JP7036584B2 - 開閉装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば車などに使用される開閉装置およびその制御方法に関する。
従来、開閉装置としては、車に搭載されて、開閉体の一例であるバックドアを電動で開閉するものがある(例えば特許文献1参照)。この開閉装置は、バックドアを電動で閉めている最中、人などの異物がバックドアと車体の間に挟まったことを検出する機能を有している。
より詳しく説明すると、上記開閉装置は、バックドアの開閉速度を検出するセンサを備え、このセンサによって検出されたバックドアの開閉速度が所定の閾値速度よりも遅くなると、異物がバックドアと車体との間に挟まっていると判定する。
特開2003-27832号公報
ところで、上記従来の開閉装置は、バックドアの開閉速度と目標速度とを比較してバックドアの開閉速度の制御量を調整(フィードバック制御)することで、バックドアの開閉速度と目標速度との一致が図られている。このため、上記バックドアの開閉速度と目標速度との差が大きくなると制御量も大きくなり、バックドアの開閉速度が大きく変動してしまう。
その結果、上記従来の開閉装置では、異物がバックドアと車体との間に挟まっていないのに、バックドアの開閉速度が上記閾値速度よりも遅くなって、異物がバックドアと車体の間に挟まっていると誤判定されてしまうという問題が生じていた。
そこで、この発明の目的は、開閉体の開閉が阻害されているとの誤判定を減らすことができる開閉装置およびその制御方法を提供することにある。
この発明の一態様に係る開閉装置は、
物体に設けられた開口部を開閉する開閉体と、
上記開閉体を開閉するための駆動力を発生する駆動部と、
上記開閉体の開閉速度を検出する開閉速度検出部と、
上記開閉速度検出部によって検出された上記開閉体の開閉速度を所定の第1時間間隔毎に記憶する開閉速度記憶部と、
上記開閉速度検出部によって検出された上記開閉体の開閉速度が所定の目標速度に近づくように、上記駆動部に供給されるパルス幅変調信号のデューティ比を調整するフィードバック制御部と、
上記フィードバック制御部によって調整された上記パルス幅変調信号のデューティ比を所定の第2時間間隔毎に記憶するデューティ比記憶部と、
上記開閉速度記憶部が最新の開閉速度を記憶した時間から、所定の第1平均算出時間前までの間に、上記開閉速度記憶部が記憶した複数の開閉速度のそれぞれと、このそれぞれの開閉速度の前に記憶された開閉速度との差分の第1平均値を算出する第1平均値算出部と、
上記デューティ比記憶部が最新のデューティ比を記憶した時間から、所定の第2平均算出時間前までの間に、上記デューティ比記憶部が記憶した複数のデューティ比のそれぞれと、このそれぞれのデューティ比の前に記憶されたデューティ比との差分の第2平均値を算出する第2平均値算出部と、
上記第1平均値が所定の第1閾値以下であり、かつ、上記第2平均値が所定の第2閾値以上であるとき、上記開閉体の開閉が阻害されていると判定する判定部と、
上記開閉体の開閉が阻害されていると判定されたとき、上記開閉体が停止または反転するように、上記駆動部を制御する駆動制御部と
を備える。
この発明の一態様に係る開閉装置の制御方法は、
物体に設けられた開口部を開閉する開閉体と、上記開閉体を開閉するための駆動力を発生する駆動部と、上記開閉体の開閉速度を検出する開閉速度検出部とを備えた開閉装置の制御方法であって、
上記開閉速度検出部によって検出された上記開閉体の開閉速度を所定の第1時間間隔毎に開閉速度記憶部に記憶させ、
上記開閉速度検出部によって検出された上記開閉体の開閉速度が所定の目標速度に近づくように、上記駆動部に供給されるパルス幅変調信号のデューティ比を調整し、
上記パルス幅変調信号のデューティ比を所定の第2時間間隔毎にデューティ比記憶部に記憶させ、
上記開閉速度記憶部が最新の開閉速度を記憶した時間から、所定の第1平均算出時間前までの間に、上記開閉速度記憶部が記憶した複数の開閉速度のそれぞれと、このそれぞれの開閉速度の前に記憶された開閉速度との差分の第1平均値を算出し、
上記デューティ比記憶部が最新のデューティ比を記憶した時間から、所定の第2平均算出時間前までの間に、上記デューティ比記憶部が記憶した複数のデューティ比のそれぞれと、このそれぞれのデューティ比の前に記憶されたデューティ比との差分の第2平均値を算出し、
上記第1平均値が所定の第1閾値以下であり、かつ、上記第2平均値が所定の第2閾値以上であるとき、上記開閉体の開閉が阻害されていると判定し、
上記開閉体の開閉が阻害されていると判定されたとき、上記開閉体が停止または反転するように、上記駆動部を制御する。
この発明の開閉装置およびその制御方法は、開閉体の開閉が阻害されているとの誤判定を減らすことができる。
この発明の一実施形態のバックドア開閉装置を搭載する車体の斜め概略背面図である。 上記車体の第1スピンドルドライブ機構の概略断面図である。 上記実施形態のバックドア開閉装置のブロック図である。 上記実施形態のバックドア開閉装置の制御を説明するためのフローチャートである。 参考例のバックドア開閉装置の判定を説明するためのグラフである。 上記実施形態のバックドア開閉装置の判定を説明するためのグラフである。
以下、この発明の開閉装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態のバックドア開閉装置17(図3に示す)を搭載する車体1の後部を示す概略図である。
車体1の後部には開口部2が設けられている。この開口部2は、開閉体の一例としてのバックドア3によって開閉される。なお、車体1は物体の一例である。
バックドア3の上側端部には回動軸(図示せず)が設けられている。バックドア3は、上記回動軸を中心にして、開口部2を全閉する全閉位置と、開口部2を全開にする全開位置との間を回動することが可能になっている。すなわち、バックドア3の上側端部が開口部2の上側縁部に取り付けられて、バックドア3が上下方向に回動可能になっている。このバックドア3はスピンドルドライブ機構4の駆動により回動する。
また、バックドア3の外側の表面には、バックドア3を開放するときに操作されるドア開スイッチ19が設けられている。バックドア3を閉鎖するとき、ドア閉スイッチ18を操作するが、このドア閉スイッチ18はバックドア3の下側端部の中央部に設けられている。また、バックドア3の下側端部の中央部には、ドア閉スイッチ18と隣り合うようにドアラッチ装置20も設けられている。
ドアラッチ装置20のラッチ(図示せず)は、バックドア3の閉鎖時、開口部2の下側縁部に設けられたストライカ50に係合して、バックドア3の開方向の回動を禁止する。このラッチとストライカ50の係合は、バックドア3の開放時、解除される。なお、例えば、特開2015-124488号公報などに記載されているドアラッチ装置は、ドアラッチ装置20として使用してもよい。
スピンドルドライブ機構4は、棒形状の第1スピンドルドライブ機構4Aと、この第1スピンドルドライブ機構4Aと同一構造を有する棒形状の第2スピンドルドライブ機構4Bとで構成されている。この第1スピンドルドライブ機構4Aは、バックドア3の一側方部と開口部2の一側縁部との間に設けられている。一方、第2スピンドルドライブ機構4Bは、バックドア3の他側方部と開口部2の他側縁部との間に設けられている。また、各スピンドルドライブ機構4A,4Bは、車体1およびバックドア3に接続されている。なお、例えば、特願2016-216860号などに記載されているスピンドルドライブ機構は、各スピンドルドライブ機構4A,4Bとして使用してもよい。
図2は、第1スピンドルドライブ機構4Aを軸方向に平行な面で切った概略断面図である。なお、第2スピンドルドライブ機構4Bは第1スピンドルドライブ機構4Aと構造が同一なので、第2スピンドルドライブ機構4Bの概略断面図の図示は省略する。
第1スピンドルドライブ機構4Aは、電動モータ5などを収容する第1ハウジング6と、スピンドル9などを収容する第2ハウジング7とを有する。なお、電動モータ5は駆動部の一例である。
第1ハウジング6の一端部には、バックドア3に設けられたジョイントボール3aと回動可能に連結されるドア側連結部材51が固定されている。また、第1ハウジング6内には、バックドア3の開閉速度に対応する電動モータ5の回転軸5aの回転数を検出する回転センサ15を設置している。この電動モータ5の回転軸5aは、減速ギア機構8を介して、第2ハウジング7内のスピンドル9に接続されている。また、第1ハウジング6の他端部は、第2ハウジング7の一端部が連結される。なお、回転センサ15は、ホール素子を使用する磁気センサであってもよいし、LED(発光ダイオード)およびPD(フォトダイオード)を使用する光学センサであってもよい。また、回転センサ15は開閉速度検出部の一例である。
第2ハウジング7は、第2ハウジング7の軸方向に沿って進退可能なスピンドルナット10を収容している。より詳しく説明すると、スピンドルナット10がスピンドル9に螺合し、スピンドルナット10の前端部(第1ハウジング6とは反対側の端部)には、筒形状のプッシュロッド11の後端部(第1ハウジング6側の端部)が固定されている。一方、プッシュロッド11の前端部には筒形状の外筒13の前端部が固定されている。この外筒13は、プッシュロッド11と同軸に配置され、プッシュロッド11の外径よりも大きい内径を有する。また、プッシュロッド11の外周面と外筒13の内周面との間には、コイルスプリング12が径方向の比較的外側に配置されている一方、第2ハウジング7に後端が固定された筒形状の内筒14が径方向の比較的内側に配置されている。このコイルスプリング12は、第2ハウジング7の一端部側から他端部側に向かって螺旋状に延在している。
また、プッシュロッド11の前端部には、第2ハウジング7の軸方向においてプッシュロッド11と並ぶ車体側連結部材52が固定されている。この車体側連結部材52は、車体1に設けられたジョイントボール1aと回動可能に連結される。
このような第1スピンドルドライブ機構4Aでは、電動モータ5の回転軸5aが正回転すると、スピンドル9も正回転して、スピンドルナット10が第2ハウジング7の他端部側に移動する。これにより、第2ハウジング7に対する外筒13およびプッシュロッド11の突出量が増加し、バックドア3が開方向に回動する。一方、電動モータ5の回転軸5aが逆回転すると、スピンドルナット10が第2ハウジング7の一端部側に移動する。これにより、第2ハウジング7に対する外筒13およびプッシュロッド11の突出量が減少し、バックドア3が閉方向に回動する。
また、回転センサ15は、電動モータ5の回転軸5aの回転数(回転速度)および回転方向を示す信号を、制御装置31に出力する。
図3は、バックドア開閉装置17の構成を説明するためのブロック図である。また、図3では、図1,図2の構成部と同一の構成部は、図1,図2の構成部の参照番号と同一の参照番号を付している。
バックドア開閉装置17は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる制御装置31を備えている。この制御装置31には、第1スピンドルドライブ機構4A、第2スピンドルドライブ機構4B、ドアラッチ装置20、ドア閉スイッチ18、ドア開スイッチ19、BCM(Body Control Module:ボディコントロールモジュール)25などが接続されている。また、制御装置31は、BCM25を介して電子キー26と通信し、後述する認証処理を実行する。
ドアラッチ装置20は、上記ラッチを正逆回転駆動するラッチモータ21と、フルラッチスイッチ22と、ハーフラッチスイッチ23と、リリーススイッチ24とを有している。このフルラッチスイッチ22、ハーフラッチスイッチ23およびリリーススイッチ24は、上記ラッチの位置を検出する。ここで、上記ラッチの位置とは、上記ラッチがストライカ50に完全に係合する位置(フルラッチ位置)と、上記ラッチがストライカ50に完全に係合しない位置(リリース位置)と、これらの位置の中間の位置(ハーフラッチ位置)とのうちのいずれかを指す。
ドア閉スイッチ18は、バックドア3を全閉位置に移動させるためのドア閉操作信号を制御装置31へ出力する。このとき、制御装置31は、ドア閉スイッチ18からのドア閉操作信号に基づいて、スピンドルドライブ機構4にPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)信号を出力して、バックドア3を閉方向へ回動させる制御を実行する。
ドア開スイッチ19は、バックドア3を全開位置に移動させるためのドア開操作信号を制御装置31へ出力する。このとき、制御装置31は、ドア開スイッチ19からのドア開操作信号に基づいて、スピンドルドライブ機構4にオープン作動信号を出力して、バックドア3を開方向へ回動させる制御を実行する。
また、制御装置31は、速度位置算出部31a、開閉速度記憶部31b、フィードバック制御部31c、デューティ比記憶部31d、第1平均値算出部31e、第2平均値算出部31f、判定部31g、差分算出部31hおよび駆動制御部31iを有している。この速度位置算出部31a、フィードバック制御部31c、第1平均値算出部31e、第2平均値算出部31f、判定部31g、差分算出部31hおよび駆動制御部31iは、それぞれ、ソフトウェアで構成されている。
速度位置算出部31aは、回転センサ15から、電動モータ5の回転軸5aの回転数を示す信号を受ける。このとき、速度位置算出部31aは、上記信号に基づいて、バックドア3の開閉速度および開閉位置を算出する。このバックドア3の開閉位置は、例えば、全開位置または全閉位置に対する回動角に対応し、バックドア3の全開位置または全閉位置からの電動モータ5の回転軸5aの回転回数に基づいて算出される。
開閉速度記憶部31bは、速度位置算出部31aによって算出されたバックドア3の開閉速度を所定の第1時間間隔毎に記憶する。この開閉速度記憶部31bは、例えば、バックドア3の開閉速度を複数個記憶可能な半導体メモリなどの記憶装置で構成される。
フィードバック制御部31cは、回転センサ15から入力される速度位置算出部31aによって検出されたバックドア3の開閉速度が所定の目標速度に近づくように、電動モータ5に供給されるPWM信号のデューティ比を調整する。この目標速度は、バックドア3の各開閉位置に応じて予め設定されている(図6参照)。
デューティ比記憶部31dは、フィードバック制御部31cによって調整されたパルス幅変調信号のデューティ比を所定の第2時間間隔毎に記憶する。このデューティ比記憶部31dは、例えば、デューティ比を複数個記憶可能な半導体メモリなどの記憶装置で構成される。
第1平均値算出部31eは、開閉速度記憶部31bが最新の開閉速度を記憶した時間から、所定の第1平均算出時間前までの間に、開閉速度記憶部31bが記憶した複数の開閉速度に関して、この複数の開閉速度のそれぞれと、このそれぞれの開閉速度の直前に記憶された開閉速度との差分に基づいて、この差分の平均値AVを算出する。より具体的に説明すると、第1平均値算出部31eは、例えば、次の式1を用いて平均値AVを算出する。なお、平均値AVは第1平均値の一例である。
[式1]
Figure 0007036584000001
第1平均値算出部31eが式1を用いる場合、例えば、第1時間間隔は10msに設定され、かつ、第1平均算出時間は30msに設定される。このとき、第1平均算出時間内に開閉速度記憶部31bに記憶された開閉速度のサンプル数pは4となり、最新の開閉速度を含む過去4個の開閉速度を用いて、平均値AVが算出される。例えば、検出回数nが10回目の場合には最新の開閉速度S10を含む過去4個の開閉速度S~S10を用いて平均値AVが算出され、検出回数nが11回目の場合には開閉速度S~S11を用いて平均値AVが算出される。また、平均値AVは第1時間間隔と同じ10ms毎に算出される。なお、平均値AVの算出は、電動モータ5へのPWM信号の供給の開始と同時に開始してもよいし、電動モータ5へのPWM信号の供給から所定時間経過してから開始してもよい。
第2平均値算出部31fは、デューティ比記憶部31dが最新のデューティ比を記憶した時間から、所定の第2平均算出時間前までの間に、デューティ比記憶部31dが記憶した複数のデューティ比に関して、この複数のデューティ比のそれぞれと、このそれぞれのデューティ比の直前に記憶されたデューティ比との差分に基づいて、この差分の平均値AVを算出する。より具体的に説明すると、第2平均値算出部31fは、例えば、次の式2を用いて平均値AVを算出する。なお、平均値AVは第2平均値の一例である。
[式2]
Figure 0007036584000002
第2平均値算出部31fが式2を用いる場合、例えば、平均値AVの算出周期は平均値AVの算出周期と同じにされ、かつ、PWM信号のデューティ比の検出間隔はバックドア3の開閉速度の検出間隔と同じにされる。すなわち、例えば、第2時間間隔は上記第1時間間隔と同じ10msに設定され、かつ、第2平均算出時間は上記第1平均算出時間と同じ30msに設定される。このとき、第2平均算出時間内にデューティ比記憶部31dに記憶されたデューティ比のサンプル数qは4となり、最新のデューティ比を含む過去4個のデューティ比を用いて、平均値AVが算出される。例えば、検出回数mが10回目の場合には最新のデューティ比D10を含む過去4個のデューティ比D~D10を用いて平均値AVが算出され、検出回数mが11回目の場合にはデューティ比D~D11を用いて平均値AVが算出される。なお、平均値AVを算出するための処理は、平均値AVを算出するための処理と同じタイミングで開始させてもよい。また、平均値AVの算出は、電動モータ5へのPWM信号の供給の開始と同時に開始してもよいし、電動モータ5へのPWM信号の供給から所定時間経過してから開始してもよい。
判定部31gは、第1平均値算出部31eによって算出された平均値AVが所定の第1閾値TH以下であり、かつ、第2平均値算出部31fによって算出された平均値AVが所定の第2閾値TH以上であるとき、バックドア3の開閉が阻害されていると判定する。このとき、例えば、第1閾値THは負の値に設定される一方、第2閾値THは正の値に設定される。また、例えば、車体1を駐車する道の傾斜角、バックドア3の重さなどを変えて行う車両実験データを分析することにより、第1閾値THおよび第2閾値THを求めることができる。
差分算出部31hは、上記目標速度から、速度位置算出部31aによって検出されたバックドア3の開閉速度を引いた差分DSを算出する。より具体的に説明すると、差分算出部31hは、次の式3などを用いて差分DSを算出する。この差分DSが所定の第3閾値THを超えているときに、判定部31gの判定が行われるようになっている。すなわち、差分DSが第3閾値THを超えていないときは、平均値AVと第1閾値THとの比較、および、平均値AVと第2閾値THとの比較は、行われない。また、例えば、バックドア3の開閉阻害の車両実験データを分析することにより、第3閾値THを求めることができる。なお、上記車両実験データの取得は、車体1を駐車する道の傾斜角、バックドア3の重さなどを変えて行われる。
駆動制御部31iは、判定部31gによってバックドア3の開閉が阻害されていると判定されたとき、バックドア3が停止するように、電動モータ5を制御する。
[式3]
Figure 0007036584000003
以下、図4のフローチャートを用いて、バックドア3の開放時の制御について説明する。
上記制御が開始すると、まず、ステップS1で、ドア開スイッチ19からドア開操作信号を受信したか否かが判定される。このステップS1は、上記ドア開操作信号をドア開スイッチ19から受信したと判定されるまで繰り返される。
次に、ステップS2で、電子キー26の認証処理を実行する。この認証処理では、制御装置31がBCM25に電子キー26の認証を要求する。BCM25は、電子キー26に対して認証コードの送信要求を行った後、図示しない照合手段が、電子キー26から受信した認証コードと、予め登録されている正規コードとを比較し、この比較の結果を制御装置31に送信する。制御装置31は、上記比較の結果に基づいて、上記認証コードが上記正規コードと一致していれば、使用者がドア開スイッチ19を操作したと判定して、認証処理が完了し、次のステップに進む。なお、上記認証処理が失敗に終わったとき、または、上記認証コードが上記正規コードと不一致であるとき、上記制御が終了する。
次に、ステップS3で、上記ラッチとストライカ50との係合を解除するためのラッチリリース信号をドアラッチ装置20に出力する。これにより、ラッチモータ21が駆動する。
次に、ステップS4で、上記ラッチがストライカ50に完全に係合しない位置(リリース位置)にあるか否かが判定される。別の言い方をすると、ステップS4において、バックドア3は安全に開放できる状態であるか否かが判定される。このステップS4は、上記ラッチがストライカ50に完全に係合しない位置にあると判定されるまで繰り返される。
次に、ステップS5で、バックドア3が開放するように、現時点のバックドア3の開閉位置に対応する目標速度に近づくようにフィードバック制御部31cによってデューティ比が調整されたPWM信号をスピンドルドライブ機構4の電動モータ5に出力する。
次に、ステップS6で、速度位置算出部31aによって算出されたバックドア3の現在の開閉速度を開閉速度記憶部31bに記憶し、第1平均値算出部31eによって平均値AVを算出する。また、ステップS5で調整されたパルス幅変調信号のデューティ比をデューティ比記憶部31dに記憶し、第2平均値算出部31fによって平均値AVを算出する。そして、平均値AVが第1閾値TH以下であるか否かの判定と、平均値AVが第2閾値TH以上であるか否かの判定と、差分DSが第3閾値THを超えているか否かの判定とが、行われる。このとき、平均値AVが第1閾値TH以下でない、平均値AVが第2閾値TH以上でない、または、差分DSが第3閾値THを超えていないと判定されると、バックドア3の開閉の阻害はないとみなして、ステップS7に進む。
ステップS7に進んだ場合、速度位置算出部31aによって算出されたバックドア3の開閉位置に基づいて、バックドア3の位置が全開位置であるのか否かが判定される。このとき、バックドア3の位置は全開位置ではないと判定されると、ステップS5に戻る。このステップS5~S7の処理の繰り返しは、第1時間間隔、および、第2時間間隔と同じ10msごとに実行される。この繰り返し実行されるステップS5~S7の処理の回数が、開閉速度の検出回数n、および、デューティ比の検出回数mとなる。一方、バックドア3の位置は全開位置であると判定されると、ステップS8で、スピンドルドライブ機構4の電動モータ5へのPWM信号の出力を徐々に停止して、上記制御が終了する。
また、ステップS6で、平均値AVが第1閾値TH以下であって、かつ、平均値AVが第2閾値TH以上であって、かつ、差分DSが第3閾値THを超えていると判定されると、バックドア3の開閉の阻害があるとみなして、ステップS7を跳ばしてステップS8に進む。
このように、ステップS6の判定では、第1平均値算出部31eによって算出された平均値AVと、第2平均値算出部31fによって算出された平均値AVとが用いられる。この第1平均値算出部31eによって算出された平均値AVは、バックドア3の開閉が阻害されているとき、減少する傾向を示す。これは、バックドア3の開閉が阻害されると、バックドア3の開閉速度は急激に遅くなるため、バックドア3の開閉速度から、この開閉速度の直前に検出された開閉速度を引いた差分が大きくなるためである。また、所定の第1時間間隔毎に算出された開閉速度の差分の平均値AVは、外乱、ノイズなどの影響を平滑化でき、バックドア3の開閉速度の減少を傾向を示す値として算出することができる。
一方、第2平均値算出部31fによって算出された平均値AVは、バックドア3の開閉が阻害されているとき、増加する傾向を示す。これは、バックドア3の開閉が阻害されると、バックドア3の開閉速度は急激に遅くなり、目標速度との差が徐々に大きくなることに起因する。バックドア3の開閉速度と目標速度との差が徐々に大きくなると、フィードバック制御部31cは、バックドア3の開閉速度が目標速度に近づくように、電動モータ5に供給されるPWM信号のデューティ比を徐々に増加させる。また、所定の第2時間間隔毎に算出されたデューティ比の差分の平均値AVは、外乱、ノイズなどの影響を平滑化でき、バックドア3の開閉速度の減少を傾向を示す値として算出することができる。
したがって、平均値AVが第1閾値TH以下であるか否かの判定と、平均値AVが第2閾値TH以上であるか否かとの判定とに基づいて、バックドア3の開閉が阻害されていると判定をしたとき、この判定の正確性は高い。その結果、バックドア3の開閉が阻害されているとの誤判定を減らすことができる。
ここで、バックドア3の開閉が阻害されている場合としては、例えば、バックドア3の開方向の回動時、人体などの異物が車体1の後方の壁とバックドア3との間に挟まる場合、または、バックドア3が後方もしくは上方の壁に衝突する場合がある。他の場合としては、例えば、バックドア3の閉方向の回動時、人体などの異物が車体1とバックドア3との間に挟まる場合がある。
また、バックドア3の開閉が阻害されていると判定されたとき、スピンドルドライブ機構4の電動モータ5にPWM信号が供給されなくなるので、バックドア3の回動が停止する。したがって、バックドア3が異物を挟んだ状態で回動し続けようとする状態を防ぐことができる。
また、ステップS6の判定では、差分算出部31hによって算出された差分DSが第3閾値THを超えていなければ、バックドア3の開閉が阻害されていないとみなされるので、バックドア3の開閉が阻害されているか否かの判定に係る信頼性をさらに高めることができる。
また、第1平均値算出部31eで採用する第1時間間隔を、第2平均値算出部31fで採用する第2時間間隔と同じにすれば、制御の複雑化を防ぐことができる。
また、第1閾値THが負の値に設定されることにより、平均値AVの減少傾向を確実に検出することができる。
一方、第2閾値THが正の値に設定されることにより、平均値AVの増加傾向を確実に検出することができる。
図5は、バックドア3の開閉の阻害の有無を参考例のバックドア開閉装置で判定したときのデータを示すグラフである。また、図6は、バックドア3の開閉の阻害の有無を本実施形態のバックドア開閉装置17で判定したときのデータを示すグラフである。なお、図5,図6では、同じタイミングで阻害が発生し、時間t’,tのときに、バックドア3の開閉が阻害されているとみなされている。
上記参考例のバックドア開閉装置は、平均値AV,AVを用いずに、差分DSだけを用いて、バックドア3の開閉の阻害の有無を判定するものである。すなわち、差分DSが閾値TH’を超えるだけで、バックドア3の開閉が阻害されていると判定する。このとき、上記判定の信頼性を上げるため、図5に示すように、閾値TH’は第3閾値THよりも大きく設定される。
また、上記判定は、バックドア3の開閉速度の変動が大きい開放初期の期間Tで行うことができない。仮に、上記判定を期間Tで行うと、バックドア3の開閉が阻害されているかを正確に判定できなくなる。したがって、上記参考例のバックドア開閉装置では、期間Tは、バックドア3の開閉の阻害の有無の判定を禁止する期間となる。
これに対して、本実施形態のバックドア開閉装置17は、バックドア3の開閉の阻害の有無の判定に平均値AV,AVを用いるので、図6に示すように、第3閾値THを閾値TH’より小さくすることができる。これにより、時間tが時間t’より短くなり、本実施形態のバックドア開閉装置17は、参考例のバックドア開閉装置と比べて、より早くバックドア3の開閉の阻害を検出することができる。
また、差分DSだけでなく、平均値AV,AVも用いる場合、期間Tでも、バックドア3の開閉の阻害の有無を正確に判定することができる。したがって、本実施形態のバックドア開閉装置では、期間Tは、バックドア3の開閉の阻害の有無の判定を禁止する期間とならない。
上記実施形態では、この発明の一実施形態の開閉装置およびその制御方法を、車のバックドア3に適用していたが、例えば、車の電動式のサイドドア、パワーウィンドウ、サンルーフなどに適用してもよい。すなわち、上記サイドドア、パワーウィンドウ、サンルーフなどが、開閉体の一例になってもよい。このとき、上記サイドドア、パワーウィンドウ、サンルーフなどの開閉方式は、例えば、スライド式でもよいし、回動式でもよい。また、この発明の一実施形態の開閉装置およびその制御方法を、建物の自動ドアに適用してもよい。
上記実施形態では、車体1に2つの第1,第2スピンドルドライブ機構4A,4Bを取り付けた場合について説明したが、車体1に1つまたは3つ以上のドライブ機構を取り付けてもよい。車体1に1つまたは3つ以上のドライブ機構を取り付ける場合も、バックドア開閉装置17の制御と同様の制御を行ってもよい。
上記実施形態では、バックドア開閉装置17は、バックドア3を開方向に回動させるとき、バックドア3の開閉が阻害しているか否かを判定していたが、バックドア3を閉方向に回動させるときも、バックドア3の開閉が阻害しているかを判定してもよい。このようにする場合でも、上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
上記実施形態では、速度位置算出部31a、フィードバック制御部31c、第1平均値算出部31e、第2平均値算出部31fおよび判定部31gは、それぞれ、ソフトウェアで構成されていたが、少なくとも一つが、ハードウェアで構成されるようにしてもよい。
上記実施形態では、ステップS6において、平均値AVが第1閾値TH以下であるか否かの判定と、平均値AVが第2閾値TH以上であるか否かの判定と、差分DSが第3閾値THを超えているか否かの判定とが、行われていたが、差分DSが第3閾値THを超えているか否かの判定は別の判定に変えてもよい。
上記実施形態では、第1平均算出時間内に開閉速度記憶部31bに記憶された全ての開閉速度を用いて第1平均値AVを算出しているが、これに限定されるものではなく、第1平均算出時間内に開閉速度記憶部31bに記憶された複数の開閉速度のうちの一部を用いて第1平均値AVを算出するようにしてもよい。例えば、連続しない複数の開閉速度(例えば、開閉速度Sn,Sn-1,Sn-2,Sn-3,Sn-4から開閉速度Sn-1,Sn-3を間引いたもの:Sn、Sn-2、n-4)のそれぞれから、その複数の開閉速度のそれぞれの1つ前の開閉速度を引いた差分に基づいて、この差分の第1平均値が算出されるようにしてもよい。
上記実施形態では、第2平均算出時間内にデューティ比記憶部31dに記憶された全てのデューティ比を用いて第2平均値AVを算出しているが、これに限定されるものではなく、第2平均算出時間内にデューティ比記憶部31dに記憶された複数のデューティ比のうちの一部を用いて第2平均値AVを算出するようにしてもよい。例えば、連続しない複数のデューティ比(例えば、D,Dm-1,Dm-2,Dm-3,Dm-4から、開閉速度Dm-1,Dn-3を間引いたもの:D,Dm-2,Dn-4)のそれぞれから、このそれぞれのデューティ比の1つ前のデューティ比を引いた差分に基づいて、この差分の第2平均値が算出されるようにしてもよい。
上記実施形態では、バックドア3の開閉が阻害されていると判定すると、バックドア3の開閉方向の回動が停止するようにしていたが、バックドア3が反転するようにしてもよい。このようにする場合、スピンドルドライブ機構4の電動モータ5に供給するPWM信号に基づいて、バックドア3の開閉方向を判定してもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記実施形態で記載した内容の一部を削除または置換したものを、この発明の一実施形態としてもよい。
1 車体
2 開口部
3 バックドア
4 スピンドルドライブ機構
4A 第1スピンドルドライブ機構
4B 第2スピンドルドライブ機構
5 電動モータ
6 第1ハウジング
7 第2ハウジング
8 減速ギア機構
9 スピンドル
10 スピンドルナット
11 プッシュロッド
12 コイルスプリング
13 外筒
14 内筒
15 回転センサ
17 バックドア開閉装置
18 ドア閉スイッチ
19 ドア開スイッチ
20 ドアラッチ装置
21 ラッチモータ
22 フルラッチスイッチ
23 ハーフラッチスイッチ
24 リリーススイッチ
25 BCM
26 電子キー
50 ストライカ
31 制御装置
31a 速度位置算出部
31b 開閉速度記憶部
31c フィードバック制御部
31d デューティ比記憶部
31e 第1平均値算出部
31f 第2平均値算出部
31g 判定部
31h 差分算出部
31i 駆動制御部

Claims (5)

  1. 物体に設けられた開口部を開閉する開閉体と、
    上記開閉体を開閉するための駆動力を発生する駆動部と、
    上記開閉体の開閉速度を検出する開閉速度検出部と、
    上記開閉速度検出部によって検出された上記開閉体の開閉速度を所定の第1時間間隔毎に記憶する開閉速度記憶部と、
    上記開閉速度検出部によって検出された上記開閉体の開閉速度が所定の目標速度に近づくように、上記駆動部に供給されるパルス幅変調信号のデューティ比を調整するフィードバック制御部と、
    上記フィードバック制御部によって調整された上記パルス幅変調信号のデューティ比を所定の第2時間間隔毎に記憶するデューティ比記憶部と、
    上記開閉速度記憶部が最新の開閉速度を記憶した時間から、所定の第1平均算出時間前までの間に、上記開閉速度記憶部が記憶した複数の開閉速度のそれぞれと、このそれぞれの開閉速度の前に記憶された開閉速度との差分を算出して、この差分の第1平均値を算出する第1平均値算出部と、
    上記デューティ比記憶部が最新のデューティ比を記憶した時間から、所定の第2平均算出時間前までの間に、上記デューティ比記憶部が記憶した複数のデューティ比のそれぞれと、このそれぞれのデューティ比の前に記憶されたデューティ比との差分の第2平均値を算出する第2平均値算出部と、
    上記第1平均値が所定の第1閾値以下であり、かつ、上記第2平均値が所定の第2閾値以上であるとき、上記開閉体の開閉が阻害されていると判定する判定部と、
    上記開閉体の開閉が阻害されていると判定されたとき、上記開閉体が停止または反転するように、上記駆動部を制御する駆動制御部と
    を備え
    上記目標速度から、上記開閉速度検出部によって検出された上記開閉体の開閉速度を引いた差分を算出する差分算出部を備え、
    上記判定部の判定は、上記差分算出部によって算出された差分が所定の第3閾値を超えているときに行われることを特徴とする開閉装置。
  2. 請求項1に記載の開閉装置において、
    上記第1時間間隔は上記第2時間間隔と同じであることを特徴とする開閉装置。
  3. 請求項1または2に記載の開閉装置において、
    上記第1閾値は負の値に設定される一方、上記第2閾値は正の値に設定されることを特徴とする開閉装置。
  4. 請求項1からまでのいずれか一項に記載の開閉装置において、
    上記物体は車両であり、
    上記開閉体は、上記車両に設けられたドアであることを特徴とする開閉装置。
  5. 物体に設けられた開口部を開閉する開閉体と、上記開閉体を開閉するための駆動力を発生する駆動部と、上記開閉体の開閉速度を検出する開閉速度検出部とを備えた開閉装置の制御方法であって、
    上記開閉速度検出部によって検出された上記開閉体の開閉速度を所定の第1時間間隔毎に開閉速度記憶部に記憶させ、
    上記開閉速度検出部によって検出された上記開閉体の開閉速度が所定の目標速度に近づくように、上記駆動部に供給されるパルス幅変調信号のデューティ比を調整し、
    上記パルス幅変調信号のデューティ比を所定の第2時間間隔毎にデューティ比記憶部に記憶させ、
    上記開閉速度記憶部が最新の開閉速度を記憶した時間から、所定の第1平均算出時間前までの間に、上記開閉速度記憶部が記憶した複数の開閉速度のそれぞれと、このそれぞれの開閉速度の前に記憶された開閉速度との差分の第1平均値を算出し、
    上記デューティ比記憶部が最新のデューティ比を記憶した時間から、所定の第2平均算出時間前までの間に、上記デューティ比記憶部が記憶した複数のデューティ比のそれぞれと、このそれぞれのデューティ比の前に記憶されたデューティ比との差分の第2平均値を算出し、
    上記目標速度から、上記開閉速度検出部によって検出された上記開閉体の開閉速度を引いた差分を算出し、
    上記第1平均値が所定の第1閾値以下であり、かつ、上記第2平均値が所定の第2閾値以上であり、さらに上記差分が所定の第3閾値を超えているとき、上記開閉体の開閉が阻害されていると判定し、
    上記開閉体の開閉が阻害されていると判定されたとき、上記開閉体が停止または反転するように、上記駆動部を制御することを特徴とする開閉装置の制御方法。
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