JP7042445B2 - 端子装置及びこの端子装置を備えた照明装置 - Google Patents

端子装置及びこの端子装置を備えた照明装置 Download PDF

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Description

本開示は、端子装置及びこの端子装置を備えた照明装置に関する。
特許文献1には、電源線が接続される電源端子台と、信号線が接続される信号端子台とを備える照明システムが、開示されている。
特開2017-98339号公報
ところで、従来の照明装置(特許文献1に記載の照明システム)のように、電源端子台と信号端子台とを備えるものでは、現場での施工時に、電源線を信号端子台に接続する配線ミスが起こり、信号端子台に接続された各種の電気機器に不具合が生じるおそれがある。
上記事情に鑑みて、本開示は、配線ミスを防ぐことができる端子装置、及びこの端子装置を備えた照明装置を提供することを、目的とする。
本開示の一態様に係る端子装置は、電線が通される挿入孔が設けられた筐体と、前記筐体内に収容され、前記挿入孔を通して前記筐体内に挿入される前記電線と電気的に接続される導体とを有する端子台と、前記筐体の外側に位置し、前記挿入孔に比べて幅の狭い通し孔を有する誤接続防止部材と、を備える。
また、本開示の一態様に係る照明装置は、前記端子装置と、前記電線よりも太い第二の電線が接続される第二端子装置と、点灯する光源ユニットと、を備え、前記第二の電線の径は、前記通し孔の幅よりも大きい。
本開示の一態様に係る端子装置及び照明装置では、配線ミスを防ぐことができる。
図1Aは、本開示に係る実施形態1の端子装置を示す斜視図であり、図1Bは、同上の端子装置に電線を接続した状態を示す平面図である。 図2Aは、同上の端子装置の端子台を示す平面図であり、図2Bは、同上の端子台を示す正面図であり、図2Cは、図2AのX-X線の断面図であり、カバーを装着した状態の図である。 図3Aは、同上の端子装置のカバーを示す平面図であり、図3Bは、同上のカバーを示す正面図であり、図3Cは、同上のカバーを示す側面図である。 図4Aは、本開示に係る実施形態2の端子装置を示す斜視図であり、図4Bは、同上の端子装置に電線を接続した状態を示す平面図である。 図5Aは、同上の端子装置の端子台を示す平面図であり、図5Bは、同上の端子台を示す正面図であり、図5Cは、図5AのY-Y線の断面図であり、カバーを装着した状態の図である。 図6Aは、同上の端子装置のカバーを示す平面図であり、図6Bは、同上のカバーを示す正面図であり、図6Cは、同上のカバーを示す一部破断側面図である。 図7Aは、本開示に係る実施形態3の端子装置を示す平面図であり、図7Bは、同上の端子装置を示す正面図であり、図7Cは、同上の端子装置を示す側面図である。 図8は、本開示に係る実施形態1の端子装置を備える照明装置を示す分解斜視図である。 図9は、同上の照明装置の内部構造を概略的に示す図である。
(端子装置)
(実施形態1)
(1)概要
図1A及び図1Bには、本開示に係る実施形態1の端子装置1が示されている。
端子装置1は、端子台2と、誤接続防止部材3と、を備える。端子台2は、電線L1が通される挿入孔20が設けられた筐体22と、筐体22内に収容され、挿入孔20を通して筐体22内に挿入される電線L1が電気的に接続される導体21とを有する。誤接続防止部材3は、筐体22の外側に位置し、挿入孔20に比べて幅の狭い通し孔30を有する。
本実施形態の端子装置1では、誤接続防止部材3の通し孔30に、通し孔30の幅よりも太い電線(電線L1よりも太い電線)を通すことができず、太い電線が導体21に接続されることを防止することができ、配線ミスを防ぐことができる。
(2)詳細
本実施形態の端子装置1は、端子台2に取り付けられるカバー4を更に備える。誤接続防止部材3は、カバー4と一体に設けられている。以下では、図1に示す矢印の向きで端子装置1の上下前後左右の各方向を定義し、各構成について詳しく説明する。
(2-1)端子台
端子台2は、図2A、図2B及び図2Cに示すように、挿入孔20が設けられた筐体22と、筐体22内に収容された導体21と、電線L1を導体21に対してねじ止めする端子ねじ23と、を備える。筐体22は、樹脂製(例えばユリア樹脂製)である。導体21と端子ねじ23のそれぞれは、導電性を有する金属(例えば黄銅)で形成される。
図1Bに示す電線L1は、単線や撚線等の導体を、絶縁体で被覆した絶縁電線であり、絶縁体で被覆された部分の径が1.0mm程度(例えば1±0.2mm)である。電線L1は、例えば、CPEVケーブル(市内対ポリエチレン絶縁ビニル(ポリエチレン)シースケーブル)である。電線L1は、例えば信号線として用いられる。
図2A、図2B及び図2Cに示すように、筐体22は、外形がおよそ直方体状である。筐体22は、矩形板状の底壁220と、底壁220の左右の端部から上方に突出した一対の側壁221と、底壁220の左右方向の中間部から上方に突出した中間壁222とを有する。一対の側壁221と中間壁222は、互いに平行であり、左右方向に間隔をあけて位置する。中間壁222の上面は、一対の側壁221の上面よりも下方に位置する。
筐体22は、一対の側壁221と中間壁222との間に、上方及び前後方向のそれぞれに開放された左右一対のスペースS1が形成されている。左右一対のスペースS1のそれぞれに、導体21が収容され、導体21を上下方向に貫通するように端子ねじ23が筐体22に取り付けられている。
筐体22は更に、底壁220の前端部から突出した左右一対の仕切壁223を有する。右の仕切壁223は、右の側壁221と中間壁222との間に間隔をあけて位置し、左の仕切壁223は、左の側壁221と中間壁222との間に間隔をあけて位置する。一対の仕切壁223のそれぞれの上面は、中間壁222の上面よりも下方に位置する。
右の仕切壁223と右の側壁221との間の部分と、右の仕切壁223と中間壁222との間の部分と、左の仕切壁223と左の側壁221との間の部分と、左の仕切壁223と中間壁222との間の部分のそれぞれが、電線L1が挿入される挿入孔20である。
筐体22は、都合4つの挿入孔20を有する。4つの挿入孔20のそれぞれは、入口側(前側)ほど左右方向に幅広である。
中間壁222及び底壁220には、筐体22の固定に用いるねじが挿入される固定孔224と、カバー4に取り付けに用いる前後一対の引っ掛け孔225が設けられている。固定孔224と前後一対の引掛け孔225のそれぞれは、中間壁222及び底壁220を上下方向に貫通している。
端子台2は、後側に開放された左右一対の第二挿入孔24を備える。左右一対の第二挿入孔24は、左右一対のスペースS1のそれぞれの後端部分で構成される。図1Bに示すように、左右一対の第二挿入孔24のそれぞれには、他の電線L2が通される。他の電線L2は、電線L1と同様の絶縁電線であり、絶縁体で被覆された部分の径が1.0mm程度(例えば1±0.2mm)である。他の電線L2は、一端が導体21に、はんだ付け等で接続され、他端が他の電気機器に電気的に接続される。
図2A、図2B及び図2Cに示すように、導体21は、略矩形の板状であり、筐体22の左右一対のスペースS1のそれぞれに、上下方向に移動可能に収容されている。導体21には、端子ねじ23が通される孔(図示せず)が設けられている。導体21は、端子ねじ23をねじ締めすることによって、下方に移動する。これにより、導体21と筐体22の底壁220との間に先端部が挿入された電線L1が、端子台2に対してねじ止めされる。
端子台2は、一対の側壁221の上端部間に、カバー4が収容されるカバー収容部25を有する。カバー4は、中間壁222の上面によって支持される。
(2-2)カバー
カバー4は、図3A、図3B及び図3Cに示すように、矩形板状のカバー本体40と、カバー本体40から下方に突出した前後一対の引掛け片41と、を有する。カバー4は、樹脂製(例えばポリプロピレン樹脂製)である。
カバー本体40には、左右一対の端子ねじ23に対応する箇所に、上下方向に貫通した左右一対の開口42と、上方に突出した筒部43とが設けられている。
一対の引掛け片41のそれぞれは、端子台2の前後一対の引掛け孔225に差し込んだ状態で引っ掛かるように構成されている。本実施形態では、一対の引掛け片41のそれぞれの先端部(下端部)には、引掛け孔225内の段差に引っ掛かる爪410が設けられている。
カバー本体40の前後方向の長さは、端子台2の前後方向の長さよりも若干長い。カバー4を端子台2に取り付けた状態で、カバー本体40の前端部は、端子台2よりも前側に突出する。
本実施形態では、カバー本体40の前端部から下方に突出するように、誤接続防止部材3がカバー4と一体に設けられている。
(2-3)誤接続防止部材
誤接続防止部材3は、端子台2の4つの挿入孔20に対向する壁31と、壁31を前後方向に貫通するように設けられた複数(本実施形態では4つ)の通し孔30と、を有する。
複数の通し孔30のそれぞれは、挿入孔20に比べて幅(左右方向の長さ)が狭く、かつ電線L1を通すことが可能な孔である。各通し孔30の左右幅は、電線L1の径よりも僅かに(数mm程度)大きい。本実施形態では、複数の通し孔30のそれぞれは、下方に開口した切欠きである。複数の通し孔30は、端子台2の複数の挿入孔20に対して、前後方向に一対一に並ぶように、壁31に設けられている。
壁31は、カバー本体40の前端部から下方に突出している。壁31と端子台2との間の距離は、電線L1の径及び通し孔30の幅よりも短く、例えば、0.5mm程度である。
(3)端子装置の利用方法
以上説明した本実施形態の端子装置1の利用方法の一例について説明する。
まず、施工者は、端子台2を設置先に取り付ける。このとき、端子台2の固定孔224にねじを打ち込むことで、端子台2は設置先に固定することができる。
次いで、施工者は、端子台2の第二挿入孔24に電線L2の先端部を通し、電線L2の先端部を、導体21にはんだ付け等で接続する。
次いで、施工者は、端子台2の挿入孔20に電線L1の先端部を通し、電線L1の先端部を導体21と筐体22の底壁220との間に挿入する。
次いで、施工者は、端子ねじ23をねじ締めして、電線L1を、導体21と筐体22の底壁220との間に挟み込んだ状態でねじ止めする。これにより、電線L1は、端子台2の導体21に対して電気的に接続される。
次いで、施工者は、端子台2の各挿入孔20の前側に、誤接続防止部材3が位置するように、端子台2にカバー4を取り付ける。このとき、カバー4の前後一対の引掛け片41を、端子台2の前後一対の引掛け孔225内に挿入することで、カバー4は端子台2に取り付けることができる。またこのとき、端子台2の導体21に接続されている電線L1は、誤接続防止部材3の通し孔30に通す。
(4)作用効果
以上説明した本実施形態の端子装置1では、端子台2の導体21に接続されている電線が、誤接続防止部材3の通し孔30の幅よりも太い電線であった場合、誤接続防止部材3の通し孔30に入らず、端子台2に対してカバー4を取り付けることができない。これにより、本実施形態の端子装置1では、施工者が配線ミスに気付きやすく、配線ミスを防ぐことができる。
また、本実施形態の端子装置1では、誤接続防止部材3の通し孔30を下方に開口した切欠き形状に設けているため、端子台2にカバー4を取り付ける際に、通し孔30への電線L1の導入が簡単に行える。
また、本実施形態の端子装置1では、端子台2と誤接続防止部材3の壁31との間の距離が、電線L1の径よりも短い。そのため、本実施形態の端子装置1では、カバー4を端子台2に取り付ける際に、電線L1よりも太い電線が、端子台2と壁31との間のスペースに収まって、カバー4が端子台2に対して取付可能となることを防ぐことができる。
(実施形態2)
続いて、本開示に係る実施形態2の端子装置1について説明する。以下では、実施形態2の端子装置1について、実施形態1の端子装置1と同様の構成については図中に同一の符号を付して詳しい説明を省略し、実施形態1の端子装置1と異なる構成については詳しく説明する。
実施形態2の端子装置1は、図4A及び図4Bに示すように、誤接続防止部材3が、カバー4ではなく、端子台2と一体に設けられている。
本実施形態では、図5A、図5B及び図5Cに示すように、誤接続防止部材3の壁31は、側面視(左右方向から視て)にて、L字状に設けられている。壁31は、端子台2の前面に対して平行に位置する壁本体310と、壁本体310の下端部から後側に突出した連結部311と、を有する。壁31は、連結部311の先端(後端)が端子台2の底壁220の前面と一体である。壁本体310と端子台2との間の距離が、電線L1の径よりも小さくなるように、壁31は端子台2と一体に設けられる。壁本体310の上面は、端子台2の中間壁222の上面と略同じ高さである。
通し孔30は、壁本体310を前後方向に貫通し、かつ上側に開口するように設けられた切欠きである。壁本体310のうち、端子台2の複数の挿入孔20に対向する部分に、複数の通し孔30が一対一に設けられている。
カバー4は、図6A,図6B及び図6Cに示すように、実施形態1のカバー4から誤接続防止部材3を省略した構造である。カバー本体40の前後長さは、端子台2の前後長さと同じである。
以上説明した実施形態2の端子装置1の利用方法の一例について簡単に説明する。
まず、施工者は、端子台2を設置先に取り付ける。
次いで、施工者は、端子台2の導体21に電線L2の先端部を接続する。次いで、施工者は、電線L1の先端部を、誤接続防止部材3の通し孔30と端子台2の挿入孔20に通して、導体21と筐体22の底壁220の間に挿入する。
次いで、施工者は、端子ねじ23をねじ締めして、電線L1を、導体21と筐体22の底壁220との間に挟み込んだ状態でねじ止めする。これにより、電線L1は、端子台2の導体21に対して電気的に接続される。
次いで、施工者は、端子台2にカバー4を取り付ける。
以上説明した実施形態2の端子装置1では、誤接続防止部材3の通し孔30の幅よりも太い電線を、誤接続防止部材3の通し孔30に通すことができない。これにより、実施形態2の端子装置1では、施工者が配線ミスに気付きやすく、配線ミスを防ぐことができる。
また、実施形態2の端子装置1では、誤接続防止部材3の通し孔30を上方に開口した切欠き形状に設けているため、通し孔30への電線L1の導入が簡単に行える。
また、実施形態2の端子装置1では、端子台2と誤接続防止部材3の壁31(壁本体310)との間の距離が、電線L1の径よりも短い。そのため、実施形態2の端子装置1では、電線L1よりも太い電線が、端子台2と壁31との間のスペースに通されることを防ぐことができる。
(実施形態3)
続いて、本開示に係る実施形態3の端子装置1について説明する。以下では、実施形態3の端子装置1について、実施形態1の端子装置1と同様の構成については図中に同一の符号を付して詳しい説明を省略し、実施形態1の端子装置1と異なる構成については詳しく説明する。
実施形態3の端子装置1は、図7A、図7B及び図7Cに示すように、誤接続防止部材3が、カバー4及び端子台2に対して、別体に設けられている。
誤接続防止部材3は、矩形板状のベース32を有する。壁31は、ベース32の前端部から上方に突出している。壁31は、端子台2との間の距離が、電線L1の径よりも小さくなるように、ベース32に一体に設けられている。壁31の上面は、端子台2の中間壁222の上面と略同じ高さである。
通し孔30は、壁31を前後方向に貫通し、かつ上側に開口するように設けられた切欠きである。壁31のうち、端子台2の複数の挿入孔20に対向する部分に、複数の通し孔30が一対一に設けられている。
端子台2は、図2A、図2B及び図2Cに示す実施形態1の端子台2と同じ構造である。カバー4は、図6A、図6B及び図6Cに示す実施形態2のカバー4と同じ構造である。
以上説明した実施形態3の端子装置1の利用方法の一例について簡単に説明する。
まず、施工者は、設置先に、誤接続防止部材3のベース32を設置し、壁31に対して複数の挿入孔20が対向するように、ベース32の上に端子台2を載せて、端子台2と誤接続防止部材3を設置先にねじで固定する。
次いで、施工者は、端子台2の導体21に電線L2を接続する。次いで、施工者は、電線L1の先端部を、誤接続防止部材3の通し孔30と端子台2の挿入孔20に通して、導体21と筐体22の底壁220の間に挿入する。
次いで、施工者は、端子ねじ23をねじ締めして、電線L1を、導体21と筐体22の底壁220との間に挟み込んだ状態でねじ止めする。これにより、電線L1は、端子台2の導体21に対して電気的に接続される。
次いで、施工者は、端子台2にカバー4を取り付ける。
以上説明した実施形態3の端子装置1では、誤接続防止部材3の通し孔30の幅よりも太い電線を、誤接続防止部材3の通し孔30に通すことができない。これにより、実施形態3の端子装置1では、施工者が配線ミスに気付きやすく、配線ミスを防ぐことができる。
また、実施形態3の端子装置1では、誤接続防止部材3の通し孔30を上方に開口した切欠き形状に設けているため、通し孔30への電線L1の導入が簡単に行える。
また、実施形態3の端子装置1では、端子台2と誤接続防止部材3の壁31との間の距離が、電線L1の径よりも短いため、電線L1よりも太い電線が、端子台2と壁31との間のスペースに通されることを防ぐことができる。
また、実施形態3の端子装置1では、誤接続防止部材3を、端子台2やカバー4とは別に形成することができるため、端子台2やカバー4の金型の変更等が不要で、製造コストを抑えることができる。
(照明装置)
続いて、上述した実施形態1~3のいずれかの端子装置1を備える照明装置100の一例について説明する。
図8及び図9に示す照明装置100は、建物等の避難口を表示するための避難口誘導灯器具である。照明装置100は、外部の誘導灯信号装置(図示せず)から信号を受けた場合に光源(第二光源ユニット11)を点滅させる、点滅形の避難口誘導灯器具として構成されている。照明装置100は、例えば、建物の天井材又は壁材等に相当する構造体に取り付けられる。
照明装置100は、端子装置1と、電線L1よりも太い第二の電線L3が接続される第二端子装置5と、点灯する光源ユニット6と、を備える。第二の電線L3の径は、誤接続防止部材3の通し孔30の幅(左右方向の長さ)よりも大きい。
照明装置100は更に、前面が開口した矩形の箱型の筐体7と、筐体7の前面に着脱可能に取り付けられる前面パネル8と、筐体7の前面に取り付けられ、前面に誘導表示として人が避難している状態を示すピクトグラムが表示されている表示板9と、を備える。
照明装置100は更に、光源ユニット6を点灯制御する点灯制御装置10と、誘導用の点灯又は点滅駆動を行う第二光源ユニット11と、誘導音声を出力するスピーカ12と、第二光源ユニット11とスピーカ12を制御する駆動制御装置13と、を備える。
照明装置100は更に、停電時用の蓄電池14,15と、第三端子装置16と、第四端子装置17と、点検スイッチ18,19と、を備える。
端子装置1には、外部の煙感知器等に接続された電線L1が接続される。電線L1は、外部から筐体7内に引き込まれた信号線である。端子装置1は、他の電線L2を介して、駆動制御装置13に接続されている。
第二端子装置5は、端子装置1に隣接して位置する。本実施形態では、第二端子装置5は、端子装置1から誤接続防止部材3を省いた構造である。つまり、第二端子装置5は、図3A、図3B及び図3Cに示す端子台2と、図6A、図6B及び図6Cに示すカバー4とを備える。第二端子装置5は、複数の挿入孔20が、端子装置1の複数の挿入孔20に対向して位置するように、配置されている。
第二端子装置5は、第二の電線L3を介して、外部の誘導灯信号装置や、建物の上層階又は下層階にある別の誘導灯器具に接続される。第二の電線L3は、外部から筐体7内に引き込まれた信号線であり、AC100V用の絶縁電線である。第二の電線L3は、絶縁体で覆われた部分の径が、例えば3.5mmである。第二端子装置5は、他の電線L4を介して、駆動制御装置13に接続されている。
第三端子装置16には、外部から筐体7内に引き込まれた第三の電線L5が接続される。第三端子装置16は、第三の電線L5を差し込むことで接続可能な、ねじなし端子(いわゆる速結端子)である。第三の電線L5は、電源線であり、AC100V用の絶縁電線である。第三の電線L5は、絶縁体で覆われた部分の径が、例えば3.5mmである。第三端子装置16は、点灯制御装置10と駆動制御装置13のそれぞれに、電気的に接続されている。
第四端子装置17は、スピーカ12と駆動制御装置13のそれぞれに、電気的に接続されている。第四端子装置17は、第二端子装置5と同様の構造である。
光源ユニット6は、一対の発光ダイオード60と、棒状の導光部材61と、発光ダイオード60及び導光部材61を収容するケース62と、を有する。表示板9は、光源ユニット6によって照らされることで、前面が全体的に発光する。光源ユニット6は、点灯制御装置10と蓄電池14と第三端子装置16のそれぞれに対して、電気的に接続されている。
点灯制御装置10は、外部電源(例えば、商用の電力系統)から供給される電力で発光ダイオード60を点灯させ、外部電源の電力供給が停止(停電)したときは、蓄電池14から放電される電力で発光ダイオード60を点灯させる制御を行う。
点検スイッチ18は、停電時に蓄電池14の電力によって発光ダイオード60が正常に駆動するか否かを点検するためのスイッチである。
駆動制御装置13には、第二光源ユニット11とスピーカ12と蓄電池15のそれぞれが、電気的に接続されている。駆動制御装置13は、第二の電線L3を介して外部の誘導灯信号装置から信号を受信したとき、第二光源ユニット11を点灯又は点滅させ、かつスピーカ12から音声メッセージを出力させる。駆動制御装置13は、外部電源の電力供給が停止(停電)したときに、蓄電池15から放電される電力で第二光源ユニット11及びスピーカ12を駆動する制御を行う。
点検スイッチ19は、停電時に蓄電池15の電力によって第二光源ユニット11とスピーカ12が正常に駆動するか否かを点検するためのスイッチである。
以上説明した照明装置100では、端子装置1と第二端子装置5が隣接して位置するため、電線L1,L3の配線ミスが生じやすいが、端子装置1が誤接続防止部材3を備えているため、配線ミスを効果的に防止することができる。
(変形例)
続いて、上述した実施形態1~3の端子装置1及び照明装置100の変形例について説明する。
通し孔30の形状は、切欠き形状に限らず、壁31を厚み方向にのみ貫通する孔であってもよい。
壁31と挿入孔20の間の距離は、電線L1の径よりも大きくてもよい。この場合でも、誤接続防止部材3によって配線ミスを防ぐことが可能である。
誤接続防止部材3の壁31は、1つの壁に限らず、左右方向に間隔をおいて並んだ複数の壁で構成され、各壁に通し孔30が設けられてもよい。
筐体22に設けられる挿入孔20の数や、筐体22内に収容される導体21の数は、図に示す数に限定されず、適宜変更可能である。
照明装置100は、図8及び図9に示す構造に限らず、端子装置1、第二端子装置5及び光源ユニット6を備え、かつ第二の電線L3の径が、通し孔30の幅よりも大きい構造であればよい。
また、端子装置1は、照明装置100に限らず、その他の電気機器が備えてもよい。
(まとめ)
以上説明した実施形態1~3及びその変形例の端子装置1のように、第一態様の端子装置1は、下記の構成を備える。
すなわち、第一態様の端子装置1は、端子台2と、誤接続防止部材3と、を備える。端子台2は、電線L1が通される挿入孔20が設けられた筐体22と、筐体22内に収容され、挿入孔20を通して筐体22内に挿入される電線L1が電気的に接続される導体21とを有する。誤接続防止部材3は、筐体22の外側に位置し、挿入孔20に比べて幅の狭い通し孔30を有する。
上記構成を備えることで、第一態様の端子装置1では、誤接続防止部材3の通し孔30に、通し孔30の幅よりも太い電線(つまり電線L1よりも太い電線L3)を通すことができず、太い電線が導体21に接続されることを防止することができる。これにより、第一態様の端子装置1では、配線ミスを防ぐことができる。
また、実施形態1~3及びその変形例の端子装置1のように、第二態様の端子装置1は、第一態様の端子装置1の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第二態様の端子装置1では、誤接続防止部材3は、筐体22の外側において挿入孔20に対向する壁31を更に有し、通し孔30は、壁31に貫通するように設けられている。
上記構成を備えることで、第二態様の端子装置1では、誤接続防止部材3を、壁31とそこに設けられた通し孔30といった簡単な構造で形成することができる。
また、実施形態1~3及びその変形例の端子装置1のように、第三態様の端子装置1は、第二態様の端子装置1の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第二態様の端子装置1では、壁31と挿入孔20の間の距離は、電線L1の径よりも短い。
上記構成を備えることで、第三態様の端子装置1では、壁31と挿入孔20との間のスペースに、電線L1よりも太い電線が通されて、通し孔30の誤接続防止機能が発揮できなくなることを防ぐことができる。
また、実施形態1~3及びその変形例の端子装置1のように、第四態様の端子装置1は、第二又は第三態様の端子装置1の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第四態様の端子装置1では、通し孔30は、壁31に設けられた切欠きである。
上記構成を備えることで、第四態様の端子装置1では、通し孔30に電線L1を通しやすくて、施工しやすい。
また、実施形態1及びその変形例の端子装置1のように、第五態様の端子装置1は、第一~第四態様のいずれかの端子装置1の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第五態様の端子装置1は、端子台2に取り付けられるカバー4を更に備える。誤接続防止部材3は、カバー4と一体に設けられている。
上記構成を備えることで、第五態様の端子装置1では、カバー4と一体の誤接続防止部材3によって、配線ミスを防ぐことができ、また、カバー4と誤接続防止部材3が一体であるため、部品点数を抑えることができる。
また、実施形態2及びその変形例の端子装置1のように、第六態様の端子装置1は、第一~第四態様のいずれかの端子装置1の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第六態様の端子装置1では、誤接続防止部材3は、端子台2と一体に設けられている。
上記構成を備えることで、第六態様の端子装置1では、端子台2と一体の誤接続防止部材3によって、配線ミスを防ぐことができ、また、端子台2と誤接続防止部材3が一体であるため、部品点数を抑えることができる。
また、第七態様の照明装置100は、第一~第六態様のいずれかの端子装置1と、電線L1よりも太い第二の電線L3が接続される第二端子装置5と、点灯する光源ユニット6と、を備える。第二の電線L3の径は、通し孔30の幅よりも大きい。
上記構成を備えることで、第七態様の照明装置100では、端子装置1の誤接続防止部材3の通し孔30には、第二の電線L3が通らず、端子装置1に誤って第二の電線L3を接続するといった配線ミスを、誤接続防止部材3によって防ぐことができる。
以上、本開示を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本開示は上記の実施形態に限定されるものではなく、本開示の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 端子装置
2 端子台
20 挿入孔
21 導体
22 筐体
3 誤接続防止部材
30 通し孔
31 壁
4 カバー
5 第二端子装置
6 光源ユニット
100 照明装置
L1 電線
L3 第二の電線

Claims (6)

  1. 電線が通される挿入孔が設けられた筐体と、前記筐体内に収容され、前記挿入孔を通して前記筐体内に挿入される前記電線と電気的に接続される導体とを有する端子台と、
    前記筐体の外側に位置し、前記挿入孔に比べて幅の狭い通し孔を有する誤接続防止部材と、を備え、
    前記誤接続防止部材は、前記端子台と一体に設けられている、
    端子装置。
  2. 前記誤接続防止部材は、前記筐体の外側において前記挿入孔に対向する壁を更に有し、
    前記通し孔は、前記壁に貫通するように設けられている、
    請求項1の端子装置。
  3. 前記壁と前記挿入孔の間の距離は、前記電線の径よりも短い、
    請求項2の端子装置。
  4. 前記通し孔は、前記壁に設けられた切欠きである、
    請求項2又は3の端子装置。
  5. 前記端子台に取り付けられるカバーを更に備え、
    前記誤接続防止部材は、前記カバーと一体に設けられている、
    請求項1~4のいずれか1つの端子装置。
  6. 請求項1~5のいずれか1つの端子装置と、
    前記電線よりも太い第二の電線が接続される第二端子装置と、
    点灯する光源ユニットと、を備え、
    前記第二の電線の径は、前記通し孔の幅よりも大きい、
    照明装置。
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