JP7035807B2 - 部品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、部品の製造方法に関する。
特許文献1は、ディーゼルエンジンの蓄圧式燃料噴射システムにおいて燃料の軽油を圧送するポンプとインジェクターの間に位置し、軽油を蓄圧するパイプ状のコモンレールを開示している。コモンレールには、複数の分岐穴が形成されている。複数の分岐穴は、コモンレールのレール穴に対して垂直に開口している。
また、分岐穴の内面の疲労強度を向上させることを目的として、分岐穴の内面にレーザピーニングで残留圧縮応力を付与することを提案している。具体的には、分岐穴の内面にレーザビームを斜めに照射している。
なお、レーザピーニングによる残留圧縮応力の付与とは、以下のようなものである。即ち、部品の表面に対して水中でレーザ光を集光させることでレーザアブレーションさせる。そうすると、部品の表面においてプラズマが発生する。このプラズマのプラズマ圧に伴う衝撃波によって部品の表面が塑性変形する。これにより、部品の表面には圧縮応力が発生する。発生した圧縮応力は部品の表面に残留圧縮応力として残る。
特開2006-322446号公報
しかしながら、分岐穴の内面にレーザビームを斜めに照射しているので、レーザビームのスポット径を絞ることが難しく、分岐穴の内面のうち浅い領域でしかレーザピーニングを実施することができなかった。
本発明の目的は、内面のうち外周面から離れた部分に効率よく残留圧縮応力を付与する技術を提供することにある。
本願発明の観点によれば、中空円柱体であって、前記中空円柱体は、前記中空円柱体の内部空間であって前記中空円柱体の長手方向に延びる軸孔と、前記中空円柱体の内周面及び外周面に開口する横孔と、を有する前記中空円柱体の、前記横孔の内面にレーザピーニングにより残留圧縮応力を付与することで部品を製造する方法であって、前記横孔の中に横孔ミラーを配置する配置ステップと、前記横孔の2つの開口のうち何れか一方から、前記横孔ミラーに向けてレーザビームを照射し、前記レーザビームを前記横孔ミラーで反射させることで、前記レーザビームを前記横孔の前記内面に照射する照射ステップと、を含む、製造方法が提供される。以上の方法によれば、前記横孔の前記内面のうち前記外周面から離れた部分にも効率よく残留圧縮応力を付与することができる。
好ましくは、前記照射ステップにおいては、前記横孔ミラーを前記横孔の中心軸まわりに回転させるか、又は、前記横孔ミラーを前記横孔の中心軸に沿って移動させる。以上の方法によれば、レーザピーニングを実施する箇所を変更するために前記中空円柱体自体を回転させる必要がなくなるので、前記部品の製造に要する時間を短縮することができる。
好ましくは、前記照射ステップにおいては、前記レーザビームを前記横孔の前記内面のうち、少なくとも、前記外周面から前記横孔の最小内径分だけ径方向内方に離れた領域に照射する。以上の方法によれば、前記横孔の前記内面のうち前記外周面から大きく離れた部分に残留圧縮応力が付与されることになる。
好ましくは、前記照射ステップにおいては、前記横孔の2つの開口のうち前記外周面における開口から、前記横孔ミラーに向けて前記レーザビームを照射する。以上の方法によれば、前記横孔ミラーに向けてレーザビームを外側から照射することができる。
好ましくは、前記中空円柱体が、前記横孔と前記軸孔の中心軸を挟んで反対側に形成され、前記横孔の中心軸と同一の中心軸を有し、前記中空円柱体の前記内周面及び前記外周面に開口する対向孔を更に有する場合は、前記配置ステップにおいては、先端に前記横孔ミラーを有する棒状の横孔ミラー棒を前記対向孔の前記外周面における開口から前記横孔に向かって挿入することで、前記横孔の中に前記横孔ミラーを配置する。以上の方法によれば、容易に、前記横孔の中に前記横孔ミラーを配置することができる。
好ましくは、前記照射ステップにおいては、前記横孔の2つの開口のうち前記内周面における開口から、前記横孔ミラーに向けて前記レーザビームを照射する。以上の方法によれば、前記横孔ミラーに向けてレーザビームを内側から照射することができる。
好ましくは、前記配置ステップにおいては、更に、前記軸孔の中に軸孔ミラーを配置し、前記照射ステップにおいては、前記中空円柱体の長手方向における前記軸孔の開口から前記軸孔ミラーに向けて前記レーザビームを照射し、前記レーザビームを前記軸孔ミラーと前記横孔ミラーをこの記載順に反射させることで、前記レーザビームを前記横孔の前記内面に照射する。以上の方法によれば、簡素な構成で、前記横孔ミラーに向けてレーザビームを内側から照射することができる。
好ましくは、前記配置ステップにおいては、先端に前記軸孔ミラーを有する棒状の軸孔ミラー棒を前記中空円柱体の長手方向における前記軸孔の開口から前記軸孔に挿入することで、前記軸孔の中に前記軸孔ミラーを配置する。以上の方法によれば、容易に、前記軸孔の中に前記軸孔ミラーを配置することができる。
好ましくは、前記配置ステップにおいては、先端に前記横孔ミラーを有する棒状の横孔ミラー棒を前記横孔の前記外周面における開口から挿入することで、前記横孔の中に前記横孔ミラーを配置する。以上の方法によれば、容易に、前記横孔の中に前記横孔ミラーを配置することができる。
好ましくは、前記横孔ミラーは、凹面鏡とする。以上の方法によれば、前記横孔の前記内面におけるビームスポットのスポット径を小さくすることができる。
本発明によれば、前記横孔の前記内面のうち前記外周面から離れた部分にも効率よく残留圧縮応力を付与することができる。
シャフトの断面図である。 図1のA部拡大図である。 レーザピーニング装置の概略図である。 図3のB部拡大図である。 シャフトの製造フローである。 対向する2つの横孔に対して続けてレーザピーニングする方法を説明するための図である。 レーザピーニング装置の概略図である。 図7のC部拡大図である。 シャフトの製造フローである。
以下、図面を参照して、本願発明の好適な実施形態を説明する。
(シャフト1)
図1には、例えば自動車の駆動ユニットにおいて動力を伝達するのに用いられるシャフト1を示している。シャフト1は、動力伝達部材の一具体例である。動力伝達部材は、シャフト1に限定されない。シャフト1は、部品の一具体例である。部品は、シャフト1に限定されない。シャフト1は、ワーク2をレーザピーニングにより加工することで製造される。
(ワーク2)
図1に示すように、ワーク2は、中空円柱体である。ワーク2は、パイプ状である。ワーク2は、中心軸2Cを有する。ワーク2は、軸孔3を有する。軸孔3は、ワーク2の内部空間であってワーク2の長手方向に延びている。軸孔3の中心軸は、ワーク2の中心軸2Cと一致している。ワーク2は、内周面2aと外周面2bを有する。内周面2aは、ワーク2の径方向内方を向く面である。内周面2aは、軸孔3の外周を区画している。外周面2bは、ワーク2の径方向外方を向く面である。
ワーク2は、4つの前方横孔4と、4つの後方横孔5と、を有する。4つの前方横孔4及び4つの後方横孔5は、横孔の一具体例である。前方横孔4の個数は1つでもよいし、2つ以上でもよい。後方横孔5の個数は1つでもよいし、2つ以上でもよい。ワーク2は、前方横孔4を1つも有さず、少なくとも1つの後方横孔5を有してもよい。ワーク2は、後方横孔5を1つも有さず、少なくとも1つの前方横孔4を有してもよい。
4つの前方横孔4は、ワーク2の周方向において90度間隔で形成されている。4つの前方横孔4は、ワーク2の軸方向で揃っている。4つの前方横孔4は、ワーク2の径方向に沿って形成されている。4つの前方横孔4は、ワーク2の径方向に延びている。従って、4つの前方横孔4のうち中心軸2Cを挟む2つの前方横孔4は、共通する中心軸を有する。同様に、残りの2つの前方横孔4は、共通する中心軸を有する。各前方横孔4の内径は、例えば、1mmから3mmである。図1には、4つの前方横孔4のうち3つの前方横孔4を図示している。4つの前方横孔4は、内周面2a及び外周面2bに開口している。従って、図2に示すように、各前方横孔4は、内周面2aにおける内側開口4aと、外周面2bにおける外側開口4bと、を有する。各前方横孔4は、内面4p、内径4dを有する。各前方横孔4の外側開口4bには、径方向外方に向かって広がるように面取りが形成されている。この面取りは省略することもできる。
図1に戻り、4つの後方横孔5は、ワーク2の長手方向において互いに離れるように形成されている。4つの後方横孔5は、ワーク2の径方向に沿って形成されている。4つの後方横孔5は、ワーク2の径方向に延びている。各後方横孔5の内径は、例えば、1-3mmである。4つの後方横孔5は、内周面2a及び外周面2bに開口している。従って、各後方横孔5は、内周面2aにおける内側開口5aと、外周面2bにおける外側開口5bと、を有する。各後方横孔5は、内面5pを有する。各後方横孔5の外側開口5bには、径方向外方に向かって広がるように面取りが形成されている。この面取りは省略することもできる。
(問題点)
ここで、図2を参照して、前方横孔4の内面4pにレーザピーニングにより残留圧縮応力を付与する際の問題点を説明する。即ち、典型的なレーザピーニングにおいては、図2に示すように、前方横孔4の内面4pにレーザビームLを直接的に照射する。この場合、レーザビームLは、前方横孔4の内面4pに対して斜めに照射するようにしている。従って、前方横孔4の内面4pにおいてレーザビームLのスポット径を小さくすることが困難であり、レーザビームLのビームスポットが楕円状に間延びしてしまう問題があった。レーザビームLを前方横孔4の外側開口4bから照射する場合、外側開口4bに近い領域a1にレーザビームLを照射する場合であれば大きな問題となることはないが、外側開口4bから離れた領域a2にレーザビームLを照射する場合、上記の間延びが顕著となり、レーザピーニングの加工時間が長くなったり、レーザピーニング自体が不可能となる。
特に、シャフト1を駆動ユニットにおける動力伝達部材として用いる場合は、複数の前方横孔4(後方横孔5についても同様)は、シャフト1の周囲に配置された部品に潤滑油を供給するために形成される。それ故、複数の前方横孔4の内径4dは潤滑油の流量を所望通りとなるように決定されるので前述したように自ずと小径となり、上記の間延びが一層顕著なものとなっていた。
一方で、本願の発明者らは、引張応力に関する数値解析を繰り返した末、従来レーザピーニングの加工対象とされていた領域a1のみならず、上記の領域a2も加工対象に含めることが重要であることを見出した。そして、その知見に基づいて、以下の新規な製造方法を創造するに至った。
なお、領域a1は、ワーク2の外周面2bから前方横孔4の内径4dだけ径方向内方である位置よりも径方向外方に位置する領域である。領域a2は、ワーク2の外周面2bから前方横孔4の内径4dだけ径方向内方である位置よりも径方向内方に位置する領域である。
(製造方法)
以下、図3から図9を参照して、シャフト1の製造方法を説明する。シャフト1は、ワーク2の複数の前方横孔4の内面4p及び複数の後方横孔5の内面5pをレーザピーニングにより加工することで製造する。図5及び図9には、シャフト1の製造フローを示しているので、適宜参照されたい。以下、先ず、複数の前方横孔4の内面4pをレーザピーニングにより加工し、次に、複数の後方横孔5の内面5pをレーザピーニングにより加工する順番で説明する。なお、実際の製造においては、複数の後方横孔5の内面5pを複数の前方横孔4の内面4pよりも先に加工してもよい。
図3には、シャフト1の製造装置100を示している。製造装置100は、水槽10、レーザ発信器11、レンズ12、横孔ミラーユニット13、を備えている。
水槽10は、鉛直姿勢のワーク2を十分収容可能な大きさを有する。水槽10は水で満たされている。
レーザ発信器11は、レーザビームLを出力する。
レンズ12は、レーザ発信器11から出力されたレーザビームLを集光する。
横孔ミラーユニット13は、レンズ12で集光されたレーザビームLを反射して、前方横孔4の内面4pに入射させる。横孔ミラーユニット13は、横孔ミラー棒14と横孔ミラー棒駆動部15と、滑り軸受16によって構成されている。図4に示すように、横孔ミラー棒14は、各前方横孔4の内径よりも小さい外径を有する細長い棒であって、先端に横孔ミラー14aを有する。横孔ミラー14aは、横孔ミラー棒14の長手方向に沿って入射したレーザビームLを横孔ミラー棒14の長手方向に対して直角に反射するように形成されている。図3に戻り、横孔ミラー棒駆動部15は、横孔ミラー棒14を支持し、横孔ミラー棒14を移動させる。ここで、「移動」には、回転移動及び進退移動の少なくとも何れか一方又は両方を含む。
ステップ100:ワーク浸漬
先ず、図3に示すように、ワーク2を水槽10に浸漬させる。このとき、ワーク2の中心軸2Cが鉛直となるような姿勢でワーク2を水槽10に浸漬させる。
ステップ110:ワーク位置決め
次に、図示しないワーク位置決め装置を用いて、4つの前方横孔4のうち何れか1つの前方横孔4にレーザ発信器11から出力されたレーザビームLが、前方横孔4の長手方向に沿って入射するように、ワーク2を位置決めする。ここで、位置決めには、ワーク2を上下方向に移動させること、ワーク2を水平方向に移動させること、ワーク2を中心軸2Cまわりに回転させること、を含む。以下、加工対象とする前方横孔4を対象前方横孔4とも称する。
ステップ120:横孔ミラー配置
次に、図4に示すように、対象前方横孔4と中心軸2Cを挟んで対向する前方横孔4の外側開口4bから対象前方横孔4に向かって横孔ミラー棒14を挿入し、横孔ミラー棒14の横孔ミラー14aを対象前方横孔4の中に配置する。このとき、対象前方横孔4と中心軸2Cを挟んで対向する前方横孔4の外側開口4b近傍においてワーク2の外周面2bに滑り軸受16を予め配置しておく。そして、滑り軸受16を通して横孔ミラー棒14を挿入することにより、横孔ミラー棒14の中心軸と、対象前方横孔4の中心軸を安定的に一致させることが可能となる。
ステップ130:レーザビーム照射
次に、レーザ発信器11にレーザビームLを出力させる。すると、レーザ発信器11から出力されたレーザビームLは、対象前方横孔4の外側開口4bから対象前方横孔4内に入射し、横孔ミラー棒14の横孔ミラー14aで反射して、対象前方横孔4の内面4pに対して垂直に照射される。このように、前方横孔4の内面4pに対してレーザビームLが垂直に照射されるので、レーザビームLのビームスポットのスポット径を小さくすることができ、効率よくレーザピーニングにより加工できるようになる。
ステップ140:横孔ミラー移動
次に、レーザビームLのビームスポットを移動させるべく、横孔ミラー棒駆動部15により横孔ミラー棒14の横孔ミラー14aを移動させる。例えば、横孔ミラー棒14を回転させれば、ビームスポットを内面4pの周方向に移動させることができる。また、例えば、横孔ミラー棒14を横孔ミラー棒14の長手方向に進退させれば、ビームスポットを内面4pの中心軸方向に移動させることができる。このように、横孔ミラー棒14を回転させたり進退させたりするだけでレーザビームLの内面4pにおけるビームスポットを自在に移動させることができるので、ワーク2全体を回転させたり移動させたりする場合と比較して、加工時間を短縮化することができるし、ビームスポットの位置決め精度も容易に確保できるようになる。
ステップ150:判定1
図2に示す領域a1及び領域a2に対してレーザピーニングによる加工が完了したか判定し、まだ完了していなかったら(S150:NO)、処理をS140に戻してレーザピーニングによる加工を継続する。既に完了していたら(S150:YES)、処理をS160に進める。
ステップ160:判定2
4つの前方横孔4のすべてに対して所望のレーザピーニングによる加工が完了したか判定し、まだ完了していなかったら(S160:YES)、処理をS110に戻して、残りの前方横孔4に対するレーザピーニングによる加工を継続する。既に完了していたら(S160:NO)、処理を終了する。
ここで、加工対象を切り替えることについて説明する。最も典型的には、横孔ミラー棒14をワーク2から引き抜き、ワーク2を中心軸2Cまわりで90度回転させることである。しかし、これに代えて、図6に示すように、横孔ミラー棒14をワーク2から完全には引き抜かず、横孔ミラー棒14の横孔ミラー14aが対象前方横孔4と中心軸2Cを挟んで反対側の前方横孔4の中に留めておけば、引き続き当該前方横孔4のレーザピーニングによる加工を実行することが可能となる。
続いて、図7から図9を参照して、シャフト1の製造方法を説明する。以下、シャフト1の製造方法のうち、複数の後方横孔5の内面5pをレーザピーニングにより加工する部分について説明する。
図7には、シャフト1の製造装置101の要部のみを示している。製造装置101は、製造装置100と同様に、水槽、レーザ発信器及びレンズを備えている。製造装置101は、更に、横孔ミラーユニット20、軸孔ミラーユニット21を備えている。
横孔ミラーユニット20は、レーザビームLを反射して、後方横孔5の内面5pに照射する。横孔ミラーユニット20は、横孔ミラー棒22と横孔ミラー棒駆動部23と、滑り軸受24によって構成されている。図8に示すように、横孔ミラー棒22は、各後方横孔5の内径よりも小さい外径を有する細長い棒であって、先端に横孔ミラー22aを有する。横孔ミラー22aは、横孔ミラー棒22の長手方向に沿って入射したレーザビームLを横孔ミラー棒22の長手方向に対して直角に反射するように形成されている。横孔ミラー22aは、凹面鏡としてもよい。図7に戻り、横孔ミラー棒駆動部23は、横孔ミラー棒22を支持し、横孔ミラー棒22を移動させる。ここで、「移動」には、回転移動及び進退移動の少なくとも何れか一方又は両方を含む。
軸孔ミラーユニット21は、ワーク2の中心軸2Cに沿ってワーク2の軸孔3内に導かれたレーザビームLを反射して、各後方横孔5内の横孔ミラー22aに入射させる。軸孔ミラーユニット21は、軸孔ミラー棒25と軸孔ミラー棒駆動部26と、によって構成されている。軸孔ミラー棒25は、ワーク2の軸孔3の内径よりも小さい外径を有する細長い棒であって、先端に軸孔ミラー25aを有する。軸孔ミラー25aは、軸孔ミラー棒25の長手方向に沿って入射したレーザビームLを軸孔ミラー棒25の長手方向に対して直角に反射するように形成されている。軸孔ミラー棒駆動部26は、軸孔ミラー棒25を支持し、軸孔ミラー棒25を移動させる。ここで、「移動」には、回転移動及び進退移動の少なくとも何れか一方又は両方を含む。
ステップ200:ワーク浸漬
先ず、ワーク2を水槽に浸漬させる。このとき、ワーク2の中心軸2Cが水平となるような姿勢でワーク2を水槽に浸漬させる。
ステップ210:ワーク位置決め
次に、図示しないワーク位置決め装置を用いて、4つの後方横孔5のうち何れか1つの後方横孔5が横孔ミラーユニット20と対向するように、ワーク2を位置決めする。ここで、位置決めには、ワーク2を上下方向に移動させること、ワーク2を水平方向に移動させること、ワーク2を中心軸2Cまわりに回転させること、を含む。以下、加工対象とする後方横孔5を対象後方横孔5とも称する。
ステップ220:横孔ミラー配置
次に、図8に示すように、対象後方横孔5の外側開口5bから横孔ミラー棒22を挿入し、横孔ミラー棒22の横孔ミラー22aを対象後方横孔5の中に配置する。このとき、対象後方横孔5の外側開口5b近傍においてワーク2の外周面2bに滑り軸受24を予め配置しておく。そして、滑り軸受24を通して横孔ミラー棒22を挿入することにより、横孔ミラー棒22の中心軸と、対象後方横孔5の中心軸を安定的に一致させることが可能となる。
ステップ230:軸孔ミラー配置
次に、ワーク2の軸孔3に軸孔ミラー棒25を挿入し、軸孔ミラー棒25の軸孔ミラー25aをワーク2の軸孔3の中に配置する。具体的には、軸孔ミラー棒25の軸孔ミラー25aを対象後方横孔5の真下に配置する。また、軸孔ミラー25aが上向きとなるように軸孔ミラー25aを配置する。更に具体的には、ワーク2の軸孔3の長手方向に沿ってワーク2の軸孔3に入射したレーザビームLが軸孔ミラー25aで直角に反射して横孔ミラー22aに入射するように軸孔ミラー25aを配置する。
ステップ240:レーザビーム照射
次に、レーザ発信器にレーザビームLを出力させる。すると、レーザ発信器から出力されたレーザビームLは、ワーク2の長手方向における軸孔3の開口から軸孔3内に入射し、軸孔ミラー棒25の軸孔ミラー25aと横孔ミラー棒22の横孔ミラー22aでこの記載順に反射して、後方横孔5の内面5pに対して垂直に照射される。このように、後方横孔5の内面5pに対してレーザビームLが垂直に照射されるので、レーザビームLのビームスポットのスポット径を小さくすることができ、効率よくレーザピーニングにより加工できるようになる。
ステップ250:横孔ミラー移動
次に、レーザビームLのビームスポットを移動させるべく、横孔ミラー棒駆動部23により横孔ミラー棒22の横孔ミラー22aを移動させる。例えば、横孔ミラー棒22を回転させれば、ビームスポットを内面5pの周方向に移動させることができる。また、例えば、横孔ミラー棒22を横孔ミラー棒22の長手方向に進退させれば、ビームスポットを内面5pの中心軸方向に移動させることができる。このように、横孔ミラー棒22を回転させたり進退させたりするだけでレーザビームLの内面5pにおけるビームスポットを自在に移動させることができるので、ワーク2全体を回転させたり移動させたりする場合と比較して、加工時間を短縮化することができるし、ビームスポットの位置決め精度も容易に確保できるようになる。
ステップ260:判定1
図2に示す領域a1及び領域a2に対してレーザピーニングによる加工が完了したか判定し、まだ完了していなかったら(S260:NO)、処理をS250に戻してレーザピーニングによる加工を継続する。既に完了していたら(S260:YES)、処理をS270に進める。
ステップ270:判定2
4つの後方横孔5のすべてに対して所望のレーザピーニングが完了したか判定し、まだ完了していなかったら(S270:YES)、処理をS220に戻して、残りの後方横孔5に対するレーザピーニングによる加工を継続する。既に完了していたら(S270:NO)、処理を終了する。
ここで、加工対象を切り替えることについて説明する。即ち、横孔ミラー棒22をワーク2から引き抜き、ワーク2を長手方向に進退させる。これにより、未加工の後方横孔5が横孔ミラーユニット20と対向することになる。
以上に、本願発明の好適な実施形態を説明したが、上記実施形態は、以下の特徴を有する。
即ち、中空円柱体であるワーク2は、中空円柱体の内部空間であって中空円柱体の長手方向に延びる軸孔3と、ワーク2の内周面2a及び外周面2bに開口する前方横孔4と、を有する。ワーク2の前方横孔4の内面4pにレーザピーニングにより残留圧縮応力を付与することでシャフト1(部品)を製造する方法は、配置ステップ(S120)と照射ステップ(S130-S140)を有する。配置ステップでは、前方横孔4の中に横孔ミラー14aを配置する。照射ステップでは、前方横孔4の内側開口4a及び外側開口4bのうち何れか一方から、横孔ミラー14aに向けてレーザビームLを照射し、レーザビームLを横孔ミラー14aで反射させることで、レーザビームLを前方横孔4の内面4pに照射する。以上の方法によれば、前方横孔4の内面4pのうち外周面2bから離れた部分にも効率よく残留圧縮応力を付与することができる。後方横孔5についても同様である。
また、照射ステップにおいては、横孔ミラー14aを前方横孔4の中心軸まわりに回転させるか、又は、横孔ミラー14aを前方横孔4の中心軸に沿って移動させる(S140)。以上の方法によれば、レーザピーニングを実施する箇所を変更するためにワーク2自体を回転させる必要がなくなるので、シャフト1の製造に要する時間を短縮することができる。後方横孔5についても同様である。
照射ステップにおいては、レーザビームLを前方横孔4の内面4pのうち、少なくとも、外周面2bから前方横孔4の内径4d(最小内径分)だけ径方向内方に離れた領域a2に照射する。以上の方法によれば、前方横孔4の内面4pのうち外周面2bから大きく離れた部分に残留圧縮応力が付与されることになる。後方横孔5についても同様である。
また、図4に示すように、照射ステップにおいては、前方横孔4の内側開口4a及び外側開口4bのうち外周面2bにおける外側開口4bから、横孔ミラー14aに向けてレーザビームLを照射する。以上の方法によれば、横孔ミラー14aに向けてレーザビームLを外側から照射することができる。
ワーク2が、前方横孔4と軸孔3の中心軸2Cを挟んで反対側に形成され、前方横孔4の中心軸と同一の中心軸を有し、ワーク2の内周面2a及び外周面2bに開口する前方横孔4(対向孔)を更に有する場合は、配置ステップにおいては、先端に横孔ミラー14aを有する棒状の横孔ミラー棒14を後者の前方横孔4の外周面2bにおける外側開口4bから前者の前方横孔4に向かって挿入することで、前者の前方横孔4の中に横孔ミラー14aを配置する。以上の方法によれば、容易に、前者の前方横孔4の中に横孔ミラー14aを配置することができる。
また、図7及び図8に示すように、照射ステップにおいては、後方横孔5の内側開口5a及び外側開口5bのうち内周面2aにおける内側開口5aから、横孔ミラー22aに向けてレーザビームLを照射する。以上の方法によれば、横孔ミラー22aに向けてレーザビームLを内側から照射することができる。
配置ステップにおいては、更に、軸孔3の中に軸孔ミラー25aを配置し、照射ステップにおいては、ワーク2の長手方向における軸孔3の開口から軸孔ミラー25aに向けてレーザビームLを照射し、レーザビームLを軸孔ミラー25aと横孔ミラー22aをこの記載順に反射させることで、レーザビームLを後方横孔5の内面5pに照射する。以上の方法によれば、簡素な構成で、横孔ミラー22aに向けてレーザビームLを内側から照射することができる。
配置ステップにおいては、先端に軸孔ミラー25aを有する棒状の軸孔ミラー棒25をワーク2の長手方向における軸孔3の開口から軸孔3に挿入することで、軸孔3の中に軸孔ミラー25aを配置する。以上の方法によれば、容易に、軸孔3の中に軸孔ミラー25aを配置することができる。
配置ステップにおいては、先端に横孔ミラー22aを有する棒状の横孔ミラー棒22を後方横孔5の外周面2bにおける外側開口5bから挿入することで、後方横孔5の中に横孔ミラー22aを配置する。以上の方法によれば、容易に、後方横孔5の中に横孔ミラー22aを配置することができる。
横孔ミラー14a及び横孔ミラー22aは、凹面鏡としてもよい。以上の方法によれば、前方横孔4及び後方横孔5の内面4p及び内面5pにおけるビームスポットのスポット径を効果的に小さくすることができる。
1 シャフト
2 ワーク
2a 内周面
2b 外周面
2C 中心軸
3 軸孔
4 前方横孔
4 対象前方横孔
4a 内側開口
4b 外側開口
4d 内径
4p 内面
5 後方横孔
5 対象後方横孔
5a 内側開口
5b 外側開口
5p 内面
10 水槽
11 レーザ発信器
12 レンズ
13 横孔ミラーユニット
14 横孔ミラー棒
14a 横孔ミラー
15 横孔ミラー棒駆動部
16 滑り軸受
20 横孔ミラーユニット
21 軸孔ミラーユニット
22 横孔ミラー棒
22a 横孔ミラー
23 横孔ミラー棒駆動部
24 滑り軸受
25 軸孔ミラー棒
25a 軸孔ミラー
26 軸孔ミラー棒駆動部
100 製造装置
101 製造装置
a1 領域
a2 領域
L レーザビーム

Claims (8)

  1. 中空円柱体であって、前記中空円柱体は、前記中空円柱体の内部空間であって前記中空円柱体の長手方向に延びる軸孔と、前記中空円柱体の内周面及び外周面に開口する横孔と、を有する前記中空円柱体の、前記横孔の内面にレーザピーニングにより残留圧縮応力を付与することで部品を製造する方法であって、
    前記横孔の中に横孔ミラーを配置する配置ステップと、
    前記横孔の2つの開口のうち何れか一方から、前記横孔ミラーに向けてレーザビームを照射し、前記レーザビームを前記横孔ミラーで反射させることで、前記レーザビームを前記横孔の前記内面に照射する照射ステップと、
    を含み、
    前記照射ステップにおいては、前記横孔の2つの開口のうち前記外周面における開口から、前記横孔ミラーに向けて前記レーザビームを照射し、
    前記中空円柱体が、前記横孔と前記軸孔の中心軸を挟んで反対側に形成され、前記横孔の中心軸と同一の中心軸を有し、前記中空円柱体の前記内周面及び前記外周面に開口する対向孔を更に有する場合は、
    前記配置ステップにおいては、先端に前記横孔ミラーを有する棒状の横孔ミラー棒を前記対向孔の前記外周面における開口から前記横孔に向かって挿入することで、前記横孔の中に前記横孔ミラーを配置する、
    部品の製造方法。
  2. 中空円柱体であって、前記中空円柱体は、前記中空円柱体の内部空間であって前記中空円柱体の長手方向に延びる軸孔と、前記中空円柱体の内周面及び外周面に開口する横孔と、を有する前記中空円柱体の、前記横孔の内面にレーザピーニングにより残留圧縮応力を付与することで部品を製造する方法であって、
    前記横孔の中に横孔ミラーを配置する配置ステップと、
    前記横孔の2つの開口のうち何れか一方から、前記横孔ミラーに向けてレーザビームを照射し、前記レーザビームを前記横孔ミラーで反射させることで、前記レーザビームを前記横孔の前記内面に照射する照射ステップと、
    を含み、
    前記照射ステップにおいては、前記横孔の2つの開口のうち前記内周面における開口から、前記横孔ミラーに向けて前記レーザビームを照射する、
    部品の製造方法。
  3. 請求項2に記載の製造方法であって、
    前記配置ステップにおいては、更に、前記軸孔の中に軸孔ミラーを配置し、
    前記照射ステップにおいては、前記中空円柱体の長手方向における前記軸孔の開口から前記軸孔ミラーに向けて前記レーザビームを照射し、前記レーザビームを前記軸孔ミラーと前記横孔ミラーをこの記載順に反射させることで、前記レーザビームを前記横孔の前記内面に照射する、
    部品の製造方法。
  4. 請求項3に記載の製造方法であって、
    前記配置ステップにおいては、先端に前記軸孔ミラーを有する棒状の軸孔ミラー棒を前記中空円柱体の長手方向における前記軸孔の開口から前記軸孔に挿入することで、前記軸孔の中に前記軸孔ミラーを配置する、
    部品の製造方法。
  5. 請求項3又は4に記載の製造方法であって、
    前記配置ステップにおいては、先端に前記横孔ミラーを有する棒状の横孔ミラー棒を前記横孔の前記外周面における開口から挿入することで、前記横孔の中に前記横孔ミラーを配置する、
    部品の製造方法。
  6. 請求項1から請求項5までの何れかに記載の製造方法であって、
    前記横孔ミラーは、凹面鏡とする、
    部品の製造方法。
  7. 請求項1から請求項6までの何れかに記載の製造方法であって、
    前記照射ステップにおいては、前記横孔ミラーを前記横孔の中心軸まわりに回転させるか、又は、前記横孔ミラーを前記横孔の中心軸に沿って移動させる、
    部品の製造方法。
  8. 請求項1から請求項7までの何れかに記載の製造方法であって、
    前記照射ステップにおいては、前記レーザビームを前記横孔の前記内面のうち、少なくとも、前記外周面から前記横孔の最小内径分だけ径方向内方に離れた領域に照射する、
    部品の製造方法。
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