JP7037806B2 - 海苔位置決め装置 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 顧客向説明会(公開日) 平成29年12月7日 公開者 不二精機株式会社 住所 福岡市博多区西月隈3丁目2番35号 公開対象者 株式会社あきんどスシロー 住所 大阪府吹田市江坂町1丁目22番2号 公開場所 不二精機株式会社 本社工場1階 ショールーム 住所 福岡市博多区西月隈3丁目2番35号
特許法第30条第2項適用 顧客向説明会(公開日) 平成30年1月15日 公開者 不二精機株式会社 住所 福岡市博多区西月隈3丁目2番35号 公開対象者 株式会社あきんどスシロー 住所 大阪府吹田市江坂町1丁目22番2号 公開場所 不二精機株式会社 新工場3階 応接室 住所 福岡市博多区西月隈3丁目2番35号
本発明は、飯塊搬送部材に方形海苔を供給し、その後方形海苔を飯塊に巻き付けて軍艦巻等を製造する装置において、方形海苔の位置決めを正確に行うことのできる海苔位置決め装置に関するものである。
従来、軍艦巻等の海苔巻を製造する装置において、シャリ玉搬送装置でシャリ玉(飯塊)を順次移送しながら、移送経路の下流側において方形海苔を供給し、その後のシャリ玉の移送タイミングでシャリ玉の前方側面に上記方形海苔の一面を貼着すると共に、海苔巻部における一対の海苔押えアームを交互に回動させることにより、上記方形海苔の両端部をシャリ玉に交互に巻き付けて軍艦巻(飯塊)を製造し、その後の移送タイミングで1個の軍艦巻を取出位置に移送する軍艦巻製造装置が提案されている(特許文献1)。
特開2007-289038号公報
上記従来の装置では、シャリ玉搬送経路における上記海苔巻付部の直前において、上記搬送経路の上方の海苔供給装置から、下方の上記シャリ玉搬送経路上に、方形海苔を1枚ずつ落下供給するものであるが、方形海苔は軽いため、方形海苔が正規の落下位置からずれることがあり、当該方形海苔の落下位置が安定しないという課題があった。
そのため、方形海苔に対するシャリ玉の貼着位置が一定とならず、その後の海苔巻付部において、海苔押えアームにより海苔を巻付けた後、海苔の合わせ目における海苔の端部位置が一定しない、という課題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、方形海苔を当初より水平方向にずれた位置に供給し、スライド機構により方形海苔を正規位置にスライドさせることにより、飯塊の方形海苔に対する貼着位置を安定させた海苔位置決め装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、飯塊を飯塊載置位置に順次供給されながら複数の飯塊を一定間隔で搬送する飯塊搬送部材と、上記飯塊搬送部材の飯塊の搬送経路に方形海苔を供給する海苔供給部と、該海苔供給部の下流側で上記方形海苔を上記飯塊に巻き付ける海苔巻付部を有する海苔位置決め装置において、上記飯塊搬送部材上に供給される上記方形海苔の供給位置が、上記飯塊の進行方向に対して水平方向にずれた位置となるように上記海苔供給部の海苔出口が位置付けられており、上記飯塊搬送部材上に供給された上記方形海苔のずれた方向の端部に係合し、上記方形海苔がずれのない正規位置に来るように、当該方形海苔をそのずれの方向とは反対方向にスライドさせるためのスライド機構を設けたものである海苔位置決め装置により構成される。
上記飯塊は例えばシャリ玉(R)である。上記飯塊載置位置は例えばシャリ玉載置位置(9a)である。上記飯塊搬送部材は例えば間歇回動シャリ玉搬送円盤(9)により構成することができる。水平方向にずれた位置は例えば位置(E2)とすることができる。このように構成すると、当初よりずれた位置に方形海苔を供給し、当該方形海苔をスライド機構により正規位置までスライドさせることができるため、飯塊に対して常に適正な位置に方形海苔を安定して供給することができる。
第2に、上記スライド機構は、供給された上記方形海苔の上記端部に係合し得る初期位置と、上記方形海苔を上記正規位置にスライドさせたスライド位置との間を往復するスライド部材と、上記スライド部材を上記初期位置と上記スライド位置との間を往復駆動する往復駆動手段とから構成されたものである上記第1記載の海苔位置決め装置により構成される。
上記往復駆動手段は例えば駆動モータ(M2)とクランク機構(21)により構成することができる。このように構成すると、スライド部材を往復駆動することにより、上記方形海苔が供給される度に、当該方形海苔を正規位置にスライド移動させることができ、常に適正な位置に方形海苔を位置させることができる。
第3に、上記正規位置は、上記飯塊搬送部材の移動により上記飯塊が上記方形海苔に貼着したとき、当該飯塊の前方側面が上記方形海苔の略中央部の位置である上記第1又は2記載の海苔位置決め装置により構成される。
このように構成すると、方形海苔の長さ、飯塊の大きさ等に応じて、方形海苔に対する飯塊の適切な貼着位置を選択することができる。
第4に、上記飯塊搬送部材は中心軸を中心として回転する円盤状の飯塊搬送円盤により構成され、該飯塊搬送円盤上の円周方向に一定の開き角度で複数の上記飯塊載置位置が設けられており、上記海苔供給部は上記海苔巻付部の上流側に設けられており、上記方形海苔は上記海苔出口から、上記正規位置より上記飯塊搬送円盤の外周方向にずれた位置に供給されるものである上記第1~3の何れかに記載の海苔位置決め装置により構成される。
上記飯塊搬送円盤は、例えば間歇回動シャリ玉搬送円盤(9)により構成することができる。このように構成すると、上記スライド部材により上記方形海苔を上記飯塊搬送円盤の中心軸方向にスライド移動させることにより、当該方形海苔を正規位置に位置させることができ、装置全体をコンパクトに構成することができる。
本発明によれば、当初よりずれた位置に方形海苔を供給し、当該方形海苔をスライド機構により正規位置までスライドさせることができるため、飯塊に対して常に適正な位置に方形海苔を位置させることができ、従来のような方形海苔の落下位置の不揃いを抑制し、安定した品質の飯塊(例えば軍艦巻)を製造することができる。
また、スライド部材を往復駆動することにより、方形海苔が供給される度に、当該方形海苔を正規位置にスライド移動させることができ、常に適正な位置に方形海苔を位置させることができる。
また、方形海苔の長さ、飯塊の大きさ等に応じて、方形海苔の供給位置を調整することにより、方形海苔の適切な位置に飯塊を貼着することができる。
また、スライド部材により方形海苔を飯塊搬送円盤の中心軸方向にスライド移動させることにより、当該方形海苔を正規位置に位置させることができ、装置全体をコンパクトに構成することができる。
本発明に係る海苔位置決め装置を使用した海苔巻装置の斜視図である。 同上海苔位置決め装置の主に海苔供給部の平面図である。 同上海苔位置決め装置の平面図である。 同上海苔位置決め装置の側面図である。 同上海苔位置決め装置の海苔巻付部の平面図である。 同上海苔位置決め装置の拡大平面図である。 同上海苔位置決め装置の拡大平面図である。 同上海苔位置決め装置の概略正面図であり、(a)は方形海苔の落下供給時、(b)は方形海苔のスライド時を示す。
以下、本発明に係る海苔位置決め装置を詳細に説明する。
海苔位置決め装置17を使用した海苔巻装置2の全体構成を図1に示す。この海苔巻装置2は、下段の機枠3上に設けられたシャリ玉製造装置4、該装置4に隣接し、中段の機枠5に設けられた海苔供給装置(海苔供給部)16、上記機枠3上に設けられ間歇回動シャリ玉搬送円盤9等による飯塊の搬送装置1(図2、図3参照)、主に上記海苔供給装置16の下方に設けられ、シャリ玉Rの側面に方形海苔を巻き付け軍艦巻を製造する海苔巻付装置6(図3参照)、上記海苔巻付装置6の前段(上流側)に設けられた本発明に係るスライド機構18により構成されている。
上記シャリ玉製造装置4は公知の構成であり、図2、図3に示すように、当該装置4の下段に間歇回動シャリ玉成型円盤(図示せず)が設けられ、当該成型円盤によりシャリ玉Rが成型され、成型後のシャリ玉Rが下段の大径の上記間歇回動シャリ玉搬送円盤9のシャリ玉載置位置9a-1に順次落下供給される。
上記間歇回動シャリ玉搬送円盤9(円周方向に開き角度45度毎に8か所のシャリ玉載置部9aが形成されている)は、上記間歇回動シャリ玉成型円盤の下方に位置しており、上記機枠3に軸支された中心軸Pを回転中心として8か所の上記シャリ玉載置部9aにおいて一次停止しながら、矢印B方向の45度ずつの間歇回動を行うものである。従って、上記位置9a-1にて停止される度に、上成型されたシャリ玉Rの供給を受け、当該シャリ玉Rを円周方向(矢印B方向)に順次搬送するものである。この間歇回動シャリ玉搬送円盤9は、上記中心軸Pにプーリを設け、該プーリと上記機枠3の下面に設けた駆動モータの駆動プーリにタイミングベルトを係合し、当該駆動モータにて間歇駆動されるものである。
そして、上記シャリ玉載置位置9a-1とは180度反対側の位置において、上記間歇回動シャリ玉搬送円盤9上に、上段の上記海苔供給装置16から方形海苔Nが落下供給される海苔落下ガイド10が配置されると共に、その下流側に海苔巻付部11が配置されている。尚、上記間歇回動シャリ玉搬送円盤9のシャリ玉載置部9a(8か所)には、半径方向の直線状の複数の溝9b(8か所)が平行に形成され、落下供給されたシャリ玉のずれを防止すると共に、飯の円盤9へのくっつきを防止している。
上記シャリ玉Rは、角の丸い略直方体形状に成型されているが(図1、図3参照)、図3に示すように、落下供給されるシャリ玉Rは、上記間歇回動シャリ玉搬送円盤9の中心軸Pから見て、上記円盤9の半径線K1の方向に上記シャリ玉Rの長手方向の中心線K2が沿うように、中心から見て放射状に等間隔(45度の開き角度)に7個(上記取出位置13の次のシャリ玉載置部9aにはシャリ玉は存在しないため)が載置されるように構成されている。従って、上記円盤9上に載置されるシャリ玉Rはその長手方向の中心線K2と上記シャリ玉載置部9aにおける溝9bが平行となるように当該載置部9aに同じ向きで載置される。

そして、上記海苔落下ガイド10に上方から1枚の方形海苔Nが、上記間歇回動シャリ玉搬送円盤9上のシャリ玉移動経路上に落下供給され、同円盤9の次の回動タイミングで、シャリ玉Rが上記海苔巻付部11側(矢印B側)に回動することにより、上記シャリ玉Rの前方R1の側面に上記方形海苔Nが付着し、その後の停止タイミングのシャリ玉載置部9bである上記海苔巻付部11にて、シャリ玉Rが4本の海苔押えアーム15a,15b,15c,15dにより保持され(図5参照)、下流側の2本の海苔押えアーム15c,15dの交互の回動により(矢印V1,V2の方向)、上記方形海苔Nの両端部が交互にシャリ玉Rの後方R2の側面に巻き付けられ軍艦巻R’が形成される(図1参照)。このように、当該軍艦巻R’において、海苔の合わせ目は、全てシャリ玉Rの後方R2側の側面に形成されることになる。
尚、以下の説明において、海苔が巻かれていない飯塊をシャリ玉R、シャリ玉Rの周囲に海苔が巻かれたものを軍艦巻R’という。また上記シャリ玉R、軍艦巻R’の上位概念として「飯塊」との表現を用いる。従って、「飯塊」はシャリ玉R、軍艦巻R’の何れも含む概念である。また、上記間歇回動シャリ玉搬送円盤9において、円盤9の回転方向(矢印B方向)に基づいて、回転方向を下流側又は前方、回転方向とは逆方向を上流側又は後方と定義する。
上記4本の海苔押えアーム15a~15cの駆動は、各アームの各4個の回転軸に各々垂直の駆動軸を設け、当該4個の駆動軸を独立の駆動モータにて回転駆動するように構成しても良い。尚、上記海苔押えアーム15a,15bは矢印Z1,Z2方向とその逆方向の開閉動作なので、単一の駆動モータの水平の駆動軸に対して上記各アーム15a,15bに対応して一対の傘歯車を設け、これらの傘歯車を介して各アーム15a,15bの駆動軸を回転駆動するように構成することもできる。
次に、本発明に係る海苔位置決め装置について説明する。
上記海苔供給装置16は図1、図2に示すように、海苔ストッカー33に方形海苔Nが重ねて収納されており、押圧機構34により矢印A方向に押圧され、先頭の方形海苔N1の両端部が両端係合部35,35に係合した附勢状態で停止している(図1参照)。上記海苔ストッカー33に対向して海苔吸着部36が設けられており、該海苔吸着部36は、駆動モータM1及びクランク機能37により、上記方形海苔Nに近接離間する方向(矢印A,A’方向)に往復動可能に設けられている。よって、上記海苔吸着部36が矢印A’方向に移動したとき、上記海苔吸着部36が上記機枠5の空気吸引口38,38を被覆した状態になり、上記空気吸着部36の先端の吸引口36aに空気吸引力が作用し、上記吸引口36aにより1枚の方形海苔Nが吸着され、当該海苔吸着部36が矢印A方向に復帰する過程で、海苔吸着部36が上記空気吸引口38,38を離脱することにより、海苔吸着部36の吸引力が消勢し、上記方形海苔Nは、吸引力の消勢に伴って、上記海苔吸着部36の復動過程における上記機枠5に設けられた貫通口39から下方の上記間歇回動シャリ玉搬送円盤9上に落下供給される。
尚、上記空気の吸引はサイクロン式集塵器25の上部に遠心吸引機が設けられており、上記集塵器25の空気導入部と上記空気吸引口38,38とがダクトで連結されており、上記遠心吸引機の吸引動作により上記吸引口36aに空気吸引力が作用するように構成されている。
上記貫通口39(図2参照)には上記海苔落下ガイド10が設けられており、当該海苔落下ガイド10に沿って1枚の方形海苔Nが落下供給される。この海苔供給ガイド10は、図3、図4に示すように、両端部が平面視コ字状に折り曲げられて所定幅のスリットS1,S2が設けられており、これらのスリットS1,S2間において上記方形海苔Nが下降していくように構成されている。また、当該海苔落下ガイド10は下方向けてシュート部10aが形成されており、当該シュート部10aにて落下していく方形海苔Nをガイドし得るように構成されている。
ところで、上記方形海苔Nは、上記海苔落下ガイド10内において、上記間歇回動シャリ玉搬送円盤9上に供給される上記方形海苔Nの供給位置が、上記シャリ玉Rの進行方向に対して水平方向にずれた位置となるように、上記海苔供給装置16の海苔出口、即ち、上記海苔吸着部36の吸引口36aに吸着された方形海苔Nの位置が位置付けられている。
即ち、上記方形海苔Nは、従来、ずれのない正規位置である図7、図8(b)に示す方形海苔Nの位置(この位置を正規位置E1とする)に落下していたのであるが、当該正規位置E1に落下しようとして当該正規位置E1に対応する上方位置から方形海苔Nを落下供給したとしても、1枚の方形海苔Nの重量が軽いこと、及び空調等による風等の影響その他の影響により、上記正規位置E1からずれた位置に落下することがあった。
そこで、敢えて、上記シャリ玉Rの進行方向に対して上記正規位置E1より水平方向にずれた位置E2である図6、図8(a)に示す位置となるように、上記海苔供給装置16の海苔出口、即ち、上記海苔吸着部36の吸引口36aに吸着された方形海苔Nの位置が位置付けられている。
尚、上記海苔出口の調整、即ち、上記吸引口36aに吸着される方形海苔Nの位置の調整は、上記海苔ストッカー33の水平方向の位置を水平移動用螺子33’を回転することにより行うことができる(図2参照)。即ち、上記水平方向移動用螺子33’が上記海苔ストッカー33の側板33bに設けられたアングルに螺合されているため、上記水平方向移送用螺子33’を正逆回転することにより、上記海苔ストッカー33の両側板33a,33b共々水平方向(矢印C,C’方向)に移動することができ、この調整により、上記海苔出口、即ち、方形海苔Nの落下位置を調整することができる。
上記水平方向移動用螺子33’を回転させることにより上記海苔ストッカー33を矢印C方向に移動させると、上記海苔吸着部36の吸引口36aに対する方形海苔Nの吸着位置を矢印C方向に移動することができ、その結果、上記円盤9上への方形海苔Nの落下位置を、上記間歇回動シャリ玉搬送円盤9の外周の方向(矢印C方向)に移動させることができる。
また、上記水平移動用螺子33’を逆方向に回転させることにより、上記海苔ストッカー33の位置を矢印C’方向に移動させると、上記海苔吸着部36の吸引口36aに対する方形海苔Nの吸着位置を矢印C’方向に移動することができ、その結果、上記円盤9上への上記方形海苔Nの落下位置を上記間歇回動シャリ玉搬送円盤9の中心軸Pの方向(矢印C’方向)に移動させることができる。
さらに、上記間歇回動シャリ玉搬送円盤9の上記海苔落下ガイド10の近傍に、上記円盤9上に供給された上記方形海苔Nのずれた方向の短辺側の端部N’に係合し、上記方形海苔Nがずれのない正規位置E1に来るように、当該方形海苔Nをそのずれの方向とは反対方向にスライドさせるためのスライド機構18が設けられている(図3参照)。
このスライド機構18は、供給された上記方形海苔Nの上記端部N’に係合するための初期位置Q1と、上上記方形海苔Nを上記正規位置E1にスライドさせたスライド位置Q2との間を矢印F,F’方向に往復するスライド部材20と(図6、図7、図8参照)、上記スライド部材20を上記初期位置Q1と上記スライド位置Q2との間を往復駆動させるクランク機構21(図3参照)と上記クランク機構21を駆動する正逆駆動モータM2とから構成されている。
上記スライド部材20は平面視において方形海苔Nに対して凹状に形成されており、上記矢印F方向にスライドすると、上記凹部20aに上記方形海苔Nの端部N’が係合することで、上記方形海苔Nを矢印F方向にスライド移動させることができるように構成されている。
上記クランク機構21はアーム22の一端が上記駆動モータM2のプーリに接続され、上記アーム22の他端には係合ピン22aが回動可能に設けられ、該係合ピン22aが上記スライド部材20の縦溝20bに係合している(図6参照)。よって、上記駆動モータM2を正逆方向に交互に駆動すると、上記アーム22が正逆回転するため、上記係合ピン22aの動きにより、上記スライド部材20は上記初期位置Q1(図6、図8(a)参照)と上記スライド位置Q2(図7、図8(b)参照)との間を往復駆動することができる。
従って、上記方形海苔Nがずれた位置E2に落下供給された後、上記スライド部材20を矢印F方向にスライドさせると、上記スライド部材20が矢印F方向にスライドし、そのスライド過程で、上記方形海苔Nの端部N’に上記スライド部材20の上記凹部20aが係合し、当該スライド部材20が上記スライド位置に移行することで、上記方形海苔Nを正規位置E1に位置させることができるものである。
上記正規位置E1においては、上記間歇回動シャリ玉搬送円盤9の移動により上記シャリ玉Rが上記方形海苔Nに貼着したとき、当該シャリ玉Rの前方R1側面が上記方形海苔Nの中央部から水平方向(本実施形態では上流側に向かって若干右側)に偏向した位置に貼着し、その後のシャリ玉供給位置9aである海苔巻付部11にて上記円盤は一旦停止する。尚、上記正規位置は各種設定可能であり、上記方形海苔Nの略中央部にシャリ玉Rの前方R1が貼着するように構成しても良い。
その後は、上記円盤9の停止したタイミングで、上記海苔押えアーム15c,15dが矢印V1,V2方向に回動し、上記方形海苔Nの両端部をシャリ玉Rに巻き付け、軍艦巻R’が形成される。
その後は、同様に上記間歇回動シャリ玉搬送円盤9が間歇回動し、シャリ玉取出位置13に移行した停止時点で、取出アーム12が矢印T方向に回動し、上記取出位置13にある軍艦巻R’を初期位置にあるトレー14上に移行する。
本発明の海苔位置決め装置は上述のように構成されるので、以下、本発明の動作を説明する。
ここで、上記海苔ストッカー33の水平方向移動用螺子33’を回転して海苔ストッカー33の位置を水平方向(矢印C方向)に移動し、最終的に方形海苔Nが、間歇回動シャリ玉搬送円盤9における外周方向に「ずれた位置E2」(図6、図8(a)参照)に落下供給されるように調整されているものとする。
シャリ玉製造装置4から、間歇回動シャリ玉搬送円盤9のシャリ玉載置部9a-1に、成型されたシャリ玉Rが順次落下供給され、上記間歇回動シャリ玉搬送円盤9が矢印B方向に45度ずつ回転しながら一時停止する間歇回動を繰り返すことにより、上記シャリ玉載置部9aに順次シャリ玉Rが落下供給されていく。従って、上記円盤9のシャリ玉載置部9a上にシャリ玉Rが載置された状態で、当該円盤9は矢印B方向に間歇回動していく。
上記シャリ玉Rが海苔落下ガイド10の直前に位置したとき、上記海苔落下ガイド10から上記円盤9上に方形海苔Nが落下供給される。このとき、上述のように方形海苔Nは上記円盤9の外周方向に「ずれた位置」である位置E2に落下供給される(図6、図8(a)参照)。
その直後に駆動モータM2を駆動してスライド部材20を矢印F方向に駆動して、初期位置Q1からスライド位置Q2に移動する。すると、上記スライド部材20の凹部20aに上記の方形海苔Nの端部N’が係合し、当該方形海苔Nは、上記スライド部材20により矢印F方向に押されて、上記スライド部材20のスライド位置Q2まで押されてスライドする(図7、図8(b)参照)。
上記スライド部材20は、上記スライド位置Q2にて停止するので、上記方形海苔Nもずれた位置E2から正規位置E1までスライドし、当該位置にて停止する。よって、上記スライド部材20のスライド動作により、上記方形海苔Nを当初のずれた位置E2から正規位置E1に移動させることができた。
このように、敢えて、すれた位置E2に方形海苔Nを落下し、その位置E2からスライド部材20のスライドにより上記方形海苔Nを正規位置E1に移行するものであるから、方形海苔Nを毎回確実に正規位置E1に位置させることができ、上方から正規位置E1に落下させるよりは、正確かつ確実に方形海苔Nを上記正規位置E1に位置付けることができる。
尚、上記スライド部材20は上記駆動モータM2の逆回転により、直ちに上記初期位置Q1まで復帰する。
その後は、上記間歇回動シャリ玉搬送円盤9が次の間歇駆動を行い、これにより上記シャリ玉Rが正規位置E1に移動した方形海苔Nにその前方R1側面が貼着され、その後次の停止位置である海苔巻付部11に移動して停止する。
当該海苔巻付部11においては、海苔押えアーム15c,15dが矢印V1,V2方向に回転して方形海苔Nの両端部をシャリ玉Rの後方R2の側面に巻き付けて軍艦巻R’が製造される。その後、海苔押えアーム15a,15bが矢印Z1,Z2方向の開き(図5参照)、間歇回動シャリ玉搬送円盤9が間歇駆動して当該軍艦巻R’を取出位置13まで搬送する。
その後、取出アーム12が矢印T方向に回動して、上記取出位置にある軍艦巻R’をトレー14に移送する。
以降は、上記と同様の動作が繰り返し行われ、上記トレー14上に軍艦巻R’の8個が直列に並べられることになる。即ち、上記海苔落下ガイド10に沿って方形海苔Nがずれた位置E2に落下供給され、その直後にスライド部材20が矢印F方向にスライドして方形海苔Nを正規位置E1に移動させる。その後、間歇回動シャリ玉搬送円盤9が間歇回動し、シャリ玉Rの前方R1側面に上記正規位置E1の方形海苔Nが貼着されて、海苔巻付部11に至り、当該位置にてシャリ玉Rに方形海苔Nが巻き付けられ、その後の上記円盤9の間歇回動により、当該軍艦巻R’が取出位置13に搬送され、その後の取出アーム12の回動により、軍艦巻R’がトレー14上に移送されるという動作が繰り替えされる。上記トレー14は図紙しない駆動モータ又はシリンダにより、上記軍艦巻R’が移送される度に、軍艦巻R’の1個分の距離、矢印I方向に間歇駆動され、これにより、図1に示すようにトレー14上に8個の軍艦巻を直列に並べていくことができる。
以上のように、本発明によれば、当初よりずれた位置E2に方形海苔Nを供給し、当該方形海苔Nをスライド機構18により正規位置E1までスライドさせることができるため、飯塊(シャリ玉R)に対して常に適正な位置に方形海苔Nを位置させることができ、従来のように方形海苔の落下位置の不揃いを防止することができる。
また、スライド部材20を往復駆動することにより、方形海苔Nが供給される度に、当該方形海苔Nを正規位置E1にスライド移動させることができ、常に適正な位置に方形海苔Nを位置させることができる。
また、方形海苔Nの長さ、飯塊(シャリ玉R)の大きさ等に応じて、方形海苔Nの供給位置を調整することにより、方形海苔Nの適切な位置に飯塊(シャリ玉R)を貼着することができる。
また、スライド部材20により方形海苔Nを飯塊搬送円盤(間歇回動シャリ玉搬送円盤9)の中心軸P方向にスライド移動させることにより、当該方形海苔Nを正規位置E1に位置させることができ、装置全体をコンパクトに構成することができる。
本発明によれば、方形海苔Nが供給される度に、毎回スライド部材20により方形海苔Nを正規位置E1にスライド移動させるものであるから、常に、方形海苔Nを適切な位置に位置づけた後、海苔巻付動作が行われるため、安定した品質の軍艦巻等を製造することができるものである。
9 間歇回動シャリ玉搬送円盤
9a シャリ玉載置位置
11 海苔巻付部
16 海苔供給装置
17 海苔位置決め装置
18 スランド機構
20 スライド部材
21 クランク機構
E1 正規位置
E2 ずれた位置
N 方形海苔
N’ 端部
Q1 初期位置
Q2 スライド位置
R シャリ玉

Claims (4)

  1. 飯塊を飯塊載置位置に順次供給されながら複数の飯塊を一定間隔で搬送する飯塊搬送部材と、上記飯塊搬送部材の飯塊の搬送経路に方形海苔を供給する海苔供給部と、該海苔供給部の下流側で上記方形海苔を上記飯塊に巻き付ける海苔巻付部を有する海苔位置決め装置において、
    上記飯塊搬送部材上に供給される上記方形海苔の供給位置が、上記飯塊の進行方向に対して水平方向にずれた位置となるように上記海苔供給部の海苔出口が位置付けられており、
    上記飯塊搬送部材上に供給された上記方形海苔のずれた方向の端部に係合し、上記方形海苔がずれのない正規位置に来るように、当該方形海苔をそのずれの方向とは反対方向にスライドさせるためのスライド機構を設けたものである海苔位置決め装置。
  2. 上記スライド機構は、供給された上記方形海苔の上記端部に係合し得る初期位置と、上上記方形海苔を上記正規位置にスライドさせたスライド位置との間を往復するスライド部材と、
    上記スライド部材を上記初期位置と上記スライド位置との間を往復駆動させる往復駆動手段とから構成されたものである請求項1記載の海苔位置決め装置。
  3. 上記正規位置は、上記飯塊搬送部材の移動により上記飯塊が上記方形海苔に貼着したとき、当該飯塊の前方側面が上記方形海苔の略中央部の位置である請求項1又は2記載の海苔位置決め装置。
  4. 上記飯塊搬送部材は中心軸を中心として回転する円盤状の飯塊搬送円盤により構成され、該飯塊搬送円盤上の円周方向に一定の開き角度で複数の上記飯塊載置位置が設けられており、
    上記海苔供給部は上記海苔巻付部の上流側に設けられており、
    上記方形海苔は上記海苔出口から、上記正規位置より上記飯塊搬送円盤の外周方向にずれた位置に供給されるものである請求項1~3の何れかに記載の海苔位置決め装置。
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