JP7049780B2 - 電池 - Google Patents

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Description

本発明は、電池に関する。
近年、環境保護のため、二酸化炭素排出量の低減が切に望まれている。自動車業界では、電気自動車やハイブリッド電気自動車の導入による二酸化炭素排出量の低減に期待が集まっており、航続距離延長のため、積層された単セルを有する電池が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許出願公開第2014/0356651号明細書
このような電池において、例えば、負極層が膨張することにより、面方向において単セルの厚みにばらつきが生じる可能性がある。このように単セルの厚みにばらつきが生じると、面圧分布が悪化することによって電極反応が不均一となり、電池性能が低下する可能性がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、面方向において生じる単セルの厚みのばらつきに起因する面圧分布の悪化を抑制することのできる電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る電池は、単セルが積層されている積層体と、剛性を有する材料から形成され、前記積層体が配置されるセルケースと、可撓性を有する材料から形成され、前記セルケースに設けられる開口部を密閉する蓋部材と、を有する。また、前記積層体は、前記単セル間の少なくとも1か所に設けられ導電性かつ弾性を備える変位吸収部を有する。また、前記開口部は、前記単セルの積層方向に関する前記積層体の一方の面に相対するように位置決めされており、前記蓋部材は、前記開口部を密閉したまま変形可能であり、前記セルケースの内部圧力が前記セルケースの外部圧力と同じである場合において前記積層体の前記一方の面から離間しているように位置決めされており、前記セルケースの内部圧力が前記セルケースの外部圧力よりも低い場合に変形し、前記積層体の前記一方の面と当接し、前記セルケースの内部圧力と前記セルケースの外部圧力との差圧に基づく圧力を、当接した面に付与するように構成されている。
上述のように構成された電池によれば、例えば負極層が膨張しても、変位吸収部において、積層方向に沿う負極層の膨張の変位分を吸収することができる。したがって、面方向において生じる単セルの厚みのばらつきに起因する面圧分布の悪化を抑制することができる。
実施形態に係る電池を説明するための概略図である。 電池の用途を説明するための概略図である。 本体部を示す概略断面図である。 蓋部材の減圧前の形状を説明するための断面図である。 正極層または負極層を示す概略図である。 積層体を示す概略断面図である。 比較例に係る電池において、負極層が膨張したときの様子を示す図である。 比較例に係る電池において、積層体が湾曲する様子を示す図である。 実施形態に係る電池において、負極層が膨張したときの様子を示す図である。 変形例1に係る電池を説明するための概略断面図である。 変形例2に係る電池を説明するための概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、図面の厚み比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、実施形態に係る電池100を説明するための概略図、図2は、電池100の用途を説明するための概略図、図3は、本体部110を示す概略断面図、図4は、蓋部材170の減圧前の形状を説明するための断面図である。
実施形態に係る電池100は、例えば、図2に示される車両198の電源として適用され、図1に示すように、本体部110、減圧装置190および制御部194を有する。車両198は、例えば、電気自動車、ハイブリッド電気自動車である。電池100は、高エネルギー密度化することが容易であるため、例えば、1回の充電あたりの走行距離を延長させることが可能である。
本体部110は、図3に示すように、剛性を有する材料から形成されたセルケース120、可撓性を有する材料から形成された蓋部材170、およびカバープレート176を有する。
本明細書において、「剛性を有する材料から形成されたセルケース120」とは、セルケース120に外部から力が作用した場合に、セルケース120が容易に変形せず、内部に配置した積層体140を十分に保護できる程度に、セルケース120が剛体であることを意味する。また、「可撓性を有する材料から形成された蓋部材170」とは、セルケース120の内部を減圧する(セルケース120の内部圧力を外部圧力(少なくとも大気圧)よりも低くする)ことにより、外部圧力とセルケース120の内部圧力との差圧によって蓋部材が変形できる程度に、蓋部材170が柔軟性を有していることを意味する。
セルケース120は、高剛性の材料から形成されており、略矩形の底面122と、底面を取り囲む側壁部124とを有し、その上面が開口部126を構成し、その内部に、積層体140が配置されている。積層体140は、積層されている単セル10、変位吸収部70、強電タブ150、152およびスペーサー160、162を有する。開口部126は、単セル10の積層方向Sに関する積層体140の上面142に相対するように位置決めされている。
強電タブ150、152は、例えば、略板状の銅であり、積層体140から電流を取り出すために使用され、最下層に位置する単セル10および最上層に位置する単セル10に当接している。
スペーサー160、162は、積層体140に付加される振動を吸収する機能を有する絶縁シートであり、強電タブ150、152の外側に配置されている。つまり、スペーサー160、162は、積層体140の上面(一方の面)142および下面(他方の面)144に位置している。スペーサー160、162は、必要に応じ、適宜省略することも可能である。
蓋部材170は、開口部126を密閉しており、弾性体膜から形成されている。弾性体膜は、例えば、ウレタンゴムから形成される。
カバープレート176は、開口部178を有しており、蓋部材170を覆うように配置されて、蓋部材170をガードしている。カバープレート176は、例えば、アルミニウム等の良好な剛性を有する軽量の材料から構成されるバックアッププレートである。カバープレート176および蓋部材170は、ビス等の締結部材を利用してセルケース120に固定されている。締結部材は、電池100を車両198に搭載するために使用される締結部材として兼用することも可能である。
減圧装置190は、真空ポンプから構成される圧力付与装置であり、セルケース120の内部を減圧してセルケース120の内部圧力を大気圧(外部圧力)よりも低くするために使用される。制御部194は、減圧装置190を制御するために使用される。
開口部126を覆っている蓋部材170は、セルケース120の内部が減圧される前(セルケース120の内部圧力が大気圧と同じ場合)においては、図4に示すように、積層体140から離間している。そして、減圧装置190によってセルケース120の内部が減圧されると、蓋部材170は、大気圧とセルケース120の内部圧力との差圧に基づいて、密閉を維持した状態で変形し、スペーサー160と当接して、差圧に基づく圧力を付与する。
つまり、蓋部材170は、開口部126を密閉したまま変形可能であり、セルケース120の内部が減圧された(セルケース120の内部圧力が大気圧よりも低い)場合に変形し、積層体140の上面142と当接して差圧に基づく圧力を、当接した面に付与するように構成されている。積層体140の押し付け圧力は、大気圧とセルケース120の内部圧力との差圧に基づく圧力から構成されている。したがって、例えば、セルケース120の内部を減圧する減圧装置(圧力付与装置)190の大型化を伴うことなく、単セル(電極)の面積の増加に応じてトータルの押し付け圧力も増大するため、電極の面積が大きい場合であっても、積層体140に適切な押し付け圧力を容易に付与することが可能である。
積層体140は、上記のように、大気圧とセルケース120の内部圧力との差圧に基づく圧力によって、高剛性のセルケース120に強固に固定されているため、電池100を車両198に固定することにより、電池100全体が安定する。
また、セルケース120は、絶縁フィルム層128、強電用コネクタ130、132、排気用コネクタ134、圧力解放弁136、圧力センサー138、および弱電用コネクタ(不図示)を、さらに有する。
絶縁フィルム層128は、底面122および側壁部124の内壁に形成されている。底面122の絶縁フィルム層128上には、スペーサー162が位置決めされている。強電用コネクタ130、132は、側壁部124に気密的に取り付けられており、かつ、強電タブ150、152と電気的に接続されている。排気用コネクタ134は、側壁部124に気密的に取り付けられており、かつ、減圧装置190からの配管と連結されている。したがって、減圧装置190は、セルケース120の内部の空気を排気して、セルケース120の内部を減圧することが可能である。
圧力解放弁136は、側壁部124に気密的に取り付けられており、例えば、予期せぬ原因により、セルケース120の内部圧力が過度に上昇した際に、セルケース120内部の気体を排出し、セルケース120の内部圧力を降下させるために使用される。圧力解放弁136における気体を排出する機構は、特に限定されず、例えば、所定の圧力で開裂する金属の薄膜を利用することが可能である。
圧力センサー138は、セルケース120の内部に配置され、セルケース120の内部圧力を計測するために使用される。弱電用コネクタ(不図示)は、側壁部124に気密的に取り付けられており、積層体140に含まれる単セルの電圧を監視(検出)するために使用される。
減圧装置190は、圧力センサー138によって計測された内部圧力に基づいて、制御部194によって制御されている。減圧装置190は、圧力センサー138によって計測された内部圧力が上限値以上になった場合、稼働されて、セルケース120の内部を減圧するように構成されている。
内部圧力の上限値は、大気圧とセルケース120の内部圧力との差圧を考慮して設定されている。したがって、セルケース120の内部圧力の予期せぬ上昇が防止される一方、良好な押し付け圧力(差圧に基づく圧力)が確保される。内部圧力の上限値は、例えば、0.25気圧に設定されており、この場合、十分な押し付け圧力を得ることが可能である。
減圧装置190は、圧力センサー138によって計測された内部圧力が下限値に到達した場合、セルケース120の内部の減圧を停止するように構成されている。内部圧力の下限値は、例えば、0.15気圧に設定されており、この場合、多目的で利用される真空度と同レベルのため、電池100が搭載される装置(車両198)において別の用途で利用される減圧装置(真空源)を、減圧装置190として兼用することが可能である。
次に、積層体140を詳述する。
図5は、正極層30または負極層50を示す概略図であって、図6は、積層体140を示す概略断面図である。
積層体140は、図6に示すように、積層方向Sに積層された単セル10と、単セル10間の全ての位置に配置されている変位吸収部70と、を有する。積層体140は、電気自動車用の二次電池として用いられる場合には、その大きさは用紙サイズで示せば例えばA4以上とすることができる。
積層体140において積層されている単セル10は、変位吸収部70を介して直列接続されている。単セル10は、図6に示すように、正極集電体層20と、正極層30と、セパレーター40と、負極層50と、負極集電体層60と、が順に積層されて構成している。また、単セル10は、正極層30および負極層50の周辺部分をシールするシール部80を有する。
正極集電体層20および負極集電体層60は、導電性フィラーと樹脂とを主に含む樹脂集電体から構成される。これにより、正極集電体層20および負極集電体層60の軽量化および内部短絡耐性の向上により、より高容量の活物質を使用することが可能となる。樹脂集電体は、変位吸収部70よりも硬く構成されている。
導電性フィラーの構成材料は、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、グラファイトやカーボンブラックなどのカーボン、銀、金、銅、チタンである。樹脂は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルニトリル、ポリイミド、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン、スチレンブタジエンゴム、ポリアクリロニトリル、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、これらの混合物である。
正極集電体層20および負極集電体層60は、樹脂集電体によって構成する形態に限定されず、例えば、金属や導電性高分子材料によって構成することが可能である。金属は、例えば、アルミニウム、ニッケル、鉄、ステンレス鋼、チタン、銅である。導電性高分子材料は、例えば、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリフェニレンビニレン、ポリアクリロニトリル、ポリオキサジアゾール、これらの混合物である。
必要に応じ、正極集電体層20および負極集電体層60の一方のみを、樹脂集電体によって構成することも可能である。
正極層30は、正極集電体層20とセパレーター40との間に位置するシート状電極であり、図5に示すように、正極活物質粒子32および繊維状物質38を含んでいる。
正極活物質粒子32は、その表面の少なくとも一部に被覆層33を有する。被覆層33は、導電助剤35と被覆用樹脂34とから構成されており、正極層30の体積変化を緩和し、電極の膨脹を抑制することが可能である。
正極活物質粒子32の構成材料は、リチウムと遷移金属との複合酸化物、遷移金属酸化物、遷移金属硫化物、導電性高分子などである。リチウムと遷移金属との複合酸化物は、例えば、LiCoO、LiNiO、LiMnOおよびLiMnである。遷移金属酸化物は、例えば、MnOおよびVである。遷移金属硫化物は、例えば、MoSおよびTiSである。導電性高分子は、例えば、ポリアニリン、ポリフッ化ビニリデン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセチレン、ポリ-p-フェニレンおよびポリビニルカルバゾールである。
被覆用樹脂34は、好ましくは、ビニル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂であるが、必要に応じ、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、シリコン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、アニリン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリカーボネートなどを適用することも可能である。
導電助剤35は、例えば、金属、グラファイトやカーボンブラックなどのカーボン、これらの混合物である。金属は、アルミニウム、ステンレス鋼、銀、金、銅、チタン、これらの合金などである。カーボンブラックは、アセチレンブラック、ケッチェンブラック(登録商標)、ファーネスブラック、チャンネルブラック、サーマルランプブラックなどである。導電助剤は、必要に応じて、2種以上併用することが可能である。なお、導電助剤35は、電気的安定性の観点から、好ましくは、銀、金、アルミニウム、ステンレス鋼、カーボンであり、より好ましくは、カーボンである。
繊維状物質38は、その少なくとも一部が正極層30の導電通路を形成し、かつ、導電通路の周囲の正極活物質粒子32と接している。したがって、正極活物質(正極活物質粒子32)から発生した電子は、導電通路に速やかに到達し、正極集電体層20までスムーズに導かれる。
繊維状物質38は、例えば、PAN系カーボン繊維、ピッチ系カーボン繊維等のカーボン繊維、ステンレス鋼のような金属を繊維化した金属繊維、導電性繊維から構成される。
導電性繊維は、合成繊維の中に金属や黒鉛を均一に分散させてなる導電性繊維、有機物繊維の表面を金属で被覆した導電性繊維、有機物繊維の表面を導電性物質を含む樹脂で被覆した導電性繊維などである。なお、電気伝導度の観点から、導電性繊維の中では、カーボン繊維が好ましい。
繊維状物質38の電気伝導度は、50mS/cm以上であることが好ましい。この場合、導電通路の抵抗が小さいため、正極集電体層20から遠い位置に存在する正極活物質(正極活物質粒子32)からの電子の移動がよりスムーズに行われる。電気伝導度は、JIS R 7609(2007)の「カーボン繊維-体積抵抗率の求め方」に準じて体積抵抗率を測定し、体積抵抗率の逆数を取ることによって求められる。
繊維状物質38の平均繊維径は、好ましくは、0.1~20μm、より好ましくは、0.5~2.0μmである。平均繊維径は、例えば、30μm角視野中に存在する任意の繊維10本についてそれぞれ中央付近の直径を測定し、この測定を三視野について行い、合計30本の繊維の径の平均値として得られる。
電極の単位体積あたりに含まれる繊維状物質38の繊維長の合計は、好ましくは、10000~50000000cm/cm、より好ましくは、20000000~50000000cm/cm、さらに好ましくは、1000000~10000000cm/cmである。
繊維長の合計は、(活物質層の単位体積あたりに含まれる繊維状物質の繊維長合計)=((繊維状物質の平均繊維長)×(活物質層の単位面積あたりに使用した繊維状物質の重量)/(繊維状物質の比重))/((活物質層の単位面積)×(活物質層厚さ))で表わされる式によって算出される。
負極層50は、負極集電体層60とセパレーター40との間に位置するシート状電極であり、図5に示すように、負極活物質粒子52および繊維状物質58を含んでいる。
負極活物質粒子52は、その表面の少なくとも一部に被覆層53を有する。被覆層53は、導電助剤55と被覆用樹脂54とから構成されており、負極層50の体積変化を緩和し、電極の膨脹を抑制することが可能である。
負極活物質粒子52の構成材料は、黒鉛、アモルファス炭素、高分子化合物焼成体、コークス類、カーボン繊維、導電性高分子、スズ、シリコン、金属合金、リチウムと遷移金属との複合酸化物などである。高分子化合物焼成体は、例えば、フェノール樹脂およびフラン樹脂を焼成し炭素化したものである。コークス類は、例えば、ピッチコークス、ニードルコークス、石油コークスである。導電性高分子は、例えば、ポリアセチレン、ポリピロールである。金属合金は、例えば、リチウム-スズ合金、リチウム-シリコン合金、リチウム-アルミニウム合金、リチウム-アルミニウム-マンガン合金である。リチウムと遷移金属との複合酸化物は、例えば、LiTi12である。
被覆層53、被覆用樹脂54、導電助剤55および繊維状物質58は、正極層30の被覆層33、被覆用樹脂34、導電助剤35および繊維状物質38と略同一の構成を有するため、その説明は省略される。なお、繊維状物質58は、その少なくとも一部が負極層50の導電通路を形成し、かつ、導電通路の周囲の負極活物質粒子52と接している。
正極層30および負極層50は、上記構造により、150~1500μmの厚さを有することが可能となっている。これにより、多くの活物質を含ませることが可能となり、高容量化およびエネルギー密度向上が図られる。なお、正極層30の厚さおよび負極層50の厚さは、好ましくは、200~950μm、さらに好ましくは250~900μmである。
セパレーター40は、正極層30と負極層50との間に位置する多孔性(ポーラス)の絶縁体である。セパレーター40は、電解質が浸透することによって、イオンの透過性を呈する。電解質は、例えば、ゲルポリマー系であり、電解液およびホストポリマーを有する。
電解液は、プロピレンカーボネートおよびエチレンカーボネートからなる有機溶媒、支持塩としてのリチウム塩(LiPF)を含んでいる。有機溶媒は、その他の環状カーボネート類、ジメチルカーボネート等の鎖状カーボネート類、テトラヒドロフラン等のエーテル類を適用することが可能である。リチウム塩は、その他の無機酸陰イオン塩、LiCFSO等の有機酸陰イオン塩を、適用することが可能である。
ホストポリマーは、HFP(ヘキサフルオロプロピレン)コポリマーを10%含むPVDF-HFP(ポリフッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンの共重合体)である。
ホストポリマーは、その他のリチウムイオン伝導性を持たない高分子や、イオン伝導性を有する高分子(固体高分子電解質)を適用することも可能である。その他のリチウムイオン伝導性を持たない高分子は、例えば、ポリアクリロニトリル、ポリメチルメタクリレートである。イオン伝導性を有する高分子は、例えば、ポリエチレンオキシドやポリプロピレンオキシドである。
シール部80は、図6に示すように、正極層30および負極層50の周囲をそれぞれ取り囲むように配置されている。シール部80の形成材料は、絶縁性、シール性、電池動作温度下での耐熱性などを有するものであればよい。シール部80は、例えば、熱可塑性樹脂からなる。具体的には、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリイミド樹脂などが用いられ得る。なお、シール部80は、必要に応じて、適宜省略することも可能である。
変位吸収部70は、図6に示すように、単セル10間に配置されており、導電性かつ弾性を備える。本実施形態において、変位吸収部70は、単セル10間の全ての箇所に配置されている。
変位吸収部70は、複数の空隙を備えることが好ましい。例えば、変位吸収部70が複数の空隙を備えない中実形状の場合、変位吸収部70は積層方向Sに収縮されると面方向Pに広がる。よって、図6に示すように、面方向Pに広がる変位吸収部70が配置される領域を確保するために、変位吸収部70の外方にはスペースSPが必要となる。
これに対して、変位吸収部70が複数の空隙を備える場合、変位吸収部70は積層方向Sに収縮されても面方向Pに広がらないため、変位吸収部70の外方にはスペースSPは不要となる。よって、変位吸収部70の面方向Pのサイズを大きくすることができ、より好適に積層方向Sに沿う負極層50の膨張の変位分を吸収することができる。なお、変位吸収部70が複数の空隙を備えない構成も、本発明に含まれるものとする。
変位吸収部70を構成する材料は、特に限定されないが、例えば以下のものを用いることができる。
変位吸収部70は、金属または金属繊維からなる弾性体を用いることができる。このような金属としては、Ni、Ti、Al、Cu、Pt、Fe、Cr、Sn、Zn、In、Sb、およびKからなる群から選択される少なくとも1種の金属またはこれらの金属を含む合金を用いることができる。このように変位吸収部70として金属を用いることによって、高い電気伝導性を得ることができる。
また、変位吸収部70は、植物繊維、または/かつ、金属以外の繊維(ガラス繊維、炭素繊維等)を膠着させたものに対して、炭素材料を混ぜた弾性体を用いることができる。このような繊維としては、例えば、カーボンペーパ、カーボンクロス、不織布、炭素製の織物、紙状抄紙体、フェルトなどからなるシート状材料を用いることができる。また、このような炭素材料としては、カーボンブラック、アセチレンブラック、カーボンナノチューブ、炭素繊維、リグニンブラック、グラファイト、グラフェンからなる少なくとも1つ以上を選択することができる。このような材料を用いることによって、変位吸収部70を金属よりも低コストにすることができる。
また、変位吸収部70は、高分子材料に対して、上述の炭素材料を混ぜた弾性体を用いることができる。このような高分子材料としては、例えば、シリコンゴム、フッ素ゴム、エピクロロヒドリンゴム、アクリルゴム、エチレンアクリルゴム、ウレタンゴム、ニトリルゴム、水素化ニトリルゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、クロロプレーンゴム、EPDM(エチレン-プロピレン-ジエンゴム)、エチレンゴム、プロピレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、天然ゴム、ポリイソブチレン、塩化ポリエチレン、イソプレンゴム、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタンを用いることができる。このように高分子材料を用いることによって、変位吸収部70の腐食を防止することができる。
変位吸収部70の単位面積あたりのばね定数としては、例えば、25℃で0.01~5.0N/mm/mmとすることができ、面積が大きくなるほどばね定数が大きくなる。ここで、変位吸収部70の面積とは、積層体140の積層方向から変位吸収部70を視た時の面積である。このような材料としては、例えば、燃料電池のガス拡散層に使用されるカーボンペーパを用いることができる。ばね定数の値は上記の範囲に限定されない。変位吸収部70のバネ定数は、例えば0.01N/mm/mmより小さくてもよいが、小さすぎると変位吸収部70が容易に変形してしまい、積層体140に対して所定の電池性能が発揮されるような加圧力を付与することが困難になる。また、変位吸収部70のバネ定数は、例えば5.0N/mm/mmよりも大きくてもよいが、大きすぎると変位吸収部70が変形しにくくなり、積層体140の体積変位に対する追従性が低下する。変位吸収部70のバネ定数は、従来公知のバネ定数測定方法によって求めることができ、例えば、荷重試験器(JIS K 6272の4.(試験機の等級分類)に規定する力計測系1級以上の精度を持つ試験装置を使用。例えば、株式会社今田製作所の引張圧縮試験機SDWS)で変位吸収部70に所定の荷重をかけた時の変位量から算出する方法によって求めることができる。変位吸収部70がゴムの場合、JIS K 6254:2010に記載のA法によって求めることができる。また、変位吸収部70の許容ひずみとしては、例えば30~99%とすることができる。
次に、図7~図9を参照して、本実施形態に係る電池100の効果について説明する。図7は、比較例に係る電池900において、負極層50が膨張したときの様子を示す図である。図8は、比較例に係る電池900において、積層体が湾曲する様子を示す図である。図9は、本実施形態に係る電池100において、負極層50が膨張したときの様子を示す図である。
比較例に係る電池900は、実施形態に係る電池100に対して、変位吸収部70が設けられていない点において相違する。比較例に係る電池900において、図7に示すように、負極層50が局所的に膨張することによって(符号A参照)、面方向Pにおいて、単セル10の厚みにばらつきが生じる。このように単セル10の厚みにばらつきが生じると、面圧分布が悪化することによって電極反応が不均一となり、電池性能が低下する可能性がある。また、製法上、負極層50または正極層30の特定の位置が局所的に厚くなると、上記と同様の理由で電池性能が低下する。
さらに比較例に係る電池900において、単セル10の厚みにばらつきが生じている状態で、積層方向Sに力を付与すると、図8に示すように、負極層50が膨張している側(図7、図8の左側)の反対側(図7、図8の右側)がより低くなるように傾斜して積層体全体として湾曲してしまい好ましくない。
これに対して、本実施形態に係る電池100によれば、単セル10間に変位吸収部70が配置されているため、図9に示すように、負極層50が局所的に膨張(符号A参照)しても、変位吸収部70において、積層方向Sに沿う負極層50の膨張の変位分を吸収することができる。このため、面方向Pにおいて生じる単セル10の厚みのばらつきに起因する面圧分布の悪化を抑制することができる。また、比較例に係る電池900において生じる、積層体が湾曲する現象を好適に抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る電池100は、単セル10が積層されている積層体140と、剛性を有する材料から形成され、積層体140が配置されるセルケース220と、を有する。積層体140は、単セル10間に設けられ導電性かつ弾性を備える変位吸収部70を有する。このように構成された電池100によれば、例えば負極層50が膨張しても、変位吸収部70において、積層方向Sに沿う負極層50の膨張の変位分を吸収することができる。したがって、面方向Pにおいて生じる単セル10の厚みのばらつきに起因する面圧分布の悪化を抑制することができる。
また、変位吸収部70は、複数の空隙を備える。このように構成された電池100によれば、上述したように、変位吸収部70が複数の空隙を備えない構成と比較して、変位吸収部70の面方向Pのサイズを大きくすることができ、より好適に積層方向Sに沿う負極層50の膨張の変位分を吸収することができる。
また、単セル10は、正極層30、負極層50の外周部分をシールするシール部80を有する。このようなシール部80が存在する場合、シール部80によって拘束されている単セル10の外周部に比較して中央部がより膨出する。このため、不均一な変形が生じて、面圧分布が悪化する虞がある。しかしながら、本実施形態に係る電池100によれば、単セル10間に変位吸収部70が設けられるため、積層方向Sに沿う負極層50の膨張の変位分を吸収することができる。したがって、面圧分布が悪化することを好適に抑制することができる。
また、可撓性を有する材料から形成され、セルケース120に設けられる開口部126を密閉する蓋部材170をさらに有する。開口部126は、単セル10の積層方向Sに関する積層体140の一方の面142に相対するように位置決めされている。蓋部材170は、開口部126を密閉したまま変形可能であり、セルケース120の内部圧力がセルケース120の外部圧力と同じである場合において積層体140の一方の面142から離間しているように位置決めされている。蓋部材170は、セルケース120の内部圧力がセルケース120の外部圧力よりも低い場合に変形し、積層体140の一方の面142と当接し、セルケース120の内部圧力とセルケース120の外部圧力との差圧に基づく圧力を、当接した面に付与するように構成されている。このように構成された電池100によれば、セルケース120の内部を減圧する(セルケースの内部圧力を外部圧力(大気圧)よりも低くする)ことにより、外部圧力とセルケースの内部圧力との差圧に基づく圧力が、密閉を維持した状態で変形した蓋部材170によって、単セル10が積層されている積層体140の一方の面142に付与される。つまり、単セル10が積層されている積層体140の押し付け圧力は、差圧に基づく圧力から構成されており、例えば、セルケース120の内部を減圧する減圧装置(圧力付与装置)190の大型化を伴うことなく、単セル10の面積の増加に応じてトータルの押し付け圧力も増大する。したがって、電極の面積が大きい場合であっても、単セル10が積層されている積層体140に適切な押し付け圧力を容易に付与することが可能である。
また、単セル10が備える集電体層20、60は、変位吸収部70よりも硬い樹脂集電体から構成される。このように構成された電池100によれば、正極集電体層20および負極集電体層60の軽量化および内部短絡耐性の向上により、より高容量の活物質を使用することが可能となる。
また、変位吸収部70は、金属または金属繊維からなる弾性体、植物繊維または/かつ金属以外の繊維を膠着させたものに対して炭素材料を混ぜた弾性体、および高分子材料に対して炭素材料を混ぜた弾性体からなる群から選択される少なくとも1種を用いることができる。変位吸収部70が金属または金属繊維からなるシート状ばねであるとき、高い電気伝導性を得ることができる。また、変位吸収部70が植物繊維を含むとき、変位吸収部70が金属からなる構成と比較して低コストにすることができる。また、変位吸収部70が高分子材料を含むとき、変位吸収部70の腐食を防止することができる。また、変位吸収部70が布を含むとき、変位吸収部70の腐食を防止することができる。
また、変位吸収部70の許容ひずみは、30~99%である。このように構成された電池100によれば、変位吸収部70において、積層方向Sに沿う負極層50の膨張の変位分を好適に吸収することができる。したがって、面方向Pにおいて生じる単セル10の厚みのばらつきに起因する面圧分布の悪化を好適に抑制することができる。
<変形例1>
次に、変形例1に係る電池200の構成を説明する。
図10は、変形例1に係る電池200を説明するための概略図である。変形例1に係る電池200は、実施形態に係る電池100に対して、蓋部材170、カバープレート176等が設けられない点において相違する。
変形例1に係る電池200は、本体部210を有する。本体部210は、図10に示すように、剛性を有する材料から形成されたセルケース220を有する。
セルケース220は、高剛性の材料から形成されており、略矩形の底面222と、底面222を取り囲む側壁部224と、略矩形の上面226と、を有する。側壁部224は、不図示の締結部材によって、底面222および上面226に取り付け可能に構成されている。側壁部224が底面222および上面226に取り付けられた状態で、セルケース220は閉じた形状を構成する。セルケース220の内部には、積層体140が配置されている。積層体140の構成は、上述した実施形態に係る電池100の積層体140と同様の構成であるため、説明は省略する。
また、セルケース220は、絶縁フィルム層128と、強電用コネクタ130、132と、弱電用コネクタと、を有する。絶縁フィルム層128、強電用コネクタ130、132、および弱電用コネクタの構成は、上述した実施形態に係る電池100と同様の構成であるため、説明は省略する。
以上のように構成した変形例1に係る電池200によれば、簡易な構成で、面方向Pにおいて生じる単セル10の厚みのばらつきに起因する面圧分布の悪化を抑制することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲で種々改変することができる。
例えば上述した実施形態では、変位吸収部70は、単セル10間の全ての箇所に設けられた。しかしながら、変位吸収部70は、単セル10間の全ての箇所に設けられていなくてもよく、図11に示すように、単セル10間の少なくとも1か所に設けられていればよい。
10 単セル、
20 正極集電体層、
30 正極層、
40 セパレーター、
50 負極層、
60 負極集電体層、
70 変位吸収部、
80 シール部、
100、200 電池、
110、210 本体部、
120、220 セルケース、
126 開口部、
140 積層体、
142 上面(一方の面)、
170 蓋部材、
176 カバープレート、
178 開口部、
198 車両、
S 積層方向、
P 面方向。

Claims (5)

  1. 単セルが積層されている積層体と、
    剛性を有する材料から形成され、前記積層体が配置されるセルケースと、
    可撓性を有する材料から形成され、前記セルケースに設けられる開口部を密閉する蓋部材と、を有し、
    前記積層体は、前記単セル間の少なくとも1か所に設けられ導電性かつ弾性を備える変位吸収部を有し、
    前記開口部は、前記単セルの積層方向に関する前記積層体の一方の面に相対するように位置決めされており、
    前記蓋部材は、
    前記開口部を密閉したまま変形可能であり、
    前記セルケースの内部圧力が前記セルケースの外部圧力と同じである場合において前記積層体の前記一方の面から離間しているように位置決めされており、
    前記セルケースの内部圧力が前記セルケースの外部圧力よりも低い場合に変形し、前記積層体の前記一方の面と当接し、前記セルケースの内部圧力と前記セルケースの外部圧力との差圧に基づく圧力を、当接した面に付与するように構成されている電池。
  2. 前記変位吸収部は、複数の空隙を備える請求項1に記載の電池。
  3. 前記単セルは、電極層の外周部分をシールするシール部を有する請求項1または2に記載の電池。
  4. 前記単セルが備える集電体層は、前記変位吸収部よりも硬い樹脂集電体から構成される、請求項1~3のいずれか1項に記載の電池。
  5. 前記変位吸収部は、金属または金属繊維からなる弾性体、植物繊維または/かつ金属以外の繊維を膠着させたものに対して炭素材料を混ぜた弾性体、および高分子材料に対して前記炭素材料を混ぜた弾性体からなる群から選択される少なくとも1種を含む請求項1~4のいずれか1項に記載の電池。
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