JP7044088B2 - 遊技場システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技場に設置されたパチンコ機やパチスロ機等の遊技台において使用される遊技媒体の貸し出しを行う台間機に設置される遊技場システムに関する。
現在においても、パチンコ店、およびパチスロ店に代表される遊技場(遊技店)においては、不正が絶えず、かつ、不正行為の形態は様々な形態へと変化している。これらの不正行為は、いずれも遊技場の売り上げを低減させることになるため、結局は遊技場の経営を圧迫することとなる。そこで、遊技場においては、係員(従業員)数を増やすなどして、不正行為に対する監視を強化するといった対策を取っている。
また、これらの不正行為に対応するため、台間機にカメラを設けて、遊技者の操作や、遊技台、台間機の異常検出に連動して、遊技台で遊技する遊技者の顔画像を撮影し、遊技場に設置された画像管理サーバ(外部装置)へ送信する技術が提案されている(特許文献1)。
さらに、遊技台や台間機等の遊技場内の機器や設備にセンサを設置して、遊技台に対する不正操作等の事象を検出させ、検出した事象の内容に応じて監視カメラの撮像画像を静止画記録又は動画記録する技術等も提案されている(特許文献2)。
特開2009-26178号公報 特開平11-57175号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている従来技術では、異常検出に連動して撮像してはいるが、不正行為の証拠として、画像管理サーバに保管された顔画像を活用しようとした場合に、確実に証拠となるその瞬間や一連の不正行為の動きが画像として捉えられていない場合がある。その場合、不正者を取り締まることができない。
また、特許文献2に記載されている従来技術では、検出した事象の内容に応じて監視カメラの撮像画像を動画記録しているが、あくまで天井等に場内を俯瞰するように設置された監視カメラの撮像画像である。そのため、遊技場内の他の遊技者等に遮られるなどして、不正行為の証拠となる画像を捉えられていない場合があり、特許文献1と同様の問題がある。
本発明の一態様は、不正行為の証拠となる画像を、高い確実性で、かつ煩雑な検索作業等を要することなく取得することが可能で、効果的に不正者を取り締まることができる遊技場システムを実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の構成を採用する。
すなわち、本発明の一側面に係る遊技場システムは、遊技場の複数の台間機にそれぞれ対応して設けられた複数の台間機用記録装置と、外部情報処理装置とを含む遊技場システムであって、前記台間機用記録装置は、撮像領域が対応する遊技台の利用者の顔およびその周辺が含まれるように設定された第1撮像装置にて撮像された第1画像を、前記台間機を識別する台間機識別情報、撮像日時情報およびカード識別情報を認識している場合はさらにカード識別情報を含む紐付け情報に紐付けて、前記台間機の実質的な稼働期間中、常時記録する第1記録部と、前記台間機においてイベントが発生すると、イベント発生時に撮像された第1画像を前記紐付け情報と共に外部情報処理装置に送信する撮像画像送信部と、前記外部情報処理装置より記録画像の送信要求を受信すると、該送信要求に含まれる条件を満たすフレームの第1画像を含む所定期間における複数のフレームの第1画像を、前記外部情報処理装置に送信する記録画像送信部と、を備え、前記外部情報処理装置は、前記複数の台間機用記録装置から受信する第1画像を前記紐付け情報と共に管理する画像管理部と、検索条件を入力させる検索条件入力部と、前記検索条件入力部にて入力された検索条件に見合う第1画像を前記画像管理部より取得して表示する顔確認用画像表示部と、前記顔確認用画像表示部が表示している第1画像に対応する記録画像の表示要求を受け付け、要求されたフレームの第1画像を含む所定期間における複数のフレームの第1画像の送信要求を、対応する前記台間機用記録装置に送信する記録画像送信要求部と、前記台間機用記録装置から送信要求に応じた複数フレームの第1画像を受信すると、受信した複数フレームの第1画像を再生表示する記録画像再生表示部と、を備える。
上記構成によれば、遊技台の利用者の顔およびその周辺が含まれるように撮像領域が設定された第1撮像装置の撮像画像である第1画像を、第1記録部が、台間機の実質的な稼働期間中、常時記録する。撮像画像送信部は、台間機においてイベントが発生すると、イベント発生時に撮像された第1画像を紐付け情報と共に外部情報処理装置に送信し、記録画像送信部は、外部情報処理装置より記録画像の送信要求を受信すると、該送信要求に含まれる条件を満たすフレームの第1画像を含む所定期間における複数のフレームの第1画像を外部情報処理装置に送信する。
そして、外部情報処理装置においては、画像管理部が、複数の台間機用記録装置から受信する第1画像を前記紐付け情報と共に管理し、検索条件入力部が、検索条件を入力させる。顔確認用画像表示部は、検索条件入力部にて入力された検索条件に見合う第1画像を画像管理部より取得して表示し、記録画像送信要求部は、顔確認用画像表示部が表示している第1画像に対応する記録画像の表示要求を受け付け、要求されたフレームの第1画像を含む所定期間における複数のフレームの第1画像の送信要求を、対応する前記台間機用記録装置に送信する。記録画像再生表示部は、台間機用記録装置から送信要求に応じた複数フレームの第1画像を受信すると、受信した複数フレームの第1画像を再生表示する。
これにより、確実に証拠となるその瞬間や一連の不正行為の動きを画像として捉えて、不正行為の証拠となる、不正行為の瞬間の画像や不正行為の一連の動きの画像を高い確実性で取得することができる。
しかも、常時記録されて保管されている第1画像に対して、時間情報(時間帯)等の検索条件を入力した検索および抽出が可能となるので、記録画像を有効に活用することができる。特に、顔確認用画像表示部にて表示される第1画像を用いて利用者の顔等を特定した上で、台間機用記録装置から保管されている記録画像を取得できるので、煩雑な検索を行うことなく、目的とする画像を検索して抽出することができる。しかも、記録画像は、動画にて表示されるので、不正行為の一連の動きを確認することができる。これにより、常時記録された第1画像の記録画像に対し、時間帯による指定や発生したイベントに紐付けた検索および抽出が可能となり、記録画像を有効に活用することができる。
上記一側面に係る遊技場システムにおいて、前記外部情報処理装置は、前記画像管理部に管理されている第1画像と、前記遊技媒体の貸し出しに関する情報および前記複数の遊技台の遊技に関する情報とを紐付けて管理することで遊技場の設備の利用履歴一覧を表示し、前記検索条件入力部は、前記利用履歴一覧を利用して検索条件を入力させる構成とすることもできる。上記構成によれば、利用履歴一覧を利用して検索条件を入力できるので、検索作業が容易に行え、より早く目的の保管画像を確認することができる。
上記一側面に係る遊技場システムにおいて、前記顔確認用画像表示部は、入力された検索条件よりカード識別情報を特定できる場合は、同一のカード識別情報に紐付けられている第1画像を前記画像管理部から取得して一覧表示する構成とすることもできる。上記構成によれば、同じカードを使った遊技者(利用者)を顔が確認できる状態でまとめて表示することで、紛失したカードを他の利用者が使用するといった不正行為が行われた場合に、不正行為の発生および不正者を容易か特定することができる。
一側面に係る遊技場システムにおいて、前記台間機用記録装置は、前記イベント発生時に撮像された第1画像の紐付け情報に発生したイベントを示すイベント情報を含み、前記外部情報処理装置は、前記検索条件に前記イベント情報を含む構成とすることもできる。上記構成によれば、紐付け情報にイベント情報が含まれるので、イベント情報を条件に記録画像を検索することもでき、記録画像をより有効に活用できる。
上記一側面に係る遊技場システムにおいて、前記台間機用記録装置は、撮像領域が前記対応する遊技台の利用者の頭部および手元が含まれるように設定された第2撮像装置にて撮像される第2画像を前記第1画像に関連付けて、前記台間機の実質的な稼働期間中、常時記録する第2記録部を備え、前記記録画像送信部は、前記外部情報処理装置より記録画像の送信要求を受信すると、前記所定期間における複数のフレームの第1画像および該所定期間における複数のフレームの第1画像に関連付けられた該所定期間における複数のフレームの第2画像を前記外部情報処理装置に送信し、前記記録画像再生表示部は、前記台間機用記録装置から受信した複数フレームの第1画像又は複数フレームの第2画像又はその両方を再生表示する構成とすることもできる。
上記構成によれば、記録画像送信部は、外部情報処理装置より記録画像の送信要求を受信すると、複数フレームの第1画像と共に該複数フレームの第1画像に関連付けられた複数フレームの第2画像を外部情報処理装置に送信し、記録画像再生表示部は、台間機用記録装置から受信した複数フレームの第1画像又は複数フレームの第2画像又はその両方を再生表示する。
したがって、外部情報処理装置においては、遊技台の利用者の動きを、顔およびその周辺が含まれる第1画像による確認に加えて、頭部および手元が含まれる第2画像によっても確認できるので、不正行為の瞬間の画像や不正行為の一連の動きの画像をより高い確実性で取得することができる。
上記一側面に係る遊技場システムにおいて、前記台間機用記録装置は、定期的に前記第1撮像装置にて撮像される第1画像を監視用画像として撮像の直後に前記外部情報処理装置に送信する監視用画像送信部を備え、前記外部情報処理装置は、前記複数の台間機用記録装置から受信した監視用画像をリアルタイムで表示する監視画像表示部を備える構成とすることもできる。
上記構成によれば、外部情報処理装置に対して監視用画像を提供することができる。提供される監視用画像は、対応する遊技台の周辺の画像に特定されているため、例えば天井に設置され、俯瞰的に場内を撮影する監視カメラの画像よりも対応する遊技台の周辺の状況を確認しやすく、不正行為の瞬間の画像や不正行為の一連の動きを発見しやすい。
上記一側面に係る遊技場システムにおいて、前記台間機用記録装置又は前記外部情報処理装置は、イベント発生時に前記台間機用記録装置から前記外部情報処理装置に送信される第1画像より顔画像を抽出する顔画像抽出部を備え、前記外部情報処理装置は、顔画像を比較して一致を判定する顔認証部と、不正遊技者の顔画像を蓄積した不正遊技者顔画像データベースと、前記顔認証部にて、前記顔画像抽出部にて抽出された顔画像と前記不正遊技者顔画像データベース内の不正遊技者の顔画像とが一致すると判定されると、当該遊技場の管理者又は従業員又はその両方に不正遊技者の来店を報知する来店報知部と、を備える構成とすることもできる。
上記構成によれば、顔画像抽出部が、イベント発生時に送信される第1画像より顔画像を抽出し、抽出した顔画像と不正遊技者顔画像データベース内の不正遊技者の顔画像とが一致すると顔認証部にて認定されると、来店報知部は、遊技場の係員に不正遊技者が来店している旨を報知する。これにより、不正遊技者(要注意人物)の来店をいち早く把握して、被害が発生する前に対処することができる。
上記一側面に係る遊技場システムにおいて、前記画像管理部は、所定の機器に設置され、撮像領域が対応する所定の機器の利用者の顔およびその周辺が含まれるように設定された第3撮像装置にて撮像される第3画像を、所定の機器を識別する装置識別情報、撮像日時情報、およびカード識別情報を認識している場合はカード識別情報を含む紐付け情報に紐付けて管理し、前記顔確認用画像表示部は、第3画像も表示対象とする構成とすることもできる。前記所定の機器は、精算機、景品交換機および計数機、またはそれらの何れかを含む。
上記構成によれば、精算機、景品交換機および計数機等の所定の機器を利用した利用者の第3画像とも比較できるので、他の利用者のカードを不正者が精算しようとする行為なども併せて確認できる。
本発明の一態様によれば、不正行為の証拠となる画像を、高い確実性で、かつ煩雑な検索作業等を要することなく取得することが可能で、効果的に不正者を取り締まることができる遊技場システムを実現することができる。
本発明の実施形態の遊技場の遊技場システムの全体像を示すシステム構成図である。 上記遊技場システムに含まれる記録装置の構成を示すブロック図である。 上記記録装置の撮像画像記録動作のフローチャートである。 上記記録装置の記録画像送信動作のフローチャートである。 上記遊技場システムに含まれる外部情報処理装置としてのホールコンピュータ、媒体貸出管理装置および画像管理装置の構成を示すブロック図である。 上記ホールコンピュータの表示装置に表示される遊技場の設備の利用履歴一覧の一部を示す説明図である。 上記ホールコンピュータの表示装置に表示される正面撮像画像が表示されたカード利用画像一覧の一部を示す説明図である。 上記ホールコンピュータの表示装置に表示される記録画像を再生表示している利用者動画確認画像を示す説明図である。 入店して遊技を終えて退店するまでの遊技者の動作、該動作に関連する遊技場システムの動作を示すフローチャートである。 遊技者又は係員からの申告から、ホールコンピュータを用いて事実確認を行う処理を示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
以下、本開示の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。
§1 適用例
まず、図1を用いて、本発明が適用される場面の一例について説明する。図1は、本発明の実施形態の遊技場の遊技場システム1の全体像を示すシステム構成図である。遊技場システム1は、遊技場の複数の台間機にそれぞれ対応して設けられた複数の記録装置10と、外部情報処理装置としてのホールコンピュータ100、媒体貸出管理装置110および画像管理装置120とを含む、
各記録装置10は、対応する台間機3の台間機カメラ4にて撮像された遊技台2を利用する利用者の正面撮像画像を、台間機識別情報、撮像日時情報および、取得可能な場合はカード識別情報を含む紐付け情報に紐付けて、台間機3の実質的な稼働期間中、常時記録する。また、各記録装置10は、対応する台間機3においてイベントが発生すると、イベント発生時に撮像された正面撮像画像を紐付け情報と共に外部情報処理装置に送信する。そして、外部情報処理装置から記録画像の送信要求を受信すると、該送信要求に含まれる条件を満たすフレームの正面撮像画像を含む所定期間における複数のフレームの正面撮像画像を外部情報処理装置に送信する。
外部情報処理装置は、複数の記録装置10から受信する正面撮像画像を紐付け情報と共に管理し、複数の記録装置10が記録保管している記録画像に対する検索条件が入力されると検索条件に見合う正面撮像画像を表示し、表示している正面撮像画像に対応する記録画像の表示要求を受け付けると、要求されたフレームの正面撮像画像を含む所定期間における複数のフレームの正面撮像画像(要求された正面撮像画像の撮像日時情報の示す時刻の前後の時間帯に撮像された複数フレームの正面撮像画像)の送信を記録装置に要求し、複数フレームの正面撮像画像を受信すると再生表示する。
これにより、台間機3の実質的な稼働期間中、台間機カメラ4にて撮像される正面撮像画像を常時記録することができる。しかも、常時記録された正面撮像画像の記録画像に対し、時間帯による指定や発生したイベントに紐付けた検索および抽出を可能とし、記録画像を有効に活用することができる。
§2 構成例
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
(遊技場システム1の概略構成)
図1は、本発明の実施形態の遊技場の遊技場システム1の全体像を示すシステム構成図である。遊技場は、いわゆるパチンコ店、パチスロ店、カジノ店等である。
図1に示すように、遊技場システム1は、複数の遊技台2と、複数の台間機3と、複数の台間機カメラ(第1撮像装置)4と、複数の記録装置(台間機用記録装置)10と、複数の頭上カメラ(第2撮像装置)6と、精算機50と、POS51と、計数機52と、ホールコンピュータ100と、媒体貸出管理装置110と、画像管理装置120とを備えている。
遊技台2は、遊技場内に複数配置される各遊技島(図示略)に並設されている。台間機3は、対応する遊技台2側方に1対1の対応で設置されている。台間機3は、会員登録をしていない一般の遊技者に対して発行されるビジターカードや、会員登録した会員遊技者に対して発行される会員カード等のカードを受け付けて、対応する遊技台2に遊技媒体(遊技球やメダル)を貸し出すための処理や、対応する遊技台2における遊技にて獲得された遊技媒体を計数し、該計数済みの遊技媒体数の範囲内の遊技媒体の払出し(返却)を行う。
台間機カメラ4は、台間機3に設置又は内蔵されている。台間機カメラ4の撮像領域は、対応する遊技台2の利用者の顔とその周囲が含まれるように設定されている。以下、台間機カメラ4で撮像された画像を正面撮像画像(第1画像)と称する。
記録装置10は、対応する台間機に1対1の対応で設置されており、台間機カメラ4にて撮像された正面撮像画像を記録保管する。記録装置10の詳細構成については後述するが、正面撮像画像を常時記録する。
頭上カメラ6は、対応する遊技台2の上方に1対1に対応して設置されている。頭上カメラ6の撮像領域は、対応する遊技台2の利用者の頭部および手元が含まれるように設定されている。以下、台間機カメラ4で撮像された画像を頭上撮像画像(第2画像)と称する。なお、頭上カメラ6は、より好ましい構成として備えられている。頭上カメラ6にて撮像された頭上撮像画像も、正面撮像画像と同様に、対応する台間機3(対応する遊技台2に対応する台間機3)に設置された記録装置10に記録保管される。正面撮像画像だけでは確認できない手元の画像が得られる頭上カメラ6の撮像画像を併せて用いることで、不正行為の瞬間の画像や不正行為の一連の動きの画像をより高い確実性で取得することができる。
精算機50は、遊技媒体の残数の情報に基づいて現金を精算して払い出す。POS51は、カードなどの度数として貸し出した遊技媒体の残数の情報に基づいて景品交換を行う。計数機52は、遊技することにより獲得した遊技媒体の数を計数し、計数結果をカードやレシートなどにて出力する。
これら精算機50、POS51および計数機52は、所定の機器に相当し、それぞれに機器カメラ(第3撮像装置)55が設置されている。機器カメラ55の撮像領域は、機器を利用する利用者の顔とその周囲が含まれるように設定されている。以下、機器カメラ55で撮像された画像を機器カメラ画像(第3画像)と称する。
精算機50、POS51、および計数機52に設けられた各機器カメラ55は、対応する機器でイベントが発生したときに機器カメラ画像を撮像する。撮像のタイミングとなるイベントとしては、精算機50であれば、精算、紙幣(精算金)取り忘れ、カード取り忘れ、係員保守操作、扉開閉などがある。また、POS51であれば、遊技媒体精算(景品交換)がある。計数機52であれば、計数、異材質メダル計数(遊技媒体がメダルの場合)、異形メダル計数(遊技媒体がメダルの場合)、不正(超過)遊技媒体計数、遊技媒体発券などがある。
精算機50、POS51、および計数機52は、対応する機器カメラ55にて撮像された機器カメラ画像を紐付け情報と共に画像管理装置120に送信する。紐付け情報には、対応する機器を識別する装置識別情報、撮像日時を示す撮像日時情報、およびカード情報(カード識別情報)を認識している場合はカード情報を含む。本実施形態では、より好ましい構成として、発生したイベントを示すイベント情報も含む。
ホールコンピュータ100は、遊技場内に設置された各遊技台2の台データ等の遊技に関する情報を管理する。ホールコンピュータ100は遊技場内のシステムを管理する。例えば、ホールコンピュータ100は、各遊技台2の動作(遊技台2の遊技媒体(遊技球/メダル)の払い出しの情報、各遊技台2の遊技者の呼び出し情報、またはエラーの発生など)を監視している。
媒体貸出管理装置110は、各台間機3にて使用されるカードおよび台間機3における操作、並びに精算機50、POS51、計数機52からの情報に基づいて、貸し出される遊技媒体の貸し出しに関する情報を管理する。
画像管理装置(画像管理部)120は、各記録装置10より送信されてくる正面撮像画像、および精算機50、POS51、計数機52から送信されてくる機器カメラ画像を紐付けられている紐付けと共に管理する。本実施形態では、各記録装置10より送信されてくる後述する記録画像等についても、画像管理装置120に送信され、画像管理装置120を介してホールコンピュータ100に送信され構成としている。
そして、これらホールコンピュータ100、媒体貸出管理装置110および画像管理装置120が、外部情報処理装置に相当する。外部情報処理装置は、画像管理装置120で管理される正面撮影画像を活用して、後述するように、各記録装置10に保管記録されている記録画像(正面撮像画像および頭上撮像画像)に対して効果的な検索を行い、必要な記録画像を抽出して、外部情報処理装置の表示装置に表示する。
なお、本実施形態では、各記録装置10に保管記録されている記録画像の検索を行って必要な記録画像を抽出して表示させる処理を、ホールコンピュータ100にて行わせる構成を例示する。しかしながら、媒体貸出管理装置110で行っても、画像管理装置120で行ってもよい。また、本実施形態では、外部情報処理装置を3つのコンピュータに分けている構成を例示する。しかしながら、1つ又は2つのコンピュータに機能を集約してもよいし、より多くのコンピュータに機能を分散させて持たせてもよい。
このような遊技場システム1を構成する各装置は、図1に示すように、ハブ(HUB)7および通信ケーブル8を介して双方向のデータ通信が可能に接続されている。各接続機器にはそれぞれローカルIPアドレスが付与されてローカルエリアネットワーク(LAN)が形成されている。該ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されているこれら各装置には、当該装置を個々に識別可能な装置ID(装置識別情報)が付与されている。そして、各装置が、装置(ユニット)IDとローカルIPアドレスとが対応付けられたIPアドレステーブルやユニット管理テーブル(図視せず)等を有することで、該装置(ユニット)IDから特定される各ローカルIPアドレスを送信データに付与して送受信することにより、互いにデータの送受を実施できる。
(記録装置10の構成)
図2は、記録装置10の構成を示すブロック図である。図2に示すように、記録装置10は、記録媒体11と、第1記録部12と、撮像画像送信部13と、記録画像送信部14と、第2記録部15と、監視用画像送信部16とを備えている。記録媒体11は、HDD等の大容量記録媒体である。
第1記録部12は、対応する台間機3の台間機カメラ4にて撮像される正面撮像画像を、紐付け情報に紐付けて、記録媒体11に、台間機3の実質的な稼働中常時記録する。ここで言う、台間機3の実質的な稼働中常時記録するとは、台間機3の稼働期間(電源投入期間)と記録期間が概ね一致していればよいという意味である。例えば、開店の所定時間T1前に台間機の電源が投入されるのであれば、電源投入後T1時間経過した後に撮像を開始してもよい。また、閉店後の所定時間T2後に電源がオフされるのであれば、電源オフするT2時間前に撮像を終了してもよい。また、遊技場がオープンしている時間帯において、常時記録する設定としてもよい。
正面撮像画像に紐付けられる紐付け情報には、台間機3を識別する装置識別情報、撮像日時情報、およびカード情報を認識している場合はカード情報を含む。より好ましい構成として、本実施形態では、後述する台間機3で発生したイベントを示すイベント情報を含む。
さらに、本実施形態では、第1記録部12に第2記録部15の機能が備えられている。第2記録部15は、対応する台間機3に対応する遊技台2の頭上カメラ6にて撮像される頭上撮像画像を、記録媒体11に、台間機カメラ4にて撮像された正面撮像画像に関連付けて、台間機3の実質的な稼働中常時記録する。正面撮像画像に関連付けて記録するとは、正面撮像画像と同じ紐付け情報を紐付けて管理することを含む。以下、記録媒体11に記録保管された正面撮像画像および頭上画像を纏めて記録画像と称することがある。
本実施形態では、第1記録部12および第2記録部15は、正面撮像画像および頭上撮像映像を常時記録するにおいて、連続再生することでストップモーション動画のような再生画像が得られる静止画として記録している。このように、間引いて撮影することにより、データ量の圧縮を図ることができる。間引き撮影する間隔は、遊技場の管理者が任意に設定できる構成としてもよい。
撮像画像送信部13は、台間機3においてイベントが発生すると、イベント発生時に撮像された正面撮像画像を、紐付け情報と共に外部情報処理装置としての画像管理装置120に送信する。台間機3において発生するイベントとしては、入金、追加入金、カード挿入、遊技媒体貸し、遊技媒体払い出し、貯遊技媒体払い出し、カード排出(返却)、カード合算、遊技媒体共有、特賞中カード排出、計数、異材質メダル計数(遊技媒体がメダルの場合)、異形メダル計数(遊技媒体がメダルの場合)、不正(超過)遊技媒体計数がある。記録装置10に対しては、イベントが発生する毎に台間機3からイベントの内容を示すイベント情報と共にイベントが発生した旨を知らせるイベント発生通知が通知される。
記録画像送信部14は、外部情報処理装置としてのホールコンピュータ100より記録媒体11に記録されている記録画像の送信要求を受信すると、送信要求に含まれている条件を満たすフレームの正面撮像画像を含む所定期間における複数のフレームの正面撮像画像を記録媒体11より読み出して画像管理装置120に送信する。送信要求には、日時情報、イベント情報、カード情報等が含まれている。
なお、本実施形態では、後述するように、ホールコンピュータ100にてまず正面撮像画像が顔確認用画像として表示され、正面撮像画像が表示されている状態で記録装置10に対する記録画像の送信要求が成されるようになっている。そのため、送信要求には、指定された正面撮像画像の紐付け情報に含まれている撮像日時情報が含まれており、記録画像送信部14は、送信要求に含まれる撮像日時情報の示す時刻の前後の時間帯に撮像された複数フレームの正面撮像画像を画像管理装置120に送信する。
例えば、日時情報(撮像日時情報)が○○年△△月○○日の10時10分05秒であって、所定期間が60秒間と設定されている場合は、○○年△△月○○日の10時10分05を含む60秒間に相当する○○年△△月○○日の10時09分25秒~○○年△△月○○日の10時10分35秒の複数フレームの正面撮像画像を送信する。所定期間の時間幅は遊技場の管理者が任意に設定できる構成とすることが好ましい。また、送信要求において、例えば前後30秒間の記録画像というように、ホールコンピュータ100から指定する構成としてもよい。
また、本実施形態では、より好ましい構成として、記録画像送信部14は、ホールコンピュータ100より記録画像の送信要求を受けると、条件を満たす複数フレームの正面撮像画像と共に、該複数フレームの正面撮像画像に関連付けられた複数フレームの頭上撮像画像も併せて画像管理装置120に送信する。
さらに、本実施形態では、監視用画像送信部16が備えられている。監視用画像送信部16は、定期的に正面撮像画像を監視用画像として撮像の直後に画像管理装置120に送信する。本実施形態では、頭上カメラ6が撮像した頭上撮像画像も監視用画像として撮像の直後に画像管理装置120に送信する。正面撮像画像および頭上撮像画像の何れか一方を監視用画像として用いてよいし、何れの画像を用いるかを選択できる構成としてもよい。
(記録装置10の動作)
図3は、記録装置10の撮像画像記録動作のフローチャートである。図3に示すように、記録装置10は、台間機3の電源がONされたかを判断しており(S1)、YESと判断すると、台間機カメラ4にて撮像された正面撮像画像の常時記録を開始する(S2)。本実施形態では、YESと判断すると、S2において、頭上カメラ6にて撮像された頭上撮像画像の常時記録も開始する。常時記録を開始後は、常時記録を行いつつ、台間機3からイベント発生通知を受信したかを判断する(S3)。
S3にてYESと判断すると、紐付け情報と共にイベント発生時に撮像した正面撮像画像を画像管理装置120に送信する(S4)。S3にてNOと判断すると、続いて、監視用画像を送信するタイミングであるかを判断する(S5)。S5にてYESと判断すると、次に撮像された正面撮像画像を画像管理装置120に送信する(S6)。S5にてNOと判断すると、台間機3の電源がOFFされたかを判断し(S7)、S7においてNOと判断するとS3に戻る。一方、S7にてYESと判断すると、台間機カメラ4および頭上カメラ6により撮像された正面撮像画像および頭上撮像画像の常時記録を終了し(S8)、処理を終了する。
図4は、記録装置10の記録画像送信動作のフローチャートである。記録画像送信動作は、図3の撮像画像記録動作と平行して行われる。図4に示すように、記録装置10は、ホールコンピュータ100から記録画像の送信要求を受信したかを常時判断している(S11)。S11にてYESと判断すると、送信要求に含まれる条件を満たす記録画像を画像管理装置120に送信する。本実施形態では、撮像日時情報の示す時刻の前後の時間帯に撮像された複数フレームの正面撮像画像と、該正面撮像画像に関連付けられた複数フレームの頭上撮像画像を送信する。
その後、S13に進んで記録装置10の電源がOFFされたかを判断し、NOと判断するとS11に戻り、YESと判断すると処理を終了する。なお、S12においては、画像管理装置120を介さず、ホールコンピュータ100に直接に送信してもよい。
(外部情報処理装置による記録画像の検索および抽出)
図5は、外部情報処理装置としてのホールコンピュータ100、媒体貸出管理装置110および画像管理装置120の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、ホールコンピュータ100は、検索条件入力部101と、顔確認用画像表示部102と、記録画像送信要求部104と、記録画像再生表示部105と、監視画像表示部106と、来店報知部107とを備えている。
検索条件入力部101は、各台間機3に対応して設置された各記録装置10に保管されている記録画像を検索するための検索条件を入力させる。検索条件入力部101は、例えば検索条件入力画面(図示せず)をホールコンピュータ100の表示装置に表示し、ホールコンピュータ100のキーボードやマウス等の入力装置を用いて入力させる。検索条件入力画面から、例えば、遊技台ID(遊技台の装置器識別情報)、日時情報、カード番号、イベント情報等を検索条件として入力できる。検索条件を入力するのは、遊技場の係員である。
図6は、ホールコンピュータ100の表示装置に表示される遊技場の設備の利用履歴一覧の一部を示す説明図である。本実施形態では、検索条件入力部101は、このような利用履歴一覧を利用して検索条件を入力させる。ホールコンピュータ100は、画像管理装置120に管理されている正面撮像画像と、媒体貸出管理装置110が管理している遊技媒体の貸し出しに関する情報、および遊技台2の遊技に関する情報とを紐付けることで、図6に示すような、遊技場の設備の利用履歴一覧を表示する。図6の例は、日時情報に対応付けられた使用履歴一覧の一部を示している。利用履歴一覧を利用して検索条件を入力することで、検索作業が容易に行え、より早く目的の保管画像を確認することができる。
図7は、ホールコンピュータ100の表示装置に表示される正面撮像画像が表示されたカード利用画像一覧の一部を示す説明図である。顔確認用画像表示部102は、検索条件入力部101にて入力された検索条件に見合う、図7において参照符号P1にて示す正面撮像画像を画像管理装置120より取得して表示する。本実施形態では、図6に示す利用履歴一覧において利用履歴を選択する、より具体的には、詳細ボタンB1を操作することで検索条件が入力され、検索条件に見合う正面撮像画像P1が表示される。
また、顔確認用画像表示部102は、入力された検索条件よりカード情報を特定できる場合は、同一のカード情報に紐付けられている正面撮像画像P1および機器カメラ画像P3を画像管理装置から取得して一覧表示する。図7の例は、図6の利用履歴一覧における処理時刻「11:52」の履歴の詳細ボタンB1を操作することで、同一のカード情報(カードID)を紐付け情報に含む正面撮像画像P1と機器カメラ画像P3とが表示された状態を示す。このように、同じカードを使った遊技者(利用者)を顔が確認できる状態でまとめて表示することで、紛失したカードを他の利用者が使用するといった不正行為が行われた場合に、不正行為の発生および不正者を容易か特定することができる。
記録画像送信要求部104は、顔確認用画像表示部102が表示している正面撮像画像P1に対応する記録画像の表示要求を受け付け、要求されたフレームの正面撮像画像P1を含む所定期間における複数のフレームの正面撮像画像の送信要求を、対応する記録装置10に送信する。図7の例は、正面撮像画像P1にそれぞれ重ねて表示されている再生ボタンB2を操作することで、対応する記録装置10に、フレームの正面撮像画像P1を含む所定期間における複数のフレームの正面撮像画像の送信を要求する。
対応する記録装置10から複数フレームの正面撮像画像を取得するにおいて、このように、まずは画像管理装置120で管理されている正面撮像画像P1を利用して顔画像を確認してから行うことで、必要な記録画像を、効率よく検索して取得することができる。
図8は、ホールコンピュータ100の表示装置に表示される記録画像を再生表示している利用者動画確認画像を示す説明図である。記録画像再生表示部105は、対応する記録装置10から送信要求に応じた複数フレームの正面撮像画像を受信すると、図8に示す参照符号P1…にて示すように、正面撮像画像を再生表示する。正面撮像画像は静止画として記録されているので、再生画像はストップモーション動画のような再生画像となる。
また、本実施形態では、記録装置10において、正面撮像画像P1と共に頭上撮像画像P2も記録保管しており、記録装置10からは記録画像として複数フレームの正面撮像画像P1と共にこれに関連付けられた複数フレームの頭上撮像画像P2も送信されてくる。したがって、図8に示す参照符号P2…にて示すように、頭上撮像画像P2も再生表示される。
監視画像表示部106は、各台間機3の記録装置10から定期的に送信されてくる監視用画像をリアルタイムで表示する。監視用画像は、正面撮像画像であっても、頭上撮像画像であっても、また、その両方であってもよい。何れにしろ、撮像直後に送信される。
ホールコンピュータ100の表示装置の限られた画面を有効に利用するために、各記録装置10から受信する監視用画像を、順次切り替えながら表示してもよい。また、監視用画像を表示する対象の遊技台を指定し、該遊技台2に対応する台間機3の記録装置10から送信されてきた監視用画像を継続して表示してもよい。
これにより、各台間機3の記録装置10に、場内の監視カメラの機能を担わせることができる。提供される監視用画像は、対応する遊技台2周辺の画像に特定されているため、例えば天井に設置され、俯瞰的に場内を撮影する監視カメラの画像よりも対応する遊技台2の周辺の状況を確認しやすく、不正行為の瞬間の画像や不正行為の一連の動きを発見しやすい。
来店報知部107は、画像管理装置120より、各記録装置10がイベント発生時に送信した正面撮像画像(イベント発生時に送信)および、精算機50、POS51、計数機52がイベント発生時に送信した機器カメラ画像より抽出した顔画像と、不正遊技者顔画像データベース124内の不正遊技者の顔画像とが一致する旨の通知を受けると、遊技場の係員に不正遊技者が来店している旨を報知する。これにより、不正遊技者(要注意人物)の来店をいち早く把握して、被害が発生する前に、監視画像表示部106を用いて集中管理するなどの対策をとることができる。
画像管理装置120は、前述したように、記録装置10より送信されてくる正面撮像画像、および精算機50、POS51、計数機52から送信されてくる機器カメラ画像を、紐付けられている紐付けと共に管理する。さらに、本実施形態では、より好ましい構成として、画像管理装置120は、顔画像抽出部121と、顔認証部123と、不正遊技者顔画像データベース124とを備えている。
顔画像抽出部121は、各記録装置10からイベント発生時に送信される正面撮像画像より顔画像を抽出する。本実施形態では、精算機50、POS51、計数機52がイベント発生時に送信する機器カメラ画像からも顔画像を抽出する。前記画像管理装置120は、顔画像抽出部で抽出された顔画像を抽出元の正面撮像画像、機器カメラ画像に関連付けて管理する。顔画像を抽出するとは、顔画像を切り出す(トリミング)することである。なお、顔画像抽出部121は、外部情報処理装置としての画像管理装置120に設ける以外に、画像の送信元となる各記録装置10、精算機50、POS51、計数機52に備えさせてもよい。
顔認証部123は、顔画像を比較して一致するかを判定する。一致するかの判定は、種々の方法を用いることができる。不正遊技者顔画像データベース124は、不正遊技者の顔画像を蓄積したデータベースである。例えば、不正遊技者の顔画像は、例えば図7に示すカード利用画像一覧において、登録ボタンB3を操作することで登録される。
画像管理装置120は、各記録装置10および精算機50、POS51、計数機52からイベント発生時に送信されてきた正面撮像画像又は機器カメラ画像より顔画像抽出部121にて抽出された顔画像が、不正遊技者顔画像データベース124内の不正遊技者の顔画像と一致すると顔認証部123が判定すると、その旨をホールコンピュータ100に通知する。これにより、来店報知部107は、遊技場の係員に不正遊技者が来店している旨を報知する。
(入店から退店までの遊技者の動作に関連する遊技場システムの動作)
図9は、ある遊技者が入店(入場)して遊技を終えて退店(退場)するまでの遊技者の動作、該動作に関連する遊技場システムの動作を示すフローチャートである。
図9に示すように、遊技者が台間機3に初回入金するもしくはカードを挿入する。記録装置10は、初回入金/カード挿入のイベント発生に連動して、撮影した正面撮像画像を画像管理装置120に送信する。
遊技開始後、遊技者が離席し、離席から戻る間に、第3者によるカードの抜き取る窃盗パターン1が発生すると、記録装置10は、窃盗のパターン1によるカード抜き取り時、カードを排出するイベント発生に連動して、撮影した正面撮像画像を画像管理装置120に送信する。手荷物や遊技媒体の持ち去る(置き引き)窃盗のパターン2については、イベントは発生しないので、撮影した正面撮像画像がイベントに連動して画像管理装置120に発生されることはない。
離席から戻った遊技者は、手荷物や遊技媒体が持ち去られた窃盗のパターン2についてはこの時点で気が付くので、遊技場の係員に申告する(1)。申告を受けた係員は、ホールコンピュータ100から当該遊技者が遊技している遊技台2に対応する台間機3の記録装置10にアクセスして、記録画像を確認する。
一方、カードが抜き取られて窃盗のパターン1については、離席から戻った時点で気が付くことはできず、対応する遊技台2での遊技を終了し、台間機3からカードを排出する時点で気が付き、この時点で遊技場の係員に申告する(2)。遊技者がカードを排出する指示をしたことで、カード排出イベントが発生するので、記録装置10はこれに連動して、撮影した正面撮像画像を画像管理装置120に送信する。このとき、検索条件にイベント情報を条件に含めることで、より短時間で確認したい記録画像、つまりカード抜き取り行為が捉えられている画像を見つけることができる。
遊技を終えた遊技者は、カードに残金が有る場合は、精算機50で精算する。精算機50は、精算のイベント発生に連動して、撮影した機器カメラ画像を画像管理装置120に送信する。また、遊技を得た遊技者は、遊技媒体が残っている場合は、POS51で景品に交換する。POS51が、景品交換のイベント発生に連動して、撮影した機器カメラ画像を画像管理装置120に送信する。
(申告による記録画像を確認する手順)
図10は、遊技者又は係員からの申告から、ホールコンピュータ100を用いて事実確認を行う処理を示すフローチャートである。図10に示すように、遊技者又は係員からの申告を受けると、係員は遊技した遊技台の台番(装置識別情報)と事件が行った時間の情報を確認する(S41)。そして、ホールコンピュータ100の検索条件入力画面にて、遊技台の台番(機器識別情報)と時間情報を入力すると、入力した遊技台の台番および時間情報の条件を満足する利用履歴が検索される(S42)。なお、検索条件入力画面にてイベント情報を入力して条件を絞り込むこともできる。ホールコンピュータ100は、カード番号が特定できるかを判断し(S43)、特定できる場合はカード番号に基づいた利用画像履歴を表示する(S46)。係員は、S46で表示されたカード番号に基づいた利用画像履歴を用いて正面撮像画像を確認する(S47)。一方、ホールコンピュータ100は、カード番号が特定できない場合は時間帯に基づいた利用画像履歴を表示する(S44)。係員は、S44で表示された時間帯に基づいた利用画像履歴を用いて正面撮像画像を確認する(S45)。
S44~S47においては、ホールコンピュータ100の表示装置に、図6に示したような利用履歴画面が表示され、係員は、詳細ボタンB1を押すことで、図7に示すような正面撮像画像を表示させて利用者の顔を確認することができる。なお、このような利用履歴画面による正面撮像画像の確認は、S42に戻って時間情報を変更することで、繰り返し表示させることができる。
図7に示すような正面撮像画像を表示させている状態で、利用者の画像を選択する(S48)、つまり、図7に示す確認画面の再生ボタンB2を押すことで、図8に示すような利用者動画確認画面が表示される(S49)。
このような再生画像を用いて、係員は事実確認を行い(S50)、不正な動作を確認すると、図7に示す確認画面の登録ボタンB3を押す。これにより、ホールコンピュータ100は、登録ボタンB3が操作されたかを判断し(S51)、操作されて場合はS52にて不審者登録を行った後、画像確認処理を終了する。
〔ソフトウェアによる実現例〕
記録装置10、ホールコンピュータ100および画像管理装置120の制御ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、記録装置10、ホールコンピュータ100および画像管理装置120は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 遊技場システム
2 遊技台
3 台間機
4 台間機カメラ(第1撮像装置)
6 頭上カメラ(第2撮像装置)
10 記録装置
11 記録媒体
12 第1記録部
13 撮像画像送信部
14 記録画像送信部
15 第2記録部
16 監視用画像送信部
50 精算機
51 POS
52 計数機
55 機器カメラ
100 ホールコンピュータ
101 検索条件入力部
102 顔確認用画像表示部
104 記録画像送信要求部
105 記録画像再生表示部
106 監視画像表示部
107 来店報知部
110 媒体貸出管理装置
120 画像管理装置
121 顔画像抽出部
123 顔認証部
124 不正遊技者顔画像データベース
B1 詳細ボタン
B2 再生ボタン
B3 登録ボタン
P1 正面撮像画像(第1画像)
P2 頭上撮像画像(第2画像)
P3 機器カメラ画像

Claims (9)

  1. 遊技場の複数の台間機にそれぞれ対応して設けられた複数の台間機用記録装置と、外部情報処理装置とを含む遊技場システムであって、
    前記台間機用記録装置は、
    撮像領域が対応する遊技台の利用者の顔およびその周辺が含まれるように設定された第1撮像装置にて撮像された第1画像を、前記台間機を識別する装置識別情報、撮像日時情報およびカード識別情報を認識している場合はさらにカード識別情報を含む紐付け情報に紐付けて、前記台間機の実質的な稼働期間中、常時記録する第1記録部と、
    前記台間機においてイベントが発生すると、イベント発生時に撮像された第1画像を前記紐付け情報と共に外部情報処理装置に送信する撮像画像送信部と、
    前記外部情報処理装置より記録画像の送信要求を受信すると、該送信要求に含まれる条件を満たすフレームの第1画像を含む所定期間における複数のフレームの第1画像を、前記外部情報処理装置に送信する記録画像送信部と、を備え、
    前記外部情報処理装置は、
    前記複数の台間機用記録装置から受信する第1画像を前記紐付け情報と共に管理する画像管理部と、
    検索条件を入力させる検索条件入力部と、
    前記検索条件入力部にて入力された検索条件に見合う第1画像を前記画像管理部より取得して表示する顔確認用画像表示部と、
    前記顔確認用画像表示部が表示している第1画像に対応する記録画像の表示要求を受け付け、要求されたフレームの第1画像を含む所定期間における複数のフレームの第1画像の送信要求を、対応する前記台間機用記録装置に送信する記録画像送信要求部と、
    前記台間機用記録装置から送信要求に応じた複数フレームの第1画像を受信すると、受信した複数フレームの第1画像を再生表示する記録画像再生表示部と、を備える遊技場システム。
  2. 前記外部情報処理装置は、前記画像管理部に管理されている第1画像と、遊技媒体の貸し出しに関する情報および複数の遊技台の遊技に関する情報とを紐付けて管理することで遊技場の設備の利用履歴一覧を表示し、
    前記検索条件入力部は、前記利用履歴一覧を利用して検索条件を入力させる請求項1に記載の遊技場システム。
  3. 前記顔確認用画像表示部は、入力された検索条件よりカード識別情報を特定できる場合は、同一のカード識別情報に紐付けられている第1画像を前記画像管理部から取得して一覧表示する請求項2に記載の遊技場システム。
  4. 前記台間機用記録装置は、前記イベント発生時に撮像された第1画像の紐付け情報に発生したイベントを示すイベント情報を含み、
    前記外部情報処理装置は、前記検索条件に前記イベント情報を含む請求項1から3の何れか1項に記載の遊技場システム。
  5. 前記台間機用記録装置は、撮像領域が前記対応する遊技台の利用者の頭部および手元が含まれるように設定された第2撮像装置にて撮像される第2画像を前記第1画像に関連付けて、前記台間機の実質的な稼働期間中、常時記録する第2記録部を備え、
    前記記録画像送信部は、前記外部情報処理装置より記録画像の送信要求を受信すると、前記所定期間における複数のフレームの第1画像および該所定期間における複数のフレームの第1画像に関連付けられた該所定期間における複数のフレームの第2画像を前記外部情報処理装置に送信し、
    前記記録画像再生表示部は、前記台間機用記録装置から受信した複数フレームの第1画像又は複数フレームの第2画像又はその両方を再生表示する請求項1から4の何れか1項に記載の遊技場システム。
  6. 前記台間機用記録装置は、定期的に前記第1撮像装置にて撮像される第1画像を監視用画像として撮像の直後に前記外部情報処理装置に送信する監視用画像送信部を備え、
    前記外部情報処理装置は、前記複数の台間機用記録装置から受信した監視用画像をリアルタイムで表示する監視画像表示部を備える請求項1から5の何れか1項に記載の遊技場システム。
  7. 前記台間機用記録装置又は前記外部情報処理装置は、イベント発生時に前記台間機用記録装置から前記外部情報処理装置に送信される第1画像より顔画像を抽出する顔画像抽出部を備え、
    前記外部情報処理装置は、
    顔画像を比較して一致を判定する顔認証部と、
    不正遊技者の顔画像を蓄積した不正遊技者顔画像データベースと、
    前記顔認証部にて、前記顔画像抽出部にて抽出された顔画像と前記不正遊技者顔画像データベース内の不正遊技者の顔画像とが一致すると判定されると、当該遊技場の管理者又は従業員又はその両方に不正遊技者の来店を報知する来店報知部と、を備える請求項1から6の何れか1項に記載の遊技場システム。
  8. 前記画像管理部は、所定の機器に設置され、撮像領域が対応する所定の機器の利用者の顔およびその周辺が含まれるように設定された第3撮像装置にて撮像される第3画像を、所定の機器を識別する装置識別情報、撮像日時情報、およびカード識別情報を認識している場合はカード識別情報を含む紐付け情報に紐付けて管理し、
    前記顔確認用画像表示部は、第3画像も表示対象とする請求項1から7の何れか1項に記載の遊技場システム。
  9. 前記所定の機器は、精算機、景品交換機および計数機、またはそれらの何れかを含む請求項8に記載の遊技場システム。
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