JP7035627B2 - 画像形成装置および制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを加熱する定着器と、シートを供給するシート供給部とを備えた画像形成装置と制御方法に関する。
従来、印刷速度を速くするために、加熱部の温度が定着温度に達するタイミングと、シート上の画像がある領域が加熱部に到達するタイミングとが同じになるように、シートの供給タイミングを早めるものが知られている(特許文献1参照)。
特開2010-271410号公報
ところで、定着器では、印刷を開始して1枚目のシートが加熱部に到達した際に、加熱部が十分に蓄熱されていないことがある。この場合には、加熱部の熱がシートの搬送方向の先頭部分で奪われて加熱部の温度が低下し、シートの搬送方向の後側部分で定着不良が発生するおそれがある。そのため、加熱部が十分に蓄熱されていない場合には、加熱部が十分に蓄熱されるのを待ってから、シートの供給を開始しなければならず、迅速な印刷を行うことができない問題が生じる。
そこで、本発明は、加熱部が十分に蓄熱されていない場合であっても、加熱部の蓄熱を待つことなく、迅速に印刷を行うことを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、シートの停止状態と搬送状態を切替可能なシート供給部と、シートに現像剤像を形成する現像剤像形成部と、シートを加熱する加熱部を有する定着器と、制御部と、を備える。
前記制御部は、印刷データのうち、最初に現像剤像が形成される先頭ページにおける搬送方向後端部を含み少なくとも搬送方向中央部よりも後側の所定領域に存在する画像の面積を取得する取得処理と、前記加熱部の温度が定着温度になるように前記加熱部を加熱する加熱処理と、所定タイミングから所定時間後に前記シート供給部によってシートの供給を開始する供給処理と、を実行し、印刷データの前記先頭ページにおける前記所定領域に存在する画像の面積が所定面積以下のときには、前記供給処理における前記所定時間を、前記画像の面積が所定面積よりも大きい場合に比べて短い時間に設定する。
また、本発明に係る制御方法は、シートの停止状態と搬送状態を切替可能なシート供給部と、シートに現像剤像を形成する現像剤像形成部と、シートを加熱する加熱部を有する定着器と、を有する画像形成装置の制御方法である。
印刷処理を開始するとき、印刷データののうち、最初に現像剤像が形成される先頭ページにおける搬送方向後端部を含み少なくとも搬送方向中央部よりも後側の所定領域に存在する画像の面積を取得する取得処理と、前記加熱部の温度が定着温度になるように前記加熱部を加熱する加熱処理と、印刷処理の開始後の所定タイミングから所定時間後に前記シート供給部によってシートの供給を開始する供給処理と、を実行する。
印刷データの前記先頭ページにおける前記所定領域に存在する画像の面積が所定面積以下のときには、前記供給処理における前記所定時間を、前記画像の面積が所定面積よりも大きい場合に比べて短い時間に設定する。
先頭ページの搬送方向後端部の所定領域に存在する画像の面積が所定面積以下の場合には、シートの搬送方向の後側部分に加える熱量が小さくても定着不良が生じにくい。そのため、先頭ページの搬送方向後端部の所定領域に存在する画像の面積が所定面積以下のときに、所定時間を短い時間に設定して、1枚目のシートの供給開始のタイミングを早めることで、加熱部が十分に蓄熱されていない場合であっても、加熱部の蓄熱を待つことなく、迅速に印刷を行うことができる。
また、前記所定タイミングは、前記加熱処理を開始したタイミングであってもよい。
また、前記制御部は、前記加熱処理において、前記取得処理と並行して、前記加熱部の温度を前記定着温度よりも低い第1温度になるように前記加熱部を加熱する第1加熱処理と、前記第1加熱処理の終了後に、前記加熱部の温度が定着温度になるように前記加熱部を加熱する第2加熱処理とを実行してもよい。
これによれば、第1加熱処理中に取得処理を行うので、印刷をより迅速に開始することができる。
また、前記所定タイミングは、前記第2加熱処理を開始したタイミングであってもよい。
また、前記所定タイミングは、前記加熱処理を開始して、前記加熱部の温度が前記定着温度よりも低い第2温度に達したタイミングであってもよい。
また、前記所定領域は、印刷データの前記先頭ページにおける搬送方向後端から搬送方向先頭に向けて所定の長さを有する矩形の領域であってもよい。
また、前記所定領域は、印刷データの前記先頭ページにおける搬送方向後端から搬送方向先頭に向けて所定の長さを有し、かつ幅方向両端から中央に向けて所定の幅を有する矩形の領域であってもよい。
また、前記所定領域は、印刷データの前記先頭ページにおける搬送方向後端から搬送方向先頭に向けて幅が減少する領域であってもよい。
また、前記制御部は、前記取得処理において、印刷データを受信したときに、印刷データをベクトルデータあるいはビットマップデータからなるオブジェクトデータに展開する展開処理を実行し、前記所定領域に存在するオブジェクトデータの外接矩形の面積を、前記画像の面積として取得してもよい。
これによれば、印刷データをオブジェクトデータに展開した時点で画像の面積を定義できるので、取得処理の処理速度を速めることができる。
また、前記制御部は、前記展開処理において色ごとにオブジェクトデータを展開し、前記所定領域に存在する各色のオブジェクトデータの外接矩形の面積を加算した値を、前記画像の面積として取得してもよい。
また、前記所定面積は、0であってもよい。
また、前記制御部は、前記取得処理において、前記画像のドット数を前記画像の面積として取得してもよい。
また、前記制御部は、前記供給処理において、複数のシートを印刷する場合には、複数のシートのそれぞれの間隔が所定間隔となるようにシートを供給し、前記所定時間を前記画像の面積が所定面積よりも大きい場合に比べて短い時間に設定した場合には、1枚目のシートと2枚目のシートの間隔が前記所定間隔よりも大きくなるように2枚目のシートを供給してもよい。
これによれば、1枚目のシートと2枚目のシートの間隔を大きくすることで、1枚目のシートを定着してから2枚目のシートが加熱部に到達するまでの時間が長くなるので、その時間で加熱部を十分蓄熱させることができ、2枚目のシートで定着不良が発生するのを抑えることができる。
また、前記加熱部との間でシートを挟む加圧ローラをさらに備え、前記所定領域は、前記ページの搬送方向先頭から前記加圧ローラの周長のn倍の距離だけ離れた位置よりも搬送方向後側の領域であってもよい。
また、前記制御部は、湿度またはシートの厚さが大きいほど、前記所定領域を大きな領域に設定してもよい。
湿度またはシートの厚さが大きいほど加熱部の熱がシートで奪われやすいため、湿度またはシートの厚さが大きいほど所定領域を大きな領域に設定することで、1枚目のシートで定着不良が発生するのを抑えることができる。
本発明によれば、加熱部が十分に蓄熱されていない場合であっても、加熱部の蓄熱を待つことなく、迅速に印刷を行うことができる。
本発明の実施形態に係るカラープリンタを示す断面図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 所定領域の例を示す図(a)~(c)である。 印刷データをラスタ画像に展開する展開処理を示す図である。 ヒータおよびモータの制御を示すフローチャートである。 ピックアップローラの駆動・停止の制御を示すフローチャートである。 制御部の動作の一例を示すタイムチャートである。 加熱部の温度が所定温度以下の状況での制御部の動作を示すタイムチャートである。 変形例に係る制御部の動作を示すフローチャートである。 所定領域設定マップを示す図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、カラープリンタ1は、シートSに画像を形成する画像形成装置の一例であり、本体筐体2内に、シート搬送部20と、現像剤像形成部の一例としてのプロセス部30と、定着器80と、制御部100とを備えている。
シート搬送部20は、供給トレイ21と、シート供給部の一例としてのピックアップローラ23と、分離ローラ24と、分離パッド25と、レジストレーションローラ29とを備えている。シート搬送部20は、ピックアップローラ23によって供給トレイ21内のシートSを分離ローラ24に向けて供給し、分離ローラ24と分離パッド25との間でシートSを1枚に分離する。詳しくは、ピックアップローラ23は、シートSの停止状態と搬送状態を切替可能なローラであり、供給トレイ21内のシートSに接触して停止した状態から、回転を開始することで供給トレイ21内のシートSを送り出す。レジストレーションローラ29は、シートSの先端の位置を揃えた後、プロセス部30に向けてシートSを搬送する。詳しくは、レジストレーションローラ29は、搬送されてきたシートSに対して停止した状態で接触してシートSの先端の位置を揃え、回転を開始することでシートSを送り出す。シート搬送部20によって送り出されたシートSは、プロセス部30、定着器80を通過してカラープリンタ1の外部まで搬送される。
プロセス部30は、シートSに現像剤像を形成する部分であり、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスカートリッジ50と、転写ユニット70とを備えている。
LEDユニット40は、左右方向に並ぶ複数の発光部を有する露光装置である。
プロセスカートリッジ50は、ドラムカートリッジ510と、現像器530とを備えている。ドラムカートリッジ510は、感光体ドラム51と、帯電器52と、クリーニングローラ55とを備えている。現像器530は、現像ローラ53と、現像剤を収容する現像剤収容室54とを備えている。
プロセスカートリッジ50は、ブラック用、イエロー用、マゼンタ用およびシアン用の各色のトナーが入った50K,50Y,50M,50Cの符号で示すものがシートSの搬送方向上流からこの順で並んで配置されている。
転写ユニット70は、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、搬送ベルト73と、転写ローラ74とを備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間に無端状のベルトからなる搬送ベルト73が張設されている。搬送ベルト73の内側には、各感光体ドラム51との間で搬送ベルト73を挟持する転写ローラ74が、各感光体ドラム51に対向して4つ配置されている。
このように構成されるプロセス部30では、まず、各感光体ドラム51の表面が、帯電器52により帯電された後、各LEDユニット40で露光される。これにより、各感光体ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。その後、静電潜像に現像ローラ53よりトナーが供給されることで、感光体ドラム51上に現像剤像が形成される。搬送ベルト73上に供給されたシートSが各感光体ドラム51と各転写ローラ74との間を通過することで、各感光体ドラム51上に形成された現像剤像がシートS上に転写される。
定着器80は、プロセス部30に対してシートSの搬送方向の下流側に配置されている。定着器80は、シートSを加熱して現像剤像をシートSに定着させる加熱部81と、加熱部81に押し付けられる加圧部82を備えてなる。加熱部81は、円筒状の加熱ローラであり、金属等からなっている。加熱部81の内部には、加熱部81を加熱するヒータ83が設けられている。ヒータ83としては、抵抗体であるフィラメントを有し、輻射熱によって加熱部81のシートSの通過する範囲を加熱するハロゲンランプを採用することができる。加圧部82は、表面に弾性層を有する加圧ローラである。
加熱部81および加圧部82は、制御部100によって制御されるモータMから駆動力を受けることで、回転するように構成されている。そして、定着器80は、回転する加熱部81と加圧部82の間でシートSを挟持しながら搬送する間に、ヒータ83によりシートSを加熱して現像剤像をシートSに定着させる。
また、定着器80は、加熱部81の温度を検出する温度検出部84を備える。温度検出部84は、加熱部81の表面と非接触で対向している。温度検出部84で検出された温度は、制御部100に出力される。制御部100は、温度検出部84の検出結果に基づいて加熱部81の温度を取得する。
図2に示すように、制御部100は、CPU、RAM、ROMおよび入出力回路を備えており、外部のコンピュータ200から出力されてくる印刷データと、温度検出部84から出力されてくる情報と、ROM等に記憶されたプログラムやデータに基づいて各種演算処理を行うことによって、制御を実行する。具体的に、制御部100は、CPUなどの演算部110と、ヒータ83やモータM等を制御する制御回路120と、RAMやROMなどのメモリ130とを備えている。
制御部100は、取得処理と、加熱処理と、供給処理とを実行可能となっている。
加熱処理は、加熱部81の温度が定着温度になるように加熱部81を加熱する処理である。定着温度は、シートS上に形成された現像剤像をシートSに定着するために、シートSの厚さや搬送速度等に応じて設定される温度であり、本実施形態では所定の定着温度THとする。制御部100は、加熱処理において、加熱部81の温度を定着温度THよりも低い第1温度T1になるように加熱部81を加熱する第1加熱処理と、第1加熱処理の終了後に、加熱部81の温度が定着温度THになるように加熱部81を加熱する第2加熱処理とを実行する。
詳しくは、制御部100は、印刷データを受信したときに、後述する取得処理と並行して第1加熱処理を行う。また、制御部100は、第1加熱処理において、加熱部81の温度の目標値を第1温度T1に設定し、温度検出部84で検出した加熱部81の温度(以下、検出温度Tsともいう。)が第1温度T1になるようにヒータ83への通電を制御する。そして、制御部100は、第1加熱処理を開始してから所定の規定時間ZAが経過したことと、後述する展開処理が完了したことの2つの条件が満たされたときに、第1加熱処理を終了して、第2加熱処理を開始する。制御部100は、第2加熱処理においては、加熱部81の温度の目標値を定着温度THに設定し、検出温度Tsが定着温度THになるようにヒータ83への通電を制御する。
供給処理は、所定タイミングから所定時間Zth後に、ピックアップローラ23によってシートSの供給を開始する処理である。本実施形態では、所定タイミングを、第2加熱処理を開始したタイミングであることとする。また、制御部100は、供給処理において、複数のシートSを印刷する場合には、複数のシートSのそれぞれの間隔が所定間隔となるようにシートSを供給するように構成されている。また、制御部100は、所定タイミングで、モータMを回転させて定着器80の駆動、詳しくは加熱部81および加圧部82の回転を開始するように構成されている。
取得処理は、印刷データのうち、最初に現像剤像が形成される先頭ページのデータにおける搬送方向後端部を含み少なくとも搬送方向中央部よりも後側の所定領域に存在する画像の面積を取得する処理である。以下、印刷データの1ページに対応するデータをページデータとする。所定領域は、例えば図3(a)~(c)に示すような領域に設定することができる。
図3(a)に示す所定領域A1は、印刷データの先頭のページデータPDにおける搬送方向後端E3から搬送方向先頭E2に向けて所定の長さL1を有する矩形の領域である。長さL1は、ページデータPDの搬送方向中央部CPから搬送方向後端E3までの長さL3よりも小さい。所定領域A1は、ページデータPDの幅方向の一端E1から他端E4にわたって設定されている。
ここで、幅方向は、ページデータPDの幅、つまりシートSの幅に沿った方向であり、シートSの搬送方向に直交する方向である。また、ページデータPDの幅方向両端E1,E4は、ページデータPDの幅方向の中心に位置する中心線CLを基準とした両端E1,E4をいう。ここで、シートSは、幅方向の寸法に係わらず、シートSの幅方向の中心と、中心線CLとが一致するように搬送される。
また、ページデータPDの搬送方向先頭E2から所定領域A1までの距離L2は、加圧ローラである加圧部82の周長のn倍の長さよりも大きい。つまり、所定領域A1は、ページデータPDの搬送方向先頭E2から加圧部82の周長のn倍の距離だけ離れた位置よりも搬送方向後側の領域となっている。
ここで、nは、自然数であり、加圧部82の蓄熱量に応じて実験等により適宜設定することができる。ここで、加圧部82の蓄熱量は、シートSを搬送方向先頭側から定着していく過程において、シートSに熱を奪われるため徐々に小さくなっていく。そして、加圧部82の蓄熱量がシートSの定着に適した限界付近まで下がったときの加圧部82の回転回数から、自然数nを設定することができる。
図3(b)に示す所定領域A2は、印刷データの先頭のページデータPDにおける搬送方向後端E3から搬送方向先頭E2に向けて所定の長さL4を有し、かつ幅方向両端E1,E4から中央、つまり中心線CLに向けて所定の幅B2を有する矩形の領域である。所定領域A2は、例えば、カラープリンタ1で印刷が可能なシートSの最大の幅がA4もしくはレター/リーガル幅である場合には、中心線CLから90mm以上離れた領域とすることができる。
図3(c)に示す所定領域A3は、印刷データの先頭のページデータPDにおける搬送方向後端E3から搬送方向先頭E2に向けて幅が減少する領域である。所定領域A3は、印刷データの先頭のページデータPDにおける幅方向の一端E1側と他端E4側に1つずつ設けられ、搬送方向後端E3から搬送方向先頭E2に向けて所定の長さL5を有している。
制御部100は、取得処理において、展開処理を実行するように構成されている。展開処理は、受信した印刷データをラスタ画像に展開する処理である。図4に示すように、制御部100は、展開処理において、印刷データを受信したときに、受信した印刷データを、ベクトルデータあるいはビットマップデータからなるオブジェクトデータD1~D4に展開する第1処理と、オブジェクトデータD1~D4を、仮想のシートSV内に配置して、複数のバンドデータBD1~BD15からなるラスタ画像RIに展開する第2処理とを実行可能となっている。
ここで、印刷データは、コンピュータ等の外部機器で作成され、ページ記述言語等で構成されたデータであり、カラープリンタ1の露光用のデータとしては扱うことができない。そこで、制御部100は、ページ記述言語等からなる印刷データを、露光用のデータであるラスタ画像RIに展開する展開処理を行っている。
オブジェクトデータD1~D4は、ベクトルデータ、あるいはビットマップデータである。ベクトルデータは、輪郭となるベクトル情報と、塗りつぶしが定義されている。各オブジェクトデータD1~D4には、仮想のシートSV上における位置情報と大きさなどが関連付けられている。第1処理において、受信した印刷データを展開し、各オブジェクトデータD1~D4に外接する矩形の枠の一つの頂点に位置する座標Pと、幅方向(X方向)、搬送方向(Y方向)の大きさを取得する。図4では、仮想のシートSVの原点座標をP0、各オブジェクトデータD1~D4の、仮想のシートSV上における各オブジェクトデータD1~D4の起点座標をそれぞれP1~P4と表記した。
各バンドデータBD1~BD15は、所定数、例えば10本のラインデータからなっている。つまり、ラスタ画像RIは、複数のラインデータからなっている。ラインデータは、各LEDユニット40の複数の発光部のON・OFFに対応する二値のデータであり、感光体ドラム51の回転軸線方向に形成される静電潜像の複数のドットに対応する。制御部100は、第2処理において、各オブジェクトデータD1~D4を位置情報に基づいて仮想のシートSV上に配置し、バンドデータBD1~BD15、詳しくはラインデータを、仮想のシートSVの搬送方向における一端から順に生成していく。制御部100は、ラインデータを生成する場合に、そのラインに含まれる全てのオブジェクトデータを参照する。制御部100は、展開処理を、シートSの1頁ごとに実行する。
制御部100は、展開処理の後、所定領域に存在するオブジェクトデータの外接矩形の面積を、所定領域に存在する画像の面積として取得する。詳しくは、制御部100は、オブジェクトデータの外接矩形の一部が所定領域内に入り、他部が所定領域外に位置する場合には、外接矩形の一部の面積を、所定領域内の画像の面積として取得する。
また、制御部100は、展開処理において色ごとにオブジェクトデータを展開し、所定領域に存在する各色のオブジェクトデータの外接矩形の面積を加算した値を、所定領域内の画像の面積として取得する。ここで、所定領域内において、各色のオブジェクトデータの外接矩形が重なって配置される場合であっても、制御部100は、色ごとにオブジェクトデータの外接矩形の面積を求め、これらの面積を加算する。
そして、制御部100は、取得処理で取得した画像の面積が所定面積以下であるか否かを判断し、所定面積以下のときには、供給処理における所定時間Zthを、画像の面積が所定面積よりも大きい場合に比べて短い時間に設定する機能を有している。詳しくは、制御部100は、取得処理で取得した画像の面積が所定面積以下である場合には、所定時間Zthを第1時間Z1に設定し、所定面積よりも大きい場合には、所定時間Zthを、第1時間Z1よりも長い第2時間Z2に設定する。なお、所定面積は、どのように設定してもよく、例えば0に設定することができる。
次に、制御部100の動作について詳細に説明する。制御部100は、ヒータ83およびモータMの制御を図5に示すフローチャートに従って実行するとともに、ピックアップローラ23の駆動・停止の制御を図6に示すフローチャートに従って実行する。
図5に示すように、制御部100は、印刷データを受信したか否かを判断する(S1)。ステップS1において印刷データを受信していないと判断した場合には(No)、制御部100は、本制御を終了する。
ステップS1において印刷データを受信したと判断した場合には(Yes)、制御部100は、第1加熱処理を開始する(S2)。ステップS2において、制御部100は、第1加熱処理の開始から規定時間ZAが経過したか否かという第1条件と、展開処理が完了したか否かという第2条件を判断し、第1条件および第2条件がともに満たされたと判断すると、第1加熱処理を終了する。
ステップS2の後、制御部100は、モータMを回転させて、加熱部81および加圧部82の回転を開始させる(S3)。
ステップS3の後、制御部100は、第2加熱処理を開始する(S4)。ステップS4の後、制御部100は、印刷が終了したか否かを判断する(S5)。ステップS5において印刷が終了していないと判断した場合には(No)、制御部100は、ステップS4の処理に戻る。ステップS5において印刷が終了したと判断した場合には(Yes)、制御部100は、本制御を終了する。
図6に示す制御において、制御部100は、まず、印刷データを受信したか否かを判断する(S11)。本実施形態では、印刷データを受信したことに基づいて、印刷処理を開始する。ステップS11において印刷データを受信していないと判断した場合には(No)、制御部100は、本制御を終了する。
ステップS11において印刷データを受信したと判断した場合には(Yes)、制御部100は、印刷データの先頭ページについて展開処理を実行する(S12)。ステップS12の後、制御部100は、先頭ページの搬送方向後端部の所定領域に存在する画像の面積を取得する(S13)。
ステップS13の後、制御部100は、ステップS13で取得した画像の面積が所定面積以下であるか否かを判断する(S14)。ステップS14において画像の面積が所定面積以下であると判断した場合には(Yes)、制御部100は、所定時間Zthを第1時間Z1に設定する(S15)。ステップS14において画像の面積が所定面積以下でないと判断した場合には(No)、制御部100は、所定時間Zthを、第1時間Z1よりも長い第2時間Z2に設定する(S16)。
ステップS15またはステップS16の後、制御部100は、第2加熱処理の開始からの経過時間Zが所定時間Zth以上になったか否かを判断する(S17)。ステップS17において、制御部100は、Z≧ZthになるまでステップS17の処理を繰り返し(No)、Z≧Zthになったと判断すると(Yes)、ピックアップローラ23を駆動してシートSを1枚供給する(S18)。
ステップS18の後、制御部100は、印刷が終了したか否かを判断する(S19)。ステップS19において印刷が終了していないと判断した場合には(No)、制御部100は、ステップS18に戻って、2枚目以降のシートSを所定のタイミングで供給する。詳しくは、2枚目以降のシートSは、シートS同士の間隔が所定間隔となるように、シートSを前回供給してから所定の時間の経過後に今回のシートSが供給されるような、予め設定されたタイミングで供給される。
ステップS19において印刷が終了したと判断した場合には(Yes)、制御部100は、本制御を終了する。
次に、図7を参照して、レディモードにおける制御部100の動作の一例について説明する。レディモードとは、印刷データを受信したときに、比較的短時間で印刷を行なうために加熱部81を定着温度THより低いレディ温度TRに保持している状態である。
図7に示すように、制御部100は、レディモードにおいて(時刻t0~t1)、検出温度Tsが所定のレディ温度TRとなるようにヒータ83への通電を制御している。
制御部100は、レディモードにおいて印刷データを受信すると(時刻t1)、第1加熱処理および取得処理を開始する。制御部100は、取得処理において取得した所定領域に存在する画像の面積が所定面積以下である場合には、供給処理における所定時間Zthを第1時間Z1に設定し、所定面積よりも大きい場合には、所定時間Zthを第1時間Z1よりも長い第2時間Z2に設定する。
第1加熱処理の開始から規定時間ZAが経過するとともに、展開処理が完了すると、制御部100は、第1加熱処理から第2加熱処理に移行するとともに、モータMを回転させて加熱部81および加圧部82を回転させる(時刻t2)。そして、第2加熱処理の開始(時刻t2)から所定時間Zth(Z1またはZ2)が経過すると、制御部100は、シートSの供給を開始する(時刻t3または時刻t4)。これにより、所定時間Zthの間、加圧部82にヒータ83からの熱を蓄熱させることができる。
ここで、先頭ページの搬送方向後端部の所定領域に存在する画像の面積が所定面積以下の場合には、シートの搬送方向の後側部分に加える熱量が小さくても定着不良が生じにくい。そのため、先頭ページの搬送方向後端部の所定領域に存在する画像の面積が所定面積以下のときに、所定時間Zthを短い第1時間Z1に設定して、1枚目のシートSの供給開始のタイミングを早めることで、加熱部81や加圧部82が十分に蓄熱されていない場合であっても、加熱部81や加圧部82の蓄熱を待つことなく、迅速に印刷を行うことができる。
以上、本実施形態によれば、前述した効果に加え、以下のような効果を得ることができる。
第1加熱処理と並行して取得処理を行うので、印刷をより迅速に開始することができる。
所定領域に存在するオブジェクトデータの外接矩形の面積を画像の面積として取得することで、印刷データをオブジェクトデータに展開した時点で画像の面積を定義できるので、取得処理の処理速度を速めることができる。
取得処理と並行して行う第1加熱処理における目標温度を、定着温度THよりも低い第1温度T1にしているので、取得処理に時間がかかった場合に加熱部81を無駄に加熱するのを抑制することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、レディモードにおいて印刷データを受信した場合の制御部100の動作を例示したが、本発明はこれに限定されず、図8に示すように、スリープモードなどの加熱部81の温度が所定温度以下の状況に適用してもよい。スリープモードとは、前回の印刷の終了から所定時間が経過し、消費電力を低減するためにヒータ83への通電が停止している状態である。このとき、加熱部81はレディ温度TRより低い温度となっている。スリープモードで印刷データを受信した場合にも、制御部100は、前記実施形態と同様の動作を行うため、同様の効果を奏することができる。なお、この場合には、規定時間ZA、第1時間Z1または第2時間Z2を、レディモードとは異なる値に設定するのが好ましい。
前記実施形態では、ページの搬送方向後端部の所定領域や2枚目以降のシートSの供給タイミングを決めるためのシートS同士の間隔を固定値としたが、本発明はこれに限定されず、条件に応じて、所定領域やシートS同士の間隔を変更してもよい。具体的には、制御部100は、図9に示すフローチャートに従って制御を行ってもよい。図9に示すフローチャートは、図6に示すフローチャートにおけるステップS11~S19の処理を備える他、新たなステップS31~S37を備えている。
制御部100は、ステップS11において印刷データを受信したと判断すると(Yes)、ステップS31の処理を実行する。ステップS31において、制御部100は、印刷データに基づいてシートSの厚さを取得するとともに、図示せぬ湿度検出部から湿度を取得する。
ステップS31の後、制御部100は、取得した厚さおよび湿度に基づいて所定領域を設定する(S32)。詳しくは、ステップS32において、制御部100は、例えば、図10に示す所定領域設定マップに基づいて、所定領域を設定する。所定領域設定マップは、所定領域の面積と、厚さと、湿度との関係を示すマップであり、実験等により適宜作成される。
所定領域設定マップは、湿度またはシートSの厚さが大きいほど、所定領域が大きな領域(面積)に設定されるように構成されている。ここで、所定領域の面積は、所定領域の搬送方向の長さを変更することで変更する。
図9に戻って、制御部100は、ステップS32の後、ステップS12~S14の処理を順次実行する。ステップS14において所定領域内の画像の面積が所定面積以下であると判断した場合には(Yes)、制御部100は、所定時間Zthを短い第1時間Z1に設定することを示すフラグFを1に設定した後(S33)、ステップS15の処理を実行する。ステップS14において所定領域内の画像の面積が所定面積以下でないと判断した場合には(No)、フラグFを0に設定した後(S34)、ステップS16の処理を実行する。
ステップS15,S16の後、制御部100は、ステップS17,S18の処理を順次実行する。ステップS18の後、制御部100は、フラグFが1であるか否かを判断する(S35)。
ステップS35においてF=1であると判断した場合には(Yes)、制御部100は、1枚目のシートSと2枚目のシートSの間隔を、所定間隔よりも大きな間隔に設定して(S36)、フラグFを0に戻す(S37)。ステップS37の後、制御部100は、ステップS19の処理を実行し、2枚目以降のシートSを印刷する必要がある場合には(No)、ステップS18に戻る。
そして、ステップS18では、ステップS36でシート間隔が大きな間隔に変更されている場合には、2枚目のシートSの供給タイミングを、所定間隔に対応した通常のタイミングよりも遅いタイミングで、2枚目のシートSを供給する。つまり、制御部100は、所定時間Zthを短い第1時間Z1に設定した場合には、1枚目のシートSと2枚目のシートSの間隔が所定間隔よりも大きくなるように2枚目のシートSを供給する。なお、ステップS18において、制御部100は、3枚目以降のシートSについては、所定間隔に対応した供給タイミングで供給する。
ステップS35においてF=1でないと判断した場合には(No)、制御部100は、ステップS36,37を飛ばしてステップS19の処理を実行する。これにより、制御部100は、所定時間Zthを短い第1時間Z1に設定していない場合には、2枚目のシートSの供給タイミングを、所定間隔に対応したタイミングとする。
この形態によれば、以下の効果を得ることができる。
1枚目のシートSと2枚目のシートSの間隔を大きくすることで、1枚目のシートSを定着してから2枚目のシートSが加熱部81に到達するまでの時間が長くなるので、その時間で加熱部81を十分蓄熱させることができ、2枚目のシートSで定着不良が発生するのを抑えることができる。
湿度またはシートSの厚さが大きいほど加熱部81や加圧部82の熱がシートSで奪われやすいため、湿度またはシートSの厚さが大きいほど所定領域を大きな領域に設定することで、1枚目のシートSで定着不良が発生するのを抑えることができる。
前記実施形態では、加圧ローラである加圧部82の周長のn倍の距離だけ離れた位置よりも搬送方向後側の領域を所定領域としたが、本発明はこれに限定されず、加熱ローラである加熱部81の周長のn倍の距離だけ離れた位置よりも搬送方向後側の領域を所定領域としてもよい。ただし、加圧ローラは、加熱ローラに比べ熱容量が大きく、定着性に大きく寄与するため、加圧ローラの周長を基準にして所定領域を設定するのが好ましい。
前記実施形態では、所定タイミングを、第2加熱処理を開始したタイミングとしたが、本発明はこれに限定されず、所定タイミングは、印刷処理の開始後の所定の状態に基づくタイミングであってもよい。例えば、加熱処理を開始したタイミングであってもよいし、加熱処理を開始して、加熱部の温度が定着温度よりも低い第2温度T2(図8参照)に達したタイミングであってもよい。
前記実施形態では、取得処理において、オブジェクトデータの外接矩形の面積を画像の面積として取得したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、取得処理において、所定領域内の画像のドット数を画像の面積として取得してもよい。
前記実施形態では、シート供給部としてピックアップローラ23を例示したが、本発明はこれに限定されず、シート供給部は、シートSの停止と搬送を制御部100によって切り替えることができるものであればよい。例えば、シート供給部は、レジストレーションローラ29であってもよいし、手差しトレイ上のシートを供給するための供給ローラなどであってもよい。
シートSは、厚紙、はがき、薄紙などの用紙であってもよいし、OHPシートなどであってもよい。
現像剤像形成部は、任意に構成される。例えば、露光装置としてレーザ光を出射するスキャナにより感光体ドラムを露光するような現像剤像形成部であってもよい。
前記実施形態では、加熱部81として円筒状の加熱ローラを例示したが、本発明はこれに限定されず、加熱部は、例えば、加圧部との間でエンドレスベルトを挟むニップ板であってもよい。
前記実施形態では、モータMを回転させることで加熱部81および加圧部82の回転を開始、つまり定着器80の駆動を開始したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、モータにクラッチを介して定着器を繋ぐ場合には、制御部は、クラッチをONすることによって、定着器の駆動を開始してもよい。
前記実施形態では、ヒータ83として、抵抗体であるフィラメントを有し、輻射熱によって加熱部81を加熱するハロゲンランプを例示したが、本発明はこれに限定されず、ヒータ83は抵抗発熱体を有するセラミックヒータなどであり、熱伝導によって加熱部81を加熱するよう構成されていてもよい。
前記実施形態では、加熱部81の表面と非接触となる温度検出部84を例示したが、本発明はこれに限定されず、温度検出部は、加熱部の表面に接触していてもよい。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えばモノクロプリンタ、複写機、複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、印刷データを展開する展開処理と、印刷データの先頭ページにおける搬送方向後端部の所定領域に存在する画像の面積を取得する取得処理とをカラープリンタ1の制御部100が実行するよう構成したが、本発明はこれに限定されず、展開処理と取得処理との一方、もしくは両方を、印刷データを送信するコンピュータや、通信を行っている外部の機器で実行してもよい。
また、前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 カラープリンタ
23 ピックアップローラ
30 プロセス部
80 定着器
81 加熱部
100 制御部
A1 所定領域
S シート
TH 定着温度
Z1 第1時間
Zth 所定時間

Claims (16)

  1. シートの停止状態と搬送状態を切替可能なシート供給部と、
    シートに現像剤像を形成する現像剤像形成部と、
    シートを加熱する加熱部を有する定着器と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    印刷処理を開始するとき、
    印刷データのうち、最初に現像剤像が形成される先頭ページにおける搬送方向後端部を含み少なくとも搬送方向中央部よりも後側の所定領域に存在する画像の面積を取得する取得処理と、
    前記加熱部の温度が定着温度になるように前記加熱部を加熱する加熱処理と、
    印刷処理の開始後の所定タイミングから所定時間後に前記シート供給部によってシートの供給を開始する供給処理と、を実行し、
    印刷データの前記先頭ページにおける前記所定領域に存在する画像の面積が所定面積以下のときには、前記供給処理における前記所定時間を、前記画像の面積が所定面積よりも大きい場合に比べて短い時間に設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定タイミングは、前記加熱処理を開始したタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記加熱処理において、前記取得処理と並行して、前記加熱部の温度を前記定着温度よりも低い第1温度になるように前記加熱部を加熱する第1加熱処理と、
    前記第1加熱処理の終了後に、前記加熱部の温度が定着温度になるように前記加熱部を加熱する第2加熱処理とを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記所定タイミングは、前記第2加熱処理を開始したタイミングであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定タイミングは、前記加熱処理を開始して、前記加熱部の温度が前記定着温度よりも低い第2温度に達したタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記所定領域は、前記先頭ページにおける搬送方向後端から搬送方向先頭に向けて所定の長さを有する矩形の領域であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記所定領域は、前記先頭ページにおける搬送方向後端から搬送方向先頭に向けて所定の長さを有し、かつ幅方向両端から中央に向けて所定の幅を有する矩形の領域であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記所定領域は、前記先頭ページにおける搬送方向後端から搬送方向先頭に向けて幅が減少する領域であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、
    前記取得処理において、
    印刷データを受信したときに、印刷データをベクトルデータあるいはビットマップデータからなるオブジェクトデータに展開する展開処理を実行し、
    前記所定領域に存在するオブジェクトデータの外接矩形の面積を、前記画像の面積として取得することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、
    前記展開処理において色ごとにオブジェクトデータを展開し、
    前記所定領域に存在する各色のオブジェクトデータの外接矩形の面積を加算した値を、前記画像の面積として取得することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記所定面積は、0であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、前記取得処理において、前記画像のドット数を前記画像の面積として取得することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、
    前記供給処理において、複数のシートを印刷する場合には、複数のシートのそれぞれの間隔が所定間隔となるようにシートを供給し、
    前記所定時間を前記画像の面積が所定面積よりも大きい場合に比べて短い時間に設定した場合には、1枚目のシートと2枚目のシートの間隔が前記所定間隔よりも大きくなるように2枚目のシートを供給することを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記加熱部との間でシートを挟む加圧ローラをさらに備え、
    前記所定領域は、前記ページの搬送方向先頭から前記加圧ローラの周長のn倍の距離だけ離れた位置よりも搬送方向後側の領域であることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記制御部は、湿度またはシートの厚さが大きいほど、前記所定領域を大きな領域に設定することを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. シートの停止状態と搬送状態を切替可能なシート供給部と、シートに現像剤像を形成する現像剤像形成部と、シートを加熱する加熱部を有する定着器と、を有する画像形成装置の制御方法であって、
    印刷処理を開始するとき、
    印刷データののうち、最初に現像剤像が形成される先頭ページにおける搬送方向後端部を含み少なくとも搬送方向中央部よりも後側の所定領域に存在する画像の面積を取得する取得処理と、
    前記加熱部の温度が定着温度になるように前記加熱部を加熱する加熱処理と、
    印刷処理の開始後の所定タイミングから所定時間後に前記シート供給部によってシートの供給を開始する供給処理と、を実行し、
    印刷データの前記先頭ページにおける前記所定領域に存在する画像の面積が所定面積以下のときには、前記供給処理における前記所定時間を、前記画像の面積が所定面積よりも大きい場合に比べて短い時間に設定することを特徴とする制御方法。
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