JP7057579B1 - 袋封鎖装置及び袋封鎖方法 - Google Patents

袋封鎖装置及び袋封鎖方法 Download PDF

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Abstract

【解決手段】搬送制御部201は、上方搬送ベルト103と下方搬送ベルト106との挟み込みと回転とにより、チャック付き袋Bの開口部B1を前方から後方に向かって搬送する。脱気制御部202は、脱気部11により、チャック付き袋Bの開口部B1から内部の脱気を行う。溶着制御部203は、当該加熱部12により、チャック付き袋Bの開口部B1を溶着して封止する。冷却制御部204は、当該冷却部13により、チャック付き袋Bの開口部B1の溶着部を冷却する。封鎖部14は、主動封鎖ローラ141と従動封鎖ローラ142とを相互に押圧させることで、当該チャック付き袋BのチャックCを封鎖する。【選択図】図1

Description

本発明は、袋封鎖装置及び袋封鎖方法に関する。
近年、開口部を開封後でも内部のチャックを封鎖することで、内容物の保存性を高めたチャック付き袋が普及されている。このチャック付き袋の製造では、チャックを予め封鎖する必要がある。
このチャックを封鎖するための技術が登場してきている。例えば、特開2021-123415号公報(特許文献1)には、第1ローラと、第2ローラとを有する封鎖装置が開示されている。この封鎖装置では、第1ローラの回転軸と第2ローラの回転軸は平行であり、第1ローラの外周面と第2ローラの外周面は対向し、第1ローラは、回転軸方向に変位が可能である。そして、第1ローラと第2ローラの間隔は、第1ローラと第2ローラとの間に挿入されるチャックに応じて変化する。これにより、煩雑な調整を行うことなく、複数種類のチャックを封鎖することが出来るとしている。
特開2021-123415号公報
チャック付き袋は、チャックの封鎖により内容物を保存することが出来るため、その需要は、今後、増加すると考えられる。
ところで、チャック付き袋の製造現場では、例えば、作業者が手作業でチャックを封鎖していることがあり、チャックの封鎖に手間と時間が掛かるという課題がある。そのため、チャックの封鎖の自動化が求められていた。
一方、チャック付き袋の製造工程では、先ず、袋の内部の空気を除去した上で、袋の開口部をヒータでシールしたり、チャックを封鎖したりしている。一般的な袋では、袋の内部の空気を除去する脱気工程を実施した後に、袋の開口部を溶着する溶着工程を実施する必要があり、袋の製造装置には、脱気機能や溶着機能が既に備わっていることが多い。一方、チャックを封鎖する封鎖機能は、その製造装置には殆ど存在せず、製造現場では、チャックの封鎖機能を製造装置に組み込みたいという要望がある。
ここで、特許文献1に記載の技術では、先ず、第1封鎖ローラと第2封鎖ローラで、チャックを封鎖した後に、加熱部で袋の開口部を溶着して封鎖し、冷却部で袋の溶着部分を冷却する構成である。そのため、封鎖工程の後に溶着工程を行っており、脱気工程の後に溶着工程を行う既存の製造装置に組み込み難いという課題がある。又、特許文献1に記載の技術では、袋の空気を除去する脱気機能を組み込むことが出来ることが記載されているものの、この脱気機能をベルトシーラに具体的にどのように設置すべきか不明であり、封鎖工程、溶着工程、脱気工程の関係性が不明確であるという課題がある。
そこで、本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、チャック付き袋の脱気と溶着と封鎖とを自動的に行うことが出来るとともに、チャックの封鎖機能を後付けで設置することが可能な袋封鎖装置及び袋封鎖方法を提供することを目的とする。
本発明に係る袋封鎖装置は、上方搬送ベルトと、下方搬送ベルトと、を備える。上方搬送ベルトは、上方に回転軸を並行にして前後方向に配置された上方前方搬送ローラと上方後方搬送ローラとに掛けられ、無端状である。下方搬送ベルトは、下方に回転軸を並行にして前後方向に配置された下方前方搬送ローラと下方後方搬送ローラとに掛けられ、無端状である。袋封鎖装置は、搬送制御部と、脱気制御部と、溶着制御部と、冷却制御部と、封鎖部と、を備える。搬送制御部は、前記上方搬送ベルトと前記下方搬送ベルトとの間に、チャック付き袋の開口部が挿入されると、前記上方搬送ベルトと前記下方搬送ベルトとの挟み込みと回転とにより、前記チャック付き袋の開口部を前方から後方に向かって搬送する。脱気制御部は、前記上方前方搬送ローラと前記下方前方搬送ローラとの直後に設けられた脱気部に、前記チャック付き袋の開口部が搬送されると、当該脱気部により、前記チャック付き袋の内部の脱気を行う。溶着制御部は、前記脱気部の直後に設けられた加熱部に、前記脱気されたチャック付き袋の開口部が搬送されると、当該加熱部により、前記チャック付き袋の開口部を溶着して封止する。冷却制御部は、前記加熱部の直後に設けられた冷却部に、前記チャック付き袋の開口部が搬送されると、当該冷却部により、前記チャック付き袋の開口部の溶着部を冷却する。封鎖部は、前記冷却部の直後に設けられ、回転軸が前記上方後方搬送ローラ又は前記下方後方搬送ローラのいずれかの回転軸に連結され、前記チャック付き袋のチャックの位置に対応して前記上方搬送ベルト又は前記下方搬送ベルトから横にずらして設けられた主動封鎖ローラと、前記主動封鎖ローラと対向して設けられた従動封鎖ローラとの間に、前記冷却後のチャック付き袋のチャックが搬送されると、前記主動封鎖ローラと前記従動封鎖ローラとを相互に押圧させることで、当該チャック付き袋のチャックを封鎖する。
又、本発明に係る袋封鎖方法は、搬送制御工程と、脱気制御工程と、溶着制御工程と、冷却制御工程と、封鎖工程と、を備える。袋封鎖方法の各制御工程は、袋封鎖装置の各制御部に対応する。
本発明では、チャック付き袋の脱気と溶着と封鎖とを自動的に行うことが出来るとともに、チャックの封鎖機能を後付けで設置することが可能となる。
本発明の実施形態に係る袋封鎖装置の一例を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る袋封鎖方法の実行手順を示すためのフローチャートである。 チャック付き袋の開口部の搬送の一例を示す正面視斜視図(図3A)と、チャック付き袋の脱気の一例を示す正面視斜視図(図3B)と、である。 チャック付き袋の開口部の溶着の一例を示す正面視斜視図(図4A)と、チャック付き袋の開口部の冷却の一例を示す正面視斜視図(図4B)と、である。 本発明の実施形態に係る袋封鎖装置の一例を示す正面図と、平面図と、底面図と、である。 チャック付き袋のチャックの封鎖開始の一例を示す正面視斜視図(図6A)と、チャック付き袋のチャックの封鎖中の一例を示す正面視斜視図(図6B)と、チャック付き袋のチャックの封鎖完了の一例を示す正面視斜視図(図6C)と、である。 チャック付き袋の開口部の排出の一例を示す正面視斜視図である。 本発明の実施形態に係る袋封鎖装置の封鎖部の一例を示す正面図と、左側面図と、である。 アーム部の先端部を主動封鎖ローラに対して近づけた場合の一例を示す正面視斜視図(図9A)と、アーム部の先端部を主動封鎖ローラに対して遠ざけた場合の一例を示す正面視斜視図(図9B)と、である。
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本発明に係る袋封鎖装置1は、図1に示すように、基本的に、搬送部10と、脱気部11と、加熱部12と、冷却部13と、封鎖部14とを備えている。尚、図1の右方向は、袋封鎖装置1の前方向であり、図1の左方向は、袋封鎖装置1の後方向である。
ここで、搬送部10は、上方前方搬送ローラ101と、上方後方搬送ローラ102と、上方搬送ベルト103と、下方前方搬送ローラ104と、下方後方搬送ローラ105と、下方搬送ベルト106とを備える。
上方前方搬送ローラ101と、上方後方搬送ローラ102とは、上方に回転軸を並行にして前後方向に配置されており、上方搬送ベルト103は、無端状であり、上方前方搬送ローラ101と、上方後方搬送ローラ102とに掛けられており、適度な張力で張られている。
又、下方前方搬送ローラ104と、下方後方搬送ローラ105とは、下方に回転軸を並行にして前後方向に配置されており、下方搬送ベルト106は、無端状であり、下方前方搬送ローラ104と、下方後方搬送ローラ105とに掛けられており、同様に、適度な張力で張られている。上方搬送ベルト103と、下方搬送ベルト106とは、相互に当接するように構成しており、チャック付き袋の開口部を挟み込むことが可能である。
又、上方前方搬送ローラ101と、上方後方搬送ローラ102とは、図1から見て、時計回りに回転することで、上方搬送ベルト103も、時計回りに回転する。一方、下方前方搬送ローラ104と、下方後方搬送ローラ105とは、図1から見て、反時計回りに回転することで、下方搬送ベルト106も、反時計回りに回転する。
又、脱気部11は、上方前方搬送ローラ101と下方前方搬送ローラ104との直後に設けられ、加熱部12は、脱気部11の直後に設けられ、冷却部13は、加熱部12の直後に設けられている。
又、封鎖部14は、主動封鎖ローラ141と、従動封鎖ローラ142とを備える。主動封鎖ローラ141は、冷却部13の直後に設けられ、回転軸が上方後方搬送ローラ102又は下方後方搬送ローラ105のいずれかの回転軸に連結され、チャック付き袋のチャックの位置に対応して上方搬送ベルト103又は下方搬送ベルト106から横にずらして設けられている。ここで、主動封鎖ローラ141は、例えば、図1に示すように、下方後方搬送ローラ105に対して手前側に配置され、主動封鎖ローラ141の回転軸は、下方後方搬送ローラ105の回転軸に連結されている。一方、従動封鎖ローラ142は、主動封鎖ローラ141と対向して設けられており、上方後方搬送ローラ102の方に設置されている。
さて、袋封鎖装置1は、各部を制御するための制御装置200を備える。制御装置200は、後述する各制御部を備え、それぞれの処理を制御している。各制御部は、例えば、端末装置やマイクロコンピュータにより構成され、図示しないCPU、ROM、RAM等を内蔵しており、CPUは、例えば、RAMを作業領域として利用し、ROM等に記憶されているプログラムを実行する。又、後述する各制御部についても、CPUがプログラムを実行することで当該各制御部を実現する。
次に、図2-図8を参照しながら、本発明の実施形態に係る構成及び実行手順について説明する。先ず、作業者が、袋封鎖装置1の制御装置200の電源スイッチを入れると、制御装置200の各制御部に電力が供給され、各制御部が処理の実行を開始する。
ここで、作業者が、チャック付き袋Bを用意する。このチャック付き袋Bでは、開口部B1が未だ封止されておらず、開口部B1から所定の距離だけ中央側で、且つ、袋Bの内側にチャックCを有している。チャック付き袋Bを商品として製造する場合、チャック付き袋Bの開口部B1から中に内容物を充填し、チャック付き袋Bの中を脱気し、開口部B1を封止し、チャックCを封鎖する必要がある。
チャック付き袋Bの開口部B1から内容物が充填された後に、作業者は、図3Aに示すように、チャック付き袋Bの開口部B1を、上方搬送ベルト103と下方搬送ベルト106との間に挿入する。すると、搬送制御部201は、上方搬送ベルト103と下方搬送ベルト106との挟み込みと回転とにより、チャック付き袋Bの開口部B1を前方から後方に向かって搬送する(図2:S101)。
ここで、搬送制御部201の搬送方法に特に限定は無い。例えば、上方搬送ベルト103が掛けられた上方前方搬送ローラ101又は上方後方搬送ローラ102のいずれか又は両方の回転軸に所定の上方モーターの回転軸が連結されており、搬送制御部201は、この上方モーターの回転軸を、図1の正面から見て、時計回りに回転させることで、上方搬送ベルト103を時計回りに回転させる。同様に、下方搬送ベルト106が掛けられた下方前方搬送ローラ104又は下方後方搬送ローラ105のいずれか又は両方の回転軸に所定の下方モーターの回転軸が連結されており、搬送制御部201は、この下方モーターの回転軸を、図1の正面から見て、反時計回りに回転させることで、下方搬送ベルト106を反時計回りに回転させる。
ここで、上方搬送ベルト103と下方搬送ベルト106とは、相互に適度に当接しており、チャック付き袋Bの開口部B1が上方搬送ベルト103と下方搬送ベルト106との間に挿入されると、搬送制御部201は、上方搬送ベルト103と下方搬送ベルト106とでチャック付き袋Bの開口部B1を挟み込むことが出来る。
又、搬送制御部201が、上方搬送ベルト103の回転速度と下方搬送ベルト106の回転速度とを同期させることで、挟み込んだチャック付き袋Bの開口部B1を所定の搬送速度で前方から後方に向かって搬送させることが出来る。
さて、搬送制御部201によるチャック付き袋Bの搬送が行われ、脱気部11にチャック付き袋Bの開口部B1が搬送されると、脱気制御部202は、脱気部11により、チャック付き袋Bの開口部B1から内部の脱気を行う(図2:S102)。
ここで、脱気制御部202の脱気方法に特に限定は無い。例えば、脱気部11は、図3Aに示すように、上方案内部111と、下方案内部112とを備え、上方案内部111は、上方前方搬送ローラ101の直後で、上方搬送ベルト103の内周面側に設けられ、下方案内部112は、下方前方搬送ローラ104の直後で、下方搬送ベルト106の内周面側に設けられる。上方案内部111と、下方案内部112とは、それぞれ半円柱状に構成され、上方案内部111と下方案内部112との間に上方搬送ベルト103と下方搬送ベルト106とが走行し、チャック付き袋Bの開口部B1が挟み込まれながら搬送される。
ここで、脱気部11は、上方案内部111と、下方案内部112との裏面(図1では、奥側)に、空気を吸引するエアー吸引部を備える。脱気制御部202は、このエアー吸引部を駆動させることで、上方案内部111と下方案内部112との間から空気を吸引する。
図3Bに示すように、チャック付き袋Bの開口部B1が上方案内部111と下方案内部112との間で搬送している間は、脱気制御部202によるエアー吸引部の空気吸引により、チャック付き袋Bの開口部B1から内部の脱気が行われる。これにより、チャック付き袋Bの内部の脱気が完了する。
さて、脱気制御部202によるチャック付き袋Bの内部の脱気が完了し、更に、加熱部12にチャック付き袋Bの開口部B1が搬送されると、溶着制御部203は、当該加熱部12により、チャック付き袋Bの開口部B1を溶着して封止する(図2:S103)。
ここで、溶着制御部203の溶着方法に特に限定は無い。例えば、加熱部12は、図3Bに示すように、上方加熱部121と、下方加熱部122とを備え、上方加熱部121は、長尺のヒータを有し、上方案内部111の直後で、上方搬送ベルト103の内周面側に設けられる。又、下方加熱部122は、長尺のヒータを有し、下方案内部112の直後で、下方搬送ベルト106の内周面側に設けられる。上方加熱部121と、下方加熱部122とは、直方体状に構成され、上方加熱部121と下方加熱部122との間に上方搬送ベルト103と下方搬送ベルト106とが走行し、チャック付き袋Bの開口部B1が挟み込まれながら搬送される。
溶着制御部203は、ヒータの温度が予め設定された設定温度になるように上方加熱部121と下方加熱部122とに電力を供給する。設定温度は、例えば、チャック付き袋Bの開口部B1に設けられた樹脂の溶融温度に対応し、この設定温度までチャック付き袋Bの開口部B1の樹脂が加熱されることで、溶融し、開口部B1が密着する。
ここで、図4Aに示すように、チャック付き袋Bの開口部B1が上方加熱部121と下方加熱部122との間で搬送している間は、溶着制御部203による上方加熱部121と下方加熱部122との電力供給(加熱制御)により、上方加熱部121と下方加熱部122との間を通過しているチャック付き袋Bの開口部B1に熱が伝わり、当該開口部B1の樹脂が溶融する。又、チャック付き袋Bの開口部B1は、上方搬送ベルト103と下方搬送ベルト106とに挟み込まれた状態であるため、開口部B1が上方搬送ベルト103と下方搬送ベルト106とで押されて溶着し、チャック付き袋Bが封止される。これにより、チャック付き袋Bの開口部B1の溶着・封止が完了する。
さて、溶着制御部203によるチャック付き袋Bの開口部B1の溶着・封止が完了し、冷却部13にチャック付き袋Bの開口部B1が搬送されると、冷却制御部204は、当該冷却部13により、チャック付き袋Bの開口部B1の溶着部を冷却する(図2:S104)。
ここで、冷却制御部204の冷却方法に特に限定は無い。例えば、冷却部13は、図4Aに示すように、上方冷却部131と、下方冷却部132とを備え、上方冷却部131は、送風機を内蔵し、上方加熱部121の直後で、上方搬送ベルト103の内周面側に設けられる。又、下方冷却部132は、送風機を内蔵し、下方加熱部122の直後で、下方搬送ベルト106の内周面側に設けられる。上方冷却部131と、下方冷却部132とは、直方体状に構成され、上方冷却部131と下方冷却部132との間に上方搬送ベルト103と下方搬送ベルト106とが走行し、チャック付き袋Bの開口部B1が挟み込まれながら搬送される。
冷却制御部204は、上方冷却部131と下方冷却部132との送風機を駆動し、送風機が送り出す空気を上方冷却部131と下方冷却部132との間に当てる。
ここで、図4Bに示すように、チャック付き袋Bの開口部B1が上方冷却部131と下方冷却部132との間で搬送している間は、冷却制御部204による上方冷却部131と下方冷却部132との送風機の空気の送り込みにより、上方冷却部131と下方冷却部132との間を通過しているチャック付き袋Bの開口部B1の溶着部に空気が当てられて、溶着部が冷却される。そして、溶着部の冷却により、チャック付き袋Bの開口部B1の樹脂が固化される。これにより、チャック付き袋Bの開口部B1の溶着部の冷却が完了する。
さて、冷却制御部204によるチャック付き袋Bの開口部B1の冷却が完了し、主動封鎖ローラ141と従動封鎖ローラ142との間にチャック付き袋BのチャックCが搬送されると、封鎖部14は、主動封鎖ローラ141と従動封鎖ローラ142とを相互に押圧させることで、当該チャック付き袋BのチャックCを封鎖する(図2:S105)。
ここで、封鎖部14の封鎖方法に特に限定は無い。例えば、主動封鎖ローラ141は、図4B、図5に示すように、下方冷却部132の直後に設けられ、主動封鎖ローラ141の回転軸は、下方後方搬送ローラ105の回転軸に連結されている。又、主動封鎖ローラ141は、チャック付き袋BのチャックCの位置に対応して下方搬送ベルト106から横にずらして設けられている。ここでは、主動封鎖ローラ141は、下方後方搬送ローラ105に隣接して設けられることで、下方搬送ベルト106から横にずれて配置されている。このような配置により、下方搬送ベルト106にチャック付き袋Bの開口部B1が位置して搬送されると、チャック付き袋BのチャックCが主動封鎖ローラ141に位置し、主動封鎖ローラ141と従動封鎖ローラ142との間に挿入される。
又、従動封鎖ローラ142は、上方後方搬送ローラ102の近傍に設けられることで、主動封鎖ローラ141と対向し、主動封鎖ローラ141と当接して回転する。尚、図5では、上方後方搬送ローラ102が、下方後方搬送ローラ105よりも後方に配置されているため、従動封鎖ローラ142の回転軸は、上方後方搬送ローラ102の回転軸と連結せずに、従動封鎖ローラ142は、上方後方搬送ローラ102から独立して設けられている。
ここで、図6Aに示すように、主動封鎖ローラ141と従動封鎖ローラ142との間にチャック付き袋BのチャックCが挿入されると、図6Bに示すように、封鎖部14が、主動封鎖ローラ141と従動封鎖ローラ142とを相互に押圧させながら、図6Cに示すように、チャック付き袋BのチャックCを前方から後方に送り出す。このように、チャック付き袋BのチャックCが主動封鎖ローラ141と従動封鎖ローラ142との間で搬送している間は、主動封鎖ローラ141と従動封鎖ローラ142との押し込みがチャック付き袋BのチャックCに掛かるため、チャックCの雄部が雌部に嵌まり込み、チャックCの封鎖を可能とするのである。
ここで、本発明では、脱気部11と、加熱部12と、冷却部13と、封鎖部14とが順番に配置されているため、搬送部10により搬送されたチャック付き袋Bに脱気と溶着とチャックCの封鎖とを自動的に行うことが可能となる。
特に、本発明では、主動封鎖ローラ141の回転軸を下方後方搬送ローラ105の回転軸に連結することで、下方後方搬送ローラ105から回転駆動力を取得するように構成している。そのため、主動封鎖ローラ141の回転のためのモーターや制御部を別途用意する必要が無く、封鎖部14自体を、搬送部10を有する装置に後付けで設置することが可能である。つまり、脱気部11と、加熱部12と、冷却部13とは、一般的に装置に設けられている機能であり、本発明では、この装置に封鎖部14を後で追加可能としている。その結果、チャック付き袋Bの封鎖機能を後付けで付与することが可能であり、一般的な装置の機能性向上に役立てることが出来る。
更に、本発明では、脱気部11と、加熱部12と、冷却部13と、封鎖部14とを、上方搬送ベルト103と下方搬送ベルト106との間と近傍の空間に設置しているため、装置全体をコンパクトに構成することが可能となる。
尚、上述では、主動封鎖ローラ141の回転軸が、下方後方搬送ローラ105の回転軸に連結されたが、従動封鎖ローラ142の上方位置を入れ替えて、上方後方搬送ローラ102の回転軸に連結されても構わない。その場合は、従動封鎖ローラ142は、主動封鎖ローラ141の下方位置に配置される。
ここで、図5に示すように、更に、封鎖部14の直後に排出部15を設けても構わない。排出部15は、上方前方排出ローラ151と、上方後方排出ローラ152と、上方排出ベルト153と、下方後方排出ローラ154と、後方排出ベルト155と、を備える。
上方前方排出ローラ151は、上方後方搬送ローラ102の直後に設けられ、上方前方排出ローラ151と、上方後方排出ローラ152とは、上方に回転軸を並行にして前後方向に配置されており、且つ、上方前方排出ローラ151と上方後方排出ローラ152との回転軸は、上方前方搬送ローラ101と上方後方搬送ローラ102との回転軸と並行に配置されている。上方排出ベルト153は、無端状であり、上方後方搬送ローラ102と、上方前方排出ローラ151と、上方後方排出ローラ152とに掛けられており、適度な張力で張られている。
ここで、上方排出ベルト153の幅は、後方でのチャック付き袋Bの排出を容易とするために、上方搬送ベルト103の幅よりも小さく設定されており、且つ、従動封鎖ローラ142側で、上方後方搬送ローラ102と上方前方排出ローラ151と上方後方排出ローラ152との端部に掛けられている。これにより、上方排出ベルト153には、上方後方搬送ローラ102の回転が伝わって、図5の正面から見て、時計回りに回転する。
又、下方後方排出ローラ154は、下方後方搬送ローラ105よりも後方に設けられ、下方後方排出ローラ154の回転軸は、上方前方搬送ローラ104と下方後方搬送ローラ105との回転軸と並行に配置されている。下方排出ベルト155は、無端状であり、下方後方搬送ローラ105と、下方後方排出ローラ154とに掛けられており、適度な張力で張られている。
ここで、下方排出ベルト155の幅は、上述と同様に、下方搬送ベルト106の幅よりも小さく設定されており、且つ、主動封鎖ローラ141側で、下方後方搬送ローラ105と下方後方排出ローラ154との端部に掛けられている。これにより、下方排出ベルト155には、下方後方搬送ローラ105の回転が伝わって、図5の正面から見て、反時計回りに回転する。
さて、封鎖部14によるチャック付き袋BのチャックCの封鎖が完了すると、上方排出ベルト153が、上方後方搬送ローラ102に掛けられ、且つ、下方排出ベルト155が、下方後方搬送ローラ105に掛けられていることから、上方搬送ベルト103と下方搬送ベルト106とに挟まれたチャック付き袋Bの開口部B1の近傍は、今度は、上方排出ベルト153と下方排出ベルト155との間に搬送されて、上方排出ベルト153と下方排出ベルト155との間に挟み込まれる。
ここで、上方排出ベルト153と下方排出ベルト155との幅は、上方搬送ベルト103と下方搬送ベルト106との幅よりも小さく設定されていることから、図7に示すように、上方排出ベルト153と下方排出ベルト155との間の挟み込みは、上方搬送ベルト103と下方搬送ベルト106との間の挟み込みと比較して弱くなる。そのため、上方排出ベルト153と下方排出ベルト155との間で挟み込まれたチャック付き袋Bの開口部B1の近傍は、前方から後方に搬送されるものの、後方で上方排出ベルト153と下方排出ベルト155との間から容易に抜け出る。これにより、チャックCの封鎖後のチャック付き袋Bを容易に排出することが可能となる。
特に、袋封鎖装置1の搬送部10と、脱気部11と、加熱部12と、冷却部13と、封鎖部14と、排出部15との手前側に、チャック付き袋Bの本体を搬送する本体搬送ベルトを設けて、搬送部10でチャック付き袋Bの開口部B1を搬送し、本体搬送ベルトでチャック付き袋Bの本体を搬送してもよい。
さて、封鎖部14の構成に特に限定は無いが、例えば、主動封鎖ローラ141の外周面には、弾性体が設けられ、従動封鎖ローラ142の外周面にも、同様に、弾性体が設けられている。弾性体は、ゴムや樹脂等を挙げることが出来る。このように、主動封鎖ローラ141と従動封鎖ローラ142との外周面のそれぞれに弾性体が設けられることで、チャック付き袋BのチャックCの種類やサイズが多少異なったとしても、主動封鎖ローラ141と従動封鎖ローラ142との外周面の弾性体が適度に弾性変形することで、チャックCの封鎖を適切に行うことが可能となる。
又、主動封鎖ローラ141の構成に特に限定は無いが、例えば、主動封鎖ローラ141の弾性体の外周径は、連結している下方後方搬送ローラ105の外周径とほぼ同等に設定されている。これにより、下方後方搬送ローラ105の回転によるチャック付き袋Bの開口部B1の搬送速度と、主動封鎖ローラ141の回転によるチャック付き袋BのチャックCの搬送速度をほぼ同等にすることで、チャック付き袋Bの全体の搬送速度を円滑にすることが可能となる。
又、従動封鎖ローラ142の構成に特に限定は無いが、例えば、図8に示すように、アーム部142aと、保持部142bと、調整部142cとを備えても良い。アーム部142aは、搬送部10の一部に固定され、先端部142a1が主動封鎖ローラ141の近傍に配置される。保持部142bは、従動封鎖ローラ142の回転軸を回転可能に保持し、アーム部142aの先端部142a1に取り付けられる。調整部142cは、アーム部142aの先端部142a1に対する保持部142bの位置を調整することで、主動封鎖ローラ141の回転軸に対向する従動封鎖ローラ142の回転軸の位置を調整する。これにより、作業者が、調整部142cを用いて、主動封鎖ローラ141の回転軸と従動封鎖ローラ142の回転軸との間の位置を調整することで、主動封鎖ローラ141に対する従動封鎖ローラ142の当接具合(押圧具合)を調整することが可能となる。これにより、チャック付き袋BのチャックCの雌部に対する雄部の嵌り具合に応じて、主動封鎖ローラ141に対する従動封鎖ローラ142の当接具合を調整し、どのような種類(雄部、雌部の厚み、硬さ、サイズ等)のチャックCであっても、適切に封鎖することが可能となる。
ここで、アーム部142aの先端部142a1と、保持部142bと、調整部142cとの構成に特に限定は無いが、例えば、従動封鎖ローラ142が上方に配置される場合、図8に示すように、アーム部142aの先端部142a1は、先端部142a1の上端部から従動封鎖ローラ142の回転軸の長手方向に沿って外側(手前側)に突出した突出部143aを備え、断面視で、逆L字状に構成される。又、保持部142bは、上端部から従動封鎖ローラ142の回転軸の長手方向に沿って外側に突出した突出部143bを備え、断面視で、逆L字状に構成される。保持部142bは、アーム部142aの先端部142a1に対して上下方向に移動可能に合わせられる。保持部142bの上端部の近傍には、楕円状の孔142cが設けられ、アーム部142aの先端部142a1には、ネジ穴が予め設けられ、固定ネジ142dが、外部から保持部142bの孔142cを介してアーム部142aの先端部142a1のネジ穴に螺着される。これにより、保持部142bは、アーム部142aの先端部142a1に取り付けられる。尚、従動封鎖ローラ142が下方に配置される場合、上述の構成の上下が逆の構成になる。
又、調整部142cは、アーム部142aの先端部142a1の突出部143aに上下方向に沿って設けられた第一の調整ネジ143eと、保持部142bの突出部143bに上下方向に沿って設けられ、第一の調整ネジ143eと当接する第二の調整ネジ143fとを備える。ここで、第一の調整ネジ143eと第二の調整ネジ143fとの位置をネジの回転により調整することで、保持部142bの位置が上下方向に沿って調整される。これにより、保持部142bに保持された従動封鎖ローラ142の回転軸の位置が上下方向に調整され、主動封鎖ローラ141に対する従動封鎖ローラ142の当接具合を調整することが出来る。
又、アーム部142aの構成に特に限定は無いが、例えば、図8に示すように、アーム部142aの他端部142a2に、従動封鎖ローラ142の回転軸と並行に配置された回転軸143gを備え、アーム部142aの他端部142a2の回転軸を介して、アーム部142aの先端部142a1を主動封鎖ローラ141に対して回動可能に設置しても良い。これにより、仮に、チャックCが存在しない袋Bについて、脱気、溶着を行いたい場合に、アーム部142aの先端部142a1を、主動封鎖ローラ141に対して遠ざかるように回動させることで、アーム部142aの先端部142a1から設置された保持部142bの従動封鎖ローラ142を主動封鎖ローラ141から離脱させることが出来る。そのため、チャックCが存在しない袋Bについても同じ装置で脱気、溶着を行うことが可能となる。一方、チャック付き袋Bについて、脱気、溶着、封鎖を行いたい場合に、アーム部142aの先端部142a1を、主動封鎖ローラ141に対して近づけるように回動させることで、アーム部142aの先端部142a1から設置された保持部142bの従動封鎖ローラ142を主動封鎖ローラ141に当接させることが出来る。この場合は、上述のように、主動封鎖ローラ141と従動封鎖ローラ142との押圧により、チャック付き袋BのチャックCを封鎖することが出来る。
ここで、アーム部142aの先端部142a1を回動可能とした場合、図9Aに示すように、保持部142bの従動封鎖ローラ142が主動封鎖ローラ141に当接している位置で、アーム部142aの下端に当接する第一の規制板143hと、アーム部142aの上端に引っ掛かり可能な第一の引っ掛け部143iとを設けても良い。これにより、従動封鎖ローラ142を主動封鎖ローラ141に接近させるように、アーム部142aの先端部142a1を回動した際に、第一の規制板143hがアーム部142aの下端に当接して回動を規制し、第一の引っ掛け部143hがアーム部142aの上端に引っ掛かることで、保持部142bの従動封鎖ローラ142が主動封鎖ローラ141に当接した状態で、アーム部142aの先端部142a1の回動を固定する。そのため、従動封鎖ローラ142を主動封鎖ローラ141に当接させた状態で固定することが可能となる。
又、図9Bに示すように、保持部142bの従動封鎖ローラ142が主動封鎖ローラ141から離脱した位置で、アーム部142aの上端に当接する第二の規制板143jと、アーム部142aの下端に引っ掛かり可能な第二の引っ掛け部143kとを設けても良い。これにより、従動封鎖ローラ142を主動封鎖ローラ141から遠ざけるように、アーム部142aの先端部142a1を回動した際に、第二の規制板143jがアーム部142aの上端に当接して回動を規制し、第二の引っ掛け部143kがアーム部142aの下端に引っ掛かることで、保持部142bの従動封鎖ローラ142が主動封鎖ローラ141から遠ざかった状態で、アーム部142aの先端部142a1の回動を固定する。そのため、従動封鎖ローラ142を主動封鎖ローラ141から離脱させた状態で固定することが可能となる。
又、図9A、図9Bに示すように、アーム部142aの他端部142a2の回転軸143g又はその近傍にレバー部143lを設けて、作業者がレバー部143lを操作して、アーム部142aの先端部142a1の回動を容易に出来るようにしても良い。
又、図9A、図9Bに示すように、アーム部142aの中央部の近傍に固定して、従動封鎖ローラ142を覆うカバー部143mを設けて、従動封鎖ローラ142を保護し、チャック付き袋Bの搬送を適切に行うようにしても構わない。
尚、本発明の実施形態では、制御装置200が各制御部を備えるよう構成したが、当該各制御部を実現するプログラムを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を提供するよう構成しても構わない。当該構成では、プログラムを装置に読み出させ、当該装置が各制御部を実現する。その場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の作用効果を奏する。更に、各制御部が実行する工程をハードディスクに記憶させる方法として提供することも可能である。
以上のように、本発明に係る袋封鎖装置及び袋封鎖方法は、チャック付き袋のチャックの封鎖はもちろん、装置のコンパクト化にも有用であり、チャック付き袋の脱気と溶着と封鎖とを自動的に行うことが出来るとともに、チャックの封鎖機能を後付けで設置することが可能な袋封鎖装置及び袋封鎖方法として有効である。
1 袋封鎖装置
10 搬送部
11 脱気部
12 加熱部
13 冷却部
14 封鎖部
200 制御装置
201 搬送制御部
202 脱気制御部
203 溶着制御部
204 冷却制御部

Claims (4)

  1. 上方に回転軸を並行にして前後方向に配置された上方前方搬送ローラと上方後方搬送ローラとに掛けられた無端状の上方搬送ベルトと、
    下方に回転軸を並行にして前後方向に配置された下方前方搬送ローラと下方後方搬送ローラとに掛けられた無端状の下方搬送ベルトと、を備える搬送部
    を備えた袋封鎖装置であって、
    前記上方前方搬送ローラ又は前記上方後方搬送ローラのいずれか又は両方を回転させるとともに、前記下方前方搬送ローラ又は前記下方後方搬送ローラのいずれか又は両方を回転させ、前記上方搬送ベルトと前記下方搬送ベルトとの間に、チャック付き袋の開口部が挿入されると、前記上方搬送ベルトと前記下方搬送ベルトとの挟み込みと回転とにより、前記チャック付き袋の開口部を前方から後方に向かって搬送する搬送制御部と、
    前記上方前方搬送ローラと前記下方前方搬送ローラとの直後に設けられた脱気部に、前記チャック付き袋の開口部が搬送されると、当該脱気部により、前記チャック付き袋の内部の脱気を行う脱気制御部と、
    前記脱気部の直後に設けられた加熱部に、前記脱気されたチャック付き袋の開口部が搬送されると、当該加熱部により、前記チャック付き袋の開口部を溶着して封止する溶着制御部と、
    前記加熱部の直後に設けられた冷却部に、前記チャック付き袋の開口部が搬送されると、当該冷却部により、前記チャック付き袋の開口部の溶着部を冷却する冷却制御部と、
    前記冷却部の直後に設けられ、回転軸が前記上方後方搬送ローラ又は前記下方後方搬送ローラのいずれかの回転軸に連結され、前記チャック付き袋のチャックの位置に対応して前記上方搬送ベルト又は前記下方搬送ベルトから横にずらして設けられた主動封鎖ローラと、前記主動封鎖ローラと対向して設けられた従動封鎖ローラとの間に、前記冷却後のチャック付き袋のチャックが搬送されると、前記主動封鎖ローラと前記従動封鎖ローラとを相互に押圧させることで、当該チャック付き袋のチャックを封鎖する封鎖部と、
    を備える袋封鎖装置。
  2. 前記搬送部の一部に固定され、先端部が前記主動封鎖ローラの近傍に配置されたアーム部と、
    前記従動封鎖ローラの回転軸を回転可能に保持し、前記アーム部の先端部に取り付けられた保持部と、
    前記アーム部の先端部に対する前記保持部の位置を調整することで、前記主動封鎖ローラの回転軸に対向する前記従動封鎖ローラの回転軸の位置を調整する調整部と、
    を更に備える
    請求項1に記載の袋封鎖装置。
  3. 前記アーム部の他端部に、前記従動封鎖ローラの回転軸と並行に配置された回転軸を更に備え、
    前記アーム部の他端部の回転軸を介して、前記アーム部の先端部を前記主動封鎖ローラに対して回動可能に設置している、
    請求項2に記載の袋封鎖装置。
  4. 上方に回転軸を並行にして前後方向に配置された上方前方搬送ローラと上方後方搬送ローラとに掛けられた無端状の上方搬送ベルトと、
    下方に回転軸を並行にして前後方向に配置された下方前方搬送ローラと下方後方搬送ローラとに掛けられた無端状の下方搬送ベルトと、
    を備えた袋封鎖装置の袋封鎖方法であって、
    前記上方搬送ベルトと前記下方搬送ベルトとの間に、チャック付き袋の開口部が挿入されると、前記上方搬送ベルトと前記下方搬送ベルトとの挟み込みと回転とにより、前記チャック付き袋の開口部を前方から後方に向かって搬送する搬送制御工程と、
    前記上方前方搬送ローラと前記下方前方搬送ローラとの直後に設けられた脱気部に、前記チャック付き袋の開口部が搬送されると、当該脱気部により、前記チャック付き袋の内部の脱気を行う脱気制御工程と、
    前記脱気部の直後に設けられた加熱部に、前記脱気されたチャック付き袋の開口部が搬送されると、当該加熱部により、前記チャック付き袋の開口部を溶着して封止する溶着制御工程と、
    前記加熱部の直後に設けられた冷却部に、前記チャック付き袋の開口部が搬送されると、当該冷却部により、前記チャック付き袋の開口部の溶着部を冷却する冷却制御工程と、
    前記冷却部の直後に設けられ、回転軸が前記上方後方搬送ローラ又は前記下方後方搬送ローラのいずれかの回転軸に連結され、前記チャック付き袋のチャックの位置に対応して前記上方搬送ベルト又は前記下方搬送ベルトから横にずらして設けられた主動封鎖ローラと、前記主動封鎖ローラと対向して設けられた従動封鎖ローラとの間に、前記冷却後のチャック付き袋のチャックが搬送されると、前記主動封鎖ローラと前記従動封鎖ローラとを相互に押圧させることで、当該チャック付き袋のチャックを封鎖する封鎖工程と、
    を備える袋封鎖方法。
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