JP7048174B2 - 吸収性補助パッド及びその使用方法 - Google Patents

吸収性補助パッド及びその使用方法 Download PDF

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Description

本発明は、軟便等の漏れを適切に防止することができる低コストの吸収性補助パッド及びその使用方法に関する。
一般的に大人用紙おむつには、テープ止めタイプ、パンツタイプ等があり、これらの紙おむつは使用者の排泄における介護の必要度に応じて適宜選択されて使用される。これらの吸収性物品は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、両シートの間に配置された吸収体と、で構成されている。このような構成を採用することにより、尿等の体液は、吸収性物品のトップシートを透過して吸収体に吸収され、バックシートにより外部へ漏れないようになっている。
ところで、テープ止めタイプやパンツタイプの紙おむつ(以下、紙おむつと称する)は、それ自体を単独で使用する場合と、その内側に尿取りパッドを併用する場合があるが、現在は、尿取りパッドと併用し、尿取りパッドを、紙おむつのトップシート上に重ねて使用する場合がほとんどである。これは、紙おむつ1枚当たりのコストが高いためで、紙おむつに比して安価な尿取りパッドで排泄物を吸収して保持した後、尿取りパッドのみを交換することで、排泄後においても、よりコストの高い紙おむつを交換せずに済み、経済的に低いコストで吸収性物品を使用できるためである。
ここで、尿取りパッドは、尿量に応じて様々なサイズや形状があり、排泄された尿を確実に吸収して漏れを防止することができる。しかしながら、軟便、水様便、下痢便(以下、軟便等と称する)に対しては、吸収性が不十分であり、軟便等が尿取りパッド及び紙おむつの外部に漏れることがあったため、軟便等の漏れを防止することを目的とした尿取りパッドについても検討がなされている。
軟便等の漏れを防止することを目的とした尿取りパッドとしては、例えば、特許文献1に、トップシートと、バックシートと、吸収体と、立体ギャザーと、を備えた尿取りパッドにおいて、少なくとも股間部の前端よりも後側の範囲内における、立体ギャザーの突出部位より側方に延在する部分に、表面から見てカップ状に窪んだカップ部が設けられていることを特徴とする尿取りパッドが開示されている。
特開2014-45980号公報
しかしながら、特許文献1に記載の尿取りパッドにおいても、大量の軟便等が排泄された場合には、尿取りパッドの漏れやすい箇所から紙おむつにまで軟便等が漏れ、さらに、紙おむつから軟便等が衣服や寝具に漏れてしまう可能性があった。したがって、本発明は以上の点の課題に鑑みてなされたものであり、軟便等の漏れを適切に防止することができる低コストの吸収性補助パッドを提供することを目的とする。
本発明の発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、液透過性シートと、液透過性シートの身体側表面に配置される吸収体と、を有し、吸収性物品に配置される吸収性補助パッドであって、吸収体を、平面視において、前部から後部にかけて、略O字状又は略U字状の形態とし、さらに、平面視において、前記液透過性シートに固定される固定領域と、液透過性シートに固定されずに可撓性を有する非固定領域と、に区分し、液透過性シートと吸収体の形状、寸法等を調整した、吸収性補助パッドによれば、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のものを提供する。
(1)本発明の第1の態様は、液透過性シートと、前記液透過性シートの身体側表面に配置される吸収体と、を有し、吸収性物品に配置される吸収性補助パッドであって、前記吸収体は、吸収性コアと、前記吸収性コアを覆う液透過性の表面材と、を有し、前記吸収体は、平面視において、前部から後部にかけて、略O字状又は略U字状の形態を有しており、前記吸収体は、平面視において、前記液透過性シートに固定される固定領域と、前記液透過性シートに固定されずに可撓性を有する非固定領域と、に区分され、前記液透過性シートの、長手方向の寸法は、400mm以上850mm以下であり、幅方向の寸法は、150mm以上350mm以下であり、前記吸収体の長手方向の前部側端部は、前記液透過性シートの長手方向の前部側端部から、液透過性シートの長手方向の寸法の1%以上50%以下、離間しており、前記吸収体の長手方向の後部側端部は、前記液透過性シートの長手方向の後部側端部から、液透過性シートの長手方向の寸法の1%以上30%以下、離間しており、前記吸収体の幅方向の一方端部は、前記液透過性シートの幅方向の一方端部から1mm以上50mm以下、離間しており、前記吸収体の幅方向の他方端部は、前記液透過性シートの幅方向の他方端部から1mm以上50mm以下、離間しており、前記吸収体の断面の形状は、略矩形又は略円形であり、前記吸収体の断面の、外周は60mm以上140mm以下、高さは20mm以上55mm以下、である、吸収性補助パッドである。
(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載の吸収性補助パッドであって、前記表面材が、親水性サーマルボンド不織布又は親水性スパンボンド不織布であることを特徴とするものである。
(3)本発明の第3の態様は、(1)又は(2)に記載の吸収性補助パッドであって、
前記吸収性コアが、少なくとも吸収性繊維を含有することを特徴とするものである。
(4)本発明の第4の態様は、(1)又は(2)に記載の吸収性補助パッドであって、前記吸収性コアが、一種又は二種以上の親水性嵩高不織布であり、前記親水性嵩高不織布が積層され又は蛇腹状に折り畳まれることを特徴とするものである。
(5)本発明の第5の態様は、(1)から(4)のいずれかに記載の吸収性補助パッドであって、前記吸収体の圧縮率が、30%以上60%以下であることを特徴とするものである。
(6)本発明の第6の態様は、(1)から(5)のいずれかに記載の吸収性補助パッドであって、前記固定領域が、前記吸収体の後部側端部から前部方向に向けて略円弧状に設けられ、平面視における、前記固定領域の面積が、前記非固定領域の面積に対して、10%以上100%以下であることを特徴とするものである。
(7)本発明の第7の態様は、(1)から(6)のいずれかに記載の吸収性補助パッドであって、前記液透過性シートが、エアスルー不織布又はスパンボンド不織布であることを特徴とするものである。
(8)本発明の第8の態様は、(1)から(7)のいずれかに記載の吸収性補助パッドであって、前記液透過性シートの坪量が13g/m以上25g/m以下であることを特徴とするものである。
(9)本発明の第9の態様は、(1)から(8)のいずれかに記載の吸収性補助パッドであって、前記液透過性シートに複数の開孔が設けられていることを特徴とするものである。
(10)本発明の第10の態様は、(1)から(9)のいずれかに記載の吸収性補助パッドを、吸収性物品のトップシートの身体側表面に配置することで、吸収性物品からの軟便等の漏れを防止する吸収性補助パッドの使用方法である。
本発明の吸収性補助パッドは、液透過性シートと、液透過性シートの身体側表面に配置される吸収体と、を有し、吸収体を、平面視において、前部から後部にかけて、略O字状又は略U字状の形態とし、更に、液透過性シート及び吸収体の寸法が所定の範囲に調整されているため、吸収性補助パッドを紙おむつ等の吸収性物品のトップシートの身体側表面に配置することで、吸収性補助パッドが軟便等を堰き止め、紙おむつ等の吸収性物品からの軟便等の漏れを防止することができる。
また、吸収体に関して、平面視において、液透過性シートに固定される固定領域と、液透過性シートに固定されずに可撓性を有する非固定領域と、に区分している。このように吸収体に固定領域を設けることにより、着用者の動作時のずれを防止しつつ、可撓性を有する非固定領域を設けることにより、着用者の体型や着用する吸収性物品の態様、大きさ、形状に合わせて、よりフィット性を向上させて、軟便等の漏れを適切に防止することができる。また、あらかじめ固定領域を設けておくことにより、着用者が適切かつ容易に吸収性補助パッドを使用することができ、軟便等の漏れを適切に防止することができる。
更に、本発明の吸収性補助パッドは、液透過性シートの身体側表面に吸収体を配置させるというシンプルな構成であるため、原材料コスト及び加工コストを抑えることができる。
よって、本発明の吸収性補助パッドによれば、軟便等の漏れを適切に防止することができ、かつ、低コスト化を実現できる。
本発明の吸収性補助パッドの平面図である。 吸収性コアが蛇腹状に折り畳まれている親水性不織布である場合の、図1のX1-X1断面図である。 本発明の吸収性補助パッドの平面図である。 本発明の吸収性補助パッドの平面図である。 本発明の吸収性補助パッドの使用例を示す図面である。 図5のX-X断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。なお、本発明の実施形態の説明の全体を通して、同じ要素には同じ符号を付している。
本明細書の説明において、吸収性補助パッド1の着用時とは、吸収性補助パッド1の装着時及び装着後の少なくとも一方をいう。吸収性補助パッド1の長手方向とは、吸収性補助パッド1を吸収性物品のトップシートの身体側表面に配置させて着用するときに着用者の前後に亘る方向であり、図中Yで表す方向である。一方、吸収性補助パッド1の幅方向とは、長手方向に対して横又は直交する方向であり、図中Xで表す方向である。さらに、身体側表面とは、各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側に配される面であり、衣類側表面とは、各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。なお、吸収性補助パッド1を、長手方向において、前部a及び後部bに2等分し、吸収性補助パッド1が着用される場合には、前部側端部が着用者の前側に、後部側端部が着用者の後側になるように配置されてもよいし、前部側端部が着用者の後側に、後部側端部が着用者の前側になるように配置されてもよい。
<吸収性補助パッド>
図1、図3及び図4は、本発明の吸収性補助パッド1の平面図であり、図2は、図1のX1-X1断面図である。本発明の吸収性補助パッド1は、図1から図4に示すように、液透過性シート30と、液透過性シート30の身体側表面に配置される吸収体20と、を有し、吸収体20は、平面視において、前部aから後部bにかけて、図1に示すように略O字状又は図3及び図4に示すように略U字状の形態を有している。このため、吸収性補助パッド1を紙おむつ等の吸収性物品のトップシートの身体側表面に配置することで、吸収体20が軟便等を堰き止め、紙おむつ等の吸収性物品からの軟便等の漏れを防止することができる。具体的には、紙おむつ等の吸収性物品の排便領域を略O字状又は略U字状の形態で囲い、かつ、紙おむつ等の吸収性物品の立体ギャザーの内側に沿うように、吸収体20の略U字状又は略O字状の形態を配置することが好ましい。この場合に、軟便を堰き止める堤防としての吸収体20の機能を十分に発揮させるために、臀部で吸収体20の高さ方向を潰さないように、臀部の周囲に沿うように吸収体20を配置させることが好ましい。
また、本発明の吸収性補助パッド1は、液透過性シート30の身体側表面に吸収体20を配置させるというシンプルな構成であるため、原材料コスト及び加工コストを抑えることができる。
[液透過性シート]
液透過性シート30の、長手方向の寸法は、400mm以上850mm以下であり、幅方向の寸法は、150mm以上350mm以下である。液透過性シート30の長手方向及び幅方向の寸法を上記の範囲に調整することにより、紙おむつ等の吸収性物品の態様、大きさ、形状に合わせた適切な吸収性補助パッド1を提供することができる。
液透過性シート30は、肌と当接するシートとなることから、柔らかな感触で、肌に刺激を与えないような性質を有する、親水性不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム又はこれらを積層した複合シートから形成される。なお、液透過性シート30は、単層であっても、複数層積層していてもよく、ドライタッチ性を付与するために多数の透孔が形成されていてもよい。
また、上記のような性質を有する親水性不織布としては、ポリプロピレンやポリエチレン等の合成繊維や、レーヨン等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いて、サーマルボンド法、エアスルー法、スパンレース法、スパンボンド法等の公知の加工法によって得られたものを用いることができ、これらの中でも、柔らかさ及び軟便等の透過性の観点からはエアスルー不織布を、原材料コストの観点からはスパンボンド不織布を用いることが好ましい。
液透過性シート30の坪量は、加工性及び強度の点から、13g/m以上25g/m以下であることが好ましい。液透過性シート30には、肌への刺激を低減させるために、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を塗布してもよい。
また、軟便等の透過性をより高めるために、液透過性シート30に複数の開孔が設けられていることが好ましい。各開孔の開孔面積が0.7mm以上350mm以下であり、開孔率が1%以上50%以下であることが好ましい。
(固定手段)
また、液透過性シート30の衣類側表面には、吸収性補助パッド1を吸収性物品の表面に固定する固定手段を、少なくとも一箇所に有していてもよい。固定手段としては、フック部材、粘着剤等を用いることができる。また、固定手段を保護するための剥離シートを有していてもよく、この剥離シートは、吸収性補助パッド1の包装シートと一体となっていてもよい。
[吸収体]
吸収体20は、液透過性シート30の身体側表面に配置され、吸収体20は、平面視において、液透過性シート30に固定される固定領域20Aと、液透過性シート30に固定されずに可撓性を有する非固定領域20Bと、に区分される。吸収体20は、平面視において、前部aから後部bにかけて、図1に示すように略O字状又は図3及び図4に示すように略U字状の形態を有している。このため、吸収性補助パッド1を紙おむつ等の吸収性物品のトップシートの身体側表面に配置することで、吸収体20が軟便等を堰き止め、紙おむつ等の吸収性物品からの軟便等の漏れを防止することができる。具体的は、紙おむつ等の吸収性物品の排便領域を略O字状又は略U字状の形態で囲い、かつ、紙おむつ等の吸収性物品の立体ギャザーの内側に沿うように、吸収体20の略U字状又は略O字状の形態を配置することが好ましい。
液透過性シート30の長手方向及び幅方向の寸法を上記の範囲に調整したうえで、吸収体20の長手方向の前部側の端部は、液透過性シート30の長手方向の前部側の端部から、液透過性シートの長手方向の寸法の1%以上50%以下、離間しており、吸収体20の長手方向の後部側の端部は、液透過性シート30の長手方向の後部側の端部から、液透過性シートの長手方向の寸法の1%以上30%以下、離間しており、吸収体20の幅方向の一方端部は、液透過性シート30の幅方向の一方端部から1mm以上50mm以下、離間しており、吸収体20の幅方向の他方端部は、液透過性シート30の幅方向の他方端部から1mm以上50mm以下、離間している。液透過性シート30と吸収体20との、互いの位置関係を上記のように特定することにより、吸収体20の略O字状又は略U字状の形態が適切に紙おむつ等の吸収性物品の排便領域を囲うことができ、軟便等の漏れを防止することができる。
広範囲で排便領域を囲い、かつ、着用時のフィット性を向上させるために、吸収体20の長手方向の前部側の端部は、液透過性シート30の長手方向の前部側の端部から、液透過性シートの長手方向の寸法の1%以上30%以下離間していることが好ましい。
また、より広範囲で軟便等を吸収できるようにするために、吸収体20の長手方向の後部側の端部は、液透過性シート30の長手方向の後部側の端部から、液透過性シートの長手方向の寸法の1%以上10%以下離間していることが好ましい。
さらに、より広範囲で軟便等を吸収できるようにするために、吸収体20の幅方向の一方端部は、液透過性シート30の幅方向の一方端部から1mm以上30mm以下、離間していることが好ましく、吸収体20の幅方向の他方端部は、液透過性シート30の幅方向の他方端部から1mm以上30mm以下、離間していることが好ましい。
さらに、フィット性を向上させるために、吸収体20の断面の形状は、略矩形又は略円形である。また、吸収体20の断面の、外周は60mm以上140mm以下、高さは20mm以上55mm以下、である。吸収体20の断面の外周及び高さを上記の範囲に調整することにより、効果的に軟便等を堰き止めることができる。また、より効果的に軟便を堰き止めるために、吸収体20の断面の、外周は95mm以上140mm以下、高さは30mm以上50mm以下、であることが好ましい。なお、「断面」とは、平面視において、吸収体20が長手方向に直線状の形態を有する領域については、吸収体20の幅方向の断面をいい、吸収体20が曲線の形態を有する領域については、平面視において、外側を形成する曲線との接線と直角をなす線により形成される断面をいう。
(固定領域と非固定領域)
また、吸収体20に関して、平面視において、図1、図3、図4に示すように、液透過性シート30に固定される固定領域20Aと、液透過性シート30に固定されずに可撓性を有する非固定領域20Bと、に区分している。このように吸収体20に固定領域20Aを設けることにより、着用者の動作時のずれを防止しつつ、可撓性を有する非固定領域20Bを設けることにより、着用者の体型や着用する吸収性物品の態様、大きさ、形状に合わせて、よりフィット性を向上させて、軟便等の漏れを適切に防止することができる。また、あらかじめ固定領域20Aを設けておくことにより、着用者が吸収性補助パッド1を紙おむつ等の吸収性物品に配置させて使用する際に、適切かつ容易に吸収性補助パッド1を使用することができ、軟便等の漏れを適切に防止することができる。
吸収体20における固定領域20Aと非固定領域20Bの位置は特に限定されないが、図1及び図4に示すように、固定領域20Aが、吸収体20の後部側の端部から前部方向に向けて略円弧状に設けられることが好ましい。固定領域20Aが、吸収体20の後部側の端部から前部方向に向けて略円弧状に設けられることにより、より適切かつ容易に吸収性補助パッド1を使用することができ、特に吸収体20が略U字状の形態である場合の着用が容易となる。また、平面視における、固定領域20Aの面積が、非固定領域20Bの面積に対して、10%以上100%以下であることが好ましい。固定領域20Aと非固定領域20Bの面積率を上記の範囲に調整することにより、動作時のずれを防止しつつ、着用が容易となり、着用者の体型や着用する吸収性物品の態様、大きさ、形状に合わせて、よりフィット性を向上させて、軟便等の漏れを適切に防止することができる。なお、動作時のずれを防止しつつ、より可動部位を拡げて、着用を容易とするために、固定領域20Aの面積が、非固定領域20Bの面積に対して、30%以上60%以下であることがより好ましい。
固定領域20Aにおいて、液透過性シート30と吸収体20とを固定させる方法としては、特に限定されないが、メカニカルフックテープ、粘着テープ、ホットメルト等の粘着剤、ヒートシールを用いることができる。
(圧縮率)
吸収体20の無荷重の厚さ(以下、「圧縮前の厚さ」とする)は、15mm以上35mm以下であることが好ましく、20mm以上30mm以下であることがより好ましい。ここで「厚さ」とは、略O字状又は略U字状の吸収体20を直線状にした場合の短手方向断面において、高さ方向と直交する方向の寸法をいう。厚さの測定にあたっては、吸収体20を直線状にしたうえで、測定を行うものとする。また、直線状にした吸収体20に、厚さ方向を上下にした状態で、縦及び横の寸法が50mmであるアクリルプレートを乗せ、さらに、アクリルプレートの上に688gの重りを乗せた状態での吸収体20の厚さ(以下、「圧縮後の厚さ」とする)は、5mm以上15mm以下であることが好ましく、8mm以上12mm以下であることがより好ましい。さらに、{圧縮前の厚さ(mm)-圧縮後の厚さ(mm)}/圧縮前の厚さ(mm)×100の式で算出される数値を、吸収体20の圧縮率(%)とし、圧縮率(%)は、フィット性の観点から、30%以上60%以下であることが好ましく、40%以上55%以下であることがより好ましい。ここで、本発明の吸収性補助パッド1において、上記した通り、軟便を堰き止める堤防としての吸収体20の機能を十分に発揮させるために、臀部で吸収体20の高さ方向を潰さないように、吸収体20を臀部の周囲に沿うように配置させることが好ましい。このように配置させた場合において、着用時の体圧は、上記の厚さ方向に強くかかる傾向にある。そのため、圧縮前後の厚さ及び圧縮率を上記の範囲とすることで、吸収体20が、体圧がかかった身体に隙間なくフィットし、軟便等の漏れを効果的に防止することができ、かつ、着用時の痛みや褥瘡を防止することができる。
(吸収性コア)
吸収体20は、吸収性コア22と、吸収性コア22を覆う表面材21と、を有する。吸収性コア22としては、次の態様のいずれかを用いることが好ましい。
(吸収性コアの第一の態様)
本発明に用いる吸収性コア22の基材は、軟便等を吸収できるものであれば、特に限定されないが、第一の態様として、吸収性コア22は、少なくとも吸収性繊維を含有することが好ましい。吸収性繊維は、一般に生理用ナプキンや紙おむつ、尿取りパッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティッシュ、吸収紙等が挙げられるが、これらの中でも、適度な通液性及び吸収性の観点から、フラッフパルプを使用することが好ましい。斯かるフラッフパルプとしては、木材パルプ、合成繊維、ポリマー繊維、非木材パルプ等を綿状に解繊したものを挙げることができる。吸収性繊維は、吸収性能及び肌触りを損なわないよう、100g/m以上800g/m以下の坪量とすることが好ましい。なお、当該態様において、吸収性コア22は、吸収性繊維に加えて、高吸収性ポリマー(SAP)を含有してもよいが、SAPを混合せずに、フラッフパルプ等の吸収性繊維のみで構成したほうが、吸収体20が柔らかくなることで、身体と吸収性物品との隙間を埋めることができ、より効果的に軟便等の漏れを防止することができる点で、好ましい。
SAPとしては、体液を吸収し、かつ、逆流を防止できるものであれば特に制限はなく、ポリアクリル酸ナトリウム系、ポリアスパラギン酸塩系、(デンプン-アクリル酸)グラフト共重合体、(アクリル酸-ビニルアルコール)共重合体、(イソブチレン-無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物等の材料から形成されたものを使用することができる。これらの中でも、重量当たりの吸収量の観点から、ポリアクリル酸ナトリウム系が好ましい。吸収性コア22にSAPを含有させる場合には、吸収体20のSAP量は、吸収性能及び肌触りを損なわないよう、500g/m以下の坪量とすることが好ましい。また、肌触り、吸収速度及び吸収量の観点から、吸収性コア22の重量に対するSAPの重量は、50質量%以下であることが好ましい。なお、吸収性コア22において、吸収性繊維の他にSAPを混合する場合には、吸収性繊維及びSAPの形態は、吸収性繊維中にSAP粒子を混合して形成すればよい。
(吸収性コアの第二の態様)
また、上記の第一の態様とは異なる吸収性コア22の第二の態様として、吸収性コア22が、一種又は二種以上の親水性嵩高不織布であり、親水性嵩高不織布が積層され又は図2に示すように蛇腹状に折り畳まれていることが好ましい。
親水性嵩高不織布の素材としては、親水化処理したポリプロピレンやポリエチレン等の合成繊維やレーヨン等の再生繊維を用いることができ、親水性嵩高不織布の加工法としては、スパンボンド法、スパンレース法、エアレイド法、メルトブロー法等の公知の加工法を用いることができる。これらの素材及び加工法で作られる親水性嵩高不織布のうち、本発明の吸収性補助パッド1に用いる親水性嵩高不織布としては、適度な通液性及び吸収性の観点から、パルプ含有エアレイド不織布、バインダーを使用せずに木材パルプを交絡させたポリプロピレンメルトブローン不織布、又は、レーヨンスパンレース不織布を用いることが好ましい。
なお、吸収体20の吸収性の観点から、上記のパルプ含有エアレイド不織布に含まれるパルプの重量は、吸収体20の重量に対して、80%以上であることが好ましく、上記のバインダーを使用せずに木材パルプを交絡させたポリプロピレンメルトブローン不織布に含まれる木材パルプの重量は、吸収体20の重量に対して、60%以上80%以下であることが好ましい。
(表面材)
表面材21は、吸収性コア22に向けて体液を速やかに通過させるものであり、吸収性コア22を覆っている。表面材21は、肌と当接するシートとなることから、柔らかな感触で、肌に刺激を与えないような基材、例えば、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、又はこれらを積層した複合シートといった材料から形成される。表面材21は、単層であっても、複数層積層していてもよく、ドライタッチ性を付与するために多数の透孔が形成されていてもよい。なお、本発明に用いる表面材21としては、親水性サーマルボンド不織布、又は、親水性スパンボンド不織布であることが好ましい。不織布の素材としては、ポリプロピレンやポリエチレン等の合成繊維やレーヨン等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
さらに、表面材21の坪量は、加工性及び強度の観点から、15g/m以上200g/m以下であることが好ましい。表面材21には、肌への刺激を低減させるために、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を適用してもよい。
また、吸収体20を略O字状の形態にする際に、吸収体20をあらかじめ略O字状に形成したうえで、表面材21で吸収性コア22を覆うこともできるが、まず吸収体20を柱状に形成し、柱状に形成された吸収体20の長手方向の両端部同士を接合するシール手段を設けて、吸収性コア22を略O字状に形成し、その後、表面材21で覆うことにより、吸収体20を略O字状の形態にすることもできる。また、柱状に形成した吸収性コア22を表面材21で覆った後に、上記同様にシール手段を設けて、吸収体20を略O字状の形態にすることもできる。シール手段としては、粘着剤や超音波シールが挙げられるが、柔らかな肌触りを実現できる超音波シールであることが好ましい。
<吸収性補助パッドの使用方法>
図5は、本発明の吸収性補助パッドの使用例を示す図面である。図6は、図5のX-X断面図である。本発明の吸収性補助パッド1を紙おむつ等の吸収性物品40のトップシート42の身体側表面に配置することで、吸収性補助パッド1が軟便等を堰き止め、紙おむつ等の吸収性物品からの軟便等の漏れを防止することができる。具体的には、紙おむつ等の吸収性物品40の排便領域を略O字状又は略U字状の形態で囲い、かつ、紙おむつ等の吸収性物品40の立体ギャザー41の内側に沿うように、吸収体20の略U字状又は略O字状の形態を配置させ、かつ、液透過性シート30を紙おむつ等の吸収性物品40のトップシート42の身体側表面に配置させる。さらに、軟便を堰き止める堤防としての吸収体20の機能を十分に発揮させるために、臀部で吸収体20の高さ方向を潰さないように、臀部の周囲に沿うように配置させることが好ましい。
以上、本発明を、実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記の実施形態に記載の発明の範囲には限定されないことは言うまでもなく、上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 吸収性補助パッド
20 吸収体
20A 固定領域
20B 非固定領域
21 表面材
22 吸収性コア
30 液透過性シート
40 紙おむつ等の吸収性物品
41 紙おむつ等の吸収性物品の立体ギャザー
42 紙おむつ等の吸収性物品のトップシート
a 前部
b 後部

Claims (10)

  1. 液透過性シートと、前記液透過性シートの身体側表面に配置される吸収体と、を有し、
    吸収性物品に配置される吸収性補助パッドであって、
    前記吸収体は、吸収性コアと、前記吸収性コアを覆う液透過性の表面材と、を有し、
    前記吸収体は、平面視において、前部から後部にかけて、略O字状又は略U字状の形態を有しており、
    前記吸収体は、平面視において、前記液透過性シートに固定される固定領域と、前記液透過性シートに固定されずに可撓性を有する非固定領域と、に区分され、
    前記液透過性シートの、長手方向の寸法は、400mm以上850mm以下であり、幅方向の寸法は、150mm以上350mm以下であり、
    前記吸収体の長手方向の前部側端部は、前記液透過性シートの長手方向の前部側端部から、液透過性シートの長手方向の寸法の1%以上50%以下、離間しており、
    前記吸収体の長手方向の後部側端部は、前記液透過性シートの長手方向の後部側端部から、液透過性シートの長手方向の寸法の1%以上30%以下、離間しており、
    前記吸収体の幅方向の一方端部は、前記液透過性シートの幅方向の一方端部から1mm以上50mm以下、離間しており、前記吸収体の幅方向の他方端部は、前記液透過性シートの幅方向の他方端部から1mm以上50mm以下、離間しており、
    前記吸収体の断面の形状は、略矩形又は略円形であり、
    前記吸収体の断面の、外周は60mm以上140mm以下、高さは20mm以上55mm以下、である、吸収性補助パッド。
  2. 前記表面材が、親水性サーマルボンド不織布又は親水性スパンボンド不織布である、請求項1に記載の吸収性補助パッド。
  3. 前記吸収性コアが、少なくとも吸収性繊維を含有する、請求項1又は2に記載の吸収性補助パッド。
  4. 前記吸収性コアが、一種又は二種以上の親水性嵩高不織布であり、前記親水性嵩高不織布が積層され又は蛇腹状に折り畳まれる、請求項1又は2に記載の吸収性補助パッド。
  5. 前記吸収体の圧縮率が、30%以上60%以下である、請求項1から4のいずれかに記載の吸収性補助パッド。
  6. 前記固定領域が、前記吸収体の後部側端部から前部方向に向けて略円弧状に設けられ、平面視における、前記固定領域の面積が、前記非固定領域の面積に対して、10%以上100%以下である、請求項1から5のいずれかに記載の吸収性補助パッド。
  7. 前記液透過性シートが、エアスルー不織布又はスパンボンド不織布である、請求項1から6のいずれかに記載の吸収性補助パッド。
  8. 前記液透過性シートの坪量が13g/m以上25g/m以下である、請求項1から7のいずれかに記載の吸収性補助パッド。
  9. 前記液透過性シートに複数の開孔が設けられている、請求項1から8のいずれかに記載の吸収性補助パッド。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の吸収性補助パッドを、吸収性物品のトップシートの身体側表面に配置することで、吸収性物品からの軟便等の漏れを防止する吸収性補助パッドの使用方法。
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