JP7051594B2 - プレフィルドシリンジ用プランジャ及びプレフィルドシリンジ - Google Patents

プレフィルドシリンジ用プランジャ及びプレフィルドシリンジ Download PDF

Info

Publication number
JP7051594B2
JP7051594B2 JP2018107910A JP2018107910A JP7051594B2 JP 7051594 B2 JP7051594 B2 JP 7051594B2 JP 2018107910 A JP2018107910 A JP 2018107910A JP 2018107910 A JP2018107910 A JP 2018107910A JP 7051594 B2 JP7051594 B2 JP 7051594B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protrusion
thread
screw
plunger
male screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018107910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019208897A (ja
Inventor
裕馬 林
誉也 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JMS Co Ltd
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
JMS Co Ltd
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JMS Co Ltd, Otsuka Pharmaceutical Co Ltd filed Critical JMS Co Ltd
Priority to JP2018107910A priority Critical patent/JP7051594B2/ja
Publication of JP2019208897A publication Critical patent/JP2019208897A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7051594B2 publication Critical patent/JP7051594B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、プレフィルドシリンジ用プランジャに関する。特に、ロッドの先端にガスケットが螺合結合されたプランジャに関する。また、本発明は、当該プランジャを備えたプレフィルドシリンジに関する。
薬液などの液体を予め充填したプレフィルドシリンジが、感染リスクの低減や業務の効率化などの観点から医療分野で広く使用されている。プレフィルドシリンジでは、液体を充填した外筒内にプランジャが挿入されている。プランジャは、ロッドの先端にガスケットを螺合結合したものである。外筒の内周面に対するガスケットの外周面の液密な密着が、液体の外界への漏れ出しを防止する。
プレフィルドシリンジには、搬送時の振動等によって、ガスケットに対するロッドの螺合が緩み、遂にはロッドがガスケットから分離し脱落してしまうという問題がある。
特許文献1には、ロッドに設けられた雄ネジの溝底に、半径方向外向きに突出した突起部を設けたプランジャが記載されている。突起部がガスケットに設けられた雌ネジのネジ山に食い込むので、ガスケットとロッドとの螺合の緩みを防止することができる。
特開2007-267906号公報
特許文献1のプランジャでは、ロッドにガスケットを装着したとき、突起部が、ガスケットに設けられた雌ネジのネジ山を半径方向外向きに変位させる。このため、ガスケットの外周面のうち突起部に対応する箇所が局所的に半径方向外向きに突出する。これは、外筒の内周面に対するガスケットの外周面の密着性を周方向において不均一にする。例えばシリンジに落下等による衝撃が加えられた場合に、シリンジに充填された液体が外筒とガスケットとの間の密着性が相対的に低い箇所を通って外界に漏れ出ることがある。
本発明の目的は、外筒に対するガスケットの密着性を低下させることなく、ガスケットとロッドとの螺合の緩みを防止することにある。
本発明のプレフィルドシリンジ用プランジャは、硬質材料からなるロッドに軟質材料からなるガスケットが装着されてなる。前記ロッドは、その遠位端に雄ネジを備える。前記ガスケットは、前記雄ネジが螺合する雌ネジを備える。前記雄ネジのネジ山のフランクに、前記雄ネジの軸線方向に突出した突起が設けられている。前記突起に軸線方向に対向するように、前記雄ネジのネジ山のフランクに凹部が設けられている。
本発明のプレフィルドシリンジは、筒状の外筒と、前記外筒に挿入されたプランジャとを備える。前記プランジャは、上記の本発明のプレフィルドシリンジ用プランジャである。
本発明によれば、雄ネジの突起が雌ネジを軸線方向に押圧する。これにより、雄ネジと雌ネジとの螺合の緩みを防止することができる。
突起は、雄ネジのフランクから雄ネジの軸線方向に突出している。突起は雌ネジを半径方向外向きには実質的に変位させない。従って、雄ネジに突起を設けても、外筒に対するガスケットの密着性は低下しない。
図1は、本発明の一実施形態にかかるプランジャを備えたプレフィルドシリンジの分解斜視図である。 図2Aは、本発明の一実施形態にかかるロッドに設けられた雄ネジの遠位側から見た拡大斜視図である。図2Bは、本発明の一実施形態にかかるロッドに設けられた雄ネジの近位側から見た拡大斜視図である。 図3Aは、本発明の一実施形態にかかるガスケットの近位側から見た斜視図である。図3Bは、本発明の一実施形態にかかるガスケットの断面図である。 図4は、本発明の一実施形態において、ロッドの先端に装着されたガスケット及びその周辺を示した部分拡大断面図である。
上記の本発明のプランジャにおいて、前記突起は、前記雌ネジのネジ山のフランクに当接してもよい。前記雌ネジの前記ネジ山の、前記突起が当接した部分が軸線方向に変位するように、前記突起は、前記雌ネジの前記ネジ山を局所的に変形させてもよい。かかる態様は、雄ネジと雌ネジとの螺合の緩みを防止するのに有利である。
前記突起は、前記雄ネジの前記ネジ山の近位側のフランクに設けられていてもよい。かかる態様は、特に雄ネジを雌ネジに最も深くまで螺入した場合に、雄ネジと雌ネジとの螺合の緩みを防止するのに有利である。
前記突起は、前記雌ネジのネジ山のフランクに当接する側面を有していてもよい。前記側面は、半径方向に略平行であってもよい。かかる態様によれば、雄ネジを雌ネジに螺入させる過程で、雌ネジのネジ山が突起に対して半径方向外向きに位置ズレするのを防止できる。従って、上記の態様は、雄ネジと雌ネジとの螺合の緩みを防止すること、及び、外筒に対するガスケットの密着性の低下を防止することに有利である。
前記突起は、前記雌ネジのネジ山のフランクに当接する側面を有していてもよい。前記側面は、前記突起の軸線方向における突出量が前記雄ネジの緩み方向に向かって大きくなるように傾斜していてもよい。かかる態様は、雄ネジを雌ネジに螺入するために必要な回転力の増大を抑えること、及び、雄ネジと雌ネジとの螺合の緩みを防止することに有利である。
前記突起の緩み方向側の端縁は楔状に尖っていてもよい。かかる態様は、雄ネジと雌ネジとの螺合の緩みを防止するのに有利である。
前記突起は、前記雄ネジの軸線方向の中央よりも近位側に設けられていてもよい。雄ネジのうち、突起より遠位側の部分は、雌ネジに比較的容易に螺入させることができる。従って、上記の態様は、ガスケットにロッドを螺合結合してプランジャを組み立てる作業を容易にする。
前記突起に軸線方向に対向するように、前記雄ネジのネジ山のフランクに凹部が設けられていてもよい。凹部は、突起によって軸線方向に変位された雌ネジのネジ山を収容するための逃げ部として機能する。このような凹部は、雄ネジを雌ネジに螺入するために必要な回転力が過大になるのを防止する。従って、上記の態様は、ガスケットにロッドを螺合結合してプランジャを組み立てる作業を容易にするのに有利である。
前記凹部の底面に、前記雌ネジのネジ山のフランクが当接してもよい。かかる態様は、雄ネジと雌ネジとの螺合の緩みを防止するのに有利である。
前記凹部の底面は、半径方向に略平行であってもよい。かかる態様によれば、雄ネジを雌ネジに螺入させる過程で、雌ネジのネジ山が凹部に対して半径方向外向きに位置ズレするのを防止できる。従って、上記の態様は、雄ネジと雌ネジとの螺合の緩みを防止すること、及び、外筒に対するガスケットの密着性の低下を防止することに有利である。
前記雄ネジは、外径が異なる径小部と径大部とを備えていてもよい。前記径小部は、前記径大部より小さな外径を有し、前記径大部に対して遠位側に配置されていてもよい。径小部は、雌ネジに比較的容易に螺入させることができる。従って、上記の態様は、ガスケットにロッドを螺合結合してプランジャを組み立てる作業を容易にする。
前記径大部において、前記雄ネジの前記ネジ山は一回転以上旋回していてもよい。かかる態様は、外筒に対するガスケットの密着性が周方向において不均一になるのを防止するのに有利である。
前記突起の少なくとも一部は、前記径大部内に位置していてもよい。かかる態様は、雄ネジと雌ネジとの螺合の緩みを防止するのに有利である。
以下に、本発明を好適な実施形態を示しながら詳細に説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されないことはいうまでもない。以下の説明において参照する各図は、説明の便宜上、本発明の実施形態を構成する主要な部材(または要素)を簡略化して示したものである。従って、本発明の範囲内において、図面に示されていない任意の部材を追加したり、あるいは、図面に示された任意の部材を変更もしくは省略したりしてもよい。異なる図面において、同一の部材には同一の符号が付されている。そのような部材については、重複する説明が省略されており、先行する図面の説明を適宜参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態にかかるプランジャ10を備えたプレフィルドシリンジ1の分解斜視図である。シリンジ1は、プランジャ10と外筒(バレルとも呼ばれる)50とを含む。プランジャ10は、ロッド11とガスケット30とを備える。ロッド11は真っ直ぐに延びた棒状の部材である。ガスケット30はロッド11の先端(遠位端)に装着される。ロッド11のガスケット30とは反対側端である基端(近位端)には、ロッド11を押し引き操作をするための操作板13が設けられている。外筒50は、貯液部51と、貯液部51の遠位端に設けられた筒先53とを備える。貯液部51は、中空の円筒形状を有し、その内周面は、外筒50の長手方向において内径が一定である円筒面である。筒先53は、貯液部51より小径の中空の略円筒形状を有し、貯液部51と連通している。ガスケット30及びロッド11からなるプランジャ10は、図1に示すように、外筒50の筒先53とは反対側の開口(図1では見えない)から貯液部51内に挿抜可能に挿入される。以下の説明の便宜のため、シリンジ1の長手方向において、矢印D1が向いた側(即ち、操作板13側)を「近位(または基端)」側といい、矢印D2が向いた側(即ち、筒先53側)を「遠位(または先端)」側という。シリンジ1の長手方向に沿った中心軸(図示せず)に直交する直線に沿った方向を「半径方向」といい、中心軸の回りを回転する方向を「周方向」という。半径方向において、中心軸から離れる側を「外側」、中心軸に近づく側を「内側」という。中心軸に垂直な平面を「水平面」といい、水平面に平行な方向を「水平方向」という。但し、「水平」は、シリンジ1の実際の使用時の向きを意味しない。中心軸は、後述する雄ネジ20の軸線及び雌ネジ40の軸線と一致する。
図2Aは、ロッド11に設けられた雄ネジ20の遠位側D2から見た拡大斜視図である。図2Bは、雄ネジ20の近位側D1から見た拡大斜視図である。これらの図に示されているように、ロッド11の遠位端に雄ネジ20が設けられている。フランジ12が、雄ネジ20に対して近位側D1に隣接している。
雄ネジ20は、右ネジであり、2本のつる巻線(図示せず)に沿ったネジ山21を備えた二条ネジである。フランク21a,21bが、ネジ山21の頂(半径方向外向きに最も突出した部分)21cと、雄ネジ20の軸線方向に隣り合うネジ山21間の溝(谷ともいう)の底23とを結ぶ。第1フランク21aは、ネジ山21の頂21cに対して近位側D1に位置し、第2フランク21bは、ネジ山21の頂21cに対して遠位側D2に位置する。雄ネジ20は、雄ネジ20の軸線を含む平面に沿った断面において第1フランク21aと第2フランク21bとが楔形状(または三角形状)を構成する、いわゆる三角ネジである。軸線の回りを矢印R1の向きに回転する方向を「緩み方向」といい、これとは逆の矢印R2の向きに回転する方向を「締まり方向」という。緩み方向R1は、雌ネジ40(後述する図3A参照)に対する雄ネジ20の螺合を緩めるための雄ネジ20(またはロッド11)の回転方向である。締まり方向R2は、雄ネジ20を雌ネジ40に螺合させるための雄ネジ20(またはロッド11)の回転方向である。
図2Bに示されているように、第1フランク21aに突起25が設けられている。突起25は、雄ネジ20の軸線方向の中央よりも近位側D1に位置している。突起25は、ネジ溝の底23からネジ山21の頂21cまで、第1フランク21aの半径方向の全領域にわたって延びている。また、突起25は、ネジ山21のつる巻線に沿って所定長さの領域に延びている。突起25は、突起25が設けられた第1フランク21aに対して近位側D1に位置するネジ山21からは離間している。突起25は、当該ネジ山21に軸線方向に対向する側面25aを有する。側面25aは、ネジ山21が沿うつる巻線に対して傾斜している。より詳細には、突起25の軸線方向における突出量が緩み方向R1に向かって大きくなるように側面25aは傾斜している。本実施形態では、軸線に垂直な方向に沿って見たとき、側面25aは、ネジ山21のリード角より更に大きな角度で水平面に対して傾斜している。突起25の軸線方向における突出量は、突起25の緩み方向R1側の端縁25bにて最大である。端縁25bは、側面25aの緩み方向R1側の終端でもある。軸線に垂直な方向に沿って見たとき、突起25の端縁25bは、楔状(または鋭角状)に尖っている。側面25a及び端縁25bは、半径方向に略平行である。
図2Aに示されているように、突起25に軸線方向に対向するように、第2フランク21bに凹部27が設けられている。凹部27は、ネジ溝の底23からネジ山21の頂21cまで、第2フランク21bの半径方向の全領域を切り欠いたものである。凹部27は、この凹部27に対向する突起25よりも、ネジ山21のつる巻線に沿ってより長い領域にわたって延びている。凹部27の底面(突起25に対向する面)27aは、半径方向に略平行である。
雄ネジ20は、外径(ネジ山21の頂21cでの外径)が異なる径小部20aと径大部20bとを備える。径小部20aは、径大部20bより小さな外径を有し、径大部20bに対して遠位側D2に位置する。雄ネジ20のピッチ及びリードは、径小部20a及び径大部20bにわたってそれぞれ一定である。ネジ山21は、径小部20a及び径大部20bのそれぞれにおいて、軸線回りに一回転以上旋回している。径小部20aでの雄ネジ20の外径、及び径大部20bでの雄ネジ20の外径は、それぞれ軸線方向において一定である。径小部20aと径大部20bとの境界の遷移部20cにおいて、雄ネジ20の外径は緩み方向R1に向かって徐々に増加している。本実施形態では、突起25が遷移部20cと径大部20bとにまたがるように、突起25の一部分は遷移部20c内に位置し、突起25の残りの部分は径大部20b内に位置している。
二条ネジを構成する2つのネジ山21のそれぞれに、1つの突起25と1つの凹部27が設けられる。2つの突起25は、軸線に対して対称に、且つ、軸線方向において同一の位置に配置される。同様に、2つの凹部27は、軸線に対して対称に、且つ、軸線方向において同一の位置に配置される。
フランジ12は、雄ネジ20と同心の略円板形状を有し、雄ネジ20よりも半径方向外向きに突出している。フランジ12は、雄ネジ20側に、水平面に平行な円環状の平坦面12aを有する。
ロッド11の材料としては、限定されないが、外力によって実質的に変形しない程度の機械的強度(剛性)を有する硬い材料(硬質材料)を用いることができる。使用しうる硬質材料としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS)、ポリカーボネート(PC)、ポリアセタール(POM)、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエチレン、硬質ポリ塩化ビニル等の樹脂材料を用いることができる。ロッド11は、上記の樹脂材料を用いて、射出成形法等により全体を一部品として一体的に製造することができる。
外筒50の材料としては、限定されないが、透明性を有し、外力によって実質的に変形しない程度の機械的強度(剛性)を有する硬い材料(硬質材料)を用いることができる。使用しうる硬質材料としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、シクロオレフィンポリマー(COP)、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS)、ポリカーボネート(PC)、ポリアセタール(POM)、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエチレン、硬質ポリ塩化ビニル等の樹脂材料、または、ガラスを用いることができる。外筒50は、上記の材料を用いて、全体を一部品として一体的に製造することができる。
図3Aは、ガスケット30の近位側から見た斜視図である。図3Bは、ガスケット30の、中心軸を含む面での断面図である。ガスケット30は、中空円筒形状を有する円筒壁31と、円筒壁31の遠位側D2の開口を塞ぐ上板37とを備え、全体として有底円筒形状を有する。円筒壁31の内周面には、雌ネジ40が設けられている。雌ネジ40は、雄ネジ20と同様に、2本のつる巻線に沿ったネジ山41を備えた二条ネジである。雌ネジ40のピッチ及びリードは、雄ネジ20のピッチ及びリードと同じである。フランク41a,41bが、ネジ山41の頂(半径方向内向きに最も突出した部分)41cと、雌ネジ40の軸線方向に隣り合うネジ山41間の溝(谷ともいう)の底43とを結ぶ。第1フランク41aは、ネジ山41の頂41cに対して近位側D1に位置し、第2フランク41bは、ネジ山41の頂41cに対して遠位側D2に位置する。雌ネジ40の内径及び谷の径は、軸線方向において一定である。円筒壁31の外周面からは、周方向に連続した凸条33が半径方向外向きに突出している。凸条33は、ガスケット30が外筒50の貯液部51に挿入されたとき、貯液部51の内周面に密着して当該内周面との間で液密なシールを形成する。本実施形態では2本の凸条33が設けられているが、凸条33の数はこれに限定されず、1本又は3本以上であってもよい。円筒壁31の近位側D1の基端面(上板37とは反対側の端面)32には、略半球状の複数の突起34が、周方向に一定ピッチで離散的に設けられている。突起34の数は、本実施形態では4つであるが、これより多くても少なくてもよい。突起34の形状は、略半球状に限定されず任意である。突起34が、例えば周方向に連続する環状のリブであってもよい。ガスケット30は、従来のプランジャに使用されるガスケットであってもよい。
ガスケット30の材料としては、限定されないが、外力によって比較的容易に変形可能であり、且つ、外力を取り除くと直ちに変形前の状態(自然状態)に復帰するように、ゴム弾性を有する軟質材料(いわゆるエラストマー)を用いることができる。使用しうる軟質材料としては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、シリコーンゴム、ブチルゴム等のゴムや、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー等の熱可塑性エラストマー、または、軟質ポリ塩化ビニル等を例示することができる。ガスケット30は、上記の材料を用いて、全体を一部品として一体的に製造することができる。
プランジャ10、ガスケット30、及び、外筒50は、プレフィルドシリンジ1を構成する(図1参照)。プレフィルドシリンジ1は、例えば以下の工程を経て製造される。最初に、筒先53にキャップ(図示せず)を装着して、筒先53の先端の開口を封止する。筒先53を下にした状態で、貯液部51内に所定の液体(例えば薬液)を充填する。貯液部51内を負圧に吸引しながら貯液部51にガスケット30を挿入する。最後に、貯液部51にロッド11を挿入し、ロッド11を回転させて、貯液部51内でガスケット30にロッド11を螺合結合する。ガスケット30と貯液部51との間の摩擦力が、ガスケット30が、ロッド11と一緒に回転するのを防止する。
図4は、ロッド11の先端に装着されたガスケット30及びその周辺を示した部分拡大断面図である。図4の断面は、雄ネジ20及び雌ネジ40の軸線を含み、突起25及び凹部27を通る。ロッド10の雄ネジ20がガスケット30の雌ネジ40に螺合している。図4に、突起25及び凹部27及びその近傍部分の拡大図を併せて示す。図面を簡単化するため、外筒50は省略されている。
上述したように、雄ネジ20には、突起25及び凹部27が軸線方向に互いに対向するように設けられている。図4において二点鎖線21aa,21bbは、突起25及び凹部27が設けられていないと仮定した場合のフランク21a,21bの位置を示す。図4から理解できるように、突起25の側面25aが、雌ネジ40のネジ山41(特にその第2フランク41b(図3B参照))に当接し、ネジ山41を軸線方向の近位側D1に向かって押圧している。ネジ山41は突起25によって局所的に変形せしめられ、ネジ山41の突起25が当接した部分は、軸線方向の近位側D1に向かって変位し、凹部27内に侵入している。凹部27の底面27aにネジ山41(特にその第1フランク41a(図3B参照))が軸線方向に接触している。
このように、本実施形態では、雄ネジ20の突起25が雌ネジ40のネジ山41を軸線方向に沿って押圧し、ネジ山41を局所的に変形させる。変形したネジ山41に発生する反発力(弾性復元力)が、突起25とネジ山41との間に大きな摩擦力を発生させる。この摩擦力が、雄ネジ20と雌ネジ40との螺合の緩みを防止するのである。
上述した特許文献1のロッドに設けられた突起部は、雄ネジの溝底から半径方向外向きに突出する。突起部は、雌ネジのネジ山を半径方向外向きに変位させる。このため、ガスケットの外周面が局所的に突出し、これが、外筒の内周面に対するガスケットの外周面の密着性を周方向において不均一にする。これに対して、本実施形態の突起25は、第1フランク21aから軸線方向に沿って突出する。突起25は、ネジ山41を軸線方向に変位させるが、半径方向外向きには実質的に変位させない。このため、ロッド11が螺合結合されたガスケット30(特にその凸条33)を、貯液部51の内周面に対して周方向に均一に密着させることが可能である。雄ネジ20に設けた突起25は、外筒50に対するガスケット30の密着性を低下させない。本実施形態のプランジャ10を備えたプレフィルドシリンジ1に、落下等による衝撃が加えられたとしても、シリンジ1に充填された液体が外筒50とガスケット30との間を通って外界に漏れ出る可能性は低い。
凹部27は、突起25によって軸線方向に変位されたネジ山41を収容するための逃げ部として機能する。即ち、突起25と凹部27との間に、ネジ山41を収容するための隙間が確保される。このため、雄ネジ20を雌ネジ40に螺入するために必要な回転力が過大になるのを回避できる。上述したように貯液部51内でガスケット30にロッド11を螺合させる場合には、貯液部51内でガスケット30はロッド11とともに回転しない。これは、ガスケット30にロッド11を螺合結合してプランジャ10を組み立てる作業を容易にするのに有利である。
本実施形態では、軸線方向に沿って透視したとき、凹部27は、この凹部27に対向する突起25よりも、周方向により長い領域にわたって延びている(図2A参照)。突起25より長い凹部27は、突起25によって変位されたネジ山41の部分を収納するのに有利である。
凹部27の深さは、ネジ山41(特にその第1フランク41a)が凹部27の底面27aに当接するように設定されている。これにより、ネジ山41を突起25と底面27aとによって軸線方向に圧縮することが可能である。突起25とネジ山41との間の摩擦力が増大し、更に、突起25と底面27aとの間にも摩擦力が発生する。これは、雄ネジ20と雌ネジ40との螺合の緩みを防止するのに有利である。
本実施形態では、突起25の側面25a及び端縁25bは半径方向に略平行である。また、凹部27の底面27aは半径方向に略平行である。本実施形態と異なり、例えば側面25aが、第1フランク21aと同様に、半径方向外側に向かって遠位側D2に変位するように傾斜している場合(即ち、図4において、側面25aが仮想の第1フランク22aaと平行である場合)を考える。この場合、雌ネジ40に雄ネジ20を螺入させる過程で、ネジ山41は、上記側面25a上を周方向に摺動しながら、側面25aから半径方向外向きの力を受ける。即ち、突起25の側面25aが上記のように半径方向に傾斜していた場合、突起25はネジ山41を半径方向外向きに位置ズレさせる。このため、第1に、突起25とネジ山41との接触領域が小さくなる。これは、突起25の、雄ネジ20と雌ネジ40との螺合の緩みを防止する効果を低下させる。第2に、ガスケット30の外周面のうち突起25に対応する箇所が局所的に半径方向外向きに突出する。これは、外筒50に対するガスケット30の密着性を周方向において不均一にする。本実施形態では、ネジ山41が当接する側面25a、端縁25b、底面27aのいずれもが半径方向に略平行であるので、雌ネジ40に雄ネジ20を螺入させる過程で、ネジ山41がこれらから半径方向外向きの力を受ける可能性が低い。本実施形態のように、側面25a、端縁25b、底面27aが半径方向に略平行であることは、雄ネジ20と雌ネジ40との螺合の緩みを防止すること、及び、外筒50に対するガスケット30の密着性の低下を防止することに有利である。
ガスケット30の基端面32に設けられた突起34(図3A参照)が軸線方向に圧縮変形され、基端面32がフランジ12の平坦面12aに近接又は当接している。突起34の反発力(弾性復元力)が、ガスケット30を遠位側D2に向かって付勢する。突起25がネジ山21の近位側D1の第1フランク21aに設けられているので、突起25がネジ山41に加える押力が増大する。これは、雄ネジ20と雌ネジ40との螺合の緩みを防止するのに有利である。
なお、本発明では、基端面32の突起34を省略してもよい。この場合も、ガスケット30がフランジ12に軸線方向に当接するまで雄ネジ20を雌ネジ40に深く螺入すれば、ガスケット30をロッド11に対して遠位側D2に向かって付勢することができる。
本実施形態では、突起25の軸線方向の突出量が雄ネジ20の緩み方向R1に向かって大きくなるように側面25aが傾斜している(図2B参照)。このため、第1フランク21aから突起25が突出しているにもかかわらず、雄ネジ20を雌ネジ40に螺入するために必要な回転力の増大を抑えることが可能である。上述したように貯液部51内でガスケット30にロッド11を螺合させる場合には、貯液部51内でガスケット30はロッド11とともに回転しない。これは、ガスケット30にロッド11を螺合結合させることを容易にする。
側面25aが上記のように傾斜していることにより、側面25の緩み方向R1側の端縁25bにて突起25の軸線方向の突出量が最大となる。従って、突起25がネジ山41に加える押力は端縁25bにて最大となる。端縁25bが当接する限られた狭い領域に押力が集中するので、端縁25bはネジ山41を軸線方向に陥没するように大きく変形させる。更に、端縁25bは、楔状に尖っている。雌ネジ40に対して雄ネジ20が緩み方向R1に回転しようとすると、楔状に尖った端縁25bがネジ山41に更に深く食い込み、雄ネジ20の緩み方向R1への回転を阻止する。このように、本実施形態の突起25の形状は、雄ネジ20と雌ネジ40との螺合の緩みを防止するのに有利である。
本実施形態では、雄ネジ20は、小さな外径の径小部20aを、雄ネジ20の遠位端から所定領域に有する(図2A参照)。径小部20aを雌ネジ40に螺入するために必要な回転力は相対的に小さい。また、突起25は、雄ネジ20の軸線方向長さの中央よりも近位側D1に位置している。このため、雄ネジ20のうち突起25より遠位側D2の部分を雌ネジ40に螺入するために必要な回転力は相対的に小さい。このように本実施形態では雄ネジ20の遠位端から所定領域の部分が雌ネジ40に容易に螺入できるように構成されている。これは、上述したように貯液部51内でガスケット30にロッド11を螺合結合してプランジャ10を組み立てる作業を容易にする。
径小部20aに対して近位側D1に隣接して、大きな外径の径大部20bが設けられている。径大部20bを雌ネジ40に螺入することにより、ガスケット30をロッド11にがたつきなくしっかりと装着することができる。
径大部20bでは、ネジ山21の頂21cの軸線からの半径方向距離はネジ山21に沿って一定である。このようなネジ山21が径大部20bにおいて一回以上旋回している。このため、雄ネジ20が外径が異なる2つの領域(径小部20a及び径大部20b)を備えているにも関わらず、外筒50の内周面に対するガスケット30の外周面の密着性が周方向において不均一になることはない。
径大部20bでは、雄ネジ20に対する雌ネジ40の半径方向の裕度が小さい。このため、径大部20bでは、ネジ山21に対するネジ山41の半径方向外側への位置ズレが抑えられる。本実施形態では、突起25の少なくとも一部は、径大部20b内に位置している。このため、突起25とネジ山41との接触領域を十分に確保することができ、突起25はネジ山41を確実に押圧することができる。これは、雄ネジ20と雌ネジ40との螺合の緩みを防止するのに有利である。
上記の実施形態は例示に過ぎない。本発明は、上記の実施形態に限定されず、適宜変更することができる。
突起25の形状は、上記の実施形態に限定されず、任意に変更しうる。突起25がネジ山21のフランクから軸線方向に突出していれば、雄ネジ20と雌ネジ40との螺合の緩みを防止することが可能である。例えば、側面25aは、ネジ山21が沿うつる巻線に対して、傾斜せず、略平行であってもよい。側面25a及び/又は端縁25bが、例えば第1フランク21aと同程度に半径方向に対して傾斜していてもよい。端縁25bが楔状に尖っていなくてもよく、例えば、端縁25bに丸い面取りが設けられていてもよい。突起25は、実質的に平坦な側面25aを有していなくてもよい。例えば、突起25は、半円柱状、半球状、または半ラグビーボール状などの任意の凸曲面を有していてもよい。突起25は、ネジ溝の底23からネジ山21の頂21cまで、第1フランク21aの半径方向の全領域にわたって延びている必要はなく、突起25が、第1フランク21aの半径方向の全領域のうちの一部のみに設けられていてもよい。
雄ネジ20において突起25が設けられる軸線方向の位置も任意である。雄ネジ20の軸線方向長さの中央よりも遠位側D2に突起25が設けられてもよい。突起25は、径小部20a、遷移部20c、径大部20bのいずれに配置されてもよい。
雄ネジ20の外径は、その遠位端から近位端まで一定であってもよい。あるいは、雄ネジ20が、径小部20a及び径大部20bに加えて、これらと外径が異なる部分を有していてもよい。
凹部27の形状も、上記の実施形態に限定されず、任意に変更しうる。例えば、凹部27の底面27aの形状に制限はない。底面27aが、ネジ山41のつる巻線に沿った凹部27の長さの中央部で最も深い凹曲面であってもよい。底面27aが、例えば第2フランク21bと同程度に半径方向に対して傾斜していてもよい。ネジ山41が底面27aに当接しないように、凹部27が深くてもよい。凹部27のネジ山21のつる巻線に沿った長さは、任意に変更しうる。凹部27が、ネジ溝の底23からネジ山21の頂21cまで、第2フランク21bの半径方向の全領域にわたって延びている必要はない。
本発明では、凹部27を省略してもよい。
上記の実施形態では、突起25がネジ山21の近位側D1の第1フランク21aに設けられていたが、突起25をネジ山21の遠位側D2の第2フランク21bに設けてもよい。この場合、凹部27は、突起25に対して軸線方向の遠位側D2に対向するように、第1フランク21aに設けられる。第1フランク21a及び第2フランク21bのそれぞに突起25を設けてもよい。
雄ネジ20及び雌ネジ40は、二条ネジに限定されず、一条ネジ、または、三条以上の多条ネジであってもよい。雄ネジ20及び雌ネジ40が、左ネジであってもよい。
1つのつる巻線に沿ったネジ山21に、2つ以上の突起25が設けられていてもよく、また、2つ以上の凹部27が設けられていてもよい。雄ネジ20に設けられる突起25の総数は、2つに限定されず、1つ又は3つ以上であってもよい。複数の突起25を設ける場合、複数の突起25は軸線に対して等角度間隔で配置されることが好ましい。
プレフィルドシリンジ1の組立方法は、上記の実施形態に限定されない。ロッド11にガスケット30を螺合結合した後、ガスケット30を外筒50の貯液部51に挿入してもよい。
本発明は、プレフィルドシリンジ用のプランジャとして広範囲に利用することができる。本発明は、特に医療分野で好ましく利用できるが、医療以外の分野、例えば、化学、食品等の分野でも利用することができる。
1 プレフィルドシリンジ
10 プランジャ
11 ロッド
20 雄ネジ
20a 径小部
20b 径大部
21 雄ネジのネジ山
21a,21b 雄ネジのネジ山のフランク
21c 雄ネジのネジ山の頂
25 突起
25a 突起の側面
25b 突起の端縁
27 凹部
27a 凹部の底面
30 ガスケット
40 雌ネジ
41 雌ネジのネジ山
41a,41b 雌ネジのネジ山のフランク
41c 雌ネジのネジ山の頂
50 外筒
D1 近位側
D2 遠位側
R1 緩み方向
R2 締まり方向

Claims (13)

  1. 硬質材料からなるロッドに軟質材料からなるガスケットが装着されたプレフィルドシリンジ用プランジャであって、
    前記ロッドは、その遠位端に雄ネジを備え、
    前記ガスケットは、前記雄ネジが螺合する雌ネジを備え、
    前記雄ネジのネジ山のフランクに、前記雄ネジの軸線方向に突出した突起が設けられており、
    前記突起に軸線方向に対向するように、前記雄ネジのネジ山のフランクに凹部が設けられていることを特徴とするプレフィルドシリンジ用プランジャ。
  2. 前記突起は、前記雌ネジのネジ山のフランクに当接し、
    前記雌ネジの前記ネジ山の、前記突起が当接した部分が軸線方向に変位するように、前記突起は、前記雌ネジの前記ネジ山を局所的に変形させる請求項1に記載のプレフィルドシリンジ用プランジャ。
  3. 前記突起は、前記雄ネジの前記ネジ山の近位側のフランクに設けられている請求項1又は2に記載のプレフィルドシリンジ用プランジャ。
  4. 前記突起は、前記雌ネジのネジ山のフランクに当接する側面を有し、
    前記側面は、半径方向に略平行である請求項1~3のいずれか一項に記載のプレフィルドシリンジ用プランジャ。
  5. 前記突起は、前記雌ネジのネジ山のフランクに当接する側面を有し、
    前記側面は、前記突起の軸線方向における突出量が前記雄ネジの緩み方向に向かって大きくなるように傾斜している請求項1~4のいずれか一項に記載のプレフィルドシリンジ用プランジャ。
  6. 前記突起の緩み方向側の端縁は楔状に尖っている請求項1~5のいずれか一項に記載のプレフィルドシリンジ用プランジャ。
  7. 前記突起は、前記雄ネジの軸線方向の中央よりも近位側に設けられている請求項1~6のいずれか一項に記載のプレフィルドシリンジ用プランジャ。
  8. 前記凹部の底面に、前記雌ネジのネジ山のフランクが当接する請求項1~7のいずれか一項に記載のプレフィルドシリンジ用プランジャ。
  9. 前記凹部の底面は、半径方向に略平行である請求項1~8のいずれか一項に記載のプレフィルドシリンジ用プランジャ。
  10. 前記雄ネジは、外径が異なる径小部と径大部とを備え、
    前記径小部は、前記径大部より小さな外径を有し、前記径大部に対して遠位側に配置されている請求項1~のいずれか一項に記載のプレフィルドシリンジ用プランジャ。
  11. 前記径大部において、前記雄ネジの前記ネジ山は一回転以上旋回する請求項10に記載のプレフィルドシリンジ用プランジャ。
  12. 前記突起の少なくとも一部は、前記径大部内に位置している請求項10又は11に記載のプレフィルドシリンジ用プランジャ。
  13. 筒状の外筒と、前記外筒に挿入されたプランジャとを備えたプレフィルドシリンジであって、前記プランジャが請求項1~12のいずれに記載のプレフィルドシリンジ用プランジャであるプレフィルドシリンジ。
JP2018107910A 2018-06-05 2018-06-05 プレフィルドシリンジ用プランジャ及びプレフィルドシリンジ Active JP7051594B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018107910A JP7051594B2 (ja) 2018-06-05 2018-06-05 プレフィルドシリンジ用プランジャ及びプレフィルドシリンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018107910A JP7051594B2 (ja) 2018-06-05 2018-06-05 プレフィルドシリンジ用プランジャ及びプレフィルドシリンジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019208897A JP2019208897A (ja) 2019-12-12
JP7051594B2 true JP7051594B2 (ja) 2022-04-11

Family

ID=68844563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018107910A Active JP7051594B2 (ja) 2018-06-05 2018-06-05 プレフィルドシリンジ用プランジャ及びプレフィルドシリンジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7051594B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3019615U (ja) 1995-06-19 1995-12-19 ユルソン株式会社 ねじ部材
CN2616220Y (zh) 2003-04-03 2004-05-19 山东威高集团医用高分子制品股份有限公司 预充式注射器
JP2007267906A (ja) 2006-03-31 2007-10-18 Taiyo Yakuhin Kogyo Kk プランジャー及びその利用
JP2011182944A (ja) 2010-03-09 2011-09-22 Taisei Kako Co Ltd プランジャーロッド及びシリンジ
WO2017123835A1 (en) 2016-01-15 2017-07-20 W.L. Gore & Associates, Inc. Syringe plunger assemblies
JP2017536197A (ja) 2014-12-04 2017-12-07 トルマー セラピューティクス, インコーポレイテッド 自己係止ねじ山幾何学形状を有するシリンジプランジャシステム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5289558U (ja) * 1975-12-27 1977-07-04
US4273175A (en) * 1979-04-04 1981-06-16 The Lamson & Sessions Co. Thread convolution
JPH09144733A (ja) * 1995-11-24 1997-06-03 Nitto Seiko Co Ltd 緩み止めねじ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3019615U (ja) 1995-06-19 1995-12-19 ユルソン株式会社 ねじ部材
CN2616220Y (zh) 2003-04-03 2004-05-19 山东威高集团医用高分子制品股份有限公司 预充式注射器
JP2007267906A (ja) 2006-03-31 2007-10-18 Taiyo Yakuhin Kogyo Kk プランジャー及びその利用
JP2011182944A (ja) 2010-03-09 2011-09-22 Taisei Kako Co Ltd プランジャーロッド及びシリンジ
JP2017536197A (ja) 2014-12-04 2017-12-07 トルマー セラピューティクス, インコーポレイテッド 自己係止ねじ山幾何学形状を有するシリンジプランジャシステム
WO2017123835A1 (en) 2016-01-15 2017-07-20 W.L. Gore & Associates, Inc. Syringe plunger assemblies

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019208897A (ja) 2019-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6815312B2 (ja) 注射器又はカープルのためのアタッチメント
JP5567026B2 (ja) プレフィルドシリンジ
EP2554204B1 (en) Prefilled syringe
JP6786611B2 (ja) ペンニードルアセンブリ
US20080051728A1 (en) Method for mounting a gasket on a plunger
AU2015217443B2 (en) Rigid needle shield gripping cap assembly
US20160184522A1 (en) Barrel for syringe and pre-filled syringe
WO2001097885A1 (fr) Seringue
JP5896669B2 (ja) シリンジ用プランジャー、シリンジおよびプレフィルドシリンジ
JP7051594B2 (ja) プレフィルドシリンジ用プランジャ及びプレフィルドシリンジ
JP2002177395A (ja) プレフィルドシリンジ用注射器およびプレフィルドシリンジ
JP5639769B2 (ja) プランジャーロッド及びシリンジ
JP5714268B2 (ja) プレフィルドシリンジ
JP2020115965A (ja) シリンジ用キャップ組体
JP5784438B2 (ja) プレフィルドシリンジ
JP6282441B2 (ja) ノズル交換式薬剤注入器
JP4299509B2 (ja) プレフィルドシリンジ用注射器およびプレフィルドシリンジ
JP4947258B2 (ja) シリンジ用プランジャー
JP5394183B2 (ja) プレフィルドシリンジ
JP2008264256A (ja) プレフィルドシリンジ及びプレフィルドシリンジの製造方法
JP2020162827A (ja) 封止組立体及びシリンジ
JP2019010227A (ja) 注射器用ガスケット及びそのガスケットを用いた注射器
JP5824200B2 (ja) プレフィルドシリンジ
JP2010284438A (ja) プレフィルドシリンジ
JP2016187530A (ja) シリンジ用プランジャー、シリンジ及びプレフィルドシリンジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7051594

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150