JP6443874B2 - 光ファイバ用被覆除去システム - Google Patents

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Description

本発明の分野は、一般に、光ファイバに関し、特に、例えば光ファイバへのコネクタの取り付けを可能にするための光ファイバの前処理中、ガラス光ファイバを覆っているポリマー被膜又は被覆を除去するシステムに関する。
〔関連出願の説明〕
本願は、2013年5月10日に出願された米国特許出願第13/891,691号(発明の名称:Apparatus and Method for Laser Coating Stripping and End Cutting of Optical Fiber)の優先権主張出願であり、この米国特許出願を参照により引用し、その記載内容全体を本明細書の一部とする。
光ファイバの利点としては、帯域幅が極めて広いこと及び動作が低ノイズであることが挙げられる。2つの相互接続場所相互間で高い帯域幅が必要とされる場合、光ファイバコネクタを備えた光ファイバケーブルが情報をこれら相互接続場所相互間でやり取りするために使用される場合がある。光ファイバコネクタは又、保守及びアップグレードが行われる場合、光ファイバケーブルを相互接続場所に都合良く脱着するために使用される場合がある。
光ファイバコネクタの各々は、フェルールを含むフェール組立体を有する場合がある。フェルールは、幾つかの目的を有する。フェルールは、光ファイバを挿通状態で支持すると共に保護するフェルールボアと呼ばれる内部通路を備えている。フェルールボアは又、フェルールの端面のところに開口部を有する。この開口部は、光ファイバの端部分の光学的表面をこれが相補コネクタの別の光ファイバの端部分に軸合わせするよう配置可能な場所である。光ファイバの端部分は、光ファイバの光学的コアが互いに通信することができるよう光接続部を構成するよう正確に軸合わせされることが必要である。
光ファイバは、典型的には、保護ポリマー被覆によって包囲されたガラスファイバ(例えば、クラッディング及びコア)を有し、保護ポリマー被覆は、幾つかの理由で、フェルール内に配置される前にガラスファイバから除去される。1つの理由は、ポリマー被覆が変位クリープ又は破損なく、光ファイバコネクタの使用中、経時的に受ける周期的張力に耐えるようフェルールボアに取り付けられることが必要な頑丈な機械的特性を目下備えていないことにある。別の理由は、光ファイバが被覆を除去しないでガラスファイバをフェルールボア内に正確に配置することができるのに十分な精度でポリマー被覆内に心出しされていないということにある。
ポリマー被覆を光ファイバの端部分から除去するのに種々の方法、即ち高温ガス被膜除去(ストリッピング又は剥ぎ取り)、機械的被覆除去、化学的被覆除去及びレーザ被覆除去が利用できる。これらの方法の全てには欠点がある。高温ガス被覆除去は、被覆を溶融させて除去するためにガス(例えば、窒素又は空気)の加熱ジェットを用いるが、相当なデブリが生じる場合が多い。高温ガス被覆除去方式は又、ポリマー被覆を不完全に蒸発させる場合があると共に/或いはファイバコアに密接して位置する熱過敏性材料をオーバーヒートさせる場合がある。
光ファイバの機械的被覆除去では、電線の機械的皮むき又は被覆除去に類似していると言えるように金属又はポリマーで作られた剥ぎ取りブレードの鋭利なという程度に準じるほど鋭利なエッジでガラスファイバからポリマー被覆材料を物理的に除去する。しかしながら、動作環境において必要に応じて消費材を点検して交換するのに時間のかかる手順を必要とする機械的被覆除去は、光ファイバを損傷させる場合があり、多岐にわたる消費材(例えば、剥ぎ取りブレード)が必要なので問題を生じる場合がある。光ファイバの化学的被覆除去は、光ファイバのガラス部分からポリマー被覆を溶解させるために化学薬品を用いるが、これら化学薬品は、環境を保護するための多岐にわたる手順及び作業員を保護するための安全手段を必要とする。
レーザ被覆除去は、気化又は溶発(アブレーション)プロセスを用いてポリマー被覆をガラス光ファイバから除去するために1本又は2本以上のレーザビームを利用する。図1に示されているように、レーザ被覆除去は、レーザ劈開に先立って被覆を光ファイバ16のガラス部分14から溶発させるためにレーザビーム10を含むのが良い。レーザビーム10は、光ファイバに直接入射しても良く又は複合レフレクタ18により光ファイバ16上に集束されても良い。しかしながら、従来型レーザ被覆除去技術は、例えば光ファイバを弱体化させるという問題を生じる場合があり、その結果、かかる弱体化光ファイバは、光ファイバコネクタに用いられた場合に受ける引張り応力に耐えるのが困難である。さらに、従来型レーザ技術は又、遅すぎる場合があり、それによりレーザに対する光ファイバの物理的運動が必要である。従来型レーザ被覆除去技術は又、被覆を光ファイバから十分に除去できない場合があり、したがって、不適切に除去された被覆部分が光ファイバを光ファイバコネクタのフェルール中に挿入するのを妨害する場合がある。さらに、従来型レーザ処理技術は又、広いフットプリントを有し、レーザ劈開機械と組み合わせると、費用の高くつく製造空間の広い領域を占有する。
光ファイバの引張り強度を保つ被覆除去システム及び方法が要望されている。このシステム及び方法は、光ファイバに対する損傷の恐れを最小限に抑えながら被覆を光ファイバから一様に除去すべきである。このシステム及び方法は、高価な消費材又は化学薬品を必要とせず、しかも広い製造フットプリントを要しないものとする。
本明細書において開示する実施形態は、光ファイバ用の被覆除去システムを含む。関連方法及びこれら方法により処理される光ファイバ並びに被覆除去システムも又開示される。光ファイバがクラッディング(クラッドともいう)及びコアを備えたガラスファイバを含み、このガラスファイバは、光ファイバの光学的性能には寄与しない保護被膜によって包囲されている。光ファイバの端部分のところの被覆を除去することによって、端部分を正確に位置決めして信頼性のある光通信を可能にするよう固定できる。レーザビームを保護被膜のところに方向付け又は差し向けて1回又は2回以上の溶発、溶融、気化及び/又は熱分解プロセスによって保護被膜を除去するのが良い。また、光ファイバをオプションとして劈開しても良い。このようにすると、光ファイバの引張り強度の少なくとも50パーセントを保った状態で被覆を効率的に除去することができる。
一実施形態では、ポリマー被覆を光ファイバのガラス部分から除去する方法が開示される。この方法は、張力を張力発生器により光ファイバに加えるステップを含む。この方法は、レーザビームを光ファイバの標的被覆除去部分のところの光ファイバのポリマー被覆に方向付け又は差し向けるステップを更に含む。この方法は、張力を光ファイバに加えた状態でポリマー被覆をレーザビームにより除去して剥ぎ取り部分を作るステップを更に含む。このようにすると、光ファイバの引張り強度を被覆が除去されているときに大部分保存することができる。
別の実施形態では、光ファイバの端部分をレーザにより前処理する方法が開示される。この方法は、レーザからレーザビームを放出するステップを含む。この方法は、制御システムにより光ファイバの光軸を横切ってレーザビームを繰り返し角度θで偏向させて少なくとも2つの組をなすレーザスキャンを形成することによって光ファイバの端部分から被覆の少なくとも一部分を除去するステップを更に含む。この方法は又、レーザビームを制御システムにより方向付けてレーザスキャンの少なくとも2つの組に属するそれぞれのスキャンを複数の半径方向位置のところで光ファイバの光軸と交差するよう位置決めすることによって光ファイバの端部分から被覆の少なくとも一部分を除去するステップを更に含み、複数の半径方向位置は、光ファイバの周囲に沿って等間隔で分布して又は実質的に等間隔で分布して配置される。このようにすると、広い有用な製造空間を必要とする広いフットプリントを備えた複雑な多レーザシステムなしで被覆を除去することができる。
コネクタ接続型光ファイバ組立体も又開示される。コネクタ接続型光ファイバ組立体は、フェルールを含む。コネクタ接続型光ファイバ組立体は、フェルールに結合された光ファイバを更に含む。光ファイバは、ポリマー被覆によって覆われた第1の長さ方向部分を有する。光ファイバは、第2の長さ方向部分を更に有し、ポリマー被覆は、光ファイバの第2の長さ方向部分の外面の少なくとも95パーセント上には存在しない。光ファイバの第2の長さ方向部分に隣接して第1の長さ方向部分に被着されたポリマー被覆の微細構造がポリマー被覆の厚さが第2の長さ方向部分に対する近接性の関数として第2の長さ方向部分の方へ減少するようテーパしている。第2の長さ方向部分のガラスの引張り強度と第1の長さ方向部分のガラスの引張り強度の比は、少なくとも0.5である。このようにすると、コネクタ接続型光ファイバケーブル組立体は、使用中、張力の繰り返しに対して高い耐性を示すことができ、それにより低い減衰量を呈することができる。
追加の特徴及び追加の利点が以下の詳細な説明に記載され、部分的には、かかる説明から当業者には容易に明らかであり又は以下の詳細な説明、特許請求の範囲の記載並びに添付の図面を含む本明細書によって説明する実施形態を実施することによって認識されよう。
上述の概要的説明及び以下の詳細な説明の両方は、実施形態を提供し、開示内容の性格及び性状を理解するための概観又は思想の枠組みを提供するようになっていることが理解されるべきである。添付の図面は、それ以上の理解を提供するために本願に含まれており、本明細書に組み込まれてその一部をなす。図面は、種々の実施形態を示しており、説明と一緒になって、開示する技術的思想の原理及び動作を説明するのに役立つ。
当該技術分野において知られているように放物面鏡で反射された後、光ファイバの周囲の一部分に直接入射し、周囲の第2の部分に間接的に入射するレーザビームによって光ファイバの外部被覆を窓式除去する例示の装置の光ファイバに関する軸方向図である。 被覆除去及び劈開のために本明細書において開示するレーザ前処理システムを利用して光ファイバの端部分のところにビュレットノーズ(弾丸頭部)形状を作るよう劈開された光ファイバ及び光ファイバの端部分から除去される被覆層を有する例示の光ファイバケーブルの側面図である。 ビュレットノーズ形状を示す図2Aの光ファイバの端部分の拡大側面図である。 レーザ前処理システム内の光ファイバの正面軸方向図であり、レーザビームによって形成される少なくとも2つの組をなすレーザスキャンを光ファイバの光軸を横切って偏向してこれらレーザスキャンを光ファイバの被覆を除去するために別々の半径方向位置のところに方向付けているときにレーザビームによって形成される少なくとも2つの組をなすレーザスキャンの例示の経路を示す図である。 組をなすレーザスキャンを光ファイバの光軸を横切って偏向させているときのレーザビームの例示の軌道を示す図3Aのレーザ前処理システム内の光ファイバの平面図である。 図3Aのレーザ前処理システム内の光ファイバの正面軸方向図であり、スポットサイズを有するレーザビームが3つの半径方向位置からそれぞれ光ファイバの光軸を横切って走査されている状態を示す図である。 図3Aのレーザ前処理システム内の光ファイバの正面軸方向図であり、スポットサイズを有するレーザビームが3つの半径方向位置からそれぞれ光ファイバの光軸を横切って走査されている状態を示す図である。 図3Aのレーザ前処理システム内の光ファイバの正面軸方向図であり、スポットサイズを有するレーザビームが3つの半径方向位置からそれぞれ光ファイバの光軸を横切って走査されている状態を示す図である。 図3B‐1のレーザスキャンの組の各組のためのレーザビームの有効焦点距離のグラフ図である。 光ファイバの周囲に沿って入射する4つのパスに関する図3B‐1の3つの組をなすレーザスキャンに関するレーザビームのエネルギー強度のグラフ図であり、1回のパスごとの変化しているエネルギー強度及びパスの各々についての光ファイバの周囲に沿う一様な又は実質的に一様なエネルギー強度を示す図である。 被覆除去中における引張り強度の百分率として光ファイバの保持されるパーセント引張り強度と光ファイバに加えられる張力の関係を表す図である。 図3A及び図3B‐1のレーザスキャンの組を半径方向位置から光ファイバの光軸を横切って偏向させることによって光ファイバの端部分を前処理するレーザ前処理システムの略図である。 図4Aのレーザ前処理システムの多機能固定具の左側面図である。 図4Aのレーザ前処理システムの多機能固定具の平面図である。 図4Aのレーザ前処理システムの多機能固定具の正面図である。 図4Aのレーザ前処理システムの多機能固定具の背面図である。 図4Aのレーザ前処理システムの多機能固定具の上から見た斜視図である。 光ファイバの被覆が図4Aのレーザ前処理システムにより除去された光ファイバの引張り強度データのワイブル分布図であり、従来型高温ガス及び機械的被覆除去プロセスを用いて光ファイバの被覆が除去されたこれら光ファイバからの引張り強度データと比較した場合の引張り強度に関する利点を示す図である。 被覆の大部分が例示の光ファイバのガラス部分から除去された状態の例示の光ファイバの側面図である。 当該技術分野において知られているように機械的被覆除去プロセスを用いて被覆が例示の光ファイバのガラス部分から部分的に除去された状態の例示の光ファイバの側面図である。 図4Aのレーザ前処理システムを用いて被覆が端部分から除去された状態の例示の光ファイバの側面図であり、光ファイバの物理的特性を示す図である。 図3Aのレーザ前処理システム内の光ファイバの正面軸方向図であり、光ファイバを劈開するために用いられるレーザ劈開スキャンの少なくとも2つの劈開組を示す図である。 図9Aのレーザ前処理システム内の光ファイバの平面図であり、光ファイバを劈開するためのレーザビームの例示の軌道を示す図である。 十分には劈開されていない光ファイバの側面図であり、劈開中、張力下にある光ファイバを劈開するのに通常十分であるエネルギー暴露量が張力下にない光ファイバを劈開するには不十分なことがある場合を示す図である。 光ファイバの端部分の側面図であり、張力が加えられておらず、パスの回数を単に増やすことによって光ファイバの端部分が非対称に形成される場合を示す図である。 図4Bの多機能固定具の異なる実施形態のうちの1つの左側面図であり、モータと力計器の組み合わせとしての張力発生器の実施形態を示す図である。 図4Bの多機能固定具の異なる実施形態の別の1つの左側面図であり、トルクモータとしての張力発生器の実施形態を示す図である。 図4Bの多機能固定具の異なる実施形態の別の1つの左側面図であり、空気圧シリンダ実施形態を示す図である。 図4Bの多機能固定具の異なる実施形態の別の1つの左側面図であり、おもり・プーリシステムとしての張力発生器の実施形態を示す図である。 図4Bの多機能固定具の異なる実施形態の別の1つの左側面図であり、おもり・レバーアームシステムとしての張力発生器の互いに異なる実施形態を示す図である。 例示の光ファイバコネクタサブアセンブル(「コネクタ」)の斜視図である。 図12のコネクタの分解組み立て側面図である。 例示のコネクタ接続型光ファイバケーブル組立体を形成する図2Aの光ファイバケーブル及び図12のコネクタの断面側面図であり、光ファイバケーブルの光ファイバがコネクタのフェルールに結合されている状態を示す図である。 光ファイバの端部分をレーザ前処理する例示の方法の流れ図である。 図4Aのレーザ前処理システムの別の実施形態である変形例としてのレーザ前処理システム内の光ファイバの正面軸方向図であり、レーザビームによって形成される少なくとも2つの組をなすレーザスキャンを光ファイバの光軸を横切って偏向してこれらレーザスキャンを光ファイバの被覆を除去するために別々の半径方向位置のところに方向付けているときにレーザビームによって形成される少なくとも2つの組をなすレーザスキャンの例示の経路を示す図である。 図16Aのレーザ前処理システム内の光ファイバの平面図であり、レーザビームの例示の軌道を示す図である。
次に、実施形態を詳細に参照し、これら実施形態の例が添付の図面に示されており、添付の図面には、全てではないが幾つかの特徴が示されている。確かに、本明細書において開示する実施形態は、多種多様な形態で具体化できるので、本発明は、本明細書に記載した実施形態に限定されるものとは解されてはならず、これとは異なり、これら実施形態は、この開示内容が該当する法的要件を満足させるよう提供されている。可能な場合にはいつでも、同一の参照符号は、同一のコンポーネント又は部分を示すために用いられる。
本明細書において開示する実施形態は、光ファイバ用の被覆除去システムを含む。関連方法及びこれら方法により処理される光ファイバ並びに被覆除去システムも又開示される。光ファイバがクラッディング(クラッドともいう)及びコアを備えたガラスファイバを含み、このガラスファイバは、光ファイバの光学的性能には寄与しない保護被膜によって包囲されている。光ファイバの端部分のところの被覆を除去することによって、端部分を正確に位置決めして信頼性のある光通信を可能にするよう固定できる。レーザビームを保護被膜のところに方向付け又は差し向けて1回又は2回以上の溶発、溶融、気化及び/又は熱分解プロセスによって保護被膜を除去するのが良い。また、光ファイバをオプションとして劈開しても良い。このようにすると、光ファイバの引張り強度の少なくとも50パーセントを保った状態で被覆を効率的に除去することができる。
ポリマー被覆のレーザ被覆除去に関し、従来型レーザ被覆除去技術は、光ファイバのガラス部分の引張り強度を減少させる場合のあることが判明した。例えば、光ファイバのガラス部分は、10.6ミクロンの波長で動作する連続波又はパルスレーザによるポリマー被覆の除去後、その引張り強度の50パーセント以上失う場合がある。本出願人は、かかる従来型レーザ被覆除去技術中におけるガラスによるレーザ出力の吸収が光ファイバのガラス部分を損傷させ、したがって弱体化させると確信している。被覆を除去するために光ファイバの周囲に沿って等間隔で分布して配置された互いに異なる半径方向から光ファイバの光軸を横切ってレーザビームを走査することと組み合わせて、レーザ被覆除去中に張力を光ファイバに加えることによって、ポリマー被覆を除去した後、光ファイバの引張り強度を大部分保つことができるという知見を得た。さらに、種々の半径方向位置から光ファイバに入射するレーザスキャンにより光ファイバを照射することにより、光ファイバの周囲に沿って一様な又は実質的に一様なエネルギー強度を生じさせることができるということが判明した。一様な又は実質的に一様なエネルギー強度は、もしそのように構成していなければ光ファイバの周囲周りの非一様な熱吸収によって生じる熱応力を最小限に抑えると共に更に光ファイバの引張り強度を良好に保持するのに役立ち得る。この方式により、ユーザは、レーザビームのスポットサイズ及びレーザ出力を制御して光ファイバの被覆がレーザエネルギーの大部分を吸収するようにさせ、それによりシリカ(ガラス)によって吸収されるレーザエネルギーを最小限に抑えながら除去するエネルギー密度を得ることができる。このように、レーザ被覆除去ファイバの高引張り強度が達成できる。さらに、被覆除去プロセス中、張力を光ファイバに加えることによって、光ファイバの平均引張り強度を一段と高める一方で、引張り強度のばらつきを減少させることができるという知見を得た。
光ファイバを被覆除去すると共に劈開する種々の方式の概要を説明する前に、先ず最初にレーザシステムにより被覆除去されて劈開される光ファイバについて説明する。変形実施形態を説明する前に、次に、これら種々の方式を具体化するためのレーザ前処理システムについて詳細に説明する。このやり方と一致して、図2A及び図2Bは、光ファイバ22を有する例示の光ファイバケーブル20を示す側面図及び拡大側面図である。例示の実施形態によれば、光ファイバ22は、電磁放射線(例えば、光)の伝送による高速データ通信を可能にするよう構成されたガラス光ファイバである。幾つかのかかる実施形態では、光ファイバ22は、ガラスコア及びガラスクラッディングを含むガラス部分24を有するゲルマニウムドープシリカガラスファイバである。光ファイバ22は、シングルモード又はマルチモードファイバであるのが良く、又、標準型ファイバ又は曲げ不敏感性ファイバ(例えば、ニューヨーク州コーニング所在のコーニング・インコーポレイテッド(CORNING INCORPORATED)から市販されているCLEARCURVE(登録商標)ファイバ又は別の光ファイバ)であるのが良い。
例示の実施形態によれば、光ファイバ22は、ガラス部分24の外部に位置する被膜又は被覆26を有する。幾つかの実施形態では、被覆26は、ポリマー、例えばアクリル樹脂、UV硬化ウレタンアクリレート複合材、20層ポリマー被覆又は他の被覆で作られている。被覆26は、ガラス部分24に機械的に結合(例えば、接着)されるのが良く、それにより、光ファイバ22のクラディングと直接的な接触状態にあるのが良い。例示の実施形態によれば、ガラス部分24そのものの直径D1は、約125ミクロンであり、被覆26付きの光ファイバ22の直径D2は、約250ミクロンである。被覆26は、第1の長さ方向部分28に沿って設けられるのが良く、この被覆は、光ファイバ22のカラーコードに対応した色素を含むのが良く又はこれによって更に覆われるのが良い。光ファイバケーブル20の光ファイバ22は、第2の長さ方向部分30を含むのが良く、この第2の長さ方向部分では、被覆26は、ガラス部分24の外面32の少なくとも90パーセント上には存在していない。光ファイバ22の端部分40がビュレットノーズ形状42を有するのが良い。ビュレットノーズ形状42は、光軸A1と直交した断面を有するのが良く、かかる断面は、光軸A1回りに同心であり又は実質的に同心であり、端部分43まで光軸A1に沿ってテーパしている。このようにすると、第2の長さ方向部分30は、フェルール36のフェルールボア34を通って容易に挿入されてフェルール36に対して正確に配置されるよう利用でき、それにより図12に関するこの開示内容の終わりの近くで説明するように光接続が確立される。注目されるように、ビュレットノーズ形状42は、光接続を確立することができる前に最終の形状、例えば扁平な形状に処理されるのが良い。
引き続き図2A及び図2Bを参照すると、例示の実施形態によれば、光ファイバ22は、バッファ44、例えばバッファチューブ(例えば、ポリエチレン、ポリウレタン)によって更に包囲されている。光ファイバ22は、タイトバッファー型のものであるのが良く、バッファ44は、光ファイバ22に直接取り付けられている。他の実施形態では、光ファイバ22は、ルースチューブバッファ型であり、この場合、かかる光ファイバ22のうちの1本又は2本以上は、44を通ってルーズに貫通し、抗張力部材、止水グリース、止水ヤーン、給水パウダ及び/又は他のコンポーネントと共にバッファ44内に設けられるのが良い。
例示の実施形態によれば、光ファイバ22及びバッファ44は、光ファイバケーブル20のジャケット46によって包囲されている。ジャケット46は、ポリマー材料(例えば、ポリエチレン)から成るのが良く、このジャケットをバッファ44及び光ファイバ22の周りに押し出すのが良く、それによりジャケット46の内部に対するバリヤが形成される。幾つかの実施形態では、抗張力部材が光ファイバケーブル20に引張り強度を提供すると共に/或いは他の理由で、例えば光ファイバケーブル20に関して曲げ方向優先度をもたらすためにジャケット46内に埋め込まれ又はこれによって包囲されている。ジャケット46は、断面が丸形、長円形又は他の形状のものであって良く、このジャケットは、光ファイバ22のうちの1本又は2本以上及びバッファ44のうちの1本又は2本以上、例えば各々が12本の光ファイバを収容した6本のバッファチューブを収容するのが良く、この場合、バッファチューブは、スチールワイヤ又はガラス繊維強化プラスチックの中央抗張力部材の周りに撚られている。他の実施形態では、光ファイバ22は、バッファ44及び/又はジャケット46によって包囲されないのが良い場合がある。
光ファイバ22の端部分40のところの被覆26を除去するため、第2の長さ方向部分30内に位置した被覆26は、光ファイバ22の引張り強度を保持するための一方式として光ファイバ22の周囲に沿う一様な又は実質的に一様なレーザエネルギー強度で溶発され、溶融され、気化されると共に/或いは熱分解されることによって除去される。図3A及び図3B‐1は、それぞれ、レーザ前処理システム48内の光ファイバの正面軸方向図及び平面図であり、レーザスキャン54(l)〜58(q)の3つの組52(1)〜52(3)が光ファイバ22の被覆26を除去するために複数の半径方向a(1)〜a(3)から光ファイバ22の直径D2又はより一般的に言えば「幅」を横切って偏向されているときにレーザビーム60によって形成されるレーザスキャン54(l)〜54(n),56(l)〜56(p),58(l)〜58(q)の少なくとも2つの組52(1)〜52(3)の例示の経路50を示している。半径方向位置a(1)〜a(3)は、光ファイバ22の周囲に沿って等間隔で分布され又は実質的に等間隔で分布されている。本明細書で用いられる「実質的に等間隔で分布され」という表現は、半径方向位置a(1)〜a(3)の各々が15°以内の等間隔で分布して配置されることを意味している。注目されるように、2つ又は3つ以上の半径方向位置が可能であり、図3Aに示された実施形態では、半径方向位置a(1)〜a(3)の個数は、3であるのが良く、これら半径方向位置は、光ファイバ22の周囲に沿って等間隔で分布され又は実質的に等間隔で分布されて配置されるよう120°プラスマイナス15°だけ隔てられている。このようにすると、第2の長さ方向部分30を横切って被覆26を効率的に除去するよう一様な又は実質的に一様な累積的エネルギー強度を組52(1)〜52(3)によって光ファイバ22の周囲に沿って累積的にもたらすことができる。
具体的に説明すると、少なくとも2つの組52(1)〜52(3)のうちの組52(1)が光ファイバ22に方向付けられ、組52(1)は、第1の半径方向位置a(1)のところで光ファイバ22の光軸A1と交差する。組52(1)をレーザスキャン54(l)〜54(n)のうちの1つ又は2つ以上で光ファイバ22の光軸A1を横切って偏向させて光ファイバ22の周囲から被覆26の層の一部分62(1)を除去する。
さらに、少なくとも2つの組52(1)〜52(3)のうちの組52(2),52(3)を少なくとも1つのレフレクタ又は反射器64(1),64(2)に方向付けてこれを光ファイバ22の方へ反射させ、この場合、組52(2),52(3)は、それぞれ、対応の残りの半径方向位置a(2),a(3)のところで光ファイバ22の光軸A1と交差する。組52(2),52(3)をレーザスキャン56(l)〜56(p),58(l)〜58(q)のうちの1つ又は2つ以上で光ファイバ22の光軸A1を横切って偏向させて光ファイバ22の周囲から被覆26の部分62(2),62(3)を除去する。このようにすると、一様な又は実質的に一様な累積的エネルギー分布状態を光ファイバ22の周囲に沿って提供することができる。
レーザスキャン54(l)〜58(q)の配置を最適化するには多くの手法が存在する。レーザスキャン54(l)〜58(q)を光軸A1に対して45°〜90°の角度θ(シータ)をつけるのが良い。角度θ(シータ)は、好ましくは、第1の長さ方向部分28と第2の長さ方向部分30(図2A)との間に一様な移行部を提供するよう90°の角度をなして差し向けられているが、これよりも小さな値の角度θを用いても被覆除去を素早く行うよう光ファイバ22上におけるレーザスキャン54(l)〜58(q)の各々の滞留時間を最大にすることができる。組52(1)、組52(2)又は組52(3)のいずれかの中における隣り合うレーザスキャンであってもこれらを光軸A1に沿ってピッチ距離L1だけ隔てるのが良い。このようにすると、被覆26を光軸A1の方向に沿って光ファイバ22から徐々に除去することができ、ついには、第2の長さ方向部分30の長さL2分が完了する。ピッチ距離L1は、例えば、25ミクロン〜150ミクロンであるのが良く、好ましくは、50ミクロンである。しかしながら、ピッチ距離L1は、レーザスポットサイズDS(図3B‐2〜図3B‐4)、レーザ出力、出力密度、出力分布状態、波長及び他の要因に応じて様々であって良い。注目されるように、組52(1)〜52(3)は、次々と終えられても良く又は組52(1)〜52(3)を部分的に順次終えて組52(1)〜組52(3)がほぼ同時に完了するようにしても良い。さらに、長さL2は、例えば、120ミリメートルであるのが良い。長さL2は、意図した用途向きの光ファイバ22の要件に応じて120ミリメートルよりも長く又は短く設定可能である。
図3B‐2〜図3B‐4は、図3Aのレーザ前処理システム48内の光ファイバ22の正面軸方向図であり、それぞれ、半径方向位置a(1)〜a(3)から光ファイバ22の光軸A1を横切って走査されているスポットサイズDSを備えたレーザビーム60を示している。レーザスキャン54(l)〜54(n),56(l)〜56(p),58(l)〜58(q)の各々の一部分2・zは、光ファイバ22の直径D2と少なくともほぼ同じ幅のものであるのが良く、その結果、レーザビーム60の中心線CLは、光ファイバ22の直径D2又は幅を横切って延びるようになっている。このようにすると、レーザビーム60の一様な強度が半径方向位置a(1)〜a(3)の各々から光ファイバ22に入射することができる。注目されるように、レーザビーム60からの入射エネルギーは、光ファイバ22によって吸収され、これによって反射され又はこれを透過するレーザエネルギーを含む。
図3Cは、図4Bのレーザスキャン54(l)〜58(q)の少なくとも3つの組52(1)〜52(3)の各々に関するレーザビーム60の有効焦点距離のチャート又はグラフ図66である。有効焦点距離は、スポットサイズDSを定め、このスポットサイズは、光ファイバ22に入射するレーザビーム60のスポットサイズDSの直径の二乗に反比例するエネルギー強度を変化させるよう組52(1)〜52(3)の各々に関してレーザビーム60について変更可能である。スポットサイズDSとレーザ出力の両方は、被覆26を除去するためのエネルギー強度を提供すると共にガラス部分24(図2A)によって吸収されるレーザエネルギーを最小限に抑えるように調節可能である。一実施例では、組52(1)は、180ミリメートル有効焦点距離を利用するのが良く、組52(2),52(3)は、200ミリメートル有効焦点距離を使用するのが良い。具体的に説明すると、組52(1)に関するレーザビーム60の有効焦点距離は、好ましくは、レーザビーム60の源の近くに位置する光ファイバ22を補償するよう組52(2)〜52(3)に関する有効焦点距離よりも短いのが良い。それにより、半径方向位置a(1)〜a(3)から光ファイバ22に入射する組52(1)〜52(3)から同じ有効スポットサイズDSを得ることができる。それにより、図3Dのチャート68に示されているように0°から360°まで周囲に沿って実質的に一様な又は一様なエネルギー強度分布67(1)を得ることができ、この場合、本明細書において説明するように、エネルギー分布は、最大エネルギー強度から光ファイバ22の周囲全体にわたり20パーセント未満変化する場合がある。
レーザスキャン54(l)〜58(q)の組52(1)〜52(3)をレーザビーム60の単一の「パス」で一度だけ形成することができ又はレーザビーム60が光ファイバ22上のレーザスキャン54(l)〜58(q)を再トレースすることができる場合1回又は2回以上の「その後のパス」で再び形成することができる。一実施形態では、周囲全体にわたる平均入射エネルギー強度は、第1の又は最初のパス中、エネルギー強度分布67(1)について1平方センチメートル当たり5.5キロワットで始まり、第2のパス中、エネルギー強度分布67(2)について1平方センチメートル当たり3.9キロワットまで減少し、第3のパス中、エネルギー強度分布67(3)について1平方センチメートル当たり2.2キロワットまで減少し、そして、第4のパス中、エネルギー強度分布67(4)について1平方センチメートル当たり0.6キロワットまで減少する。このようにすると、被覆26を完全に除去するために高いエネルギーに光ファイバ22をさらすことが必要な被覆26の残留部分の形成を回避することによって被覆26をより効率的に除去することができる。
注目されるように、図3Dに示された実施形態では、パス67(1)〜67(3)のそれぞれのその後のパス67(2)〜67(4)は、低いエネルギー強度を有する。他の実施形態では、被覆26を除去するためにパス67(1)〜67(4)のうちの1つ又は2つ以上を利用することができ又は5回以上のパス67(l)〜67(z)を利用することができる。加うるに、任意のその後のパスは、高い、引く又はほぼ同じレベルの入射エネルギー強度を先のパスとして光ファイバ22に送り出すことができる。
光ファイバ22に入射するレーザビーム60のスポットサイズDSの調節は、光ファイバ22の周囲周りに一様な又は実質的に一様なエネルギー強度を保証する上での一要因である。一実施形態では、レーザビーム60は、ガウス強度分布を有し、このレーザビームを光ファイバ22を横切って一定速度でスイープする。この実施形態では、光ファイバ22に入射するエネルギーは、レーザビーム60の中心が光ファイバ22上に位置したときに最大であろう。光ファイバ22に入射するエネルギーは、減少し、それによりレーザビームが光ファイバ22の中心からますます遠ざかって位置するにつれて変化する。光ファイバ22の直径に対するスポットサイズDSは、光ファイバ22の周囲に沿うエネルギー入射の減少百分率を決定する。例えば、光ファイバ22の直径の2倍以下であるスポットサイズDSの値に関し、入射エネルギーは、約50パーセントまで減少する。光ファイバ22の直径D2の少なくとも2倍のスポットサイズDSの値に関し、入射エネルギーは同様に、40パーセント未満減少する場合がある。スポットサイズDSが光ファイバ22の直径の少なくとも2.7倍であるとき、エネルギー強度分布は、光ファイバ22の周囲全体にわたり20パーセント未満変化する場合がある。したがって、250ミクロンの直径を有する光ファイバ22の場合、少なくとも675ミクロンのスポットサイズDSは、光ファイバ22の周囲全体にわたり20パーセント未満変化する場合のあるエネルギー強度分布を提供することができる。被覆除去と保持される引張り強度に関する要件を満たす限り、光ファイバ22の直径の2.7倍未満のスポットサイズDSを被覆26の除去のために利用することができる。
注目されるように、本明細書で用いる光ファイバ22に入射するレーザビーム60の「スポットサイズDS」は、レーザビーム60がガウス強度分布を有するかどうかで決まる。非ガウス強度分布を有するレーザビーム60の場合、スポットサイズDSは、半値全幅(FWHM)測定法に基づいており、この場合、レーザビーム60の幅(又は直径)は、レーザビーム60の周長(又は円周長さ)に基づいて計算され、この場合、強度は、最大強度の50パーセントである。ガウス強度分布を有するレーザビーム60の場合、スポットサイズDSは、1/e2測定法に基づいており、この場合、レーザビーム60の円周長さが測定され、この場合、エネルギー強度は、レーザビーム60の最大強度の13.5パーセント(1/e2に基づき、e=2.7183である)である。
被覆26を組52(1)〜52(3)を完了させた後に、被覆26を光ファイバ22の第2の長さ方向部分30から完全には除去できない場合、組52(1)〜52(3)をその後の「パス」で光ファイバ22上で再び偏向させるのが良い。レーザビーム60のスポットサイズDSを増大させると、光ファイバ22に入射するエネルギー強度を低下させることができ、それにより第2の長さ方向部分30内に残っている被覆26の量を減少させる一方で、光ファイバ22に損傷を与え、それにより引張り強度を低下させるエネルギーを減少させることができる。
第2の長さ方向部分30のところの光ファイバ22の引張り強度を高める追加の一手法は、被覆26を除去しながら張力FT(図3B‐1)を光ファイバ22に加えることである。図3Eは、被覆26の除去中における光ファイバ22の引張り強度の保持パーセントと光ファイバ22に加えられる引張り強度の加えられるパーセント引張り強度との関係を表すチャート70である。841kpsiメジアン引張り強度及び被覆26の62.5ミクロン厚さを含む250ミクロン直径を有する複数本の光ファイバ22についてデータが図3Eに関して図3Eのデータが提供された。図3Eのチャート70は、水平線と交差したボックスを含む。各ボックスは、統計学的分散の尺度である引張り強度の四分位数間範囲を定める。統計学的分散の上側四分位数(25パーセント)の一部である観察されるそれぞれの最大引張り強度測定値は、ボックスの各々上方で生じる。統計学的分散の下四分位数(25パーセント)の一部である観察されるそれぞれの最小引張り強度測定値は、ボックスの各々下で生じる。ボックスは、引張り強度測定値の「中間50パーセント」を含み、水平線は、観察される平均引張り強度測定値を定める。例えば、被覆26の除去中、張力FTが光ファイバ22に加えられなかった場合、平均でこれらの引張り強度の少なくとも55パーセントが保持された。引張り強度のうちの6.25パーセント分が張力FTとして加えられた場合、この他の引張り条件下で試験された光ファイバは、平均でこれらの引張り強度のうちの少なくとも68パーセントを保持しており、これは、張力を加えない状況と比較して技術的向上結果を示している。
保持される引張り強度における技術的改良の理由は、複雑である。光ファイバ22に入射するレーザ照射により、光ファイバ22中に迅速な加熱及び冷却サイクルが導入され、迅速な加熱及び冷却サイクルに起因した光ファイバ22の結果としての大きな一時的温度変化が応力波を発生させ、かかる応力波は、光ファイバ22を通って伝搬する。光ファイバ22を被覆26の除去中、張力FT下に置くことによって、光ファイバ22の大きな一時的温度変化により生じる熱応力が効果的に逃がされ、それにより光ファイバ22の引張り強度の低下分の少なくとも何割かが回避される。図3Eのチャート70は、張力FTの値を引張り強度の最高25パーセントまで追加することにより、平均保持引張り強度が少なくとも78パーセントにすることができるということを示している。被覆除去中に光ファイバ22に加えられる張力FTの最適値は、被覆除去されている光ファイバ22の形式に従って様々な場合があるが、損傷を回避するためには引張り強度の50パーセント未満であるのが良いことが考えられる。この上限と一致して、被覆26の除去中、光ファイバ22の引張り強度の1パーセントから50パーセントまでの範囲で張力FTを光ファイバ22に加えるのが良い。このようにすると、図3Eに示されているように被覆除去中に張力FTが加えられた状態で光ファイバ22の少なくとも75パーセントからの引張り強度データによって立証されるように被覆26の除去後、光ファイバ22の引張り強度の少なくとも50パーセント分を保持することができる。
光ファイバから被覆を除去する種々の方式の概要を説明した。次に、変形実施形態を説明する前に、これら種々の方式を実施するためのレーザ前処理システム48の具体的内容について詳細に説明する。この点に関し、図4Aは、光ファイバ22の端部分40を前処理し又は前処理する例示のレーザ前処理システム48の略図である。レーザ前処理システム48は、被覆26を除去すると共に光ファイバ22を劈開することができ、他方、光ファイバ22の引張り強度を維持する。レーザ前処理システム48は、レーザ74、制御システム76及び多機能固定具78を含む。これらの各々の詳細を次に説明する。
レーザ74は、被覆26を除去するために波長λでレーザビーム60を放出し、また、このレーザを用いると、光ファイバ22を劈開することができる。波長λは、157ナノメートルから10.6ミクロンまでの範囲にあるのが良く、好ましくは、波長λは、9.3ミクロンである。レーザ74は、例えば、9.3ミクロンの波長λを有するレーザビーム60を放出する二酸化炭素レーザ74zであるのが良い。一実施形態では、レーザ74は、カリフォルニア州サンタクララ所在のコヒーレント・インコーポレイテッド(Coherent Incorporated)により製造されたDiamond(商標)C‐20Aレーザであるのが良い。好ましい実施形態では、レーザは、少なくとも10ワットで例えば少なくとも40マイクロ秒のパルス化持続時間でレーザ出力を放出する二酸化炭素レーザ74zであるのが良い。
制御システム76は、レーザビーム60を光ファイバ22に直接差し向け又はレーザビーム60が少なくとも1つのレフレクタ64(1),64(2)によって反射された後に光ファイバ22にレーザビーム60を間接的に差し向ける。制御システム76は又、レーザスキャン54(l)〜58(q)の組52(1)〜52(3)によりレーザビーム60を光ファイバ22の光軸A1を横切って偏向させる(図3B‐1)。制御システム76は、レーザビーム60の配置場所及びスポットサイズDSの正確な制御のためにレーザビーム60をX、Y及びZ方向に方向付けると共に偏向させることができる。
制御システム76は、レーザ74と組み合わせた状態で一緒になって、一体形レーザ・スキャンヘッド80を構成することができる。一実施形態では、スキャンヘッド80は、ニュージャージ州エルムウッドパーク所在のケイエンス・アメリカ(Keyence America)社によって製造されたML-Z9500 Series Laser Markerから成るのが良い。
スキャンヘッド80は、レーザ74を光ファイバ22に対して静止状態に維持しながらレーザビーム60を動かす多くの特徴を有するのが良い。スキャンヘッド80は、レーザビーム60の有効焦点距離及びかくして光ファイバ22上におけるレーザビーム60のスポットサイズDSを変化させるための光並進装置と組み合わせて1つ又は2つ以上の光学レンズを有するzスキャナ80を有するのが良い。スキャンヘッド80は、レーザビーム60を方向付けると共に偏向させるためにxスキャナ84及びyスキャナ86を含む検流計スキャナ81を更に有するのが良い。xスキャナ及びyスキャナ86は、例えば、レーザビーム60をかなり高い最高速度で走査することができる少なくとも1つの鏡を有するのが良く、かかる最大速度は、一実施形態では、1秒当たり12メートルであるのが良い。このようにすると、レーザビーム60をX方向、Y方向及びZ方向に同時に制御することができる。変形例として、レーザ74及び/又は光ファイバ22を物理的に動かして同一速度で光ファイバ22を横切るレーザビーム60の等価な相対的スキャン運動を得ることが可能であるが、これは非効率的であり且つ非実用的であると言える。
さらに、制御システム76は、光ファイバ22のところに平坦なイメージフィールドを提供するよう走査レンズ88を更に含むのが良く、その結果、レーザビーム60の有効焦点距離は、第2の長さ方向部分30の長さL2にわたって一定のままであることが可能である。一実施形態では、走査レンズ88は、fθレンズ89から成るのが良いが、変形例として、走査レンズ88は、例えば、フラットフィールドレンズ又はテレセントリックfθレンズから成っていても良い。このようにすると、レーザ74及び光ファイバ22は、制御システム76がレーザビーム60を方向付けると共に偏向させて被覆26を光ファイバ22から除去すると共に/或いは光ファイバ22を劈開しているときに静止状態のままであることが可能である。
引き続き図4Aを参照すると共に図3B‐1に戻ってこれらを参照すると、レーザ前処理システム48の多機能固定具78は、レーザビーム60のレーザスキャン56(l)〜58(q)の組52(2),52(3)を反射させる少なくとも1つのレフレクタ64(1),64(2)を有する。組52(2),52(3)は、対応の半径方向位置a(2),a(3)のところで光ファイバ22の光軸A1と交差する。このようにすると、一様な又は実質的に一様なエネルギー強度を光ファイバ22を横切って達成することができ、それにより被覆26を一様に且つ効果的に除去し、それにより光ファイバ22を損傷させる機会を最小限に抑えることができる。
多機能固定具78は、張力発生器90を更に有し、この張力発生器は、被覆26の除去中、張力FTを光ファイバ22に加えると共に更にレーザビーム60によるオプションとしての劈開中、張力FTを加えることができる。図4B〜図4Fは、レーザ前処理システム48の多機能固定具78の左側面図、平面図、正面図、背面図及び上から見た斜視図であり、張力発生器90を示している。多機能固定具78は、光ファイバ22をレフレクタ64(1),64(2)の一方の側に保持する静止光ファイバホルダ92A及びレフレクタ64(1),64(2)の反対側に設けられた可動光ファイバホルダ92Bを有する。光ファイバ22は、それぞれ固定装置94A,94B、例えば、クランプ力FC(1),FC(2)を光ファイバ22に加えるクランプによって静止光ファイバホルダ92A及び可動光ファイバホルダ92Bに取り外し可能に固定されている。少なくとも1つの可動光ファイバホルダ92Bは、光ファイバ22の光軸A1の方向に機械的コンポーネント、例えば少なくとも1つの案内ロッド98A,98Bに沿って並進することができる。したがって、例えば少なくとも1つのばね96A,96Bを備えた張力発生器90を調節して力FTを可動光ファイバホルダ92Bに加わると、張力FTが可動光ファイバホルダ92Bを介して光ファイバ22に加えられる。注目されるように、少なくとも1つのばね96A,96Bは、可動光ファイバホルダ92Bとレフレクタ64(1),64(2)との間に配置されるのが良い。
図5は、図3Aに示されたレーザ前処理システム48のレーザスキャン54(l)〜58(q)の組52(1)〜52(3)を用いて被覆26が除去されている光ファイバ22の引張り強度データ100のワイブル累積分布関数プロット99であり、0.5ポンド(=0.2268kg)(引張り強度の3.1パーセント)の張力FtTが張力発生器90により加えられている。ワイブル累積分布関数プロット99は又、被覆が除去されなかった初期の光ファイバの引張り強度データ102及び別の従来方法を用いて被覆26が除去された光ファイバに関する引張り強度データを示している。具体的に説明すると、ワイブル累積分布関数プロット99は、従来通り機械的に被覆除去された光ファイバに関する引張り強度データ104及び従来通り高温被覆除去された光ファイバに関する引張り強度データ106を提供している。具体的に説明すると、ワイブル累積分布関数プロット99中のデータは、本明細書において開示する方法が引張り強度データ106,104においてそれぞれ表された高温ガス被覆除去プロセス及び機械的被覆除去プロセスを用いて処理された光ファイバの平均引張り強度よりも高い引張り強度データ100によって示されている700kpsiを超える平均引張り強度を有する光ファイバを製造することを示している。
引張り強度が提供されたからには、レーザ前処理システム48によって被覆除去された光ファイバ22の実際の画像の形態の物理的データは、部分的に除去された被覆26を示している。いま図6及び図8を参照すると、光ファイバ22がポリマー被覆26(図8)によって覆われた被覆部分及びポリマー被覆26が本質的には存在していない(例えば、除去され、完全に除去され、本質的にガラスから成っている)ガラス部分24(図6及び図8)を有する。例えば、光ファイバのガラス部分24の外面の少なくとも95%は、ポリマー被覆によって覆われていない(例えば、ガラス部分24の少なくとも99%、少なくとも99.9%は、ポリマー被覆26によって覆われていない)。
ガラス部分24の近くに位置するポリマー被覆26の微細構造は、光ファイバ22を処理した被覆除去技術の標識を有するのが良い。幾つかの実施形態では、ガラス部分24の近くに位置するポリマー被覆26は、ポリマー被覆の厚さがガラス部分24への近接性の関数として光ファイバ22のガラス部分24に向かって減少するよう角度a(例えば、一定の角度、漸増する角度、漸減する角度、平均角度、例えば図8を参照されたい)をなすテーパ部108を有する。ポリマー被覆26は、ポリマー被覆26によって完全に覆われた光ファイバ22の部分からテーパ部108までの丸形移行部109を有する。また、幾つかの実施形態では、ポリマー被覆26の球状部分111がガラス部分24に隣接して設けられるのが良い。球状部分111は、ポリマー被覆26が除去されたガラス部分24から一段と遠ざかって位置するポリマー被覆26の直径D2よりも大きな直径DBを有するのが良い。
図8のテーパ部108及び移行部は、当該技術分野において知られているように図7に示されたポリマー被覆26zとガラス部分24zとの間の光ファイバ22zについて示された移行部とコントラストをなしており、これは、機械的被覆除去の結果として生じる微細構造に対応していると言える。さらに、図8に示されているように、ガラス部分24の光ファイバ22の微細構造は、機械的被覆除去中、鋭利なエッジによって生じる場合のある表面削り落とし部23を備えておらず、ガラス部分24の近くに位置するポリマー被覆26の微細構造は、ガラス部分24から更に遠ざかって位置するポリマー被覆26に対して増大した容積の取り込み気泡110(例えば、テーパ部108内で20倍に拡大すると見える)を有する。
レーザ前処理システム48による光ファイバ22からの被覆26の除去について説明し、これを別の被覆除去方法と比較した以上、次に、レーザ前処理システム48によるオプションとしての光ファイバ22の劈開の詳細が提供される。図9A及び図9Bは、それぞれ、レーザ前処理システム48内の光ファイバの正面軸方向図及び平面図である。レーザ劈開スキャン114(1)〜114(3)の少なくとも3つのレーザ劈開組112(1)〜112(3)の軌道は、レーザスキャン54(l)〜58(q)の3つの組52(1)〜52(3)とほぼ同じであると言って良く、したがって、分かりやすくすると共に簡潔にするために相違点についてのみ詳細に説明する。レーザ劈開組112(1)〜112(3)は、組52(1)〜52(3)としてレーザビーム60を利用するのが良い。相違点は、ピッチ距離L1がゼロであるのが良く、それによりレーザスキャン54(l)〜54(n)をレーザ劈開スキャン114(1)に組み合わされており、レーザスキャン56(l)〜56(p)は、レーザ劈開スキャン114(2)に組み合わされており、レーザスキャン56(l)〜56(p)がレーザ劈開スキャン114(3)に組み合わせられているということにある。レーザ劈開組112(1)〜112(3)は、被覆26に代えて、光ファイバ22を溶発させ、溶融させ、気化すると共に/或いは熱分解し、それにより光ファイバ22を劈開する。
また、注目されるように、実際には、レーザビーム60のスポットサイズDSを被覆26を除去するときに用いられたスポットサイズから減少させるのが良く、それにより高い強度が提供されて劈開時間が最小限に抑えられる。例えば、劈開中におけるスポットサイズDSは、100ミクロン〜500ミクロンであるのが良く、好ましくは、140ミクロンである。小さなスポットサイズDSと組み合わせて劈開中にレーザ74の出力も又増大させると、レーザビーム60の高い密度を提供して劈開時間を最小限に抑えることができる。このようにすると、レーザ前処理システム48は、被覆26を光ファイバ22から除去したときに用いられたのと同一の多機能固定具78により光ファイバ22を劈開するために使用できる。
張力FTを加えることは、ビレットノーズ形状42(図2B)を形成するための劈開時に重要であり、それにより、光ファイバ22をフェルール36(図12)中に比較的容易に挿入させ、それにより光接続を確立するよう利用できる。ビュレットノーズ形状42は、張力FTを或る所定のしきい値を下回った状態で、例えば、光ファイバ22の引張り強度の9.3パーセント未満の状態で加えたときに形成する傾向がある。
劈開プロセス中に張力FTを加えることは又、光ファイバ22を劈開するのに必要なレーザエネルギーの量を減少させる。図10Aは、不完全に劈開された光ファイバ22の側面図であり、その代わりに、ネック116が形成されている。図10Aは、通常、0.5ポンド(引張り強度の3.1パーセント)の張力FT下で光ファイバ22を劈開するのに十分であるエネルギー暴露が張力FTを加えない場合に光ファイバ22を劈開するのに不十分である場合を示している。劈開スキャン114(1)〜114(3)の追加のパスの形態の追加のレーザエネルギーが図10Aの光ファイバ22に入射した場合、劈開は、ネック116を壊すことによって完了するが、端部分40は、光ファイバコネクタのフェルール中に挿入するのが困難な場合のある非標準型の端部分118(図10B)を形成する恐れが多分にある。要約すると、張力FTを加えることにより、光ファイバ22を劈開するのに必要なレーザエネルギーを減少させることができ、しかも光ファイバ22の端部分40のところのビュレットノーズ形状42(図2B)の形成を容易にすることができる。
被覆26を除去すると共に光ファイバ22を劈開するためのレーザ前処理システム48についての詳細を説明する。多機能固定具78の張力発生器90の変形実施形態をそれぞれ、図11A〜図11Eの多機能固定具78A〜78Eに対して説明する。この点に関し、多機能固定具78A〜78Eは、多機能固定具78とほぼ同じであると言え、したがって、分かりやすくすると共に簡潔にするために相違点についてのみ説明する。
図11Aは、力計器122と組み合わせたモータ120を含む張力発生器90Aを有する多機能固定具78Aを示している。一実施形態では、モータ120は、力FTを可動光ファイバホルダ92Bに加える電気モータであるのが良い。可動光ファイバホルダ92Bは、光ファイバ22に取り外し可能に固定され、それにより、力FTは、被覆26の除去及び光ファイバ22の劈開中、光ファイバ22に加えられる張力FTになる。上述すると共に図3Eに示されているように、光ファイバ22の引張り強度を張力FTがレーザ前処理システム48により被覆26の除去中に光ファイバ22に加えられるときに増大させるのが良い。このようにすると、多機能固定具78Aを用いることによって光ファイバ22の引張り強度を向上させることができる。
図11Bは、力FTを可動光ファイバホルダ92Bに加えるトルクモータ124を含む張力発生器90Bを有する多機能固定具78Bを示している。可動光ファイバホルダ92Bは、光ファイバ22に取り外し可能に固定され、それにより、力FTは、被覆26の除去及び光ファイバ22の劈開中、光ファイバ22に加えられる張力FTになる。上述すると共に図3Eに示されているように、光ファイバ22の平均引張り強度を張力FTがレーザ前処理システム48により被覆26の除去中に光ファイバ22に加えられるときに増大させるのが良い。このようにすると、多機能固定具78Bを用いることによって光ファイバ22の引張り強度を向上させることができる。
図11Cは、空気シリンダ129内の入力空気圧力128によって動力供給されるピストン126を含む張力発生器90Cを有する多機能固定具78Cを示している。入力空気圧力128は、ピストン126を介して力FTを可動光ファイバホルダ92Bに加える。可動光ファイバホルダ92Bは、光ファイバ22に取り外し可能に固定され、それにより、力FTは、被覆26の除去及び光ファイバ22の劈開中、光ファイバ22に加えられる張力FTになる。上述すると共に図3Eに示されているように、光ファイバ22の平均引張り強度を張力FTがレーザ前処理システム48により被覆26の除去中に光ファイバ22に加えられるときに増大させるのが良い。このようにすると、多機能固定具78Cを用いることによって光ファイバ22の引張り強度を向上させることができる。
図11Dは、可動光ファイバホルダ92Bに取り付けられたワイヤ134を備えたプーリ132から吊り下げられた重量FTの塊状体130を含む張力発生器90Dを有する多機能固定具78Dを示している。塊状体130は、ワイヤ134を介して力FTを可動光ファイバホルダ92Bに加える。可動光ファイバホルダ92Bは、光ファイバ22に取り外し可能に固定され、それにより、力FTは、被覆26の除去及び光ファイバ22の劈開中、光ファイバ22に加えられる張力FTになる。上述すると共に図3Eに示されているように、光ファイバ22の平均引張り強度を張力FTがレーザ前処理システム48により被覆26の除去中に光ファイバ22に加えられるときに増大させるのが良い。このようにすると、多機能固定具78Dを用いることによって光ファイバ22の引張り強度を向上させることができる。
図11Eは、第1のワイヤ138を備えたレバーアーム136から吊り下げられた重量FTの塊状体130を含む張力発生器90Eを有する多機能固定具78Eを示している。第2のワイヤ140が第1のワイヤ138と反対側でレバーアーム136に連結されている。第2のワイヤ120は、可動光ファイバホルダ92Bに取り付けられている。塊状体130は、第1のワイヤ138を介して力FTをレバーアーム136に加え、この力は、第2のワイヤ140により可動光ファイバホルダ92Bに伝えられる。可動光ファイバホルダ92Bは、光ファイバ22に取り外し可能に固定され、それにより、力FTは、被覆26の除去及び光ファイバ22の劈開中、光ファイバ22に加えられる張力FTになる。上述すると共に図3Eに示されているように、光ファイバ22の平均引張り強度を張力FTがレーザ前処理システム48により被覆26の除去中に光ファイバ22に加えられるときに増大させるのが良い。このようにすると、多機能固定具78Eを用いることによって光ファイバ22の引張り強度を向上させることができる。
レーザ前処理システム48を端部分40が被覆除去されると共に劈開された光ファイバ22と一緒に上述した。いま、光ファイバ22は、光ファイバ接続を確立することができるよう光ファイバ22を正確に配置するよういつでもフェルール36内に取り付け可能な状態にある。フェルール36を含む例示の光ファイバコネクタサブアセンブリ144(以下、「コネクタ144」という)が図12及び図13に示されており、光ファイバ22及びコネクタ144を含む例示のコネクタ接続型光ファイバ組立体142が図14に示されている。コネクタ144は、SC型コネクタの形態で示されているが、本発明は、種々のコネクタ設計例を含むプロセス及びコネクタ接続型光ファイバ組立体に利用できる。これは、例えば、ST、LC、FC、MU、MT及びMTP型コネクタを含む。
図12及び図13に示されているように、コネクタ144は、嵌合端146及び挿入端148を備えたフェルール36と、互いに反対側の第1の端部分152と第2の端部分154を備えたフェルールホルダ150と、ハウジング156とを有している。フェルール36の挿入端148は、嵌合端146がフェルールホルダ150の外側に位置したままの状態でフェルールホルダ150の第1の端部分152内に受け入れられる。フェルールホルダ150の第2の端部分154は、ハウジング156内に受け入れられる。ばね158が第2の端部分154周りに設けられるのが良く、このばねは、フェルールホルダ150(及びフェルール36)を付勢するようハウジング156の壁と相互作用するよう構成されている。加うるに、引き込み管160がフェルールボア34中への光ファイバ22の挿入の案内を助けるようハウジング156の後側端部162からフェルールホルダ150の第2の端部分154内まで延びるのが良い。外側シュラウド164が組み立て状態のフェルール36とフェルールホルダ150とハウジング156に被せて配置され、全体的形態は、フェルール36の嵌合端146が嵌合部品(例えば、別の光ファイバコネクタ(図示せず))に接触するよう構成された端面166を提供するようなものである。
図14は、コネクタ接続型光ファイバケーブル組立体142を形成するようフェルール36のフェルールボア34を通って挿入された光ファイバ22を示している。挿入は、光ファイバ22の端部分40のところのビュレットノーズ形状42によって比較的容易に実施でき、このビュレットノーズ形状は、光ファイバ22をコネクタ144の内面を通って正確に案内する。この実施形態では、光ファイバ22の第1の長さ方向部分28は、被覆除去されておらず、被覆26は、光ファイバ22をフェルールボア34まで保護するが、フェルールボア34には入らない。注目されるように、第2の長さ方向部分30から被覆26が除去されており、この第2の長さ方向部分30は、フェルールボア34中に挿入されている。このように、被覆26の機械的性質は、フェルール36と第2の長さ方向部分30及びガラス部分24との間のインターフェースを邪魔することはない。加うるに、ガラス部分24は、端部分40のところのビュレットノーズ形状42を例えば機械的研削によって最終の光学的形状までいったん処理すると、光接続を容易に確立することができるようフェルール36に対して容易に配置できる。
レーザ前処理システム48及びコネクタ接続型光ファイバケーブル組立体142を上述したように導入したからには、光ファイバ22の端部分40をレーザ前処理する例示のプロセス又は方法170について以下に説明し、この場合、レーザスキャンをこれらが複数の半径方向a(1)〜a(n)のところで光ファイバ22の光軸A1と交差するよう位置決めして被覆26を効率的に除去する一方で、光ファイバ22の引張り強度を保持する。
この点に関し、図15は、光ファイバ22の端部分40をレーザ前処理するために採用可能な例示のプロセス170を示す流れ図である。この流れ図は、例示のプロセス170を説明するためのブロック172A〜172Fを含む。オプションとしてのブロックは、便宜的に参照できるよう波線で示されている。上述の用語及び参照符号は、説明の連続性、分かりやすくすると共に簡潔にするために以下の関連説明において利用される。
図4Aに戻ってこれを参照すると、張力発生器90により光ファイバ22の引張り強度の1パーセント〜50パーセントの張力FTを光ファイバ22に加えるのが良い(図15のブロック172A)。図4Aは又、レーザ74を光ファイバ22に対して静止状態に維持することができるということを示している(図15のブロック172B)。レーザ74は、被覆26の少なくとも一部分27の除去中、静止状態に維持されるのが良い。このようにすると、被覆26の一部分27の除去のために光ファイバ22を前処理することができる。
図4Aは、レーザビーム60をレーザ74から放出するステップを更に示している(図13のブロック172C)。図4Aは又、レーザビーム60を制御システム76によりX方向、Y方向及びZ方向に同時に制御できることを示している(図15のブロック172D)。制御システム76は、検流計スキャナ81を含むのが良い。このようにすると、被覆26の部分27の除去のためにレーザビーム60を前処理することができる。
図3A〜図3B‐4は、光ファイバ22の端部分40からの被覆26の少なくとも一部分27の除去ステップを示している(図15のブロック172E)。レーザビーム60を制御システム76により光ファイバ22の光軸A1を横切って繰り返し角度θ(シータ)をなして偏向させてレーザスキャン54(l)〜58(q)の少なくとも2つの組52(1)〜52(3)を形成する。レーザビーム60を種々の有効焦点距離(図3C)又は関連のスポットサイズDSで偏向させることができ、他方、レーザスキャン54(l)〜58(q)の組52(1)〜52(3)のうちの少なくとも1つを形成する。さらに、制御システム76は、光ファイバ22の光軸A1に沿ってピッチ距離L1(図3B‐1)だけレーザスキャン54(l)〜58(q)の少なくとも2つの組52(1)〜52(3)の各組に属するレーザスキャン54(l)〜58(q)を隔てるのが良い。ピッチ距離L1は、25ミクロン〜150ミクロンであるのが良い。角度θ(シータ)は、光ファイバ22の光軸A1に対して4°から90°までの範囲にあるのが良い。
被覆26の少なくとも一部分27の除去に関して引き続き図3A〜図3B‐4を参照すると、レーザビーム60を制御システム76により方向付けてレーザスキャン54(l)〜58(q)の組52(1)〜52(3)に属するそれぞれのスキャンを位置決めしてこれらが半径方向位置a(1)〜a(3)のところで光ファイバ22の光軸A1と交差するようにする。半径方向位置a(1)〜a(3)は、光ファイバ22の周囲に沿って等間隔で分布され又は実質的に等間隔で分布されている。レーザビーム60を少なくとも1つのレフレクタ64(1),64(2)に方向付けてレーザビーム60を偏向させ、それによりレーザスキャン54(l)〜58(q)の組52(1)〜52(3)のうちの少なくとも1つの組に属するそれぞれのスキャンを位置決めしてこれらが半径方向位置a(1)〜a(3)のうちの1つ又は2つ以上のところで光ファイバ22の光軸A1と交差するようにするのが良い。レーザスキャン54(l)〜58(q)の組52(1)〜52(3)を形成するためにレーザビーム60の互いに異なるパス76(l)〜76(z)が存在するのが良く、レーザビーム60のスポットサイズDSを変えて光ファイバ22に入射するエネルギー強度を変化させる一手法としてレーザビーム60の次のパスが得られるようレーザスキャン54(l)〜58(q)の組52(1)〜52(3)を形成するのが良い。このようにすると、レーザスキャン54(l)〜58(q)の組52(1)〜52(3)は、被覆26を効率的に除去しながら光ファイバ22の周囲周りに入射する一様な又は実質的に一様な累積的エネルギー強度を提供することができる。
図9A及び図9Bは、光ファイバ22の端部分40を劈開するステップ(図15のブロック172F)をオプションとして更に含むのが良いプロセス又は方法170を示している。劈開は、レーザビーム60を制御システム76により光ファイバ22の光軸A1を横切って繰り返し角度θ(シータ)をなして偏向させてレーザ劈開スキャン114(1)〜114(3)のレーザ劈開組112(1)〜112(3)を形成することによって光ファイバ22の周囲の少なくとも一部分29を除去して実施される。劈開は又、レーザビーム60を制御システム76により方向付けてレーザ劈開スキャン114(1)〜114(3)の少なくとも2つのレーザ劈開組112(1)〜112(3)に属するそれぞれのレーザ劈開スキャンを位置決めしてこれらが半径方向位置a(1)〜a(3)のところで光ファイバ22の光軸A1と交差するようにするステップを更に含む。レーザ74を光ファイバ22の端部分40の劈開中、光ファイバ22に対して静止状態に維持するのが良い。このようにすると、レーザ前処理システム48の複雑さを軽減することができる。
さらに、レーザビーム60を少なくとも1つのレフレクタ64(1),64(2)に方向付けるのが良く、その目的は、レーザビーム60を偏向させてレーザ劈開スキャン114(1)〜114(3)の少なくとも2つのレーザ劈開組112(1)〜112(3)のうちの少なくとも1つの組に属するそれぞれのレーザ劈開スキャンを位置決めし、これらが半径方向位置a(1)〜a(3)のうちの1つ又は2つ以上のところで光ファイバ22の光軸A1と交差するようにすることにある。劈開中、張力FTを光ファイバ22に加えるのが良い。劈開中に加えられる張力FTは、光ファイバ22の引張り強度の1パーセント〜50パーセントであるのが良い。このようにすると、レーザビーム60を光ファイバ22の端部分40のところで劈開することができ、そしてビュレットノーズ形状42を端部分40のところに形成してフェルール36を通って光ファイバ22を容易に挿入することができるようにすることができる。
光ファイバ22の端部分40をレーザ前処理するために採用できる例示の方法170を導入したからには、レーザ前処理システム48の別の実施形態について説明する。図16Aは、図4Aのレーザ前処理システム48の別の実施形態である別のレーザ前処理システム48(2)内の光ファイバ22の正面軸方向図であり、レーザビーム60により形成されるレーザスキャン54(l)〜54(n),56′(l)〜56′(p)の2つの組52(1),52′(2)を含む例示の経路50′を示している。図16Bは、図16Aのレーザ前処理システム48(2)内の光ファイバ22の平面図であり、レーザビーム60の例示の軌道を示している。レーザ前処理システム48(2)は、レーザ前処理システム48とほぼ同じであり、したがって、分かりやすくすると共に簡潔にするために相違点についてのみ説明する。
レーザ前処理システム48(2)は、レーザスキャン54(l)〜54(n),56′(l)〜56′(p)の組52(1),52′(2)を形成するよう光ファイバ22の光軸A1を横切って繰り返し角度θ(シータ)をなしてレーザビーム60を偏向させるよう構成されている。レーザビーム60は、レーザスキャン54(l)〜54(n),56′(l)〜56′(P)の組52(1),52′(2)に属するそれぞれのスキャンを位置決めしてこれらが半径方向位置a(1),a′(2)のところで光ファイバ22の光軸A1と交差するよう方向付けられる。半径方向位置a(1),a′(2)は、光ファイバ22の周囲に沿って180°の等しい間隔を置いて分布され又は実質的に等しい間隔を置いて分布されている。このようにすると、被覆26を光ファイバ22から除去すると共に/或いは劈開することができる。
注目されるように、レーザスキャン56′(l)〜56′(p)を含む組52′(2)を少なくとも1つのレフレクタ64′(1),64′(2)に方向付けてレーザビーム60を偏向させ、それによりレーザスキャン56′(l)〜56′(p)をこれらが半径方向位置a′(2)のところで光ファイバ22の光軸A1と交差するよう位置決めする。このようにすると、半径方向位置a(1),a′(2)を光ファイバ22の周囲に沿って分布して配置することができる。
本明細書で用いられている「光ファイバケーブル」及び/又は「光ファイバ」という用語は、全ての形式のシングルモード及びマルチモード導波路を含み、かかる導波路としては、アップコード付き、非被覆、被覆、色分け、バッファ付き、リボン付きのものであるのが良く且つ/或いはケーブル内の他の組織化又は保護構造体、例えば1本又は2本以上の管、抗張力体(抗張力部材)、ジャケット等を有する1本又は2本以上の光ファイバが挙げられる。本明細書において開示する光ファイバは、シングルモード及びマルチモード光ファイバであるのが良い。同様に、適当な光ファイバの他の形式としては、曲げ不敏感性光ファイバ又は光信号を伝送するための媒体の任意他の手段が挙げられる。曲げ不敏感性又は曲げ抵抗性光ファイバの非限定的な例は、コーニング・インコーポレイテッド(Corning Incorporated)から市販されているClear Curve(登録商標)マルチモード又はシングルモードファイバである。これら形式の適当な光ファイバは、例えば、米国特許出願公開第2008/0166094号明細書及び同第2009/0169163号明細書に開示されており、これらの米国特許出願公開を参照により引用し、これらの開示内容全体を本明細書の一部とする。
本明細書において説明した実施形態の多くの改造例及び他の変形例は、かかる実施形態が関連していて、上記説明及び添付の図面中において与えられた教示の利益を受ける同業者には想到されよう。例えば、被覆26をレーザ前処理システムにより、光ファイバ22の端部分40とは異なり光ファイバ22の中間分岐点から除去することができる。
したがって、実施形態は、開示した特定の実施形態には限定されず、改造例及び他の実施形態は、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の範囲に含まれるものであることは理解されるべきである。実施形態は、これらが特許請求の範囲に記載された本発明の範囲及びその均等範囲に属する限り、本発明の改造例及び変形例を包含するものである。特定の用語を本明細書において採用したが、特定の用語は、本発明を限定する目的ではなく、一般的且つ説明的な意味で用いられているに過ぎない。
10 レーザビーム
12,26 被覆(被膜)
14 ガラス部分
16,22 光ファイバ
18 レフレクタ
20 光ファイバケーブル
24 ガラス部分
28 第1の長さ方向部分
30 第2の長さ方向部分
34 フェルールボア
36 フェルール
40 端部分
42 ビュレットノーズ形状
44 バッファ
46 ジャケット
48 レーザ前処理システム
52(1)〜52(3) レーザスキャン組
54(l)〜58(q) レーザスキャン
74 レーザ
76 制御システム
78 多機能固定具
80 一体形レーザ・スキャンヘッド
144 コネクタ
146 嵌合端
148 挿入端
150 フェルールホルダ
156 ハウジング

Claims (12)

  1. 光ファイバの端部分をレーザで前処理する方法であって、
    レーザからレーザビームを放出するステップを含み、
    光ファイバの端部分から被覆の少なくとも一部分を除去するステップを含み、前記除去ステップは、
    制御システムにより前記光ファイバの光軸を横切って前記レーザビームを繰り返し角度θで偏向させて少なくとも2つの組をなすレーザスキャンを形成し、そして
    前記レーザビームを前記制御システムにより方向付けてレーザスキャンの少なくとも2つの組に属するそれぞれのスキャンを複数の半径方向位置のところで前記光ファイバの前記光軸と交差するよう位置決めすることによって実施され、前記複数の半径方向位置は、前記光ファイバの周囲に沿って等間隔で分布して又は実質的に等間隔で分布して配置されている、方法。
  2. 前記レーザスキャンの少なくとも2つの組は、前記光ファイバの周囲に沿って入射する一様な又は実質的に一様な累積的エネルギー強度を提供する、請求項1記載の方法。
  3. 前記レーザを前記被覆の前記少なくとも一部分の除去中、前記光ファイバに対して静止状態に維持するステップを更に含む、請求項1又は2記載の方法。
  4. 前記レーザビームを方向付けて前記レーザスキャンの少なくとも2つの組を位置決めするステップは、前記レーザビームを少なくとも1つのレフレクタに方向付けて前記レーザビームを偏向させ、それにより前記レーザスキャンの少なくとも2つの組のうちの少なくとも1つの組に属するそれぞれのスキャンを位置決めして前記複数の半径方向位置のうちの1つ又は2つ以上のところで前記光ファイバの前記光軸と交差するようにするステップを含む、請求項1〜3のうちいずれか一に記載の方法。
  5. 前記光ファイバの前記端部分を劈開するステップを更に含み、前記劈開ステップは、前記レーザビームを前記制御システムにより前記光ファイバの前記光軸を横切って繰り返し角度をなして偏向させることにより前記光ファイバの前記周囲の少なくとも一部分を除去してレーザ劈開スキャンの少なくとも2つの劈開組を形成し、前記レーザビームを前記制御システムにより方向付けて前記レーザ劈開スキャンの少なくとも2つの劈開組に属するそれぞれのレーザ劈開スキャンを位置決めして前記複数の半径方向位置のところで前記光ファイバの前記光軸と交差するようにすることによって実施される、請求項1〜4のうちいずれか一に記載の方法。
  6. 前記レーザを前記光ファイバの前記端部分の劈開中、前記光ファイバに対して静止状態に維持するステップを更に含む、請求項5記載の方法。
  7. 前記レーザビームを方向付けて前記レーザ劈開スキャンの少なくとも2つの劈開組を位置決めする前記ステップは、前記レーザビームを少なくとも1つのレフレクタに方向付けて前記レーザビームを偏向させ、それにより前記レーザ劈開スキャンの少なくとも2つの劈開組のうちの少なくとも1つの組に属するそれぞれのレーザ劈開スキャンを位置決めして前記複数の半径方向位置のうちの1つ又は2つ以上のところで前記光ファイバの前記光軸と交差するようにするステップを含む、請求項5又は6記載の方法。
  8. 前記レーザスキャンの少なくとも2つの組のうちのどの組をも完全に形成する前に前記レーザスキャンの少なくとも2つの組の各々の組の一部分を形成するステップを更に含む、請求項1〜のうちいずれか一に記載の方法。
  9. 前記制御システムにより前記レーザスキャンの少なくとも2つの組の各組に属する前記レーザスキャンを偏向するステップは、前記レーザスキャンの少なくとも2つの組の各組に属する前記レーザスキャンを前記光ファイバの前記光軸に沿ってピッチ距離だけ互いに隔てるステップを含む、請求項1〜のうちいずれか一に記載の方法。
  10. 前記角度θは、前記光ファイバの前記光軸に対して45°から90°までの範囲にある、請求項1〜のうちいずれか一に記載の方法。
  11. 前記レーザビームのスポットサイズを変化させて前記レーザビームの次のパスを可能にするよう前記レーザスキャンの少なくとも2つの組を形成するステップを更に含む、請求項1〜10のうちいずれか一に記載の方法。
  12. 張力発生器により前記光ファイバの引張り強度の1パーセント〜50パーセントの張力を前記光ファイバに加えるステップを更に含む、請求項1〜11のうちいずれか一に記載の方法。
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