JP7036458B2 - 交通信号制御装置、交通信号制御方法及びプログラム - Google Patents

交通信号制御装置、交通信号制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、交通信号制御装置、交通信号制御方法及びプログラムに関する。
交差点における渋滞の解消を目的とした信号機の切替制御において、カメラにより撮像された画像を解析して得られた渋滞情報に基づいて、信号機の切替制御を行う技術が知られている。
特開2019-159458号公報
しかしながら上述したような技術によると、交差点の渋滞情報のみで信号の制御を行うため、渋滞が多い交差点では、渋滞解消に至らない場合があった。例えば、車両が右折を行う場合において、右折した先の交差点において渋滞が生じているような場合は、右折渋滞は解消されない。更に、右折渋滞が解消されないため交差点進入路に渋滞が発生している場合においては、直進車又は左折車が通行可能な状態であっても、右折渋滞により交差点進入路に渋滞が発生しているため、直進車又は左折車の通行が妨げられるような状況が発生する場合がある。
そこで本発明は、上述の課題を解決する交通信号制御装置、交通信号制御方法及びプログラムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の一態様によれば、交通信号制御装置は、進入路と複数の退出路とに接続された交差点における、前記進入路における車両の像と、少なくとも1の前記退出路における車両の像とを撮像する撮像装置により撮像された画像を取得する画像取得手段と、取得した前記画像に基づいて、前記進入路における右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞の状況と、前記進入路から前記交差点に進入した車両が右折により退出した右折車退出路における渋滞の状況とを解析する解析手段と、前記解析手段が解析した結果に基づき、前記進入路が右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞しているか否かを判定する進入路渋滞判定手段と、前記解析手段が解析した結果に基づき、前記右折車退出路が渋滞しているか否かを判定する右折車退出路渋滞判定手段と、前記進入路渋滞判定手段が判定した結果と、前記右折車退出路渋滞判定手段が判定した結果とに基づいて、前記車両の進行を指示する信号機を制御する信号機制御手段とを備え、前記信号機制御手段は、前記進入路渋滞判定手段が、前記進入路が右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞していると判定した場合に、前記進入路から前記右折車退出路への交通を許可する矢印信号機が、右折許可をする時間を延長させ、前記進入路渋滞判定手段が判定した結果と、前記右折車退出路渋滞判定手段が判定した結果とに基づいて、前記交差点に隣接する隣接交差点の信号機の切替タイミングを、前記進入路における前記右折車渋滞を解消するよう制御する
また、本発明の他の一態様によれば、交通信号制御方法は、進入路と複数の退出路とに接続された交差点における、前記進入路における車両の像と、少なくとも1の前記退出路における車両の像とを撮像する撮像装置により撮像された画像を取得する画像取得ステップと、取得した前記画像に基づいて、前記進入路における右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞の状況と、前記進入路から前記交差点に進入した車両が右折により退出した右折車退出路における渋滞の状況とを解析する解析ステップと、前記解析ステップが解析した結果に基づき、前記進入路が右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞しているか否かを判定する進入路渋滞判定ステップと、前記解析ステップが解析した結果に基づき、前記右折車退出路が渋滞しているか否かを判定する右折車退出路渋滞判定ステップと、前記進入路渋滞判定ステップが判定した結果と、前記右折車退出路渋滞判定ステップが判定した結果とに基づいて、前記車両の進行を指示する信号機を制御する信号機制御ステップとを有し、前記信号制御ステップは、前記進入路渋滞判定ステップが、前記進入路が右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞していると判定した場合に、前記進入路から前記右折車退出路への交通を許可する矢印信号機が、右折許可をする時間を延長させ、前記進入路渋滞判定ステップが判定した結果と、前記右折車退出路渋滞判定ステップが判定した結果とに基づいて、前記交差点に隣接する隣接交差点の信号機の切替タイミングを、前記進入路における前記右折車渋滞を解消するよう制御する
また、本発明の他の一態様によれば、プログラムは、コンピュータに、進入路と複数の退出路とに接続された交差点における、前記進入路における車両の像と、少なくとも1の前記退出路における車両の像とを撮像する撮像装置により撮像された画像を取得する画像取得ステップと、取得した前記画像に基づいて、前記進入路における右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞の状況と、前記進入路から前記交差点に進入した車両が右折により退出した右折車退出路における渋滞の状況とを解析する解析ステップと、前記解析ステップが解析した結果に基づき、前記進入路が右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞しているか否かを判定する進入路渋滞判定ステップと、前記解析ステップが解析した結果に基づき、前記右折車退出路が渋滞しているか否かを判定する右折車退出路渋滞判定ステップと、前記進入路渋滞判定ステップが判定した結果と、前記右折車退出路渋滞判定ステップが判定した結果とに基づいて、前記車両の進行を指示する信号機を制御する信号機制御ステップとを実行させ、前記信号制御ステップは、前記進入路渋滞判定ステップが、前記進入路が右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞していると判定した場合に、前記進入路から前記右折車退出路への交通を許可する矢印信号機が、右折許可をする時間を延長させ、前記進入路渋滞判定ステップが判定した結果と、前記右折車退出路渋滞判定ステップが判定した結果とに基づいて、前記交差点に隣接する隣接交差点の信号機の切替タイミングを、前記進入路における前記右折車渋滞を解消するよう制御する
本発明によれば、交差点の退出路において渋滞が発生している場合においても、右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞を解消することができる。
第1の実施形態における交通信号制御装置が適用される交差点の一例を示す概略図である。 第1の実施形態における交通信号制御装置が適用される交差点付近の概略平面図である。 第1の実施形態における交通信号制御装置が適用される交差点付近の図であって、複数の信号機が設置される場合の一例を説明するための概略平面図である。 第1の実施形態における撮像装置から撮像された画像の一例を説明するための図である。 第1の実施形態における交通信号制御システムの機能構成の一例を示す機能構成図である。 第1の実施形態における交通信号制御装置の機能構成の一例を示す機能構成図である。 第1の実施形態における交通信号制御装置による交差点の制御の一連の動作を示す図である。 第1の実施形態における交通信号制御装置による隣接交差点の制御の一連の動作を示す図である。 第1の実施形態における交通信号制御装置の一連の動作を説明するための概略平面図である。 第1の実施形態における交通信号制御装置の一連の動作を説明するためのタイムチャートである。 第2の実施形態における交通信号制御システムの機能構成の一例を示す機能構成図である。 本実施形態における最小構成を示す図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態に係る交通信号制御装置100について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る交通信号制御装置100が適用される交差点の一例を示す概略図である。同図を参照しながら、交通信号制御装置100が適用される交差点の一例について説明する。
本発明の実施形態は、交差点IPにおける交通を指示する交通信号を制御するために適用される。交差点IP0は、複数の交差点IPに接続される。例えば、図1に示す一例において、交差点IP0は、交差点IP1、交差点IP2、交差点IP3及び交差点IP4に接続される交差点である。本実施形態における説明では、交差点IP0が四叉路である場合の一例について説明するが、交差点IP0は、少なくとも1の進入路と、複数の退出路とに接続される交差点であればよい。例えば、交差点IP0は、三叉路でもよいし、五叉路以上であってもよい。交差点IP0、交差点IP1、交差点IP2及び交差点IP3を区別しない場合には、交差点IPと記載する場合がある。
図2は、本実施形態に係る交通信号制御装置100が適用される交差点付近の概略平面図である。同図における一例では、交差点IPに、1の進入路RIと、複数の退出路ROが接続されている。同図においては、車両Vが存在する場所を特定するため、同図内に存在するそれぞれの車両について、車両V-n(nは整数)と記載する。車両Vは、交差点IPに侵入し、退出する移動物体であればよく、四輪車であってもよいし、二輪車であってもよい。また、車両Vは、その他の移動物体であってもよい。
交差点IP0付近には、信号機30が備えられる。
信号機30は、進入路RIから交差点IP0に進入する車両Vの交通を指示するための交通信号機である。信号機30は、三灯灯器31と、矢印灯器32とを備える。三灯灯器31は、進入路RIから交差点IP0に進入する車両Vの進行許可を指示する。矢印灯器32は、三灯灯器31の指示に関わらず、矢印灯器32が指示する方向に車両Vの進行を許可する。
進入路RIは、直進車左折車進入路RISLと、右折車進入路RIRとを構成要素として有する。直進車左折車進入路RISLは、進入路RIから交差点IPを直進する車両Vと、左折する車両Vが走行する。同図においては、車両V-1及び車両V-2が直進車左折車進入路RISLを走行している。右折車進入路RIRは、進入路RIから交差点IPを右折する車両Vが走行する。同図においては、車両V-3及び車両V-4が右折車進入路RIRを走行している。
直進車左折車進入路RISLを走行する車両Vは、交差点IPに進入した後、直進車退出路ROS又は左折車退出路ROLに退出する。直進車退出路ROSに退出する車両Vを直進車とも記載する。同図においては、車両V-7が直進車退出路ROSを走行している。また、左折車退出路ROLに退出する車両Vを左折車とも記載する。同図においては、車両V-8が左折車である。
右折車進入路RIRを走行する車両Vは、交差点IPに侵入した後、右折車退出路RORに退出する。右折車退出路RORに退出する車両Vを右折車とも記載する。同図においては、車両V-9が右折車である。
直進車退出路ROSと、左折車退出路ROLと、右折車退出路RORとを区別しない場合には、退出路ROとも記載する。
信号機30付近には、撮像装置20が備えられる。撮像装置20は、交差点付近における、車両Vの像を撮像する。撮像装置20は、交差点付近における、車両Vの像を、画角Aで撮像する。撮像装置20とは、例えば、複数の連続する画像を撮像可能なカメラである。
図3は、本実施形態における交通信号制御装置100が適用される交差点IP付近の図であって、複数の信号機30が設置される場合の一例を説明するための概略平面図である。同図を参照しながら、複数の信号機30が設置される場合の一例について説明する。
同図における一例は、交差点IPが四叉路である場合の一例である。この場合、交差点IP付近には、4つの信号機30及び4つの撮像装置20が設置される。
具体的には、交差点IPの付近には、信号機30-1、信号機30-2、信号機30-3及び信号機30-4が備えられる。また、交差点IPの付近には、撮像装置20-1、撮像装置20-2、撮像装置20-3及び撮像装置20-4が備えられる。例えば、撮像装置20は、各信号機30に対応する位置に備えられる。
同図において、進入路Cのうち右折車進入路RIRに侵入した車両Vは、進入路Aから侵入した車両Vにより右折をすることができない。進入路Cにおいては、右折待ちの車両Vが連なっており、直進車左折車進入路RISL及び右折車進入路RIRの二車線に分岐する前の一車線の範囲にまで伸びている。このような状態において、進入路Cに存在する左折車又は直進車は、直進車左折車進入路RISLが空いているにもかかわらず、左折又は直進することができない。
なお、同図においては、進入路Cのうち右折車進入路RIRに侵入した車両Vが、進入路Aから侵入した車両Vにより右折をすることができない状況を図示しているが、右折先の交差点において渋滞が発生しているような状況においても、当該状況は起こりうる。
図4は、第1の実施形態における撮像装置20から撮像された画像の一例を説明するための図である。同図における一例では、図3における撮像装置20-4から撮像した画像の一例を示す。同図に示すように、撮像装置20から撮像された画像には、交差点IPへの進入路における車両の像と、複数の退出路における車両Vの像とが撮像されている。
[交通信号制御システム1の機能構成]
図5は、本実施形態における交通信号制御システム1の機能構成の一例を示す機能構成図である。同図を参照しながら、交通信号制御システム1の機能構成の一例について説明する。交通信号制御システム1は、複数の交差点制御システム10が互いに通信を行うことにより、構成される。同図に示す一例においては、交差点制御システム10-0が、交差点制御システム10-1、交差点制御システム10-2、交差点制御システム10-3及び交差点制御システム10-4と互いに通信を行う。それぞれの交差点制御システム10は、同様の機能を有する。同図においては、一例として、交差点制御システム10-0の機能構成について説明する。交差点制御システム10-0は、交差点IPが四叉路である場合の一例である。
交差点制御システム10は、交通信号制御装置100と、撮像装置20と、信号機30とを備える。交差点制御システム10は、交差点IPに応じた数の20と信号機30とを備える。交差点制御システム10-0は、交差点IPが四叉路である場合の一例であるため、この一例において、交差点制御システム10は、4つの撮像装置20(撮像装置20-1、撮像装置20-2、撮像装置20-3及び撮像装置20-4)と、4つの信号機30(信号機30-1、信号機30-2、信号機30-3及び信号機30-4)とを備える。
撮像装置20は、交差点IP付近における車両Vの像を撮像する。具体的には、撮像装置20は、進入路RIにおける車両Vの像を撮像する。また、撮像装置20は、退出路ROにおける車両Vの像を撮像する。この一例において、交差点IPは、少なくとも一の進入路RIと、少なくとも一の退出路ROとを備える。すなわち、撮像装置20は、交差点IPにおける、進入路RIにおける車両Vの像と、少なくとも1の退出路ROにおける車両Vの像とを撮像する。
信号機30は、三灯灯器31と、矢印灯器32とを備え、進入路RIから交差点IP0に進入する車両Vの進行許可又は進行禁止を指示する。信号機30は、交通信号制御装置100により制御される。
交通信号制御装置100は、撮像装置20から取得した画像に基づき、信号機30を制御する。また、交通信号制御装置100は、交通信号制御システム1に含まれる複数の交差点制御システム10と通信を行うことにより、複数の交差点制御システム10を制御する。交通信号制御装置100について、図6を参照しながら説明する。
図6は、本実施形態における交通信号制御装置100の機能構成の一例を示す機能構成図である。
交通信号制御装置100は、信号制御部110と、基本タイミング生成器120と、ストレージ130と、解析部(解析手段)140と、画像取得部(画像取得手段)150とを備える。交通信号制御装置100は、交差点制御システム10-0が備える撮像装置20の数に応じた数の画像取得部150と、交差点制御システム10-0が備える撮像装置20の数に応じた数の解析部140とを備える。この一例において、交差点制御システム10-0は、4つの撮像装置20を備えるため、交通信号制御装置100は、4つの画像取得部150と、4つの解析部140とを備える。
画像取得部150は、撮像装置20により撮像された画像を取得する。具体的には、画像取得部150-1は、撮像装置20-1により撮像された画像を取得し、画像取得部150-2は、撮像装置20-2により撮像された画像を取得し、画像取得部150-3は、撮像装置20-3により撮像された画像を取得し、画像取得部150-4は、撮像装置20-4により撮像された画像を取得する。
解析部140は、画像取得部150により取得した画像に基づいて、渋滞の状況を解析する。解析部140は、進入路RIにおける右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞の状況と、右折車退出路RORにおける渋滞の状況とを解析する。具体的には、解析部140は、画像取得部150により取得した画像を、画像解析することにより、道路等の静止物体と、車両等の移動物体とを識別する。例えば、解析部140は、オプティカルフロー解析により、解析する。
この一例において、解析部140-1は画像取得部150-1により取得した画像に基づいて渋滞の状況を解析し、解析部140-2は画像取得部150-2により取得した画像に基づいて渋滞の状況を解析し、解析部140-3は画像取得部150-3により取得した画像に基づいて渋滞の状況を解析し、解析部140-4は画像取得部150-4により取得した画像に基づいて渋滞の状況を解析する。
信号制御部110は、解析部140が解析した結果に基づいて、信号機30を制御する。交通信号制御装置100が複数の解析部140を備える場合、信号制御部110は、複数の解析部140が解析した結果に基づいて、複数の信号機30を制御する。信号制御部110は、進入路渋滞判定部(進入路渋滞判定手段)111と、右折車退出路渋滞判定部(右折車退出路渋滞判定手段)112と、信号機制御部(信号機制御手段)113とを備える。
進入路渋滞判定部111は、解析部140が解析した結果に基づき、進入路RIの渋滞が発生しているか否かを判定する。例えば、進入路RIの渋滞とは、右折車進入路RIRが渋滞することにより、左折車又は直進車の通行を妨げる渋滞である。進入路渋滞判定部111は、解析部140により識別された移動物体が、所定の速度で移動している場合には渋滞が発生していないと判定し、所定の速度で移動していない場合には渋滞が発生していると判定する。
なお、進入路渋滞判定部111は、解析部140により識別された移動物体が、所定時間以上画像内に存在するか否かに基づいて、進入路RIが渋滞しているか否かを判定してもよい。
なお、進入路渋滞判定部111は、解析部140により識別された移動物体が画像内に存在している時間、及び解析部140により識別された移動物体の位置情報に基づいて、右折渋滞が所定の距離まで延びているか否かを判定してもよい。所定の距離とは、交差点IPに応じて定められる距離である。所定の距離とは、例えば、右折渋滞が1車線から2車線に分岐するエリアまで延びたことを判定可能な距離であってもよい。
右折車退出路渋滞判定部112は、解析部140が解析した結果に基づき、右折車退出路RORの渋滞が発生しているか否かを判定する。右折退出路渋滞判定部112は、解析部140により識別された移動物体が、所定の速度で移動している場合には渋滞が発生していないと判定し、所定の速度で移動していない場合には渋滞が発生していると判定する。
信号機制御部113は、進入路渋滞判定部111が判定した結果と、右折車退出路渋滞判定部112が判定した結果とに基づいて、車両Vの進行を指示する信号機30を制御する。具体的には、信号機制御部113は、信号機30が備える三灯灯器31及び矢印灯器32の点灯タイミングを制御する。例えば、信号機制御部113は、進入路渋滞判定部111が、進入路RIが渋滞していると判定した場合に、進入路RIから右折退出路RORへの交通を許可する矢印信号機が、右折許可をする時間を延長させる。
また、信号機制御部113は、進入路渋滞判定部111が判定した結果と、右折車退出路渋滞判定部112が判定した結果とに基づいて、交差点IPに隣接する隣接交差点の信号機の切替タイミングを制御する。例えば、信号機制御部113は、進入路渋滞判定部111が、進入路RIが右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞していると判定し、かつ右折退出路渋滞判定部112が、右折退出路RORが渋滞していると判定した場合に、右折退出路RORから隣接交差点に進入する車両Vの交通を許可する時間を、通常制御時間から延長制御時間に制御する。
基本タイミング生成器120は、交差点制御システム10がそなえる各信号機30のベースタイミングを生成する。基本タイミング生成器120により生成されたベースタイミングは、信号制御部110(特に信号制御部110が備える信号機制御部113)に供給される。なお、基本タイミング生成器120に代えて、基本タイミング生成プログラムを用いてもよい。
ストレージ130は、信号機制御部113での制御に必要な手続き、および各種の情報を記憶する。本実施形態では、ストレージ130が交通信号制御装置100に含まれている構成について説明するが、ストレージ130を交通信号制御装置100の外部に備える構成としてもよい。ストレージ130を交通信号制御装置100の外部に備える構成とする場合、交通信号制御装置100は、所定の通信方式により、交通信号制御装置100の外部に備えられたストレージ130と通信することにより、ストレージ130に記憶された情報を取得する。
[交通信号制御システム1の一連の動作]
図7から図10を参照しながら、本実施形態に係る交通信号制御システム1の一連の動作について説明する。
まず、図7及び図9を参照しながら、交差点IP0における進入路RI3の制御を例に挙げ、交通信号制御システム1の一連の動作について説明する。図7は、第1の実施形態における交通信号制御装置100による交差点の制御の一連の動作を示す図である。図9は、第1の実施形態における交通信号制御装置100の一連の動作を説明するための概略平面図である。この一例においては、図9に示す進入路RI3に渋滞が発生した場合の一例について説明する。
(ステップS11)画像取得部150-3は、撮像装置20-3から、進入路RI3を撮像した画像を取得する。解析部140-3は、画像取得部150-3が取得した画像に基づき、進入路RI3における渋滞の状況を解析する。進入路渋滞判定部111は、解析部140が解析した結果に基づき、進入路RI3の渋滞が発生しているか否かを判定する。信号機制御部113は、進入路RI3の渋滞が発生している場合(ステップS11;YES)には、処理をステップS13に進める。信号機制御部113は、進入路RI3の渋滞が発生していない場合(ステップS11;NO)には、処理をステップS12に進める。
(ステップS12)信号機制御部113は、交差点IP0における既定の信号制御タイミングで、各信号機30を制御する。既定の信号制御タイミングとは、例えば、基本タイミング生成器120により生成された信号制御タイミングである。
(ステップS13)進入路渋滞判定部111は、解析部140-3が解析した結果に基づき、進入路RI3の渋滞が、右折車渋滞による直進車又は左折車の通行を妨げている渋滞であるか否かを判定する。信号機制御部113は、進入路RI3の渋滞が、右折車渋滞による直進車又は左折車の通行を妨げている渋滞である場合(ステップS13;YES)には、処理をステップS15に進める。進入路RI3の渋滞が、右折車渋滞による直進車又は左折車の通行を妨げている渋滞でない場合(ステップS13;NO)には、処理をステップS14に進める。
(ステップS14)信号機制御部113は、進入路RI3の渋滞が解消するよう各信号機30を制御する。具体的には、信号機制御部113は、交差点IP0における信号機30-1及び信号機30-3がそれぞれ備える矢印灯器32が指示する右折可能時間を延長させる。
(ステップS15)画像取得部150-4は、撮像装置20-4から、右折車退出路ROR3を撮像した画像を取得する。解析部140-4は、画像取得部150-4が取得した画像に基づき、右折車退出路ROR3における渋滞の状況を解析する。右折車退出路渋滞判定部112は、解析部140が解析した結果に基づき、右折車退出路ROR3の渋滞が発生しているか否かを判定する。信号機制御部113は、右折車退出路ROR3の渋滞が発生している場合(ステップS15;YES)には、処理をステップS17に進める。信号機制御部113は、右折車退出路ROR3の渋滞が発生していない場合(ステップS15;NO)には、処理をステップS16に進める。
(ステップS16)信号機制御部113は、交差点IP0における既定の信号制御タイミングで、各信号機30を制御する。既定の信号制御タイミングとは、例えば、基本タイミング生成器120により生成された信号制御タイミングである。
(ステップS17)信号機制御部113は、交差点制御システム10-4に、渋滞が発生している旨を示す信号を送信する。交差点制御システム10-4とは、交差点IP0から右折車退出路ROR3に退出してから、進んだ先に存在する隣接交差点である交差点IP4の交通を制御する交差点制御システム10である。ここで、信号機制御部113が、他の交差点制御システム10に送信する信号を、隣接交差点m渋滞信号n(mは交差点IPを識別する識別番号、nは信号機30を識別する識別番号)と記載する。この場合、信号機制御部113は、差点制御システム10-4に、隣接交差点0渋滞信号4を送信する。
次に、図8及び図9を参照しながら、交差点IP4において、交差点制御システム10-4が、隣接交差点0渋滞信号4を受信した場合の制御を例に挙げ、交通信号制御システム1の一連の動作について説明する。図8は、第1の実施形態における交通信号制御装置100による隣接交差点の制御の一連の動作を示す図である。
この一例では、交差点IP4が4つの信号機30を備える場合について説明する。交差点IP4が備える信号機30を、それぞれ信号機30-1A、信号機30-2A、信号機30-3A及び信号機30-4Aとして説明する。
(ステップS21)信号機制御部113は、隣接交差点m渋滞信号nを取得した場合(ステップS21;YES)処理をステップS23に進める。隣接交差点m渋滞信号nを取得していない場合(ステップS21;NO)処理をステップS22に進める。
この一例においては、交差点制御システム10-4が、交差点制御システム10-0から、隣接交差点0渋滞信号4を受信した場合には処理をステップS23に進め、受信していない場合には処理をステップS22に進める。
(ステップS22)交差点制御システム10-4は、交差点IP4の規定のタイミングで、交差点IP4に備えられた各信号機30を制御する。
(ステップS23)交差点制御システム10-4は、交差点IP4に備えられた各信号機30のうち、交差点IP0の右折車退出路ROR3の渋滞を解消するよう制御する。交差点制御システム10-4は、具体的には、信号機30-2A及び信号機30-4Aの青信号の点灯時間を延長させる。
次に、信号機30の具体的な制御について説明する。
図10は、第1の実施形態における交通信号制御装置100の一連の動作を説明するためのタイムチャートである。図9及び図10を参照しながら信号機30の具体的な制御について説明する。図10には、交差点IP0における信号機30-3の制御を“当該交差点信号C”として、進入路RI3の右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞状況を“信号C右折渋滞”として、右折車退出路ROR3の渋滞状況を“信号C右折先渋滞”として、交差点IP4における信号機30-2Aの制御を“隣接交差点信号B”として、それぞれ時間軸における変化を示す。“信号C右折渋滞”及び“信号C右折先渋滞”は、渋滞している状態をハイレベル、渋滞していない状態をローレベルとして示す。
この一例において、信号機30-3は、三灯灯器31と矢印灯器32とを備え、信号機30-2Aは、三灯灯器31を備える。
三灯灯器31は、“青(緑)”と、“黄”と、“赤”とにより、車両Vの進行の許可又は禁止を指示する。図10における説明では、“青(緑)”を車両Vの進行許可を指示する信号として、“赤”を車両Vの進行禁止を指示する信号として説明し、“黄”については省略する。
矢印灯器32は、“→(右矢印)”を点灯しているときは、三灯灯器31の表示に関わらず、車両Vの右折を許可する。
交差点IP0の交通を制御する交通信号制御装置100は、時刻t1において信号機30-3を“赤”に制御し、時刻t3において信号機30-3を“青”に制御し、時刻t5において信号機30-3を“→”に制御する。交通信号制御装置100は、時刻t6において信号機30-3を、再び“赤”に制御する。時刻t6以降、交通信号制御装置100は、時刻t1から時刻t6における制御を、同様のタイミングにおいて、繰り返す。
交差点IP0の隣接交差点である交差点IP4の交通を制御する交通信号制御装置100-4は、時刻t2において信号機30-2Aを“赤”に制御し、時刻t4において信号機30-2Aを“青”に制御する。交通信号制御装置100-4は、時刻t8において信号機30-2Aを再び“赤”に制御する。交通信号制御装置100-4は、時刻t2から時刻t8における制御を、同様のタイミングにおいて、繰り返す。
時刻t7において、交通信号制御装置100は、進入路RI3に右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞が生じたと判定している。この場合、交通信号制御装置100は、以降の矢印灯器32制御時において、信号機30-3が“→”を表示する時間を通常制御時間から延長制御時間に変更するか否かを判定する。延長制御時間とは、通常制御時間より所定時間分、長い時間である。
時刻t9において、交通信号制御装置100は、右折車退出路ROR3に渋滞が生じたと判定している(すなわち、図7のフローチャートにおけるステップS15;YES)。この場合、交差点IP4の交通を制御する交通信号制御装置100-4に、交差点IP0において渋滞が発生している旨を示す信号である隣接交差点0渋滞信号4を送信する(すなわち、図7のフローチャートにおけるステップS17)。交通信号制御装置100-4は、隣接交差点0渋滞信号4を受信すると、信号機30-2Aが“青”を表示する時間を通常制御時間から延長制御時間に変更し、制御する。具体的には、交通信号制御装置100-4は、時刻t9において右折車退出路ROR3に渋滞が生じたと判定してから、時刻t15において右折車退出路ROR3に生じた渋滞が解消したと判定するまでは、信号機30-2Aが“青”を表示する時間を通常制御時間から延長制御時間に変更し、制御する。延長制御時間とは、通常制御時間より所定時間分、長い時間である。
時刻t11において、交通信号制御装置100は、信号機30-3が“→”を表示する時間を通常制御時間から延長制御時間に変更するか否かを判定する。時刻t11において、進入路RI3の渋滞が発生しており、右折車退出路ROR3の渋滞が発生していない状態(すなわち、図7のフローチャートにおけるステップS15;NO)であるため、信号機制御部113は、交差点IP0における既定の信号制御タイミングで、各信号機30を制御する(すなわち、図7のフローチャートにおけるステップS16)。
時刻t18において、交通信号制御装置100は、信号機30-3が“→”を表示する時間を通常制御時間から延長制御時間に変更するか否かを判定する。時刻t18において、進入路RI3の渋滞は継続しており、右折車退出路ROR3の渋滞は既に解消されている状態(すなわち、図7のフローチャートにおけるステップS13;NO)であるため、信号機制御部113は、信号機30-3が“→”を表示する時間を通常制御時間から延長制御時間に変更し、制御する(すなわち、図7のフローチャートにおけるステップS14)。
時刻t23においても、時刻t18と同様に進入路RI3の渋滞は継続しており、右折車退出路ROR3の渋滞は既に解消されている状態であるため、信号機制御部113は、信号機30-3が“→”を表示する時間を通常制御時間から延長制御時間に変更し、制御する。
時刻t28において、交通信号制御装置100は、信号機30-3が“→”を表示する時間を通常制御時間から延長制御時間に変更するか否かを判定する。時刻t28において、進入路RI3の右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞及び右折車退出路ROR3の渋滞は、いずれも解消されている状態(すなわち、図7のフローチャートにおけるステップS11;NO)であるため、信号機制御部113は、交差点IP0における既定の信号制御タイミングで、各信号機30を制御する(すなわち、図7のフローチャートにおけるステップS12)。
なお、上述した一例においては、矢印灯器32制御時に右折時間を延長するか否かの判断をする場合の一例について説明した。しかしながら、右折時間を延長するか否かの判断時は、この一例に限定されない。例えば、進入路渋滞判定部111又は右折車退出路渋滞判定部112等により渋滞が判定された時点において、右折時間を延長するか否かの判断をしてもよい。また、渋滞が判定された時点や、信号機制御部113により信号機が制御された時点等をトリガとして不図示のタイマにより設定された時点において、右折時間を延長するか否かの判断をしてもよい。
[第2の実施形態]
以下、本発明の第2の実施形態に係る交通信号制御装置100Aについて図面を参照しながら説明する。
図11は、第2の実施形態における交通信号制御システム1Aの機能構成の一例を示す機能構成図である。同図を参照しながら、交通信号制御システム1Aの機能構成の一例について説明する。交通信号制御システム1Aは、複数の交差点制御システム10Aが互いに通信を行うことにより、構成される。同図に示す一例においては、交差点制御システム10A-0は、交差点制御システム10A-1、交差点制御システム10A-2、交差点制御システム10A-3及び交差点制御システム10A-4と互いに通信を行う。それぞれの交差点制御システム10Aは、同様の機能を有する。
第2の実施形態では、交差点制御システム10Aは、自身の渋滞状況に基づいて、他の交差点制御システム10Aにおける信号機30を制御するだけでなく、他の交差点制御システム10Aの渋滞状況に基づいて、自身の交差点制御システム10Aにおける信号機30を制御する点において、第1の実施形態とは異なる。このように構成することにより、交差点制御システム10Aは、互いに交通渋滞を解消することができる。
[実施形態の効果のまとめ]
本実施形態に係る交通信号制御装置100によれば、交通信号制御装置100は、画像取得部150を備えることによって、撮像装置20が撮像した交差点IP付近の画像を取得する。また、交通信号制御装置100は、解析部140と、進入路渋滞判定部111と、右折車退出路渋滞判定部112とを備えることにより、交差点IP付近で渋滞が発生しているか否かを判定することができる。
交通信号制御装置100は、信号機制御部113を備えることによって、交差点IP付近で右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞が発生しているか否かを判定した結果に基づいて、信号機30を制御することができる。すなわち、本実施形態によれば、交通信号制御装置100は、広域的なエリアの渋滞情報を鑑み、信号制御を行うことができる。また、本実施形態によれば、交通信号制御装置100は、広域的なエリアの渋滞情報を鑑み、信号制御を行うことにより、広域的なエリアの渋滞を解消することができる。
また、本実施形態によれば、交通信号制御装置100は、入り口側の感知器や出口側方向の検知器等は使用せずに、交差点IPに備えられた撮像装置20の画像を用いる。すなわち、本実施形態によれば、交通信号制御システム1は、安価にシステムの構築をすることができる。
また、本実施形態によれば、交通信号制御装置100は、交差点IPに備えられた撮像装置20の画像を用いるため、撮像装置20が予め備えられた交差点IPに対して本実施形態に係る交通信号制御装置100を適用する場合、さらに安価にシステムの構築をすることができる。
また、本実施形態によれば、信号機制御部113は、進入路RIが右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞している場合に、信号機30が備える矢印灯器32を制御することにより、車両Vが右折することができる時間を延長する。したがって、本実施形態によれば、進入路RIが右折待ちをしている車両Vにより渋滞している場合、渋滞を解消することができ、交差点IPにおける交通をスムーズにすることができる。
また、本実施形態によれば、信号機制御部113は、進入路渋滞判定部111が判定した結果と、右折車退出路渋滞判定部112が判定した結果とに基づいて、信号機制御部113が制御をする交差点IPに隣接する隣接交差点の信号機30を制御する。信号機制御部113は、隣接する隣接交差点の信号機30を制御することにより、渋滞している右折車をスムーズに交差点IPから退出させることができる。すなわち、本実施形態によれば、信号機制御部113は、隣接交差点の信号機30を制御することにより、交差点IPの渋滞を解消することができる。
また、本実施形態によれば、信号機制御部113は、進入路渋滞判定部111及び右折車退出路渋滞判定部112により渋滞が生じていると判定された場合、信号機30を通常制御時間から延長制御時間に変更し、渋滞が解消された場合には、通常制御時間に戻す。すなわち、本実施形態によれば、信号機制御部113は、右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の交通を妨げる渋滞が解消したか否かを判定し、前記渋滞が解消している場合には、通常の制御に戻すことができる。
図12は、本発明の各実施形態に係る交通信号制御装置100の最小構成を示す図である。交通信号制御装置100は、少なくとも、画像取得部(画像取得手段)150と、解析部(解析手段)140と、進入路渋滞判定部(進入路渋滞判定手段)111と、右折車退出路渋滞判定部(右折車退出路渋滞判定手段)112と、信号機制御部(信号機制御手段)113とを備えていればよい。
画像取得部(画像取得手段)150は、進入路と複数の退出路とに接続された交差点における、前記進入路における車両の像と、少なくとも1の前記退出路における車両の像とを撮像する撮像装置により撮像された画像を取得する。
解析部(解析手段)140は、取得した前記画像に基づいて、前記進入路における渋滞の状況と、前記進入路から前記交差点に進入した車両が右折により退出した右折車退出路における渋滞の状況とを解析する。
進入路渋滞判定部(進入路渋滞判定手段)111は、前記解析部が解析した結果に基づき、前記進入路が渋滞しているか否かを判定する。
右折車退出路渋滞判定部(右折車退出路渋滞判定手段)112は、前記解析部が解析した結果に基づき、前記右折車退出路が渋滞しているか否かを判定する。
信号機制御部(信号機制御手段)113は、前記進入路渋滞判定部が判定した結果と、前記右折車退出路渋滞判定部が判定した結果とに基づいて、前記車両の進行を指示する信号機を制御する。
上述の交通信号制御装置100は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した交通信号制御装置100を用いた管理方法の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1 交通信号制御システム
10 交差点制御システム
100 交通信号制御装置
110 信号制御部
111 進入路渋滞判定部
112 右折車退出路渋滞判定部
113 信号機制御部
120 基本タイミング生成器
130 ストレージ
140 解析部
150 画像取得部
20 撮像装置
30 信号機
31 三灯灯器
32 矢印灯器
IP 交差点
V 車両
RI 進入路
RO 退出路
RISL 直進車左折車進入路
RIR 右折車進入路
ROS 直進車退出路
ROL 左折車退出路
ROR 右折車退出路

Claims (5)

  1. 進入路と複数の退出路とに接続された交差点における、前記進入路における車両の像と、少なくとも1の前記退出路における車両の像とを撮像する撮像装置により撮像された画像を取得する画像取得手段と、
    取得した前記画像に基づいて、前記進入路における右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞の状況と、前記進入路から前記交差点に進入した車両が右折により退出した右折車退出路における渋滞の状況とを解析する解析手段と、
    前記解析手段が解析した結果に基づき、前記進入路が右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞しているか否かを判定する進入路渋滞判定手段と、
    前記解析手段が解析した結果に基づき、前記右折車退出路が渋滞しているか否かを判定する右折車退出路渋滞判定手段と、
    前記進入路渋滞判定手段が判定した結果と、前記右折車退出路渋滞判定手段が判定した結果とに基づいて、前記車両の進行を指示する信号機を制御する信号機制御手段とを備え
    前記信号機制御手段は、
    前記進入路渋滞判定手段が、前記進入路が右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞していると判定した場合に、前記進入路から前記右折車退出路への交通を許可する矢印信号機が、右折許可をする時間を延長させ、
    前記進入路渋滞判定手段が判定した結果と、前記右折車退出路渋滞判定手段が判定した結果とに基づいて、前記交差点に隣接する隣接交差点の信号機の切替タイミングを、前記進入路における前記右折車渋滞を解消するよう制御する
    交通信号制御装置。
  2. 前記信号機制御手段は、前記進入路渋滞判定手段が、前記進入路が右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞していると判定し、かつ前記右折車退出路渋滞判定手段が、前記右折車退出路が渋滞していると判定した場合に、前記右折車退出路から前記隣接交差点に進入する前記車両の交通を許可する時間を、通常制御時間から延長制御時間に制御する
    請求項に記載の交通信号制御装置。
  3. 前記信号機制御手段は、前記右折車退出路から前記隣接交差点に進入する前記車両の交通を許可する時間が延長されている場合において、前記右折車退出路渋滞判定手段が、前記右折車退出路の右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞が解消したと判定した場合に、前記通常制御時間に制御する
    請求項に記載の交通信号制御装置。
  4. 進入路と複数の退出路とに接続された交差点における、前記進入路における車両の像と、少なくとも1の前記退出路における車両の像とを撮像する撮像装置により撮像された画像を取得する画像取得ステップと、
    取得した前記画像に基づいて、前記進入路における右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞の状況と、前記進入路から前記交差点に進入した車両が右折により退出した右折車退出路における渋滞の状況とを解析する解析ステップと、
    前記解析ステップが解析した結果に基づき、前記進入路が右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞しているか否かを判定する進入路渋滞判定ステップと、
    前記解析ステップが解析した結果に基づき、前記右折車退出路が渋滞しているか否かを判定する右折車退出路渋滞判定ステップと、
    前記進入路渋滞判定ステップが判定した結果と、前記右折車退出路渋滞判定ステップが判定した結果とに基づいて、前記車両の進行を指示する信号機を制御する信号制御ステップとを有し、
    前記信号制御ステップは、
    前記進入路渋滞判定ステップが、前記進入路が右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞していると判定した場合に、前記進入路から前記右折車退出路への交通を許可する矢印信号機が、右折許可をする時間を延長させ、
    前記進入路渋滞判定ステップが判定した結果と、前記右折車退出路渋滞判定ステップが判定した結果とに基づいて、前記交差点に隣接する隣接交差点の信号機の切替タイミングを、前記進入路における前記右折車渋滞を解消するよう制御する
    交通信号制御方法。
  5. コンピュータに、
    進入路と複数の退出路とに接続された交差点における、前記進入路における車両の像と、少なくとも1の前記退出路における車両の像とを撮像する撮像装置により撮像された画像を取得する画像取得ステップと、
    取得した前記画像に基づいて、前記進入路における右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞の状況と、前記進入路から前記交差点に進入した車両が右折により退出した右折車退出路における渋滞の状況とを解析する解析ステップと、
    前記解析ステップが解析した結果に基づき、前記進入路が渋滞しているか否かを判定する進入路渋滞判定ステップと、
    前記解析ステップが解析した結果に基づき、前記右折車退出路が渋滞しているか否かを判定する右折車退出路渋滞判定ステップと、
    前記進入路渋滞判定ステップが判定した結果と、前記右折車退出路渋滞判定ステップが判定した結果とに基づいて、前記車両の進行を指示する信号機を制御する信号制御ステップとを実行させ
    前記信号制御ステップは、
    前記進入路渋滞判定ステップが、前記進入路が右折車渋滞による左折車又は直進車のうち少なくとも一方の通行を妨げる渋滞していると判定した場合に、前記進入路から前記右折車退出路への交通を許可する矢印信号機が、右折許可をする時間を延長させ、
    前記進入路渋滞判定ステップが判定した結果と、前記右折車退出路渋滞判定ステップが判定した結果とに基づいて、前記交差点に隣接する隣接交差点の信号機の切替タイミングを、前記進入路における前記右折車渋滞を解消するよう制御する
    プログラム。
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