JP7037651B2 - 超音波センサ - Google Patents

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Description

本開示は、超音波センサに関するものである。
超音波センサには、圧電素子が使用されている。また、超音波センサは、圧電素子と空気との音響インピーダンスの整合をとるため、圧電素子と空気との間に音響整合層が設けられた構成になっている(例えば、特許文献1~3を参照)。ここでは、圧電素子が貼り付けられた音響整合層が、超音波を発する振動板として機能している。
上記の超音波センサにおいては、不要振動が残響として残り、近距離測定の精度が出にくいという問題があった。
また、近年、車両技術の分野において、ドライバによる車両の運転を支援する、または車両の自動運転を実行する車両制御システムの開発が進められている。これに伴って、検知対象物との距離を近距離から遠距離まで広範囲にわたって測定できる超音波センサが求められている。
特開平2-127897号公報 特開平9-9395号公報 特開平10-224895号公報
本開示の超音波センサは、筒状のケースと、該ケースの一端側開口に挿着された音響整合部と、該音響整合部の内面に貼り付けられた圧電素子とを備える。前記音響整合部は、前記圧電素子の貼り付けられた面に沿って切断した断面で見たときに内側から外側にかけて少なくとも2層の音響整合層を含む。前記音響整合部は、前記圧電素子の貼り付けられた面に沿って切断した断面で見たときの内側に配置された円板状の第一音響整合層と、該第一音響整合層の外側に配置された環状の第二音響整合層とを含み、前記圧電素子は前記第二音響整合層よりも内側の領域にある。
また、本開示の超音波センサは、筒状のケースと、該ケースの一端側開口に挿着された音響整合部と、該音響整合部の内面に貼り付けられた圧電素子とを備える。前記音響整合部は、前記圧電素子の貼り付けられた面に沿って切断した断面で見たときに内側から外側にかけて少なくとも2層の音響整合層を含む。前記音響整合部は、円板状の第一音響整合層と、伸縮性を有する帯状の第二音響整合層とを含み、前記第二音響整合層は、前記第一音響整合層の外周面に、周方向に伸長した状態で少なくとも半周にわたって配設されている。
本開示の目的、特色、および利点は、下記の詳細な説明と図面とからより明確になるであろう。
超音波センサの実施形態の一例を示す概略斜視図である。 図1に示す超音波センサの概略断面図である。 超音波センサの実施形態の他の例を示す概略断面図である。 超音波センサの実施形態の他の例を示す平面透視図である。 超音波センサの実施形態の他の例を示す平面透視図である。 超音波センサの実施形態の他の例を示す概略断面図である。 超音波センサの実施形態の他の例を示す概略断面図である。 超音波センサの実施形態の他の例を示す概略斜視図である。 図8の切断面線A-Aで切断した概略断面図である。 図9の切断面線B-Bで切断した概略断面図である。 超音波センサの実施形態の他の例を示す概略断面図である。 超音波センサの実施形態の他の例を示す概略断面図である。 超音波センサの実施形態の他の例を示す概略断面図である。 図13の切断面線C-Cで切断した概略断面図である。 超音波センサの実施形態の他の例を示す概略断面図である。
以下、添付図面を参照して、超音波センサの実施形態について説明する。なお、以下に示す実施形態により本開示が限定されるものではない。
図1は、超音波センサの実施形態の一例を示す概略斜視図であり、図2は、図1に示す超音波センサの概略断面図である。図3は、超音波センサの実施形態の他の例を示す概略断面図であり、図4は、超音波センサの実施形態の他の例を示す平面透視図であり、図5は、超音波センサの実施形態の他の例を示す平面透視図であり、図6は、超音波センサの実施形態の他の例を示す概略断面図であり、図7は、超音波センサの実施形態の他の例を示す概略断面図である。
図1および図2に示す超音波センサ100は、筒状のケース1を備えている。ケース1は、筒状部11および必要により筒状部11の他端側開口を塞ぐように設けられた蓋部12を有する。ここで、筒状部11の他端側開口とは、後述する音響整合部3が挿着された側の開口である筒状部11の一端側開口とは反対側の開口のことを意味する。
ケース1は、例えばアルミニウム、チタン、マグネシウム等の金属材料、またはABS樹脂、PBT樹脂、PPS樹脂等の樹脂材料からなる。ケース1で用いられる樹脂材料は、例えばPPS樹脂であって、ガラス繊維を含んでいてもよい。ケース1を構成する筒状部11は、例えば円筒状の形状であり、後述する音響整合部3の外周を支持する支持体として機能する。筒状部11は、例えば三角筒状、四角筒状、楕円筒状等の形状であってもよい。蓋部12は、例えば筒状部11と同様の材料からなる。なお、蓋部12には、例えば配線を挿通するための孔があるが、図では省略している。また、圧電素子2と外部回路とを接続する配線についても、図では省略している。
筒状部11の高さ(長さ)は、例えば2mm~10mmである。また、筒状部11の内径は例えば5mm~30mmであり、筒状部11および蓋部12の厚みは例えば0.5mm~1.0mmである。
ケース1の筒状部11の一端側開口には、音響整合部3が挿着されている。そして、音響整合部3の内面には、圧電素子2が取り付けられている。ここで、音響整合部3は、圧電素子2の振動によって振動する振動板として機能する。
圧電素子2は、例えば接着剤、両面テープ等の固定部材を介して音響整合部3に貼り付けられている。圧電素子2は、例えば平面視長方形状、正方形状、円形状、楕円形状等の形状をした板状体である。この圧電素子2は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛等の圧電セラミックスからなる単板の圧電体と、当該圧電体の上面および下面に設けられた銀等の金属からなる表面電極とを備えたものでよい。また、圧電素子2は、例えば圧電体層と内部電極層とが積層された積層体と、当該積層体の上面および下面に設けられた表面電極とを備えたものでもよい。接着剤には、例えばエポキシ系、アクリル系等の接着剤を用いることができる。図示しないが、圧電素子2の表面電極に配線が接続され、筒状部11の他端側開口から蓋部12を通過して配線が引き出される。
圧電素子2は、例えば、直径が5mm~20mmであり、厚みが0.1mm~2.0mmである。
圧電素子2は、外部回路から供給される駆動電圧の印加を受けて振動し、超音波を発信する。圧電素子2によって発信された超音波は、音響整合部3を介して外部に発せられる。また、圧電素子2は、音響整合部3を介して検知対象物からの反射超音波を受信し、受信した反射超音波に応じて生じる信号を外部回路に出力する。
音響整合部3は、圧電素子2の貼り付けられた面に垂直な方向の厚みが例えば1mm~5mmとされる。音響整合部3の材質としては、例えば合成樹脂、ゴム状弾性体、カーボン材料等を用いることができる。
音響整合部3は、圧電素子2の貼り付けられた面に沿って切断した断面で見たときに内側から外側にかけて少なくとも2層の音響整合層(第一音響整合層31,第二音響整合層32)を含んでいる。具体的には、音響整合部3は、圧電素子2の貼り付けられた面に沿って切断した断面で見たときの内側に配置された円板状の第一音響整合層31と、第一音響整合層31の外側に配置された環状の第二音響整合層32とを含んでいる。圧電素子2は、第一音響整合層31の内面に貼り付けられていてもよい。
円板状の第一音響整合層31の直径は例えば5mm~10mmとされる。また、環状の第二音響整合層32は内径5mm~10mm、外径10~20mmで、径方向の幅は例えば2.5mm~5mmとされる。
この構成により、音響整合部3の内側から外側までの間に境界面30が存在することとなる。そして、音響整合部3の内側から外側までの間に境界面30が存在することで、境界条件を満たさない成分が減衰し、境界条件を満たす成分のみが伝播することから、音響整合部3の内側から外側に向かって不要振動が伝播するときに当該境界面30で減衰するようになる。したがって、超音波センサ100の残響時間を短くすることができ、近距離測定の精度を向上させ、より近距離測定を可能とすることができる。
また、音響整合部3の内側から外側までの間に境界面30があることで、分割振動が起きにくくなり、分割振動がメイン振動を阻害するのを抑えることができる。したがって、超音波センサ100の送信強度があがり、より長距離測定も可能となる。
なお、音響整合部3の筒状部11の一端側開口への固定方法としては、音響整合部3を一端側開口に押し込むことによる圧縮力、摩擦力による固定の他、接着剤または粘着剤による固定等が挙げられる。接着剤としては、例えば、アクリル系、エポキシ系等の接着剤が挙げられる。粘着剤としては、例えば、ゴム系、アクリル系、シリコーン系、ウレタン系等の粘着剤が挙げられる。
ここで、図2に示すように、音響整合部3は、例えば2層の音響整合層(第一音響整合層31と第二音響整合層32)を同じ材質(構成成分)のもので別体に形成し、これらを内側から外側にかけて層状になるように構成したものでもよい。
このとき、隣り合う音響整合層(第一音響整合層31と第二音響整合層32)が同じ材質(構成成分)であって例えば密度が異なっていてもよく、これにより不要振動の十分な減衰の効果が得られる。
また、図3に示すように、音響整合部3は、2層の音響整合層(第一音響整合層31と第二音響整合層32)は材質(構成成分)が異なっていてもよい。音響整合部3は、例えば、第一音響整合層31がエポキシ樹脂で第二音響整合層32がシリコーン樹脂からなる組合せとすることができる。また、音響整合部3は、例えば、第一音響整合層31がカーボン材で第二音響整合層32がシリコーン樹脂からなる組合せとすることができる。なお、第一音響整合層31および第二音響整合層32には、例えば直径10μm~100μmの中空ガラス等のフィラーが含まれていてもよい。
隣り合う第一音響整合層31と第二音響整合層32との材質が異なることで、境界条件を満たさない成分が増えて、境界条件を満たす成分が減る。それゆえ、音響整合部3の内側から外側に向かって不要振動が伝播するときに当該境界面30でより減衰するようになる。したがって、超音波センサ100の残響時間をさらに短くすることができ、近距離測定の精度をさらに向上させることができる。また、分割振動がより起きにくくなり、メイン振動を阻害するのをさらに抑えることもできる。
隣り合う音響整合層(第一音響整合層31と第二音響整合層32)のヤング率/ポアソン比/密度の差が大きければ大きいほど、境界条件がより厳しくなり狭くなって、境界条件を満たす成分が減少することから、より大きな効果が得られる。
また図4に示すように、音響整合部3は、圧電素子2の貼り付けられた面に沿って切断した断面で見たときの内側に配置された円板状の第一音響整合層31と、第一音響整合層31の外側に配置された環状の第二音響整合層32とを含んでいる場合において、圧電素子2は第二音響整合層32よりも内側の領域にあってもよい。別の見方をすると、圧電素子2の直径が第一音響整合層31の直径よりも短く、第一音響整合層31の中央と圧電素子2の中央との位置を合わせるように圧電素子2を第一音響整合層31に貼り付けてもよい。これにより、第二音響整合層32での不要振動の発生を抑制できる。なお、メイン振動の音圧を大きくするとの点から、圧電素子2の直径は第一音響整合層31の直径の5割以上の長さであるのがよい。
また図5に示すように、第一音響整合層31の半径rは、第二音響整合層32の幅w(径方向の幅)よりも大きくてもよい。第一音響整合層31の半径rが第二音響整合層32の幅wよりも大きく、第一音響整合層31が音響整合部3の全体の直径の5割以上を占めることで、第二音響整合層32で発生する不要振動を抑制することができ、より残響時間が短くなる為、さらに近距離測定を可能とする。なお、第一音響整合層31の直径は、音響整合部3の全体の直径の7割~8割の範囲であるのがよい。
また図6および図7に示すように、音響整合部3は、最も外側にある音響整合層がケース1に固定されているのがよい。ここで、図6は、第二音響整合層32の径方向の外側面がケース1の筒状部11の内壁に接着材4で保持された例を示している。また、図7はケース1の筒状部11の内壁に環状の凸部111が設けられ、第二音響整合層32の高さ方向の上面が凸部111に接着材4で保持された例を示している。これにより、第一音響整合層31にのった不要振動が外側のケース1へ伝播するとしても、必ず音響整合部3の境界面30を通る為、境界面30で減衰させることができる。
なお、音響整合部3は、第一音響整合層31、および第二音響整合層32の2層に限られず、第二音響整合層32の外側にさらに第三の音響整合層が設けられる等、3層以上の層構成であってよい。この場合、第二音響整合層32の外側にある層で筒状部11に保持されていてもよい。
次に、超音波センサの実施形態の他の例について説明する。
図8は、超音波センサの実施形態の他の例を示す概略斜視図であり、図9は、図8の切断面線A-Aで切断した概略断面図であり、図10は、図9の切断面線B-Bで切断した概略断面図であり、図11は、超音波センサの実施形態の他の例を示す概略断面図であり、図12は、超音波センサの実施形態の他の例を示す概略断面図である。図11,12に示す概略断面図は、図10に示す概略断面図に対応する。図10~12では、ケースおよび圧電素子を省略して図示している。
本実施形態の超音波センサ100Aは、ケース1と、音響整合部120と、圧電素子2とを備える。超音波センサ100Aは、上記実施形態の超音波センサ100に対して、音響整合部120の構成が異なっており、その他については、同様の構成であるので、同様の構成には超音波センサ100と同じ参照符号を付して詳細な説明は省略する。
音響整合部120は、板状の形状を有する部材であり、筒状部11の第1端11a側の開口部に配設されている。音響整合部120は、圧電素子2と空気等の媒質との音響インピーダンスの整合をとる機能を有している。また、音響整合部120は、圧電素子2の振動によって振動し、外部に超音波を発するとともに、検知対象物からの反射超音波を圧電素子2に伝達する機能を有している。
音響整合部120は、三角板状、矩形板状、円板状、楕円板状等の形状を有していてもよく、その他の形状を有していてもよい。超音波センサ100Aでは、例えば図1~3に示すように、音響整合部120の形状は、円板状とされている。
音響整合部120は、ケース1の内部に臨む面(以下、第1面ともいう)120aを有している。第1面120aには、圧電素子2が配設される。また、音響整合部120は、第1面120aとは反対側の第2面120b、および第1面120aと第2面120bとを接続する外周面120cを有している。
音響整合部120は、第一音響整合層121と第二音響整合層122とを有している。第一音響整合層121は、弾性材料から成る円板状の部材であり、例えば、厚みが1mm~5mmであり、直径が5mm~20mmである。第一音響整合層121は、例えば合成樹脂、ゴム状弾性体、カーボン材料等から成る。第一音響整合層121には、例えば直径10μm~100μmの中空ガラス等のフィラーが含まれていてもよい。
第二音響整合層122は、帯状の部材である。第二音響整合層122は、伸縮性を有しており、第一音響整合層121の外周面121aに、第一音響整合層121の周方向(以下、単に、周方向ともいう)に伸長した状態で配設されている。第二音響整合層122は、例えば図3に示すように、外周面121aに少なくとも半周にわたって配設されている。第二音響整合層122は、第一音響整合層121の外周面121aに配設されている状態で、例えば、幅が1mm~5mmであり、厚みが10μm~500μmである。第二音響整合層122は、例えばアセテート樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリイミド樹脂等から成る。
第一音響整合層121と第二音響整合層122とは、第二音響整合層122の外周面122bから第一音響整合層121の外周面121aにかけて、例えばテープ等の固定部材を貼付することで固定されていてもよい。
第一音響整合層121と第二音響整合層122とは、第一音響整合層121の外周面121aと第二音響整合層122の内周面122aとの間に、例えば接着剤、両面テープ等の固定部材を配設することによって、固定されていてもよい。第二音響整合層122は、第一音響整合層121の外周面121aに臨む内周面122aの全域が、第一音響整合層121の外周面121aに固定されていてもよい。第二音響整合層122は、周方向における両端部122c,122dのみが、第一音響整合層121に固定されていてもよい。
第一音響整合層121と第二音響整合層122とは、第二音響整合層122の、両端部122c,122dにおける外周面122bから、第二音響整合層122を貫通し、第一音響整合層121に達する針状の固定部材を突き刺すことによって、固定されていてもよい。
音響整合部120は、第三音響整合層123をさらに有していてもよい。第三音響整合層123は、例えば図1~3に示すように、内周面123aおよび外周面123bを有する、略円環状の部材であってもよい。第三音響整合層123は、例えば、厚みが1mm~5mmである。第三音響整合層123の、第一音響整合層121の径方向(以下、単に、径方向ともいう)における幅は、第一音響整合層121、第二音響整合層122および筒状部11の寸法に応じて、適宜設定することができる。第三音響整合層123は、例えばシリコーン樹脂、ウレタン樹脂等から成る。第三音響整合層123には、例えば直径10μm~100μmの中空ガラス等のフィラーが含まれていてもよい。
第三音響整合層123の内周面123aは、第一音響整合層121の外周面121aのうち第二音響整合層122から露出している領域、および第二音響整合層122の外周面122bに接合されていてもよい。第三音響整合層123と第一音響整合層121および第二音響整合層122とを接合する接合材は、例えばアクリル系、エポキシ系等の接着剤であってもよく、例えばゴム系、アクリル系、シリコーン系、ウレタン系等の粘着剤であってもよい。
第三音響整合層123の外周面123bは、筒状部11の内周面11cに当接していてもよい。この場合、音響整合部120は、外周面123bと内周面11cとの間の摩擦力によりケース1に固定されていてもよい。第三音響整合層123の外周面123bは、筒状部11の内周面11cに接合されていてもよい。第三音響整合層123と筒状部11とを接合する接合材は、例えばアクリル系、エポキシ系等の接着剤であってもよく、例えばゴム系、アクリル系、シリコーン系、ウレタン系等の粘着剤であってもよい。
超音波センサ100Aでは、第二音響整合層122は、第一音響整合層121の外周面121aに周方向に伸長した状態で配設されているため、周方向に収縮しようとする。それゆえ、第一音響整合層121の、第二音響整合層122に接触している外周面121aの近傍領域には、収縮しようとする第二音響整合層122による圧縮応力が生じ、該近傍領域は、第一音響整合層121の中心部と比べて、密度が高くなり、変形しにくくなる。これにより、音響整合部120では、圧電素子2の駆動時に、密度が高くなった領域を跨ぐ振動が抑制され、第一音響整合層121に基本振動の定在波が発生しやすくなる。したがって、超音波センサ100Aによれば、発信する超音波の音圧を増大させることができる。ひいては、遠距離に存在する検知対象物との距離を高精度に測定することが可能になる。
また、超音波センサ100Aでは、圧電素子2の非駆動時に、音響整合部120の不要振動が、密度が高くなった領域において散乱され、異なる位相の振動として重畳されるため、不要振動による残響が減衰しやすくなる。したがって、超音波センサ100Aによれば、近距離に存在する検知対象物からの反射超音波によって生じる超音波信号が、残響に埋もれ、検出困難になることを抑制できる。ひいては、近距離に存在する検知対象物との距離を高精度に測定することが可能になる。
上記のように、超音波センサ100Aは、検知対象物との距離を、近距離から遠距離まで広範囲にわたって、高精度に測定できる。ここで、第二音響整合層122が第一音響整合層121の外周面121aに少なくとも半周にわたって配設されていることで、第一音響整合層121における密度が高くなった領域は、少なくとも半周の外周部に連続的に形成される。これにより、第一音響整合層121における密度が高くなった領域は、前述した、発信する超音波の音圧を増大させ、不要振動による残響を減衰させる効果を発揮することができる。
超音波センサ100Aは、例えば図11に示すように、第二音響整合層122が第一音響整合層121の外周面121aに1周以上巻回されていてもよい。この場合、第二音響整合層122の互いに対向する部分同士が固定されていてもよい。
第二音響整合層122の互いに対向する部分同士は、全体的に固定されていてもよく、部分的に固定されていてもよい。第二音響整合層122の互いに対向する部分同士は、それらの間に配設された、例えば接着剤、両面テープ等の固定部材によって固定されていてもよい。第二音響整合層122の互いに対向する部分同士は、例えば、第二音響整合層122の最外周面122eから、第二音響整合層122の互いに対向する部分を貫通する針状部材等の固定部材を突き刺すことによって、固定されていてもよい。なお、第二音響整合層122が外周面121aに1周以上巻回され、第二音響整合層122の互いに対向する部分同士が固定されている場合、第一音響整合層121と第二音響整合層122とは、固定部材によって固定されていてもよく、固定部材によって固定されていなくてもよい。
図11に示す超音波センサ100Aによれば、第一音響整合層121における密度が高くなった領域は、第一音響整合層121の外周面121a全周の近傍に形成される。そのため、密度が高くなった領域によって発揮される前述の効果が顕著になる。したがって、検知対象物との距離を、近距離から遠距離まで広範囲にわたって、より高精度に測定することが可能になる。
超音波センサ100Aは、例えば図12に示すように、第二音響整合層122が第一音響整合層121の外周面121aに2周以上巻回されていてもよい。この場合、第二音響整合層122は、第一音響整合層121と接触している1周目の部分と、第一音響整合層121と非接触である2周目以降の部分とを有する。1周目の部分には、収縮しようとする2周目以降の部分による圧縮応力が生じるため、1周目の部分は、2周目以降の部分と比べて、密度が高くなり、変形しにくくなる。
図12に示す超音波センサ100Aによれば、第一音響整合層121における密度が高くなった領域が、第一音響整合層121の外周面121a全周の近傍に形成され、第二音響整合層122における密度が高くなった領域が、第二音響整合層122の1周目の部分全体に形成される。これにより、第一音響整合層121に基本振動の定在波がより発生しやすくなるため、発信する超音波の音圧をより増大させることができる。また、音響整合部120の不要振動がより散乱されやすくなるため、残響がより減衰しやすくなる。ひいては、検知対象物との距離を、近距離から遠距離まで広範囲にわたって、より高精度に測定することが可能になる。
第二音響整合層122は、第一音響整合層121の外周面121aに3周以上巻回されていてもよい。この場合、第二音響整合層122は、第一音響整合層121と直接接触している1周目の部分と、1周目の部分に直接接触している2周目の部分と、第一音響整合層121および1周目の部分と非接触である3週目以降の部分とを有する。1周目の部分および2周目の部分には、収縮しようとする3周目以降の部分による圧縮応力が生じるため、1周目の部分および2周目の部分は、3周目以降の部分と比べて、密度が高くなり、変形しにくくなる。
第二音響整合層122が第一音響整合層121の外周面121aに3周以上巻回されている場合、第一音響整合層121における密度が高くなった領域が、第一音響整合層121の外周面121a全周の近傍に形成され、第二音響整合層122における密度が高くなった領域が、第二音響整合層122の1周目の部分全体および2周目の部分全体に形成される。これにより、第一音響整合層121に基本振動の定在波がより発生しやすくなるため、発信する超音波の音圧をより増大させることができる。また、音響整合部120の不要振動がより散乱されやすくなるため、残響がより減衰しやすくなる。ひいては、検知対象物との距離を、近距離から遠距離まで広範囲にわたって、より高精度に測定することが可能になる。
図13は、超音波センサの実施形態の他の例を示す概略断面図であり、図14は、図13の切断面線C-Cで切断した概略断面図であり、図15は、超音波センサの実施形態の他の例を示す概略断面図である。図13に示す概略断面図は、図9に示す概略断面図に対応する。図15に示す概略断面図は、図14に示す概略断面図に対応する。図14,15では、ケースを省略して図示している。
本実施形態の超音波センサ100Bは、上記実施形態の超音波センサ100Aに対して、第一音響整合層121と第二音響整合層122との固定に係る構成が異なっており、その他については、同様の構成であるので、同様の構成には超音波センサ100Aと同じ参照符号を付して詳細な説明は省略する。
超音波センサ100Bでは、第一音響整合層121と第二音響整合層122との境界B1に接合材40が配設されている。第二音響整合層122は、接合材40を介して、第一音響整合層121に固定されている。接合材40は、例えば図13,14に示すように、境界B1の全域に配設されていてもよい。接合材40は、例えば、アクリル系、エポキシ系等の接着剤であってもよく、例えばゴム系、アクリル系、シリコーン系、ウレタン系等の粘着剤であってもよい。
超音波センサ100Bによれば、超音波センサ100Aの場合と同様に、第一音響整合層121における密度が高くなった領域を跨ぐ振動が抑制され、第一音響整合層121に基本振動の定在波が発生しやすくなるため、発信する超音波の音圧を効果的に増大させることができる。ひいては、遠距離に存在する検知対象物との距離を高精度に測定することが可能になる。また、超音波センサ100Bによれば、音響整合部120の不要振動を、第一音響整合層121における密度が高くなった領域だけでなく、接合材40が配設された境界B1においても散乱することができるため、不要振動による残響を効果的に減衰させることが可能になる。ひいては、近距離に存在する検知対象物との距離を高精度に測定することが可能になる。
図13,14では、第二音響整合層122が第一音響整合層121の外周面121aに1周以上巻回されている例を示したが、第二音響整合層122は、第一音響整合層121の外周面121aに少なくとも半周巻回されていればよい。第二音響整合層122が、第一音響整合層121の外周面121aに少なくとも半周にわたって配設されていることで、第一音響整合層121における密度が高くなった領域は、少なくとも半周の外周部に連続的に形成される。これにより、第一音響整合層121における密度が高くなった領域は、前述した、発信する超音波の音圧を増大させ、不要振動による残響を減衰させる効果を発揮することができる。
第二音響整合層122が第一音響整合層121の外周面121aに1周以上巻回されている場合、接合材40は、第一音響整合層121と第二音響整合層122との境界B1だけでなく、第二音響整合層122の互いに対向する部分同士の境界B2にも配設されていてもよい。これにより、音響整合部120の不要振動を、第一音響整合層121における密度が高くなった領域、接合材40が配設された境界B1および境界B2において散乱することができるため、不要振動による残響をより効果的に減衰させることができる。ひいては、近距離に存在する検知対象物との距離をより高精度に測定することが可能になる。なお、第二音響整合層122が外周面121aに1周以上巻回され、接合材40が境界B2に配設されている場合、接合材40は、境界B1に配設されていてもよく、境界B1に配設されていなくてもよい。
接合材40は、例えば図13に示すように、第一音響整合層121の厚み方向(図13における上下方向)において、第一音響整合層121の一方主面121bおよび他方主面121cから突出していてもよい。すなわち、音響整合部120は、境界B1および境界B2において、厚みが変化する部位を有していてもよい。これにより、音響整合部120の不要振動が、境界B1および境界B2においてより散乱されやすくなるため、残響がより減衰しやすくなる。ひいては、近距離に存在する検知対象物との距離をより高精度に測定することが可能になる。
接合材40は、例えば図13,14に示すように、境界B1および境界B2だけでなく、第二音響整合層122の最外周面122eにも配設されていてもよい。最外周面122eに配設された接合材40は、第二音響整合層122と第三音響整合層123とを接合するために用いられてもよい。第二音響整合層122が第一音響整合層121の外周面121aに半周以上1周未満巻回されている場合、接合材40は、第一音響整合層121の外周面121aにもさらに配設されていてもよい。第一音響整合層121の外周面121aに配設された接合材40は、第一音響整合層121と第三音響整合層123とを接合するために用いられてもよい。
接合材40は、例えば図15に示すように、径方向における厚みが、第一音響整合層121の周方向において異なっていてもよい。すなわち、接合材40は、周方向において厚みが変化しており、厚みが厚い部分と厚みが薄い部分とが交互に存在していてもよい。これにより、音響整合部120では、境界B1および境界B2において、ヤング率、厚み等が異なる部分が交互に存在することになる。それゆえ、音響整合部120の第1面120aに沿って伝播する振動が減衰しやすくなる。図15に示す超音波センサ100Bによれば、検知対象物との距離を、近距離から遠距離まで広範囲にわたって、より高精度に測定することが可能になる。なお、接合材40の厚みは、例えば図15に示すように、規則的または不規則的に変化していてもよい。また、接合材40の厚みは、例えば図15に示すように、境界B1および境界B2における少なくとも1つの領域で実質的に0であってもよい。
超音波センサ100Bは、例えば図14,15に示すように、第1面120aに垂直な方向に見たときに、圧電素子2の図心C2と第一音響整合層121の図心C121とがずれていてもよい。図14,15に示す超音波センサ100Bでは、音響整合部120と圧電素子130との組立体が、ケース1の軸線回りの回転に対する対称性が低下したものとなるため、組立体における定在波が発生しにくくなる。それゆえ、音響整合部120の不要振動による残響をより短時間で減衰させることができる。ひいては、近距離に存在する検知対象物との距離をより高精度に測定することが可能になる。
以下、超音波センサ100,100A,100Bの製造方法の例について説明する。
例えばチタン酸ジルコン酸鉛を圧電体材料とする例えば直径5mm~20mm、厚み0.1mm~2.0mmの圧電素子2と、例えば直径5mm~20mm、厚み1mm~5mmの音響整合部3,120とをエポキシ樹脂で接着させる。
ここで、音響整合部3,120は、円板状の第一音響整合層31,121を準備したうえで、第一音響整合層31,121の外周(側面)に第二音響整合層32,122を配置したものである。音響整合部3,120は、環状の第二音響整合層32の内側に円板状の第一音響整合層31を嵌め込んだものであってもよく、円板状の第一音響整合層121の外周に帯状の第二音響整合層122を巻き付けたものであってもよい。
次に、切削加工にて直径5mm~20mm、高さ5mm~10mmの筒状の樹脂のケース1の筒状部11を作製し、その一端側開口に圧電素子2と音響整合部3,120とを接着したものを挿入し、エポキシ系接着剤で貼り付ける。
次に、圧電素子2の表面電極に配線を半田付けし、筒状部11の他端側開口から配線を取り出し、蓋部12を被せる。
以上の方法で、超音波センサ100,100A,100Bを製造することができる。
以上、本開示の実施形態について詳細に説明したが、また、本開示は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。上記各実施形態をそれぞれ構成する全部または一部を、適宜、矛盾しない範囲で組み合わせ可能であることは、言うまでもない。
100,100A,100B 超音波センサ
1 ケース
11 筒状部
11a 第1端
11c 内周面
111 凸部
12 蓋部
2,130 圧電素子
3,120 音響整合部
30 境界面
120a 第1面
120b 第2面
120c 外周面
31,121 第一音響整合層
121a 外周面
121b 一方主面
121c 他方主面
32,122 第二音響整合層
122a 内周面
122b 外周面
122c,122d 両端部
122e 最外周面
123 第三音響整合層
123a 内周面
123b 外周面
4 接着材
40 接合材

Claims (11)

  1. 筒状のケースと、該ケースの一端側開口に挿着された音響整合部と、該音響整合部の内面に貼り付けられた圧電素子とを備え、前記音響整合部は、前記圧電素子の貼り付けられた面に沿って切断した断面で見たときに内側から外側にかけて少なくとも2層の音響整合層を含み、
    前記音響整合部は、前記圧電素子の貼り付けられた面に沿って切断した断面で見たときの内側に配置された円板状の第一音響整合層と、該第一音響整合層の外側に配置された環状の第二音響整合層とを含み、前記圧電素子は前記第二音響整合層よりも内側の領域にあることを特徴とする超音波センサ。
  2. 前記2層の音響整合層は材質が異なっていることを特徴とする請求項1に記載の超音波センサ。
  3. 前記第一音響整合層の半径は前記第二音響整合層の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の超音波センサ。
  4. 筒状のケースと、該ケースの一端側開口に挿着された音響整合部と、該音響整合部の内面に貼り付けられた圧電素子とを備え、前記音響整合部は、前記圧電素子の貼り付けられた面に沿って切断した断面で見たときに内側から外側にかけて少なくとも2層の音響整合層を含み、
    前記音響整合部は、円板状の第一音響整合層と、伸縮性を有する帯状の第二音響整合層とを含み、前記第二音響整合層は、前記第一音響整合層の外周面に、周方向に伸長した状態で少なくとも半周にわたって配設されている、超音波センサ。
  5. 前記第二音響整合層は、前記第一音響整合層の前記外周面に1周以上巻回され、前記第二音響整合層の互いに対向する部分同士が固定されている、請求項に記載の超音波センサ。
  6. 前記第二音響整合層は、前記第一音響整合層の前記外周面に2周以上巻回されている、請求項に記載の超音波センサ。
  7. 前記第一音響整合層の互いに対向する部分同士の境界に接合材が配設されている、請求項またはに記載の超音波センサ。
  8. 前記第一音響整合層と前記第二音響整合層との境界に接合材が配設されている、請求項のいずれかに記載の超音波センサ。
  9. 前記接合材の、前記第一音響整合層の径方向における厚みが、前記第一音響整合層の周方向において変化している、請求項またはに記載の超音波センサ。
  10. 前記音響整合部の内面に垂直な方向に見たときに、前記圧電素子の図心と、前記第一音響整合層の図心とがずれている、請求項のいずれかに記載の超音波センサ。
  11. 前記音響整合部は、最も外側にある音響整合層が前記ケースに固定されていることを特徴とする請求項1~10のいずれかに記載の超音波センサ。
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