ラインデータとの相関を求め、前記相関が最大となる周波数候補の前後の周波数候補を、下限周波数および上限周波数として限定する周波数範囲限定手段と、
前記下限周波数および前記上限周波数の周波数範囲で、前記ラインデータと正規化した正弦波および余弦波との相関が最大となる周波数を最適周波数として算出するとともに、前記最適周波数を有する正弦波および前記ラインデータの相関係数と、前記最適周波数を有する余弦波および前記ラインデータの相関係数とから、前記応答波形の正弦波の位相を算出する周波数・位相算出手段と、
前記周波数・位相算出手段で算出された最適周波数および位相を有する前記応答波形と、前記ラインデータとの誤差が最小となる前記応答波形の正弦波の振幅を算出する振幅算出手段と、
を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の解像度特性測定装置。 - 前記正弦波近似手段は、複数のフレームで撮像した前記ラインデータの平均の画素値の変化を、正弦波の応答波形で近似することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の解像度特性測定装置。
- コンピュータを、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の解像度特性測定装置として機能させるための解像度特性測定プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017200518A JP7058102B2 (ja) | 2017-10-16 | 2017-10-16 | 解像度特性測定装置およびそのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017200518A JP7058102B2 (ja) | 2017-10-16 | 2017-10-16 | 解像度特性測定装置およびそのプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019075697A JP2019075697A (ja) | 2019-05-16 |
JP7058102B2 true JP7058102B2 (ja) | 2022-04-21 |
Family
ID=66544213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017200518A Active JP7058102B2 (ja) | 2017-10-16 | 2017-10-16 | 解像度特性測定装置およびそのプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7058102B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA3143928C (en) * | 2019-06-18 | 2023-06-13 | Huawei Technologies Co., Ltd | Dynamic image resolution assessment |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000287227A (ja) | 1999-03-31 | 2000-10-13 | Fuji Photo Film Co Ltd | 表示装置の鮮鋭度測定方法 |
JP2000298076A (ja) | 1999-04-15 | 2000-10-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | 鮮鋭度評価方法およびこれを用いる鮮鋭度評価装置 |
JP2006234468A (ja) | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Konica Minolta Opto Inc | コントラスト測定方法、コントラスト測定装置および空間周波数特性測定方法 |
JP2014092508A (ja) | 2012-11-06 | 2014-05-19 | Leader Electronics Corp | テストチャート及びその使用方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3282868B2 (ja) * | 1993-02-05 | 2002-05-20 | 松下電器産業株式会社 | 解像度検査方法 |
-
2017
- 2017-10-16 JP JP2017200518A patent/JP7058102B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000287227A (ja) | 1999-03-31 | 2000-10-13 | Fuji Photo Film Co Ltd | 表示装置の鮮鋭度測定方法 |
JP2000298076A (ja) | 1999-04-15 | 2000-10-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | 鮮鋭度評価方法およびこれを用いる鮮鋭度評価装置 |
JP2006234468A (ja) | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Konica Minolta Opto Inc | コントラスト測定方法、コントラスト測定装置および空間周波数特性測定方法 |
JP2014092508A (ja) | 2012-11-06 | 2014-05-19 | Leader Electronics Corp | テストチャート及びその使用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019075697A (ja) | 2019-05-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5193113B2 (ja) | Mtf測定装置およびmtf測定プログラム | |
JP6302219B2 (ja) | Mtf測定装置およびmtf測定プログラム | |
JP2001504644A (ja) | プロジェクタの自動調節用のユニバーサル装置とその使用法 | |
JP7207319B2 (ja) | 二次元フリッカ測定装置、二次元フリッカ測定システム、二次元フリッカ測定方法、及び、二次元フリッカ測定プログラム | |
JP2011188083A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び光学顕微鏡を搭載した撮像装置 | |
WO2018090450A1 (zh) | 显示屏均匀性测试方法及显示屏均匀性测试系统 | |
WO2017170710A1 (ja) | 輝度調整装置及び方法、並びに画像表示システム、並びにプログラム及び記録媒体 | |
JP6806587B2 (ja) | Mtf測定装置およびそのプログラム | |
JP7058102B2 (ja) | 解像度特性測定装置およびそのプログラム | |
JP7503443B2 (ja) | ディスプレイmtf測定装置およびそのプログラム | |
JP7257231B2 (ja) | Mtf測定装置およびそのプログラム | |
JP6742180B2 (ja) | Mtf測定装置及びそのプログラム | |
JP6370646B2 (ja) | Mtf測定装置 | |
JP2017212638A (ja) | 表示装置、表示装置の制御方法、及びプログラム | |
JP2010197201A (ja) | Mtf測定用チャート、mtf測定装置およびmtf測定プログラム | |
JP6153318B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および、記憶媒体 | |
JP7340381B2 (ja) | 空間周波数比測定装置およびそのプログラム | |
JP6795998B2 (ja) | Mtf測定装置およびそのプログラム | |
JP7190327B2 (ja) | Mtf測定装置およびそのプログラム | |
JP6967382B2 (ja) | Mtf測定装置およびそのプログラム | |
JP7208737B2 (ja) | カメラ評価値測定装置およびカメラ評価値測定方法 | |
JP2015106192A (ja) | 不快度推定装置及び不快度推定プログラム | |
JP2024035861A (ja) | ディスプレイ変調度測定装置およびそのプログラム | |
JPWO2019049316A1 (ja) | 変状検出装置および変状検出方法 | |
JP2018138904A (ja) | Mtf測定用チャート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200902 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210825 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210914 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211021 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220315 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220411 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7058102 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |