JP7047293B2 - リリーフ弁の開弁判定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料噴射システムのリリーフ弁が開状態であることを判定する装置に関する。
特許文献1には、燃料を高圧化して吐出する燃料ポンプと、燃料ポンプから吐出される高圧燃料を蓄える蓄圧容器と、蓄圧容器内の高圧燃料を噴射する燃料噴射弁と、を備える燃料噴射システムが開示されている。
燃料噴射システムでは、燃料ポンプと蓄圧容器との間に、燃圧が所定値よりも高圧となる場合に開弁するリリーフ弁が設けられている。蓄圧容器の圧力が所定値より高くなる異常状態では、リリーフ弁が開弁することで蓄圧容器を減圧する。
特許第3610894号公報
燃料ポンプが故障することで、燃料ポンプの吐出量が最大吐出量となるフル吐出異常が生じる場合がある。フル吐出異常は、例えば、燃料ポンプの吐出量を制御する調量弁の故障により生じる。フル吐出異常が生じると、蓄圧容器内の燃圧が所定値よりも大きくなることで、リリーフ弁が開弁状態となる。
ここで、蓄圧容器内の燃圧を検出する圧力センサを設けておき、リリーフ弁が開弁している状態である開弁状態を圧力センサの検出値により判定することが考えられる。しかし、リリーフ弁が開弁することで、蓄圧容器内の燃圧が低下する。そのため、圧力センサの検出値によりリリーフ弁の開弁状態を判定すると、リリーフ弁が開弁状態であっても、リリーフ弁が閉弁していると誤判定してしまうおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、リリーフ弁が開弁していることを適正に判定することができるリリーフ弁の開弁判定装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るリリーフ弁の開弁判定装置では、内燃機関の駆動軸の回転により駆動され、燃料を高圧化して吐出する燃料ポンプと、前記燃料ポンプから吐出される高圧燃料を蓄える蓄圧容器と、前記蓄圧容器内の高圧燃料を噴射する燃料噴射弁と、前記蓄圧容器内の燃圧を検出する圧力センサと、前記蓄圧容器、又は前記燃料ポンプから前記蓄圧容器までの高圧配管に設けられ内部の燃圧が異常高圧になることに伴い開弁するリリーフ弁とを備え、前記リリーフ弁は、所定の開弁圧まで燃圧が上昇することで開弁し、その開弁状態で前記開弁圧よりも低圧側の所定の閉弁圧まで燃圧が低下することで閉弁するものである燃料噴射システムに適用される。開弁判定装置は、前記圧力センサにより検出された検出圧が前記開弁圧まで上昇したことを判定する燃圧判定部と、前記検出圧が前記開弁圧まで上昇したと判定された場合において、その検出圧が上昇から低下に転じた後の圧力低下の傾き又はその相関値を示す圧力低下パラメータを取得する取得部と、前記取得部により取得された前記圧力低下パラメータと所定の比較値とを比較し、その結果に基づいて、前記リリーフ弁が開弁状態にあることを判定する開弁判定部と、を備える。
リリーフ弁の開弁に伴う蓄圧容器の圧力低下量は、燃料噴射弁の燃料噴射に伴う圧力低下量よりも大きく、リリーフ弁の開弁状態では、閉弁状態よりも燃圧の低下速度が大きくなる。この点、上記構成では、検出圧が開弁圧まで上昇したと判定された場合において、その検出圧が上昇から低下に転じた後の圧力低下の傾き又はその相関値を示す圧力低下パラメータを取得する。そして、取得した圧力低下パラメータと所定の比較値とを比較し、その結果に基づいて、リリーフ弁が開弁状態にあることを判定することとした。そのため、圧力低下パラメータと比較値との比較によりリリーフ弁の開弁状態と閉弁状態とを明確に区別することができ、リリーフ弁が開弁していることを適正に判定することができる。
燃料供給システムの構成図。 デリバリパイプ内の燃圧変化を説明するタイミングチャート。 開弁判定処理を説明するフローチャート。 第1燃圧FP1と第2燃圧FP2とを説明する図。 各諸条件と基本値、及び各補正値との関係性を説明する図。 ステップS14の処理を詳細に示すフローチャート。 第2実施形態に係る開弁判定処理の原理を説明する図。 第2実施形態に係る開弁判定処理を説明するフローチャート。 ステップS41の処理を詳細に示すフローチャート。 減圧量の算出を説明する図。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係るリリーフ弁の開弁判定装置が適用される燃料噴射システムについて、図面を参照しつつ説明する。図1では、燃料噴射システム10は、4気筒のエンジン100(内燃機関に相当)に適用されている。
シリンダブロック110の各気筒には駆動軸12に連結されたピストンが収容されている。また、各気筒は、吸気ポートを通じて流入空気が流れる吸気配管に接続されており、排気ポートを通じて排気ガスが排気される排気配管に接続されている。
本実施形態では、エンジン100は筒内噴射型(直噴型)であるため、気筒毎に燃料を噴射するインジェクタ62が設けられている、また、エンジン100のシリンダヘッドには、気筒ごとに点火プラグが取り付けられており、点火プラグの火花放電によって筒内の混合気に着火される。
駆動軸12の外周側には、駆動軸12が所定クランク角で回転するごとにパルス信号を出力する回転角センサ13が取り付けられている。回転角センサ13からのクランク角信号に基づいてクランク角やエンジン回転速度Neが検出される。
燃料噴射システム10は、インジェクタ62に加えて、燃料タンク18と、高圧ポンプ30と、デリバリパイプ60と、ECU90とを備えている。高圧ポンプ30が燃料ポンプに相当し、デリバリパイプ60が蓄圧容器に相当し、インジェクタ62が燃料噴射弁に相当する。
燃料タンク18の内部には、燃料を吸入し、加圧した後に吐出する低圧ポンプ20が設けられている。低圧ポンプ20の出口は低圧側配管22に連通している。低圧ポンプ20により吐出される燃料の圧力は、レギュレータ等により調節されている。また、燃料タンク18の内部には、燃料温度を検出するための燃料温度センサ16が設けられている。また、燃料タンク18の内部には、燃料性状であるアルコール濃度を検出するためのアルコール濃度センサ17が設けられている。燃料温度センサ16及びアルコール濃度センサ17は、ECU90に接続されており、検出値をECU90に出力する。
高圧ポンプ30は、低圧側配管22から供給される燃料を高圧化して、高圧側配管44に吐出する。高圧ポンプ30のシリンダボディ32には、低圧室40及び加圧室42が形成されている。低圧室40は、低圧側配管22に連通しており、低圧側配管22を通じて供給される燃料を蓄える。低圧室40と加圧室42とが連通する通路には調量弁36が設けられている。調量弁36は、ECU90に接続されており、ECU90からの制御信号により低圧室40から加圧室42への燃料の供給量が制御される。
加圧室42には、往復動作により加圧室42内の圧力を変化させるプランジャ34が設けられている。プランジャ34における加圧室42と反対側の端は、カム14に連結されている。カム14はエンジン100の駆動軸12に連結されており、エンジン回転速度Neに応じて、カム14の回転速度が変化する。プランジャ34は、カム14の回転により上死点と下死点との間で往復動する。
加圧室42には、加圧室42内で加圧された燃料を吐出する吐出弁38が設けられている。吐出弁38の吐出口は、デリバリパイプ60に繋がる高圧側配管44に連通している。吐出弁38は、加圧室42から高圧側配管44へ燃料を流通させる逆止弁であり、加圧室42内の燃圧が所定の吐出圧以上になると開弁状態となる。
調量弁36が開弁状態となり、かつプランジャ34が上死点から下死点に向かって下降することにより、低圧室40内の燃料が加圧室42へ吸入される。調量弁36が開弁状態であり、プランジャ34が下死点から上死点に向かって上昇することで、加圧室42内の燃料が調量弁36を介して低圧室40へ戻される。そして、調量弁36が閉弁状態となり、プランジャ34の上昇が継続することで、加圧室42内の燃料が加圧される。加圧室42の燃圧が吐出圧以上となることで、吐出弁38による燃料の吐出が行われる。
高圧側配管44と連通するデリバリパイプ60は、高圧ポンプ30により吐出された燃料を加圧状態で蓄える。デリバリパイプ60には、燃料を噴射するインジェクタ62が連通している。
また、高圧側配管44には、デリバリパイプ60内の燃料を減圧するリリーフ弁80が設けられている。リリーフ弁80は、所定の開弁圧まで燃圧が上昇することで開弁し、その開弁状態で開弁圧よりも低圧側の所定の閉弁圧まで燃圧が低下することで閉弁する。
リリーフ弁80の入口側は高圧側配管44と連通し、出口側は戻り配管45を通じて低圧室40と連通している。リリーフ弁80が開弁状態となることで、高圧側配管44内の燃料がリリーフ弁80を通じて低圧室40へ戻り、デリバリパイプ60が減圧する。リリーフ弁80を開弁状態にする開弁圧は、例えば、デリバリパイプ60が劣化する前の耐圧(レール耐圧)よりも低くなるよう定められている。
デリバリパイプ60には、デリバリパイプ60内の燃圧を検出する圧力センサ82が設けられている。圧力センサ82は、ECU90に接続されており、検出した燃圧(以下、検出圧Pmという)をECU90に出力する。なお、圧力センサ82は、高圧側配管44内の燃圧や、インジェクタ62内の燃圧を検出するものであってもよい。
ECU90は、CPU、ROM、RAM、駆動回路、入出力インターフェース等を備えるマイクロコンピュータである。ECU90は、燃圧の目標値である目標燃圧と圧力センサ82により検出された検出圧との偏差に基づいて、高圧ポンプ30の吐出量をフィードバック制御する。具体的には、目標燃圧に応じて、高圧ポンプ30が備える調量弁36の開弁期間を制御することにより、吐出弁38の吐出量を制御する。
上記構成の燃料噴射システム10において、デリバリパイプ60内の燃圧がリリーフ弁80を開弁させる異常高圧(開弁圧)まで上昇した場合に、リリーフ弁80が開弁することで、デリバリパイプ60が減圧する。図2は、デリバリパイプ60内の燃圧変化を説明するタイミングチャートである。
時刻t1以前では、高圧ポンプ30が故障しておらず、デリバリパイプ60の燃圧が目標燃圧Tfに近い値となるよう高圧ポンプ30の吐出量が制御されている。時刻t1の直前において高圧ポンプ30が故障することで、高圧ポンプ30が最大吐出量で吐出を行うフル吐出異常となったとする。高圧ポンプ30からの1回の吐出量が、インジェクタ62の1回の噴射量を上回っており、高圧ポンプ30による吐出毎にデリバリパイプ60内の燃圧が上昇している。
時刻t2において、燃圧がリリーフ弁80の開弁圧P1に到達し、リリーフ弁80が開弁状態となっている。リリーフ弁80が開弁状態となることで、高圧側配管44の燃料が戻り配管45を通じて低圧室40に戻り、時刻t3において、デリバリパイプ60の燃圧低下が起こる。
リリーフ弁80は、燃圧が開弁圧P1よりも低い閉弁圧となるまで開弁状態を維持するため、リリーフ弁80が開弁した後は、デリバリパイプ60内の燃圧低下が継続する。そのため、デリバリパイプ60内の燃圧が開弁圧P1よりも低い値となる。さらに、図2では、例えば、時刻t4における燃圧が、フィードバック制御による目標燃圧Tf付近まで低下している。デリバリパイプ60内の燃圧が目標燃圧Tf付近まで低下している場合、リリーフ弁80が閉弁しており、かつ燃圧が目標燃圧Tfに近づくようにインジェクタ62による燃料噴射がフィードバック制御されている場合も想定される。そのため、検出圧Pmからでは、リリーフ弁80が開弁状態であるか閉弁状態であるかを区別することがむずかしい。
ここで、リリーフ弁80が開弁することに伴うデリバリパイプ60の減圧量は、インジェクタ62の燃料噴射に伴う減圧量よりも大きく、リリーフ弁80の開弁状態では、閉弁状態よりも燃圧の低下速度が大きくなる。そのため、本実施形態では、デリバリパイプ60内の燃圧が異常高圧まで達した後に、燃圧が上昇から低下に転じた後の圧力低下の傾き又はその相関値を示す圧力低下パラメータを取得する。そして、取得した圧力低下パラメータと所定の比較値とを比較し、その結果に基づいて、リリーフ弁80が開弁状態にあることを判定することとした。
圧力低下パラメータは、デリバリパイプ60内の燃圧の低下速度を判断できるものであればよく、本実施形態では、燃圧が所定圧まで低下するのに要する時間を用いている。
次に、ECU90により実施される、リリーフ弁80の開弁判定処理を、図3を用いて説明する。図3に示す開弁判定処理は、ECU90により所定周期で繰り返し実行される。
ステップS10では、検出圧Pmを取得する。
ステップS11では、検出圧Pmが開弁圧P1まで上昇したことを示す圧力上昇履歴があるか否かを判定する。圧力上昇履歴は、検出圧Pmが開弁圧まで上昇したことに伴い設定されるものである。圧力上昇履歴がある場合、ステップS12に進む。一方、圧力上昇履歴がない場合、図3の処理を一旦終了する。ステップS11が燃圧判定部に相当する。
ステップS12では、検出圧Pmが上昇から低下に転じているか否かを判定する。具体的には、検出圧Pmが第1燃圧FP1以下となっていれば、検出圧Pmが上昇から低下に転じていると判定する。図4に示すように、第1燃圧FP1は、開弁圧P1よりも低い値である。ステップS12において肯定判定した場合、ステップS13に進む。一方、ステップS12において否定判定した場合、検出圧Pmが上昇から低下に転じていないため、図3の処理を一旦終了する。
ステップS13では、検出圧Pmが第1燃圧FP1から第2燃圧FP2まで低下するのに要する時間を計測するための実測時間CNTを増加させる。図4に示すように、第2燃圧FP2は第1燃圧FP1よりも低い値である。例えば、第2燃圧FP2は、リリーフ弁80の開弁状態が継続することで、デリバリパイプ60内の燃圧が収束する場合の燃圧よりも高い値に定められている。以下では、デリバリパイプ60内の燃圧が第1燃圧FP1から第2燃圧FP2まで低下するまでの期間を圧力低下期間と記載する。ステップS12,S13が取得部に相当する。
図3のステップS14では、実測時間CNTを比較するための比較値として第1判定値TH1を設定する。第1判定値TH1は、リリーフ弁80が閉弁状態にあると想定した場合において、検出圧Pmが第1燃圧FP1から第2燃圧FP2まで低下するのに要する時間に基づいて定められるとよい。
本実施形態では、リリーフ弁80が閉弁状態である場合の燃圧の低下速度に影響を与える諸条件に基づいて、第1判定値TH1を設定している。本実施形態では、各諸条件として、回転角センサ13により検出されるエンジン回転速度Neと、インジェクタ62の1回の燃料噴射量Qと、燃料温度センサ16により検出された燃料温度Tempと、検出圧Pmと、燃料に含まれるアルコール濃度ALCを示す燃料性状とを用いている。
燃圧の低下速度に対する影響は、エンジン回転速度Ne及び燃料噴射量Qが、検出圧Pm、燃料温度Temp及びアルコール濃度よりも高くなる。そのため、本実施形態では、エンジン回転速度Ne及び燃料噴射量Qから基本値Tbを設定し、この基本値Tbを燃料温度Temp、検出圧Pm、及びアルコール濃度ALCに基づいて設定する補正値(Ct,Cp,Cf)により補正することで、第1判定値TH1を算出している。
図5は、各諸条件と基本値Tb、及び各補正値Ct,Cp,Cfとの関係性を説明する図である。図5(a)は、横軸をエンジン回転速度Neとし、縦軸を基本値Tbとするグラフである。図5(b)は、横軸を燃料噴射量Qとし、縦軸を基本値Tbとするグラフである。図5(c)は、横軸を燃料温度Tempとし、縦軸を温度補正値Ctとするグラフである。図5(d)は、横軸を検出圧Pmとし、縦軸を燃圧補正値Cpとするグラフである。図5(e)は、横軸をアルコール濃度ALCとし、縦軸を性状補正値Cfとするグラフである。
図6は、ステップS14の処理を詳細に示すフローチャートである。ステップS31では、エンジン回転速度Ne及び燃料噴射量Qに基づいて、第1判定値TH1の基本値Tbを設定する。エンジン回転速度Neが大きいほど、インジェクタ62による所定期間での燃料噴射量の頻度が高くなり、燃圧が低下し易くなる。そのため、図5(a)に示すように、エンジン回転速度Neが高いほど、基本値Tbを小さな値に設定する。また、燃料噴射量Qが大きいほど、1回の燃料噴射に伴う燃圧低下量が大きくなるため、燃圧が低下し易くなる。そのため、図5(b)に示すように、燃料噴射量Qが大きくなるほど、基本値Tbを小さい値に設定する。
ステップS32では、燃料温度Tempに応じた温度補正値Ctを設定する。燃料温度Tempが低いほど、燃料の体積弾性係数が高くなり、燃圧が低下し易くなる。そのため、図5(c)に示すように、燃料温度Tempが低くなるほど、温度補正値Ctを小さい値に設定する。
ステップS33では、検出圧Pmに応じた燃圧補正値Cpを設定する。検出圧Pmが高い場合、低い場合と比べて検出圧Pmの変化が生じやすく、燃圧が低下し易くなる。そのため、図5(d)に示すように、検出圧Pmが高いほど、燃圧補正値Cpを小さい値に設定する。
ステップS34では、アルコール濃度ALCに応じた性状補正値Cfを設定する。燃料に含まれるアルコール濃度ALCが高くなるほど、燃料の体積弾性係数が高くなり、燃圧が低下し易くなる。そのため、図5(e)に示すように、アルコール濃度ALCが高くなるほど、性状補正値Cfを小さい値に設定する。
ステップS35では、ステップS31~S34で設定した各値から第1判定値TH1を算出する。本実施形態では、下記式(1)に基づいて、第1判定値TH1を算出する。
TH1=Tb×Ct×Cp×Cf … (1)
ステップS35の処理が終了すると、図3のステップS15に進む。
ステップS15では、検出圧Pmが第2燃圧FP2まで低下しているか否かを判定する。検出圧Pmが第2燃圧FP2まで低下していないと判定した場合、図3の処理を一旦終了する。この場合、次回実施されるステップS13の処理において、実測時間CNTが増加される。そのため、検出圧Pmが第2燃圧FP2以上となる期間では、実測時間CNTの増加が継続される。一方、検出圧Pmが第2燃圧FP2まで低下していることを判定した場合、燃圧低下期間が終了したとして、ステップS16に進む。
ステップS16では、実測時間CNTと、ステップS14で算出した第1判定値TH1とを比較する。実測時間CNTが第1判定値TH1よりも小さいと判定すると、ステップS17に進む。一方、実測時間CNTが第1判定値TH1以上であると判定すると、ステップS18に進む。
ステップS17に進む場合、検出圧Pmが第1燃圧FP1から第2燃圧FP2まで低下するのに要した実測時間CNTが、リリーフ弁80が閉弁状態であると想定する場合の燃圧の低下時間(TH1)よりも短い。そのため、燃圧の低下速度が、リリーフ弁80の閉弁状態での低下速度よりも大きく、リリーフ弁80が開弁状態であると判定する。
ステップS18に進む場合、検出圧Pmが第1燃圧FP1から第2燃圧FP2まで低下するのに要した実測時間CNTが、リリーフ弁80が閉弁状態であると想定する場合の燃圧の低下時間(TH1)よりも長い。そのため、燃圧の低下速度が、リリーフ弁80の閉弁状態での低下速度よりも小さく、リリーフ弁80が閉弁状態であると判定する。ステップS16~S18が開弁判定部に相当する。
ステップS17又はS18の処理を終了すると、図3の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態では、以下の効果を奏する。
・ECU90は、検出圧Pmが開弁圧P1まで上昇したと判定した場合において、その検出圧Pmが上昇から低下に転じた後の燃圧低下期間の実測時間CNTを取得する。そして、取得した実測時間CNTと第1判定値TH1とを比較し、その結果に基づいて、リリーフ弁80が開弁状態にあることを判定することとした。そのため、デリバリパイプ60内の圧力低下速度を示す実測時間CNTと第1判定値TH1との比較によりリリーフ弁80の開弁状態と閉弁状態とを明確に区別することができ、リリーフ弁80が開弁していることを適正に判定することができる。
・ECU90は、エンジン回転速度Neに基づいて、第1判定値TH1を設定することとした。この場合、エンジン回転速度Neを加味した第1判定値TH1により圧力低下パラメータの比較を行うことができるため、リリーフ弁80の開弁状態の判定精度を高めることができる。
・ECU90は、インジェクタ62の燃料噴射量に基づいて、第1判定値TH1を設定することとした。この場合、インジェクタ62の燃料噴射量を加味した第1判定値TH1により圧力低下パラメータの比較を行うことができるため、リリーフ弁80の開弁状態の判定精度を高めることができる。
・ECU90は、デリバリパイプ60内の燃料温度に基づいて、第1判定値TH1を設定することとした。この場合、デリバリパイプ60内の燃料温度を加味した第1判定値TH1により圧力低下パラメータの比較を行うことができるため、リリーフ弁80の開弁判定の判定精度を高めることができる。
・ECU90は、検出圧Pmに基づいて、第1判定値TH1を設定することとした。この場合、検出圧Pmを加味した第1判定値TH1により圧力低下パラメータの比較を行うことができるため、リリーフ弁80の開弁判定の判定精度を高めることができる。
・ECU90は、燃料に含まれるアルコール濃度に基づいて、第1判定値TH1を設定することとした。この場合、燃料の性状を加味した第1判定値TH1により圧力低下パラメータの比較を行うことができるため、リリーフ弁80の開弁判定の判定精度を高めることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。なお、同一の符号を付した箇所は同一の箇所を示し、その説明は繰り返さない。
第2実施形態では、リリーフ弁80の開弁判定に用いる圧力低下パラメータを、第1実施形態と異ならせている。図7は、第2実施形態に係るリリーフ弁80の開弁判定の原理を説明する図であり、横軸を時間とし、縦軸を燃圧とする図である。図7では、リリーフ弁80の開弁状態と閉弁状態とにおける燃圧の挙動をそれぞれ示している。なお、閉弁状態では、燃圧が第1燃圧FP1から第2燃圧FP2まで低下する期間のみを示している。
本実施形態では、圧力低下パラメータとして、燃圧が上昇から低下に転じた後の圧力低下期間における燃圧低下量を用いている。
本実施形態では、リリーフ弁80が閉弁していると想定した場合での圧力低下期間における燃圧の推定挙動に基づいて、デリバリパイプ60内の燃圧低下量の比較値を算出し、この比較値を用いてリリーフ弁80の開弁判定を行う。
リリーフ弁80が閉弁しており、かつ高圧ポンプ30とインジェクタ62とが共に動作している状態では、燃圧挙動として、インジェクタ62の燃料噴射に伴う燃圧低下と、高圧ポンプ30の燃料吐出に伴う燃圧上昇とが共に生じる。これに対して、高圧ポンプ30の停止している状態では、高圧ポンプ30が駆動している状態と比べて燃圧低下速度が大きいものとなる。そこで、リリーフ弁80が開弁しており、かつ高圧ポンプ30が停止している状態での燃圧の低下挙動を用いてリリーフ弁80の開弁判定を行えば、リリーフ弁80の開弁状態と閉弁状態とを明確に区別することができる。
図8は、第2実施形態に係る、リリーフ弁の開弁判定を説明するフローチャートである。図8に示す処理は、ECU90により所定周期で繰り返し実施される。
ステップS12において、検出圧Pmが第1燃圧FP1以下であることを判定すると、ステップS41に進む。
ステップS41では、リリーフ弁80が閉弁していると想定した場合でのデリバリパイプ60内の推定燃圧PEを算出する。推定燃圧PEは、リリーフ弁80が閉弁していると想定される場合において、燃圧低下期間における、所定時間毎の燃圧の推定値である。本実施形態では、高圧ポンプ30による燃料吐出が停止され、かつインジェクタ62による燃料噴射が実施される状況下での推定挙動から、推定燃圧PEを算出する。ステップS41が推定挙動算出部に相当する。
図9は、ステップS41の推定燃圧PEの算出処理を詳細に示すフローチャートである。
ステップS51では、ステップS12での肯定判定後における推定燃圧PEの算出が初回であるか否かを判定する。
推定燃圧PEの算出が初回であれば、ステップS52では、現在のデリバリパイプ60内の燃圧を示す検出圧Pmを推定燃圧PEに設定する。そして、図9の処理を終了する。
一方、ステップS51において、推定燃圧の算出が初回でなければ、ステップS53に進む。ステップS53では、インジェクタ62の燃料噴射に伴うデリバリパイプ60内の減圧量ΔPを設定する。減圧量ΔPは、インジェクタ62による1回の燃料噴射により、デリバリパイプ60内の燃圧が低下する量である。本実施形態では、減圧量ΔPを以下の式(2)により算出している。
ΔP=Tq×K×A/V … (2)
上記式(2)において、TqはPEの算出周期でのインジェクタ62の燃料噴射量による燃料消費量である。また、Kは燃料の体積弾性係数であり、Aは調整値であり、Vは高圧側配管44及びデリバリパイプ60の合計容積である。なお、デリバリパイプ60の容積と比較して高圧側配管44の容積を無視できる場合は、デリバリパイプ60の容積をVとしてもよい。
図10は、減圧量ΔPの算出に用いられる各値Tq,Kを説明する図である。図10(a)は、横軸をエンジン回転速度Neとし、縦軸を燃料消費量Tqとするグラフである。図10(b)は、横軸をインジェクタ62の燃料噴射量Qとし、縦軸を燃料消費量Tqとするグラフである。図10(c)は、横軸を燃料温度Tempとし、縦軸を体積弾性係数Kとするグラフである。図10(d)は、横軸をアルコール濃度ALCとし、縦軸を体積弾性係数Kとするグラフである。
図10(a)に示すように、エンジン回転速度Neが大きくなるほど、PEの算出周期での燃料噴射の頻度が高くなるため燃料消費量Tqを大きな値に設定する。また、図10(b)に示すように、燃料噴射量Qが大きいほど、燃料消費量Tqを大きな値に設定する。
図10(c)に示すように、燃料温度Tempが低いほど、体積弾性係数Kを高い値に設定する。図10(d)に示すように、燃料に含まれるアルコール濃度ALCが高いほど、燃料の体積弾性係数Kを高い値に設定する。
ステップS54では、推定燃圧PEの前回値から、ステップS53で算出した減圧量ΔPを引いた値を推定燃圧PEの今回値として設定する。なお、前回値は、ステップS41の処理を前回実施した場合において、ステップS52又はS54で算出した推定燃圧PEを示す。そのため、ステップS41の処理が繰り返される毎に、リリーフ弁80が閉弁していると想定される場合のデリバリパイプ60内の燃圧の推定挙動に応じた推定燃圧PEが算出されていく。ステップS54の処理が終了すると、図8のステップS42に進む。
ステップS42では、ステップS10で取得した検出圧Pmと、ステップS41で算出した推定燃圧PEとのいずれかが第2燃圧FP2まで低下しているか否かを判定する。検出圧Pmと推定燃圧PEとのいずれも第2燃圧FP2まで低下していない場合、図8の処理を一旦終了する。
検出圧Pmと推定燃圧PEとのいずれかが第2燃圧FP2まで低下している場合、ステップS43に進む。ステップS43では、推定燃圧PEから検出圧Pmを引いた燃圧差DPを、第2判定値TH2を用いて判定する。
燃圧差DPが第2判定値TH2未満の場合、ステップS18に進む。ステップS18に進む場合、現在の検出圧Pmと、リリーフ弁80が閉弁状態である場合の推定燃圧PEとの差が小さく、リリーフ弁80が閉弁状態であると判定する。
燃圧差DPが第2判定値TH2以上の場合、ステップS17に進む。ステップS17に進む場合、現在の検出圧Pmと、リリーフ弁80が閉弁状態である場合の推定燃圧PEとの差が大きく、リリーフ弁80が開弁状態であると判定する。ステップS17又はS18の処理が終了すると、図8の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態では、以下の効果を奏する。
・ECU90は、リリーフ弁80が閉弁している状態で、燃料吐出が停止されており、かつ燃料噴射が実施されると想定した場合におけるデリバリパイプ60内の燃圧の推定挙動を算出する。そして、算出した燃圧の推定挙動に基づいて推定燃圧PEを設定する。この場合、リリーフ弁80の閉弁状態において、燃圧低下速度が大きいと想定される状況下での推定燃圧PEにより圧力低下パラメータを比較することができ、リリーフ弁80の開弁に伴う燃圧低下と燃料噴射に伴う燃圧低下とを明確に区別することができる。
・ECU90は、エンジン回転速度及びインジェクタ62の燃料噴射量の少なくともいずれかに基づいて、推定挙動を算出する。この場合、リリーフ弁80の閉弁状態での推定挙動を、エンジン回転速度及び燃料噴射量に応じて適正に推定することができる。
(その他の実施形態)
・ECU90は、圧力低下パラメータとして、燃圧低下期間におけるデリバリパイプ60内の圧力低下の傾きを取得するものであってもよい。この場合、図3のステップS13において、ECU90は、第1燃圧から第2燃圧を引いた値を、実測時間で割ることで、圧力低下の傾きを算出すればよい。これ以外にも、燃圧低下量を、低下に要した時間で割ることで、圧力低下の傾きを算出してもよい。
・第1判定値TH1の算出方法として、エンジン回転速度Ne、及び燃料噴射量Qのいずれかを用いるものであってもよい。この場合、ステップS14において、エンジン回転速度Ne及び燃料噴射量Qの両値、又はいずれかを用いて、第1判定値TH1を算出すればよい。
・リリーフ弁80が閉弁していると想定した場合での圧力低下期間における燃圧の推定挙動に基づいて、デリバリパイプ60内の燃圧が所定圧まで低下するのに要する推定時間を、比較値として算出してもよい。また、リリーフ弁80が閉弁していると想定した場合での圧力低下期間における燃圧の推定挙動に基づいて、デリバリパイプ60内の燃圧低下量の傾きを、比較値として算出してもよい。
・ステップS10での検出圧の取得において、高圧ポンプ30の燃料吐出に伴う脈動やノイズ除去を抑制することを目的として、なまし処理を実施してもよい。この場合、なまし度合が強くなるほど、なまし後の検出圧は実際の燃圧変化に遅れて変化するため、なまし後の検出圧のピークは実際の燃圧のピークよりも低くなる。ここで、エンジン回転速度が大きくなるほど、燃圧の上昇速度及び下降速度が高くなる。このため、エンジン回転速度が大きくなるほど、なまし後の検出圧と実際の燃圧の相違が大きくなる。そこで、ステップS10において、検出圧になまし処理を実施する場合には、エンジン回転速度が高くなるほどなまし度合いを弱くするとよい。
・リリーフ弁80は、デリバリパイプ60に設けられていてもよい。
10…燃料噴射システム、12…駆動軸、30…高圧ポンプ、60…デリバリパイプ、62…インジェクタ、80…リリーフ弁、82…圧力センサ、100…エンジン。

Claims (2)

  1. 内燃機関(100)の駆動軸(12)の回転により駆動され、燃料を高圧化して吐出する燃料ポンプ(30)と、前記燃料ポンプから吐出される高圧燃料を蓄える蓄圧容器(60)と、前記蓄圧容器内の高圧燃料を噴射する燃料噴射弁(62)と、前記蓄圧容器内の燃圧を検出する圧力センサ(82)と、前記蓄圧容器、又は前記燃料ポンプから前記蓄圧容器までの高圧配管に設けられ内部の燃圧が異常高圧になることに伴い開弁するリリーフ弁(80)とを備え、
    前記リリーフ弁は、所定の開弁圧まで燃圧が上昇することで開弁し、その開弁状態で前記開弁圧よりも低圧側の所定の閉弁圧まで燃圧が低下することで閉弁するものである燃料噴射システムに適用され、
    前記圧力センサにより検出された検出圧が前記開弁圧まで上昇したことを判定する燃圧判定部と、
    前記検出圧が前記開弁圧まで上昇したと判定された場合において、前記検出圧が上昇から低下に転じた後の圧力低下の傾き又はその相関値を示す圧力低下パラメータを取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記圧力低下パラメータと所定の比較値とを比較し、その結果に基づいて、前記リリーフ弁が開弁状態にあることを判定する開弁判定部と、
    を備えるリリーフ弁の開弁判定装置であって、
    前記圧力低下パラメータは、前記燃圧が所定圧まで低下するのに要する時間であり、
    前記比較値は、
    前記内燃機関の回転速度が高く、前記燃料噴射弁の噴射量が多いほど、小さい値に設定される基本値と、
    前記蓄圧容器内の燃料温度が高いほど、大きい値に設定される温度補正値と、
    前記検出圧が高いほど、小さい値に設定される燃圧補正値と、
    前記燃料に含まれるアルコール濃度が高いほど、小さい値に設定される性状補正値と、
    を乗算することにより算出される判定値である、リリーフ弁の開弁判定装置。
  2. 内燃機関(100)の駆動軸(12)の回転により駆動され、燃料を高圧化して吐出する燃料ポンプ(30)と、前記燃料ポンプから吐出される高圧燃料を蓄える蓄圧容器(60)と、前記蓄圧容器内の高圧燃料を噴射する燃料噴射弁(62)と、前記蓄圧容器内の燃圧を検出する圧力センサ(82)と、前記蓄圧容器、又は前記燃料ポンプから前記蓄圧容器までの高圧配管に設けられ内部の燃圧が異常高圧になることに伴い開弁するリリーフ弁(80)とを備え、
    前記リリーフ弁は、所定の開弁圧まで燃圧が上昇することで開弁し、その開弁状態で前記開弁圧よりも低圧側の所定の閉弁圧まで燃圧が低下することで閉弁するものである燃料噴射システムに適用され、
    前記圧力センサにより検出された検出圧が前記開弁圧まで上昇したことを判定する燃圧判定部と、
    前記検出圧が前記開弁圧まで上昇したと判定された場合において、前記検出圧が上昇から低下に転じた後の圧力低下の傾き又はその相関値を示す圧力低下パラメータを取得する取得部と、
    前記リリーフ弁が閉弁されている状態で、前記燃料ポンプによる燃料吐出が停止され、かつ前記燃料噴射弁による燃料噴射が実施されると想定した場合における前記蓄圧容器内の燃圧の推定挙動を算出する推定挙動算出部と、
    前記取得部により取得された前記圧力低下パラメータと所定の比較値とを比較し、その結果に基づいて、前記リリーフ弁が開弁状態にあることを判定する開弁判定部と、
    を備えるリリーフ弁の開弁判定装置であって、
    前記圧力低下パラメータは、前記燃圧が上昇から低下に転じた後の圧力低下期間における前記検出圧であり、
    前記推定挙動算出部は、
    前記内燃機関の回転速度が高く、前記燃料噴射弁の噴射量が多いほど、小さい値に設定される燃料消費量と、
    前記蓄圧容器内の燃料温度が低く、前記燃料に含まれるアルコール濃度が高いほど、高い値に設定される体積弾性係数と、
    を乗算した乗算値を、前記蓄圧容器内の体積により除算して、前記蓄圧容器内の燃圧の減圧量を算出することにより、前記圧力低下期間における前記推定挙動を算出し、
    前記比較値は、前記圧力低下期間における前記推定挙動から算出される前記蓄圧容器内の推定燃圧である、リリーフ弁の開弁判定装置。
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