JP7045029B1 - 矯正手袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】手関節及び指関節の少なくともいずれかの伸展を矯正しつつ、手指の動きを通常の状態に近づけることができる矯正手袋を提供する。【解決手段】本発明の一態様にかかる矯正手袋1は、伸縮する糸を含んだ編み物の生地を含む矯正手袋1であって、第1の編み方で編まれた編み物を含む第1編み部51と、第1の編み方とは異なる第2の編み方で編まれた編み物を含む第2編み部52と、を備え、手を覆う少なくとも一部に第2編み部52が設けられることにより、手の平側10から手の甲側20へと反り返る。【選択図】図1

Description

本発明は、矯正手袋に関する。
特許文献1~3には、手関節及び指関節に伸展障害を有する人の手指の伸展を矯正する手袋が記載されている。
実用新案登録第3222763号公報 特公平07-028884号公報 実公平04-031056号公報
特許文献1~3の手袋は、硬質材料を含む支持部材によって、手関節及び指関節の伸展を矯正するものの、手指の通常の動きが制限される懸念がある。
本発明の目的は、このような問題を解決するために、手関節及び指関節の少なくともいずれかの伸展を矯正しつつ、手指の動きを通常の状態に近づけることができる矯正手袋を提供することである。
本発明の一態様にかかる矯正手袋は、伸縮する糸を含んだ編み物の生地を含む矯正手袋であって、第1の編み方で編まれた前記編み物を含む第1編み部と、前記第1の編み方とは異なる第2の編み方で編まれた前記編み物を含む第2編み部と、を備え、手を覆う少なくとも一部に前記第2編み部が設けられることにより、手の平側から手の甲側へと反り返る。
上述の矯正手袋において、手の平の部分及び手の甲の部分を有し、前記手の平の部分は、前記第1編み部を含み、前記手の甲の部分は、前記第2編み部を含んでもよい。
上述の矯正手袋において、前記手の平の部分と前記手の甲の部分とを区分する折り目を有し、前記第2編み部は、前記第1編み部よりも伸び難く、ユーザが前記矯正手袋を装着した場合には、前記折り目は、前記ユーザの前記手の甲側に移動してもよい。
上述の矯正手袋において、指の手の平側の部分及び指の手の甲側の部分を有し、前記指の手の平側の部分は、前記第1編み部を含み、前記指の手の甲側の部分は、前記第2編み部を含んでもよい。
上述の矯正手袋において、前記指の手の平側の部分及び前記指の手の甲側の部分を含む指部の指先側は、開口部を有し、ユーザが前記矯正手袋を装着した場合には、前記ユーザの指先は、前記開口部から露出し、前記開口部から露出する前記ユーザの指先の前記手の甲側の面積は、前記開口部から露出する前記ユーザの指先の前記手の平側の面積よりも大きくてもよい。
上述の矯正手袋において、前記第1の編み方は、インレイ編みであり、前記第2の編み方は、引き返し編みを含むインレイ編みでもよい。
上述の矯正手袋において、前記第1の編み方は、インレイ編みであり、前記第2の編み方は、タック編みを含むインレイ編みでもよい。
上述の矯正手袋において、前記第1の編み方及び前記第2の編み方とは異なる第3の編み方で編まれた前記編み物を含む第3編み部をさらに備え、手の平の部分、手の甲の部分、指の手の平側の部分及び指の手の甲側の部分を有し、前記手の平の部分は、前記第1編み部を含み、前記手の甲の部分は、前記第2編み部を含み、前記指の手の平側の部分は、前記第1編み部を含み、前記指の手の甲側の部分は、前記第3編み部を含んでもよい。
上述の矯正手袋において、前記第1の編み方は、インレイ編みであり、前記第2の編み方は、引き返し編みを含むインレイ編みであり、前記第3の編み方は、タック編みを含むインレイ編みでもよい。
上述の矯正手袋において、前記第2編み部のコース数は、前記第1編み部のコース数よりも小さくてもよい。
本発明により、手関節及び指関節の少なくともいずれかの伸展を矯正しつつ、手指の動きを通常の状態に近づけることができる矯正手袋を提供することができる。
実施形態1に係る矯正手袋を例示した図であり、ユーザが矯正手袋を手に装着する前の状態を示す。 実施形態1に係る矯正手袋を例示した図であり、ユーザが矯正手袋を手に装着する前の状態を示す。 実施形態1に係る矯正手袋を例示した図であり、ユーザが矯正手袋を手に装着した後の状態を示す。 実施形態1に係る矯正手袋を例示した図であり、ユーザが矯正手袋を手に装着した後の状態を示す。 実施形態1に係る矯正手袋に含まれたインレイ編みを例示した図である。 実施形態1に係る矯正手袋に含まれた引き返し編みを含むインレイ編みを例示した図である。 実施形態1に係る手の平部の編み目を例示した模式図である。 実施形態1に係る手の甲部の編み目を例示した模式図である。 実施形態1に係る矯正手袋1に含まれたタック編みを含むインレイ編みを例示した図である。 実施形態1に係る矯正手袋を装着して実験を行った被験者を例示した図である。 実施形態1に係る矯正手袋を装着して実験を行った経過を例示した図である。 実施形態1に係る矯正手袋を装着した実験結果を例示した図であり、(a)は、握力の結果を示し、(b)は、ピンチ力のlateralを示し、(c)は、ピンチ力のtipを示し、(d)は、ピンチ力のchunkを示す。 実施形態1に係る矯正手袋を装着した実験結果を例示した図であり、(a)は、握力の変化量を示し、(b)は、lateralの変化量を示す。 実施形態2に係る矯正手袋を例示した図である。 実施形態3に係る矯正手袋を例示した図である。
(実施形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施形態1に係る矯正手袋を説明する。本実施形態の矯正手袋は、手の平側から手の甲側へと反り返る特性を有する。図1~図4は、実施形態1に係る矯正手袋を例示した図であり、図1及び図2は、ユーザが矯正手袋を手に装着する前の状態を示し、図3及び図4は、ユーザが矯正手袋を手に装着した後の状態を示す。
図1~図4に示すように、矯正手袋1は、手の平側の部分及び手の甲側の部分を有している。矯正手袋1における手の平側の部分は、手の平の部分、及び、指の手の平側の部分を含む。説明の便宜上、手の平の部分を手の平部11と呼び、指の手の平側の部分を指の平部12と呼ぶ。手の平部11及び指の平部12は、矯正手袋1の手の平側に配置されている。矯正手袋1において、手の平部11及び指の平部12が配置された側を手の平側10と呼ぶ。ユーザUが矯正手袋1を装着した場合に、手の平部11の少なくとも一部は、ユーザUの手の平を覆い、指の平部12の少なくとも一部は、ユーザUの指の手の平側を覆う。
矯正手袋1における手の甲側の部分は、手の甲の部分、及び、指の手の甲側の部分を含む。説明の便宜上、手の甲の部分を手の甲部21と呼び、指の手の甲側の部分を指の甲部22と呼ぶ。手の甲部21及び指の甲部22は、矯正手袋1の手の甲側に配置されている。矯正手袋1において、手の甲部21及び指の甲部22が配置された側を手の甲側20と呼ぶ。ユーザUが矯正手袋1を装着した場合に、手の甲部21は、ユーザUの手の甲を覆う。指の甲部22は、ユーザUの指の手の甲側を覆う。
このように、矯正手袋1は、手の平部11及び手の甲部21を有する。説明の便宜上、手の平部11及び手の甲部21をまとめて、手部30と呼ぶ。手部30は、手の平部11及び手の甲部21で囲まれた空洞を有する円筒状である。手部30の手元側には、開口部36が形成されている。ユーザUが矯正手袋1を装着する場合には、ユーザUは、手部30の手元側の開口部36から空洞内に手を挿入させる。
また、矯正手袋1は、指の平部12及び指の甲部22を有する。説明の便宜上、指の平部12及び指の甲部22をまとめて指部40と呼ぶ。指部40は、第1指(親指)を覆う第1指部41、第2指(人差し指)を覆う第2指部42、第3指(中指)を覆う第3指部43、第4指(薬指)を覆う第4指部44、及び、第5指(小指)を覆う第5指部45を含む。第1指部41、第2指部42、第3指部43、第4指部44、及び、第5指部45は、それぞれ、指の平部12及び指の甲部22を含む。なお、図では、煩雑にならないように、いくつかの符号を省略している。各指部40は、指の平部12及び指の甲部22で囲まれた空洞を有する円筒状である。
各指部40の指先側は、開口部を有してもよい。その場合には、ユーザUが矯正手袋1を装着した場合には、ユーザUの各指先は、各指部40の指先側の開口部から露出してもよい。
矯正手袋1は、伸縮する糸を含んだ編み物の生地を含む。伸縮する糸は、例えば、ゴム糸である。なお、伸縮する糸は、ゴム糸に限らず、ポリウレタン芯にナイロン及びポリエステルの少なくともいずれかを含む糸が被覆されたものでもよい。矯正手袋1は、伸縮する糸を含んだ編み物を生地として形成されている。矯正手袋1の生地は、伸縮する糸の他、ナイロン等の化学繊維の糸、綿糸、絹糸等を含んでもよい。なお、矯正手袋1は、そのような生地の他、ボタン、ファスナー等の付属品を含んでもよいし、滑り止め加工、撥水加工等が施されてもよい。
矯正手袋1は、第1の編み方で編まれた編み物を含む第1編み部と、第2の編み方で編まれた編み物を含む第2編み部とを備えている。第2の編み方は、第1の編み方と異なる編み方である。第1の編み方は、例えば、インレイ編みであり、第2の編み方は、例えば、引き返し編みを含むインレイ編みである。なお、第2の編み方は、タック編みを含むインレイ編みでもよい。
図5は、実施形態1に係る矯正手袋1に含まれたインレイ編みを例示した図である。図5に示すように、インレイ編みは、例えば、1×1ゴムインレイ編みである。1×1ゴムインレイ編みは、コース方向に表目及び裏目が交互に配置され、コース方向に延びたゴム糸を含むように編み進められる。
図6は、実施形態1に係る矯正手袋1に含まれた引き返し編みを含むインレイ編みを例示した図である。図6に示すように、引き返し編みを含むインレイ編みは、コースの途中で引き返す部分を含む。よって、引き返し編みを含むインレイ編みは、コース方向に編まない部分を含む。すなわち、編むコースを部分的に減らし、編むコース長を部分的に減らしている。よって、引き返し編みを含むインレイ編みの部分のコース数は、インレイ編みの部分のコース数よりも小さい。
第2編み部におけるインレイ編みの編み目に対する引き返し編みの編み目の割合、すなわち、第2編み部におけるインレイ編みの部分に対する引き返し編みの部分の割合は、適宜、選択してもよい。図7は、実施形態1に係る手の平部11の編み目を例示した模式図である。図7に示すように、矯正手袋1の手の平部11は、第1編み部51を含んでいる。第1編み部51は、大まかに見て、一方向に並んだ編み目を有している。図8は、実施形態1に係る手の甲部21の編み目を拡大した図である。図8に示すように、矯正手袋1の手の甲部21は、第2編み部52を含んでいる。第2編み部52は、上下に段階的に扇状に編み目を減らすことによる不整合な線が形成されている。不整合な線は、一方向に並んだ編み目に対して傾いている。これにより、指先から手元へ伸びる方向、及び、親指から小指へ伸びる方向のいずれの方向にも伸び難くすることができる。
引き返し編みを含むインレイ編みの部分は、面積が小さくなる。また、引き返し編みを含むインレイ編みの部分は、伸び難くなる。つまり、引き返し編みを含むインレイ編みの部分は、引っ張られる強度が増す。
図9は、実施形態1に係る矯正手袋1に含まれたタック編みを含むインレイ編みを例示した図である。図9に示すように、タック編みを含むインレイ編みは、部分的に、ゴム糸に編み目を重ねることで、ゴム糸が引っ張られる。これにより、タック編みを含むインレイ編みの部分は、伸び難くなる。
矯正手袋1は、手を覆う少なくとも一部に第2編み部52が設けられることにより、手の平側10から手の甲側20へと反り返る。矯正手袋1は、ユーザUが装着する前の状態において、手の平側10から手の甲側20へと反り返っている。具体的には、矯正手袋1の手の平部11(手の平の部分)は、第1編み部51を含み、手の甲部21(手の甲の部分)は、第2編み部52を含む。例えば、矯正手袋1の手の平部11は、インレイ編みであり、手の甲部21は、引き返し編みを含むインレイ編みである。これにより、矯正手袋1の手部30は、指先から手元へ伸びる方向及び親指から小指へ伸びる方向のいずれの方向においても、手の平側10から手の甲側20へと反り返る。なお、矯正手袋1の手の平部11は、インレイ編みであり、手の甲部21は、タック編みを含むインレイ編みでもよい。この場合には、矯正手袋1の手部30は、主に、指先から手元へ伸びる方向において、手の平側10から手の甲側20へと反り返る。
また、矯正手袋1の指の平部12(指の手の平側の部分)は、第1編み部51を含み、指の甲部22(指の手の甲側の部分)は、第2編み部52を含む。例えば、矯正手袋1の指の平部12は、インレイ編みであり、指の甲部22は、タック編みを含むインレイ編みである。これにより、矯正手袋1の指部40は、指先から手元へ伸びる方向において、手の平側10から手の甲側20へと反り返る。なお、矯正手袋1の指の平部12は、インレイ編みであり、指の甲部22は、引き返し編みを含むインレイ編みでもよい。これにより、矯正手袋1の指部40は、指先から手元へ伸びる方向及び親指から小指へ伸びる方向のいずれの方向においても、手の平側10から手の甲側20へと反り返る。
第1指部41~第5指部45の各指部40において、指の平部12は、第1編み部51を含み、指の甲部22は、第2編み部52を含むようにしてもよいし、いくつかの指部40のみ、指の平部12は、第1編み部51を含み、指の甲部22は、第2編み部52を含むようにしてもよい。また、各指部40において、例えば、指関節の伸展障害の度合いに応じて、第2編み部52における引き返し編みの割合またはタック編みの割合の増減を調整してもよい。また、各指部40において、指関節の伸展障害の度合いに応じて、第2編み部52を、引き返し編みを含むインレイ編みにしてもよいし、タック編みを含むインレイ編みにしてもよい。
指の平部12及び指の甲部22を含む指部40の指先側が開口部を有する場合には、開口部は、コース方向に沿って編む編み機の構成上、円形にすることが好ましい。一方、指部40は、指先から手元へ伸びる方向において、手の平側10から手の甲側20へと反り返る。これにより、開口部は、手の甲側20へ引っ張られる。よって、図3及び図4に示すように、ユーザUが矯正手袋1を装着した場合には、ユーザUの指先は、開口部から露出する。そして、開口部から露出するユーザUの指先の手の甲側20の面積は、開口部から露出するユーザUの指先の手の平側10の面積よりも大きい。また、手の甲側20における開口部の縁の形状をV字状にすることができる。こうすることにより、ユーザUのネイルを露出させ、目立たせることができ、ファッション性を向上させることができる。
矯正手袋1は、第1の編み方で編まれた編み物を含む第1編み部51と、第2の編み方で編まれた編み物を含む第2編み部52と、第3の編み方で編まれた編み物を含む第3編み部とを備えてもよい。第3の編み方は、第1の編み方及び第2の編み方と異なる編み方である。第1の編み方は、例えば、インレイ編みであり、第2の編み方は、引き返し編みを含むインレイ編みであり、第3の編み方は、タック編みを含むインレイ編みである。
矯正手袋1の手の平部11(手の平の部分)は、第1編み部51を含み、手の甲部21(手の甲の部分)は、第2編み部52を含む。また、指の平部12(指の手の平側の部分)は、第1編み部51を含み、指の甲部22(指の手の甲側の部分)は、第3編み部を含む。例えば、矯正手袋1の手の平部11は、インレイ編みであり、手の甲部21は、引き返し編みを含むインレイ編みである。この場合には、第2編み部52のコース数は、第1編み部51のコース数よりも小さい。また、指の平部12は、インレイ編みであり、指の甲部22は、タック編みを含むインレイ編みである。なお、手の平部11は、インレイ編みであり、手の甲部21は、タック編みを含むインレイ編みでもよい。また、指の平部12は、インレイ編みであり、指の甲部22は、引き返し編みを含むインレイ編みでもよい。
矯正手袋1は、手の平側の部分と手の甲側の部分とを区分する折り目を有してもよい。具体的には、矯正手袋1は、手の平部11と手の甲部21とを区分する折り目を有してもよいし、指の平部12と指の甲部22とを区分する折り目を有してもよい。例えば、矯正手袋1が横編み機で編まれた場合には、矯正手袋1の手の平側の部分と手の甲側の部分とを区分する部分に折り目が形成される。具体的には、横編み機は、前横一列、後ろ横一列に針が並んでいる。横編み機は、糸の供給口の左右の動きに伴い、前後の針が上下し編まれる構造となっている。この時使用する針の左右の端が生地の折り目(前と後ろの境界)となって発生する。言い方を変えると、矯正手袋1は、中は空洞の、前後にプレスされた生地を備えているといえる。第2編み部52は、第1編み部51よりも伸び難い。よって、ユーザUが矯正手袋1を装着した場合には、第2の編み方の割合に応じて、折り目は、ユーザUの手の甲側20に移動する場合がある。特に、第2編み部52が引き返し編みを含むインレイ編みで編まれた編み物を含む場合には、折り目は、ユーザUの手の甲側20に移動する場合がある。
次に、本実施形態の効果を説明する。本実施形態の矯正手袋1は、少なくとも一部に第2編み部52を有する。これにより、矯正手袋1は、手の平側10から手の甲側20へと反り返る特性を有する。よって、硬質材料を含む支持部材によって、手関節及び指関節の伸展を矯正するものではなく、手指の動きを通常の状態に近づけたまま、手関節及び指関節の伸展を矯正することができる。
図10は、実施形態1に係る矯正手袋1を装着して実験を行った被験者を例示した図である。図10に示すように、パーキンソン病の被験者9名を対象にして実験を行った。パーキンソン病とは、中脳の黒質ドパミン神経細胞が減少することによる病気で、罹病数は、10万人に100~150人である。60歳以上では、100人に1人の罹病数である。初発症状は、振戦、筋強剛、動作緩慢である。
被験者の年齢は、72.8±5.9である。性別は、女性が2名、男性が7名である。左右合計握力は、27.0±12.2kgである。このうち、右は、13.7±7.2kg、左は、13.3±6.2kgである。指で物を挟むときや、掴むときの 指の力であるピンチ力は、lateralが7.5±3.6kgであり、tipが5.8±3.6kgであり、chunkが8.1±4.1kgである。アンケートは、上肢の機能評価であるHAND20(200点満点、高い方が手の機能が良好)が34.9±21.3であり、上肢の症状や能力評価であるQDASH(100点満点、低い方が手の症状や能力が良好)が33.8±17.4である。
図11は、実施形態1に係る矯正手袋1を装着して実験を行った経過を例示した図である。図11に示すように、0週(0W)に、一般的身体所見、握力、ピンチ力、疼痛VAS、HAND20、DASH及びFIMを取得した。ピンチ力は、側方つまみのlateral、指尖つまみのtip、指腹つまみのchunkの3種類を測定した。1週(1W)に、握力、ピンチ力、疼痛VAS、HAND20、DASH、FIM、装着時間及び装着アンケートを取得した。
図12は、実施形態1に係る矯正手袋1を装着した実験結果を例示した図であり、(a)は、握力の結果を示し、(b)は、ピンチ力のlateralを示し、(c)は、ピンチ力のtipを示し、(d)は、ピンチ力のchunkを示す。
図13は、実施形態1に係る矯正手袋1を装着した実験結果を例示した図であり、(a)は、握力の変化量を示し、(b)は、ピンチ力のlateralの変化量を示す。図13に示すように、装着時間が長くなるほど、握力及びピンチ力のlateralが向上することを示している。
このように、本実施形態の矯正手袋1は、パーキンソン病の被験者の装着実験の結果において握力及びピンチ力に顕著な効果を示す。具体的には、矯正手袋1は、パーキンソン病の患者の手指筋力を改善させる。手指筋力は、装着時間と関連し、装着時間が長くなるほど向上する。また、罹病期間の影響は少なく、進行期の患者でも効果が期待できる。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る矯正手袋を説明する。図14は、実施形態2に係る矯正手袋を例示した図である。図14に示すように、本実施形態の矯正手袋2は、各指先の指部40に開口部を有していない。指部40は、各指先を包む袋状になっている。本実施形態の矯正手袋2によれば、指先を保護及び保温しつつ、手関節及び指関節の伸展を矯正することができる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1の記載に含まれている。
(実施形態3)
次に、実施形態3に係る矯正手袋を説明する。図15は、実施形態3に係る矯正手袋を例示した図である。図15に示すように、本実施形態の矯正手袋3において、第2指部42~第5指部45が一体化され、第2指~第5指を包む袋状部46を有している。本実施形態の矯正手袋3によれば、指先をまとめて袋状部46に装着することができるので、矯正手袋3の脱着を簡便に行うことができる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1及び2の記載に含まれている。
以上、本発明を上記実施形態に即して説明したが、本発明は、上記実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
1、2、3 矯正手袋
10 手の平側
11 手の平部
12 指の平部
20 手の甲側
21 手の甲部
22 指の甲部
30 手部
36 開口部
40 指部
41 第1指部
42 第2指部
43 第3指部
44 第4指部
45 第5指部
46 袋状部
51 第1編み部
52 第2編み部
U ユーザ

Claims (8)

  1. 伸縮する糸を含んだ編み物の生地を含む矯正手袋であって、
    第1の編み方で編まれた前記編み物を含む第1編み部と、
    前記第1の編み方とは異なる第2の編み方で編まれた前記編み物を含む第2編み部と、
    を備え、
    手を覆う少なくとも一部に前記第2編み部が設けられることにより、手の平側から手の甲側へと反り返る矯正手袋であって、
    手の平の部分及び手の甲の部分を有し、
    前記手の平の部分は、前記第1編み部を含み、
    前記手の甲の部分は、前記第2編み部を含み、
    前記第1の編み方は、インレイ編みであり、
    前記第2の編み方は、引き返し編みを含むインレイ編みである、
    矯正手袋。
  2. 伸縮する糸を含んだ編み物の生地を含む矯正手袋であって、
    第1の編み方で編まれた前記編み物を含む第1編み部と、
    前記第1の編み方とは異なる第2の編み方で編まれた前記編み物を含む第2編み部と、
    を備え、
    手を覆う少なくとも一部に前記第2編み部が設けられることにより、手の平側から手の甲側へと反り返る矯正手袋であって、
    手の平の部分及び手の甲の部分を有し、
    前記手の平の部分は、前記第1編み部を含み、
    前記手の甲の部分は、前記第2編み部を含み、
    前記第1の編み方は、インレイ編みであり、
    前記第2の編み方は、タック編みを含むインレイ編みである、
    矯正手袋。
  3. 前記手の平の部分と前記手の甲の部分とを区分する折り目を有し、
    前記第2編み部は、前記第1編み部よりも伸び難く、
    ユーザが前記矯正手袋を装着した場合には、前記折り目は、前記ユーザの前記手の甲側に移動する、
    請求項1または2に記載の矯正手袋。
  4. 伸縮する糸を含んだ編み物の生地を含む矯正手袋であって、
    第1の編み方で編まれた前記編み物を含む第1編み部と、
    前記第1の編み方とは異なる第2の編み方で編まれた前記編み物を含む第2編み部と、
    を備え、
    手を覆う少なくとも一部に前記第2編み部が設けられることにより、手の平側から手の甲側へと反り返る矯正手袋であって、
    指の手の平側の部分及び指の手の甲側の部分を有し、
    前記指の手の平側の部分は、前記第1編み部を含み、
    前記指の手の甲側の部分は、前記第2編み部を含み、
    前記第1の編み方は、インレイ編みであり、
    前記第2の編み方は、引き返し編みを含むインレイ編みである、
    矯正手袋。
  5. 伸縮する糸を含んだ編み物の生地を含む矯正手袋であって、
    第1の編み方で編まれた前記編み物を含む第1編み部と、
    前記第1の編み方とは異なる第2の編み方で編まれた前記編み物を含む第2編み部と、
    を備え、
    手を覆う少なくとも一部に前記第2編み部が設けられることにより、手の平側から手の甲側へと反り返る矯正手袋であって、
    指の手の平側の部分及び指の手の甲側の部分を有し、
    前記指の手の平側の部分は、前記第1編み部を含み、
    前記指の手の甲側の部分は、前記第2編み部を含み、
    前記第1の編み方は、インレイ編みであり、
    前記第2の編み方は、タック編みを含むインレイ編みである、
    矯正手袋。
  6. 前記指の手の平側の部分及び前記指の手の甲側の部分を含む指部の指先側は、開口部を有し、
    ユーザが前記矯正手袋を装着した場合には、前記ユーザの指先は、前記開口部から露出し、
    前記開口部から露出する前記ユーザの指先の前記手の甲側の面積は、前記開口部から露出する前記ユーザの指先の前記手の平側の面積よりも大きい、
    請求項4または5に記載の矯正手袋。
  7. 伸縮する糸を含んだ編み物の生地を含む矯正手袋であって、
    第1の編み方で編まれた前記編み物を含む第1編み部と、
    前記第1の編み方とは異なる第2の編み方で編まれた前記編み物を含む第2編み部と、
    を備え、
    手を覆う少なくとも一部に前記第2編み部が設けられることにより、手の平側から手の甲側へと反り返る矯正手袋であって、
    前記第1の編み方及び前記第2の編み方とは異なる第3の編み方で編まれた前記編み物を含む第3編み部をさらに備え、
    手の平の部分、手の甲の部分、指の手の平側の部分及び指の手の甲側の部分を有し、
    前記手の平の部分は、前記第1編み部を含み、
    前記手の甲の部分は、前記第2編み部を含み、
    前記指の手の平側の部分は、前記第1編み部を含み、
    前記指の手の甲側の部分は、前記第3編み部を含み、
    前記第1の編み方は、インレイ編みであり、
    前記第2の編み方は、引き返し編みを含むインレイ編みであり、
    前記第3の編み方は、タック編みを含むインレイ編みである、
    矯正手袋。
  8. 前記第2編み部のコース数は、前記第1編み部のコース数よりも小さい、
    請求項1、4及び7のいずれか1項に記載の矯正手袋。
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