JP7055643B2 - 電子機器、電源制御回路 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、電池により動作する電子機器、電源制御回路に関する。
一般に携帯型の電子機器(モバイル端末)には、充電式電池を製品内部に取り外しができない状態で設けたものがある。この種のモバイル端末は、電池が取り外されることを考慮する必要がなく、電池の残量を監視して、所定のレベルにまで少なくなったことを検出した場合にシャットダウン処理を実行する。これにより、安定したシャットダウン処理をすることができる。特に、使用目的が特定された組み込み機器において、リアルタイムOS(Operating System)が使用されている場合には、短時間でシャットダウン処理を完了することができる。
一方、モバイル端末において、規模の大きなOSが搭載されたものがある。規模の大きなOSが搭載されたモバイル端末の場合、組み込み機器(リアルタイムOS)と比較して、システムの立ち上げ(ブート処理)、立ち下げ(シャットダウン処理)に時間がかかる。従って、モバイル端末は、システムの立ち上げ、立ち下げの処理を完了できるだけの十分なレベルの電池の残量がある状態で、システムの立ち上げ、あるいは立ち下げの処理を開始する必要がある。
ところで、モバイル端末は、業務で使用することを目的とする場合、充電中に業務運用ができなくなるので、交換式電池パックを使用可能としたものがある。交換式電池パックは、例えばモバイル端末を誤って落下させた時の衝撃によって取り外されてしまうなど、使用中に取り外される可能性がある。モバイル端末に充電式電池が設けられていれば、交換式電池パックが取り外された時でも充電式電池により動作可能である。しかし、その時点で充電式電池にシャットダウン処理を完了するための時間を確保できる残量がない可能性がある。この場合、正常にシャットダウン処理が実行されず、その後、モバイル端末が正常に動作できなくなってしまう可能性がある。
特開平9-326849号公報
本発明が解決しようとする課題は、正常なシャットダウン処理を安定して実行することが可能な電子機器、電源制御回路を提供することである。
実施形態によれば、制御ユニットと、電源供給を制御する電源制御回路を有する電子機器において、前記電源制御回路は、着脱可能な第1電池と接続されるコネクタと、充電可能な第2電池と、スイッチと、第1検出回路と、第2検出回路と、第3検出回路と、シーケンサを有する。スイッチは、前記制御ユニットへの電源供給を前記第1電池と前記第2電池の何れかに切り替える。第1検出回路は、前記コネクタにより前記第1電池が接続された場合に接続され、前記第1電池が機器本体を動作可能とする第1基準電圧より高い状態にあるかを検出して、第1動作可能検出信号を出力する。第2検出回路は、前記第2電池と接続され、前記第2電池が、前記第2電池からの電源供給のみによりブート処理及びブート処理後のシャットダウン処理を正常に完了できる第2基準電圧より高い状態にあるかを検出して、前記第2基準電圧より高い状態となった時点で第2動作可能検出信号を出力する。第3検出回路は、前記第2電池と接続され、前記第2電池が、前記第2電池からの電源供給のみによりシャットダウン処理を正常に完了できる第3基準電圧より高い状態にあるかを検出して、第3動作可能検出信号を出力する。シーケンサは、前記第2動作可能検出信号をもとに、前記第2電池が前記第2基準電圧より高い状態にあることを検出すると、ブート処理可能信号を出力し、前記スイッチにより前記第1電池からの電源供給に切り換え、前記第1電池からの電源供給による動作中に、前記第1動作可能検出信号をもとに前記第1電池の電圧が前記第1基準電圧より高い状態にないことを検出すると、前記スイッチにより前記第2電池からの電源供給に切り換え、前記第2電池からの電源供給による動作中に、前記第3動作可能検出信号もとに前記第2電池が前記第3基準電圧より高い状態にないことを検出するとシャットダウン処理の開始を指示するシャットダウン開始信号を出力し、前記第1電池からの電源供給による動作中に、前記第1電池が取り外される状況となったことを検出した場合に、前記スイッチにより前記第2電池からの電源供給に切り換え、前記シャットダウン開始信号を出力する。前記制御ユニットは、前記ブート処理可能信号に応じてブート処理を開始し、前記ブート処理が開始された後に、前記第1電池が取り外される状況となったことに伴って出力された前記シャットダウン開始信号に応じて、実行途中のブート処理及びシャットダウン処理を実行する。
本実施形態における電子機器の構成を示すブロック図。 本実施形態における電源制御回路の構成を示す図。 本実施形態におけるシーケンサの入出力信号を説明するための図。 本実施形態における電子機器の状態遷移図。 本実施形態におけるシーケンサによる制御を示すフローチャート。 本実施形態におけるシーケンサによる制御に応じたメインバッテリパック及びサブバッテリの電圧変化の具体例を示す図。 本実施形態におけるシーケンサによる制御に応じたメインバッテリパック及びサブバッテリの電圧変化の具体例を示す図。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態における電子機器10の構成を示すブロック図である。電子機器10は、例えば携帯型に構成されており、電池からの電源供給により動作可能である。電子機器10は、例えば飲食店等で使用される商品の注文を入力するオーダ端末である。オーダ端末は、例えば店員により所持され、入力された出力の注文内容を無線通信により送信する。オーダ端末は、交換可能なメインバッテリパック(第1電池)と、内蔵された充電可能なサブバッテリ(第2電池)からの電源供給により動作する。なお、本実施形態における電子機器10は、オーダ端末に限るものではなく、着脱可能な第1電池と充電可能な第2電池により動作可能な機器を対象とすることができる。
また、本実施形態における電子機器10は、一般的に組み込み機器において用いられないOS(Operating System)が搭載されるものとする。電子機器に搭載されるOSとしては、例えばウィンドウズ(登録商標)、Linux(登録商標)、Android(登録商標)などがある。これらのOSは、組み込み機器に使用されるリアルタイムOSと比較して規模が大きく、システムの立ち上げ(ブート処理)、立ち下げ(シャットダウン処理)に時間がかかる。
図1に示すように、電子機器10は、制御ユニット12、電源制御回路14を有している。メインバッテリパック16は、電子機器筐体に設けられた収納部に対して着脱可能となっている。従って、メインバッテリパック16の電池残量が少ない場合に、充電済みの他のメインバッテリパック16と交換することができる。収納部には、例えばメインバッテリパック16を収納可能な空間が設けられ、空間に対して開閉可能なカバーが設けられる。カバーには、ロック機構が設けられ、空間に収納されたメインバッテリパック16が外れないように保持する。ロック機構には、ロック状態を検出するセンサ(後述するセンサ18)が設けられている。センサは、ロック機構が解除された場合に、ロック開検出信号を出力する。ロック開検出信号は、電源制御回路14(後述するシーケンサ34)に通知される。
制御ユニット12は、コンピュータの機能が設けられており、プロセッサ20A、メモリ20B、記憶装置20C、入力装置20D、表示装置20E、通信インタフェース20F、入出力インタフェース20Gを有している。
プロセッサ20Aは、制御プログラムを実行することにより、電子機器の全体を制御する。プロセッサ20Aは、OS、アプリケーションプログラム等のプログラムを実行し、各ユニットを制御する。
メモリ20Bは、プロセッサ20Aにより実行される各プログラムの他、各種処理の実行に伴う各種データが記憶される。メモリ20Bは、プロセッサ20Aの処理のためにワークエリアとして使用される記憶エリア、及び各種プログラムやデータを記憶する不揮発性の記憶エリアを含む。
記憶装置20Cは、プロセッサ20Aにより実行される各プログラムの他、各種処理の実行に伴う各種データが記憶される。記憶装置20Cは、例えばハードディスク装置、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性の記憶媒体に記録する装置である。記憶装置20Cに記憶されたプログラムやデータは、必要に応じて読み出されてメモリ20Bに記憶される。また、シャットダウン処理では、メモリ20Bに記憶されたデータが記憶装置20Cに書き戻される。
入力装置20Dは、例えばタッチパネル、ボタン、キーボードなどにより構成され、電子機器の動作を制御するための指示を入力する。
表示装置20Eは、プロセッサ20Aの制御のもとで、電子機器の動作状態や処理内容等を表示する。
入出力インタフェース20Gは、電源制御回路14、外部の機器等が接続されるインタフェースである。
図2は、本実施形態における電源制御回路14の構成を示す図である。
電源制御回路14は、メインバッテリパック16が収納部に収納されることにより、コネクタ31を通じてメインバッテリパック16と接続される。メインバッテリパック16は、カバー17が閉じられて、カバー17がロック機構によりロックされることにより保持される。ロック機構によるロック状態はセンサ18により検出される。センサ18は、ロック機構が解除された場合にロック開検出信号d6をシーケンサ34に出力する。なお、本実施形態では、センサ18によりカバー17のロック機構の状態を検出するとしているが、メインバッテリパック16を交換するために状態が変更されるその他の機構を対象とすることも可能である。
メインバッテリパック16は、メインバッテリ16A、メインバッテリ16Aの過放電を監視する過放電制御回路16Bを有する。メインバッテリ16Aに蓄積された電力は、過放電制御回路16Bを通じて電源制御回路14に供給される。
装着されたメインバッテリパック16は、コネクタ31を介してスイッチSW1,SW2と接続される。メインバッテリパック16からの電力は、スイッチSW1をオンにすることで、スイッチSW1を介して電子機器本体の各部ユニットに供給される。また、メインバッテリパック16からの電力は、スイッチSW2をオンにすることで、スイッチSW2を通じて充電回路32に供給される。充電回路32は、メインバッテリパック16が装着された場合に、メインバッテリパック16から供給される電力により、過放電制御回路33を通じてサブバッテリ30に充電する。過放電制御回路33は、サブバッテリ30の過放電を監視する。充電回路32は、サブバッテリ30が満充電となった場合に、満充電検出信号をシーケンサ34に対して出力する。
スイッチSW3は、スイッチSW2を介してメインバッテリパック16と接続され、またサブバッテリ30と接続される。従って、スイッチSW3をオンにすることで、メインバッテリパック16あるいはサブバッテリ30から電子機器本体に電源供給することができる。
シーケンサ34は、メインバッテリパック16とサブバッテリ30の電圧を監視し、メインバッテリパック16とサブバッテリ30の電圧に応じて、スイッチSW1,SW2,SW3を切り替える制御を実行する。また、シーケンサ34は、センサ18からのロック開検出信号、すなわちメインバッテリパック16を交換するためのロック機構の解除に応じて、スイッチSW1,SW2,SW3を切り替える制御を実行する。シーケンサ34には、メインバッテリパック16からスイッチSW1を介して、あるいはサブバッテリ30から、電子機器本体の動作状態に関係なく、常時、電源供給される。
電源制御回路14には、メインバッテリパック16の電圧を監視するためのオペアンプ36、サブバッテリ30の電圧を監視するためのオペアンプ37,38,39が設けられる。
オペアンプ36は、プラス入力端子にメインバッテリパック16を接続し、マイナス入力端子に、電子機器10を動作可能と判定する基準電圧「Vmain動作可能電圧」を入力する。オペアンプ36は、メインバッテリパック16の電圧が「Vmain動作可能電圧」より高い状態にある場合、Vmain動作可能検出信号d4をシーケンサ34に出力する。「Vmain動作可能電圧」は、例えばメインバッテリ16Aの過放電検出電圧とすることができる。なお、「Vmain動作可能電圧」は、過放電検出電圧に限らず、過放電検出電圧よりも高い、電子機器10を安定して動作可能と判定できる電圧とすることも可能である。
オペアンプ37,38,39は、それぞれプラス入力端子にサブバッテリ30を接続する。オペアンプ37は、マイナス入力端子に、サブバッテリ30からの電源供給のみによりブート処理及びブート処理後のシャットダウン処理を正常に完了できる電圧を判定する基準電圧「Vsub動作可能電圧」を入力する。オペアンプ37は、サブバッテリ30の電圧が「Vsub動作可能電圧」より高い状態にある場合、Vsub動作可能検出信号d1をシーケンサ34に出力する。
オペアンプ38は、マイナス入力端子に、サブバッテリ30への再充電が必要な電圧を判定する基準電圧「Vsub再充電検電圧」を入力する。オペアンプ37は、サブバッテリ30の電圧が「Vsub再充電検電圧」より低い状態にある場合、Vsub再充電検出信号d2をシーケンサ34に出力する。
オペアンプ39は、マイナス入力端子に、サブバッテリ30からの電源供給のみによりシャットダウン処理を正常に完了できる電圧を判定する基準電圧「Vsubシャットダウン検出電圧」を入力する。オペアンプ37は、サブバッテリ30の電圧が「Vsubシャットダウン検出電圧」より低い状態にある場合、Vsubシャットダウン検出信号d3をシーケンサ34に出力する。
図3は、本実施形態におけるシーケンサ34の入出力信号を説明するための図である。
シーケンサ34には、図3に示すように、電源制御回路14において検出されるVsub動作可能検出信号d1、Vsub再充電検出信号d2、Vsubシャットダウン検出信号d3、Vmain動作可能検出信号d4、満充電検出信号d5を入力する。また、シーケンサ34は、収納部に設けられたセンサ18からのロック開検出信号d6が入力される。シーケンサ34は、各検出信号d1~d6の入力に応じて、スイッチSW1,SW2,SW3に対して、オン/オフを切り替えるための切り替え信号を出力する。
また、シーケンサ34は、各検出信号d1~d6の入力に応じて、CPUブート可能信号N1、サブバッテリ動作中信号N2、CPUシャットダウン開始信号N3を出力する。各信号N1~N3は、入出力インタフェース20Gを通じてプロセッサ20Aに通知される。また、シーケンサ34は、入出力インタフェース20Gを通じて、プロセッサ20AからCPUシャットダウン完了信号N4を入力する。
CPUブート可能信号N1は、サブバッテリ30の電圧がブート処理を安定して実行可能なレベルにあることを通知する信号(CPUブート可能=ON)である。ブート処理を安定して実行可能なレベルは、メインバッテリパック16が装着されていない、あるいはブート処理の途中でメインバッテリパック16が外されたとしても、サブバッテリ30からの電源供給のみにより、ブート処理を最後まで実行した後、正常にシャットダウン処理を完了することができる電圧に相当する。
サブバッテリ動作中信号N2は、サブバッテリ30から電子機器本体に電源供給されていることを通知する信号である(サブバッテリ動作中=ON)。CPUシャットダウン開始信号N3は、サブバッテリ30の電圧がシャットダウン処理を安定して実行可能なレベルにあり、シャットダウン処理の実行を指示する信号である(CPUシャットダウン開始=ON)。シャットダウン処理を安定して実行可能なレベルは、サブバッテリ30からの電源供給のみにより正常にシャットダウン処理を完了することができる電圧に相当する。
CPUシャットダウン完了信号N4は、プロセッサ20Aによるシャットダウン処理が完了したことを示す信号である(CPUシャットダウン完了=ON)。
次に、本実施形態における電子機器(電源制御回路14)の動作について説明する。
図4は、本実施形態における電子機器10の状態遷移図である。図5は、本実施形態におけるシーケンサ34による制御を示すフローチャートである。
初期状態として、電源制御回路14は、メイン・サブバッテリ監視動作状態となる(ACT1)(図4、状態S1)。メイン・サブバッテリ監視動作状態では、シーケンサ34は、スイッチSW1,SW2をオン、スイッチSW3をオフにする。すなわち、シーケンサ34は、メインバッテリパック16が装着された場合に、メインバッテリパック16から本体に電源供給すると共に、サブバッテリ30から電源供給をしないで、サブバッテリ30に対して充電可能な状態にする。メイン・サブバッテリ監視動作状態では、サブバッテリ30の電圧が正常にブート処理を完了することができるレベルではなく(CPUブート可能=OFF)、またサブバッテリ30により電源供給しない状態にある(サブバッテリ動作中=OFF)。
シーケンサ34は、Vsub動作可能検出信号d1をもとにサブバッテリ30の検出電圧が「Vsub動作可能電圧」より低く、かつ、Vmain動作可能検出信号d4をもとにメインバッテリパック16の検出電圧が「Vmain動作可能電圧」より低い状態にある場合には、メイン・サブバッテリ監視動作状態を維持する(図4、遷移T1)。
メインバッテリパック16が装着されるとサブバッテリ30が充電される。シーケンサ34は、Vsub動作可能検出信号d1をもとにサブバッテリ30の検出電圧が「Vsub動作可能電圧」より高くなったことを検出すると(ACT2、Yes)、メインバッテリ動作状態に遷移させる(ACT3)(図4、状態S2、遷移T2)。
メインバッテリ動作状態では、シーケンサ34は、スイッチSW1,SW2をオン、スイッチSW3をオフにする。すなわち、シーケンサ34は、メインバッテリパック16から本体に電源供給させると共に、サブバッテリ30に対して充電可能な状態を維持する。メインバッテリ動作状態では、サブバッテリ30の電圧が正常にブート処理を完了することができるレベルにあり(CPUブート可能=ON)、またサブバッテリ30により電源供給しない状態にある(サブバッテリ動作中=OFF)。本実施形態における電子機器では、メインバッテリパック16の電圧が「Vmain動作可能電圧」より低下した場合には、電源供給をメインバッテリパック16からサブバッテリ30に切り換えた後にシャットダウン処理を実行する。従って、メインバッテリ動作状態では、シーケンサ34は、シャットダウン処理の実行が可能でないことを示す信号(CPUシャットダウン開始=OFF)を出力する。
メインバッテリ動作状態において、シーケンサ34は、充電回路32からサブバッテリ30が満充電状態となったことを示す満充電検出信号が入力されると(ACT4、Yes)、サブバッテリ満充電状態に遷移させる(図4、状態S3、遷移T3)。すなわち、サブバッテリ30の充電が不要であるため、シーケンサ34は、スイッチSW2をオフにして、メインバッテリパック16からサブバッテリ30への電源供給を中止する。
サブバッテリ満充電状態において、シーケンサ34は、Vsub再充電検出信号d2をもとにサブバッテリ30の検出電圧が「Vsub再充電検電圧」より低い状態になったことを検出すると(ACT5、Yes)、メインバッテリ動作状態に遷移させる(図4、状態S2、遷移T4)。すなわち、サブバッテリ30の電圧が再充電を必要とするレベルまで低下した状態であるため、シーケンサ34は、スイッチSW2をオンにして、メインバッテリパック16からサブバッテリ30への電源供給を再開する。
従って、電源制御回路14では、メインバッテリパック16の電圧が「Vmain動作可能電圧」以上の状態にある場合、すなわちメインバッテリパック16からの電源供給により動作可能な状態の場合には、メインバッテリ動作状態(S2)とサブバッテリ満充電状態(S3)との間で状態が遷移する。
メインバッテリ動作状態あるいはサブバッテリ満充電状態において、シーケンサ34は、メインバッテリパック16の電圧が「Vmain動作可能電圧」より低い状態となったことを検出した場合に(ACT6、Yes)、サブバッテリ動作状態に遷移させる(ACT7)(図4、状態S4、遷移T5,T6)。
サブバッテリ動作状態では、シーケンサ34は、スイッチSW1,SW2をオフ、スイッチSW3をオンにする。すなわち、シーケンサ34は、メインバッテリパック16からの本体電源供給を停止すると共に、サブバッテリ30から本体電源供給されるようにする。サブバッテリ動作状態では、サブバッテリ30の電圧が正常にブート処理を完了することができるレベルにあり(CPUブート可能=ON)、またサブバッテリ30により電源供給する状態にある(サブバッテリ動作中=ON)。
このように、シーケンサ34は、メインバッテリパック16の電圧が「Vmain動作可能電圧」以上の状態にある場合には、メインバッテリパック16のみから電源供給をして、サブバッテリ30からの電源供給をしないように制御する。すなわち、サブバッテリ30の使用頻度を抑えて、サブバッテリ30に対する充放電回数を少なくする。これにより、サブバッテリ30の寿命を延ばすことができる。
サブバッテリ動作状態では、サブバッテリ30が満充電、あるいは満充電に近い状態にある。従って、メインバッテリパック16からの電源供給に切り換えた直後にシャットダウン処理を開始することで、正常なシャットダウン処理を安定して実行することが可能である。
ただし、サブバッテリ30が電子機器10を動作可能な十分の容量を有している場合、メインバッテリパック16からサブバッテリ30に切り換えた後、サブバッテリ30からの本体への電源供給を継続することができる。本実施形態では、メインバッテリパック16の電圧低下(「Vmain動作可能電圧」より低下した状態)によってメインバッテリパック16からサブバッテリ30に切り換えた場合には、サブバッテリ30の電圧が「Vsubシャットダウン検出電圧」以上である間は、サブバッテリ30からの本体電源供給を継続する。
サブバッテリ動作状態において、シーケンサ34は、Vmain動作可能検出信号d4をもとにメインバッテリパック16の検出電圧が「Vmain動作可能電圧」以上となる状態になったことを検出すると(ACT8、Yes)、メイン・サブバッテリ監視動作状態に遷移させる(ACT1)(図4、状態S1、遷移T8)。すなわち、シーケンサ34は、十分に充電されたメインバッテリパック16に交換された場合に、メインバッテリパック16から本体に電源供給すると共に、サブバッテリ30に対して充電可能な状態にする。
一方、サブバッテリ動作状態において、シーケンサ34は、Vsubシャットダウン検出信号d3をもとにサブバッテリ30の検出電圧が「Vsubシャットダウン検出電圧」より低い状態になったことを検出すると(ACT9、Yes)、シャットダウン動作状態に遷移させる(ACT10)(図4、状態S5、遷移T7)。「Vsubシャットダウン検出電圧」は、サブバッテリ30からの電源供給のみによりシャットダウン処理を正常に完了できる電圧を保証するための基準電圧である。従って、サブバッテリ30の検出電圧が「Vsubシャットダウン検出電圧」より低い状態になった時点でシャットダウン動作状態に遷移し、電子機器10にシャットダウン処理を実行させることで、正常なシャットダウン処理を安定して実行することが可能となる。
また、サブバッテリ動作状態において、シーケンサ34は、ロック開検出信号d6をもとに、メインバッテリパック16が取り外される状況となったことを検出した場合、この検出から予め設定された一定時間が経過すると(ACT9、Yes)、シャットダウン動作状態に遷移させる(ACT10)(図4、状態S5、遷移T7)。
シャットダウン動作状態への遷移を判定するための一定時間は、例えば3秒とする。シーケンサ34は、ロック開検出信号d6をもとにロック機構が解除されたことが検出された後、一定時間が経過する前に、再び、ロック状態となったことを検出した場合にはシャットダウン動作状態に遷移しない。すなわち、メインバッテリパック16の交換を目的としたロック解除でない場合、例えば誤った操作によってロックが解除され、直ぐにロック状態に戻された場合、また電子機器10に対する衝撃等によってロック機構が瞬間的に解除された場合などにおいて、シャットダウン処理が実行されないようにする。
シャットダウン動作状態に遷移された場合、シーケンサ34は、スイッチSW1,SW2をオフ、スイッチSW3をオンにする。すなわち、シーケンサ34は、サブバッテリ30から本体にシャットダウン処理を実行するための電源を供給させる。シャットダウン動作状態では、サブバッテリ30の電圧が正常にブート処理を完了することができるレベルにあり(CPUブート可能=ON)、またサブバッテリ30により電源供給する状態にある(サブバッテリ動作中=ON)。また、シーケンサ34は、CPUシャットダウン開始信号N3を出力し(CPUシャットダウン開始=ON)、プロセッサ20Aに対してシャットダウン処理の実行を指示する(ACT10)。
プロセッサ20Aは、シーケンサ34からのCPUシャットダウン開始信号N3に応じてシャットダウン処理(CPUシャットダウン)を開始する。プロセッサ20Aは、シャットダウン処理が完了するとCPUシャットダウン完了信号N4を出力する。
シーケンサ34は、CPUシャットダウン完了信号N4を入力すると(ACT11、Yes)、初期状態とするメイン・サブバッテリ監視動作状態に遷移させる(ACT1)(図4、状態S1、遷移T9)。すなわち、シーケンサ34は、スイッチSW1をオフすることで、サブバッテリ30からの電源供給を停止して、サブバッテリ30の省電力を図る。
次に、本実施形態におけるシーケンサ34による制御に応じたメインバッテリパック16及びサブバッテリ30の電圧変化の具体例について、図6及び図7を用いて説明する。
図6は、メインバッテリパック16の取り外しに応じてサブバッテリ30へ切り換える場合について示している。図6では、シーケンスの状態(A)、メインバッテリパック16(メインバッテリ16A)の電圧(B)、サブバッテリ30の電圧(C)、本体に供給される本体電圧(D)を示している。シーケンスの状態(A)のS1~S5は、図4に示す状態S1~S5にそれぞれ対応している。
まず、十分に充電されたメインバッテリパック16が装着されると、メイン・サブバッテリ監視動作状態(S1)において、サブバッテリ30に対して充電が開始される。サブバッテリ30は、予備充電期間SC1が経過すると充電されて電圧が上昇する。シーケンサ34は、サブバッテリ30の検出電圧が「Vsub動作可能電圧」(C1)より高くなると、プロセッサ20Aに対してCPUブート可能信号N1を出力し、その時点においてメインバッテリ動作状態(S2)に遷移させる。すなわち、サブバッテリ30の電圧が正常にブート処理及びブート処理後のシャットダウン処理を完了することができるレベル(C1)になった時点で、プロセッサ20Aに対してシステムの立ち上げ(ブート処理)の開始を指示する。
サブバッテリ30が電圧(C1)の状態の時にメインバッテリパック16が外された場合のサブバッテリ30の電圧変化を破線CXによって示している。例えば、サブバッテリ30の検出電圧が「Vsub動作可能電圧」(C1)より高くなることでブート処理が開始されたものとする。ブート処理が開始された後に、もし、メインバッテリパック16が外されたとしても、破線CXに示すように、サブバッテリ30から本体に電源供給され、実行途中のブート処理を完了するためのブート処理時間(CS2)と、ブート処理後のシステムを正常にシャットダウンさせるシャットダウン処理を完了させるためのシャットダウン処理時間(CS3)が確保される。従って、ブート処理途中でメインバッテリパック16が外されたとしても、ブート処理あるいはシャットダウン処理が処理途中で電源遮断によって強制的に停止されることがなく、電子機器10を安定した状態に維持することができる。
その後、シーケンサ34は、メインバッテリ動作状態(S2)においてサブバッテリ30の充電が継続され、サブバッテリ30が満充電状態となるとサブバッテリ満充電状態(S3)に遷移させる。メインバッテリ動作状態(S2)及びサブバッテリ満充電状態(S3)では、メインバッテリパック16から本体に電源供給される。
サブバッテリ満充電状態(S3)においてメインバッテリパック16が取り外されると(B1)、メインバッテリパック16の電圧が「Vmain動作可能電圧」より低下するため、シーケンサ34は、本体への電源供給をメインバッテリパック16からサブバッテリ30に切り換えて、サブバッテリ動作状態(S4)に遷移させる。この場合、サブバッテリ30からの電源供給に伴って、サブバッテリ30の電圧が低下する。本体電圧(D)は、メインバッテリパック16からサブバッテリ30への切り換え時点(D1)からサブバッテリ30の電圧低下に伴って電圧が低下する。
シーケンサ34は、サブバッテリ30の電圧が「Vsubシャットダウン検出電圧」より低い状態、すなわちシャットダウン処理を開始させる電圧(C3)になるとシャットダウン動作状態(S5)に遷移させる。「Vsubシャットダウン検出電圧」(C3)になった時点でシャットダウン処理を開始させることで、正常なシャットダウン処理を安定して実行することが可能な時間(CS4)を確保することができる。シャットダウン処理が完了した時点では、サブバッテリ30が電圧(C4)まで低下する。電子機器10は、シャットダウン処理が完了した時点(D2)で電源オフされる。
シャットダウン処理が完了した時の電圧(C4)からサブバッテリ30の過放電検出電圧(C5)までの間には、時計バックアップなどの必要な処理を実行することができる。なお、シャットダウン処理が完了した後に、時計バックアップなどの処理が不要であれば、図4に示す状態遷移図において説明したように、サブバッテリ30からの電源供給を停止させて、サブバッテリ30の消費を抑えるようにしても良い。
図7は、メインバッテリパック16の電圧低下に応じてサブバッテリ30へ切り換える場合について示している。なお、図6と同じ部分については説明を省略する。
メインバッテリ動作状態(S2)及びサブバッテリ満充電状態(S3)では、メインバッテリパック16から本体に電源供給される。
サブバッテリ満充電状態(S3)において電源供給が継続されると、メインバッテリパック16の電圧が低下していく。それに伴い、本体電圧が低下する。メインバッテリパック16の電圧が「Vmain動作可能電圧」(例えば、過放電検出電圧B2)より低下すると、シーケンサ34は、本体への電源供給をメインバッテリパック16からサブバッテリ30に切り換えて、サブバッテリ動作状態(S4)に遷移させる。この場合、サブバッテリ30からの電源供給に伴って、サブバッテリ30の電圧が低下する。本体電圧(D)は、メインバッテリパック16からサブバッテリ30への切り換え時点(D1)において上昇するが、サブバッテリ30の電圧低下に伴って電圧が低下する。
シーケンサ34は、サブバッテリ30の電圧が「Vsubシャットダウン検出電圧」より低い状態、すなわちシャットダウン処理を開始させる電圧(C3)になるとシャットダウン動作状態(S5)に遷移させる。「Vsubシャットダウン検出電圧」(C3)になった時点でシャットダウン処理を開始させることで、正常なシャットダウン処理を安定して実行することが可能な時間(CS4)を確保することができる。シャットダウン処理が完了した時点では、サブバッテリ30が電圧(C4)まで低下する。電子機器10は、シャットダウン処理が完了した時点(D2)で電源オフされる。
このようにして、本実施形態における電子機器10では、メイン・サブバッテリ監視動作状態では、サブバッテリ30の電圧がブート処理とシャットダウン処理を完了することが可能な時間を確保する電圧(C1)になった時点でブート処理が開始される。従って、ブート処理途中でメインバッテリパック16が取り外されたとしても、ブート処理とブート処理後のシャットダウン処理を安定して実行できるため、電子機器10の正常な状態を維持することができる。
また、メインバッテリパック16の電圧が「Vmain動作可能電圧」(例えば、過放電検出電圧B2)より低下するまでは、メインバッテリパック16からのみ電源供給され、サブバッテリ30が使用されない。従って、サブバッテリ30の使用頻度が低下され、サブバッテリ30の寿命を延ばすことができる。
また、メインバッテリパック16の電圧が「Vmain動作可能電圧」(B2)より低下した場合に、サブバッテリ動作状態に遷移して、サブバッテリ30からの電源供給に切り換えることができる。そして、サブバッテリ30の電圧が、正常なシャットダウン処理を安定した実行することが可能な時間を確保できる「Vsubシャットダウン検出電圧」(C3)となった場合に、サブバッテリ30からの電源供給によってシャットダウン処理が実行される。従って、正常なシャットダウン処理を安定して実行することが可能となる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、前述した実施の形態において記載した処理は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD-ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に提供することができる。また、通信媒体により伝送して各種装置に提供することも可能である。コンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、または通信媒体を介してプログラムを受信し、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
10…電子機器、20A…プロセッサ、14…電源制御回路、16…メインバッテリパック、16A…メインバッテリ、30…サブバッテリ、34…シーケンサ、SW1,SW2,SW3…スイッチ。

Claims (2)

  1. 制御ユニットと、電源供給を制御する電源制御回路を有する電子機器において、
    前記電源制御回路は、
    着脱可能な第1電池と接続されるコネクタと、
    充電可能な第2電池と、
    前記制御ユニットへの電源供給を前記第1電池と前記第2電池の何れかに切り替えるスイッチと、
    前記コネクタにより前記第1電池が接続された場合に接続され、前記第1電池が機器本体を動作可能とする第1基準電圧より高い状態にあるかを検出して、第1動作可能検出信号を出力する第1検出回路と、
    前記第2電池と接続され、前記第2電池が、前記第2電池からの電源供給のみによりブート処理及びブート処理後のシャットダウン処理を正常に完了できる第2基準電圧より高い状態にあるかを検出して、前記第2基準電圧より高い状態となった時点で第2動作可能検出信号を出力する第2検出回路と、
    前記第2電池と接続され、前記第2電池が、前記第2電池からの電源供給のみによりシャットダウン処理を正常に完了できる第3基準電圧より高い状態にあるかを検出して、第3動作可能検出信号を出力する第3検出回路と、
    前記第2動作可能検出信号をもとに、前記第2電池が前記第2基準電圧より高い状態にあることを検出すると、ブート処理可能信号を出力し、前記スイッチにより前記第1電池からの電源供給に切り換え、前記第1電池からの電源供給による動作中に、前記第1動作可能検出信号をもとに前記第1電池の電圧が前記第1基準電圧より高い状態にないことを検出すると、前記スイッチにより前記第2電池からの電源供給に切り換え、前記第2電池からの電源供給による動作中に、前記第3動作可能検出信号もとに前記第2電池が前記第3基準電圧より高い状態にないことを検出するとシャットダウン処理の開始を指示するシャットダウン開始信号を出力し、前記第1電池からの電源供給による動作中に、前記第1電池が取り外される状況となったことを検出した場合に、前記スイッチにより前記第2電池からの電源供給に切り換え、前記シャットダウン開始信号を出力するシーケンサを有し、
    前記制御ユニットは、前記ブート処理可能信号に応じてブート処理を開始し、前記ブート処理が開始された後に、前記第1電池が取り外される状況となったことに伴って出力された前記シャットダウン開始信号に応じて、実行途中のブート処理及びシャットダウン処理を実行する電子機器。
  2. 着脱可能な第1電池と接続されるコネクタと、
    充電可能な第2電池と、
    制御ユニットへの電源供給を前記第1電池と前記第2電池の何れかに切り替えるスイッチと、
    前記コネクタにより前記第1電池が接続された場合に接続され、前記第1電池が機器本体を動作可能とする第1基準電圧より高い状態にあるかを検出して、第1動作可能検出信号を出力する第1検出回路と、
    前記第2電池と接続され、前記第2電池が、前記第2電池からの電源供給のみによりブート処理及びブート処理後のシャットダウン処理を正常に完了できる第2基準電圧より高い状態にあるかを検出して、前記第2基準電圧より高い状態となった時点で第2動作可能検出信号を出力する第2検出回路と、
    前記第2電池と接続され、前記第2電池が、前記第2電池からの電源供給のみによりシャットダウン処理を正常に完了できる第3基準電圧より高い状態にあるかを検出して、第3動作可能検出信号を出力する第3検出回路と、
    前記第2動作可能検出信号をもとに、前記第2電池が前記第2基準電圧より高い状態にあることを検出すると、ブート処理可能信号を出力し、前記スイッチにより前記第1電池からの電源供給に切り換え、前記第1電池からの電源供給による動作中に、前記第1動作可能検出信号をもとに前記第1電池の電圧が前記第1基準電圧より高い状態にないことを検出すると、前記スイッチにより前記第2電池からの電源供給に切り換え、前記第2電池からの電源供給による動作中に、前記第3動作可能検出信号もとに前記第2電池が前記第3基準電圧より高い状態にないことを検出するとシャットダウン処理の開始を指示するシャットダウン開始信号を出力し、前記第1電池からの電源供給による動作中に、前記第1電池が取り外される状況となったことを検出した場合に、前記スイッチにより前記第2電池からの電源供給に切り換え、前記シャットダウン開始信号を出力するシーケンサを有する電源制御回路。
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