JP7055991B2 - 体重管理用の食料組成物 - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、一般に、ヒトのボディマス指数、体脂肪率および/または脂肪貯蔵部位の分布を管理するための組成物および方法に、ならびに特に、ボディマス指数、体脂肪率および/または脂肪貯蔵部位の分布を管理するための食料組成物の使用に関する。本発明は、ボディマス指数、体脂肪率および/または脂肪貯蔵部位の分布を管理するため、すなわち、正のエネルギーバランス、増量および過体重の予防、過体重および肥満の治療ならびに美容目的のための脂肪低減のための方法、食料成分およびダイエタリーサプリメントに関する。特に、本発明の食料成分およびダイエタリーサプリメントは、胃腸管中の脂肪貯蔵の低減に有用な、ならびに体重の低減を望む対象における負のエネルギーバランスおよび減量を誘導するために有用な規定のペクチン化合物を含む。
先進工業国における現代の生活様式は、肉体労働離れならびに脂肪および炭水化物の消費増加により特徴付けることができ、エネルギー消費を超過するエネルギー摂取をもたらす。このエネルギーバランスのシフトは、体内のエネルギーの貯蔵を脂肪形態で引き起こし、生活様式に伴う長期のエネルギーアンバランスに起因して過体重および肥満の増加をもたらす。
過体重者の割合は年々増加しており、肥満は、一部の国において蔓延の割合に達しつつある疾患である。過体重および肥満に伴う健康リスクは膨大であり、それらの病態は、高血圧、卒中、糖尿病II型、胆嚢疾患および虚血心疾患などの疾患を罹患している個体の疾病率および死亡率に寄与することが示されている。体脂肪の美容観点も考慮すべきである。それというのも、低脂肪の身体を得、または維持するためのダイエタリーサプリメントまたは医薬の需要が絶えず増加しているためである。
過体重および肥満のリスクを低減させるための一般的な方針は、食物脂肪摂取量を低下させることにより平均エネルギー摂取量を低減させることであった。食物脂肪は、食物のエネルギー密度の、ひいてはエネルギー摂取量の主な決定因子である。脂肪の1日消費量の低減は、複合炭水化物が豊富な食料の消費の増加とともに、多くの国において食事に関する勧告の一部である。
驚くべきことに、規定の種類のペクチン(そのエステル化に関して)が、ボディマス指数、体脂肪率および/または脂肪貯蔵部位の分布の減少に有用であることが見出された。
管理という用語は、ボディマス指数、体脂肪率および/または脂肪貯蔵部位の分布を改善し、または少なくとも安定化させることを意味する。
ボディマス指数(BMI)、またはケトレー指数は、個体の体重および身長に対する相対サイズの尺度である。
以下の式
Figure 0007055991000001

が、BMIを表している。
この指数は、Adolphe Queteletにより1830~1850年に考案された。ヒトについてのBMIは、その者の体重を、その者の身長の平方により割ったものとして定義され、この値は、kg/mの単位で普遍的に示される。したがって、体重がキログラムであり、身長がメートルである場合、結果は直接得られ、ポンドおよびインチを使用する場合、703(kg/m)/(lb/in)の変換係数を適用しなければならない。
Figure 0007055991000002
ヒトまたは他の生物の体脂肪率は、脂肪の総質量を総体重により割ったものであり;体脂肪は、必須体脂肪および貯蔵体脂肪を含む。必須体脂肪は、生活および生殖機能を維持するために必要である。女性についての必須体脂肪の割合は、出産および他のホルモン機能の要求に起因して男性よりも高い。必須脂肪の割合は、男性で3~5%、女性で8~12%である。
貯蔵体脂肪は、一部が胸部および腹部中の内部臓器を保護する脂肪組織中の脂肪蓄積からなる。最小推奨総体脂肪率は、上記で報告される必須脂肪率値を超過する。体脂肪率の測定には、多数の方法、例えば、キャリパーによる、または生体電気インピーダンス分析の使用を介する計測が利用可能である。
BMIは、身体組成の差異に起因して肥満性が増加するにつれて大幅に増加する一方、体脂肪の他の指標は、より正確な結果を与え;例えば、より多量の筋量またはより大量の骨質を有する個体は、BMIもより高い。
2つの主なタイプの脂肪:内臓脂肪および皮下脂肪を区別することができる。皮下脂肪は、皮膚下で貯蔵される。内臓脂肪は腹腔内に貯蔵され、したがって、多数の重要な内部臓器、例えば、肝臓、膵臓および腸の周辺に貯蔵される体脂肪である。内臓脂肪または腹部脂肪(臓器脂肪または腹部内脂肪としても公知)は腹腔内部に局在し、臓器(胃、肝臓、腸、腎臓など)間で蓄えられる。内臓脂肪は、皮膚下部の皮下脂肪、および骨格筋中に散在する筋肉内脂肪とは異なる。大腿部および臀部におけるような下半身の脂肪は皮下脂肪であり、連続して間隙のある組織でない一方、腹部中の脂肪は、ほとんど内臓および半流動体脂肪である。内臓脂肪は、いくつかの脂肪蓄積、例として、腸間膜、精巣上体白色脂肪組織(EWAT)、および腎周囲蓄積から構成される。内臓脂肪は脂肪組織とみなされる一方、皮下脂肪はそのようなものとはみなされない。
内臓脂肪は、種々のサブクラス、例として、限定されるものではないが、心臓周囲脂肪、腎周囲脂肪、腹部周囲脂肪、後腹膜脂肪、腸間膜脂肪、大綱脂肪、精巣上体脂肪に分類することができる。腸周囲の内臓脂肪は、腸脂肪と称されることもある。
内臓脂肪は、このタイプの脂肪がホルモン機能に影響を与える独特のかつ潜在的に危険な役割を担うことを研究が示しているため、「活性脂肪」と称されることもある。より多量の内臓脂肪の貯蔵は、多数の健康上の問題、例として、2型糖尿病のリスク増加を伴う。多量の内臓脂肪の担持は、耐糖機能異常および2型糖尿病をもたらし得るインスリン耐性を伴うことが公知である。
繊維(さらにはペクチン繊維)は、消費時の満腹効果を達成するために使用されることが公知である。規定のペクチンの使用がいっそうより好ましい驚くべき効果を有することが見出された。
目下、本発明の実施形態は、ヒトのBMIを減少させるため、体脂肪率を減少させるため、および/または脂肪貯蔵部位の分布をシフトさせるために有用である。
用語「管理する」は、これらの効果を定めるために使用される。
したがって、本発明は、ヒトのボディマス指数、体脂肪率および/または脂肪貯蔵部位の分布を管理するための、65%未満のエステル化度を有する少なくとも1つのペクチンを含む組成物に関する。
好ましい実施形態において、本発明は、ヒトの内臓脂肪のレベルおよび/または割合を管理するための、65%未満のエステル化度を有する少なくとも1つのペクチンを含む組成物に関する。
別の好ましい実施形態において、本発明は、ヒトの腸間膜または腸管脂肪のレベルおよび/または割合を管理するための、65%未満のエステル化度を有する少なくとも1つのペクチンを含む組成物に関する。
ペクチンは、陸上植物の一次細胞壁中に含有される構造的ヘテロ多糖である。これは、白色から淡褐色粉末として商業的に生産され、主に柑橘果実から抽出され、ゲル化剤として食料中、特にジャムおよびゼリー中で使用される。これは、充填剤、医薬品、甘味料中で、果実ジュースおよび乳飲料中の安定剤として、ならびに食物繊維源としても使用される。洋ナシ、リンゴ、グァバ、マルメロ、プラム、グーズベリー、オレンジ、および他の柑橘果実は大量のペクチンを含有する一方、軟質果実、例えば、サクランボ、ブドウ、およびイチゴは少量のペクチンを含有する。しかし、果実以外の他の植物源もペクチンを含み得る。例えば、ペクチンは、ジャガイモ、ダイズ、サトウダイコン、チコリ、ニンジン、トマト、エンドウ、アメリカボウフウ、および(サヤ)マメから調達することができる。これら全ての列記は、全く網羅的なものではない。主な資源が列記されるにすぎない。
以下の説明は、ペクチンおよび(部分)エステル化ペクチンの構造の一部を示す。
Figure 0007055991000003
上記に示される式において、エステル化はメチル化であるが、他の基も使用され得る(例えば、アセチル)。ペクチンは、1つの基(例えば、CHまたはCOCH)により、または同一のオリゴマー構造の2つ以上の基によりエステル化され得る。アセチル化は、通常、2および/または3位のヒドロキシル基中の酸素において生じる一方、メチル化は、通常、5位のカルボキシル基において生じる。
本発明の範囲において、エステル化度は、骨格中のエステル化ペクチンモノマー単位の割合を説明するために使用される。
ペクチンは、α-1,4-結合D-ガラクツロン酸(GalA)骨格(いわゆるホモガラクツロナンまたは平滑領域)と、アラビナン、アラビノガラクタンおよびガラクタンの側鎖が分岐しているα-(1,2)-結合L-ラムノシルおよびα-1,4-結合D-ガラクツロノシル残基の交互配列からなるセグメント(分岐ラムノガラクツロナンまたはヘアリー領域)とから構成される複合多糖である。ペクチンは、主に骨格中のラムノース部分に結合するガラクトースおよびアラビノースである中性糖(NS)によりデコレートされる。
市販のペクチンは、通常、酸抽出の結果として少量の中性糖を含有する(中性糖含有率は、約5%である)。ペクチンの他の構造的要素は、キシロガラクツロナンおよびラムノガラクツロナンIIである。ラムノガラクツロナンIIは、特有の糖残基、例えば、Api(D-アピオース)、AceA(3-C-カルボキシ-5-デオキシ-L-キシロース)、Dha(2-ケト-3-デオキシ-D-リキソ-ヘプツロサル酸)およびKdo(2-ケト-3-デオキシ-D-マンノ-オクツロソン酸)を担持している。これらの様々な構造的要素の相対比率は、様々な植物起源および種々の派生市販製品によって顕著に変動し得る。
ペクチンの種々の構造的要素は、エステル化され得る。エステル化の主なタイプは、O-メチル、O-アセチルおよびO-フェルロイルである。他のいかなるタイプのエステル化も排除するものではない。エステル化の多くは、GalA残基上のホモガラクツロナン領域中に存在する。したがって、GalA残基は、フリーカルボキシル基を提示し得、またはそのカルボキシル基の1つ以上においてエステル化され得る。エステル化は、単一GalA残基のモノエステル化として生じ得るが、二重エステル化としても生じ得る。他のいかなる数のエステル化も排除するものではない。単一残基上のエステル化は、単一タイプのアルキル基(すなわち、メチル)または単一タイプのアシル基(すなわち、アセチル)を介するものであり得る。いかなる混合タイプのエステル化も排除するものではない。したがって、GalAはメチル化され得(GalA残基当たり0または1つのメチル基をもたらす)、またはアセチル化され得る(C-2および/またはC-3上のヒドロキシル基の酸素上でそれぞれ0、1または2つのアセチル基をもたらす)。最後のものは、サトウダイコンおよびジャガイモペクチン中でそのまま生じる。
本発明のペクチンは、典型的には、5および800kDaのMWサイズ分布を有する。好ましくは、MWサイズ分布は、5~400kDaである。好ましくは、所与のペクチン組成物中のペクチン分子の大多数は、200kDa未満のMWを有する。好ましくは、所与のペクチン組成物中のペクチン分子の大多数は、100kDa未満のMWを有する。
エステル化度(DE)は、定義によれば、総ガラクツロン酸(フリーGalAおよび置換GalAの合計)100モル当たりに存在するエステルの量(モル)である。多くの市販のペクチンは、本質的には、メチル-エステルタイプのエステル化を有するため、DEは、メチル化度(すなわち、DM)として表現されることが多い。その場合、エステル化度は、定義によれば、総ガラクツロン酸(フリーGalAおよび置換GalAの合計)100モル当たりに存在するメチル-エステルの量(モル)である。エステル化がアセチルタイプのものである場合、DEは、アセチル化度(すなわち、DA)として表現されることが多い。その場合、エステル化度は、定義によれば、総ガラクツロン酸(フリーGalAおよび置換GalAの合計)100モル当たりに存在するアセチル-エステルの量(モル)である。単一ペクチン試料中の複数のタイプのエステル化の場合、DEは、メチル化度(すなわち、DM)およびアセチル化度(すなわち、DA)に分けて表現されることが多い。これらは、上記のとおり計算される。あるいは、DEは、総ガラクツロン酸(フリーGalAおよび置換GalAの合計)100モル当たりに存在する1つ以上のエステル化(メチルまたはアセチルタイプのいずれかである)により修飾されたガラクツロン酸残基の量(モル)により定義されるエステル化度として表現することができる。
本発明に関して、エステル化度(DE)という用語が使用され、記載される割合は、常に、エステル化(すなわち、メチル化)を介して置換されているGalA残基の量に基づく。50のDEは、考えられる全てのGalA残基の50%がエステル化(すなわち、メチル化)されていることを意味する。
以下の特許出願は、エステル化ペクチンの使用に関し、より具体的には、それは規定のエステル化度を有するエステル化ペクチンの使用に関する。
以下の区別がエステル化ペクチン間でなされる:
(i)低エステル化ペクチン
(ii)高エステル化ペクチン。
低エステル化ペクチンは、50%未満のエステル化度(DE)を有する。これは、考えられる位置の50%未満がエステル化されていることを意味する。
高エステル化ペクチンは、50%超のDEを有する。これは、考えられる位置の50%超がエステル化されていることを意味する。
市販のHM-ペクチンについてのDE値は、典型的には、60~75%の範囲であり、LM-ペクチンについての値は、20~40%の範囲である(Sriamornsak,2003,Silpakorn University International Journal 3(1-2),206-228)。
上記のとおり、ペクチンは、ほぼ全ての高等植物中に存在する。食料産業のいくつかの副生物、例えば、柑橘果皮(柑橘ジュース生産の副生物)、リンゴ搾りかす(リンゴジュース製造の副生物)、サトウダイコン(甜菜糖産業の副生物)、および小程度でジャガイモ繊維、ヒマワリ頭部(油生産の副生物)およびタマネギが、それらの抽出に使用される(May,1990,Carbohydr.Polymers,12:79-99)。搾りかすまたは果皮からHMペクチンを抽出するための典型的なプロセスは、pH1~3、50~90℃において3~12時間の間、高温希釈鉱酸中で行われる(Rolin,2002,In:Pectins and their Manipulation;Seymour G.B.,Knox J.P.,Blackwell Publishing Ltd,222-239)。乾燥柑橘果皮は乾燥物質基準で20~30%のペクチンを含有し、乾燥リンゴ搾りかす中には、より少量が存在する(10~15%)(Christensen,1986,Pectins.Food Hydrocolloids,3,205-230)。アルコール(通常、イソプロパノールであるが、メタノールまたはエタノールも使用される)を添加することにより、ペクチンを沈殿させる。最後に、ゼラチン状の塊を加圧し、洗浄し、乾燥させ、粉砕する(May,1990,Carbohydr.Polymers,12:79-99)。プロセス条件に応じて、55~80%のDMを有するペクチンが得られる(Rolin,2002,In:Pectins and their Manipulation;Seymour G.B.,Knox J.P.,Blackwell Publishing Ltd,222-239)。
低メチル化(LM)ペクチンは、主に、抽出の間の酸性度、温度および時間を制御することによる高メチル化(HM)ペクチンの脱エステル化により得ることができる。他のタイプのペクチンを生産するため、エステルは、抽出前またはその間に濃縮液体として、酸またはアルカリの作用により、または分離および乾燥前にアルコール性スラリー中で加水分解することができる。アルカリを使用する場合、反応は、低温において水溶液中で実施してポリマーのβ-脱離分解を回避しなければならない(Kravtchenko et al,,1992,Carbohydrate Polymers,19,115-124)。LMペクチンは、水性キレート剤、例えば、ヘキサメタリン酸塩により抽出することもできる(例えば、ジャガイモペクチン)(Voragen et al.,1995,In:Food polysaccharides and their applications;Stephen A.M.,New York:Marcel Dekker Inc,287-339)。LMペクチンの生産のための酵素ペクチンメチルエステラーゼ(PME)の使用は、化学的抽出についての代替例であり得る(Christensen,1986,Pectins.Food Hydrocolloids,3,205-230)。様々な反応の条件および時間は変動し、様々なDEを有するペクチンをもたらし、DEが0ほど低いこともある。
市販のLMペクチンは、ほぼ専らHMペクチンに由来するが、LMペクチンの天然源、例えば、成熟ヒマワリ頭部が存在する(Thakur et al,1997,Critical Reviews in Food Science and Nutrition,37(l):47-73)。
DEは、一般に公知の方法により測定することができる。
例えば、エステル化度は、いくつかの方法、例えば、滴定(Food Chemical Codex,1981),IR分光分析(Gnanasambandam & Proctor,2000,Food Chemistry,68,327-332;Haas & Jager,1986,Journal of Food Science,51(4),1087-1088;Reintjes et al,1962,Journal of food sciences,27,441-445)およびNMR分光分析(Grasdalen et al,1988,Carbohydrate Research,184,183-191)を使用して測定することができる。ペクチンの鹸化後のメタノール含有率を分析するHPLC(Chatjigakis et al.,1998,Carbohydrate Polymers,37,395-408;Levigne et al.,2002,Food Hydrocolloids,16(6),547-550;Voragen et al,1986,Food Hydrocolloids,1(1),65-70)およびGCヘッドスペース(Huisman et al,2004,Food Hydrocolloids,18(4),665-668;Walter et al,1983,Journal of Food Science,48(3),1006-1007)を使用する他の方法が開発されている。ポリマー自体のDMを測定するためのキャピラリー電気泳動(CE)法が開発されている(Jiang et al,2005,Food Chemistry,91,551-555;Jiang et al,2001,of Agricultural and Food Chemistry,49,5584-5588;Zhong et al,1998,Carbohydrate Research,308,1-8;Zhong et al,1997,Carbohydrate Polymers,32(1),27-32)。CE法の利点は、DMを計算するために試料のGalA含有率が要求されないことである一方、GCヘッドスペースおよびHPLC法に従えば、GalA値がDM計算前に既知でなければならない。
驚くべきことに、65%未満のDEを有するペクチンの使用が、ボディマス指数、体脂肪率および/または脂肪貯蔵部位の分布の管理に有利であることが見出された。
本発明によるペクチンは、好ましくは、アミド化されていない(アミド官能基を有さない)。
したがって、本発明はまた、60%未満のDEを有する、ヒトのボディマス指数、体脂肪率および/または脂肪貯蔵部位の分布の管理において%で使用される、エステル化ペクチンまたはエステル化ペクチンの混合物に関する。
本発明に関するエステル化度は、好ましくは、A.G.J.Voragen,H.A.Schols and W.Pilnikにより、Food Hydrocolloids,volume 1,issue 1,pages 65-70,1986に公開された表題「Determination of the degree of methylation and acetylation of pectins by h.p.l.c,」の刊行物に記載されているHPLC法により測定される。
さらに、本発明は、65%未満のエステル化度を有する、エステル化ペクチン(またはエステル化ペクチンの混合物)をヒトに投与することによりヒトのボディマス指数、体脂肪率および/または脂肪貯蔵部位の分布を管理する方法(M)に関する。
本発明に関して、ペクチンは、任意の公知の資源から得ることができる。好適な資源の列記は、上記に挙げられる。上記プロセスの1つを使用することにより、正確なDEを有するペクチンが得られる。
好ましくは、ペクチンのDEは、60%未満、より好ましくは、55%未満、特に好ましくは、50%未満である。
したがって、本発明はまた、60%未満のDEを有する、ヒトのボディマス指数、体脂肪率および/または脂肪貯蔵部位の分布の管理において%で使用されるエステル化ペクチンまたはエステル化ペクチンの混合物に関する。
したがって、本発明はまた、55%未満のDEを有する、ヒトのボディマス指数、体脂肪率および/または脂肪貯蔵部位の分布の管理において%で使用されるエステル化ペクチンまたはエステル化ペクチンの混合物に関する。
したがって、本発明はまた、50%未満のDEを有する、ヒトのボディマス指数、体脂肪率および/または脂肪貯蔵部位の分布の管理において%で使用されるエステル化ペクチンまたはエステル化ペクチンの混合物に関する。
したがって、本発明はまた、ペクチンが、60%未満のDEを有する方法(M)である方法(M)に関する。
したがって、本発明はまた、ペクチンが、55%未満のDEを有する方法(M)である方法(M’)に関する。
したがって、本発明はまた、ペクチンが、50%未満のDEを有する方法(M)である方法(M’’)に関する。
通常、ペクチンは、少なくとも1%の、好ましくは、少なくとも2の、より好ましくは、少なくとも3%のDEを有する。したがって、1~65%、2~65%、3~65%、1~60%、2~60%、3~60%、1~55%、2~55%および3~55%の範囲が存在する。
市販のペクチンは、いくつかの集団の混合物であり得る:置換基の分布は、分子内レベル(1つの単一ペクチンポリマー鎖内)または分子間レベル(1つの単一ペクチン試料内)で異なり得る。これは、全ての置換基、したがって、糖およびエステル化で保たれ、したがって、両方のカテゴリーがその後に続く語「置換基」により意味される。置換基は、完全にランダムに分布され得る。このランダム分布は、置換基が単一ペクチンポリマー鎖上で規則的に分布する場合、均等な分布パターンに従い得、より均一なペクチンポリマー鎖をもたらす。単一ペクチン試料中の全てのペクチンポリマー鎖が同一の均一タイプのものである場合、試料も均一と呼ぶことができる。
しかしながら、単一の均一ペクチンポリマー鎖は、他の均一ペクチンポリマー鎖を有するが、置換基の様々な分子内(しかし、依然として均一)分布を有する組成で存在し得る。この場合、ペクチン試料は、不均一とみなすべきである。
さらに、本発明によるエステル化ペクチンを改変することも可能である。考えられる改変の1つは、アミド化である。アミド化ペクチンは、ペクチンの改変形態である。その場合、ガラクツロン酸の一部をアンモニアによりカルボン酸アミドに変換する。これは、周知のプロセスに従って行う。アミド基は、典型的には、アミド化GalA残基のC-6位に存在する。ペクチンがアミド化されている場合、DEは、アミド化度(すなわち、DAM)として表現されることが多い。その場合、エステル化度は、定義によれば、総ガラクツロン酸(フリーGalAおよび置換GalAの合計)100モル当たりに存在するアミドの量(モル)である。
ペクチンの他の考えられる改変は、エチルまたはプロピルである。
好ましくは、ペクチンのエステル化タイプは、メチル化および/またはアセチル化のいずれかであり、より好ましくは、メチル化である。
したがって、本発明はまた、ペクチンのエステル化タイプが、メチル化および/またはアセチル化のいずれかである、ヒトのボディマス指数、体脂肪率および/または脂肪貯蔵部位の分布の管理において%で使用されるエステル化ペクチンまたはエステル化ペクチンの混合物に関する。
したがって、本発明はまた、ペクチンのエステル化タイプが、メチル化である、ヒトのボディマス指数、体脂肪率および/または脂肪貯蔵部位の分布の管理において%で使用されるエステル化ペクチンまたはエステル化ペクチンの混合物に関する。
したがって、本発明はまた、ペクチンのエステル化タイプが、メチル化および/またはアセチル化のいずれかである方法(M)である方法(M)に関する。
したがって、本発明はまた、ペクチンのエステル化タイプが、メチル化である方法(M)である方法(M’)に関する。
天然、改変および市販のペクチンの様々な成分(すなわち、GalA含有率、中性糖含有率、メチルエステル化度、アセチル化度、アミド化度、非メチルエステル化GalAの分布、分子量)を特徴付けする方法は、Stephanie Guillotin氏の博士論文(Studies on the intra-and intermolecular distributions of substituents in commercial pectins.Wageningen University,The Netherlands,2005.ISBN 90-8504-265-8)に十分に記載されている。
上記のとおり、規定のペクチンが、ボディマス指数、体脂肪率および/または脂肪貯蔵部位の分布の管理に使用される。
驚くべきことに、低いエステル化度(すなわち、低DE)を有するペクチンが、内臓脂肪の割合の低減を可能とすることが見出された。
使用されるペクチンの量は、(個人に応じて)変動し得る。これは、体重に依存する。通常、体重1Kg当たり、かつ1日当たり0.01~5gの、65%未満のDEを有するペクチンの量が望ましい。
摂取されるペクチンは、任意の形態であり得る。ペクチンをそれ自体で、または他の成分との混合物中で使用することが可能である。
使用される成分は、通常、混合物の使用に関して選択される。成分は、混合物の特性を改善するように機能し得、または混合物が最終組成物に配合されるために使用される場合、最終組成物を改善する役割を果たし得る。
成分は、1つ以上の目的を果たし得る。このような成分は、(その使用に応じて)食料グレードでなければならないことは明らかである。
ペクチンは、食料製品の一部でもあり得る一方、食料製品は、任意の一般に公知の使用形態であり得る。
規定の食料品中のペクチンの量は、その食料品の種類に依存する。これは、個人が消費する通常の量にも依存的である。個人が多回数消費すればするほど、所望量のペクチンに到達させるための食料品中のこの量が少なくなり得る。
以下の実施例は、本発明を説明する役割を果たす。
[実施例]
[実施例1 食餌中のLMペクチンの混入は、より多回数の、かつより少量のミールをもたらす]
[ラット給餌試験設定]
17匹の雄Wisterラット(体重±320g;Harlen Netherlands BV、ホルスト、オランダ(Horst,The Netherlands))を、TSEケージ中で環境制御室内(21C±1)にて、12時間:12時間の明暗サイクル(午前10:00に点灯)下で個々に飼育した。これらの特殊ケージに、日周摂食パターン、ミールサイズおよびミール数をモニタリングするための、複数の日にわたる食料摂取の連続登録用の食料秤量センサ(TSE Systems GmbH、バートホンブルク、独国(Bad Homburg,Germany))を備えた。日周食料摂取パターンは、最後の連続2日間の平均として計算し、初日を適応に使用した。これらのプレキシガラスケージ(40×23×15cm)は、高感度重量均衡食料場(標準サイズの食料ペレット用のステンレス鋼食料容器)からなる。
動物を不断給餌で維持した。水は、試験の全期間を通して自由に利用可能とした。食料摂取および体重を毎日午前10時に計測した。計量のため、実験室天秤を使用した(感度0.1グラム)。実験は、フローニンゲン大学の動物倫理委員会(Ethical Committee of Animal Experiments of the University of Groningen)により承認された。
全ての動物に、長期心臓カテーテルを頸静脈中で左右対称に設置し、静脈内グルコース耐性試験(IVGTT)の間の採血のストレスを緩和させた。外科的処置を一般的なイソフルラン(2%)麻酔下で実施した。動物は、実験開始前に回復するまで少なくとも10日間を有した。カニューレを開存性について毎週確認した。
全試験は11週間継続した:
・第1週 摂食パターン計測(meal pattern measurement)(TSE)
・第3週 1.5グラムの単一食の間の採血
・第4週 摂食パターン計測(TSE)
・第6週 静脈内グルコース耐性試験
・第9週 摂食パターン計測(TSE)
・第11週 屠体分析
[食餌]
9匹のラットに対照食餌を給餌した一方、8匹のラットにペクチン濃縮食餌を給餌した。
食餌の組成は以下のとおりであった:95%食用RMH-Bミール(Arie Blok、ウールデン、オランダ(Woerden,the Netherlands)から入手)および5%のペクチン(ペクチン源を参照)。全ての成分(マーカーとして0.25%のTiO2を含む)を、均一混合物/生地が得られるまで工業用混合器中で水と600ml/キロに混合することにより、食餌を調製した。20分間の混合後、ペレット化装置を使用して食餌をペレット化した(直径1.0cm)。圧縮空気を室温において使用して、得られたペレットを48時間乾燥させた。
[ペクチン源]
DE33を有するペクチンは柑橘類から単離され、Herbstreith & Fox(ノイエンブルク/ヴルティンゲン、独国(Neuenburg/Wurttingen,Germany))から入手した。
[摂取パターン分析]
2回目の摂食パターン計測の間、動物を観察し、計測を48時間実施した。得られたデータを、ある食餌を給餌した全ての動物にわたり平均化し、以下の表に提示する。スチューデントT検定を使用して統計分析を実施した。
Figure 0007055991000004
驚くべきことに、ペクチン給餌動物は、サイズがより少量の有意により多回数のミールを消費した。依然として、両方の食餌についての期間中の摂食総量が有意に異なることはなく(40.92対40.69グラム)、ミールサイズの低減が満腹効果に起因することを意味した。
[実施例2 食餌中のLMペクチンの混入は、血中グルコースレベルの改善されたホメオスタシスをもたらす]
ラット試験は、実施例1に記載のとおりとした。
[静脈内グルコース耐性試験]
グルコース調節に対する食餌へのペクチン添加の効果を評価するため、ラットを静脈内グルコース耐性試験(IVGTT)に供した。IVGTTは、第6週の間に実施した。IVGTTは、明期の3および4時間目の間に実施した。食料を点灯時に除去し、IVGTTの少なくとも1時間前にラットを採血および注入チューブに接続した。IVGTTの間、15%のグルコース溶液を0.1ml/分の流量において30分間注入した。注入の開始を時点=0分と指定した。血中グルコースレベルの測定のための血液試料(0.2ml)を、時点=-10、-1、5、10、15、20、25、30、35、40、および50分においてグルコースの注入前、その間、およびその後に採取した。グルコース注入は、採血のいかなる血液量減少効果も防いだことに留意されたい。血液試料を、EDTA(20マイクロリットル/ml血液)含有チューブ中で氷上にて回収した。血液を、2600gにおいて10分間遠心分離し、血漿を分析まで-20Cにおいて貯蔵した。血中グルコースレベルを、ホフマンのヘキサシアノ鉄酸塩法(Hoffman,W.S.(1937).J.Biol Chem,120,51)により計測した。
[結果]
驚くべきことに、データは、グルコースの30分間の静脈内注入後の血中グルコースレベルが、DE33を有するペクチンを含有する食餌を給餌したラットにおいて、対照食餌を給餌したラットの血中グルコースレベルと比較して低いことを実証した(灰色の枠により示す)。つまり、低DEペクチンを含有する食餌を給餌した哺乳動物は、ピーク濃度の水平化によりその血糖レベルを制御する能力をより良好に備えており、それは、肥満症の発症の予防、ならびにボディマス指数および/または体脂肪率の管理に有益である。
Figure 0007055991000005
[実施例3 食餌中のLMペクチンの混入は、血漿インスリンレベルの改善されたホメオスタシスをもたらす]
ラット試験は、実施例1に記載のとおりとした。
1.5グラムの単一食の間の採血 ラットを7時間絶食させ(空腹動物を誘導)、その後にラットに1.5gの食餌を供給した。血漿インスリンレベルの測定のための血液試料(0.2ml)を、カニューレを介して時点=-5、0、1、2.5、5、7.5、10、15および20分において採取した。血液試料を、EDTA(20マイクロリットル/ml血液)含有チューブ中で氷上にて回収した。血液を、2600gにおいて10分間遠心分離し、血漿を分析まで-20Cにおいて貯蔵した。インスリンの血漿レベルを、Milliporeラットインスリンラジオイムノアッセイ(Rat Insulin Radioimmunoassay)(Linco Research、セントチャールズ、ミズーリ、米国(St Charles,MO,USA))により計測した。
[結果]
驚くべきことに、データは、給餌後のインスリンの血漿レベルが、DE33を有するペクチンを含有する食餌を給餌したラットにおいて、対照食餌を給餌したラットのインスリンの血漿レベルと比較して低い(灰色枠により示す)ことを実証した。つまり、低DEペクチンを含有する食餌を給餌した哺乳動物が、そのインスリンの血漿レベルを制御する能力をより良好に備えており、それにより、2型糖尿病の発症についてのリスク因子であるいわゆる高インスリン血症の機会を低下させ、それにより、ボディマス指数、体脂肪率および/または脂肪貯蔵部位の分布の管理に有益に作用する。
Figure 0007055991000006
[実施例4 食餌中のLMペクチンの混入は、脂肪沈着の低減をもたらす]
ラット試験は、実施例1に記載のとおりとした。屠殺後、屠体分析を実施して脂肪の量を測定した。肝臓、胃、腸管(腸骨から直腸)、脾臓、腎臓を摘出し、秤量した。後腹膜および精巣上体脂肪も秤量した。石油ベースソックスレー脂肪抽出器を使用して皮膚、屠体および腸管からの脂肪含量を計測した。ここでは、内臓脂肪は腸脂肪、精巣上体脂肪および後腹膜脂肪の合計と定義した。
Figure 0007055991000007
驚くべきことに、ペクチン給餌動物は、低減した絶対および相対的な脂肪の割合を有する。これは、内臓および腸管脂肪の量および相対割合についても明らかである。
[実施例5 食餌中のLMペクチンの混入は、より多回数の、かつより少量のミールをもたらす]
[仔ブタ給餌試験設定]
仔ブタを、ペン当たり7匹(2.56×1.26m)または9匹(1.3×2.85m)の仔ブタを有する離乳ブタ施設のペン中で飼育した。これらのペンは実施規則に従って構築し、それぞれ仔ブタ当たり0.44および0.40m2をもたらした。処理当たり合計27のペン(複製)を使用した。処理当たりこれらの複製の4つを、離乳ブタのためのIVOG(登録商標)餌場(群飼における個々の飼料摂取記録(Individual Feed Intake Recording in group housing);Isentec、マルクネスセ、オランダ(Marknesse,The Netherlands))を備えるペン中で飼育した。これらのペンは、ペン(1.75×3.00m)当たり8匹の仔ブタを収容し、仔ブタ当たり0,65m2をもたらした。飼育条件は、オランダIKB農場基準に従って運営されるオランダブタ畜産について典型的なものであった。それぞれのペンはドライフィーダーを備え、離乳後の全期間の間、仔ブタに飼料および水を不断給餌した。ユニット内のペン中の床は十分にスラット付きのプラスチック床であった。エンリッチメント(遊具球体を有する鎖)も提供した。試験間の環境条件(温度および通気度)は自動的に制御し、ブタの日齢に調整した。離乳ブタのペン中の開始温度は30Cであり、35日間にわたり24Cに徐々に減少させた。ブタは、以下の特徴を有した:
動物:828匹の離乳仔ブタ
起源動物:Laverdonkブタ集団
品種:ピエトレン×Topigs20
性別:雄および雌
開始日齢:平均26日(離乳時)
終了日齢:平均61日
開始時の体重:平均7.4kg(離乳時)
終了時の体重:平均18.2kg
[食餌処理および給餌]
4つの実験処理(=食餌)を試験した。処理は、以下のとおりであった。
Figure 0007055991000008
処理1は対照であり、参照としての7%のダイズミール(SBM)を含有した。処理2において、SBMをオートクレーブ処理により前処理し、7%の得られた改変SBMを食餌中に含めた(未処理SBMと交換した)。処理3および4は対照と同様であるが、ここで、3%のレモンペクチンを3%のSBMと置き換えた。実験食餌は、Research Diet Services(オランダ)により生産された。仔ブタに、飼料および水を不断給餌した。
処理数:4
複製ペン数:処理当たり27
バッチ数:6
期間1:離乳期、0日目~9日目
期間2:保育期、9日目~35日目
0日目:離乳日(水曜日)
[食餌]
Figure 0007055991000009
[ペクチン源]
DE33および55を有するペクチンは柑橘類から単離され、Herbstreith & Fox(ノイエンブルク/ヴルティンゲン、独国)から入手した。ダイズミール(SBM)は南米起源(アルゼンチン(Argentina)、ブラジル(Brasil)および/またはパラグアイ(Paraguay)からの混合物)からのものであり、それを加工して、33%の乾燥物質におけるSBMを水道水と混合し、120Cにおいて30分間オートクレーブ処理することにより残留ペクチンを抽出した。冷却後、得られた材料を凍結乾燥させ、粉砕し、そのまま食餌中で使用した。
[実験計画]
実験計画は、4つの処理を有する完全乱塊計画であった。
離乳時、雌雄両方の仔ブタを、体重、性別および系統に基づき実験処理の1つに割り当てた。雄ブタおよび未経産ブタを、仔ブタの利用可能性に基づき処理にわたり均等に区分けした。
2つの期間を区別した。これは、いわゆる離乳期(0~9日目)および保育期(9~35日目)であった。
仔ブタ体重を、離乳前日(-1日目)、9日目および35日目に個々に計測した。飼料摂取を3つの期間(0日目~9日目、9日目~35日目、0日目~35日目)にわたり、餌場を備えるペンに収容された仔ブタについて継続してモニタリングした。
Figure 0007055991000010
驚くべきことに、ペクチン給餌動物は、試験の大多数の期間において、サイズもより少量の有意により多回数のミールを消費した。
[実施例6 食餌中のLMペクチンの混入は、健康微生物叢組成物をもたらす]
[仔ブタ給餌試験設定]
幼若仔ブタ用の実験農場はフランダース(Flanders)(ベルギー(Belgium))に位置し、それぞれが4つのペンを含有する8つのバタリーからなる。試験下の仔ブタはTopigsピエトレンの雑種であり、21日目に離乳させる。仔ブタを離乳時、ならびに離乳から2および4週間後に個々に計量する。飼料摂取は、計量時に4匹の仔ブタのペンごとに登録する。到着時、新たな監視番号(Sanitel number)を有する耳標を仔ブタに付ける。試験の間、獣医師およびFelasa D有資格者が、EC/86/609法に記載の国際指針に従って実施される仔ブタ実験を監視する。
それぞれのペン(1.5m×1.5m)は、試験の開始時に4匹の仔ブタを収容する。それぞれのペンについて、1つの給餌装置(不断給餌)をミールまたはペレットについて設置する。1つの飲料ニプルをペンごとに設置する。開始温度は、離乳10日後まで28±2℃である。その後、温度を25±2℃に減少させる。
市販の非薬用食餌を与える。非薬用は、仔ブタが試験前およびその間にいかなる治療抗生物質も受容しないことを意味する。食餌はミールの形態で与える。全ての飼料をそれらの栄養含有率について分析した。
1群当たり4匹の仔ブタについて、7つの反復で4つの処理を適用した(食餌A、B、C、D)。試験の開始時、仔ブタ(約7kgの体重)を、重量ごとに異なるペンに割り当てた。この割り当ては、等しい平均重量と、それぞれの処理およびペンについての平均重量付近の等しい標準偏差とを有するように行う。微生物計数のため、および生検物の採取のため、仔ブタは、過剰用量のバルビツール酸塩(Nembutal)とそれに続く屠殺を受ける。その後、仔ブタに対して切開を実施する。微生物計数のための試料を直ちに加工する一方、組織化学的実験のために採取された試料を後の分析のために固定した。
全試験期間の間、微生物計数の期間を除き仔ブタに不断給餌する。その時、微生物計数を実施する3日前に仔ブタを給餌制限する。仔ブタは、1日3回、慎重に計量および記録されるある量の飼料を受容する。飼料を8.00、13.00および18.00において与える。必要な場合、病仔ブタを個々に(注射により)処理した。以下のパラメータを考慮した。(i)個々の成長データ、(ii)ペン当たりの飼料摂取データ(最終損失について補正)、(iii)離乳、開始時および全試験期間の間の飼料転換比、(iv)糞便スコアおよび臨床スコア、(v)タイトジャンクション、(vi)微生物分析、(vii)組織化学分析。
[食餌]
Figure 0007055991000011
[ペクチン源]
DE33および55を有するペクチンは柑橘類から単離され、Herbstreith & Fox(ノイエンブルク/ヴルティンゲン、独国(Neuenburg/Wurttingen,Germany))から入手した。ダイズミール(SBM)は南米起源(アルゼンチン(Argentina)、ブラジル(Brasil)および/またはパラグアイ(Paraguay)からの混合物)のものであり、それを加工して、残留ペクチンを遊離した。33%の乾燥物質におけるSBMを水道水と混合し、120Cにおいて30分間オートクレーブ処理することにより、ペクチンをSBMより抽出した。冷却後、得られた材料を凍結乾燥させ、粉砕し、そのまま食餌中で使用した。
[消化物回収]
ブタ糞便試料を、実験的食餌給餌の間、14および28日目に回収した。糞便回収期間後、動物を麻酔し、屠殺した。消化物試料を末端回腸、近位結腸、中位結腸および遠位結腸から回収した。それぞれの消化物の一部を、微生物叢組成物およびSCFAの分析のために1.5mLのEppendorfチューブ中で貯蔵した。
これらのチューブを直ちに液体窒素中で凍結させ、-80℃において貯蔵した。残りの量の消化物をさらなる分析まで直ちに-20℃において貯蔵した。
[DNA抽出および微生物叢分析]
糞便DNA抽出プロトコル(Salonen A,Nikkila J,Jalanka-Tuovinen J,Immonen O,Rajilic-Stojanovic M,Kekkonen RA,Palva A & de Vos WM.2010.Comparative analysis of fecal DNA extraction methods with phylogenetic microarray:Effective recovery of bacterial and archaeal DNA using mechanical cell lysis.Journal of Microbiological Methods,81:127-134)を使用することにより、微生物DNAを250mgの消化物から抽出した。DNAを逐次沈殿により単離し、最終的にQIAamp DNA Stool Mini Kitカラム(Qiagen、ヒルデン、独国(Hilden,Germany))を製造業者の推奨に従って使用して精製した。16S rRNA遺伝子を増幅させ、MiSeqプラットフォーム(Illumina)を使用することによりペアドエンドモードでシーケンシングした。
[配列分析]
QIIME 1.9.0を使用して、未加工fastqファイルを脱多重化し、品質フィルタリングし、分析した。
Figure 0007055991000012
驚くべきことに、食餌へのペクチンの添加は、腸管中のバクテロイデス門(Bacteroidetes)の門に属する種と、フィルミクテス(Firmicutes)の門に属する種との比の増加をもたらす。このような比は肥満の有病率の低減を伴い、ボディマス指数および/または体脂肪率の管理を容易にする。
[実施例7 食餌中のLMペクチンの混入は、健康な微生物叢組成物をもたらす]
データを実施例6に記載のとおり収集し、分析した。
Figure 0007055991000013
驚くべきことに、食餌へのペクチンの添加は、腸管中のプレボテラ科(Prevotellaceae)およびルミノコッカス科(Ruminococcaceae)の科に属する種の存在の相対的増加、ならびにラクトバシラス科(Lactobacillaceae)の科に属する種の存在の相対的減少をもたらす。このような微生物叢のシフトは、肥満の有病率の低減を伴い、ボディマス指数および/または体脂肪率の管理を容易にする。
これら全ての実施例は、明らかに、かつ驚くべきことに、規定のペクチンが、ボディマス指数、体脂肪率および/または脂肪貯蔵部位の分布の管理において顕著に重要である改善を示すことを示す。

Claims (5)

  1. 3%~55%のエステル化度(DE)を有するエステル化ペクチンまたはエステル化ペクチンの混合物であって、
    前記エステル化がメチル化および/またはアセチル化であり、
    前記エステル化ペクチンがアミド化されていない、エステル化ペクチンまたはエステル化ペクチンの混合物を含有するヒトの内臓脂肪の割合を管理するための食料組成物
  2. 前記DEが、50%未満である、請求項1に記載の食料組成物
  3. 1日当たりに投与されるエステル化ペクチンまたはエステル化ペクチンの混合物の量が10mg/Kg体重~5000mg/Kg体重である、請求項1または2に記載の食料組成物
  4. ヒトの内臓脂肪の割合の管理のための食料配合物の調製のための、3%~55%のエステル化度(DE)を有する少なくとも1つのペクチンの使用であって、
    前記エステル化がメチル化および/またはアセチル化であり、
    前記ペクチンがアミド化されていない、使用。
  5. 3%~55%のエステル化度(DE)を有する少なくとも1つのペクチンを含む、ヒトの内臓脂肪の割合の管理のための食料配合物であって、
    前記エステル化がメチル化および/またはアセチル化であり、
    前記ペクチンがアミド化されていない、食料配合物。
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