JP5846564B1 - 手袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】縫い目による違和感が少なく機能性が高い手袋を提供する。【解決手段】甲側シート12と、掌側シート13と、まちシート14と、を縫合して形成された手袋1であって、手袋1における指の部分において、甲側シート12と掌側シート13、および、まちシート14と甲側シート12または掌側シート13を連結する指縫合部7が形成されており、指縫合部7は、指の基端部において掌側に形成された、掌側シート12とまちシート14を縫合する基端縫合部7aと、指の先端部において甲側に形成された、掌側シート13と甲側シート12を縫合する先端縫合部7bと、指の中間部において、基端縫合部7aの先端と先端縫合部7bの基端を繋ぐように形成された、掌側シート13とまちシート14を縫合する中間縫合部7cと、を備えており、先端縫合部7bの基端は、基端縫合部の先端7bよりも指先側に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、手袋に関する。さらに詳しくは、自転車や登山、トレッキングなどを行う際に、防寒および手の保護のために使用される手袋に関する。
日常生活において、手袋は、防寒の目的や作業の際の手の保護のために着用される。また、日常生活以外でも、自転車や登山、トレッキングなどのアウトドアスポーツを行う場合にも、同様の目的で手袋は着用される。このような手袋は、ゴム製の手袋や軍手などを除けば、天然皮革、合成(人工)皮革、ニット生地、ラバー生地等のシートからなる複数のパーツを縫製することによって、所定の形状に形成されている。このため、手袋には縫製した縫い目が存在しており、この縫い目によって手袋の着用感や使用感が影響を受ける。とくに、指の部分の縫い目は、物を掴んだりする際の使用感に影響を与えるため、種々の工夫が施されている。
特許文献1では、指先に縫い目が形成されないように縫製を工夫したものが開示されている。特許文献2では、親指の第一関節よりも先端側には縫い目が形成されないような構造としたものが開示されている。また、特許文献3では、指の甲側の関節の位置に縫い目が無い構造としたものが開示されている。
特開2006−70387号 特開2013−155444号 実用新案登録第3155823号 特開2003−342813号
ところで、指の動きや物を掴んだ際の違和感には、指の側面が受ける感覚も影響する。しかるに、特許文献1〜3の技術は、指の腹または甲側の部分に縫い目が存在することに起因する違和感をなくすものであり、指の側面に位置する縫い目の影響を考慮したものではない。このため、指の股の部分から指先まで指の側面には縫い目があり、この縫い目による違和感を解消することはできない。
一方、特許文献4には、指の側面に軟質の素材を設けることによって指の動きやすさを向上させた手袋が開示されている。しかし、特許文献4の手袋でも、指の股の部分から指先まで指の側面には縫い目があり、特許文献1〜3の技術と同様に、この縫合部による違和感を解消することはできない。
本発明は上記事情に鑑み、縫い目による違和感が少なく機能性が高い手袋を提供することを目的とする。
第1発明の手袋の製造方法は、甲側シートと、掌側シートと、まちシートと、を縫合して手袋を製造する方法であって、前記掌側シートは、掌部と、指部を形成する掌側指形成部と、を備えており、該手袋における指部において、前記甲側シートと前記掌側シートの掌側指形成部、および、前記まちシートと前記甲側シートまたは前記掌側シートの掌側指形成部を連結する指縫合部が形成されており、該指縫合部は、指部の基端部において掌側に形成された、前記掌側シートの掌側指形成部と前記まちシートを縫合する基端縫合部と、指部の先端部において甲側に形成された、前記掌側シートの掌側指形成部と前記甲側シートを縫合する先端縫合部と、指部の中間部において、前記基端縫合部の先端と前記先端縫合部の基端を繋ぐように形成された、前記掌側シートの掌側指形成部と前記まちシートを縫合する中間縫合部と、を備えており、前記先端縫合部の基端は、前記基端縫合部の先端よりも指先側に配置されており、前記掌側シートの掌側指形成部は、先端部に基端部よりも幅の広い幅広部を備えており、該幅広部は、該掌側シートを前記甲側シートおよび前記まちシートと連結した際に、指部の腹と両側面と形成するものであり、隣接する掌側指形成部では、長尺な掌側指形成部における幅広部と基端部とを繋ぐ側端縁と短尺な掌側指形成部の幅広部の先端縁は、対応する部分の曲率が同じ曲率に形成されていることを特徴とする。
第2発明の手袋の製造方法は、第1発明において、前記幅広部と基端部の間を繋ぐ側端縁は、内方に凹む曲線となっていることを特徴とする。
第3発明の手袋の製造方法は、第1または第2発明において、前記縫合部は、前記基端縫合部から前記中間縫合部までがほぼ直線状となるように形成されていることを特徴とする。
第4発明の手袋の製造方法は、第1、第2または第3発明において、登山および/または自転車の運転時に着用するものであることを特徴とする。
第1または第2発明によれば、製造された手袋は、掌側シートの掌部と指部との境界および指部の先端部では側面に縫い目がないので、製造された手袋を着用した状態でも、違和感なく物を掴むことができる。つまり、機能性の高い手袋を製造することができる。しかも、指部の基端側から中間部まではまちシートがあるので、指部の形状を維持でき、指を動かしやすくなる。また、指部の先端部において、指部の腹から側面までの表面を滑らかにできるので、物を掴んだ時に、従来の手袋に比べて、より素手に近い感覚とすることができる。しかも、パーツを取るシートにおいて廃棄する部分を少なくすることができる。
第3発明によれば、縫合部に指部を若干掌側に曲げた状態維持する機能を発揮させることができるので、製造された手袋を着用した状態でも手を楽な状態(少し指が曲がった状態)に維持しやすくなり、製造された手袋の着用感がより向上する。また、製造された手袋を着用した状態で物を掴む場合などにおいて、指などを動かしやすくなるので、製造された手袋の機能性をさらに高くすることができる。
第4発明によれば、物を持ったときの感覚を、従来の手袋に比べて、より素手に近づけることができるので、登山での活動性や自転車の運転時の操作性を向上させることができる。
本実施形態の手袋1の概略正面図である。 本実施形態の手袋1の概略右側面図である。 本実施形態の手袋1の概略左側面図である。 指部2を開いた状態の概略説明図である。 指部5の概略拡大側面図である。 指部4と指部5を甲側から見た概略拡大図である。 甲側シート12の概略説明図である。 掌側シート13の概略説明図である。 縫合片8、9およびまちシート14の概略説明図である。
本発明の手袋は、種々の作業やアウトドアスポーツなどを行う際に着用されるものであり、着用した状態における機能性を高めるような構造としたことに特徴を有している。
本発明の手袋は、例えば、自転車を運転する際に使用される手袋や、登山に使用される手袋、トレッキングに使用される手袋であるが、その使用目的はとくに限定されない。
また、本発明の手袋に使用される生地はとくに限定されない。例えば、天然皮革や合成(人工)皮革、ニット生地、ラバー生地などの生地を使用することができる。
なお、本発明の手袋は、後述する全てのパーツが同じ生地であってもよいし、パーツによって生地を変更してもよい。全て同じ生地で形成すれば、生産効率を高くできる点で好ましい。また、異なる生地で形成した場合には、指や手の動きに合った適切な生地を適切な位置に配置することができる点で好ましい。
(本実施形態の手袋1)
図1〜図4に示すように、本実施形態の手袋1は、甲側シート12と、掌側シート13と、まちシート14と、を縫合して形成されたものである。
本実施形態の手袋1では、甲側シート12および掌側シート13がいずれも指を入れる指部2〜6を形成する甲側指形成部12a〜12eおよび掌側指形成部13a〜13eを有している。そして、甲側指形成部12a〜12eと掌側指形成部13a〜13eを、直接またはまちシート14a〜14dを介して、連結することによって、指部2〜6を形成している。
甲側指形成部12a〜12eと掌側指形成部13a〜13e、および、甲側指形成部12a〜12eとまちシート14a〜14dは、いずれも縫合によって連結されている。このため、この連結部分には、縫い目(指縫合部7)が形成されている。
そして、本実施形態の手袋1では、指部2〜6の先端部(人が手袋を着用したときに第一関節よりも先端側)の側面に、指縫合部7が形成されないように、甲側シート12、掌側シート13、まちシート14が縫合されている(図5参照)。
このように、指部2〜6の先端部の側目に縫い目がなければ、人が本実施形態の手袋1を着用した状態でも、違和感なく物を掴むことができる。つまり、本実施形態の手袋1の機能性を高めることができる。
なお、「指部2〜6の先端部の側目に縫い目がない」とは、手袋1を着用したときに、全く指の側面に縫い目が当たらない場合だけでなく、指の甲側に非常に近い部分(つまり指の腹と甲の中間よりも甲側に大きく偏った部分(図5(A)参照))に縫い目がある場合も含む概念である。
(指縫合部7の説明)
以下、本実施形態の手袋1における指部2〜6の指縫合部7について、詳細に説明する。なお、指縫合部7は、どの指部2〜6でも実質的に同じ構造を有するので、以下では、代表として、薬指が挿入される指部5に形成される指縫合部7を代表として説明する。
図5および図6に示すように、指部5に形成される指縫合部7(以下、単に指縫合部7という)は、基端縫合部7aと、先端縫合部7bと、中間縫合部7cとを有している。
まず、基端縫合部7aは、掌側シート13の掌側指形成部13dの基端部と、指部4と指部5の間に配置されるまちシート14cを縫合した縫い目である。この基端縫合部7aは、指部4の基端部において掌側に形成されている。この基端縫合部7aは、指部4に中指を入れたときに、中指の第二関節の位置近傍まで延びており、ほぼ指部4の腹側に沿って形成されている。
一方、先端縫合部7bは、掌側シート13の掌側指形成部13dの先端部と、甲側シート12の甲側指形成部12dの先端部を縫合した縫い目である。この先端縫合部7bは、指部4の先端部において甲側に形成されている。この先端縫合部7bは、指部5に薬指を入れたときに、薬指の先端と第一関節近傍の間(または薬指の先端と第一関節近傍)まで形成されており、ほぼ指部5の甲側に沿って形成されている。つまり、先端縫合部7bの基端(指の付け根側の端部)は、基端縫合部7aの先端(指先側の端部)よりも指先側に位置するように設けられている。
そして、中間縫合部7cは、掌側シート13の掌側指形成部13dの中間部と、指部4と指部5の間に配置されるまちシート14cの先端部を縫合した縫い目である。この中間縫合部7cは、基端縫合部7aの先端と先端縫合部7bの基端との間を繋ぐように形成されている。上述したように、先端縫合部7bの基端は基端縫合部7aの先端よりも指先側に位置しており、先端縫合部7bは甲側に、また、基端縫合部7aは掌側に、それぞれ形成されている。このため、中間縫合部7dは、指部5の中間部の側面を斜め横切るように形成される。より具体的にいえば、中間縫合部7dは、指部5の基端から先端に向かうにしたがって、指部5の腹からの距離が離れるように形成される。
以上のように、縫合部7が形成されていれば、指部2〜6の先端部では、その側面に縫い目がないので、手袋1を着用した状態でも、違和感なく物を掴むことができる。つまり、手袋1の機能性を高めることができる。しかも、縫合部7によって(とくに中間縫合部7cによって)指部2〜6の側面に、特徴的なデザインが形成されるので、手袋1の外観を特徴的なものとすることができる。
なお、本実施形態の手袋1において、甲側シート12の甲側指形成部12a〜12eを掌側シート13の掌側指形成部13a〜13eよりも若干長くするなどして、指部2〜6が若干掌側に曲がった状態となるようにしてもよい(図5(B)参照)。手袋1をこのような形状とした場合には、上記のごとき縫合部7は、基端縫合部7aから中間縫合部7cまでがほぼ直線状に形成される。この場合、基端縫合部7aから中間縫合部7cまでの部分がある程度の強度を有するので、縫合部7に指部2〜6を若干掌側に曲げた状態維持する機能を発揮させることができる。すると、手袋1を上記のごとき形状に維持しやすくなる。したがって、手袋1を着用した状態でも手を楽な状態(少し指が曲がった状態)に維持しやすくなるので、手袋1の着用感がより向上する。また、手袋1を着用した状態で物を掴む場合などにおいて、指などを動かしやすくなるので、手袋1の機能性をさらに高くすることができる。
なお、人指し指が挿入される指部3と親指が挿入される指部2との間に配置されるまちシート14aは、他のまちシート14b〜dとは形状が異なる。しかし、まちシート14aは、指部2および指部3の側面では縫合部7aが上述した状態となるように形成されている。したがって、まちシート14aを指部2と指部3の間に配置すれば、他のまちシート14b〜dと同様の機能を有する。
また、親指が挿入される指部2は、掌側指形成部13aが掌側シート13から分離したパーツとして形成され、縫合時に掌側シート13に連結される。この指部2の外側面(指部3と反対側の面)も、指部3〜5の外側面とほぼ同様の縫合部7が形成されるように、縫合片8が配置される。
さらに、小指が挿入される指部6では、その外側面(指部5と反対側の面)も、指部3〜5と同様の縫合部7が形成されるように、甲側指形成部12eと掌側指形成部13eの間に縫合片9が配置される。
(まちシート14の要否)
なお、指縫合部7が上記のような位置に形成できるのであれば、必ずしもまちシート14は設けなくてもよい。例えば、まちシート14a〜dに相当する部分を甲側シート12の甲側指形成部12a〜12eと一体に形成してもよい。この場合、縫合個所を少なくできるという点では好ましい。しかし、まちシート14を別体で設けておき、甲側シート12および掌側シート13と縫合するようにすれば、一枚のまちシート14によって隣接する指の側面と隣接する指間の股の部分を形成することができる。すると、指部2〜6の形状を維持しやすくなるし、縫合箇所が少なくなり指を動かすときに指に加わるストレスが少なくなるので、指を自然に近い形で動かすことができる。
(各パーツの形状について)
上述したような本実施形態の手袋1は、以下のようなパーツを形成して、これらのパーツを縫合して製造することができる。以下、パーツの形状を簡単に説明するが、指部2〜6を形成する部分以外は、一般的な手袋において各パーツと対応する部分と同等の形状を採用することができる。したがって、一般的な手袋のパーツと実質的に同等の形状を有する部分については、適宜説明を割愛する。
(甲側シート12)
図7に示すように、甲側シート12は、手の甲部12xとその甲部12xの先端部x1(指先側の部分)から連続する甲側指形成部12b〜12eを備えている。この甲側指形成部12b〜12eは、指部3〜6の甲側を構成するものであり、先端が丸くなった帯状に形成されている。この甲側指形成部12b〜12eは、基端から先端までほぼ同じ幅となるように形成されている。
また、甲側シート12は、甲部12xの基端部x2(手首側の部分)から連続する甲側指形成部12aを備えている。この甲側指形成部12aは、指部2の甲側を構成するものであり、先端が丸くなった帯状に形成されている。この甲側指形成部12aも、基端から先端までほぼ同じ幅となるように形成されている。
(掌側シート13)
図8に示すように、掌側シート13は、手の掌部13xとその掌部13xの先端部から連続する掌側指形成部13b〜13eを備えている。この掌側指形成部13b〜13eは、その先端に基端よりも幅が広い幅広部Wを備えている。そして、掌側指形成部13b〜13eは、幅広部Wの先端側は略弧状に形成されているが、幅広部Wの基端側と掌部13xとの間では、その側端縁sが若干内方に凹むような曲線となるように形成されている。かかる形状となっているので、幅広部Wによって、指部3〜6の指先の腹と両側面を形成することができる。すると、指の腹から側面までが連続したシートで形成されるので、その表面を滑らかにできる。したがって、物を掴んだ時に、従来の手袋に比べて、より素手に近い感覚とすることができる。
また、掌側シート13の掌部13xは、掌側指形成部13aが別体に形成されている。この掌側指形成部13aは、指部fと母指球部tとを有しており、掌部13xには、掌側指形成部13aの母指球部tが配置される切り込みgが形成されている。
(縫合片8、9)
図8に示すように、縫合片8、9は、両端部がその先端に向かって細くなるように形成された略帯状のシートである。この縫合片8、9は、その両端間の中央部に対して完全な対称形ではなく、配置される部分に応じて若干形状が異なるように形成されている。
(まちシート14)
図9に示すように、まちシート14aは、両端部がその先端に向かって細くなるように形成された略帯状のシートである。このまちシート14aの両端間の中央部には、若干膨らんだ部分Dが形成されている。この膨らんだ部分Dは、親指と人差し指の間の領域を埋めるために設けられている。この膨らんだ部分Dが形成されているので、手袋1を着用した人が人差し指と親指の間を開閉させる際に、スムースに指を動かすことができる。
また、図9に示すように、まちシート14b〜14dは、略V字状に形成されたシートである。このまちシート14b〜14dは、両端部がその先端に向かって細くなるように形成されている。各まちシート14b〜14dは、いずれも略V字状になっているが、その角度は配置される部分に応じて異なっている。例えば、小指と薬指の間に配置されるまちシート14dは、他のまちシート14b,14cよりも開きが狭いV字状に形成されている。これは、小指と薬指は閉じている方が自然であり、まちシート14dが狭いV字状に形成されていれば、手袋1を着用した人が、自然に小指と薬指を閉じた状態に維持できるからである。なお、図9において、点線で示された部分は、手袋1になったときに、ほぼ指の股の中間に位置する部分になる。
以上のような形状に甲側シート12や掌側シート13、まちシート14を形成すれば、これらのパーツから製造される本実施形態の手袋1をすっきりとした形状に形成でき、手袋1の着用感も向上することができる。
しかし、各パーツを縫合した際に、手袋1の各指部2〜6の縫合部7を上述したようなように形成できるのであれば、甲側シート12や掌側シート13、まちシート14の形状は上記のごとき形状に限られない。
(甲側シート12について)
図7では、甲部12xの先端部x1と基端部x2が別体に形成されているが、先端部x1と基端部x2は一体となっていてもよい。
さらに、基端部x2も2つのパーツから形成されているが、もちろん基端部x2も一つのパーツで形成されていてもよいし、複数のパーツから形成されてもよい。
(掌側シート13について)
掌側シート13において、掌側指形成部13b〜13eの側端縁sと幅広部Wの先端縁の曲率はとくに限定されない。しかし、掌側指形成部13b〜13eの側端縁sと幅広部Wの先端縁が同じ曲率に形成されていれば、パーツを取るシートにおいて廃棄する部分を少なくすることができる。
また、掌側指形成部13aは掌部13xと一体に形成されていてもよい。しかし、上述したように、両者を別体で形成して縫合するようにすれば、親指を動かしやすくなるという利点が得られる。
(各パーツの大きさについて)
甲側シート12や掌側シート13、まちシート14の大きさは、手袋1の大きさ等に合わせて適宜調整すればよい。例えば、甲側シート12において、甲部12xの幅や長さ、また、甲側指形成部12a〜12eの幅や長さは、手袋1の大きさ等に合わせて適宜調整すればよい。また、掌側シート13において、掌部13xの幅や長さ、掌側指形成部13a〜13eの幅や長さ、幅広部Wの幅や長さ等は、手袋1の大きさ等に合わせて適宜調整すればよい。さらに、まちシート14において、その幅や長さ等は、手袋1の大きさ等に合わせて適宜調整すればよい。
本発明の手袋は、自転車のスポーツライド、アウトドア、トレッキングなどのように、モノを掴むことが必要とされる競技やスポーツ等に使用される手袋に適している。
1 手袋
2〜6 指部
7 縫合部
7a 基端側縫合部
7b 先端側縫合部
7c 中間縫合部
12 甲側シート
12a〜e 甲側指形成部
13 掌側シート
13a〜e 掌側指形成部
14a〜d まちシート

Claims (4)

  1. 甲側シートと、掌側シートと、まちシートと、を縫合して手袋を製造する方法であって、
    前記掌側シートは、
    掌部と、指部を形成する掌側指形成部と、を備えており、
    該手袋における指部において、前記甲側シートと前記掌側シートの掌側指形成部、および、前記まちシートと前記甲側シートまたは前記掌側シートの掌側指形成部を連結する指縫合部が形成されており、
    該指縫合部は、
    指部の基端部において掌側に形成された、前記掌側シートの掌側指形成部と前記まちシートを縫合する基端縫合部と、
    指部の先端部において甲側に形成された、前記掌側シートの掌側指形成部と前記甲側シートを縫合する先端縫合部と、
    指部の中間部において、前記基端縫合部の先端と前記先端縫合部の基端を繋ぐように形成された、前記掌側シートの掌側指形成部と前記まちシートを縫合する中間縫合部と、を備えており、
    前記先端縫合部の基端は、
    前記基端縫合部の先端よりも指先側に配置されており、
    前記掌側シートの掌側指形成部は、
    先端部に基端部よりも幅の広い幅広部を備えており、
    該幅広部は、
    該掌側シートを前記甲側シートおよび前記まちシートと連結した際に、指部の腹と両側面と形成するものであり、
    隣接する掌側指形成部では、長尺な掌側指形成部における幅広部と基端部とを繋ぐ側端縁と短尺な掌側指形成部の幅広部の先端縁は、対応する部分の曲率が同じ曲率に形成されている
    ことを特徴とする手袋の製造方法
  2. 前記幅広部と基端部の間を繋ぐ側端縁は、内方に凹む曲線となっている
    ことを特徴とする請求項1記載の手袋の製造方法
  3. 前記縫合部は、
    前記基端縫合部から前記中間縫合部までがほぼ直線状となるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の手袋の製造方法。
  4. 製造される手袋が、登山および/または自転車の運転時に着用するものである
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の手袋の製造方法。
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