JP6861127B2 - 電極の製造方法および製造装置 - Google Patents

電極の製造方法および製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6861127B2
JP6861127B2 JP2017163779A JP2017163779A JP6861127B2 JP 6861127 B2 JP6861127 B2 JP 6861127B2 JP 2017163779 A JP2017163779 A JP 2017163779A JP 2017163779 A JP2017163779 A JP 2017163779A JP 6861127 B2 JP6861127 B2 JP 6861127B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive electrode
frame jig
electrode
negative electrode
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017163779A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019040821A (ja
Inventor
依田 和之
和之 依田
智裕 蕪木
智裕 蕪木
栄治 峰岸
栄治 峰岸
祐一郎 横山
祐一郎 横山
悠祐 江守
悠祐 江守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd, Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2017163779A priority Critical patent/JP6861127B2/ja
Publication of JP2019040821A publication Critical patent/JP2019040821A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6861127B2 publication Critical patent/JP6861127B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Description

本発明は、電極の製造方法および製造装置に関する。
近年、環境保護のため、二酸化炭素排出量の低減が切に望まれている。自動車業界では、電気自動車やハイブリッド電気自動車の導入による二酸化炭素排出量の低減に期待が集まっており、航続距離延長のため、積層された単セルを有する電池が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−232003号公報
上記の単セルを積層する際、単セルを所定の数だけ積み上げた後、積層方向の上下から加圧することで積層が行われている。一般的にこのような積層工程は、乾燥した電極を積層する際に行われる。
一方、電解液を含有している電極を積層する際は、電極を移動する際に電解液の自重で電極が撓んでしまう虞があるため、電極を予め枠治具に固定した状態で、工程間の輸送を行う必要がある。
ここで、枠治具に固定された正極および負極をセパレーターを介して貼り合わせる工程において、枠治具から電極を剥がす際に電極の面方向において剥がれやすさが異なることに起因して、正極の配置位置が負極の配置位置に対してずれる位置ずれが発生する虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、正極および負極を、セパレーターを介して貼り合わせる際に、電極の位置ずれが生じることを好適に抑制することのできる電極の製造方法および製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る電極の製造方法は、第1枠治具に固定され電解液を含有した正極および第2枠治具に固定され前記電解液を含有した負極を、セパレーターを介して貼り合わせる。電極の製造方法において、前記正極および前記負極を加圧して互いに押し付けた状態で、前記正極の前記第1枠治具に対する固定または前記負極の前記第2枠治具に対する固定を解除する。
また、上記目的を達成する本発明に係る電極の製造装置は、電解液を含有した正極を固定する第1枠治具と、前記電解液を含有した負極を固定する第2枠治具と、を有する。また、電極の製造装置は、前記正極および前記負極を加圧して互いに押し付けるプレス部を有する。また、電極の製造装置は、前記プレス部によって、前記正極および前記負極を加圧して互いに押し付けた状態で、前記正極の前記第1枠治具に対する固定または前記負極の前記第2枠治具に対する固定を解除する解除部を有する。
上述した電極の製造方法によれば、正極および負極を互いに押し付けた状態で、正極の第1枠治具に対する固定または負極の第2枠治具に対する固定を解除するため、電極の位置ずれが生じることを好適に抑制することができる。
また、上述した電極の製造装置によれば、プレス部によって、正極および負極を互いに押し付けた状態で、正極の第1枠治具に対する固定または負極の第2枠治具に対する固定を解除する解除部を有するため、電極の位置ずれが生じることを好適に抑制することができる。
実施形態に係る電池を説明するための概略断面図である。 電池の用途を説明するための概略図である。 正極層または負極層を示す概略図である。 積層体を示す概略断面図である。 正極を第1枠治具に貼り付ける工程を示す図である。 負極を第2枠治具に貼り付ける工程を示す図である。 第1枠治具および第2枠治具をプレス部にセットした様子を示す図である。 正極を、セパレーターを介して、負極に押し付けた様子を示す図である。 正極を負極に押し付けた状態で、正極の第1枠治具に対する固定を解除した様子を示す図である。 上プレスを上方に移動させた様子を示す図である。 本実施形態に係る電極の製造方法によって、正極および負極がセパレーターを介して貼り合わせされた様子を示す図である。 比較例に係る電極の製造方法を示す図であって、第1枠治具および第2枠治具をプレス部にセットした様子を示す図である。 比較例に係る電極の製造方法を示す図であって、上プレスによって、正極の第1枠治具に対する固定を解除したときの様子を示す図である。 比較例に係る電極の製造方法を示す図であって、上プレスを上方に移動させた様子を示す図である。 比較例に係る電極の製造方法によって、正極および負極がセパレーターを介して貼り合わせされた様子を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、図面の厚み比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、実施形態に係る電池100を説明するための概略断面図、図2は、電池100の用途を説明するための概略図である。
実施形態に係る電池100は、例えば、図2に示される車両198の電源として適用される。車両198は、例えば、電気自動車、ハイブリッド電気自動車である。電池100は、高エネルギー密度化することが容易であるため、例えば、1回の充電あたりの走行距離を延長させることが可能である。
電池100は、図1に示すように、剛性を有する材料から形成されたセルケース120を有する。
本明細書において、「剛性を有する材料から形成されたセルケース120」とは、セルケース120に外部から力が作用した場合に、セルケース120が容易に変形せず、内部に配置した積層体140を十分に保護できる程度に、セルケース120が剛体であることを意味する。
セルケース120は、高剛性の材料から形成されており、略矩形の底面122と、底面122を取り囲む側壁部124と、略矩形の上面126と、を有する。側壁部124は、不図示の締結部材によって、底面122および上面126に取り付け可能に構成されている。側壁部124が底面122および上面126に取り付けられた状態で、セルケース120は閉じた形状を構成する。セルケース120の内部には、積層体140が配置されている。
積層体140は、積層されている単セル10、強電タブ150、152およびスペーサー160、162を有する。セルケース120の上面126は、単セル10の積層方向Sに関する積層体140の上面142に相対するように位置決めされている。
強電タブ150、152は、例えば、略板状の銅であり、積層体140から電流を取り出すために使用され、最下層に位置する単セル10および最上層に位置する単セル10に当接している。
スペーサー160、162は、積層体140に付加される振動を吸収する機能を有する絶縁シートであり、強電タブ150、152の積層方向の外側に配置されている。つまり、スペーサー160、162は、積層体140の上面(一方の面)142および下面(他方の面)144に位置している。スペーサー160、162は、必要に応じ、適宜省略することも可能である。
また、セルケース120は、絶縁フィルム層128、強電用コネクタ130、132をさらに有する。
絶縁フィルム層128は、底面122および側壁部124の内壁に形成されている。底面122の絶縁フィルム層128上には、スペーサー162が位置決めされている。強電用コネクタ130、132は、側壁部124に気密的に取り付けられており、かつ、強電タブ150、152と電気的に接続されている。
次に、積層体140を詳述する。
図3は、正極層30または負極層50を示す概略図であって、図4は、積層体140を示す概略断面図である。
積層体140は、図4に示すように、単セル10が積層方向Sに積層されて構成している。積層体140は、電気自動車用の二次電池として用いられる場合には、その大きさは積層方向から視て例えば、1000mm×1000mmである。
積層体140において積層されている単セル10は、互いに直列接続されている。単セル10は、図4に示すように、正極集電体層20と、正極層30と、セパレーター40と、負極層50と、負極集電体層60と、が順に積層されて構成している。また、単セル10は、正極層30および負極層50の周辺部分をシールするシール部80を有する。
正極集電体層20および負極集電体層60は、導電性フィラーと樹脂とを主に含む樹脂集電体から構成される。これにより、正極集電体層20および負極集電体層60の軽量化および内部短絡耐性の向上により、より高容量の活物質を使用することが可能となる。
導電性フィラーの構成材料は、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、グラファイトやカーボンブラックなどのカーボン、銀、金、銅、チタンである。樹脂は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルニトリル、ポリイミド、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン、スチレンブタジエンゴム、ポリアクリロニトリル、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、これらの混合物である。
正極集電体層20および負極集電体層60は、樹脂集電体によって構成する形態に限定されず、例えば、金属や導電性高分子材料によって構成することが可能である。金属は、例えば、アルミニウム、ニッケル、鉄、ステンレス鋼、チタン、銅である。導電性高分子材料は、例えば、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリフェニレンビニレン、ポリアクリロニトリル、ポリオキサジアゾール、これらの混合物である。
必要に応じ、正極集電体層20および負極集電体層60の一方のみを、樹脂集電体によって構成することも可能である。
正極層30は、正極集電体層20とセパレーター40との間に位置するシート状電極であり、図3に示すように、正極活物質粒子32および繊維状物質38を含んでいる。
正極活物質粒子32は、その表面の少なくとも一部に被覆層33を有する。被覆層33は、導電助剤35と被覆用樹脂34とから構成されており、正極層30の体積変化を緩和し、電極の膨脹を抑制することが可能である。
正極活物質粒子32の構成材料は、リチウムと遷移金属との複合酸化物、遷移金属酸化物、遷移金属硫化物、導電性高分子などである。リチウムと遷移金属との複合酸化物は、例えば、LiCoO、LiNiO、LiMnOおよびLiMnである。遷移金属酸化物は、例えば、MnOおよびVである。遷移金属硫化物は、例えば、MoSおよびTiSである。導電性高分子は、例えば、ポリアニリン、ポリフッ化ビニリデン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセチレン、ポリ−p−フェニレンおよびポリカルバゾールである。
被覆用樹脂34は、好ましくは、ビニル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂であるが、必要に応じ、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、シリコン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、アニリン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリカーボネートなどを適用することも可能である。
導電助剤35は、例えば、金属、グラファイトやカーボンブラックなどのカーボン、これらの混合物である。金属は、アルミニウム、ステンレス鋼、銀、金、銅、チタン、これらの合金などである。カーボンブラックは、アセチレンブラック、ケッチェンブラック(登録商標)、ファーネスブラック、チャンネルブラック、サーマルランプブラックなどである。導電助剤は、必要に応じて、2種以上併用することが可能である。なお、導電助剤35は、電気的安定性の観点から、好ましくは、銀、金、アルミニウム、ステンレス鋼、カーボンであり、より好ましくは、カーボンである。
繊維状物質38は、その少なくとも一部が正極層30の導電通路を形成し、かつ、導電通路の周囲の正極活物質粒子32と接している。したがって、正極活物質(正極活物質粒子32)から発生した電子は、導電通路に速やかに到達し、正極集電体層20までスムーズに導かれる。
繊維状物質38は、例えば、PAN系カーボン繊維、ピッチ系カーボン繊維等のカーボン繊維、ステンレス鋼のような金属を繊維化した金属繊維、導電性繊維から構成される。
導電性繊維は、合成繊維の中に金属や黒鉛を均一に分散させてなる導電性繊維、有機物繊維の表面を金属で被覆した導電性繊維、有機物繊維の表面を導電性物質を含む樹脂で被覆した導電性繊維などである。なお、電気伝導度の観点から、導電性繊維の中では、カーボン繊維が好ましい。
繊維状物質38の電気伝導度は、50mS/cm以上であることが好ましい。この場合、導電通路の抵抗が小さいため、正極集電体層20から遠い位置に存在する正極活物質(正極活物質粒子32)からの電子の移動がよりスムーズに行われる。電気伝導度は、JIS R 7609(2007)の「カーボン繊維−体積抵抗率の求め方」に準じて体積抵抗率を測定し、体積抵抗率の逆数を取ることによって求められる。
繊維状物質38の平均繊維径は、好ましくは、0.1〜20μm、より好ましくは、0.5〜2.0μmである。平均繊維径は、例えば、30μm角視野中に存在する任意の繊維10本についてそれぞれ中央付近の直径を測定し、この測定を三視野について行い、合計30本の繊維の径の平均値として得られる。
電極の単位体積あたりに含まれる繊維状物質38の繊維長の合計は、好ましくは、10000〜50000000cm/cm、より好ましくは、20000000〜50000000cm/cm、さらに好ましくは、1000000〜10000000cm/cmである。
繊維長の合計は、(活物質層の単位体積あたりに含まれる繊維状物質の繊維長合計)=((繊維状物質の平均繊維長)×(活物質層の単位面積あたりに使用した繊維状物質の重量)/(繊維状物質の比重))/((活物質層の単位面積)×(活物質層厚さ))で表わされる式によって算出される。
負極層50は、負極集電体層60とセパレーター40との間に位置するシート状電極であり、図3に示すように、負極活物質粒子52および繊維状物質58を含んでいる。
負極活物質粒子52は、その表面の少なくとも一部に被覆層53を有する。被覆層53は、導電助剤55と被覆用樹脂54とから構成されており、負極層50の体積変化を緩和し、電極の膨脹を抑制することが可能である。
負極活物質粒子52の構成材料は、黒鉛、アモルファス炭素、高分子化合物焼成体、コークス類、カーボン繊維、導電性高分子、スズ、シリコン、金属合金、リチウムと遷移金属との複合酸化物などである。高分子化合物焼成体は、例えば、フェノール樹脂およびフラン樹脂を焼成し炭素化したものである。コークス類は、例えば、ピッチコークス、ニードルコークス、石油コークスである。導電性高分子は、例えば、ポリアセチレン、ポリピロールである。金属合金は、例えば、リチウム−スズ合金、リチウム−シリコン合金、リチウム−アルミニウム合金、リチウム−アルミニウム−マンガン合金である。リチウムと遷移金属との複合酸化物は、例えば、LiTi12である。
被覆層53、被覆用樹脂54、導電助剤55および繊維状物質58は、正極層30の被覆層33、被覆用樹脂34、導電助剤35および繊維状物質38と略同一の構成を有するため、その説明は省略される。なお、繊維状物質58は、その少なくとも一部が負極層50の導電通路を形成し、かつ、導電通路の周囲の負極活物質粒子52と接している。
正極層30および負極層50は、上記構造により、150〜1500μmの厚さを有することが可能となっている。これにより、多くの活物質を含ませることが可能となり、高容量化およびエネルギー密度向上が図られる。なお、正極層30の厚さおよび負極層50の厚さは、好ましくは、200〜950μm、さらに好ましくは250〜900μmである。
セパレーター40は、正極層30と負極層50との間に位置する多孔性(ポーラス)の絶縁体である。セパレーター40は、電解質が浸透することによって、イオンの透過性および電気伝導性を呈する。電解質は、例えば、ゲルポリマー系であり、電解液およびホストポリマーを有する。
電解液は、プロピレンカーボネートおよびエチレンカーボネートからなる有機溶媒、支持塩としてのリチウム塩(LiPF)を含んでいる。有機溶媒は、その他の環状カーボネート類、ジメチルカーボネート等の鎖状カーボネート類、テトラヒドロフラン等のエーテル類を適用することが可能である。リチウム塩は、その他の無機酸陰イオン塩、LiCFSO等の有機酸陰イオン塩を、適用することが可能である。
ホストポリマーは、HFP(ヘキサフルオロプロピレン)コポリマーを10%含むPVDF−HFP(ポリフッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンの共重合体)である。
ホストポリマーは、その他のリチウムイオン伝導性を持たない高分子や、イオン伝導性を有する高分子(固体高分子電解質)を適用することも可能である。その他のリチウムイオン伝導性を持たない高分子は、例えば、ポリアクリロニトリル、ポリメチルメタクリレートである。イオン伝導性を有する高分子は、例えば、ポリエチレンオキシドやポリプロピレンオキシドである。
シール部80は、図4に示すように、正極層30および負極層50の周囲をそれぞれ取り囲むように配置されている。シール部80の形成材料は、絶縁性、シール性、電池動作温度下での耐熱性などを有するものであればよい。シール部80は、例えば、熱可塑性樹脂からなる。具体的には、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリイミド樹脂などが用いられ得る。なお、シール部80は、必要に応じて、適宜省略することも可能である。
次に、図5〜図11を参照して、本実施形態に係る電極の製造装置500および製造方法について説明する。まず、本実施形態に係る電極の製造装置500の構成について説明する。以下の説明において、正極集電体層20に電解液スラリーを塗布したものを正極29と称し、負極集電体層60に電解液スラリーを塗布したものを負極59と称する。
本実施形態に係る電極29、59の製造装置500は、図5〜図11に示すように、正極29を固定する第1枠治具510と、負極59を固定する第2枠治具520と、正極29および負極59を加圧して、セパレーター40を介して、互いに押し付けるプレス部530と、第1枠治具510および第2枠治具520間に設けられる解除部540と、を有する。
第1枠治具510は、図5に示すように、中央部分に上下方向に沿って貫通孔511が設けられており、貫通孔511には、後述する上プレス531が挿入可能である。第1枠治具510は、両面テープによって、正極29を固定することが好ましい。両面テープは、例えば、貫通孔511に対して放射方向外方に矩形状に配置される。両面テープのうち、第1枠治具510側における粘着力は、正極29側における粘着力よりも大きいことが好ましい。また、吸引、静電気、クランプ等によって、正極29を第1枠治具510に、または負極59を第2枠治具520に、それぞれ固定することもできる。
第2枠治具520は、図6に示すように、中央部分に上下方向に沿って貫通孔521が設けられており、貫通孔521には、後述する下プレス532が挿入可能である。第2枠治具520は、両面テープによって、負極59を固定する。両面テープは、例えば、貫通孔521に対して放射方向外方に矩形状に配置される。両面テープのうち、第2枠治具520側における粘着力は、負極59側における粘着力よりも大きい。
プレス部530は、図7に示すように、上方に位置する上プレス531と、下方に位置する下プレス532と、を有する。
上プレス531は、図7に示すように、中央部分に設けられ下向きに突出する凸部531aと、凸部531aの外方に設けられ上下方向に延びる一対の貫通孔531bと、を有する。
凸部531aは、第1枠治具510の貫通孔511に挿入される。貫通孔531bには、ピン部材533が挿入される。ピン部材533は、不図示のシリンダーの外力によって、上プレス531に対する位置が固定される。また、ピン部材533は、シリンダーからの外力が解除されることによって、上プレス531に対して相対的に移動可能となる。
下プレス532は、図7に示すように、中央部分に設けられ上向きに突出する凸部532aを有する。凸部532aは、第2枠治具520の貫通孔521に挿入される。
解除部540は、プレス部530によって正極29および負極59を加圧して互いに押し付けた状態で、正極29の第1枠治具510に対する固定を解除する。解除部540は、第1枠治具510および第2枠治具520に連結される。解除部540は、図8に示す状態において、第1枠治具510および第2枠治具520に対して互いに離間する方向に弾性力を付与する弾性部材(例えば、ゴム、及びウレタン等)によって構成されることが好ましい。また、第1枠治具510および第2枠治具520に対して互いに離間する方向に弾性力を付与する方法としては、弾性部材の他に電磁石、エアシリンダ、及び静電反発の反発力を利用することもできる。
次に、図5〜図11を参照して、本実施形態に係る電極29、59の製造方法について説明する。
電極29、59の製造方法は、概説すると、第1枠治具510に固定され電解液を含有した正極29および第2枠治具520に固定され電解液を含有した負極59を、セパレーター40を介して貼り合わせる。以下、電極29、59の製造方法について詳述する。
まず、正極集電体層20に電解液スラリーを塗布して正極29を形成する。電解液スラリーの調製に使用できる電解液としては、上述した電解液を使用することができる。そして、図5に示すように、電解液を含有する正極29を第1枠治具510に対して、両面テープを用いて固定する。
次に、負極集電体層60に電解液スラリーを塗布して負極59を形成する。そして、図6に示すように、電解液を含有する負極59を第2枠治具520に対して、両面テープを用いて固定する。
次に、図7に示すように、第2枠治具520に固定されている負極59の上方にセパレーター40を配置する。そして、下プレス532の凸部532aを第2枠治具520の貫通孔521に挿入して、第2枠治具520を下プレス532上に配置する。また、正極29を固定した第1枠治具510を、解除部540を介して、セパレーター40の上方に配置する。このとき、ピン部材533は、シリンダーによって、上プレス531に対する位置が固定されている。
次に、図8に示すように、ピン部材533の上プレス531に対する位置を固定したまま、上プレス531を下方に移動させる。この結果、上プレス531の凸部531aが正極29を下向きに押すとともに、ピン部材533が第1枠治具510を下向きに押すことによって、正極29がセパレーター40を介して負極59に押し付けられる。このとき、セパレーター40内に電解液が浸透する。
次に、図9に示すように、上プレス531の凸部531aが正極29を下向きに押して、正極29がセパレーター40を介して負極59に押し付けられた状態で、シリンダーによるピン部材533の上プレス531に対する固定を解除する。すると、上プレス531の凸部531aが正極29を下向きに押した状態で、解除部540の弾性力によって、ピン部材533が上プレス531に対して上向きに移動する。この結果、両面テープによって第1枠治具510に固定されていた正極29は、第1枠治具510に対する固定が解除される。すなわち、正極29は、第1枠治具510から剥がれる。
よって、プレス部530により正極29および負極59を加圧して互いに押し付けた状態で、解除部540により正極29の第1枠治具510に対する固定を解除するため、電極の位置ずれが生じることを好適に抑制することができる。
次に、図10に示すように、上プレス531を第1枠治具510に対して、上向きに移動させる。以上の工程によって、図11に示すように、位置ずれの少ない単セル10が構成される。
なお、上述した貼り合わせ工程は、真空状態で行うことが好ましい。このため、正極29、セパレーター40、負極59間に存在する空気を外部に抜くことができ、電子が移動しやすくなる。真空度は、例えば、−98kPaである。
次に、図12〜図15を参照して、比較例に係る電極の製造方法について説明する。
まず、電解液を含有する正極29を第1枠治具510に対して両面テープを用いて固定し、電解液を含有する負極59を第2枠治具520に対して両面テープを用いて固定する。
次に、図12に示すように、第2枠治具520に固定されている負極59の上方にセパレーター40を配置する。そして、下プレス932の凸部932aを第2枠治具520の貫通孔521に挿入して、第2枠治具520を下プレス932上に配置する。さらに、正極29を固定した第1枠治具510を、セパレーター40の上方に配置する。
次に、図13に示すように、上プレス931を下方に移動させる。このとき、上プレス931の凸部931aが正極29を下向きに押す。この結果、両面テープによって第1枠治具510に固定されていた正極29は、第1枠治具510に対する固定が解除される。すなわち、正極29は、第1枠治具510から剥がれる。このとき、正極29は、図13に示すように、剥がれにくい方(例えば図13の右側)に、負極59に対して位置ずれが発生する。
次に、図14に示すように、上プレス931を第1枠治具510に対して、上向きに移動させる。以上の工程によって、図15に示すように、位置ずれの多い単セルが構成される。
<実施例>
以下、実施例により本発明の実施形態をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
まず、上述した実施形態に係る電極29、59の製造方法によって、正極29を、セパレーター40を介して、負極59に貼り合わせた。このとき、負極59に対する正極29の位置ずれは0.2mmであった。また、上述した比較例に係る電極の製造方法によって、正極29を、セパレーター40を介して、負極59に貼り合わせた。このとき、負極59に対する正極29の位置ずれは3.0mmであった。さらに、上述した装置等を用いることなく、正極29を、セパレーター40を介して、負極59に貼り合わせた。このとき、負極59に対する正極29の位置ずれは、5.0mmであった。
このように、本実施形態に係る電極29、59の製造方法によれば、負極59に対する正極29の位置ずれ量が5.0mmから0.2mmに低減した。また、単セル容量は、99.5%から100.0%に向上した。また、96層だけ積層した積層体では、62%から98%に容量が向上した。
以上説明したように、本実施形態に係る電極29、59の製造方法は、第1枠治具510に固定され電解液を含有した正極29および第2枠治具520に固定され電解液を含有した負極59を、セパレーター40を介して貼り合わせる。本実施形態に係る電極29、59の製造方法では、正極29および負極59を加圧して互いに押し付けた状態で、正極29の第1枠治具510に対する固定を解除する。この製造方法によれば、正極29および負極59を互いに押し付けた状態で、正極29の第1枠治具510に対する固定を解除するため、電極の位置ずれが生じることを好適に抑制することができる。
また、真空環境下で、正極29および負極59を貼り合わせる。この方法によれば、正極29、セパレーター40、負極59間に存在する空気を外部に抜くことができ、電子が移動しやすくなる。
また、正極29を両面テープによって第1枠治具510に固定し、負極59を両面テープによって第2枠治具520に固定する。この方法によれば、容易に正極29を第1枠治具510に固定でき、負極59を第2枠治具520に固定できる。
また、弾性力を備える弾性部材によって、正極29の第1枠治具510に対する固定を解除する。このため、容易な構成によって正極29を第1枠治具510から剥がすことができる。
また、以上説明したように、本実施形態に係る電極29、59の製造装置500は、電解液を含有した正極29を固定する第1枠治具510と、電解液を含有した負極59を固定する第2枠治具520と、を有する。製造装置500は、正極29および負極59を加圧して互いに押し付けるプレス部530を有する。製造装置500は、プレス部530によって、正極29および負極59を加圧して互いに押し付けた状態で、正極29の第1枠治具510に対する固定を解除する解除部540を有する。この装置500によれば、正極29および負極59を互いに押し付けた状態で、正極29の第1枠治具510に対する固定を解除する解除部540を有するため、電極29、59の位置ずれが生じることを好適に抑制することができる。
また、正極29を第1枠治具510に固定するとともに、負極59を第2枠治具520に固定する両面テープをさらに有する。この装置によれば、容易に正極29を第1枠治具510に固定でき、負極59を第2枠治具520に固定できる。
また、両面テープのうち、第1枠治具510または第2枠治具520側における粘着力は、正極29または負極59側における粘着力よりも大きい。このため、第1枠治具510から正極29を剥がす際に、正極29を容易に剥がすことができる。
また、解除部540は、弾性力を備える弾性部材である。このため、容易な構成によって正極29を第1枠治具510から剥がすことができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲で種々改変することができる。
例えば、上述した実施形態では、両面テープによって、正極29を第1枠治具510に固定し、負極59を第2枠治具520に固定した。しかしながら、吸引、静電気、クランプ等によって、正極29を第1枠治具510に、または負極59を第2枠治具520に、それぞれ固定してもよい。
また、上述した実施形態では、第1枠治具510から正極29を剥がす手段として弾性部材を例に挙げて説明した。しかしながら、電磁石、エアシリンダ、静電反発等の反発力を利用して、正極29を第1枠治具510から剥がしてもよい。
また、上述した実施形態では、正極29を第1枠治具510から剥がす形態について説明したが、負極59を第2枠治具520から剥がす形態であってもよい。
また、第2枠治具520に固定されている負極59の上方にセパレーター40を配置する際に、本実施形態に係る製造装置500を用いてもよい。
29 正極、
40 セパレーター、
59 負極、
500 製造装置、
510 第1枠治具、
520 第2枠治具、
540 弾性部材。

Claims (8)

  1. 第1枠治具に固定され電解液を含有した正極および第2枠治具に固定され前記電解液を含有した負極を、セパレーターを介して貼り合わせる電極の製造方法であって、
    前記正極および前記負極を加圧して互いに押し付けた状態で、前記正極の前記第1枠治具に対する固定または前記負極の前記第2枠治具に対する固定を解除する、電極の製造方法。
  2. 真空環境下で、前記正極および前記負極を貼り合わせる、請求項1に記載の電極の製造方法。
  3. 前記正極を両面テープによって前記第1枠治具に固定し、前記負極を前記両面テープによって前記第2枠治具に固定する、請求項1または2に記載の電極の製造方法。
  4. 弾性力を備える弾性部材によって、前記正極の前記第1枠治具に対する固定または前記負極の前記第2枠治具に対する固定を解除する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電極の製造方法。
  5. 電解液を含有した正極を固定する第1枠治具と、
    前記電解液を含有した負極を固定する第2枠治具と、
    前記正極および前記負極を加圧して互いに押し付けるプレス部と、
    前記プレス部によって、前記正極および負極を加圧して互いに押し付けた状態で、前記正極の前記第1枠治具に対する固定または前記負極の前記第2枠治具に対する固定を解除する解除部と、を有する電極の製造装置。
  6. 前記正極を前記第1枠治具に固定するとともに、前記負極を前記第2枠治具に固定する両面テープをさらに有する、請求項5に記載の電極の製造装置。
  7. 前記両面テープのうち前記第1枠治具または前記第2枠治具側における粘着力は、前記正極または前記負極側における粘着力よりも大きい、請求項6に記載の電極の製造装置。
  8. 前記解除部は、弾性力を備える弾性部材である、請求項5〜7のいずれか1項に記載の電極の製造装置。
JP2017163779A 2017-08-28 2017-08-28 電極の製造方法および製造装置 Active JP6861127B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017163779A JP6861127B2 (ja) 2017-08-28 2017-08-28 電極の製造方法および製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017163779A JP6861127B2 (ja) 2017-08-28 2017-08-28 電極の製造方法および製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019040821A JP2019040821A (ja) 2019-03-14
JP6861127B2 true JP6861127B2 (ja) 2021-04-21

Family

ID=65725736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017163779A Active JP6861127B2 (ja) 2017-08-28 2017-08-28 電極の製造方法および製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6861127B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114175337A (zh) 2019-08-06 2022-03-11 Apb株式会社 锂离子电池的制造方法
KR20230139517A (ko) * 2022-03-28 2023-10-05 주식회사 엘지에너지솔루션 전극 조립체 제조장치

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009054484A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Seiko Epson Corp 全固体リチウム二次電池およびその製造方法
JP2009266589A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Toyota Motor Corp 固体リチウム二次電池およびその製造方法
JP5636634B2 (ja) * 2009-02-25 2014-12-10 トヨタ自動車株式会社 電極板加圧装置
JP2010272266A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Tokai Rubber Ind Ltd リチウムイオン電池用電極部材、リチウムイオン電池およびその製造方法
JP5402853B2 (ja) * 2010-06-29 2014-01-29 トヨタ自動車株式会社 固体電池の発電要素の製造方法
US9413034B2 (en) * 2011-07-27 2016-08-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method for manufacturing solid battery

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019040821A (ja) 2019-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6826916B2 (ja) 電池パック
KR101676406B1 (ko) 스택-폴딩형 전극 조립체
TWI591875B (zh) 用於薄膜電池之電芯
KR101217562B1 (ko) 가요성 전지 및 이를 포함하는 가요성 전자기기
EP3065205B1 (en) Electrode and cell having electrode
KR20160134761A (ko) 시트 적층형 리튬 이온 2차 전지 및 시트 적층형 리튬 이온 2차 전지의 제조 방법
CN104396043A (zh) 线缆型二次电池用包装和包含其的线缆型二次电池
KR102082654B1 (ko) 무기물 코팅부, 점착부 및 비점착부가 형성된 분리막을 포함하는 이차전지용 단위셀
KR101840494B1 (ko) 이차전지용 전극, 이의 제조방법, 이를 포함하는 이차전지
KR102070369B1 (ko) 케이블형 이차전지 및 이의 제조방법
JP5434397B2 (ja) 双極型電池用集電体
KR101735157B1 (ko) 전극 조립체 및 이를 포함하는 이차전지
TWI476983B (zh) 具膠帶的電極組件及包含該電極組件的電化學裝置
JP2021034141A (ja) リチウムイオン電池モジュール及び電池パック
KR20130114624A (ko) 클립형 탄성구조체를 포함하는 리튬 이차전지 및 이의 제조방법
JP2022188177A (ja) フィルム外装電池、組電池および前記フィルム外装電池の製造方法
JP6861127B2 (ja) 電極の製造方法および製造装置
JP2017084719A (ja) リチウムイオン電池及びその製造方法
KR101829856B1 (ko) 길이방향으로 연장된 전극 조립체를 포함하는 케이블형 이차전지 및 파우치형 이차전지
JP2019207750A (ja) リチウムイオン電池
KR20170093753A (ko) 케이블형 이차전지
JP2021082391A (ja) リチウムイオン電池モジュール及び電池パック
WO2017154999A1 (ja) 電池パック
JP6611321B2 (ja) 電池モジュール及びその製造方法
JP2019021383A (ja) 電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6861127

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150