JP7047339B2 - マルチチャネル光相互位相変調補償器 - Google Patents

マルチチャネル光相互位相変調補償器 Download PDF

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Description

本開示は、概して、光通信ネットワークに関し、より詳細には、マルチチャネル光相互位相変調(XPM)補償器に関する。
電気通信、ケーブルテレビシステム、データ通信システムは、光ネットワークを用いて、遠隔地点間で大量の情報を迅速に伝達する。光ネットワークでは、情報は、光ファイバを通じて光信号の形式で伝達され得る。光ファイバは、長距離に渡り信号を伝達可能なガラスの細い紐を有し得る。光ネットワークは、光ファイバを介して光信号で情報を伝達するために変調方式を用いる場合が多い。このような変調方式は、PSK(phase-shift keying)、FSK(frequency-shift keying)、ASK(amplitude-shift keying)、及びQAM(quadrature amplitude modulation)を有しても良い。
光ネットワークのデータレートが増大し続け、1テラビット/s(1T)以上に達すると、例えば、二重偏波を有するQAM及びPSKのような高機能変調フォーマットの使用に起因してOSNR(optical signal-to-noise ratio)に対する要求も増大する。さらに、光ネットワークに渡り送信される光信号の位相シフトが観察される場合がある。位相シフトは、光が送信中に光ファイバと相互作用する自己位相変調(self-phase modulation:SPM)であって良い。さらに、1つの光波長が別の光波長の位相を変更し得るXPMが生じ得る。
一態様では、開示の再構成可能なアッド/ドロップマルチプレクサ(reconfigurable optical add-drop multiplexer:ROADM)は、第1波長選択スイッチ(wavelength selective switch:WSS)への入力として供給される波長分割多重化(wavelength division multiplexed:WDM)光信号に含まれる隣接チャネルグループ間で切り換える第1WSSを有して良い。ROADMでは、隣接チャネルグループは、WDM光信号により送信される光帯域を表して良い。ROADMは、第1WSSから隣接チャネルグループのうちの第1グループを受信する第1相互位相変調器(cross-phase modulation:XPM)補償器を更に有して良い。ROADMでは、第1XPM補償器は、XPM制御信号を生成する前方帰還XPM調整ループを更に有して良い。前方帰還XPM調整ループは、ROADMに続きWDM光信号を運ぶ光ファイバスパンの有効長の一部に対応する分散を追加するために分散補償モジュール(dispersion compensation module:DCM)を含む。第1XPM補償器は、第1グループを受信し、XPM制御信号を受信し、及びXPM補償済み第1グループを受信する位相変調器と、XPM補償済み第1グループを受信する第2WSSと、を更に有して良い。
開示の実施形態のうちの任意のものでは、ROADMは、第1XPM補償器に加えて、第1WSSから追加隣接チャネルグループをそれぞれ受信し、第2WSSへXPM補償済みグループを出力する、複数のXPM補償器、を更に有して良い。
ROADMの開示の実施形態のうちの任意のものでは、第2WSSは、XPM補償済みグループを受信し、送信のためにWDM光信号に対応するチャネルを切り換えて良い。
ROADMの開示の実施形態のうちの任意のものでは、第1XPM補償器は、XPMの第1サブグループを排他的に補償して良く、第1グループは、第1サブグループと、第1WSSにより第1XPM補償器に切り換えられた少なくとも1つの追加隣接チャネルと、を含む。ROADMでは、第2WSSは、第1XPM補償器により受信された少なくとも1つの隣接チャネルをドロップして良い。
ROADMの開示の実施形態のうちの任意のものでは、第1XPM補償器は、WDM光信号を受信する、前方帰還XPM調整ループへの第2入力と、前方帰還XPM調整ループの中のWDM光信号から選択された隣接チャネルグループを通過させる、第2入力に適用される光帯域通過フィルタと、を更に有して良い。
ROADMの開示の実施形態のうちの任意のものでは、第1XPM補償器は、偏波ダイバーシチを有するXPMのX偏波成分及びY偏波成分を補償することができて良く、第1XPM補償器は、X偏波成分に対応する第1位相を補償する第1位相変調器と、Y偏波成分に対応する第2位相を補償する第2位相変調器と、を更に有する。
別の態様では、開示の光システムは、第1WSSへの入力として供給されるWDM光信号に含まれる隣接チャネルグループ間で切り換える第1WSSを有して良い。光システムでは、隣接チャネルグループは、WDM光信号により送信される光帯域を表して良い。光システムは、第1WSSから隣接チャネルグループのうちの第1グループを受信する第1XPM補償器を更に有して良い。光システムでは、第1XPM補償器は、XPM制御信号を生成する前方帰還XPM調整ループを更に有して良い。前方帰還XPM調整ループは、光システムに続きWDM光信号を運ぶ光ファイバスパンの有効長の一部に対応する分散を追加するためにDCMを含む。第1XPM補償器は、第1グループを受信し、XPM制御信号を受信し、及びXPM補償済み第1グループを受信する位相変調器と、XPM補償済み第1グループを受信する第2WSSと、を更に有して良い。
開示の実施形態のうちの任意のものでは、光システムは、第1XPM補償器に加えて、第1WSSから追加隣接チャネルグループをそれぞれ受信し、第2WSSへXPM補償済みグループを出力する、複数のXPM補償器、を更に有して良い。
光システムの開示の実施形態のうちの任意のものでは、第2WSSは、XPM補償済みグループを受信し、送信のためにWDM光信号に対応するチャネルを切り換えて良い。
光システムの開示の実施形態のうちの任意のものでは、第1XPM補償器は、XPMの第1サブグループを排他的に補償して良く、第1グループは、第1サブグループと、第1WSSにより第1XPM補償器に切り換えられた少なくとも1つの追加隣接チャネルと、を含む。光システムでは、第2WSSは、第1XPM補償器により受信された少なくとも1つの隣接チャネルをドロップして良い。
光システムの開示の実施形態のうちの任意のものでは、第1XPM補償器は、WDM光信号を受信する、前方帰還XPM調整ループへの第2入力と、前方帰還XPM調整ループの中のWDM光信号から選択された隣接チャネルグループを通過させる、第2入力に適用される光帯域通過フィルタと、を更に有して良い。
光システムの開示の実施形態のうちの任意のものでは、第1XPM補償器は、偏波ダイバーシチを有するXPMのX偏波成分及びY偏波成分を補償することができて良く、第1XPM補償器は、X偏波成分に対応する第1位相を補償する第1位相変調器と、Y偏波成分に対応する第2位相を補償する第2位相変調器と、を更に有する。
更なる態様では、光信号のXPM補償のための開示の方法は、第1WSSへの入力として供給されるWDM光信号に含まれる隣接チャネルグループ間で切り換えることを含んで良い。方法では、隣接チャネルグループは、WDM光信号により送信される光帯域を表して良い。方法は、第1XPM補償器において、第1WSSから隣接チャネルグループのうちの第1グループを受信することを更に有して良い。方法では、第1XPM補償器は、前方帰還XPM調整ループを用いてXPM制御信号を生成することができて良い。前方帰還XPM調整ループは、第2WSSに続きWDM光信号を運ぶ光ファイバスパンの有効長の一部に対応する分散を追加するDCMを含む。方法では、第1XPM補償器は、さらに、XPM補償済み第1グループを出力する位相変調器へ第1グループ及びXPM制御信号を送信し、及び第2WSSにおいてXPM補償済み第1グループを受信ことができて良い。
開示の実施形態のうちの任意のものでは、方法は、第1WSSから追加隣接チャネルグループをそれぞれ受信するステップと、第1XPM補償器に加えて、対応する複数のXPM補償器へ追加グループをそれぞれ送信するステップと、XPM補償器から第2WSSへXPM補償済みグループを出力するステップと、を更に有して良い。方法では、第2WSSは、XPM補償済みグループを受信して良く、送信のためにWDM光信号に対応するチャネルを選択して良い。
方法の開示の実施形態のうちの任意のものでは、第1XPM補償器は、XPMの第1サブグループを排他的に補償して良く、第1グループは、第1サブグループと、第1WSSにより第1XPM補償器に切り換えられた少なくとも1つの追加隣接チャネルと、を含む。
方法の開示の実施形態のうちの任意のもでは、第2WSSは、第1XPM補償器により受信された少なくとも1つの隣接チャネルをドロップして良い。
開示の実施形態のうちの任意のもでは、方法は、前方帰還XPM調整ループへの第2入力において、前記WDM光信号を受信するステップと、前記前方帰還XPM調整ループの中の前記第2入力に適用される光帯域通過フィルタにより、前記WDM光信号から選択された隣接チャネルグループを通過させるステップと、を更に有して良い。
開示の実施形態のうちの任意のもでは、方法は、偏波ダイバーシチを有するXPMのX偏波成分及びY偏波成分を補償するステップであって、第1位相変調器を用いて、前記X偏波成分に対応する第1位相を補償するステップと、第2位相変調器を用いて、前記Y偏波成分に対応する第2位相を補償するステップと、を含むステップ、を更に有して良い。
本発明並びにその特徴及び利点のより完全な理解のため、添付の図と共に以下の説明を参照する。
光ネットワークの一実施形態の選択された要素のブロック図である。 XPM補償器の例示的な実施形態の選択された要素のブロック図である。 XPM補償器の例示的な実施形態の選択された要素のブロック図である。 XPM補償器の例示的な実施形態の選択された要素のブロック図である。 XPM補償例の一実施形態の選択された要素のブロック図である。 XPM補償例の一実施形態の選択された要素のブロック図である。 XPM補償例の一実施形態の選択された要素のブロック図である。 XPM補償例の一実施形態の選択された要素のブロック図である。 偏波ダイバーシチを有するXPM補償器の例示的な実施形態の選択された要素のブロック図である。 偏波ダイバーシチを有するXPM補償器の例示的な実施形態の選択された要素のブロック図である。 偏波ダイバーシチを有するXPM補償器の例示的な実施形態の選択された要素のブロック図である。 偏波ダイバーシチを有するXPM補償器の例示的な実施形態の選択された要素のブロック図である。 XPM補償の方法の選択された要素のフローチャートである。 XPM補償の方法の選択された要素のフローチャートである。
以下の説明では、開示の主題の議論を容易にするために例として詳細事項が説明される。しかしながら、当業者には、開示の実施形態が例示であること及び全ての可能な実施形態を網羅するものではないことが明らかである。
本開示を通じて、ハイフンで結んだ形式の参照符号は、1つの要素の特定のインスタンスを表し、ハイフンを有しない形式の参照符号は、要素を一般的又は集合的に表す。したがって、例として(図示しない)、装置12-1は、装置クラスのインスタンスを表し、装置12として集合的に言及されて良く、それらのうちの任意のものが装置12として一般的に言及されて良い。図及び説明の中で、同様の記号は同様の要素を表す。
図を参照すると、図1は、光通信システムを表し得る光ネットワーク101の例示的な実施形態を示す。光ネットワーク101は、光ネットワーク101のコンポーネントにより通信される1又は複数の光信号を運ぶために、1又は複数の光ファイバ106を有して良い。光ネットワーク101のネットワーク要素は、ファイバ106により互いに結合され、1又は複数の送信機102、1又は複数のマルチプレクサ(MUX)104、1又は複数の光増幅器108、1又は複数の光アッド/ドロップマルチプレクサ(optical add/drop multiplexer:OADM)110、及び1又は複数のデマルチプレクサ(DEMUX)105、及び1又は複数の受信機112を有して良い。
光ネットワーク101は、端末ノードを有するポイントツーポイント型光ネットワーク、リング型光ネットワーク、メッシュ型光ネットワーク、又は任意の他の適切な光ネットワーク若しくは光ネットワークの組合せを有して良い。光ネットワーク101は、短距離都市域ネットワーク、長距離都市間ネットワーク、又は任意の他の適切なネットワーク若しくはネットワークの組合せの中で用いられて良い。光ネットワーク101の容量は、例えば、100Gbit/s、400Gbit/s、又は1Tbit/sを有して良い。光ファイバ106は、非常に低損失で長距離に渡り信号を伝達可能なガラスの細い紐を有して良い。光ファイバ106は、光伝送のために種々の異なるファイバから選択される適切な種類のファイバを有して良い。光ファイバ106は、SMF(Single-Mode Fiber)、E-LEAF(Enhanced Large Effective Area Fiber)、又はTW-RS(TrueWave(登録商標)Reduced Slope)ファイバのような任意の適切な種類のファイバを有して良い。
光ネットワーク101は、光ファイバ106を介して光信号を送信する装置を有して良い。情報は、波長に関する情報を符号化するために1又は複数の光の波長の変調により、光ネットワーク101を通じて送信及び受信されて良い。光ネットワークでは、光の波長は、光信号に含まれるチャネル(本願明細書では「波長チャネル」としても参照される)とも称されることがある。各チャネルは、光ネットワーク101を通じて特定量の情報を伝達して良い。
光ネットワーク101の情報容量及び伝送能力を増大するために、複数のチャネルで送信される複数の信号は、単一の広帯域光信号に結合されて良い。複数のチャネルで情報を通信するプロセスは、光学的にWDM(wavelength division multiplexing)として言及される。CWDM(Coarse wavelength division multiplexing)は、通常20nmより大きく16個の波長より少ない、少ないチャネル数を有する広く間隔の開けられた波長の、1本のファイバへの多重化を表す。また、DWDM(dense wavelength division multiplexing)は、通常0.8nmより狭い間隔で40個より多い、多くのチャネル数を有する密な間隔の波長の、1本のファイバへの多重化を表す。WDM又は他の複数波長多重送信技術は、光ファイバ当たりの集約帯域幅を増大するために、光ネットワークで用いられる。WDM無しでは、光ネットワークにおける帯域幅は、たった1波長のビットレートに制限され得る。より大きな帯域幅により、光ネットワークは、より多くの情報を送信できる。光ネットワーク101は、WDM又は何らかの他の適切な多チャネル多重化技術を用いて異なるチャネルを送信し、多チャネル信号を増幅して良い。
光ネットワーク101は、特定の波長又はチャネルで、光ネットワーク101を通じて光信号を送信する1又は複数の光送信機(Tx)102を有して良い。送信機102は、電気信号を光信号に変換し該光信号を送信するシステム、機器、又は装置を有して良い。例えば、送信機102は、それぞれ、レーザと、電気信号を受信し該電気信号に含まれる情報を特定の波長でレーザにより生成される光のビームに変調し光ネットワークを通じて信号を伝達するビームを送信する変調器と、を有しても良い。
マルチプレクサ104は、送信機102に結合されて良く、送信機102により、例えばそれぞれ個々の波長で送信される信号を、WDM信号に結合するシステム、機器又は装置であって良い。
光増幅器108は、光ネットワーク101の中の多チャネル信号を増幅して良い。光増幅器108は、特定長のファイバ106の前又は後に置かれて良い。光増幅器108は、光信号を増幅するシステム、機器又は装置を有して良い。例えば、光増幅器108は、光信号を増幅する光リピータを有して良い。この増幅は、光-電気又は電気-光変換により実行されて良い。幾つかの実施形態では、光増幅器108は、希土類元素をドープされた光ファイバを有し、ドープ光ファイバ増幅素子を形成して良い。信号がファイバを通過するとき、外部エネルギがポンプの形式で印可され、光ファイバのドープされた部分の原子を励起し、光信号の強度を増大する。一例として、光増幅器108は、エルビウムドープファイバ増幅器(erbium-doped fiber amplifier:EDFA)を有して良い。
OADM110は、ファイバ106を介して光ネットワーク101に結合されて良い。OADM110は、ファイバ106から光信号を(例えば、個々の波長で)アッド又はドロップするシステム、機器又は装置を有しても良いアッド/ドロップモジュールを有して良い。OADM110を通過した後に、光信号は、ファイバ106に沿って宛先へと直接進んで良く、或いは、信号は、宛先に達する前に、1又は複数の追加OADM110及び/又は光増幅器108を通過して良い。
光ネットワーク101の特定の実施形態では、OADM110は、WDM信号の個々の又は複数の波長をアッド又はドロップできるROADM(reconfigurable OADM)を表して良い。個々の又は複数の波長は、例えば、ROADMに含まれ得るWSS(wavelength selective switch)(図示しない)を用いて光ドメインの中でアッド又はドロップされて良い。
図1に示すように、光ネットワーク101は、ネットワーク101の1又は複数の宛先に、1又は複数のデマルチプレクサ105を有して良い。デマルチプレクサ105は、単一の合成WDM信号をそれぞれの波長において個々のチャネルに分離することによりデマルチプレクサとして動作するシステム、機器又は装置を有して良い。例えば、光ネットワーク101は、40チャネルDWDM信号を伝送して良い。デマルチプレクサ105は、40個の異なるチャネルに従って、信号、40チャネルDWDM信号を40個の別個の信号に分割して良い。
図1で、光ネットワーク101は、デマルチプレクサ105に結合される受信機112も有しても良い。各受信機112は、特定の波長又はチャネルで送信される光信号を受信し、該光信号をそれらが含む情報(つまり、データ)を得る(例えば、復調する)ために処理しても良い。したがって、ネットワーク101は、ネットワークの各チャネル毎に少なくとも1つの受信機112を有して良い。
図1の光ネットワーク101のような光ネットワークは、光ファイバを介して光信号の中で情報を伝達するために、変調技術を用いて良い。このような変調方式は、変調技術の他の例の中でも特に、PSK(phase-shift keying)、FSK(frequency-shift keying)、ASK(amplitude-shift keying)、及びQAM(quadrature amplitude modulation)を有して良い。PSKでは、光信号により伝達される情報は、搬送波又は単にキャリアとしても知られる参照信号の位相を変調することにより変換されて良い。情報は、2レベル又はBPSK(binary phase-shift keying)、4レベル又はQPSK(quadrature phase-shift keying)、M-PSK(multi-level phase-shift keying)及びDPSK(differential phase-shift keying)を用いて信号自体の位相を変調することにより搬送されて良い。QAMでは、光信号により運ばれる情報は、搬送波の振幅と位相の両方を変調することにより伝達されて良い。PSKは、QAMの一部であると考えられる。ここで、搬送波の振幅は、一定に維持される。
さらに、PDM(polarization division multiplexing)技術は、情報送信のために、より大きなビットレートを達成できる。PDM伝送は、チャネルに関連する光信号の異なる偏光成分に情報を独立に変調することを含む。この方法では、各偏光成分は、他の偏光成分と別個の信号を伝達できる。それにより、個々の偏光成分の数に従い、ビットレートを増大させることができる。光信号の偏波は、通常、光信号の振動方向を表し得る。用語「偏波」は、通常、光信号の伝搬方向に垂直な、空間内のある点における光信号の電場ベクトルの先端により追跡される経路を表し得る。
図1の光ネットワーク101のような光ネットワークでは、管理プレーン、制御プレーン、及びトランスポートプレーン(物理層と呼ばれることが多い)を言及することが通常である。中央管理ホスト(図示しない)は、管理プレーンに存在して良く、制御プレーンのコンポーネントを構成し管理して良い。管理プレーンは、トランスポートプレーン及び制御プレーンのエンティティ(例えば、ネットワーク要素)全てに渡る最終的な制御を有する。一例として、管理プレーンは、1又は複数の処理リソース、データ記憶コンポーネント、等を含む中央処理センタ(例えば、中央管理ホスト)を有して良い。管理プレーンは、制御プレーンの要素と電気的に通信して良く、トランスポートプレーンの1又は複数のネットワーク要素と電気的に通信して良い。管理プレーンは、システム全体の管理機能を実行し、ネットワーク要素、制御プレーン及びトランスポートプレーンの間の調整を提供して良い。例として、管理プレーンは、要素の観点から1又は複数のネットワーク要素を取り扱うEMS(element management system)、ネットワークの観点から多くの装置を取り扱うNMS(network management system)、及びネットワーク全体の動作を取り扱うOSS(operational support system)を有して良い。
本開示の範囲から逸脱することなく、光ネットワーク101に対し変更、追加又は省略が行われて良い。例えば、光ネットワーク101は、図1に示すものより多くの又は少ない要素を有して良い。また、上述のように、ポイントツーポイントネットワークとして図示されたが、光ネットワーク101は、リング、メッシュ、及び/又は階層構造のネットワークトポロジのような光信号を送信する任意の適切なネットワークトポロジを有して良い。
上述のように、WDM光信号のチャネル間でのように、1つの光波長が別の光波長の位相を変更し得るXPMが生じ得る。あるWDMチャネルから別のWDMチャネルへの位相変調は、光信号の分散に起因して生じるパワー変動として現れ得る。したがって、2つのノード間の光経路又は光スパン全体を変調するXPM補償器が知られている。幾つかのXPM補償システムは、比較的少数のチャネル(約15チャネルより少ない)が存在するとき信号品質を向上するのに効果的である場合があるが、特定のXPM補償システムは、実際には、チャネル数が増大するにつれ(約15チャネルより多い)、光信号対雑音比(optical signal-to-noise ratio:OSNR)に負の効果を与えることがある。
本願明細書に更に詳述するように、マルチチャネル光XPM補償器を実装する方法及びシステムが本願明細書に開示される。本願明細書に開示されるマルチチャネル光XPM補償器は、15チャネルより多くの多数のチャネルについても、マルチチャネルWDM光信号の中の全部のチャネルについてXPMが補償されることを可能にできる。本願明細書に開示のマルチチャネル光XPM補償器は、後段の光ファイバスパンの有効長に沿う分散をシミュレートする分散補償モジュール(dispersion compensation module:DCM)を有する前方帰還XPM補償ループを提供し得る。本願明細書に開示のマルチチャネル光XPM補償器は、個々のWDMチャネルの伝搬に遅延を導入することなく、全てのWDMチャネルについて同時XPM補償を可能にする構成において更に使用され得る。本願明細書に開示のマルチチャネル光XPM補償器は、XPM補償を最適化する種々のスペクトルオーバラップ方式を用いて実装され得る。
光ネットワーク101の動作において、例えば、光ネットワーク101に含まれるROADMノードは、本願明細書に開示のマルチチャネル光XPM補償器を備えられて良い。
図2Aを参照すると、XPM補償器200-1の例示的な実施形態の選択された要素のブロック図が示される。図2Aでは、XPM補償器200-1は、概略的表現で示され、実寸通りではない。留意すべきことに、異なる実施形態では、XPM補償器200-1は、追加の又はより少ない要素により動作されても良い。
図2Aで、XPM補償器200-1は、入力WDM光信号210及び出力WDM光信号220を有するWDM光経路に沿って配置される光タップ202から位相変調器204まで延びる、前方帰還制御ループを含む。異なる実施形態では、光及び電気ドメインの両者において、前方帰還ループ内のコンポーネントの異なる構成が実施され得ることに留意する。光タップ202(光スプリッタとしても参照される)で、入力WDM光信号210の一部は、前方帰還制御ループへ向けられる。具体的に、DCM206は、光タップ202から光信号を受信し、及び、XPM補償器200-1の後段の光ファイバの有効長の中で光信号のXPM補償を可能にするために、前方帰還制御ループに特定量の分散を追加することができる。色分散(chromatic dispersion:CD)は、結果としてパルスの広がり及びシンボル間干渉(inter-symbol interference:ISI)を生じるので、DCM206における分散の追加は、有効長に沿った光信号のパワー変動により引き起こされるXPMをシミュレートすることにより、前方帰還ループ内のXPM補償を向上し得る。具体的に、分散は、有効長の計算された部分に対応して良い。ここで、該部分は0と1の間である。DCM206の後に、フォトダイオード212(又は別の種類の光センサ)は、前方帰還ループ内の光信号を受信し、対応する電気信号を生成する。XPM補償器200-1に示すように、RF増幅器208は、次に、フォトダイオード212から受信した電気信号を増幅して良い。次に、低域通過フィルタ(low pass filter:LPF)213が、RF増幅器208により出力された電気信号に適用されて良い。LPF213の後、位相変調器204に電気信号を出力する前に、可変遅延214が、経路長変動を補償するために時間遅延を適用する。図2Aの例示的構成では、タップ202と位相変調器204との間の光経路は、可変遅延214が、位相変調器204に到着する光信号と可変遅延214における前方帰還信号との間の遅延を調整し又は一致させることができるように、十分長いと想定される。位相変調器204は、光タップ202からのWDM入力光信号210の受信した部分に基づき、WDM入力光信号210の位相を変調して、XPM補償された出力WDM光信号220を生成するよう動作し得る。
図2Bを参照すると、XPM補償器200-2の例示的な実施形態の選択された要素のブロック図が示される。図2Bでは、XPM補償器200-2は、概略的表現で示され、実寸通りではない。留意すべきことに、異なる実施形態では、XPM補償器200-2は、追加の又はより少ない要素により動作されても良い。
図2Bでは、XPM補償器200-2は、図2AのXPM補償器200-1に関して示されたものと同じ要素を全て含む。追加で、XPM補償器200-2は、不連続の数の光チャネルを含む光帯域のような光帯域を入力WDM光信号210から選択するために使用され得る光帯域通過フィルタ(optical bandpass filter:OBPF)216を含む。PBPF216が中心波長(非エッジ波長)チャネルを分離するために使用されるとき、中心波長チャネルについてXPMにおける幾らかの向上が観察され得る。しかしながら、OBPF216は、入力WDM光信号210より狭い帯域を前方帰還ループのために使用するので、エッジ波長チャネルのXPM補償は損害を被る場合がある。なぜなら、OBPF216の帯域通過の範囲外の近隣チャネルからの信号強度は、前方帰還補償のために検出されず、XPM補償器200-2においてXPM補償に貢献しないからである。
図2Cを参照すると、XPM補償器200-3の例示的な実施形態の選択された要素のブロック図が示される。図2Cでは、XPM補償器200-3は、概略的表現で示され、実寸通りではない。留意すべきことに、異なる実施形態では、XPM補償器200-3は、追加の又はより少ない要素により動作されても良い。
図2Cでは、XPM補償器200-3は、外部入力222を受信し且つ入力WDM光信号210からの光タップ202に依存しない前方帰還制御ループを含む。この方法では、XPM補償器200-3は、WSS(図6も参照)を用いる種々のROADM環境に統合されて良い。外部入力222を受信した後に、XPM補償器200-3内の前方帰還ループは、図2BのXPM補償器200-2に関して上述したものと同じ要素を含み得る。
図3を参照すると、XPM補償例300の一実施形態の選択された要素が示される。図3では、XPM補償例300は、概略的表現で示され、実寸通りではない。留意すべきことに、異なる実施形態では、XPM補償例300-1は、追加の又はより少ない要素を含んで良い。
図3に示すXPM補償例300では、入力WDM光信号310は、λ1~λ9のように連続的に示される9個の波長チャネルで構成されると想定される。種々の実施形態では、異なる数のチャネルが入力WDM光信号310に含まれて良く、異なる数のXPM補償器200が、必要に応じて種々の異なるスペクトル割り当て方式において使用されて良いことに留意する。XPM補償例300は、XPM補償器200-1の3個の例が入力WDM光信号310のサブ帯域におけるXPMを補償するために並列に使用されるスペクトル割り当て方式を示す。スプリッタ304において、入力WDM光信号310は、並列のOBPF308-1、308-2、308-3への3つの別個のファイバに分けられる。各OBPF308は、入力WDM光信号310の特定のサブ帯域を通過させるようプログラムされて良い。図3に示す例示的な実施形態では、各OBPF308は、3個の波長チャネルを含むサブ帯域を通過させる。したがって、OBPF308-1は波長λ1、λ2、λ3を通過させ、OBPF308-2は波長λ4、λ5、λ6を通過させ、OBPF308-3は波長λ7、λ8、λ9を通過させる。結合器306で、XPM補償済みサブ帯域は、結合されて、出力WDM光信号320を形成する。
図4を参照すると、XPM補償例400の一実施形態の選択された要素が示される。図4では、XPM補償例400は、概略的表現で示され、実寸通りではない。留意すべきことに、異なる実施形態では、XPM補償例400は、追加の又はより少ない要素を含んで良い。
図4に示すXPM補償例400では、図3からのスプリッタ304及び結合器306の代わりに、WSS404、406を使用する構成が示される。スプリッタ304及び結合器306と比べて、2個のWSSの使用は、サブ帯域からアッド及びドロップすべき個別のチャネルを選択する能力を提供する。ある例示的な実施形態では、図3に関して上述したものと同じスペクトル割り当て方式が、XPM補償例400を用いて実施されて良い。ここで、WSS404は、入力WDM光信号310から個々のXPM補償器200-1へ並列に各サブ帯域を通過させる。一方で、WSS406は、サブ帯域を、XPM補償された出力WDM光信号320に再結合するために使用される。種々の実施形態では、異なる数のチャネルが入力WDM光信号310に含まれて良く、異なる数のXPM補償器200が、必要に応じて種々の異なるスペクトル割り当て方式において使用されて良いことに留意する。
さらに、図4のXPM補償例400は、図5に関して後述するように、種々の異なるスペクトル割り当て方式を実施するために使用されて良いことに留意する。
図5を参照すると、XPM補償例500の一実施形態の選択された要素が示される。図5では、XPM補償例500は、概略的表現で示され、実寸通りではない。留意すべきことに、異なる実施形態では、XPM補償例500は、追加の又はより少ない要素を含んで良い。
図5に示すXPM補償例500では、入力WDM光信号310は図3に示すように9個の波長チャネルで構成されると想定される。種々の実施形態では、異なる数のチャネルが入力WDM光信号310に含まれて良く、異なる数のXPM補償器200が、必要に応じて種々の異なるスペクトル割り当て方式において使用されて良いことに留意する。XPM補償例500は、XPM補償器200-1の3個の例が入力WDM光信号310のサブ帯域におけるXPMを補償するために並列に使用されるスペクトル割り当て方式を示す。スプリッタ304において、入力WDM光信号310は、並列のOBPF308-1、308-2、308-3への3つの別個のファイバに分けられる。各OBPF308は、入力WDM光信号310の特定のサブ帯域を通過させるようプログラムされて良い。図5に示す例示的な実施形態では、各OBPF308は、異なる数の波長チャネルを含むサブ帯域を通過させる。図示のように、OBPF308-1は波長λ1、λ2、λ3、λ4を通過させ、OBPF308-2は波長λ2、λ3、λ4、λ5、λ6、λ7を通過させ、OBPF308-3は波長λ5、λ6、λ7、λ8、λ9を通過させる。次に、XPM補償例500では、オーバラップした波長チャネルを除去するために第2OBPF516が使用される。したがって、OBPF516-1は波長λ1、λ2、λ3を通過させ、OBPF516-2は波長λ4、λ5、λ6を通過させ、OBPF516-3は波長λ7、λ8、λ9を通過させる。XPM補償例500におけるオーバラップしたスペクトルの使用は、XPM補償器200-1の個々の前方帰還ループ内のXPM補償を向上でき、一方で、粗悪なXPM補償を有するチャネルはドロップされ得る。使用される実際のスペクトルオーバラップ方式に依存して、OBPF516の後にXPM補償例500において、利得等化(図示しない)が適用されて良いことに留意する。次に、XPM補償済みサブ帯域は、結合器306で結合されて、出力WDM光信号320を形成する。
上述のスペクトル割り当ては、図4に示したXPM補償例400を用いて実施されて良いことに留意する。例えば、第1WSS404は、波長チャネルのスペクトルサブ帯域を個々のXPM補償器200-1へ切り換え、一方で、第2WSS406は、オーバラップした波長チャネルをドロップして良い。
図6を参照すると、XPM補償例600の一実施形態の選択された要素が示される。図6では、XPM補償例600は、概略的表現で示され、実寸通りではない。留意すべきことに、異なる実施形態では、XPM補償例600は、追加の又はより少ない要素を含んで良い。
図6に示すXPM補償例600では、入力WDM光信号310は図3に示すように9個の波長チャネルで構成されると想定される。種々の実施形態では、異なる数のチャネルが入力WDM光信号310に含まれて良く、異なる数のXPM補償器200が、必要に応じて種々の異なるスペクトル割り当て方式において使用されて良いことに留意する。XPM補償例600は、XPM補償器200-3の3個の例が入力WDM光信号310のサブ帯域におけるXPMを補償するために並列に使用されるスペクトル割り当て方式を示す。スプリッタ304において、入力WDM光信号310は、4本の別個のファイバに並列に分けられて良い。1本のファイバは、WSS404の入力段(degree)602として使用されて良く、一方で、他の3本のファイバは、個々のXPM補償器200-3の外部入力222として使用されて良い。XPM補償器200-3内の各OBPF216(図2Cを参照)は、外部入力222の特定サブ帯域を通過させるようプログラムされて良い。ここで、該特定サブ帯域は、入力WDM光信号310を運ぶ。図6に示す例示的な実施形態では、WSS404からの出力段610-1は波長λ1、λ2、λ3を通過させて良く、WSS404からの出力段610-2は波長λ4、λ5、λ6を通過させて良く、WSS404からの出力段610-3は波長λ7、λ8、λ9を通過させて良い。同時に、各外部入力信号222は、個々のXPM補償器200-3内のOBPF216を通る。したがって、外部入力信号222-1は、波長λ1、λ2、λ3、λ4を有する通過サブ帯域までスペクトル上狭められ、外部入力信号222-2は、波長λ2、λ3、λ4、λ5、λ6、λ7を有する通過サブ帯域までスペクトル上狭められ、外部入力信号222-3は、波長λ5、λ6、λ7、λ8、λ9を有する通過サブ帯域までスペクトル上狭められる。幾つかの実施形態では、外部入力信号222-2は、XPM補償器200-3の外部にあるOBPFを用いて狭められて良いことに留意する。次に、XPM補償済みサブ帯域620-1は、波長λ1、λ2、λ3を含み、XPM補償済みサブ帯域620-2は、波長λ4、λ5、λ6を含み、XPM補償済みサブ帯域620-3は、波長λ7、λ8、λ9を含む。XPM補償例600におけるオーバラップしたスペクトルの使用は、XPM補償器200-3の個々の前方帰還ループ内のXPM補償を向上でき、一方で、粗悪なXPM補償を有するチャネルはドロップされ得る。使用される実際のスペクトルオーバラップ方式に依存して、XPM補償例600において、利得等化(図示しない)が適用されて良いことに留意する。次に、XPM補償済みサブ帯域620は、WSS406で結合されて、出力WDM光信号320を形成する。
図7Aを参照すると、偏波ダイバーシチを有するXPM補償器700-1の例示的な実施形態の選択された要素のブロック図が示される。図7Aでは、XPM補償器700-1は、概略的表現で示され、実寸通りではない。留意すべきことに、異なる実施形態では、XPM補償器700-1は、追加の又はより少ない要素により動作されても良い。
図7Aでは、入力WDM光信号710は偏波ダイバーシチを有し、したがって、光信号のX偏波成分及びY偏波成分が存在すると想定される。XPM補償器700-1は、入力WDM光信号710及び出力WDM光信号720を有するWDM光経路に沿って配置される光タップ700から位相変調器704まで延びる、前方帰還制御ループを含む。光タップ202(光スプリッタとしても参照される)で、入力WDM光信号710の一部は、前方帰還制御ループへ向けられる。具体的に、図2Aに関して上述したように、DCM206は、光タップ202から光信号を受信し、特定量の分散を前方帰還制御ループに追加できる。DCM206の後に、偏波ビームスプリッタ(polarization beam splitter:PBS)702は、光信号をX偏波成分及びY偏波成分に更に分ける。X偏波成分は、PBS702からフォトダイオード212-Xへ供給される。フォトダイオード212-Xは、RF増幅器208-Xにより増幅され且つLPF213-Xを用いてフィルタリングされた電気信号を生成する。Y偏波成分は、PBS702からフォトダイオード212-Yへ供給される。フォトダイオード212-Yは、RF増幅器208-Yにより増幅され且つLPF213-Yを用いてフィルタリングされた電気信号を生成する。次に、可変結合器722が、入力p、q及び出力r、sを用いて、r=h11p+h12q、s=h21p+h22qとなるよう、LPF213-X、213-Yからの電気信号に適用されて良い。ここで、hは重み付け係数である。一例では、h11=h12=h21=h22=0.5である。しかしながら、実施形態において異なる値が異なる使用されて良い。さらに、可変遅延714-X及び718-Xが、X偏波成分信号について、可変結合器722の前及び後に使用され、一方で、可変遅延714-X及び718-Xが、Y偏波成分について、可変結合器722の前及び後に使用される。次に、可変遅延718-Xは、X偏波成分のための制御信号をX位相変調器704-Xへと出力し、可変遅延718-Yは、Y偏波成分のための制御信号をY位相変調器704-Yへと出力して、偏波ダイバーシチを有するXPM補償された出力WDM光信号720を生成する。
図7Bを参照すると、偏波ダイバーシチを有するXPM補償器700-2の例示的な実施形態の選択された要素のブロック図が示される。図7Bでは、XPM補償器700-2は、概略的表現で示され、実寸通りではない。留意すべきことに、異なる実施形態では、XPM補償器700-2は、追加の又はより少ない要素により動作されても良い。
図7Bでは、入力WDM光信号710は偏波ダイバーシチを有し、したがって、光信号のX偏波成分及びY偏波成分が存在すると想定される。XPM補償器700-2は、入力WDM光信号710及び出力WDM光信号720を有するWDM光経路に沿って配置される光タップ202から位相変調器204まで延びる、前方帰還制御ループを含む。入力WDM光信号710は、PBS702において受信される。PBS702は、異なる光ファイバに沿って、X偏波成分及びY偏波成分を分離する。光タップ202-Xにおいて、X偏波成分の一部は、X偏波前方帰還制御ループへ向けられる。一方で、光タップ202-Yにおいて、Y偏波成分の一部は、Y偏波前方帰還制御ループへ向けられる。具体的に、図2Aに関して上述したように、X偏波前方帰還制御ループ内で、DCM206-Xは、光タップ202-Xから光信号を受信し、特定量の分散をX前方帰還制御ループに追加できる。一方で、Y偏波前方帰還制御ループ内で、DCM206-Yは、光タップ202-Yから光信号を受信し、特定量の分散をY前方帰還制御ループに追加できる。DCM206-Xの後、X偏波成分は、フォトダイオード212-Xへ供給される。フォトダイオード212-Xは、RF増幅器208-Xにより増幅され且つLPF213-Xを用いてフィルタリングされた電気信号を生成する。DCM206-Yの後、Y偏波成分は、フォトダイオード212-Yへ供給される。フォトダイオード212-Yは、RF増幅器208-Yにより増幅され且つLPF213-Yを用いてフィルタリングされた電気信号を生成する。図7Aに関して上述したように、可変結合器722は、LPF213-X、213-Yからの電気信号に適用されて良く、X偏波成分信号について可変結合器722の前及び後に使用される可変遅延714-X及び718-X、及びY偏波成分信号について可変結合器722の前及び後に使用される可変遅延714-Y及び718-Yを含む。次に、可変遅延718-Xは、X偏波成分のための制御信号を第1位相変調器204-1へと出力し、可変遅延718-Yは、Y偏波成分のための制御信号を第2位相変調器204-2へと出力する。位相変調器204からの出力信号は、偏波ビーム結合器724において結合されて、偏波ダイバーシチを有するXPM補償された出力WDM光信号720を生成する。
図7Cを参照すると、偏波ダイバーシチを有するXPM補償器700-3の例示的な実施形態の選択された要素のブロック図が示される。図7Cでは、XPM補償器700-3は、概略的表現で示され、実寸通りではない。留意すべきことに、異なる実施形態では、XPM補償器700-3は、追加の又はより少ない要素により動作されても良い。
図7Cでは、入力WDM光信号710は偏波ダイバーシチを有し、したがって、光信号のX偏波成分及びY偏波成分が存在すると想定される。XPM補償器700-3は、入力WDM光信号710及び出力WDM光信号720を有するWDM光経路に沿って配置される光タップ202から位相変調器704まで延びる、前方帰還制御ループを含む。光タップ202で、入力WDM光信号710の一部は、前方帰還制御ループへ向けられる。具体的に、図2Aに関して上述したように、DCM206は、光タップ202から光信号を受信し、特定量の分散を前方帰還制御ループに追加できる。フォトダイオード212、RF増幅器208、及びLPF213は、図2Aに関して上述したものと実質的に同様の方法で動作する。LPF213の後、電気信号は、X偏波成分及びY偏波成分に対して調整するために、可変遅延714-X及び可変遅延714-Yに供給される。図7Cに示す構成は、図7Aに示すような、h11=h12=h21=h22=0.5による可変結合器の使用と実質的に等価であって良い。次に、可変遅延714-Xは、X偏波成分のための制御信号をX位相変調器704-Xへと出力し、可変遅延714-Yは、Y偏波成分のための制御信号をY位相変調器704-Yへと出力して、偏波ダイバーシチを有するXPM補償された出力WDM光信号702を生成する。
図7Dを参照すると、偏波ダイバーシチを有するXPM補償器700-4の例示的な実施形態の選択された要素のブロック図が示される。図7Dでは、XPM補償器700-4は、概略的表現で示され、実寸通りではない。留意すべきことに、異なる実施形態では、XPM補償器700-4は、追加の又はより少ない要素により動作されても良い。
図7Dでは、入力WDM光信号710は偏波ダイバーシチを有し、したがって、光信号のX偏波成分及びY偏波成分が存在すると想定される。XPM補償器700-4は、入力WDM光信号710及び出力WDM光信号720を有するWDM光経路に沿って配置される光タップ202から位相変調器204まで延びる、前方帰還制御ループを含む。光タップ202で、入力WDM光信号710の一部は、前方帰還制御ループへ向けられ、一方で、残りの部分はPBS702へ向けられる。具体的に、図2Aに関して上述したように、DCM206は、光タップ202から光信号を受信し、特定量の分散を前方帰還制御ループに追加できる。フォトダイオード212、RF増幅器208、及びLPF213は、図2Aに関して上述したものと実質的に同様の方法で動作する。LPF213の後、電気信号は、X偏波成分及びY偏波成分に対して調整するために、可変遅延714-X及び可変遅延714-Yに供給される。図7Dに示す構成は、図7Aに示すような、h11=h12=h21=h22=0.5による可変結合器の使用と実質的に等価であって良い。次に、可変遅延714-Xは、X偏波成分のための制御信号を第1位相変調器204-1へと出力し、可変遅延714-Yは、Y偏波成分のための制御信号を第2位相変調器204-2へと出力する。第1位相変調器204-1は、X偏波成分をPBS702から受信し、一方で、第2位相変調器204-2は、Y偏波成分をPBS702から受信する。X偏波成分及びY偏波成分に対応する第1及び第2位相変調器204からの出力は、PBC724において結合されて、偏波ダイバーシチを有するXPM補償された出力WDM光信号720を生成する。
図8を参照すると、本願明細書で記載されるような、XPM補償の方法800の一実施形態の選択された要素のフローチャートが示される。種々の実施形態では、方法800は、例えばXPM補償例400、600に対応する、光ネットワークにおけるROADMノード内のXPM補償器200、700を用いて実行されて良い。留意すべきことに、方法800で記載される特定の動作は、異なる実施形態では任意であって良く或いは再配置されて良い。
方法800は、ステップ802で開始して良く、第1WSSへの入力として供給されるWDM光信号に含まれる隣接チャネルグループ間で切り換える。ステップ8024で、隣接チャネルグループのうちの第1グループは、DCMを含む第1XPM補償器において、第1WSSから受信される。ステップ806で、XPM補償された第1グループは、第2WSSにおいて受信される。
図9を参照すると、本願明細書で記載されるような、XPM補償の方法900の一実施形態の選択された要素のフローチャートが示される。種々の実施形態では、方法900は、例えばXPM補償例400、600の中の、光ネットワークにおけるROADMノード内のXPM補償器200、700を用いて実行されて良い。留意すべきことに、方法900で記載される特定の動作は、異なる実施形態では任意であって良く或いは再配置されて良い。
方法900は、ステップ902で開始して良く、前方帰還XPM調整ループを用いてXPM制御信号を生成する。前方帰還XPM調整ループは、第2WSSに続きWDM光信号を運ぶ光ファイバスパンの有効長の一部に対応する分散を追加するためにDCMを含む。ステップ902で、第1グループ及びXPM制御信号は、位相変調器へ送信されて、XPM補償済み第1グループを出力する。
本願明細書に開示されるように、マルチチャネル光XPM補償のための方法及びシステムは、光ネットワーク内の光経路の中の前方帰還制御ループの性能を向上するDCMを含み得る。さらに、種々のスペクトルオーバラップ方式が、ROADMノードにおけるように、XPM補償器を並列に用いてマルチチャネルWDM光信号と共に使用されて良い。偏波ダイバーシチも、DCMを含むXPM補償のためにサポートされて良い。
以上に開示した主題は、説明のためであり、限定ではないと考えられるべきである。また、添付の特許請求の範囲は、本開示の真の精神及び範囲に包含される全ての変更、拡張及び他の実施形態を包含することを意図している。したがって、法により認められる最大範囲まで、本開示の範囲は、特許請求の範囲及びその等価物の最も広い許容可能な解釈により決定されるべきであり、前述の詳細な説明により限定又は制限されるべきではない。
以上の実施形態に加えて、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 再構成可能な光アッド/ドロップマルチプレクサ(ROADM)であって、
第1波長選択スイッチ(WSS)であって、該第1WSSに入力として提供される波長分割多重化(WDM)光信号に含まれる隣接チャネルグループ間で切り換え、隣接チャネルグループは、前記WDM光信号により送信される光帯域を表す、第1WSSと、
前記第1WSSからの前記隣接チャネルグループのうちの第1グループを受信する第1相互位相変調(XPM)補償器であって、前記第1XPM補償器は、
XPM制御信号を生成する前方帰還XPM調整ループであって、前記前方帰還XPM調整ループは、前記ROADMに続き前記WDM光信号を運ぶ光ファイバスパンの有効長の一部に対応する分散を追加する分散補償モジュールを含む、前方帰還XPM調整ループと、
前記第1グループを受信し、前記XPM制御信号を受信し、及びXPM補償済み第1グループを出力する位相変調器と、
を含む第1XPM補償器と、
前記XPM補償済み第1グループを受信する第2WSSと、
を有するROADM。
(付記2) 前記第1XPM補償器に加えて、前記第1WSSから追加隣接チャネルグループをそれぞれ受信し、前記第2WSSへXPM補償済みグループを出力する、複数のXPM補償器、
を更に有する付記1に記載のROADM。
(付記3) 前記第2WSSは、前記XPM補償済みグループを受信し、送信のために前記WDM光信号に対応するチャネルを切り換える、付記1に記載のROADM。
(付記4) 前記第1XPM補償器は、XPMの第1サブグループを排他的に補償し、前記第1グループは、前記第1サブグループと、前記第1WSSにより前記第1XPM補償器に切り換えられた少なくとも1つの追加隣接チャネルと、を含む、付記1に記載のROADM。
(付記5) 前記第2WSSは、前記第1XPM補償器により受信された前記少なくとも1つの隣接チャネルをドロップする、付記4に記載のROADM。
(付記6) 前記第1XPM補償器は、
前記WDM光信号を受信する、前記前方帰還XPM調整ループへの第2入力と、
前記前方帰還XPM調整ループの中の前記WDM光信号から選択された隣接チャネルグループを通過させる、前記第2入力に適用される光帯域通過フィルタと、
を更に有する、付記1に記載のROADM。
(付記7) 前記第1XPM補償器は、偏波ダイバーシチを有するXPMのX偏波成分及びY偏波成分を補償することができ、前記第1XPM補償器は、
前記X偏波成分に対応する第1位相を補償する第1位相変調器と、
前記Y偏波成分に対応する第2位相を補償する第2位相変調器と、
を更に有する、付記1に記載のROADM。
(付記8) 光システムであって、
第1波長選択スイッチ(WSS)であって、該第1WSSに入力として提供される波長分割多重化(WDM)光信号に含まれる隣接チャネルグループ間で切り換え、隣接チャネルグループは、前記WDM光信号により送信される光帯域を表す、第1WSSと、
前記第1WSSからの前記隣接チャネルグループのうちの第1グループを受信する第1相互位相変調(XPM)補償器であって、前記第1XPM補償器は、
XPM制御信号を生成する前方帰還XPM調整ループであって、前記前方帰還XPM調整ループは、前記光システムに続き前記WDM光信号を運ぶ光ファイバスパンの有効長の一部に対応する分散を追加する分散補償モジュールを含む、前方帰還XPM調整ループと、
前記第1グループを受信し、前記XPM制御信号を受信し、及びXPM補償済み第1グループを出力する位相変調器と、
を含む第1XPM補償器と、
前記XPM補償済み第1グループを受信する第2WSSと、
を有する光システム。
(付記9) 前記第1XPM補償器に加えて、前記第1WSSから追加隣接チャネルグループをそれぞれ受信し、前記第2WSSへXPM補償済みグループを出力する、複数のXPM補償器、
を更に有する付記8に記載の光システム。
(付記10) 前記第2WSSは、前記XPM補償済みグループを受信し、送信のために前記WDM光信号に対応するチャネルを選択する、付記8に記載の光システム。
(付記11) 前記第1XPM補償器は、XPMの第1サブグループを排他的に補償し、前記第1グループは、前記第1サブグループと、前記第1WSSにより前記第1XPM補償器に切り換えられた少なくとも1つの追加隣接チャネルと、を含む、付記8に記載の光システム。
(付記12) 前記第2WSSは、前記第1XPM補償器により受信された前記少なくとも1つの隣接チャネルをドロップする、付記11に記載の光システム。
(付記13) 前記第1XPM補償器は、
前記WDM光信号を受信する、前記前方帰還XPM調整ループへの第2入力と、
前記前方帰還XPM調整ループの中の前記WDM光信号から選択された隣接チャネルグループを通過させる、前記第2入力に適用される光帯域通過フィルタと、
を更に有する、付記8に記載の光システム。
(付記14) 前記第1XPM補償器は、偏波ダイバーシチを有するXPMのX偏波成分及びY偏波成分を補償することができ、前記第1XPM補償器は、
前記X偏波成分に対応する第1位相を補償する第1位相変調器と、
前記Y偏波成分に対応する第2位相を補償する第2位相変調器と、
を更に有する、付記8に記載の光システム。
(付記15) 光信号の相互位相変調(XPM)補償の方法であって、前記方法は、
第1波長選択スイッチ(WSS)に入力として提供される波長分割多重化(WDM)光信号に含まれる隣接チャネルグループ間で切り換えるステップであって、隣接チャネルグループは、前記WDM光信号により送信される光帯域を表す、ステップと、
第1相互位相変調(XPM)補償器において、前記第1WSSからの前記隣接チャネルグループのうちの第1グループを受信するステップであって、前記第1XPM補償器は、さらに、
前方帰還XPM調整ループを用いてXPM制御信号を生成し、前記前方帰還XPM調整ループは、第2WSSに続き前記WDM光信号を運ぶ光ファイバスパンの有効長の一部に対応する分散を追加する分散補償モジュール(DCM)を含み、
前記第1グループ及び前記XPM制御信号を、XPM補償済み第1グループを出力する位相変調器へ送信する、
ことができる、ステップと、
前記第2WSSにおいて、前記XPM補償済み第1グループを受信するステップと、
を有する方法。
(付記16) 前記第1WSSから追加隣接チャネルグループを受信するステップと、
前記第1XPM補償器に加えて、対応する複数のXPM補償器へ、前記追加グループをそれぞれ送信するステップと、
前記XPM補償器から前記第2WSSへXPM補償済みグループを出力するステップであって、前記第2WSSは、前記XPM補償済みグループを受信し、送信のために前記WDM光信号に対応するチャネルを選択する、ステップと、
を更に有する付記15に記載の方法。
(付記17) 前記第1XPM補償器は、XPMの第1サブグループを排他的に補償し、前記第1グループは、前記第1サブグループと、前記第1WSSにより前記第1XPM補償器に切り換えられた少なくとも1つの追加隣接チャネルと、を含む、付記15に記載の方法。
(付記18) 前記第2WSSは、前記第1XPM補償器により受信された前記少なくとも1つの隣接チャネルをドロップする、付記15に記載の方法。
(付記19) 前記前方帰還XPM調整ループへの第2入力において、前記WDM光信号を受信するステップと、
前記前方帰還XPM調整ループの中の前記第2入力に適用される光帯域通過フィルタにより、前記WDM光信号から選択された隣接チャネルグループを通過させるステップと、
を更に有する付記15に記載の方法。
(付記20) 偏波ダイバーシチを有するXPMのX偏波成分及びY偏波成分を補償するステップであって、
第1位相変調器を用いて、前記X偏波成分に対応する第1位相を補償するステップと、
第2位相変調器を用いて、前記Y偏波成分に対応する第2位相を補償するステップと、
を含むステップ、を更に有する付記15に記載の方法。
200 XPM補償器
202 タップ
204 位相変調器
206 DCM
208 増幅器
210 入力光WDM信号
212 フォトダイオード
213 LPF
214 VD
216 OBPF
220 出力光WDM信号

Claims (20)

  1. 再構成可能な光アッド/ドロップマルチプレクサ(ROADM)であって、
    第1波長選択スイッチ(WSS)であって、該第1WSSに入力として提供される波長分割多重化(WDM)光信号に含まれる隣接チャネルグループ間で切り換え、隣接チャネルグループは、前記WDM光信号により送信される光帯域を表す、第1WSSと、
    前記第1WSSからの前記隣接チャネルグループのうちの第1グループを受信する第1相互位相変調(XPM)補償器であって、前記第1XPM補償器は、
    XPM制御信号を生成する前方帰還XPM調整ループであって、前記前方帰還XPM調整ループは、前記ROADMに続き前記WDM光信号を運ぶ光ファイバスパンの有効長の一部に対応する分散を追加する分散補償モジュールを含む、前方帰還XPM調整ループと、
    前記第1グループを受信し、前記XPM制御信号を受信し、前記XPM制御信号に基づき前記第1グループの位相を変調することにより生成したXPM補償済み第1グループを出力する位相変調器と、
    を含む第1XPM補償器と、
    前記XPM補償済み第1グループを受信する第2WSSと、
    を有するROADM。
  2. 前記第1XPM補償器に加えて、前記第1WSSから追加隣接チャネルグループをそれぞれ受信し、前記第2WSSへXPM補償済みグループを出力する、複数のXPM補償器、
    を更に有する請求項1に記載のROADM。
  3. 前記第2WSSは、前記XPM補償済みグループを受信し、送信のために前記WDM光信号に再結合する、請求項1に記載のROADM。
  4. 前記第1XPM補償器及び前記複数のXPM補償器により出力されたXPM補償済みグループのうち、オーバラップした波長チャネルを除去して前記第2WSSへ出力する光帯域通過フィルタを含む、請求項に記載のROADM。
  5. 前記第2WSSは、前記第1XPM補償器により受信された前記少なくとも1つの隣接チャネルをドロップする、請求項に記載のROADM。
  6. 前記第1XPM補償器は、
    前記WDM光信号を受信する、前記前方帰還XPM調整ループへの第2入力と、
    前記前方帰還XPM調整ループの中の前記WDM光信号から選択された隣接チャネルグループを通過させる、前記第2入力に適用される光帯域通過フィルタと、
    を更に有する、請求項1に記載のROADM。
  7. 前記第1XPM補償器は、偏波ダイバーシチを有するXPMのX偏波成分及びY偏波成分を補償することができ、前記第1XPM補償器は、
    前記X偏波成分に対応する第1位相を補償する第1位相変調器と、
    前記Y偏波成分に対応する第2位相を補償する第2位相変調器と、
    を更に有する、請求項1に記載のROADM。
  8. 光システムであって、
    第1波長選択スイッチ(WSS)であって、該第1WSSに入力として提供される波長分割多重化(WDM)光信号に含まれる隣接チャネルグループ間で切り換え、隣接チャネルグループは、前記WDM光信号により送信される光帯域を表す、第1WSSと、
    前記第1WSSからの前記隣接チャネルグループのうちの第1グループを受信する第1相互位相変調(XPM)補償器であって、前記第1XPM補償器は、
    XPM制御信号を生成する前方帰還XPM調整ループであって、前記前方帰還XPM調整ループは、前記光システムに続き前記WDM光信号を運ぶ光ファイバスパンの有効長の一部に対応する分散を追加する分散補償モジュールを含む、前方帰還XPM調整ループと、
    前記第1グループを受信し、前記XPM制御信号を受信し、前記XPM制御信号に基づき前記第1グループの位相を変調することにより生成したXPM補償済み第1グループを出力する位相変調器と、
    を含む第1XPM補償器と、
    前記XPM補償済み第1グループを受信する第2WSSと、
    を有する光システム。
  9. 前記第1XPM補償器に加えて、前記第1WSSから追加隣接チャネルグループをそれぞれ受信し、前記第2WSSへXPM補償済みグループを出力する、複数のXPM補償器、
    を更に有する請求項8に記載の光システム。
  10. 前記第2WSSは、前記XPM補償済みグループを受信し、送信のために前記WDM光信号に再結合する、請求項8に記載の光システム。
  11. 前記第1XPM補償器及び前記複数のXPM補償器により出力されたXPM補償済みグループのうち、オーバラップした波長チャネルを除去して前記第2WSSへ出力する光帯域通過フィルタを含む、請求項に記載の光システム。
  12. 前記第2WSSは、前記第1XPM補償器により受信された前記少なくとも1つの隣接チャネルをドロップする、請求項に記載の光システム。
  13. 前記第1XPM補償器は、
    前記WDM光信号を受信する、前記前方帰還XPM調整ループへの第2入力と、
    前記前方帰還XPM調整ループの中の前記WDM光信号から選択された隣接チャネルグループを通過させる、前記第2入力に適用される光帯域通過フィルタと、
    を更に有する、請求項8に記載の光システム。
  14. 前記第1XPM補償器は、偏波ダイバーシチを有するXPMのX偏波成分及びY偏波成分を補償することができ、前記第1XPM補償器は、
    前記X偏波成分に対応する第1位相を補償する第1位相変調器と、
    前記Y偏波成分に対応する第2位相を補償する第2位相変調器と、
    を更に有する、請求項8に記載の光システム。
  15. 光信号の相互位相変調(XPM)補償の方法であって、前記方法は、
    第1波長選択スイッチ(WSS)に入力として提供される波長分割多重化(WDM)光信号に含まれる隣接チャネルグループ間で切り換えるステップであって、隣接チャネルグループは、前記WDM光信号により送信される光帯域を表す、ステップと、
    第1相互位相変調(XPM)補償器において、前記第1WSSからの前記隣接チャネルグループのうちの第1グループを受信するステップであって、前記第1XPM補償器は、さらに、
    前方帰還XPM調整ループを用いてXPM制御信号を生成し、前記前方帰還XPM調整ループは、第2WSSに続き前記WDM光信号を運ぶ光ファイバスパンの有効長の一部に対応する分散を追加する分散補償モジュール(DCM)を含み、
    前記XPM制御信号に基づき前記第1グループの位相を変調することにより生成したXPM補償済み第1グループを出力する位相変調器へ送信する、
    ことができる、ステップと、
    前記第2WSSにおいて、前記XPM補償済み第1グループを受信するステップと、
    を有する方法。
  16. 前記第1WSSから追加隣接チャネルグループを受信するステップと、
    前記第1XPM補償器に加えて、対応する複数のXPM補償器へ、前記追加隣接チャネルグループをそれぞれ送信するステップと、
    前記XPM補償器から前記第2WSSへXPM補償済みグループを出力するステップであって、前記第2WSSは、前記XPM補償済みグループを受信し、送信のために前記WDM光信号に再結合する、ステップと、
    を更に有する請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1XPM補償器及び前記複数のXPM補償器により出力されたXPM補償済みグループのうち、オーバラップした波長チャネルを除去して前記第2WSSへ出力する光帯域通過フィルタを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第2WSSは、前記第1XPM補償器により受信された前記少なくとも1つの隣接チャネルをドロップする、請求項15に記載の方法。
  19. 前記前方帰還XPM調整ループへの第2入力において、前記WDM光信号を受信するステップと、
    前記前方帰還XPM調整ループの中の前記第2入力に適用される光帯域通過フィルタにより、前記WDM光信号から選択された隣接チャネルグループを通過させるステップと、
    を更に有する請求項15に記載の方法。
  20. 偏波ダイバーシチを有するXPMのX偏波成分及びY偏波成分を補償するステップであって、
    第1位相変調器を用いて、前記X偏波成分に対応する第1位相を補償するステップと、
    第2位相変調器を用いて、前記Y偏波成分に対応する第2位相を補償するステップと、
    を含むステップ、を更に有する請求項15に記載の方法。
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