JP6885839B2 - 超音波センサー - Google Patents

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本開示は、超音波センサーに関するものである。
駐車補助のコーナーソナー、バックソナー等の近距離用センサーとして超音波センサーが使用されている。このような超音波センサーとして、筒状部および底部を有する有底筒状のケースと、底部に取り付けられた圧電素子とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1および特許文献2を参照)。
国際公開2013/051525号 特開2011−250328号公報
自動運転技術の進化に伴って、超音波センサーの長距離対応が要求されている。
ここで、超音波センサーを長距離対応化するには音圧を上げる必要があるが、音圧を上げると残響時間が長くなってセンサーとしての近距離測距性能の低下が懸念されることから、この残響特性をより向上させる必要がある。
本開示は、上記の事情に鑑みてなされたもので、残響特性を向上させた超音波センサーを提供することを目的とする。
本開示の超音波センサーは、筒状部および底部を有する有底筒状のケースと、前記底部に取り付けられた圧電素子とを備え、前記ケースの前記筒状部の一端に、前記ケースよりも密度の高い錘部材が接続されており、前記錘部材は、前記筒状部の延長方向に延びる第1の部位と、該第1の部位に連続するとともに内側に向かって延びる第2の部位とを有しており、前記第1の部位から前記第2の部位にかけて内壁および外壁のうちの少なくとも一方の角部が丸みを帯びていることを特徴とする。
また、本開示の超音波センサーは、筒状部および底部を有する有底筒状のケースと、前
記底部に取り付けられた圧電素子とを備え、前記ケースの前記筒状部の一端に、前記ケースよりも密度の高い錘部材が接続されており、前記錘部材は、前記筒状部の延長方向に延びる第1の部位と、該第1の部位に連続するとともに内側に向かって延びる第2の部位とを有しており、前記第2の部位には周囲よりも厚い厚肉部があることを特徴とする。
本開示の超音波センサーによれば、残響特性を向上させることができる。
超音波センサーの実施形態の例を示す概略斜視図である。 図1に示す超音波センサーの縦断面図である。 超音波センサーの実施形態の他の例を示す縦断面図である。 超音波センサーの実施形態の他の例を示す縦断面図である。 超音波センサーの実施形態の他の例を示す縦断面図である。 超音波センサーの実施形態の他の例を示す縦断面図である。
以下、添付図面を参照して、超音波センサーの実施形態について説明する。なお、以下に示す実施形態により、この発明が限定されるものではない。
図1は超音波センサーの実施形態の例を示す概略斜視図、図2は図1に示す超音波センサーの縦断面図である。
図1および図2に示す例の超音波センサーは、筒状部11および底部12を有する有底筒状のケース1と、底部12に取り付けられた圧電素子2とを備えている。
ケース1は、筒状部11および底部12を有する有底筒状の形状である。このケース1は、例えばアルミニウム、チタン、マグネシウムなどの金属材料、またはABS樹脂、PBT樹脂、PPS樹脂などの樹脂材料からなる。
筒状部11は、例えば円筒状の形状であり、底部12の外周を支持する支持体として機能する。底部12は、圧電素子2が取り付けられており、圧電素子2の振動によって振動する振動板として機能する。筒状部11および底部12の厚みは、例えば0.5〜1.0mmである。筒状部11の内径は、例えば5〜30mmである。筒状部11の高さ(長さ)は、例えば2〜10mmである。なお、底部12の圧電素子2が取り付けられる部分は、周囲よりも薄くなっていてもよく、図に示すように凹部が設けられていてもよい。
圧電素子2は、例えば接着剤を介して底部12に取り付けられている。圧電素子2は、例えば平面視長方形状、正方形状、円形状などの形状をした板状体である。この圧電素子2は、圧電セラミックスからなる単板の圧電体と、当該圧電体の上面および下面に設けられた銀などの金属からなる表面電極とを備えたものでよい。また、圧電素子2は、例えば圧電体層と内部電極層とが積層された積層体と、当該圧電体の上面および下面に設けられた表面電極とを備えたものでよい。接着剤には、例えばエポキシ系、アクリル系などの接着剤が用いられる。
そして、ケース1の筒状部11の一端に錘部材3が接続されている。ここで、筒状部11の一端とは、底部12に接続される側とは反対側の端部のことであり、図における上端部のことである。錘部材3は、例えばケース1の筒状部11と同じ内径および厚さの筒状体とされ、筒状部11の一端に接続される。錘部材3の接続には、例えばエポキシ系接着剤、アクリル系接着剤が用いられる。この錘部材3は、ケース1を構成する筒状部11および底部12よりも密度が高い。
通常、錘部材3がケース1を構成する筒状部11および底部12の密度よりも高い密度のとき、錘部材3はケース1を構成する筒状部11および底部12よりも質量が大きくなる。このとき、錘部材3は、ケース1を構成する筒状部11および底部12よりも質量の大きな材料で形成される。ケース1がアルミニウムからなる場合に、錘部材3はモリブデン銅合金、ステンレス、真鍮などで形成される。
なお、錘部材3の密度がケース12の密度よりも高いかどうかは、錘部材3およびケース1のそれぞれの部位を取り出したうえで、アルキメデス法を用いて測定し、比較することで判別できる。
錘部材3を振動板としての底部に接触する部分に設ける方法では、底部の反作用を抑える効果はあるものの、筒状部の端面での振動の反射を抑える効果はないため、十分な残響特性の改善は得られにくい。また、ケースの開口部を塞ぐように内部損失の大きいダンピング材を設ける方法では、ケースの内部損失を大きくし、超音波センサーの共振周波数のQを低くするため、音圧が下がってしまう傾向がある。
これに対し、本開示の超音波センサーのように、ケース1の筒状部11の一端に錘部材3が接続されている構成によれば、残響特性を向上させることができる。
振動が水中や空気中の媒質を伝達するとき、振動の波は疎密波となる。一方、振動が金
属等の個体の媒質を伝わるとき、振動の波は横波として伝達される。底部12(振動板)を動かした振動の一部は、筒状部11を伝わり、筒状部11の上端で反射して、底部12に返ってきて再び底部12を振動させる。
このとき、ケース1の筒状部11の一端に錘部材3が接続されていると、振動は筒状部11の上端で反射せずに錘部材3の方へ伝達する。そして、密度の大きな錘部材3に振動が伝わると、振動は小さくなる。これは、密度の高い、質量の大きな錘部材3を振動させようとするとより大きな振動エネルギーが必要だからである。振動は、錘部材3の端面で反射してケース1へ返ってくるが、錘部材3の中で残響特性に影響を与えないくらい小さくなっている。これにより、超音波センサーの残響特性が向上する。
この残響特性は、例えば次のようにして測定できる。測定を行う第1の超音波センサーに対向するように第2の超音波センサーを配置し、第1の超音波センサーに矩形波を数パルス入力する。入力が無くなってからも第1の超音波センサーには振動が残っているため、超音波を発している。その超音波がどのくらいの時間で小さくなるかを測定することによって、残響特性が優れているかどうかを判別できる。
ここで、錘部材3は、ケース1の筒状部11と同じ内径および厚さの筒状体に限られず、筒状部11に接続されるものであれば、内径や厚さが筒状部11とは若干異なるものであってもよい。
また、図3に示すように、錘部材3は、筒状部11の延長方向に延びる第1の部位31と、第1の部位31に連続するとともに内側に向かって延びる第2の部位32とを有する形状であってもよい。これにより、超音波センサーが小型でありながら、錘部材3における振動の減衰する距離を稼ぐことができる。
さらに、図4に示すように、錘部材3は、筒状部11の延長方向に延びる第1の部位31と、第1の部位31に連続するとともに内側に向かって延びる第2の部位32とを有している場合において、第1の部位31から第2の部位32にかけて内壁および外壁のうちの少なくとも一方の角部が丸みを帯びていてもよい。図4は外壁のみが丸みを帯びた形状を示しているが、この形状に限られず、内壁および外壁の両方の角部が丸みを帯びていてもよい。言い換えると、第1の部位31と第2の部位32との境界の角が丸くなっているのがよい。
振動の伝達路に角があると振動の一部が途中で反射することがあり、十分に減衰されないでケースに返ってくるおそれがある。そこで、角に丸みをつけることにより、錘部材3の端面まで振動が届きやすくなり、途中で反射しにくくすることができる。
なお、丸みの曲率半径は、例えばR0.3〜2.0mm程度に設定される。
また、図5に示すように、錘部材3は、筒状部11の延長方向に延びる第1の部位31と、第1の部位31に連続するとともに内側に向かって延びる第2の部位32とを有している場合において、第2の部位32には周囲よりも厚い厚肉部33があってもよい。例えば、錘部材3の振動を伝達する経路の途中に、厚肉部33として上方向および下方向の少なくとも一方に向けて突出する突起があってもよい。厚肉部33があることによって、振動エネルギーをより大きく減衰させることができる。
また、図6に示すように、厚肉部33は第2の部位32の内側の端部にあってもよい。例えば、厚肉部33がケース1の内方へ延びていてもよい。これにより、振動の経路が長くなるため、振動エネルギーをより大きく減衰させることができる。
次に、本実施形態の超音波センサーの製造方法の例について説明する。
例えばφ14mm高さ4mmの有底筒状のアルミニウムのケース1を切削加工にて作製する。
次に、このケース1の底部12の内側にチタン酸ジルコン酸鉛を圧電体材料とする例えば一辺5mm厚み0.2mmの圧電素子2をエポキシ接着剤で接着する。
次に、圧電素子2の表面電極に配線を半田付けし、アルミニウムのケース1の内側に発泡ポリウレタン樹脂を材料とする吸音剤を入れる。
次に、モリブテン銅合金を材料とし、φ14mm高さ5mmの筒状形状の錘部材3をケース1の筒状部11にエポキシ接着剤で接着する。
必要により、錘部材3の開口部から配線をケース1外側に引き出し、錘部材3の開口部にシリコンゴム、ブチルゴム等のゴムを材料とする蓋部材をエポキシ接着剤で接着してもよい。
以上の方法で、本実施形態の超音波センサーを製造することができる。
1 ケース
11 筒状部
12 底部
2 圧電素子
3 錘部材
31 第1の部位
32 第2の部位
33 厚肉部

Claims (4)

  1. 筒状部および底部を有する有底筒状のケースと、前記底部に取り付けられた圧電素子とを備え、前記ケースの前記筒状部の一端に、前記ケースよりも密度の高い錘部材が接続されており、前記錘部材は、前記筒状部の延長方向に延びる第1の部位と、該第1の部位に連続するとともに内側に向かって延びる第2の部位とを有しており、前記第1の部位から前記第2の部位にかけて内壁および外壁のうちの少なくとも一方の角部が丸みを帯びていることを特徴とする超音波センサー。
  2. 前記錘部材は、前記筒状部の延長方向に延びる第1の部位と、該第1の部位に連続するとともに内側に向かって延びる第2の部位とを有しており、前記第2の部位には周囲よりも厚い厚肉部があることを特徴とする請求項1に記載の超音波センサー。
  3. 筒状部および底部を有する有底筒状のケースと、前記底部に取り付けられた圧電素子とを備え、前記ケースの前記筒状部の一端に、前記ケースよりも密度の高い錘部材が接続されており、前記錘部材は、前記筒状部の延長方向に延びる第1の部位と、該第1の部位に連続するとともに内側に向かって延びる第2の部位とを有しており、前記第2の部位には周囲よりも厚い厚肉部があることを特徴とする超音波センサー。
  4. 前記厚肉部は、前記第2の部位の内側の端部にあることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の超音波センサー。
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