JP7038359B2 - 折板屋根葺き作業用のスタンション - Google Patents
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Description
安全用具取り付け用の支柱と、前記支柱を支持する支持部材とを備えて、前記支持部材が、折板屋根の隣接するハゼに掛け渡される折板屋根葺き作業用のスタンションにおいて、
前記支持部材の両端部を前記ハゼに着脱可能に固定する一対の固定具を備え、
前記固定具には、レバー操作にて前記ハゼを前記支持部材の端部との間に挟持する状態と、その挟持を解除する状態とに簡易切り替え可能なレバー操作式のトグルクランプ機構が採用されている点にある。
又、作業者がスタンションを折板屋根から取り外す場合は、各トグルクランプ機構のレバー操作を行って、支持部材の各端部と各トグルクランプ機構による各ハゼの挟持を解除することにより、スタンションを折板屋根から簡単に取り外すことができる。
これにより、作業者は、折板屋根葺き作業の進捗に応じたスタンションの盛り替えを、インパクトレンチやスパナなどの工具を使用することなく、又、ボルト・ナットや工具などを滑落させて紛失することによる作業の停滞を招くことなく、簡単かつ迅速に行うことができる。
その結果、折板屋根葺き作業において、スタンションを使用することによる安全性の確保を行いながら、施工効率の向上を図ることができる。
前記支柱は、前記支持部材の一端部に支持され、一対の前記トグルクランプ機構は、前記支持部材における支柱支持用の前記一端部と、該一端部とは反対側の他端部との間に配備されている点にある。
これに対し、本発明の第2特徴構成では、支柱が支持部材の一端部に支持され、一対のトグルクランプ機構が支持部材の中央側に隣接して配備されることから、作業者は、一方の手で支柱を把持したまま、他方の手で各トグルクランプ機構のレバー操作を無理なく行うことができる。つまり、各トグルクランプ機構のレバー操作を行うときに、操作する手をトグルクランプ機構の位置に応じて変更する手間がなくなる。
その結果、折板屋根葺き作業の進捗に応じてスタンションの盛り替えを行うときの各トグルクランプ機構の操作性を向上させることができ、これにより、折板屋根葺き作業における施工効率の向上を更に図ることができる。
前記支柱の上部と前記支持部材の端部とにわたる斜材を備えている点にある。
特に、スタンションの構成として、支柱が支持部材の一端部に支持され、単一の斜材が支柱の上部と支持部材の他端部とに架設される構成を採用した場合は、折板屋根に対するスタンションの取り付け姿勢を、屋根葺き作業時に作業者が折板屋根から落下する危険性のある領域に対して支柱を挟んだ反対側の位置に斜材が位置するように設定すれば、万が一、作業者が折板屋根から落下しそうになったときには、そのときの荷重を斜材に対して引張力として作用させることができる。これにより、作業者が折板屋根から落下しそうになったときの荷重が斜材に圧縮力として作用する場合に比較して、斜材が持つ強度を支柱の補強に有効に活用することができる。つまり、複数の斜材を設ける場合に比較して、スタンションの軽量化による持ち運びの容易化を図りながら、支柱の支持強度を効果的に高めることができる。その結果、支柱に親綱を介して取り付けられる安全帯を使用して行う折板屋根葺き作業での作業者の安全性を向上させることができる。
前記支持部材は、前記両端部が前記ハゼに載置されるとともに、前記両端部の横幅が該両端部にわたる中間部の横幅よりも幅広になるH型に形成されている点にある。
その結果、折板屋根葺き作業の進捗に応じたスタンションの盛り替えを簡単かつ迅速に行えるようにしながら、折板屋根に取り付けたスタンションの安定性を向上させることができる。
前記支柱は、その上端の高さ位置が、台車を利用して折板屋根上を運搬される屋根材と干渉しない低い高さ位置に設定されていると好適である。
これにより、折板屋根上での屋根材の運搬を円滑に行うことができ、結果、折板屋根葺き作業における施工効率の向上を更に図ることができる。
これにより、折板屋根葺き作業時には、各折板22の下ハゼ22Bが各タイトフレーム21の対応する吊子21Cに被さり、かつ、各折板22の上ハゼ22Dが隣接する折板22の下ハゼ22Bに被さるように、複数のタイトフレーム21に対して複数の折板22を屋根葺き方向の下手側から順に載置した後、重なる吊子21Cと下ハゼ22Bと上ハゼ22Dとを、図外の締め機を使用してハゼ締めすることにより、折板屋根2を形成することができる。そして、折板屋根2の山部2Aには、前述したハゼ締めによって折板屋根2の長手方向に延びるハゼ2Bが形成されている。
尚、図1においては、梁20と交差する梁や、タイトフレーム21などの図示が省略されている。
これにより、各トグルクランプ機構13は、操作レバー13Bの揺動操作が行われると、この操作に連動して、摺動ロッド13Cとともに挟持片17を摺動させて、挟持片17を支持部材10の開口18から出退させるように構成されている。そして、この構成により、各トグルクランプ機構13は、スタンション1の支持部材10が折板屋根2の隣接する所定のハゼ2Bに掛け渡された状態では、操作レバー13Bの揺動操作によって、所定の各ハゼ2Bを支持部材10の各第1部材14と各挟持片17とで挟持する状態と、その挟持を解除する状態とに簡易に切り替えることができる。
又、作業者がスタンション1を折板屋根2から取り外す場合は、各トグルクランプ機構13の操作レバー13Bを操作して、各挟持片17を第2部材15の溝内に退避させて、支持部材10の各第1部材14と各挟持片17による所定の各ハゼ2Bの挟持を解除する。これにより、スタンション1を折板屋根2から簡単に取り外すことができる。
つまり、作業者は、折板屋根葺き作業の進捗に応じたスタンション1の盛り替えを、インパクトレンチやスパナなどの工具を使用することなく、又、ボルト・ナットや工具などを滑落させて紛失することによる作業の停滞を招くことなく、簡単かつ迅速に行うことができる。
その結果、折板屋根葺き作業における施工効率の向上を図ることができる。
特に、スタンション1を折板屋根2に取り付ける場合の取り付け姿勢を、屋根葺き作業時に作業者が折板屋根2から落下する危険性のある領域Aに対して支柱11を挟んだ反対側の位置に斜材12が位置するように設定すれば、万が一、作業者が折板屋根2から落下しそうになったときには、そのときの荷重を斜材12に対して引張力として作用させることができる。これにより、作業者が折板屋根2から落下しそうになったときの荷重が斜材12に圧縮力として作用する場合に比較して、斜材12が持つ強度を支柱11の補強に有効に活用することができる。つまり、複数の斜材12を設ける場合に比較して、スタンション1の軽量化による持ち運びの容易化を図りながら、支柱11の支持強度を効果的に高めることができる。その結果、支柱11に安全ブロック3Aや親綱3Bを介して取り付けられる安全帯4を使用して行う折板屋根葺き作業での作業者の安全性を向上させることができる。
そして、一対のトグルクランプ機構13が配備される支持部材10の中間部10Bは、折板屋根2の隣接するハゼ2Bに掛け渡される長さを有する支持部材10と、支持部材10の一端部10Aaに支持された支柱11と、支柱11の上部と支持部材10の他端部10Abとにわたる斜材12との間に形成された広い三角空間の底辺を形成するものであることから、作業者が各トグルクランプ機構13の操作レバー13Bを操作する際に、各操作レバー13Bが斜材12に干渉して操作レバー13Bの操作が阻害される虞を回避することができる。
その結果、折板屋根葺き作業の進捗に応じてスタンション1の盛り替えを行うときの各トグルクランプ機構13の操作性を向上させることができ、これにより、折板屋根葺き作業における施工効率の向上を更に図ることができる。
その結果、折板屋根葺き作業の進捗に応じたスタンション1の盛り替えを簡単かつ迅速に行えるようにしながら、折板屋根2に取り付けたスタンション1の安定性を向上させることができる。
そして、各第1部材14との間で折板屋根2のハゼ2Bを挟持する各挟持片17も、前述したように、それらの横幅が幅広に形成されていることから、折板屋根2のハゼ2Bを第1部材14と挟持片17とで挟持したときの挟持範囲を広くすることができる。これにより、スタンション1を折板屋根2に対してより安定的に強固に取る付けることができる。
しかも、折板屋根2のハゼ2Bを第1部材14と挟持片17とで挟持した状態では、前述したように、各挟持片17の先端部がハゼ2Bの起立部2Bbに作用することから、万が一、作業者が折板屋根2から落下しそうになることでスタンション1の上部に引張力が作用した場合には、挟持片17の先端部がハゼ2Bの頭部2Baに引っ掛かってその引張力に抗することになる。そして、ハゼ2Bの頭部2Baに引っ掛かる挟持片17が幅広に形成されていることから、その引っ掛かりに起因したハゼ2Bの変形を抑制することができる。
その結果、スタンション1を折板屋根2に対してより好適に強固に取る付けることができ、これにより、万が一、作業者が折板屋根2から落下しそうになっても、スタンション1が折板屋根2から外れて作業者が地上に落下する虞を回避することができる。
これにより、折板屋根葺き作業中に、作業者が複数の折板22を折板屋根上にて台車5を利用して運搬する場合には、スタンション1の盛り替えを行わなくても、その運搬が折板屋根2に取り付けられたスタンション1によって阻害される虞を回避することができる。
その結果、折板屋根上での折板22の運搬を円滑に行うことができ、結果、折板屋根葺き作業における施工効率の向上を更に図ることができる。
本発明の他の実施形態について説明する。
尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
2B ハゼ
5 台車
10 支持部材
10A 支持部材の端部
10Aa 支持部材の一端部
10Ab 支持部材の他端部
10B 支持部材の中間部
11 支柱
12 斜材
13 固定具(トグルクランプ機構)
22 屋根材
Claims (4)
- 安全用具取り付け用の支柱と、前記支柱を支持する支持部材とを備えて、前記支持部材が、折板屋根の隣接するハゼに掛け渡される折板屋根葺き作業用のスタンションにおいて、
前記支持部材の両端部を前記ハゼに着脱可能に固定する一対の固定具を備え、
前記固定具には、レバー操作にて前記ハゼを前記支持部材の端部との間に挟持する状態と、その挟持を解除する状態とに簡易切り替え可能なレバー操作式のトグルクランプ機構が採用されている折板屋根葺き作業用のスタンション。 - 前記支柱は、前記支持部材の一端部に支持され、一対の前記トグルクランプ機構は、前記支持部材における支柱支持用の前記一端部と、該一端部とは反対側の他端部との間に配備されている請求項1に記載の折板屋根葺き作業用のスタンション。
- 前記支柱の上部と前記支持部材の端部とにわたる斜材を備えている請求項1又は2に記載の折板屋根葺き作業用のスタンション。
- 前記支持部材は、前記両端部が前記ハゼに載置されるとともに、前記両端部の横幅が該両端部にわたる中間部の横幅よりも幅広になるH型に形成されている請求項1~3のいずれか一項に記載の折板屋根葺き作業用のスタンション。
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