JP7049171B2 - 露出設定装置、撮像装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

露出設定装置、撮像装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、露出設定装置、撮像装置、制御方法、及びプログラムに関する。
従来、デジタルカメラにおいて、シャッター速度、絞り値、ISO値の各露出パラメータに対して、1段、1/2段、1/3段のいずれかに設定された段数の単位で、変更操作が行われている。
例えば、特許文献1では、1段、1/2段、1/3段のいずれかの設定単位で露出パラメータが設定された状況において、段数の設定単位が変更された場合の露出パラメータの変更処理に関する技術が開示されている。特許文献2では、段数の設定単位に応じた露出パラメータの表示処理に関する技術が開示されている。
特開2017-69740号公報 特開平11-95304号公報
前述した各段数より細かい段数、例えば1/8段のような単位で露出パラメータを変更可能になると、よりユーザの希望に近い値に露出パラメータを近づけることが可能になる。一方、ユーザが大きく露出パラメータを変更したい場合に、変更操作の手数が増えてしまうことが懸念される。特許文献1及び特許文献2に開示された従来技術では、このような課題を解決することができない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザが露出パラメータを大きな単位でも小さな単位でも容易に変更できるようにする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、第1の操作手段と、第2の操作手段と、前記第1の操作手段及び前記第2の操作手段に同じ露出パラメータが変更対象の露出パラメータとして割り当てられている場合に、前記第1の操作手段に対する操作が行われたことに応じて前記露出パラメータを変更する段数の設定を1/n段(nは8以上の整数)変更し、前記第2の操作手段に対する操作が行われたことに応じて前記露出パラメータを変更する段数の設定を1/m段(mは1以上n未満の整数)変更する変更手段と、前記第1の操作手段又は前記第2の操作手段に対する操作が行われたことに応じて、変更対象の露出パラメータの現在の設定値が、前記操作された操作手段に設定された段数の整数倍の値である場合は、前記操作された操作手段に設定された段数分前記変更対象の露出パラメータの設定値を変更し、変更対象の露出パラメータの現在の設定値が、前記操作された操作手段に設定された段数の整数倍の値ではない場合は、前記操作された操作手段に設定された段数分前記変更対象の露出パラメータの設定値を変更するのではなく、前記操作された操作手段に設定された段数の整数倍の設定値であって、現在の設定値と近い設定値に、前記変更対象の露出パラメータの設定値を変更するように制御する、制御手段と、を備えることを特徴とする露出設定装置を提供する。
本発明によれば、ユーザが露出パラメータを大きな単位でも小さな単位でも容易に変更することが可能となる。
なお、本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
撮像装置100の構成を示すブロック図。 絞り値(F値)について、F4~F8までの各段数における値を抜粋した表。 シャッター速度について、1秒~4秒までの各段数における値を抜粋した表。 ISO値について、100~400までの各段数における値を抜粋した表。 第1の実施形態に係る露出設定処理のフローチャート。 第2の実施形態に係る露出設定処理のフローチャート。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。添付図面の全体を通じて、同一の参照符号が付与された要素は、同一又は同様の要素を表す。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。また、別々の実施形態の中で説明されている特徴を適宜組み合せることも可能である。
[第1の実施形態]
図1は、本発明を適用可能な露出設定装置の一例である撮像装置100の構成を示すブロック図である。撮像装置100は、例えばデジタル一眼レフカメラである。
図1において、システム制御部50は、撮像装置100のシステム全体を制御する。ROM51は、システム制御部50が実行可能な制御プログラムを格納した不揮発性メモリである。RAM52は、システム制御部50がROM51に格納された制御プログラムを実行する際にワークメモリとして使用する揮発性メモリである。
シャッタースイッチ61(SW1)は、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、測距処理、測光処理等の動作開始を指示する。シャッタースイッチ62(SW2)は、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなる。これにより、シャッタースイッチ62は、撮像部20から読み出した信号を処理して、その処理で得られた撮影画像を記録媒体90に記録するという、一連の撮影処理の動作開始を指示する。
操作部63は、システム制御部50の各種動作の指示を入力するための操作機構であり、ボタン、スイッチ、ダイヤル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等のうちの1つ又は複数の組み合わせで構成される。操作部63には、例えば、メニューボタン、セットボタン、消去ボタン、ISO感度選択ボタン、単写/連写/セルフタイマ切替ボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動-(マイナス)ボタンなどが含まれる。また、操作部63には、例えば、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動-(マイナス)ボタン、各種操作を実行する際の決定及び実行を設定する決定/実行ボタン、撮影した画像を記録媒体90から読み出して再生するための再生ボタンなどが含まれる。また、操作部63には、例えば、自動撮影モード・プログラム撮影モード・シャッター速度優先撮影モード・絞り優先撮影モード・マニュアル撮影モード等の各機能撮影モードを切替設定することができるモードダイヤルスイッチが含まれる。また、操作部63には、例えば、撮像装置100の電源オン/オフを切り替える電源スイッチ等が含まれる。
表示部64は、上述した各機能撮影モードにおいて設定可能な露出パラメータや段数設定等の各種設定を行うための設定画面を表示する。ユーザは、表示部64に表示された設定画面を見ながら操作部63を操作することにより、各種設定を行うことができる。
レンズ検出部71は、撮像装置100にレンズ(不図示)が接続されていることを検出する。レンズ制御部72は、撮像装置100に接続されたレンズと撮像装置100との間の通信を制御する。特に、レンズ制御部72は、レンズからの情報を撮像装置100に取り込み、また撮像装置100からの情報をレンズに通知する制御を行う。レンズと撮像装置100との間でやりとりされる情報としては、レンズの種類などのレンズ情報、合焦処理やカメラ状態によってレンズの位置合わせを行うためのレンズ駆動情報、レンズの収差補正等を行うためのレンズ光学補正情報等がある。
測距処理部82は、AF処理を行うための処理部であり、レンズから入射した光線を用いて合焦処理を行う。測光処理部83は、AE処理を行うための処理部であり、レンズから入射した光線を用いて露出処理を行い、露出パラメータ(絞り値、シャッター速度、ISO値)の設定を行う。
電源制御部84は、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部84は、電池の接続の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体90を含む撮像装置100の各部へ供給する。
次に、図2~図4を参照して、各段数における露出パラメータについて説明する。図2は、絞り値(F値)について、F4~F8までの各段数における値を抜粋した表である。図3は、シャッター速度について、1秒~4秒までの各段数における値を抜粋した表である。図4は、ISO値について、100~400までの各段数における値を抜粋した表である。
図2~図4において、○印のついた値は、段数の各変更単位(1/8段単位、1/3段単位、1/2段単位、1段単位)において取りうる値を表している。図2~図4に示す設定値の各値は、1段ごとの値をそれぞれ2分割、3分割、8分割して計算した値であり、小数第2位まで表現している。なお、具体的な計算方法については、既知の計算方法を使用することができる。実際のデジタルカメラなどの撮像装置においては、露出パラメータの各値は慣例的な表示形態(例えば、1秒のシャッター速度を「1”」と表示するなど)で表示されることが多い。しかしながら、本実施形態においては、表示形態は特に限定されない。また、本実施形態において、設定可能な露出パラメータの範囲は特に限定されず、撮像装置100は、図2~図4に抜粋した範囲外の値を設定することも可能である。
次に、図5を参照して、第1の実施形態に係る露出設定処理について説明する。本フローチャートの各ステップの処理は、特に断らない限り、システム制御部50がROM51に格納された制御プログラムをRAM52に展開して実行することにより実現される。撮像装置100は、動作モードが撮影モードに設定されている場合、本フローチャートの処理を周期的に実行する。
以下の説明において、撮像装置100は、操作部63に含まれるDial1とDial2の2つのダイヤル部材を用いたユーザ操作に従って露出パラメータを設定するものとする。しかしながら、撮像装置100は、ユーザが3つ以上の操作部材を用いて露出パラメータを設定可能なように構成されていてよい。また、撮像装置100は、ダイヤル以外の形状の操作部材、例えばタッチパネルや十字キーを用いて露出パラメータを設定可能なように構成されていてもよい。
S501で、システム制御部50は、Dial1とDial2に割り当てられている変更対象の露出パラメータが同じものかどうかを判定する。Dial1とDial2に割り当てられている変更対象の露出パラメータが同じものである場合、処理はS505に進み、そうでない場合、本フローチャートの処理は終了する。
なお、Dial1とDial2に対する変更対象の露出パラメータの割り当ては、表示部64に表示される設定画面を介して行うことができる。例えば、ユーザは、操作部63を操作することにより、表示部64に設定画面を表示させる。この設定画面において、ユーザは、操作部63を操作することにより、Dial1とDial2のそれぞれに対して、変更対象の露出パラメータとして、絞り値、シャッター速度、又はISO値を割り当てる。
次に、S505で、システム制御部50は、Dial1の段数設定(露出パラメータの変更単位の段数の設定)を1/3段に変更する。S515で、システム制御部50は、Dial2の段数設定を1/8段に変更する。なお、ここでは、Dial1とDial2の段数設定をそれぞれ、1/3段、1/8段としている。しかしながら、本実施形態において、Dial1とDial2の段数設定は特に限定されず、両者の段数設定が相異なる限り、任意の段数設定を利用可能である。Dial1とDial2の段数設定を一般化する場合、以下の説明において「1/8」を「1/n」(nは8以上の整数)と読み替え、「1/3」を「1/m」(mは1以上n未満の整数)と読み替えればよい。
S525で、システム制御部50は、Dial1が+方向に操作されたかどうかを判定する。Dial1が+方向に操作された場合、処理はS530に進み、そうでない場合、処理はS535に進む。
S530で、システム制御部50は、変更対象の露出パラメータの現在の値に対して1/3段分加算した値を取得し、取得した値に露出パラメータを変更する。取得方法は特に限定されず、例えば、図2~図4のような表から取得する方法であってもよいし、所定の計算式に基づく計算により取得する方法であってもよい。これは、後述するS540、S550、及びS560の処理においても同様である。一例として、Dial1とDial2のそれぞれに対して変更対象の露出パラメータとして絞り値が割り当てられており、現在のF値が5.66である場合を考える。この場合、システム制御部50は、現在の値に対して1/3段分加算した値である6.35を取得し、F値を6.35に変更する。
S535で、システム制御部50は、Dial1が-方向に操作されたかどうかを判定する。Dial1が-方向に操作された場合、処理はS540に進み、そうでない場合、処理はS545に進む。
S540で、システム制御部50は、変更対象の露出パラメータの現在の値に対して1/3段分減算した値を取得し、取得した値に露出パラメータを変更する。一例として、Dial1とDial2のそれぞれに対して変更対象の露出パラメータとして絞り値が割り当てられており、現在のF値が6.35である場合を考える。この場合、システム制御部50は、現在の値に対して1/3段分減算した値である5.66を取得し、F値を5.66に変更する。
S545で、システム制御部50は、Dial2が+方向に操作されたかどうかを判定する。Dial2が+方向に操作された場合、処理はS550に進み、そうでない場合、処理はS555に進む。
S550で、システム制御部50は、変更対象の露出パラメータの現在の値に対して1/8段分加算した値を取得し、取得した値に露出パラメータを変更する。一例として、Dial1とDial2のそれぞれに対して変更対象の露出パラメータとして絞り値が割り当てられており、現在のF値が5.66である場合を考える。この場合、システム制御部50は、現在の値に対して1/8段分加算した値である5.91を取得し、F値を5.91に変更する。
S555で、システム制御部50は、Dial2が-方向に操作されたかどうかを判定する。Dial2が-方向に操作された場合、処理はS560に進み、そうでない場合、処理はS565に進む。
S560で、システム制御部50は、変更対象の露出パラメータの現在の値に対して1/8段分減算した値を取得し、取得した値に露出パラメータを変更する。一例として、Dial1とDial2のそれぞれに対して変更対象の露出パラメータとして絞り値が割り当てられており、現在のF値が5.91である場合を考える。この場合、システム制御部50は、現在の値に対して1/3段分減算した値である5.66を取得し、F値を5.66に変更する。
S565で、システム制御部50は、シャッタースイッチ61及びシャッタースイッチ62による撮影指示が行われたかどうかを判定する。撮影指示行われた場合、処理はS570に進み、そうでない場合、本フローチャートの処理は終了する。
S570で、システム制御部50は、露出パラメータの現在の値に従って撮影を行う。
なお、上の説明では、Dial1とDial2のそれぞれに対して変更対象の露出パラメータとして絞り値が割り当てられている場合(Dial1及びDial2に絞り値の設定機能が割り当てられている場合)を例に挙げた。しかしながら、変更対象の露出パラメータがシャッター速度やISO値の場合についても同様の処理が行われる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、撮像装置100は、Dial1に対する操作が行われたことに応じて露出パラメータを1/3段単位(1/m段単位)で変更(1/m段増加又は1/m段減少)する。また、撮像装置100は、Dial2に対する操作が行われたことに応じて露出パラメータを1/8段単位(1/n段単位)で変更(1/n段増加又は1/n段減少)する。これにより、ユーザが露出パラメータを大きな単位でも小さな単位でも容易に変更することが可能となる。
[第2の実施形態]
以下、図6を参照して、第2の実施形態に係る露出設定処理について説明する。本実施形態において、撮像装置100の基本的な構成は第1の実施形態と同様である(図1参照)。また、第1の実施形態と同様、以下の説明において「1/8」を「1/n」(nは8以上の整数)と読み替え、「1/3」を「1/m」(mは1以上n未満の整数)と読み替えてもよい。以下、主に第1の実施形態と異なる点について説明する。
図6のフローチャートの各ステップの処理は、特に断らない限り、システム制御部50がROM51に格納された制御プログラムをRAM52に展開して実行することにより実現される。本フローチャートにおいて、図5と同一又は同様の処理が実行されるステップには図5と同一の符号を付す。また、撮像装置100は、動作モードが撮影モードに設定されている場合、本フローチャートの処理を周期的に実行する。
S525においてDial1が+方向に操作されたと判定された場合、S628で、システム制御部50は、Dial1の変更対象である露出パラメータの現在の値が、Dial1の段数設定である1/3段の値として存在するか否かを判定する。換言すると、システム制御部50は、露出パラメータの現在の段数が1/3の整数倍であるか否かを判定する。現在の段数が1/3の整数倍である場合、処理はS530に進み、そうでない場合、処理はS632に進む。
S632で、システム制御部50は、露出パラメータの現在の値から+方向で最も近い1/3段単位の値を取得し、取得した値に露出パラメータを変更する。換言すると、システム制御部50は、露出パラメータを、現在の段数より大きく現在の段数に最も近い1/3の整数倍の段数に変更する。なお、変更先の値の取得方法は特に限定されず、例えば、図2~図4のような表から取得する方法であってもよいし、所定の計算式に基づく計算により取得する方法であってもよい。これは、後述するS642、S652、及びS662の処理においても同様である。
ここで、一例として、Dial1とDial2のそれぞれに対して変更対象の露出パラメータとして絞り値が割り当てられている場合を考える。この場合において、現在のF値が5.66である場合、図3に示すようにF5.66は1/3段に存在する(1/3段の整数倍に対応する)ため、S530においてF値が6.35に変更される。一方、現在のF値が6.17である場合、図3に示すようにF6.17は1/3段に存在しない(1/3段の整数倍に対応しない)。そのため、S632において、F値は、6.17より大きく6.17に最も近い1/3の整数倍の段数に対応する6.35に変更される。
S535においてDial1が-方向に操作されたと判定された場合、S638で、システム制御部50は、Dial1の変更対象である露出パラメータの現在の値が、Dial1の段数設定である1/3段の値として存在するか否かを判定する。換言すると、システム制御部50は、露出パラメータの現在の段数が1/3の整数倍であるか否かを判定する。現在の段数が1/3の整数倍である場合、処理はS540に進み、そうでない場合、処理はS642に進む。
S642で、システム制御部50は、露出パラメータの現在の値から-方向で最も近い1/3段単位の値を取得し、取得した値に露出パラメータを変更する。換言すると、システム制御部50は、露出パラメータを、現在の段数より小さく現在の段数に最も近い1/3の整数倍の段数に変更する。
ここで、一例として、Dial1とDial2のそれぞれに対して変更対象の露出パラメータとして絞り値が割り当てられている場合を考える。この場合において、現在のF値が5.66である場合、図3に示すようにF5.66は1/3段に存在する(1/3段の整数倍に対応する)ため、S540においてF値が5.04に変更される。一方、現在のF値が6.17である場合、図3に示すようにF6.17は1/3段に存在しない(1/3段の整数倍に対応しない)。そのため、S642において、F値は、6.17より小さく6.17に最も近い1/3の整数倍の段数に対応する5.66に変更される。
S545においてDial2が+方向に操作されたと判定された場合、S648で、システム制御部50は、Dial2の変更対象である露出パラメータの現在の値が、Dial2の段数設定である1/8段の値として存在するか否かを判定する。換言すると、システム制御部50は、露出パラメータの現在の段数が1/8の整数倍であるか否かを判定する。現在の段数が1/8の整数倍である場合、処理はS550に進み、そうでない場合、処理はS652に進む。
S652で、システム制御部50は、露出パラメータの現在の値から+方向で最も近い1/8段単位の値を取得し、取得した値に露出パラメータを変更する。換言すると、システム制御部50は、露出パラメータを、現在の段数より大きく現在の段数に最も近い1/8の整数倍の段数に変更する。
ここで、一例として、Dial1とDial2のそれぞれに対して変更対象の露出パラメータとして絞り値が割り当てられている場合を考える。この場合において、現在のF値が5.66である場合、図3に示すようにF5.66は1/8段に存在する(1/8段の整数倍に対応する)ため、S550においてF値が5.91に変更される。一方、現在のF値が6.35である場合、図3に示すようにF6.35は1/8段に存在しない(1/8段の整数倍に対応しない)。そのため、S652において、F値は、6.35より大きく6.35に最も近い1/8の整数倍の段数に対応する6.44に変更される。
S555においてDial2が-方向に操作されたと判定された場合、S658で、システム制御部50は、Dial2の変更対象である露出パラメータの現在の値が、Dial2の段数設定である1/8段の値として存在するか否かを判定する。換言すると、システム制御部50は、露出パラメータの現在の段数が1/8の整数倍であるか否かを判定する。現在の段数が1/8の整数倍である場合、処理はS560に進み、そうでない場合、処理はS662に進む。
S662で、システム制御部50は、露出パラメータの現在の値から-方向で最も近い1/8段単位の値を取得し、取得した値に露出パラメータを変更する。換言すると、システム制御部50は、露出パラメータを、現在の段数より小さく現在の段数に最も近い1/8の整数倍の段数に変更する。
ここで、一例として、Dial1とDial2のそれぞれに対して変更対象の露出パラメータとして絞り値が割り当てられている場合を考える。この場合において、現在のF値が5.66である場合、図3に示すようにF5.66は1/8段に存在する(1/8段の整数倍に対応する)ため、S560においてF値が5.42に変更される。一方、現在のF値が6.35である場合、図3に示すようにF6.35は1/8段に存在しない(1/8段の整数倍に対応しない)。そのため、S662において、F値は、6.35より小さく6.35に最も近い1/8の整数倍の段数に対応する6.17に変更される。
なお、上の説明では、Dial1とDial2のそれぞれに対して変更対象の露出パラメータとして絞り値が割り当てられている場合(Dial1及びDial2に絞り値の設定機能が割り当てられている場合)を例に挙げた。しかしながら、変更対象の露出パラメータがシャッター速度やISO値の場合についても同様の処理が行われる。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、撮像装置100は、露出パラメータを1/3段変更する際に現在の段数が1/3の整数倍でない場合、露出パラメータを、変更方向において現在の段数に最も近い1/3の整数倍の段数に変更する。また、撮像装置100は、露出パラメータを1/8段変更する際に現在の段数が1/8の整数倍でない場合、露出パラメータを、変更方向において現在の段数に最も近い1/8の整数倍の段数に変更する。これにより、露出パラメータを、よりユーザの直感に合った値に変更することが可能になる。
なお、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェア(例えば、複数のプロセッサーや回路)が処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。更に、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明を撮像装置100に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず露出パラメータを設定可能な露出設定装置であれば適用可能である。すなわち、本発明はパーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダーなどに適用可能である。
また、撮像装置本体に限らず、有線又は無線通信を介して撮像装置(ネットワークカメラを含む)と通信し、撮像装置を遠隔で制御する制御装置にも本発明を適用可能である。撮像装置を遠隔で制御する装置としては、例えば、スマートフォンやタブレットPC、デスクトップPCなどの装置がある。制御装置側で行われた操作や制御装置側で行われた処理に基づいて、制御装置側から撮像装置に各種動作や設定を行わせるコマンドを通知することにより、撮像装置を遠隔から制御可能である。また、撮像装置で撮影したライブビュー画像を有線又は無線通信を介して受信して制御装置側で表示できるようにしてもよい。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
20…撮像部、50…システム制御部、51…ROM、52…RAM、63…操作部、64…表示部、100…撮像装置

Claims (12)

  1. 第1の操作手段と、
    第2の操作手段と、
    前記第1の操作手段及び前記第2の操作手段に同じ露出パラメータが変更対象の露出パラメータとして割り当てられている場合に、前記第1の操作手段に対する操作が行われたことに応じて前記露出パラメータを変更する段数の設定を1/n段(nは8以上の整数)変更し、前記第2の操作手段に対する操作が行われたことに応じて前記露出パラメータを変更する段数の設定を1/m段(mは1以上n未満の整数)変更する変更手段と、
    前記第1の操作手段又は前記第2の操作手段に対する操作が行われたことに応じて、
    変更対象の露出パラメータの現在の設定値が、前記操作された操作手段に設定された段数の整数倍の値である場合は、前記操作された操作手段に設定された段数分前記変更対象の露出パラメータの設定値を変更し、
    変更対象の露出パラメータの現在の設定値が、前記操作された操作手段に設定された段数の整数倍の値ではない場合は、前記操作された操作手段に設定された段数分前記変更対象の露出パラメータの設定値を変更するのではなく、前記操作された操作手段に設定された段数の整数倍の設定値であって、現在の設定値と近い設定値に、前記変更対象の露出パラメータの設定値を変更するように制御する、
    制御手段と、
    を備えることを特徴とする露出設定装置。
  2. 前記第1の操作手段と前記第2の操作手段のそれぞれに対して、変更対象の露出パラメータを複数の露出パラメータの中からユーザ操作に応じて割り当てる設定手段を有し、
    前記変更手段は、前記設定手段により前記第1の操作手段及び前記第2の操作手段に前記割り当てられた変更対象の露出パラメータが同じ露出パラメータである場合に、前記第1の操作手段の段数の設定を1/n段に変更し、前記第2の操作手段の段数の設定を1/m段に変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の露出設定装置。
  3. 変更対象の露出パラメータの現在の設定値が、前記操作された操作手段に設定された段数の整数倍の値である場合において、前記制御手段は、
    記操作が前記第1の操作手段に対する第1の操作又は前記第2の操作手段に対する第2の操作である場合、前記操作された操作手段に設定された段数分前記変更対象の露出パラメータの設定値を増加させ
    記操作が前記第1の操作手段に対する第3の操作又は前記第2の操作手段に対する第4の操作である場合、前記操作された操作手段に設定された段数分前記変更対象の露出パラメータの設定値を減少させるように制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の露出設定装置。
  4. 変更対象の露出パラメータの現在の設定値が、前記操作された操作手段に設定された段数の整数倍の値ではない場合において、前記制御手段は、
    記操作が前記第1の操作手段に対する前記第の操作又は前記第2の操作手段に対する前記第2の操作である場合、前記操作された操作手段に設定された段数の整数倍の設定値であって、現在の設定値と近く当該現在の設定値より大きい設定値に、前記変更対象の露出パラメータの設定値を変更し、
    記操作が前記第1の操作手段に対する前記第3の操作又は前記第2の操作手段に対する前記第4の操作である場合、前記操作された操作手段に設定された段数の整数倍の設定値であって、現在の設定値と近く当該現在の設定値より小さい設定値に、前記変更対象の露出パラメータの設定値を変更するように制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の露出設定装置。
  5. nの値及びmの値のうちの少なくとも一方を設定する設定手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の露出設定装置。
  6. 前記同じ露出パラメータは、絞り値である
    ことを特徴とする請求項1に記載の露出設定装置。
  7. 前記同じ露出パラメータは、シャッター速度である
    ことを特徴とする請求項1に記載の露出設定装置。
  8. 前記同じ露出パラメータは、ISO値である
    ことを特徴とする請求項1に記載の露出設定装置。
  9. 請求項1に記載の露出設定装置と、
    前記同じ露出パラメータを用いて撮像を行う撮像手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  10. 第1の操作手段と、第2の操作手段と、を備える露出設定装置が実行する制御方法であって、
    前記第1の操作手段及び前記第2の操作手段に同じ露出パラメータが変更対象の露出パラメータとして割り当てられている場合に、前記第1の操作手段に対する操作が行われたことに応じて前記露出パラメータを変更する段数の設定を1/n段(nは8以上の整数)変更し、前記第2の操作手段に対する操作が行われたことに応じて前記露出パラメータを変更する段数の設定を1/m段(mは1以上n未満の整数)変更する変更工程と、
    前記第1の操作手段又は前記第2の操作手段に対する操作が行われたことに応じて、
    変更対象の露出パラメータの現在の設定値が、前記操作された操作手段に設定された段数の整数倍の値である場合は、前記操作された操作手段に設定された段数分前記変更対象の露出パラメータの設定値を変更し、
    変更対象の露出パラメータの現在の設定値が、前記操作された操作手段に設定された段数の整数倍の値ではない場合は、前記操作された操作手段に設定された段数分前記変更対象の露出パラメータの設定値を変更するのではなく、前記操作された操作手段に設定された段数の整数倍の設定値であって、現在の設定値と近い設定値に、前記変更対象の露出パラメータの設定値を変更するように制御する、
    制御工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の露出設定装置の、前記第1の操作手段及び前記第2の操作手段を除く各手段として機能させるためのプログラム。
  12. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の露出設定装置の、前記第1の操作手段及び前記第2の操作手段を除く各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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